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御岳登山鉄道・・・御岳山ケーブルカー 乗車記 [鉄道乗車記]

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2020.07.19 御岳登山鉄道
東京最後の未乗路線
御岳山ケーブルカー 乗車
 
 
コロナウイルスの感染者が三桁(100~200台)で高止まりしている東京都(7/22現在)(´д`;)ウワ…。政府の経済回復策である「GoToトラベルキャンペーン」から東京が除外されたのも致し方ないのかなぁ・・・と、都民のひとりとして個人的には納得せざるを得ない現状ですが σ(・ω・`)ウーン…、ただ、「都民の旅行はキャンペーンの対象にならない」としながらも、「旅行へ行くこと自体の制限はない」(7/17発言)というのは、なんとも曖昧な表現で困惑しています (-“-;*)ンン?。
そもそも私の旅行は、鈍行列車(在来線の普通列車)をひたすら乗り継いだり、観光地とは無縁の田舎風景で列車の写真を撮ったりすることが主な目的であり、旅行会社でプランを組んで観光地を巡るような「GoToトラベル」はあまり活用できないのではないかと思っていました。んじゃ、キャンペーンに関係なければ、どこへでも自由に(もちろん感染予防策は徹底したうえで)、鉄旅へ行っていいのかしらん? σ(゚・゚*)イイノ?
でも・・・テレビのニュースなどで各県の反応を伺うと、やはり東京からの旅行者は必ずしも快くは受け入れられない、もしくは控えてほしいというのが実情のようで、なんとも判断が難しいところです。連休や夏休み(個人的な)を控えているけれど、今夏は泊りがけの遠征を避けて、日帰りで行ける近隣県程度の行動範囲に留めておくべきなのかなぁ・・・ (´〜`;)ウーム。

そんな“都県またぎ”をふたたび躊躇するような状況のなか、なるべく近場で楽しめる鉄旅を模索していたところ σ(゚・゚*)ンー…、ふとアタマの中に思い浮かんだのは、東京都内にありながら、私がまだ一度も乗ったことがない鉄道路線のこと (*゚ロ゚)ハッ!。
え?日本の鉄道路線はすでに全線を乗りつぶしたハズじゃなかったっけ? (´・ω`・)エッ? それなのに都内ですら乗っていない路線があるとは、「全線完乗」のタイトルは偽りなのか!? (っ`Д´)っ・:∴ゴルァ・・・って、言われてしまいそうですが、たしかに私は拙ブログでも、日本国内の旅客営業鉄道路線は、JR、私鉄、第三セクター、地下鉄、路面電車、モノレール、さらにはトロリーバス、ガイドウェイバス(車両はバスだけど法規上は鉄道)にいたるまで、そのすべてを完乗し終えたと豪語しています (*`・ω・´)-3フンス!。しかし、そのタイトルには必ず「“鋼索線”をのぞく」と注釈をつけなくてはなりません ( ̄△ ̄;)エッ…。そう、鋼索線は乗り潰していないのです σ(゚ー゚*)シマコーサク?。
鋼索線(こうさくせん)とは、いわゆる「ケーブルカー」のこと ( ̄  ̄*)ケーブル。山の斜面などを上り下りするケーブルカーも、法規上は鉄道の営業路線(特殊鉄道)であることに違いないのですが (・o・*)ホホゥ、あくまでも個人的な“乗り鉄”のこだわりとして、私がいちばん鉄道という存在に惹かれる理由である、「一般市民が日常生活で、誰もが気軽に利用できる乗りもの」というところに、観光用を主目的としたケーブルカーはそぐわないと考えたため、いままでは乗車対象から外してきたのです (-`ω´-*)ウム(ちなみに、現在の日本に唯一残るトロリーバスも立山黒部アルペンルートの観光用ですが、こちらは乗り潰しに行ったというよりは、純粋な(?)観光で黒部ダムを訪れた際に全区間を乗れてしまった)。
とはいえ、鉄ちゃんとして決してケーブルカーを毛嫌いしているわけでなく、積極的に地方まで赴いて乗り潰そうとは思わないものの、機会があればなるべく乗車したいと考えています。そのなかでも、身近な東京都内に未乗の鋼索線があることには、以前から少し引っ掛かりを感じていました σ(゚・゚*)ンー…。
そこで、「都民の皆様におかれましては、都県またぐ移動をできるだけ控えるように」って知事さんがおっしゃっている(7/17発言)今回の状況は東京を見直すひとつの機会と捉え、私は未乗となっている都内の鋼索線を訪れてみることにしました ( ´_ゝ`)フーン。ま、コロナの影響で臨時列車やイベント列車の運行が少ない今、ほかに思いつくような鉄ネタもないしね・・・(^^;)ゞポリポリ。


