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三岐鉄道・・・三岐線801系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2021.12.28 三岐鉄道
三重の雪景色で、西武線!?
三岐線801系 撮影
 
 
前回からの続きです。
(例のごとく今回も長めの記事となっていますので、ご興味がありましたらお時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで流れを掴んでいただけたらと思います m(_ _)m)

年末の仕事休み(冬休み)に、JR全線の普通・快速列車が一日乗り放題となる「青春18きっぷ」を使って出かけた鉄道の旅 ...(((*・∀・)つ[18]。
初日は東京から東海道本線を西進して静岡県の掛川へ向かい、掛川と新所原をむすぶ天竜浜名湖鉄道の沿線にある、ユリカモメが集まる浜名湖畔の駅(浜名湖佐久米)などで撮影を愉しみます (^_[◎]oパチリ。その後は新所原から東海道線をさらに下り、名古屋で関西本線へ乗り換えて、三重県の四日市にて一泊 ⊂^⌒⊃_д_)⊃ Zzz…。
翌二日目は四日市市の郊外に位置する富田(とみだ)で、近鉄名古屋線を撮影 (゚ー゚*)キンテツ。普通から特急までいろいろな列車が走るなか、私のいちばんのお目当ては今年度の「ブルーリボン賞」(最優秀鉄道車両)を獲得した、近鉄の新型特急「ひのとり」(80000系)ε-(°ω°*)ヒノトリ!。天気はあいにくの“ドン曇り”(曇天)ではあったものの、まさしく愛称のとおり炎のような深紅の色を纏った「ひのとり」を、スタイリッシュな先頭車の流し撮りと、残雪が見られる田園で編成の全体を入れた撮り方、その二カット(二枚)を上りと下りの列車で効率よく記録することができました (^_[◎]oパチリ。

そして「ひのとり」の撮影後、“お手洗い”を借りに・・・オトイレ…((((o; ̄∀)o、 いや、次の目的のために私がやってきたのは、近鉄富田(きんてつとみだ)駅。その駅名に“近鉄”と付くような駅ですから、ここから乗るのはもちろん近鉄名古屋線の列車でしょうか。それとも・・・? σ(゚・゚*)ンー…


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三重県四日市市の郊外に所在する
近鉄富田。
前回の最後にお見せした写真は
東口の駅舎でしたが、
西口の駅舎はクジラをイメージした
面白いデザインとなっています。
( ̄  ̄*)クジラ
富田はかつて当地を拠点として
鯨漁を行っていた歴史があり、
いまも「鯨船行事」という祭りが行われることから
駅舎を改築した際にクジラの形としたそうです。
(´ω`)ナルヘソ
▲21.12.28 三岐鉄道 近鉄富田


駅の外にはお手洗いが見あたらなかったので (゚д゚=)キョロキョロ(=゚д゚)、きっぷ(乗車券)を買って構内ヘと入り、無事に用を足してからホームへ向かうと  ゚+。(*´v`*)。+゚スッキリ、そこに停まっていたのは近鉄の電車ではなく、私にとってとても馴染みのある“黄色い電車” (=゚ω゚=*)ンン!?。


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左側の電車は前回でもご紹介した、
ホワイトとマルーンの近鉄1000系。
いっぽう右側の黄色い電車は・・・
え?西武線!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
▲21.12.28 近鉄名古屋線 近鉄富田


西武線、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
名古屋方面へ向かう近鉄の上り列車が発着するホームの反対側に、見慣れた西武線の101系(?)がしれっと停まっているではありませんか (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
いったいこれはどういうことでしょう。ホームの片側だけ空間がねじ曲げられて、ウチの近所の武蔵境(西武多摩川線の始発駅)になっちゃったのか? ( ゚д゚)・・・(つд⊂)ゴシゴシ・・・(;゚д゚)セーブ?


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車内を覗いてみても、
やっぱりこれは西武線だ。
( ̄- ̄*)セーブ


・・・な〜んて、くだらない妄想はさておき (。A。)アヒャ☆、JRや大手私鉄から払い下げられた譲渡車(中古車)が、地方の中小私鉄(ローカル私鉄)や三セク鉄道などで活躍を続けているのは、いまや各地の路線でよく見られるもの (-`ω´-*)ウム。この元・西武線の黄色い電車もそのひとつで、それを使っているのは、ここ近鉄富田を発着する三重県のローカル私鉄、三岐鉄道・三岐線(さんぎせん)です (゚ー゚*)ザンギ?。
ちなみに、この真っ黄色(レモンイエロー)が三岐線の車両の標準色というわけではなく、これは西武時代の色を再現した復刻色 (´ω`*)リバイバル。そしてこの顔(前面スタイル)の西武の車両は、高性能車として大量増備された101系(旧101系)と認識されがちですが (ノ∀`)ナツカシス、当系はその101系よりも古い元・701系(現・三岐801系)で、のちの101系の外装は先に製造された701系を踏襲したものでした ( ̄。 ̄)ヘー。


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近鉄との共同使用駅(近鉄管轄)で、
三岐線が発着するのは3番線。
近鉄のホームの一角を
間借りしているようなこの雰囲気は、
どこか昔の武蔵境に似ている気がします。
σ(゚・゚*)サヒ?
(高架となる前の武蔵境は
JR中央線の下りと西武多摩川線が
同一の島式ホームでした)
▲21.12.28 近鉄名古屋線 近鉄富田


