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秩父鉄道・・・聖火リレー列車 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2021.07.07 秩父鉄道
壮観!5色の“デキ”五重連
聖火リレー列車 撮影
 
 
いよいよ開幕まで10日と迫った“東京2020オリンピック”!(゚∀゚*)オオッ!!
・・・なのに、開催都市(東京)の一角に住んでいても盛り上がりをまったく感じないのはやはり、いまだ収束しない新型コロナウイルスが大きな影を落としているからでしょう ( ̄  ̄;)コロナ…。ホントに大変な状況下で日本はオリンピック・パラリンピックを受け持つことになってしまいましたね σ(・ω・`)ウーン…。

ここで五輪開催の賛否など私的な意見を述べることは、鉄道趣味をメインとした拙ブログの主旨と異なるので控えますが(逃げた)(^^;)ゞポリポリ、そんな五輪の開幕を前に日本全国を巡った“聖火リレー”が7月7日に埼玉県の秩父(ちちぶ)まで到達し、なんとそこからのルートのひとつにランナーの方が聖火を持って列車に乗り込むという「聖火リレー列車」なるものが、ご当地を走る秩父鉄道にて運行されるとのこと エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!? (列車での聖火移動はトーチでなくランタンを使用)。
五輪の聖火を車内に乗せた特別列車だなんて、一生に一度見られるかどうかのとても貴重な列車で、これは鉄ちゃんのひとりとして非常に興味があります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。コロナ禍での聖火リレーは各県や各自治体の判断によって公道を走らずに行なわれたところもあり、はたして「聖火リレー列車」がホントに実施されるのかどうか気掛かりでしたが (゚ペ)ウーン…、前日までとくに中止や変更などの報はなく、予定どおりに運行される模様 ε-(´∇`*)ホッ。
ちなみにこの列車の運転日となる7日は平日の水曜日で、それに備えて私は三か月も前に当日の有給休暇を取得していました (゚∀゚)アヒャ☆。そこまで楽しみにしていた「聖火リレー列車」とは、いったいどんな形で運転されるのでしょうか (*゚v゚*)ワクワク♪。

(なお、冒頭部分の繰り返しになりますが、本記事は五輪の開催や聖火リレーの賛否を話題とするものでなく、あくまでも“一鉄道マニアの趣味的な目線”であることをご理解ください m(_ _)m)



7月7日(水)


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この日は七夕。
西武新宿線から池袋線へ乗り換えた
所沢のコンコースには
七夕の笹飾りが見られました。
(゚ー゚*)タナボタ
ためしに電車(30000系)と絡めてみたけど
ちょっとアングルがキビシいね・・・。
▲西武池袋線 所沢

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飯能で乗り継いだ西武秩父ゆきは
セミクロスシート構造の4000系(白い電車)。
ボックスシートに座れるのは
旅情が感じられて嬉しい。
(・∀・)イイネ
▲西武池袋線 飯能


個人的にちょくちょく撮影へ訪れていて、拙ブログでも過去に何度かご紹介している秩父鉄道(秩父本線)は、東武伊勢崎線と接する羽生(はにゅう)を起点に、JR上越新幹線・高崎線と接する熊谷(くまがや)、東武東上線・JR八高線と接する寄居(よりい)、荒川の景勝地で知られる長瀞(ながとろ)、秩父夜祭が行なわれる秩父神社の秩父、西武秩父線の西武秩父駅に近い御花畑(おはなばたけ)などを経て、三峯神社の玄関口である三峰口(みつみねぐち)にいたる、埼玉県北部に位置したローカル私鉄路線 (゚ー゚*)チチテツ。
東京都内から秩父鉄道ヘのアクセス方法は、JR、東武、西武の各線を使ったいろいろな経路が考えられますが σ(゚・゚*)ンー…、今回は目的の「聖火リレー列車」が秩父を出発点として運転されることから、まずは西武の池袋線と秩父線を経由して秩父へ向かってみることにします ...(((o*・ω・)o。平日の朝なので所沢や飯能(はんのう)の駅は上りの通勤客でかなり混雑していたけど、下りの西武秩父ゆき普通列車はガラガラにすいていました (´ー`)マターリ。


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霧雨に霞む車窓風景。
山あいの正丸峠を進む西武秩父線は
沿線の自然が豊かな路線です。
▲西武秩父線 吾野-西吾野(車窓から)


