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阿武隈急行・・・運転再開 乗車記 [鉄道旅行記]

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2020.11.1 Goto宮城 その3
全線運転再開!
阿武隈急行 乗車
 
 
前回からの続きです。

コロナ禍の旅行・観光事業支援策「GoToトラベルキャンペーン」の宿泊割引を活用し ( ̄∀ ̄)ゴトー、“乗り鉄”や“撮り鉄”をおもな目的とした鉄道旅で東北地方の宮城県を訪れている私 ...(((o*・ω・)o。
旅の初日(10/31)には、東日本大震災と原発事故による長らくの不通から今春に復旧を果たした、常磐線(じょうばんせん)の運転再開区間(富岡〜浪江)への乗車と (´ω`)シミジミ…、日本三景のひとつに数えられる景勝地の松島で仙石線(せんせきせん)の列車(205系)を撮影 (^_[◎]oパチリ。
二日目は、仙台と山形のあいだを結ぶ仙山線(せんざんせん)にて、その県境付近に位置する深い山あいの撮影ポイントから、いまの時期ならではの紅葉風景を走りゆく列車(E721系)を狙います (^_[◎]oパチリ。なかなかスッキリと晴れてくれない空模様にもどかしさを感じつつも、滞在時間で最後の一本となる列車にはかろうじて日が差してくれて、満足のいく成果を残すことができました (+`゚∀´)=b OK牧場!。
そして撮影後に戻ってきたのは、仙山線の作並(さくなみ)駅。現在の時刻はまだ午前10時過ぎで、ここから次なる目的地(目的路線)へ移動しようと思います σ(゚・゚*)ンー…。乗るのは仙台方面の上り列車?それとも山形方面の下り列車? ノボリ?(゚д゚≡゚д゚)クダリ?。


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作並温泉郷の写真が施されている
作並の駅名標(観光地バージョン)。
それを横目にE721系の快速列車が
ホームへ入ってきました。
▲20.11.1 仙山線 作並


前回の記事でお伝えしたとおり、今旅は仙台から仙山線を下って作並までやってきたので、セオリー的に見れば作並からさらに下り列車で山形方面へ進んだほうが、よりいっそう当線の魅力が味わえるし、いまの時期は沿線の面白山高原(おもしろやまこうげん)や山寺(やまでら)あたりの紅葉も綺麗でしょう (・∀・)イイネ。旅の計画を練っていた段階では、仙山線で山形まで行き、その後は奥羽本線の上り列車に乗り継いで福島から帰京・・・という経路に決めかけており ( ̄  ̄*)ヤマガタ、この行程では運行本数が少なくてネックとなりがちな、米沢〜福島の間のいわゆる“板谷峠越え”での普通列車も乗り継ぎがスムーズでした ъ(゚Д゚)ナイス。
駄菓子菓子(だがしかし)、実際の私が作並から乗ったのは、仙台ゆきの上り快速列車 ( ̄△ ̄;)エ?。山形に向かうのでなく、朝に出発した仙台へ戻るほうを選択したのです コッチ…((((o* ̄-)o。あ、さては仙台で泊まったホテルに忘れ物をしてきたな・・・って? (´・ω`・)エッ?。いや、そうではありません ヾノ・∀・`)チャウチャウ。
山形経由のプランのほかに、それとはまったく違う別の路線を訪れるプランが旅に出る直前になって急浮上し、作並の駅で列車を待っている段階でも二つのプランのどちらかで迷っていたものの ( ̄ヘ ̄)ウーン…、今回は後者を実行することに決めました。


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仙台から乗るのも、E721系。
仙山線と同じ形式の電車ですが、
こちらは東北本線の白石ゆきです。
(゚ー゚*)トホセン
▲20.11.1 東北本線 仙台


作並から仙山線で仙台に到着すると、数分程度の短い接続時間で乗り継いだのは、東北本線の白石(しろいし)ゆき上り普通列車 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。これにも仙山線と同じE721系が使われていて、乗り換えたのに新鮮味は薄いけれど、当系にはボックスシート(セミクロス仕様)が備わっているので、個人的には歓迎する車両です (・∀・)イイネ(いっぽう、あまり歓迎しないのはオールロングシートの701系 ^^;)。
なーんだ、山形経由ではない別のプランって東北本線?それだったら奥羽本線のほうが旅情あって良さそうなのに (´σД`)ナーンダ…・・・と、思われるかもしれませんが、もちろんこのまま単純に東北本線で帰京するわけではありません (-`ω´-*)ウム。仙台から上り方向へ進むこと30分、前日に常磐線から合流した岩沼(いわぬま)を過ぎ、その次駅となる槻木(つきのき)で私は東北本線の列車を降ります (゚ー゚*)ツキノキ。そして当駅で接続するのが、私の目的路線である“阿武急(あぶきゅう)”こと「阿武隈急行(あぶくまきゅうこう)」(゚∀゚*)オオッ!。


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島式と相対のホームで二面三線の槻木。
中線にはすでに列車が入線しています。
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲20.11.1 東北本線 槻木
(前方の車窓から)

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槻木で並んだ、
同じお顔で色違いの電車。
向かって右側が私の乗ってきた
東北本線のE721系で、
左の青い車両は
E721系を基本設計のベースとした
阿武隈急行のAB900系です。
(゚ー゚*)アブキュー
▲20.11.1 東北本線 槻木

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そのAB900系の正面には
こんなヘッドマークが取り付けられています。
“ありがとう”? 何かの記念でしょうか?
(・ω・)アリガ㌧?


ここ槻木でも、わずか数分という慌ただしい乗り換え時間のなか ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、ホームで発車を待っていた阿武急の丸森(まるもり)ゆき上り普通列車は、仙山線と東北本線で乗ったE721系と同じカタチながら、青い車体色が印象的なAB900系 ( ̄  ̄*)アオレンジャー。阿武急が昨年(2019年)に導入したばかりの新型車両で、私は今回が初見です (=゚ω゚)ノ゙ヤア。そんな当系の車体正面に掲げられている、「ありがとう」の言葉が綴られたヘッドマークに目が留まるところですが (=゚ω゚=*)ンン!?、これについては後述することとして、とりあえず発車時刻が迫っている列車に乗り込みました ε-(´o`;A フゥ…。
車内は座席の7割くらいが埋まる乗車率で、大半を占める地元の利用者のなかに、同業者(鉄ちゃん)らしき方の姿もチラホラと見受けられます σ(゚・゚*)ンー…。


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阿武急の列車は槻木を発車すると
東北本線をオーバークロスして分かれ、
進路を東のほうに取ります。
ヒガシ…((((o* ̄-)o
▲20.11.1 阿武隈急行 槻木-東船岡
(車窓から)


阿武隈急行(阿武隈急行線)は、東北本線や奥羽本線と接する福島県の福島を起点に、卸町(おろしまち)、保原(ほばら)、梁川(やながわ)、富野(とみの)、丸森、角田(かくだ)など、おもに阿武隈川流域の市や町にある各駅を経て、ふたたび東北本線と合流する宮城県の槻木までの54.9キロをむすぶ、福島と宮城の両県による第三セクター鉄道の路線(なお、今回の私は起点側からでなく、槻木から福島のほうに向かって進みます)(゚ー゚*)アブキュー。
ちなみに今旅で私が使用している乗車券、JR東日本発行のフリーきっぷ「週末パス」は、この阿武急も利用可能な路線に含まれており、全線での乗り降りが自由となっています  (*・∀・)つ[パス]



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個人的に東北本線の船岡
ちょくちょく通過しているけれど、
阿武急の東船岡を通るのは
およそ20年ぶりのこと。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
▲20.11.1 阿武隈急行 東船岡
(車窓から)


この阿武急はもともと、東北本線のルートから外れた地域の誘致活動によって国鉄の路線として福島~槻木の建設が始まり、国鉄時代の1968年に宮城県側の槻木〜丸森(17.4キロ)が非電化路線の「丸森線」として開業。その先の区間(福島方面)についても引き続き敷設が進められます (・o・*)ホホゥ。しかし、この頃の国鉄は経営赤字が悪化し、福島県側の工事は完成間近で凍結。丸森線は全線開通どころか、廃線の危機に立たされる事態となりました (´д`;)アウ…。そこで福島と宮城の両県、および沿線の市町は、未完成部分の国による工事続行を条件に、国鉄から当線を引き継ぐ“第三セクター鉄道(三セク)”への転換を選択 (-`ω´-*)サンセク。1986年に国鉄・丸森線あらため、三セク路線の「阿武隈急行」となって再出発し、それから二年後の1988年には福島〜丸森(37.5キロ)の完成を受けて念願の全線開業 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。同時に全線にわたって電化(交流20,000V・50Hz電化)され、現在の路線形態にいたっています ( ̄。 ̄)ヘー。


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のどかな田園風景が広がる
東船岡付近の車窓風景。
奥には蔵王連峰の山並みが望めます。
(゚ー゚*)ザオー
いま列車が走っている
槻木から丸森までのあいだは、
もと国鉄・丸森線だった区間。
マルマル♪(o ̄∇ ̄o)モリモリ♪
▲20.11.1 阿武隈急行 東船岡-岡
(車窓から)


そんな阿武隈急行は今年(2020年)で、丸森線としての初開業から52年、三セク転換から34年、全線開業(&全線電化)から32年・・・。たしかに歴史を着実に重ねてはいるけれど、車両の正面に「ありがとう」の記念ヘッドマークを掲げるには、なんだか中途ハンパな年数ジャマイカ? σ(゚・゚*)ンー…。
いや、「ありがとう」のヘッドマークは節目の年を祝うものではありません。


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沿線の各駅で車窓から目に付いた、
「ガンパッペ(頑張れ)、阿武急」の幟旗。
▲20.11.1 阿武隈急行 横倉
(車窓から)


今から一年前になる昨年(2019年)の10月、おもに関東甲信越から東北地方南部にかけて強襲した大型の台風19号(令和元年東日本台風)の猛威により、阿武急は路線が広範囲で被災。阿武隈川の氾濫や土砂崩れなどその被害は約50カ所にもおよび、一時は福島〜槻木の全線で運休となってしまいました ヽ(´д`;)アア…。
被害の少ない区間から順次運行を再開したものの、とくに被害の大きかった富野〜丸森(15.4キロ)のあいだは復旧工事が難航。県境に位置してもともと利用者の少ない区間だったため、部分廃止も示唆されます σ(・ω・`)ウーン…。しかし、そのような厳しい状況のなかにあっても、地域の足を守るという使命を託された現場の方の尽力によって復旧作業が進められ (*`・ω・´)-3フンス!、一年もの長い工事期間を経て不通だった区間をふくむ全線での運転が再開へ  (*゚▽゚)/゚・:*【全線再開】*:・゚\(゚▽゚*)。
そう、この「ありがとう」のヘッドマークは阿武急によると、運休中も支えてくれた沿線地域の方々に対しての感謝を表したものだそうです (´ω`)ナルヘソ。でも、きっと地域の方からしたら復旧作業に当たった現場の人たちに感謝したいところではないでしょうか カンシャ 人-`ω´-*) カンシャ。


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沿線で比較的大きな街の角田は有人駅で、
上下列車の行き違い可能な二面二線構造。
当駅で交換した下りの槻木ゆきは、
ご当地アニメ「政宗ダテニクル」とコラボした
「正宗ブルーライナー」の8100系です。
(゚∀゚)オッ!
この編成の正面にも「ありがとう」マークが
掲げられていました。
▲20.11.1 阿武隈急行 角田


そして、その復旧完了によって全線での運行が再開されたのは、つい昨日の10月31日。つまり今日(11/1)は再開から二日目です (・o・*)ホホゥ。
「GoTo」を利用して私が仙台の宿泊施設を早めに予約した時点では、まだ阿武急の運行再開日が公表される前で、当初の旅程は先述したように作並から山形経由で奥羽本線に乗るルートを考えていたのですが ( ̄  ̄*)ヤマガタ、私が宮城を訪れるタイミングで阿武急の不通区間が再開されると聞き、急きょ計画を変更 σ(゚・゚*)ンー…。奥羽本線でなく阿武急のほうを選んだのでした m9(`・ω・´)アブキュー!。
ちなみにこれは、すぐにでも駆けつけて運転再開を喜びたいとか、災害に見舞われた当線を応援したいというマジメな気持ちよりも(もちろんそれも少なからずあるけれど)、個人的に意外と訪れる機会が少ない阿武急に行ってみようと思わせる、ひとつのキッカケになったというのが正直なところ (^^;)ゞポリポリ。私が阿武急を訪れるのは、乗り潰し目的だったおよそ20年前の初乗車以来、今回が二度目です (*´∀`)ノ゙オヒサ。



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角田までの車窓風景は
平地に田畑が広がっていましたが、
そこを過ぎると次第に
県境の山が近づいてきます。
▲20.11.1 阿武隈急行 北丸森-丸森
(車窓から)


槻木から乗った上り列車は、福島までの全線を通して走るものでなく、途中の丸森どまりで、まるで旧・丸森線のような運用範囲 マルマル♪(o ̄∇ ̄o)モリモリ♪。福島と宮城の二県にまたがる阿武急ですが、現在は先述した台風被害のこともあって、全線を直通する定期列車は一本も設定されておらず(2020年10月31日改正の暫定ダイヤ)、福島県側の福島〜富野、県境に位置する富野〜丸森、宮城県側の丸森〜槻木と、一部の列車を除き、おおむねこの三つに分けられた運行体系となっています (・o・*)ホホゥ。そして福島県側と宮城県側はそれぞれの都市圏へ通勤通学需要が高いため、列車の運転本数も多めなのですが(日中でも福島側は30〜40分に一本、宮城側は一時間に一本)、利用者が少ない県境の閑散区間では復旧工事の関係もあって、列車の運転間隔が日中は二時間から三時間に一本程度と抑えられており ( ̄  ̄;)スクナイ…、意外と乗り通しにくい。
そんな区間別の極端な運行体系にあるなか、いまの私が乗っている列車(7928M)は終点の丸森で、富野方面の梁川ゆき(7716M)にわずか2分の好接続 (゚∀゚)オッ!。できれば乗り換えにもうちょい余裕が欲しいところですが、待ち時間なくスムーズに先へと進むことができます
ъ(゚Д゚)ナイス


4017.jpg
かつて丸森線の終着駅だった丸森で、
先へ進む梁川ゆき(左)に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ちなみに当地には江戸時代の豪商、
齋藤家の屋敷が残されており、
現在は郷土博物館として
観光名所のひとつになっています。
ホームの壁や駅名標に見られる鱗壁模様は
その屋敷をイメージしたもの。
( ̄。 ̄)ヘー
▲20.11.1 阿武隈急行 丸森

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梁川ゆきに使われる車両は
オリジナルカラー(一般色)の8100系。
白地に施された青と緑のラインは、
阿武隈川と阿武隈山地の自然を
イメージしています。
(゚ー゚*)アブキュー
▲20.11.1 阿武隈急行 丸森。


仙台、槻木に続き、またも短い時間で慌ただしく乗り換えを済ませて ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、梁川ゆきの上り列車は定時に丸森を発車 ε-(´o`;A フゥ…。
ここから進む先が昨日に運転を再開したばかりの復旧区間で、そこを任されたのは1988年の全線開業(&電化)時に投入され、同年にデビューした阿武急オリジナルの交流型電車・8100系 (o´∀`o)カコイイ!。槻木から乗った新型のAB900系よりも、やはりこの8100系のほうが、私にとっては阿武急のイメージにしっくりとハマり、落ち着きのようなものを覚えます (´ー`)マターリ。
そして、ふだんは乗客が少ないと思われる県境の閑散区間でも、運転再開から二日目で日曜日でもある今日は、方言が飛び交う地元の人たち(と鉄ちゃん)で車内はけっこうな賑わい ワイワイヽ| ○´ω`|ノヽ| ´ω`○|ノワイワイ。といっても混雑しているわけでなく、各ボックスシートに二人ずつが着席する程度の“ソーシャルディスタンス”的な乗車具合ですが、それでもこの乗客の数には復旧を待ち望んでいた喜びの様子が伺えました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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直角のボックスシートが並ぶ8100系は
国鉄の急行形車両に近い雰囲気。
(´ω`*)シブイ
その車内には阿武急の復旧を心待ちにしていた
地元の人たちが多く見られ、
荷棚の下に目をやると
運転再開を記念して沿線の子供たちが描いた
阿武急の絵が飾られています。
(*'∀'*)オエカキ

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昨年の台風では氾濫した阿武隈川ですが、
今日は穏やかな川の流れが車窓から望めます。
紅葉の色づきはまだ浅いかな

(「゚ー゚)ドレドレ

災害が起きたことを意識しなければ、
とてもきれいな風景なんだけどね・・・。
▲20.11.1 阿武隈急行 丸森-あぶくま
(車窓から)

4021.jpg
運転の再開は行なわれたものの、
このあたりは土砂被害がひどかった場所で、
まだ工事が続いている箇所も見られました。
復旧作業おつかれさまです。
( ̄^ ̄)ゞピシッ!
▲20.11.1 阿武隈急行 丸森-あぶくま
(後方の車窓から)

4023.jpg
山側からの土砂崩れで、
ホームの損壊や路盤が流失するなど
甚大な被害を受けた、あぶくま(駅)。
被災前と変わらぬまでに再生されたホームには、
運転再開を記念した横断幕が掲げられています。
(*゚▽゚)/゚・:*【全線再開】*:・゚\(゚▽゚*)。
ちなみに左のほうに見えるのは駅舎でなく、
駅に併設された産業伝承館。
▲20.11.1 阿武隈急行 あぶくま
(車窓から)

4024.jpg
県境を越え、福島県に入って最初の駅は
勇ましい駅名の兜(かぶと)。
(`・ω・´)カブト
この地名の由来はわかりませんが、
阿武急が開通する以前の1980年までは
当地に阿武隈川の渡船が運行されていて、
“兜の渡し”と呼ばれていたそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲20.11.1 阿武隈急行 兜
(車窓から)

4025.jpg
その兜の駅近くをはじめ、
今の時期に沿線で多く目に付くのが
果樹畑でたわわに成った橙色の柿の実。
この柿は“あんぽ柿”と呼ばれる
高級な干し柿にされるもので、
ご当地の特産品です。
(゚¬゚*)ジュルリ
▲20.11.1 阿武隈急行 あぶくま-兜
(車窓から)


丸森から先は運転が行なえるまでに復旧したものの、まだ各所で工事が続けられていて、暫定的に速度が45キロに抑えられている列車 ノコノコ...(((o*・ω・)o。このあたりは阿武隈川の渓谷に沿って線路が敷かれており、災害の復旧工事による速度制限というところがちょっと皮肉な感じだけど、低速で進む列車の車窓からはその佳景をじっくりと眺めることができます (´▽`*)キレイ♪(そのような環境にあるがゆえ、土砂崩れが発生してしまったのですが・・・)。
“撮り鉄”の私としては、この阿武隈川沿いを進む箇所や、今の時期にちょうどたわわな実を付けた柿の木がある果樹畑などで、阿武急の列車を外から撮りたいところですが (・∀・)イイネ、先述したようにこの県境の区間は列車の本数が極端に少なくて、あぶくまや兜(かぶと)などの川沿いにある駅でもし途中下車したら、次に撮影できる下り列車は約二時間後 ( ̄  ̄;)ニジカン…、そのあとに再び乗る上り列車は三時間半後までなく ( ̄  ̄;)サンジカンハン…、さすがにこれでは効率が悪くて躊躇してしまいます σ(・∀・`)ウーン…。クルマでなく列車利用の“徒歩鉄”がこの県境区間で阿武急を撮るとすれば、今回のような仙山線からの転戦などでなく、朝から一日かけて巡るくらいの心構えがないと難しいかもしれません (´ω`)ナルヘソ。
そんな阿武隈川沿いのきれいな車窓風景を、撮り鉄できないジレンマを抱えながら眺めて過ごしていると ((o(・∀・`)o))ウズウズ、列車はやがて県境を越えて福島県へと入り、山あいを抜けたところにある富野に停車
(゚ー゚*)トミノ。ここまでが昨日に運転を再開した復旧区間です カンシャ 人-`ω´-*) カンシャ。列車はそこからさらに田園風景のなかを二駅ほど進み、梁川に到着しました (・ω・)トーチャコ。


4026.jpg
復旧した県境の区間を経て、
富野に停車。
(゚ー゚*)トミノ
当駅からは福島方面へ
列車の本数が多く設定されています。
▲20.11.1 阿武隈急行 富野
(車窓から)

4027.jpg
やながわ希望の森公園前は、
すべてを仮名にすると16文字。
開業当初は日本一長い駅名として知られ、
駅名標もそれにあわせたロングサイズですが、
Σ(゚∇゚;ノ)ノ ナガッ!
現在では日本で5位の長さとなっています
(ちなみに現在の1位は嵐電北野線にある
「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」)。
▲20.11.1 阿武隈急行 やながわ希望の森公園前
(車窓から)

4028.jpg
県境の山あいを抜けて、
車窓にはふたたび田園風景が
広がるようになりました。
(´ー`)ノドカ
▲20.11.1 阿武急 やながわ希望の森公園前-梁川
(車窓から)

4029.jpg
丸森から乗った列車の終点、
梁川に到着。
(・ω・)トーチャコ
ホームには当列車から降りて、
さらに先へ進む列車を待つ人たちが見られます。
▲20.11.1 阿武隈急行 梁川


梁川でさらに福島方面へ進む上り列車に乗り継ぐこととなりますが、ここではすぐに接続せず約30分待ち。そしてこの梁川をふくむ富野より先の上り方面は福島都市圏の近郊となる区間で、列車の運行本数も一気に増えます (・o・*)ホホゥ。
そこで、列車の本数が多く、時間的にも少し余裕があることから、ひとつこのあたりで阿武急の列車を沿線で撮ってみようと思い、ためしに梁川の駅を出てみました ...(((o*・ω・)o。


4030.jpg
福島県伊達市の梁川町に所在する梁川は
三角屋根の駅舎が印象的な有人駅。
当駅の付近には
阿武隈急行の本社と車両基地があり、
当線の中核をなす主要駅となっています。
▲20.11.1 阿武隈急行 梁川


作並1022-(仙山3834M)-仙台1053~1102-(東北434M)-槻木1128~1134-(阿武急7928M)-丸森1158~1200-(7716M)-梁川1227

もうこのあたりの線路は阿武隈川から離れてしまい、先ほどの車窓から見た渓谷のようなきれいな風景は望めないけれど、せっかく阿武急を訪れたのならば少しはそれらしい画が撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー…。そんなことを考えながら、とくにアテもなく適当に線路沿いの細道を歩いていると、その先の畑の一角でたくさんの実を付けた柿の木に目が留まりました (゚∀゚)オッ!。このあたりは柿の名産地なので、これが列車とウマく絡められれば阿武急らしさが出るかな?
私が梁川まで乗ってきた列車の30分後となる、富野始発の福島ゆき上り列車(930M)がまもなくやってきます
ε-(°ω°*)キタッ!


4033.jpg
梁川の駅から富野のほうへ
数分ほど歩いたところで、
線路脇に立つ柿の木を見つけました。
のどかでいい散歩道だねぇ・・・。
(´ー`)マターリ

4034.jpg
ご当地名物の柿を横目に見て走る、
阿武隈急行の8100系。
今年の実り具合はいかがでしょうか。
阿武急沿線、秋の一コマ。
(゚- ゚)アキ…
▲20.11.1 阿武急 やながわ希望の森公園前-梁川


お、意外と悪くないじゃん (・∀・)イイネ。
出荷用の柿を育てる広大な果樹園でなく、野菜畑の一角にあった数本の柿の木だけど、たわわな実をいっぱい成らせたそのさまは、なかなか立派じゃないですか。まさに“実りの秋” +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
そんな柿の木の横を走りゆくのは、例の「ありがとう」ヘッドマークを掲げた8100系 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。現在の阿武急ではまだまだ新型のAB900系より8100系のほうが多い状況ですが、阿武急によると近年中にすべての車両を置き換える計画なので、この機会に8100系を記録できたのはいい収穫でした (^_[◎]oパチリ。


4035.jpg
秋の季節感を求めて
稲刈り後の藁塚が並ぶ刈り田でも、
阿武急の列車をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
8100系はサイドから撮ると、
車体側面に施された青と緑の帯が際立ちます。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲20.11.1 阿武急 やながわ希望の森公園前-梁川
(後追い)


ちなみにこの場所は、南西の立ち位置から北東方向を望んでいるので、昼過ぎの今は晴れたらおそらく順光になると思われるものの、残念ながら日差しには恵まれず (・ε・`)チェ、今朝のテレビで見た“晴れのち曇り”の天気予報どおり、阿武急に来てからの時間帯は曇り空となってしまいました (-ω-;*)ドングモリ…。どうやら今日の私の“晴れ運”は、仙山線の作並で使い果たしちゃったみたい(笑)(。A。)アヒャ☆。それでも、“柿の木と阿武急”というご当地らしくて、さらには秋の風情が感じられるようなカットが撮れたことに満足です。適当に見つけた撮影ポイントにしては上出来でしょう (+`゚∀´)=b OK牧場!。
もう一本、いまの上り列車が梁川で交換した下り列車(925M)のほうは、刈り田に立てられていた藁塚と絡めて撮影 (^_[◎]oパチリ。一時間足らずの短時間で上下一本ずつ、二本の列車が効率よく撮れました ъ(゚Д゚)ナイス。沿線での撮影はここまでとして、梁川の駅に戻ります。


4037.jpg
有人駅ながら入鋏は省略の梁川
・・・ですが、
改札には鋏を持った女性駅員さんが
いらっしゃいました。

彼女は阿武急の鉄道むすめ(キャラクター)、
丸森たかこ”サンだそうです。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア

4036.jpg
そんな彼女から・・・じゃなくて、
窓口で発券してもらったのは、
「富野・丸森駅間 再開通記念乗車券」。
阿武急の全線が一日乗り放題で、
なんと300円!
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!

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4032.jpg
梁川の待合室には、
昨年の台風被害の状況を記録した写真
掲示されていました。
土砂に埋もれた線路や崩壊したホームなど、
復旧作業がいかに大変だったかが分かり、
身につまされる思いです・・・。


次の列車へ乗る前に、私が梁川の窓口で買い求めたのは「富野・丸森駅間 再開通記念乗車券」(=゚-゚)つ[キップ] 。これは昨日の全線再開日から枚数限定で発売されている、阿武急全線(福島〜槻木)で有効な一日乗車券(フリーきっぷ)なのですが、その価格はなんと300円!。本来は福島〜槻木の片道普通乗車券が980円ですから、驚くほどの安さではありませんか Σ(゚∇゚;ノ)ノ ヤスッ!。
ただ、私はすでに阿武急の全線で有効な「週末パス」を持っているため、この格安フリーきっぷを買う実用的な意味はなく、これは“記念きっぷマニア”としての保存用と、ほんの微々たる額でもきっぷを買って阿武急を応援したいという気持ちから購入しました ( ̄▽ ̄;)マニア…(なお余談ですが、この記事を書くにあたって阿武急の鉄道むすめ・“丸森たかこ”サンのプロフィールを見てみたら、趣味は“記念きっぷ集め”だそうです。趣味が合うじゃん(笑))。
ちなみに「再開通記念乗車券」ほどの格安ではないけれど、毎月第1日曜日と元日、鉄道の日(10/14)のみに発売される「阿武急フリーきっぷ」は600円、阿武急の“急”にかけて毎月9の付く日に発売される「あぶ急トクだねきっぷ」は900円と、こちらも知っておくとおトクに利用できます (´艸`*)オトク♪。
そんな「再開通記念乗車券」を片手に梁川から福島ゆきの上り列車へ乗り、槻木〜丸森、丸森〜梁川につづいて三区間目となる阿武急の“乗り鉄”を再開 ...(((o*・ω・)o。


4038.jpg
梁川のホームに入ってきた
福島ゆき上り列車は8100系。
先ほど藁塚といっしょに撮った編成が、
富野で折り返してきたものです。
▲20.11.1 阿武隈急行 梁川

4039.jpg
梁川を発車すると、
車窓の右手に見えるのは阿武急の車両基地。
(「゚ー゚)ドレドレ
その構内には真新しいAB900系の姿がありました。
槻木から乗った当系(AB-1編成)は青かったけど、
こちら(AB-2編成)は緑なのね。
(゚ー゚*)ミドレンジャー
▲20.11.1 阿武隈急行 梁川-新田(車窓から)

4040.jpg
伊達市保原町に所在する保原。
伊達(だて)という駅は東北本線にありますが、
この保原のほうが伊達市役所に近く、
当駅の駅舎は旧・伊達郡役所を模した
立派な造りとなっています。
(・o・*)ホホゥ
▲20.11.1 阿武隈急行 保原(車窓から)

4041.jpg
福島への通勤圏内に入ってきた沿線には
新しい住宅地が見られ、
高子の駅前も広範囲で宅地造成中でした。
ちなみにこの高子(たかこ)という駅名が
さっき出会った“鉄道むすめ”の名前の由来ね。
(*’∀’*)タカコ♪
▲20.11.1 阿武隈急行 高子(車窓から)

4042_1.jpg
4042.jpg
ふたたび阿武隈川を渡った列車は、
福島市内へと入りました。
このあたりの果樹園では柿よりも、
モモやリンゴの木のほうが多く見られます。
ハイヒール(゚ー゚*)リンゴ
まさにフルーツ王国の福島らしい風景。
▲20.11.1 阿武隈急行 向瀬上-瀬上
(車窓から)


県境の復旧区間でかけられていた速度制限が解除され、本来の走りをみせる8100系 (*`・ω・´)-3フンス!。当系は国鉄の713系の走行機器類をベースとしており、本家のJRではもうあまり聞くことができなくなった重厚なモーター音を響かせます。“乗り鉄”としてはこれを聞くだけでも旅情が高まると言うもの (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
梁川のあたりで田園風景が広がっていた車窓風景は、福島へ近づくにつれて次第に住宅地が目立ちはじめ、それと比例して乗客のほうも増えてきました。今日は日曜日なので福島の街へお買い物にでも行くのでしょうか (*’∀’*)オカイモノ♪。国鉄・丸森線の延伸としては紆余曲折あった当線ですが、全線開業から30年あまりの時が経ち、いまではすっかり地元の足として定着した印象を受けます (´ー`)シミジミ。
車内が賑わいだした列車は、やがて福島の手前4.7キロ地点にある阿武急と東北本線の合流点(矢野目信号場)を通過し、まもなく終点の福島に到着 (´w`*)ドツカレサン。


4043.jpg
卸町を出ると、
車窓の右から近づいてきたのは、
東北新幹線の高架線。
(゚∀゚)オッ!
この下をくぐり抜けて・・・
▲20.11.1 阿武隈急行 卸町-福島
(車窓から)

4044.jpg
矢野目信号場で東北本線と合流。
槻木で分かれて以来の再会です。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
ちなみに福島と矢野目信号場のあいだは
阿武急と東北本線の重複区間。
▲20.11.1 阿武隈急行 卸町-福島
(車窓から)

4045.jpg
福島の構内に入る阿武急。
右のほうに見えるのは奥羽本線の719系で、
もしもルート選択で阿武急を選ばなかったら、
私は作並から山形や米沢を経て、
あちらの列車で福島に着いたことでしょう。
▲20.11.1 阿武隈急行 福島


台風被害からの復旧を果たし、約一年ぶりに全線での運転が再開された阿武隈急行 (゚ー゚*)アブキュー。たまたま私がこちらのほうへ旅する日程と運行再開日が合ったことから、久しぶりに訪れて槻木から福島までの全線を乗り通してみました ...(((o*・ω・)o。
20年前の初回は乗り潰すことばかりを意識していたからか、正直、あまり印象に残るような路線ではなかったのですが σ(゚・゚*)ンー…、今回は余裕を持ってじっくりと、三本の列車(二回の乗り換え)によって分けられたそれぞれの区間で、変化に富んだ車窓風景をあらためて見直すことができたように思います (´ω`)シミジミ。
当線にまた訪れる機会があるならば、今度はもっと沿線での撮影を楽しみたいものですね。新緑の時期の阿武隈川沿いなど、いいかもしれません (・∀・)イイネ。


4046.jpg
梁川から40分、
福島に終着した阿武急。
(・ω・)トーチャコ
次に私が阿武急を訪れるとき、
はたしてこの8100系は
まだ残っているのだろうか・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲20.11.1 阿武隈急行 福島


さて、阿武急を乗り通してやってきた福島 (゚ー゚*)フクシマ。
あとはもう東京へと帰るだけで、ここから東北新幹線を使おうか、それとも在来線の東北本線にしようか、決めあぐねていたのですが σ(゚・゚*)ンー…、福島の構内に掲げられていた列車の発車標を確認したら、あと数分で発車する東北本線の郡山ゆき上り普通列車があり、その列車へなかば条件反射的に飛び乗ってしまいますた (*゚ロ゚)ハッ!。
まあ、とくに新幹線を使うほど急いで帰る理由はないし、のんびりと東北本線を乗り継いでいきますか・・・カエロ…((((o* ̄-)o。


4048.jpg
福島では8分の接続で、
東北本線の郡山ゆきに乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両はあまり嬉しくない、
オールロングシートの701系でした。
▲20.11.1 東北本線 福島

4049.jpg
郡山で乗り継いだ新白河ゆきも、
同じく701系・・・。
キビシい“ロングシート修行”ですが、
それでも列車旅は楽しい。
(´σД`)マ、イッカ
▲20.11.1 東北本線 郡山

4050.jpg
新白河からの黒磯ゆきはE531系で、
この車両にはボックスシートがあります
(セミクロスシート仕様)。
振り返ると今旅のスタートは
上野から乗った常磐線のE531系でした。
▲20.11.1 東北本線 新白河


「GoToトラベル」で宿泊施設が割引になることがひとつのきっかけとなり、不通区間の復旧後にまだ乗れていなかった常磐線を旅の軸にして、目的地を宮城県とした今回の鉄道旅 (*・o・)ノ Go!。一泊二日程度の短い日程でしたが、常磐線、仙石線、仙山線、そして阿武隈急行と、それぞれに特色のある路線を効率よく巡ることができ ...(((o*・ω・)o、また、松島の海景色や作並の紅葉、梁川の柿の木など、撮り鉄的にも多くの成果が得られて、存分に旅を満喫することができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
わずか数分での乗り換えが多くて、食事時間もままならぬ、あいかわらず慌ただしい行程ではありますが アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、いくら「GoTo」で割引されて格安に旅行ができると言っても、一介のサラリーマンである私にとって泊まりがけの旅行は、年に数回だけ許された贅沢なものなので (´д⊂)ボンビー、出かけられる機会ではついあれやこれや欲張ってしまいます アレヤo(゚д゚o≡o゚д゚)oコレヤ。でも、目的地までを単純に往復するのではなく、私なりには“面白味のある鉄旅”ができたと思っています (-`ω´-*)ウム。とくに二日目の仙山線から阿武急という選択は、けっこう意外だったのではないでしょうか ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


4051.jpg
車内打ち上げのお供は、
電子版の「地域共通クーポン」を使用して
郡山で買った「海苔のりべん(¥1,000)」。
お弁当の定番である“のり弁”を駅弁にしたもので、
焼鮭や玉子焼き、煮物に漬け物など、
おかずの豊富さも嬉しいのですが、
なによりもこのお弁当のメインである
“みちのく寒流海苔”が、
二段重ねになっているところが素晴らしい。
(゚д゚)ウマー! ☆☆☆☆・

あ、そういえば忘れるところでしたが、「GoTo」で発券された電子版の「地域共通クーポン」(゚ー゚*)クーポン、実は宿泊地となった仙台の街なかや駅のお店では使いそびれてしまい(というか、電子版が使える店舗が少ない)、あわや無駄になりかけたものの σ(・ω・`)ウーン…、二日間有効のこのクーポンは宿泊した県だけでなく隣県でも利用可能とのことで、宮城県のお隣にあたる福島県の郡山で駅弁を買うのに使わせていただきました ピッ![]o(・∀・*)。

最近ではまた新型コロナウイルスの感染者(陽性者)が急増して、「GoToキャンペーン」の見直しも議論される事態となっていますが、状況が一日も早く落ち着いてふたたび誰もが自由に旅行へ行けるようになることを願っています。


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が暮れた黒磯のホームに入ってきた
205系の宇都宮ゆき。
( ̄∇ ̄*)ニマゴ
(お、オリジナル顔のY12編成じゃん)。
今旅では初日の仙石線で、
当系の仲間に乗車しています。
▲20.11.1 東北本線 黒磯

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そして宇都宮で乗り継いだ
旅のラストランナーは
湘南新宿ライン経由の逗子ゆき普通列車。
E231系よりも座席のよい
E233系に当たったのはラッキー。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
後方車両のボックスシートに座ります。
▲20.11.1 東北本線 宇都宮


梁川1334-(阿武急932M)-福島1410~1418-(東北1146M)-郡山1507~1547-(2146M)-新白河1626~1631-(4142M)-黒磯1654~1714-(668M)-宇都宮1807~1823-(2555Y)-新宿2017



仙山線・・・E721系 撮影記 [鉄道旅行記]

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2020.11.1 Goto宮城 その2
錦秋の山風景を求めて・・・
仙山線 E721系 撮影
 
 
前回からの続きです。

コロナ禍の旅行・観光事業支援策「GoToトラベルキャンペーン」の“東京解除”(10/1から)を受けて ( ̄∀ ̄)ゴトー、その割引を活用した泊まりがけの鉄道旅に出かけた私 ...(((o*・ω・)o。初日(10/31)は都内から常磐線の列車を乗り継いで北上し、東日本大震災と原発事故による長らくの不通から復旧を果たした運転再開区間(富岡〜浪江)を経て、やってきたのは東北は杜の都・仙台 (゚ー゚*)センダイ。さらにそこから少し足を伸ばして、日本三景のひとつに数えられる景勝地の松島へ アア(゚- ゚)マツシマヤ…。その佳景を一望する高台の公園から西日に照らされた仙石線(せんせきせん)の列車(205系)を撮り (^_[◎]oパチリ、ご当地名物の牡蛎料理や牛タン(串)、ずんだアイスなども味わって (゚д゚)ウマー!、旅を満喫。この日は「GoToトラベル」の割引が適用された仙台駅近くのシティホテルに宿泊しました  ⊂^⌒⊃_д_)⊃ クカー…。


11月1日(日)


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旅の二日目は仙台からスタート。
さて、どこへ行こうか・・・。
▲20.11.1 東北本線 仙台


仙台で迎えた二日目の朝 ('-'*)オハヨ。
いつもの鉄旅なら私は、なるべく移動の効率を優先して朝早く出発するため、宿を予約する際に朝食を付けないプランを選ぶことが多いのですが(宿によってはそのぶん、料金がちょっとだけ安いし (´∀`;)セコイ)、「GoTo対象」という条件で選んだ今回のホテルではすべてのプランに朝食が付いていて、これは時間が許すならば食べていきたい ( ̄¬ ̄*)ジュルリ。食事の提供時間は6時半からで、私が乗りたい列車はホテルから歩いて10分程度かかる仙台駅を7時07分発 σ(゚・゚*)ンー…。朝からちょっと慌ただしいけど、どうにかお腹を満たした状態で予定通りの列車に乗ることができました マンプク!(*)´З`)=3。


