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神戸市営地下鉄・・・北神線 乗車記 [鉄道乗車記]

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2023.03.04 神戸市営地下鉄
一駅間だけの“乗り直し”
北神線 乗車
 
 
3月の第一週目に仕事の出張で関西のほうへ赴いた私 シュッチョ…((((o* ̄-)o。
そのついでに(?)、先月(2/13)より線路が地上線(旧・梅田信号場経由)から地下線(大阪うめきた地下ホーム経由)へ切り替えられたばかりの「梅田貨物線」(新大阪〜西九条の区間)を通ってみたくて、京都から大阪までの移動に特急「はるか」を利用(特急券は自費購入)(´∇ノ`*)オホホホホ。旅客線と貨物線の転線を繰り返す複雑な経路を走るという、当列車ならではのマニアックな車窓風景を存分に楽しみました (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

そして実はこれのみならず、“出張ついでの鉄旅”(?)にはもうちょっとだけ続きがあります。
出張業務の最終日は金曜日(3/3)、それならば関西にもう一日ほど延泊して(この宿泊費ももちろん自腹で)、週末の土曜日を鉄道趣味(撮り鉄や乗り鉄)にウマく活かしたいところ (・∀・)イイネ。たまたまながら数日前(2/27)には兵庫県の和田岬線で使われている103系の引退が公表されたため、できればそれを記録したいなと思いますし、そのほかにも効率よく絡められそうな “とある目的” がアタマの中に浮かびます σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私は大阪での仕事を終えてからJR神戸線(東海道本線)の下り列車に乗り、神戸市の兵庫(兵庫区)へ向かいました ...(((o*・ω・)o。


3月4日(土)


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神戸市兵庫区に所在する
山陽本線の兵庫。
( ̄  ̄*)ヒョーゴ
当駅は1888年(明治21年)に開業し、
現駅舎は高架化の際に改築された二代目ですが、
それでも1930年(昭和5年)に建造の
歴史あるものです。
▲山陽本線 兵庫


兵庫で迎えた土曜日の朝 (‘-‘*)オハヨン。前日に続いて今日も朝から晴天のいいお天気です。
兵庫駅のある神戸市兵庫区は、県名にもなっている“兵庫”が堂々と付いた街ですが ( ̄  ̄*)ヒョーゴ、このあたりはおもに住宅地が形成されており、また工場や倉庫なども多く、賑やかな繁華街の元町や三宮に比べると落ち着いた雰囲気・・・というか、何となくあか抜けない印象 σ(゚・゚*)ンー…。そんな当地は繁華街よりも宿泊施設の料金がリーズナブルに抑えられているようで、神戸観光などにおける穴場の宿泊地といえるかもしれません (*-∀-)ホホゥ(なお、兵庫はJR神戸線の上り普通列車で神戸まで一駅、三ノ宮まで3駅のところに位置していて意外と便利なんです)。
ちなみに今回の私がネットで選んだビジネスホテルのプランは、シングルルーム(ダブルベッド仕様で部屋の広さもとくに狭く感じない程度)の素泊まりで平日価格が一泊4,800円 (゚∀゚)オッ!。それだけでもじゅうぶんお安いと感じるのに、“全国旅行支援割引”が適用されて20%引きの3,840円となり (゚∀゚*)オオッ!!、さらに2,000円分のクーポン券まで貰えたので、実質は1,840円!? エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。ビックリするほどおトクに泊まることができました。これは嬉しい (´艸`*)オトク♪。


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山陽本線(JR神戸線)と
その支線の和田岬線が発着する兵庫。
両線の乗換口(連絡通路)には
和田岬線の専用改札が設けられていて、
無人駅である和田岬までの運賃は
ここで清算される仕組みとなっています。
(関東でいうところの“東武大師線システム”ね)
( ̄。 ̄)ヘー
▲山陽本線 兵庫


そんな兵庫の同じホテルに私は昨年(2022年)の8月にも宿泊をしており、その時の目的も和田岬線の103系を撮ることでした ( ̄  ̄)ワダミサキ。
和田岬線はここ兵庫で山陽本線(JR神戸線)と分岐し、港湾地区の和田岬にいたるわずか2.7キロの支線で、そこに今も使われているのが国鉄時代の通勤型電車、いわゆる“国電”の生き残りである103系です (゚ー゚*)コクデソ。当系は1970年代の製造からすでに半世紀(50年)が経っていて、たぶん先はそう長くないだろうな・・・σ(・∀・`)ウーン…と、うすうす引退が近いことを察して私は昨夏に撮影へ訪れたのですが (^_[◎]oパチリ、それから半年後となる先日(2/27)にやはり、3月18日に実施されるダイヤ改正をもって定期運用を終了(引退)する旨がJR西日本より発表されてしまいました (´・ω・`)ショボン。


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兵庫駅構内の壁面には
まもなく和田岬線での運行を終了する
103系の大きなポスターが貼られています。
兵庫運河に架かる和田旋回橋

走りゆくシーンですね。


その103系の引退発表とタイミングを合わせるかのように、たまたま私のもとへ舞い込んできたのが今回の関西出張 (゚∀゚)アヒャ☆。和田岬線は昨夏にも撮影しているとはいえ、引退記念の特別な“ヘッドマーク”を掲げた103系の姿を見ることができるのならば、それもまた記録に残したいと思うのが鉄ちゃんの性というものです (-`ω´-*)ウム。
そこで私は大阪での出張業務を終えた昨日(金曜日)の夕方にまず一度、当線の沿線を何か所か訪れて日が暮れるころまで撮影に没頭(先日に拙ブログの“ONE-shot”でご紹介したぶん)【◎】]ω・´)パチッ!。そして引退発表直後で最初の週末となる今日の土曜日は、おそらくたくさんの同業者(鉄ちゃん)が詰めかけることが予想されるため σ(゚・゚*)ンー…、沿線での撮影よりも103系に乗ることを優先して、混雑する時間帯の前に兵庫から和田岬まで片道だけの“惜別乗車”を味わうこととしました (・∀・)イイネ。つまり昨日は“撮り鉄”で、今日は“乗り鉄”といったところです ъ(゚Д゚)ナイス。
兵庫の主改札と連絡改札(中間改札)の二カ所でそれぞれにIC乗車券をタッチして (*・∀・)つ[西瓜]ピッ!(これで兵庫から和田岬までの運賃が精算されたことになります)、本線のJR神戸線とは別に設けられた和田岬線の専用ホームへ入ります。


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兵庫の和田岬線ホームに停車している
スカイブルーの103系。
そのお顔(車体の正面)には
前と後でデザインが異なる二種の
ヘッドマークが取り付けられています。
(゚∀゚)オッ!
▲山陽本線(和田岬線)兵庫


イチマールサン、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
和田岬線ホームで静かに発車を待っている、スカイブルー(青22号)の103系(R1編成)(=゚ω゚)ノ゙ヤア。私にとって半年ぶりの再会ですが(昨日にも会っているけど)、既報のとおり今回はその車体の前後に引退を労う“ヘッドマーク”が取り付けられていて、前回とはちょっと異なる感傷的な気持ちになります
(゚ーÅ)ホロリ。


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車内の中吊りスペースには
「どうも、スカイブルーでお馴染みの103系です」
というメッセージ風の文章で書かれた
103系から引退のご挨拶が掲出されていて
全文を読むとグッとくるものがあります・・・。
(´;ω;`)ウッ


乗車するのは兵庫を7時48分に発車する和田岬ゆき下り列車(525M)で、平日ならば多くの通勤客で和田岬線が混雑する時間帯ですが土曜日の今日は少なめ。そのかわりホームや車内には一般の通勤利用者よりも、私と同様に103系の乗車や撮影に訪れた“鉄ちゃん”のほうが明らかに多く見られます (o ̄∇ ̄o)テツ。それでも写真で様子を見てお分かりのとおり、ファンがホームを埋め尽くすような“激パ”というほどの激しい混雑や混乱はなくて落ち着いている感じ ε-(´∀`*)ホッ。ヘッドマークを付けた先頭車の写真はふつうに難なく撮れたし (^_[◎]oパチリ、車内も運転室背後のいわゆる“かぶりつき”の立ち位置はファンでひしめき合っていたものの、それ以外の車両は座席に余裕があるくらい空いています (´ー`)マターリ。モーター(主電動機)の音を聴きたかった私はむしろ先頭車の“クハ”(制御車)を避けて、中間車の“モハ”(電動車)の座席に腰掛けました (゚ー゚*)モハ。
そしてまもなく“ぷしゅっ”と空気を抜いたような音とともにドアが“ガラガラ”閉まり、“ガクン”と動き出した103系は甲高い独特のモーター音を“ぐぅぅぅぅん…”って感じに響かせて、工場地帯の片隅に敷かれた単線を南に向かって突き進みます。ああ、その一挙一動一音のどれもが103系らしさなんだよなぁ・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ!(マニアックだけど、わかる人にはわかるハズw)。


