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水戸線・常磐線・・・「いばらきまんぷくトレイン」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.10.29 水戸線・常磐線 
“ときわ路”をゆく国鉄特急色
「いばらきまんぷくトレイン」 撮影
 
 
茨城県で来年(2023年)の秋に実施される予定となっている、「茨城デスティネーションキャンペーン2023」(茨城DC)( ̄  ̄*)イバラキ。この“デスティネーションキャンペーン”は、JRの旅客各社と地域(県・市町村・地域観光事業者等)が一体となって行う大規模な観光キャンペーンで、開催地域(今回は茨城県)の魅力を発見、または再発見するいい機会であるとともに、JRが絡んでいることから、そのキャンペーン期間中にはいろいろなイベント列車(臨時列車やツアー列車など)も運行され、私のような鉄ちゃん(鉄道ファン)にとって興味深いものとなっています (*・`o´・*)ホ─。
そんな「茨城DC」の本番(本開催)は来年秋(2023年10月〜12月)なのですが、それを事前に周知させる狙いなどから、一年前となる今秋(2022年10月〜12月)には、やや小規模な「茨城“プレ”DC」が先行開催され、ここでもいくつかのイベント列車が運行される模様 (゚ー゚*)プレ。そのなかで私の目が留まったのが、茨城各地のご当地グルメなどを車内でいただきながら、県内の水戸線と常磐線をぐるっとまわるような経路が設定された、ツアー列車(事前募集制の団体臨時列車)の「いばらきまんぷくトレイン」号。なんとも楽し気な列車名(ツアー名)じゃありませんか (゚∀゚)アヒャ☆。
残念ながら私は乗車して美味しいものを食べる側ではないけれど、沿線で撮影する“撮り鉄”として当列車を味わいたい(愉しみたい)と思い (・∀・)イイネ、また、天気予報によると運行日は晴天となりそうなので、それを期待して茨城へ向かうこととしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


10月29日(土)


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赤羽のホームに入ってきたE231系は
宇都宮線の宇都宮ゆき普通列車。
(゚ー゚*)トホセソ
東京や上野でなく赤羽からだと
混んでいて座れないかな・・・
と、懸念していましたが、
ロングシートの一角にありつけました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲東北本線 赤羽


埼玉県に近い、都内北区の赤羽(あかばね)。その高架ホームから見上げる空は、予報どおりに清々しい青空が広がっています (´▽`*)イイテンキ♪。
先日の「EL鉄道開業150年号」を群馬の上越線へ撮りに行った時のように、早朝の5時半や6時くらいに都内から北関東方面へ出発するときは、まだ埼京線や湘南新宿ラインが新宿を発着する(乗り入れる)時間帯ではないので、とりあえず上野まで出て宇都宮線や高崎線に乗ることが多い私ですが、今回は少し遅めの出発(といっても7時ごろ)だったため、新宿からバイパスルートとなる埼京線で赤羽へ行き、そこから宇都宮線の宇都宮ゆき下り普通列車に乗り継ぎました ノリカエ…((((o* ̄-)o。


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小山で水戸線に乗り換えます。
当線で使われているE531系といえば、
一本だけ存在する“赤電”
(昔の電車の復刻色)
をちょっと期待したのですが、
ホームで待っていたのは
見慣れた青い帯の通常編成でした。
(´σД`)ナーンダ
▲東北本線 小山


栃木県の小山(おやま)でさらに、宇都宮線から水戸線の水戸ゆきに乗り換え ノリカエ…((((o* ̄-)o。
小山と茨城県の友部(ともべ)の間をむすぶ水戸線(一部の列車は友部から常磐線の水戸方面へ直通)は、拙ブログでこれまでに何度かご紹介しているお馴染みの路線なので、今回は詳細を省かせていただきますが (゚ー゚*)ミトセソ、きょうの撮影目的である「いばらきまんぷくトレイン」は単純な往復運転でなく、都内の上野を起点(始発駅)に宇都宮線、水戸線、常磐線を一周するような凝った経路(上野〜小山〜友部〜高萩〜上野)で走行するため、そのなかで私は宇都宮線や常磐線より沿線風景が比較的のどかな水戸線での撮影を選んでみました (・∀・)イイネ。
小山から下り列車で15分ほどの川島(かわしま)で下車。


