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いすみ鉄道・・・桜とキハ 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2021.03.27 いすみ鉄道
桜満開、お花見鉄♪
撮影
 
 
「早い!早いよ!」(°ω°;)ハヤイョ!

思わず某アニメ(ガンダムね)のセリフっぽく口走ってしまうほど、東京では開花が早かった今シーズンの桜(ソメイヨシノ)。
1月初旬の発出以降、およそ二か月半に及んだ、コロナウイルス蔓延防止対策(?)の“緊急事態宣言”が、ようやく3月21日をもって首都圏の一都三県でも解除され ε-(´o`;)ホッ、ぼちぼち私も花見を兼ねた“撮り鉄”や“乗り鉄”の計画を立てようかと思っていた矢先に、早くも届けられた桜の開花便り (゚- ゚)サクラサク。ウチの近所にある桜の木も日を追うごとに五分、七分と咲き進み、それを目にすると気が焦ります アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。

「こういうとき、慌てたほうが負けなのよね。」(-`ω´-*)モチツケ

・・・なんて悠長なことをつぶやいている場合でなく、儚くも満開から数日程度で散ってしまう桜 ヾ(´д`;)アア…。拙ブログの前記事でご紹介した西武新宿線の「レッドアロークラシック」など、平日でも時間を見つけては近場でちょこちょこ“桜鉄”(桜と鉄道のコラボ撮影)に勤しんでいるけれど (^_[◎]oパチリ、休日にじっくりと撮影するなら今週末(3/27、28)が勝負です (*`・ω・´)-3フンス!。
緊急事態宣言の解除はあくまでもひとつの目安でしかないと理解していますが、それを受けて“都県またぎ”の移動も個人的な判断で緩和。もちろん引き続き感染予防策を高く意識したうえで、3月最後の週末は久しぶりに東京都外へ出かけてみることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。

さて、どこに行こう・・・というか、どこの桜がちょうど見ごろなのかな? σ(゚・゚*)ンー…


3月27日(土)


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東京駅の地下に位置する
総武快速・横須賀線のホーム。
そこへ入ってきた電車は・・・
お!新型じゃん!
(゚∀゚)オッ!
▲総武本線 東京


久々のお出かけに高まるテンションを抑えつつ (*´v`*)ワクワク♪、地元の駅を早朝の5時過ぎに出発し、まずは東京駅へ。
私の場合、たいていはここから東海道線で西のほうへ向かうか、もしくは上野東京ラインを経て直通する宇都宮線、高崎線、常磐線のいずれかで北上するパターンが多いのですが σ(゚・゚*)ンー…、今回は地下にある総武快速・横須賀線ホームから列車に乗ります コッチ…((((o* ̄-)o。
すると、事前に運用などを調べたわけでなく、とくに意識もしていなかったのですが、たまたまホームに入ってきた列車は (=゚ω゚=*)ンン!?、昨年の12月にデビューした新型車両、E235系1000番台ではありませんか (゚∀゚)オッ!。コロナ禍で個人的にしばらく都外へ出ることを控えていたときには、“ご近所鉄”と称して武蔵野(貨物)線の多摩川橋梁などで新車の輸送シーン(配給輸送)を撮影したことがある当系(当番台)ですが、営業運転に就いている姿を私が見るのはこれが初めて。もちろん乗車するのもお初です *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*。緊急事態解除後の再始動でいきなりコレに当たるとは、気分的にもリフレッシュされた感じがしてちょっと嬉しい ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
ま、スカ線(横須賀線)のE235系なんて、すぐに珍しくなくなるんだろうけどさ・・・(。A。)アヒャ☆。


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初乗車のE235系1000番台。
今月に輸送されてきたばかりのF-08編成はまだ
車内に新車特有の香りが漂っています。
( ̄・・ ̄)クンクン
ちなみに当系の普通車はすべてロングシート。
ホントはE217系のボックスシートに座ろうとして、
先頭車付近で待機していたんですけどね。
(^^;)ゞポリポリ


