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内房線・・・185系快速「ブルーオーシャン外房」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2018.07.21 内房線
185系、房総をゆく
快速「ブルーオーシャン外房」撮影
 
夏だ!暑いぜ!海がオレを呼んでいる!? ( = ̄+∇ ̄)v イエイ♪

そう、夏のレジャーといえば、やっぱり海水浴 (゚ー゚*)ウミ。
・・・といっても、私はカナヅチ同然でロクに泳げないし、マリンスポーツもやらない(できない)(ヾノ・∀・`)ムリムリ。ましてやビーチでの甘い“あばんちゅーる”なんてものは妄想での世界 エヘヘ(○´∀`).。o〇。
そんな「非・夏男」の私が、なぜ海水浴を気にかけるのかというと、それはやはり海水浴へ向かう行楽客に対応した臨時列車、通称「海水浴臨」の存在に他なりません σ(゚・゚*)ンー…。

ひと昔前(昭和から平成初期のころ)は夏になると、各地で数多く見られた「海水浴臨」。
なかでも千葉県の房総半島を走る内房線(うちぼうせん)と外房線(そとぼうせん)では、「夏ダイヤ」と呼ばれる海水浴シーズンに対応した特別なダイヤが組まれて臨時列車が増発。両線は時刻表の巻頭に特別編集で掲載されたほどでした(臨時列車だけの抜粋ではなく、両線の時刻がまるまる色分けしていた)( ̄。 ̄)ヘー。
以前に拙ブログでご紹介した、快速「白い砂」などはその代表的な列車のひとつ。


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113系で運転されていた、外房線の臨時快速「白い砂」。
この写真はかつての「夏ダイヤ」全盛期のものではなく、
2010年の夏臨で一時的に復活運転した時のもの。
▲10.08.07 外房線 上総一ノ宮-東浪見


しかし、平成が終わろうとしている今の時代、海水浴への足となるのはクルマが主流で、鉄道利用はどちらかというと少数派なのが現状 (゚ペ)ウーン…。房総半島も90年代に高速道路の整備が進んだことなどで鉄道の海水浴客は減り、いつしか特別な「夏ダイヤ」も組まれなくなりました (´・ω・`)ショボン。
ちなみに同様の理由で、今や冬の「スキー臨(スキーシーズンの臨時列車)」も激減。かつては「夏の海水浴臨」「冬のスキー臨」は、「夏のTUBE」「冬の広瀬香美」くらい、鉄ちゃんの間で盛り上がったものだけれどなぁ・・・(´ω`)シミジミ(ホントか?)。

そんななか、かろうじて今夏の房総に「海水浴臨」として7月下旬の週末に運転を設定されたのが、外房線を走る臨時快速列車の「ブルーオーシャン外房」号(大宮~安房鴨川、武蔵野・京葉・外房線経由)(゚∀゚*)オオッ!!。しかも、国鉄特急型の185系が使用されるとあれば、国鉄型好きの私は見逃せません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
折しもJRの普通列車が乗り放題のオトクきっぷ、「青春18きっぷ」の夏シーズン(7/20~9/10が使用期間)がスタート (゚∀゚)オッ!。このうちの一回(「18きっぷ」は5回の使用で1セット)を使って、週末の私は「ブルーオーシャン」の走る外房線へ向かうことにしました  m9(`・ω・´)ケテイ!。
天気は太平洋高気圧にすっぽりと覆われた猛暑予報 (´Д`υ)モーショ…。キビシい暑さは覚悟しなければならないものの、これはもう晴れという好条件での撮影が確定・・・か!? (☆∀☆)バリハレ!



