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西九州新幹線・・・「かもめ」乗車記 [鉄道乗車記]

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2022.09.23 西九州新幹線 
“かもめ”が翔んだ日!
新幹線「かもめ」 乗車
 
 
おはようございます ('-'*)オハヨ。
9月なかば過ぎの“秋分の日”ともなれば、だいぶ日の出の時刻が遅くなった印象で、まだ夜が明けやらぬ早朝の5時半。私が今いるのは福岡県の博多駅です ( ̄▽ ̄)ハカタ。


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巨大な駅ビルがそびえたつ
博多駅(博多口)。
九州最大のターミナルである当駅は
鹿児島本線を軸に各方面の列車が発着し、
また、山陽新幹線と九州新幹線の接続駅
(九州新幹線の起点)でもあります。
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


私が九州へとやってきた理由、それはもう拙ブログにお付き合いいただいている方ならば、すぐにお分かりのことでしょう σ(゚・゚*)ンー…。きょう2022年9月23日は、九州西部の長崎を終着地とする「西九州新幹線」の開業日です (゚∀゚*)オオッ!。
鉄道好きの“鉄ちゃん”であり、国内の旅客鉄道路線の“全線完全乗車(完乗)”を生涯の目標に掲げている私にとって、新たに開通する路線があれば、いち早く乗りたいところ (*`・ω・´)-3フンス!。ちなみに私は新幹線でいうと、92年に開業した山形新幹線(東京〜山形)以降は部分延伸も含めて、いずれも初日に乗車を果たしています。
そんなワケで私は西九州新幹線の開業に合わせるべく、前夜の退勤後に羽田空港から飛行機で飛び、福岡へと前乗り(前泊)しました ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン。
(あまり思い出したくないけど、今回と同様に新幹線の開業前日に福岡へ飛行機で前乗りするパターンは個人的に、九州新幹線全通(博多〜新八代 開業)のときに羽田空港で経験した、東日本大震災の記憶が蘇ってしまいます・・・。)

きょうの出発前に、まずは昨日(22日)の博多駅の様子を、ちょろっとご覧いただきましょう。


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博多駅構内のコンコースに掲げられた
カウントダウンボード。
西九州新幹線開業まで “あと1日”。
m9・∀・´)カウントダウン!
▲22.9.22 鹿児島本線 博多

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在来線の特急「かもめ」は
この日(22日)が最終運行です。
シックな787系で運転されていたのは、
通称「黒いかもめ」(41号)。
( ̄  ̄*)クロ
なお、ホームに見られる乗車列は、
最終列車となる「かもめ45号」を待つ方たち。
▲22.9.22 鹿児島本線 博多

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こちらはまさにカモメのような
白い車体の885系で運転されていた、
通称「白いかもめ」(43号)。
( ̄  ̄*)シロ
個人的に先の787系は「つばめ」の印象が強く、
「かもめ」といえばこの885系のイメージだなぁ。
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.22 鹿児島本線 博多


西九州新幹線の開業にともない、いままで博多と長崎のあいだを鹿児島本線、長崎本線経由で結んでいた在来線の特急「かもめ」は、開業前日の22日を持って廃止となり、その愛称は新幹線へと引き継がれます (゚ー゚*)カモメ。せっかく福岡へ前乗りしたので、見納めとなる特急「かもめ」を博多のホームで少しだけ記録しておきました (^_[◎]oパチリ。885系の「かもめ」に博多から長崎まで私が最後に乗ったのは、もう10年以上も前(2007年)のことだなぁ・・・。
1976年に現行の電車特急となってから、昭和、平成、令和の時代を駆け抜けてきた特急「かもめ」。46年間の活躍おつかれさまでした (´w`*)ドツカレサン。

そして明けた23日。西九州新幹線はきょう開業を迎えます。


9月23日(金・祝)


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開業当日。
博多駅のカウントダウンボードは
“あと◯日”から
“HAPPY BIRATHDAY!”に。
(*´∀`)ハピバ♪
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