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宿泊したホテルで提供された、
ビュッフェスタイルの朝食
(使い捨てのビニール手袋を着用するなど
感染対策を実施)。
パンにソーセージ、サラダ、フルーツ、
さらにはポタージュやカレーライスまで、
ついつい取りすぎちゃいます。
アレモ(゚д゚≡゚д゚)コレモ
のんびりと食べている余裕はないのに・・・。

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仙台の7番線ホームを7時07分発という
7並びに何となく縁起の良さを感じる、
仙山線の山形ゆき普通列車はE721系。
▲20.11.1 東北本線 仙台


東北新幹線、東北本線をはじめ、JRや地下鉄の複数路線が発着する仙台駅 (゚ー゚*)センダイ。昨日は仙台と石巻をむすぶことが線名の由来になっている仙石線に乗りましたが、今日の目的路線は仙台と山形をむすぶことが線名由来の仙山線(せんざんせん)で ( ̄▽ ̄*)センザン、定刻に仙台を出た山形ゆきの普通列車は、北へ向かう東北本線と分かれて進路を西のほうに取ります ニシヘ…((((o* ̄-)o。


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仙台の中心市街地を迂回するように
北山丘陵を西へすすむ仙山線。
北仙台付近では車窓の左手に
仙台の街なかにそびえる高層ビルが望めます。
▲20.11.1 仙山線 北仙台-北山
(車窓から)


仙台と山形の都市間アクセスを担う仙山線(正式な路線区間は仙台〜羽前千歳)は、個人的に旅程中の経由路線として利用することが多いほか、両県境の山あいを縫うように敷かれた風光明媚な沿線風景を目的として、作並(さくなみ)山寺(やまでら楯山(たてやま)などへ、私は過去に何度か“撮り鉄”でも訪れています (^_[◎]oパチリ。
そして今回は秋という時期的に山々の紅葉を望みたいと思い、久しぶりに当線へ足を向けてみました (・∀・)イイネ。昨日が海(仙石線)なら、今日は山(仙山線)です (゚∀゚)アヒャ☆。


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仙台の中心市街地を迂回するように
北山丘陵を西へすすむ仙山線。
都市部の住宅地を抜けた国見あたりから
車窓にはだんだんと自然の緑が増えてきました。
ところで、今日は雲が広がる空模様か?
σ(゚・゚*)ンー…
▲20.11.1 仙山線 葛岡-陸前落合
(車窓から)


朝のニュースで見た天気予報によると今日の宮城県は“晴れのち曇り”で、列車の車窓越しに見上げた空は薄い雲が広がる薄晴れって感じ。雨が降る心配は無さそうですが、昨日ほどのピーカン(快晴)は期待できないかもしれません (・∀・`)ウスバレ。また、天気もさることながら、車窓を眺めていて気になるのは、やはり紅葉の色づき具合 (「゚ー゚)ドレドレ。
実は仙山線では私が訪れる一週間前の先週末(10/25)に、沿線の紅葉観賞をおもな目的とした臨時快速の「仙山線紅葉号」が、ED75形機関車の牽引による12系客車というファン垂涎の編成で運転されており (゚∀゚*)オオッ!、当列車の撮影に私は参戦しなかったけど、鉄ちゃんが発信する鉄系のブログやSNSなどでその模様(写真や動画)を目にしました \_ヘヘ(- ̄*)ホホウ。それによると仙山線沿線の紅葉は、まだピークにはちょっと早いかな・・・って個人的な印象で(場所によりますが)、あれから一週間後となる今日(11/1)はさらに色づきが進んで、いい具合となっていると私は踏んできたのですが、はたしてどうでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


1006.jpg
仙台から30分の陸前白沢を過ぎると、
こんな山深いところを走るようになりました。
w(゚o゚*)w オオー!!
列車は第二広瀬川橋梁を通過中で、
右のほうに特徴的な橋の影が確認できます。
そして渓谷の紅葉がいい感じですね。
(・∀・)キレイ
▲20.11.1 仙山線 陸前白沢-熊ヶ根
(車窓から)


“秋保(あきゆ)温泉口”の副名を持つ愛子(あやし)のあたりまではまだ葉が緑で、さほど紅葉が色づいていないように感じましたが ( ̄  ̄ )マダマダ…、さらに先へと列車が進んだ熊ヶ根(くまがね)付近に存在し、トレッスル式の鉄橋として現在は国内第一位の高さを誇る、鉄道名所(選奨土木遺産登録)の第二広瀬川橋梁から車窓越しに渓谷を望むと、その岩肌は赤や黄色の鮮やかな紅葉で彩られており、ここでテンションが一気に高まります (゚∀゚*)オオッ!!。これから訪れる撮影ポイントの紅葉にも同様の綺麗さを期待しつつ、私が列車を降りたのは作並 (・ω・)トーチャコ。
ちなみに、仙台から40分以上も仙山線の普通列車に揺られて景色ががらっと変わったけど、実は当地も仙台の中心部(仙台駅や繁華街)と同じ仙台市青葉区内です(旧・宮城町)。青葉区ってすごく広いのね・・・w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。


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作並で下車客を迎えてくれたのは、
当地の伝統工芸、
“作並こけし”の作並花子さん(笑)
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲20.11.1 仙山線 作並

1008.jpg
2008年に改築された作並の駅舎は
木造のログハウス風?
当駅は作並温泉への玄関口であるほか、
付近にはニッカウヰスキーの蒸留所などもあります。
▲20.11.1 仙山線 作並

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1010.jpg
そして仙山線の北仙台〜作並は
昭和30年に交流電化の試験が行われた区間で
(試験終了後に実用化)、
その記念碑が作並の駅構内に立てられています。
鉄ちゃんとして見逃せないポイント。
( ̄。 ̄)ヘー


仙台0707-(仙山823M)-作並0750

山あいにある自然豊かな温泉郷から、“仙台の奥座敷”とも称される作並 (゚ー゚*)サクナミ。そんな当地で私が目指す撮影ポイントは、この作並と隣駅の奥新川(おくにっかわ)のちょうど中間点くらいに位置し、グ〇グル先生の地図によると、どちらの駅から歩いても40分くらいかかる距離だそうですが ( ̄  ̄;)40プン…、作並の駅前からはその途中まで路線バスの便があり、これは私のような“徒歩鉄”には助かります (゚∀゚)オッ!。しかも列車を降りてから15分程度の待ち時間(8時05分発)という好接続 ъ(゚Д゚)ナイス。


1011.jpg
作並の駅から国道へ出たところにある、
仙台市営バスの作並駅前停留所。
(゚ー゚*)バス
おおむね一時間に一本程度の運行本数で、
作並温泉元湯ゆきの路線バスは
ほぼ定刻に来てくれました。
▲20.11.1 仙台市営バス 作並駅前


バスを利用するのは駅前からわずか3停留所分で、乗車時間は5分にも満たないけれど、この間の1.8キロを歩けば20分以上はかかります。20分だけの歩きならばたいしたことありませんが、トータルで40分かかる距離のうちの20分をバスでカットできるのは大きい (-`ω´-*)ウム。ちなみに作並駅前から林道の入り口となる作並新坂(さくなみしんさか)の停留所まで、運賃は210円でした (*´ω`)つ⌒○ チャリーン。
バスを降りてからは歩いて林道を進みます。目的地まではほぼ一本道なので、迷うことはなさそう ...(((o*・ω・)o。

作並駅前0805-(仙台市営バス)-作並新坂0809


1012.jpg
作並新坂のバス停から
国道を少し駅のほうへ戻ったところに、
“奥新川橋”の道しるべが立っている
林道の入り口があります。
コッチ…((((o* ̄-)o

1013.jpg
整備されていて歩きやすい林道。
ここを1.5キロほど進むのですが、
私のほかに歩く人の姿はなく、
イノシシやクマとの遭遇が怖い・・・。
( ̄  ̄;)クマ…
時おり茂みのほうから聞こえる
“ガサっ”という
不穏な物音にビビりまくりです。
ヒィィィ(((lll゚Д゚)))ィィィィ


山のほうへ上り坂が続く林道は、それほど険しい道のりでなく、朝の爽やかな空気と自然の木々に囲まれて気持ちのいいハイキング ε=ε=ε=┌(* ̄v ̄)┘テクテク
・・・ですが、晩秋となる今の時期に山道で怖いのは、冬眠を控えた凶暴なクマとの遭遇。最近はよくニュースなどでも話題に取り上げられていますよね クマ━━ヽ( ・(ェ)・ )ノ━━!。それなのに、クマよけの“熊鈴”をうっかり家に忘れてきてしまった私 (ノO`)アチャー。そこで昨晩、仙台の街なかにある100円ショップで手芸用(?)の鈴を購入し、5個セットのそれを針金で束ねて簡易的な熊鈴にしてみました (+`゚∀´)=b OK牧場!。“カランコロン”と鳴るちゃんとした熊鈴でなく、“シャンシャン”と明るく響く鈴の音は、クマも思わず踊りだしちゃうような楽し気な感じで シャンシャン♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノシャンシャン♪、クマよけの効果があるかどうか怪しいところですが、少なくとも気分的には心強い (゚∀゚)アヒャ☆。


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100円ショップで買った鈴を束ねた
簡易的な熊鈴。
シャンシャン♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノシャンシャン♪
ちなみに針金のほうは
以前に壊れた傘を修復した際に使ったものが、
カメラバックのなかに残されていました。


そんな熊鈴(?)をやかましく鳴らしながら林道を歩き進んでいくと ...(((o*・ω・)o、やがて木々が切れて視界がパッと開ける箇所があり、そこにはすでにお二人の同業者(鉄ちゃん)の姿がありました (゚∀゚)オッ!。そう、ここが目的地の撮影ポイントです (・ω・)トーチャコ。先客の方からしたら、なんだか“賑やかなヤツ”がやってきたぞ・・・と思われたかもしれませんね(笑)


1015.jpg
1016.jpg
すでに先客の方がいらした
目的地の撮影ポイント。
そこからの眺めはこんな感じで、
林道から手軽に壮大な風景が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ


スタンバイ万全な先客の方に軽くご挨拶をして (*・ω・)ノ゙チワッス♪、私もその横で少し急ぎ目に手早くカメラをセッティング アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。というのも、バスを8時09分に降りてから林道を歩き、間に合えばいいな・・・と考えていた、奥新川8時30分発の仙台ゆき上り普通列車(824M)が、まもなくやってくるのです ε-(°ω°*)キタッ!。


1017.jpg
秋深し。
紅葉に彩られた山景色のなか、
仙山線のE721系が
谷に架けられた赤い鉄橋を渡りゆく。
▲20.11.1 仙山線 奥新川-作並


紅葉の山で仙山線が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
山深いダイナミックな景色のなか、その端っこにちょこんと架けられた赤いガーダー橋へ、一瞬だけ姿を見せた仙山線のE721系 |∀・)チラッ。山あいに“タタン、タタン…”とこだまする走行音で列車の接近がわかるとはいえ、緊張感の高い“まばたき禁止”の撮影ポイントです (`・v・´;)ドキドキ。
山々を彩る紅葉は、まだ少し色づきが浅いかな・・・σ(゚・゚*)ンー…といった感じではあるものの、それでも見事な秋色に染まり、錦繍の舞台を作り上げています (・∀・)イイネ。これで日が差してくれたら、もうちょっと紅葉の鮮やかさが増すのではないかと思うのですが、あいにく列車の通過時には雲が広がって太陽を隠してしまいました (´д`;)アウ…。


1018.jpg
雲が広がる空模様。
ところどころに青空は覗くものの、
なかなか太陽が顔を出してくれません。
σ(・∀・`)ウーン…

1019.jpg
県境にまたがる山を越えて、
一路、山形を目指す仙山線の快速列車。
その車窓には今の時期にしか味わえない、
錦の風景が広がります。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲20.11.1 仙山線 作並-奥新川


この区間は運転間隔がおおむね一時間から一時間半の仙山線。私が当地で撮影を始めてから二本目の通過となる、山形ゆき下り快速列車(3831M)のときには、かろうじて弱々しい薄日が差したけれど、明るさ的にはぜんぜん物足りません σ(・∀・`)ウーン…。
この列車が通過したあと、先にいらしていたお二方のうちのおひとりが撤収 オサキ!( ゚д゚)ノシ。いっぽうもうひとりの方は、早朝からずっとここで撮影を続けているのだそうですが、列車が通過するときに限って日が翳ってしまい、なかなか思うような画が撮れないとのこと。日頃の行いが悪いのかなぁ・・・なんて、ため息まじりに漏らしています ε=(・д・`*)ハァ…。
でも、“自称・晴れ男”の私が来たからには、もう大丈夫(あくまでも“自称”よ)。必ずや太陽を出させてみせようぞ (*`・ω・´)-3フンス!・・・な〜んて、もちろん口には出さないけれど、雲の流れ具合からなんとなく、次の列車が通過するときには日が差してくれそうな気がするんですよね σ(゚・゚*)ンー…。
そんな状況で、結局は翳った (´Д⊂ダメポ・・・といったオチになりそうななか、私の撮影開始から三本目となる、仙台ゆき上り普通列車(826M)を迎えます。
太陽よ、出てこいっ! (〜`Д´)〜 ハレロハレロハレロハレロハレロハレロハレロハレロハレロハレロハレロ…


1021.jpg
列車が橋上へ躍り出るのに合わせて、
山あいに降りそそいだ秋の陽光が
木々の紅葉を鮮やかに浮かび上がらせます。
ああ美しき、秋の仙山線。
▲20.11.1 仙山線 奥新川-作並


日差し、キタ━━━━(☆∀☆)━━━━ッ!!
私よりも、隣の方のほうが、ようやく・・・といった気持ちでしょう (゚ノ∀`゚)゚ヤット…。列車が通過する5分くらい前から、雲の切れ間より覗かせた太陽の光があたり一帯を照らし (つ▽≦*)マブシッ!、その状況で鉄橋を渡るE721系を撮ることができました (^_[◎]oパチリ。“晴れ運“万歳!ヽ(´▽`*)ノバンザイ♪(たまたま日が差しただけであり、私の“晴れ運”など冗談半分だと思ってくださいね (^^;)ゞ)。
ただ、たしかに日が当たったことで風景が明るくなり、コントラスト(明暗差)も強まったけれど、紅葉の鮮やかさはあまり変わらず、やはりまだ色づきのピークにはちょっと早かったことを裏付ける結果に σ(゚・゚*)ンー…。また、雲間から日は差したものの、背景の空色は青くなく白いままなので、あえてカットする構図にしています (´ω`)ナルヘソ。それでも、“晴れのち曇り”の予報が出されて、晴れカットを得るなら午前中が勝負と考えていたなか、一カットでも日が当たった状況で紅葉の山をゆく仙山線が撮れたのは大きな収穫でした (+`゚∀´)=b OK牧場!。当地に約一時間の滞在で撮れた三本の列車は、曇り、薄晴れ、晴れで、戦績は“一勝一分け一敗”といったところでしょうか ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。

今日は前週に運転されたED75形+12系による「仙山線紅葉号」のような“ネタ列車”はなかったけど、この壮大なロケーションでE721系の快速や普通列車が撮れただけでも個人的にはじゅうぶんに満足 ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
このあと、ほかにも行きたいところがあるため、ここでの撮影はこれにて終了です (´w`*)ドツカレサン。まだしばらく撮影を続けるという隣人に挨拶して ンジャ!( ゚д゚)ノシ、ふたたび“シャンシャン”とやかましい鈴の音を鳴らしながら、私は山を下りました ...(((o*・ω・)o。


1023.jpg
時間を見計らって撮影地をあとにして、
帰りも作並駅までバスを利用します。
(゚ー゚*)バス
ちなみにこの路線バスは
国道48号線を通って仙台駅まで運行されており、
けっこうな長距離路線です。
▲20.11.1 仙台市営バス 作並新坂


作並新坂1003-(仙台市営バス)-作並駅前1008


1025.jpg
朝はひとけが無かった作並駅ですが、
10時をまわった今は
作並温泉の旅館送迎バスなどが発着し、
湯治客や観光客の姿が見られます。
▲20.11.1 仙山線 作並

1009.jpg
駅に併設された観光案内所には
温泉むすめ”さんのボードが置かれていました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
でも、恰好がなんだか学生の制服っぽくて、
あまり温泉らしくない気がするんですけど・・・。
σ(゚・゚*)ンー…


撮影地から戻る際にも途中から路線バスを利用して、作並の駅に帰ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
このあとは別の場所で仙山線の撮影を続けるのか、それとも下り列車に乗って山形方面へ向かうのか、もしくは朝の出発地となった仙台のほうに上り列車で戻るのか・・・。はたして私の次なる目的地は? σ(゚・゚*)ンー…


・・・続きます。シャンシャン♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノシャンシャン♪




仙石線・・・205系 撮影記 [鉄道旅行記]

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2020.10.31 Goto宮城 その1
ああ松島や・・・(´ー`)
仙石線 205系 撮影
 
 
「Gotoトラベル、使った?」
鉄道好きであり、いちおう旅好きでもある私は最近、何人かの方からそう問われます (・∀・)ゴトー。
新型コロナの影響によって低迷している旅行や観光事業を盛り上げるために立ち上げられた、政府主導支援策の一環である「GoToトラベルキャンペーン」。一部地域を除く全国で7月に開始された当初、私が住む東京都は感染者数(陽性者数)が多いことなどを理由に実施の対象から外されていましたが 乂`・д・´)ダメッ!、感染者数が減った・・・というよりは、コロナとの付き合いかた(感染予防策や拡散防止策など)にある程度の方向性が見えてきたといったところなのか σ(゚・゚*)ンー…(実際、減ってはいないしね・・・)、10月になって地域による利用制限が解除され、都民の私もようやく「Gotoトラベル」が受けられる身分となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。
そうなれば、おトクに旅行へ出かけられるのは嬉しいことだし、利用された方たちが話題にしている「地域共通クーポン」なるものもためしに使ってみたい (゚ー゚?)クーポン?。「Gotoトラベル」も、「地域共通クーポン」も、説明を読んだだけではちょっと分かりづらいところがあるけれど、こういうものは実際に使ってみることが理解への近道なんですよね。冒頭のように問われたとしても、利用したことがあればハナシに乗りやすい (-`ω´-*)ウム。

そんな「Gotoトラベル」を活用した鉄道旅。
ちょうど今は各地で木々の葉が秋色に染まる時期で、紅葉の名所が旅先の候補に浮かびます (・∀・)イイネ。でもその前に、私には個人的な思い入れから、できれば今年じゅうに訪れるべき路線がひとつあります σ(゚・゚*)ンー…。それは目的地というより経由地(経由路線)といったほうが正しいのですが、旅先の決定には大きな要素となりました m9(`・ω・´)ケテイ!。
はたして私が訪れるべき路線とは、そしてそれを経由して向かう目的地はどこなのか、列車の車窓に流れる秋景色を眺めながら旅を楽しみたいと思います (*゚v゚*)ワクワク♪。

では、「Goto鉄旅!」(/*´∀`)o レッツラゴー♪


10月31日(土)


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明け方の上野に並ぶ、
常磐線のE531系(左)と宇都宮線のE231系。
今回は左の列車に乗ります。
o(- ̄ *o)))コッチ…
▲20.10.31 東北本線 上野


秋が深まりつつある10月の最終日ともなると、日の出の時刻もだいぶ遅くなり、早朝の6時前はまだ薄暗さを感じます (*´0)ゞ。oOフワァァ…。
そんな時間の上野駅で私が乗ったのは、都心から千葉県北部を経て茨城県方面に向かう、常磐線(じょうばんせん)の水戸ゆき下り普通列車 (゚ー゚*)ジョーバソセソ。常磐線沿線の柏(かしわ)で育ち、今も実家がそこにある私にとって、当線は“超”が付くほど馴染みの深い路線ですが、今日の乗車はいつもと心持ちが違います (-`ω´-*)ウム。


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爽やかな秋晴れに恵まれた
絶好のお出かけ日和。
(´▽`*)イイテンキ♪
茨城のシンボル的存在の筑波山も
その山容が車窓からきれいに望めます。
(゚ー゚*)ネコミミ
▲20.10.31 常磐線 神立-高浜
(車窓から)


というのも、さっそくですが冒頭で触れた“訪れるべき路線”とは、この常磐線のこと。
ご存じの方も多いと思われますが、2011年3月11日に東日本で発生した大地震(東日本大震災)とそれにともなう大津波、さらには原子力発電所(原発)の事故により、茨城県から福島県を経て宮城県にかけての太平洋側に線路が敷かれている常磐線は、広範囲にわたって被災。地震や津波そのもので受けた被害の甚大さもさることながら、原発事故の避難指示区域(警戒区域)に路線の一部が位置していることで、被災区間の復旧作業がままならない深刻な状況が長く続きました。
それでも、警戒区域の推移と除染の状況に合わせて段階を踏むように復旧が進められ、少しずつでも着実に運転再開の区間を伸ばしてゆき、そして最後まで不通区間として残されていた福島県内の富岡(とみおか)と浪江(なみえ)の間の20.8キロが、今年(2020年)の3月14日に復旧。これにより常磐線は実に9年ぶりとなる、全線での運行が再開されたのです (*゚▽゚)/゚・:*【全線再開】*:・゚\(゚▽゚*)。


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行程上の都合から、
水戸で乗り継いだのは普通列車でなく、
E657系の特急「ひたち」。
(゚ー゚*)ヒタチ
▲20.10.31 常磐線 水戸


そんな常磐線へ、本来であれば私も運行再開の直後に駆けつけたいところでしたが、春先となるこの頃に世間を騒がし始めたのが・・・そう、新型コロナウィルス ( ̄  ̄;)コロナ…。
感染拡大を防ぐために“都県またぎ”の自粛が求められるなか、私は福島への遠征を見合わせて σ(・ω・`)ウーン…、再開の当日は常磐線でなく、同日に都内で開業した高輪ゲートウェイ駅の様子を見に行っていました (゚ー゚*)タカゲー(いちおうこの時はまだ“外出自粛要請”は出されていなかった)。それ以降も、5月の連休は緊急自体宣言下でのステイホーム(不要不急の外出自粛要請)となり (´д`;)アウ…、7月の個人的な夏休みも「Goto」から東京が除外されたために都民の私は広範囲な移動をまだ避けたほうがいいと判断 "o(-"-;*)ウゥム…。折しも埼玉の鉄道博物館で開催されていた、常磐線の全線運転再開を記念した企画展(常磐線展)を観覧する程度に留めました (・ε・`)シャーナイネ。
そして今月(10月)、都民の「Goto」適用をきっかけとして、ようやく私は常磐線の再開区間へ向かうことを決めたのです ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。まあ、ここまできたら焦る必要はないのですが、できれば“乗り鉄”の端くれとして運行を再開した年のうちには乗っておきたかった。


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茨城県北部の日立を過ぎたあたりから
所々で車窓に海が望めるようになります。
乗車中の列車はただいま、
奥州三関のひとつに数えられる
勿来関(なこそのせき)のあたりを通過中で、
写真の左手にモニュメントが確認できます。
ここで県境を越えて茨城県から福島県に入りました。
(゚ー゚*)フクシマ
▲20.10.31 常磐線 大津港-勿来


今旅では、関東甲信越や東北南部の指定された路線(おもにJR東日本や一部の中小私鉄・三セク鉄道など)が週末の二日間(土日)乗り放題となる、フリーきっぷ形式の「週末パス(8,880円)」を手にしている私 (*・∀・)つ[パス] 。まずは上野から常磐線の普通列車で水戸まで行って、そこで後続の特急「ひたち1号」いわき行きに乗り継ぎます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
この「ひたち1号」は始発駅が都内の品川で、東京からでも上野からでも乗ることができるのに、私がわざわざ水戸まで普通列車で行ってから特急に乗り継いだのは、特急料金の節約というなんともセコい理由 (´∀`;)セコイ。ちなみに私はこの特急に福島県のいわきまで乗るのですが、東京〜いわきの指定席特急券(乗車券別)はネット割りなどを利用しない通常料金で2,550円。それが水戸〜いわきだと半分以下の1,020円で済み、その差額は私にとって決して小さくありません (-`ω´-*)ウム。それならばいっそのこと、特急を使わずに普通列車だけを乗り継げばいいんジャマイカ?と思われるかもしれないけど σ(゚・゚*)ンー…、さらにこの先の列車の乗り継ぎ具合(接続)と目的地への到着時間を考えた場合、ここで特急を利用する効果は大きく、1,020円の特急券を払う価値があるのです ( ´_ゝ`)フーン。


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「ひたち1号」が終着したいわきで、
ふたたびE531系の普通列車に乗り継ぎます。
その行き先は・・・【原ノ町】!
(゚∀゚*)オオッ!
▲20.10.31 常磐線 いわき


いわきでは12分の接続で下り普通列車に乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。この列車は今春に運転を再開した富岡〜浪江をまたぐ原ノ町(はらのまち)ゆきで、その行先表示を見ただけでも復旧して全線がつながったことを実感します (゚∀゚*)オオッ!。
なお、いわきから原ノ町までの区間は、途中に福島と宮城の県境を越えることもあって、もともと震災前から日中の運転本数があまり多くなく、現在のダイヤでも私が乗る9時30分発(671M)の次は12時13分発(675M)まで、三時間近くも原ノ町ゆきの普通列車はありません ( ̄  ̄;)サンジカン…(その間に10時25分発の仙台ゆき特急「ひたち3号」はあります)。そして都内のウチ(自宅)から普通列車だけの乗り継ぎでいわきまで行くと9時30分の列車には間に合わないため、ここで先ほどの1,020円払った特急の利用が活きてくるというワケ (´ω`)ナルヘソ。
運転を再開した当日はおそらく、復旧を待ちわびた地元の方や私のような“乗り鉄”の人たちが多く乗車し、けっこうな賑わいだったと思われますが、それから半年が経った今日は原ノ町ゆきもすっかり日常のものとなった感じで、車内がガラガラに空いた状態で列車はいわきを発車しました ...(((o*・ω・)o。


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末続と広野のあいだの海沿いは
沿線屈指の撮影スポット。
昨年の夏には私も訪れたのですが、
天気の急変によるゲリラ雷雨に恐れて
一本も列車を撮らずに撤退したという
苦い思い出があります・・・。
(^^;)ゞポリポリ
▲20.10.31 常磐線 末続-広野
(車窓から)

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臨時駅として昨年(2019年)に開業した
Jヴィレッジ(駅)。
今年の3月から常設駅となり、
すべての普通列車が停車するようになりました。
( ̄。 ̄)ヘー
▲20.10.31 常磐線 Jヴィレッジ
(車窓から)

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復旧前は南側の仮終着駅だった富岡。
当時は駅前から浪江ゆきの代行バスが
接続していました。
いまは静かな途中駅です。
▲20.10.31 常磐線 富岡
(車窓から)

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富岡の下り信号が青になり、
復旧した区間へ列車は進んでゆきます。
m9(`・ω・´)シンコー!
▲20.10.31 常磐線 富岡
(前方の車窓から)

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移設は行なわれていませんが、
線路や架線柱は設置し直されており、
まるで新線を走っているような感じです。
▲20.10.31 常磐線 富岡-夜ノ森
(前方の車窓から)

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震災前の夜ノ森(よのもり)は
味のある木造駅舎と、
ホーム脇に咲くツツジの花が有名な駅でしたが、
再開にあたり橋上駅舎へ建て直されました。
除染のために伐採されてしまったツツジは
新たに植樹されたそうで、
また開花する日が楽しみですね。
▲20.10.31 常磐線 夜ノ森
(前方の車窓から)

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大熊町の中心駅で、
福島第一原発にもっとも近い大野(おおの)。
震災前は島式ホームの一面二線でしたが、
復旧後は上り線側が撤去されて、
単式ホームの一面一線となりました。
なお駅舎は既存のものをリニューアルして使用。
▲20.10.31 常磐線 大野
(車窓から)

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双葉町の中心駅、双葉(ふたば)。
当駅も震災前は相対ホームの二面二線でしたが、
復旧後は上り線側が撤去されて、
単式ホームの一面一線となっています。
新たな橋上駅舎に建て直されましたが、
旧駅舎も街のコミュニティ施設として
活用されるそうです。
▲20.10.31 常磐線 双葉
(前方の車窓から)

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今春に運転が再開された区間を経て、
原ノ町ゆきの下り列車はまもなく
復旧前に北側の仮終着駅だった浪江に停車。
昨年に私が訪れたときは
当駅で接続する代行バスを利用して
富岡まで移動しました。
なお今回の復旧による運転再開を機に、
この浪江まで東京近郊区間が拡大されています。
( ̄△ ̄;)トーキョーキンコー…
▲20.10.31 常磐線 浪江
(前方の車窓から)


今春に運転を再開した富岡〜浪江においては、基本的に既存(震災前)と変わらぬ位置での復旧で線路や駅の移設はありませんが、路盤や法面の増強、橋梁の架け替えなどが行なわれ、除染してから新たに敷き直されたレールや立て直された架線柱などを見ると、あたかも新規に開業した新線を走っているような感覚です。この見事な復旧作業に携わった関係者や現場の方々は、技術面だけでなく精神的にも大変なご苦労があったことでしょう カンシャ 人-`ω´-*) カンシャ。
駅の構内や駅前広場などは特定復興再生拠点区域として避難指示が解除されているものの、沿線にはまだ立ち入りが制限されていると思われる場所(帰還困難区域)が車窓からも確認でき、帰るに帰れない住民、もしくは帰ることを断念した人も多いはず。常磐線の復旧で街に活気が戻れば・・・なんて、とても軽々しく言えるものではありませんが、せめて輝きを取り戻したこの鉄路は、もう二度と失われないでほしいと切に願っています。
常磐線復旧区間の乗車は今旅での重要な目的のひとつで、運転再開はたしかに喜ばしいことだけど、どうしてもどこか重たい空気になりますね・・・(^^;)ゞポリポリ。ここからは少し気持ちを切り替えて先へ進みましょう。旅程的にはあくまでも常磐線は目的地へ向かうための経路に過ぎません。


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原ノ町でさらに先へ進む、
仙台ゆき普通列車に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
交流型電車のE721系を見ると、
東北気分が一気に高まります。
( ̄∇ ̄*)トーホク
▲20.10.31 常磐線 原ノ町

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途中の鹿島で交換したのは、
上りの品川ゆき特急「ひたち14号」。
(゚∀゚)オッ!
仙台近郊区間で「ひたち」を見るとさらに
全線での運転再開を印象付けられました。
。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲20.10.31 常磐線 鹿島
(車窓から)

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以前(昨年)にもお伝えしましたが、
地震と津波によって甚大な被害を受けた
駒ケ嶺から浜吉田までの区間は、
内陸部への移設および高架化によって
路線の復旧が行なわれました。
列車は立派な高架上を進みます。
▲20.10.31 常磐線 坂元-山下
(前方の車窓から)

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列車は仙台まで直通しますが、
東北本線と接する岩沼が
路線としての常磐線の終点です。
都内の日暮里から宮城県の岩沼まで、
その距離は343.7キロ!
w(゚o゚*)w オオー!!
▲20.10.31 東北本線 岩沼
(車窓から)

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東北本線へ乗り入れた列車は、
岩沼からさらに進んで仙台に到着。
(・ω・)トーチャコ
人の多さに大都市らしい賑やかさを感じます。
▲20.10.31 東北本線 仙台


朝6時に上野を発ち、水戸、いわき、原ノ町でそれぞれ列車を乗り継いで北上し ...(((o*・ω・)o、お昼の12時過ぎに到着したのは、杜の都・仙台 (゚ー゚*)センダイ。
今は「青春18きっぷ」の発売シーズンではないけど、鈍行旅を好む“18きっぱー”(青春18きっぷ愛好者)の私からすると、いわきで普通列車の接続がよければ特急を使わずに済むところですが、それでも首都圏と東北地方をむすぶルートに常磐線という選択肢が戻ってきたのは嬉しいこと ・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ…。東北本線でなく常磐線経由で仙台まで来られたことに、あらためて感慨深いものがありました 。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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3月14日から半年が経ちましたが、
仙台の駅構内にはまだ
常磐線全線運転再開のフラッグが
掲げられていました。
(´ー`)ツナガル


さて、目的地はここ仙台・・・ではありません。
常磐線の全線を乗り通してきた達成感に浸る間はなく、慌ただしくもわずか6分の接続ですぐに次の列車へ乗り換えます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。到着した常磐線(からの直通列車)の隣のホームで発車を待っていたのは、仙石東北ライン経由の石巻(いしのまき)ゆき快速列車で、ハイブリッド気動車のHB-E210系が独特な音を響かせて仙台を出発しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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仙台で乗り換えた仙石東北ライン。
当列車に使われるHB-E210系は、
ディーゼルエンジンの発電による電力と
蓄電池からの電力を用いてモーターを駆動する
ハイブリッド方式の気動車です。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみに気動車ですが形式記号は“キハ”でなく、
ハイブリッドを意味する“HB”。
σ(゚・゚*)エンピツ?
▲20.10.31 東北本線 仙台


仙台のあおば通(あおばどおり)と石巻をむすぶ路線の仙石線(せんせきせん)へ、東北本線の塩釜(しおがま)付近にある連絡線を介して、仙台(の東北本線ホーム)から石巻までダイレクトに直通運転を行う仙石東北ラインの快速列車 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。ちなみに交流電化の東北本線と直流電化の仙石線という、電化方式が異なる両線の直通運転を解決したのが、ハイブリッド気動車のHB-E210系です (・o・*)ホホゥ。
晴天でお出かけ日和の土曜日、さらに“Goto効果”もあってか、石巻ゆきの車内は混雑というほどではないものの座席はほぼ満席 (´д`;)アウ…。乗りかえ時間がわずかだった私は席に座れませんでしたが、幸いにも運転室背後のスペースは空いていたので、そこに立って窓越しに前方を眺めながら過ごします m(・∀・)m カブリツキ♪。東北本線と仙石線をつなぐ連絡線(短絡線)の箇所など興味深く、鉄ちゃんとしての見どころは多い。


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東北本線を下る
仙石東北ラインの前方展望。
すれ違うのはEH500形が牽引する
上りの貨物列車です。
(゚ー゚*)キンタロ
▲20.10.31 東北本線 国府多賀城-塩釜
(前方の車窓から)

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塩釜を過ぎると、
交流電化の東北本線と分岐して、
架線のない非電化の連絡線へ。
その先に見える仙石線は直流電化です。
▲20.10.31 仙石東北ライン 塩釜-高城町
(前方の車窓から)


そんな仙台と石巻をむすぶ仙石東北ラインの列車ですが、私は石巻まで行かずに仙石線の区間へ入って最初の停車駅となる高城町(たかぎまち)で降り、さらに今度は石巻からやってきた仙台方面ゆき(あおば通りゆき)の仙石線に乗り換えます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。え?仙台のほうに戻るのかって? (´・ω`・)エッ?。これは路線の位置的なものによるややこしい乗り継ぎなのですが、こういうのは鉄ちゃん的にけっこう楽しい (゚∀゚)アヒャ☆。
そして高城町から仙石線の上り列車でひと駅、ようやく着いた目的地は松島海岸(駅)でした (・ω・)トーチャコ。


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仙石線区間にある高城町で降り、
石巻ゆきの仙石東北ラインを見送って・・・
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲20.10.31 仙石線 高城町

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今度は反対ホームに入ってきた
あおば通ゆきの仙石線に乗ります。
イッタリ(゚д゚≡゚д゚)キタリ
車両はかつて首都圏で使われていたものを
仙石線用にリニューアルした205系3100番台。
(゚ー゚*)ニマゴ
▲20.10.31 仙石線 高城町

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高城町からひと駅の松島海岸で下車。
言わずと知れた有名観光地の
玄関口となる駅ですが、
駅舎はただいま改築の真っ最中で、
プレハブの仮駅舎ですた。
( ̄  ̄;)プレハブ…
▲20.10.31 仙石線 松島海岸


上野0604-(常磐325M)-水戸0800~0811-(特急ひたち1号)-いわき0918~0930-(671M)-原ノ町1047~1051-(243M)-仙台1212~1218-(仙石東北ライン5571D)-高城町1247~1308-(仙石1222S)-松島海岸1311


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「歓迎 日本三景 松島」
(=゚ω゚)ノ゙ヤア

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松島へ来たからにはまず、
昼食に名物の牡蛎を食べなきゃ!
(゚¬゚)ジュルリ
生ガキ、牡蛎ごはん、カキフライの三品による
牡蛎づくしを堪能。
牡蛎好きの私としてはたまりません。
ああ、ウマいなぁ・・・。
カキ(゚д゚)ウマー!


観光支援の「Gotoトラベル」を活用した旅だから・・・ということを、とくに意識したわけではありませんが σ(゚・゚*)ンー…、私がやってきたのはベタベタな観光地で、穏やかな湾内に浮かぶ島々の自然美が見事な、“日本三景”のひとつに数えられる名勝の松島 (゚ー゚*)マツシマ。かねてから一度は訪れてみたかったんですよね (・∀・)イイネ。
ではさっそく、観光客の定番となっている、松島湾めぐりの遊覧船に・・・は乗りません ( ̄△ ̄;)エ?。遊覧船は以前に松島へ観光で来たとき(と言っても20年以上前だけど)に乗船しているので今回はパス 乂・ω・*)パス。そう、松島自体は今回が初めてではない私が、かねてから訪れてみたいと思っていたのは海でなく山のほう (゚.゚*)ヤマ?。目的は船でなく“鉄”のほうです (-`ω´-*)テツ。
駅前の食堂で昼食(昼飲み?)を済ませたのち、遊覧船が発着する観光桟橋とは逆の方へ歩みを進めます コッチ…((((o* ̄-)o。いったいどこに向かっているのか・・・。


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駅を出て海岸とは反対側の
山のほうに進むと、
こんな道しるべがあります。
西行戻しの松?

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途中で渡る踏切。
これは仙石線でなく東北本線の線路で、
このあたりは両線が近い位置に
敷かれているのがわかります。
その脇の細道をさらに進んで・・・
...(((o*・ω・)o

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坂を上ってたどり着いたのは
「西行戻しの松公園」。
ところで“西行戻しの松”って、
何ぞや?
σ(゚ー゚*)サイギョー?