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おもに工場地帯の殺風景なところを走る
和田岬線の車窓風景ですが、
沿線の公園にはピンク色の花が見られて
退役する103系の花道を
慎ましやかに彩っていました。
▲山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬

(車窓から)

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沿線でいちばんの見どころ(?)である
兵庫運河を鉄橋で渡ります。
(゚ー゚*)テッキョー
ちなみに前回の訪問時(半年前)に
拙ブログで少しご紹介していますが、
この鉄橋は橋脚を軸に橋桁が旋回する
旋回橋と呼ばれる珍しい構造です
(ただし現在は可動せずに固定状態)。
( ̄。 ̄)ヘー
▲山陽本線(和田岬線)兵庫-和田

車窓から)

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その兵庫運河にか架かる
和田旋回橋を渡りゆく和田岬線の103系。
水辺の風景に青い国電がマッチします。
(・∀・)イイネ
▲23.3.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬


兵庫から和田岬まで一駅、2.7キロ、わずか4分という短い乗車時間。車窓からの眺めもさほどいい景色ではなく(ほとんど住宅地や工場地帯だからね・・・(^^;)ゞポリポリ)、しかも今回に限ってはぶっちゃけ、沿線で撮影をされている同業者の方たち(撮り鉄さん)ばかりが目に留まる印象だったけど (。A。)アヒャ☆、いい具合に弾む適度な揺れ加減(?)や耳に残るモーターとかブレーキなどの音といった体感で、昔から変わらない103系の走りをじっくりと噛みしめるように堪能。和田岬線から去りゆく当系の“惜別乗車”は、私の記憶に深く刻まれるものとなりました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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ひと駅だけ“国電”に揺られて
終点の和田岬に到着。
(・ω・)トーチャコ
ホームでは多くのファンが
思い思いに撮影されていました。
手前でスマホを構える少年鉄ちゃんも
ウマく撮れたかな?
(^_[◎]oパチリ
▲山陽本線(和田岬線)和田岬


昭和時代の国電を代表する103系通勤型電車。それが令和のこの時代まで生き延びていたのは、あらためて考えるとスゴいことですよね w(*゚o゚*)wオオー!。都市圏を中心に走り続けて多くの人たちを運んだ半世紀、長年にわたる活躍おつかれさまでした (´w`*)ドツカレサン。
なお、103系はこの和田岬線からの引退で完全に形式消滅したわけではなく、同じく兵庫県の加古川線(3550番台)や播但線(3500番台)、九州の筑肥線(1500番台)などにまだ残されていますが、いずれも短編成化されたローカル線仕様となっており、“国電”と呼ばれた通勤型電車としての103系らしい使われかたは、この和田岬線からオリジナル車(0番台)が退役したことで一区切り付いたのかな・・・と個人的に思います (-`ω´-*)ウム(などと言いつつ、播但線などでまた103系を見たら、「国電の生き残り!」と言っちゃいそうだけど w)。


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兵庫と同じく神戸市兵庫区内に所在する
和田岬線の終点・和田岬。
(゚ー゚*)ワダミサキ
基本的に朝夕しか列車が発着しない当駅は
ホームが一面のみの簡素な造りで、
2009年までは終端部に駅舎がありましたが
現在は撤去されています。
▲山陽本線(和田岬線)和田岬


兵庫0729-(和田岬線525M)-和田岬0733

さて、ここ和田岬は路線名(支線の通称名)にもなっている和田岬線の印象が強いですが、実はもうひとつ別の路線の駅も存在します。和田岬線の線路が途切れた終端の先を横切る幹線道路(国道?県道?)、その地下にあるのが神戸市営地下鉄・海岸線の和田岬駅 ( ̄  ̄*)チカテツ。
和田岬線で103系の惜別乗車を終えた私が次に乗るのは、この地下鉄です。


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和田岬線の終端部のすぐそばにあり、
その入口が幹線道路に面している
神戸市営地下鉄海岸線の和田岬駅。
▲神戸市営地下鉄海岸線 和田岬


地上の入口から地下の改札口へ進んでみると、103系を記録する多くのファンで賑わっていた和田岬線のホームに対し、こちらの駅は土曜日の朝ということもあって通勤客の姿も少なく、人影まばらで閑散とした雰囲気 シーー( ̄、 ̄*)ーーン。
ホームで待っているとまもなく、一般的なふつうの鉄道車両よりやや小ぶりなサイズの白い電車(5000形)が入ってきました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。海岸線は地下トンネルの断面が狭い構造のため、それに合わせた車両の規格も小さい、いわゆる“ミニ地下鉄”と呼ばれるもので(鉄輪式リニアモーターのミニ地下鉄)、東京の都営大江戸線や、大阪の長堀鶴見緑地線などと同様の方式です (o ̄∇ ̄o)ミニ。


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和田岬から乗車する
三宮・花時計前ゆきの海岸線は
白を基調とした車体に
ブルーとグリーンの帯が巻かれた
ミニ地下鉄仕様の5000形。
▲神戸市営地下鉄海岸線 和田岬


神戸市営地下鉄は、新神戸と西神中央(せいしんちゅうおう)の間をむすぶ西神・山手線(西神延伸線・西神線・山手線の総称)をメイン路線として、新神戸と谷上(たにがみ)の間をむすぶ北神線、そして新長田(しんながた)と三宮・花時計前の間をむすぶ海岸線の三路線(正式には5路線)から成り、三宮(三宮・花時計前)を軸に神戸市の中心地から郊外のほうへ伸びる神戸市交通局の地下鉄路線 (・o・*)ホホゥ。なお、先述した“ミニ地下鉄”方式なのは海岸線のみで、その他の路線は一般鉄道と同じ規格(線路幅は標準軌)となっています。


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和田岬の運賃表で見る
神戸市営地下鉄の路線図。
緑のラインが西神・山手線、
茶色いラインが北神線、
青いラインが海岸線です。
なお、右上の赤いラインは
当駅から連絡乗車券が購入できる
私鉄の神戸電鉄で、
神戸市営地下鉄の路線ではありません。


国内における“旅客鉄道路線の全線完乗(完全乗車)”を生涯の目標(?)としている私にとって地下鉄の路線ももちろん例外でなく、神戸市営地下鉄は西神・山手線(せいしん・やまてせん)も海岸線も過去に全区間を乗り潰して(完乗して)います (-`ω´-*)ウム。
ところがちょっと引っかかる存在なのが、上記の路線図(運賃表)で一区間だけ茶色いラインで表された“北神線”(ほくしんせん)(´・ω`・)エッ?。


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新神戸と谷上のあいだの
わずか一区間だけという北神線。
この運賃表をよーく見ると、
なんだか上貼りされたような形跡が?
(=゚ω゚=*)ンン!?


