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東武日光線・・・「北斗星色」DE10 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.08.30 東武日光線
牽引機は“北斗星色”!?
14系 客車列車 撮影
 
 
春先から続く新型コロナウイルスの影響により、外出の制限(いまは緩和されたけど)や、3密(密閉・密集・密接)となるような行動は避けるように求められ、私が趣味としている鉄道の分野でも多くのイベント(特別企画の列車や車両基地の公開など)が実施を見送られました (´・ω・`)ショボン。しかし最近になってようやく、人数制限やマスクの着用義務、車内換気などの感染症対策を徹底したうえで、少しずつイベントが再開される傾向にあるようです (゚∀゚)オッ!。
特別なイベント列車(企画列車や臨時列車)ばかりを意識するのでなく、日常的に定期運行されているふつうの列車をいい条件で撮るのもまた、この趣味(撮り鉄)を楽しむひとつの方向性だと、このコロナ禍で個人的に改めて認識したことだけど (-`ω´-*)ウム、やはり正直なところ、レアなイベント列車ならではの緊張感や高揚感も、“撮り鉄”という名の“ハンター”としては味わいたくなるもの (*゚∀゚)=3ハァハァ!(ちなみに前記事で私がテンション高めで撮っていた、しなの鉄道の復刻色115系は定期列車です。まあ、観光列車の「ろくもん」はイベント列車という括りかも知れないけれど・・・)。

そんななか、おもに首都圏から北関東方面に展開する大手私鉄の東武鉄道(東武線)では、私の興味を惹く面白いイベント列車(事前募集制のツアー列車)が企画されました (゚ー゚*)トーブ。
東武線というと、まだコロナの影響が少なかった今年の2月に私は、昔の6000系の車体色を現行の6050系に再現した、アズキ色の復刻色を東武日光線へ撮りに訪れています
(^_[◎]oパチリ。では今回のイベント列車も、そのアズキ色の6050系(6162F、6179F)で運行されるのでしょうか?σ(゚・゚*)アズキ?、それとも、やはり昔の復刻色で残るセイジクリーム色の8000系(8111F)?σ(゚・゚*)セイジ?
いや、今回のイベント列車に使われる車両も、広義的に見れば“復刻色”と言えるかも知れないけれど、6000系や8000系のような“懐かしい東武線”ではなく、ちょっと北の国からの涼しい風を届けてくれそうな列車です ( ̄∀ ̄*)ナニソレ?。
30度を越える残暑の予報が出された8月最後の日曜日、北関東でいったいどんなイベント列車が走るのでしょうか (*゚v゚*)ワクワク♪。


8月30日(日)


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1931年(昭和6年)の延伸開業時に
関東初の駅ビル(百貨店併設駅)として立てられた、
東武線のターミナル、浅草駅。
今旅はここからスタートです。
(゚ー゚*)アサクサ
▲東武伊勢崎線 浅草

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駅ビルの二階が列車の発着ホーム。
乗るのは10050系の
北千住ゆき普通列車です。
▲東武伊勢崎線 浅草


朝から眩しい日差しが照りつける、晴天の日曜日 (つ▽≦*)マブシッ!。今日もキビシい暑さが予想されますが、撮り鉄に行くならやっぱり晴れてくれたほうが嬉しい (´▽`*)イイテンキ♪。
東武線(東武スカイツリーライン、伊勢崎・日光線系統)のターミナルである浅草は、JRの路線が乗り入れていないため(東武線のほかは地下鉄の銀座線と都営浅草線)、個人的にはあまりアクセスが良くなく、私が東武線を利用する場合は直通運転が行なわれている地下鉄の半蔵門線か日比谷線経由、もしくは途中の北千住でJR常磐線から乗り換えることが多いのですが σ(゚・゚*)ンー…、今回の目的のイベント列車(ツアー列車)は運行時刻が遅めの設定で時間に余裕があることから、久しぶりに路線起点の浅草から出発してみました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。と言っても、浅草からわずか二駅目の曳舟(ひきふね)で、半蔵門線から直通の急行列車に乗り換えるんだけどね ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。