7月21日(土)

すでに気温が高く、駅のホームで列車を待っているだけで汗がにじみ出てくるような朝 。゚(A′□`;)アヂィィ・・・。まずは自宅の最寄駅から、房総各線の拠点となる千葉に向かいます ...(((o*・ω・)o。私は前週にも成田線の貨物列車を撮りに千葉のほうへ行っており、そのときは運賃の節約と乗車経路に変化を付ける目的で、地下鉄東西線や私鉄の京成電車を細かく乗り継ぎましたが、「18きっぷ」を手にしている今回はもちろんJRを優先的に利用します (*・∀・)つ[18キップ]


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千葉で当駅始発の外房線に乗車。
車両は私が前週に成田線でも乗った、
房総仕様の209系(2000番台)です。
(´ω`*)ハシルンデス
▲総武本線 千葉


千葉の外房線ホームには乗車位置に列ができており、座れるかどうか微妙な感じに思えましたが σ(・∀・`)ドーカナ?、入線してきた列車は房総ローカル(房総地区の普通列車)にしては長い8両編成で、私はボックスシート脇の短いロングシートに着席できました ε-(´∇`*)ホッ。
けっこう混雑している外房線の安房鴨川(あわかもがわ)ゆき普通列車。ひょっとして今でもまだ海水浴客の需要がそこそこあって、8両という編成はそれに対応した増結なのかな? σ(゚・゚*)ンー…・・・などと思いきや、千葉近郊の誉田(ほんだ)や大網(おおあみ)、あたりで半数以上の客が下車してしまい、千葉から40分の茂原(もばら)まで来ると車内はガラっガラに (・ω・)ガラガラ。やはり鉄道での海水浴客は少ないようです。
私は空いたボックスシートに席を移しました ボックス…((((o* ̄-)o 。


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途中の大原で分岐するのは、
大多喜や上総中野方面へ向かう
おなじみのいすみ鉄道。
外房線の車窓越しにホームを覗いてみたけれど、
いすみ鉄道の列車の姿はありませんでした。
▲外房線 大原(車窓から)


外房線は千葉を起点に、蘇我(そが)、茂原、大原、勝浦など、その名の通り「外房」と呼ばれる房総半島の東岸(太平洋(外海)側)に沿って南下し、安房鴨川へと至る93.3キロの電化路線 (゚ー゚*)ソトボー。ちなみに同じ房総半島のおもに西岸(東京湾側)に敷かれた内房線(蘇我から木更津、館山を経て安房鴨川・119.4キロ)とは起点と終点で接しており、両線を合わせて房総半島の沿岸部を周回する形が成されています (・o・*)ホホゥ。


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房総半島の沿岸部に敷かれた、
外房線(赤)と内房線(青)。
ちなみに両線は東京近郊区間に属しており、
改札外への途中下車をしなければ、
近距離きっぷでの大回り乗車が可能です。
( ̄。 ̄)ヘー


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外房線の車窓に広がるのどかな田園風景。
海はなかなか見えない?
▲外房線 上総一ノ宮-東浪見(車窓から)


半島の沿岸部を走ると聞くと、さぞかし車窓からの海景色も壮大なものかと期待してしまうところですが (*゚v゚*)ワクワク♪、実は意外と海に近づく箇所が少ない外房線 σ(゚・゚*)ンー…。所々で遠くの方にチラチラと青い海が見え隠れするものの、車窓に海が広がるのは千葉から一時間半も進んだ勝浦を過ぎたあたりから (゚∀゚)オッ!。ただ、そこもほんのわずかな区間です (・ε・`)ムゥ。


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港町の朝市で有名な勝浦を出ると、
ようやく車窓に青い海が望めました。
(゚∀゚)オッ!
▲外房線 勝浦-鵜原(車窓から)


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お!ビーチボーイズが
列車に手を振って歓迎ムード?(笑)
ヽ(´▽`)ノワーイ♪
▲外房線 勝浦-鵜原(車窓から)


お目当ての「ブルーオーシャン外房」はその列車名らしく、できれば海を背景にして撮りたいものですが (・∀・)イイネ、外房線で海バックの撮影ポイントを検索してみるも、ヒットするのは一、二カ所程度(いちばん有名なのは、鴨川の陸橋俯瞰かな?)。それに加えて通過時間帯の光線状態(日当たり具合)や列車の見えかたなどにこだわると、なかなか撮影ポイント選びが難しいところ (゚ペ)ウーン…。


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かつてはフラミンゴのショーなどが有名だった、
レジャー施設の行川アイランド。
同施設が2001年に閉園された後も
最寄りの駅名はそのままです。
ちなみに行川は「なめがわ」と読みます。
(゚ー゚*)ナメ
▲外房線 行川アイランド(車窓から)


