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天竜浜名湖鉄道・・・浜名湖佐久米 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2021.12.27 天竜浜名湖鉄道
カモメ”が舞う駅
浜名湖佐久米 撮影
 
 
私が“撮り鉄”へ出かけるときはたいてい、国鉄型の古い車両や退役が迫っているような車両、または運転日が限定された珍しい臨時列車やイベント列車などを目的に、撮影計画を立てることが多いのですが σ(゚・゚*)ンー…、時としてテレビの旅番組や情報番組を視ていて、「お、こんないいところがあるんだ。私も行ってみたいなぁ・・・」と思うこともあります (・∀・)イイネ。
今回はそんなきっかけで、鉄旅に出かけたお話。
年も押し迫った12月の最終週、仕事が冬休み(年末年始休暇)に入った私は (´▽`*)フユヤスミ♪、少し前にテレビの旅番組(テレ東系ねw)で紹介されて気になっていた“某所”を目指して、いつもの「青春18きっぷ」(JRの普通・快速列車が一日乗り放題のきっぷ)を手に、自宅の最寄駅を朝イチの初発列車で出発しました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


12月27日(月)


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旅のファーストランナーは
東京を早朝の5時20分に発車する、
東海道線の沼津ゆき下り普通列車。
車両はJR東日本のE233系です。
▲21.12.27 東海道本線 東京

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明るくなったころに通過した
早川の玉川橋梁から相模湾を眺めます。
(つ▽≦*)マブシッ!
そういえばここへは二日前(12/25)の朝に
“ニーナの甲種”を撮りに来ているんですよね。
▲21.12.27 東海道本線 早川-根府川
(車窓から)

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沼津の一つ手前の三島で
当駅始発の静岡ゆきに乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両はJR東海の313系で、
この区間(熱海〜浜松)にしては珍しく
セミクロスシート仕様の編成でした。
(゚ー゚*)ボックス
▲21.12.27 東海道本線 三島

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清々しい冬晴れのもと、
富士山の雄大なお姿が
車窓からきれいに望めます。
絶好の鉄旅日和。
(´▽`*)フジサン♪
▲21.12.27 東海道本線 原-東田子の浦
(車窓から)

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静岡でさらに先へ進む
浜松ゆきに乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
同じく313系(+211系)ですが、
こちらはロングシート仕様の編成。
 ( ̄  ̄ )ロング
▲21.12.27 東海道本線 静岡


東海道線の沼津ゆき普通列車で東京をあとにし、三島、静岡と列車を乗り継いで、静岡県を横断するように西へと進みます ...(((o*・ω・)o。このままさらに在来線(東海道線の普通や快速)を乗り継いでいくと、名古屋には11時過ぎ、大阪には14時過ぎに着くことができ (・o・*)ホホゥ、同じ列車内にはやはり「18きっぷ」で長距離移動をされる方々もけっこうおられるようですが (*´ω`)つ[18]、今回の私は静岡県の掛川(かけがわ)で東海道線を降りました ( ̄  ̄*)カゲガワ。


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東海道新幹線も停まる掛川。
その駅舎(在来線側の北口)は
瓦屋根と板塀が印象的な木造建築で、
2012年に現・駅舎へ建て直した際には
1940年(昭和15年)に建造された
元の駅舎の資材を再利用して
外観を復元したそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲21.12.27 東海道本線 掛川


東京0520-(東海道521M)-三島0721~0729-(741M)-静岡0828~0830-(739M)-掛川0915

静岡県南西部に位置する商工業都市の掛川は、掛川城の城下町、また東海道の宿場町として、古くから発達した歴史の深い街で (・o・*)ホホゥ、市の玄関口となる掛川駅は東海道本線のほか、東海道新幹線も「こだま」が停車する主要駅。そしてJRのほかにもうひとつ、当駅を発着する鉄道路線があります。それが私の今旅の目的とする、第三セクター鉄道(三セク)の「天竜浜名湖鉄道・天竜浜名湖線」、通称「天浜線(てんはません)」(゚ー゚*)テンハマ。
その天浜線へ東海道線から乗り換えるには、お互いのホームを直結する便利な連絡改札もあるのですが、私はいったん「18きっぷ」を提示してJRの改札を出場し、天浜線の駅の窓口で当線に有効な“一日乗車券”を買ってから、あらためて入場します (*・∀・)つ[キップ]。


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こちらのトンガリ屋根が天浜線の駅舎。
JR駅の西側に併設されています。
(゚ー゚*)トンガリ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 掛川

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三セク路線の天浜線は
「18きっぷ」では乗れないので
「1日フリーきっぷ」を購入します。
天浜線が全線乗り降り自由で1,750円。
(*・∀・)つ[キップ]

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始発駅の掛川で発車を待つ
天浜線のTH2100形ディーゼルカー。
このシックなモスグリーンは標準色でなく
特別なラッピング仕様で、
お花がデザインされていますね・・・。
(*’∀’*)オハナ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 掛川

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ヘッドマークに記されているのは
「天浜線 人と時代をつなぐ
花のリレープロジェクト」。
これは地域企業や周辺の自治体が
ボランティア団体と連携して
“天浜線の沿線をたくさんの花で飾ろう”
とするプロジェクトだそうです。
だからお花柄のラッピングなのね。
(´ω`)ナルヘソ