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青空が広がる晴天のもと、
スカイツリーに見送られて出発です。
ちなみに都心近郊の東武伊勢崎・日光線には
「東武スカイツリーライン」の愛称が
付けられています。
(゚ー゚*)スイカツリ?
▲東武伊勢崎線 浅草-とうきょうスカイツリー

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曳舟で半蔵門線から直通する
急行の南栗橋ゆきに乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両はニッコリ顏が印象的な
東急の新型車両2020系。
▲東武伊勢崎線 曳舟


関東の人にはお馴染みの東武鉄道は、首都圏の起点を浅草とする伊勢崎線(東武スカイツリーライン)系統と、起点を池袋とする東上線系統の二つに大きく分けられますが、私が乗っているのは伊勢崎線系統の南栗橋ゆき急行列車 (゚ー゚*)ミクリ。そして伊勢崎線系統のなかでもさらに路線が枝分かれし、伊勢崎線の途中にある東武動物公園から栃木や日光のほうへ伸びるのが、今回のツアー列車が運行される日光線です ( ̄∀ ̄*)ニッコー、ケッコー。冒頭でも触れましたが、当線には今年の2月にも復刻色の6050系を撮影しに訪れており、路線の詳細などはその時の記事も参照してください。


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南栗橋で乗り継いだ
普通の東武宇都宮ゆきは、
日比谷線直通用だった20000系を
ローカル線用に転用改造した20400系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲東武日光線 南栗橋

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日光線を北上するに連れて
のどかさが感じられるようになった車窓風景。
(´ー`)マターリ
田園の向こうに見える山は
手軽なハイキングコースで知られる
標高341メートルの大平山(おおひらやま)です。
▲東武日光線 静和-新大平下(車窓から)

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日光線と宇都宮線が分岐する新栃木で
東武宇都宮ゆきから東武日光ゆきに乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両はセミクロスシート(ボックスシート)の
元・快速用車両、6050系。
▲東武日光線 新栃木


南栗橋ゆきの急行列車で伊勢崎線から日光線へ直通し、さらに南栗橋と新栃木で普通列車を乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。鉄ちゃんとしてはいろんな種類の電車に乗れるのは楽しいけれど、以前(数年前まで)は浅草から6050系の快速列車に乗れば、ボックスシートに座って乗り換えなしの一本で東武日光(や鬼怒川温泉、会津田島)まで行けたことを思うと、このような乗り換えの多さは煩わしくも感じます σ(・∀・`)ウーン…(いつの間にか日光線の南栗橋〜新栃木が、宇都宮線の延長みたいな扱いになっちゃったし)。利用客のニーズに合わせた効率化と種別や運行区間の明確化を理由に、長距離運行の快速や快速急行(特別料金不要)は廃止されてしまい、現在の首都圏と日光・鬼怒川をダイレクトにむすぶのは有料の特急列車だけになっちゃったんだよね・・・(・ε・`)チェ。


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新栃木の車両基地には
6000系復刻色の6050系がお休み中(右奥)。
(゚∀゚)オッ!
当編成は団体ツアーの復路に使われるため、
今日は定期運用に就かないみたいですね。
沿線で撮れないのは残念。
▲東武日光線 新栃木-合戦場(車窓から)


さて、今回の撮影目的であるツアー列車(クラブツーリズム団臨)、実は前週の日曜日(8/22)にも同行程で運行されており、本日は二回目。できれば私もいち早く初日の撮影に駆けつけたいところでしたが、定期列車や多客時に増発される臨時列車(多客臨)と違い、ツアー列車(団体専用列車)の場合は詳細な時刻が公表されないことが多く、情弱な私は当該列車の運行時刻がよく分かりません (・・?)ハテ?。お目当ての車両が使われる運転区間は、ツアー行程のうちの南栗橋から鬼怒川温泉まで(と鬼怒川温泉から下今市まで)なので、その沿線に朝からずっと待ち続けていれば、いつかは通過するんだろうけど ( ̄  ̄;)イツカ…、そんなことしたら今の時期は熱中症でぶっ倒れちゃう恐れがあるし、時間によって日の当たり具合などは変わってくるので、できれば事前に大まかでも運行時刻を把握したいところ (゚ペ)ウーン…。そこで私は運転初日の撮影を見送り、その時に撮影された方々がSNSなどへアップする成果を参考にして運行時刻を割り出し φ(゚-゚=)フムフム、今日の出撃に至ったのでした (´ω`)ナルヘソ。
時刻が把握できたおかげで、浅草から余裕を持って私が向かえたのは、栃木の先にある楡木(にれぎ)。