7月19日(日)


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まず乗るのは、
おなじみの中央線E233系ですが、
土休日のみ運行される「ホリデー快速」です。
(・∀・)ホリカイ
▲中央線 三鷹


なかなか梅雨が明けてくれない今シーズン、関東では記録的な日照不足と言われるほど雨や曇りの日が続いており、日曜日の今日も事前にチェックした東京の天気予報は“曇り時々雨” (゚ペ)ウーン…。私が自宅を出た際は傘を差さずに済む程度なものの、霧雨が舞う状況でした 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ。
ただ、むしろ今回ばかりは雨でもいいかな・・・って、私は思っています (´σД`)マ、イッカ。というのも、目的であるケーブルカーは先述したように、おもに観光用として運行されているため、週末に晴天の行楽日和ともなれば多くの観光客や登山客で混雑することが予想されます。ハコ(車両)の小さなケーブルカーでは一度で乗客を捌ききれず、乗るまでに行列・・・なんてこともたまにありますよね λλλλλ (´д`;)人大杉…。でも逆に雨天ならば観光客の出足も鈍ることでしょう (´ω`)ナルヘソ。それを裏付けるかのように、行楽シーズンのピーク時にはかなり混雑する中央線の「ホリデー快速」も、今日はガラガラでした ( ̄  ̄*)ガラガラ。まあ、この空き具合は天候だけでなく、コロナの影響も少なくないと思いますが (・ω・`)ウーン…。


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中央線から青梅線、五日市線へ直通する
「ホリデー快速 おくたま・あきがわ号」は
途中の拝島にて奥多摩ゆきの「おくたま」と
武蔵五日市ゆきの「あきがわ」に分割します。
▲青梅線 拝島


さて、東京都内に鋼索線・・・というかケーブルカーは、二つの路線が存在し、ひとつは八王子市の高尾山にて清滝駅(ふもと)と高尾山駅(山上)のあいだで運行されている「高尾登山電鉄(高尾山ケーブルカー)」。都内屈指の観光名所である高尾山には私も何度か訪れたことがあり、その際にケーブルカーも利用しています (゚ー゚*)タカオ。そしてもうひとつが青梅市の御岳山(みたけさん)で運行されている「御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー)」で、私がまだ乗ったことないのはこちらのほう (゚ー゚*)ミタケ。
そこで、中央線を下る快速列車でも高尾ゆきではなく、立川より中央線から青梅線に乗り入れる奥多摩ゆきの「ホリデー快速 おくたま号」に乗車し、御岳山のふもとに位置する青梅線の御嶽(みたけ)を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。この「ホリデー快速」ならば、中央線沿線にあるウチ(自宅)の最寄駅から乗り換え無しの一本で御嶽まで行けるし、停車駅が少ないため速達性にも優れた便利な列車です (・∀・)イイネ。こういう楽チンなものがありながら、いままで一度も御岳山ケーブルカーを乗りに行こうとは思わなかったんだよなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。
そんな便利な「ホリデー快速」で、順調に青梅線を下り方向へ進んでいたところ ...(((o*・ω・)o、天気予報では“曇り時々雨”で降水確率も高かったハズなのに、車窓から望む空は雲が切れて青空が見えているではありませんか。あれ?晴れてるじゃん・・・(゚ー゚?)オヨ?。なんだか久しぶりのような気がする晴天、しかも沿線風景が自然豊かな青梅線に来ているのならば、ケーブルカーへ行く前にちょろっと寄り道したくなってしまいました ((o(・∀・*)o))ウズウズ。そうすると停車駅の少ない「ホリデー快速」よりも普通列車(各駅停車)の方が好都合なので、急きょ途中の青梅で列車を乗り換えることにします ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。慌ただしいけれど、鉄旅はこういう予期せぬ展開がまた楽しいやね。