海に対して山と言ったものの、登山や山歩きをするわけではなく、丘の上へと続く少し急な坂道を進んでいくと ...(((o*・ω・)o、その先にあるのが目的地の「西行戻しの松公園」。
西行戻しの松(さいぎょうもどしのまつ)とは、平安時代から鎌倉時代にかけて存在し、歌人としても著名な僧侶の西行(さいぎょう)法師が、諸国行脚の道中に松の木の下で出会った童子と禅問答をして打ちのめされ、松島にはもっと才人が多いと聞かされたことにおののき、松島詣を諦めて引き返した(戻らされた?)という伝説がこの地に残されているそうで、実際にその禅問答の舞台にあった松なのかどうかはわかりませんが、公園の一角には松の老木が祀られていました ( ̄。 ̄)ヘー。
その西行戻しの松が立つあたりは、園内でもとくに眺めのいい展望スペースとなっており、さっそく私もそこからの景色を望んでみます (「゚ー゚)ドレドレ。


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柵で囲われたなかに、
石碑と一本の松の木が立っていました。
傍らに設置された説明板によると、
これが“西行戻しの松”らしい。
石碑に彫られているのが西行法師?
(゚ー゚*)ホーシ

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西行戻しの松の前は眺望が開けていて、
ひと休みできるベンチも備えられています。

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そこからの眺めはこんな感じ。
おお!たしかにこれは素晴らしい!
松島や、ああ松島や、松島や。
(´ー`)シミジミ


日本三景に数えられる名勝の松島が、眼下に一望! w(*゚o゚*)wオオーッ!!
まさに絵に書いたような松島らしい佳景が広がっていて、なんとも気持ちのいい眺め ヽ(´▽`)ノワーイ♪。これは芭蕉サンや西行サンでなくとも、俳句や歌のひとつを詠みたくなるもの φ( ̄ω ̄*)イック…(私が詠んだら童子にソッコーで追い返されるので、やめときますが カエレ!ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;' )。しかもここは観光客にとって穴場なのか訪れる人が少なく、時おり地元だと思われる方が散歩に通りかかる程度の静かさで、落ち着いて風景を楽しむことができます (´ー`)マターリ。
そんななか、丘の上まで風にのって聞こえてきたのは、“タタンタタン・・・”と明らかに列車が奏でるジョイント音 (=゚ω゚=*)ンン!?。カメラを構えてファインダーを覗いてみると・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


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日本三景へ数えられるのにふさわしい
美しき松島の風景のなか
一本の列車が陽光に車体を輝かせて
海沿いを通り過ぎてゆきます。
▲20.10.31 仙石線 陸前浜田-松島海岸

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ジョイント音を響かせていたのは、
先ほど私が松島海岸まで乗ってきた
仙石線の205系。
(゚ー゚*)ニマゴ
(ひとつ上の写真をクローズアップしたもの)


センセキセン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
この壮大かつ美観な景色の片隅に、なんと仙石線の電車が見えるではありませんか!w(*゚o゚*)wオオー!。そう、実はこの場所、松島の風景とともに列車を写し込む事ができる、鉄ちゃん的にも絶景の撮影スポットなのです (σ´∀`)σイイネ!。しかも秋晴れの好天のもと、いい角度で日差しを受けたステンレス車両の205系がキラリと輝き、この画のなかで強く存在感を表してくれました (☆∀☆)キラーン☆。
なーんだ、ニマゴ(205系)か (´σД`)ナーンダ・・・というなかれ。たしかに何の変哲もない通勤型車両による定期列車で、鉄ネタとしては大して面白味がないかもしれませんが(もちろん、ここにほかの同業者は誰もいない)、いちおうこの205系だって今や数を減らしつつある国鉄型車両の生き残りだし (-`ω´-*)ウム(仙石線用の3100番台は中間車からの改造で、前面などがリニューアルされているけど)、何よりもこの展望で列車を撮れることが素晴らしくて個人的には感激しています ・:*:・(´∀`人)スバラシイ・:*:・。まわりの木々の紅葉はまだ思ったほど色づきが進んでいなかったけど、それでもじゅうぶんに満足できるロケーションで、この一枚が撮れただけでも列車を乗り継いで松島まで来た甲斐がありました (´ω`)シミジミ。


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ちょと分かりにくいのですが、
これは同じ場所から見た東北本線。
(-“-;*)ンン?
以前はきれいに望めたそうですが、
今は木々の枝が伸びてしまい、
E721系の普通列車がチラリと見えるものの、
スッキリと撮影するのはムリそう・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲20.10.31 東北本線 松島-塩釜


ちなみにこの場所、仙石線だけでなく手前には東北本線の線路もあり (=゚ω゚=*)ンン!?、そちらのほうが列車の本数が多くて通過する車種も豊富なのですが(東北本線や仙石東北ラインの旅客列車のほか、貨物列車なども頻繁に通る)、無造作に伸びる木々の枝が煩わしくてスッキリと望めず、また、私の訪れた時間帯ではすでに山影が落ちていて、残念ながら撮影するにはかなりキビシい状況 σ(・ω・`)ウーン…。列車の通過音が聞こえるのに撮れないのはちょっともどかしいけど、ここは潔く東北本線は諦めて、仙石線のほうだけに集中します (・ε・`)シャーナイネ。
眺望が開ける限られたスペースで仙石線の列車を何本か撮り続けていると (^_[◎]oパチリ、撮影開始から一時間程度が経った15時過ぎには早くも、仙石線の線路にまで忍び寄ってきた山影 ( ̄  ̄;)カゲ…。こんなところに秋の陽の短さを感じます(のんびり昼メシ食っている場合じゃなかったかな? (^^;)ゞポリポリ)。運転間隔が20〜30分に一本程度の仙石線、15時12分に松島海岸を発車する次の上り列車(1422S)が、おそらく影落ち前のラストになりそう σ(゚・゚*)ンー…(10/31の時点で)。


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太陽が西に傾き、
ほんのりと赤味がかった
松島の佳景。
湾内を巡る遊覧船と
仙台へ向かう仙石線の電車が、
タイミングよくフレームに収まりました。
▲20.10.31 仙石線 陸前浜田-松島海岸
(後追い)


電車とお船が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
ジリジリと山影が迫るスリルに心臓ドキドキでしたが (`・v・´;)ドキドキ…、このギリギリで列車を照らしてくれた斜光がいい感じだなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。まだ色づきの浅い紅葉も、西日によって少し赤味が増したように感じます。
そして図らずも、松島湾めぐりの遊覧船が列車とともにフレームイン (゚∀゚)オッ!。観光客が多い週末の今日は、大小の遊覧船が数分おきくらいで頻繁に出入港を繰り返していて(今記事のタイトルに使ったカットなど、遊覧船の三連チャンの“ジェットストリームアタック”状態だしw)、仙石線とのコラボもそれほど難易度が高いものではなさそうですが、ちょうどタイミングが合ったのはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪(ただ、松島バックの鉄道写真として見た場合、はたしてここに船があるほうがいいのかどうか、微妙なところですが・・・。見方を変えればこれは船の裏カブり? ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ)。

このあとの列車は20分後(1431S)となり、もうその頃に仙石線の線路は影に包まれているでしょう。なので、これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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公園をあとにして松島海岸の駅へ戻ると、
ホームに停車していた下り列車(1431S)は
石巻出身の漫画家・石ノ森章太郎氏の
作品のキャラクターがラッピングされた
マンガッタンライナーⅡ」の205系でした。
(゚ー゚*)マンガッタン
前面が「仮面ライダー」で
側面には「サイボーグ009」ですね。
(´ω`)ナツカシス
▲20.10.31 仙石線 松島海岸

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いっぽう私が乗る
あおば通ゆきの上り列車は、
先頭車に緑色の帯が施された、
2WAYシート車組み込み編成の205系。
この編成は各車で帯色が異なります。
▲20.10.31 仙石線 松島海岸

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“2WAYシート”とは混雑状況などに応じて
ロングシートとクロスシートの転換が
可能な座席で(写真はロング状態)、
一部の編成の石巻方先頭車に装備。
( ̄。 ̄)ヘー

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夕暮れ時の松島。
この時間に遊覧船へ乗ると
さらにきれいな情景が楽しめそうですが、
鉄ちゃんの私としてはそれを
仙石線の車窓から見るのもまた一興です
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
(車窓から松島の島々が拝めるのは、
ほんのわずかな区間だけどね)
▲20.10.31 仙石線 松島海岸-陸前浜田
(車窓から)


景勝地の松島を一望できる高台から撮影した仙石線の205系 (^_[◎]oパチリ。
とくに鉄ネタを意識せず、この撮影地にはかねてから訪れてみたいと思っていたことと、復旧した常磐線を乗り通して仙台に着く昼過ぎからでも近場で効率よく移動できて、なおかつ午後の日当りが順光となること、さらにはご当地名物の牡蛎も味わえることが、今旅の初日の目的地として選んだ理由です (´ω`)ナルヘソ。
このように風景を広く入れたなかで列車を置いた情景的な撮影は、車両を主体にした撮影よりもとくに晴天が好ましいところですが、今日は絶好の秋晴れに恵まれて、美しい松島の眺めを堪能しつつ気分よく“撮り鉄”できました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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松島海岸から205系に揺られて40分、
仙石線の電車は終点のあおば通に到着。
(・ω・)トーチャコ
当駅はその駅名のとおり、
仙台中心部のメインストリートである
青葉通りにある地下駅。
▲20.10.31 仙石線 あおば通


松島海岸1613-(仙石1522S)-あおば通1652


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そしてあおば通駅は
歩いて数分程度で仙台駅へ行ける場所に
位置しています。
...(((o*・ω・)o
ちなみに仙石線における
あおば通〜仙台の駅間距離は
わずか0.5キロ。
Σ(゚∇゚;ノ)ノ チカッ!
▲20.10.31 東北本線 仙台


松島海岸へ向かうときは仙石東北ライン経由にしましたが、撮影後は仙石線の上り普通列車で素直に(?)、仙台の中心部に位置するあおば通まで戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。今宵はここ仙台にて宿泊します (”▽”)オトマリ。
ところで、「Gotoトラベルキャンペーン」を活用した今旅 (゚ー゚*)ゴトー、このキャンペーンは対象事業者で予約を申し込んだ旅行商品(ツアーなど)および宿泊の代金が割引となるもので、私の場合は個人で手配したJRのきっぷ(乗車券や特急券など)は割引されませんが、対象事業者でネット予約した宿泊施設(ホテル)のほうは割引が適用され、また、その宿泊施設独自のポイント割引も同時に受けることができて、たしかに宿泊費が驚くほどの格安価格となりました (´艸`*)オトク♪。そしてさらに、宿泊する県とその近県にて翌日まで使える金券の「地域共通クーポン」も発券(電子版)。これは食事やお土産の購入などに利用できます (*・∀・)つ[クーポン] 。
んじゃ、このクーポンを使って、豪勢に牛タンでも食べに行きましょうかね (σ´∀`)σイイネ~♪・・・なんて思っていたのですが ( ̄△ ̄;)エッ…、この日の仙台の繁華街は多くの人でごった返していて、目に留る牛タンや海鮮料理などの名物店には観光客と思われる方々の行列ができ、それ以外に覗いてみた居酒屋も軒並み盛況の様子(感染対策をした上で)。どこもすんなりとはお店に入れそうもありません (´д`;)人大杉…。考えてみたら今日はただの週末でなく、“ハロウィン”の夜なんですよね
Σ(-`Д´-;)ハッ!。その賑わいへ「Goto」による観光客が加わったら、牛タン屋の前に行列ができるのも納得です ( ̄  ̄;)ナルヘソ。
仕方なく牛タン屋での豪勢な食事は諦めて、覚えのある立ち飲み居酒屋(ここは空いてた)で串物をアテに一杯あおり、私はひとりハロウィンを楽しむのでした (~▽~*)ウィッ。


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仙台に着くまですっかり忘れていましたが、
10/31のこの日は“ハロウィン”でした。
(★ФДФ)☆:*★Happy Halloween★*:☆(((◆▼◆)))

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行列ができていた牛タン店は諦めて、
居酒屋さんで打ち上げ。
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノ凵☆
ちょっとショボいけど、
いちおうオーダーした串物のなかに、
牛タン串(いちばん手前)があります(笑)
さらに別のお店にて、
“ずんだジェラート”もいただきました。
仙台の名物を満喫!?
(゚д゚)ウマー!

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飲み終えて駅前から空を見上げると、
ちょうど駅の上に満月が
ぽっかりと浮かんでいました。
入線してきたE5系新幹線とパチリ
(^_[◎]oパチリ
(ちなみに新幹線が来るのを待っていたら、
前記事の写真の位置から月がこれだけ動いた)。
ハロウィンの夜のペデストリアンデッキで、
通行人の奇異な目にさらされながら
大きな望遠レンズのカメラを構えていたのは
ワタクシです(笑)
▲20.10.31 東北新幹線 仙台




・・・続きます (((◆▼◆)))




夏休み04・・・常磐線 651系普通列車 乗車記 [鉄道旅行記]

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2019.07.27~30 夏休み04
復旧を待ち望む常磐線
651系 普通列車 乗車
 
 
前回からの続きです。

仕事の都合により、今年もお盆前の7月末から8月のアタマにかけて夏休み(夏期休暇)を取得した私 (´▽`*)ナツヤスミ♪。
今夏の鉄旅は東北新幹線の「はやぶさ」に乗って北のほうへ進路を取り バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、旅の初日(7/27)は奥羽本線で臨時運行された急行「津軽」を青森の津軽新城付近にて撮影 (^_[◎]oパチリ。青函トンネルを抜けて北海道へ渡った二日目(7/28)は函館近郊の道南いさりび鉄道で運行されている国鉄復刻色のキハ40形を撮影 (^_[◎]oパチリ。
そして青森に戻った三日目は八戸(はちのへ)から八戸線を下り、久慈(くじ)で接続する第三セクター鉄道の三陸鉄道(三鉄)を訪れます (゚ー゚*)サンテツ。東日本大震災の被害で運転休止となっていたJR山田線の宮古と釜石のあいだが三鉄に転換され、今年の3月に新たな「三陸鉄道リアス線」として復旧(全線開通)した当線 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・リアス線】*:・゚\(゚▽゚*)。これを機に私は久慈から盛(さかり)までを乗り通し、あらためて全線の完乗を達成しました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。その後さらに盛から大船渡線(おおふなとせん)のBRT(バス)と列車を乗り継ぎ、東北新幹線や東北本線と接続する一ノ関(いちのせき)で日暮れを迎えます ( ̄  ̄*)マックラ。


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一ノ関の在来線ホームに待機していた
東北本線の仙台ゆき上り列車は、
前方にセミクロス仕様のE721系、
後方にロングシート仕様の701系(写真)が
併結された混合編成。
ガラガラに空いているこの時間帯の列車、
もちろん私はE721系のボックスシートに座りますた。
(´▽`*)ボックス♪
▲19.7.29 東北本線 一ノ関


今旅での目的は、初日の急行「津軽」撮影、二日目のいさりび鉄道キハ40撮影、そして三日目の三陸鉄道リアス線を乗り潰せたことで、ほぼ果たすことができ ☆.(○≧ω')b OK牧場!、あとはもう一ノ関から新幹線に乗って東京へ帰ってしまってもいいところなのですが(一ノ関に19時半現在なら、新幹線でまだ東京に帰れる)、ご存知のとおり私が手にしている「青春18きっぷ」では新幹線を利用することができず、あらためて一ノ関〜東京都区内の普通乗車券と新幹線特急券を購入しなくてはなりません。その額は合計で13,330円 ( ̄  ̄;)タカイ…。旅の目的は果たしたけど、翌日もお休み(夏期休暇中)でとくに急いで帰京する理由が無い私、それならば新幹線の運賃に13,000円かけるよりも今夜はどこかの街の安宿に一泊し、翌日に「青春18きっぷ」を使った普通列車の乗り継ぎで、ゆっくりと帰るほうが節約(?)になるな・・・σ(゚・゚*)ンー…と、セコいことを考えた私が一ノ関から乗ったのは、東北本線の仙台ゆき上り普通列車 ...(((o*・ω・)o。
今宵の宿泊地は宮城県の仙台です。


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一ノ関から普通列車で約二時間、
夜の9時半に仙台へ到着。
(・ω・)トーチャコ
こちらが先頭側だったE721系です。
▲19.7.29 東北本線 仙台


一ノ関1954-(東北546M)-仙台2135


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仙台でこの日の打ち上げ~♪
カンパーイ♪(* ̄∇ ̄)/凵☆
大都市では時間帯が遅くても
居酒屋が営業していて助かります。
カキフライや牛タン串などの好物を
キンっキンに冷えたレモンサワーとともに
いただきますた。
凵ヽ(>∀<*)クゥーッ!




7月30日(火)


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ちょっと昭和の雰囲気が漂う
お安い料金設定のビジネスホテル。
前夜に投宿した時は気付きませんでしたが、
朝起きてカーテンを開けると、
何と部屋の窓から東北新幹線の高架が望める、
トレインビュールームでした。
E6系とE5系を併結した「やまびこ」が通過ちう。
(゚∀゚*)オオッ!!
▲19.7.30 東北新幹線 古川-仙台


仙台で迎えた旅の四日目 ('-'*)オハヨ♪。
宿泊した部屋のテレビで見た宮城県と近県の天気予報は「晴れのち曇り」ですが、場所によっては午後に激しい雨の恐れがある・・・とのこと ( ̄△ ̄;)エッ…。梅雨は開けたものの、大気の状態は不安定なようです (゚ペ)ウーン…。


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杜の都の玄関口、仙台駅。
気温と湿度が高くてちょっとモヤっとしているものの、
今日も今のところ朝からいい天気です。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲19.7.30 東北本線 仙台


東北地方を代表する主要駅の仙台。当駅には東北新幹線や東北本線のほか、仙山線、仙石線、常磐線(岩沼で東北本線から分岐)、仙台空港線(名取で東北本線から分岐)、仙石東北ライン(塩釜の先で東北本線から分岐)、阿武隈急行線(ラッシュ時を中心に東北本線に乗り入れ)、さらには仙台市営地下鉄(南北線・東西線)の各列車が発着します (・o・*)ホホゥ。
先述したようにJR在来線の普通列車が一日乗り放題となる「青春18きっぷ」を使って仙台から東京へ帰るならば、東北本線の上り列車をひたすら乗り継いで行くのがスタンダード(?)な方法ですが σ(゚・゚*)ンー…、私が乗ったのは仙台を発車する東北本線の上り列車には違いないけれど、途中の岩沼(いわぬま)から常磐線(じょうばんせん)に直通する原ノ町(はらのまち)ゆき。
そう、今回は常磐線を経由してみたいと思います コッチ…((((o* ̄-)o。


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仙台のホームで発車を待つ、
常磐線直通の原ノ町ゆき。
前日に一ノ関から乗った東北本線と同様に、
この列車もE721系+701系の併結編成でした。
やっぱりE721系のほうに乗ります。
(´▽`*)ボックス♪
▲19.7.30 東北本線 仙台

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岩沼で東北本線と分岐した常磐線。
東北本線の線路が右のほうに離れてゆきます。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲19.7.30 常磐線 岩沼-逢隈(車窓から)


個人的にはあらためて紹介するのが、なんだか変な感じですが・・・(^^;)ゞポリポリ
常磐線は東京の日暮里(にっぽり)を起点に、千葉県の北部(松戸や柏など)を経て、茨城県の主要地域(土浦、水戸、日立、高萩など)、福島県の浜通り地方(いわき、原ノ町、相馬など)を縦断し、宮城県の岩沼にいたる、343.7キロの主要幹線(なお今旅の私は、路線終点となる岩沼から上り方向へ進みます)。


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亘理(わたり)付近の車窓から見えたのはお城?
これは郷土資料館や図書館などが併設された、
亘理町の施設(悠里館)だそうで、
とくに城跡(天守閣の復元)ではないみたい。
(詳しくは知らないけれど)
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.7.30 常磐線 亘理

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ちなみに、
そのお城風の建物に見覚えがあるな
・・・と思ったら σ(゚・゚*)ンー…、
私は今から10年以上前に亘理で下車し、
駅近くで常磐線の列車を撮影していました。
(^_[◎]oパチリ
当時の普通列車に使われていたのは
国鉄型の417系。
最近、同系最後の生き残り(訓練車)が、
廃車のために輸送されたことが
ファンの間で話題になりましたね。
▲06.3 常磐線 逢隈-亘理(後追い)


常磐線といえば、沿線の柏(かしわ)で育った私はとくに馴染みが深く、拙ブログでもちょくちょく登場する路線なのですが (゚ー゚*)ジョーバソセソ、これまでの話題はその大半が都心との直通列車が頻繁に走る、いわき以南のことばかり。運行形態が大きく変わるいわき以北の区間については、なかなか触れる機会がなかった・・・というか、触れられずにいました。それは当区間のなかで東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故により、いまだ不通となっている未復旧の区間(現在は富岡(とみおか)と浪江(なみえ)のあいだの20.8キロ)が存在するためです。
前回にご紹介した三陸鉄道リアス線やJR八戸線、大船渡線なども東日本大震災の被災路線ですが、それらの路線が苦難を乗り越えて着実に復旧(BRT化も含む)への道を果たしているのに対し、原発事故の立ち入り制限区域(帰還困難区域)に位置している常磐線の当該区間は復旧作業に着手できず、地震発生以降は長らく列車の運転が行われていません。


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常磐線は原発事故による不通区間のみならず、
地震や津波の強襲を直接受けた箇所もあり、
壊滅的な被害を受けた駒ケ嶺〜浜吉田の区間は
内陸部への移設および高架化によって
路線の復旧が行なわれました。
列車は立派な高架上を進みます。
▲19.7.30 常磐線 山下-坂元(前方の車窓から)


そのような状況が続いていたなか、今年度末(2019年度末)に制限区域のうちの一部が避難指示解除されるのと合わせて、現在も不通になっている富岡と浪江のあいだの復旧作業が行なわれ、来春(2020年春)までに運転が再開される予定との発表がありました (゚o゚*)オッ!。これにより震災から9年が経って、ようやく全線開通となる常磐線。原発事故の後処理についてはまだまだ問題が山積みなのはじゅうぶん承知のうえで、やはり列車の運行が再開されるのは喜ばしいことだと思います ・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ。


0011.jpg
原ノ町でさらに先へ進む、
浪江ゆきに乗り継ぎ。
接続を待っていたのは・・・
お!最近は姿を見る機会が減った、
719系(左)じゃん!
(゚∀゚)オッ!
▲19.7.30 常磐線 原ノ町

0012.jpg
719系と言えば、
この変則的な配置のクロスシート。
個人的にけっこう好きな座席です。
(σ´∀`)σイイネ♪


そこで私は全線が開通して落ち着いたころに、あらためて都内から仙台まで常磐線をじっくり乗り通して、復旧の感慨を噛み締めたいと考えていました (-`ω´-*)ウム。
ところがその復旧(全線開通)とともに、現在の当線の一部区間で特例的(?)に行なわれている、“とある車両”の運転を終了する可能性が高いと言われています ( ̄△ ̄;)エッ…。それが運行を終える前に記録を残すのならば、復旧前の常磐線を訪れなければならない・・・(´~`;)ウーン。何とも矛盾したような展開ですが、仙台から都内へ帰る経路上でタイミングよくその列車に乗れることが可能だとわかった私は、乗車や撮影の欲望が押さえきれず (*゚∀゚)=3ハァハァ!、この機会に常磐線へ向かうことを決めたのです m9(`・ω・´)ケテイ!。


0014.jpg
浪江より先の上り方は不通区間。
来春に予定されている復旧へ向けて、
構内の整備が行われていました。
▲19.7.30 常磐線 浪江


原ノ町で列車を乗り継いで仙台から約二時間、列車は福島県の浪江に到着 (゚ー゚*)ナミエ。
現在、岩沼側で列車が運行されているのはこの浪江までで、当駅より上り方は不通区間。ここから先の富岡までは列車を代行するバスで運行されています (・o・*)ホホゥ。
路線バスやBRTと列車代行バスでは運行理由に違いはあるけれど、今旅の私はよくバスのお世話になりますね (=゚ω゚)ノ゙ヨロシコ。


0015.jpg
現在の常磐線(紺色)を表した路線図。
右が仙台、左上が水戸、東京方面です。
紺色のラインが途切れている
浪江と富岡の間は列車の不通区間となっており、
バスによる代行輸送が行なわれています。
なお、当区間は途中に
双葉、大野、夜ノ森の三駅が存在しますが、
いずれも帰宅困難地域に位置しているため、
代行バスは通過扱いとなっています。

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0017.jpg
浪江の駅前から乗車する代行バス。
普通乗車券はもちろん、
「青春18きっぷ」でも利用できます。
(*・ω・)つ[18]
乗車の際にはシートベルトの着用と、
絶対に窓を開けてはならないこと。
また、個人が特定できるようなものの撮影は
控えるようにとの注意が行なわれます。
 \_(`・д・)ココ重要!
▲19.7.30 常磐線 浪江

0018.jpg
代行バスから見た状況はあえて触れませんが、
このような看板がいたるところに立っていることで、
現状をお察しください・・・。

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途中に停留所は無く
不通区間をバスで通過し、
30分ほどで富岡に到着。
当駅も津波によって駅舎が流失し、
現駅舎は2017年に再建されました。
▲19.7.30 常磐線 富岡

0020.jpg
富岡の跨線橋から望む、
浪江、岩沼方向。
やはり浪江と同様、
来春に予定されている復旧へ向けて、
構内の整備が行われていました。
なお、バスが通過した三駅についても、
来春に営業を再開する予定です。
▲19.7.30 常磐線 富岡


列車が運転されていない不通区間を代行バスにつないでもらい、富岡でふたたび常磐線の列車に乗り継ぎます ...(((o*・ω・)o。
震災の津波で駅舎やホームが全壊し、新たに駅が再建された富岡。その整然とした構内で静かに発車を待っていたのは、白い車体・・・いや、シンプルでシックな色合いから“タキシードボディ”と呼ばれたこの車両 (=゚ω゚=*)ンン!?。


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富岡のホームに停車していたのは
特急形車両の651系。
これって「スーパーひたち」?
σ(゚ー゚*)スパーヒタチ…?
▲19.7.30 常磐線 富岡


スーパーひたち、イタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!
そう、この見覚えあるスタイリッシュな特急形車両は、かつて常磐線のエースに君臨し、特急「スーパーひたち」として活躍した、651系じゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!。現在の当系は一部の編成が高崎線系統の特急列車にコンバートされて「草津」や「あかぎ」などに使われていますが、常磐線でこのお姿を見るのは久しぶりだなぁ (*´∀`)ノ゙オヒサ!。
でも、これは明らかに特急列車なので、残念ながら私が持つ「18きっぷ」じゃ乗れないよね σ(・∀・`)ウーン…・・・と思うところですが、なんとこの651系は特急でなく、いわき行きの上り普通列車(672M)として運行されるのです エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。いわきと富岡のあいだで一日に二往復のみの運用ながら、これは豪華な普通列車! w(*゚o゚*)wオオーッ!。


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普通列車に使われていますが、
車内は特急列車仕様のまま
(シートカバーは無いけれど)。
座席の向きを回転することや、
リクライニングも使用可能です。
w(*゚o゚*)wオオーッ!


第一線を退いたとはいえ、本来は特急型の当系が普通列車に使われる理由をJR東日本(水戸支社)は「より快適にご利用いただくため」としか公表していないものの、これはやはり原発事故による不通区間の発生で代行バスへの乗り継ぎを余儀なくされる利用者へ向けた、JRの配慮というか気配りなのでは無いでしょうか アリガタヤ( ̄人 ̄*)アリガタヤ。
そんな651系の普通列車ですが、不通区間が復旧して全線が開通すると列車の運行や車両の運用範囲に大きな変化が生じ、車両の効率化を図る上でもこのような特異な列車が運転されなくなる可能性が高い。現にそれを裏付けるかのごとく、復旧へ向けた動きのひとつとして、常磐線の普通列車で一般的に使われているE531系(後出)の車両増備が最近になって行なわれています σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私は仙台からの帰りに復旧前の常磐線を訪れて、この651系による普通列車へ乗ってみようと考えたのでした (´ω`)ナルヘソ。


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特急型の651系に「18きっぷ」で乗れるとは
贅沢だなぁ・・・。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。

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途中の広野と末続のあいだでは、
車窓に太平洋の海景色が広がります。
651系のリクライニングシートから眺めると、
いっそう気持ちよく感じます。
▲19.7.30 常磐線 広野-末続(車窓から)


ほかの日はわかりませんが、少なくともこの日の当列車の乗客は大半が代行バスからの乗り継ぎ客で、4両編成(651系付属編成)の車内はガラガラ(そもそもバスもすいてた)( ̄  ̄*)ガラガラ。気兼ねなくリクライニングシートの背もたれを倒して、ゆったりと651系の乗り心地を味わいます (´▽`*)ラクチン♪。この区間のハイライトと言えば広野(ひろの)と末続(すえつぎ)の駅間で車窓に望める海景色 (゚∀゚)オッ!。
震災前は特急「スーパーひたち」として上野と仙台のあいだを常磐線経由で結んでいた651系。その列車に私は一度だけ仙台まで乗車したことがあり(仙台ゆきの「スーパーひたち」(3号だったかな?)がなぜか松戸に停車していたため、柏に住んでいた私はそこから乗った覚えがある)、その時もいわきを過ぎたあたり(今回とは逆の下り列車)で当系の車窓から福島の海を眺めていたのを思い出しました (ノ∀`)ナツカシス。
快適な651系の普通列車ですが、富岡から終点のいわきまではわずか40分あまりで到着です (・ω・)トーチャコ。


0026.jpg
いわきに終着した651系の普通列車。
左のホームには現行の特急「ひたち」に使われる
E657系の姿が見えますが、
そちらはもちろん「18きっぷ」じゃ乗れませぬ。
(ヾノ・∀・`)ダメダメ
▲19.7.30 常磐線 いわき


仙台0813-(常磐230M)-原ノ町0936~0952-(126M)-浪江1011~1030-(代行バス4便)-富岡1100~1128-(672M)-いわき1210


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いわきの駅ビルで食べるお昼ゴハンは、
東北地方で多くチェーン展開している
半田屋さんという定食屋でいただきます。
このお店はおかずや副菜などを
自身で選ぶビュッフェスタイルで
(ふつうの定食や丼ものもあり)、
私は鯖の味噌煮とゴーヤチャンプルを
チョイスしますた。
(゚д゚)ウマー!


いわきと富岡のあいだで午前と午後に一往復ずつの二往復が運転される651系の普通列車。
いま私が富岡から乗ってきた列車は午前の復路に当たる上り列車で、次は午後の遅い時間帯に一往復(683M~682M)が設定されています (・o・*)ホホゥ。そこで今度は乗り鉄ではなく撮り鉄として、沿線の撮影ポイントにて651系の普通列車を狙ってみようと考えているのですが (・∀・)イイネ、やはり気になるのはお天気。
今朝みた予報が「晴れのち曇り、所によって一時雨」となっていたことから、もしいわきに着いた時点で日差しが期待できないようなドン曇り(もしくは雨)だったら、651系は乗車だけを楽しんで撮影はせずに東京へ帰るつもりでした カエロ…((((o* ̄-)o。しかし実際は列車の車窓から見た海景色のとおり、薄曇りながらも日は差していて、その状況はいわきで食事を済ませたあとでも変わりません。このぶんなら大丈夫そう・・・か? σ(゚・゚*)ンー…。
最近まっっったくアテにならないけど、いちおう“自称・晴れ男”と豪語する己の運を信じて 八(゚- ゚)ハレテ!、私はいわきから富岡の方向へ戻る形となる下り列車に乗り込みました ...(((o*・ω・)o。


0028.jpg
いわきから乗る広野ゆき下り列車。
使われていたのはE531系で
これが本来のスタンダードな
“ふつうの普通列車”です。
( ̄  ̄*)フツー
それにしてもこの編成(K478)、
やけに車体がピカピカだなぁ・・・。
.+゜(0゚・∀・)ペカペカ.+゜
▲19.7.30 常磐線 いわき

0030.jpg
車内の製造表記を見てみると、
2019年製とあります。
(゚∀゚)オッ!
そう、これがウワサの(?)
復旧に向けて増備された新しい編成。
もう運用に就いているんだね。

0031.jpg
いわきから30分弱の広野で下車。
震災による津波は当駅にも迫るものでしたが、
かろうじて被災を免れて
味わいのある木造駅舎を構えています。
なお、一時は当駅から下り方が不通区間だった時期もあり、
駅前から代行バスが運行されていました。
▲19.7.30 常磐線 広野

0033.jpg
駅舎内の目立つところには
放射線の空間線量を測定する
線量計が設置されています。


いわき1422-(常磐679M)-広野1448

いわきから乗った列車(683M)は富岡まで行かず、途中の広野が終点ですが、私の下車駅も当駅 (・ω・)トーチャコ。
広野といえば先ほど乗った651系の車窓から海景色を眺めたところで、私が目指す撮影ポイントもそのあたり (゚ー゚*)ウミ。だいぶ薄雲が広がって空が白くなり、海の色も濁っちゃいそうだけれど、少しでも列車に日が当たった明るい状態で撮れたら、それでもうOK牧場かな・・・(´~`)ウーン…なんて思いながら、国道の緩やかな上り坂を歩き進むと ...(((o*・ω・)o、やがて道路脇から少し高い目線で線路と海が望める場所に到達できました (「゚ー゚)ドレドレ。ここまで広野の駅から徒歩で30分強。ちなみに隣駅(上り方)の末続からもだいたい同じくらいの距離なのですが(ちょうど両駅の中間点付近なのね)、末続から行く場合は途中で交通量の多い国道のトンネルを抜けなければならないみたいなので、私は広野からアプローチしています ε-(´o`A フゥ…。


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やってきた撮影ポイントはこんな場所。
国道の脇から海を背にした常磐線の線路が見えます。
(「゚ー゚)ドレドレ

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望遠レンズを使って、
ほぼ真横から切り取るのが定番のアングル。
(^_[◎]oパチリ
編成全体はとても入らないけれど
(せいぜい一両半)、
海バックのロケーションを重視した撮影地です。
(・∀・)イイネ
▲19.7.30 常磐線 広野-末続


駄菓子菓子(だがしかし)、着いた時には雲が厚くなって日差しを望むのはキビシく、水平線が霞んだ背景もかろうじて海だとわかるような状況 σ(・ω・`)ウーン…。せっかくここまで来たのに、私のテンションはだだ下がりです ε-(´∞`;)ハァ…。それでも車体が白い651系ならば、少しはマシな画になるかも・・・と、淡い期待を持って、当系が通過するまでの一時間をここで待つことにします (゚- ゚)マツワ。

ところが・・・( ̄△ ̄;)エッ…。


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ふと空を見上げると、
雲のスキマの青空にぽっかり浮かんでいたのは、
なんだか不思議な色と形をした雲。
ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?
珍しい現象だな・・・と思うも、
こういうのって天気が急変する合図なんですよね。
( ̄△ ̄;)エッ…


撮影ポイントの上空を覆う雲はさらに厚みを増して、しかもなんだかイヤ~な黒っぽい色をしています (゚ペ;)ウーン…。そしてついにはゴロゴロと響きだした雷鳴・・・これはちょっとマズい展開になってきたぞ (-"-;*)ウグ…。すぐさま手持ちのスマホで天気予報アプリの雨雲レーダーをチェックしてみると・・・(;゚ロ゚)ハッ!


