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沖縄都市モノレール・・・延伸区間 乗車記 [鉄道乗車記]

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2020.01.19 沖縄都市モノレール
完乗目指して“てだこ”へ!
ゆいレール延伸区間 乗車
 
 
展開が大きく変わりましたが、いちおう前回からの続きです。

千葉県成田市の成田山へ初詣参拝に訪れる方々が利用する臨時列車、通称「成田臨」を成田線で撮影していた私 (^_[◎]oパチリ。お目当てだった国鉄特急色“風”のE653系(K70編成)はカメラに収めることができたけれど、この日の関東地方はみぞれ混じりの冷雨が降り続く底冷えの一日で {{{+ω+;}}}ブルブル、その寒さに耐えられなくなった私は、撮影地から成田空港へ直行してヒコーキに飛び乗り バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、温暖な沖縄県の那覇にやってきちゃいますた (=゚ω゚)ノ゙メンソーレ。
・・・というのが、冗談半分の適当なあらすじですが (゚∀゚)アヒャ☆、もちろん突発的な思いつきの行動で那覇に来たわけでなく、私が当地を訪れたのにはちゃんとした目的があります (-`ω´-*)ウム。
それは「ゆいレール」(゚ー゚*)ユイ。


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ちょっとプロローグが長くなるので、
ま、オリオンでも飲みながら、
お付き合いいただければと思います(笑)
プハーッ(*≧∇≦)ノC凵


沖縄県における鉄道は、戦前に沖縄県営鉄道や糸満馬車軌道などの軽便鉄道(規格の小さい簡易的な鉄道)や馬車鉄道(読んで字のごとく馬が客車を引っ張る鉄道)がいくつか存在していましたが、自動車の発達による鉄道利用者の減少で廃止が相次ぎ、廃止でなく休止扱いだった路線も太平洋戦争の戦火で施設が破壊。米国の統治下に置かれた戦後は鉄道よりも道路の整備が進められたことで、沖縄の鉄道は長らく途絶えていました ( ̄。 ̄)ヘー(沖縄海洋博覧会での会場内運行を除く)。そんな“鉄道不毛の地”だった沖縄にふたたび鉄道が開通したのは、戦後58年目となる2003年(平成15年)のこと。それが那覇市内の那覇空港と首里(しゅり)のあいだの12.9キロを結ぶ「沖縄都市モノレール」で、親しみのある呼び名(愛称)が「ゆいレール」(´▽`*)ユイレール。
普通鉄道ではなくモノレールではあるけれど、これも国内で一般の旅客営業を行なうれっきとした鉄道路線のひとつに含まれます (-`ω´-*)ウム。そうすると、日本の旅客鉄道路線の全線完全乗車(完乗)を目指す私にとっては、もちろん当線も目的達成に欠かせない踏破対象であり、開業の翌年となる2004年に那覇空港と首里のあいだの全線を乗り潰しました ...(((o*・ω・)o。ちなみにそれ以前にも何度か仕事で沖縄を訪れたことはあったものの、基本的に旅の主目的が鉄道趣味(乗り鉄や撮り鉄)に偏っている私が、プライベートで沖縄に来たのはそのときが初めて (゚ー゚*)オキナワ…。鉄道に乗ることが目的で沖縄の地を踏むという新鮮さを感じながらも、正直、厄介なところにある一路線を乗り潰せたことにホッとした覚えがあります ε-(´∇`*)ホッ。
そんな「ゆいレール」は、利用実績が好調だったこと、また、道路渋滞が激しい自動車に代わる交通手段としてのインフラ整備で、首里よりさらに先の区間も建設が続けられ (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…、最初の開業から16年、そして私が乗車してから15年が経った昨年の2019年10月に、首里から浦添(うらそえ)市の“てだこ浦西(うらにし)”まで新たに延伸開業 (*゚▽゚)/゚・:*【祝 延伸】*:・゚\(゚▽゚*)。鉄道路線が少しでも伸びるのは鉄ちゃんとして喜ばしいことですが ∩(´∀`)∩バンザーイ♪、その結果、私には未乗の区間が出来てしまいました ( ̄▽ ̄;)ア…。全路線完乗を目指すなら、ここもいつかは乗り潰さねばなるまい・・・(゚ペ)ウーン…。とくに焦る必要は無いのだけれど、やはり気分的には早く乗り潰してスッキリとしたいもの ((o(・∀・`)o))ウズウズ。そこで機会を伺っていたところ、LCC(格安航空会社)の格安航空券に目がとまり、思いきって成田から那覇まで飛んできたのでした (´ω`)ナルヘソ。
そう、今旅の私の目的は、未乗となっている「ゆいレール」の延伸区間、首里~てだこ浦西のあいだを乗り潰すこと (*`・ω・´)-3フンス!。ちなみにその乗車距離は・・・わずか4.1キロです(笑)。