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終点の安房鴨川で顔を合わせた二本の209系。
右がここまで乗ってきた外房線で、
左は館山方面へ向かう内房線。
▲内房線 安房鴨川


千葉から約二時間、外房線の普通列車は終点の安房鴨川に到着 (・ω・)トーチャコ。
鴨川は「ブルーオーシャン」の終点でもあり、本来ならばここよりも手前の区間で撮影ポイントを決めなくてはならなかったハズですが、決めあぐねて列車を降りそびれた!?(ノO`)アチャー・・・のではなく、私は鴨川で反対のホームに停まっていた、内房線の館山(たてやま)ゆきへと乗り継ぎます コッチ…((((o* ̄-)o。


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内房線に乗りかえてさらに南下。
同線でも所々で車窓に海が望めます。
この江見と太海の間にある橋も
有名な撮影ポイントのひとつ。
▲内房線 江見-太海(車窓から)


狙いが「ブルーオーシャン外房」なのに内房線? ( ̄△ ̄;)エ?。これはいったいどういうことかといえば、「ブルーオーシャン」の営業運転はたしかに外房線の安房鴨川までなのですが、実は使用された車両(185系)は乗客を降ろしたのちに回送列車となり、鴨川から内房線へ入って最終的には留置線(車庫)のある館山まで運転されるのです(位置関係は前出の地図を参照)。この事は時刻表には載っていないけれど、鉄道趣味誌の情報欄には回送列車の大まかな時刻が掲載されていました (。・ω´・。)ホゥホゥ 。
そして外房線よりも内房線の区間(安房鴨川と館山の間)のほうに好みの撮影ポイントを見つけることができた私は、そこへ向かうこととしたのです (´ω`)ナルヘソ。安房鴨川から内房線に乗って15分、和田浦(わだうら)で列車を降りました。


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和田浦で下車 (・ω・)トウチャコ。
冷房の効いた車内から降りる際に
灼熱の空気を覚悟しましたが、
海に近い当駅は潮風が心地よかったです。
彡(´ー`)彡ソヨソヨ
▲内房線 和田浦


新宿0524-(総武緩行500C)-千葉0652~0710-(外房233M)-安房鴨川0917~0922-(内房3124M)-和田浦0938


房総半島の南端に位置する、南房総市の和田浦 (゚ー゚*)ワダウラ。当駅は内房・外房線が分岐する蘇我から、内房線まわり(木更津、館山経由)で106.8km、外房線まわり(茂原、安房鴨川経由)だと102.1kmで、両線周回上のほぼ中間点にあたります ( ̄。 ̄)ヘー。つまりここはどちらの線を経由しても、いちばん遠くて時間のかかる場所ということ (´∀`;)トォィ。
そんな駅前には温暖な南国の地を象徴するように、立派な大ソテツの木がどーんと立っていて、私を出迎えてくれました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。


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モダンな近代的木造駅舎の和田浦。
この立派な建物には以前、
観光案内所が併設されていたそうですが
現在の案内所は駅近くの国道沿いにできた
道の駅に移設されたようです。
駅前に立つのはフレームに入りきらないほどの
大ソテツの木 w(゚o゚*)w オオー!。
▲内房線 和田浦


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撮影ポイントへ向かう道中の神社には
七福神さまが勢ぞろい。
港町の和田浦で海の安全を見守っています。
(-人-*)オマイリ


和田浦の集落を歩く私が目指すのは ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、事前に地図で目星をつけてきたひとつの山・・・というか、小高い丘の上。この和田浦のあたりでも、線路は少し海から離れた位置に敷かれているのですが、高台に上がれば海と線路が一望できそうな感じです σ(゚・゚*)ンー…。集落の一角に丘の上のほうへと続いている斜面の小道(獣道?)を見つけ、それをためしに上ってみます (*`・ω・´)-3フンス!。


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海が見下ろせそうな丘の上を目指し、
こんなところを上がってゆきます。
暑いけれど、長袖と軍手は必須です。
ε~ε~ε~(((;;′□`A)アヂアヂ


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お、群生したソテツの向こうに
カーブの線路が見えたぞ。
(゚∀゚)オッ!
海はどうかな?