実はこの北神線はもともと神戸市営地下鉄でなく、少し前までは“北神急行電鉄”という別会社の路線で、私はその北神急行として過去に北神線を踏破 ホクシソ(゚ー゚*)キューコー。
(ちなみに私はこの北神急行電鉄を兵庫県や神戸市などが出資する“第三セクター鉄道”なのだと思っていましたが、この記事を書くにあたって調べてみたところ、当鉄道は阪急電鉄や神戸電鉄などの出資によって設立された“民間の鉄道会社”で、中小私鉄(地方私鉄)に属していたのだそうです。)


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これは今から21年前の2002年、
私が北神急行の北神線を完乗した時に
終点の谷上で撮影した北神急行の7000系。
薄茶色の帯色が印象的でした。
なお当系は現在、
神戸市営地下鉄に編入されて、
西神・山手線を中心に使われているそうです
(ただし6000形への置き換え対象らしい)。
▲02.3 北神急行北神線 谷上


駄菓子菓子(だがしかし)、神戸の中心地(中央区など)と北部地域(北区など)をむすぶ目的で1988年に開通した北神急行電鉄の北神線は、六甲山地を長大なトンネル(7,276mの北神トンネル)で貫く建設費用が高額に嵩んだため、乗車運賃の設定が高くなり(最高額のときは新神戸〜谷上の一駅間7.5キロで430円。参考までにJRならば同距離で180円)Σ(゚∇゚;)タカッ!、そのことなどを理由に利用者数が伸び悩んで苦しい経営状況に陥ります (´д`;)アウ…。そんななか神戸市は、北部地域の郊外開発や活性化、住民人口の増加を図ることを目的に、北神急行の事業を市が譲り受けて交通局による運営(市営化)とし、運賃の引き下げを提言。それを受けて北神線は2020年6月に北神急行から神戸市営地下鉄の路線となったのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。なお、市営化に伴って新神戸〜谷上の運賃は路線譲渡前の370円から280円に、新神戸を境に別会社扱いで運賃が加算されていた三宮〜谷上などは550円から280円にまで引き下げられました(2020年当時)(´艸`*)ヤスイ。


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和田岬から三宮経由で
谷上までの乗車券は310円。
これが以前の北神急行時代だったら
新神戸で運賃が分けられていたので、
倍の600円くらいになったハズ。


そんな北神線を私は北神急行の時代に一度乗っているので、まったくの未乗路線ではないけれど、このように譲渡などで運営が変わった路線はできるだけもう一度乗り直して整理し、気持ち的にスッキリしたいところ (-c_-´。)ウミュ。
そこで今回は和田岬線で103系の惜別乗車を終えたあと、和田岬から海岸線の三宮・花時計前ゆきに乗り、同じく神戸市営地下鉄の西神・山手線を経て、北神線を訪れることにしたのでした ...(((o*・ω・)o。


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海岸線で終点の三宮・花時計前に到着。
ランドマークとなるような花時計が
駅の近くにあるのかと思っちゃいますが、
(*’∀’*)ハナドケイ?
実際はかつて神戸市役所にあったものだそうで
現在の花時計は別の場所(遊園地)に
移設されたらしい。
▲神戸市営地下鉄海岸線 三宮・花時計前

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海岸線の三宮・花時計前と
西神・山手線の三宮は少し離れており、
両線の乗換えにはいったん改札を出て
地下街を通り抜けます。
移動に要する時間は5分程度。
...(((o*・ω・)o
▲神戸市営地下鉄山手線 三宮


神戸市でいちばんの賑わいをみせる繁華街の三宮は、神戸市営地下鉄のほか、JR神戸線(三ノ宮駅)、阪神本線、阪急神戸線、神戸高速鉄道(神戸三宮駅)、神戸新交通ポートライナーなどの各線が発着する交通の要衝 (゚ー゚*)サンノミヤ。
ここで私は海岸線から西神・山手線と北神線を直通する谷上ゆきに乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o。なお、上写真の発車標に表示されているように、三宮から谷上方面へ向かう列車の半分以上は新神戸止まりで、谷上まで行くのは三本に一本程度といった感じです ( ̄  ̄*)ジジハツ。


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先行する新神戸ゆきを見送り、
少し待ってやってきた谷上ゆきは
西神・山手線のラインカラーである
緑色の前面デザインが印象的な6000形。
(゚ー゚*)ミドリ
▲神戸市営地下鉄山手線 三宮

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山陽新幹線への乗換駅でもある新神戸が
西神・山手線と北神線の接続駅。
谷上ゆきの直通列車に乗っているので
下車することなく車窓から
ホーム上の駅名標を記録します。
(^_[◎]oパチリ
▲神戸市営地下鉄山手線 新神戸(車窓から)


三宮から谷上ゆきに乗って一駅目の新神戸までが西神・山手線で、これより先・・・といっても一駅だけなのですが、新神戸から谷上までが北神線となり、いちおう私にとっては乗り潰し(乗り直し)の対象となる区間へ足を踏み入れます (゚∀゚)オッ!。
ただし、三宮など都市部の地下を走ってきた西神・山手線も、六甲山地を北神トンネルで貫く北神線も、地下トンネルと山岳トンネルという違いはあれど、列車は引き続き暗闇のなか(トンネルのなか)を進むことに変わりはありません ( ̄  ̄)マックラケ。


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これは三宮駅の壁に貼ってあった
神戸市営地下鉄の蘊蓄のひとつ。
ずっとトンネルのなかを走っているので
あまり実感はわきませんが、
新神戸と谷上の標高差は
ほぼ200メートルもあるらしい
(谷上のほうが高い)。
( ̄。 ̄)ヘー



余談ながら、私は乗った列車の車窓に流れる景色を眺めることが好きで、その面白さからJRや私鉄などの全線を完乗するにいたったのですが、車窓の大半がトンネル(地下区間)という地下鉄路線の乗り潰しはさすがに楽しさよりも苦労した印象のほうが強く残っています σ(・∀・`)ウーン…。ふだんの私の生活圏である東京の地下鉄は機を見て各線をこまめに片付けられたけど、大阪や名古屋などの地下鉄はそこを訪れた際に複数の路線を一気に乗り潰したため、車窓が真っ暗な地下鉄に一日中ずっと乗っているのはかなりキツいものがありました クライヨ(´д`;)セマイヨ。さしずめそれは全線完乗を達成するために課せられた、“苦行”といったところか (-"-;*)ウググ…(地下鉄で使われている車両は趣味的に好きなんだけどね)。ちなみに神戸の地下鉄は距離がけっこう長いものの、直通運転している西神延伸線・西神線・山手線・北神線を一本と考えれば路線数は少ないので、乗り潰しは楽なほうです。郊外では地下から外にも出るし。


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六甲山に掘られた北神トンネルを抜けると
北神線は外へ出ます。
(つ▽≦*)マブシッ!
車窓の左手(北側)に並行する線路は
神戸電鉄有馬線のもの。
▲神戸市営地下鉄北神線 新神戸-谷上
(車窓から)

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谷上のホームの先端より望んでみた
北神トンネルから出てきた6000形。
なお、線路が三線ありますが
向かって左から上り線、下り線で
いちばん右は車庫へ通じる回送線です。
▲神戸市営地下鉄北神線 谷上


新神戸から7.5キロ、標高差200メートルの登坂を、都市路線(地下鉄路線)の一駅間としては長く感じる8分の所要時間をかけて、北神線はまもなく終点の谷上に着きます (゚∀゚)オッ!。その直前に列車がトンネルから外へ出ると、車窓に見える景色は北神地域(神戸北部)の山々が近くて、自然豊かな郊外らしい街なみの雰囲気が印象的に感じられました (´ω`)シミジミ。


0027.jpg
終点の谷上に到着。
当駅の標高は244メートルで、
地上駅ではあるものの
日本の地下鉄路線に属する駅としては
最高地点になります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲神戸市営地下鉄北神線 谷上

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谷上は北神線と神戸電鉄有馬線の接続駅。
(゚ー゚*)シンテツ
両線は一部の列車において
(おもに日中の時間帯)
同一ホームによる対面での乗り換えが
可能となっています。
到着した北神線の接続を待っていた有馬線は
2000系の三田ゆき準急列車。
▲神戸電鉄有馬線 谷上

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そんな北神線と有馬線が接続する
ホーム上の西端に建てられているのが
「山の家 ロッジ谷上」。
( ̄  ̄*)ロッジ
これは当駅を利用するハイカーの
交流の場として設けられたスペースで、
室内には沿線の登山コースや
ハイキングコースのマップなどが
常備されています。
▲神戸市営地下鉄北神線 谷上

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そのロッジの壁面に掲げられた
谷上駅の案内には
北神線が北神急行から神戸市交通局へ
移管されたことも記されていました。
(・o・*)ホホゥ