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2015年に改築されたという
いま風のシンプルな駅舎を構える川島。
ちなみに当駅の歴史年表によると
1889年(明治22年)に
地域名由来の「伊佐山」の駅名で開業するも、
わずか一ヶ月後には
現駅名の「川島」に改称されています。
このひと月でいったい何があったのでしょう・・・
σ(゚・゚*)ンー。
▲水戸線 川島


新宿0645-(埼京609K)-赤羽0701~0710-(東北1522E)-小山0816~0823-(水戸735M)-川島0837


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久しぶりに当地を訪れてみると
いつの間にか駅前には
こんなモニュメントができていました。
“人面土器”とな?
(=゚ω゚=*)ンン!?

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この土器は昭和14年(1939年)に
川島駅から近いところにある
女方遺跡の発掘調査で発見された
弥生時代中期のもので、
遺骨を埋葬(再葬墓)する際に使われる
“人面付き壷形土器”(人面土器)
粘土紐によって目、鼻、口、顎が
立体的に表現されています。
今記事のタイトルカットも参照)
( ̄。 ̄)ヘー
なお、もちろんこれはレプリカのモニュメントで
ホンモノは東京国立博物館に収蔵。


茨城県筑西市(ちくせいし)に所在する川島は、栃木から茨城へかけて流れる鬼怒川の左岸(東岸)に位置し、河川敷へは駅から歩いて数分ほどの近い距離 ( ̄  ̄*)キヌガワ。そしてそこに架けられた水戸線の鉄橋(鬼怒川橋梁)は、当線の列車が手軽に撮れるスポット(撮影地)として“撮り鉄”に知られています (・o・*)ホホゥ。


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鬼怒川の河川敷からは
日本百名山のひとつに数えられる
筑波山もよく見えます。
(゚∀゚)オッ!
特徴的な双頭峰の山容、
北西に位置するここから眺めると
左が男体山(標高871m)で、
少し高い右が女体山(同877m)。

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そびえたつ筑波山を望みて走る
水戸線の普通列車。
時間的、方角的に逆光となるため、
“黒い水戸線”状態です(笑)
“黒い〇〇線”は最近のマイブーム?w)
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲水戸線 川島-東結城


一昨年(2020年)のEF81形電気機関車による採石運搬用貨車の回送(西金ホキの入場配給)など、ちょくちょく当地へ撮影に訪れている私 (^_[◎]oパチリ。個人的な定番として、水戸線の鉄橋の下流側に並行して架かる、道路橋の“川島橋”でカメラを構えることが多いのですが、今回はちょっと別のアングルを模索してみようかと思い σ(゚・゚*)ンー…、いつもとは鉄橋の逆側にあたる上流のほうから背景に筑波山を入れて、ためしにE531系の普通列車を撮ってみたものの、午前のいまは北西から南東を望むと、太陽を真正面に見る“ド逆光” (つ▽≦;)マブシッ!。いっそのこと逆光を活かしたシルエットでの画づくりも面白いかと考えたけど、それをあえて「いばらきまんぷくトレイン」でやることもないか・・・と判断し、やはりいつもの川島橋へと向かうことにします コッチ…((((o* ̄-)o。


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やってきたのは定番の川島橋。
川下に架かるこの橋上から
水戸線の鉄橋と鬼怒川を望みます。
(「゚ー゚)ドレドレ

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河原に轟音を響かせて
鬼怒川に架けられた鉄橋を渡る
E531系の普通列車。
これもノーマルな青帯の編成で、
SNSの情報などをチェックしてみても
どうやら今日の水戸線の運用に
“赤電”は就いていないみたい。
(´σД`)ナーンダ
▲水戸線 東結城-川島