夏草が生い茂る藪に囲まれていながらも、道筋はしっかりとしている丘の上へのアプローチ ザクザク...(((o`・ω・)o。斜面を歩み進むにつれて、次第に視界が開けるようになってきました (゚∀゚)オッ!。滴り落ちる汗をぬぐいつつ、とりあえず行けるところまで上がってみると・・・(「゚ー゚)ドレドレ。


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たどり着いた丘の上の撮影ポイント。
そこにはこのような風景が広がっていました。
(゚∀゚*)オオッ!!


眼下に望めたのは、集落の家々とカーブした内房線の線路、そしてその向こうには鮮やかなオーシャンブルーの海が広がっているではありませんか! w(*゚o゚*)wオオー!。これは俯瞰好きにはたまらない、なんとも壮観で素晴らしい眺め 。゜+.(´∀`人)スンバラスィ!゜+.゜。暑いなか斜面を登って来た甲斐があったなぁ・・・ε-(´o`;A フゥ…。この場所こそ「ブルーオーシャン外房」を撮るのに私が選んだ、海バックの撮影ポイントです (・∀・)イイネ。
ちなみに路線は内房線の区間ですが、地理的に和田浦は内房ではなく外房に位置し(前出の地図を参照)、背景に写るのも外房の海岸 (゚ー゚*)ソトボー。なので、「ブルーオーシャン外房」をここで撮っても、画に偽りはない・・・と、個人的には納得しています (´σД`)フーン(そもそもここを通るのは回送列車だけれどね)。


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照りつける真夏の太陽のもと、
海辺の集落に軽やかなジョイント音を響かせて、
209系の普通列車が内房線を走りゆく。
▲内房線 南三原-和田浦(後追い)


まずは普通列車で試し撮り【◎】]ω・´)パチッ! 。
試しとはいえ、この区間の日中はおおむね一時間から一時間半に一本程度と運転本数が多くなく、普通列車も貴重な被写体のひとつです (´ω`)ナルヘソ。白波立つ青い海を背にして走る209系、夏の房総らしい鉄道情景じゃないですか (・∀・)イイネ。できればもっと早くこの場所の存在を知り、普通列車に国鉄型の113系が使われていたころに訪れたかったなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。いや、このあとに国鉄特急型の185系が撮れるだけでもヨシとすべきか (-`ω´-*)ウム。


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空を見上げると、けっこう雲が多め。
猛暑日の晴天で楽勝かと思われていた
我が青空軍の戦局は
思ったよりもキビシいものがある?
185系、翳られないか心配だなぁ・・・
(´・д・`;)ハラハラ…。


ただ、ちょっと・・・いや、かなり気掛かりなのが空模様 ( ̄△ ̄;)エッ…。おおむね晴れてはいるものの、けっこう雲が多くて和田浦の集落に大きな影を落とします。せっかくの好撮影ポイント、列車の通過時には晴れてほしいものですが、現状はけっこう際どい感じ (´・д・`;)ハラハラ…。
実は本命となる185系「ブルーオーシャン(回送)」の前には、待ち時間のあいだに上下で一本ずつ、あわせて二本の普通列車が通過し、上写真で紹介した館山ゆきの上り列車はタイミングよく日が当たりましたが (゚∀゚)オッ!、もう一本の安房鴨川ゆき下り列車のほうは翳られてしまいました (´д`;)アウ…。ここまでは一勝一敗。雲の流れを見ても、晴れる確率はまさに五分といったところか ( ̄ヘ ̄;)ウーン。
ここはもう、自分の晴れパワーを信じて祈るしかないけれど 八(゚- ゚)オネガイ!、はたしてその結果は・・・Σ(‘=’;)ハッ!!