そんな譲渡先で今も活躍を続けている元・西武鉄道701系こと、現在の三岐鉄道801系を撮ることが私の次の目的。
もちろん、元・701系という1960年代製の古い車両としても記録する価値はありますが、それよりも個人的に馴染みのある元・西武線の車両が三重の地を走る面白さを、“乗り鉄”、“撮り鉄”で楽しんでみたいと思います (・∀・)イイネ。
ところで、三岐鉄道のなかで一本(一編成)しかない、“西武復刻色”の黄色い電車(805F)。実は昨日に雪の影響でダイヤが乱れたことにより、今日は事前に調べてきたものとは違う運用に就いていたのですが (・・?)アリ?、私が近鉄の撮影を切り上げて富田の駅に来たタイミングで、たまたま当該編成に出会えたのはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪(たしか本来ならこの時間の列車は、“赤いほう”だったハズなんだけどね)。


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駅構内のトイレを借りるために購入した
(違う)、
三岐鉄道の「1日乗り放題パス」(¥1,200)。
三岐線と北勢線の両線が乗り降り自由です。
(*・∀・)つ[キップ]

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運転室背後の座席は
鉄ちゃんにとっての“特等席”。
空いているのでそこに座りましょう。
m(・∀・)m カブリツキ♪

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アナログメーターが並ぶ、
ツーハンドルの運転台がシブい。
(´ω`*)シブイ
左がマスコン(クルマでいうアクセル)で、
右の棒がブレーキです。


午前の下り列車はガラガラに空いており、一両に数人程度のお客さんを乗せて、三岐線の西藤原(にしふじわら)ゆきは近鉄富田を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。しばらく近鉄の線路と並行したのち、やがて左のほうに分かれて進路を西へ取ります コッチ…((((o* ̄-)o。
この分岐点のあたり(近鉄富田〜三岐朝明信号場)はちょっと線路が入り組んでいて、鉄ちゃんとしては大きな見どころ。それを運転席の背後にかぶりついて食い入るように眺めます (*・`o´・*)ホ─。三岐線は単線のローカル線なのに、線路が入り組んでいるのはなぜ? σ(゚・゚*)ンー…


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近鉄富田を発車した三岐線は
しばらく近鉄名古屋線と並行して走ります。
ちなみに近鉄は標準軌、
三岐線はJRの在来線などと同じ狭軌で、
線路の幅が異なります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 近鉄富田-大矢知
(前方の車窓から)

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右にカーブして名古屋のほうへ向かう近鉄と
左にカーブして西のほうへ向かう三岐線の分岐点。
三岐線は単線です。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 近鉄富田-大矢知
(前方の車窓から)

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近鉄と分かれた直後に三岐線は
JR関西本線の上をまたぎます。
直接の乗換駅ではありませんが、
近鉄富田と関西線の富田の両駅は、
徒歩で数分の近い距離に位置しています。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 近鉄富田-大矢知
(車窓から)

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そして関西線から分岐した貨物線が
右手のほうから近づいてきて、
三岐線はそれと合流。
(゚∀゚)オッ!
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 近鉄富田-大矢知
(前方の車窓から)

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前方を眺めた写真だけだと
なんとも分かりにくいですが、
このあたりの路線図を
ざっくりと表すとこんな感じ。
赤いラインが近鉄名古屋線、
オレンジのラインがJR関西線、
そして緑のラインが三岐線(旅客線)で、
茶色いラインは三岐鉄道の貨物線。
前方を眺めた写真は緑色のラインが
近鉄富田から西藤原方面へ進んだものです。
( ´_ゝ`)フーン


三岐鉄道の三岐線は、近鉄名古屋線と接する近鉄富田から、大矢知(おおやち)、保々(ほぼ)、大安(だいあん)、丹生川(にゅうがわ)、東藤原(ひがしふじわら)などを経て、三重県北部の北勢(ほくせい)地域を西進し、藤原岳の山麓に位置するいなべ市の西藤原にいたる、26.6キロの地方私鉄路線(ローカル私鉄)。会社名や路線名の“三岐(さんぎ)”とは、当線が三重県の四日市と岐阜県の関ヶ原をむすぶ計画によるものでしたが、実際は岐阜県に到達せず延伸が打ち切られて、西藤原が終点となっています ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな当線の利用者は、通勤・通学および通院など生活の足として使われる地域の人たちが大半を占めるものの、藤原岳をはじめとした鈴鹿山脈の登山やハイキングへのアクセスとしても一定の需要があるそうです。


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平津で交換した
801系の近鉄富田ゆき上り列車。
この黄色とオレンジの二色塗りが
三岐線の本来の標準色です。
黄色がベースなので、
元・西武の車両に違和感はなく似合ってますね。
(・∀・)イイネ!
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 平津
(前方の車窓から)


また、藤原岳はセメントの原料となる良質な石灰石が産出されることから、大規模な採掘場やセメント工場が東藤原に所在し、その輸送で貨物列車が定期運行されているのも三岐鉄道の大きな特徴 (・o・*)ホホゥ。私鉄の貨物列車は全国的に見ても貴重なもので、コアなファンの注目度が高い存在となっています ε-(°ω°*)カモレ!。
そして三岐線の旅客列車は先述したとおり、近鉄と接続する近鉄富田を発着駅としていますが(上記路線図の緑のライン)、貨物列車は旅客線から分岐した貨物専用線(上記路線図の茶色いライン)を経て、JR関西本線の富田(とみだ)で貨物の受け渡しが行なわれます ( *゚ェ゚)フムフム。そのためこのあたりは、近鉄名古屋線、JR関西線、三岐鉄道の旅客線と貨物線の線路が、複雑に入り組んでいるのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
ちなみに、もともと三岐線は旅客列車(電車)も関西線と接する富田を起点として開業(1931年)しましたが(なお、現在も正式には富田が三岐線の起点)。関西線より近鉄に乗り換える客のほうが多いという利用者のニーズに合わせて、後年(1970年)に近鉄富田への連絡線(近鉄連絡線・三岐朝明信号場〜近鉄富田)を設け、三岐線の電車は現在の近鉄富田を発着する運行形態に落ち着きました ( ̄。 ̄)ヘー。旅客電車は近鉄と接点を持ち、貨物列車はJRと接点を持つ、なかなか面白い関係ですよね。これって三角関係?(゚∀゚)アヒャ☆