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浅草から列車を乗り継いで二時間半、
下車したのは栃木県鹿沼市の楡木。
(゚ー゚*)ニレギ
駅のまわりではとくに目に留らなかったけど、
昔はニレの木がたくさん生えていた地だったのかな?
ちなみに現在の駅舎は近年に改築された
簡素な造りのものですが・・・
▲東武日光線 楡木

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以前に私が撮影へ訪れた2006年はまだ、
味わいのある古い木造駅舎でした。
(´w`*)シブイ
いい駅舎だったけど、
老朽化による建て替えは仕方ないよね。
▲06.12.16 東武日光線 楡木


浅草0821-(伊勢崎線)-曳舟0827~0839-(伊勢崎線618K急行)-南栗橋0936~1004-(日光線431)-新栃木1049~1051-(日光線917)-楡木1106


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無人駅の楡木にはIC乗車券の簡易改札機や
乗車証明書発行機(下車駅で清算)もありますが、
近距離の乗車券は駅前の民家でも販売されています。
商店でなく民家というのが珍しい。
( ̄。 ̄)ヘー
(私はIC利用だったので切符は買わなかったけど)


楡木はおもに街道沿いに集落が形成されていて、集落から少し外れた駅のまわりはのどかな田園風景 (´ー`)ノドカ。このような立地は列車利用の“徒歩鉄”にとって好都合で、以前にも私は当地へ撮影に訪れています (*´∀`)ノ゙オヒサ。土地勘があるというほどではありませんが、今回はなるべく駅に近い場所で撮りたいことと(その理由は後述)、お目当ての列車が通過する時間帯に日当り(光線状態)が良さそうな場所として、過去にも撮影経験のあるこの楡木を選びました (・∀・)イイネ。
田園を区切るように敷かれた農道のなかで、列車がスッキリと撮れそうなところに腰を落ち着けます。ちなみに先客(同業者)は誰もおらず (・ω・)ポツン。


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駅から歩いて10分ほど、
やってきたのはこんな場所。
広い田園を南北に縦断するように
日光線の線路がまっすぐ敷かれています。
上り下りのどちらを向いても撮れますが、
こちらはツアー列車を迎える上り方(浅草方)。


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首都圏の浅草や新宿と
観光地の日光・鬼怒川をダイレクトにむすぶ、
100系の特急「スペーシア」。
紫のラインはスカイツリーのライトアップ
「雅」に合わせたカラーリングです。
▲東武日光線 楡木-樅山


最初に通過したのは、100系の特急「スペーシア」(きぬ115号)(^_[◎]oパチリ。この区間の普通列車は一時間に1、2本程度の運行本数ですが、特急列車はそれよりも多く設定されていて、首都圏から日光や鬼怒川へ向かう観光客の足を担っています (゚ー゚*)スペーシア。そんな「スペーシア」での試し撮りを見ると、車体の側面にはまだ日が当たっていませんが σ(゚・゚*)ンー…、これから徐々に太陽が手前側へとまわり、あと一時間後に通過する“本命”のころには、たぶんいい状態となる・・・ハズ ( ̄  ̄;)ハズ…(この時点ではちょっと・・・いや、かなり不安)。


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土休日のみ運行が設定されている
350系の特急「きりふり」。
流線形の「スペーシア」と比べると、
その角張ったボディがより印象的に感じます。
(o ̄∇ ̄o)シカクイ
お、だいぶ日が当たるようになってきたぞ。
▲東武日光線 楡木-樅山

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振り返って下り方(日光方)を向くと
こんな感じで撮れます。
(^_[◎]oパチリ
夏から秋へ・・・移ろう季節を感じつつ
「スペーシア」が稲穂の海を駆け抜ける。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲東武日光線 樅山-楡木