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「ブルーオーシャン外房」の回送で、
内房線に姿を現した185系。
ふだんは特急「踊り子」として
伊豆の海辺を走る同系ですが、
今日は房総の海を眺めます。
▲内房線 南三原-和田浦(後追い)


だああああああああ、翳られた・・・il||li _| ̄|〇 il||lii
風に乗った雲で晴れたり翳ったりを短い間隔で繰り返していたなか ハレル?(゚Д゚≡゚Д゚)カゲル?、タイミング悪く通過の数分前に大きな雲塊が日差しを遮り、万事休す。それが抜けないまま「ブルーオーシャン外房(回送)」の通過を迎えてしまいました ヽ(´д`;)アア…。晴れて欲しいという切なる願いは叶わず、撃沈、轟沈・・・チ━━━━(_ _|||)━━━━━ン。しかも背景の海には日が当たっているので、影落ちした列車や集落とは明暗差ができてしまい、なんとも冴えない海の色。あ~あ、一気に脱力してしまいます。しょんぼり (´・ω・`)ショボーン。
どんなに素晴らしい場所であっても、列車が通過するほんの一時に自分の望む好条件に恵まれなければ、失敗となってしまうのが鉄道写真のシビアな難しさ "o(-ω-;*)ウゥム…。でも、その紙一重の展開で明暗が分かれるところにも面白さがあり、成功したときの喜びは大きいといえるでしょう (´ω`)ソォ…ネェ…。今回の結果は確かに残念だったけれど、自然条件が相手じゃ、しゃーないやね (・ε・`)シャーナイネ。ま、こういう日もあるさ。

普通列車二本、臨時列車一本の合計三本で、一勝二敗 (_ _|||)マケコシ…。負け惜しみを承知で言うならば、普通列車一本でも日が当たったベストの状態で撮れたのは、わずかながらの収穫だったかな・・・σ(・∀・`)ウーン…。
今回はしょっぱい結果となってしまいましたが、この房総の海を望める和田浦の撮影ポイントは実にいい場所で、ぜひまた機を見て訪れたいと思います マタクルゼ!( ゚д゚)ノシ。


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撮影後に駅へと戻る道すがら、
街道脇に展示(?)されていたのは、
恐竜・・・ではなく、何とクジラの骨。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
実は和田浦は全国屈指の
沿岸捕鯨が行なわれている地なんです。
( ̄。 ̄)ヘー


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そんな和田浦の名物は鯨料理 (゚¬゚)ジュル。
クジラのカツと立田揚げ、さらにはお刺身が
ひとつのどんぶりに盛り込まれた、
豪快なクジラ丼をいただきます。
鯨肉特有の歯ごたえと旨味がたまりません。
クジラ(゚д゚)ウマー!
ビールのお供に落花生が付いてくるのも、
房総らしい?


撮影後、次に乗る列車までは少し時間があったので、和田浦名物の鯨料理を堪能 ≠( ̄~ ̄()モグモグ。久しぶりに食べる鯨肉はとても美味で、これが食べられただけでも和田浦まで来た価値はあったように思います ъ(゚Д゚)グッジョブ。・・・という、敗者の弁 "p(-ω-;)イジイジ…。でも実際、美味しい地の名物を食べたことにより、撃沈でだだ下がりだった私のテンションは少し持ち直しました マンプク(*´3`)-з。


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和田浦のホームに入ってきた普通列車を
構内の跨線橋からパチリ (^_[◎]oパチリ。
右の方の広場には前出のクジラの骨が見えます。
▲内房線 和田浦


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高台の撮影ポイントから眺めていたあたりを
列車に乗って通過。
こういう時は晴れるんだよね・・・。
 ┐(´д`)┌ ヤレヤレダゼ
まさに撮り鉄あるある?
▲内房線 和田浦-南三原(車窓から)