天浜線ホームに待機していた天竜二俣(てんりゅうふたまた)ゆきの下り列車は、車内の座席(セミクロスシート仕様)が半分ほど埋まるくらいのお客さんを乗せて、定刻に掛川を発車しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
ちなみに、通勤・通学時間帯が落ち着いた日中の地方路線というとだいたい、買い物や病院へ行かれる際に利用する、地元のお年寄りが“お得意様”といったところなのですが、いまは小学校が冬休みだからでしょうか、当列車には親子連れがけっこう乗っている印象です σ(゚・゚*)ンー…。


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お花柄のシートカバーが反射して
ちょっとわかりづらいですが・・・
人( ̄ω ̄;)スマヌ
掛川を出た天浜線の列車は
右にカーブして東海道線と分かれ、
北西に進路を取ります。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 掛川-掛川市役所前
(車窓から)


静岡県の第三セクター鉄道、天浜線こと天竜浜名湖線は、東海道本線と接する掛川から、遠州森(えんしゅうもり)、遠江一宮(とおとうみいちのみや)、天竜二俣、西鹿島(にしかじま)、金指(かなさし)、気賀(きが)、三ヶ日(みっかび)などを経て、浜名湖の北岸をまわるように西進し、ふたたび東海道本線と接する湖西市の新所原(しんじょはら)まで、全長67.9キロをむすぶ、遠州地域(静岡県西部)のローカル線 (・o・*)ホホゥ。ちなみに県内唯一の非電化旅客路線で、列車にはディーゼルカー(気動車)のTH2000形(およびTH9200形)が使われています ( ̄  ̄*)ヂーゼル。


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桜木の付近にはその駅名どおり、
線路沿いに立派な桜並木が見られます。
花が満開の頃はきれいでしょうね。
(・∀・)イイネ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 桜木-いこいの広場
(車窓から)

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原谷(はらのや)で
車窓から目にとまったのは、
「日本一長い?プラットホームベンチ」。
本当に日本一長いベンチなのかどうか
“?”が付いているのはご愛嬌(笑)
(゚∀゚)アヒャ☆
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 原谷
(車窓から)

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町なかを清らかな太田川が流れ、
小国神社や天宮神社、山名神社、蓮花寺など
多くの神社仏閣があることから
“遠州の小京都”と呼ばれる森町の遠州森。
(゚ー゚*)モリ
駅の壁に掲げられている「森の石松」は
幕末期に清水次郎長の子分として
活躍したとされる侠客で、
“森”とは故郷のここ森町のことを
表しているのだそうな。
つまり“森町出身の石松さん”なのね。
(´ω`)ナルヘソ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 遠州森
(車窓から)

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後述しますが、
もともとは国鉄の路線だった
天浜線の歴史は古く
(1940年(昭和15年)に全通)、
味わい深いレトロな木造駅舎などが、
いまも多く残されています。
この遠江一宮もそのひとつ。
(´ー`*)シブイ
ちなみに当駅は現在
旧国名の遠江(とおとうみ)が付く
唯一の駅名です。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 遠江一宮
(車窓から)


掛川の市街地を抜けた列車は、牧ノ原台地の西端に位置する平野を淡々と進みます ...(((o*・ω・)o。途中、“遠州の小京都”と呼ばれる森町の遠州森や遠江一宮など、街の景観に合った古い木造駅舎は鉄ちゃんとしてひとつの見どころではありますが (´ω`*)シブイ、それ以外の車窓は田畑や茶畑ばかりが流れる単調な印象。
ちなみに隣のボックスシートに座る親子連れを見ると、お父さんは居眠りをし (´-д-)zzZZ…、男の子のほうはゲームに夢中  (〃’ω’p[]qピコピコ。“ドクターイエロー”のリュックを携えているので電車好きな子だと思うけど、ローカル線ののどかな車窓風景にはあまり興味がないようです σ(・∀・`)ウーン…。
そんな感じで、車外、車内ともにまったりとした空気が流れるなか、列車はまもなく天竜二俣に到着 (”∀”*)フタマタ…。当駅は天浜線の終着駅でない途中駅ですが、天竜浜名湖鉄道の本社や車両基地がある天浜線の要衝で、私の乗った列車はこの駅止まりです (・ω・)トーチャコ。
そしていつものように下車した記録として、とりあえずホームの駅名標を撮ろうとすると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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天竜二俣に到着(したハズ)。
ここもホームの上屋が古い木造で、
郷愁感の漂ういい雰囲気です。
(´ω`)エモイネ
でも駅名標を見ると・・・
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 天竜二俣

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だいさんむら!?
( ̄△ ̄;)エ?

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だ、第3村!?
(゚∇゚;)エエッ!?

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こ、ここも、第3村!?
工エエェ(゚Д゚;ノ)ノェエエ工!?