乗車した総武快速線の成田空港ゆきは、東京から二駅ほど進んだ馬喰町(ばくろちょう)を過ぎると地下トンネルから地上へと這い上がり、さらに小岩(こいわ)の先で都県境の江戸川を渡って、東京都から千葉県へと入ります ...(((o*・ω・)o。
コロナ禍における緊急事態宣言では外出の自粛、とくに都県をまたぐ移動をなるべく控えるように求められ、いちおう(?)できるだけそれに従っていたつもりの私。緊急事態発出中の二ヶ月半の間に自宅のある都内から出たのは、仕事の用件で神奈川に3回、埼玉に1回、あとは両親の様子を伺いに千葉の実家へ1回行った程度で、今回のように鉄道趣味が目的で都県をまたぐのは、昨年末の12月に神奈川の鶴見線を訪れて以来、およそ三ヶ月ぶりとなります。まさか桜が咲く季節まで緊急事態が長引くなんて、思っていませんでした "o(-ω-;*)ウゥム…。


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列車は江戸川を渡って東京都から千葉県へ。
今日はスッキリとした爽やかな晴天で、
燦々と輝く朝日が眩しい。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲総武本線 小岩-市川(車窓から)


正直いうと、そこまで頑に不要不急の外出や都県またぎの移動を控えなくても、マスクの着用やこまめな消毒、うがい、手洗い、いわゆる“3密”となる条件を避けるなど、基本的な予防対策を徹底していれば、私自身が感染したり、もしくは誰かに感染させたりするリスクは低いと思っています(あくまでも個人的な見解)。それでも私が趣味による移動を控えていたのは、ブログを公開している一人の“発信者”だから ( ̄  ̄*)ブロガー。
仮に私が「感染対策がバッチリだから出かけても大丈夫」といって、都県をまたいだ鉄道趣味の様子をブログやSNSにアップ(公開)すれば、それを見て「この人が出かけているんなら、私も出かけよう」と思う人がいるかも知れない。「政治家が忘年会をやってるんだから、オレも飲み会に行く!」のと同じ心理ですね。ぶっちゃけ私だって、よく見ているブログやフォローしているSNSの投稿者が、終焉間際の185系「踊り子」や五能線のキハ40などを撮影しているのを見て、自分も行っちゃおうかな・・・と思ったくらいです σ(・∀・`)イキタイ…。
しかし万が一、そのブログやSNSの閲覧をきっかけにして出かけた人のなかに、感染対策が不十分、もしくはすでに感染している人が含まれていたとしたら、それは間接的に感染の広がりを助長させることとなりかねません。拙ブログの閲覧者などほんの微々たる数だけど、わずかでも見てくださる人がいるのであれば、やはり私は気楽に行動範囲を広げることはできなかった (・ω・`)ウーン…。たとえ出かけたとしてもネットにアップしなけりゃいいのですが、ブログやSNSをやっているとついその様子を伝えたくなっちゃうものなんですよね (^^;)ゞポリポリ。
まあ、発信側も閲覧側も考え方や捉え方は人それぞれで、“ご近所鉄”などと自転車で走り回っていた私の行動も、良いと思わない人がいるでしょう。そもそも緊急事態宣言や外出自粛要請が、はたしてコロナ封じにどれほどの効果があったのか疑問に感じるところですが(実際、陽性者数が減っていないしね・・・)、とりあえず個人的な判断として少なくとも緊急事態が解除されるまでは、都県またぎの移動を極力控えておりました (-ω-;*)ジシュク。

おっと、閑話休題。時を戻そう(笑)
総武快速線を東に向かって快調に走るE235系 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。同じく当系が使われている山手線では味わえない高速走行を駅間距離の長い区間で体感し、東京から40分ほどで列車は千葉に到着 (゚ー゚*)チバ。私はここで乗り換えます。


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千葉のホームで目に留まった
乗車位置案内。
立ち位置に記されていたのは足跡でなく、
よく見ると・・・落花生!?
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲総武本線 千葉

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落花生印で待つ乗客を横目に見ながら
ホームへ入線してきたのは、
房総各線でお馴染みの209系。
( ̄  ̄*)マルキュー
▲総武本線 千葉