和田浦から乗ったのは、館山ゆきの普通列車。
先ほどの185系は館山の留置線で小休止したのち、午後遅くに回送列車で安房鴨川へ戻り、そのまま「ブルーオーシャン外房」の復路(上りの大宮ゆき)として運転されます (・o・*)ホホゥ。その館山からの回送列車が走る区間で、私にはちょっと行ってみたい撮影ポイントがありました σ(゚・゚*)ンー…。それは内房線の九重(ここのえ)と館山の駅間にある館野地区のヒマワリ畑。例年この場所には多くのヒマワリが植えられていて、夏の撮影名所のひとつとなっている (・∀・)イイネ!・・・ハズ ( ̄△ ̄;)エッ…。
ところがどうしたことか、乗っている列車の車窓から見る限り、咲いているはずの場所にまったくヒマワリの姿がありません (・・?)アリ?。咲いていないのではなく、植えられていない感じなのです。もともと休耕田を活かしたヒマワリ畑だったようなのですが、今年は植栽しなかったのかなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。ひょっとしたら私が見逃してしまったのかもしれないけれど、館山の駅から歩いて40分の場所へ確認に行くのはちょいとリスクがありすぎる・・・。
なんともモヤモヤした気分で、列車は終点の館山に到着 (≡"≡;*)モヤモヤ。


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内房線の主要駅・館山。
同線は大半の列車が当駅を境に運転を分けています。
右が私の乗って来た列車の折り返しとなる
下りの安房鴨川ゆき。
左が上りの木更津ゆき。
まあ、どちらも同じ209系ですが。
▲内房線 館山


ここまで来たものの、期待していたヒマワリが沿線に咲いていない(と思われる)現状を踏まえると、「ブルーオーシャン外房」の回送、もしくは営業運転を撮影するには、和田浦や安房鴨川の方へ戻らなくてはなりません (゚ペ)ウーン…。
しかし、実は今回の私は「ブルーオーシャン」の撮り鉄もさることながら、乗り鉄的に外房線と内房線を乗り継いで房総半島をぐるっと一周する行程を考えており、それを実践するなら外房線の方へは戻らずに内房線を進みたいところ (゚ー゚*)ウチボー。
しばらく考えているうちに外房線へ戻ることが面倒になってしまった私は、けっきょく「ブルーオーシャン」の復路の撮影をやめて、館山から内房線の木更津ゆき上り列車に乗り込みました コッチ…((((o* ̄-)o。今度は東京湾沿いに房総半島の西側を北上します(前出の地図を参照)。


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館山を発車すると、
留置線には185系の姿がありました。
(゚∀゚)オッ!
右は特急「新宿さざなみ」に使われるE257系。
▲内房線 館山-那古船形(車窓から)


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内房線の車窓から眺める海景色、
東京湾を挟んでかすかに見える(左の方)のは、
神奈川県の三浦半島です。
▲内房線 富浦-岩井(車窓から)


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車内にはこんな珍客が同乗。
あまりの暑さに堪え兼ねてか、
トンボさんも電車に乗って、
天井の冷風口に留まったきりです。
(´艸`*)スズシイ?
けっこう大きなトンボだったけれど、
オニヤンマかな?


半島の沿岸部を走るものの、車窓に大きく海が広がる箇所はそれほど多くない内房線(の館山以北)σ(゚・゚*)ンー…。海が見え隠れする感じは外房線と似たり寄ったりです(海が見える率は内房の方が高いかな?)。
往きの外房線では「ブルーオーシャン」の撮影ポイントを意識しながら車窓を眺めていましたが (`・ω・´)キリッ、復路の内房線はとくに緊張感なくぼーっと列車に揺られます (´ー`)マターリ。それはそれで心地よいのだけれど、考えてみたらこの日の撮り鉄は雲に翳られた撃沈と、ヒマワリが咲いていなくて撮影すらしなかったという不完全燃焼。う~ん、なんだかスッキリしないなぁ・・・ (≡"≡;*)モヤモヤ。

そこで私は急きょ、東京へ帰る前にちょっと寄り道をすることにしました ヨリミチ…((((o* ̄-)o。内房線を北上する過程で、途中の君津(きみつ)から久里浜ゆきの快速列車に乗り継ぎ、次に下車したのは五井(ごい)(゚ー゚*)ゴイ。この駅名を聞いたら、次の目的がもうお分かりの方も多いでしょう ( ̄▽ ̄*)アア…。


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君津で乗り継いだ快速列車は、
千葉、東京方面へダイレクトに向かう、
総武線・横須賀線直通の久里浜ゆき。
車両はE217系です。
▲内房線 君津