な、なんじゃこりゃ〜!? (屮゜Д゜)屮 ヌオォォォォォ!
「天竜二俣」もしくは「てんりゅうふたまた」と記されてあるハズの駅名標がすべて、「第3村」とか「だいさんむら」などとなっているではありませんか! Σ(゚□゚*)ナニーッ!。いったいこれはどういうことだ、いつのまにか駅名が改称されたのか? そもそも「第3村」ってナニ?ここはドコ!? ココ ┐(°o°)┌ ドコ。 “第三セクター鉄道”である天竜浜名湖鉄道の本社所在地だから「第3村」? (´・ω`・)エッ?。んなワケないか。
・・・と、ホントに事情を知らなかった私はマジで戸惑うも エッ?(゚Д゚≡゚Д゚)エッ?、一日乗車券を提示して改札を出ると、その「第3村」の意味がすぐに分かりました ( ̄д ̄*)ア。


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当駅の待合室に置かれていたボードは
“エヴァンゲリオン”のシンジくん。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア

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そして駅の窓口にはこんなものが。
「人類乗車計画・
エヴァンゲリオン×スタンプラリー」
なるほど。
( ̄、 ̄*)ナルヘソ


どうやら天浜線(と遠州鉄道)では今、人気アニメの「エヴァンゲリオン」とコラボした“スタンプラリー”(人類乗車計画)が催されており (゚ー゚*)エバ、その拠点となるここ天竜二俣駅は、作中に出てくる架空の駅 “第3村”に扮した装いとなっているようです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。すべての駅名標まで変えちゃうとは、なんとも凝ってますね ( ̄∇ ̄;)ヤルネ。
ちなみに、「エヴァンゲリオン」は最初のテレビアニメ(20年くらい前?)をちょろっと見たことがある程度の私、主要キャラクターなど少しはわかるけど、“第3村”なんて出てきた覚えがないな・・・σ(゚・゚*)ンー… (エヴァに関してコメ欄などでのフォローはとくに不要です)。
そして同じ列車に乗り合わせていた何組かの親子連れは、このスタンプラリーが目的だったみたいで、みなさん一列に並んでスタンプを捺していました 凸ヾ(゚∀゚*)スタンプ。たぶん世代的には子供より親のほうの趣味かな? ま、かく言う私も以前に「ガンダム」のスタンプラリーで熱くなったクチですが(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


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浜松市天竜区に所在する
第3・・・もとい、天竜二俣。
1940年(昭和15年)の
開業時から建つ重厚な木造駅舎は、
ホームの上屋などとともに
登録有形文化財に登録されています。
(´ω`)シブイ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 天竜二俣


掛川0932-(天浜219)-天竜二俣1019

さて、ここ天竜二俣は私が目指す最終目的地ではないのですが、掛川から乗ってきた列車が当駅止まりだったことと、せっかくならこの機会にちょっと立ち寄りたいところがあります σ(゚・゚*)ンー…。それは駅のすぐ西側にある広場のようなスペース(阿蔵駅前広場)で、そこには二両の鉄道車両が静かに佇んでいました(静態保存)(゚∀゚)オッ!。


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天竜二俣駅に併設された阿蔵駅前広場。
遊歩道の先に保存車両があり、
近づいて見学することができます。
(・∀・)イイネ

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冬晴れの青空に映える
タラコ色(首都圏色)のキハ20形(443)。
天浜線の前身である国鉄二俣線で使われていた
国鉄型のディーゼルカー(気動車)です。
(゚ー゚*)タラコ

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いっぽう、こちらは
ブルートレインの“元祖”ともいわれる、
20系寝台車のナハネ20形(347)。
二俣線で寝台列車は走っていませんでしたが、
この20系客車は東海道本線を通る寝台特急
「あさかぜ」や「富士」「さくら」などに使われ、
静岡県や浜松市には少なからず縁のある車両です。
( ̄∇ ̄*)ブルトレ
(この写真は駅の構内から撮影)


有志ボランティアによって整備され、良好な状態で保存、展示されているのは、国鉄型ディーゼルカーのキハ20形と、やはり国鉄型の寝台客車ナハネ20形 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。どちらも貴重な“国鉄遺産”の車両ですが、とくにキハ20形のほうは、天浜線の前身である国鉄の二俣線(ふたまたせん)で使われていた、当地にゆかりの深い車両です (*・`o´・*)ホ─。
国鉄二俣線は浜名湖北岸地域の活性化、および戦災などによって東海道本線が不通となった場合のバイパス的な役割として(非常時迂回線)、1940年(昭和15年)に全通(掛川〜遠江二俣〜新所原)。東海道線と二叉に分かれるから・・・でなく、当時の磐田郡二俣町(現・浜松市天竜区二俣町)の遠江二俣(とおとうみふたまた 現・天竜二俣)を通ることから、二俣線の線名が付けられました ( ̄。 ̄)ヘー。駄菓子菓子(だがしかし)、自家用車が急速に普及した1970年代には利用者が減少し、国鉄は二俣線の廃止を示唆(第二次特定地方交通線(いわゆる赤字ローカル線)に指定)。それを静岡県や沿線自治体などが出資して、国鉄末期の1987年に引き継いだのが、第三セクター鉄道の現・天竜浜名湖鉄道・天竜浜名湖線です (゚ー゚*)テンハマ。
私が当線を“乗り潰し”目的に初めて訪れたのは、すでに天浜線へ転換されたあとで(初乗車・完乗は1992年)、国鉄時代の二俣線に乗ることはありませんでしたが、実はその二俣線が廃止(転換)される際に運転が行なわれた“記念列車”は、ちょろっと撮影しているんです。