これにて北神急行あらため、神戸市営地下鉄の北神線を完乗 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
新規に開業した新路線の“乗り潰し”でなく、運営が変わった既存路線の“乗り直し”、しかも昨日にやはり乗り直しをした梅田貨物線のように移設などでルートが変更されたワケでもないので、新鮮味が薄くて達成感はあまり湧かないけれど σ(゚・゚*)ンー…、それでも全線完乗にこだわる者としてはスッキリとした気分です (*´v`*)スッキリ。
ちなみに私が谷上の駅で下車する(改札を出る)のは、北神急行を乗り潰した前回のとき以来となる21年ぶりのことでした (*´∀`)ノ゙オヒサ(そのブランクの間にも神戸電鉄の列車で当駅を通ってはいるけど)。


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六甲山地の北麓にあり、
神戸市北区に所在する谷上。
当駅から神戸電鉄有馬線を利用すると
神戸の奥座敷として知られる有馬温泉まで
15分ほどで行くことができます。
(・∀・)イイネ
▲神戸電鉄有馬線 谷上


和田岬0816-(神戸市営海岸線)-三宮・花時計前0824…三宮0842-(神戸市営西神・山手線 北神線)-谷上0852

さてさてせっかくここまで来たのなら、神戸電鉄の有馬線に乗り換えて有馬温泉にでも行きたくなるところですが (・∀・)イイネ、本日の目的だった和田岬線や北神線をなるべく身軽な格好で効率よく巡ろうと思って、数日分の着替えや仕事道具などが入った重いキャリーバックを宿泊したホテルの部屋に置いてきた私は、チェックアウトの時刻までに兵庫へ戻らねばなりません。なので、神戸電鉄に乗ることや有馬温泉のお湯に浸かることはまたの機会として、谷上からは三宮方面へ折り返しとなる北神線の西神中央ゆきに乗りこみます モドル…((((o* ̄-)o。
それでも今旅(?)は、地上から地下へ移設された梅田貨物線を特急「はるか」で通過し、引退が間近に迫った和田岬線の103系を撮影し、さらには近年に運営が変わった神戸市営地下鉄の北神線を乗り直すこともできて、ついつい “仕事の出張のついで” であることを忘れてしまうくらい充実した鉄道趣味の時間を存分に楽しむことができました ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。

谷上0910-(神戸市営北神線 西神・山手線)-三宮0919…三ノ宮0932-(東海道143C)-兵庫0939


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チェックアウトせず
ホテルの部屋に荷物が置いてある
兵庫へと戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲東海道本線 兵庫


そしてもうひとつオマケに“嬉しいご褒美”だったのが、ホテルでチェックインした際に貰えた旅行支援による2,000円分もの“地域クーポン券” (゚∀゚*)オオッ!。宿泊地となる兵庫県内のお店でのみ有効なこのクーポン券をありがたく使わせていただき、三宮あたりのお店で昼食に美味しいものでも食べてから新幹線で東京へ帰ることとしましょうか (σ´∀`)σイイネ。


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今回は金曜日にチェックインした
平日の宿泊だったので、
2,000円分もクーポン券がもらえました
ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪
(ちなみに土休日だと1,000円分)

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そのクーポン券+αで
お昼はちょっとリッチにレストランで
神戸ビーフのランチメニューを
いただいちゃいました。
(〃゚¬゚〃)ジュルリ
お飲物は赤のグラスワインで
梅田貨物線と北神線の完乗を祝し・・・
いや、出張業務の打ち上げに乾杯っ!
ルネッサーンス♪(〃゚∇゚)_Y



ONE-shot 494 Swing [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 494 Swing

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独特な色調のナトリウム灯に照らされて
オレンジ色に浮かび上がった
国鉄特急色風のE653系(K70編成)
(゚ー゚*)オレンジ

581系や583系に採用された
クリームと青のカラーリングが
“夜行特急(寝台特急)”を
イメージするものに対して、
485系183系などに採用された
クリームと赤のカラーリングは
日中に運行する
“昼行(ちゅうこう)特急”を
イメージするものでしたが、
夜景を疾走するこの色の列車もまた
悪くない雰囲気です。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


侍ジャパンのWBC制覇、
優勝おめでとうございます!
日本中が沸き上がって
栄光の歓喜に酔いしれましたね。
ワ━━ヽ(*≧∇≦*)ノ ━━イ!!

野球に疎くて
プロ野球はあまり興味のない私でも
WBCは準々決勝のイタリア戦や
準決勝のメキシコ戦など
テレビ中継に見入っちゃいました。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
あの大舞台で力を出せる選手のみなさんは

ホントにスゴいなぁ。


野球の経験がゼロに等しい私は
ボールを打つことはおろか
まともにバットを振ることすら
できないと思いますが、
そのかわり(?)
列車に向かってカメラを振るのは
得意です(笑)
(゚∀゚)アヒャ☆

ナトリウム灯の光を頼りに
1/4secのシャッタースピードでスイング。
【◎】]ω・´)パチッ!
ホームランほどのインパクトはないけど
ヒットくらいの手応えはあったかな?
カキーン!""( *゚▽゚)_/彡°


▲23.3.11 中央本線 豊田-八王子



ONE-shot 493 梅見頃 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 493 梅見頃

0307.jpg
梅は咲い〜たか、桜はまだかいな〜♪
(o´∀`o)ノホホン

・・・などと、
のんきに唄っている間もなく
東京では桜(ソメイヨシノ)の開花が
“観測史上最速タイ”という早さで
3月の14日に宣言されました。
エッ!(゚Д゚≡゚Д゚)サクラ!?
なにもそんなに慌てて咲くことはないのに
って、思っちゃうけどなぁ。
( ̄∇ ̄;)ハヤイヨ


気温の高い晴天が続いていた3月中旬、
そろそろ花の具合がいい頃かと思って訪れた
埼玉県越生市(おごせし)の梅林では
期待どおり満開となった白梅が
見事な咲きっぷりを魅せていました。
(´▽`*)キレイ♪

さらにそこをかすめて走る東武越生線に
一本しかないリバイバルカラー(昔の復刻色)
の電車が来てくれて、
“鉄ちゃん”としては、なお嬉し。
ъ(゚Д゚)ナイス

白梅と組み合わせて撮るには
標準色の白い電車(8000系)より、
シックなベージュとオレンジの復刻色のほうが
画が引き締まるように感じます。
(・∀・)イイネ


23.3.11 東武越生線 越生-武州唐沢




0308.jpg
スギ花粉症の私は
症状がちょっとツラいけど
( >д<)、;'.・ィクシッ
日差しの温もりに春の訪れを覚える
穏やかな撮り鉄日和でした。
(´ー`)マターリ



梅田貨物線・・・うめきた新線 乗車記 [鉄道乗車記]

0000.jpg
2023.03.03 梅田貨物線
ちょっとお先に“うめきた”。
特急「はるか」 乗車
 
 
拙ブログの前記事(短編のONE-shot)で少し触れたように、3月の第一週目に仕事の出張で関西のほうへ赴いた私 シュッチョ…((((o* ̄-)o。もちろん仕事の業務が最優先なのは言うまでもないけれど、せっかくならそのついでに(?)鉄道趣味のほうもちょろっと(??)愉しみたいところです ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
いまの関西で“撮り鉄”としての私が注目したのは、先日に退役が発表された和田岬線の103系(R1編成)でしたが (゚ー゚*)コクデン、実は“乗り鉄”的にも関心を惹かれる路線・・・というか“区間”があります σ(゚・゚*)ンー…。しかもそれは“少しだけ乗車経路を工夫すれば”、訪問先(仕事先)への移動に組み込むことができそう ( -∀-)ホホウ。
そこでこの機会をウマく活かして(公私混同?w)、その気になる区間を通る列車に乗ってみることとしました (・∀・)イイネ。

(*今回の記事は列車から眺めた車窓の景色ばかりという、いつもに増してマニアックな内容となっていますので、興味の無い方はスルーしてください。(^^;)ゞ)


3月3日(金)

前日から京都に滞在していた出張の二日目。きょうは午前中のみ京都で仕事をして、午後には大阪へ移動するという日程です ( ̄  ̄*)オーサカ。
京都と大阪のあいだを鉄道路線で移動するには、東海道新幹線をはじめ、JR京都線(東海道本線)、京阪本線、阪急京都線など、路線別にいくつかの経路がありますが、今回の私が選んだのはJR京都線 (゚ー゚*)尺。ただし快速や新快速でなく、乗るのはこちらの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


0001.jpg
京都駅の“30番線”という
大きな数字のプラットホームには
車体に“キティちゃん”がデザインされた
特急列車が停車しています。
ハロー(*’∀’*)キティ♡
▲東海道本線 京都