まだ薄暗い早朝なので空模様はよくわからないけど、きょうの九州北部・西部の天気はおおむね曇りの予報。本州に接近している台風15号の影響はあまり受けないものの、スッキリとした秋晴れにはならなそうな感じです ( ̄  ̄)クモリ…。長崎では新幹線の開業を記念して、航空自衛隊の「ブルーインパルス」による祝賀飛行が行なわれる予定なので、できれば晴れて欲しいなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン… などと思いながら、私は博多駅の在来線改札を入り、昨夜に特急「かもめ」を見送った鹿児島本線のホームに向かいます ...(((o*・ω・)o。
え?新幹線のホームじゃないのかって? (゚ー゚?)オヨ?。そう、ここ博多からまず乗るのは、新幹線でなくこちらの列車。


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787系の特急「リレーかもめ」が
博多のホームに入ってきました。
事実上は武雄温泉ゆきだけど、
車案内標の行先表示は“長崎”なのね。
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


あれ?「黒いかもめ」・・・ (=゚ω゚=*)カモメ!?
いえいえ、たしかに同じ787系を使用する特急列車なのですが、昨日までの特急「かもめ」をあらため、今日からは特急「リレーかもめ」(黒いリレーかもめ?)となりました (=゚ω゚)ノ゙ヨロ。
「リレー」とはいったいどういうことなのかというと・・・σ(゚・゚*)リレー…、もう大半の方はご存じかと思われますが、今回開業する西九州新幹線は、博多と長崎を一本の新幹線でダイレクトに結ぶものではなく、佐賀県西部の武雄温泉(たけおおんせん)と長崎の間のみで運行される、いわば“部分開業(もしくは区間開業)”のようなもの (・o・*)ホホゥ。そこで、新幹線が未開業となっている博多と武雄温泉の間をつなぐのが、今までの特急「かもめ」と同様に在来線の鹿児島本線と長崎本線(と佐世保線)を経由する、特急「リレーかもめ」です ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


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今回開業する西九州新幹線は
武雄温泉と長崎のあいだの区間(水色)で、
博多と武雄温泉のあいだ(オレンジ)は
在来線の特急「リレーかもめ」がつなぎます。
ε=(ヘ^^)ノ”ヘ(*・▽・)ノ バトンタッチ

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「リレーかもめ」の行先標は
接続も含めた最終目的地として
「長崎」を掲出しており、
「武雄温泉駅で新幹線かもめに接続しています」
との注釈が併記されています。
( ̄。 ̄)ヘー


東海道・山陽新幹線が乗り入れる博多や、九州新幹線(鹿児島ルート)の新鳥栖(しんとす)とつながっておらず、端部の武雄温泉と長崎の間だけを先行(?)開業させる西九州新幹線 ( ̄△ ̄;)エッ…。これは誰がどう見ても中途ハンパ感が否めず、このような不自然な形での開業にこぎつけた経緯には、未開業区間(新鳥栖〜武雄温泉)を通ることになる佐賀県の同意が得られていないといった事情などがあるのですが・・・(´〜`*)ウーン…、拙ブログとしてはあえてそのことを深く議論するつもりはなく(のちほど路線概要の説明でちょろっと触れるけど)、「新たに鉄道路線(新幹線)ができたのなら、それを乗り潰そう」、「特急列車と新幹線を途中で乗り継ぐなんて、鉄ちゃん的に面白いじゃない」という、あくまでも個人的な興味本位の“趣味目線で見た状況”を淡々とお伝えしようと思っています (-`ω´-*)ウム。


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先頭車付近に人だかりができていたので
ちょいと覗いてみたら・・・
へー、このあと出発式なんて行なわれるのね。
(゚∀゚)オッ!
ちなみにこの787系は
九州新幹線が部分開業したときも
特急「つばめ」あらため「リレーつばめ」として
新幹線連絡を担った過去があり、
当系にとっては二度目の「リレー特急」就任です。
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