鬼怒川と広い河川敷をひと跨ぎする水戸線の鬼怒川橋梁(鉄橋)は、全長550メートルのプレートガーダー橋で、トラスがなく列車をスッキリと撮ることができます (・∀・)イイネ。いつも似たようなアングルになっちゃうけど、まあ、今日のような快晴なら奇をてらわず、順光となるこの場所から素直に撮るのが無難かな (´ω`)ブナン。
それと、この川島橋のたもとには、ちょいと気になる看板が立てられています (=゚ω゚=*)ンン!?。


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川島橋のたもとに掲出された看板。
え?来春以降この橋は渡れなくなるの!?
( ̄△ ̄;)エッ…

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銘板には竣工が
昭和28年(1953年)とあり、
架橋から来年でちょうど70年か。


それによると、旧道である川島橋から150メートルほど下流のほうへ新たに、新道(結城バイパス)の“新川島橋”が開通したことにより(橋はすでに使用開始)、既存の川島橋は来年(2023年)の春ごろを目処に車道、歩道ともに通行止(使用停止)となるらしい ( ̄△ ̄;)エッ…。
たしかに今までの川島橋は車道が狭くてクルマが走りづらそうだったので(現在は一方通行)、四車線化で両側に歩道も併設された新橋への移行は端から見ても納得・・・だけど、余所者の私が何かをいう立場でないのは重々承知のうえ、あくまでも“撮り鉄”としての勝手な目線で見た場合、もうすぐこの川島橋の橋上から水戸線が撮れなくなるのはちょっと残念 σ(・∀・`)ウーン…。もちろん、橋の下の河川敷からも鉄橋を渡る列車はきれいに撮れるし、ひょっとしたら新川島橋からはまた違ったアングルが得られるのかもしれないけど(ただし現在は旧橋の川島橋が存在するため、新川島橋から水戸線の鉄橋はスッキリと望めないハズ)、個人的に好みだった定番アングルはまもなく消滅となりそうです (´・ω…:.;::..キ、キエル…。もしかすると、この場所で“ネタもの”(臨時列車など)を私が撮れるのは、今日の「いばらきまんぷくトレイン」が最後になるかも・・・。そう考えると、たとえ過去の刷り直しのようなアングルになっても、今回はここで撮っておきたくなります (-`ω´-*)ウム。
そんな橋の事情があるなかですが、橋上に見られる同業者(鉄ちゃん)の数はわずか2、3人程度とまったり (´ー`)マターリ。穏やかな秋晴れのもとで川のせせらぎを耳にしながら待っていると、やがて鉄橋の左手(上り方)から件の列車は姿を現しました ε-(°ω°*)キタ!。


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秋晴れの空とそれ映す川面の
青さが際立つ風景のなか、
クリームと赤のツートンカラーという
伝統の国鉄特急色を纏った列車が
鮮やかに映えます。
▲水戸線 東結城-川島


国鉄特急色、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
電子フォーン(警笛)を軽く鳴らして、橋上へ躍り出た「いばらきまんぷくトレイン」。その正体・・・というか、使用されていた車両は、かつて国鉄時代の特急列車(485系や183系など)に塗られていた“国鉄特急色”のイメージを現代に再現した、波動用のE653系・K70編成 (゚∀゚*)オオッ!。この美しいカラーリングの列車を逆光で黒く潰しちゃうのは惜しいので、筑波山バックのシルエットでなく、順光で撮ったのは正解だったかな ъ(゚Д゚)ナイス(滑らかな流線形をしたE653系の先頭部は、シルエットで撮っても面白いんだけどね)。
そして、長いガーダー橋に7両編成の国鉄特急色の列車が収まる様はなかなか見ごたえがあり、それを適度な距離感で真横から狙えるのが、この川島橋で得られるアングルの醍醐味だと個人的には感じていました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。それが思いも寄らない橋の閉鎖とという形で、まもなく撮れなくなってしまう可能性が高いけど、私にとって今回の「いばらきまんぷくトレイン」がここでの最後の撮影機会になったとしても、晴天の好条件で国鉄特急色のE653系が撮れたことで、満足のいく記録が残せたと思います (^_[◎]oパチリ。