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青いEF58形122号機が先頭に立ち、
記念のヘッドマークが掲げられた
「さよなら国鉄二俣線」号。
客車は14系が4両の編成でした。
(ノ∀`)ナツカシス
87年3月14日をもって廃止された二俣線、
国鉄が分割民営化されてJRとなったのは
その半月後の4月1日ですから、
国鉄終焉間近のギリっギリで
三セクの天浜線へ引き継がれました。
▲87.3 東海道本線 沼津

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こちらは「さよなら列車」の運行前に
当時の沼津機関区で佇む122号機。
すでにヘッドマークが取り付けられています。
(゚ー゚*)ゲニニ
この頃は事務所で許可を取ると、
構内に立ち入ることができたんですよね。
☆.(○≧ω')b オケ!
▲87.3 東海道本線 沼津機関区


東海道本線の沼津を始発駅として特別運行された、14系客車の「さよなら二俣線」号。東海道線内の牽引は、当時「ゴハチ」の愛称でファンに絶大な人気を誇っていた、EF58形電気機関車(122号機)がヘッドマークを掲げて務めました (゚∀゚*)オオッ!。二俣線は非電化路線なので、EF58形が牽いたのはおそらく掛川か新所原までで(もしくは静岡か浜松で機関車を換えたのかな?)、二俣線内はディーゼル機関車のDE10形あたりが引き継いだものと思われます。
もし今の私であれば、二俣線に行って最終日(三セク転換前)の“惜別乗車”をするか、または記念列車を二俣線らしい情景で狙うところですが σ(゚・゚*)ンー…、当時の私は「さよなら二俣線」という意識よりは、“名機”の「ゴハチ」(EF58形)を撮ることが目的だったため ε-(°ω°*)ゴハチ!、二俣線まで足を伸ばすことなく、記念列車を沼津で撮影しただけに終わっているんですよね【◎】]ω・)パチャ!。
あれから30年あまり、国鉄時代に乗ることがなかった二俣線に思いを馳せて、天竜二俣の広場に保存されたタラコ色のキハ20形を、私はしみじみと眺めるのでした +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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天竜二俣の駅周辺には
広場で眺めた二両のほか、
駅前の公園(機関車公園)に
C58形蒸気機関車(389号機)が、
また、駅の構内には
腕木式信号機やタブレットキャッチャーなども
保存されています。
(゚∀゚)オッ!


キハ20形やナハネ20形が置かれた広場のほか、駅の反対側にあたる南側に位置した天浜線の車両基地では、扇形車庫や転車台を一般に公開する有料の見学ツアーも行なわれており(転車台&鉄道歴史館 見学ツアー)、もちろんそちらも興味はあるのですが (゚∀゚*)オオッ!、ツアーの時間(13:50~)にタイミングが合わなかったのと、今回の私は他の場所で別の目的があるため、車両基地見学はまた次の機会にまわしたいと思います (・∀・`)ザンネン。天竜二俣の“鉄スポット”をじっくりと巡るには、乗り継ぎの合間くらいじゃ時間が足りませんね。
次の列車に乗るため、時間を見計らって駅へ戻ります ...(((o*・ω・)o。


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“第3村”から次に乗る新所原ゆきは
“エヴァンゲリオン初号機”!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
車体にエヴァのラッピングが施された、
TH2000形(TH2111)です。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 天竜二俣


エヴァ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!?
“第3村”(天竜二俣)のホームで次に来る新所原ゆきの下り列車を待っていると、そこへ入ってきたのは“例のコラボ企画”の一環だと思われる、“エヴァンゲリオン ラッピング”の車両(TH2111) w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。とくに狙ったわけでなく、たまたま“第3村”から乗る列車が“エヴァ ラッピング車”だなんて、これまたタイミングがいいなぁ(笑)。この列車で次のスタンプポイントを目指す親子連れは、思いがけぬエヴァの登場(?)にもう大興奮 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。エヴァはよく知らないと言いつつも、なんだか私までテンションが上がっちゃいますね (゚∀゚)アヒャ☆。
“エヴァの盛り上がり”と“国鉄二俣線の追憶”、私のなかでふたつの印象が変に入り交じった天竜二俣を、下り列車はあとにしました。


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“エヴァ ラッピング”の車内には、
各所にキャラクターの姿が。
う〜ん「綾波レイ」しか知らないや。
σ(゚・゚*)ンー…

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二俣本町と西鹿島のあいだで渡るのは
諏訪湖が水源の悠久なる大河、天竜川。
そこに架けられた天浜線の天竜川橋梁は、
ガーダーとトラスの複合橋で、
列車を撮ったらいい絵になりそうな感じ。
(・∀・)イイネ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 二俣本町-西鹿島
(後方の車窓から)

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西鹿島は当駅と浜松(新浜松)をむすぶ
遠州鉄道(遠鉄)との接続駅。
先日に私は常磐線で
“赤電”の復刻ラッピングを撮りましたが、
この遠鉄の赤い電車も、
“赤電”の通称で地域に親しまれています。
( ̄  ̄*)アカデソ
ちなみにスタンプラリーの方々は、
この西鹿島で降りられました。
たぶんここが次のチェックポイントなのね。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 西鹿島
(車窓から)

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金指では列車交換のため数分停車。
反対のホームに入ってきた上りの掛川ゆきは、
静岡に馴染みのある
東海道線の湘南電車をイメージした、
湘南色のTH2000形(TH2101)。
個人的には“エヴァ”よりコッチに乗りたかったな。
σ(・∀・`)ウーン…
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 金指

