SSブログ

関東鉄道竜ヶ崎線・・・キハ532形 撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2020.06.20 関東鉄道 竜ヶ崎
ミニ路線の旧型ディーゼルカー
キハ532形 撮影
 
 
緊急事態宣言の解除後もしばらく続いていた、都道府県をまたぐ移動の自粛要請。それを受けて東京都民の私はできるだけ行動範囲を都内で収まるように心がけていましたが、その“都県またぎ”も6月19日をもって解除され ☆.(○≧ω')b オケ!、引き続きコロナ対策を意識しながらも、ようやく狭い都内から解放されることとなりました ε-(´∇`*)ホッ。

都県またぎの移動が可能になったら、ここにも、あそこへも行きたい・・・と、鉄ちゃんとして訪れたいと思っていた場所はいろいろとあるけれど σ(゚・゚*)ンー…、私が何処よりも先にいくべきところは、両親の住む千葉県柏市の実家 (-`ω´-*)ウム。
先日の拙ブログでも少し触れましたが、世間がコロナ禍で大変な事態となっているさなか、心臓に疾患のある父親が生死を左右するといっても過言でない大きな手術を受けました。本来であれば身内である私は、万が一の事態に備えて病院内で待機すべきなのですが、都県外移動の自粛を頑なに守った・・・ということではなく、病院側よりコロナの感染リスクを踏まえて、術中に院内で待機できるのは家族一人のみと要請され、基本的に術前や術後のお見舞いもできません。そのような事情から院内待機は千葉の実家で父と暮らす母にお願いし、私は都内に留まって成功を祈るばかりでしたが、無事に手術が成功してホッと一安心。おかげさまで予後の経過もよく、順調にリハビリを行い、手術から半月ほどで退院できました。現在の父は自宅で療養しています。

そんななか、はれて都県外またぎの移動が可能となった週の土曜日、私は父の様子を伺いに千葉の実家へ向かうこととしました。ちょうど翌日の日曜日(6/21)は「父の日」ですしね (゚ー゚*)チチノヒ。

でも、その前にちょっと“寄り道”(?)を・・・((((o* ̄-)o


6月20日(土)


0001.jpg
爽やかな青空のもと、
上野で発車を待つE531系の常磐線。
▲東北本線 上野


梅雨の中休みか、きれいな青空の広がる晴天となった土曜日 (´▽`*)イイテンキ♪。
移動自粛が解除されてから最初の週末ということもあり、特急列車や新幹線が発着する上野駅のコンコースには大きなキャリーバックを引いた家族連れなどが多く見られます。このぶんだと私が乗る常磐線の土浦ゆき普通列車もけっこう混むかな?とくに週末の朝の下り列車は、ふだんならゴルフ客が目立つんですよね σ(゚・゚*)ンー…。しかしその予想に反して、乗り込んだ車内はガラガラ ( ̄  ̄;)ガラガラ。まだ感染を恐れて電車で出かけることをためらう人や、ゴルフ場などもコロナの影響があるのでしょうか。


0002.jpg
私が乗った常磐線の下り列車は
上野を発車した時点で一両が貸し切り状態。
(・ω・)ポツン
次駅の日暮里で何人か乗られてきましたが、
それでも下車駅までずっと
ボックス席を一人で占領できました。


中距離仕様で編成の一部にボックスシート(クロスシート)が備わっている常磐線のE531系。移動自粛中は通勤などで利用するロングシートの電車ばかりだったので、ボックスに座って車窓を眺めるのも久々の感覚です (´ー`)シミジミ。そして上野から走ること20分、やがて列車は都県境となる江戸川を鉄橋で渡り、東京都から千葉県へと入りました (゚∀゚)オッ!。


0003.jpg
江戸川を渡って
東京都から千葉県へ・・・
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 金町-松戸(車窓から)