西武秩父線の車窓から望む空模様は、いかにも梅雨時らしいどんよりとした灰色で、山あいの正丸峠では時おり雨粒が列車の窓を叩きます 、ヽ`┐( ̄  ̄;)アメ。今日の秩父地方の天気は、予報によると“雨のち曇り(降水確率60%)”。晴天は期待できないものの、いま降っている雨は午前中にあがるらしいので、正午ごろに運転する「聖火リレー列車」のときには、せめて雨がやんでいると助かるなぁ・・・八(゚- ゚)オネガイ。


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正丸峠を越えると
車窓の左手に見えてきたのは、
石灰石の採掘によって山が大きく削られた
秩父の名山・武甲山(標高1,304m)。
(゚ー゚*)ブコーザン
▲西武秩父線 芦ケ久保-横瀬(車窓から)

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横瀬の留置線には、
先ごろ退役した特急形車両の
「レッドアロークラシック」(10000系)
がありました。
(゚∀゚)オッ!
先頭車の一両くらいは保存されるのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲西武秩父線 芦ケ久保-横瀬(車窓から)

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西武秩父線の終点、西武秩父に到着。
当駅は西武秩父線のみの単独駅ですが、
徒歩5分ほど(約350メートル)のところに
秩父鉄道の御花畑駅が所在し、
乗換駅として案内されています。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲西武秩父線 西武秩父


国分寺0652-(西武国分寺線)-東村山0703~0707-(西武新宿線)-所沢0710~0716-(西武池袋線)-飯能0740~0753-(西武秩父線)-西武秩父0843


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こちらが秩父鉄道の御花畑。
芝桜の名所として知られる
羊山公園・芝桜の丘の最寄駅であることから
“芝桜駅”の副称が付けられています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲秩父鉄道 御花畑


西武秩父線を終点まで乗り通して西武秩父に到着すると、雨はすでにあがっていました ε-(´∇`*)ホッ。
ここで秩父鉄道へ乗り換えるには西武秩父駅から歩いて5分程度のところにある御花畑駅を利用するのが便利なのですが ( ̄∇ ̄o)オハナバタケ、次に私が乗る羽生ゆき上り列車までは30分ほど待ち時間があります σ(゚・゚*)ンー…。それならば御花畑駅から近い、聖火リレーの出発点となっている「秩父神社」の様子を見に行き、そのまま御花畑の隣駅に位置する秩父鉄道の秩父駅まで歩き進んでみることにしました ...(((o*・ω・)o。ちなみに御花畑と秩父(秩鉄)の駅間はわずか0.7キロで、秩父神社はそのほぼ中間点に位置します。


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秩父神社は秩父地方の総鎮守で、
県内屈指のパワースポット。
また秩父神社の例祭である「秩父夜祭」は
日本三大曳山祭、及び日本三大美祭に数えられ、
世界無形文化遺産として登録されています。
(・o・*)ホホゥ

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その秩父神社の本殿前が
秩父市から長瀞町にかけて行なわれる
本日の聖火リレーの出発点です。
(゚∀゚*)オオッ!

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「聖火リレーが街にやってくる。」


ためしに立ち寄ってみた秩父神社。まだ聖火リレーがスタートする二時間半も前なので(11時過ぎにスタート予定)、とくに変わった様子がなければお参りだけでもしていこう思っていたところ 幵 (-人-*)パンパン、本殿の前にはすでに聖火リレーのボードやステージが設置されており (゚∀゚)オッ!、それを目にしただけでも今日のこの地で五輪の聖火リレーが行なわれることを実感します (´ω`)シミジミ。
そして秩父の駅ではさらに私のテンションを上げてくれる、こんな光景が展開されていました (*゚ロ゚)ハッ!。


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西武線の西武秩父駅よりも
秩父の中心街や秩父神社に近い、
秩父鉄道の秩父駅。
(゚ー゚*)チチブ
駅舎には地域の物産を紹介、販売する
「秩父地域地場産業振興センター」が
併設されています。
▲秩父鉄道 秩父

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構内の留置線に集う
4つの色の電気機関車たち。
手前の下り方から、
緑色のデキ505と赤色のデキ506、
少し離れて、
青色のデキ302と黄色のデキ502。
(゚∀゚*)オオッ!
▲秩父鉄道 秩父