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天高く馬肥ゆる秋。
「まんぷくトレイン」の車内では今ごろ
乗客のみなさんが美味しいものを
食べているのでしょうか。
(゚-、゚)ジュルリ
▲水戸線 東結城-川島


川島で普通列車との単線交換(行き違い)を控えているため、速度を落としてゆっくりと鉄橋を渡り進む「いばらきまんぷくトレイン」...(((o*・ω・)o。それを同じ立ち位置から追うようにしてもう一枚、今度は蒼天の空を思いっきり広く入れたアングルでパチリ (^_[◎]oパチリ。オマケに撮ったカットだけど、空気が澄んだ今の時期らしい空の青さが際立って、意外と面白い画になりました (´▽`*)サワヤカ♪。

これで川島橋での最後の(?)撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
次にここへ撮影に来る機会があれば、今度は河川敷でカメラを構えてみようかな。


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来たときと同方向へ進む
下り列車の友部ゆきに乗って
川島をあとにします。
▲水戸線 川島

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水戸線の車窓からも望める筑波山。
(゚∀゚)オッ!
友部方面の下り列車なら進行方向右手、
小山方面の上り列車なら左手に見えます。
▲水戸線 下館-新治(車窓から)

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友部で乗り換えたのは
水戸線と同じE531系ですが
こちらは常磐線の普通列車。
( ̄  ̄*)ジョーバン
▲常磐線 友部


さて、鬼怒川の鉄橋を渡って水戸線を友部方面に下った「いばらきまんぷくトレイン」は、友部から常磐線の下り線へ直通して県北部の高萩(たかはぎ)まで行き、そこで折り返すと今度は常磐線を上って、最終的に都内の上野へと帰着する行程。水戸線と常磐線をぐるっとまわる経路ではあるものの、友部と高萩の区間は往復する形となります (・o・*)ホホゥ。
それならば、当列車が高萩まで行っているあいだに、私は川島から後続の水戸線で友部に出て常磐線へ乗り換えて、高萩方面とは逆に向かう土浦(つちうら)ゆき上り列車で、友部以南(上り方)の撮影ポイントに先回りする計画を立ててみました サキマワリ…((((o* ̄∀)o。
川島から二本の列車を乗り継いで一時間、やってきたのは友部の上り方の隣駅である、岩間(いわま)。


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友部の次駅の岩間で下車。
イワマ(゚ー゚*)サオリ
2012年に改築された近代的な橋上駅舎には
ギャラリースペースを備えた東西自由通路の
「あいろーど」が併設されています。
ちなみに当駅のある茨城県笠間市は
全国屈指の栗の産地で、
さらにそのなかでもここ岩間産の栗は
名ブランドとして知られているそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲常磐線 岩間


川島1123-(水戸745M)-友部1214~1221-(常磐550M)-岩間1227

駅の西口を出ると正面に見えるのが、さほど高くない低山ながら存在感のある、標高305メートルの“愛宕山(あたごやま)” (゚∀゚)オッ!。その山中には、日本三大火防神社のひとつに数えられる愛宕神社や、天狗伝説が伝えられる飯縄神社が建立されており、年間を通して多くの参拝客が訪れます (・o・*)ホホゥ。また、駅から神社までは徒歩で50分ほど、山頂まで登っても一時間半程度で到達できるそうで、手軽なハイキングコースにもなっています (・∀・)イイネ。
そんな愛宕山の愛宕神社が私の次なる目的地。そこを目指す理由はもちろん、ハイキングを楽しむためでも、神社への参拝でもなく(行くならちゃんとお参りはするけど)、「いばらきまんぷくトレイン」を撮るためです (*`・ω・´)-3フンス!。


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岩間駅から愛宕神社までは
およそ3キロ強の道のりで、
駅前の案内板によると
所要時間の目安は40〜50分くらい。