千葉県といっても房総半島のような自然豊かなところでなく、私が成人になるまで過ごし、いまも実家のある柏は、都心から電車でわずか30分程度のところに位置する、東京近郊のベッドタウン (゚ー゚*)カシワ。緊急事態宣言による外出自粛が要請されていたさなかでも、仕事など各々のやむを得ない事情により、毎日何万もの人が柏と都内のあいだを行き来していたことでしょう。それほど首都圏と密接な関係にある地域です (-`ω´-*)ウム。
そんな東京の延長のような土地柄、これまでの私は柏にたいして故郷(ふるさと)という意識があまり高くなく、都会の雑踏から離れた地方に田舎(故郷)のある人たちがどこか羨ましいと思うこともあります(帰省ラッシュなどは大変でしょうけど)。私の故郷・・・というか実家は、帰ろうと思えばいつでもひょいっと帰れるところにある、近場の気楽な感覚でした ε=(=゚ω゚)ノ ヒョイ。
ところが、コロナウイルスの感染拡大により、都県をまたいでの移動を控えるよう要請される事態となり 乂`・д・´)ダメッ!、隣県でいつでも行けるハズの千葉に、柏に、実家に、不要不急では行くことができなくなってしまった (゚ー゚;)マジカ…。日本では都道府県境を強行封鎖するような処置はできず、あくまでも要請なので、事実上は都県をまたぐ移動が不可能ではないのですが、もしも自分がウイルスの感染者だったら・・・と考えると、やはり安易な行動は取れなくなります (゚ペ)ウーン…。とくに病を抱えた父は免疫力も低下していますから、実家へ帰るわけには行きません(もちろん、父の容態をはじめ、実家のほうに何か緊急事態があれば、それこそ急を要することなので、すぐに駆けつけるつもりでしたが、幸いにもそのようなことはありませんでした)。この数か月間は、越すに越されぬ江戸川、近くて遠い千葉県・・・でした ヽ(´д`;)チバ…。
そして全国的な感染者数の減少にともなう緊急事態宣言の解除(東京はあいかわらず多いけれど・・・)、都県またぎの移動自粛要請も先日にようやく解かれ、きょう久しぶりに乗った常磐線 (*´∀`)ノ゙オヒサ。その車窓を眺めていると、馴染みのある景色と些細な変化の気づきに嬉しさが込みあがり、さらに柏が近づくにつれて緊張感のような胸の高まりを覚える (`・v・´;)ドキドキ。いままでこんなに意識したことは無かったけれど、これがまさに故郷へ帰るという気持ちなのかも知れないな・・・と思うと、感慨深いものがあります (´ω`)シミジミ。


0004.jpg
上野から30分で柏に到着。
なんと私の知らぬ間(コロナ自粛の間)に
常磐線ホームの発車メロディが
当地をホームタウンとするJリーグチームの
柏レイソルの応援ソングに変更されていますた。
(゚o゚)オッ!
(今まではご当地仕様でない、ふつうのメロディ)
▲常磐線 柏(車窓から)


そんな我が故郷(調子のいいことw)、柏に到着した常磐線の列車ですが (=゚∇゚)ノ゙タライマ!、私はここで下車せず、さらに乗り続けます ( ̄△ ̄;)エ?。
先述しているとおり、この日いちばんの目的はもちろん、父の見舞いで実家を訪れることですが、事前に連絡を取ったところ、予後の経過は順調なものの、まだ長く話したり起き上がったりするのは辛いようで、私には様子見程度でほんの少し顔を出してくれればいいと言われました |ω・)チラッ。むしろ、ずっと居られると気を使って疲れちゃうのかもしれませんね σ(・∀・`)ウーン…。
ならば実家には夕方くらいに(あえて“柏ふう”にいえば、“パンザマスト”が鳴るころにw)顔を出すとして、それまでの時間はせっかく都県またぎが解除されたことですし、“撮り鉄”を楽しんでみようと思います (・∀・)イイネ。


0005.jpg
柏を出ると車窓には、
父がお世話になった病院が見えます。
あらためて車窓越しに感謝。
“(人ω´-*)カンシャ
▲常磐線 柏-北柏(車窓から)

0006.jpg
利根川を渡り、
千葉県から茨城県へ・・・
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 天王台-取手(車窓から)

0007.jpg
取手で見かけた関東鉄道・常総線のキハ2200形。
クリーニング屋の広告ラッピングのようですが、
車体にどーんとデザインされた黒ウサギが
インパクトあります。
(゚ー゚*)クロウサ
▲常磐線 取手(車窓から)

0008.jpg
取手を過ぎると車窓に広がるのは
のどかな田園風景。
(´ー`)マターリ
ちなみに常磐線はこの付近で
直流と交流の電源切換を行なう
「デッドセクション」を通過します。
▲常磐線 取手-藤代(車窓から)


柏からさらに北のほうへ向けて進み続ける常磐線、今度は利根川を渡って千葉県から茨城県に入りました ...(((o*・ω・)o。都県またぎが解禁されたばかりで一気に二県越えとは、なんと大胆な(笑)(゚∀゚)アヒャ☆。いっそこのまま当線をず~っと乗り継いで行って、今春の3月に震災と原発事故による長期運休からの復旧を果たした、福島県の富岡〜浪江まで行ってしまおうか・・・との考えもよぎりますが σ(゚・゚*)ンー…、そんな遠出をしてしまっては、実家への“お見舞いついで”という域を超えてしまいます (^^;)ゞポリポリ。福島へ行くのはまたの機会とし、私が下車したのは茨城に入って3駅目の佐貫(さぬき)改め、龍ケ崎市(りゅうがさきし)。


0009.jpg
上野から50分、柏から20分、
列車は龍ケ崎市に到着。
はて、常磐線にこんな駅があったっけ?
(゚ー゚?)オヨ?
▲常磐線 龍ケ崎市


到着前の車内に流れる「次は龍ケ崎市です」という自動案内放送を聞いて、新鮮に感じる龍ケ崎市 (゚∀゚)オッ!。というのも当駅はこれまで、開業時に存在した村名に由来する「佐貫」という駅名でしたが、今年の3月より現在の市名に見合った「龍ケ崎市」に改名されたのです(佐貫村自体は、遥か昔の1954年(昭和29年)に当時の龍ケ崎町に編入)( ̄。 ̄)ヘー。JRに嘆願するほど、市としては念願の改名だったようですが、コロナ騒動の渦中に実施されたために記念行事はすべて中止となってしまったそうな ( ̄∀ ̄;)アラマ。ちなみに当駅が佐貫だった時代には、マザー牧場の最寄駅である内房線の佐貫町(千葉県)と誤認して訪れる人もいたとのことですが ボクジョー(゚Д゚≡゚Д゚)ドコ?、駅名の改称でそのようなことも無くなるでしょうか。

しかし、常磐線の改札口を出ると、そこに掲げられていたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


0010.jpg
写真の右奥のほうに見えるのは
JR常磐線の龍ケ崎市の駅名。
いっぽう、左手前には佐貫駅の表記が・・・
(・・?)アリ?