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雨予報だったハズなのに、
青梅では青空が広がっていました。
これは“晴れ運”に恵まれたかな?
「ホリ快」を見送って、
当駅始発の普通列車に乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲青梅線 青梅

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ちなみにスマホの列車位置情報アプリだと、
青梅周辺の予報は変わらずに曇り時々雨・・・。
これから天気が急変するのかもしれないので、
気は抜かない方がいいのかも。
( ̄ヘ ̄)ウーン

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車窓に自然の緑が流れる青梅線は
東京アドベンチャーライン」の愛称があります。
ロングシートの通勤型電車でも味わえる旅気分。
(*゚v゚*)ワクワク♪

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東青梅から先(奥多摩方面)は
単線となる青梅線。
古里で行き違う交換列車を待ちます。
ちなみに古里の読みかたは
「ふるさと」でなく「こり」。
(゚ー゚*)コリ
▲青梅線 古里

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先へ進むほど
どんどん山深い雰囲気となります。
でも、ここは東京都内。
それにしてもいい天気だなぁ。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸(車窓から)


中央線を介して都心へと乗り入れ、首都圏近郊における通勤路線の一角を担う青梅線ですが、途中の青梅を境にしてそれまでの住宅街から沿線風景が一変、木々の緑が眩しい奥多摩の山あいを縫って走るようになります (゚∀゚*)オオッ!。もう何度も乗ったことのある区間でありながら、いつ来てもここが東京の都内なのかと疑いたくなるような開放感のあるのどかさ (´ー`)マターリ。そんな車窓風景をロングシートで体をひねって眺めていると、やがて列車は当初の下車予定だった御嶽を通り過ぎ、それより先へ進むのもはたして“寄り道”と言えるのかどうか分からないけれど、私は終点の奥多摩のひと駅手前にある白丸(しろまる)で列車を降りました (゚ー゚*)マル。


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下車予定だった御嶽を通り過ぎ、
ふらっと列車を降りたのは白丸。
一面一線の簡素な無人駅です。
都心の新宿から約二時間でこの風景。
▲青梅線 白丸


三鷹0659-(ホリデー快速おくたま1号)-青梅0749~0810-(青梅811)-白丸0845

列車が走り去ると鳥の囀りとセミの鳴き声が耳に入る、自然豊かな無人駅の白丸。この駅近くには、多摩川の上流に位置する白丸湖(人造のダム湖)があり、そこに架かる橋の上からは湖と絡めて山裾を走る青梅線の列車を撮る事ができます (・o・*)ホホゥ。駅から橋まで徒歩でわずか10分程度という寄り道にはもってこいの手軽さながら、その湖面を見下ろす眺めはなかなか壮大なものがあり、私も季節を伺いながらちょくちょく訪れているお気に入りの撮影スポットです (・∀・)イイネ。今回は本来の目的であるケーブルカーの乗車が控えているのであまり長居できませんが、少しだけきれいな風景の撮影を楽しんでいきましょ ヽ(´▽`)ノワーイ♪。


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多摩川の流れを調整する白丸湖。
周囲は数馬峡と呼ばれる溪谷で、
そのダイナミックな風景が数馬峡橋から望めます。
青梅線を狙う撮影ポイントはその橋の上。
(「゚ー゚)ドレドレ

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タタン、タタン・・・と、
渓谷に響くジョイント音を頼りに
一瞬のシャッターチャンスを狙います。
山裾にへばりついて走るE233系の車体が
キラッと輝きました。
(☆∀☆)キラッ☆
ちなみに神秘的なブルーグリーンの湖面は
石灰を含んでいるからだそうです。
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸