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651系が通過する頃、
雨雲レーダーはこんな予測を出しています。
(色が濃いほど降水量が高い)


うげっ!この付近に真っ赤な色が表示されてる!Σ(゚□゚*)ナニーッ!!
レーダーの赤や黄色が表しているのは、いわゆる「ゲリラ雷雨」とも呼ばれる局地的な激しい雨 ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ 。
今はまだ降っていないけれど、これから45分後、つまりちょうど651系の普通列車が通過する頃(広野16時37分)には、こんな状態になると予測しているのです ((((;゚д゚))))アワワワワ。でも、よく見ると私の現在地は海沿いの青い丸なので、ギリギリセーフぢゃん? (゚∀゚)アヒャ☆。いやいやいやいや、こんなん誤差の範囲でしかなく、これは間違いなくヤバいやつっしょ! ヤバイョヽ(д`;ヽ)三(ノ;´д)ノヤバイョ。気のせいか雷鳴も先ほどより近づいているように感じます 。。゛(ノ><)ゝヒィィィ。
ここまで駅から30分の距離を歩いてやってきた徒歩鉄の私。小雨程度ならまだしも、レーダーが示すような豪雨に見舞われたらひとたまりもありません (´・д・`;)ハラハラ…。651系は惜しいけれど、ここは勇気ある(?)撤退を決意  m9(`・ω・´)ケテイ! 。まあ、どうせドン曇りになっちゃったし、ムリして粘ってもいい画は撮れないさ・・・と、自分を納得させて撮影ポイントをあとにします ε=┌(;゚д゚)┘テッシュー!。それにしても651系はおろか、E531系など試し撮りの一本(一列車)も撮れなかったなぁ・・・。ただ一時間(往復)歩いただけ (´д`;)トホホ…。

雷鳴にせかされるようにして広野の駅へ急いで戻ると、撮影ポイントで狙うハズだった651系の富岡ゆき下り列車(683M)に間に合いました。んじゃ、も一度乗ってくか ...(((o´・ω・)o。


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今にも雨が降り出しそうな鉛色の空のもと、
ヘッドライトを点けた651系の普通列車が
広野のホームに滑り込んできました。
▲19.7.30 常磐線 広野


結果としては651系が広野に着いた時点で、雨は降っていませんでした (-ω-;*)ウゥム…。
それじゃ、撤収したのは取り越し苦労で、撮影ポイントで粘っていれば雨に降られず、651系の普通列車が海バックで撮れたじゃないかって?(ドン曇りだけど)(´σД`)ナーンダ。たしかに撮影することだけを考えればそうだったかもしれないけれど、私が乗った651系が広野を発車してまもなく、列車の窓を叩き付けるように降り出した激しい雨 ザー///o(゚o゚;)o///ザー。もし撮れたとしても、その帰り道で私はまちがいなく雨に見舞われていたでしょう |||(T_T;)ビショビショ|||。
「遠足は家に帰るまでが遠足です」(楽しい遠足気分が抜けずに下校すると、注意散漫で事故に遭いやすいので気を引き締めろという格言)にならい、「徒歩鉄は駅に戻るまでが撮り鉄です」ってところ(なんのこっちゃ)。駅に戻るところまでを想定すると、やはりあの時点での撤退は正解だったと思います (-`ω´-*)ウム。
旅のシメとしては、なんとも締まらない結末だけれど・・・(^^;)ゞポリポリ。


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乗った列車が広野を発車してすぐに、
大粒の激しい雨が降り出しました。
濡れずに済んでよかった・・・。
ε-(´∀`;)ホッ

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広野の下り方の隣駅は、
今年の4月に開業したばかりの
Jヴィレッジ(駅)。
当駅はその駅名のとおり
サッカーのナショナルトレーニングセンターである
Jヴィレッジ」に隣接しており、
試合やイベントなどの開催に合わせて使用される臨時駅です。
そのため、ふだんはすべての列車が通過。
(ちなみに先ほど上り列車に乗った時も当駅を通過したけれど、
海のほうばかり眺めていてスルーしちゃった ^^;)
▲19.7.30 常磐線 Jヴィレッジ(臨)
(車窓から)

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強い雨が降りしきるなか、
木戸(きど)のホームに佇むのはお城のオブジェ?
(=゚ω゚=*)ンン!?
これはかつて戦国時代の当地にあった
楢葉城(ならはじょう)をイメージしたものでしょうか。
▲19.7.30 常磐線 木戸(車窓から)

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富岡に戻ってきちゃった・・・。
当駅手前のトンネルを抜けると、
こちらは雨が降っていませんですた。
局地的な集中豪雨ってそういうものなんだよね。
┐(´д`)┌ ヤレヤレ
▲19.7.30 常磐線 富岡


広野1637-(常磐683M)-富岡1654

本来、東京方面へ帰る私は広野から上り列車に乗るべきなのですが、広野で待っていたとしても次のいわき方面の上り列車(682M)は富岡ゆき下り列車(683M)からの折り返しとなるので、いったん富岡まで乗車。そして今度はいわき行きとなった651系の普通列車で、ふたたび上り方面に向かいます イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ(18きっぷを使っているので、何度往復しても無問題)。
乗りたかった651系は、最初の乗車も含めてじゅうぶんすぎるほど乗り心地を味わえたけれど、正直、何やってるんだかなぁ (´д`)アウ…。


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広野→富岡→いわき
と、下りと上りの列車で651系に乗り続けて
再度いわきに到着。
ここで接続した上りの水戸ゆきは
ロングシート仕様のE501系(右)。
「スーパーひたち」から「走ルンです」へ・・・
同じ普通列車でも大きな差です(笑)
( ̄▽ ̄;)ハシルンデス…
▲19.7.30 常磐線 いわき


夏期休暇を利用して巡った、東北地方とちょこっとだけ北海道の鉄道旅 (゚ー゚*)テツタビ。
撮り鉄では、奥羽本線で復活運転された急行「津軽」や、国鉄色が施された道南いさりび鉄道のキハ40形、海バックの三陸鉄道リアス線など、お目当ての列車(車両)を旅程のなかで効率よく撮ることはできたけれど (^_[◎]oパチリ、「津軽」タラコ色のキハ40は日あたりの弱い薄曇り状態だったし (´~`;)ウーン、三鉄のお立ち台(堀内の大沢橋梁)で撮ったリアス線の列車は二本ともラッピング車両だった (´д`;)アウ…。そして今記事でお伝えしたように、常磐線の651系の普通列車は“勇気ある撤退”によって撮影すらできなかった・・・(´・ω・`)ショボン。振り返ってみると思い通りの画が得られたのは、いさりび鉄道の急行色キハ40(幸連橋で撮ったやつ)くらいで、全体的にはちょっとスッキリとしない撮影結果になってしまいました σ(・∀・`)ウーン…。
いっぽう乗り鉄では何といっても、震災の苦難を乗り越えて復旧を果たした三陸鉄道リアス線を、あらためて全線乗り通せたことが嬉しく ・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ、また、それによって日本の旅客鉄道全線完乗(鋼索線を除く)という個人的なタイトルが防衛できたことに喜びを感じています ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。今旅ではこれがいちばんの成果と言えるかも知れません。また、旅の時点ではまだ不通区間のあった常磐線も来春には全線開通となる見込みで、そちらも機をみてぜひ再訪しようと考えています (-`ω´-*)ウム(たぶんそのころに651系の普通列車は走ってないだろうけど)。
そして鉄分(鉄道趣味)だけでなく、青森のつゆやきそばや地酒、函館の海鮮丼や“チャイチキ”、八戸のせんべい汁に久慈のうに弁当などなど、各地の美味しい名物もたくさんいただくことができました ≠( ̄~ ̄*)モグモグ。食の楽しみも旅の醍醐味ですよね。ごちそうさまです (* ̄人 ̄*)ゴチソーサソ。
撮影の面など満足のいかないところもあったけれど、大好きな列車に朝から晩までたくさん揺られ、いろんな車両に出会えて、存分に“鉄分補給”ができた夏休みの旅でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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茨城県の勝田で
今旅のラストランナーとなる
上野ゆき普通列車に乗り継ぎます。
車両はスタンダードなE531系。
空いている最後尾のボックスシートに座って
帰りましょ。
カエロ…((((o* ̄-)o
▲19.7.30 常磐線 勝田


いわきで水戸ゆき、さらに水戸の手前の勝田(かつた)で上野ゆきの上り普通列車に乗り継ぎ、常磐線をひたすらに南下 ...(((o*・ω・)o。震災の不通区間もあったことから、最近は「18きっぷ」を使って東北地方から帰る際には個人的に、東北本線か上越・高崎線を経由することが多かったのですが、久しぶりの常磐線による帰京は新鮮に感じます (゚ー゚*)ジョーバソセソ。
夜の10時前、常磐線の普通列車は定刻に上野へ終着し、私の旅は終わりました (´w`*)ドツカレサン。


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19時過ぎの勝田では
売店(NEWDAYS)で駅弁が見あたらず
なんとも侘しいおつまみですが・・・
とにかく車内で打ち上げ!
長旅おつかれさまでした。
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノ[☆]


富岡1704-(常磐682M)-いわき1746~1755-(574M)-勝田1927~1933-(462M)-上野2143




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夏休み03・・・三陸鉄道リアス線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2019.07.27~30 夏休み03
遅ればせながら、祝・開通!
三陸鉄道リアス線 乗車
 
 
前回からの続きです。

仕事の都合により、今年もお盆前の7月末から8月のアタマにかけて夏休み(夏期休暇)を取得した私 (´▽`*)ナツヤスミ♪。
今夏の鉄旅は東北新幹線の「はやぶさ」に乗って北のほうへ進路を取り バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、旅の初日(7/27)は奥羽本線で臨時運行された急行「津軽」を青森の津軽新城付近にて撮影 (^_[◎]oパチリ。青函トンネルを抜けて北海道へ渡った二日目(7/28)は、道南いさりび鉄道で運行されている国鉄復刻色のキハ40形を撮影 (^_[◎]oパチリ。函館での滞在時間は短くて観光地などを巡ることはできなかったけれど、そのぶんお目当ての国鉄色キハ(急行色タラコ色)は満足のいく結果が残せました ☆.(○≧ω')b OK牧場!(タラコのほうは日あたり具合がビミョーだったけど・・・^^;)。

そして撮影ポイントの近くから路線バスに乗り、北海道新幹線といさりび鉄道の接続駅である木古内(きこない)の駅に戻ってきた私 (=゚ω゚)ノ゙タライマ!。相撲好きとしては木古内からそう遠くない(・・・といってもバスで一時間)、福島町の「千代の富士記念館」も気になるところですが、残念ながらそこへ立ち寄る時間的な余裕は無く(そもそも現時刻はすでに閉館)(・ε・`)シャーナイネ、新幹線の改札を入ります。
乗車したのは上りの「はやぶさ42号」東京ゆき。これでもう帰京してしまうのでしょうか? σ(゚・゚*)カエル?


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木古内のホームに入って来た、
E5系の「はやぶさ」。
木古内に停車する新幹線は少なくて、
定期列車は上下とも一日に8本ずつ。
ちょっとしたローカル線なみです。
( ̄  ̄;)スクナイ…
▲19.7.28 北海道新幹線 木古内

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新幹線の車窓に見る、北の大地の夕暮れ。
道内の滞在がわずか一日だったのは、
ちょっと惜しい気もします。
σ(・∀・`)ウーン…
この数分後、新幹線は青函トンネルへ・・・。
▲19.7.28 北海道新幹線 木古内-奥津軽いまべつ
(車窓から)


前回でちょろっと触れましたが、この「はやぶさ42号」でも指定席の空席に“間借り”する「特定特急券」を使用 (*・ω・)つ[トクテー]。木古内で乗った時点での車内はガラガラだったのでテキトーな空席に座れたものの、日曜最終の東京ゆきとなる当列車は新青森から多くの人が乗ってくることが予想され、私が座っている席にも指定券を持った方が現れるかもしれない (゚ペ)ウーン…。そう考えると、やっぱり特定特急券って制度はふつうの自由席より落ち着きません ((o(・∀・`)o))ソワソワ。かといって、ちゃんとした(?)指定券を買うほどの乗車時間じゃないし・・・。そう、ケチって指定券より500円安い特定特急券を選んだ私は、東京までの長距離乗車ではないのです。
新青森では思ったほどお客は乗ってこず、私はそのまま座席を移動すること無く乗り続けられ ε-(´∇`*)ホッ、木古内から1時間20分の八戸(はちのへ)で席を立ちました。今宵はここが宿泊地 (・ω・)トーチャコ。


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青森県の八戸で下車。
東京ゆきの「はやぶさ」を見送ります。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
お、右隣のホームに見えるのは、
JR北海道が所有する数少ない編成で、
紫色のラインが巻かれたH5系じゃん
(乗ってきたJR東日本のE5系はピンクのライン)。
▲19.7.28 東北新幹線 八戸


木古内1852-(東北新幹線 やまびこ42号)-八戸2011


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八戸の名物と言えばイカですが、
今日は函館でイカ刺しや海鮮丼を食べたので、
ここでは慎ましく(?)、
いか飯やせんべい汁などをいただきました。
鶏肉や野菜などのダシが効いたせんべい汁が
体に優しくてウマいなぁ・・・。
(*´v`*)ホッコリ♪

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たまたまですが宿泊したホテルのお部屋は
駅が望めるトレインビュールームでした。
(゚∀゚)オッ!
八戸の在来線ホームには青い森鉄道の列車が停車中。
右の青森ゆき下り列車が青い森703系、
左の三戸ゆき上り列車が青い森701系です。
(^_[◎]oパチリ
▲19.7.28 青い森鉄道 八戸




7月29日(月)


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青森の八戸で迎えた三日目の朝。
気持ちのいい快晴です。
のちほど知ることになるのですが、
この日に東北地方の梅雨明けが発表されました。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲19.7.29 東北新幹線 八戸


真っ青な夏空が広がる八戸の朝  ('-'*)オハヨ♪。
三日目にして今旅いちばんの快晴ですが、本日はどちらかというと“撮り鉄”よりも“乗り鉄”が主体の行程となっています ( ̄▽ ̄*)ノリテツ。
八戸は前日に乗ってきた東北新幹線のほか、東北本線を引き継いだ第三セクターの青い森鉄道(目時~青森)と、JRの八戸線(八戸~久慈)が乗り入れる、青森県東部の主要駅 (・o・*)ホホゥ。そのなかで私が乗車するのは八戸線の久慈(くじ)ゆき下り普通列車で、JRの路線の普通列車を利用するのならば、ここで「青春18きっぷ」の出番です (*・∀・)つ[18]


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八戸から乗る八戸線は非電化ローカル線。
以前に訪れた時は
国鉄型のキハ40形が使われていましたが、

現在は新型のキハE130系に置き換えられました。
外観も車内もまだピッカピカ。
.+゜(0゚・∀・)ペカペカ.+゜
▲19.7.29 八戸線 八戸


・・・といっても、今旅のおもな目的路線は八戸線でなく、さらにその先 σ(゚・゚*)サキ?。
なので、今回は八戸線の部分をさらっと流しますが、同線は5年前(2014年)の同時期にも乗車と撮影へ訪れているので、興味のある方はそちらをご参照いただければと思います。


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八戸線の車内でいただく朝食は
青森のご当地パン、工藤パンの「イギリストースト」。
しかもこれはエヴァンゲリオンとのコラボだそうで
(イギリストースト ジャリ・チョコ暴走モード)、
パンの表にカラフルなチョコスプレーが振られており、
なんともインパクトのある菓子パンです。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
ちなみに二枚のパンの間には
砂糖マーガリンも塗られているので、
相当に甘い・・・(´д`)アマ…

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八戸の市街地を抜け、
蕪島で有名な鮫(さめ)を過ぎると、
列車は海岸沿いを走るようになります。
(´▽`*)ウミ~♪
走る車両は国鉄型から新型に変わったけれど、
この壮大な車窓風景は変わらぬ八戸線の魅力です。
▲19.7.29 八戸線 鮫-陸奥白浜(車窓から)

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八戸線の終点、久慈に到着。
隣のホームには接続を待っている列車の姿があります。
(゚∀゚)オッ!
▲19.7.29 八戸線 久慈(前方の車窓から)


八戸0535-(八戸423D)-久慈0756

八戸線に最近導入された新型のキハE130系は軽やかに海沿いの鉄路を快走し、八戸から2時間半で終点の久慈に到着 (゚ー゚*)クジ。
ちなみにこの久慈は、私がJR(国鉄)全線の完乗(完全乗車)を達成した感慨のある駅 (´ω`)シミジミ・・・なのですが、そんな思い出をしみじみと振り返っている余裕はなく、すぐに接続する次の列車へ急いで乗り継がねばなりません ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
ここから先はJRの路線ではないため「青春18きっぷ」が使えず、あらためて乗車券(窓口販売の途中下車可能な片道乗車券)を買って改札に入り直すと ...(((*・ω・)つ[キップ]、ホームで待機していたのは、三陸鉄道リアス線の盛(さかり)ゆき上り普通列車 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。


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オレンジ色の軒が印象的な三陸鉄道の久慈駅。
(゚ー゚*)クジ
久慈は良質な琥珀(こはく)の産地として知られ、
駅には「琥珀王国」と掲げられています。
▲19.7.29 三陸鉄道リアス線 久慈

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そして三陸鉄道と言えば
この国民的ドラマ(?)を思い浮かべる方も
多いのではないでしょうか。
(´∀`*)アマチャソ
私は視てないんだけどね・・・
(^^;)ゞポリポリ

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三陸鉄道ホームで発車を待つ盛ゆき。
トリコロールカラー(白・赤・青)の車両は
現在の主力形式となっている、
36-700形ディーゼルカー。
ちなみに形式の“36”は“三陸”の語呂合わせね。
サンロク…(; ̄▽ ̄)サンリク…
▲19.7.29 三鉄リアス線 久慈


単行列車(一両)の車内は、学校が夏休みの期間中にも関わらず多くの学生さんで賑わっていたものの、利用区間が短いからか大半の学生は座らずに立っていて(やはり久慈から二駅目の陸中野田(りくちゅうのだ)で学生が下車し、以降の車内はガラガラに空いた)、私はボックスシートの一角に座ることができました ε-(´∇`*)ホッ。
8時5分、盛ゆきは定刻に久慈を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

三陸鉄道(三鉄)リアス線は、岩手県大船渡市の盛を起点に、吉浜(よしはま)、釜石(かまいし)、大槌(おおつち)、陸中山田(りくちゅうやまだ)、宮古(みやこ)、田老(たろう)、普代(ふだい)など三陸沿岸の各地を経て、同県久慈市の久慈にいたる、全長163.0キロにもおよぶ第三セクター方式の非電化ローカル線 (・o・*)ホホゥ(なお今旅の私は、路線終点となる久慈から上り方向へ進みます)。
その会社名や路線名が表すように当線は、入り組んだ地形が特徴のリアス式海岸で知られる三陸海岸に沿うように線路が敷かれ、車窓からも太平洋の壮大な海景色を望める旅情深い路線ですが、もう多くの方がご存知のとおり、その立地がゆえに先の東日本大震災(2011年3月発生)ではとくに津波の強襲による甚大な被害(線路や橋梁、駅舎の流失など)を路線の各所で受けてしまいました。しかし、そのような状況のなかで三鉄は、震災に見舞われた五日後に早くも一部区間で運転を再開。全線復旧までには長い年月を要したものの、震災に負けないその前向きな姿勢は多くの被災者を勇気づけ、同線の復旧は復興を目指す希望の象徴ともなったのです ガンバレ!p(`・д・´)qトーホク!。


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盛から久慈まで、
岩手県の三陸海岸を縦断するように敷かれた、
三陸鉄道リアス線(赤い線)。
地図中の青い線は八戸線(八戸~久慈)、
茶色い線は山田線(盛岡~宮古)、
グレーの線は釜石線(花巻~釜石)、
緑の線は東北新幹線を表しています。


そんな三鉄ですが、もともと震災前は一本(一路線)のリアス線ではなく、ふたつの路線に分かれていました。
ひとつは北部の宮古と久慈のあいだを結んでいて、1984年に国鉄の宮古線(宮古~田老)と久慈線(普代~久慈)を引き継いだ(田老~普代は新規に開通)、三鉄・北リアス線 (゚ー゚*)キタリアス。
もうひとつが南部の盛と釜石のあいだを結んでいて、やはり1984年に国鉄の盛線(盛~吉浜)を引き継いだ(吉浜~宮古は新規に開通)、三鉄・南リアス線 (゚ー゚*)ミナミリアス。
そしてその離れた両線のあいだ(宮古~釜石)を、JR山田線(盛岡~宮古~釜石)の一部がつなぐような格好となっていました (゚ー゚*)ヤマダクン。つまり、現・リアス線のうちの釜石と宮古のあいだは震災前までJR管轄の山田線だったのです ( ̄。 ̄)ヘー(ただし、当時から一部列車は三鉄と山田線で直通運転を行なっていた)。
ところが、震災の津波で壊滅的な被害を受けた山田線の当区間(宮古~釜石)。当初JR側は鉄道での復旧を困難だとして、線路跡の専用道などを使った、鉄道に代わるバス輸送(いわゆるBRT=Bus Rapid Transit・バス高速輸送システム)を提案するも、沿線の自治体側は鉄道(列車)での復旧を強く要請。紆余曲折あった協議の結果、被災した線路や駅、設備などの復旧(現状復帰)をJRが行なった上で、当区間を三鉄に無償譲渡して経営や運行事業を移管することで合意。JR山田線だった釜石と宮古のあいだが三鉄へ転換されたことから南北のリアス線と合わせて一本の路線につながり、新たに「リアス線」として再出発(全線開通)を果たしたのが今年3月のことでした (*゚▽゚)/゚・:*【祝・リアス線】*:・゚\(゚▽゚*)。


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今年の3月23日に
旧・JR山田線の宮古〜釜石が三鉄へ移管され、
新たに一本の三陸鉄道リアス線となりました。
盛から久慈までの163キロは
第三セクター鉄道で最長の営業距離です。
w(*゚o゚*)wオオー!


そこで、日本の旅客鉄道路線の全線完乗を目指している私 (*`・ω・´)-3フンス!。
三鉄は震災前に北リアス線も南リアス線も全区間を何度か乗車しているし、JR山田線だった釜石と宮古のあいだも乗り潰しているけれど(以前に運行されていた臨時快速の「リアスシーライナー」では、仙台から八戸まで10時間ぶっ続けで乗り通したこともある)、やはりあらためてリアス線となった同線を再訪したいと思い、今旅の行程に組み入れてみました (´ω`)ナルヘソ。


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学生さんが降りて空いた車内で、
さっそく駅弁を開きます
(朝から食べてばっかしw)。
久慈のわずかな乗換時間で仕入れてきたのは、
三鉄の名物駅弁「うに弁当(1,470円)」。
ウニ━━━━━(゚∀゚*)━━━━━!!
もう見た目だけで説明が不要な、
一面に蒸しウニが敷き詰められた豪勢なお弁当。
頬張れば、口のなかいっぱいに磯の風味が広がります。
う~ん、贅沢だなぁ・・・。
(゚д゚)ウマー!! ☆☆☆☆・

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車窓に広がる三陸の青い海。
景色のいいところでは
定期の普通列車でも減速してくれます。
(´▽`*)キレイ♪
▲19.7.29 三鉄リアス線 野田玉川-堀内
(車窓から)


久慈から私が乗った上り列車(5108D)は全線を通して走る盛ゆきで、まさに一本化となったリアス線を印象付けるものですが (゚ー゚*)ヒロセリアス、このまま始発駅から終着駅まで4時間半もず~っと乗りっぱなしじゃ、さすがにツマラナイ (-`ω´-*)ウム。お天気もいいことだし、ちょっと途中下車してみましょうか (・∀・)イイネ。
陸中野田で開いた「うに弁当」をちょうど食べ終えた頃に着いたのは、掘内(ほりない)。


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久慈からリアス線の列車に揺られて30分、
下車したのは堀内・・・のはずが、
ホームに建っていた駅名標は袖が浜?
(゚ー゚?)オヨ?
▲19.7.29 三鉄リアス線 堀内?


久慈0805-(三鉄5108D)-掘内0835

掘内で列車を降りると、目に留ったのは「袖が浜(そでがはま)」と表記された駅名標。
じぇじぇじぇ、いつの間に駅名が改称されたんだ? Σ(゚∇゚;ノ)ノジェジェジェ!? ・・・な~んて、トボケたことを言っているのは、朝ドラをまったく視ない私だけ?(ちなみに、私は朝の連ドラや大河ドラマの類いをいっさい視ないケド、公共料金はちゃんと収めていますよ(笑))。
そう、この堀内駅は朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年放送)のなかに登場した駅で、その際の架空の駅名が「袖が浜」なのだそうな ( ̄。 ̄)ヘー。駅に掲げられていた案内板には『ドラマでは主人公アキの親友ユイちゃんがトンネルに向かって「アイドルになりたーい」と叫ぶ場面や、安倍ちゃんの旅立ちの場面、夏ばっぱが大漁旗を振ってアキを見送る場面などに当駅が登場しました』って書かれていますが、ドラマを視ていた方はそのシーンが思い浮かびますか? σ(゚・゚*)ンー…。


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海を望む高台に位置する掘内の駅。
なるほど、ドラマの舞台になるのもうなづける、
ステキなロケーションですね。
(σ´∀`)σイイネ♪
ちなみに海に向かって伸びるのは久慈の三崎半島。
▲19.7.29 三鉄リアス線 堀内


そんな堀内はドラマの聖地(?)ということだけでなく、海を背景にできる三鉄の撮影ポイントがいくつか点在しており、私が当駅で下車した目的はそこでの撮り鉄 ( ̄▽ ̄*)トリテツ。
時刻表で列車を確認すると、8時35分の上り列車(5108D)で当駅に着いた私が、次に乗る同方向の列車は11時09分発(1110D)で、その間に9時ちょうど(1107D)と10時36分(1109D)の二本の下り列車(久慈ゆき)があります φ(゚ー゚*) フムフム。上り、下り、下り、上りの運行順序は、なんだかアンバランスなようにも思うけれど私にとっては好都合で、運転本数が決して多くはない三鉄で二本も撮れれば大きな収穫です (・∀・)ナイス。


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次の列車は
9時00分発の久慈ゆき・・・
くじにくじ・・・
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


駄菓子菓子(だがしかし)( ̄△ ̄;)エッ…、最初の一本目(1107D)は来るまでにあまり時間が無いので、あらかじめネットで調べてきた駅近の場所で撮ろう・・・と、安易に考えていたのですが、実際にそこへ行ってみると夏場だからか草木がうっそうと生い茂っていて、海は望めても線路はほとんど見えない状態 Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。あちゃ~、こりゃ参ったね。


0020.jpg
駅近くの撮影ポイントとして
ネットで紹介されていた場所は、
ご覧のような状態。
写真の左に線路があるのですが、
木々の葉でほとんど隠されちゃっています。
(ノO`)アチャー


ならば、当初は二本目の列車(1109D)を撮ろうと考えていた、もうひとつの撮影ポイントに向かいます (・ε・`)シャーナイネ。そこは駅から歩いて15分の距離。次の列車が来るのは20分後で時間的にちょっとタイトですが、ギリギリ間に合うかな? ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。東北地方とはいえ、眩しい夏の日差しが容赦なく照りつけるなか、汗だくになりながら急ぎ目で歩みを進めると ε~ε~ε~(((;;´Д`)ヒィ...ハァ...、お目当ての列車が前駅の白井海岸(しらいかいがん)を発車する頃(8時54分発)、どうにか目的地へ到達できました ε-(´o`;A フゥ…。


0021.jpg
撮影ポイントはこんなところ。
国道の橋のたもとから海のほうを向くと、
並行して架かる三鉄の橋梁が望めます。
ふう、間に合った・・・ε-(´o`;A フゥ…。

0022.jpg
水平線が霞む盛夏の海を背にして、
ビュースポットの橋をゆっくりと渡りゆく
三鉄リアス線の単行列車。
小さな漁港にディーゼルのエンジン音が響きます。
▲19.7.29 三鉄リアス線 堀内-白井海岸(後追い)


海バックでリアス線が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
青い海を背にして橋を渡るリアス線の単行列車、いい眺めの鉄道情景だなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
私がやってきた撮影ポイントは、国道の橋(掘内大橋)から三鉄の橋梁(大沢橋梁)と海景色を一望できる好撮影地で、いかにもリアス線らしい情景が手軽に撮れる、同線随一の“お立ち台”的な撮影スポット (^_[◎]oパチリ 。ここは本来、昼ごろから午後にかけてが順光となるようで、私が訪れた時間帯は車体の側面にまだ日が当たらない状態でしたが、乗り鉄を主体とした今日の行程を優先するとやむを得えません σ(・∀・`)ウーン…。それでもこの壮大なお立ち台で、リアス線の列車が撮れただけで満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。
ところで、車両は先ほど乗ってきたのと同じ36-700形ではあるものの、なんだか車体がちょっと賑やかなデザインをしています (=゚ω゚=*)ンン!?。


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ちょっと解りづらいのですが車体には
いろいろなご当地キャラ(?)とともに、
「みんなでスクラム、2019年を盛り上げよう!
スクラムいわてフィフティーンも応援しています」
と書かれています。
スクラムってことは、ラグビー?
σ(゚・゚*)ラグビー?


どうやらこれは、今年9月に開催されるラグビーワールドカップの一会場となっている、三鉄沿線の釜石市をPRしたラッピングのようです (゚ー゚*)ラグビー…。このラッピング車両を撮ることで、日本初開催となるラグビーワールドカップを表す、いい記録になったと言えるかもしれないけれど、やはり個人的にはラッピング車両でなく、ここではノーマルな標準色のトリコロールカラー(さっき乗ってきた列車の色)を撮りたかったのが正直なところ σ(・∀・`)ウーン…。
では、次に来るもう一本の下り列車(二本目の1109D)に、その標準色を期待するも・・・(;`ロ´)ハッ!


0024.jpg
木々の緑と青い海が彩る夏のステージに
汽笛を鳴らして現れたのは・・・
これまた賑やかな衣装を纏ったラッピング列車。
▲19.7.29 三鉄リアス線 堀内-白井海岸(後追い)


ありゃ、またラッピング車両だよ (´д`;)アウ…。
しかも今度のは、私がよく知らないポケモン(?)のキャラが描かれているみたいで、個人的にはハズレ感が強いなぁ・・・(・ω・`)ゞウーン。このお立ち台のように壮大な風景では、賑やかなデザインよりもシンプルな色のほうが映えるものなんですよね。きれいな順光の時間帯ではないながらもお天気には恵まれたのに、どうも今日は車両的な鉄運はツキがなかったようです (・ε・`)チェ。

ちょっと煮え切らない気分ですが (≡"≡;*)モヤモヤ…、お立ち台での撮影はこれで終了。
掘内の駅に戻ってふたたびリアス線の乗り鉄を再開します ...(((o´・ω・)o。


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海を横目に見て
掘内のホームに入ってきた
上りの釜石ゆきは
先ほどのラグビーラッピング車でした。
(゚ー゚*)ラグビー
▲19.7.29 三鉄リアス線 堀内

0026.jpg
おや、車内の吊り手がラグビーボール型?
(゚∀゚)オッ!

0027.jpg
先ほど撮影していた国道の掘内大橋を
車中から眺めます。
こうやって見るとけっこうな高さがあります。
w(゚o゚)w オオー!
▲19.7.29 三鉄リアス線 堀内-白井海岸
(車窓から)

0028_1.jpg
田野畑と普代の駅間には
三鉄の車両を模したデザインの水門が見られます。
そう、このトリコロールこそ三鉄の標準色なんだよね・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲19.7.29 三鉄リアス線 田野畑-普代
(車窓から)

0028.jpg
沿線の各所で建設が進められている巨大な防潮堤。
もちろん住民の生活を守るのに必要な設備ですが、
のどかな風景が一変してしまいます・・・。
▲19.7.29 三鉄リアス線 田野畑-島越
(車窓から)

0029.jpg
津波の被害がとくに酷かった島越(しまのこし)。
流失した旧駅舎に架けられていた階段の一部と
津波に飲み込まれながらも立ち続けた
宮沢賢治の詩碑が駅前に保存されており、
車窓からもそれが見えました。
▲19.7.29 三鉄リアス線 島越(車窓から)

0030.jpg
旧・北リアス線の起点で、
三陸鉄道の本社が置かれた主要駅、
宮古に停車 (゚ー゚*)ミヤコ
ここでラグビーラッピング車の前方に、
標準色の車両が一両増結されました。
▲19.7.29 三鉄リアス線 宮古


もともと沿線にはトンネルの多いリアス線。断続的なトンネルを抜けたらパッと海景色が広がる・・・という印象をこれまでは持っていましたが、その海に近いところでは大掛かりな防潮堤の建設が目立ちます。場所によっては車窓から海がほとんど見えなくなっちゃったようなところもあるけれど、海辺に暮らす方々の生活や地域の足として走る三鉄を津波災害から守ることが第一ですよね。いまは殺風景に見えてしまう無機質な防潮堤も、いずれは三鉄の沿線風景として溶け込むのかも知れません。・・・なんて、あくまでも余所者の勝手な見方に過ぎませんが。

そんな風景を車窓に映しながら列車は進み、堀内から一時間で宮古に停車 (゚ー゚*)ミヤコ。ここで単行から二両編成へ車両が増結されましたが、増結車のほうはおもに宮古からのツアー客(クラブツ◯リズムね)が乗られていたので、この増結がふだんから行なわれる所定のものかどうかはわかりません σ(゚・゚*)ンー…。私は引き続きラグビーラッピング車のほうに乗ったまま過ごし、宮古を発車した釜石ゆきの列車はJR山田線から移管された区間へと入ります ...(((o*・ω・)o。


0031.jpg
市内を流れる閉伊川(へいがわ)を渡って、
宮古をあとにするリアス線の列車。
旧・山田線の区間を走ります。
▲19.7.29 三鉄リアス線 宮古-磯鶏
(車窓から)

0032.jpg
山田線の線名由来ともなった、
山田町の陸中山田。
風車のモニュメントが施された駅舎は、
山田湾に浮かぶ無人島の
オランダ島に由来するものだとか。
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.7.29 三鉄リアス線 陸中山田(車窓から)

0034.jpg
浪板海岸は波が寄せても返さない
「片寄せ波」で知られる景勝地でしたが、
震災により砂浜が消失。
現在は砂浜の再生工事が計画されているそうです。
▲19.7.29 三鉄リアス線 浪板海岸-吉里吉里
(車窓から)

0035.jpg
この区間で見逃せないのが、
珍駅名のひとつ「吉里吉里(きりきり)」。
井上ひさし氏の小説「吉里吉里人」を
思い浮かべる方も多いでしょう。
( ̄▽ ̄)キリキリ
JR時代の当駅は趣のある木造駅舎で、
震災にも耐えて残っていましたが、
老朽化を理由に路線休止中の2012年に解体され、
現在はこのような新しい駅舎となりました。
▲19.7.29 三鉄リアス線 吉里吉里(車窓から)

0036.jpg
津波が大槌川を遡上したことで、
被害が甚大だった大槌町。
ここでも巨大な防潮堤建設が進められています。
▲19.7.29 三鉄リアス線 吉里吉里-大槌
(車窓から)

0037.jpg
「感動をともに ラグビーとともに」
ラグビーワールドカップの試合が行なわれる
「釜石鵜住居復興スタジアム」は
リアス線の鵜住居(うのすまい)が最寄駅。
(゚ー゚*)ラグビー
▲19.7.29 三鉄リアス線 大槌-鵜住居
(車窓から)

0038.jpg
堀内から乗ってきた列車の終点、釜石に到着。
ここでさらに先へ進む盛ゆきに乗り継ぎます。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
▲19.7.29 三鉄リアス線 釜石


JRから移管された旧・山田線の宮古と釜石のあいだですが、もともとこの区間は三鉄の北リアス線と南リアス線に挟まれた形で存在していたため、個人的にはそれらを合わせて乗り通す(乗り継ぐ)ケースが過去に多かったこともあり、あらためて三鉄の路線になったと言っても、とくに大きな違和感は覚えませんでした σ(゚・゚*)ンー… 。もちろん当区間の存続に際して、三鉄や沿線自治体には大変な苦労と努力があったと思われますが、路線廃止やBRT化でなく三鉄への移管という現在の結果は、南北のリアス線とつながった形を見ても、落ち着くところに落ち着いたという印象です。これも余所者の勝手な見方に過ぎないのですが。

釜石で盛ゆきの列車(214D)に乗り継ぎ、今度は旧・南リアス線だった区間を進みます ...(((o*・ω・)o。


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釜石は昔から製鉄業が盛んな「鉄の街」。
車窓からもその溶鉱炉の煙突などが望めます。
(゚∀゚)オッ!
▲19.7.29 三鉄リアス線 釜石-平田(車窓から)

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高台のホームから海が望める恋し浜(こいしはま)。
もともとは同じ読みの「小石浜」でしたが、
そのロケーションの良さと、
地元産のブランドホタテ「恋し浜」の名にちなんで、
現駅名に改称されました。
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.7.29 三鉄リアス線 恋し浜

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恋し浜の駅待合室には、
ホタテの貝殻を絵馬として吊るす
「ホタテ貝の絵馬掛け」が行われており、
その絵馬を書く時間(?)として、
列車によっては少し長めの停車時間が設定されています。
(゚ー゚*)ホタテマン
それにしても、
吊るされたホタテ絵馬の傍らに立つのは
「鉄道むすめ」ならぬ「鉄道イケメン」!?
恋愛成就のホタテ絵馬を書くのは女性が多いから、
イメージキャラが男子なのかな?
( ̄▽ ̄*)イケメソ

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0044.jpg
そんな恋し浜の停車中に何気なく
乗っていた列車の後方へまわってみると、
(=゚ω゚=*)ンン!?
なんと「祝・リアス線開通」の記念ヘッドマークが
掲げられているではありませんか
(前方には付いてなかった)。
これはちょっと嬉しい鉄運。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲19.7.29 三鉄リアス線 恋し浜


列車はこれまでと同様に海を左手に望みながら、三陸海岸沿いをひたすらに南下。旧・北リアス線の区間(71.0キロ)や旧・山田線の区間(55.4キロ)に比べて、旧・南リアス線の区間(36.6キロ)は距離が短く、釜石から一時間足らずで終点の盛に到着しました (・ω・)トーチャコ。

これで私は久慈から盛までの全線を乗り通したことになり、三陸鉄道リアス線を完乗です (´w`*)ドツカレサン。


0045.jpg
久慈から盛まで163.0キロ、
三セク最長の三鉄リアス線を乗り潰しました。
乗りごたえあったぶん、達成感もひとしおです。
▲19.7.29 三鉄リアス線 盛


掘内1109-(三鉄1110D)-釜石1353~1415-(214D)-盛1507

大地震による津波の強襲で壊滅的な被害を受けながらも力強く立ち上がり、旧・山田線区間を含む全線で列車の運行が再開された新生・リアス線。車窓を見ればやはり大きな防潮堤の建設に目が行くし、いまだ震災の爪痕が残る箇所をみると、まだまだ復興の道なかばという印象も強いけれど、それでもこの三陸の地に鉄路を進む列車が戻ってきて、ふたたびこのような鉄旅ができるようになったことを素直に嬉しく思いました。
今回は全線の乗り潰しを第一の目的として、久慈から盛までを一日で乗り通しましたが(途中で掘内には寄ったけど)、次にまた三鉄を訪れる機会があれば、今度はもう少しゆとりのある行程で宮古や釜石などにも立ち寄ってみたいところです (*゚ー゚)ノ゙マタネ。


0046.jpg
最初に乗った久慈と同様、
オレンジ色の軒が印象的な三鉄の盛駅。
右隣に建ち並ぶのはJR大船渡線の盛駅です。
(駅舎は別だけど、構内はつながっている)
▲19.7.29 三鉄リアス線 盛

0047_1.jpg
余談ながら盛には三鉄とJRのほかに
岩手開発鉄道という貨物専用鉄道も存在
(かつては旅客営業も行なっていた)。
乗り継ぎの待ち時間でタイミングよく
貨物列車の通過を見ることができました。
(゚∀゚)オッ!
青い凸形DL(DD56形)がシブいね。
▲19.7.29 岩手開発鉄道 盛


さて、盛は三鉄リアス線とJR大船渡線(おおふなとせん)の接続駅で、私は大船渡線に乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o。
しかし、立派な駅舎から改札を通ってホームに出ると、なんとそこには線路がありません ( ̄△ ̄;)エッ…。実はこの大船渡線は、岩手県内陸部の一ノ関(いちのせき)から三陸海岸の盛までを結ぶ非電化の鉄道路線でしたが、やはり震災による津波の被害を受けたことで、一部区間にあたる気仙沼(けせんぬま)と盛のあいだが鉄道による復旧を断念。先に旧・山田線の転換問題でちょろっと触れた、「BRT」というバスによって現在は運行されているのです (゚ー゚*)バス…。鉄道でなくなってしまったのは個人的にとても残念ですが、これも地元の方の大事な足を維持するための存続方法なんですよね・・・(ちなみに、宮城県の前谷地(まえやち)と気仙沼を結ぶ、気仙沼線の柳津(やないづ)と気仙沼の区間も同様にBRTでの運行)。


0047.jpg
盛の駅構内を見渡すと、
三鉄のホームは列車が発着しますが、
JRのホームには線路が無くバスが発着します。
見慣れないとちょっと違和感を覚える光景。
σ(゚・゚*)ンー…
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 盛

0049.jpg
赤い色のBRTで運行される
大船渡線の気仙沼ゆきがホームに入ってきました。
BRTでも当線はJRの路線とみなされるので、
「青春18きっぷ」での乗車が可能です。
 (*・ω・)つ[18]
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 盛

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いちばん前の座席から前方を眺めます。
m(・∀・)m カブリツキ
大船渡線の路盤を改修したBRTの専用道。
一般道との交差点には遮断機が設けられており、
一般の車両は専用道が通行できないようになっています
(専用道の遮断機はBRTが通過する時だけ開く)。
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 盛-大船渡
(前方の車窓から)

0051.jpg
大船渡市の中心駅だった大船渡も、
鉄道駅からBRT駅に改修。
ここで上下方向のバスが交換しました。
基本的に専用道は単線のようなもの。
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 大船渡
(前方の車窓から)

0052.jpg
下船渡を出ると左手には
大船渡湾を眺めることができます。
列車からバスになったけれど、
大船渡線随一だったこの場所の車窓風景は
変わりませんね・・・。
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 下船渡-細浦
(前方の車窓から)

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BRTは全区間が専用道でなく、
一般道を走る区間も存在します。
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 小友-西下
(前方の車窓から)

0054.jpg
気仙沼の市街地付近では、
ふたたび専用道を走るようになったBRT。
トンネルは鉄道時代のものを
そのまま利用しています。
(゚ー゚*)トンネル
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 鹿折唐桑-気仙沼
(前方の車窓から)

0055.jpg
専用道の先に線路と駅、列車が見えてきました。
(゚∀゚)オッ!
まもなくBRTと鉄道の合流点(分岐点)である
気仙沼の駅に到着です。
▲19.7.29 大船渡線(BRT) 鹿折唐桑-気仙沼
(前方の車窓から)

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0057.jpg
気仙沼の構内も盛と同様に
鉄道のホームとBRTのホームが混在。
BRTの大船渡線から列車の大船渡線に乗り継ぎます。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
鉄道ホームに待機していた一ノ関ゆきはキハ100系。
▲19.7.29 大船渡線 気仙沼

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沿線きっての景勝地、
猊鼻渓(げいびけい)のあたりで
日暮れを迎えます。
▲19.7.29 大船渡線 猊鼻渓(車窓から)