デキ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
ホームから見やすい位置に整然と留められていたのは、それぞれが緑、赤、青、黄色に塗られた、なんともカラフルな4機4色の電気機関車たち (´∀`*)カラフル♪。
秩父鉄道は電車を使った旅客列車のほかに、武甲山(ぶこうざん)から産出した石灰石などを輸送するための貨物列車が運行されており、それを牽引するための電気機関車(デキ形)を保有しているのですが、もともとはこんなカラフルでポップな色ではなく、濃い青に白い帯を入れたものが標準色です (゚ー゚*)デキ。
んじゃ、なぜこの4機は標準色と違う色なのかというと、実はその理由を語るのにあと一色足りないのですが、それが何色かお分かりでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。うーん、この4色に桃色(ピンク)が加われば、「5人合わせて、ゴレンジャー! ヽ(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)ノ」・・・ではなくて、足りないのは“黒”。「青、黄、黒、緑、赤」、この5色が揃うと、そう、“オリンピックシンボル”(例の輪っかね)と同じ色となるのです (´ω`)ナルヘソ。そしてなんと件の「聖火リレー列車」は、その5色の5機を連ねて(五重連)客車の先頭に立つというではありませんか! Σ(゚∇゚;ノ)ノ マジカ!。機関車の5色はあくまでも“イメージ”だとはいえ(秩父鉄道では決して“五輪カラー”とは言っていないw)、これぞ「聖火リレー列車」を牽くにふさわしい・・・いや、もうここまでくると、「そこまでやっちゃう!?」と言いたくなるくらいに気合いの入った特別列車で w(*゚o゚*)wオオー!、走っているところを見る(撮影する)のがとても楽しみです (*゚v゚*)ワクワク♪。
いま秩父の構内に留まっている4色に、黒い色のデキ(デキ201)が車両基地から客車(12系)を回送してきて合流し、当駅にて5色の五重連(+12系)を組成 (゚ー゚*)ゴジューレソ。そののち、秩父神社からリレーされてきた聖火を持つランナーの方と地元の小学生を客車に乗せた、「聖火リレー列車」として秩父を出発します (・o・*)ホホゥ。それより前に私は沿線の撮影ポイントへ先回りして、列車の通過に備えることとしましょう ...(((o*・ω・)o。


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秩父から乗る羽生ゆき上り普通列車は
元・都営三田線6000系の
現・秩父鉄道5000系。
(゚ー゚*)ミタセソ
▲秩父鉄道 秩父


今回の「聖火リレー列車」が運転されるのは秩父鉄道の全線(全区間)でなく、聖火を乗せた区間とその後に車両が回送される区間をふくめて、秩父から長瀞までのあいだの12.5キロ(後述する「ツアー列車」はとりあえず別扱いとします)。その運行距離は長くなく、秩父の市街地に近いところは沿線に建物も多いため、5色の機関車が連なる五重連をスッキリと撮れるところは限られます (゚ペ)ウーン…。さらに時節柄、同業者が“密集”するような狭い撮影ポイントはできるだけ避けたい (-ω-;)ミツ…。
そうすると、当線の撮影地に決して詳しくない私は、もう“あの場所”以外に他は思い浮かびませんでした σ(゚・゚*)ンー…。それは秩父鉄道の“超ド定番”な撮影ポイントとして知られる、荒川橋梁(親鼻鉄橋)。その橋梁名どおり、親鼻(おやはな)と上長瀞(かみながとろ)の駅間で荒川に架けられた鉄橋です (゚∀゚*)オオッ!。あそこならサイドから5機の機関車がきれいに望めるし、クルマが入れるくらいに広い河川敷はキャパも大きい (・∀・)イイネ。


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この日の聖火リレーのコースは
なんとグ◯グルマップのデフォルトで
このように表示されていました
(何か特別な設定をしたわけではない)。
[]o(・_・*)ドレドレ
リレーのルートが秩父鉄道と重なっていますが、
ランナーの方が線路上をランニングするのでなく、
ここが「聖火リレー列車」として運転される区間です。


