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水郡線・・・「水郡線復旧記念感謝号」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.03.26 水郡
全線運転再開から一周年!
「水郡線復旧記念感謝号」撮影
 
 
茨城県の水戸と福島県の郡山をむすぶ水郡線(すいぐんせん)は、鮎釣りなどで知られる山あいの清流、久慈川(くじがわ)に沿って走ることから、「奥久慈清流ライン」の愛称が付けられた、風光明媚なローカル線(奥久慈は久慈川の上流域を指します)( ̄。 ̄)ヘー。

しかしそのような環境がゆえ、大雨や台風による川の氾濫や土砂崩れといった自然災害に見舞われることもしばしばで、今から二年半前の2019年10月に強襲した台風19号(令和元年東日本台風)では、久慈川に架かる当線の二つの鉄橋が完全に崩落し、一つの鉄橋も大きく傾くなど、甚大な被害を受けています ヽ(´д`;)アア…。当該区間の復旧には一年半もの長い期間を要し、工事が完了して全線で列車の運転が再開されたのは昨年(2021年)の3月でした (*゚▽゚)/゚・:*【祝 復旧】*:・゚\(゚▽゚*)。
そこで本来ならば運転再開の日に合わせて、沿線でのイベント開催や記念列車を走らせるところですが、昨年はコロナの影響によって復旧記念の企画はすべて見送り (-ω-;*)コロナ…。運転再開から一年が経った今年(2022年)の3月にあらためて、「水郡線全線運転再開1周年感謝祭」の開催と「水郡線復旧記念感謝号」の運行が設定されました (゚∀゚)オッ!。たとえ一年越しであっても、記念イベントや記念列車を行うことに、この復旧に対する現場(JR)の熱い思いと地域の方々の喜ばしい気持ちが感じられます (-`ω´-*)ウム。

今回はそんな「水郡線復旧記念感謝号」を撮りに、私は水郡線へ向かうこととしました ...(((o*・ω・)o。


3月26日(土)


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上野の11番線は常磐線の発着ホーム。
そこから乗る取手ゆきの快速電車は
直流型で帯が緑色のE231系です。
(゚ー゚*)ミドリ
▲東北本線 上野

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我孫子で当駅始発の
高萩ゆき普通列車に乗り継ぎ。
中距離列車に使われる青い帯の車両は、
交直両用型のE531系です。
(゚ー゚*)アオ
▲常磐線 我孫子


早朝の5時半に私は都内の上野から常磐線の快速電車に乗って出発し (/*´∀`)o レッツラゴー♪、途中の我孫子(あびこ)で水戸方面へ向かう高萩(たかはぎ)ゆきの普通列車に乗り継いで、茨城県を北上します ...(((o*・ω・)o。
都内から水郡線へアプローチするには、常磐線で水戸へ向かうのと、東北新幹線もしくは東北本線(宇都宮線)で郡山へ向かう、二通りありますが σ(゚・゚*)ンー…、郡山より水戸のほうが距離的に近いのと、撮影目的の「水郡線復旧記念感謝号」が “今日は” 水戸を始発駅として運転されるため、今回の私は常磐線ルートを選択 コッチ…((((o* ̄-)o。
ちなみに「水郡線復旧記念感謝号」は、きょう土曜日(26日)が水戸から郡山への下り列車(1号・3号)のみで、あす日曜日(27日)は郡山から水戸への上り列車のみ(2号・4号)。土日の二日がかりで水郡線の全線を一往復する運行形態となっています ( ̄。 ̄)ヘー。


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高浜のあたりでは晴れていれば
車窓に筑波山が望めるのですが・・・
曇天の今日はその姿が見えません。
(≡”≡;*)ミエナイ…
▲常磐線 神立-高浜(車窓から)


常磐線といえば私は、先々月の1月に当線で運行された「カシオペア紀行」を撮影しに訪れており (^_[◎]oパチリ、そのときは快晴の青空のもとで筑波山がきれいに望めましたが、今日はその山容がまったく見えない霧雨模様 (≡"≡;*)モヤモヤ…。
台風災害からの復旧を果たした水郡線を撮るなら、できればスカっと気持ちよく晴れてほしかったけど、予報によると現地の天気は“曇り時々雨”で降水確率も高く、日差しは期待できないようです σ(・∀・`)ウーン…。せめて雨が強まらないといいけどなぁ・・・。