気仙沼でBRTから列車の大船渡線に乗り継ぎ、さらに内陸のほうへ進みます ...(((o*・ω・)o。
大船渡線は典型的な我田引水ならぬ“我田引鉄”、つまり建設当時の政治事情に振り回されたことで結果的に無駄な大回りを強いられる形となり、その極端に湾曲した線形はナベヅルとか、ドラゴン(龍)などと揶揄されるほど ( ̄。 ̄)ヘー(かつては快速「スーパードラゴン」なんて自虐的(?)な名称の列車もあった (´∀`;)ドラゴソ)。実際に私が乗った列車は、ちょうどうねった線形のあたりで夕暮れを迎えたのですが、茜色になった西の空が右の車窓に見えたかと思うと、ひと駅進んだところでは左の車窓に移っていて、なんだか方向感覚を惑わされてしまいます ヽ(゚◇。)ノアリャリャ?。


0060.jpg
気仙沼からキハに揺られて一時間半
(盛からのトータルだと約三時間)、
すっかり日が落ちた空のもと、
大船渡線は終点の一ノ関に到着。
(・ω・)トーチャコ
▲19.7.29 東北本線 一ノ関


盛1620-(大船渡BRT110)-気仙沼1729~1750-(大船渡340D)-一ノ関1914

朝に青森県の八戸から八戸線でスタートし、三陸海岸沿いを三陸鉄道リアス線で南下、さらに大船渡線のBRTと列車を乗り継ぎ、日が暮れたころに岩手県南部の一ノ関へと到達しました (・ω・)トーチャコ。堀内での撮り鉄はラッピング列車の二連発というちょっとビミョーな結果になりましたが σ(・∀・`)ウーン…、乗り鉄的にはどの列車もさほど混雑せずに車窓風景を楽しめて、充実した鉄旅だったように思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

さて、ここ一ノ関は東北新幹線や東北本線との接続駅。まだ現時刻(19時過ぎ)なら、今日じゅうに新幹線で東京へ帰ることもできますが、私が次に向かったのは・・・σ(゚・゚*)ンー…。


もうちょっとだけ、続きます ...(((o*・ω・)o。



夏休み02・・・道南いさりび鉄道 キハ40形 撮影記 [鉄道旅行記]

1000.jpg
2019.07.27~30 夏休み02
道南いさりび鉄道
国鉄色キハ40形 撮影
 
 
前回からの続きです。

仕事の都合により、今年もお盆前の7月末から8月のアタマにかけて夏休み(夏期休暇)を取得した私  (´▽`*)ナツヤスミ♪。
例年だとJRの普通列車と快速列車が一日じゅう乗り放題となる「青春18きっぷ」を使用し、普通列車主体ののんびりした旅程を組んでいましたが  ノコノコ...(((o*・ω・)o、今回は休みの初日(7/27)に東北地方の奥羽本線(おううほんせん)で復活運転される往年の名列車、急行「津軽」号の撮影がしたくて ε-(°ω°*)ツガルッ!、それに間に合わせるため東北新幹線を利用 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。東京からわずか三時間あまりで一気に青森県へと到達し、薄曇りの天候はちょっとビミョーな撮影条件ではあったものの、夏らしい青田が一面に広がるのどかな風景のなかで、無事に急行「津軽」の勇姿をカメラに収めることができたのでした【◎】]ω・´)パチッ!。

そして、急行「津軽」の撮影後に路線バスで新青森駅へと戻り (=゚ω゚)ノ゙タライマ、東北新幹線、北海道新幹線、在来線の奥羽本線の三路線が発着する当駅から私が次に乗ったのは、新函館北斗(しんはこだてほくと)ゆきの北海道新幹線「はやぶさ27号」です (゚ー゚*)ハヤブサ。


1001.jpg
新青森の新幹線下りホームに、
東北新幹線と北海道新幹線を直通運転する
E5系の「はやぶさ」が入ってきました。
▲19.7.27 東北新幹線 新青森


基本的に全車指定席で自由席の無い新幹線「はやぶさ」ですが、私が乗車した新青森を含む、盛岡から新函館北斗の区間には、指定席よりも安い料金で当列車を利用できる“特定特急券”が設定されていて、普通車指定席の空いている座席を利用することができます (・o・*)ホホゥ。これは自由席とどう違うの?と思われるところですが σ(゚・゚*)ンー…、自由席が文字通り自由に席を確保できるのに対し、特定特急券の場合は指定席の空席を“間借り”しているようなものなので、たとえ先に確保しても当席の指定券を持った人が現れた場合には譲らなければいけません (・ε・`)シャーナイネ。なんだか落ち着かなくて、個人的にはあまり好きな制度ではないけれど、私が新青森から乗った下りの「はやぶさ」はガラッガラの空気輸送状態で ( ̄  ̄;)ガラガラ…、適当に座った席に指定券を持った人が現れることはありませんでした ε-(´∇`*)ホッ。


1002.jpg
新青森を発車してから約20分後、
「はやぶさ」は青函トンネルに突入!
(゚∀゚)オッ!
入る瞬間はドキドキするんだけど、
このあと車窓はしばらく真っ暗です。


夕暮れ時の新青森から北海道新幹線に乗ったのならば、次なる目的地は函館に違いないでしょう (・∀・)イイネ。
ちなみに北海道新幹線は函館の駅へダイレクトに直結しているわけでなく、郊外(北斗市)の新函館北斗に発着するので、函館の市街地へ向かうには新幹線から在来線の函館本線で運行されている快速「はこだてライナー」に、新函館北斗で乗り継ぐ必要があります ( ̄。 ̄)ヘー。
しかし、新函館北斗の到着はまだなのに、「はやぶさ」が青函トンネルを抜けたところで早々に席を立った私 ( ̄△ ̄;)エ?。下車したのは新函館北斗のひと駅手前にある木古内(きこない)でした。実はここが今宵の宿泊地 (゚ー゚*)キコナイ…。


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新青森から50分で木古内に到着。
たしかに北海道へは上陸したけれど・・・
え?函館に行くんじゃないの?
( ̄△ ̄;)エ?
▲19.7.27 北海道新幹線 木古内


新青森1845-(北海道新幹線 はやぶさ27号)-木古内1934

新幹線の停車駅でありながら、駅前に人影がほとんどなく静閑な空気が漂う、北海道木古内町の木古内 (・ω・)ポツン…。事前に当地の地図などを確認し、駅のまわりで気軽に入れるような飲食店はあまり無さそうだな・・・と思った私は、新幹線に乗る前の新青森で晩酌(と夕食)を済ませてきたのですが、それは正解だったようです (-`ω´-*)ウム。
そんな木古内を宿泊地に選んだのは、夏休みシーズンのまっただ中で人気観光地の函館では宿泊するホテルや宿が満室だった (ヾノ・∀・`)ムリムリ・・・といったことではなく、私はあえてこの木古内に泊まりたかったのです。その理由とはいったい・・・? σ(゚・゚*)ンー…


7月28日(日)


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道南の木古内町に位置する木古内。
近年まで海峡線にあった知内(しりうち)や、
江差線の渡島鶴岡(おしまつるおか)が
ともに廃止となり、
現在は当駅が北海道最南端の駅となっています。
 ( ̄。 ̄)ヘー
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 木古内


木古内で迎えた旅の二日目 ('-'*)オハヨ♪。
ホテルの部屋で見たテレビの天気予報によると、今日の道南地方は“晴れ時々曇り”。スッキリとした快晴ではないようですが、前日の青森が“曇り時々晴れ”だったので、それより幾分は日差しが期待できるでしょうか σ(゚・゚*)ドーダロ…。
木古内の駅は前日に乗ってきた北海道新幹線のほか、在来線の「道南いさりび鉄道」が発着しており、私はそちらのホームへ向かいます コッチ…((((o* ̄-)o。初発列車となる5時52分発の函館ゆき下り普通列車(121D)は二両編成のキハ40形ディーゼルカーで、カラカラとアイドリング音を響かせて発車を待っていました (゚ー゚*)キハ。


1006.jpg
木古内の在来線ホームに停車している
道南いさりび鉄道のキハ40形。
二両編成の先頭となる函館方は
パッと見が黒い色に見えますが
これは夏の森(夏木立)をイメージした
シックな濃緑色(キハ40 1810)。
(´ω`)シブイ
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 木古内

1007.jpg
いっぽう後ろの木古内方は
同じキハ40形ながら、
春の花(咲初)をイメージした
鮮やかな山吹色に塗られています
(キハ40 1812)。
( ̄▽ ̄*)マッキッキ
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 木古内


道南いさりび鉄道(道南いさりび鉄道線)は、函館の隣駅の五稜郭(ごりょうかく)でJR函館本線と分岐し、七重浜(ななえはま)、久根別(くねべつ)、上磯(かみいそ)、渡島当別(おしまとうべつ)などを経て、北海道新幹線と接続する木古内に至る、37.8キロの交流電化路線(今旅では路線終点となる木古内のほうから進みます)。ただし電化設備は当線を通過して津軽海峡線(青函トンネルを経て本州へ)に直通運転する貨物列車のためのものであり、一般の旅客列車は気動車(ディーゼルカー)を使用しています (・o・*)ホホゥ。
当線はもともとJR北海道が江差線(えさしせん)の名で長年運行していましたが、北海道新幹線の開業(2016年)により並行在来線となったことでJRから経営が分離。五稜郭と江差のあいだを結んでいた江差線全線のうち、五稜郭から木古内までの区間が沿線自治体等の出資による第三セクター方式の鉄道に転換され(木古内から江差までの末端区間は、転換に先立って廃止)、現在の道南いさりび鉄道となりました (゚ー゚*)イサリビ。
その際にJR北海道から譲渡されたもので、いさりび鉄道が運行する全列車に使われているのが、国鉄型気動車のキハ40形ディーゼルカー (´▽`*)キハキハ♪。当形はおもに70年代から80年代にかけて製造された年季の入った車両ですが、いさりび鉄道では“お古”を感じさせないイメージアップのために車体色をオリジナルカラーへ一新 (`・д・´ノ)ノ チェイング!。これから私が乗る列車に就いた二両(上写真)のように、夏木立の濃緑(夏)や咲初の山吹色(春)など、道南の四季をイメージしたカラーリングが採用されています (´ω`)カラフル。
またこのほかに、実はちょっと“マニア心をくすぐる色”のキハもあるんです エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。


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跨線橋から検修庫のほうを望むと、
なんとも気になるキハが佇んでいました。
あ!あの色は・・・(*゚ロ゚)ハッ!
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 木古内


列車へ乗り込む前に木古内の構内に備わっている検修庫(車庫)のほうを見てみると (=゚ω゚=*)ンン!?、庫内からひょっこりと顔を覗かせているのは、クリームと朱色のツートンカラー!? あれって、いわゆる国鉄急行色じゃん! |=゚ω゚)ノ゙ヤア。
そう、いさりび鉄道のキハ40形には四季をイメージしたカラフルなものに加えて、国鉄時代の懐かしい車体色(国鉄色)を再現したリバイバルカラーも存在 (゚∀゚*)オオッ!!。そしてこの国鉄色のキハ40形こそが、青函トンネルを抜けてここまでやってきた私のお目当てに他なりません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
駄菓子菓子(だがしかし)、検修庫に留置されていて動く気配がなさそうな国鉄急行色のキハ、これは運用に就かない“ハズレの日”なのでは? ( ̄△ ̄;)エッ…・・・と、不安に思っちゃうところですが、ご安心あれ ☆.(○≧ω')bダイジョブ。とてもありがたいことに、いさりび鉄道ではキハの運用(運転スケジュール)を公式HPで事前に公表しており \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、それによると本日の急行色(キハ40 1798)は、初発から二本目となる木古内7時12分発の函館ゆき下り普通列車(123D)に入るとのこと (゚∀゚)オッ!。
そして当該の列車をあらかじめ目星をつけてきた撮影ポイントで狙うには、函館で泊まると時間的に間に合わず (゚ペ)ウーン…、それで私は木古内に宿を取り、急行色を先行する初発の下り列車へ乗ったのでした (´ω`)ナルヘソ。

庫内の急行色に見送られて、濃緑+山吹の初発列車はひと足早く木古内を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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乗車した濃緑色のキハ40 1810。
外色はリニューアルされていますが、
青いモケットのボックスシートが並ぶ車内は、
国鉄時代そのものです。
(≧∇≦)シブイッ!
ところで、左手前のボックスに座る兄弟、
お兄ちゃんは携帯ゲームに夢中だけど、
弟くんは車窓を見るほうが楽しい?
(´艸`*)テツ?

1010.jpg
列車が木古内を出ると、
家並みの向こうに津軽海峡がチラリと見えました。
空は雲が多いね・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 木古内-札苅
(車窓から)


昨日の初日(前記事)は新幹線と路線バスしか利用しなかった今旅、ようやく旅情あふれるキハの普通列車に乗れました (σ´∀`)σイイネ~♪・・・が、その揺れをのんびりと味わうこと無く、私は木古内からわずか一駅の札苅(さつかり)で下車 ズルッ!ミ(ノ;_ _)ノ =3。選んだ撮影ポイントの最寄駅がここなので仕方ないけれど、乗り鉄的にはなんだか波に乗れないような旅だなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。


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列車を降りたのは木古内の隣駅の札苅。
(゚ー゚*)サツカリ
朝6時前のこの時間はまだ無人でしたが、
当駅は簡易委託駅なので
時間帯によっては窓口できっぷも販売されるらしい。
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 札苅


木古内0552-(いさりび鉄道121D)-札苅0557

札苅の駅を背にして国道を東のほうへ15分ほど歩き進むと ...(((o*・ω・)o、いさりび鉄道の短い鉄橋が架けられている場所があります。そこが目的地 (・ω・)トーチャコ。
鉄橋の下を流れる川は“幸を連ねる”と書いて「幸連川(こうれんがわ)」、撮影の際の立ち位置となる国道の橋は「幸連橋(こうれんばし)」で、どちらもなんだか縁起の良さそうな名前 (o ̄∇ ̄o)ラキー?。その名称由来を知りたいものですが、ここは北海道なのでひょっとしたらアイヌ語から来ているのかも知れませんね σ(゚・゚*)アイヌ?。ちなみに札苅の地名も「岩の手前(磯端)」を表す「シラツカラ」というアイヌ語が由来なのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。


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やってきた撮影ポイントはこんなところ。
いさりび鉄道の短いガーダー橋を
並行する道路橋の歩道から手軽に狙えます。
「幸連橋」とは縁起のいい橋名だね。
(o ̄∇ ̄o)ラキー?

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青函トンネル用のEH800形電気機関車が牽引する
貨物列車が轟音を響かせて通過。
(゚∀゚)オッ!
旅客の面ではローカル線のいさりび鉄道ですが、
貨物輸送の面では本州と北海道を結ぶ重要な大動脈です。
(`・ω・´)キリッ
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 泉沢-札苅
(後追い)

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雲は多いものの、青空も覗く空模様。
日差しはどうかなぁ・・・。
(´~`*)ウーン…


この鉄橋は桁が短くて、長い編成の貨物列車などはあまりいい画になりませんが (゚ペ)ウーン…(とくにEH800形だと機関車だけでいっぱいいっぱい)、キハ40形の単行列車(一両)ならば橋上にウマく収まりそうですし、まわりを自然の緑に囲まれた小さなガーダー橋は、ちょっと模型ちっくな面白さを感じさせます (・∀・)イイネ。立派な電化設備が整っていて長大な編成の貨物列車も頻繁に通過するいさりび鉄道、場所選びや撮り方によっては主要幹線のような迫力ある画も撮れるけれど、今回の私の狙いはあくまでもキハの普通列車なので、なるべくのどかなローカル線らしさを表したいと思い、この撮影ポイントを選びました m9(`・ω・´)ケテイ!。
そしていつものことながら、できればお目当ての列車が通る時に太陽の光が降り注いでほしいと願うところ 八(゚- ゚)オネガイ。どうもワタクシの“晴れ運”は最近かなり怪しいものがありますが (o¬ω¬o)アヤシイ…、この幸連川という縁起の良い名の川はきっといい結果をもたらしてくれるに違いない (-`ω´-*)ウム。これって神頼みならぬ、川頼み!?(゚∀゚)アヒャ☆


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眩しい夏の陽に照らされて、
鮮やかに発色した急行色の気動車が
川面に姿を落として走りゆく。
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 泉沢-札苅
(後追い)


急行色キハが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
青い夏空、緑の夏草、そして風景に映えるツートンカラーの国鉄急行色。ああ、いい鉄道情景だなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。短い鉄橋に見事なまでのぴったりサイズで収まった単行のキハ40形、緊張感の高い一撃必撮(“殺”じゃなくて、“撮”ね)のシャッタータイミングでしたが【◎】]ω・´)パチッ!(私の使っているデジカメは連写性能が劣るので・・・)、狙った位置にウマく写し止めることができてホッとひと安心です ε-(´∇`*)ホッ。
そして懸念材料だった日差しは、意外にも通過の15分くらい前から安定 (゚o゚*)オッ!。列車への日当りが強ければ、川面のリフレクション(反射)も期待できるのではないかと思い、カメラをタテ位置の構図で構えてみました ( ̄  ̄*)タテ。日差しだけでなくリフレクションも添えてくれるとは、さすが“幸を連ねる”と書いて幸連川(笑)(o ̄∇ ̄o)ラキー♪

ところで、このキハ40形は基本的に普通列車用として製造された近郊型気動車で、過去に急行列車用の国鉄急行色に塗られていた実績は無く、これは過去の他形式(今回の場合はキハ56やキハ58など)の色を現行車両で再現した、いわゆる“なんちゃって復刻色”などと呼ばれるもの (; ̄▽ ̄)ナンチャッテ…(近年は同様の再現が新潟のキハ47やキハ48などでも見られるけれど)。
それにしたって、かつての急行といえば長編成を連ねるものも少なくなかった優等列車。いくらキハ40形が国鉄型の気動車だとはいえ、二両以上の編成ならまだしも、単行列車の急行色はさすがにおかしいだろう (ヾノ・∀・`)ナイナイ・・・なんて、ツッコむ方がおられるかもしれませんが、実は個人的に単行列車の急行色を見て思い出すものがあります σ(゚・゚*)ンー…。それはかつてこの北海道に存在したキハ53形500番台。


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雨に濡れる廃線間近の深名線。
その鉄路を噛み締めるように進む
国鉄急行色の単行列車。
▲95.7 深名線 湖畔-朱鞠内


単行の急行色ことキハ53形500番台は、もともと急行形だったキハ56形を単行用に両運転台化改造したもので、利用者の輸送量が単行車両でじゅうぶんに賄える、閑散路線(赤字ローカル線)へ投入されました ( ̄。 ̄)ヘー。
そのなかでもとくに印象深かったのが、豪雪地帯で一日にわずか3往復程度しか列車が運行されていなかった大赤字路線にもかかわらず、並行する道路の整備事情によってJR化後も細々と生き延びていた、伝説の“キングオブローカル線”こと深名線(しんめいせん・深川~名寄、95年に廃止)での同形の活躍 (゚ー゚*)シンメーセソ。雪深い極寒地域の過酷な当線で酷使されながらも、乗客がいつもまばらだった元・急行形の単行列車には、乗るたびに妙な侘しさを覚えたものでしたが、その特異な形態には北海道のローカル線で使用される同形ならではの魅力もあったように思います (´ω`)シミジミ。
そしてキハ53形は急行用から普通列車用(しかも単行)へ実質的に格下げされたにもかかわらず、首都圏色(いわゆるタラコ色ね)やJR化後の地域色(JR北海道色)などに塗り替えられること無く、深名線が廃止となって己の歩みを止めるまで(96年までに全車廃車)、一貫して急行色を堅持し続けたところにも、どこかいじらしさを感じた車両でした (ノ∀`)ナツカシス。。
(あと、単行の急行色キハと言えば、和歌山県の有田鉄道(02年に廃止)で使われていた、キハ58000(元・富士急)もありましたね。たしかこちらは車両が保存されているんでしたっけ)

そんな思い出のある単行の急行色。
いさりび鉄道でキハ40形のうちの一両(キハ40 1798)に急行色が施されたのは今年の3月のことで、ネット上の写真などで見たその姿にかつてのキハ53形500番台の面影を重ねた私は、ぜひとも一度は撮影がしたいと思ったのでした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
ちょうど旅のスケジュールに合った運転日、そして日差しが降り注いだ天候にも恵まれて、その結果は大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これで幸連橋での撮影を終えて、札苅の駅に戻ります (´w`*)ドツカレサン。


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札苅から乗る函館ゆき普通列車は、
朝イチと同じ濃緑色のキハ40 1810。
いちおうこの色は夏をイメージしているので、
いまの時期は運用に就くことが多いのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 札苅

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津軽海峡の函館湾に沿って走る、
いさりび鉄道の列車。
とくにこの釜谷から渡島当別にかけては、
沿線随一のビューポイントです。
(´▽`*)ウミ~♪
ちなみにこの写真は列車の窓を開けて
カメラのレンズを突き出していますが、
いさりび鉄道のキハ40は冷房が搭載されていないので、
夏は窓を開けて乗るのがふつうのこと。
ああ、自然の風が涼しい♪
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 釜谷-渡島当別
(車窓から)

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日本最初のカトリック男子修道院として
道南の名所にもなっている「トラピスト修道院」。
その最寄駅である渡島当別は
駅舎が修道院を模した外観となっています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 渡島当別(車窓から)

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湾越しに見えてきた島のようなシルエットは
函館のシンボル函館山。
(゚∀゚)オッ!
車両の窓枠には
「天気が良い日は函館山が見えます」
と案内書きが施されています。
今日の天気は快晴じゃないけれど、
まずまずと言ったところか。
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 渡島当別-茂辺地
(車窓から)

1021.jpg
全線が単線のいさりび鉄道。
途中の七重浜で交換(行き違い)したのは
先ほど撮影した急行色のキハ40 1798。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
こうやってお顔(前面)をあらためて見ると
キハ53形500番台とは似て非なる・・・
いや、似ても似つかない!?
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 七重浜(車窓から)

1022.jpg
いさりび鉄道は五稜郭が起点ですが、
列車はJR函館本線の函館と五稜郭のあいだを直通運転。
私の乗った列車も函館まで乗り入れます。
...(((o*・ω・)o
▲19.7.28 函館本線 五稜郭

1023.jpg
JRの函館運輸所に集う各色のキハ40。
いさりび鉄道の車両も同所を拠点に運用されています。
向かって右から白地に黄緑帯のJR北海道色(JR籍)、
ちらりと顔を覗かせる山吹色の「咲初」、
国鉄首都圏色を再現した通称・タラコ色、
そして真っ白は冬をイメージした「禊」。
国鉄色のタラコ、沿線で撮りたいなぁ・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
ちなみに背景の山は函館山。
▲19.7.28 函館本線 五稜郭-函館(車窓から)

1024.jpg
は~るばる、きたぜ、はーこだてー♪>θ( ̄0 ̄*)
・・・ってことで、列車は終点の函館に到着。
▲19.7.28 函館本線 函館


札苅から乗車したいさりび鉄道の下り列車は、車窓の右手に函館湾の海景色や湾越しに霞む函館山のシルエットなどを望みながら東へ向かって進み、およそ一時間で函館に終着しました (・ω・)トーチャコ。
本州方面から北海道新幹線を使って函館に向かう場合は、新函館北斗から函館本線の快速列車に乗り継ぐのが便利で速いと先述しましたが、もしも移動時間に余裕があるならば、新幹線を木古内で降りていさりび鉄道を利用すると、海沿いをのんびりと走るローカル線のディーゼルカーで、より深い旅情が味わえるのではないかと思います (´ー`)マターリ。ただし、木古内に停車する新幹線と、いさりび鉄道の運行本数が、ともに少ないのが要注意なんですけどね・・・(^^;)ゞポリポリ。

さて、いさりび鉄道を乗り通して函館までやってきた私。せっかくですから、ここで少し散策する時間を取ることとしました ...(((o*・ω・)o。

札苅0819-(いさりび鉄道125D)-函館0922


1025.jpg
三年前(2016年)の北海道新幹線開業日以来、
久しぶりに訪れた函館。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
駅前の“orz”モニュメント(?)も健在です(笑)。
▲19.7.28 函館本線 函館

1026.jpg
何はともあれ、まずは朝メシ。
駅近くにある市場の朝市(函館朝市)で
名物の海鮮などをいただいちゃいます。
(゚¬゚)ジュルル…
魚介類てんこ盛りの豪快な海鮮丼もいいけれど、
個人的な好みでチョイスしたのは、
サーモンといくらをオンザライスした小どんぶりと、
イカ刺し、ほっけの塩焼きが付いた、朝市定食。
(゚д゚)ウマー!
お供はもちろんクラシックです☆
カンパイ♪(〃゚∇゚)ノC凵

1027.jpg
食後に街をぶらぶらしていたら、
函館市電(路面電車)で最古参、
1950年(昭和25年)製の500形・530号に
たまたま遭遇しました。
う~ん、シブいね。
(≧∇≦)シブイッ!
▲19.7.28 函館市電 松風町-函館駅前

1028.jpg
そしてこちらも
函館駅前でたまたま見ることができた、
30形・39号の「箱館ハイカラ號」。
もともとは1910年(明治43年)製で
明治から昭和初期にかけて使われていたものを
現代の基準にあわせて1993年に復元。
函館を訪れる観光客に人気のレトロな電車です。
コッチモ(≧∇≦)シブイッ!
▲19.7.28 函館市電 函館駅前-松風町


ちょっと遅めの朝食として、魚市場に併設された食堂で新鮮な海鮮料理を味わい (゚д゚)ウマー!、道内の名産品が並ぶ観光市場では宅配で送るお土産物を物色 σ(゚・゚*)ンー…。ただ、こういうとき優柔不断な私は買い物がなかなか決まらずに、いくつものお店を行ったり来たりして見比べているうち イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ、気がつけばけっこうな時間が経ってしまいます (; ̄▽ ̄)ア…。結局のところ散策と言いながらも観光名所などを巡ることなく、市場のほかには函館市電の路面電車を何枚か撮った程度で (^_[◎]oパチリ、函館の駅へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。

そして、ここからふたたび列車に乗って・・・と言いたいところですが、私が向かったのはJRの改札口でなく駅前の路線バスのりば (゚.゚*)バス?。今度はバスに乗ってどこへ行くのでしょう?


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函館駅前から乗る路線バス。
東京の東急バスとカラーリングがそっくりですが、
(゚ー゚*)クリソツ
これは函館市内やその近郊を走る函館バスです。
▲19.7.28 函館バス 函館駅前

1030.jpg
車窓に海を映しながら走るバス。
海越しに見えるのは・・・あれ?函館山?
(・・?)アリ?


函館の駅前から乗った路線バスは市街地を通り抜け、やがて海岸沿いの幹線道路を進むようになります (´▽`*)ウミ~♪。その車窓から望めた海越しに見える島みたいなものは・・・先ほどいさりび鉄道の車窓からも同じような感じで眺めた、函館山 (゚ー゚?)デジャヴ?。そう、実はこのバスはいさりび鉄道の線路に並行した国道(228号線)を西に向かって走っており、列車とバスという移動手段の違いはあるものの、私は来た方向へ戻るような行動をとっています ...(((o*・ω・)o。
でも、いさりび鉄道の列車を使わず、なぜバスに乗っているのか σ(゚・゚*)ンー…。それはまさに前日の急行「津軽」を撮った奥羽本線の撮影ポイントと同じ理由で、これから私が向かういさりび鉄道の撮影ポイントには、列車を使って最寄駅から歩くよりも、函館からバスを利用したほうが楽に到達できるのです (´ω`)ナルヘソ。
函館から小谷石(こたにいし)ゆきのバスで1時間10分、私はいさりび鉄道の駅間で言うところの渡島当別と釜谷(かまや)の間に位置する、西三ツ石(にしみついし)という名の停留所で降車ブザーを押しました (*・∀・)σ゙ポチットナ。後払い制の運賃は700円。

函館駅前1341-(函館バス)-西三ツ石1451


1031.jpg
海沿いの国道にぽつんと佇む、
西三ツ石のバス停。
なかなか味があります。
それはさておき、
けっこう雲が広がってきちゃったなぁ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲19.7.28 函館バス 西三ツ石

1034.jpg
藪の中にできた獣道(鉄ちゃん道?)を進むと
いさりび鉄道の線路が見えてきます。
ザクザク...(((o`・ω・)o

1035.jpg
たどり着いた撮影ポイントはこんなところ。
ちょうどEH800形が牽引する
下りの貨物列車が通過したけれど・・・
なんだか今旅の私って、
狙いと逆方向から貨物列車が来るパターンが多くない?
この時とか、この時とか、この時も・・・^^;)
まあ、ちゃんと調べてこないのが悪いんだけどさ。
(。A。)アヒャ☆
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 渡島当別-釜谷
(後追い)


バスが走っていた国道から脇道に入り、さらに笹(?)が群生する藪のなかに延びた獣道を突き進むと ザクザク...(((o`・ω・)o、その先でいさりび鉄道のカーブした線路が望める場所へと出ることができます (゚∀゚)オッ!。ここは函館湾の海と函館山を背景にして列車が撮れる、いさりび鉄道屈指のお立ち台的な有名撮影ポイント (・∀・)イイネ。ちなみに先ほど列車で函館へ向かうとき、窓を開けて海の風景を撮ったビューポイントがこのあたりでした。


1036.jpg
海を見ながらでいただくランチは、
バスに乗る前に函館で買ってきた、
「ラッキーピエロ」のチャイニーズチキンバーガー。
甘辛い鶏唐揚げとマヨネーズたっぷりのレタスを
ふわふわのバンズで挟んだ
絶品のご当地バーガーです。

チャイチキ(゚д゚)ウマー!!
え?さっき海鮮丼を食べたばかりじゃないかって?
あれは朝食でつ (^^;)ゞポリポリ


ここで狙うのはもちろん国鉄色のキハ40形で (゚ー゚*)キハ、函館湾に沿って走るいさりび鉄道の列車は、やっぱり海を背景にして撮りたいところ (-`ω´-*)ウム。
朝は海のほうを望むと光線状態が逆光になるので、幸連川の橋梁を撮影ポイントに選びましたが (^_[◎]oパチリ、今ぐらいの時間(15時ごろ)はちょうど海バックのお立ち台がきれいな順光になる (゚∀゚*)オオッ!・・・ハズなのですが、空には雲が広がっていて、いまいちスッキリとしません。時おり雲間から太陽が顔を覗かせることもあるけれど、日差しを求めるのはちょっとキビシいかなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。ホント毎度毎度のことですが、日が差してくれるように願うばかり(バーガー片手じゃ、祈りが弱いか? ( ̄~ ̄.)モグモグ)。

状況は大きく変わらないまま通過時刻が迫り、やがて聞こえてきたのは海辺に響く単行列車のリズミカルなジョイント音 ε-(°ω°*)キタ!。


1037.jpg
函館湾と函館山を望む情景のなか、
海岸線に沿ったカーブを進む
朱色のキハ40形。
国鉄時代を彷佛とさせるその姿は、
道南いさりび鉄道でなく、
思わず江差線と呼んでしまいそうです。
▲19.7.28 道南いさりび鉄道 渡島当別-釜谷
(後追い)


タラちゃん、キタ━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━ッ!!
カーブを切って颯爽と現れたのは、同じ国鉄時代の色を再現したものでも先ほどの国鉄急行色とは異なる朱色一色の国鉄首都圏色で、愛着を持って呼ばれるその通称は“タラコ”(色)タ~ラコ~♪(・o・*)タ~ラコ~♪。
タラコ色の同車(キハ40 1807)といえば、私が列車で函館へ着くときに函館運転所で留置されていたのを目にしましたが、午後は急行色と入れ替わるように出庫して運用に就いてくれました (´▽`*)ワ~イ♪。もちろんこの運用も事前にHPで確認したとおりです ъ(゚Д゚)グッジョブ。
国鉄急行色のほうのキハ40形は他形式の過去の塗装を再現した、いわゆる“なんちゃって復刻色”だと先述しましたが (; ̄▽ ̄)ナンチャッテ…、このタラコはまさに国鉄時代のキハ40形に塗られていた真の復刻色で、懐かしさとともにしっくりとした落ち着きを覚えます (*´ω`*)シックリ。
撮影条件は残念ながら日差しの弱い薄日状態だったけれど σ(・∀・`)ウーン…、海沿いの好撮影ポイントでタラコ色のキハ40形が撮れただけでも満足で、ここまで来た甲斐がありました (+`゚∀´)=b OK牧場!。

・・・と、薄日だった無念を少しでも前向きに納得したつもりでしたが (・∀・`)シャーナイネ、この先の茂辺地(もへじ)でタラコ色の下り列車と交換(行き違い)し、20分後にやってきた上り列車では・・・(;`ロ´)ハッ!


1038.jpg
夏の森(夏木立)をイメージした
シックな濃緑色のキハ40形が、
眩しい西日を浴びて木古内を目指します。
ちなみに同色の側面に引かれた
湾曲したライン(銀の細帯)は
函館山のシルエットをイメージしたもの。

▲19.7.28 道南いさりび鉄道 渡島当別-釜谷


だああああ、こっちは晴れたじゃん!⊂⌒~⊃。Д。)⊃ピクピク
時間的にもう一本撮れるので、オマケ的に狙ってみた濃緑色のキハ40形(1810)ですが【◎】]ω・)パチャ!、こういうときは雲間からタイミングよく日が差して、きれいに車体を照らしてくれるんだよなぁ・・・"o(-"-;*)ウゥム…(列車の背後に写り込む国道の車列は、タラコの時の方がいいタイミングでしたが)。
本来はたとえ国鉄色ではない色違いであっても、好条件で列車が撮れたことを素直に喜ぶべきなのかもしれないけれど、やっぱりこの日差しがタラコのときにも当たって欲しかったと思うと、なんだか煮え切らない気分になっちゃいました (≡"≡;*)モヤモヤ…。
まあ、試し撮りやオマケのときに晴れて本命が翳るのは、よくあることの“撮り鉄あるある”なんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。

これでいさりび鉄道の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


1039.jpg
西三ツ石バス停の時刻表。
当停留所に泊まるのは
一日に上下6本ずつ。
Σ(゚∇゚;ノ)ノ スクナッ!


撮影後に西三ツ石のバス停に戻ってきました。
このバス路線は一日に上下6本ずつと運行本数は決して多くなく、16時を過ぎた現時刻だと函館方面へ行くバスはすでに14時38分で終わっていますが ( ̄  ̄;)オワリ、いっぽうの木古内方面へ行くバスの時刻を見ると、私が函館から乗ってきたバスが14時51分着、そして撮影ポイントで釜谷15時34分発の下り131D列車(タラコ)と、渡島当別15時55分発の上り126D列車(濃緑)の二本を撮ったのち、なんとタイミングよく16時20分発というバスがあるではないですか (゚∀゚*)オオッ!。この効率の良さはちょっとテンションが上がります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
今旅はバスのありがたみを感じるなぁ・・・アリガタヤ(-人-)アリガタヤ。


1040.jpg
松前出張所ゆきの函館バスは
ほぼ定時にやってきました。
ちなみにこのバス停、
前はクルマが飛ばす国道、背後は海で、
待っている時がちょっと怖いかも。
ヒィィィ(((lll゚Д゚)))ィィィィ
▲19.7.28 函館バス 西三ツ石



青函トンネルを抜けて北海道に上陸し、旅の二日目は道南いさりび鉄道で運行されている国鉄型キハ40形を撮影 (^_[◎]oパチリ。
個人的にいちばん撮りたいと考えていた国鉄急行色がいい光線状態に恵まれたのは嬉しかったけれど ヽ(´▽`)ノワーイ♪、タラコ色のほうは薄日のちょっとビミョーな結果となっちゃいました σ(・∀・`)ウーン…。それでも、一日で二色の国鉄復刻色がそれぞれ記録できたことは、国鉄型好きにとってラッキーな運用の日だったと思います (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。また、国鉄型キハの車窓から眺める津軽海峡の海景色は旅情あふれるものがあり、撮影だけでなく乗車のほうでもキハ40形の魅力を味わうことができました (´ー`)シミジミ。
せっかく函館を訪れたのに、函館山も、五稜郭も、赤レンガ倉庫すら行かなかったけれど、私にとっては観光地よりも“鉄と食”。キハ40形を撮って乗って、海鮮丼とチャイチキを食べたら、それで函館めぐりは満足です(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。


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バスが木古内に着くころ、
空はすっかり晴れ渡っていました。
西日が眩しいっ。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲19.7.28 函館バス 木古内駅


西三ツ石1620-(函館バス)-木古内駅1650

西三ツ石から30分で木古内に到着(運賃は420円)。朝の出発地に戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
さて、ここから次はどこへ向かおうか・・・道内を北上? それとも本州に戻るか? σ(゚・゚*)ンー…。もしくは木古内から近い、福島町の「千代の富士記念館」へ? ( ̄△ ̄;)エッ…。


・・・続きます。



夏休み01・・・奥羽本線 急行「津軽」 撮影記 [鉄道旅行記]

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2019.07.27~30 夏休み01
往年の名列車が復活!
奥羽本線 急行「津軽」 撮影
 
 
毎年の事ですが、業務の都合でお盆の時期に仕事を休めない私は、今年も皆さんよりちょっと早く、7月の末から8月のアタマにかけて数日間の夏休みを取得しました (´▽`*)ナツヤスミ♪。せっかくまとまったお休みがあるのですから、どこかへ乗り鉄&撮り鉄の“鉄分補給”(鉄道旅行)に出かけてみたいと思います (・∀・)イイネ。

ここでいつも(例年)なら万年金欠のボンビー(貧乏)な私は (´д⊂)ボンビー、JR全線の普通列車・快速列車が一日じゅう乗り放題で2,370円(一枚11,850円の発売額で5回使用できるうちの一回ぶん換算)という格安な、おなじみの「青春18きっぷ」を片手にセコセコと・・・いや、のんびりと普通列車を乗り継いで旅するところなのですが ノコノコ...(((o*・ω・)o、今回は出発日の当日に私がどうしても撮りたいと考えている運転日限定の特別な列車があり、その通過時刻までに撮影ポイントへ行くには新幹線を使わないと間に合いません σ(゚・゚*)ンー… 。そこで私にしてはめずらしく、旅に出るひと月も前に新幹線の指定席券をあらかじめ用意しました (*・∀・)つ[キップ]。

ちなみに、JR東日本の新幹線(北海道・東北・上越・北陸・秋田・山形の各新幹線)には、ひと月前から半月前までにネットで指定券の予約(会員制のえきねっと予約)をすると \_ヘヘ(- ̄*)カタカタ、期間限定、発券枚数限定で10%から最大で50%もの割引が適用されるお得なきっぷがあり(えきねっと・お先にトクだ値(10%~35%)、お先にトクだ値スペシャル(50%)、割引率は時期によって変動します)、今回はそれに着目 (´艸`*)オトク♪。残念ながら50%割引のきっぷは設定枚数が瞬時に売り切れてしまったのですが(せっかく“スペシャル”の設定日だったのに・・・)(´д`;)アウ…、どうにか25%割引の指定券は取れました。50%と25%の割引額の差は大きいものの、25%でも私が利用する区間では通常料金より4,340円(指定席特急券+乗車券)もお得になるのですから、まあヨシとしましょう ☆.(○≧ω')b オケ!。

そんなワケで今夏の鉄旅は、普通列車でなく新幹線でスタート。
はたして私はどこへ向かい、どの路線に乗り、どんな列車を撮り、何を食べるのか。鉄分満載の旅行記にお付き合いいただければと思います (=゚∇゚)ノ゙ヨロシコ♪。


7月27日(土)


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東京駅で発車を待つ
東北新幹線「はやぶさ」。
お鼻の長いE5系をホームで撮影すると、
フレームにカツカツです。
( ̄▽ ̄;)カッツン
▲19.7.27 東北新幹線 東京


夏休みの初日にさっそく旅へ出発 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
新青森ゆきの東北新幹線「はやぶさ45号」は、定刻の6時ちょうどに東京を発車しました。この列車に乗ったことでお分かりののように、今日の目的地は東北地方 イクゼ(*'∀'*)トーホク。長距離移動が前提ともいえる新幹線での旅立ちは、普通列車とはまた違った高揚感があります (*´v`*)ワクワク♪。
しかし今回のように早めに指定券を用意しなくてはならない場合、いちばん気掛かりなのはやはり旅行当日のお天気。ふだんは晴れの予報を確認してから出掛けることが多い“エセ晴れ男”の私だけど (´∀`;)エセ…、指定券が発売された時点のひと月前では天気の動向がまったく読めません σ(・∀・`)ウーン…。これこそまさに晴れ男の真価が試されるところですが、はたして今日のお天気は・・・台風6号が接近ちう!? Σ(゚□゚*)ナニーッ!!