千葉は総武本線、成田線、内房線、外房線が集結する房総各線のジャンクションで(各線の正式な起点や分岐点は異なります)、それぞれの路線が発着ホームで分けられています (・o・*)ホホゥ。私がここまで乗ってきた成田空港ゆきの快速列車は成田線ホームの10番線に到着し、次に乗る外房線の上総一ノ宮(かずさいちのみや)ゆき普通列車は5番線ホームから発車 ノリカエ…((((o* ̄-)o。
鉄道好きの方ならばもう、私がここで外房線を選んだ時点で、今回の撮影対象とする目的路線がお分かりになったのではないかと思います(すでにタイトルでバレているけどw)。そう、桜と鉄道を組み合わせた“桜鉄”を撮りに訪れるのは、房総半島の真ん中あたりに位置し、外房線と大原(おおはら)で接続する、第三セクター鉄道の「いすみ鉄道」です (゚ー゚*)イテツ。
ちなみに、もしも千葉で3番線ホームから発車する内房線の上総湊(かずさみなと)ゆきを選んでいたら、目的路線を「小湊鐵道」と予想したことでしょう(内房線と五井で接続)σ(゚・゚*)コミナト?。この房総半島を横断するように形成されたふたつの非電化ローカル線はいまの時期、菜の花や桜などの花々が沿線を彩り、首都圏近郊で屈指の“お花見路線”として知られています オハナミ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノオハナミ♪。小湊鐡道のほうは以前に何度か桜と絡めて撮影したことがある私ですが、いすみ鉄道は桜の咲く時期に訪れたことがなかったため、今回は後者を選びました (´ω`)ナルヘソ。
房総の桜がちょうど見ごろを迎えているといいなぁ・・・。


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上総一ノ宮でさらに先へ進む、
外房線の安房鴨川ゆきに乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
接続を待っていたのはE131系で、
これもデビューしたばかりの新型車両。
*.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*
▲外房線 上総一ノ宮


ところで、以前の外房線の普通列車ならば、千葉から大原まで乗り換えなしの一本で行けることが多かったのですが、当線を含む千葉地区のJRでは今月に実施されたダイヤ改正により普通列車の運行形態が大きく見直され、内房線や外房線、成田線の一部区間、および鹿島線において、短編成(2両編成)の電車による“ワンマン運転”を開始 ∪・ω・∪ ワンマン。外房線は上総一ノ宮より先の区間(上総一ノ宮〜安房鴨川)が対象で、それにより朝夕をのぞく日中は上総一ノ宮で乗り換えなくてはならなくなりました ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!(基本的に島式の同一ホームによる対面乗換)。
そして、そのワンマン運転に伴って新製投入されたのが、上総一ノ宮で接続した安房鴨川(あわかもがわ)ゆきのE131系 (゚∀゚)オッ!。先ほど総武快速線で乗ったE235系1000番台に続き、こちらも私にとって今回が初乗車です *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*。この“新車ラッシュ”はコロナと関係ない(と思う)けど、お出かけを自粛していたさなかで起こった変化にはなんだか戸惑いを感じます ( ̄ー ̄;)ゞウーン。


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E131系の車内は
新潟地区のE129系に近い構造で、
ロングシートとクロスシートが備えられています。
クロスシートは一車両に2ボックスと少なめ。


ワンマン化によって4両編成の209系から、2両編成のE131系へ単純に両数が半減した普通列車ですが、私が乗った列車の車内は席が埋まりながらも立ち客は少ない状況で、皮肉っぽく言い表すと利用状況に見合った編成といったところでしょうか(ただ、通学時間帯などは混雑が激しそうだよなぁ・・・)。
乗務員は運転士のみで(後方に車掌はいない)文字どおりのワンマン運転ではあるものの、乗務員室脇に運賃箱や精算機は見あたらず、後乗り前降りなどにあわせた扉の締切扱いもなく(各駅ですべての扉から乗降が可能)、改札や集札は基本的に従来通り駅で行う模様(無人駅集札含む) ( ̄。 ̄)ヘー。ワンマン仕様のE531系が使われている、東北本線の黒磯〜新白河と同じような感じですね。
そんな新たな様式となった外房線のE131系を興味深く眺めていると、滑舌のよい自動放送のアナウンスがまもなく大原に着くことを知らせます (・ω・)トーチャコ。


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上総一ノ宮での接続時間も含め、
千葉から1時間10分で大原に到着。
これからはこの“水玉くん”(E131系)が
房総ローカルの電車として定着してゆくのね。
(=゚ω゚)ノ゙ヨロ
▲外房線 大原

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大原の駅前ロータリーでは、
千葉の県花である菜の花が満開。
温暖な房総の春を感じさせる風情です。
(´ー`)マターリ
ちなみに向かって右がJR(外房線)の駅舎で
左がいすみ鉄道の駅舎。
▲外房線 大原