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愛宕山の山上へは
クルマも走れる道路が整備されており、
険しい山道ではありません。
上り坂がちょっと(?)キツい程度。
ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…

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常陸国(茨城)の愛宕神社
創建が平安時代の
大同元年(806年)と伝えられる
長い歴史を持つ神社で、
“日本三大火防神社”のひとつに
数えられます。
とくに空気が乾燥する今の時期、
火災に遭わぬようお参りしていこう。
人-`ω´-*)ヒノヨージン


行きしなにコンビニで買ったオニギリを携えて、さほど険しくはないものの、だらだらと長く続く印象の上り坂を山上に向かってひたすら歩き続けると ...(((o*・ω・)o、やがて目安とされていた40分ほどで愛宕神社の鳥居が見えてきました (゚∀゚)オッ!。そして最後の試練に、天狗も修行に使った(?)と云われる315段もの急な石段を息を切らしながら登りきって、愛宕神社の本殿(拝殿)に到達 ε-(´o`;A フゥ…。まずはご挨拶にお参りを済ませてから、境内の一角にある“見晴らし台”へ向かいます。
そこからの眺めは・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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愛宕神社の境内の東側に設けられ、
ベンチなどが置かれた“見晴らし台”。
そこからはあたり一帯が広く見渡せて
気持ちのいい眺めです。


おお!これはなかなか壮観な展望じゃないですか w(*゚o゚*)wオオー!!。
すぐ下に広がる岩間の街なみはもちろん、乾燥して空気が澄んだ今の時期は、ビルが建ち並ぶ水戸の街なども遠くに見えており、眺望の爽快感とともに、この高さまで上がってきた達成感も覚えます ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
そんなダイナミックな俯瞰景色のなか、街はずれの田園地帯にまっすぐ伸びる、常磐線の線路を確認 m9っ`∀´)ミッケ!。さっそくそこへ向けて、望遠レンズを装着したカメラを構えます スチャッ!( >_o)r┬=≡[]。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・( ̄△ ̄;)エッ…


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愛宕山の上空は
だいぶ雲が増えてきたなぁ・・・。

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赤い電気機関車を先頭にして、
煉瓦色のタンク車を連ねた貨物列車が
雲影で斑模様となった田園をゆく。
▲常磐線 岩間-羽鳥


あああ、まんだーら・・・ マソダーラ♪ヽ(・ω・。ヽ)(ノ。・ω・)ノマソダーラ♪。
私が現地に着いて15分ほどが経った頃にやってきたのは、常磐線名物(?)としてコアな撮り鉄に知られた存在の、通称「安中貨物」( ̄  ̄*)アンナカ。当列車は金属亜鉛の製錬過程で生成する“亜鉛焼鉱”なるものを運ぶ特殊な貨物列車で(煉瓦色のタンク車はそれ専用の貨車)、福島県の小名浜(おなはま)と群馬県の安中(あんなか)のあいだを一日一往復運行されていることから、そう呼ばれています ( ̄。 ̄)ヘー。
せっかくなら「いばらきまんぷくトレイン」だけでなく、私が岩間の駅に着いてから約一時間後に通過する、この「安中貨物」も山上の俯瞰ポイントから撮りたいと思って σ(゚・゚*)ンー…、お昼ゴハンの時間を省いてコンビニのオニギリを買い、少し急ぎ目に愛宕山への坂道を上がってきたのですが ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…、おかげで通過時刻には余裕で間に合ったものの、タイミング悪く“流れ雲のイタズラ”による影落ちで、列車の編成の前半分には日差しがあたり、後ろ半分は翳るという、見事なまでの“まんだーら”(まだら模様になっちゃう失敗例を表した“撮り鉄用語”)となってしまいました ヽ(´д`;)アア…。あーあ、こんな結果になるなら、急がずに駅前の食堂でラーメンでも食べてくればよかったかな・・・(^^;)ゞポリポリ。
それでも、編成の全体が影にドボンよりは、先頭の“金太郎”(EH500形電気機関車)に日が当たっただけ、絵的に少しは面白さが感じられて、まだマシだったと言えようか "o(-ω-;*)ウゥム…。