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水戸の偕楽園をかすめる常磐線。
花のピークは過ぎた感じだけど、
それでもまだ園内に咲く紅梅や白梅を
車窓から見ることができました。
(゚ー゚*)ウメ
▲常磐線 赤塚-偕楽園(臨)
(車窓から)


常磐線の快速電車と普通列車を乗り継いで約二時間、梅の名所で知られる偕楽園の脇を通り過ぎると、列車はまもなく水郡線と接続する水戸に着きます ( ̄  ̄*)ミト。
その際に車窓を注意深く見ていると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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お!12系!
(゚∀゚)オッ!
▲常磐線 水戸付近(車窓から)

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おお!でーてん(DE10)!!
(゚∀゚*)オオッ!!
▲常磐線 水戸付近(車窓から)


記念列車、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
水戸駅構内の東側に位置する留置線には、所属基地の高崎(高崎車両センター改め、ぐんま車両センター)から前日に送り込まれていた、「水郡線復旧記念感謝号」に使われる青い客車の12系が待機しており、先頭に立つDE10形ディーゼル機関車(DE10 1685)には“記念のヘッドマーク”もすでに装着されていました (゚∀゚*)オオッ!!。
その編成が置かれているところは、すぐ横が一般道と駐車場のようなので、そこまで行けばじっくりと眺めることができるかな? σ(゚・゚*)ンー…。次に私が乗る水郡線の列車が発車するまでは時間にまだ余裕があることだし、ちょっくら寄ってみましょうか ...(((o*・ω・)o。


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茨城の県都、水戸に到着。
駅前では黄門さま(徳川光圀公)が
助さん、格さんとともに
お出迎えしてくれました(笑)。
┏(_ _*)┓ハハー
▲常磐線 水戸


上野0531-(常磐551H)-我孫子0603~0626-(323M)-水戸0744


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水戸駅構内の留置線で待機する
「水郡線復旧記念感謝号」の編成。
すぐ横の道路から眺めることができます。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲常磐線 水戸

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非電化路線の水郡線で
記念列車の牽引を務めるのは、
国鉄型ディーゼル機関車のDE10形。
(゚ー゚*)デーテソ
本日運行される水戸発の下り列車は、
鼻(ボンネット)が短い②エンド側が
先頭になるようです。
▲常磐線 水戸

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「水郡線復旧記念感謝号」の横を通り過ぎる
E657系の特急「ひたち」。
ちょっと面白い並びが見られました。
(゚∀゚)オッ!
▲常磐線 水戸


臨時快速として特別運行される「水郡線復旧記念感謝号」は、通常の水郡線で使われている一般的なディーゼルカー(気動車列車)ではなく、ディーゼル機関車が客車を牽くスタイルの、いわゆる“客車列車” (・o・*)ホホゥ。復旧記念という運行理由もさることながら、いまや全国的に希少な存在となった“客車列車”が走るというところにも、鉄ちゃんとしてのマニア心が熱くなります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
その牽引を務めるDE10形に掲げられた“記念ヘッドマーク”がまた、大きくて立派なものじゃないですか(タイトル写真も参照)(・∀・)イイネ。文字(列車名)のインパクトがちょっと強いけど、よく見るとヘッドマークの背景には、台風災害で流失した鉄橋を新たにかけ直した、“第6久慈川橋梁”のトラス橋がデザインされているようです (´ω`)ナルヘソ。
準備万端で静かに出番を待つ「水郡線復旧記念感謝号」を眺めていたら、水郡線を走ってくる姿を撮るのがますます楽しみになってきました (*゚v゚*)ワクワク♪。
さ、水戸駅に戻って水郡線の列車に乗り、沿線の撮影ポイントへ向かいましょう ...(((o*・ω・)o。