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いすみ鉄道のホームに
当駅(大原)で折り返し列車となる
大多喜ゆきが入線。
車両はキハ52形に似た顔立ちの
いすみ350形です。
わ、ホームに人がいっぱい・・・。
▲いすみ鉄道 大原


外房線を降りてJRの改札を出場し ...(((o*・ω・)o、大原の駅舎や駅前に咲いていた菜の花などの写真を撮ってから (^_[◎]oパチリ、いすみ鉄道の改札に入場すると ...(((o*・ω・)o、ホーム上にはすでに多くのお客さんが列車の入線を待っていました。“お花見路線”のいすみ鉄道、やはり菜の花や桜が咲く時期の週末は観光客が多いです (´д`;)人大杉…。
単行(一両)のいすみ350形で運行される大多喜(おおたき)ゆきの車内は座席があっという間に埋まり、私は座ることができませんでしたが、そのかわり乗務員室横のスペース(助手席側)が空いていたので、そこに立って前方を眺めようと思います m(・∀・)m カブリツキ♪。車窓風景が見づらいロングシートに座るより、鉄ちゃんにとってはここが特等席といえるかも (゚∀゚)アヒャ☆。


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乗務員室横のスペースから
前方の窓にかぶりつき。
m(・∀・)m カブリツキ♪
線路脇に咲いた桜や菜の花がよく見えます。
▲▲いすみ鉄道 大原-西大原
▲いすみ鉄道 西大原-上総東
(いずれも前方の車窓から)


大原を起点に、国吉(くによし)、大多喜、総元(ふさもと)などを経て、房総半島の真ん中らへんに位置する上総中野(かずさなかの)へと至る、非電化ローカル線のいすみ鉄道 (゚ー゚*)イテツ。黄色い菜の花色のディーゼルカーで運行される普通列車のほかに、懐かしい国鉄型ディーゼルカー(国鉄型キハ)の急行列車を観光用として走らせており、“乗り鉄”や“撮り鉄”を楽しむ鉄ちゃんに人気の高い路線です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
私が当線を訪れるのは昨年の10月以来となる約半年ぶりで、その前回は一日じゅう降りしきる秋雨に濡れながら国鉄型キハ(急行「くまがわ」仕様)を撮影しましたが、今日は予報によると穏やかな晴天になるとのこと (´▽`*)イイテンキ♪。御上からはコロナ禍で花見は控えるように・・・なんて言われているけど、まさに絶好のお花見日和じゃありませんか(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
そんな好天のもと、列車の前方風景をかぶりつきで眺めていると、そこから見える桜はいずれも満開に近い咲き具合で、ちょうど見ごろを迎えている様子 (゚∀゚*)オオッ!。このぶんなら私が目指す撮影ポイントの桜にも期待が高まります (*゚v゚*)ワクワク♪。
そして列車はまもなくその場所へとさしかかり、乗務員さん(運転士さん)からは「いすみ鉄道でいちばんの“お花見スポット”を通過いたします。どうぞ車窓の左手にご注目ください >θ( ̄0 ̄*)」と親切な案内放送が入りました (「゚ー゚)ドレドレ。


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とくに見ごたえのある新田野付近。
まっすぐ伸びるいすみ鉄道の線路に沿って、
桜や菜の花が咲いています。
列車の車窓から楽しむお花見ですね。
(´▽`*)キレイ♪
▲いすみ鉄道 上総東-新田野
(前方の車窓から)


い〜すみレールウェ〜イ♪
左に見える桜並木、右には菜の花〜♪ σ(゚ー゚*)ユーミン?
ほぼ満開となった桜並木をかすめて直線を突き進む列車、これはこれは見事な眺めではありませんか w(゚0゚*)w オォー!!。席へ座らず(座れず)に前方に立っていて大正解(笑)ъ(゚Д゚)ナイス。この桜の状況を見て、私は次駅の新田野(にったの)で列車を降ります (・ω・)トーチャコ。


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下車した新田野は大原から三駅目で、
乗車時間は15分ほど。
ホームに簡素な待合室があるだけの無人駅は
駅の外に駅名標(看板)などがなく、
一見するとここが駅だとわからないかも。
σ(゚・゚*)エキ?
▲いすみ鉄道 新田野