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江戸時代に関所が置かれ、
本坂街道(通称・姫街道)の宿場町で賑わった
歴史ある町、気賀。
(゚ー゚*)キガ
籠に乗った姫様の道中行列を再現したお祭り
「姫様道中」が毎年春に当地で行なわれ、
多くの観光客でにぎわいます。
(*’∀’*)ヒメサマ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 気賀
(車窓から)

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気賀の次駅、西気賀のあたりから、
下り列車の左手には浜名湖が望めるようになります。
気持ちのいい眺め。
( ̄∇ ̄*)ハマナコ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 西気賀-寸座
(車窓から)


天竜川を趣ある鉄橋で渡り、西鹿島で接続する遠州鉄道の“赤電”を眺め、かつて金指で接続していた軽便鉄道(遠鉄奥山線、1964年廃止)の遺構を車窓から探すも確認できず(鉄ちゃんに有名だった天浜線をまたぐ奥山線の陸橋跡は、最近になって撤去されちゃったようですね (´・ω・`)ショボン)・・・といった感じで、西進を続ける下り列車で景色を眺めながら過ごしていると (´ー`)マターリ、やがて「姫様道中(祭り)」で知られる気賀を過ぎたあたりから、天浜線は浜名湖の北岸に沿って走るようになり、車窓にも湖面が望めます (゚∀゚)オッ!。これぞまさに天竜浜名湖線らしい風景 (・∀・)イイネ。
そんな浜名湖の沿岸にある駅のひとつ、浜名湖佐久米(はまなこさくめ)で私は腰を上げました (・ω・)トーチャコ。


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次に下車したのは浜名湖佐久米。
国鉄二俣線の時代は「佐久米」の駅名でしたが、
浜名湖の湖岸に程近いことから、
天浜線へ転換された際に
「浜名湖佐久米」と改称されています。
ハマナコ(゚ー゚*)サクメ
ちなみに駅舎の傍らにいる(?)乳牛は、
面白い形の公衆トイレで、
当地が牛の産地(三ヶ日牛)であることに
ちなんだものだとか。
( ̄  ̄*)ウシ…
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米


天竜二俣1048-(天浜121)-浜名湖佐久米1131

浜松市北区にある素朴な無人駅の浜名湖佐久米は、構内の造りが単純な一面一線のいわゆる“棒線構造”で(単線でホームがひとつ)、そのホームの南側は浜名湖に面したロケーション (゚∀゚)オッ!。ただし、ホームから望む浜名湖の風景を遮るかのように、湖上を東名高速道路の高架橋がでーんと無粋に横切っているため、残念ながら決して眺めがいいとはいえません (・ε・`)チェ。わかる人にはわかる例えとして、日本海の海辺にありながら北陸道が視界を遮るという、えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン(旧・北陸本線)の親不知(おやしらず)駅に似た“がっかり感”を個人的には覚えます σ(・∀・`)ウーン…。
でも、そんな“がっかりスポット”(?)でありながら、実はちょっとした“名物”で知られる有名な駅で エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?、記事の冒頭で述べたテレビの旅番組でも旅人に扮した芸能人が当駅を訪れ、その様子が大きく取り上げられました (*・`o´・*)ホ─。いったいこの駅に何があるのかというと・・・列車はいま行っちゃったばかりなのに、ホームには続々とこんな“お客さん”が集まってきます (*゚ロ゚)ハッ!。


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湖畔にある駅のまわりを
悠々と舞うたくさんの鳥たち。
これって・・・カモメ

(=゚ω゚)ノ゙ヤア

▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米


な、なんじゃこりゃー! Σ(`ロ´ノ)ノ ヌヲォ!(今日二度目の叫びw)
鳴き声を響かせて、駅の上空をたくさんの白い鳥が飛び交っているじゃありませんか w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。これってカモメ?それともウミネコ?どちらにしてもスゴい大群で、私は鳥に対してとくに苦手意識はないけど、それでもちょっとビビります Σ(0д0lll)ビクッ!。
これは、毎年11月から3月ごろの冬場に浜名湖へ飛来する渡り鳥の「ユリカモメ」(・o・*)ホホゥ(お台場の電車じゃないよw)。近隣の方や観光客がエサを与えることから、ここのユリカモメはけっこう人に馴れているようで、たとえ私のようにエサを持っていなくても人の姿を見るとホームに寄ってきます ч(゚д゚ч)エサクレ。列車の接近時や停車時の餌やりは運行の妨げになるので禁止されていますが \_( ゚ロ゚)ココ重要、タイミングがウマく合えば、エサを期待してホームに集まったユリカモメと入線してくる列車を絡めて写真を撮ることができそう (・∀・)イイネ。旅番組をきっかけにここ浜名湖佐久米を訪れた私の目的は、ユリカモメと天浜線のコラボショットを撮ることでした (´ω`)ナルヘソ。
日中の運転間隔は上下の列車がそれぞれ一時間に一本程度の天浜線、撮影チャンスはあまり多くないけど、列車の到着時刻に合わせてカメラを構えてみます (*`・ω・)-3フンス!。


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私のほかにもユリカモメをお目当てに、
今日も何人かの方が
浜名湖佐久米の駅を訪れています。
ちなみに左に見える湖上に架けられた
無粋な高架橋が東名高速道路。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米