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まんだーらの景色のなか、
かろうじて編成の全体に日が当たった、
E657系の特急「ひたち」
最高時速130キロを誇る
常磐線のエースです。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲常磐線 岩間-羽鳥

0029.jpg
いっぽう、完全に日が翳った状態で
上りの普通列車と下りの特急列車が離合。
なお、現在の常磐線には
長距離運行で速達タイプの「ひたち」と
短距離で停車駅が多い「ときわ」、
この二種の特急列車が走っており、
そのどちらにも共通のE657系が使われています。
▲常磐線 岩間-羽鳥


午前中に「いばらきまんぷくトレイン」を撮った水戸線の川島(鬼怒川鉄橋)では、ほとんど雲が見当たらない快晴の青空でしたが (゚∀゚*)バリハレ♪、その後は昼過ぎからだんだんと雲が湧いてきて、特急「ひたち」や「ときわ」を撮った写真を見ていただいてもわかるとおり、上空は「安中貨物」のときよりもさらに雲の勢力が増して青空を浸食 ( ̄  ̄;)クルクモル…。もはや流れ雲が太陽をいたずらに隠す程度ではなく、雲間から時おり日が差すといった状況になってしまいました (´〜`;)ウーン。ただでさえ列車が小っちゃくしか写らない遠景の俯瞰撮影なのに、車体に日が当たらないとその存在感や印象が薄くなり、なんとも微妙でイマイチな感じです “o(-“-;*)シモイマイチ…。
お目当ての「いばらきまんぷくトレイン」はどうなるかなぁ σ(・∀・`)ウーン…。ちなみに先日の上越線で撮った「EL鉄道開業150年号」ではド逆光の撮影地だったため、通過時に雲が日を隠すことを望んでいたのに 八(゚- ゚)クモッテ、今回はタイミングよく日が当たってくれることを願うとは 八(゚- ゚)ハレテ、我ながらなんとも都合のいいハナシだと思いますが、はたしてその結果は・・・(°_°;)ドキドキ。


0030.jpg
雲間から差した
秋の陽光に照らされて、
ノスタルジックな装いの列車が
常磐路(ときわじ)を往く。
▲常磐線 岩間-羽鳥


愛宕山俯瞰で国鉄色が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
西日を受けて常磐線を走りゆく、国鉄特急色E653系の「いばらきまんぷくトレイン」(゚ー゚*)マンプク。先述したとおり、純粋な国鉄特急型車両ではないけれど、この遠景で見る限りはまったく違和感なく、その姿はかつて当線の特急「ひたち」に使われていた純国鉄型の485系と見紛うばかりで、個人的に常磐線になじみの深い私にとっては感慨深いものがあります (°∀°*)ヨンパゴ!。やっぱりこのカラーリングは落ち着きがあっていいものだなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
そして懸念していた空模様はというと、ご覧のとおり景色の奥のほうこそ翳っているものの、手前の列車が走っているあたりは絶妙のタイミングで日が差した!(゚∀゚*)オオッ!・・・のですが、
この「いばらきまんぷくトレイン」の写真を、先ほどの「安中貨物」や「ひたち」を撮ったものと見比べてみると、景色の感じがちょっと違うのが分かります  (´・ω`・)エッ?。


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一枚上の写真を
列車の部分だけクローズアップ。
どうにか編成全体に日が当たった!
・・・けど?


実はこのアングル(全景図のほう)、見晴らし台の同じ立ち位置から狙ったものに変わりはないのですが、「安中」などを撮った“定番アングル”の少し手前にあたる個所(岩間寄り)を、カメラの角度を少しばかり変えて望んだもので、定番アングルの田園地帯に比べると線路まわりに住宅などの建物が多く写り込み、ちょっとごちゃごちゃした印象が否めません。なので、こちらは予備的な抑えのつもりで撮った、“第二候補”のアングルといったところ ( ̄  ̄)ヨビ。
んじゃ、第一候補の定番アングルは・・・(;`ロ´)ハッ!