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水郡線ホームの発車案内。
先発は支線へ直通する常陸太田ゆき、
次発が本線の郡山ゆき、
そしてその下には、
快速「水郡線復旧記念感謝1号」も
表示されています。

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待合室の壁に施された路線図。
水郡線は水戸と郡山をむすぶ本線のほか、
途中の上菅谷で
常陸太田方面への支線が分岐します。
φ(゚ー゚*)フムフム

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んで、私が乗るのは郡山ゆき普通列車。
ローカル線としては長い4両編成ですが、
後方の3両は途中の常陸大子で切り離され、
先頭の一両のみが郡山まで行きます。
▲常磐線 水戸

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水郡線に使われるキハE130系の車内は
ボックスシートとロングシートが混在する
セミクロス仕様。
私は一人がけのボックス席に座りましょ。
( ̄  ̄*)ボッチ


水郡線の郡山ゆき普通列車は座席がほぼ埋まり、混雑というほどではないけど、立っている人もけっこういるような乗車具合で、始発駅の水戸を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
私と目的が一緒(記念列車の撮影)だと思われる同業者(鉄ちゃん)も車内に見かけますが、今の時間帯(土曜日午前の下り列車)の利用者は学生さんが多い印象です σ(゚・゚*)ンー…。


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水戸を発車すると、
水郡線の列車はすぐに左へカーブし、
常磐線とあっさり分かれます。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲水郡線 水戸-常陸青柳(車窓から)


私が水郡線に乗るのは、2015年の4月以来となる7年ぶり。
そのときはちょうど桜が満開になるころで、沿線随一の桜の名所として知られる矢祭山(やまつりやま)にて、キハE130系の普通列車を撮影しています (^_[◎]oパチリ。
今回の「水郡線復旧記念感謝号」も運転日があと10日くらい遅かったら、矢祭山の桜と絡めて撮ることができたかもしれませんね (・∀・`)オシイ。今はまだ桜より梅の花が車窓から目に付くけど、どんよりとした曇天だからか、それとももう終わりかけだからか、花色があまり冴えない感じ (-ω-;*)ドングモリ。


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常陸太田への支線が分岐する上菅谷。
終点の常陸太田にはかつて、
日立電鉄(常北太田〜鮎川)という
ローカル私鉄が存在していましたが
2005年に惜しまれつつ廃止。
私はそのとき以来、
支線のほうには乗ってないなぁ・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
▲水郡線 上菅谷(車窓から)

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くねくねと蛇行するような久慈川の流れ。
それを鉄橋で何度か渡る水郡線は
左右の車窓のどちらからでも
川景色を眺めることができます。
( ̄  ̄*)クジガワ
▲水郡線 下小川-西金(車窓から)

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水郡線の復旧とともに、
久慈川のところどころでは今なお
護岸工事などが行われており、
車窓からもその様子が確認できました。
▲水郡線 中舟生-下小川(車窓から)


水郡線の下り列車は、常陸大宮(ひたちおおみや)を過ぎた山方宿(やまがたじゅく)のあたりから、久慈川に沿って走るようになります ( ̄  ̄*)クジガワ。
車窓から見る限り、今日は穏やかな流れの久慈川だけど、二年半前の台風では大雨により増水した川が激流と化して水郡線の鉄橋をいくつも飲み込み、堤防の決壊で氾濫した流域の町や集落では住民の家々や田畑に大きな被害がでました(あらためてお見舞い申し上げます)。
そんな久慈川ですが、「奥久慈清流ライン」の愛称が付けられているように、水郡線やこの地域の風景を表すにはやはり欠かせない存在であり、件の「水郡線復旧記念感謝号」も久慈川の鉄橋を渡りゆくようなところで撮りたいと考えています σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私は、水戸方面から数えて三つ目の久慈川の鉄橋(第3久慈川橋梁)を列車が渡った先にある、上小川(かみおがわ)で下車しました (・ω・)トーチャコ。


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水戸から下り列車で一時間ちょっと、
私が降りたのは上小川。
ロッジのような立派な造りの駅舎は
公民館と役場の出張所が併設されています。
( ̄  ̄*)リッパ
▲水郡線 上小川