武雄温泉で新幹線「かもめ1号」に接続する、特急「リレーかもめ1号」。開業初日の今日は一番列車となる「かもめ1号」の指定席が早々に満席となり、自由席への乗車も人数制限がかけられるようですが σ(゚・゚*)ンー…、「リレーかもめ1号」のほうはざっと見たところ6〜7割程度の乗車率で、私も余裕で窓側の席に座ることができました ε-(´∇`*)ホッ。
先頭車付近で行なわれていた出発式に応えるために鳴らされた警笛が聞こえると、列車はゆっくりと動き出して博多をあとにします (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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福岡と佐賀の県境付近で日の出時刻を迎え、
「リレーかもめ」の車窓越しに仰ぐ空模様。
雲は多めながら晴れ間も覗きます。
好天にならないかな・・・。
八(゚- ゚)ハレテ
▲22.9.23 鹿児島本線 天拝山-原田
(車窓から)

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佐賀県の鳥栖(とす)は
鹿児島本線と長崎本線の分岐駅
(長崎本線の起点)。
「リレーかもめ」はここから長崎本線へ入ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
ちなみに駅名標の背後に見えている青い鉄骨は
Jリーグ「サガン鳥栖」のホームスタジアム。
▲22.9.23 鹿児島本線 鳥栖(車窓から)

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鳥栖の次駅の新鳥栖は
鹿児島方面へ伸びる九州新幹線との接続駅。
もしも西九州新幹線がフル規格で全通したら
当駅で分岐することになるハズですが・・・
はたしてそれはいつのことになるのやら。
σ(・∀・`)ウーン…
▲22.9.23 長崎本線 新鳥栖(車窓から)

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佐賀を通る長崎本線といえば
個人的に車窓でちょっと気になるのが、
弥生時代の環濠集落跡で知られる
吉野ケ里遺跡(公園)
遺跡は長崎本線の線路沿いにあるため
車窓からも土塁などがちらっと見えます。
(゚∀゚)オッ!
いつか入園して遺跡と列車を絡めた写真を
撮ってみたいなぁ(笑)
▲22.9.23 長崎本線 吉野ケ里公園-神崎
(車窓から)

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長崎本線と佐世保線が分岐する江北。
(゚ー゚*)コーホク
当駅は西九州新幹線の開業にあわせて
本日より駅名が肥前山口から
町名由来(佐賀県江北町)の江北へ
改称されました。
▲22.9.23 長崎本線 江北(車窓から)

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江北を出ると、
車窓の左のほうに分かれる長崎本線。
今までの特急「かもめ」は
むこう(長崎本線)を進んでいましたが、
「リレーかもめ」は佐世保線に入り、
武雄温泉方面へ向かいます
コッチ…((((o* ̄-)o
▲22.9.23 佐世保線 江北-大町
(車窓から)


従来の特急「かもめ」と同じ787系が、鹿児島本線と長崎本線を経て西のほうへ走る。ここまではまだ新鮮味がなく、この先で新幹線に接続するという実感もあまり湧きませんでしたが  σ(゚・゚*)ンー…、本日より駅名を肥前山口(ひぜんやまぐち)から改称した江北(こうほく)を出て、長崎本線から佐世保線のほうに進路を取ると、やがて列車は武雄温泉の手前で高架線へと上がります。するとその左隣には並行して、新幹線用の真新しい高架線が現れました (゚∀゚)オッ!。
博多からちょうど一時間、「リレーかもめ」はまもなく、西九州新幹線の「かもめ」が待つ武雄温泉に着きます。


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武雄温泉付近の高架線を走る
「リレーかもめ」。
左には新幹線用の高架が寄り添います。
(゚∀゚)オッ!
なお、新幹線の開業を見据えて
このあたりの佐世保線が高架化されたのは、
2008年のこと。
▲22.9.23 佐世保線 高橋-武雄温泉
(車窓から)