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先へ進むに連れて、
積雪が多くなってきました。
温暖な印象のある三重県でも、
北部のこのあたり(北勢地域)は
冬にけっこう雪が降るようです。
( ̄  ̄*)マッシロ
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 学園前-山城
(前方の車窓から)

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途中駅の保々は
車両基地などが所在する三岐線の要衝。
( ̄  ̄*)ホボホボ
ちなみに基地の構内に留置されている
カボチャ色(深緑と黄色)の電車は
これも西武から譲渡された車両で
元・西武401系の現・101系。
ただし当編成には西武の復刻色ではなく
昔の三岐鉄道の色が再現されています。
(´ω`)シブイ
走っているところが見たかったけど、
今日はお休みか・・・。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 山城-保々
(前方の車窓から)


富田付近の住宅地を過ぎて、山城(やまじろ)や保々のあたりから次第にひらけてきた沿線風景 (´ー`)ノドカ。しかし田畑などの農地が広がっていると思われる場所は、昨日に降った雪で一面が真っ白に覆われています ( ̄  ̄*)マッチロ。
そんな雪景色を車窓に映しながら、淡々と走り続ける“黄色い電車” ...(((o*・ω・)o。いまの私が乗っている、この“西武復刻色”をどこかで撮りたいところですが、当然ながら乗っている列車を沿線で撮ることはできないため、途中の駅で下車していったん見送り、終点の西藤原で折り返して来たもの(上りの近鉄富田ゆき)を狙うことになります σ(゚・゚*)ンー…。
列車をスッキリと撮るのに適している田園地帯などは、車窓から見る限りどこも積雪が深くて到達するのが大変そうな状況のなか (゚ペ)ウーン…、私が列車を降りたのは“大安”。なんとも縁起のいい駅名だけど、読みかたは「たいあん」でなく「だいあん」です ダイアン(o ̄∇ ̄o)キチジツ。


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開業時に存在した大安町
(現・いなべ市大安町)の
町名に由来する大安。
その縁起のいい駅名も印象的ですが、
駅舎に図書館が併設されているところもまた
珍しくて面白い。
( ̄。 ̄)ヘー
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 大安


近鉄富田0928-(三岐線15列車)-大安0954


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うわ、けっこう雪が深いな。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!


駅のまわりや車道は適度に除雪されているけど、歩道や細道には足のスネくらいまである積雪 ( ̄  ̄*)ユキ…。もしも東北地方や北陸地方など雪の多いところへ行くとしたら、それなりの装備と心構えをしてきましたが (-`ω´-*)ウム、まさか三重県でこんなに雪が積もっているとは思いませんでした w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。いちおうスニーカーでなくトレッキングシューズを履いてきただけでも、まだ助かったというものです ε-(´o`;)ホッ。
そんな足元が悪くて歩きにくい状況なので、駅から歩いて10分程度で手軽にたどり着けるという、宇賀川の鉄橋を撮影ポイントに選んでみました ( ̄  ̄*)ウガガワ。それでも雪深い河川敷へ到達するのに、“ラッセル、ラッセル”で一苦労 ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…。軟弱な“都会っ子”でスミマセン。


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雪をかき分けて、
宇賀川の鉄橋へとやってきました。
ε-(´o`;A フゥ…。
あいかわらず空はドン曇りです。
深い積雪に加えて、
河川敷を吹き抜ける川風も冷たい・・・。
彡{{{+ω+;}}}彡 サ、サミュイ…


員弁(いなべ)川の支流、宇賀川に架けられた鉄橋(宇賀川橋梁)は、シンプルなガーダースタイル(プレートガーダー橋)で、そこを渡りゆく列車をスッキリと撮ることができる、三岐線の定番撮影ポイントです (・o・*)ホホゥ。とくに今日のように積雪が深いと、田園地帯では列車の足回り(車輪や台車、床下機器など)が雪に隠れてしまう懸念がありますが、ここならその心配はありません ъ(゚Д゚)ナイス。
日中はおおむね50分〜60分間隔の三岐線。先ほど西藤原へと下っていった“西武線復刻色”(805F)の電車は、いまから約一時間後の上り列車(22列車)として大安に戻ってくるハズ ( *゚ェ゚)フムフム。でもそれが来るまでに、上り(20列車)と下り(17列車)の列車がそれぞれ一本ずつやってくるので、待ち時間は寒いけど意外と退屈しなさそう (・∀・)イイネ。
ちなみに三岐線の電車は、先述した元・西武701系の現・801系のほか、元・西武401系の現・101系や元・西武 新101系の現・751系など、現在の旅客車両はすべて西武鉄道からの譲渡車で賄われているものの、意外と車種やカラーリングにバリエーションがあります。そこで次の上り列車は何が来るのか楽しみにしていると (*゚v゚*)ワクワク♪、やがて橋上に現れたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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雪積もる河原に轟音を響かせて
宇賀川の鉄橋を渡りゆく、
赤とベージュに塗られたシブい電車。
この色も見覚えがあるような・・・(笑)
(=゚ω゚=*)アカデソ!?
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 三里-大安