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「ゆいレール」があるのは
沖縄本島南部の那覇市近郊。
地図で見るとこのような位置です。



1月19日(日)


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この日の那覇の日の出は、
東京よりも30分遅い7時12分。
雲が多めの朝焼けに
「ゆいレール」の丸っこいシルエットが
浮かび上がります。
( ̄▽ ̄)マルイ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港


前夜の19時過ぎに那覇へ到着し、明けて迎えた二日目の朝 ('-'*)オハヨ。
私が宿泊したホテルは市街地中心部にある旭橋(あさひばし)の駅近くで、前日に件の「ゆいレール」を利用して那覇空港から旭橋まで移動してきました ...(((o*・ω・)o。未乗の首里より先の区間へ行くには本来、ここから下り列車で向かうことになるのですが、せっかく遠路はるばる那覇まで来たのならばこの機会にもう一度、新たな延伸区間だけでなく起点から終点までの全線を乗り通してみようと思い σ(゚・゚*)ンー…、いったん旭橋から上り列車で那覇空港へと戻って、あらためて起点より「ゆいレール」の乗り潰しを始めます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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2002.jpg
那覇空港に隣接した那覇空港駅は
日本最西端の鉄道駅。
(゚∀゚*)オオッ!
当駅が「ゆいレール」の起点です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港

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ホームにて発車を待っていたのは、
最初の開業時から使用されている1000形で、
二両編成の跨座式モノレール車両。
お、よく見ればこれは、
トップナンバーの1201編成じゃん。
(゚∀゚)オッ!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港

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車内はロングシートが主体ですが、
先頭部の運転室背後には、
前方(もしくは後方)が望めるような
座席配置となっています
(一部の編成はここに荷物棚が設置)。

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ためしに前方の席へ座ってみたけれど
助手席側はちょっと見づらいかな・・・
σ(゚・゚*)ンー…
ちなみに朝早い時間帯だったので、
運転席側は客室からの反射防止により
途中の駅までブラインドが降ろされていました。

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全線有効の一日乗車券(¥800)は
日付制でなく24時間制で、
那覇空港へ到着した前夜に購入したものが、
本日の19時49分まで使用可能。
これは助かります。
(・∀・)イイネ
ちなみに駅の改札を通る際は、
券面に記されたQRコードを自動改札機にタッチする、
関東ではちょっと見慣れない方式。
(*・ω・)つ[キップ]ピッ☆


前夜に利用した時の「ゆいレール」は、空港から市街地へ向かう観光客(とくにアジア系の外国人が目立った)でかなり混雑していましたが (´д`;)人大杉…、朝の7時過ぎではまだ到着便が無いのか、今の時間帯は駅も車内も人影はまばら。私を含めて数人程度のお客さんを乗せたてだこ浦西ゆきの「ゆいレール」は、茜色に染まった朝焼けの空のもと、那覇空港をゆっくりと発車しました ...(((o*・ω・)o。
そういえば朝焼けって、たしか天気が崩れる前兆でしたっけ (´・ω`・)エッ?。今日の那覇の天気は一日を通して曇りの予報。雨は降らなそうだけれど、沖縄らしい南国の青空が望めるかはビミョーなところだなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。


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空港の敷地をかすめたのち、
車窓から見えたのは「ゆいレール」の車両基地。
ここには「ゆいレール」の歴史などが分かる
資料館が併設されているのですが、
土休日は閉館日です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港-赤嶺
(車窓から)

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こちらの飛行機も車窓から見えたものですが、
自衛隊の保存機かな?
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港-赤嶺
(車窓から)