ちなみにマップが表す聖火リレーのルート(上記地図)だと、秩父から長瀞へは列車だけを使って聖火が運ばれるように見えますが、実はマップを拡大してよく確認すると (=゚ω゚=*)ンン!?、列車に聖火が乗せられるのは長瀞の二駅手前に位置する親鼻まで ( ̄  ̄*)オヤハナ。聖火はランナーとともに親鼻で下車して、親鼻駅から荒川の河川敷までランニングで聖火をリレー ε=ε=ε=(*゚∀゚)┘セーカ。そしてさらにそこからはご当地の観光名物である“川下り”(長瀞ラインくだり)の和舟に乗って荒川を進み (゚.゚*)フネ!?、最終的に長瀞へ到達するという、なんとも凝ったコースになっています ( ̄。 ̄)ヘー。


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これが親鼻〜長瀞の拡大図。
当区間の聖火リレーは列車でなく
荒川を舟で下る「長瀞ラインくだり」が
ルートに組み込まれています。
(・o・*)ホホゥ


・・・ということは、列車に乗せられた聖火は荒川橋梁の手前の親鼻で降りてしまうため、鉄橋を渡る当該列車には聖火もランナーも乗っていない、いわば“回送列車”のようなもの(お付きの小学生たちは乗ったままなのかな?)(´・ω`・)エッ?。しかし、5色の五重連という編成自体は聖火を乗せているときとまったく変わらないし、景色のよいこの鉄橋で撮る五重連は他の場所に代えがたく、実際は聖火が乗っていなくとも、やはり私はあえて荒川橋梁を撮影ポイントに選ぶこととしました (-`ω´-*)ウム。
あわよくば河川敷から、列車でなく川下りの舟のほうで、聖火が見られるかもしれない。


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親鼻を出た上り列車は
荒川橋梁へ差し掛かります。
車窓から見る限りだと
河川敷の同業者はまだ少なめの様子。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲秩父鉄道 親鼻-上長瀞(車窓から)

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鉄橋を渡りきると
荒川の左岸側に位置する上長瀞に到着。
(・ω・)トーチャコ
当駅の駅舎はレトロな趣を感じる建築で、
下車すると振り返って駅舎を眺めたくなります。
(´ω`*)シブイ
▲秩父鉄道 上長瀞


秩父0915-(秩父鉄道1520)-上長瀞0931


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駅前の国道で見られた
通行止めを知らせる立て看板。
「聖火リレー列車」が親鼻に着くのは
ちょうどお昼頃の予定です。

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鉄橋と並行して架かる
国道の親鼻橋を渡って右岸方向へ。
...(((o*・ω・)o
橋の下に見える河川敷一帯が
目的地の撮影ポイントです。


上長瀞の駅を出て国道を歩き進み、荒川の河川敷へ ...(((o*・ω・)o。秩父でやんでいた雨は当地でパラパラと降っていたものの、傘をさすか、ささないか迷う程度の弱い雨で、このくらいならささずに凌げます 、ヽ`┐( ̄  ̄;)アメ…。
河川敷にはすでに同業者(撮り鉄)の姿がところどころにぽつぽつと見られますが、列車の車窓からも確認したように、“5重連の聖火リレー列車”という貴重さにしては、その数が思ったより少ない感じ σ(゚・゚*)ンー…。やはりちゃんと聖火を乗せた正式な(?)区間で撮影される方が多いのか、もしくは・・・この河川敷は立ち入りを制限される可能性があるために避けているのかも (゚ペ)ウーン…。
というのも先述したように、この河川敷の一画は川下りの舟に乗る聖火リレーのルートとなっており (゚ー゚*)フネ、二時間半前の今はまだ自由に立ち入れるとしても、聖火ランナーが来る直前(道路の通行止めと同様の時間帯)にはテロ対策や感染対策として、警察の指示により河川敷がある程度は封鎖される(すでにそこへいた人も強制的に移動させられる)ことが予想されます 乂`・д・´)ダメッ!。実はその立入制限に関しては私も、この場所を選ぶにあたって不安に思っていた懸念材料 σ(・ω・`)ウーン…。
そこでとりあえず、聖火リレーのコースになっているエリアに近づかないことはもちろんのこと、鉄橋からもだいぶ離れた場所を選択し コッチ…((((o* ̄-)o、そこから望遠レンズで列車を狙うことにしてみました ボーエン( >_o)r┬=≡]。ここまで聖火リレーのコースから離れた場所ならば、たぶん大丈夫でしょう ☆.(○≧ω')b オケ!。あくまでも個人判断に過ぎませんが・・・(。A。)アヒャ☆。