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「かもめ」、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
武雄温泉のホームに入る「リレーかもめ」を
新幹線「かもめ」が迎えます。
▲22.9.23 佐世保線 武雄温泉(車窓から)


先述したとおり、事実上は「リレーかもめ」の終点となる武雄温泉は、在来線の佐世保線と西九州新幹線の接続駅で、長崎方面へ向かう新幹線の利用者はここで乗り換えなくてはなりません ラジャ!(* ̄- ̄)ゞ。
ちなみに新幹線が発着する駅では一般的に、在来線と新幹線のホームは改札を隔てて分けられているものですが、「リレーかもめ」が到着した武雄温泉のホーム(10番線)は、島式のホームを挟んだ反対側(11番線)に新幹線の「かもめ」が待機しており、スムーズな“対面乗換”が可能な構造となっています ノリカエ…((((o* ̄-)o(なお、この対面ホームの10番線に入線する在来線の列車は基本的に「リレーかもめ」のみで、佐世保線の普通列車や特急列車が発着するホームは別にあり(1・2番線)、そちらから新幹線へ乗り換える場合には新幹線改札を通る必要があります)。


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武雄温泉の島式ホームを挟み、
左に到着した「リレーかもめ」と、
右で待機する長崎ゆきの新幹線「かもめ」。
同一ホームによる対面乗換ができます。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉


そんな武雄温泉のホームで対面に待機していた新幹線は「かもめ1号」。そう、わずか10秒で指定券が売り切れて満席になったという、当駅始発の下り“一番列車”です (゚∀゚*)オオッ!。
しかし、博多からの「リレーかもめ1号」は7時ちょうどに当駅へ到着し、接続する長崎ゆきの新幹線「かもめ1号」の発車時刻は7時03分 ( ̄  ̄;)サンプン…。同一ホームの対面乗換とはいえ、時間が短くてけっこうタイトです。せっかくの一番列車だけど、「リレーかもめ1号」から「かもめ1号」へ乗り継ぐ乗客の方たちは、記念撮影などをしているような余裕はほとんどなく、ちょっと慌て気味にホームを右から左へと移動しているご様子 アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。
え?アンタは急いで乗らないのかって? (´・ω`・)エッ?。いや、実は私もひと月前の発売開始日に「かもめ1号」の指定券をチャレンジしてみたのですが、窓側の席に限定して申し込んだこともあってか結果は敗北 (´д`;)アウ…。入手できた指定券は次発となる「かもめ3号」ですた (・ε・`)シャーナイネ。・・・というワケで私は「かもめ1号」には乗らず(乗れず)に、ホームから指をくわえてお見送りです σ(・∀・`)イイナァ…。
その発車前にとりあえず、新幹線のお顔(正面)を拝見しようと思って先頭車のほう(ホームの先端)に行ってみると・・・お!なんだか“賑やかなこと”をやっているぞ!(゚∀゚)オッ!


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長崎方の先頭車(1号車)の横では
「かもめ1号」の出発式が催されています。
私も一枚撮らせてっ!
p[◎]q▽≦*)パチャ!
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

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発車に合わせて右手をスッと挙げ、
「出発進行!」
(/`・ω・)ピシッ!
日本の鉄道路線網へ新たに
今日から西九州新幹線が加わりました。
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉