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一面が夏の深い緑に包まれるなか
手前にある一本の木には
オレンジ色の葉?花?が見られます。
何の木でしょうね・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸

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橋から駅へ戻る道すがら、
線路沿いでダリアが花を咲かせていたので、
電車と絡めてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
青空に赤い花とオレンジ帯の電車が映えます。
▲青梅線 白丸-鳩ノ巣

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線路わきの法面スペースを活用して、
ここでは地元の方がお花を育てられているようです。
(´▽`*)キレイ♪
ダリアのほかにもアジサイや
キバナコスモス(でしょうか?)などが見られました。
ただ、さすがにアジサイはもう元気がないかな?
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸


青梅線の末端部にあたるこの区間(青梅~奥多摩)の普通列車は、おおむね30分に一本程度の運行本数ですが、土休日の午前中は先述した「ホリデー快速」やその回送列車が運転されるため、寄り道程度のわずかな時間でも効率よく列車の撮影ができます (^_[◎]oパチリ。
ただ、白丸湖が望める数馬峡橋はたしかにダイナミックでいい撮影ポイントですが、列車が見える範囲や撮影する立ち位置が限られているため、アングル的なバリエーションは乏しく、しかも「ホリ快」があるとはいえ、基本的にはどの列車も同じ形式のE233系なので、数本の列車が撮れればもうじゅうぶんです (+`゚∀´)=b OK牧場!。
橋の上以外にも線路端に咲いていた季節の花などを絡めて撮影しつつ、一時間程度の散策で白丸の駅に戻ってきました。


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上り列車で白丸をあとにします。
ちなみにホーム上で異彩を放つ白くて丸いモノは
球体テントのような待合室。
駅名が“白丸”だから、こんな形態!?
(゚∀゚)アヒャ☆
▲青梅線 白丸

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撮影ポイントの白丸湖や数馬峡橋を
車内のほうから望むとこんな感じ。
木々に囲まれてほんの一瞬の眺めです。
|∀・)チラッ
▲青梅線 白丸-鳩ノ巣(車窓から)

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次の下車駅は本来の目的地だった御嶽。
立派な寺社風造りのこの木造駅舎は
御岳山の武蔵御嶽神社を模したもので、
青梅線(青梅電気鉄道)開業時の
昭和4年(1929年)に建造。
(´ω`*)シブイ
▲青梅線 御嶽


白丸0959-(青梅902)-御嶽1016

白丸から青梅ゆきの普通列車に乗り、上り方向へ戻ること15分で御嶽に到着 (・ω・)トーチャコ。
立派な寺社風の駅舎を構える当駅は御岳山観光の拠点で、普通列車だけでなく都心から直通運行される「ホリデー快速」も停車します。ちなみに御岳山は“岳”の字が使われていますが、御岳山に鎮座する武蔵御嶽山神社にならって駅名は“嶽”を用いた「御嶽」としており、また、御嶽と書いて「おんたけ」とも読めますが(都内の東急池上線には御嶽山(おんたけさん)って駅がある)、ここは「みたけ」です (゚ー゚*)ミタケ。
そんな御嶽駅は御岳山のふもとにあって、駅のすぐ近くに目的のケーブルカーが発着している・・・のではなく ( ̄△ ̄;)エッ…、当駅からケーブルカーの駅や御岳山の登山口までは、およそ3キロもの距離があり、歩くと45分、路線バスで10分ほどとなっています ( ̄  ̄;)3㌔…。先述した高尾山ケーブルカーが京王線の高尾山口駅に隣接しているのに対し、このバス移動を挟むというアクセス方法がまた、私が御岳山ケーブルカーに足が向かなかった理由のひとつでもあります σ(・∀・`)ウーン…。御嶽駅の近くからひょいっとケーブルカーに乗れるのなら、青梅線撮影のついでなどで立ち寄ろうという気になるんですけどね。でも、その面倒くささが一般鉄道とは違うケーブルカーらしさのようにも思います (´ω`)ソオ?。
山のほうへ続く上りの坂道を45分も歩くのはさすがにしんどいので、もちろんバスを利用します (゚ー゚*)バス。