遮るものが一切ない田園に容赦なく照りつける太陽 (つ▽≦;)マブシッ!。じりじりと焼けつくような暑さのなか、持参したペットボトルの飲料でこまめに水分補給をしながら耐えていると 。゚(A′□`;)・。アヂィィ・・・、時間が進むに連れて列車の手前側面にまで日が当たるようになってきました (゚∀゚)オッ!。うん、我ながらいい読みじゃない ъ(゚Д゚)ナイス(ホッとひと安心(笑))。
待ち時間のあいだには、近々に退役が囁かれている350系を使った特急「きりふり」(281号)や、一本しかない「サニーコーラルオレンジ」の100系(104F)も撮ることができて、ちょっぴりラッキー (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。デビュー時のオリジナルとは細帯の色が異なるけれど、やっぱり「スペーシア」はこのオレンジ色のイメージです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
そんな日当りが好条件となるころ、クルマでおひとりの同業者の方が来られて (*・ω・)ノ゙チワッス、ご挨拶がてら「お、この場所はスッキリと抜けているし、“東武らしい形状の架線柱”も残っていて、いいですね〜」と話されます (σ´∀`)σイイネ~。私はとくに意識していなかったけど、どうやらこの場所の架線柱には東武らしい特徴があるようです ( ̄。 ̄)ヘー。着目点は人それぞれですが、たしかに件のツアー列車を撮るのに、“東武らしさを表すアイテム”を写し込むことは重要なポイントなのかもしれません σ(゚・゚*)ンー…。


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この鉄骨組みが東武らしい架線柱だそうで、
まだ東武沿線のあちこちで見られるものの、
最近はコンクリート柱へ取り換えられて
数を減らしているらしい。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみにそれをくぐり抜けた列車は
500系の特急「リバティ」。
▲東武日光線 楡木-樅山


架線柱のことを教えてくださった方のほかにも、少しずつ増えてきた同業者 (*・ω・)ノ゙チワッス(たぶん、クルマでの追っかけ組ね)。それでも数人程度のまったりとした雰囲気で、お目当ての列車の通過時刻を迎えます ( ̄  ̄*)ソロソロ…。上空の所々に雲は湧いているけれど、ほとんど太陽を隠すことはなく、雲影で翳る心配は無さそう ε-(´∇`*)ホッ。
やがて下り列車の接近を知らせる踏切が鳴動し、向こうのほうから聞こえてきたのは、“ガラガラガラ・・・”というディーゼルのアイドル音 ( ̄△ ̄;)エ?。え?東武線なのにディーゼルとな!? (=゚ω゚=*)ンン!?


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稲穂が色付き始めた初秋の田園に
かつての夜行急行を思わせる青い客車が
同色のディーゼル機関車に牽かれて現れました。
ここはホントに栃木?
ひょっとして北海道・・・かも!?
(゚∀゚)アヒャ☆
▲東武日光線 楡木-樅山


青いデーテン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
これは東武線というより、国鉄かJRの客車列車かと見まごう編成 (゚ー゚*)キャクレ?。しかも、その先頭に立つディーゼル機関車の色は、数年前まで寝台特急「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」などを北海道内(おもに函館〜札幌)で牽引する機関車に採用されていた、通称「北斗星色」と呼ばれるものではありませんか!w( ̄▽ ̄*)wワオッ!。ここは気温30度越えの栃木ですが、当列車を目にしたほんの一瞬だけ、北の大地の涼しい風が吹いたように感じます 彡 彡 (((ノ*´д)ノ彡 彡 (あくまでもイメージね)。
でも、なぜこんな列車が東武日光線に・・・? σ(゚・゚*)ンー…


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ちょっと苦しいアングルながら、
先頭の機関車だけを撮ってみました。
(^_[◎]oパチリ
青い車体にキリッと引かれた金の帯、
さらにキャブの部分には
星のエンブレムも施されています。
これぞまさしくDL版「北斗星色」!
(゚∀゚*)オオッ!
でも・・・よく見ると、
「北斗星」を牽いていたDD51形とは
ちょっと形が違う?
(´・ω`・)エッ?
▲東武日光線 楡木-樅