赤電、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
近鉄特急「ひのとり」のような艶やかな深紅でなく、ちょっとくすんだ赤(ラズベリーレッド)とベージュ(トニーベージュ)の二色に塗り分けられた、シブい色の801系(803F)(´ω`*)シブイ。実はこれもまた、801系こと元・701系が西武時代に塗られていた“復刻色”で、先ほどの黄色(レモンイエロー)よりも採用されていた時代が古い、西武旧塗装の通称・“赤電”と呼ばれるものです (゚ー゚*)アカデソ(ここでもまた赤電w)。
“レモンイエロー”に続いて“赤電”も来るなんて、これじゃホントにまるで“西武多摩川線”じゃないか!? アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ・・・いや、いまの西武多摩川線でもたしかにレモンイエローや赤電の色が復刻されていますが、その赤電はあくまでも現行車両の新101系に昔の色を再現したもの(レモンイエローはもともと新101系にも塗られていた色だけど)σ(゚・゚*)ンー…。いっぽうこの元・701系は実際、1970年ごろに赤電の色を標準色としていた時代があり(後年にレモンイエローへ塗り替え)、三岐線の801系に施された赤電の復刻色は、本家以上に忠実な「西武赤電」といえるのではないでしょうか 。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス…。行先表示が昔ながらの“白幕”ってところがまた、エモいねぇ・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ!。
黄色と赤電、そんな二本の“西武復刻色”がある三岐線の801系。雪の影響による運用変更などが心配だったけど、幸いにも今日は両方とも稼働していてくれました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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こちらは三岐線標準色の801系。
黄色とオレンジの明るいツートンカラーが
雪原と化した田園風景に映えます。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 三里-大安
(後追い)


次にやってきた下り列車は、三岐線標準色の801系 (゚∀゚)オッ!。
赤電を鉄橋で撮ったことにより、“黄色い復刻色”のほうは別の場所にしようかと思い、鉄橋へのアプローチとなる築堤でためしに標準色の編成を撮ってみます (^_[◎]oパチリ。この場所も列車はスッキリと望めるし、画に広がりがあって個人的にキライじゃないアングル (・∀・)イイジャン・・・なのですが、よく考えてみると引き画で復刻色を撮ったら、なんだかウチの近所で西武多摩川線を撮るのと、絵的に大差が無いような気がしてきました ( ̄▽ ̄;)タシカニ…。


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参考までに(?)、
これは先日に東京で雪が降った翌日、
西武多摩川線で撮った黄色い新101系。
サイドからの引き画だと
三岐線の801系とあんまし変わらない!?
(。A。)アヒャ☆
▲22.1.7 西武多摩川線 多磨-新小金井


それと、やっぱりマニア的には元・701系の低運転台スタイル(あえていうなら“旧・101系顔”)という特徴がよくわかるように撮りたくて σ(゚・゚*)ンー…、標準色編成で試し撮りした築堤の引き画は却下 乂・∀・`)ナシ。ほかの場所やアングルもちょっと検討したけどあまりピンと来ず、けっきょく初めに赤電を撮った鉄橋のたもとへふたたび戻って黄色い復刻色を迎えます モドロ…((((o* ̄-)o。


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移り住んだ三重の地で
西武時代のレモンイエローに戻された
801系の805編成。
西武では見慣れた黄色一色ですが、
三岐線の利用者からしてみれば
オレンジのラインがないと、
ちょっと物足りなく感じるかもしれませんね。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 三里-大安


黄色い西武線(違う)が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
赤電もシブくていいけど、レモンイエローもまた、この電車にはしっくりとくる色だなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。三岐線では日常的に見られる801系ですが、個人的には懐かしさを感じる元・西武701系 (ノ∀`)ナツカシス。それに再会できただけでも嬉しいのに、図らずも雪景色で撮れたのは願ってもないことで、いい記録が残せました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ただしあとから思えば、古くて貴重な旧・701系ということを意識しすぎて、赤電も黄色もアングルを無難にまとめてしまったような気がします σ(・∀・`)ウーン…。ちょっと反省 ヾ(_ _*)ハンセイ・・・。


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振り返って後ろ姿もパチリ。
(^_[◎]oパチリ
背景はゴチャゴチャしているけど、
意外とこのアングルは悪くないかも?
(・∀・)イイネ
ちなみにこちら側の連結器の下に見られる
黄色いカバー(電連カバー)は、
西武時代に冷房改造車の識別として
施されていたものを再現しています。
細かいとこまでこだわっているなぁ・・・。
(´∀`*)マニアック
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 大安-三里
(後追い)


鉄橋を渡り終えて築堤上を走り去ってゆく、黄色い電車の後ろ姿を見送って、ここでの撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
・・・のハズでしたが、大安の駅へ戻ろうと雪道を慎重に歩いていたところ ...(((o*・ω・)o、スマホで調べた大安の時刻表には載っていない時間に、いきなり踏切が鳴りだしました (゚ー゚?)オヨ?。これはひょっとして・・・“アレ”が来るんじゃない? ( ̄  ̄)アレ?