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281系の特急「はるか29号」
関西空港ゆき。
え?大阪までこれに乗ってくの?
エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?
▲東海道本線 京都


キティはるか、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
昼下がりの京都で発車を待っていたのは、車体に“キティちゃん”(Hello Kitty)のデザインが賑々しく施された281系で、大阪湾にある関西空港へのアクセスを担うことから“関空特急”とも呼ばれる、関西空港ゆきの特急「はるか」(゚ー゚*)ハルカクリスティーン。
ちなみにキティちゃんがデザインされているのは、「関空を利用する海外からの観光客に人気の高いキティちゃんで“おもてなし”をする」というコンセプトのコラボ企画(JR西日本×サンリオ)だそうで、2019年より運行されているもの ( ̄。 ̄)ヘー。そんな特別仕様の“キティはるか”にどうしても乗りたかったのよ (*´v`*)ワクワク♪・・・というほど、私はキティちゃん好きではありません ヾノ・∀・`)イヤイヤ。キティ仕様の281系に当たったのは単なる偶然です(今は全編成がこの仕様なんだっけ?)。


0007.jpg
座席のシートカバーにも
キティちゃんがプリントされています。
昼過ぎに京都を発車する下りの「はるか」は
自由席がガラっガラに空いていました。
( ̄  ̄)ガラガラ


んじゃ「はるか」を選んだのは、次に向かう訪問先が大阪のなかでもちょっと郊外のほうにある泉佐野市(大阪府南部)のあたりで、阪和線へ直通する「はるか」を使えば移動が便利だから?σ(゚・゚*)ンー…・・・という、もっともそうな理由でもなく、大阪での目的地(訪問先の最寄駅)は中心部に位置する地下鉄の心斎橋(しんさいばし)で、発券した「はるか」のきっぷ(乗車券と特急券)は大阪市内の天王寺(てんのうじ)まで (*・ω・)つ[キップ] 。


0004.jpg
私が手にしているのは
京都から天王寺までの
普通乗車券(940円区間)と
特急「はるか」の自由席が利用できる
B自由席特急券(990円)。
(*・ω・)つ[キップ]


ちなみに京都から天王寺までの乗車券は940円で、特急券(B自由席特急券)は990円。
倍以上のお金をかけてこの区間を特急列車で移動するとは、何ともリッチなことじゃありませんか (´∇ノ`*)オホホホホ。不必要に特急へ乗って無駄に出張経費を使おうなんて企んでいる? (´・ω`・)エッ?。重役ならまだしもヒラ社員の私がこんな精算書を提出したら経理課に怒られるぞ (゚Д゚#)ゴルァ!!。いえいえ経費の無駄遣いだなんて滅相もない、移動に必要な乗車券はたしかに経費での購入ですが、特急券のほうは別に“自腹”で買っています (-`ω´-*)ウム。
そうまでして私が「はるか」に乗りたかったのは、“今はまだ”この特急列車じゃないと通らない区間があるからなんです。それは先日に地下化されたばかりの、“うめきた新線”こと「梅田貨物線」 (o ̄∇ ̄o)ウメキタ。


0005.jpg
路線図上の赤いラインで示した
特急「はるか」の運行経路
(クリックで拡大します)。

関西空港ゆきの下り列車は
京都から新大阪、天王寺、日根野を経て
関西空港へと至ります。
なお後述しますが、
現在はまだ大阪には停車しません。


東海道本線の支線扱いである梅田貨物線は、本線(JR京都線)の茨木(いばらき)付近で分岐し(正式な起点は吹田貨物ターミナル)、最近まで大阪駅の北側に位置していた梅田信号場(旧・梅田貨物駅)を経て、“大阪駅を通らずに”大阪環状線の西九条(にしくじょう)へといたる電化路線 (・o・*)ホホゥ。
“貨物線”と呼ばれるとおり当線はもともと、旅客列車の発着が多い大阪駅を通さずに、迂回して貨物列車を運行させるためのバイパス的な役割を持つ(おもに東海道方面と桜島線の安治川口をむすぶ)、いわゆる“短絡線”として設けられたもの。しかし現在は本来の用途である貨物列車だけでなく、京都や新大阪を発着駅として関西空港とのあいだを結ぶ特急「はるか」、または和歌山・南紀方面とのあいだを結ぶ特急「くろしお」などといった、定期旅客列車の運行ルートとしても活用されています ( ̄。 ̄)ヘー。
そして最近、広大な敷地を持っていた梅田貨物駅の廃止による大阪駅北側エリア(梅田北・うめきたエリア)の大規模な再開発事業の一環として、当線はそれまでの地上線から地下線へ線路の切り替え工事(移設)を実施 (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…。そこには大阪駅と連絡通路で直結した新たな旅客用の地下ホームが設けられ (゚∀゚*)オオッ!、まもなく今月(3月)の18日に行われるダイヤ改正に合わせて開業することとなりました (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。
ちなみに建設当初はこの新たな地下ホームを「北梅田」とか「うめきた」などという駅名の新駅になるのではないかとされていましたが σ(゚・゚*)ンー…、大阪駅と繋がっていることから当駅に属する地下ホームとして取り扱うこととし、「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」の呼称が用いられるそうです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


0006.jpg
梅田貨物線に設けられる新駅・・・
いや新ホームは
「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」。
開業後は特急「はるか」や「くろしお」、
そしておおさか東線の列車が
発着することになります。
(o ̄∇ ̄o)ウメキタ


そんな梅田貨物線、大阪駅うめきたエリア地下ホームの使用開始日(開業日)は半月後の18日でもうちょい先のことですが (´ω`)マダヨ、地上線から地下線へ線路を切り替える移設工事はいち早く2月13日に完了しており、すでに特急「はるか」や「くろしお」などは新ホームにまだ停車こそしないものの、新たな地下線のほうを使用して運行されています (・o・*)ホホゥ。
JRや私鉄など国内における“旅客鉄道路線の全線完乗(完全乗車)”を生涯の目標(?)としている私にとって、たとえ名称(通称)は“貨物線”であっても定期の旅客列車が一本でも運行されている路線や区間に関しては“乗り潰し”の踏破対象としており、当然この梅田貨物線もそれに含まれます (-`ω´-*)ウム。
そこで今回は当線を経由する特急「はるか」に乗車して、地下に移設となった区間をあらためて乗り潰そうと考えたのでした (゚ー゚*)ノリテツ。ちなみに私は地下化される以前の梅田貨物駅を経由する同線はすでに乗車済みで、そのときもわざわざ京都から「はるか」に乗ったっけ。

前置きが長くなりましたが、そのような目的の私を乗せた特急「はるか29号」は、定刻の13時ちょうどに京都を発車しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪



0008.jpg
嵯峨野線(山陰本線)のホームに隣接した
30番線を発車した「はるか」。
京都を出るとすぐ
右のほうに嵯峨野線が分かれてゆきます。
その向こうにちらっと見える梅小路公園では
梅の花が見ごろを迎えている様子。
( ̄∇ ̄)ウメ
▲東海道本線 京都-西大路
(進行方向で右の車窓)

0009.jpg
先日には高崎線の窓から
大宮の鉄道博物館をチラ見しました
こちらは「はるか」の車窓から見た
「京都鉄道博物館」の建物。
キョート(゚ー゚*)テッパク
▲東海道本線 京都-西大路
(進行方向で右の車窓)

0010.jpg
京都を発車後は配線の関係でしばらく
本線と並行する貨物線のほうを走行します。
(*・`o´・*)ホ─
左手の南側に見えるのが本線(JR京都線)で
通過している駅は西大路。
( ̄  ̄*)ニシオージ
▲東海道本線 西大路
(進行方向で左の車窓)

0011.jpg
桂川の手前で「はるか」が走る貨物線は
複々線の本線を一気に跨ぎます。
▲東海道本線 西大路-桂川
(進行方向で右の車窓)

0012.jpg
0013.jpg
今度は右のほう(北側)に本線の複々線を見て
向日町の手前付近で外側の下り列車線に合流。
新快速などと同様に向日町のホームを通過します。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲東海道本線 向日町
(進行方向で右の車窓)