東武鉄道では、鉄道産業文化遺産の保存と活用、日光・鬼怒川エリアの活性化、東北復興支援の一助という三つの目的を軸に、2017年からJR北海道より蒸気機関車のC11形207号機を借用し、鬼怒川線の下今市〜鬼怒川温泉にて観光列車の「SL大樹」を運行 (゚ー゚*)タイジュ。その際、客車(14系座席車)とともにJRの中古で導入したのが、SLの補助的な役割(補機)を担うディーゼル機関車のDE10形1099号機で、常に「SL大樹」の運転を後ろから支えています (・o・*)ホホゥ。また、SLのC11形が検査や故障等で使用できない場合には代役として客車の先頭に立ち、「DL大樹」として運行された実績もあります。
そして今年(2020年)、東武は二機目の蒸気機関車となるC11形325号機を真岡鐵道から譲受。C11形を207号機と325号機の二機体勢とすることで、片方が検査などで使用できない時でも年間を通して「SL大樹」を走らせられるようになるほか、鬼怒川線以外の他線(日光線など)でのSL列車運行も検討されているそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
そこで、新たなSL(325号機)にも補機のディーゼル機関車が必要となり、前例同様にやはり元・JRのDE10形1109号機を中古で導入して東武仕様の整備が行われたのですが、ここでファンを驚かせたのがその車体色 (=゚ω゚=*)ンン!?。一機目(1099号機)が朱色の国鉄色なのに対し、二機目(1109号機)はなんと、北海道での「北斗星」牽引機だった、DD51形の「北斗星色」を彷佛とさせる出で立ちとなったのです w(*゚o゚*)wオオー!。同じディーゼル機関車でもDD51形とDE10形では、出力や用途などの違いからスタイルが異なるものの(DD51形は均整の取れた凸形で、DE10形は片方のボンネットが短い)、大まかなデザインは似ているため、さほど違和感なく受け入れられる印象
(・∀・)イイネ。まさに「北斗星色」が上手く再現されているように思います ъ(゚Д゚)グッジョブ。


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ちなみにこちらが本家(?)の
DD51形「北斗星色」が牽く、
北海道内での寝台特急「北斗星」。
(゚ー゚*)デデゴ
▲11.6.6 室蘭本線 長万部-静狩


こうして、C11形325号機が今年12月のデビューを目指して整備が進められるなか、一足先に整備を終えた「北斗星色」のDE10形1109号機が客車を牽いて運行したのが、今回のツアー列車です (´ω`)ナルヘソ。
さすがに客車は寝台車(24系)でない座席車(14系)なので、列車の見た目は寝台特急「北斗星」というより、同色のDD51形が座席車を牽いていた夜行急行の「はまなす」を3両に短縮したようなイメージに感じます σ(゚ー゚*)ハマナス…。ちなみに今回のツアー列車に使われている14系客車の一部は、実際にかつて「はまなす」で使用されたものでした ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな「“ミニ”はまなす」(?)の客車編成が、令和の時代に北関東の東武日光線で見られるとは、全国的に客車列車が衰退して風前の灯となるなか、嬉しいことじゃないですか (´∀`人)スバラスィ!。一見するとJRのイベント列車に思えてしまうところ、ここで絵的に活きてくるのが“東武らしい架線柱”なのかもしれませんね
(´ω`)ナルヘソ。ほんのり秋色に染まり始めた下野(しもつけ)の田園風景に、青で統一された客車列車の編成美が映えて、いい感じだなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。イベント性の高いツアー列車とはいえ、やはり客車列車には電車と違う独特の旅情感があります  (´ー`)シミジミ。車体への日当り具合はまだ少し薄かったものの、じゅうぶんに満足のいく一枚が撮れました (+`゚∀´)=b OK牧場!。


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振り返って14系客車もパチリ。
(^_[◎]oパチリ
豊穣の稲穂がこうべを垂れて
青い列車を見送ります。
▲東武日光線 樅山-楡木(後追い)