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茶色い電気機関車の重連が
白い色の貨車を引き連れて、
雪上の鉄路を力強く突き進みます。
これぞ三岐名物(?)フライアッシュ貨物。
(゚ー゚*)シロホキ
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 大安-三里


ああっ!やっぱり貨物列車だ!Σ(*゚д゚*)ハッ!!
踏切の鳴動とともに、直線の先から“茶色い機体”がこちらへ向かってくるのが見えて、私はとっさに雪道を猛ダッシュ ε=┌(;゚д゚)┘カモレ!。アングルを横切る電線などが煩わしいし、重連の機関車の二機目が架線柱に引っ掛かるような“B級の撮影ポイント”ですが、とりあえずどうにか貨物列車をカメラに収めることができました【◎】]ω・´;)パチッ!。あらかじめ分っていたら、もうちょいマトモなアングルで撮ったんだけどなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。
ちなみに先頭で牽引を務める茶色い電気機関車は、東武鉄道から譲渡されたED5080形(ED5081+ED5082)。そしてあまり見かけない白いタンク形の貨車(ホッパ車のホキ1000形、通称・“白ホキ”)は、セメントの混和材に使われる石炭灰のフライアッシュや、石灰石の主成分である炭酸カルシウムを専用に輸送する特殊なものです (*・`o´・*)ホ─。
それがたまたま見られただけでも、ラッキーだったとしましょうか (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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縁起のいい駅名の大安。
赤電、レモンイエロー、
そしてフライアッシュ貨物が撮れるなど、
まあまあ良いことがあった・・・かな?
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
ホームに入ってきた下り列車は
元・西武 新101系の751系。
三岐線のなかでは新しいほうの電車です。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 大安

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さっきまでいた宇賀川の河川敷を
車窓から眺めます。
我ながらこんな積雪の深いなかで
よく撮ってたよなぁ(笑)
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 大安-三里
(車窓から)


さて、約50分という長い間隔だったものの、立て続けに近鉄富田のほうへ上っていった、赤電と黄色の復刻色。時刻表でこのあとの運用をたどると []o(・_・*)ドレドレ、黄色は富田からの折り返しが保々ゆき(305列車)となって車庫へ入庫してしまうようですが、赤電のほうは西藤原ゆき(21列車)となって引き続き運転される模様 (゚∀゚)オッ!。
ならば、もう一カ所くらい別の場所で赤電を狙ってみようと思い、大安から西藤原ゆきの下り列車へ乗って二駅進み ...(((o*・ω・)o、私が次に降りたのは丹生川 (゚ー゚*)ニューガワ。


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先ほどの大安と同じく、
いなべ市大安町内に所在する丹生川。
こぢんまりとしたこの駅舎にも
今日はけっこう雪が積もっています。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川

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構内の一角に佇むタンク車。
( ̄  ̄*)タキ
整然と側線に置かれていますが
これは現役の貨車でなく、
貨物鉄道博物館」の保存車両です。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川


大安1139-(三岐線19列車)-丹生川1146

かつては、近隣の鉱山で採掘された石灰石などを発送するため、貨物の取り扱いも行なっていた丹生川(現在の貨物取扱駅は東藤原のみ)。
当時の貨物用ホームや側線は現在、むかし使われていた貨車や機関車などを保存・展示する「貨物鉄道博物館」として活用されています (・o・*)ホホゥ。鉄ちゃんとしてはもちろん興味のある施設ですが、開館するのは毎月第一日曜日のみで、火曜日の今日は残念ながら休館日 (・∀・`)ザンネン。駅の傍ら(側線)に屋外展示されたタンク車だけ眺めます ( ̄  ̄*)タキ。
でも、そんな貨物にゆかりのある丹生川は駅の待合室に、なんと三岐線で運転される貨物列車の時刻表が掲示されているではありませんか (゚∀゚)オッ!。貨物の時刻がよくわからない私にとって、これはとても助かります ヽ(=´▽`=)ノワーイ。


0032.jpg
丹生川の駅の待合室には
昔の貨車の写真などとともに、
貨物列車の時刻表が貼られています。
え〜っと、次に来る貨物列車は何時かな?
σ(゚・゚*)ンー…


それによると、さっきの大安で遭遇したフライアッシュの貨物列車は、下りの“501列車”だったみたい ( *゚ェ゚)フムフム。
んで、12時前のいまの時間に撮れそうな貨物列車は・・・下りの“3713列車”が丹生川を12時30分 (゚∀゚)オッ!、そして上りの“3714列車”が12時36分とあり (゚∀゚*)オオッ!、なんと上下の貨物列車が立て続けにやってくるようです (・∀・)イイネ。さらに本来のお目当てである、“赤電”の下り列車(21列車)は同駅を12時45分 エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。わずか15分のあいだに下り貨物、上り貨物、赤電(下り列車)が来るなんて、驚くほど効率がいいじゃないですか w(*゚o゚*)wオオー!。これはテンションが上がります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
そんな展開に撮影ポイントへと向かう足取りは軽く、浮かれすぎて危うく雪道ですっ転ぶところでした ズベッ!ミ(ノ;_ _)ノ =3。


0033.jpg
町の歴史などはよくわかりませんが、
丹生川の集落には趣のある細い路地や
古い建造物などがいくつか見られます。
丹生川(にゅうがわ)って地名も
どこか風情ありますよね。
(´ー`)シミジミ

0034.jpg
やってきたのはこんな場所。
(「゚ー゚)ドレドレ
オーバークロスする陸橋上から、
三岐線の線路と藤原岳の山容が望めます。
ここも今日は真っ白な雪原。
( ̄  ̄*)マッチロ