水戸0923-(水郡329D)-上小川1033(定刻より6分遅れ)

久慈川沿いの上小川は、のどかな空気を感じる集落。しかし駅を出た私は慌ただしく足早に歩き出し テクテクε=ε=ε=┌(*・_・)┘、同じ列車から降りたお仲間(同業者)の人たちも、ちょっと急いでいる様子が伺えます ε=┌(;゚д゚)┘アセアセ。
というのも、お目当ての「水郡線復旧記念感謝号」が上小川を通過するまでには、あと40分しか時間がありません(乗ってきた列車がちょっと遅れてたし・・・)( ̄△ ̄;)エッ…。40分もあれば余裕ジャマイカと思われるかもしれませんが、目的地の撮影ポイントまでは歩いて約20分、それから立ち位置を確保して構図などを考えるとすれば、けっこうタイトです アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。また、通過時間が迫っていることから、撮影ポイントに私が立てる余地があるかどうかも気がかりなところ σ(・ω・`)ウーン…。
だいたい今回のような人が集まる“イベント列車”を撮る場合は、最低でも撮影ポイントへ一時間前には着いておきたいものですが、運転本数が少ない水郡線の列車(日中の常陸大宮以北は二時間に一本程度・・・)を利用してきた私には、この時間の到着が精いっぱいでした ( ̄  ̄;)ギリギリ…。


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駅から上り方向へ歩いていって、
最初に見えるのは第3久慈川橋梁。
手前を横切るケーブルがちょっと煩わしいけど、
河川敷へ下りれば鉄橋を渡る列車が
スッキリと撮れそう。
σ(゚・゚*)ンー…
ここは同業者が少なめ・・・というか、
橋上でカメラを構えている人はおらず、
下の河原にお一人が確認できただけでした。


そんななか、この上小川のあたりは駅から近くて手軽に行けるような撮影ポイントが点在しており、とくに上り方(西金方)は第2久慈川橋梁、第3久慈川橋梁と、久慈川をまたぐ鉄橋が短いスパンで連続しています (*・`o´・*)ホ─。
できれば私の希望は駅から向かって奥にある“第2橋梁”のほうだけど、手前の“第3橋梁”は河川敷が広そうなので、もし第2がもうキャパオーバー(満員御礼)でムリならば、第3のほうで撮るのもアリだな・・・と、出遅れが必至な“徒歩鉄”なりに、“保険”が効くような場所を選んだつもりです (´ω`)ナルヘソ。
はたして第一希望の第2橋梁の集まり具合はどうかしらん? (「゚ー゚)ドレドレ


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第3橋梁から数分程度のところにある、
第2久慈川橋梁。
やはりこちらのほうが同業者が多く、
撮影ポイントとして人気が高いようです。


緩やかなカーブを描くガーダー橋が印象的な第2久慈川橋梁。それを並行する道路橋の歩道から狙うと目線の高さがちょうど合って、いい感じに列車を撮ることができます (・∀・)イイネ。
先客の数はたしかに少なくはなかったけど、思っていたほど多くもなく(20人くらいかな?)、橋の欄干を支えにして低めにカメラを構えるというオジサマの後ろに、私は立たせていただくことができました (*'∀'*)アリガ㌧。第一希望の撮影場所が確保できてホッと一安心 ε-(´∇`*)ホッ。
あとはもう20分後に通過する「水郡線復旧記念感謝号」を待つだけですから、なんとも効率のよい流れです ъ(゚Д゚)ナイス。程なくして“タタン、タタン”と山あいにこだまする、客車列車特有の軽やかなジョイント音が私の耳に届きました タタン…( ̄- ̄ 3)タタン…。


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記念列車、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
▲水郡線 西金-上小川

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曇天下でも鮮やかに映える
朱色のディーゼル機関車に牽かれて、
第2久慈川橋梁を渡りゆく
快速「水郡線復旧記念感謝号」。
長い期間の部分運休を経て、
ふたたび水郡線の全線に
列車が走るようになったことを
喜ばしく思います。
▲水郡線 西金-上小川