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なーんだ、エサをくれないのか
・・・と、すねて(?)
羽を休めるユリカモメさん。
(-ε-` )チェッ
その向こうから列車が近づいてきます。
「黄色い線の内側にお下がりください」!?
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米

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列車がゆっくりホームに入ると
ユリカモメはいっせいに飛び立ちます。
キャー!ヾ(≧ω≦`)ノ≡ヽ(´≧ω≦)ノ゙キャー!
列車に当たらないよう気を付けて!
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米


天浜線とユリカモメが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
これぞまさしく“撮り鉄”ならぬ“鳥鉄”ってか!? ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
車の接近に合わせて、ホームからいっせいに羽ばたく無数のユリカモメ ニゲロー!ε=⊂(*´Д`)⊃。その瞬間はなかなか壮観で見ごたえあるものですが w(゚o゚*)w オオー!、写真に収めるとなるとシャッターチャンスを掴むのが意外と難しい【◎】]ω・´)パチッ!。できればもっとフレームいっぱいにユリカモメがぶわっと飛ぶような、迫力がある画を撮りたかったところです σ(・∀・`)ウーン…。そしてアングル的に見ると、やはり左側に写り込んだ高速道路の存在が煩わしいし、さらに列車が来たタイミングで日が翳ってしまったのも残念。なんだかイマイチな結果となりました (´д`;)アウ…。一本目の列車で成功させようというのは考えが甘かったか。


0050.jpg
列車の接近で飛んでいった
ユリカモメたちですが、
すぐにホームへ舞い戻ってきます。
ε=(=゚ω゚)ノ゙タライマ!
到着した列車に使われていたのは
とくにラッピングが施されていない、
ノーマルな標準色のTH2000形(TH2108)。
白いボディとオレンジのワンポイントが
どこかユリカモメの色とマッチして見えます。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米


今の掛川ゆき上り列車とは逆方向に、次は40分後の新所原ゆき下り列車。
その待ち時間でじっくりとアングルを練ってみると、個人的には上りよりも下りのほうが構図内における高速道路の処理などはしやすそうです σ(゚・゚*)ンー…。あとは列車が来るタイミングで日が差してくれることと、なるべく多くのユリカモメが集まってくれることを願うばかり 八(゚- ゚)オネガイ。こればかりは運次第ってところですが、エサという“ギャラ(出演料)”を持っていない私にどれだけのユリカモメさんが協力してくれるかなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ
そんなことを思いつつ、ユリカモメを眺めながら待つことしばし。やがて下り列車が到着する時刻を迎えます。お、さっき(一本目の上り列車)よりも、ホームには多くのユリカモメが集まってきました (゚∀゚)オッ!。これはイケるか!? (`・v・´;)ドキドキ。


0051.jpg
ホームだけでなく線路にも、
たくさんのユリカモメが集うなか、
ライトを光らせた下り列車が見えてきました。
ε-(°ω°*)キタッ!
今度はシックな紺色の車両ですね。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米

0052.jpg
列車の接近ですぐに飛び立つ者、
焦ることなくギリギリまで居座る者、
それはまるで度胸試しをしているかのようで、
これぞまさしく“チキンレース”か?
(゚∀゚)アヒャ☆
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米

0053.jpg
0054.jpg
列車がホームの停止位置まで来ると、
鳴き声を発していっせいに飛び立つユリカモメ。
キャー!ヾ(≧ω≦`)ノ≡ヽ(´≧ω≦)ノ゙キャー!
湖畔の無人駅がにぎやかになるひと時です。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米


♪カモメ〜が翔んだ〜、カモメ〜が翔んだ〜♪ (* ̄0 ̄)θ〜♪
入ってきた列車から追われるように羽ばたき、わーっといっせいに浜名湖のほうへ飛び立つたくさんのユリカモメ トビマスε(o・ェ・o)3トビマス。これはなんとも豪快なシーンが見られて、それをタイミングよくフレームいっぱいに収めることができました【◎】]ω・´)パチッ!。ユリカモメさんのご協力に感謝、感謝 (*'∀'*)アリガ㌧。さらに太陽も味方してくれたし、高速道路もこのアングルなら目立たず、今度は個人的に納得のいく一枚が撮れたと思います (+`゚∀´)=b OK牧場!。


0055.jpg
紺色の列車の正面に見られた
「Slow Life Train(スローライフトレイン)」の
ヘッドマーク(ステッカー)。
σ(゚ー゚*)スローライフ?


ちなみに下り列車としてやってきたのは、シックな紺色の車体に裾部へ金色のモールが施された、ちょっと上品な印象の車両で、正面には「Slow Life Train(スローライフトレイン)」のヘッドマーク(ステッカー)が掲げられています σ(゚・゚*)ンー…。
これは車内のインテリアを北欧風にアレンジし、白木目の壁や“マリメッコ”(フィンランドのファブリックメーカー)のカーテンとシートカバーを施した特別仕様の車両で、「マリメッコのカーテン越しに、日本の原風景のような天浜線の車窓風景をのんびりと楽しもう」というコンセプトから、「スローライフトレイン」の愛称が付けられているのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。一両しか存在しないイベント用車両のTH9200形(一般的なTH2100形の派生系列)にこのタイミングで当たるなんて、ちょっとしたラッキーに恵まれましたし、ユリカモメが飛び交う自然風景に「スローライフトレイン」とはまた、いい組み合わせじゃないですか ъ(゚Д゚)ナイス。