東京0609-(総武快速413F)-千葉0651~0710-(外房231M)-上総一ノ宮0759~0803-(2231M)-大原0820~0858-(いすみ55D)-新田野0912

おそらく目的地や狙いが同じだと思われる何人かの同業者とともに、駅を出たら線路沿いの道を列車で通ってきた上り方向(大原方向)へ コッチ…((((o* ̄-)o。
件の桜並木までは駅から歩いて10分程度のお手軽な距離ですが、実はちょうど10分後の9時22分に次の大原ゆき上り普通列車(56D)がやってくるので、少し急ぎ目の歩調で向かいます ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。日中はおおむね二時間に一本と、列車の運行本数が決して多くないいすみ鉄道。被写体となる列車は一本たりとも無駄にはできません (-`ω´-*)ウム。
桜並木が見渡せる撮影ポイントに着いたのは、列車が通過する3分前。ふう、間に合った ε-(´o`;A フゥ…。


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やってきた撮影ポイントはこんなところ。
左手の桜並木が先ほど車窓から眺めたもので、
線路は菜の花が咲く築堤の上に敷かれています。
お!田んぼに水が張られているじゃん。
(゚∀゚)オッ!



撮影地の全景を見た上の写真は、列車が通過したあとに落ち着いてから撮ったのもので、残っている撮影者の数はまばらに見えますが、私が着いた時点では田んぼ脇の農道に20人くらいの先客がカメラを構えて待機しておられました (*・ω・)ノ゙チワッス。それでもここはご覧のとおりキャパが広いので密集するような状態ではなく、お互いにある程度のソーシャルディスタンスが保たれていて、私も問題なく好みのアングルが得られる立ち位置を確保 ε-(´∇`*)ホッ。
そして列車のなかから眺めていたときは、桜並木のほうに目を奪われて気づかなかったのですが、田んぼにはすでに田植えに備えた水が張られており (=゚ω゚=*)ンン!?、条件が良ければ・・・というか、風が吹かなければ、水鏡のリフレクション(反射)が期待できます (・∀・)イイネ。微風が吹いたりやんだりする状況のなか、やがて列車の接近を知らせる踏切が鳴動しました。


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春うらら。
華麗に咲き誇る桜の並木を背にした
菜の花色のディーゼルカーが、
その姿を水面に映して走りゆきます。
▲いすみ鉄道 新田野-上総東


水鏡、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
快晴の青空、淡いピンクの桜並木、築堤に咲き乱れる菜の花、そして可愛らしい黄色い単行列車(いすみ300形)。それぞれの色が織りなすコントラストが鮮やかで、これは春らしいにぎやかな画となりました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。微風による若干の滲みはあるものの、列車も桜もちゃんとわかるくらいにクッキリと反射した田んぼの水鏡がいい感じではないですか ・:*:・(´∀`人 スバラスィ・:*:・。桜に着目すると、まだやや早くて満開の一歩手前かな・・・ってところだけど σ(゚・゚*)ンー…、それでもこの桜並木は見ごたえじゅうぶん。ここへ週末にしか来られない私からすれば、上出来の咲き具合でしょう (+`゚∀´)=b OK牧場!。
そして、いすみ鉄道での“撮り鉄”というと個人的にはどうしても、国鉄型キハの急行列車をメインのターゲットにしがちなのですが ε-(°ω°*)キハ!、この場所のこのアングルは午前が順光で、昼ごろにここを通過する国鉄型キハはあまり光線状態が良くない(車体の手前側面に日差しがあたらない)と思われます (゚ペ)ウーン…。なので、良好な光線状態が得られる今の9時半の普通列車は個人的に、けっこう重要なターゲットだと考えていました (`・ω・´)キリッ。できればこの運用に国鉄色風のキハ20形(1303号車)が入ってくれたら最高だったのですが、まあ、そこまでの贅沢は言わないことにします(笑)(´∀`;)イッテルジャン。いや、ここはむしろ菜の花色(黄色)のいすみ300形のほうが、いかにもいすみ鉄道らしくてよかったのかも。


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いすみ300形が大原で折り返してきた
上総中野ゆき下り列車(59D)。
菜の花を手前にぼかして、
田んぼのリフレクションを狙ったけど・・・
風が吹いて水鏡はぼわぼわに滲んじゃいますた。
(´д`;)トホホ…
▲いすみ鉄道 上総東-新田野