0014.jpg
ちなみに向日町といえば
鉄ちゃんとして車窓からチェックしたいのが
車両基地の「吹田総合車両所 京都支所」
(旧・京都総合運転所)。
(「゚ー゚)ドレドレ
特急「くろしお」用の289系や
「WEST EXPRESS 銀河」用の117系などが
構内に確認できました。
(゚∀゚)オッ!
▲東海道本線 向日町-長岡京
(進行方向で左の車窓)


京都で「はるか」が発着に使用する専用ホーム(30番線)は、構内の配線等による都合でJR京都線の下り本線(大阪方面)へ簡単に入ることができず σ(゚・゚*)ンー…、当列車はまず嵯峨野線(山陰本線)の線路を通って京都を出発し、京都貨物駅(旧・梅小路貨物駅)の構内からは本線(JR京都線)と並行する貨物線のほうを走行。桂川(かつらがわ)付近で本線をオーバークロスしたのち、向日町(むこうまち)の手前で本線(外側の列車線)の下り線へ合流するという複雑な経路を走ります (*・`o´・*)ホ─。
今回の目的はこの先の茨木付近で分岐する梅田貨物線だけど、京都から向日町までの経路も「はるか」の下り列車でなければ乗ることができないマニアックな区間で、乗り鉄としては車窓から目が離せません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。右の車窓を見たり、左の車窓を見たり、列車が転線するたびにちょろちょろと座席を移動して落ち着きありませんが アッチo(゚д゚o≡o゚д゚)oコッチ、平日の昼過ぎに京都から関西空港へと向かう「はるか29号」は利用者が少ないようで、なんと先頭車の自由席(6号車)は私のほかに乗客が一人もいない“貸し切り”状態 (・ω・)ポツン。これは左右両側の車窓を眺めたい私にとって好都合な状況です (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。ちなみにもしも乗客が多かったとしたら、席に座らず車端部のデッキ(出入口部分)に立って左右の車窓を見ていたかもしれません。


0015.jpg
山崎付近で車窓に見えるのは
サントリーウイスキーの山崎蒸留所
( ̄  ̄*)ザキヤマ
これも沿線名所のひとつですね。
▲東海道本線 山崎-高槻
(進行方向で右の車窓)

0016.jpg
新快速が停車する高槻を通過すると
特急列車に乗っているという
優越感(?)を覚えます(笑)
(´ー`)フッ
▲東海道本線 高槻
(進行方向で右の車窓)

0017.jpg
線路脇に立つ巨大な板チョコは
明治製菓の大阪工場に建つ看板の
“ビッグミルチ”
(ビッグなミルクチョコレート)。
やっぱし板チョコと言えば明治よね(笑)
(o ̄∇ ̄o)チョコ
▲東海道本線 高槻-摂津富田
(進行方向で右の車窓)

0018.jpg
茨木を過ぎたあたりで
「はるか」はふたたび本線から転線して
貨物線のほうに入ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
なお上を跨いでいるのは
吹田貨物ターミナルと大阪貨物ターミナルの
あいだを結ぶ大阪ターミナル貨物線。
▲東海道本線 茨木-千里丘
(進行方向で右の車窓)

0019.jpg
も一度オーバークロスして本線を越え、
今度は本線の南側から北側へ。
▲東海道本線 茨木-千里丘
(進行方向で左の車窓)

0020.jpg
本線と並行する貨物線を走る「はるか」。
左手(南側)に見える通過駅は千里丘です。
( ̄  ̄*)センリオカ
▲東海道本線 千里丘
(進行方向で左の車窓)

0021.jpg
そして右手(北側)に見えるヤードは
吹田貨物ターミナル(駅)。
正式には当駅が梅田貨物線の起点となります。
(・o・*)ホホゥ
お!手前にいるのは
EF210とEF510(青)の重単じゃん。
(゚∀゚)オッ!
▲東海道本線 千里丘-吹田(吹田貨物ターミナル)
(進行方向で右の車窓)

0022.jpg
吹田を過ぎると左のほうへ分岐するのは
おおさか東線を経て関西本線方面へと向かう
城東貨物線。
▲東海道本線 吹田-東淀川
(進行方向で左の車窓)

0023.jpg
いっぽう左から近づいてくる高架線は
4年前の2019年に開業したおおさか東線
「はるか」が走っている貨物線はこの先で
おおさか東線の線路と合流します。
▲東海道本線 吹田-東淀川
(進行方向で左の車窓)

0024.jpg
0025.jpg
京都から30分、
特急「はるか」はまもなく
新大阪の3番線ホームに停車。
お、「スーパーはくと」だ。
(゚∀゚)オッ!
▲東海道本線 新大阪
(進行方向で左の車窓)


JR京都線を順調に西進する特急「はるか」は、茨木の先でふたたび本線から貨物線へと転線し、梅田貨物線の起点となる吹田貨物ターミナル(駅)の構内をかすめるようにして通過 ...(((o*・ω・)o。そしてまもなく東海道・山陽新幹線と接続する新大阪に停車します (゚ー゚*)シン・オーサカ。
当駅からは5、6人ほどが乗ってこられ、さすがに今までのような頻繁な席の移動は少し控えますが、私の座っている席の左右横一列(A〜D席)は空席のままで、引き続き両側の車窓を見ることができそう (o ̄∇ ̄o)ラキー。
今回の目的である梅田貨物線の乗り潰しは、新大阪発車後のここからが本番です (*゚v゚*)ワクワク♪。


0026.jpg
「はるか」が停車する新大阪のホームは
駅名標の次駅表記が3月3日現在
“にしくじょう”(西九条)となっていますが、
これが今月の18日以降はおそらく
“おおさか”(大阪)となるハズです。
▲東海道本線 新大阪
(進行方向で左の車窓)

0027.jpg
新大阪を出た「はるか」は
引き続き本線を左手(南側)に見て、
並行する梅田貨物線の線路を走行します。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0028.jpg
淀川の鉄橋(上淀川橋梁)を渡ると
本線のほうはまっすぐ大阪駅に向かいますが・・・
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0029.jpg
梅田貨物線は右(北)のほうにカーブして
本線と分かれます。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0030.jpg
私は大阪の道路をあまり知らないけど
このあたりの梅田貨物線は
城北公園通りに沿って敷かれています。
上を跨ぐ高架橋は新御堂筋。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0031.jpg
旧線(地上線)と新線(地下線)の
上り方(新大阪方)の切り替え地点を通過。
(゚∀゚)オッ!
役目を終えて撤去される
地上線の線路が確認できました。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0032.jpg
0033.jpg
梅田貨物線を走る「はるか」は
新たに敷き直された線路を通って
徐々に地下トンネルへと潜ってゆきます。
...(((o*・ω・)o
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)


新大阪を出たのち淀川を梅田貨物線の鉄橋で渡った「はるか」は、やがて右のほう(北のほう)に大きくカーブすると、まもなく旧線(地上線)との上り方の切り替え地点を通過して、真新しい線路が敷かれたばかりの地下トンネルへと突入してゆきます ...(((o*・ω・)o。当然ながら地下区間の車窓は真っ暗でほとんど何も見えませんが、一瞬たりとも見逃さないようにまばたき厳禁で刮目していると・・・(ФωФ*)ジーーーッ


0034.jpg
開業前の“大阪(うめきたエリア)”の
地下ホーム”を通過。
かろうじて[大阪]の駅名標が確認できます。
w(゚0゚*)w オォー!
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)


うめきた、ミエタ────(n‘∀‘)η────ッ!
分岐器(線路のポイント)を通過する走行音が足元に響いた直後、暗かった車窓がパッと明るくなり (*゚ロ゚)ハッ!、そこにまばゆく見えたのは広い2面4線構造を備える「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」の新しいプラットホーム w(゚0゚*)w オォー!。
当ホームは乗降ホームと線路のあいだが大きなガラス扉で仕切られた“フルスクリーンホームドア”(しかも、あらゆる車種や編成に対応して開口できる世界初の方式なのだとか)を採用していて ( ̄。 ̄)ヘー、それ越しにホームの様子を車窓から撮るのはちょっと難しい状況でしたが、適当にカメラのシャッターを切った一枚にはかろうじて「大阪」の駅名標が写っていました (^_[◎]oパチリ。
そんな大阪駅うめきたエリア地下ホームを一瞬で通過した「はるか」は バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、また車窓に暗い壁を映したのち、まもなくトンネルを抜けてふたたび地上へと出ます (つ▽≦*)マブシッ!。そこは大阪環状線の福島(ふくしま)駅付近に位置し、地下からの新線はここで既存の線路と合流(下り方の旧線との切り替え地点を通過)( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ガッタイ。また先述したとおり“梅田貨物線”という線名は通称であって、正式には東海道本線の支線(吹田貨物ターミナル〜福島)と大阪環状線(福島〜西九条)の二路線で形成されており、その路線境界(福島の浄正橋踏切付近)を跨いだ「はるか」はこの先、大阪環状線(と並行する貨物線)を走ることとなります カンジョーセソ…((((o* ̄-)o。