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やってきた撮影ポイントはこんなところ。
国道の橋脚のあいだから抜くようにして
その奥に見える秩父鉄道の鉄橋を狙います。
シャキーン( >_o)r┬=≡]
ちなみに聖火リレーのコースは道路橋の向こう側。


とりあえず撮影場所が決定し、時刻表によると試し撮りをする次の普通列車は約30分後のハズなので、慌てることなく立ち位置とアングルを調整していたところ、いきなり不意に鉄橋上へ現れたのはこの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


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荒川に架けられた長い鉄橋を
山の深い緑に溶け込みそうな黒い機関車が
赤茶色の客車を牽いて渡ります。
▲秩父鉄道 上長瀞-親鼻


黒デキ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
5色のうちの残り一色だった黒い色の機関車(デキ201)が、12系客車を引き連れて荒川橋梁を渡り、すでに4色の機関車が待機している秩父へと回送で向かいます ...(((o*・ω・)o。私はこの回送列車の運転時刻をまったく把握していませんでしたが、撮影ポイントに到着してから数分ほどで通過するとは、なんともラッキーなタイミングでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
大正3年(1914年)に完成した秩父鉄道の荒川橋梁は、全長153メートル、高さ20メートルの壮大さを誇るプレートガーダー橋で、煉瓦と花崗岩を積み上げた美しい橋脚は絵になります (´ω`)シミジミ。やはり私としては5色の五重連をここで撮りたい (・∀・)イイネ。


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はじめに時刻表で確認していた普通列車は
元・東急8090系の現・7800系。
先ほどの客車回送のときと比べると、
向こうのほうは鉄ちゃんが増えてきましたね。
「聖火リレー列車」というお祭り的な列車には
撮影する同業者が写り込んでも構わないと
個人的には思っています。
(+`゚∀´)=b OK牧場!
▲秩父鉄道 上長瀞-親鼻


時間が経つにつれて、河川敷では聖火ランナーを迎える準備が始められ、鉄橋のたもとには続々と鉄ちゃんが集結。道路橋の向こう側でも立入制限はとくに何も言われていないようで、私の取り越し苦労だったかな? σ(゚・゚*)ンー…。
そして上長瀞へ着いたときに降っていた雨は完全にあがって、次第に雲間からは青空ものぞくようになりました (゚∀゚)オッ!。ひょっとしたら日差しを受けた五重連がワンチャンあるかも U・ェ・U ワンチャン。


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お!青空が見えるようになってきたぞ。
晴れ運、カモーン щ(゚Д゚щ)カモーン。


駄菓子菓子(だがしかし)・・・( ̄△ ̄;)エッ…

そんな状況のなか、県か市の担当者と警察官の方が二人で、私を含めた数人がカメラを構えて待機しているこちらのほうへ向かってきます ...(((o*・`_´・)o。単なる安全確認や注意説明か?それとも・・・(°_°;)ドキドキ。
「え〜、スミマセンが、このあたり一帯は一般の方の立ち入りを制限させていただきます。すみやかにご移動のほどお願いします。>θ( ̄0 ̄*)」
・・・と、突き付けられた“レッドカード” 乂`・д・´)ダメッ!。うわっ、マジかよ orz。
「ええ〜、こんなに離れた場所から見るのもダメなの!? (・ε・`)チェ」などとつい言いたくなるところですが、こういう場合はゴネたところで覆ることがまずなく、聖火列車の時間もだんだんと迫っていることから、ここは素直に従ったほうが賢明です (-`ω´-;)ウム。ただし、逆にどこなら立ち入ることができて撮影可能なのか、せめてそれくらいは教えていただきたい (゚- ゚)オセーテ。鉄橋のたもとに多くの同業者が集結している場所(上写真に写り込んでいる一団の場所)はOKなの?と訊ねると、そこは担当でないのでわからないが、これから禁止となる可能性はあるらしい (゚ペ)ウーン…。
んじゃ、川の対岸は?向こう岸からの撮影なら大丈夫ですか?と、なるべく熱くならず紳士的に(?)食い下がると ヽ(゚ω゚)ドオヨ、そこも担当ではないのではっきりとは言えないが、まあ、対岸なら警備を要請されていないので、たぶん大丈夫ではないかとのこと σ(゚・゚*)ンー…。お!活路が開いたぞ!(☆∀☆)キラーン☆
「ただし、もうまもなく親鼻橋(国道)は通行規制で歩道も渡れなくなりますよ」と、おまわりさんの一言 乂 ̄  ̄*)トーセンボ。
なにー!レインボーブリッジ・・・じゃなかった、“親鼻橋を封鎖せよ”だと!? Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。撮り鉄は会議室でなく現場でやっているんだ!(なんのこっちゃ)ヾ(`Д´)ノムキーッ。 とにかく考えたり迷ったりしている余裕は無いみたいで、すぐに今いる場所から機材を抱えて親鼻橋へ ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。幸いにも封鎖される前に橋を渡って対岸(右岸から左岸)へ移動することができました ε-(´o`;A フゥ…。問題は左岸のこちら側からでも、はたしてウマく列車が撮れるのだろうか? (「゚ー゚)ドレドレ