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西東京バスで運行されている、
御岳山へのアクセス路線。
その行き先は「ケーブル下」。
▲西東京バス 御嶽駅

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御岳山へ通じる坂道を進む路線バス。
乗車時間は短いけれど、
気分は「バス旅」の太川さん?
いや、私のキャラ的には蛭子さんか(笑)
( ̄▽ ̄;)エビスサソ…
▲西東京バス 琴沢橋-ケーブル下

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ケーブル下はその停留所名どおり、
見上げるとそこに
ケーブルカーの線路がありました。
(゚∀゚)オッ!


御嶽駅1040-(西東京バス)-ケーブル下1050

バスに揺られること10分でケーブルカーの駅に近い、ケーブル下の停留所に到着 (・ω・)トーチャコ。
行くまでは青梅の先の御嶽はちょっと遠いとか、さらに駅からバスに乗るのは面倒だなどと思っていたけれど σ(・∀・`)ウーン…、実際に来てしまえば案外近いもんだという印象 (´σ∀`)ナーンダ。そんなところにあるのが、今回の旅の目的である御岳山ケーブルカーの滝本駅(たきもとえき)で、御岳山の中腹に位置するふもと側の起点駅です (゚ー゚*)タキモトミオリ。
予想外の晴天となったことにより、当駅までクルマで訪れてケーブルカーに乗る行楽客が多いかも・・・との懸念がありましたが (゚ペ)ウーン…、さすがに晴れたからすぐに御岳山へ駆けつけるなんて人は少ないようで、駅の構内は空いており、ケーブルカーを待つ列もありませんでした ε-(´∇`*)ホッ。これなら車両の前のほうの席に座れるかな?
さあ、ここから、私にとって都内で唯一、乗り残していた鉄道路線を片付けることとしましょう (*`・ω・´)-3フンス!。たとえケーブルカーであっても、そして個人的に乗り潰し対象から外していたとしても、やはり初めて乗る路線はテンションが上がります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。


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御岳山の中腹に位置する滝本駅。
その標高は407.4メートルです。
駅名の由来は分からないのですが、
近くに滝があるのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲御岳登山鉄道 滝本駅

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券売機で購入した乗車券はシンプルなもの。
普通運賃は片道600円ですが、
往復乗車券だと1,130円で70円のおトクです。
(*・∀・)つ[キップ]

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御岳山ケーブルカーの車両は、
とくに数字による形式は付けられていないようで、
今回乗車するのは開業時から数えて三代目にあたる、
赤い車体の「御嶽(MITAKE)号」。
(゚ー゚*)ミタケ
ちなみに車体のオデコには
京王(KEIO)マークが見られますが、
御岳登山鉄道(ならびに高尾登山電鉄)は
大手私鉄・京王電鉄のグループ会社です。
( ̄。 ̄)ヘー
▲御岳登山鉄道 滝本駅

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乗務員さんの感染防止対策のため、
かぶり付きスペースは封鎖されていましたが、
前の方の座席から進行方向を眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
木々をかき分けるように山上へと伸びる
ケーブルカーの軌道。
▲御岳登山鉄道 滝本駅(前方の車窓から)


ガクン!という軽い衝動とともに (((°∀°;)))ガクン、まさに引っ張られる感覚で滝本駅を発車した、赤いケーブルカーの「御嶽(MITAKE)号」。交走式と呼ばれる一般的なケーブルカーは構造上、二台の車両が釣り合うようにして運行されているため、中間点ですれ違うことになるもう一台がどんな色なのか見るのが楽しみです (*´v`*)ワクワク♪。
ここであらためて・・・御岳登山鉄道・御岳山ケーブルカーは、東京都青梅市に位置する標高929メートルの御岳山の北斜面に設けられ、中腹の滝本駅(標高407.4m)と山上の御岳山駅(標高831.0m)のあいだをむすぶ、全長1.1キロの鋼索鉄道(ケーブルカー)路線 (・o・*)ホホゥ。御岳山は古くから山岳信仰の対象となっており、当線は山上に建立されている武蔵御嶽神社への参拝アクセスを担っているほか、山歩きや登山といったレジャー客の利用、また、山上集落で暮らす住民の生活路線といった一面も持っています ( ̄。 ̄)ヘー。