西九州新幹線、開業おめでとう!ヽ(´▽`*)ノオメデ㌧♪
人垣のスキマからちゃっかりと、ウマい具合に覗けた(撮影できた)「かもめ1号」の出発式 (「゚ー゚)ドレドレ。これはいいものが見られて、開業日ならではの貴重なシーンを写真に残すことができました (^_[◎]oパチリ。
もしも「かもめ1号」の指定券を私が希望どおりに取れていたとしたら、「リレーかもめ」から慌ただしく乗り換えていて、おそらくこの出発式を撮ることなどできなかったと思われるので(乗ってたら出発の合図は絶対に撮れないw)、乗車を「3号」のほうにしたのは結果オーライだったかもしれません ъ(゚Д゚)ナイス。まあ、「1号」に乗れなかった者の負け惜しみですけどね・・・ (。A。)アヒャ☆。
ちなみに、武雄温泉の駅長さんとともに出発の合図を務められたのは、“ちびっこ一日駅長”に任命された地元在住で4歳の“鉄道大好き少年くん” (゚ー゚*)コテツ。どういう経緯で彼が大役に抜擢されたのか私にはわからないけど、壇上に立ったのが芸能人やスポーツ選手などの有名人じゃなかったぶん取り囲む人垣がユルくて、スキマからの撮影もしやすかったように思います(笑)(長崎駅のほうの上り出発式は、長濱ねるさんだったのよね)。


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佐賀県武雄市に所在する武雄温泉。
当駅は武雄市の中心駅であり、
開湯から1300年の歴史を誇る武雄温泉郷
観光拠点となっています。
タケオ(゚ー゚*)キクチ
優等列車は先出の新幹線「かもめ」と
連絡特急「リレーかもめ」のほか、
佐世保線の特急「みどり」、「ハウステンボス」、
観光特急「ふたつ星4047」などが停車。
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

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「かもめ1号」が発車したあと、
次に武雄温泉の新幹線ホームに入ってきたのは、
「かもめ3号」長崎ゆき。
いよいよ私も西九州新幹線に乗車です。
(*゚v゚*)ワクワク♪
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

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西九州新幹線の愛称は「かもめ」のみで、
それに使われるのは
モノクラス6両編成のN700S8000番台。
東海道・山陽新幹線で使われている
N700S(系)をベースにした番台区分ですが、
裾部に施された赤い帯色が新鮮な印象で、
先頭車の先端には「かもめ」のエンブレムが
掲げられています。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

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車内はホテルのような心地よさをテーマに、
自然素材を多用した和洋折衷の空間を表現。
(´ー`)マターリ
座席は自由席が2+3配列で、指定席が2+2配列。
また指定席は座席のモケット(布地の柄)を
それぞれの号車ごとに変えており、
私が乗る2号車はモスグリーンの“獅子柄”です
(なお、普通車のみでグリーン車はありません)。


出発式を行った「かもめ1号」を送り出して、構内の賑わいが少し落ち着いたころ、私が乗る「かもめ3号」がホームに入線してきました (゚∀゚)オッ!。
手元の指定券に従って2号車へと乗り込むと、ほのかに漂うのはデビューしたての新車が放つ特有の匂い ( ̄・・ ̄)クンクン。西九州新幹線の開通とともに、「かもめ」で使われるN700S8000番台も今日が営業運転開始のデビューです *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*。背面や袖仕切りに木材を、モケットには和装布を用いた指定席車両の座席は、先輩である九州新幹線の800系を踏襲した印象で、東海道・山陽新幹線や東日本の各新幹線とは違う、個性的な“九州(の新幹線)らしさ”を覚えます (・∀・)イイネ。幅が広くて座り心地のよいシートだなぁ (´ー`)マターリ。ちなみに、満席が伝えられた「1号」に対して「3号」のほうは、左右両端の窓側の席こそほぼ埋まっているものの、通路側は半分以上が空いており、私の隣も空席でした。
そして先ほどの「1号」と同様にやはり、「リレーかもめ3号」からの接続を取った「かもめ3号」は、定刻の7時43分に武雄温泉を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。私がまだ未踏の鉄路を、新幹線は滑るように走り出します (*゚v゚*)ワクワク♪。


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「リレーかもめ」からバトンを受け継ぎ、
新幹線「かもめ」が長崎へ向けて出発!
(/*´∀`)o レッツラゴー♪
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉
(車窓から)

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武雄温泉を出るとすぐに佐世保線と分かれて、
西九州新幹線は南に進路を取ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉-嬉野温泉
(車窓から)