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気温30度を越える暑さのなか、
小走りで親鼻橋を渡って対岸へやってきました。
。゚(A′□`;)qアチィィ・・・
その直後に橋は通行止めとなり、
ふだんはけっこう交通量の多い国道から
クルマの姿がなくなりました。
ちなみに橋上の歩道に見える人影は警察官です。

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荒川橋梁を渡りゆく5000系。
これが本番の五重連が通過する前に
最後の試し撮りができる列車です。
一本でも確認ができてよかった。
(^_[◎]oパチリ
▲秩父鉄道 上長瀞-親鼻


お!意外と悪くないじゃん (゚∀゚)オッ!
さっきの場所(右岸)よりも立ち位置が川に近いため、川面を大きく入れられる構図が得られて、むしろこちらのほうが私好みかもしれません (・∀・)イイネ。そしてこのあたりには警察官や警備員が配置されておらず、また、同業者もさほど多くなく、落ち着いた空気感が流れています (´ー`)マターリ。な〜んだ、これなら初めっからここへ来ればよかったよ。まあ、それは結果論に過ぎませんが (゚∀゚)アヒャ☆。
ちなみに、鉄橋のたもとには先ほどと変わらない状態で同業者が集まっており、どうやらあそこの場所は立入り禁止(規制エリア)とはならなかったようですね σ(゚・゚*)ンー…。ま、いっか。

やがて上空には、警備のためなのか、それとも聖火リレーを映す報道機関なのか、バラバラバラという音と共にヘリコプターが現れて ( ̄  ̄*)ヘリ、それは聖火ランナーがこの荒川河川敷に近づいてきていることを表します。だんだんと緊張感と高揚感が上がってきました (°∀°*)ドキドキ。

そして・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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聖火ランナー、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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川下りの和舟で運ばれる聖火。
ご当地らしい面白い演出です。
トーチで掲げられた聖なる炎を
川岸からしっかりと見ることができました。
w(*゚o゚*)wオオー!


祭囃子や太鼓の音に迎えられて、ほぼ予定通りの時刻に荒川の河川敷へ走ってきた聖火ランナー ε=ε=ε=(*゚∀゚)ノ┘セーカ。聖火の灯るトーチを掲げたその姿は、対岸からでもしっかり確認することができました w(*゚o゚*)wオオー!(ランナーは一般の方(?)のようですが、テレビやネットのニュース等にも映し出されていたので、とくにモザイク処理等を行わずに掲載しています)。いろいろな問題を抱えて、開催の賛否が問われている東京五輪だけど、こうやって実際に聖火の炎を目にすると、やっぱり感激するものだなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
聖火は河川敷でリレー(トーチキス)され、次の方はトーチを持って川下りの舟に乗船。岸を離れた舟は“どんぶらこ、どんぶらこ”と川の流れに任せて進んでゆきます (o ̄∇ ̄o)ドンブラコ。その舟が秩父鉄道の鉄橋下に到達したタイミングで、あたりに響いた機関車の汽笛・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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デキ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ちなみに聖火を乗せた舟は左下にいます。
▲秩父鉄道 親鼻-上長瀞