祝・水郡線運転再開一周年!(*゚▽゚)/゚・:*【祝 復旧】*:・゚\(゚▽゚*)
大きな記念ヘッドマークを掲げたDE10形を先頭にして、轟音を響かせながら鉄橋を渡る、快速「水郡線復旧記念感謝号」(゚∀゚*)オオッ!。列車自体は先に水戸の留置線で停まっているところを眺めてきたけど、ヘッドライトを点し、エンジンを震わせ、客車を従えて突き進む姿には、やはり力強さが感じられ、DE10形がさっきよりずっと誇らしげに見えるじゃありませんか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
またDE10形が12系客車を牽く編成は、国鉄時代の地方のローカル列車(ローカル客レ)を思い起こさせるノスタルジックな趣も覚え、国鉄型好きとして萌えるものがあります (≧∇≦)エモイッ!。


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引き目のアングルでもう一枚。
(^_[◎]oパチリ
広角で列車のサイドを強調したアングルは
前面のヘッドマークが目立ちにくいけど、
DE10形のアンバランスな凸型がよくわかります。
②エンド側が先頭というのがまた、
マニアックでエモいよね。
(・∀・)イイネ
▲水郡線 西金-上小川


被災してから全線の復旧に一年半、さらにコロナの影響で一年先送りとなった運転再開イベント、いろいろな苦難を乗り越えて実現した「水郡線復旧記念感謝号」 (´ω`)シミジミ。今にも雨が降り出しそうなどんよりとした曇天は、決して好条件とは言えないけど、現場や沿線の人たちの思いが詰まったこの記念列車を撮影できたことだけで、じゅうぶんに満足のいく成果でした ・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ。


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走り去る「水郡線復旧記念感謝号」をお見送り。
列車に向かって手を振ったら、
車内から振り返してくれた方もおられました。
ヾ('▽')ノ゛ワーイ♪
▲水郡線 西金-上小川


これで「水郡線復旧記念感謝号」の撮影は終了ですが、このあと少し待てば上りの普通列車(324D)がやってきます (゚∀゚)オッ!。運転本数が多くない水郡線の貴重な列車ですから、これも撮っていきましょう (・∀・)イイネ。そしてせっかくなら「水郡線復旧記念感謝号」と同じ場所ではなく、今度は先ほどスルーした第3久慈川橋梁のほうでカメラを構えてみることにしました コッチ…((((o* ̄-)o。


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第3橋梁も並行する道路橋から撮れますが、
ケーブルがちょっと煩わしかったので、
河川敷に下りてみました。
カーブしていた第2橋梁に対し、
こちらは直線のシンプルなガーダー橋です。

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清流のせせらぎに包まれる奥久慈の里山を
颯爽と駆け抜けてゆくキハE130系。
車体に施された青系のカラーリングは
“新緑の緑と久慈川の流れ”を
イメージしたものだそうです。
▲水郡線 西金-上小川


お、こっちの鉄橋も意外と悪くないじゃない (゚∀゚)オッ!。
河原から狙うキハE130系の普通列車は、橋脚の長い鉄橋を見上げるような構図となりますが、なるべく曇り空は入れたくなかったので、空を切って川面を多めに配してみます (^_[◎]oパチリ。
今風のステンレス製ディーゼルカーながら、久慈川をイメージした青色や側扉に塗られた黄色など、カラフルなカラーリングのキハE130系。冴えない天気で彩りが乏しい風景のなか、その車体色がいいアクセントになってくれました (・∀・)イイネ。


0034.jpg
上小川のホームに入ってきた
下り普通列車。
車内はけっこう混んでいて
はじめは座れませんでしたが、
次駅の袋田で席が空きました。
▲水郡線 上小川