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線路沿いにはアジサイが植栽されていて、
乗客の目を楽しませてくれます。
花盛りのときは見ごたえがあるでしょうね。
(・∀・)イイネ
▲御岳登山鉄道 滝本駅-御岳山駅(車窓から)


滝本駅から御岳山駅までの所要時間は6分。ということは、駅を発車して3分後には上下の車両が行き違うわけで、前方を注視していると、やがて上の方から「武蔵(MUSASHI)号」の愛称をもつ緑色の車両が下ってきました (゚∀゚)オッ!。緑と赤の愛称を合わせると武蔵御嶽となり、山上の武蔵御嶽神社がその愛称由来かと思われます ムサシ(゚∀゚≡゚∀゚)ミタケ。


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中間点での行き違いシーンは
鉄ちゃんにとって大きな見どころ。
乗っている「御嶽号」と形は同じながら
色が緑の「武蔵号」が下ってきます。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲御岳登山鉄道 滝本駅-御岳山駅
(前方の車窓から)

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行き違いを済ませると、
「御嶽号」の登坂はラストスパート。
p(*`・ω・´)q ガンガレ
前方に山上の駅が見えてきました。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅
(前方の車窓から)

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山上に位置する御岳山駅に到着した
「御嶽(MITAKE)号」。
山登りおつかれさまでした。
(´w`*)ドツカレサン
▲御岳登山鉄道 御岳山駅

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ガラスが反射してちょっと解りづらいのですが、
御岳山駅ではケーブルカーの動力となる、
巻き上げ機を見ることができます。
(゚∀゚)オッ!
▲御岳登山鉄道 御岳山駅

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御岳山駅の標高は831メートルで、
ケーブルカーという特殊鉄道ではありますが、
東京都でいちばん高い場所にある鉄道駅です。
(・o・*)ホホゥ
▲御岳登山鉄道 御岳山駅


滝本駅1100-(御岳山ケーブルカー)-御岳山駅1106

時速11キロというゆっくりとした足取りながら ノコノコ...(((o*・ω・)o、両駅の標高差423メートル、最大斜度25度の急勾配を力強く登ってきたケーブルカーの「御嶽(MITAKE)号」は、ふたたびガクン!(((°∀°;)))ガクン という軽い衝撃とともに停止し、山上の御岳山駅に到着 (・ω・)トーチャコ。
これにより私は、東京都内の鉄道全路線を“注釈無し”での完乗となりました ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪(あくまでも都内の路線ね(笑))。わずか1.1キロのケーブルカーですが、下車したときには思っていた以上に大きな達成感が湧いた気がします (´ー`*)マンゾク。


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山上で期待するのはその見晴らし。
雲が多くなってきたもののまだ晴れていて、
けっこう爽快な眺めです。
(´▽`*)キモチイイ♪

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青梅線が見えないかと目を凝らすと、
(@_@*)ン-…
御嶽の上り方隣駅にあたる
沢井の駅がかろうじて確認できました
(画面まん中よりやや右に
駅の構内に架かる白い跨線橋がわかる)。


さて、「ケーブルカーに乗る」という私の目的は完遂しましたが ( ̄ ^ ̄)ゞミッションコンプリート!、このまま単にケーブルカーを往復するだけではもったいない。先述したように御岳山の山上には山岳信仰のシンボルとして歴史深い、武蔵御嶽神社が建立されており、駅から神社までは1.2キロ、徒歩25分とちょっと距離はあるけれど、ここまで来たのならば参拝してゆこうと思います (-`ω´-*)ウム。願いはやはりコロナ収束・・・でしょうか。


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御岳山駅の横から伸びる
御岳山・武蔵御嶽神社の参道。
...(((o*・ω・)o