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そして五井で乗り換えたのは、
ローカル私鉄の小湊鐵道。
ツートンカラーのディーゼルカーが
ホームに入ってきました。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲小湊鐵道 五井


そう、五井と言えば、当駅を起点とするローカル私鉄(地方私鉄)の小湊鐵道(こみなとてつどう)です (゚∀゚*)オオッ!。
館山では残念ながら咲いていなかったヒマワリですが (´・ω・`)ショボン、そういえばたしか小湊鐵道の沿線にも、ヒマワリと列車が絡められる撮影ポイントがあったよな・・・と思い出し、乗り継ぎの待ち時間にスマホで検索してみると []o(・_・*)ドレドレ、ここ数日中に同鉄道の沿線で撮ったヒマワリの写真がSNS上にアップされていて、しっかりと咲いていること確認 (゚∀゚)オッ!。位置的に見ても、五井で内房線と接する小湊鐵道は寄り道しやすい条件でした (´ω`)ナルヘソ。
今日はずっと「走ルンです」・・・いや、軽量なステンレス製の209系ばかりに乗っていたせいか、いつもにも増して重厚に感じるキハ200形ディーゼルカーの走り (´▽`*)キハキハ~♪。わずかな乗車時間なのがちょっと惜しい気もしつつ、私が降りたのは五井からふた駅目の海士有木(あまありき)。


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読み方がちょっと難しい海士有木。
その昔、漁夫の集落だった海士(あま)と、
かつてこの付近にあった有木城をあわせて、
この地名がついたと云われています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲小湊鐵道 海士有木


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趣ある木造駅舎が多く残されているのが、
小湊鐵道の魅力のひとつ。
海士有木も開業時(大正14年)から建つ駅舎です。
(≧∇≦)シブイッ!
▲小湊鐵道 海士有木


和田浦1217-(内房3128M)-館山1242~1246-(2130M)-君津1343~1352-(4322F)-五井1419~1458-(小湊23A)-海士有木1507


日差しがキビシくとも潮風が心地よかった沿岸の和田浦に対し 彡(´ー`)彡ソヨソヨ、内陸部にあるこの海士有木では列車を降りた瞬間にモアッとした湿度の高い熱風にまとわりつくような感覚 。゚(;′□`A)アヂィィ・・・。単純な気温差でなく、体感的には内陸部の方が暑さはツラいように思います。そんな猛暑のなかで目指すのは、沿線にあるヒマワリ畑。
地域ボランティアの方が育てられているヒマワリの畑が海士有木にあるってことは知っていたけれど、細かい場所まではわからず、乗っていた列車の車窓から注意深く眺めていましたが (「゚ー゚)ドレドレ、確認できたのはけっこう線路から離れたところでわずかに咲いているもの。あれが小湊鐵道の列車と絡められるヒマワリなのかなぁ・・・? σ(゚・゚*)ンー…。とりあえずそこに向かってみます ε~ε~ε~(((;;′□`A)アヂアヂ。


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道路沿いにまとまって咲いていたヒマワリ。
左奥に見える電柱のあたりに
小湊鐵道の線路があります。


汗を拭いつつ歩き、20分ほどで到達できたヒマワリ畑 (゚∀゚)オッ!。
畑は思っていたより慎ましやかで、あたり一面ってほどの壮大さではありませんが、ヒマワリと列車を組み合わせて撮ることはできそう (・∀・)イイネ!。何よりも館山のヒマワリ畑が空振りだった私にとっては、咲いているだけでありがたみを感じます <(_ _*)>アリガタヤ。ここ数日の猛暑続きが影響しているのか、それともすでにピークを過ぎているのか、少しお疲れ気味のヒマワリさんも多いけれど (・∀・`)オチカレ…、なるべく元気な方を選んでカメラを向けてみます (^_[◎]oパチリ 。


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猛暑のなかで頑張るディーゼルカーに、
元気な向日葵たちがエールを送ります。
のどかなローカル線の夏景色。
▲小湊鐵道 海士有木-上総村上