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オリンピックイヤーの夏。
山の深い緑を背にして、
五色の電気機関車が風景に映えます。
川風を受けて走る今夏限りの特別な列車。
▲秩父鉄道 親鼻-上長瀞


聖火リレー列車が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノ ワ〜イ♪
赤いデキ506を先頭に、緑のデキ505、黒のデキ201、黄色のデキ502、青いデキ302と続くカラフルな5色の電気機関車が、夏の眩しい日差しを受けて鮮やかに発色 w(゚0゚*)wオォー!!。これは壮観な眺めであり、また、ちょっとオモチャっぽくも見える、なんとも楽しい列車ではありませんか!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。なお、五輪シンボルの輪っかは本来、左から青、黄、黒、緑、赤の並び順で、この5重連は私が見た方向からだと逆になるのですが (´・ω`・)エッ?(鉄橋の向こう側サイドから見たほうが正しい並び)、それでも“撮り鉄”として車体側面に日の当たる順光側での撮影にこだわったことは個人的に納得しています (+`゚∀´)=b OK牧場!。それだけに事前の雨予報を覆す晴天に恵まれたのはとても嬉しい (゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ。
そして聖火を乗せた川下りの舟が鉄橋下へさしかかるのを見計らい、タイミングよく橋上に列車を通過させるなんて、これまたニクい演出ではないですか ъ(゚Д゚)グッジョブ(上の写真では黄色と青いデキの下あたりに、“ちんまり”と写っているのが聖火を乗せた舟 フネ?(-“-;*)ドコ?)。先述したとおり、実際はこの列車に聖火が乗せられていない区間での撮影でしたが、聖火を乗せた舟が一緒に写し込めたことは、じゅうぶんに満足できる聖火・・・もとい、成果でした (゚∀゚)アヒャ☆。


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ひとつ上の写真では
ほとんど分からないけど、
いちおう聖火を乗せた舟が写っています(笑)

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ちなみに客車のほうをよく見ると、
聖火やランナーは乗っていないけど
同乗していた小学生の姿は見えるので、
この区間も“回送列車”ではないのね。


ゆっくりとした速度で進む特別列車が鉄橋を渡り切るのを見送って、ここでの撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
立入規制による場所の移動など、ちょっとしたバタバタはあったものの、どうにかお目当ての“5色五重連”を無事に撮れてホッと安堵 ε-(´∇`*)ホッ。まるで“お召列車(天皇陛下が御乗される列車)”を撮るときのような、高い緊張感を味わうのは久しぶりのことでした。


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晴天万歳!
ヽ(*≧∇≦*)ノハレタ!
でもこれは私の“晴れ運”が良かったのでなく、
聖火ランナーに選ばれた方たちの思いが
天に届いたのかもしれませんね。
(-`ω´-*)ウム
列車の通過後に親鼻橋の通行規制は解除され、
橋を渡る人の姿が戻りました。


さて、「聖火リレー列車」という大役を終えた五重連の編成は、到着地となった長瀞の駅構内にてしばらくのあいだ停車(留置)しているらしく (・o・*)ホホゥ、当駅で列車がきれいに撮れるのかどうかは分からないけど、せっかくならそれを見に行ってみようと思います (・∀・)イイネ。
ちなみに、荒川の河川敷へ来るときに下車した駅は長瀞のひとつ手前にあたる上長瀞でしたが、上長瀞と長瀞の駅間はわずか1キロ程度(親鼻橋からは1.5キロくらい)なので、30分後の上り列車を待つよりも歩いちゃったほうが早く到達できます ...(((o*・ω・)o。


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開業当時のままの歴史深さが感じられる
長瀞の木造駅舎。
(´ω`*)シブイ
駅前に整列していた小学生の一団は
五重連の列車に乗っていた地元の子たちで、
当駅で下車した模様。
▲秩父鉄道 長瀞

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五重連、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
▲秩父鉄道 長瀞

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「聖火リレー列車」の編成を保ったまま、
長瀞の構内でひと休みする
5色五重連のデキ。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲秩父鉄道 長瀞
(開いている踏切から撮影)


