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ONE-shot 346 山手線のE231系。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 346 山手線のE231系。

1800.jpg
サッカーの日韓ワールドカップで盛り上がる2002年に
東京の山手線へ投入されて以来、
18年間にわたって都心をぐるぐるとまわり続けた
ウグイス色(黄緑)の帯を巻くE231系500番台。
グルグル‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/››グルグル

今夏に開催される
東京オリンピック・パラリンピックの前に
すべての山手線を新型車両のE235系へ置き換える
という公約(?)に従い、
今月で当線から撤退することとなりました。
(´・ω・`)ショボン

鉄道における東京の顔ともいうべき山手線。
そこで使われていたE231系500番台は、
通勤通学などで日常的に利用される方はもちろん、
観光や出張などで東京へ来られた方たちにとっても、
馴染みのある電車だったのではないでしょうか。
(゚ー゚*)ヤマテセソ
(・・・といっても、
最近の首都圏の電車はとくに意識しないと
みんな同じように感じるかもしれませんが ^^;)


あくまでも個人的に抱いているイメージなのですが、
首都圏路線網の中心となる山手線には
その車両の世代交代と合わせて
優先的に新形式が投入されてきたような
印象があります。
実際に歴代の103系や205系なども
まずは山手線から始まって、
その他の路線へと活躍の幅を広げていったもの。
( ̄。 ̄)ヘー

しかし、E231系500番台の場合は既に
総武線常磐線宇都宮線などで使用されていた、
E231系の番台区分のひとつ(500番台)として製造。
( ̄  ̄*)ニーサンイチ…
車両前面のデザインが山手線用に変更されるなど
当線を特別視した配慮はうかがえるも、
やはり「山手線=新形式」の印象が強かった私としては、
正直、役不足感は否めませんでした。
σ(・∀・`)ウーン…

そのような観点で見ると、
デザインやコンセプト等の好みはさておき、
新形式として投入されたE235系のほうが
山手線にふさわしい気もします。


そんな理由から
あまり好印象でなかったE231系500番台。
それでも東京の近郊に住む者、勤める者のひとりとして、
やはり山手線の車両には少なからず
想い出があります

(-`ω´-*)ウム
あらためて思い返してみれば、
都会の喧騒に心身が揉まれるなかで、
良いことがあったときも、嫌なことがあったときも、
山手線のホームで待っていると入ってきたのは、
いつもこの電車だった。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
私は鉄ちゃんでありながら
当系にはあまり趣味的な面白味を感じず、
空気のような存在に扱っていた電車でしたが、
むしろその出しゃばらない自然さこそ
期待度の高い新形式でなく
番台区分だった当系だからこそ醸し出せた
落ち着きだったのかもしれません。
(´ω`)シミジミ


惜別のヘッドマークを前面に掲げられた、
山手線E231系500番台、最後の一本(トウ506編成)。
103系や205系に比べたら
ちょっと存在感は薄かったように思うけれど
(ホントにあくまでも個人的な印象ね)、
平成の山手線を支えた功労者への敬意と感謝を込めて、
私はカメラのシャッターを切りました。
(^_[◎]oパチリ

おつかれさま、山手線のE231系500番台。
サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~


・・・あ、ちなみに、
山手線から撤退したE231系500番台ですが、
お役御免となって廃車になるのではなく、
( ̄△ ̄;)エ?
帯色をウグイスからカナリア(黄色)に変更したうえで
総武・中央緩行線へと転属し、
引き続き首都圏の通勤路線網で働き続けます。
|トウ|…((((o* ̄-)o|ミツ|
中央線沿線民で通勤利用者の私としては、
これからもヨロシクといったところでしょうか(笑)
(=゚ω゚)ノ゙ヨロ

▲20.1.11 山手線 恵比寿-目黒




1885年(明治18年)に開業し
135年もの長い歴史がある山手線。
(゚ー゚*)ヤマテセソ
そのなかで私が“撮り鉄”という趣味をはじめてから
今までに引退(撤退)を見送った形式は、
103系、205系、そして今回のE231系500番台で
三例目となりました。

2001.jpg
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▲103系・1963年〜1988年

2003.jpg
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▲205系・1985年〜2005年

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▲E231系500番台・2002年〜2020年

2001.jpg
▲E235系・2015年〜

それぞれに
ひとつの時代の区切りのようなものを感じる
山手線の車両。
現行のE235系も山手線の顔として・・・
いや、東京の顔として定着してゆくことでしょう。





☆ところで・・・