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旅行当日の関東はまだ梅雨が明けておらず、
しかも台風の接近が伝えられる不安定な天候。
宇都宮付近の車窓でも日光の山々は見えず、
厚い雲が低く垂れ込めています。
(´д`;)ドングモリ…
▲19.7.27 東北新幹線 小山-宇都宮(車窓から)


晴れることを願っていたのに台風が近づいているとは、晴れ男だなんて豪語している自分が恥ずかしくなる状況 (〃ノдノ)ハズイ。そういえば思い返してみると、一年前の夏休みも初日に台風と重なって、旅の出発日を一日延期したんだっけ・・・(゚ペ)ウーン…。
ただ、当初の予測では今朝にも台風は関東地方を直撃するかもしれないと言われていたものの、その動きは予測よりもだいぶ遅く、現時点で和歌山県の紀伊半島付近に接近している模様 (・o・*)ホホゥ。関東の空は曇っているけれど雨風はまだ強くなく、今のうち台風から逃げるかのように「はやぶさ」は時速300キロ越えの速さで北上します バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。東北地方は台風の進路予測からは外れているけれど、雲の流れに少なからず影響があるでしょうか。ちなみに新幹線の車内表示で流れた、これから向かう目的地の天気予報は【曇り時々晴れ】となっていました ( ̄  ̄;)ビミョー…。


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盛岡付近では雲が多めながら
うっすらと青空も覗いています。
でも岩手山は雲隠れでまったく見えず。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
そして写真の下のほうに写る車両は、
盛岡車両センターに留置されている
花輪線や山田線用のキハ110系。
▲19.7.27 東北新幹線 盛岡-いわて沼宮内
(車窓から)


晴れたり、曇ったり、時おりざっと雨が降ったりと、台風の影響というよりは、梅雨末期の不安定な天候といった感じで、目まぐるしく天気が変わるなか ハレ?(゚Д゚≡゚Д゚)アメ?、一路、北へ向けて走り続ける「はやぶさ」は、福島、宮城、岩手の各県を順調に通り過ぎ、東京から3時間17分で本州最北の青森県にある新青森に終着 (・ω・)トーチャコ。
当たり前のことだけど、新幹線ってやっぱり速いものだなぁ・・・。もしも在来線の東北本線で朝6時(5時55分)に東京を出たら、まだ福島の郡山にも着けていないよ(基準がおかしい?)(。A。)アヒャ☆。


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新青森に到着したE5系「はやぶさ」。
東京からの乗車時間を快適に過ごせました。
(´w`*)ドツカレサン
▲19.7.27 東北新幹線 新青森


東京0600-(東北新幹線 はやぶさ45号)-新青森0917


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ガラス張りが印象的で立派な新青森の駅舎。
構内には青森の特産品や名物をそろえる
土産物屋や飲食店が併設されています。
▲19.7.27 奥羽本線 新青森

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祭りに沸く東北の夏。
青森といえばねぶたまつりです。
駅の構内にもねぶたのミニチュアが
飾られていました。
ラッセーラー♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノラッセーラー♪


東北新幹線と北海道新幹線(新函館北斗方面)の接点で、在来線の奥羽本線(おううほんせん)も発着する新青森は、東北新幹線の延伸開業に伴って青森市街地の郊外に設置された新しめの駅で、ここから街の中心となる青森(駅)へ行くには奥羽本線の下り列車に乗り換える必要があります(新青森から青森までは下り方に一駅)(・o・*)ホホゥ。また、弘前(ひろさき)や秋田方面へ行く場合も奥羽本線の上り列車に乗り換えることとなるのですが、新幹線の改札を出場した私が向かったのは奥羽本線のホームではなく、駅の南口にある路線バスのりば コッチ…((((o* ̄-)o。
今回の私の撮影対象となるお目当ての列車は奥羽本線で運転されるものなのですが、それを撮ろうと考えている撮影ポイントへ行くには奥羽本線の列車を使って最寄り駅から歩くよりも、実は新青森からバスに乗るほうが便利なのです (´ω`)ナルヘソ。
バスは奥羽本線の線路と並行した県道(247号線)を南のほうへ10分ほど進み、私は駅間で言うところの津軽新城(つがるしんじょう)と鶴ヶ坂(つるがさか)のあいだに位置する、戸門見通(とかどみとおり)の停留所で降車ブザーを押しました (*・∀・)σ゙ポチットナ。後払い制の運賃は220円。


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新青森の駅前から乗った路線バスは
青森市民バスの大釈迦線。
(゚ー゚*)バス
今回利用した区間には弘南バスも運行されていて、
地方のバス路線にしては比較的本数が多い
(時間帯によるバラつきはあるけれど
日中はおおむね一時間に二本程度運行)。
▲19.7.27 青森市民バス 新青森駅南口


新青森駅南口0936-(青森市民バス)-戸門見通0945


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新幹線とバスを使ってはるばるやってきた
撮影ポイントはこんなところ。
のどかな田園風景に奥羽線の線路が敷かれています。
(・∀・)イイネ
ちょうど通過したのは701系の普通列車。
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城


バス停と撮影ポイントはホントに目と鼻の先ほどの距離(250m・徒歩3分)で、バスが走っていた県道から少し小道に入ったところが目的地 ...(((o*・ω・)o。おもに公共交通機関を利用する“徒歩鉄”の私にとって、バスで気軽にアクセスできる撮影ポイントは嬉しい好条件。そして田園風景が広がるそのロケーションも列車がスッキリと撮りやすくていい感じなんです (・∀・)イイネ。
ちなみに私がこの場所を訪れるのは、485系の特急「かもしか」を廃止直前に撮りに来た2010年以来、9年ぶりのこと (*´∀`)ノ゙オヒサ。もっとも前回はバスでなく、青森県立美術館を訪れてからタクシーでここまで来たんだけどね(帰りはバスを使った)。


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日本海縦貫線の一翼を担う奥羽本線は
貨物列車も頻繁に運転されています。
でも、通過したのは逆方向の上り列車。
元・北斗星機の青いEF510(505号機)、
できれば正向きで撮りたかったな・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城(後追い)

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こちらは赤いEF510(21号機)が牽く
下りの貨物列車。
今度は前から正向きで撮れました。
貨物オンチには嬉しい収穫。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城


当地には私が到着した時点で、すでに20人くらいの先客が待機しておられましたが (*・ω・)ノ゙チワッス♪、田園地帯の一角にあるこの場所はキャパが広いので、私も難なく立ち位置を確保できました ε-(´∇`*)ホッ。それにしても、これほどの同業者が集まり(最終的には追っかけ組も加わって倍くらいの人数になった)、そして私が新幹線を使ってでも撮りに行きたいと思わせる、お目当ての列車とはいったいなんなのか σ(゚・゚*)ンー…。

それは、急行「津軽」号 (゚ー゚*)ツガル。


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夏っぽい雲が広がる青森の空。
スッキリとした晴れではないけれど、
雨の心配は無さそう。


「津軽」はかつて、首都圏の上野と青森のあいだを東北本線と奥羽本線を経由して結んでいた夜行の急行列車で、福島、山形、秋田、青森の東北各県を横断するように運行されていたことから、とくに東北の方にとっては就職や進学での上京や帰郷、また出張や行楽などで利用して親しまれた、東北地方を代表する名列車でした (・o・*)ホホゥ。また、高度経済成長期の時代には、東北からの集団就職者を東京へ送る象徴的な列車として、“出世列車”などとも呼ばれたものです(「津軽」の自由席で上京し、帰省するときには出世して寝台車に乗ることを夢見たのだとか)( ̄。 ̄)ヘー。
私の個人的な思い出では、ワイド周遊券(昔のフリーきっぷ)で急行の自由席が気軽に利用できたことから、学生時代の貧乏旅(今も大して変わらないけどさ (´д⊂)ボンビー)で東北地方を巡った際に、「津軽」はよくお世話になった列車でした。末期(90年以降)は583系や485系などの特急型電車が使われていたけれど、やはり「津軽」といえば12系や14系の客車列車が印象深い世代です(ノ∀`)ナツカシス。
しかし時代の流れとともに夜行列車は衰退、山形新幹線や秋田新幹線の開業という変革もあり、首都圏と東北を結んでいた急行「津軽」は、1998年に廃止されてしまいました(1993年以降は臨時運行)(´・ω・`)ショボン。


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90年代まで、東北・奥羽本線経由で
上野と青森を結んでいた急行「津軽」。
定期列車は14系客車、
多客期増発の臨時列車には12系客車が
使われていた時代でした。
この写真は深夜の福島にて
機関車の交換を行なっているところで
板谷峠用機関車のEF71も懐かしい・・・。
(*´ω`*)ナツカシス
(なんだか絵的に面白かったので、
ふつうの編成撮りでなく、
あえてカマ替えのシーンを選んでみますた)
▲89.8 東北本線 福島

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基本的に夜行運転の急行「津軽」でしたが、
これは日中に回送される臨時「津軽」用の12系を
奥羽本線の撮影名所・庭坂の大カーブで
撮影したものです。
(^_[◎]oパチリ
感材費の節約でモノクロフィルムを使っていた時代。
▲89.8 奥羽本線 赤岩-庭坂


そんな東北の名列車と呼ばれた急行「津軽」が、青森と函館の観光キャンペーン(ひと旅 ふた旅 めぐる旅。青森-函館 夏の観光キャンペーン)の一環として、この土日の二日間(7/27・28)に奥羽本線の秋田と青森のあいだで復活運行 (゚∀゚*)オオッ!!。しかも、これがよくあるリバイバルを謳ったツアー列車(団体列車)ではなく、夏の多客期に増発される臨時急行で運転されると言うのですから、ファンにとっては胸熱ではありませんか!(*゚∀゚)=3ハァハァ!。
実は急行「津軽」の復活運転は、第一弾として今年の5月(5/18・19)にも奥羽本線の湯沢と弘前のあいだで行なわれたのですが、都合的にも旅費的にも撮影に行くことができなかった私 σ(・ω・`)ウーン…。しかし第二弾となる今回はちょうど夏期休暇と重なることから、ぜひとも急行「津軽」の勇姿をこの目で拝みたいと思い、早めに新幹線の指定券を取ってこの日に備えたのでした (*`・ω・´)-3フンス!。


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現在は秋田と青森を結ぶ特急列車として、
愛称が引き継がれた「つがる」。
ただし急行時代は漢字の「津軽」、
現行の特急列車は平仮名の「つがる」です。
特急「つがる」に使われるのはE751系。
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城


雲が多めながらも時おり日が差す空模様は、まさに新幹線の車内表示器で見たとおりの「曇り時々晴れ」って感じ ( ̄  ̄;)ビミョー…。
晴れないのがもどかしいところですが、お目当ての「津軽」がここを通過するのは太陽の位置が高い正午ごろなので、案外スッキリ晴れると光線状態はあまり良くないかもしれません (゚ペ)ウーン…。かと言って、厚い雲で日差しが遮られると絵的には寒々しくなるので、適度に薄日が差すような明るい状況だとありがたいな・・・なんて、都合のいいことを考えながら待っていると、直前まで顔を出していた太陽が雲に隠されたタイミングで傍らの踏切が鳴動 (゚o゚*)オッ!。カメラの露出設定を調整しつつ、ファインダーに集中します (`・ω・´)キリッ。


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急行「津軽」、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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盛夏の深い緑を背にして、
赤べこの愛称を持つED75形機関車が、
青い12系客車を引き連れて走りゆく。
その姿はまさに往年の客車急行そのものです。
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城


津軽が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
里山の緑に映える赤いナナゴ(ED75)と青い12系。現代に残る国鉄型機関車と国鉄型客車の共演で、令和の時代に昭和の名列車が完全復活!p(`・∇・´)q フッカツ!。これは客車「津軽」の運行時代を知る者として、涙モノのシビれるシーンです 。・:*:・ヒデキ(゚ノ∀`゚)゚カンゲキィ・:*:・。しかも列車名が「リバイバル津軽」などでなく、急行「津軽81号」と言うところがまたニクいじゃないですか ъ(゚Д゚)グッジョブ。ちなみに80番台の号数は臨時列車を表しており、12系客車の「津軽」はまさに往年の多客期増発の臨時を彷佛とさせる懐かしさがありました(え?臨時列車の号数は50番台の世代じゃ・・・って? (。A。)アヒャ☆)。


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正面に掲げられていた
「津軽」のヘッドマーク。
これは津軽富士と呼ばれる名峰
岩木山をモチーフにしているのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
(個人的に岩木山の山容は
もっと尖ったイメージがあるけれど・・・)


そして列車の正面には、岩木山(?)とリンゴがモチーフの津軽地方をイメージした立派なヘッドマークが掲げられていますが (゚ー゚*)リンゴチャソ、実は定期運行時代の急行「津軽」でこのマークが見られたのはほんのわずかな期間(たしか一ヶ月程度?)で、それも公式の正調マークと言うよりは客車列車末期の惜別的な意味合いを込めて取り付けられたもの。当時は特急でなく急行にヘッドマークが付くのは異例なことでした ( ̄。 ̄)ヘー。


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14系客車で運転されていた急行「津軽」の末期に
わずかな期間だけEF65に掲げられた
「津軽」のヘッドマーク。
この日の牽引はレインボー色の1019号機が就きました。
(゚ー゚*)ニジガマ
▲90.8 東北本線 日暮里

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ちょっと粗いけれど、
アップにしてみた当時のヘッドマーク。
今回のED75に掲げられたものと同じデザインです。
これがまた見られるなんて・・・。
。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス

9004.jpg
ちなみにこちらは客車「津軽」最終日の
特別なヘッドマーク。
今年の5月に運転された「津軽」では、
こちらに近いデザインだったようですね。
▲90.8 東北本線 日暮里


しかも細かいことを言っちゃうと、このヘッドマークは交流区間の牽引を担当したED75形でなく、直流区間のEF65形のみに掲げられていたもので、たしか当時のナナゴにマークは用意されなかったハズ σ(゚・゚*)ンー…。ただ、だからといって今回のマーク付きスタイルを否定するわけではなく、むしろ客車「津軽」の廃止(90年)から29年の時を経てナナゴに装着された「津軽」のヘッドマークには、感慨深いものがあります (´ω`)シミジミ。爽やかな淡い色のヘッドマークがナナゴの赤い顔によく似合っていますよね 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


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ズームレンズを引いてもう一枚。
(^_[◎]oパチリ
のどかな津軽の田園風景は、
急行「津軽」が定期で走っていた頃と
変わらないのかも知れません。
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城


そんなヘッドマークが事前に付けられることを知っていたため、なるべくマークのデザインがわかるように撮りたいと思い、はじめ(一枚目)は列車を主体にしたオーソドックスなアングル(編成撮り)にしたのですが、ロケーションや季節感を表すならば青田を広く入れた二枚目の構図がいいかも知れません (^_[◎]oパチリ。
田園風景など日本全国どこも同じ・・・と思われるかも知れないけれど、そこにED75が牽く客車列車が走っていると、一気に東北地方という地域感が増す。それが鉄道写真です(笑)(-`ω´-*)ウム。このかけがえの無い情景を見るため、はるばる青森までやってきてホントによかったよ・・・。


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急行「津軽」の続行の下り普通列車(649D)は、
五能線や津軽線の間合い運用で設定されている
国鉄型気動車のキハ40系(キハ48)でした。
ディーゼルなのでなるべく架線を目立たせず、
緑のじゅうたんを多めに入れてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲19.7.27 奥羽本線 鶴ヶ坂-津軽新城


さて、いま青森へ向けて下った急行「津軽81号」は、午後遅くに秋田ゆきの「津軽82号」として上り列車が設定されています (・o・*)ホホゥ。ここまで来たらもちろんそっちも撮影するつもりですが、折り返してくるまでにはまだだいぶ時間があるので、ちょいとお昼休憩にしたいと思います (*'p')ハラヘター。といっても、ここはのどかな田園地帯なので、まわりにお昼ゴハンを食べられるところなど見あたりません。そこでいったん撮影地を離れ、新青森の駅まで戻ることとしました ...(((o*・ω・)o。こんな時も気軽にバスが使えるのは便利やね。


0022.jpg
戸門見通のバス停から
新青森方面へ向かうバスに乗車。
来る時は青森市民バスでしたが、
今度は弘南バスでした。
▲19.7.27 弘南バス 戸門見通


戸門見通1246-(弘南バス)-新青森駅南口1258


0023.jpg
新青森の駅構内には、
ご当地名物の飲食店がいくつか軒を連ねます。
そのなかで私が選んだのは
青森県黒石市のB級グルメ「黒石つゆやきそば」。
(゚ー゚*)ツユ…
文字どおり汁に浸した面白いやきそばで、
個人的な印象だとソース味のちゃんぽんって感じかな。
ホタテもゴロゴロのっていて、
とても美味しかったです。
ソバ(゚д゚)ウマー!

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デザートには
青森産のブランドトウモロコシで
甘みの強い「嶽きみ(だけきみ)」を使った
ソフトクリームをいただきました。
トウモロコシの香ばしさと甘みがマッチして、
こちらも美味しい♪
ソフト(゚д゚)ウママー!

0024.jpg
新青森の駅からふたたびバスに乗車。
これも弘南バスのようです。
時間的に戸門見通へ行くバスが無かったので、
少し離れたバス停(平岡大橋)から
15分ほど歩きました。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘
▲19.7.27 弘南バス 新青森駅南口


新青森駅南口1345-(弘南バス)-平岡大橋1353

昼食を終えて新青森駅からバスに乗り、ふたたび戸門見通バス停近くの撮影ポイントへ ...(((o*・ω・)o。
できれば同じ場所でなく別の撮影ポイントを選びたかったところですが σ(゚・゚*)ンー…、実は先ほどの「津軽81号」を待っていたときに聞いた同業者の方の話だと、私が午後の「82号」を撮ろうかと考えていた撮影ポイントは今の時期、夏場の木々が生い茂って視界がスッキリとしないらしい (ヾノ・∀・`)ムリムリ。それならば、安直だけれど状況が分かっている戸門見通のポイントで、「82号」も狙うほうが無難だと判断 (-`ω´-*)ウム。幸いにもここは、わずかな移動距離で上下の列車がそれぞれのアングルで撮れると言う利点があります (・∀・)イイネ。


0025.jpg
先ほどと同じで田園地帯の一角で
今度は上り方から下り列車が狙える場所へきました。
ちなみにここは個人宅の敷地内なのですが、
地主の方は撮り鉄にある程度の理解があるみたいで、
一声かけて撮影許可をいただきました。
なお、敷地にクルマを停める場合には、
駐車料金(協力金)が徴収されるようです。

0026.jpg
まずは現行のひらがな「つがる」
(特急「つがる」)が通過。

そういえば、通称「ひらがなけやき」って
グループがあったよね(笑)
ヒラガナ( ̄▽ ̄)ツガル
▲19.7.27 奥羽本線 津軽新城-鶴ヶ坂

0027.jpg
午前中より少し雲が薄くなった感じの空模様。
日が差してくれるといいけれど・・・。
σ(゚・゚*)ンー…


青森から秋田へ向けて南下する上り列車の「津軽82号」は、日当り具合(光線状態)が先ほどの「81号」よりも良好になるので、今度はできれば遠慮することなくスカッと晴れてほしいものですが、空には薄雲が広がっていてやはりビミョーな感じ σ(・∀・`)ウーン…。時おり雲が途切れて眩しく日が差すと、このままの状態でキープ!・・・と空に向かって願うけれど 八(゚- ゚)オネガイ、なかなかそうウマくはいかずに「津軽82号」の通過時刻を迎えてしまいました。
やがて私の耳に届いたのは、客車列車特有の軽やかなジョイント音 ε-(°ω°*)キタッ!。


0028.jpg
森にヒグラシの聲が響く夕刻の16時過ぎ、
うっすらと西日を受けて、
急行「津軽82号」が奥羽本線を南下します。
その行き先は・・・上野?
(秋田ゆきですっ)
▲19.7.27 奥羽本線 津軽新城-鶴ヶ坂


も一度、ナナゴの津軽が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
今回ばかりは往路(81号)も復路(82号)も情景的でなく、列車を主体にして撮りたかった急行「津軽」【◎】]ω・´)パチッ!。ED75形が牽く12系客車は編成美という言葉がしっくりとくるほど、落ち着いた安定感を覚えます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。夕方の16時過ぎに青森を発車する今回の「82号」は、上野ゆきの夜行列車だった時代(402列車)とほぼ同じ時刻設定で、西日を受けて奥羽本線を上りゆく姿を見ると、これは秋田ゆきではなく、そのまま山形を通り、板谷峠を下って、福島を経て、黒磯で機関車を交換して、明日の朝6時過ぎには上野に到着するのではないか・・・と、つい妄想してしまいます ( ´ー`).。o◯ ポワワン。まあ、実際に乗ったら14時間も12系の直角椅子(ボックスシート)で過ごすのは、けっこうキツい修行なんですけどね(笑)。


0029.jpg
引いてもう一枚。
(^_[◎]oパチリ
ノスタルジックな雰囲気の客車急行が、
日本の原風景と言える美しい田園風景のなかを
華麗に駆け抜けてゆきました。
嗚呼、やっぱり客車列車はいいものだなぁ・・・。
。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲19.7.27 奥羽本線 津軽新城-鶴ヶ坂


けっきょく「津軽」は上下の列車とも日差しが薄日だったけれど σ(・∀・`)ウーン…、考えてみたら今日は関東や東海地方に台風が接近していて、青森でもひょっとしたら雨に見舞われるんじゃないかとの不安があったなか (´・д・`;)ハラハラ…、この薄晴れという条件で往年の名列車である急行「津軽」の勇姿が撮影できただけでも、じゅうぶんな満足が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これで急行「津軽」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


0030.jpg
帰りももちろんバスを利用。
今度は最初に乗ったのと同じ、
青森市民バスですた。
▲19.7.27 青森市民バス 戸門見通


戸門見通1649-(青森市民バス)-新青森駅南口1659


さて、お目当ての急行「津軽」は無事に撮り終えましたが、私の夏休みは始まったばかり。もちろんこれだけで帰っちゃうことはありません(・・・って、今旅はまだ新幹線と路線バスしか乗ってないしね ^^;)。
撮影地からバスで新青森の駅に戻ってきた私、さて次はどこへ行きましょうか σ(゚・゚*)ンー…。やっぱり青森(市街)? それとも弘前?ラッセーラー♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノラッセーラー♪ いっそのこと北海道に渡っちゃおうか? (゚∀゚)アヒャ☆


0040.jpg
とりあえず次の目的地へ向かう前に、
青森の市内で「津軽」撮影の打ち上げ~。
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノY
お刺身に白ワインとはシャレオツ?
いえいえ、このお店では地酒の田酒を
ワイングラスで提供されていました。
キリッと冷えたやや辛口のお酒にお刺身が合います。
Yヽ(>∀<*)クゥーッ!




続きます・・・◯o。.(~▽~*)ウィッ。





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夏休み04・・・花輪線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2018.07.29~31 夏休み04
18きっぷで、のんびり乗り鉄・・・
花輪線 乗車
 
前回からの続きです。

7月末に夏休みとして数日の休暇を取得した私は、JRの普通列車が一日じゅう乗り放題となる「青春18きっぷ」を使って、撮り鉄や乗り鉄を楽しむ鉄道旅に出発 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。台風の接近を受けて旅程が一日短縮となりましたが、どうにか初日に東北の秋田まで到達しました (・ω・)トーチャコ。
翌二日目は秋田でレンタカーを借りて、日本海沿いの絶景路線で有名な五能線(ごのうせん)の撮影を楽しんだのち (^_[◎]oパチリ、秋田県の内陸部に位置する小坂町へ移動 ブーンε=ε=ε=凸。ここには2009年に廃止となった小坂鉄道(小坂精錬)の小坂駅跡地を活用した鉄道ミュージアム「小坂鉄道レールパーク」があり、園内には明治時代に建てられた木造駅舎や小坂鉄道で活躍したディーゼル機関車などが保存・展示されています (・o・*)ホホゥ。さらにその展示車両のひとつである元・JR東日本の24系寝台客車(ブルートレイン)は、閉園後の夜間に宿泊施設(ブルートレインあけぼの)として利用することができ、なんと今も車内の個室寝台に泊まることが可能 (゚∀゚*)オオッ!!。私はかつて味わったブルートレインの旅情を懐かしみながら、小坂での一夜を過ごしたのでした +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。



7月31日(火)


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朝日を浴びて輝く「ブルートレインあけぼの」。
(つ▽≦*)マブシッ!
今日も朝からいいお天気です♪
▲18.7.31 小坂鉄道レールパーク


「ブルートレインあけぼの」のB寝台個室「ソロ」で迎えた、旅の三日目 (*´0)ゞ。oOフワァァ~ア…。
目が覚めて側窓のブラインドを開けたら、そこは就寝前と違う地を走っていた Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?・・・な~んてことはなく、旧・小坂駅のホームに据え付けられた「あけぼの」は動かず、同じ場所に佇んでいます (´∀`;)ナーンダ。それでも車内からホームへ出ると、東北の爽やかな朝の空気が迎えてくれました (´ー`*)サワヤカ♪。
前記事でも少し触れましたが、夜間に宿泊施設として使われた「あけぼの」の24系客車は、「小坂鉄道レールパーク」のミュージアムが開館する10時を迎える前に、展示車両としての停車位置へ移動が行なわれ、宿泊者はその際に乗車体験を味わうことができます (・o・*)ホホゥ。構内(園内)のわずかな距離の入換え作業とはいえ、これは「動くブルトレ」に乗れる今や貴重な機会 (゚∀゚*)オオッ!。もしくは前日の閉館後と同様、乗らずに外からディーゼル機関車に牽かれたブルトレの姿を撮るのも良いでしょう (^_[◎]oパチリ。
しかし、朝の入換え作業が行われるのは開館直前の9時半すぎ。この日の私の旅程だと、その時間まで待っていることはできず σ(・∀・`)ウーン…、残念ながら「あけぼの」が動く前にチェックアウトして、レールパークをあとにしました バイチャ!( ゚д゚)ノシ。ちなみに前日、急いでクルマを走らせて閉館後の入換え作業に間に合わせたのは、今旅で私が「動くあけぼの」を撮るチャンスがその夕方の一度きりだったからなんです (´ω`)ナルヘソ。


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五能線の撮影と小坂までの移動に活躍してくれた、
レンタカーの「クリームくん」を返却。
おつかれさまですた。
(´w`*)ドツカレサン


小坂まで来るときに通ってきた小坂鉄道(小坂線)の廃線跡が並行する県道(樹海ロード)を戻るような形でクルマを走らせ ブーンε=ε=ε=凸、一時間弱で着いたのは大館(おおだて)。秋田の市内で借りたクルマを、大館の駅前にあるレンタカー屋さんで返却(乗り捨て)します (´w`*)ドツカレサン。久しぶりの運転でしたが、事故なく無事に終えることができてホッとひと安心 ε-(´∀`*)ホッ。
そしてここからはいつものように鉄道での移動となり、大館の改札で「青春18きっぷ」に使用印を入れていただきます (*・∀・)つ[18]。電化路線の奥羽本線(おおうほんせん)と非電化路線の花輪線(はなわせん)の二路線が発着する大館。その構内の西側に位置する3番線ホームには、カラカラとアイドル音を響かせた二両編成のキハ110系ディーゼルカーが停車していました (゚ー゚*)キハ。そう、私が乗るのは花輪線の列車です。


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大館で発車を待つ花輪線の普通列車。
使われているのはキハ110系です。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲18.7.31 奥羽本線 大館


ボックス席の半分が埋まる程度のお客さんを乗せて、大館始発の盛岡ゆき普通列車は定刻に発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。「18きっぷ」シーズンということもあり、車内には同業者(鉄ちゃん)と思わしき方の姿もチラホラと見受けられます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。


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大館を発車した花輪線の上り列車は、
西から回り込むようにして奥羽本線をオーバークロスし、
東の方へ進路を取ります。
ヒガシ…((((o* ̄-)o
▲18.7.31 花輪線 大館-東大館(車窓から)


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大館市の郊外で米代川を渡る際、
西の方に見えたのは白神山地の山々。
前日に撮影へ訪れた五能線は、
あの山の向こう(日本海側)です。
▲18.7.31 花輪線 東大館-扇田(車窓から)


花輪線は秋田県の大館から、十和田南(とわだみなみ)、鹿角花輪(かづのはなわ)、湯瀬温泉(ゆぜおんせん)、荒屋新町(あらやしんまち)、松尾八幡平(まつおはちまんたい)、大更(おおぶけ)などの各駅を経て、岩手県の好摩(こうま)までを結ぶ、106.9キロの非電化ローカル線(本来の起点は好摩のほう)。路線区間は大館〜好摩ですが、列車は好摩から第三セクター路線のいわて銀河鉄道線(旧・東北本線)に乗り入れて、盛岡へと至ります。
「十和田八幡平四季彩ライン」の愛称が付けられた花輪線の沿線は自然が豊かで、十和田八幡平国立公園や安比高原(あっぴこうげん)をはじめ、温泉地やスキー場なども点在 (・o・*)ホホゥ。また、秋田と岩手の県境にそびえ立つ八幡平(奥羽山脈北部)の峠越えが強いられる過酷な環境の同線では、かつての蒸気機関車時代に迫力のある三重連(機関車が三機も連結)の列車が見られたそうで、当時は多くのSLファンを魅了したと聞きます ( ̄。 ̄)ヘー。SL時代(1970年頃まで)を知らない私にとっての花輪線は、単に山あいを走るローカル線って印象しかないのですが。


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花輪線に沿って流れるのは、
八幡平から日本海へ注ぐ、米代(よねしろ)川。
かつての花輪線にはこの川に名を由来する、
急行「よねしろ」が走っていましたが、
のちに快速「八幡平」へ格下げとなり、
現在はその快速列車も廃止されて
花輪線は普通列車のみの路線となりました。
▲18.7.31 花輪線 末広-十和田南(車窓から)


そんな花輪線に私が乗るのは、正確な回数は覚えていないけれど、1989年に乗りつぶし目的で乗車したのをはじめ、おそらく今回で5、6回目くらい σ(゚・゚*)ンー…。同線には近年まで国鉄型の古いディーゼルカー(キハ52やキハ58)が残されていて、それを目的に私は何度か乗り鉄、撮り鉄へ訪れていました (^_[◎]oパチリ。しかし、2007年に国鉄型キハが引退して、現行のキハ110へ置き換えられてしまってからは、すっかりご無沙汰となっており(気がつけば10年以上も前か・・・)、今回は小坂を訪れた流れで久しぶりに大館から花輪線に乗ってみようと思ったのです (*´∀`)ノ゙オヒサ。


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これは今から14年前の2004年、
国鉄型のキハ52が使われていた頃に撮った
花輪線の普通列車。
ツートンカラーの国鉄色が秋の風景にマッチします。
(≧∇≦)シブイッ!
ちなみにこの頃のキハに塗られていた国鉄色は、
現行色ではなく復刻されたもの。
▲04.10 花輪線 安比高原-赤坂田


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こちらが当時の現行色で、
通称「盛岡色」に塗られたキハ58。
シンプルで個人的には好みの配色です
(個人的には"赤鬼"じゃない方が好き)。
(・∀・)イイネ
盛岡車両センターに所属していたキハ58は、
急勾配線区での出力不足になるのを防ぐため、
急行形車両なのに最後まで非冷房のままでした。
(一般型のキハ52も同様)
( ̄。 ̄)ヘー
▲04.10 花輪線 湯瀬温泉-兄畑


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復刻色への塗り替え直後でしょうか?
塗装がとてもきれいな状態の国鉄色キハ52。
+(0゜・∀・)ペカペカ+
自然豊かな沿線風景が魅力の花輪線なのに、
引き画ではなく車両をメインにして撮っているのは、
この頃の私が流し撮りにハマっていたから(笑)
まだデジカメは使っておらず、
ポジフィルムでの撮影でした。
RVPの100F、いま見てもいい発色です。
(゚ー゚*)ベルビア
▲04.10 花輪線 兄畑-湯瀬温泉


では、どこかで途中下車して花輪線を撮る・・・と言いたいところですが、今回は乗り鉄(乗車)のみ ( ̄△ ̄;)エ…。
東京へ帰らねばならない旅行最終日の今日、「18きっぷ」使って大館9時23分発の上り列車(1928D)でスタートし、ひたすら普通列車を乗り継いで行っても、都内に入るのは深夜の23時過ぎ・・・ ( ̄  ̄;)トオイ…。三時間に一本という運転本数の少ない花輪線で、途中下車できる余裕はないのです (・∀・`)ウーン…。ちなみに初発列車となる大館6時22分発の盛岡ゆき(1926D)に乗れば、もう少し余裕のある行動ができたのですが、レンタカーを返却する都合上、その初発列車に乗ることはできませんでした(初発の次が、いま乗っている9時台の列車)(・ε・`)シャーナイネ。
まあ、国鉄型ではないJR型のキハ110は、個人的にそれほど写欲がわく被写体ではないので(撮れるのなら撮りたいけれど)、今回は割り切って乗り鉄を楽しむことにします (´σД`)マ、イッカ。


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途中駅の十和田南が近づくと、
進行方向の右手から線路が合流します。
これは何線?(=゚ω゚=*)ンン!?
▲18.7.31 花輪線 末広-十和田南
(前方の車窓から)


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十和田南で列車は5分ほど停車します。
駅の外へ出る余裕はないけれど、
構内側から見ても
木造駅舎の立派な佇まいが伺えました。
(≧∇≦)シブイッ!
▲18.7.31 花輪線 十和田南


大館から40分、列車は途中駅の十和田南に停車 (゚ー゚*)ミナミチャソ。
南北方向に設置された当駅ですが、北側は行き止まりとなっており、上下線とも南側に向かって線路が伸びる、いわゆるスイッチバック構造となっているのが特徴。すべての列車がここで進行方向を変えるため、ほかの駅より少し長い停車時間が与えられます (・o・*)ホホゥ。それにしても、急な勾配上に設置されているわけではない平坦な十和田南の駅がなぜ、運行上のネックとなりそうなスイッチバック構造になっているのかというと、当初は十和田南から北の方角に位置する小坂町の方へ、路線を建設する計画があったからなのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
あれ、小坂と言えば・・・σ(゚・゚*)ンー… そう、一泊お世話になった「小坂鉄道レールパーク」のあるところじゃないですか (゚∀゚*)オオッ!。ここであらためて花輪線を中心とした地図を見てみると・・・


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赤い線が花輪線(大館~好摩)。
青い線が直通するいわて銀河鉄道線(好摩~盛岡)。
参考までに緑の線が旧・小坂鉄道小坂線(大館~小坂)。
花輪線は途中の十和田南がスイッチバック構造となっており、
ここですべての列車が進行方向を変えます。
その十和田南の北方にあるのが「小坂鉄道レールパーク」。


十和田南駅と「レールパーク」の距離は直線的な国道経由でわずかに9キロ、意外と近いところに位置しています ( ̄。 ̄)ヘ-。歩くのはかなりしんどいけれど、この間には路線バス(秋北バス 花輪・小坂線)が運行されており、それを利用するのも面白いルートかも知れませんね (゚ー゚*)バス。ちなみに私は今朝、「レールパーク」を8時前に出て、大館でレンタカーを返却し、9時23分発の花輪線・1928D列車に乗りましたが、もしも路線バスを利用していたら、「レールパーク」最寄り(徒歩数分程度)の小坂小学校前を9時08分に発車するバスへ乗ると、十和田南駅前に9時30分着。同駅10時05分発の1928Dに余裕で間に合います (・o・*)ホホゥ。
そんな十和田南ですが、とくに乗客の流れ(乗り降り)はなく、列車は進行方向を変えて発車。


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右が通ってきた大館方向(下り)で、
左がこれから進む好摩方向(上り)です。
行ったり来たりするだけなのですが、
スイッチバックって鉄ちゃん的に楽しいんですよね。
イッタリ(゚д゚≡゚д゚)キタリ
▲18.7.31 花輪線 十和田南(前方の車窓から)


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花輪線の線名にもなっている
主要駅の鹿角花輪では、
ちょっと賑やかなお見送りを受けますた♪
ヾ(´▽`)バイバ~イ♪
▲18.7.31 花輪線 鹿角花輪(車窓から)


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車窓に見えてきたのは八幡平の山並み。
八幡平は秋田と岩手の県境にまたがる、
奥羽山脈北部の山群で、標高1,614メートル。
▲18.7.31 花輪線 陸中大里-八幡平(車窓から)


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八幡平の秋田県側の麓にある八幡平(駅)。
2015年に建て替えられた駅舎は、
駅近くにある大日霊貴神社(おおひるめむちじんじゃ)の
社殿をモチーフとしているのだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲18.7.31 花輪線 八幡平(車窓から)


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米代川に沿って八幡平の峠越えに挑む花輪線。
風景もだいぶ山深い雰囲気になってきました。
車窓から景勝地の湯瀬渓谷を望みます。
▲18.7.31 花輪線 八幡平-湯瀬温泉(車窓から)


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これは上の車窓写真と
同区間(八幡平~湯瀬温泉)を進みゆく、
キハ58の快速「八幡平」。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
山あいの情景が撮れるこのあたりは、
花輪線のお立ち台的な撮影ポイントで、
国鉄型キハが走っていたころには、
多くのファンが足を運びました。
(^_[◎]oパチリ
▲04.10 花輪線 八幡平-湯瀬温泉


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米代川の渓流に沿いにある湯瀬温泉は、
美人の湯として知られる名湯。
川の瀬からも湯が湧くほど湯量が豊富なことから
「湯瀬」の名が付いたそうです。
(゚ー゚*)ユゼ
この湯瀬温泉を出ると花輪線は県境を越えて、
秋田から岩手に入ります。
▲18.7.31 花輪線 湯瀬温泉(車窓から)


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荒屋新町にはかつて、
蒸気機関車の8620形が所属する
盛岡機関区・荒屋新町支区が存在し、
今も当時の面影を残す機関庫と転車台が
そのまま残されています (゚∀゚)オッ!
(現在は保線の施設として活用)。
花輪線名物だったSLの三重連となる列車も
ここで補機の連結や開放が行なわれ、
転車台で向きを変えていたのでしょうか。
▲18.7.31 花輪線 荒屋新町(車窓から)