「水郡線復旧記念感謝号」と上りの普通列車を撮り終えて上小川の駅へと戻り、そこから次に乗ったのは常陸大子(ひたちだいご)ゆきの下り普通列車 (゚ー゚*)ダイゴ。
水戸のほうに帰る上り列車は、さっきの第3橋梁で撮った列車が行っちゃったばかりで、あと二時間半も来ないし(11時34分の次は、14時04分・・・)( ̄  ̄;)ニジカンハン…、とりあえず乗った下り列車の終点の常陸大子では、「水郡線復旧記念感謝号」の運転に合わせたイベント(
水郡線全線運転再開1周年感謝祭)などが行われているようなので、それもちょっと気になるところです。


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袋田と常陸大子のあいだで渡るのは
二年半前の台風でもっとも大きな被害を受けて
橋が流失した第6久慈川橋梁。
被災前の当橋は第2、第3橋梁と同様の
プレートガーダー橋でしたが、
復旧工事で新たに架け替えられた鉄橋は
強度を増したワーレントラス橋となりました
(橋脚が一本のトラス桁二連構造)。
▲水郡線 袋田-常陸大子(車窓から)


水郡線の中間に位置する常陸大子は、構内に車両基地や乗務員施設(水郡線統括センター)が併設された水郡線の運行拠点となる要衝で、当駅を起終点とする列車(当駅どまり)や、当駅で車両の増結・解結を行う列車が多く設定されています (・o・*)ホホゥ。朝に水戸から私が乗った郡山ゆきの列車(329D)も、4両編成中の3両が常陸大子で切り離される運用でした。
(ところで水郡線の主要駅の、常陸太田、常陸大宮、常陸大子が、ちょっと紛らわしく感じるのは私だけ? (^^;)ゞ)

そんな常陸大子へ着く列車の車窓から見えたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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お!でーてん(DE10)!!
(゚∀゚)オッ!
▲水郡線 常陸大子(車窓から)

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常陸大子に到着。
最終的に郡山(安積永盛)まで
路線が伸びている水郡線ですが、
当列車はこの駅どまりです。
(・ω・)トーチャコ
▲水郡線 常陸大子

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そして隣のホームには
「水郡線復旧記念感謝号」が停車しており、
多くの方が撮影されていました。
もちろん私もパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲水郡線 常陸大子


記念列車、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
常陸大子のホームには郡山ゆきの「水郡線復旧記念感謝号」が、まだ停まっているじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!。上小川の
第2久慈川橋梁で撮影したのは一時間以上も前のことなのに、その列車に追い付けた!? ε=ε=ε=(ノ ̄▽ ̄)ノマテマテ~
・・・というか、水郡線の全区間にあたる水戸と郡山のあいだで運行する「水郡線復旧記念感謝号」は、今日が郡山方面へ向かう下り列車のみ、明日が水戸方面へ向かう上り列車のみであることは先述しましたが、実はそれぞれ一本の列車が直通で全区間を走るのではなく (´・ω`・)エッ?、水戸〜常陸大子が「水郡線復旧記念感謝1号」、常陸大子〜郡山が「水郡線復旧記念感謝3号」と、ここ常陸大子でふたつの列車に分けられており、いったん乗客が入れ替わる当駅では、およそ二時間もの長時間停車が設けられているのです (・o・*)ホホゥ(なお、翌日の上り列車も同様に、郡山〜常陸大子が「水郡線復旧記念感謝2号」、常陸大子〜水戸が「水郡線復旧記念感謝4号」として運行。ちなみにJRの列車の号数は基本的に下りが奇数、上りが偶数です)。
たしかにこのような運行形態なら、より多くの人が記念列車の乗車を楽しめますよね (´ω`)ナルヘソ。


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常陸大子発、郡山ゆきとなった
「水郡線復旧記念感謝3号」。
牽引機は「1号」と同じDE10形ですが
管轄の違い(水戸支社と仙台支社)により、
ぐんま車両センターの1685号機から
郡山総合車両センターの1649号機に変更され、
ヘッドマークの取り付け位置も変わっています。
▲水郡線 常陸大子