0035.jpg
地下を抜けて車窓に外光が入ります。
(つ▽≦*)マブシッ!
なおこの地下から地上への登坂
最大で22.6パーミルもの急勾配となっており、
ここを通過する貨物列車の一部にはなんと
編成の後方に補機(EF210-300)が
連結されるのだそうです。
(*・`o´・*)ホ─
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)

0036.jpg
大阪環状線の福島駅前にある
なにわ筋の踏切(浄正橋踏切)を通過。
この手前が旧線(地上線)と新線(地下線)の
下り方(西九条方)の切り替え地点にあたり、
ここで既存の線路に合流します。
( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ガッタイ
また、この踏切付近が
梅田貨物線における
東海道本線と大阪環状線の境界らしい。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)

0037.jpg
地下から地上、
そして一気に大阪環状線の高架へと上ります。
...(((o*・ω・)o
すれ違う221系は
環状線の外回りに直通してきた
大和路線の大和路快速。
▲梅田貨物線(大阪環状線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0038.jpg
左手(東側)に見える複線が大阪環状線で
並行する貨物線は野田を通過します。
( ̄  ̄*)ノダ
ちなみに先ほどまで通っていたJR京都線は
駅名標のカラーが青でしたが
環状線は赤です。
▲梅田貨物線(大阪環状線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0039.jpg
そして野田の先で
桜島線方面(安治川口方面)へ向かう
貨物線から離れ、
大阪環状線の外回り線を渡って
内回り線のほうに合流。
「はるか」は環状線の内回りを南下します。
▲梅田貨物線(大阪環状線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0040.jpg
梅田貨物線としての終点である
大阪環状線の西九条を通過。
(゚∀゚)オッ!
当駅はかつて
梅田貨物線経由の「はるか」が
大阪駅を通らないため
その代替的な停車駅でしたが
現在は通過駅となっています。
(特急「くろしお」の一部は停車。
ただしそれも今度のダイヤ改正前日まで。)
▲大阪環状線 西九条
(進行方向で右の車窓)


野田(のだ)を過ぎたところで大阪環状線の内回り線へと乗り入れた「はるか」は、やがて西九条のホームを右にかすめてゆっくりと通過 ...(((o*・ω・)o。停車はしないけれど当駅が梅田貨物線の終点とされており、これにて地下に切り替えられた新ルート(移設部分)を含む梅田貨物線の全区間を完乗となりました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
もっとも今回の場合は、私が過去に地上の旧線(梅田貨物駅経由)をすでに踏破しているため、“乗り潰した”というよりは“乗り直した”といったほうが正しいのですが、それでもやはり新たな地下ルートとしては初乗車なので個人的に達成感と満足感を覚えます +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
ちなみに梅田貨物線の総距離は12.6キロ(吹田貨物ターミナル〜西九条)、そのうち地下への移設にともなって線路が敷き直された区間は2.2キロでした ( ̄  ̄)ニキロ。


0041.jpg
西九条を過ぎて
右のほうに分岐するのは
USJのあるユニバーサルシティや
桜島方面へと伸びる
JRゆめ咲線(桜島線)。
なお当線の安治川口は貨物取扱駅であり
もともと梅田貨物線は
おもにそこを発着する貨物列車のための
貨物線でした。
( ̄、 ̄*)ナルヘソ
▲大阪環状線 西九条-弁天町
(進行方向で右の車窓)

0042.jpg
左の車窓に見える
ドーム球場の「京セラドーム大阪」
まるでフリーザの宇宙船(?)のような
インパクトあるデザインですね。
( ̄∇ ̄;)フリーザ…
▲大阪環状線 弁天町-大正
(進行方向で左の車窓)

0043.jpg
新今宮の手前で今度は
大阪環状線から大和路線(関西本線)へ転線。
新今宮の2番線を通過します。
...(((o*・ω・)o
▲関西本線 新今宮
(進行方向で左の車窓)

0044.jpg
左の車窓に
新世界のシンボル「通天閣」が見えてくると
まもなく天王寺。
( ̄▽ ̄)ツーテンカク
▲関西本線 新今宮-天王寺
(進行方向で左の車窓)


JR京都線(東海道線)、梅田貨物線、大阪環状線、そして環状線との重複区間ではありますが大和路線(関西本線)を経由して京都から45分、特急「はるか29号」は定刻の13時45分に大阪市内の天王寺へ到着しました (・ω・)トーチャコ。当列車は関西空港ゆきですが私はここで下車します。


0046.jpg
天王寺の15番線に停車した
特急「はるか29号」。
当列車はこの先さらに
阪和線と関西空港線を経て
関西空港に向かいます。
(=゚ω゚)ノ゙イッテラ~
▲関西本線 天王寺


京都1300-(特急はるか29号)-天王寺1345

大阪駅北側(うめきたエリア)の再開発にともなって地上から地下へ移設された、梅田貨物線の“乗り直し”を目的に乗車した特急「はるか」の“乗り鉄旅” (゚ー゚*)ハルカ。
梅田貨物線のみならず旅客線と貨物線の転線を繰り返す複雑な経路を進む当列車は、京都〜天王寺の乗車区間全体を通して鉄ちゃん的にとても興味深いものがあり、そのマニアックな車窓風景を存分に満喫 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そして主目的の梅田貨物線は、かつて梅田貨物駅の構内をかすめていた地上線時代のほうが車窓からの景色に面白さはあったものの、このたび新たに設置された「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」をいち早く眺められたところや (゚∀゚)オッ!、地下トンネルをくぐり抜けて大阪環状線の福島付近に出てくる展開などは (゚∀゚*)オオッ!、個人的に新鮮な印象で車窓を見ることができました (=´▽`=)ワーイ♪。これは特急料金(特急券)を払って乗ったぶんの価値はあったと思います ъ(゚Д゚)ナイス。ただ、大阪駅うめきたエリア地下ホームに関してはやはり一瞬で通過しちゃうのでなく、あの新しいホームに降り立ってみたいもの σ(・∀・`)ウーン…。“フルスクリーンホームドア”ってヤツが可動するところも見てみたいですしね (・∀・)ミタイ。
まもなく3月18日に開業(使用開始)する「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」。そのホームから私が列車に乗ることは、次にまた大阪を訪れるときの楽しみにしたいと思います (*´v`*)ワクワク♪。


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JRの改札を出て、
天王寺の地下から乗るのは
大阪メトロ御堂筋線の中津ゆき。
以前にもご紹介しましたが
当駅のホームの照明は
特徴的なデザインをしています。
( ̄∇ ̄)シャンデリア
▲大阪メトロ御堂筋線 天王寺


さてと、本来なら新世界あたりの居酒屋で梅田貨物線の完乗を祝って打ち上げでもしたいところだけど (σ´∀`)σイイネ♪、今回の私は仕事の出張で来ていることを忘れてはいけません (; ̄▽ ̄)ア…。“鉄ちゃんモード”から“仕事モード”に気持ちを切り替えて、地下鉄の御堂筋線で心斎橋へ向かうとしますか オシゴト…((((o* ̄-)o 。



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そしてこの写真は
仕事の要件を済ませたあとに立ち寄ってみた
3月3日時点の大阪駅の様子。
(「゚ー゚)ドレドレ
東海道本線(JR京都、神戸線)の塚本方
大阪環状線の福島方など
各ホーム(11番線ホームを除く)の西側に
“うめきたエリア”の地下ホームへとつながる

連絡通路が設けられました
(*・`o´・*)ホ─
なお、既存の地上駅と
うめきたエリア地下ホームの乗換時間は
歩く速度や混雑具合により
おおむね6分〜10分程度とされています。
東京駅の京葉線地下ホームよりは近いのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲東海道本線 大阪