客車列車は基本的に機関車側から撮るのがセオリーだけど、後ろに連なる国鉄型の14系客車も今や貴重な存在 (-`ω´-*)ウム。それをたわわに実った稲穂と絡めて撮影し (^_[◎]oパチリ、走り去る後ろ姿を見送りながら余韻に浸りたいところ・・・ですが、実はそんなにのんびりとしている余裕はありません (´・ω`・)エッ?。
件のツアー列車が撮影ポイントを通過したのは12時30分で、そのわずか6分後の12時36分に楡木の駅を発車する下り列車(919列車)に私はできれば乗りたい。駅までの約800メートルはふつうに歩くと10分、走れば・・・間に合うか!? σ(゚・゚;)ドーダロ…。ダメだったら仕方ないけれど、とにかく半分賭けのつもりで急いでみます ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。しかし、たいした距離でなくとも、気温30度を超える炎天下のもとでのダッシュはすぐに体力を消耗。暑い、足が重い、息が切れてキツい・・・ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…。最後に待っていた駅構内の跨線橋を気力を振り絞って上り下りすると、その先のホームにはすでに列車が入線していました ノ、ノリマス…(lll´Д`)ノ゙。


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私が駅に着いたと同時に
ホームへ入ってきた東武日光ゆきの下り列車。
乗ります、乗りますっ!
ノ、ノリマス…(lll´Д`)ノ゙
無理な駆け込み乗車はダメなことだけど、
列車の本数が少ない地方の路線だと、
車窓さんと目が合えば
たいていは待っていてくれます(笑)
▲東武日光線 楡木


ああ、涼しい・・・炎天下のダッシュから冷房の効いた車内へ、このクールダウンは天国です ε-(´o`;A フゥ…。時間的にかなりキワドい賭けで、体力も限界寸前のキツさだったけど、この列車に間に合ったのは非常に大きい チカレタ…⊂(-ω-`⊂⌒`つ。というのも、楡木から二駅ほど進んだ新鹿沼(しんかぬま)では・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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0023_2.jpg
新鹿沼は特急列車も停車する、
日光線の主要駅。
2面3線構造の退避ホーム(2番線)には
ツアー列車の姿がありました。
(゚∀゚)オッ!
▲東武日光線 新鹿沼(車窓から)


客レ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
そう、そこにいたのは、先ほど楡木の撮影ポイントで見送った、ツアー列車の客車編成ではありませんか!(=゚ω゚)ノ゙ヤア
ふつうの電車より速度設定が遅い東武の客車列車は、後続の定期列車を先に行かせるため、所々の途中駅で停車して待避せねばならず ノロノロ...(((o*・ω・)o、そのなかでも前週に撮られた方の情報を参考にすると、この新鹿沼では停車時間が約40分間(1237~1319)も設けられているのです(鉄ちゃん用語で言うところの“バカ停”ってヤツね)( ̄  ̄*)バカテー。これは退避目的以外にも、ツアー参加者の休憩や撮影タイムなどとしているのかもしれませんね (^_[◎]oパチリ。
そうすると、ツアー列車のわずか6分後に楡木を発車した私の乗る普通列車は新鹿沼で追い付けて ε=ε=ε=(ノ ̄▽ ̄)ノマテマテ~♪ 、さらにそこから先はツアー列車より30分以上も早く先行します ε=┌(=゚ω゚)┘オサキ!。この展開が意味するのはつまり、追い越したツアー列車を新鹿沼より先の区間で、“もう一度撮れる”ということ (゚∀゚*)オオッ!。私が最初の撮影ポイントに楡木の駅近くを選び、そして息を切らせながらも後続の電車に駆け込んだ理由はそこにありました (´ω`)ナルヘソ(ちなみにこの追っかけは、新鹿沼より手前の区間で後続の下り列車に間に合えば楡木以外でも可能ですが、駅近で光線状態の良さそうなところが私には楡木のほかに思いつかなかった)。
“Lucky Chanceをもう一度”掴んだ私が (゚ー゚*)シーシービー?、次に下車したのは新鹿沼からさらに二駅進んだ板荷(いたが)。


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楡木や新鹿沼と同じく
鹿沼市内に位置する板荷。
(゚ー゚*)イタガ
当駅ではいまも昔ながらの木造駅舎が
使われていました。
(´ω`*)シブイ
▲東武日光線 板