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次の停車駅は嬉野温泉。
(゚ー゚*)ウレシノ


西九州新幹線は、佐賀県武雄市の武雄温泉から、同県嬉野市の嬉野温泉(うれしのおんせん)、長崎県大村市の新大村(しんおおむら)、同県諫早市の諫早(いさはや)の各駅を経て、長崎市の長崎にいたる、全長66.0キロ(実距離、営業キロは69.6キロ)の新幹線 (・o・*)ホホゥ。
当新幹線は本来、九州新幹線の新鳥栖を介して福岡県の博多と長崎を結ぶ計画(整備新幹線計画)となっており、武雄温泉〜長崎はそのうちの暫定開業区間という位置付けなのですが、武雄温泉以東への延伸(新鳥栖〜武雄温泉)は佐賀県との議論が進まずに、現時点(2022年9月)で全通は未定となっています ( ̄。 ̄)ヘー。


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新幹線の車窓から望む、
佐賀と長崎の県境に連なる山々。
あくまでも個人的な印象ですが、
西九州新幹線の防音壁は全体を通して
少し高く感じる気がします。
気のせいかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉-嬉野温泉
(車窓から)

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武雄温泉から10.9キロ、
わずか6分ほどで嬉野温泉に停車。
当駅はほかに接続する路線がなく、
今回開業したなかでは唯一、
西九州新幹線のみの単独駅です。
(・o・*)ホホゥ
駅名にもなっている嬉野温泉
大小50軒近くの旅館やホテルがならぶ
西九州屈指の温泉街で、
日本三大美肌の湯に数えられる
名湯だそうです。
▲22.9.23 西九州新幹線 嬉野温泉
(車窓から)

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次の停車駅は新大村。
(゚ー゚*)シンオームラ

0033.jpg
佐賀と長崎の県境にある
俵坂トンネルを抜けると、
下り列車の進行方向の右手には
大村湾の海景色が望めます。
(´▽`*)ウミ♪
あいにく今日は曇っているけれど、
トンネルが多い西九州新幹線の車窓では
このあたりの眺めがいちばんよさそう。
(・∀・)イイネ
▲22.9.23 西九州新幹線 嬉野温泉-新大村
(車窓から)

0034.jpg
そして新大村の手前で見られるのは、
西九州新幹線の車両基地である大村車両基地
(熊本総合車両所大村車両管理室)。
ちなみに当車両基地のすぐ横を走る
在来線の大村線には、
本日の西九州新幹線の開業に合わせて
新駅が設置されたのですが、
駅名はそのまんま「大村車両基地」(笑)
( ̄∀ ̄*)マジカ
▲22.9.23 西九州新幹線 嬉野温泉-新大村
(車窓から)

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新大村は大村線(諫早〜早岐)との接続駅で、
こちらも新幹線の開業に合わせて設置された
新駅です。
なお、大村市の中心街は
当駅から大村線で上り方向へ二駅目の大村。
▲22.9.23 西九州新幹線 新大村(車窓から)

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新大村のホームでは地元の方(?)が、
歓迎の旗をふって新幹線を見送ってくださいました。
ありがとうございます。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
▲22.9.23 西九州新幹線 新大村(車窓から)