駅から撮影ポイントまではおよそ1.5キロ、歩いて20分くらいの距離ですが ...(((o*・ω・)o、集落を抜ける道はほぼ除雪されていたため、雪道でも苦労することなく目的地に到達 (・ω・)トーチャコ。
やってきたのは県道が三岐線をオーバークロスする陸橋で (「゚ー゚)ドレドレ、ここからは上からの目線で俯瞰気味に列車を撮れるだけでなく、条件が良ければ背景に三岐線のシンボル的な存在の“藤原岳”がきれいに写し込めるという、当線で随一の“お立ち台”(有名撮影ポイント)です (・∀・)イイネ。そこにはすでに何人かの先客がおられ、挨拶をして私もその横に加わりました (*・ω・)ノ゙チワッス。
隣に居合わせた地元の方によると、この場所はふだんから貨物列車狙いでちょくちょく同業者(鉄ちゃん)を見かけるけれど、昨日に雪が降り積もった今日はいつもより撮影者が多めだとのこと (゚ω゚)ユキテツ。たしかに、一面の銀世界といってもいいくらいの雪原は壮観な眺めですし、雲がまとわりついているものの藤原岳の山容もどうにか頂上まで望めている好条件 (゚∀゚*)オオッ!。これであとは日が差してくれるといいんだけどなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。
なんて思いながら、まずは私が先ほど丹生川まで乗ってきた751系が西藤原から折り返して来るので、その上り列車(26列車)をためしに狙ってみます。
すると・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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石灰石の採掘によって
東側の山肌が削られた藤原岳。
ふだんはちょっと痛々しさを感じる姿だけど
今日はきれいな雪化粧です。
その麓を走りゆく三岐線の黄色い電車に
雲間から日差しが降り注ぎました。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川-三里


お日さま、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
直前まで雲に隠されていた太陽が、まるで列車の通過にタイミングを合わせたかのごとく顔をだし、日に照らされた黄色とオレンジの電車が雪上で鮮やかに発色 (つ▽≦*)マブシッ!。
天気予報だと今日の三重県北部は“曇りのち晴れ“となっていたものの、なかなか雲が流れずに“ドン曇り”の状態がずっと続いていたなか、ここにきてようやく日が差してくれました ヽ(=´▽`=)ノ ワーイ♪。写真を見ると分かりますが、風景の奥のほうはまだ雲影で翳っており、このギリギリってところがまたシビれるねぇ ( ̄▽ ̄;)ギリギリ。お目当ての赤電や貨物列車ではないけど、とりあえず一枚でも“晴れカット”の三岐線が撮れたことに、ちょっとした安堵感を覚えます ε-(´∇`*)ホッ。
そして丹生川の駅に掲示されていた時刻表どおりなら、今の上り列車はすぐ隣の駅(丹生川の一駅上り方)の三里(みさと)で、下りの貨物列車と交換する(行き違う)ハズ σ(゚・゚*)ンー…。陸橋の反対側(上り方)へ移動して待つと、まもなく電気機関車を先頭にした貨物列車が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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茶色い機関車と黒いタンク車という
無骨な編成の貨物列車が
広大な雪原を堂々と縦断してゆきます。
色が地味な貨物列車も
雪景色ではきれいに映えますね。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 三里-丹生川


三岐貨物が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
二機の電気機関車(重連)が重厚なモーター音を唸らせて、雪景色のなかをゆっくりと進んでくる貨物列車 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。決して疑ったわけでなく当たり前と言えば当たり前なのですが、貨物のことに疎い私からしてみたら、ちゃんとあの時刻表どおりに貨物列車が来てくれたのが嬉しいなぁ +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。また、さっきの“フライアッシュ貨物”が中途ハンパな撮影だっただけに、きっちりと押さえられた今回は喜びもひとしおです (ノ∀`)ウレシ。
先頭を務める機関車は、大安で見たED5080形(東武からの譲渡機)とは違う、三岐鉄道オリジナルで1953年製のED45形(ED454+ED451)。そして後ろに連なる貨車に着目すると、フライアッシュの輸送用は白いホッパ車(白ホキ)でしたが、こちらはセメント輸送用の黒いタンク車(タキ1900形)( ̄  ̄*)クロ。“白ホキ”はいかにも特殊感が漂っており、個人的には黒い貨車(黒タキ?)のほうが落ち着いた印象を受けます (*´ー`*)シブイ。
空は雲が多くて不安定な状況ではあるものの、先ほどの751系(上り列車)が通過した時から太陽は隠れずに、貨物列車が来るまで日差しをキープしてくれました ъ(゚Д゚)ナイス。この調子が続くことを願いつつ、ふたたび藤原岳が望めるほうのアングル(下り方)へ戻ります コッチ…((((o* ̄-)o。今度はいまの下り貨物列車が丹生川のひとつ先の駅(一駅下り方)の伊勢治田(いせはった)で、上りの貨物列車と交換するハズ σ(゚・゚*)ンー…。陸橋をあっちこっち行き来して、なんとも慌ただしいけれど、これは嬉しい忙しさですね(笑)


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三岐鉄道の歴史は
員弁の名山・藤原岳とともにあり。
採掘された石灰石を原料とする
セメント輸送のために敷かれた鉄路を、
今日もまた貨物列車が走ります。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川-三里