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桜もきれいですが、
菜の花も元気に咲いています。
(´▽`*)ナノハナ♪
いすみ鉄道の黄色いディーゼルカーは、
沿線に咲く菜の花をイメージしたカラーリングで、
今の時期がまさに“いすみ鉄道シーズン”。
▲いすみ鉄道 上総東-新田野

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車体ににぎやかなステッカーが貼られた
いすみ350形は、
いすみ鉄道と台湾集集線の姉妹提携7周年を記念した
台湾ランタン列車「祈福(ちーふー)」号。
(゚ー゚*)チーフー
車内の天井にカラフルな“台湾ランタン”が
吊るされているのだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲いすみ鉄道 新田野-上総東


さて、おそらく光線状態がイマイチだろう・・・とはいっても、やはりこの桜と菜の花が彩る素晴らしいロケーションで、国鉄型キハの急行列車を撮らないわけにはいきません (-`ω´-*)ウム。
急行が来るまでに周囲を少し歩き回って、ためしにいろいろなアングルで普通列車を撮ってみたけれど (^_[◎]oパチリ、やはりいちばん最初に水鏡で撮った田んぼ脇のアングルが個人的に好み・・・というか、朝の成功例でいい印象が残っています (・∀・)イイネ。そこで、たとえ光線状態が悪い時間帯でも、水鏡と化した田んぼに国鉄型キハの姿がクッキリと映れば、意外と悪くない画になるかな・・・なんて、“二匹目のどじょう”を狙ってみることにしました ( ̄▽ ̄*)ドゼウ。
駄菓子菓子(だがしかし)、自然現象とはそう簡単に“二匹目”を与えてくれるほど甘っちょろいものでなく ( ̄△ ̄;)エッ…、国鉄型のキハ28形を先頭にした大原ゆきの上り急行列車(102D)が直線上に姿を見せたタイミングで、けっこう強めの風が吹いてしまい ヽ(´д`;)アア…、その結果は・・・。


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風が吹いて滲む田んぼの水面。
急行列車の通過時には
風がおさまってくれることを願うも・・・
(´・m・`;)ハラハラ…

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春風の悪戯で滲む水田に姿を落とし、
花見列車と化した国鉄型キハの急行が
エンジンを震わせて坂道を駆け上がります。
▲いすみ鉄道 新田野-上総東


桜バックで国鉄型キハが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
・・・けど、ああ、滲んだ il||li _| ̄|〇 il||lii。
ずっと風が吹いていたわけでなく、水面がピタッと落ち着いてきれいな水鏡になるときもあったものの、キハの通過時にはご覧のとおり (´д`;)アウ…。こればっかりはタイミングが悪かったと言うしかないよなぁ・・・(・ε・`)チェ。ぼわんぼわんに滲んじゃっていますが、どうにか、かろうじて、言われてみれば、水面に映る国鉄型キハの幻影のようなもの(?)がお分かりいただけるでしょうか(笑)(≡”≡;*)ンン!?。
でも、たとえ滲まずに水鏡が拝めていたとしても、やはり列車に対する光線状態は朝のほうが良く、いちばん最初に撮ったいすみ300形以上の成果は得られなかったように思います σ(・∀・`)ウーン…。


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次に選んだ撮影場所はここ。
この田んぼには水が張られていないけど、
さすがにもう水鏡は諦めた?
(´σД`)ヤメピ


終点の大原で折り返し、約一時間後に下りの上総中野ゆき(101D)として、ふたたびこの場所を通過する国鉄型キハの急行列車。次の撮影チャンスではもう少し、桜と国鉄型キハのコラボをウマくまとめたいところです (*`・ω・´)-3フンス!。
とはいえ、同じ界隈での撮影だと車体側面に日の当たらない光線状態は変わらないため、定番アングルに固執せず発想の転換が求められます (゚ペ)ウーン…。なんとなくおぼろげなイメージを浮かべつつ、水の張っていた田んぼや、たくさんの菜の花が咲き乱れていた場所から離れて、次に私が足を止めたのは水入れ前の土田の横 ( ̄△ ̄;)ココ?。一見するとあまりいい画にならなそうな辺鄙な位置で、まわりにカメラを構える同業者はいませんが、ここではいったいどんな風に撮れるのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。カメラに望遠レンズを装着して、お目当ての国鉄型キハが来るのを待ちます (`・v・´;)ドキドキ。