0037.jpg
次の停車駅は諫早。
(゚ー゚*)イサハヤ


新幹線開業以前に特急「かもめ」が走っていた長崎本線は、肥前半島(広義的に見る佐賀県西部および長崎県の本土部一帯)南部の有明海側に線路が敷かれていて、車窓からもその海景色がよく望めたのですが ( ̄▽ ̄*)ウミ、西九州新幹線のほうはいくつものトンネルを抜けて同半島の真ん中を突っ切り、いかにも景色より速達性を重視したようなルートとなっています(新幹線ってそういうものだけど)バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
そんななかでも、今まで鉄道が通っていなかった嬉野温泉の駅名を目にすると新鮮さを感じ (゚∀゚)オッ!、また、佐賀と長崎の県境付近では断続するトンネルの合間に緑深い山景色が、新大村付近では半島西部の大村湾がわずかに望めるなど (゚∀゚*)オオッ!、全体を通してトンネルの多さは仕方なく感じるものの、意外と変化のある車窓風景が楽しめます (・∀・)イイネ。ちなみに大村湾の海が見えるのは、長崎ゆきの下り列車で右側(上り列車で左側)の車窓。4列の指定席なら“D席”、5列の自由席なら“E席”で \_( ゚ロ゚)ココ重要、私もこのことを踏まえて、D席の指定券を発券していただきました (*・∀・)つ[キップ]。


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沿線の会社の屋上にも
開業を祝うお手製の横断幕が掲げられており、
何人かの方が新幹線に向かって
手をふられています。
このような光景は開業日ならではですね。

ありがとうございます。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
▲22.9.23 西九州新幹線 新大村-諫早
(車窓から)

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既存の駅に新幹線が併設された諫早は
長崎本線と大村線、
ローカル私鉄の島原鉄道(諫早~島原港)が接続。
先ほど武雄温泉の手前の
江北で別れた長崎本線とは、
ここで合流することになります。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
▲22.9.23 西九州新幹線 諫早(車窓から)

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次の停車駅は終点の長崎。
(゚ー゚*)ナガサキ


嬉野温泉、新大村と、今回の新幹線開業に合わせて設置された新駅が続きましたが、既存の在来線駅に併設されて過去に私も訪れたことがある諫早に着くと、あらためて新幹線が長崎の地を走っていることを実感します (´ω`)シミジミ。
そして路線で最長となる7,460mの新長崎トンネルを通り抜けると、もうそこは長崎の市街地です (゚∀゚)オッ!。右手に稲佐山を眺めながら減速した新幹線「かもめ」は、ゆっくりと長崎に終着しました (・ω・)トーチャコ。武雄温泉からの乗車時間はわずか29分(同区間の最速列車は23分)と実際に短かったけど、ホントにあっという間の感覚だったなぁ。もう降りちゃうのがもったいないくらい(笑)


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最後に長〜いトンネルを抜けると
車窓の右手に見えたのは
長崎の観光名所で知られる稲佐山
(゚∀゚*)オオッ!
おお!ここに出るのか!
・・・って感じです(笑)
▲22.9.23 西九州新幹線 諫早-長崎
(車窓から)

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ドーム型の白い屋根が印象的な
長崎のホームに到着する「かもめ」。
ああ、ホントに長崎に新幹線が
できたんだなぁ。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲22.9.23 西九州新幹線 長崎


これにて西九州新幹線の武雄温泉〜長崎を完乗 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。中途ハンパな開業区間で、全長66キロほどの“日本一短い新幹線”ですが、私にとっては大きな達成感が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

博多0600-(特急リレーかもめ1号)-武雄温泉0700~0743-(新幹線かもめ3号)-長崎0814


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新幹線の開業にともない、
大規模なリニューアルが行なわれた長崎駅。
壁面がガラス張りのホームは、
駅の外からも新幹線の姿がよく見えます。
スケスケ( ̄▽ ̄)スケルトン
▲22.9.23 長崎本線 長崎


さて、念願の西九州新幹線に乗って、長崎へとやってきた私。
“開業初日の新幹線に乗る”という目的は早々に果たせたけど、このあとはどうしましょうか・・・σ(゚・゚*)ンー…。ちゃんぽん?トルコライス?五島うどん? (゚
¬゚*)ジュル。おっとその前にまずは、新幹線開業の“記念きっぷ”を買わなきゃ ε=┌(*゚д゚)┘キップ!。


0707.jpg
“西九州新幹線開業記念きっぷ”には
すでに長い列ができているけど・・・
まだ買えるのかな?
σ(゚ー゚*)キップ…



・・・九州の鉄旅、次回に続きます。