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「うめきた開業まで 15日」っ!
(3/3現在)
(*゚v゚*)ワクワク♪



ONE-shot 492 惜別の“青い国電” [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 492 惜別の“青い国電”

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“グルルルル・・・”

六甲山の向こうに陽が落ちた
夕暮れ時の帰宅ラッシュ。
工場地帯の片隅に所在する駅のホームで
青一色に塗られた古い電車が
独特のコンプレッサー音を響かせて
発車の刻を待っています。

ふだん使いの通勤利用者にとっては
とくにいつもと変わらない
見慣れた日常風景かと思われますが、
その電車の前面には先日より
ありがとう”や“感謝”という
ねぎらいの言葉を添えた
ヘッドマークが掲げられました。

国鉄の通勤型電車
いわゆる“国電”の生き残りで、
兵庫県の和田岬線を走り続けてきた
スカイブルーの103系(R1編成)。
その歩みを止める日まで
あとわずか・・・

(゚ーÅ) ホロリ


▲23.3.3 山陽本線(和田岬線) 和田岬




3月18日に実施されるダイヤ改正まで
あと半月ほどに迫った先日の2月27日。
突如(?)JR西日本は
今改正をもって和田岬線で使用されている
103系の運用を終了すると発表
207系への置き換え)。

これには衝撃が走った
Σ(゚□゚*)ナニーッ!!
・・・というような驚きはあまりなく
製造から50年が経つ当系の車齢を考えたら
個人的には「ああやっぱりか」って印象。
σ(・∀・`)ウーン…
うすうす引退が近いことを察して
昨年の夏に当系の撮影へ赴いたのは
記憶に新しいところです。
私はその時の記録でもうじゅうぶんかと
退役の一報を聞いたときは納得していました。
(-`ω´-*)ウム


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ところがホントにたまたま、
3月の第一週目に急きょ
仕事で関西方面への出張が
私の元に舞い込んで(?)きたのです。
エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?
おもな出張先は京都や大阪だけど、
これはちょっと足を延ばせば
和田岬線のある神戸(兵庫)まで
行けなくはありません。
(☆∀☆)キラーン☆

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典型的な“葬式鉄”ってやつですが、
このタイミングでの関西出張という
せっかくのチャンスを活かして、
引退前の最後にもう一度、
“青い国電”に会ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア

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私は和田岬線との縁は薄いけど、
かつて首都圏(東京近郊)の各線でも
使われていた103系は
通学や通勤をはじめ
いろいろと利用する機会が多かった
馴染みの深い電車です。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。

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そんなお世話になっていた時の
思い出を振り返りながら
いま一度、感謝の気持ちをこめて、
ラストシーンをカメラに収めました。
(^_[◎]oパチリ


“出張のついで”にしては
けっこうガチで撮り鉄してる!?
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ



ONE-shot 491 並走 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 491 並走

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向かって左の白い列車は
上野駅の高架ホームを発車して
常磐線の水戸方面に向かう
E657系の特急「ひたち5号」。
(゚ー゚*)ヒタチ

いっぽう右の赤茶色の列車は
同駅の地平ホームを発車して
宇都宮線を大宮方面へ下る
団体専用臨時列車の
E655系「和(なごみ)」。
(*゚ー゚)ナゴミ キャンベル

山手線、京浜東北線、
宇都宮・高崎線、常磐線と
何本もの線路が並行して敷かれ、
都内屈指の“トレインビュースポット”として
鉄道好きに有名な
鴬谷(うぐいすだに)付近の大カーブを
二本の列車がぴったりと足並みを揃えて
なかよく並走してゆきます。
...(((*・∀・)*・∀・)ピタッ!


この絶妙な共演は
タイミングを予測して撮ったのか
それとも偶然に撮れたのか・・・。
実は私の狙いは
“別のもの”を期待していたんです。
(´・ω`・)エッ?

というのも、
先日に時刻表を見ていてふと気づいたのが
常磐線の下り特急「ひたち5号」と
高崎線の下り特急「草津31号」は
どちらも上野の発車時刻が9時ちょうど
(もちろんそれぞれ別の線路を走ります)。
σ(゚・゚*)ンー…
これはひょっとして上野駅近くの跨線橋なら
両者の並走が見られるのではないかと思い、
「草津」からの退役が近づいている
651系の記録のひとつとして
ためしに当地へ足を運んでみました。

駄菓子菓子(だがしかし)
実際の厳密な運転時刻は秒単位であり、
たとえば発車時刻が9時00分“00秒”でも
9時00分“50秒”であっても
一般の時刻表では“9時00分発”とされます。
( ̄。 ̄)ヘー

また、“よーいドン!”って感じで
仮に秒まで合わせて
二つの列車が同時に動き出したとしても
高架ホームと地平ホームの高低差や
車両の性能または編成両数による加速の違いなど
わずかなことで誤差が生じるものでしょう。
(゚ペ)ウーン…

はたしてこの日は
651系「草津」が先に姿を見せたものの
E657系「ひたち」のほうは現れず、
私が期待していた両者の並走はあえなく失敗。
やっぱしそうウマくはいかないものよね。
(・ε・`)チェ
しかも「ひたち」は“誤差”程度でなく、
常磐線のダイヤ乱れで数分ほど遅れている様子。
これじゃタイミングが合いっこありません。
がっくし。
(_ _|||)ガクッ

まあ、並走は叶わなかったけど
せっかくここまで来たんなら
単発の「ひたち」も撮っていくべかと
そのまましばらく待っていたところ、
3分遅れの「ひたち5号」と同時に
地平ホームのほうからやってきたのが
おそらく上野を9時03分ごろに発車した
団体列車の「和(なごみ)」だったのです。
Σ(゚∇゚ノ)ノ エッ!?

ツアー列車を主体に運用され、
時には“お召列車”として使われることもある
ハイグレード車(オールグリーン車)のE655系は
わずか一編成のみ存在する特別な車両。
w(゚o゚*)w オオー!
それが「草津」の代わりに(?)
「ひたち」と並走してくるとは思いもよらず
なんだか“鉄の神様”に弄ばれたような
不思議な“鉄運”を感じました。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

当初の狙いとは異なる展開でしたが
これはラッキーだった・・・のかな?(笑)
ヘェー(´σД`)ソウ…


▲23.2.25 東北本線 上野-尾久
(鴬谷付近




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一枚目の3分前、
定刻にサラっと通過していった
651系の特急「草津31号」。
ε=(=゚ω゚)ノ゙オサキ
ご存知のとおり当系は
かつて常磐線で特急に使われていた
元・「スーパーひたち」で、
できればE657系との並走による
“新旧ひたち”の共演も
見てみたかったところです。
σ(・∀・`)ウーン…

(なお、一時間後となる10時ちょうど発の
「ひたち7号」「草津1号」
両列車でもトライしてみたけど、
今度は「ひたち」のほうが30秒早くて
じぇんじぇんタイミングが合いませんでした
(´д`;)アウ…





☆懐かしい一枚★

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これは今から45年くらい前、
今回と同じ鴬谷の跨線橋(凌雲橋)より
私の父が撮った国鉄時代の特急列車。
(*´ω`*)ナツカシス

惜しくも架線柱(のビーム)に
車両の顔が隠されちゃってますが
向かって左の列車は
上野と秋田のあいだを
上越線・羽越本線経由で結んでいた
485系の特急「いなほ」。
(゚ー゚*)イナホ

いっぽう右の列車は
上野と青森のあいだを
常磐線・東北本線経由で結んでいた
583系の特急「みちのく」です。
(*゚ー゚)ミチノク
(どちらも上野に到着する後追い。
「みちのく」のほうは送り込みの回送かも。)


この時はガキンチョだった私も
一緒に撮影へ同行しており
(*’∀’*)ワーイ♪
今回の“ONE-shot”を撮るにあたっては
とくに意識をしなかったものの
この画が記憶の片隅にあって
自然とオマージュしていたかもしれません。
(○′I`)。oOポヤーン…

時代の流れとともに
列車や車両はの顔ぶれは
昔と今で大きく変わったけど
たくさんの電車が見られるこの場所

いつの時代でも
鉄道好きにとって眺めていて楽しい
絶好の“ビュースポット”です。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