もういっちょ、三岐貨物が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
標高1,144メートルの藤原岳を背にして、こちらも時刻表どおりに現れた上りの貨物列車 ε-(°ω°*)キタ!。望遠レンズを使った圧縮効果により、雪化粧した雄大な山容に迫力を感じます 。゜+.(´∀`人)スバラシィ!゜+.゜。。当地で撮る藤原岳バックの貨物列車は三岐線でお決まりの“ド定番カット”だけど、当線を訪れたならやっぱりこの画は外せません (-`ω´-*)ウム。
貨車はさっきの下り貨物に連なっていたものと同じ、セメント輸送用の“黒タキ”(タキ1900形)ですが、今度は電気機関車が最初に見た“白ホキ”を牽いていたのと同じED5080形(ED5082+ED5082)(*・`o´・*)ホ─。三岐鉄道ではこれがふつうのことなのかもしれないけど、三回あった貨物列車の撮影機会で(最初の一本目はたまたまねw)、機関車と貨車の組み合わせがそれぞれに異なるというのは面白いものです。


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大雪翌日の穏やかな晴天のもと、
“タタンタタン、タタンタタン”という
リズミカルな貨車のジョイント音が
雪積もる山里にこだまします。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川-三里


ゆっくりと進む貨物列車をワイドに引いてもう一枚 (^_[◎]oパチリ。
下りの貨物から上りの貨物が来るまでのあいだには、日が差したり翳ったりを目まぐるしく繰り返していましたが ハレル?(゚∀゚≡゚Д゚)クモル?、上りの貨物が通過するときにはふたたび太陽が顔を出してくれました ヽ(・∀・)ノ ハレター!。上空に青空が覗く清々しい雪晴れ、この条件で貨物列車が撮れたのは最高に気分がいい セブンイレブン(*´ー`*)イイキブン♪。これは東京から普通列車を乗り継いで、はるばるここまで来た甲斐があったというものです。もう大満足 ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これにて三岐線の撮影は終・・・え?何かを忘れているって? このあとの“赤電”はどうした? (´・ω`・)エッ?


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藤原岳を仰ぎ見て三岐線を走る
元・西武の“赤電”。
石灰石の採掘で削られた山というと
関東人の私は秩父の武甲山を思い浮かべますが、
その麓には西武秩父線が敷かれており、
西武の電車と石灰山という組み合わせには
何だか不思議なつながりを感じます。
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川-三里
(後追い)


ああ、翳られちった (´д`;)アウ…。
上下の貨物列車に日が当たったことで、もう安定したように思えた空模様ですが、赤電が通過したタイミングでは太陽が雲に隠されてしまいました。う〜ん、惜しい・・・(・ε・`)チェ。
それでも、う〜っすらと薄日は当たっているし、藤原岳をバックにした赤電という狙いの画は撮れたので、まあ、ヨシとしますか (+`゚∀´)=b OK牧場!。雲と晴れ間が半々くらいという状況のなか、ここで撮った四本の列車のうち三本に日が当たったのですから、ツイていたと言えるでしょう (-`ω´-*)ウム。

これにて三岐線の撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
時刻はまだ13時ですが、「18きっぷ」を使って東京へ帰ることを考えると、そろそろタイムリミットです カエロ…((((o* ̄-)o 。


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丹生川のホームに入ってきた
近鉄富田ゆきの上り列車は・・・
赤電、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
▲21.12.28 三岐鉄道三岐線 丹生川


かつて首都圏の西武線で使われていた701系が、三重県の地方私鉄・三岐鉄道に譲渡され、801系として今なお活躍を続けているだけでなく、西武時代の復刻色が施されているということで、それに会いに行ってみた三岐線の鉄旅 (゚ー゚*)サソギセソ。
個人的に少なからず馴染みのある西武の電車が、ひとつのホームを挟んで近鉄の電車と顔を合わせたり、小川に架かるガーダー橋やのどかな里山風景(しかも雪景色)を走ったりする姿には、ちょっと不思議な面白さがあり (゚∀゚*)オオッ!、そんなシーンを黄色(レモンイエロー)と赤電、両方の復刻色で見られたのは運用に恵まれたラッキーだったと思います ヽ(´▽`)ノワーイ♪。
そして予想していなかった積雪の多さには戸惑ったものの w( ̄▽ ̄;)wワオッ!、これはこれで真冬という季節感がダイレクトに伝わる願ってもない撮影条件でしたし、終盤には太陽も微笑んでくれて日差しに恵まれ、お目当ての西武復刻色だけでなく貨物列車も満足のいく成果が残せました (´ー`)マンゾク♪(赤電は翳ったけどねw)。機会があれば三岐線には、また別の季節にも撮影へ訪れてみたいものです。


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赤電の車内の中吊りスペースには
元・西武701系のヒストリーが
写真とともに紹介されています。
( *゚ェ゚)フムフム


ちなみに丹生川から乗った上り列車の近鉄富田ゆきは、さっき撮った“赤電”が西藤原から折り返してきたもので (゚ー゚*)アカデソ、来るときは“黄色の復刻色”、そして帰るときは“赤電”と、“撮り鉄”(撮影)だけでなく、“乗り鉄”(乗車)のほうでも、元・西武701系の趣きが存分に味わえました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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黄色で出て、赤電で戻る。
近鉄富田に帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲21.12.28 近鉄名古屋線 近鉄富田


丹生川1316-(三岐線28列車)-近鉄富田1348

さて、三岐線の電車が終着した近鉄富田は近鉄名古屋線との接続駅ですが、私は近鉄へ乗り換えずに改札を出て、少し離れたところ(徒歩で5分程度)にある、JR関西線の富田へ向かいます コッチ…((((o* ̄-)o。
近鉄でなくJRのほうを選んだ理由はもちろん、「青春18きっぷ」を持っているからなのですが (*・ω・)つ[18]、そんな富田の駅には・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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近鉄富田の500メートルほど東方に位置し、
歩いて5分ほどのところにある
JR関西本線の富田。
くすんだ緑の大きな屋根と庇が印象的な
元・国鉄っぽい木造駅舎です。
(´ω`)シブイ
▲21.12.28 関西本線 富田