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標高504メートルの安比高原。
(゚ー゚*)アッピ
当駅はかつて「龍ヶ森」という駅名でしたが、
バブル期のリゾート開発を受けて、
1988年に現駅名へ改称されました。
▲18.7.31 花輪線 安比高原(車窓から)


米代川に沿って、八幡平の深い山あいを縫うように進む花輪線の列車 ノコノコ...(((o*・ω・)o。車窓には緑豊かな自然美あふれる風景が続きます。
そして花輪線のハイライトと言えば、先にもちょろっと触れましたが、最大で33パーミル(1000メートル進むと、33メートル上がる)の急勾配を擁する難所で、蒸気機関車の三重連で知られた、八幡平の峠越え (゚∀゚*)オオッ!。今では高原リゾートのイメージが強い安比高原ですが、かつて「龍ヶ森」という駅名だったSLブームの時代には、峠のサミット付近に位置する当駅の周辺に三重連を狙う“先輩方”が全国から数多く集まり (゚ー゚*)パイセソ、その賑わいで「龍ヶ森銀座」などと呼ばれたのだそうです ( ̄▽ ̄;)マジカ。う~ん、いつの時代も鉄ちゃんは熱い!(゚∀゚)アヒャ☆
そんな蒸気機関車が三重連で必死に牽引した難所を、現代のキハ110は軽快に駆け抜けます ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ〜・・・って、そもそも私が乗っているのは、峠を下る上り列車だけれど (^^;)ゞポリポリ。八幡平越えの秋田側は比較的緩やかな勾配なので、キハがエンジンをフル回転させる急勾配の登坂を味わうのならば、岩手側から進む下り列車の方がいいかも知れませんね (´ω`)ナルヘソ。


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標高の高い安比高原付近ですが、
パッと眺望がひらけるところはなく、
山あいを淡々と進むような感じ。
...(((o*・ω・)o
▲18.7.31 花輪線 安比高原-松尾八幡平(車窓から)


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勾配を一気に下って、
松尾八幡平の標高は287メートル。
当駅はかつて「岩手松尾」の駅名でしたが、
龍ヶ森が安比高原になったのと同じ1988年に
現駅名へ改称されました。
秋田側に八幡平、岩手側に松尾八幡平、
訪れる人はややこしくないのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲18.7.31 花輪線 松尾八幡平(車窓から)


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山を下りた平地の大更付近では、
車窓の右手に雄大な岩手山が望めるのですが、
この日はあいにくの雲隠れ。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
私はあまり岩手山との相性が良くないんです。
▲18.7.31 花輪線 大更-東大更(車窓から)


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電化路線のいわて銀河鉄道線(IGR)が
左の車窓に現れると、まもなく好摩です。
(゚ー゚*)コーマ
当駅は花輪線の終点(起点)ですが、
盛岡ゆきの列車はそのままIGR線に直通します。
▲18.7.31 花輪線 好摩


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IGRへ直通した花輪線の列車は、
盛岡のIGR線ホームに到着。
(・ω・)トーチャコ
ちなみにJRの「18きっぷ」は
三セク路線のIGRで使えず、
好摩〜盛岡の運賃を清算する必要があります。
▲18.7.31 IGRいわて銀河鉄道 盛岡


好摩から第三セクター路線のいわて銀河鉄道線へ乗り入れた花輪線の列車は、正午すぎに終点の盛岡へ到着 (・ω・)トーチャコ。
大館を起点にして乗り通すこと約三時間、花輪線は「絶景路線」と呼べるほどインパクトのある車窓風景ではないけれど、米代川や八幡平の豊かな自然、十和田南のスイッチバック駅、そのむかし蒸気機関車が三重連で牽いた峠越え、そして個人的に振り返ることができた国鉄型キハの思い出など、なかなか見どころが多くて存分に楽しめた花輪線の乗り鉄でした (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


大館0923-(花輪1928D)-盛岡1215


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なんだか賑やかな盛岡の駅前。
翌日から開催される「さんさ踊り」の
前日祭が行なわれていました。
たまたま踊りが見られるなんて、
ちょっとラッキー♪
マツリダ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマツリダ♪
▲18.7.31 東北本線 盛岡


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盛岡から乗る東北本線の北上ゆきは、
ロングシートでおなじみの701系。
車内はけっこう混んでいましたが、
三駅目の矢幅で私は座ることができました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲18.7.31 東北本線 盛岡


さて、盛岡からは東北本線を乗り継いで南下し、東京へと帰ることになるのですが、ちょっと私には迷いがありました σ(゚・゚*)ンー…。というのも、せっかく岩手まで来たのなら、できればもう一カ所だけ寄りたいところがあるのです。しかし先述したように、ここからただひたすらに普通列車を乗り継ぐだけでも、東京に着くのは23時過ぎ。どこかへ立ち寄っている時間的な余裕はありません (・ε・`)チェ。でも、このまま「アレ」をスルーして帰っちゃうのももったいない・・・(´へ`;)ウーン。
「アレ」とはいったい何なのか。東北本線の列車が盛岡を発車した時点でも迷っていましたが、私は終点まで乗り通さずに、途中の駅で腰を上げました (*`・ω・´)-3フンス!。そこは花巻(はなまき)。


盛岡1240-(東北2528M)-花巻1317


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盛岡から30分の花巻で途中下車。
大きな三角屋根が印象的な駅舎は近年、
当地に縁のある文豪・宮沢賢治の世界感を
イメージしたものに改修され、
東北の駅百選にも選ばれています。
▲18.7.31 東北本線 花巻


花巻は乗ってきた東北本線と、当駅を起点に三陸海岸の釜石方面へ向かう、釜石線(かまいしせん)の分岐駅 (・o・*)ホホゥ。その釜石線で運行されている、SL列車の「SL銀河」号がお目当て・・・ではなく ( ̄△ ̄;)エ?、「18きっぷ」を提示して駅の改札を出場した私は、少し早歩きで花巻の中心街に向かいます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク。


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花巻の駅前に建つ、
「岩手軽便鉄道 花巻駅跡」の碑。
(゚∀゚)オッ!


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味のある木造建築(倉庫?)の脇に建っていた、
「岩手軽便鉄道 鳥谷ヶ崎駅跡」の碑。
(゚∀゚*)オオッ!


花巻の街なかを歩いていると目に留ったのは、「岩手軽便鉄道」の駅跡を表す石碑 (=゚ω゚=*)ンン!?。
1912年(大正元年)に開業した岩手軽便鉄道は、花巻から遠野を経て仙人峠に通じていた軽便鉄道(線路幅の狭い簡易的な路線)で、現在の釜石線の元となった存在(1936年(昭和11年)国有化)。また当鉄道は宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」に描かれた、架空の鉄道のイメージモデルだったと言われています ( ̄。 ̄)ヘー。
でも、この廃線跡巡り(?)はたまたまで、これが私の目的ではありません ヾノ・∀・`)チャウチャウ。駅跡の石碑を横目にチラリと見てさらに進むと、その先にちょっと昭和ちっくな雰囲気のデパート・・・というか、百貨店が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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青空に映える白亜の百貨店。
表記された店名は「MARUKAN」?
σ(゚ー゚*)マルカソ…?


実はここが花巻での私の目的地。スミマセン、鉄ネタではないんです・・・ 人( ̄ω ̄;) スマヌ。
駅から歩いて15分、市役所に近い繁華街の一角に建つ8階建ての「マルカン百貨店(マルカンデパート)」は、花巻市民に馴染み深い地域密着型の老舗百貨店で、最盛期には曜日を問わず多くの来店客で賑わったそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
しかし、建物の老朽化と耐震不適合により、店舗の安全性が確保できないことから2016年に全館閉店 (´・ω・`)ショボン。なかでも当店の名物的存在だった6階の「大食堂」には閉店を惜しむ声が多く寄せられ、大食堂の存続を求める地元高校生の署名活動にまで発展しました 八(゚- ゚)オネガイ!。その熱意を受けて地元企業を中心とした大食堂の復活プロジェクトが立ち上がり、耐震補強や老朽部分の改修に必要な資金調達方法を協議 (゚ペ)ウーン…。銀行からの融資のほか、ネットを通じて資金を募るクラウドファンディングなども導入し、なんと閉店から一年も経たない2017年2月に元・マルカン百貨店の大食堂は、「マルカンビル大食堂」として復活を果たしたのです w(*゚o゚*)wオオー!(1階と6階のみ開店、その他の階は耐震補強により閉鎖)。


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6階にある「マルカンビル大食堂」からの眺め。
街なみのむこうには奥羽山脈が望めますが、
駅から少し離れているので、列車は見えません(笑)


そんな復活劇のエピソードだけでもいいハナシなのですが (*ノ∀`*)エエハナシヤ…、このマルカン大食堂にはその存続や復活を熱望するのもうなずける、とても魅力的な名物メニューがいくつかありまして (・o・*)ホホゥ、そのなかでも私がぜひ一度は食べて見たいと思っていたのがコチラ (=゚ω゚=*)ンン!?。


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テーブルに置かれたのは、
驚く高さのソフトクリーム。
Σ(゚∇゚;ノ)ノ デカッ!
奥に見える割り箸を使って
倒さないようにウマく食べるのが
マルカン流。
≠( ̄~ ̄*)モグモグ


マルカンソフト、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!
テーブル上にどーーーーーんとそびえ立つ、エッジの効いた白い竜巻。その巻きの高さはなんと10段!w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。どうですか、このインスタ映えしそうなインパクト []o(・∀・*)パチャ(私はインスタやってないけど)。これぞマルカン大食堂の名物・・・いや、もはや花巻の名物ともいえるソフトクリームで、メニュー名はふつうにソフトクリーム、もしくはソフトですが、通称「マルカンソフト」(゚ー゚*)マルカソ。
鉄ネタの合間にちょくちょく地方のご当地ソフトなどをブログでご紹介している私。実はけっこうソフトクリーム好きで、アイスクリームやジェラート、かき氷よりもソフトクリーム派。そんなソフト好きの一人として、この「マルカンソフト」は気になる憧れの存在でした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
さっそくいただいてみると (゚-、゚)ジュル、そのお味は「甘さ控えめ」とか「絹のような滑らかさ」などをウリにしたオサレなものではなく、そこそこ甘くて、ちょっと固め(だから倒れない)だけど、どこか百貨店食堂らしい懐かしさを感じる、シンプルな美味しさです ソフト(゚д゚)ウマー!。そしてなかなか減らないボリュームは食べごたえ満点。これでお値段が税込み180円というのですから、それも驚きです Σ(゚∇゚;ノ)ノ ヤスッ!。
迷った末に花巻で途中下車をして (-`ω´-;)ウーン…、駅から暑いなか歩いてやってきた ε-(´o`;A フゥ…、「マルカンビル大食堂」。そこで食べた名物ソフトは、私にとってじゅうぶんに足を運ぶ価値のあるものでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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ソフトクリームだけでなく、
その前にはお昼ゴハンとして
ラーメン(中華そば)もいただきました。
醤油スープに細麺がマッチして美味しかったです。
メンラー(゚д゚)ウマー!
これもお値段は420円という安さ。


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ちなみにこちらは、
ソフトクリームと並ぶ人気メニューの

「ナポリかつ(¥780)」
このボリュームをソフトと合わせて食べるのは
私にとってかなりヘビーだと思い、
今回はパスしちゃいました。
σ(・∀・`)ウーン…
(その判断は正解だったと思う(笑))


念願の「マルカンソフト」を満喫し、大満足で花巻の駅へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。
あとはもう東北本線の列車を乗り継いで、東京に帰るだけ カエロ…((((o* ̄-)o・・・ですが、花巻で途中下車して約一時間半を過ごしてしまったので、「18きっぷ」が使える普通列車だけでは今日中に都内の自宅へたどり着くことはできなくなってしまいました (ノO`)アチャー(赤羽までは行けるのが、惜しくて歯がゆいんだよね・・・^^;)。ただ、それを承知の上で私は「マルカンソフト」を選んだのですから、仕方がありません (・ε・`)シャーナイネ。この機会を逃したら食べることはなかなか叶わないので、いい選択をしたと思いましょう (-`ω´-*)ウム。
でも、帰るにはどこかで東北新幹線の助けを借りなきゃ・・・σ(゚・゚*)ンー…。


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花巻のホームに入ってきたのは、
一ノ関ゆきの普通列車。
花巻から東京(駅)までの距離は、
ちょうどぴったり500キロです。
( ̄▽ ̄;)ゴヒャッ㌔…
▲18.7.31 東北本線 花巻


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一ノ関で小牛田(こごた)ゆきに乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ちなみに駅名は「一ノ関」、市や町は「一関」で
どちらも読み方は「いちのせき」です。
▲18.7.31 東北本線 一ノ関


0051.jpg
小牛田で乗り継いだ仙台ゆきは
ボックスシートを備えた、
セミクロス構造のE731系(右)。
(゚∀゚)オッ!
▲18.7.31 東北本線 小牛田


0053.jpg
七夕まつりを控えた仙台では、
駅でも飾り付けが行なわれていました。
(´▽`*)タナバタ♪


0054.jpg
そして仙台から福島まで、
東北新幹線を利用します。
「18きっぷ」では新幹線に乗れないので、
あらためて乗車券と特急券を購入。
(*・ω・)つ[キップ]
▲18.7.31 東北新幹線 仙台


花巻から東北本線を乗り継ぎながら南下しつつ、列車の接続や移動効率などを時刻表で調べて、私は仙台から福島まで東北新幹線を使うことに決めました m9(`・ω・´)ケテイ!。
いくつかの案のなかでこの区間の新幹線利用を選んだ理由は、仙台で福島ゆき東北本線の接続が悪かったこと、ちょうどタイミングよく仙台始発の新幹線「やまびこ」に接続すること、帰宅ラッシュ時間帯で混む仙台近郊を避けられること、福島で当駅始発の新白河ゆきに乗れること・・・などが挙げられます (´ω`)ナルヘソ。
ちなみに、この福島から乗る新白河ゆき(2156M)は、もしも私が花巻で寄り道をしなかったら、新幹線を使わずに普通列車だけで乗り継げていた列車。つまりここでもとの旅程に戻ることとなり、当初の予定通り23時過ぎに都内へ着くことができるのです (゚∀゚*)オオッ!。新幹線代の出費(乗車券1,310円+自由席特急券1,840円=3,150円)は、小さくなかったけれど・・・(^^;)ゞポリポリ。


0055.jpg
新幹線から眺める東北本線。
ちょうどEH500が牽く貨物列車が見えました。
仙台~福島は東北本線だと1時間20分、
いっぽう東北新幹線だと30分弱。
やっぱり新幹線は早いね・・・。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲18.7.31 東北新幹線 白石蔵王-福島(車窓から)


0056.jpg
福島でふたたび在来線の東北本線に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
新白河ゆき普通列車は701系。
ロングシートか・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲18.7.31 東北本線 福島


0057.jpg
仙台の新幹線コンコースで買ってきた駅弁を
701系の車内でいただきます。
(゜¬゜)ジュル
選んだのは「大粒 三陸かきめし(¥1,180)」。
パッケージに駅弁マークが付いていないので、
純粋な駅弁ではないのかも知れませんが、
牡蛎の出汁で炊き込んだゴハンと、
三陸産の大きな牡蛎がとても美味なお弁当でした。
「かき食う門には福来たる」
カキ(゚д゚)ウマー! ☆☆☆☆・


0058.jpg
新白河で接続した黒磯ゆきは、
ディーゼルカーのキハ110系。
(´▽`*)キハキハ~♪
利用客には不評だと聞く新白河の乗り継ぎですが、
あくまでも個人的な鉄ちゃん感覚だと、
ここでキハに乗れるのはちょっと楽しい(笑)
▲18.7.31 東北本線 新白河


0060.jpg
黒磯で乗り継いだ宇都宮ゆきは205系。
直流電車を見ると関東に帰ってきたことを実感します。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲18.7.31 東北本線 黒磯


夏休みの東北鉄道旅。記事では長々と綴りましたが(いつもながらスミマセン ^^;)、実際は二泊三日のたいして長い旅ではありませんでした。それでも、初日のイレギュラーな「SLばんえつ物語号」のディーゼル機関車代走から始まり、二日目のレンタカーでまわった五能線撮影や、小坂で訪れた「小坂鉄道レールパーク」の見学と「ブルートレインあけぼの」での宿泊。三日目には花輪線を乗り鉄し、寄り道の花巻では「マルカンソフト」を食べた・・・と、あらためて振り返ればとりとめのない展開にも感じますが、本来の目的である撮り鉄、乗り鉄以外にも、いろいろと楽しめて充実した旅が味わえたと思います (´ー`)マンゾク。
今年の夏は例年以上に気温が上がり、この旅行期間中の7月末はとくに猛暑がキビシい時期でしたが、初日の台風による延期以外はおおむね晴天に恵まれたのも、旅を満喫できた一因でした (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0061.jpg
宇都宮から乗る東北旅のラストランナーは
E231系の上野ゆき。
車内で打ち上げをしたいところでしたが、
列車の遅れで宇都宮での接続時間が1分もなく
(本来は2分(笑))、
酒は買えずに乗り込むのが精一杯・・・。
ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!
これは小山で3分停車のときに撮ったものです。
最後まで慌ただしい旅ですた。
(´w`*)ドツカレサン
▲18.7.31 東北本線 小山



花巻1445-(東北1542M)-一ノ関1534~1549-(538M)-小牛田1636~1641-(2558M)-仙台1727~1743-(東北新幹線やまびこ154号)-福島1809~1850-(東北2156M)-新白河2023~2026-(4148D)-黒磯2050~2056-(686M)-宇都宮2148~2150-(564M)-赤羽2327~2336-(埼京2236K)-新宿2350




共通テーマ:趣味・カルチャー

夏休み03・・・「ブルートレインあけぼの」 宿泊記 [鉄道旅行記]

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2018.07.30 夏休み03
小坂鉄道レールパーク
「ブルートレインあけぼの」 宿泊
 
前回からの続きです。

7月末に夏休みとして数日の休暇を取得した私は、JRの普通列車が一日じゅう乗り放題となる「青春18きっぷ」を使って、撮り鉄や乗り鉄を楽しむ鉄道旅に出発 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。台風の接近を受けて旅程が一日短縮となりましたが、どうにか初日に東北の秋田まで到達しました (・ω・)トーチャコ。
翌二日目は、秋田でレンタカーを借りて、日本海沿いの絶景路線で有名な五能線(ごのうせん)の撮影ポイントを巡ります ブーンε=ε=ε=凸。一時は列車が運転を見合わせるというアクシデントに見舞われたものの (´д`;)アウ…、回復が早かったことで大きな痛手にはならず ε-(´∀`;)ホッ、青い海をバックにしたキハ40の普通列車や、奇岩が立ち並ぶ景勝地をゆく観光列車の「リゾートしらかみ」など、快晴のもとで思う存分に撮影を満喫することができました (^_[◎]oパチリ。

そして最後に十二湖付近の海岸(ガンガラ穴ポイント)で、臨時列車の快速「五能線クルージングトレイン」を撮り、五能線での撮影は終了 ( ̄△ ̄ )オシマイ?。まだ昼下がりの13時半で日は高く、もっと五能線での撮影を続けたいところなのですが、今回の私はクルマを借りた機動力を活かして、五能線のほかにも訪れたい場所があるのです σ(゚・゚*)ンー…。そして、そこでの列車の時刻(?)に間に合わせるためには、そろそろ五能線をあとにして向かわなければなりません イクカ…((((o* ̄-)o。
私は朝に通って来た五能線沿いの国道を戻るようにして、十二湖から能代(のしろ)方面へとクルマを走らせます。
いったいドコへ行くのかと言うと・・・ ブーンε=ε=ε=凸。


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午後も引き続きいいお天気で、
絶好のドライブ日和です。
踏切では一時停止して左右の安全確認ね。
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ


いったん能代に近い八峰町(五能線の駅で言うと東八森)まで海沿いを南下し、そこから今度は北東方向の内陸部へ進路を切り替えます ...(((o*・ω・)o。白神山地の南麓を迂回するようなルートをナビの指示に従って走ること約二時間 [°□°]ミチナリヨ。クルマでも意外と時間がかかるものだな・・・と思いながらやってきたのは、秋田県北部の地方都市、大館(おおだて)。でも、ここはまだ目的地ではありません。


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大館駅前で小休止。
ここ大館はちょっと前に話題となった、
秋田犬の里として知られています。
(゚ー゚*)マサル
駅前に佇むのは忠犬ハチ公の像。
U・ェ・U ワンワン
▲18.7.30 奥羽本線 大館


大館駅は主要路線の奥羽本線(おううほんせん)とローカル線の花輪線(はなわせん)、JRの二路線が発着する大館市の中心駅で、風情ある木造建築などではないけれど、どこか昭和っぽい趣が残る鉄筋コンクリート製の駅舎を構えています (・o・*)ホホゥ。
そんな大館の駅前通りを進むと出くわすのが、道路を横切る非電化単線の踏切。おっと、踏切ならばクルマを一時停止させて安全確認をしなきゃいけませんね <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。でも、この踏切は確認する必要がないのです ( ̄△ ̄;)エ?。なぜならこれはすでに廃止となった路線の線路だから・・・(´・ω・`)ショボン。


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大館駅前の道路を横断する錆びた線路。
その傍らには黒く覆われた
警報機らしきものも立っています。
これはいったい・・・? σ(゚・゚*)ンー…


かつて大館にはJR(旧・国鉄)のほかに、当地を起点とするローカル私鉄(地方私鉄)の路線が存在しました。同和鉱業小坂鉄道の小坂線(こさかせん)と花岡線(はなおかせん)です (゚ー゚*)コサカ。
明治41年(1908年)に開業した小坂線は、大館から東の方に進路を取り、岱野(たいの)、雪沢温泉、茂内(しげない)、古館(ふるだて)などを経て、鹿角郡小坂町の小坂に至る、22.3キロの非電化単線(長木沢支線については割愛)。いっぽう大正3年(1914年)に開業した花岡線は、大館から北の方に進路を取り、松峰(まつみね)の一駅を経て、大館市内の花岡に至る、4.8キロの非電化単線。両線はどちらも鉱山から産出される鉱石輸送や精製した濃硫酸輸送の貨物列車運行をおもな収入源としながら、ディーゼルカーを使った旅客列車も日に数本ほど運転されていました (・o・*)ホホゥ。
しかし、花岡鉱山の閉山を受けて、花岡線は1985年に廃止 (´・ω・`)ショボン。そして小坂鉱山の閉山後も残った小坂線は、同和鉱業から分離された小坂精錬が経営を引き継ぐも、利用者の減少により1994年に旅客営業を廃止(バス転換)(´・ω・`)ショボボン。さらに小坂製錬が濃硫酸の製造を終了したことで、それを輸送していた貨物列車も2008年に運行を終え、翌2009年を持って小坂鉄道は全線が廃止となりました (´・ω・`)ショボボボン。
大館の駅付近で見られる錆びた線路や使用中止の踏切などは、その小坂鉄道の名残り・・・というか、廃線跡です (´ω`)ナルヘソ。


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小坂鉄道の大館駅があった場所。
同鉄道の廃止(09年)から長らく放置状態でしたが、
新たな観光施設が来年(2019年)の5月に
オープンするようです。
この機に踏切や線路なども撤去されるのかな・・・?


小坂線の旅客列車がまだ残っていたころ(90年代前半)、私は奥羽本線で大館を通るたびにその存在が気になっていたものの σ(゚・゚*)ンー…、当時はまず何よりもJRの乗り潰し(全線完乗)を最優先として考えており、私鉄の路線に乗ることは後回しとしていたところ ( ̄、 ̄*)アトデ…、私がJRを完乗し終える前に小坂線の旅客営業は廃止となってしまい、けっきょく一度も小坂線に乗ることはありませんでした (´д`;)アウ…。いま思えば花輪線を乗り潰すついでに大館で一泊してでも、小坂線に乗っておくべきだったな・・・と悔やんでいます (・∀・`)ザンネン。貨物の専用線としては10年前まで存続していましたが、個人的に貨物列車はあまり興味が湧かなかったこと、また、旅客列車に乗れなかった後悔の思いもあって、小坂線の貨物も撮影に訪れはしませんでした ( ´_ゝ`)フーン…。


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県道沿いにも残る小坂線の廃線跡。
一部区間では線路上をトロッコのようなもので走る、
「レールバイク」というアクティビティとして、
活用されているようです。


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立派な鉄橋もそのまま残されており、
今にも列車が走ってきそうな雰囲気。
もし今も現役だったならば、
ここはいい撮影ポイントですね。
(^_[◎]oパチリ


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ローカル線の踏切を渡るクリームくん。
・・・って、こんなイメージカット(?)が撮れるのも
廃線跡ならではでしょうか (゚∀゚)アヒャ☆。
(現行の営業路線で線路上にクルマを停めてはいけません)


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夏草に覆われる赤錆た鉄路。
その傍らには鮮やかな赤紫色の花が咲いていました。
キレイだけれど、どこか切なさを感じます。
なんという名前の花だろ・・・σ(゚・゚*)ンー…。


そんな私がレンタカーを借りて、今さら小坂線の廃線跡巡り? ( ̄△ ̄;)エ?。
たしかにこの小坂線は、廃線後も大半の区間で線路や鉄橋などが残されたままとなっており(保存ではなく放置に近い状態)、また、道路にほぼ並行して敷かれていることから状況が確認しやすくて、手軽な廃線跡探訪にはもってこいの路線と言えるかも知れません (・o・*)ホホゥ。でも、私の鉄道趣味はやはり現行路線の乗り鉄や撮り鉄がいちばん楽しくて、廃線となってしまった路線に哀愁は感じるものの、その跡地を散策するほど高い関心はなく、この小坂線も運転をしながら横目に見て「へ~、こんなところを走っていたんだ・・・」と思う程度のもの ( ̄。 ̄)ヘー(それでも、ふつうの人(非鉄の方)よりは関心を示すけれど(笑))。んじゃ、なんで私は小坂線沿いの道をクルマで走っているのか。それはこの先に私の興味をそそる目的があるからです (☆∀☆)キラーン☆。
大館から樹海ラインと呼ばれる県道を走ること50分。陽がだいぶ傾いた16時過ぎに私がたどり着いたのは、こんな場所でした (・ω・)トーチャコ。


0012.jpg
目的の施設は小坂の町なかにあります。
掲げられている看板は「小坂鉄道レールパーク」?
σ(゚ー゚*)レールパーク…


先にちょろっと触れたように、かつては鉱山の町として繁栄した歴史を持つ小坂町 (゚ー゚*)コサカ。近年は鉱山遺産ともいえる明治期の近代建築などの文化財を活かした観光客誘致に力を入れており、その一環として2014年に開園したのが旧・小坂鉄道の小坂駅構内を利用した複合施設「小坂鉄道レールパーク」。明治42年(1909年)に建造された小坂駅舎をはじめ、小坂の町や歴史にまつわる鉄道のミュージアムです (゚∀゚*)オオッ!。


0013.jpg
小坂線の終点だった小坂。
その駅舎がレールパークの総合受付となっており、
明治42年開業の味わい深い木造駅舎が、
来園者を出迎えてくれます。
(≧∇≦)シブイッ!


そして、このレールパークこそ私の訪れたかった目的地であり、法定速度を厳守しつつクルマを飛ばした結果、どうにか最終入園時刻の16時半にギリっギリで間に合いました ε-(´∀`*)ホッ。
さっそく、エントランスとなっている旧・小坂駅舎の窓口で500円の入園券を購入し (*・∀・)つ[チケト]、構内・・・もとい、園内の見学に進みます。はたしてどんな展示物が見られるのでしょうか (*゚v゚*)ワクワク♪。とはいえ、17時の閉園時刻までは30分しか時間が無いので、少し急ぎ目で巡らなきゃ アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。


0014.jpg
まずは「機関車庫」を覗いてみます。
建屋から顔を出しているのは、
向かって右が除雪用モーターカーのTMC200形。
左は貨物輸送に使われたディーゼル機関車のDD132。
(゚∀゚*)オオッ!


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庫内に佇む二機のディーゼル機関車。
向かって右は小坂鉄道自社発注のDD130形、DD131。
似たような形で色違いの左は
岡山の片上鉄道から移籍してきた、DD13 556。
どちらも国鉄のDD13形をベースに製造されました。
(゚ー゚*)デーデー
ちなみにレールパークのディーゼル機関車は、
いずれも走行可能な状態の動態保存で、
展示車両の入換えや運転体験などに使用されています。
( ̄。 ̄)ヘー


0016.jpg
これは除雪用貨車(単線用ラッセル式雪かき車)で、
国鉄から譲渡されたキ100形のキ115。
昭和10年製の貴重な車両です。
国鉄時代は蒸気機関車のような黒色でしたが、
小坂では緑色に塗られました。
(゚ー゚*)ミドリ…
ちなみに私は以前に青森の津軽鉄道で、
同形の乗車体験をした事があります。


0018.jpg
ん?なんじゃ、このトロッコみたいな車両(?)は。
(=゚ω゚=*)ンン!?
ちょっと検索してみると、
これは某家電メーカー(パ◯ソニックね)の乾電池をPRするため、
数年前に小坂線の廃線跡の一部区間で、
乾電池を動力源とした車両の走行実験的なものが行なわれ、
そのときに使用された「電池鉄道」なのだそうです。
( ´_ゝ`)フーン


0020.jpg
屋外に置かれていたのは、
小坂線や花岡線の旅客列車として使用された、
小坂鉄道自社発注のディーゼルカー(気動車)、
キハ2100形(キハ2101)。
(´▽`*)キハキハ~♪
同鉄道の歴史を語る上で欠かせない車両ですが、
ご覧のように痛みが激しいのは残念。
σ(・ω・`)ウーン…
このキハの現役時代に乗って、
一度は小坂線を旅してみたかったな・・・。


0021.jpg
いっぽう、こちらはきれいな姿のホキ800形(ホキ909)。
保線作業時に敷石(バラスト)の運搬や散布に使う、
「ホッパ車」と呼ばれる元・国鉄の貨車で、
小坂鉄道でも保線作業に使用されました。
最近、車両の修繕が行なわれ、
国鉄静岡鉄道管理局所属、三河槙原駅常備時代の姿が
再現されたそうです。


0022.jpg
続いて、プラットホームの「車両展示場」に移動。
コッチ…((((o* ̄-)o
そこに展示されているのは、
小坂線に最後まで残った蒸気機関車で、
昭和37年まで旅客や貨物の輸送に活躍した
11号機関車。
その後ろに連なる緑色の客車は、
皇室の方や来賓が小坂鉱山視察の際に使用された
貴賓客車のハ1形です。(゚ー゚*)ハ


旧・小坂駅の構内をそのまま活用した園内は現役当時(廃止前)と大きく変わっていないようで、ミュージアムというよりは鉄道施設の公開イベントを見学しているような感じ σ(゚・゚*)ンー…。
エントランス(総合受付)となっている駅舎のほか、おもにディーゼル機関車などが収蔵されている「機関車庫」、プラットホームを活かしてSLや客車が展示されている「車両展示場」、このおおまかな三ブロックに分けられた園内の公開エリアはさほど広くなく、見学時間は30分もあればじゅうぶん・・・かと思っていたのですが、やはりそれぞれの展示車両を撮影したり (^_[◎]oパチリ、添えられた説明板などを読んだりしていると φ(゚ー゚*)フムフム、時間はあっという間に流れるもので、できれば機関車庫内に併設された小坂鉄道資料室なども覗いてみたかったところですが、そこは時間が足りなくて割愛せねばなりませんでした (´д`;)アウ…。


0019.jpg
機関車庫内には鉄道施設の備品なども展示
(資料室とは別)。
とくに目を引くのが左手前にある、
腕木式(うできしき)信号機で、
小坂線は廃線となるまで、
昔ながらの腕木式信号機が使われていた路線でした。
( ̄。 ̄)ヘー


それにしても、さすが貨物輸送を主体にしていた鉄道だけあって、ご覧のとおりその展示内容はかなりマニアック (´∀`;)マニヤ~。たしかに数機が並べられたディーゼル機関車のDD130形などは充実していて見ごたえがあったけれど (゚∀゚*)オオッ!、ぶっちゃけ、小坂鉄道に馴染みの薄い私がわざわざ、五能線の撮影を早々に切り上げてクルマを三時間も走らせ、閉園時間のギリギリに滑り込まなくてはならないほど、ここの展示物は私にとって魅力的ものでしょうか? (゚ペ)ウーン…。いや、失礼なハナシで申しわけないのですが、あくまでも私の趣味目線でいえば、先ほどの小坂線廃線跡も、そしてこのレールパークにある小坂鉄道の保存車両も、まあ、機会があれば見たいかな・・・って程度の興味なのが正直なところです 人( ̄ω ̄;)スマヌ。
では、私がレールパークを訪れた目的はいったい何なのか。閉園まで残り数分と迫るなか、"メインディッシュ"として最後に見学したのはこの車両でした (゚-、゚)ジュルリ。


0023.jpg
「あけぼの」のテールマークを誇らしげに掲げ、
今にも発車しそうな雰囲気で展示されている、
ブルートレインの24系寝台客車。
(☆∀☆)ブルトレ☆


あけぼの、イタ━━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━━ッ!!
置かれているのは園内の片隅ながら、ひときわ存在感のあるオーラを放つ、目にも鮮やかな青い車体 (つ▽≦*)マブシッ!。これはJRの寝台特急「あけぼの」などとして使われ、「ブルートレイン」の愛称で親しまれた24系客車です (゚∀゚*)オオッ!。鉄ちゃん憧れのブルトレ、やっぱりカッコいいなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
でも、なぜJRのブルートレインが、小坂鉄道のレールパークで展示されているのか σ(゚・゚*)ンー…。実はかつて、奥羽本線から大館を介し、小坂線に寝台特急「あけぼの」が乗り入れていた Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?・・・な~んて、夢のような実績はありません (´∀`;)ダヨネ。しかし、2014年に惜しまれつつ運行を終了した「あけぼの」は、秋田県と首都圏のあいだを長年にわたってに結んでいた寝台特急で、秋田県民にとっては就職や進学での上京や帰郷、また出張や行楽などで利用する機会の多かった、馴染み深くて愛着のある列車でした ( ̄。 ̄)ヘー。そこで「あけぼの」の引退後、小坂町がJR東日本に24系客車の譲渡を申し入れ、県内屈指の鉄道ミュージアムであるレールパークで、4両の保存・展示が実現したのです (´ω`)ナルヘソ。


0024.jpg
開放式の二段ベッドがズラリと並ぶ、
B寝台のオハネフ24 12。
寝台列車の独特な車内、そしてこの空気感、
ああ、懐かしいなぁ・・・。
+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。


0025_1.jpg
このカットは
大館市内の白沢と陣場の駅間をゆく、
現役時代(廃止前)の寝台特急「あけぼの」
東京の上野と青森のあいだを
秋田経由で結んでいた同列車は、
山形新幹線や秋田新幹線の開業を受けて、
幾度となく運行経路が変更されたものの、
1970年から2014年までの44年間、
定期寝台特急として一途に走り続けました
(最終の臨時運行は2015年)。
▲09.6.7 奥羽本線 白沢-陣場


展示されている24系の一部は車内を見学することができ、開放B寝台のベッド・・・というか、座席に腰掛けてみると、ブルトレに乗って旅をした時の懐かしさがこみ上げます (ノ∀`)ナツカシス。「あけぼの」だけでなく各地で何度か寝台列車に揺られて、車窓に流れる夜景を眺めたよなぁ・・・。+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。
・・・と、ブルトレの思い出に浸っていたところ、係の方から「まもなく閉園ですが・・・」と告げられます ヽ(゚ω゚ )オワリヨ。おっと、そうでした、17時まででしたね (; ̄▽ ̄)ア…。お目当てのブルトレなのに、見学時間がわずか数分間だけとは、ちょっと残念? σ(・∀・`)ウーン…。いやいや、実は真のお楽しみはこれからなのです ( ̄△ ̄;)エ?。
とりあえず退園して私が向かったのは、外から園内の状況が見渡せる駐車場。そこでしばらく待っていると・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


0025.jpg
ディーゼル機のDD133が、24系客車に連結!
コ、コイツ、動くぞ!?
(`・д・´;)ゴクリ…


0026.jpg
日暮れ近い17時過ぎ、
DD133に牽かれて小坂を発車する(?)、
寝台特急「あけぼの」。
その行き先はいずこ・・・。
▲18.7.30 旧・小坂精錬小坂線 小坂
(小坂鉄道レールパーク)


なんと、展示されていた24系客車にディーゼル機関車のDD133が連結されて、ゆっくりと動き出したではありませんか! Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?。これこそ小坂線と奥羽本線を直通する、小坂発の上野ゆき寝台特急「あけぼの」が実現!? w(*゚o゚*)wオオーッ!・・・なんて、妄想はもういいとして、これは単なる入換え作業 (゚.゚*)イレカエ?。レールパークでは開園前と閉園後の一日二回、場内で24系を移動させるための入換え作業が行なわれるのです (´∀`*)ナーンダ。
とはいえ、今やすべての列車が廃止されてしまったブルートレイン(純粋な青い客車の寝台特急ね)。客車は各地にいくつか静態保存されていますが、「動くブルトレ」が見られるのは全国でもこの「小坂鉄道レールパーク」だけ (゚∀゚*)オオッ!。しかも、B寝台のオハネフ24 12、B寝台個室のオハネ24 555、A寝台個室のスロネ24 551、そして電源車のカニ24 511という4両の短いながらも立派な編成で、これは素晴らしいじゃありませんか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。赤い小坂DL(DD133)との組み合わせも、ナイスマッチ 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
五能線から駆けつけた私は、ギリギリでレールパークの開園時間内に入場することができましたが、もし閉園してしまったとしても、この入換え作業までには間に合わせて、動いているブルトレを外から眺めたいと思っていました (^_[◎]oパチリ。


0027.jpg
小坂をあとにして、走り去る「あけぼの」。
・・・と言いたいところですが、
転線したのちにバック(推進運転)で戻ってきます(笑)
ε=┌(=゚ω゚)ノ タライマ


0028.jpg
ブルトレの入換えを担当したDD133を、
作業終了後にパチリ。(^_[◎]oパチリ
同機も小坂鉄道が自社発注した、
DD130形のうちの一機です。


そして、このレールパークのさらにスゴいところはミュージアムを閉園したあと、展示場から移動して駅舎脇のプラットホームに据え付けられた「あけぼの」の24系客車が簡易的な宿泊施設となり、なんと寝台車の車中に泊まることができるのです エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。施設名もまさにそのまま「ブルートレインあけぼの」w(*゚o゚*)wオオーッ!。
実はこの「ブルートレインあけぼの」に泊まりたかった私は、旅行日の半月ほど前にインターネットで予約 \_ヘヘ(- ̄*)カタカタ。そう、台風の影響を受けても一日がかりで秋田まで到達したり、好天の五能線で早めに撮影を切り上げたりと、今回の旅程にちょっとした制限があったのは、事前にこのお宿を取っていたからでした (´ω`)ナルヘソ。
小坂のホームに停められた「あけぼの」は、もちろん一晩じゅうここから動くことは無いけれど、旅の夜にブルートレインの車内へ泊まることができるなんて、最高にステキじゃないですか!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪


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車両展示場から移動して、
駅舎脇のホームに据え付けられた
24系4両編成の「あけぼの」。
夜は展示車両ではなく、
列車ホテルとしてお客さんを迎えます


いったん「小坂鉄道レールパーク」を退園した私は、あらためて「ブルートレインあけぼの」の宿泊客として受付をし、ふたたび駅舎から入園(ただし、機関車庫や資料室などの公開は終了)。本来、宿泊者は園内で閉園時間を迎えても退園しなくてよく、しかも宿泊特典として入換えを行なう「あけぼの」に乗車体験をすることもできるのですが (゚∀゚*)オオッ!、私は乗らずに外からの撮影を行いました (^_[◎]oパチリ。乗るか、撮るか、迷ったんだけれどね・・・ノル?(゚д゚≡゚д゚)トル?。


0030.jpg
温かみある木造駅舎の屋根と、
ホームに停車している青い寝台特急。
いい情景です。
+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。


0031.jpg
開かれた扉は、夢への入り口。
さ、乗車しましょう。
ブルトレに泊まれるなんて、嬉しいっ!
ヽ(´▽`)ノワ~イ♪


0032.jpg
私のお部屋は「ソロ」の愛称を持つ、
一人用のB寝台個室。
(゚ー゚*)ソロ
カプセルホテル程度の空間ですが、
寝るだけならじゅうぶん快適です。
(手前のマットレスを広げ、
その上に布団を敷いてベッドにします)
(・∀・)イイネ


0033.jpg
「レールパーク」の入場券と
「ブルートレインあけぼの」の宿泊券。
懐かしい硬券のきっぷを
イメージしたものになっています。
ちなみに宿泊券には
レールパークの入園料も含まれているのですが、
今回は記念に入場券を買って入園しました。
(*・∀・)つ[チケト]


0034.jpg
こちらはランクが上で
「シングルDX」の愛称を持つA寝台個室。
(゚ー゚*)シンデラ
B個室の「ソロ」に比べるとやっぱり広くて、
大きなソファーが快適そう。


0035_1.jpg
車内にトイレやシャワーはありませんが
(車両備え付けのトイレ、洗面台は使用不可)、
ホームに隣接する駅舎内に設置してあり、
宿泊者は自由に利用できます。


4両編成のうち電源車を除いた3両が客室で、泊まることができるのは車内が小分けされた部屋になっている、A寝台個室「シングルDX」(11部屋)とB寝台個室「ソロ」(28部屋)の2両。先ほどの車両展示場で車内を覗いた開放B寝台は、飲食などが可能なフリースペースになっています(各個室内での飲食は禁止)(・o・*)ホホゥ。
私のお部屋は「ソロ」で、一泊3,780円 (゚ー゚*)ソロ。部屋の空間がカプセルホテル並みだと考えれば相応の料金設定なのかも知れませんが、ブルトレの車内に泊まれると思うと個人的にはかなり安く感じます (´艸`*)オトク♪。ちなみにランクが上の「シングルDX」のほうは、一泊5,940円。部屋のなかで立ち上がることもままならない「ソロ」の狭さに比べると、「シングルDX」の広いお部屋は格段に過ごしやすく、両部屋の使い勝手は差額以上のものがあると思われるのですが σ(゚・゚*)ンー…、それでもあえて私が「ソロ」のほうを選んだのは、2,160円の差額も惜しいほどセコいから (´д`;)セコ…・・・ではなく(それもあるけれど(笑))、実はこの「ソロ」に使われているオハネ24 555は、私が「あけぼの」の現役時代に乗ったことがある車両で (゚∀゚*)オオッ!、今回はぜひとも「再会」という形で同車に泊まってみたいと思ったのでした (*´∀`)ノ゙オヒサァ!。


0035.jpg
引退後はレールパークに保存・展示され、
宿泊施設としても活用されている
オハネ24 555。
なんとも覚えやすい車両番号です。
(*・o・)ノゴーゴーゴー!