常陸大子から先の区間(郡山方面)は、さらに列車の本数が少なくなる水郡線。さすがにもう「水郡線復旧記念感謝号」より普通列車で先回りすることはできないため、私は常陸大子のホームでちょろっと当列車を見る程度にとどめておき、あとは駅前で催されている“復旧記念イベント”でも覗いてみようなどと思っていたのですが (-`ω´-*)ウム、いざ目の前に停まっている「水郡線復旧記念感謝号」を眺めていたら、“撮り鉄魂”(?)が再燃し (炎◇炎)メラメラ!、やっぱりもう一度どこかで当列車が走っているところを撮影したくなっちゃいました ((o(・∀・`)o))ウズウズ
撮影ポイントにアテはないけど、発車まであと30分くらい時間があるので、ためしに常陸大子の駅のまわりでサクッと撮れそうなところを探してみますか (*`・ω・´)-3フンス!。


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茨城県北部の大子町に所在する常陸大子。
向かって左側の二階建て部分(宿直室?)が
印象的な木造駅舎は
1927年(昭和2年)に水郡線の前身である
水戸鉄道大郡線が開業した時代に建てられたもので、
大子町の文化遺産に指定されています。
(´ω`*)シブイ
今日はイベントが行われているので、
駅前がにぎやかですね。
▲水郡線 常陸大子


上小川1223-(水郡825D)-常陸大子1242(定刻より7分遅れ)


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駅前に保存されている
蒸気機関車のC12形187号機。
おもに九州で使われていた当機ですが、
1967年に水戸機関区へ転属し、
1970年の水郡線の無煙化(蒸気機関車廃止)まで
使われていたそうです。

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線路に沿った道路からは
水郡線の車両基地
(水郡線営業所改め、水郡線統括センター)
の様子がよく見えました。
(゚∀゚)オッ!
キハE130系に車両が統一されている水郡線、
さっき第3久慈川橋梁で私が撮った
二両編成のキハE130系(キハE131+132)は
久慈川をイメージした青色でしたが、
当系の単行バージョン(キハE130)は
沿線の紅葉をイメージした朱色となっています。
(゚ー゚*)アカ
▲水郡線 常陸大子

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そしてもう一色、
この黄色のキハE130系は、
“水郡線全線運転再開一周年”を記念した特別色の
「Suigun Line イエローハッピートレイン」で、
一両のみ存在する“ラッキーカラー”。
本日のイベントでお披露目となり、
来週(3/28)から運行が開始されるそうです。
(゚ー゚*)ハピトレ
▲水郡線 常陸大子


駅のすぐ先(下り方)には短いながらも線路に沿った道があり、そこからは常陸大子を発車する下り列車がどうにか撮れそうでしたが σ(゚・゚*)ンー…、やはり同じ考えの同業者と近隣の方が見物に訪れていてけっこう人が多かったため、そこで撮ることは見送ります ...(((o*・ω・)o。
そしてしばらく駅の周辺をウロウロしたのち、スマホの地図アプリを頼りになんとなく私がたどり着いたのは、駅近くの高台にある永源寺さんというお寺 ( ̄  ̄*)オテラ。


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「水郡線復旧記念感謝号」を沿線で撮ろうと、
ためしに私が向かったのはこんなところ。
え?お寺? (´・ω`・)エッ?


このお寺は通称 “もみじ寺” とも呼ばれるほど境内の紅葉がとても見事だそうで、秋には多くの人が紅葉鑑賞に訪れる大子町の観光名所です (・o・*)ホホゥ。もちろん今はまだ冬枯れの時期で境内はひっそりとしており、耳に入るのはお庭を掃いている方のホウキの音くらい o≡oC▽C*)クリンクリン。
観光名所として紹介されているところなので、おそらく境内に立ち入っても大丈夫だとは思いますが、いちおう掃き掃除をされている方にひと声をかけてから (*・ω・)ノ゙チワッス、境内の一角にある“見晴らし台”に立ってみます。
するとそこからは・・・(「゚ー゚)ドレドレ。


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駅近くの高台にある永源寺さん。
その境内の一角からは
大子の町や久慈川が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ

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常陸大子の駅のほうに目をやると、
ホームで発車を待つ「水郡線復旧記念感謝号」と
留置線に集うキハE130系が確認できました。
まるで鉄道模型のレイアウトのような
ちょっと面白い眺めです。
(・∀・)イイネ
▲水郡線 常陸大子