楡木1236-(日光線919)-板荷1251

当駅で下車した人のなかには、やはり同じ狙いだと思われる何人かの同業者が足早に駅を出てゆき テクテクε=ε=ε=┌(*・_・)┘、私もそれに遅れまいと続きます ε=┌(*゚д゚)┘オレモ!。
楡木では後続の列車へすぐに乗ることを考えて、駅から近い場所を選びましたが、ここ板荷で目指すのは、列車がきれいに撮れることで知られる、日光線の“お立ち台”的な有名撮影ポイント (・∀・)イイネ。そこまでは駅から歩いて20分以上かかるけど、ツアー列車が停車しているあいだに先回りできた30分というアドバンテージがあれば、どうにか間に合うでしょう (*`・ω・´)-3フンス!。
楡木でダッシュのあとは、板荷で競歩・・・ふたたび額から汗がこぼれ落ちます ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…。


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駅から下り方向へ歩いて、
やってきたのはこんな場所。
(「゚ー゚)ドレドレ
このあたりの稲穂は
だいぶ色付きが進んでいますね。
そろそろ刈り入れかな



さすがに有名な“お立ち台”だけあり、また、クルマでの先回り(追っかけ)も容易なことから、私が着いた時にはすでに多くの方々が待機されていたものの (*・ω・)ノ゙チワッス(上写真は通過後の撤収時に撮ったため、人が写っていない)、キャパが広い場所なので、難なく自分好みの撮影ポジションを確保できました ε-(´∇`*)ホッ。
ここも楡木と同じく広大な田園地帯なのですが、列車の背景に山々を写し込む事ができるため、先ほどの場所とは違った雰囲気のロケーション (゚ー゚*)ヤマバック。また、日光のほうに近づいて少し標高が上がり、楡木との気温差があるのか(楡木・標高103m、板荷・標高203m)、こちらの田園は稲穂の色付きがだいぶ進んで鮮やかな黄金色となっており (゚∀゚*)オオッ!、そのあたりでも画に変化が得られそうです (・∀・)イイネ。ここはもうすっかり秋景色ですね (゚- ゚)アキ…。


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6050系の普通列車で試し撮りし、
編成の長さをチェック。
(^_[◎]oパチリ
ちなみにこの下り列車(921列車)も
新鹿沼でツアー列車を追い抜きましたが、
板荷から撮影ポイントまで歩ける余裕がありません。
▲東武日光線 板荷-下小


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6050系を撮った上り方を見ると
穏やかな快晴のように見えますが、
実は日光のほう(下り方)には
不穏な黒い雲が・・・。
(゚ペ;)ウーン…



アングルを決めて落ち着いたのは、ツアー列車がここを通過する10分前 アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。なんとも慌ただしいことですが、暑いなかで待つ時間が短くて済むのは助かります ε-(´o`;A フゥ…。そしてもうひとつ、実は私がいる田園の上空は今のところ晴れているものの、少し先の山のほうには黒い雲がかかっていて、雨が降り出すかもしれない不安な状況。夏場の北関東は午後になると天気が崩れることが多いのです (゚ペ;)ウーン…。ただ、これもあと10分程度なら、どうにか持ってくれそう (`・∇・´;)ダイジョブ。もしも通過まであと一時間だったら、おそらくずっとヒヤヒヤしながら待っていたでしょう (´・д・`;)ハラハラ…(ヒヤヒヤするぶん、気分的には暑さが和らぐか? ^^;)。
そんななか、やがて田園の向こうから耳に届いたのは、私にとってこの日二度目となるディーゼル機関車の音 (゚∀゚)オッ!。でも、平坦な楡木で聞いた軽いアイドル音でなく、ここでは上り勾配で震わせている力強いエンジンの音でした グゥゥゥゥゥ━━━( ̄- ̄ 3)━━━━ン…。


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秋めく田園風景のなか、
うっすらと紫煙をなびかせて進みゆく
青い客車列車の一行。
よく見るとこのあたりにも
東武らしい架線柱が残っています。
▲東武日光線 板荷-下小代

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引いてもう一枚。
その列車、蒼き塗装をまといて
金色(こんじき)の野をすすむべし・・・。
(゚ω゚*)ババサマ!
▲東武日光線 板荷-下小