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車窓の右手には自衛隊の施設の向こうに
チラリと東シナ海の海面が望めます。
|∀・)チラッ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港-赤嶺
(車窓から)


沖縄都市モノレール「ゆいレール」は、先にも述べましたが、沖縄の玄関口である那覇空港から、日本最南端の鉄道駅として知られる赤嶺(あかみね)、那覇市中心部(繁華街)の県庁前、見栄橋(みえばし)、牧志(まきし)、そして沖縄のシンボル的な存在の首里城に近い首里などを経て、那覇市に隣接した浦添市に位置するてだこ浦西へいたるモノレール路線。地域の通勤通学や日常的な足としての利用はもとより、観光客の移動手段としても活用されています (・o・*)ホホゥ。なお、「ゆいレール」の「ゆい」は、沖縄の方言で助け合いや支え合いの精神を意味する「結(ゆい)」が由来 (゚ー゚*)ユイ。
ちなみに、以前の拙ブログでも触れたことありますが、日本で運行するモノレールにはざっくりと大きく分けてふたつの方式があり、ひとつは上にある軌道(レール)から車両がぶら下がるような格好の「懸垂式(けんすいしき)」(千葉都市モノレールや上野動物園モノレールなど)、そしてもうひとつが軌道に車両が跨がるような形の「跨座式(こざしき)」(東京モノレールや大阪モノレールなど)で、この「ゆいレール」は後者の跨座式を採用しています ( ̄。 ̄)ヘー。


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日本最西端の那覇空港の次駅は、
鉄道駅として日本最南端に位置する赤嶺。
(゚∀゚*)オオッ!
駅前にはモニュメントがあり、
構内には記念撮影用の顔ハメボードが
置かれていました。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 赤嶺


ところで、鉄道趣味が長い私は子供のころから、日本の駅の最北端は稚内(北海道)、最東端は東根室(同)、最西端は平戸口(現・たびら平戸口、長崎県)、最南端は西大山(鹿児島県)というのがずっと定着していた知識でしたが (-`ω´-*)ウム、2003年に沖縄の地で開業した「ゆいレール」はそのうちの最西端と最南端のふたつを塗り替えることとなり、個人的には少なからず衝撃を受けたものです Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。
そんな最西端や最南端の駅を擁する沖縄のモノレール、それが作られると初めて聞いたときには、海沿いの景色がいいところを走るのかな・・・と期待したものですが (*゚v゚*)ワクワク♪、実際は空港と市街地を結ぶことから大半は街風景で、車窓に海が望めるのは今のところほんのちょろっとだけとなっています |∀・)チラッ。まだ未乗の延伸区間には、少しでも海が見える箇所があるのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


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壷川の周辺で「ゆいレール」は
国場川(こくばがわ)に沿って走ります。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 奥武山公園-壷川
(車窓から)

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東シナ海へ注ぐ国場川を離れて、
市街地方向にカーブする「ゆいレール」。
車両には近々オープン予定の水族館をPRする
お魚のラッピングが施されていました。
<°)))彡オサカナ
ちなみに実はこのカット、
宿泊したホテルのロビーから見えた情景です。
(^_[◎]oパチリ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 壷川-旭橋

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那覇市の官庁街に位置する県庁前(駅)。
右奥に見える立派な建物が沖縄県庁です。
そしてその手前の交差点を向かって左に進むと、
繁華街の国際通り。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 県庁前
(車窓から)

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もっとも賑やかな地区の旭橋から牧志にかけて、
久茂地川(くもじがわ)沿いの建物が林立するなかを
「ゆいレール」は縫うように進みます。
...(((o*・ω・)o
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 旭橋-県庁前
(前方の車窓から)

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牧志の手前で跨いだ国際通り。
日曜の朝なのでまだ人出は少ないですが、
お店が開く時間になれば、
国内外の観光客が行き交う繁華街です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 見栄橋-牧志
(車窓から)

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繁華街を抜けると住宅地が目立つようになります。
このあたりはアップダウンの激しい地域で、
とくに儀保から首里のあいだでは最大で60パーミル。
これは普通鉄道だとキビシい急勾配ですが
「ゆいレール」は難なく進みます。
♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 儀保-首里
(前方の車窓から)