0036.jpg
これは今から8年前の2010年12月。
私が上野から青森まで「あけぼの」を利用した際に
乗車したオハネ24 555。
「ソロ」のゾロ目(555)!?
・・・なんて、くだらないことを思ったものです。
(゚∀゚)アヒャ☆
▲10.12.2 東北本線 上野


0038.jpg
車体妻面の検査表記には
平成22年11月に秋田総合車両センターで、
最終検査を受けたことが記されています。
平成22年は2010年ですから、
私が乗るひと月前に最終出場したんだ・・・。
( ̄。 ̄)ヘー


0040.jpg
電源車から電気を供給され、
車内の照明や空調などはもちろん、
テールマークや尾灯も点灯し、
その姿はまさに現役時代そのもの。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


0042.jpg
0043.jpg
きれいな夕焼け・・・
って感じにはならなかったけれど、
あかね雲がブルトレの上空に浮かびます。
夕刻に発車する情景を思い浮かべながら、
シャッターを切りました。
(^_[◎]oパチリ


かつて自分が乗って旅した車両が引退後に解体処分されず保存され、そして今も車内で泊まれる状態になっているとは、感慨深くて嬉しいことじゃないですか。まるで時空を越えた旅をしている気分  +。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。
オハネ24 555、「ゾロ目のソロ」(゚ー゚*)ゾロ。仲間の三両とともに小坂の地で末永く大切に保存され、寝台特急「あけぼの」の活躍を後世に伝える存在であり続けることを願っています。


0044.jpg
列車の旅に付き物なのがやっぱり駅弁。
小坂へ来る前に立ち寄った大館の駅前で、
名物の「比内地鶏の鶏めし(¥1,180)」
を買ってきました。
あきたこまちを鶏の出汁で炊き込んだ鶏めしは絶品。
添えられた比内地鶏の塩焼きも
旨味が凝縮されています。
ほかに茄子味噌田楽や天ぷらなど
おかずが盛りだくさんで酒飲みに嬉しい内容。
トリ(゚д゚)ウマー! ☆☆☆☆・
(ちなみに「ブルートレインあけぼの」では、
夕食などの販売は行なっていませんが、
事前予約で朝食に鶏めし弁当の配達サービスを
受けることができます)


0045.jpg
通路の簡易座席に腰掛けて、
夜景を眺めながら一杯?
[☆]ヽ(>∀<*)プハーッ!!
(やなぼーさんにとっては辛い思い出か?(笑))


0046.jpg
食事を終えて外に出ると、
すっかり暗くなっていました。
これぞまさしく夜行列車。
小駅で運転停車をしているイメージ
といったところでしょうか。
+゚*。:゚+(人*´∀`)ステキ+゚:。*゚+.


0047.jpg
その先頭に立つ牽引機は
「あけぼの」のヘッドマークを付けたEF81。
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
・・・って、これも現役時代のカットですが、
写真を並べてみても、違和感は無い気がします。
▲09.6.6 奥羽本線 大館


0048_2.jpg
赤色が灯る腕木式信号機。
小坂の「あけぼの」はこれが青に変わるのを
待っているのだろうか。



五能線の沿線からクルマを走らせてやってきた小坂の町 ブーンε=ε=ε=凸。そこで待っていたのは、100年以上の歴史を持つ明治期の木造駅舎と、町の繁栄を支える鉱石輸送に従事した堅牢なディーゼル機関車たち、そして、寝台特急としての輝かしい現役時代に私の胸を熱くさせた青い客車でした (☆∀☆)ブルトレ☆。
B個室という名の自室にこもってゴロンと仰向けに転がれば、そこはまるで時が止まったかのような空間。車窓を眺めても変わらないし、車輪が奏でるジョイント音も聞こえないけれど、この個室で在りし日のブルトレに思いを馳せて過ごすことができる一夜は、私にとって至福のひと時です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
小坂鉄道レールパークの「ブルートレインあけぼの」、ああ、ここに泊まれてよかったなぁ・・・・:*:・(*ノ∀`*)ヨカッタ・:*:・。



0048.jpg
寝台列車で過ごす夜。
翌朝に目覚めたら、違う地にいたりして・・・。




もうちょっとだけ続きます・・・ ⊂^⌒⊃_д_)⊃ zzzz…



共通テーマ:趣味・カルチャー

冬休み18旅 ・・・大糸線 189系「スキー臨」撮影記 [鉄道旅行記]

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2017.12.27~29 冬休み18旅
大糸線
189系「スキー臨」 撮影
 

年末年始の私は一週間ほど(12/27~1/3)の休暇(冬休み)が取れました (´▽`*)オヤスミ~♪。
といっても、年越しで何かと慌ただしく、かつ物入りの時期であり、連休をまるまる使って遠征の長旅に出るといった贅沢な過ごし方はできず σ(・∀・`)ウーン…、今年の冬休みは格安でおなじみの「青春18きっぷ*」を使い、気になる鉄ネタを求めてちょこちょこと(?)お出かけしてきた程度 チョコチョコ...(((o*・ω・)o。前回はまず、年明けの元日に鹿島線へ訪れて撮影した「四季島」の様子をお届けしましたが、今回の記事では年末にさかのぼります。

(*拙ブログでおなじみの「青春18きっぷ」は、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、期間限定のフリーきっぷ。一枚の値段は11,850円で、5回まで有効。つまり、一回(一日)分は2,370円という、乗り鉄に嬉しいオトクなきっぷです (´艸`*)オットク~♪)


「18きっぷ」を“無理せず”に使って行ける適度な範囲で、なにか個人的に写欲が沸くような列車が走らないかと、年末に鉄道趣味誌の臨時列車情報欄などを眺めていたところ σ(゚・゚*)ンー…、私の好きな国鉄特急型の189系(豊田車)が、スキーツアーの参加者を乗せた臨時列車、いわゆる「スキー臨」の復路として、長野県の白馬(はくば)から、大糸線(おおいとせん)と中央本線を経て、首都圏まで運転されるという情報に目が留まりました (゚∀゚)オッ!。

都市圏と郊外のスキー場をダイレクトに結ぶ「スキー臨」は、スキーシーズンの恒例となっているような臨時列車(ツアー列車)で、とくに80~90年代のスキーブームの頃は各地で数多く運行されていましたが(その代表格がかつての「シュプール号」)、近年では新幹線やクルマ(マイカー)での移動が主流になったり、さらには格安のバスツアーに客を取られたりして、運行機会が激減してしまった貴重な存在 ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな「スキー臨」の姿を記録したくて、私は一昨年(2015年末)にも大糸線の沿線へ、同列車の撮影に出向いています【◎】]ω・´)パチッ!。しかし、そのときに私が選んだ撮影ポイントは積雪が少なくて(もともとその年は降雪が少なかった)、「スキー臨」らしさがあまり感じられない平凡な画となってしまいました (・ω・`)ゞウーン。そこで、できれば今年(2017年末)の運転機会では、積雪が期待できるような撮影場所を選んで、大糸線での189系による「スキー臨」をしっかりと記録したいところ (*`・ω・´)-3 フンス!。

個人的に東京生まれの千葉育ち、現・都民で、雪や寒さにはめっぽう弱い「しちーぼーい(City Boy)」のワタクシですが (´∀`;)シチーボーイ…、靴箱に眠っていたスノーブーツを引っ張りだして履き、年末の中央本線を下りました  (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


12月27日(水)

0001.jpg
高尾から乗る中央線の普通列車は、
おなじみの211系。
この編成はロングシート仕様でした。
▲17.12.27 中央本線 高尾

長野の大糸線を目指す乗り鉄旅、使用する乗車券が「青春18きっぷ」の私は、もちろん都内から普通列車を乗り継いで向かいます …(((*・∀・)つ[18]

ところで今回のターゲットである189系の「スキー臨(白馬臨)」 (゚ー゚*)リン。私が撮ろうとしている列車は、白馬から首都圏へ向けて運転される上り列車で、ツアーの復路(スキーからの帰り)にあたるもの(首都圏から白馬へ向かう往路(下り)は、数日前にE257系で運転済み)。そのため、首都圏の車両基地(豊田車両センター)に所属する189系は、事前に回送列車として白馬へ送り込まなければならず(いわゆる「送り込み回送」)、復路の営業列車が運転される前日に、中央本線を下る運用が組まれています (・o・*)ホホゥ。
そこで、まずはその送り込みの回送列車を、大糸線へ向かう道すがら途中下車して、撮っていくことにしました ヨリミチ…((((o* ̄-)o。ただし、今記事のメインはあくまでも大糸線のほうなので、こちらの様子は写真を主体にサラッとご紹介させていただきます。

0006.jpg
まずは送り込み回送を撮るべく、
途中下車したのは小淵沢。
ヨリミチ…((((o* ̄-)o
駅舎がリニューアル(2016年7月)してから
私は同駅を初めて訪れましたが、
その変貌ぶりにはビックリです。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
▲17.12.27 中央本線 小淵沢

高尾0954-(中央437M)-小淵沢1237

0007.jpg
この日の小淵沢の気温はマイナス1度。
高原の冷たい風が容赦なく吹き付けていて、
体感的にはもっとずっと寒く感じます。
サビィィィ((((lll゚Д゚)))))ブルブル

0008.jpg
駅から歩いて20分ほど。
やってきたのは、東に富士山、
南に南アルプスの北岳、
西に北アルプスの奥穂高岳という、
三大巨峰が望めることから付けられた
三峰(さんぽう)の丘。
中央線の列車が富士山を背にして撮れる、
有名な撮影ポイントです。
お!富士山さんクッキリ!(゚∀゚)オッ!

0010.jpg
まずは新型のE353系による
特急「スーパーあずさ18号」。
私にとってはこれが営業運転開始後の初撮影です。
後追いだけれどね・・・。
【◎】]ω ̄)パチャ
▲17.12.27 中央本線 長坂-小淵沢(後追い)

0011.jpg
いっぽう、
こちらは従来のE351系による
「スーパーあずさ15号」。
今後のことを考えると、
コッチの記録の方が重要か。
(^_[◎]oパチリ
▲17.12.27 中央本線 長坂-小淵沢

0013.jpg
そして・・・
イッパーキュー、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
やたっ!国鉄色(M51)だ!

0014.jpg
特急も
富士見ず駆ける
師走かな。
[]〆(´ω`*)シミジミ…
(実際は回送だけどね)
▲17.12.27 中央本線 長坂-小淵沢

国鉄色、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
現存する各編成(三編成)でそれぞれに色が異なる189系(豊田車)。今回の「スキー臨」にははたして何色の編成が就くのか、私が東京を出た朝の時点では分かりませんでしたが σ(゚・゚*)ンー…(途中、SNSの目撃情報で確認)、個人的にいちばん望んでいた国鉄特急色(M51編成)が登板してくれたのは嬉しい選出 ъ(゚Д゚)グッジョブ。最近ではいち早く引退が発表されたこともあり、にわかに「あずさ色」(M50編成)の注目度が上がっているようですが、私としてはやっぱり国鉄色がいい (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
この日、撮影ポイントに選んだ「三峰の丘」の上空は雲が多くて、八ヶ岳やアルプスの眺めはイマイチだったものの、富士山の姿はスッキリクッキリ見えていて、189系の背景にその見事な山容を写し込むことができました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。それにしても、撮影ポイントにはわずか一時間程度の滞在だったけれど、待っている間にずっと容赦なく吹き付ける北風が、とても冷たくてキビシかった・・・サビィィィ((((lll゚Д゚)))))ブルブル。

0019.jpg
撮影後に小淵沢の駅へ戻って、
ふたたび中央線の下り列車に乗ります。
これもロングシート仕様の211系。
(・ε・`)チェ
▲17.12.27 中央本線 小淵沢

0020.jpg
0021.jpg
小淵沢から普通列車で一時間ちょっと。
すっかり日が暮れたころ、
信州の主要都市、松本に到着。
(・ω・)トーチャコ
今日はここで宿泊します。
▲17.12.27 篠ノ井線 松本

小淵沢1622-(中央441M)-松本1731

0022.jpg
松本では山賊焼き(おっきな鶏から)や
馬肉のタタキなどで一杯。
お酒は明日に備えて(?)、
安曇野の「大雪渓」(特別純米、生酛造り)
などをいただきました。
Oo。(~▽~*)ウィッ


12月28日(木)

小淵沢で189系の回送列車を撮影したのちに松本まで移動して宿泊し、迎えた翌日 Oo。(っд`。)オハヨ…。まだ夜が明けきらぬ早朝に、さっそく松本から大糸線の初発列車、信濃大町ゆきへと乗り込みます (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。
空いている車内で地元の方に混じってちらほらと見られるのは、カメラバックや三脚を携えた同業者(鉄ちゃん)の姿。もちろんターゲットは私と一緒でしょう ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。

0024.jpg
早朝の松本から乗るのは
大糸線の信濃大町ゆき。
これもロングシートの211系ですた。
今旅はクロスシートに当たらないね・・・。
(・ε・`)チェ
▲17.12.28 篠ノ井線 松本

過去に何度か撮影に訪れて、拙ブログでご紹介している大糸線。ここではサラッとそのおさらい(ぶっちゃけ、以前の記事からのコピペ)を・・・。
大糸線は松本から、信濃大町、白馬、南小谷(みなみおたり)などを経て、日本海側に位置する新潟県の糸魚川(いといがわ)に至る、105.4キロのローカル線(地方交通線)(・o・*)ホホゥ。途中の南小谷で運行体系が大きく変わるのが同線の特徴で、JR東日本管轄の松本~南小谷は直流電化で電車による運行、JR西日本管轄の南小谷~糸魚川は非電化で気動車(ディーゼルカー)による運行となっており、両区間(両社間)を直通する定期列車は現在一本もありません ( ̄。 ̄)ヘー。
そして日本有数の豪雪地帯として知られる沿線には、ヤナバや白馬、栂池(つがいけ)などといった有名なスキー場が点在し、かつてはシーズンになると「シュプール号」など多くの「スキー臨」が同線に入線していましたが、冒頭でも触れたように現在ではマイカーやツアーバスにおされ、「スキー臨」は激減してしまいました(以上、コピペ終わりw)。

0025.jpg
途中の有明では、側線に停車している
国鉄色189系(M51編成)を確認!
イタ━━━━m9( ゚∀゚)っ━━━━ッ!!
ここからは私の乗っている普通列車のほうが先行します。
ε=┌(=゚ω゚)ノ オサキ!
▲17.12.28 大糸線 有明(車窓から)

大糸線の普通列車は松本の市街地を抜けると、安曇野(あずみの)と呼ばれるのどかな里山の地域を走ります (゚ー゚*)アズミノ。天気が良いとこのあたりでは、車窓の左手に北アルプスの常念岳などが望めるのですが、今はまだ日の出前の早朝で景色は薄暗く、なんとな~く山の存在が確認できる程度 (≡”≡;*)クライ…。
そんな状況のなかで、まもなく列車は途中駅の有明(ありあけ)に停車します σ(゚ー゚*)オダイバ?。ここはまだ私の下車駅ではありませんが、ちょっと窓の外に注目 (=゚ω゚=*)ンン!?。というのも、実は一昨年のときと同様に、送り込みの回送列車として先行していた189系は、当駅の側線(留置線)にて時間調整のための長時間停車が設けられており、ここで私の乗る普通列車が189系を追い越すのです (・o・*)ホホゥ。窓へ額を押し付けるようにして、薄暗い中にたたずむ国鉄特急色の車体を確認 m9( ゚∀゚)っイタッ!。撮影ポイントへと先回りします ε=┌(=゚ω゚)ノ オサキ!。

0026.jpg
189系が停まっていた有明の付近では、
ほとんど積雪が見られませんでしたが、
その有明を過ぎると、
徐々に路面は白くなってきました。
(゚∀゚)オッ!
▲17.12.28 大糸線 信濃松川(車窓から)

0027.jpg
一昨年に訪れた、安曇沓掛のあたりを通過。
北アルプスは・・・今回も見えないね。
(≡"≡;*)モヤモヤ…。
▲17.12.28 大糸線 安曇沓掛-信濃常盤(車窓から)

189系を狙う、大糸線沿線の撮影ポイント。前回の一昨年は、雄大な北アルプスの山脈が見えることを期待して (*゚v゚*)ワクワク♪、条件が良ければその情景が望めるという安曇沓掛(あずみくつかけ)のあたりを選んだものの、アルプスの山々は雲隠れしていてまったく見えず (´д`;)アウ…、同地で撮った189系はなんともビミョーな結果となりました (・ω・`)ゞウーン。
では今回はというと、車窓から見る同地(安曇沓掛のポイント)は一昨年よりもさらに雲が低く垂れ込めていて、やはり北アルプスはまったく見えません (´д`;)アウ…。でも、これは事前に承知済み。この日は低気圧が停滞していて日本海側の天気が悪く、たとえ安曇野のあたりが晴れていたとしても、標高の高いアルプスの山々は見えっこないだろうな・・・と、ハナから諦めていました (・ε・`)シャーナイネ。
それでも、今回の撮影に私が求める条件は、山バックがムリでも雪景色。積雪のあるところで189系の「スキー臨」が撮れるのであれば、OK牧場です (*`д´)=b OK牧場!(もちろん、もしも北アルプスが見えていたならば、そっちを優先したけれど)。

0028.jpg
信濃大町どまりの211系(右)から
南小谷ゆきのE127系(左)に乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ようやくボックスシートの一角に
座れました。
▲17.12.28 大糸線 信濃大町

0029.jpg
さらに北上を続ける大糸線。
やがて車窓の左手に広がったのは、
仁科三湖のひとつ木崎湖。
列車は湖畔を走ります。
▲17.12.28 大糸線 稲尾-海ノ口(車窓から)

松本からの信濃大町ゆきを終点まで乗り、そこでさらに大糸線を先へと進む南小谷ゆきに乗り継ぎます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
大糸線の列車はこの信濃大町を境に、南小谷方面の運行本数がグッと減り、日中は三時間も列車の間隔があいてしまうほど(松本~信濃大町は、日中でもおおむね一時間に一本の運行)。実は有明で追い越したお目当ての189系(送り込み回送)がこのあたりを通過するまでには、まだ二時間以上も時間があり ( ̄  ̄;)ニジカン…、さらには目指す撮影ポイントも、早く行って場所取りをしなくてはならないような所でもないのですが、私が乗った信濃大町7時18分発(5323M)の次は、三時間後の10時28分発(5333M)まで下り列車はなく、後者だと189系(送り込み回送)には間に合わないのです。列車利用の徒歩鉄が189系を沿線で撮ろうとするならば、現地での二時間待ちは仕方の無いところ (・ε・`)シャーナイネ。
そんな運行本数の少ない普通列車に揺られて、信濃大町から15分。私が下車したのは海ノ口(うみのくち)。ここは木崎湖のほとりにある、ちょっと雰囲気の良さげな小駅です (・ω・)トーチャコ。

0030.jpg
目的地の海ノ口に到着。
ここまでくると、すっかり雪国の風景です。
(゚- ゚)ユキグニ…
ちなみに同じ列車から降りたのは私のほかに、
同業者(鉄ちゃん)と見られるお一方のみ。
▲17.12.28 大糸線 海ノ口

松本0558-(大糸3221M)-信濃大町0703~0718-(5323M)-海ノ口0733

0031.jpg
木造平屋建ての海ノ口。
立派な駅舎ですが無人駅です。
海ノ口の駅名は、湖を海に見立て、
周囲の川が海に注ぐところを意味する、
「海(湖)の入り口」が由来なのだとか。
( ̄。 ̄)ヘー
▲17.12.28 大糸線 海ノ口

0032.jpg
同駅の魅力はなんといっても、
ホームから眺められる木崎湖の風景。
(・∀・)イイネ
かつては湖やそのほとりに
たくさんの白鳥が舞い降りたことから、
「白鳥の見える駅」としても知られたそうですが、
残念にもなぜか近年は飛来しなくなってしまったとの事
(やっぱり温暖化とかが影響しているのかな?)。
σ(・ω・`)ウーン…
ふたたび白鳥が飛来してくれることを願って、
駅には今も「白鳥の見える駅」の札が掲げられています
(今記事のタイトル写真を参照)。

0033.jpg
そして駅舎の一角にはこんなコーナーも・・・
(=゚ω゚=*)ンン!?
私は詳しく知りませんが、
どうやらこの駅はアニメのなかで登場した、
いわゆる「聖地」として有名なようで、
その作品(「お願いツインズ」って書いたあった)
のファンが多く訪れるみたいです
(無人駅によくある「駅ノート」も、
同駅のものは上手なアニメのイラストが、
たっくさん描かれていますた)。

無人駅ながら立派な待合室を備えた海ノ口の駅舎 (゚ー゚*)リッパ。先述したように、189系(送り込み回送)が来るまでにはまだ二時間以上もあるので、しばらく待合室のなかに座って時間を潰させてもらい、頃合いを見て撮影ポイントへと向かいます …(((o*・ω・)o。雪が深く積もった景色はいかにも寒そうに見えますが ((((;゚∀゚))))ブルルッ、実際は雪が降っているわけでなく、今日は風もない穏やかな天候なので、意外と寒さを感じません σ(゚・゚*)ンー…。むしろ体感的には、前日の富士山バック(小淵沢の三峰の丘)のほうが、雪は無かったものの吹き付ける冷たい北風がキビシくて、ずっとずっと寒かった。

0034.jpg
すべらないよう、慎重に進む雪道。
ザクザク…(((o`・ω・)o
でも、国道の歩道はちゃんと除雪されていて、
歩くのはさほど苦ではありません。

0035.jpg
0036.jpg
歩いていると除雪の作業車に遭遇。
雪を見慣れない「しちーぼーい」としては、
このような特殊車を見るだけでテンションが上がります
オー!(゚Д゚*)スゲー!
(雪国の方、スミマセン・・・^^;)。
下写真の作業など、
私は頭から雪をカブっちゃうんじゃないの?
って、ちょっと焦ったけれど、
さすがにちゃんとウマく避けてくれました。

0037.jpg
でも、除雪されているのは
国道とその周辺の舗装道路くらい。
農道に入ると積雪はそのままです。
ここからはまさに雪中行軍
(・・・ってほどのものでもないけれど)。
ザクザク…(((o`・ω・)o
おや、先に足跡が見られますね・・・。

0038.jpg
駅から雪道を歩いて20分くらい。
たどり着いたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
左に立ち並ぶ架線柱(電柱)が大糸線で、
右奥に見えるのは木崎湖です。

事前に調べてきた撮影地情報と写真、地図などを参考にし、雪道を歩いてやってきたのは小高い丘の上 ザクザク…(((o`・ω・)o。ここからは大糸線の線路と、その向こうに木崎湖の湖面が望める・・・ハズ (゚ー゚*)ハズ?。
しかし参考に見たネット上の写真は、春か初夏ごろの爽やかな晴天日に撮られたと思われるもので、空色を映した湖の青さもキレイに際立っていましたが、ご承知のように今は真冬 (゚- ゚)マフユ。 雪が降りだしそうな鉛色の冬空を映した湖面は、まわりの雪原と同化してしまって、その存在がほとんど目立ちません。まさにモノトーンの世界です 「(゚ペ)アリャ?。こりゃ、ちょいと撮影ポイント選びをミスったかな・・・σ(・ω・`)ウーン…。
かといって、本数の少ない普通列車を降りてしまった以上は、もう今さら他の区間の撮影ポイントへ移動することは難しい (´Д⊂ムリポ。それに、今回の撮影で私がいちばん求めていた雪景色としては、ここもそう悪くない情景に思えたので σ(゚・゚*)ンー…、私は当初の予定どおりこの場所で189系の送り込み回送を撮ることとしました m9(`・ω・´)ケテイ!。
ちなみに、同地点にいらっしゃった先客はお一方のみ (*・ω・)ノ゙チワッス(雪道で先に付いていた足跡は、おそらくこの方のものですね)。以降、ここに同業者が増えることはなく、雪中に二人でカメラを構えて、お目当ての189系を迎えます。

0040.jpg
スキー帰りの乗客を迎えに、
真冬の安曇野をゆく189系の回送列車。
雪に包まれたモノトーンの世界に
暖色系のツートンカラーが映えます。
▲17.12.28 大糸線 海ノ口-簗場

雪景色でM51が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
雪煙を軽く巻き上げながら、雪原を力強く突き進む国鉄特急色の189系(M51編成)。これはまるで「シュプール白馬」号(スキーブームの全盛時に中央・大糸線で運行されていた、スキーツアーの臨時列車)の再来を見ているような感じです シュプール(´ω`)ナツカシス。
もともと189系には寒冷地路線向けの耐寒耐雪装備が施されており、かつてはほぼ同スペックの183系(1000番台)とともに、雪深い地域の信越本線や上越線、そしてこの大糸線で、定期運行の特急列車のみならず、「シュプール号」などの「スキー臨」としても幅広い活躍を見せており、同系は雪景色が似合う車両といえるでしょう 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ちなみに、え?キザキコ?なにそれ、おいしいの? σ(゚・゚*)ナニソレ・・・的に、背景の木崎湖はまったくもって希薄な存在となりましたが、私としてはもう湖も広大な雪原の一部として見てもらえれば、それでOK牧場 (*`д´)=b OK牧場!。雪景色のなかで国鉄色の189系を撮れたことに満足です (´ー`)マンゾク。

0041.jpg
すぐに振り返って、
(ω・´)彡クルッ
後追いもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
なんてことない場所でも、
そこに雪が積もっているだけで
絵になるように思います。
▲17.12.28 大糸線 簗場-海ノ口(後追い)

いま下り方向へ走っていった189系の送り込み回送は、先述したようにこの先の白馬で折り返し、今度はスキー帰りのお客さんを乗せた営業運転の列車、つまり「スキー臨」の復路として、約一時間後に再びこのあたりを上り方向へ通過します (・o・*)ホホゥ。一時間程度の待ち時間でお目当ての189系が二度(下りの回送と、上りの本運転)も撮れるのだから、これはなかなか効率が良い ъ(゚Д゚)グッジョブ。
そこで、短い時間で移動できる近場の撮影ポイントとして、次に私が向かったのは ...(((o*・ω・)o、下りの回送列車を撮った丘の上から下りた付近にある、上り列車がスッキリと撮れる場所 (・∀・)イイネ。ここは丘の上よりもメジャーな撮影ポイントで、私が着いたときにはすでに何人かの先客の方がカメラを構えていました。私もそこへ加わります (*・ω・)ノ゙チワッス。

0042.jpg
「スキー臨」の復路を撮るため、
続いてやってきたのはこんな場所。
大糸線の直線がスッキリと見渡せます。
(・∀・)イイネ!

0043.jpg
まずはE127系の普通列車で試し撮り。
試しとはいえ、列車の運行本数が少ないので、
貴重な一枚です。
(^_[◎]oパチリ
▲17.12.28 大糸線 簗場-海ノ口(後追い)

0045.jpg
こちらはE127系を撮った上写真の場所よりも
少し線路から離れた位置から撮った、
E257系の特急「あずさ3号」。
同系の特徴である
武田菱をイメージした側面のデザインは
雪景色で見るといっそうカラフルに感じます。
▲17.12.28 大糸線 簗場-海ノ口(後追い)

はじめは線路に近い位置でカメラを構え、ためしにE127系の普通列車を撮ってみたのですが【◎】]ω・)パチッ、個人的に好みのアングルとしては、もう少しまわりの風景が分かるような感じの画にしたいところ。できれば背景の山がてっぺんまで入るくらいの引き絵がいいかな・・・σ(゚・゚*)ンー…と、立ち位置を少しずつ変えてアングルを模索します コッチ…((((o* ̄-)o。
ところが、あらためて引き絵の構図に変更して雪原のなかの線路を見ると、なんだか途端に距離感が掴めなくなった気がして (・・?)アリ?、はたして6両編成の189系はどのくらいのフレーミング(画角)で構えたら収まりがいいのか、ちょっと分からなくなってしまいました (゚ー゚;)ハテ?。
そんな戸惑っているときにタイミングよく通過してくれたのは、定期列車として一日に一往復だけ中央本線から大糸線へ乗り入れてくる(南小谷まで直通運転)、E257系の特急「あずさ(3号)」(゚∀゚)オッ!。9両編成の同列車はフレーミングやアングルを決めるのに最適な物差しです ъ(゚Д゚)グッジョブ。おかげで189系が来る前に、編成の目安となる架線柱の間隔と、適度な位置でシャッターを切る感覚、その両方の「かんかく」を掴むことができました ε-(´∇`*)ホッ。
そして今の「あずさ」が海ノ口のひと駅先(下り方)にある簗場(やなば)で交換するのが、お目当ての189系「スキー臨」。やがて傍らの踏切が鳴動し、雪原の向こうからクリーム色の車体がふたたび姿を現します ε-(°ω°*)キタッ!。

0046.jpg
雪原を快走する国鉄色の189系。
スキーを楽しんだ人たちと
その想い出を乗せて、
大糸線伝統の「スキー臨」が、
雪国をあとにします。
▲17.12.28 大糸線 簗場-海ノ口

イッパーキューのスキー臨が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
音を吸収する雪原において、それに負けじと唸る189系の重厚なモーター音 ヴゥゥゥゥゥ━━━( ̄- ̄ 3)━━━━ン…。モノトーンの雪景色で鮮やかに浮かび上がった国鉄特急色は、やっぱり絵になる・・・というか、この色の列車には、四季折々のどんな風景にもしっくりとハマる、どこか落ち着きのようなものを感じます (´ー`)シミジミ。
先行した9連のE257系(あずさ)を参考にして、アングルをバランスよく整えて本番に臨んだつもりだったものの、背景の山の高さと189系の6連というビミョーな長さは意外とバランスを取るのが難しく σ(゚・゚*)ンー…、アングルの上下にあまり余裕がない“かっつん”(窮屈)気味のフレーミングになっちゃいましたが ( ̄  ̄;)カツカツ、それでもやっぱり山はてっぺんまで入れて正解だったと個人的には思うし、大糸線らしい安曇野ののどかな里山風景が表現できたのではないかと自負しています (・∀・)イイネ。
念願の雪景色で記録できた国鉄色189系。ああ、寒いなか頑張って撮影に臨んだ甲斐があったよ・・・。:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。

0047.jpg
やはりすぐに振り返って、
(ω・´)彡クルッ
後追いもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
手前に立つ電柱がちょっと惜しいところですが、
こちらも案外悪くない画となりました。
やっぱり国鉄特急色はいいね。
(σ´∀`)σイイネ~♪
▲17.12.28 大糸線 海ノ口-簗場(後追い)

189系の「スキー臨」を季節感のある雪景色で撮りたくて、はるばる信州の大糸線まで足を伸ばした今旅 …((((*・o・)ノ Go Go♪。
けっして、吹雪のなかを突き進むような迫力のあるシーンや、息をのむほどに素晴らしい雪晴れの絶景が撮れたわけではないけれど、雪に弱い「しちーぼーい」(←もういい)の私としては、移動や撮影が苦にならないほどの適度な積雪や、おおむね穏やかだった天候は正直いって助かったし、車両的にもお目当ての国鉄色(M51編成)が登板してくれたことで、雪景色の大糸線はもちろん、前日に撮った富士山バックの回送列車も含め、じゅうぶんに満足の得られる記録ができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
残り少ないうちの一本である「あずさ色」(M50編成)の引退が決定するなど、ファンにとっては今後の動向や去就がいっそう気がかりな、国鉄特急型の189系。大糸線での「スキー臨」に使われるのも、今シーズン(今回)で最後になるのではないかとウワサされていますが、国鉄型ファンの一人としては少しでも長い活躍を期待し、来シーズンもまた同系で運転されることを願っています (=゚∇゚)ノ マタネ!。もしも条件に恵まれるのなら、次回はぜひとも冬晴れの雄大な北アルプスバックで189系を撮ってみたいなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン。

これで大糸線での「スキー臨」撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


0048.jpg
撮影後に駅へ戻る道すがら、
ふと先の方に見えたのは・・・
「ラーメン」と書かれた赤い幟!
(☆∀☆)メンラー!

0049.jpg
乗る列車までは
まだ一時間以上も時間があったし、
ちょうどお昼時だったので、
迷わずラーメン屋さんに入店。
(=゚∇゚)ノチワッス♪
すっかり冷えきった体が
温かいラーメンによって蘇ります。
ああ、うまい・・・。
。・:*:・(*´∀`*)シヤワセ・:*:・。

里山の素朴な集落の一角に佇む、無人駅の海ノ口 (・ω・)ポツン…。周囲に食事ができる店などまず無いだろうと思い、あらかじめ私は松本で総菜パンなどを買い込んできて、それを撮影後に駅の待合室で食べるつもりでした σ(゚ー゚*)パン…。
ところが実際には駅のすぐ近くにラーメン屋さんがあり、これは嬉しい誤算 (☆∀☆)メンラー!。携帯食(パン)はあるものの、雪中撮影で冷えきった体は温かいモノを欲しており (゚¬゚)ジュルリ、せっかくなのでラーメンをそこでいただきます メンラー!(=゚∇゚)ノ ギョーザ!!。窓の外に雪を見ながら食べるラーメンはいっそう温かく感じ、都内のどんな有名店のものよりも美味しく思えました (´ー`)シミジミ。ここでまさしく「スキー場で食べるラーメン最強説」に納得 (思えただけでなく、このラーメンはホントに美味しかったですよ (゚д゚)ウマー!)。

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私の足元でじっと見つめるのは
ラーメン屋さんの看板犬。
人なつっこいワンコさんでした。
そういや来年(2018年)は戌年か・・・。
Uo・ェ・oU ワンワン!

すっかり満腹となった体で駅へ戻り ()´З`)=3 マンプク!、海ノ口から乗ったのは松本ゆきの上り列車。あとはもう、松本で中央線(篠ノ井線・中央東線)の上り列車に乗り換えて、東京へと帰るだけ カエロ…((((o* ̄-)o 。

0051.jpg
ラーメンを食べたことで適度に時間が潰れ、
駅へ戻るとすぐに、
松本ゆきの上り列車がやってきました。
コレに乗って海ノ口をあとにします。
▲17.12.28 大糸線 海ノ口


・・・のハズでしたが ( ̄△ ̄;)エ?、
せっかくJR全線の普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」を使っているのに、ただ単に二日がかりで都内と海ノ口の間を往復しただけでは、乗り鉄としてちょっとツマラナイ (゚ペ)ウーン…。「18きっぷ」二回分(4,740円)で普通乗車券換算ぶん(都内~海ノ口の往復9,480円)のモトはじゅうぶんに取れているけれど、わたし的にはまだまだ列車に乗り足りない気分です σ(・∀・`)ノリタイ…。ならば東京へ帰る前にもう少しだけ(?)、列車旅を楽しむことにしましょうか m9(`・ω・´)ケテイ!。


0053.jpg
帰りは乗り換え無しの直通列車に乗り、
海ノ口から一時間半で終点の松本に到着。
(・ω・)トーチャコ
海ノ口では鉛色の雪雲に覆われていましたが、
松本は晴れのいいお天気でした。
▲15.12.30 篠ノ井線 松本

海ノ口1250-(大糸5328M)-松本1420

いま乗ってきた大糸線のほか、長野方面の篠ノ井線、甲府・東京方面の中央東線、木曽福島・名古屋方面の中央西線、そしてローカル私鉄のアルピコ交通・上高地線(松本~新島々)の各列車が発着する松本。さて、ここからどの線に乗ろうかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。



いちおう(?)、続きます。
Uo・ェ・oU ワンワン!






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