も一度、客レが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
まだ木々の緑が濃い山々と、もう黄金色に染まった田園。そんな夏と秋が混在する景色のなか、鮮やかな青で存在感を放つ客車列車。素晴らしい舞台と役者が揃いました (´ー`)シミジミ。専用機よろしく威風堂々と先頭に立つ「北斗星色」のDE10形が、凛々しくてカッコいいなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。この季節感あふれる至極の情景は、楡木でダッシュした頑張りに対する最高のご褒美です (*ノ∀`*)ウレシス。そして前週の運行時刻などを参考にさせていただいた、ネット上の同業者の方々に感謝 <(_ _*)>アリガ㌧。それがなければ情弱な私に、この追っかけ(二度撮影)はできませんでした。大満足の成果です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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秋風が揺らす刈り入れ間近の稲穂、
その向こうをノスタルジックな列車が
ゆっくりと走り去ってゆきました。
お天気、ギリギリで持ったなぁ・・・。
▲東武日光線 下小代-板



怪しい気配が漂っていた空模様も崩れることなく、ツアー列車の通過まで持ってくれて、ホッとひと安心 ε-(´∇`*)ホッ・・・と、列車を見送って気を抜いたところ、上空で“ゴロッ”と轟いた雷鳴(マジで)Σ(゚◇゚;)ビクッ!。山のほうからじわじわと黒い雲が忍び寄ってきています (((( ;゚д゚))))アワワワワ。せっかく稲穂がいい感じに実っているので、もう少しここへ居残って「スペーシア」の一本でも撮っていこうかと考えていましたが、田んぼのまん中でゲリラ豪雨に強襲されたらたまりません (゚ペ;)ウーン…。これは今のうちに駅へ戻ったほうが良さそう モドロ…((((o* ̄-)o。

これにて、東武日光線で運転されたツアー列車の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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日光から来た6050系の上り普通列車は
車体が濡れていました。
日光のほうでは雨が降ってたようですね。
▲東武日光線 板荷


コロナ禍でイベント列車などの運行が少ないなか、久しぶりにレアな列車を撮る緊張感と高揚感が味わえた、「北斗星色」のDE10形が牽く客車列車 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。楡木と板荷、それぞれ色付きが異なる田園に夏から秋へと移ろう季節を感じ、日差しはキビシくても晴天のもとでいい撮影ができました (´ー`*)マンゾク。
そして前述した「はまなす」以外にも、かつて各地で数多く運行されていた14系客車の夜行急行を知る世代の私としては、たとえ客車3両という短い編成であっても、その姿には懐かしさで感無量の思いでした (ノ∀`)ナツカシス。でも、懐古感ばかりにとらわれるのでなく、これは令和の時代の東武鉄道における新たな鉄道情景なんですよね (-`ω´-*)ウム。二機目の蒸気機関車(C11 325)の整備が済んでSL列車が運行を開始すると、この「北斗星色」のDE10形はおもに補機を務めることとなるようですが、主役のSLだけでなく補機のほうにも注目が集まるのではないでしょうか (゚ー゚*)デーテン。
私もまた機会を伺いつつ、同機の撮影に赴ければと思っています。この色のオリジナルが北海道なだけに、冬の雪景色とか似合いそうだなぁ・・・ポワ〜ン(* ̄▽ ̄).。oO。


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帰路の途中、
普通列車が新鹿沼で道を譲ったのは、
350系の特急「きりふり」。
(゚∀゚)オッ!
先述したように当系は
引退がウワサされているので、
サクッとでも撮れる時に撮っておきます。
(^_[◎]oパチリ
▲東武日光線 新鹿


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南栗橋から乗った中央林間ゆきの急行。
東京メトロ車の運用で、
私が好きだった千代田線6000系の流れを汲む、
半蔵門線の8000系でした。
(゚∀゚)オッ!
これに当たるのは個人的にちょっと嬉しい。
▲東武日光線 南栗橋


板荷1414-(日光線926)-新栃木1453~1528-(日光線450)-南栗橋1611~1612-(伊勢崎線1643S急行)-北千住1658


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今回訪れた楡木も、板荷も、
駅の近くに飲食店などは見あたりませんでした。
都内の北千住に戻ってから打ち上げです。
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノc凵☆
適当に入った町中華のレバニラ炒め、
これで暑さと歩き疲れで失ったスタミナも
回復できるかな?(笑)
レバニラ?(゚∀゚≡゚∀゚)ニラレバ?