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そしてこの勾配を上がったあたりから
車窓の右手に望めるのが、
鮮やかな赤瓦が印象的な首里城
・・・でしたが、
その姿は痛々しいものとなってしまいました。
(´・ω・`)ショボン
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 儀保-首里
(車窓から)


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首里城公園の最寄駅となる首里。
(゚ー゚*)シュリ
以前は当駅が終点だったので、
私が乗車済みなのもここまでです。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里


県庁前や牧志のあたりで多少は乗客の動きがあったものの混雑することは無く、順調に繁華街地区を通り抜けて那覇市内を進み続ける「ゆいレール」...(((o*・ω・)o。
アップダウンの激しい地域の古島(ふるじま)や儀保(ぎぼ)を過ぎると、やがて車窓の右手に「首里城」(首里城公園)を望める箇所があり、初乗車のときはその正殿や広福門の真っ赤な姿が目に映って印象的だったものです (゚∀゚*)オオッ!!・・・が、ご存知のとおり首里城は昨年に発生した火災で正殿などを焼失 ヽ(´д`;)アア…。無惨な姿が「ゆいレール」からも確認できて、それは心の痛むものでした (。´・ε・`。)シンミリ。再建への道のりは簡単では無いと思うけれど、いつかこの車窓からも立派な正殿がふたたび望める日が来ることを切に願っています。
そんな首里城公園を車窓に眺めつつ、左へ大きくカーブを切った「ゆいレール」は、まもなく首里に停車 (゚ー゚*)シュリ。先述のとおり最初の開業時ではこの首里が終点で、ここから先が新たな延伸区間、つまり私の未乗部分となります。“乗り鉄”にとって未知なる鉄路(モノレールは線路ぢゃないけど)へ足を踏み入れる瞬間は、いつでもどこでも気分が高揚するもの (*゚v゚*)ワクワク♪。とくに今回は簡単に来られない沖縄の地ですから、興奮度もMAXです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。落ち着きのない私とは対照的に(?)、クールな「ゆいレール」は静々と首里を発車しました ...(((o*・ω・)o。。


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新規の延伸区間へ突入!
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
開業から三ヶ月が経ちましたが、
軌道はまだキレイです。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里-石嶺
(前方の車窓から)

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これまでの既存区間から引き続き、
延伸区間もかなりアップダウンが激しい。
w(゚o゚*)wオオー!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里-石嶺
(前方の車窓から)

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車内より前方を眺めた上写真の区間を、
石嶺の駅から撮影するとこんな感じ。
(^_[◎]oパチリ
スピードは速くないけれど、
まるでジェットコースターのような線形ですね。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里-石嶺

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お、海が見えた。
(゚∀゚)オッ!
石嶺と経塚のあいだでは
街なみの向こうに水平線がチラリと望めました。
|∀・)チラッ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 石嶺-経塚
(車窓から)

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上り下りのアップダウンもスゴいけれど、
右や左へのカーブもウネウネです。
( ̄▽ ̄)ウネウネ
その進行方向の奥に見える
緑がこんもりとした山のようなものは、
浦添グスク(浦添城趾)
(・o・*)ホホゥ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 経塚-浦添前田
(前方の車窓から)


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浦添市の中心地より
やや東に位置する浦添前田。
駅は浦添グスクや浦添ようどれ(陵墓)に近く、
観光客の利用も期待できます。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 浦添前田
(前方の車窓から)


首里から先の延伸区間もアップダウンを繰り返しながら那覇市郊外の住宅地を進み、その車窓風景は本土の都市近郊路線とたいして変わらないものにも思えますが σ(゚・゚*)ンー…、木造よりもコンクリート造の住宅が多いことや、墓地に並ぶお墓が立派な家のような形(いわゆる琉球墓)であることなど、そこかしこに独特な沖縄らしさが感じられます (・o・*)ホホゥ。
そして石嶺(いしみね)と経塚(きょうづか)の駅間、ちょうど那覇市から浦添市に入ったあたりでは、街なみの向こうにちょろっと海が望めたり、浦添前田(うらそえまえだ)の駅近くでは、琉球王国が誕生する以前の時代に中山王(ちゅうざんおう)が築いた浦添グスク(浦添城趾)が眺められたりと、けっこう変化に富んだ車窓風景が楽しめます (・∀・)イイネ。本来なら途中下車して浦添グスクを見学していきたいところですが、今回の私は与えられた時間で「ゆいレール」を完乗することが優先 (-`ω´-*)ウム。