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案内図を見ると参道沿いをはじめ、
山上の集落にはいくつかの宿坊もあります。
( ̄。 ̄)ヘー
そういえばケーブルカーの往復乗車券は
二日間有効となっていたので、
泊まりがけで参拝される方も多いのかもしれませんね。

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山道のような細い参道を進むと、
傍らには立派なヤマユリなど、
いろいろな花が目に留りました。
(´▽`*)キレイ♪
ふもとより気温が低いのか、
ここではまだアジサイも元気です。

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御岳山の武蔵御嶽神社
第十代崇神天皇七年(紀元前91年)の創建と伝えられ、
天平8年(西暦736年)に僧行基がこの地に
蔵王権現を祀ったことで広く知られるようになり、
かつての有力武将たちの信仰をはじめ、
いまも関東一円より多くの人たちが
御嶽詣(みたけもうで)と称して参拝に訪れています。
ムニャムニャ…(*-ω-)人 幵

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神社は御岳山駅よりさらに高いところに位置しますが、
景色の見晴らしは駅前のほうがスッキリしているかな?
σ(゚・゚*)ンー…

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参拝を済ませて駅へ戻り、
ケーブルカーに乗って山を下ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
ケーブルカーは上るより下りるほうが、
前方の眺めがいいっていわれますよね。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅-滝本駅
(前方の車窓から)

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行き違う車両は緑の「武蔵号」。
(゚ー゚*)ムサシ
ということは、私が乗っているのはまたも
赤い「御嶽号」のほうです。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅-滝本駅
(前方の車窓から)

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ケーブルカーなので上りも下りも
同じ速度、同じ所要時間なのですが、
どこか下りは慎重に進んでいる印象を受けながら、
ふもと側にある滝本駅に到着しました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲御岳登山鉄道 滝本駅


御岳山駅1215-(御岳山ケーブルカー)-滝本駅1221
ケーブル下1234-(西東京バス)-御嶽駅1242

厳しく制限されたわけではないけれど、できれば都民による“都県またぎ”は控えたほうがいいような状況(7/19時点)のなか、ふと思い立って、東京都内で未乗となっていた御岳山ケーブルカーを訪れた今旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
観光路線のケーブルカーも梅雨時で雨予報ならば混雑なく空いているだろうと予想しての訪線でしたが σ(゚・゚*)ンー…、天気予報がいいほうに外れてくれたことにより、結果的に雨が降らない爽やかな晴天に恵まれ、さらに人の少ない状況でケーブルカーの乗車を愉しめたことはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。また、都内の路線完乗を果たせただけでなく、奥多摩や御岳山の自然豊かな風景にも、コロナ禍という時世柄、気分が癒されたように思います +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
個人的に乗りつぶし対象と見ていないケーブルカーは門外漢って印象があるけれど、もし機会があればほかの路線にも乗ってみたいところです (-`ω´-*)ウム。いつかは私の完乗タイトルから「鋼索線をのぞく」という注釈が取れる日がくる・・・かも?(笑)


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昼食は御嶽駅近くのお蕎麦屋さんでいただいた
冷たいとろろ蕎麦。
滋養強壮に優れたとろろ(山芋)は
昔から登山者の疲れを癒す効果があります。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
まあ、今日の私はケーブルカーに乗っただけで、
自分の足では登っていないけどさ。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

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「ホリデー快速」は時間が合わなかったので、
青梅線の上り普通列車に乗って帰ります。
ただし、青梅から先は
中央線直通の「青梅特快」に接続してくれました。
▲青梅線 御嶽


御嶽1352-(青梅1310)-青梅1417~1422-(青梅特快1432T)-三鷹1508


ところで・・・、この旅のあとも東京の感染拡大は収まる気配なく、とうとう週末の連休については都知事から都民へ「不要不急の外出自粛」がふたたび要請される事態となってしまいました(7/22発言)。さらに、東京だけでなく各地でも感染者が増えている状況・・・。
焦ったってどうにかなるものではないけれど、このコロナ禍の出口はいったいいつになったら見えるのでしょうね・・・"o(-"-;*) ウゥム…。