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おや?
無人の改札(自動改札機)越しに
見えるのは・・・
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲21.12.28 関西本線 富田

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三岐鉄道のED5080形電気機関車が
富田の構内に佇んでいます。
セメント貨物の牽引を終えて
ひと休みってところでしょうか。
(´ー`)マターリ
ちなみに機関車の左側に見えるのは
三岐線の起点を表す0キロポスト。
▲21.12.28 関西本線 富田


三岐の機関車が、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
そう、富田の構内に停留していたのは、今旅ですっかりお馴染みとなった三岐鉄道の茶色い電気機関車、ED5080形(ED5081+ED5082)で、先ほどの丹生川で藤原岳をバックに撮った上り貨物列車の牽引を務めていた機関車です (=゚ω゚)ノ゙ヤア。先述したとおり、三岐線の旅客列車(電車)は近鉄富田を発着駅としていますが、貨物列車のほうはこちらの富田でJRへ貨車の受け渡しが行われるため、ここに三岐鉄道の機関車がいたというワケ (´ω`)ナルヘソ。


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三岐鉄道のホーム上に見られる
「とみだ」の駅名標。
かつては旅客列車も
こちらの富田に発着していた時代があり、
今もプラットホームや跨線橋などが
そのまま残されています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲21.12.28 関西本線 富田

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構内で小休止する機関車を横目に、
関西線の下りホームを
伊勢に向かう快速「みえ」(キハ71系)が
高速で通過してゆきました。
(゚ー゚*)ミエ
▲21.12.28 関西本線 富田


また会う日まで、達者でな! バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
帰る前に見送ってくれたような三岐鉄道の機関車に別れを告げて、私は関西線の名古屋ゆき普通列車で富田をあとにするのでした。


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名古屋ゆきの上り普通列車は
転換クロスシート仕様の313系。
二両の短い編成でしたが
車内は空いていました。
▲21.12.28 関西本線 富田

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富田を出るとすぐに
関西線は三岐線の下をくぐります。
さっきはこの上を通ったのね。
(・o・*)ホホゥ
▲21.12.28 関西本線 富田-朝日
(車窓から)

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途中の桑名で車窓から見えたのは、
三岐鉄道のもうひとつの路線で
西桑名と阿下喜をむすぶ
北勢線(ほくせいせん)の電車。
(゚∀゚)オッ!
ちなみに三岐鉄道の一日乗車券は
三岐線と北勢線の両線に有効ですが
今回は三岐線のみで使いました。
▲21.12.28 関西本線 朝日-桑名
(車窓から)


思い返してみると今旅は、駅のホームに“ユリカモメ”が集まるという浜名湖佐久米をテレビの旅番組でみたのがきっかけで天竜浜名湖鉄道を訪れ (゚ー゚*)テンハマ、せっかくならこの機会に同方面(東海地方)で関心のあった、「ブルーリボン賞」の特急「ひのとり」が走る近鉄名古屋線 (゚ー゚*)キンテツ、そして馴染みある西武線が第二の活躍をする三岐線 (゚ー゚*)サンギ、それを一泊二日の行程でめぐってみたものでした ...(((o*・ω・)o。
使用した乗車券はJRの「青春18きっぷ」が軸となっているのに(その他、各線の一日乗車券など)、撮影目的の路線が第三セクター鉄道(天浜線)、大手私鉄(近鉄)、地方私鉄(三岐線)というところも、なんだか面白い旅だったなと感じています(けっきょく近鉄には一度も乗らなかったしw)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。以前の私は「18きっぷ」を手にすると、フリーで乗れるJRの路線ばかりを訪れていましたが、最近は趣向が少し変わってきたのかもしれません(笑)
いまだ終息しないコロナの感染予防を自分なりに意識しながらの行動だったけど、2021年を締めくくるいい旅となりました。


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名古屋では乗り換え時間に
少し余裕があったので、
ホームにあるスタンドで
名物の“きしめん”をいただきます。
ああ、あったまるなぁ・・・。
キシメソ(゚д゚)ウマー!

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さあ、名古屋から東海道線の旅。
豊橋ゆきの新快速は
転換クロスシート仕様の313系。
▲21.12.28 東海道本線 名古屋

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豊橋で乗り継いだ
掛川ゆき普通列車の313系は
ロングシート仕様。
掛川ゆきってちょっと珍しい?
σ(゚・゚*)ンー…
▲21.12.28 東海道本線 豊橋

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掛川ゆきを途中の浜松で降り、
浜松始発の熱海ゆきに乗り継ぎ。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
これは前回ご紹介した
国鉄時代に製造の211系0番台とは異なり、
JR化後に増備された211系5000番台。
6両(3+3)すべてがロングシートで
車内にトイレの設備がない“苦行仕様”(笑)
(´∀`;)キビシイ…
▲21.12.28 東海道本線 浜松

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そして熱海で乗り継いだE231系は
上野東京ライン経由の宇都宮ゆき普通列車。
東京へは夜10時前に着きます。
富田から7時間半の乗り継ぎ旅でした。
(´w`*)ドツカレサン
▲21.12.28 東海道本線 熱海


富田1420-(関西328G)-名古屋1459~1516-(東海道2340F新快速)-1609~1623-(970M)-浜松1657~1720-(458M)-熱海1952~2003-(1668E)-東京2144