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浦添前田の次が終点のてだこ浦西。
いよいよ完乗が近づいてきました。
(°∀°*)ドキドキ
駅ナンバーが19ってことは、
「ゆいレール」は全19駅なのね。

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「ゆいレール」は浦添前田を出ると
すぐにトンネルへ入ります。
これはちょっと意外な展開かも。
(=゚ω゚=*)ネルトン!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール
浦添前田-てだこ浦西(前方の車窓から)

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0.6キロのトンネルを抜けると、
その先に見えてきたのが、てだこ浦西。
(゚∀゚)オッ!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西
(前方の車窓から)

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これはてだこ浦西の駅より撮影した、
トンネルから顔を出す「ゆいレール」。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
山などを貫通したものでなく、
トンネルの上にあるのは住宅地のようですね。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西

2033.jpg
軌道の行き止まりを表す車止め。
旅の終着地です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西
(前方の車窓から)

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終点のてだこ浦西に到着。
(・ω・)トーチャコ
ヴォールト状の天井に覆われたホームは、
どこか欧州のターミナル駅を思わせる
開放的な空間を感じます。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西


ここまでずっと高架線を走り続けてきた「ゆいレール」ですが、浦添前田を出るとその先で一気に急降下し、地表に開けられたトンネルの入口へ突入 (゚ー゚*)ネルトン。全国的に見ればモノレールのトンネルはさほど珍しくないけれど(多摩モノレールや湘南モノレールにもトンネルはあるし、東京モノレールの羽田空港付近は滑走路の下の地下トンネル)、「ゆいレール」で唯一となるこのトンネルは、沖縄県内で唯一の鉄道トンネルということでもあります (´ω`)ナルヘソ。これは趣味的に見てなかなか面白いクライマックスじゃないですか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
そしてトンネルを抜けた先が終点のてだこ浦西 (゚ー゚*)テダコ。ずっと気になっている方も多いと思われる「てだこ」ですが、「てだ(てぃーだ)」は太陽、それに「こ(子)」を付けた「てだこ」は「太陽の子」を意味する沖縄の方言で、現在の浦添で生まれたとされる琉球王国の「英祖日子(えそのてだこ)」にちなんで当駅名に付けられたそうです ( ̄。 ̄)ヘー(駅名後部の浦西は地域名)。そんな「てだこ」に歓迎されたのか、那覇空港を出て以来ずっと雲に覆われてスッキリとしなかった空が、てだこ浦西では青空が広がって眩しい日差しも降り注いでいました (つ▽≦*)マブシッ!。
那覇空港から乗ること37分(実際は首里で一度おりて次の列車を待ち、あらためて延伸区間へ入ったんだけど)、てだこ浦西に到着した時点で私は沖縄都市モノレール「ゆいレール」の完乗を達成です ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。

那覇空港0736-(ゆいレール)-首里0803
首里0815-(ゆいレール)-てだこ浦西0825


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駅構内の天井に設置されている、
“てぃーだ”(てだ=太陽)をモチーフにした
大きなアートグラスは鮮やかで圧巻!
(゚∀゚*)オオッ!!
近くの壁に掲げてあった説明板(?)には、
「てぃーだ未来線地球号」って書かれていたけれど・・・
σ(゚・゚*)ンー…
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西

2036.jpg
てだこ浦西の駅の外観はたしかに
ちょっと宇宙船っぽい奇抜なデザインですね。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
爽やかな青空が完乗を祝ってくれました。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西