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桜花爛漫。
築堤を横切るキハ28形の背後で
春の訪れを喜ぶかのように
桜が躍動しています。
▲いすみ鉄道 上総東-新田野


お!悪くないじゃん (゚∀゚*)オオッ!
ダークな背景に浮かび上がった躍動感のある桜と、まるでそれを愛でるかのようなキハ28形の味わい深い横顔 (´ω`)シミジミ。運転速度の遅いいすみ鉄道の観光急行とはいえ、ファインダー内を横切る列車は一瞬のシャッターチャンスなので、それを逃さないように一撃必撮の“全集中”でシャッターを切り【◎】]ω・´)パチッ、狙いどおりの位置に写し止めることができました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
どうして昼間なのに背景がこんなに暗く、そして桜だけがきれいに浮かび上がるのかというと σ(゚・゚*)ンー…、ふたつ上の引き絵の写真を見ていただくと分かりやすいのですが、この立ち位置から望むと桜の背後へ重なるように里山の濃い緑の木々が逆光の状態で立ち並んでおり、まずはそれがダークな背景を作り出します。いっぽう逆光でも花びらが日差しに透ける桜は透明感と立体感が際立ち、このようなちょっと幻想的な情景に仕上げてくれたのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。ちなみに桜は並木のなかでいちばんボリュームがある箇所ではなく、画的に動きのような流れが感じられるところを選んで切り取ってみました (´▽`*)キレイ♪。
キハの側面に日が当たらない条件なのは変わらないけど、こんな撮り方もまた面白いじゃありませんか (・∀・)イイネ(よく見ると、キハの前面窓に桜が反射してる♪)。個人的にあまり良くないって決めつけていたような光線状態でしたが、逆にそれをウマく活かすことができたように思います ъ(゚Д゚)ナイス。


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走り去る急行列車を追って、
もう一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ
やはり水田は微風で滲んでおり、
もしもしつこく
水鏡を狙っていたら、
また撃沈していたかも?(笑)
(。A。)アヒャ☆
▲いすみ鉄道 新田野-上総東(後追い)


お花見シーズンの到来で沿線に咲く桜を求めて訪れた、いすみ鉄道。
いきなり最初に撮ったいすみ300形の普通列車が、きれいな日当りとクッキリとした水鏡という最高の条件に恵まれて、これが今日のハイライトなのではないかと思うほどでしたが (゚∀゚*)オオッ!、その後は風の悪戯で滲む水面や、扱いづらい光線状態の対応に苦労するも (´д`;)アウ…、与えられた条件をどうにか自分なりに攻略し、最後にもう一枚、お目当ての国鉄型キハで納得のいく画が残せたのは、大きな成果でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。麗らかな春の日差しに照らされて、キハの背後で浮か上がった桜が綺麗だったなぁ・・・+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。
また、沿線での“撮り鉄”だけでなく、行き掛けには列車の前方車窓からも桜や菜の花を眺めることができて、“乗り鉄”としても“お花見路線”の魅力を存分に味わえました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。決して気を抜くわけではないけれど、花咲く穏やかな春の風景を見ていると、息詰まるようなコロナ禍をほんのひと時でも忘れさせてくれますね ε-(´∇`*)ホッ。


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新田野から列車で移動します。
ホームに入ってきたいすみ350形は
先ほど沿線で撮影した、
台湾ランタン列車の「祈福」号
(゚ー゚*)チーフー
▲いすみ鉄道 新田野


沿線での撮影を終えて新田野の駅に戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。
これにていすみ鉄道での“桜鉄”は終了ですが、せっかく桜が見ごろを迎えている晴天の休日ですから、このあとさらに別の路線へ転戦したいと思います ...(((o*・ω・)o。
次はどこへ行くのか。いすみ鉄道とセットで訪れるのならば、やはり小湊鐵道でしょうか?それとも・・・? σ(゚・゚*)ンー…


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「祈福」号の車内には
カラフルな“台湾ランタン”が吊るされていて、
目を楽しませてくれました。
(´▽`*)カラフル♪



桜鉄、次回に続きます オハナミ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノオハナミ♪。




*なお、この記事は3月27日現在の様子をもとに作成したものであり、コロナ禍における状況の著しい変化に内容が伴っていない場合があるかもしれませんが、どうかご了承ください m(_ _)m。