ヒマワリとキハが撮れました~ ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。
見事に咲き誇るヒマワリと、その向こうを横切る小湊鐵道のシブいキハ(ディーゼルカー)(≧∇≦)シブイッ!。夏という季節感が表れていて、なかなかいい感じじゃないですか (・∀・)イイネ。車体側面に日が当たらない時間帯なので、列車が黒潰れしてキビシいかと思いましたが σ(゚・゚*)ドーダロ、クリームと赤のツートンカラーはちゃんと認識できるくらいに発色してくれました ε-(´∇`*)ホッ。欲を言えば二両編成ではなく、単行(一両)だったら収まりがよかったんだけれどな・・・σ(・∀・`)ウーン。

のんびりとしたローカル線の小湊鐵道ですが、この五井に近いあたりは比較的運転本数が多い区間(五井~上総牛久)で、今の下り列車に続き、程なくして上り列車もやってきます (゚∀゚)オッ!。ちょっとアングルを変えて、もう一本狙ってみましょう。


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夏空に向けて顔を上げる向日葵の向こうを、
単行列車がリズミカルな音を立てて走り抜けます。
タタンタタン…( ̄∀ ̄ 3)タタンタタン…
▲小湊鐵道 海士有木-上総村上


タンコー、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
次に現れたのは、たった一両の単行列車 (・ω・)ポツン。先ほどの二両編成よりも画にまとめやすいし、同じディーゼルカーでも情景的にのどかさが増したように思います (´ー`)マターリ。そんな単行列車に添えるヒマワリは、その大きな花を強調したくて、集団ではなく二輪だけフレームに入れてみました (^_[◎]oパチリ。
そしてたまたま列車の通過時にタイミングよく、日差しを薄雲がディフューズしてくれたことでコントラストが弱まり (゚∀゚)オッ!、日が当たらない時間帯ながらも、列車がいい色に出てくれたのはラッキーです (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。今回は雲に助けられた・・・かな?(笑)

季節感を意識する私にとって、夏に一度は撮りたいヒマワリの花 (゚ー゚*)ヒマワリ。館山で見られなかったときは残念に思いましたが、小湊鐵道のキハと撮れたことで大いに満足することができました (*⌒∇⌒*)マンゾク♪。暑いなか、寄り道をした甲斐があったというものです (´w`*)ドツカレサン。


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西日を受けたキハが、
海士有木のホームに入ってきました。
手描きの駅名標がいい味を出しています。
▲小湊鐵道 海士有木


185系の臨時列車「ブルーオーシャン外房」号を撮りに、「青春18きっぷ」を使って訪れた房総半島の列車旅。
お目当ての185系はなんとも残念で悔しい結果になってしまったけれど (´・ω・`)ショボン、外房線と内房線を乗り継いで車窓から眺めた房総の海景色、和田浦で舌鼓を打った鯨料理、そしてオマケ的な寄り道ながら、ヒマワリと組み合わせて撮ることができた小湊鐵道と、185系の結果以外はなかなか充実した旅だったように思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪(185系の結果がいちばん重要だったんだけれどね ^^;)。
ちなみに東京から和田浦まで普通乗車券だと片道だけで2,590円かかるので、「18きっぷ」一回分(2,370円)で往復できた今回は、じゅうぶんなおトク感が得られました (´艸`*)オットク~♪。

それにしても今さら未練がましいけれど、やっぱり和田浦俯瞰での185系は晴れて欲しかったなぁ・・・(・∀・`)ザンネン。
え?海バックの185系ならば、東海道線や伊豆急の特急「踊り子」で、いくらでも撮れるじゃないかって? (´・ω`・)エッ?。いやいや、それを言っちゃぁ~、オシマイよ(笑)


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五井からはふたたび内房線。
直通の快速列車で都内に帰ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
▲内房線 五井


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快速列車に乗車して、
途中の蘇我で見かけたのは、
拙ブログの前記事で話題にした、
国鉄色のEF65形(2067号機)。
(゚∀゚)オッ!
同色を見る機会はけっこう増えた気がします。
▲外房線 蘇我


海士有木1639-(小湊32A)-五井1647~1702-(総武快速1614F)-東京1803




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