完乗を果たし、万感の思いで降り立ったてだこ浦西ですが (´ー`)シミジミ、駅のまわりは開業から三ヶ月が経った今もまだ整備途中といった感じで、駅施設以外で目に付くのは大きな駐車場くらい σ(゚・゚*)ンー…。でも実はこの駐車場を駅前に設けることが当駅にとって重要で、これによりすぐ近くの沖縄自動車道とリンクさせてパーク&ライド*を推進。渋滞が慢性化している中心街のクルマを減らす狙いだそうです(*島内の各地から高速道路で当駅に来てクルマを駐車場に停め、繁華街や空港へはモノレールでの移動を推奨)。延伸区間の終点を浦添市の街なかに近い浦添前田まででなく、てだこ浦西としたのにはそんな理由もあるみたいです (´ω`)ナルヘソ。
ただ、私が駐車場を眺めたって何の意味もないので(車上荒らしと間違われても困るしw)、わずかな滞在時間ののちに折り返しの那覇空港ゆき「ゆいレール」へ乗り、完乗した満足感を噛み締めながら当駅をあとにしました バイチャ!( ゚д゚)ノシ。はるばるやってきた終着の地、でもそこにあったのは駐車場だけ・・・ま、鉄道路線の乗り潰しなんて、得てしてこんな結末です(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
せっかくなので帰りは首里城公園に立ち寄って、焼失してしまった正殿を見る気にはならないけれど、せめて守礼門(しゅれいもん)だけでも拝んでいこうかな...(((o*・ω・)o(いま思えば、浦添グスクのほうへ見学に行ってもよかったかも)。


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首里城公園に行くため
「ゆいレール」を首里で下車。
首里のホームからも以前は
首里城正殿の赤瓦が望めたのですが、
いまはその姿がありません・・・。
(´・ω・`)ショボン
空はまたどんよりとしてきちゃったね。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里(後追い)

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2000円札(滅多に見ないけど)に描かれている
首里城の守礼門
門に掲げられている額の
「守禮之邦(しゅれいのくに)」は
「琉球は礼節を重んずる国」という意味だそうです。
(・o・*)ホホゥ

2041.jpg
繁華街の牧志でいただくブランチ(?)は、
やっぱり沖縄へ来たら食べていきたい沖縄そば。
有名店でなく適当に入ったお店ですが、
鰹だしと豚だしを合わせたスープに、
独特の麺がマッチして美味しかったです。
スバ(゚д゚)ウマー!


いちばんの目的だった「ゆいレール」の延伸区間を午前中に乗り終えて、午後はゆっくりと沖縄観光 (・∀・)イイネ・・・と、いきたいところですが、私にそんな余裕は残されていません ( ̄△ ̄;)エッ…。
実は那覇空港から帰るのに予約したLCC(格安航空会社)の便はお昼の12時30分発なのです Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。振り返ってみると、那覇に着いたのは前日の19時半ですから、沖縄での滞在は24時間に満たない17時間 ( ̄  ̄;)マジカ…。これぞまさに“弾丸ツアー”とも言うべき慌ただしさで、見方によってはもったいないと思われるかも知れないけれど σ(・∀・`)ウーン…、ぶっちゃけ、こんな行程だからこそLCCの航空運賃は“超”が付くほど格安だったわけだし (´艸`*)オトク、私にとっては「ゆいレール」が乗り潰せて、沖縄料理やオリオンビール、そしてご当地バーガーなどが味わえただけでも、じゅうぶんに満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。
沖縄の旅行記なのに、きれいな海景色や豊かな自然風景、美ら海水族館などの観光名所がほとんど出てこない。でも、おそらく拙ブログの読者はそのようなものをハナから期待していないでしょう ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。旅の目的は人それぞれ・・・ですよね(笑)。


2042.jpg
「ゆいレール」の完乗が果たせて
嬉しーさー(笑)
ウレ(´▽`*)シーサー♪
シーサーと「ゆいレール」の
沖縄らしいコラボショットを狙ったんだけど・・・
なんだかこのアングルだと、
まるでシーサーが「ゆいレール」を
食べようとしているみたいに見える!?
( ̄△ ̄;)エッ…
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 見栄橋-牧志

2043.jpg
てだこ浦西まで往復して
那覇空港に戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
朝は人影がまばらだったけれど、
お昼前のこの時間は車内も駅も
多くの人で混雑しています。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港


てだこ浦西0904-(ゆいレール)-首里0912
首里1000-(ゆいレール)-牧志1012
牧志1044-(ゆいレール)-旭橋1049
旭橋1113-(ゆいレール)-那覇空港1125
(旭橋での下車はホテルに預けていた荷物を取りに行った)


2047.jpg
飛行機のチェックインを済ませて、
空港内でいただくランチは
(食べてばっかし・・・^^;)、
沖縄のご当地バーガーA&Wのモッツァバーガー。
トマトスライスが二枚も挟まった、
フレッシュな味わいのハンバーガーです。
バーガー(゚д゚)ウマー!
合わせるドリンクはもちろんルートビア。
ビアと言ってもビールでなく、
当店名物のちょっとケミカルな味をした
ソフトドリンクです。
(゚ー゚*)ビア?

