おおみや鉄道ふれあいフェア・・・EH500車体吊り実演 見学記 [鉄道写真撮影記]
先週末、大宮で行われた「JRおおみや ふれあい鉄道フェア」へ行ってきました。毎年行われる人気のイベントですが、とくに近年は隣に鉄道博物館ができたことや、鉄道ブームということもあって大混雑。今年も入場するのに長蛇の列なのか・・・と思いきや、正午頃に着いてみると思っていたほど混んではおらず、並ぶことなくスムーズに入ることができました。ちょっと拍子抜け? まずはこのイベントのメインともいえる屋外の機関車展示から撮影。
展示されていたのはこの四機。EF510X2、EF80、EF65P。
今回の目玉は、EF510-1と-501のEF510トップナンバー並び。
0番台は関東初見参なのかな・・・?
保存問題が話題のEF65535。保存が実現されるといいですね・・・。
手書き看板と65Pの組み合わせは、国鉄時代にタイムスリップした錯覚。
入場はスムーズだったものの、さすがにこの機関車展示は大混雑。上写真を撮るだけでも一苦労でした・・・。さて、珍しい機関車が並ぶ屋外展示も楽しみだったのですが、実は私がいちばん興味あったのは、大宮工場ならではの催しもの「機関車の車体吊り移動実演」。電車の車体吊り上げは、JR大井工場や私鉄のイベントでも見ることができますが、機関車を吊り上げるのはこの大宮ぐらいのもの。これが見たいためにこのイベントに来たといっても過言ではありません。毎年いろんな機関車が使われますが、今年は超重量級のEH500。まあ超重量級と言っても、吊り上げられるのは連結二車体を解体した半分だけなので、普通のF級機関車よりも小さいのですが。でも、連結を解かれたEH500を見る機会もそうそう無いことなので、こんな姿もこのイベントならではかも知れません。場所取りで殺伐とした屋外展示に比べると、こちらはほのぼのとした雰囲気で家族連れが多い。小さな子供は興味深々に機体が上がってゆく様を眺めています。吊り上げられるのはEH500-38の2エンド側半分。
公演時間になると係りの方がワイヤーでクレーンと機体を固定します。
大勢のギャラリーが見守るなか、機体がゆっくりと宙に浮きます。
(トリミング済み)
高々と吊り上がった「金太郎」。
今度は吊り上げられた機体が、クレーンによって水平移動!
普段は見ることが出来ないEH500の妻面。意外とシンプルですねぇ・・・。
再び定位置に戻されて実演終了。
頭上を機関車が舞う様は、迫力満点。ただ単に車両を並べるだけの撮影会ではなく、こういう催しがあるといいですね。私的にはこの車体吊りが見れたことで満足だったのですが、せっかくなのでもう少し場内を眺めてみましょう。
分解検査中のDE10のアタマ。
入場中のPF。こんな姿もいずれ貴重になるかも。
部品販売コーナーには解体されたEF81カシガマのナンバープレートが・・・
個人的に思い入れのあった207系900番台の部品も。なんだか切ない・・・。
今回、東日本の電車はあまり撮らず、この185系くらい。
電車は夏の大井の方が面白いかな。
こんな感じで、小一時間ほど場内を見学してきました。こういう工場見学、小学校の社会科学習っぽくって、大人になってもけっこう楽しいもの。作業風景や部品の説明などには感心しきりでした。こういうイベントを行ってくれる鉄道会社や関係各所に、ファンは感謝しなければいけませんね。