お!常陸大子の駅がよく見えるじゃん (゚∀゚*)オオッ!!。
町の中心街とは反対にあたる西側(駅の裏手)は建物が少なくて視界がスッキリと抜けており、境内の見晴らし台からは大子の街なみとともに、常陸大子の駅とそこに停まる「水郡線復旧記念感謝号」やキハE130系が一望できます (´∀`人)スバラシィ!。
ひょっとしたら見えるかな?くらいの期待感を持って上がってきた高台のお寺でしたが、これは思っていた以上にいい眺めじゃないですか ъ(゚Д゚)ナイス。


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大子の街に響きわたる
汽笛一声を高らかに鳴らし、
常陸大子で小休止していた
「水郡線復旧記念感謝号」が
ふたたびゆっくりと走り出しました。
▲水郡線 常陸大子-下野宮


も一度、記念列車が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
発車時刻を迎えると、汽笛を鳴らして常陸大子をあとにし、郡山へと向かう「水郡線復旧記念感謝3号」。それを高台から目で追うようにしてカメラのシャッターを切ります (^_[◎]oパチリ。
常陸大子の駅はスッキリと望めたものの、駅を出たところの走行シーンは木の枝に阻まれて、惜しくも編成の全体はきれいに抜けませんでしたが σ(・∀・`)オシイ…、DE10形と12系客車が一両でもちゃんと見えていることだし、まあヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。
編成の全体像やヘッドマークの装着が分かるようなカットは、先ほど上小川の第2橋梁で撮った「1号」でじゅうぶんなので(カマとマークの位置は違うけどねw)、「3号」のほうは高台からの遠景にして画に変化を付けてみました (´ω`)ナルヘソ。

これで「水郡線復旧記念感謝号」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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常陸大子の駅で催されていた
「水郡線全線運転再開1周年感謝祭」。
撮影後にちょっと覗いてみましたが
限定販売の「常陸牛さとやま満喫弁当」
残念ながらもう完売してますた。
(´д`)アウ…

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常陸大子から乗るのは
当駅始発の水戸ゆき上り列車。
往きと同様にこの列車でも
一人がけのボックスシートに座れたので、
久慈川の流れを車窓に見ながら、
のんびりと水郡線の旅を味わおうと思います。
(´ー`)マターリ
▲水郡線 常陸大子


台風被害からの復旧を果たして昨年に全線での運行を再開、その一周年を記念して運行された「水郡線復旧記念感謝号」を撮りに訪れた水郡線 (^_[◎]oパチリ。
当列車の撮影には復旧のお祝いや応援する気持ちがあることはもちろん (*゚▽゚)/゚・:*【祝 復旧】*:・゚\(゚▽゚*)、個人的に最近は近場(東京近郊)での撮影が続いていたなか、のどかな田舎風景のなかをディーゼルカーがコトコト走る、非電化ローカル線の旅情に気分が癒された鉄道旅でもありました (´ー`)マターリ。一日じゅう曇り空で冴えない天気ではあったけど、雨に降られなかっただけでもよかったかな・・・ε-(´∇`*)ホッ。
奥久慈の自然豊かな風景が魅力的な水郡線には、爽やかな新緑や紅葉が鮮やかな時期にまた、撮り鉄、乗り鉄に訪れたいところです (-`ω´-*)ウム。名所になっている“もみじ寺”の紅葉も、ぜひ見てみたいですね。


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あらためて、
“水郡線全線運転再開一周年”
おめでとうございます。
そして今なお
災害で不通となっているほかの路線が、
一日も早く復旧しますように願っています。


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雨を突いて水戸のホームに入ってきた、
常磐線の上野ゆき上り普通列車。
水戸ではけっこう強めの雨が降っていました。
ザー///o(゚o゚;)o///ザー。

この雨が撮影の時じゃなくてよかったよ。
ε-(´∀`;)ホッ
▲常磐線 水戸


常陸大子1353-(水郡838D)-水戸1509~1531-(常磐398M)-上野1734