「聖火リレー列車」の運行を終えて長瀞の側線(3番線)に留められていた5重連のデキは、駅近くの側道や踏切からその姿がいい感じに拝めて (「゚ー゚)ドレドレ、鉄ちゃんのみならず近隣の方と思われる人たちも、興味津々にカメラやスマホを向けています (^_[◎]oパチリ。あらためて間近に見るデッキ付き電気機関車の五重連は、やっぱり迫力があるなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ここ長瀞での撮影は余力で立ち寄ったオマケ程度のつもりだったけど、先ほどの荒川橋梁とはまた違った角度から撮ることができて、これもまたいい記録となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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線路脇の小道からは
編成写真風(?)の記録も残せました。
5機の電気機関車が上げた
10基のパンタグラフが圧巻です。
w( ̄▽ ̄*)wワオッ!!
▲秩父鉄道 長瀞


なお、当編成はこのあと車両基地への回送を兼ねて(?)、鉄道ファン向けのイベントツアー列車(事前募集制の団体列車)として長瀞と武川(たけかわ)のあいだで運行されるのですが(秩父鉄道さん、商売上手ねw)、私はここまでの成果で存分に満足できたし (*´ー`*)マンゾク、オナカも減ったのでこれ以上は深追いせず、お昼ゴハンにご当地の名物でも食べて帰ることとしました カエロ…((((o* ̄-)o。
鉄欲より食欲のほうが勝っちゃった・・・(^^;)ゞポリポリ。


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長瀞から乗る影森ゆき下り列車は
元・東急8090系の現・7500系。
何やらアニメキャラのラッピングが
施されていますね・・・。
▲秩父鉄道 長瀞

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西武秩父との連絡駅、
御花畑まで戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
“芝桜駅”の副称がある当駅の駅名標には
芝桜がデザインされています。
▲秩父鉄道 御花畑


長瀞1326-(秩父鉄道29)-御花畑1350

コロナ禍による昨年からの延期にはじまり、開催か中止か、有観客か無観客か、直前までいろいろと揉めた印象のある東京オリンピック・パラリンピック。それがどんな形で開幕し、そして閉幕後は後世にどう語られていくのか、いまの私には分からないけど σ(゚・゚*)ンー…、しつこいようですがあくまでも“撮り鉄”という趣味目線で見ると、今回の秩父鉄道で実施された電気機関車の五重連による「聖火リレー列車」は、まちがいなく記録しておいてよかったと言える、歴史的なすごい列車だったと思います ・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。これは平日に有休を取ってでも撮りに来た甲斐があったというもの(笑)
また、私が住む東京都では“緊急事態宣言”や“まん延防止等重点措置”の発出が相次ぎ、今年に入ってから近場での“撮り鉄”が続いていたなか、長瀞の荒川橋梁という自然の緑が豊かな場所で久しぶりに撮影できたことは、気分的にもいいリフレッシュとなりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪
(この翌日(7/8)には、東京で“4度目の緊急事態宣言”が決まったけどさ・・・orz)。


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秩父名物の「豚味噌焼き丼」が食べたくて、
(゚-、゚)ジュルリ
西武秩父駅の近くにある名店に
行ってみたのですが・・・
あら?弁当販売のみ?
( ̄△ ̄;)エッ…
聞けばコロナの感染対策で当面は
店内での飲食を中止しているのだとか。
ホントはお店で焼き立てを食べたかったけど、
仕方ない事情ですよね

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西武秩父から西武線に乗って都内へ帰ります。
飯能ゆきの普通列車は
来るときにも乗ったセミクロス仕様の4000系。
▲西武秩父線 西武秩父

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お弁当で買ってきた「豚味噌焼き丼」を
4000系のボックスシートでいただきます。
秘伝の味噌に漬けた豚肉を
炭火で焼き上げた豚味噌焼きは
味噌の甘辛さと焼き目の香ばしさがマッチし、
お弁当で食べても美味しさは変わりません。
ブタ(゚д゚)ウマー!
ちなみにいまのご時世、
もしも乗客が多いようでしたら
車内での飲食を控えて家に持ち帰るつもりでしたが、
平日午後の西武秩父線は
一両がほぼ貸切状態のガラガラでした。
(・ω・)ポツン…


西武秩父1438-(西武秩父線)-飯能1530~1539-(西武池袋線 Fライナー)-所沢1558~1600-(西武新宿線)-東村山1603~1607-(西武国分寺線)-国分寺1619