これでユリカモメと戯れた(?)浜名湖佐久米での撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
乗ろうと思えば今の新所原ゆき下り列車へすぐに乗ることもできましたが、私はそれを見送って次の掛川ゆき上り列車に乗ります ( ̄  ̄*)ノボリ。


0056.jpg
浜名湖佐久米から乗る上り列車は
先ほどの“エヴァ”が折り返してきたもの。
もう驚きません(笑)
(。A。)アヒャ☆
そしてためしに当列車でも
ユリカモメとのコラボを狙ってみましたが、
ユリカモメの数、そして日差しともに
イマイチな結果でした。
“o(-ω-;*)シモイマイチ…
やっぱ、下りアングルのほうがよいね。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 浜名湖佐久米

0057.jpg
「ボクはもうエヴァには乗りたくありません」
・・・というわけではないのですが、
(゚ー゚*)シンジ?
わずか二駅だけ進んだ(戻った?)
西気賀で下車。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 西気賀

0058.jpg
ここ西気賀も
開業時の古い木造駅舎が残りますが、
白壁はどこかモダンな印象。
(´ー`)モダン
無人駅の駅舎には元・駅長室を改装した
洋食屋さんが併設されています。
でも、もう閉店時間(もしくは休業日)
だったのは残念。
そういや腹減ったなぁ・・・。
(›´ω`‹ )ハラヘタ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 西気賀


浜名湖佐久米1357-(天浜132)-西気賀1403

浜名湖佐久米から掛川の方向へ二駅だけ戻るような形で モドル…((((o* ̄-)o、次に下車したのは西気賀(にしきが)。
浜名湖佐久米ほどではありませんが、当駅も浜名湖の湖岸に近いところに位置しており、最初に下り列車で通ったときの車窓から浜名湖が望めたのはこのあたりです (「゚ー゚)ハマナコ。せっかくならユリカモメとのコラボだけでなく、もう一枚くらい浜名湖沿いを走る天浜線らしいカットが撮りたくて、ここへとやってきました (・∀・)イイネ。ただし今度は駅で撮るのでなく、撮影ポイントまで歩きます テクテクε=ε=ε=┌(*・_・)┘。


0059.jpg
西気賀の駅を出て、
みかん畑に囲まれた細道を進みます。
浜名湖の北岸地域は
「三ケ日みかん」が有名ですよね。
( ̄  ̄*)ミカン

0060.jpg
坂を上ってやってきたのは
こんなところ。
丘の上から浜名湖が見渡せます。
(「゚ー゚)ドレドレ

0062.jpg
小引佐(こいなさ)と呼ばれるこのあたりは、
東海道の脇街道である姫街道の中で
浜名湖を望む景勝地として知られています。
(・o・*)ホホゥ
姫街道を行き交った江戸時代の人たちも
ここから浜名湖の風景を眺めたのね。
(´ω`)シミジミ


駅から歩いて15分ほど。みかん畑に囲まれた細い坂道を抜けて小高い丘へと上がってみると (「゚ー゚)ドレドレ、そこからは眼下に浜名湖が広く望めて、湖畔には天浜線の線路も確認できます (゚∀゚)オッ!。これは私好みの壮観な“俯瞰ポイント”ではありませんか (・∀・)イイネ。浜名湖の北岸から南西の方角を向くので、午後の今は光線状態があまりよくないけど、天浜線を訪れた記録のひとつとして、ためしに列車を一本撮ってみようと思います (-`ω´-*)ウム。
ユリカモメの動きを意識して緊張感が高かった先ほどとは異なり、丘の上から望む浜名湖の景色をのんびり眺めていると (´ー`)マターリ、やがて麓のほうから列車が響かせるジョイント音(走行音)が私の耳に届きました タタン…( ̄- ̄ 3)タタン…。


0063.jpg
いにしえの街道から望む浜名湖の佳景。
その湖畔の町を単行の列車が走り抜けます。
車体に施された白と緑のグラデーションは
どこかの企業の広告ラッピングかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 気賀-西気賀

0064.jpg
日に輝く湖面を横目に、
奥浜名と呼ばれる浜名湖の北岸を
西進する天浜線。
かつての姫街道に重なるルートです。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 西気賀-寸座
(後追い)



浜名湖俯瞰で天浜線が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
はじめは列車を真横から見る角度で背景に浜名湖を入れて撮り (^_[◎]oパチリ、そのあとすぐに向きを変えて (ω・*)彡クルッ、今度は湖畔をゆく列車を遠目にパチリ (^_[◎]oパチリ。ほぼ同じ場所からでも違うアングルのカットが撮れるのは、眺望がよい俯瞰撮影のメリットです。逆光気味の光線状態でしたが、上空に広がった薄雲が光を抑えてくれたおかげで思ったほど列車は黒く潰れず、むしろ薄日に反射した湖面がいい感じに写ってくれました (+`゚∀´)=b OK牧場!。
ちなみに、午前に金指ですれ違った“湘南色”のTH2000形(TH2101)がもしかしたら、そろそろ折り返してくるのではないかと少し期待したものの、やってきた列車はどこかの企業の広告ラッピング車両。そう都合よくはいかないか・・・ (^^;)ゞポリポリ。湘南色は天竜二俣の車庫へ入庫しちゃったのかもしれませんね。