2048.jpg
☆のマークの飛行機に搭乗して
那覇から成田へ飛びます。
さらば、沖縄!
バイチャ!( ゚д゚)ノシ


那覇空港1230-(GK304)-成田空港1455

那覇から二時間半の空の旅を経て、飛行機は成田に着陸。
自分で組んだ沖縄への弾丸行程とはいえ、前日に当地で「成田臨」を撮っていたというのがなんとも不思議な感覚です σ(゚・゚*)ンー…。
そして成田空港から都内にある自宅までは、JRの特急「成田エクスプレス」や京成の特急「スカイライナー」、もしくはリムジンバスを利用するのが速くて便利ですが、当然ながら楽なものは運賃が高い(笑)。LCCの格安航空券で沖縄を往復したというのに、ここで料金の高い交通手段を使うのは、なんだか抵抗感があります (-`ω´-*)ウム。やはりセコい(セコすぎる?)私はもちろん、前日に成田へ来た時の逆経路となる、京成線と地下鉄を乗り継ぐ「ケチケチルート」を選択して帰途につくのでした (´∀`;)ケチケチ…。


2049.jpg
空港第2ビル(駅)のホームに入ってきた
京成本線の特急列車(特別料金不要)は3700形。
(゚ー゚*)ケーセー
このあと車内で思わぬ出会いが!?
( ̄△ ̄;)エ?
▲20.1.19 京成本線 空港第2ビル


(ところで、空港第2ビルから私が京成線に乗っていたところ、次駅の京成成田で不意に「え?もしかして、あおたけさん!? ヾ(゚ω゚*)モシモシ?」と声をかけられたので顔を上げると、なんと前の席(ロングシートの向かい)に座られていたのはソネブロ鉄仲間の「gardenwalkerさん」じゃありませんか!Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?。聞けば今日はお子さんと成田山へ初詣に行かれていたとのこと。鉄道イベントや撮影ポイントでの遭遇ならまだしも、沖縄帰りと初詣帰りの二人が同じ列車の同じ号車、しかも向かいの席に乗り合わせるなんて、ホントにびっくりの偶然でした w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。こんなことってあるんだなぁ・・・(゚∀゚)アヒャ☆。成田から船橋までの乗車中にgardenwalkerさんと交わした鉄談義、楽しかったです(笑))


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んで、前日と同様に西船で少し歩き、
...(((o*・ω・)o
西船橋から地下鉄東西線で都内へ向かいます。
車両は05N系(後期形)でした。
▲20.1.19 東京メトロ東西線 西船橋


空港第2ビル1531-(京成本線特急)-京成船橋1618~1623-(京成本線)-京成西船1627…(徒歩)…西船橋1639-(東京メトロ東西線)-中野1723

さて、東京からはるか1,500キロも離れた那覇まで往復して乗ってきた、「ゆいレール」の延伸区間(首里〜てだこ浦西)はわずかに4.1キロ ( ̄  ̄;)4㌔…。しかし私とってはとても大きな意味を持つ4.1キロであり、この区間を乗り潰したことで「ゆいレール」はもちろんのこと、現時点(20年1月現在)で鋼索線(ケーブルカー)を除く、旅客鉄道路線の全線(JR、私鉄、三セク、地下鉄、路面電車、モノレール、新交通システム、トロリーバス、ガイドウェイバスなど)の完乗を達成したことになりました (*゚▽゚)/゚・:*【祝 全線完乗】*:・゚\(゚▽゚*)。どうにかキープできたタイトルにホッとひと安心 ε-(´∇`*)ホッ
・・・なのですが ( ̄△ ̄;)エ?、実は再来月の3月には富山で路面電車の延伸(南北直結)が予定されています。その距離、約90メートル(笑)( ̄  ̄;)90㍍…。

全線完乗への飽くなき道はつづく・・・。