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広く雲影に包まれる景色のなか、
微かに浴びた陽の光で浮かび上がる
「いばらきまんぷくトレイン」。
▲常磐線 岩間-羽鳥


景色のほとんどが雲影に覆われていて薄暗くなり、まるで“暗黒の世界”じゃないか(苦笑)ψ(#`∇´)ψウケケケケ。
通過直前の空に居座った大きな雲塊を見て、もう定番アングルに日が当たることはほとんど諦めていた状況でしたが (´Д⊂ダメポ、そんななかでわずかながら手前にだけ日差しが届き、かろうじて「いばらきまんぷくトレイン」を浮かび上がらせてくれました (゚o゚*)オッ!。
これはちょっと幻想的に見えて、意外と悪くないかも?
σ(゚・゚*)ンー…、いやいや、やっぱり典型的な“まんだーら”の撃沈(失敗)例か? (´д`;)マソダーラ…。なんだか良いのか悪いのかよくわからない一枚となったけど ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、「雲間から日が差したらラッキー」といえる状況のなか、咄嗟に角度を変えた“第二アングル”では編成の全体に日が当たったし、“定番アングル”でもマンダーラながら面白い画(?)が撮れたので、まあヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。必ずしも思い通りには行かないけど、思わぬ結果になることもある。それが鉄道写真というものです (-`ω´-*)ウム。

翳った田園風景のなかを走り去ってゆく「いばらきまんぷくトレイン」を、高台から姿が見えなくなるまで見送って、本日の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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下山は駅まで30分ほどで到達できました。
「いばらきまんぷくトレイン」の
あとを追うようにして、
私も上野ゆき上り普通列車で帰ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
▲常磐線 岩間


茨城県の観光キャンペーン(茨城プレDC)の企画で、当県の水戸線や常磐線をめぐるように運行された、E653系の「いばらきまんぷくトレイン」。
水戸線の鬼怒川橋梁では、いままで撮影地としてきた川島橋が来春をもって廃止となることを知って、少なからず衝撃を受けましたが Σ(゚∇゚;ノ)ノエッ!?、快晴のもとで撮れた国鉄特急色の列車は、個人的に当地でのいい記録になったと思います (^_[◎]oパチリ。そして常磐線の愛宕山では、上空に湧いた雲に影を落とされてしまい、思い描いていたような晴天でのきれいな俯瞰写真が撮れたわけでないけれど σ(・∀・`)ウーン…、かろうじて雲間から差した陽の光に照らされる国鉄特急色の姿は、その撮影成果以上に印象に残るものがありました (´ー`)シミジミ。
“食欲の秋”にふさわしい企画の「いばらきまんぷくトレイン」。きっと乗客のみなさんは列車名のとおり、車内で召し上がった数々のご当地グルメで満腹となったでしょうし マンプク!()´З`)=3、私も撮影のほうで国鉄特急色の魅力を存分に満喫しました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪(お昼ゴハンがオニギリ2ヶだけだったので、お腹は空いたけどね(笑))。


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前半はスッキリとした快晴、
後半は雲が広がった一日。
常磐線の車窓から見た筑波山も、
そんなきまぐれな秋空が表れた夕景でした。
(´ー`)キマオレ
なお、水戸線側の眺めとは逆に、
今度は向かって左が男体山で
右がちょっと高い女峰山です。
▲常磐線 高浜-神立(車窓から)

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そして上野に到着したあとのE653系は、
所属する車両基地(勝田車両センター)まで
回送列車として常磐線を下るため、
その様子を途中の松戸で眺めてみました。
(^_[◎]oパチリ
一日かけて茨城をめぐった国鉄色E653系、
おつかれさまでした。
(´w`*)ドツカレサン
▲常磐線 松戸


岩間1551-(常磐398M)-松戸1715~1733-(1220M)-東京1800