これで天浜線の沿線撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
さ、ここまで来たのなら、終点の新所原まで残りの区間も乗っちゃいましょう。


0065.jpg
今は無人駅の西気賀ですが、
木製のラッチ(改札)が残ります。
(´ω`*)シブイ
ホームに入ってきた新所原ゆき下り列車は
標準色のTH2000形。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 西気賀

0066.jpg
ちょろっと先述しましたが、
三ケ日といえば全国的に有名な
みかんの産地。
そして浜名湖佐久米の駅前で見かけた
“牛トイレ”が表していたように、
三ケ日みかんを加工した餌で育てるという
“三ケ日牛”も名物で、
町内では“三ケ日牛バーガー”などが
食べられるそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 三ケ日
(車窓から)

0067.jpg
車窓から見渡す限りのみかん畑。
さすがにものすごい広さです。
w(゚o゚*)w オオー!
ただ、すでに実の収穫は終わったようで、
木に実ったミカンはあまり見られませんでした。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 三ケ日-尾奈
(車窓から)

0068.jpg
ちょっとした面白駅名として
鉄ちゃんには有名な「アスモ前」。
(゚ー゚*)アスモマエ
もともとは地元の工業用品メーカーである
“アスモ”という会社の最寄駅でしたが、
アスモは親会社に統合されて社名が消滅。
しかし「アスモ前」は「あすもまえ」、
「明日も前」と読めることから、
元気がわく縁起のいい駅として知られ、
「アスモ」の社名がなくなった今も
そのままの駅名となっています。
(´ω`)ナルヘソ
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 アスモ前
(車窓から)


浜名湖佐久米に飛来する“ユリカモメ”がテレビの旅番組で紹介されていたのを見て σ(゚・゚*)ンー…、私も訪れてみようと思い立った天浜線こと天竜浜名湖線の鉄道旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
私が当線を訪れるのは、先述した30年前(1992年)の初乗車のときと、20年前(2001年)の遠州鉄道を乗りつぶした際に西鹿島から掛川の区間を乗ったときの過去二回で、三度目となる今回はかなり久しぶりのこと (*´∀`)ノ゙オヒサ。天竜二俣の駅が“第3村”になっていたのはちょっと驚きだったけど w( ̄▽ ̄;)wワオッ!、昔から変わらない古い木造駅舎や、車窓から眺める浜名湖の風景など、あらためて魅力の多い路線だと感じました (´ω`)シミジミ。また今度は機会をみて、天竜二俣の「車両基地見学ツアー」などにも参加してみたいものです (・∀・)イイネ。
そしてお目当てだった、天浜線とユリカモメを組み合わせたコラボショットは、いつものような列車のみを対象とした“撮り鉄”とは異なり、望んだ絵が撮れるかどうかはユリカモメのご機嫌次第(?)という難しさを感じましたが (´〜`*)ウーン、それもまた楽しい撮影だったと思います (^_[◎]oパチリ。
せっかく浜名湖へ来たのに名物のウナギなどを食べることなく、昼食はコンビニで買ったサンドイッチで済ませるという侘しさだったけど (´д`;)コンビニ…、それでも“撮り鉄”、“乗り鉄”ともに満喫した天浜線の旅でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0069.jpg
起点の掛川で
東海道本線と分かれた天浜線ですが、
終点の新所原でふたたび合流
(左手の線路が東海道線)。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
かつて国鉄二俣線の時代には、
東海道線の豊橋まで列車が乗り入れていましたが、
現在の天浜線は新所原を起終点としています。
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 アスモ前-新所原
(前方の車窓から)

0070.jpg
0071.jpg
天浜線の終点、新所原に到着。
当駅では浜名湖名物の鰻を使った
“うなぎ弁当”が販売されており、
構内に香ばしい匂いが漂っています。
( ̄・・ ̄;)ウ、ウナギ…
▲21.12.27 天竜浜名湖鉄道 新所原


西気賀1524-(天浜331)-新所原1602

西気賀から新所原ゆきの下り列車に乗って ...(((o*・ω・)o、ふたたびユリカモメが飛び交う浜名湖佐久米を通り、みかんの名産地で知られる三ケ日などを経て、日が傾いた16時過ぎに天浜線の列車は終点の新所原へと到着 (・ω・)トーチャコ。
ちなみに新所原の駅の構内には、浜名湖名物の“うなぎ弁当”を販売するお店が併設されており、その香ばしい匂いに惹かれて思わず鞄から財布を取り出すところでしたが (゚-、゚)ジュルリ、考えてみたらそれを食べられるような場所がなくて断念 σ(・∀・`)ウーン…。さすがにこれから乗り継ぐ東海道線のロングシートで、うなぎ弁当を広げる勇気はありませんでした(笑)。

さて、ここ新所原は静岡県の西端(湖西市)で、東海道線の下り列車で一つ進んだ隣駅の二川(ふたがわ)は、もう愛知県(豊橋市)です。天浜線でユリカモメを撮るという目的は果たしたけど、このままもう少し「18きっぷ」を使った鉄道旅を続けたいと思います ...(((o*・∀・)つ[18] 。
はたして次はどこに向かうのか・・・。


次回に続きます ч(゚д゚ч)エサクレ。