「関鉄 佐貫駅」の案内板 (゚ー゚*)サヌキ。
当駅にはここまで私が乗ってきた常磐線のほかにもう一路線、関東鉄道(関鉄)の竜ヶ崎線が発着しており、この案内板はそれを表すものなのですが、新駅名への変更をうっかり忘れている? (ノO`)アチャー・・・というわけでなく、改名したのは常磐線のほうだけで、関鉄の駅は今も変わらず佐貫のままなのです ( ̄△ ̄;)エ?。
まあ、そりゃそうだろうな・・・という理由は後述するとして、この関鉄の竜ヶ崎線こそ今回の私が撮り鉄を目的に訪れた路線で、件の案内板に従って構内を進むと ...(((o*・ω・)o、その先の竜ヶ崎線ホームに待っていたのは、いかにもローカル線らしいシンプルな塗り分けが施された、単行の気動車(ディーゼルカー)(゚∀゚*)オッ!


0011.jpg
0012.jpg
JR龍ケ崎市駅の東口に隣接した
商業施設の一角にある、
関東鉄道・竜ヶ崎線の佐貫。
券売機や窓口のある有人駅ですが、
改札口にはIC乗車券に対応した、
簡易自動改札機が設置されています。
(*・∀・)つ[西瓜] ピッ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫

0013.jpg
一面一線の竜ヶ崎線ホームには、
クリーム色のシブいディーゼルカーが
カラカラというアイドル音を響かせて待機中。
(´ω`*)シブイ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫


ゴーサンニ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
この昭和レトロな雰囲気の漂うディーゼルカーが、私のお目当てであるキハ532形です (≧∇≦)シブイッ!。
当形は車体こそ1981年(昭和56年)に新製されたものですが(それでもじゅうぶん古い)、各所に元・国鉄キハ20系(1950年代から60年代にかけて製造)の廃車発生品となった機器を流用しており、私のようなオールドファンにはたまらない味わい深さを醸し出しています (*゚∀゚)=3ハァハァ!(エンジンも元はキハ20から受け継いだDMH17Cでしたが、2012年の更新工事でDMF13HZに換装)。
ちなみに現在の竜ヶ崎線は平成生まれのキハ2000形(後出)が本来の主力で、古いキハ532形は予備車的な扱いになっているのですが (゚ー゚*)ヨビ、機器を錆び付かせないための稼働なのか、それともファンサービスなのか、毎週土曜日の9時過ぎから15時過ぎまで定期的に運行され、これを目的に週末の当線を訪れる鉄ちゃんも少なくありません (´▽`*)キハキハ。かく言う私もちょくちょく撮影に訪れています (^_[◎]oパチリ。ただしキハ532形は一両のみの生き残りゆえ、運悪く車両検査などの週にあたると予告なくキハ2000形に差し替えられることもあるのですが(私も過去にフラれた経験アリ (´д`;)アウ…)、今日は予定どおり動いていてよかった ε-(´∇`*)ホッ。

まもなく発車時刻となり、キハ532形はエンジンをふるわせて佐貫をあとにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


0015.jpg
冷房装置は搭載されているけれど、
今は車内換気で窓が開けられており、
天井では扇風機がぶんぶん回っています。
その扇風機には国鉄キハ20系の名残である、
「JNR」の国鉄マークが見られました。
(ノ∀`)ナツカシス

0016.jpg
車端部に設置された、
なんともシンプルな次駅案内表示。
駅は・・・3駅だけ?
( ̄△ ̄;)エ?


茨城県南部の地方私鉄、関東鉄道の竜ヶ崎線は、佐貫と竜ヶ崎(りゅうがさき)のあいだを結ぶ非電化単線のローカル線で、その距離は全線でわずか4.5キロ、駅数は起点と終点を含めてもたったの3駅しかない、ミニ路線です Σ(゚∇゚;ノ)ノ ミジカッ!。関鉄といえば、常磐線の取手を起点に、守谷、水海道、下館方面へ伸びる、全長51.1キロの常総線(じょうそうせん)もあり(さっき車窓から見えた黒ウサギの列車)、それと比べたら短い竜ヶ崎線は支線的な印象なのですが、もともと開業時は別会社だった歴史を持つ両線(常総線は常総鉄道、竜ヶ崎線は竜崎鉄道)に接続点は無く、それぞれ独立した運行形態となっています ( ̄。 ̄)ヘー。
なお、ここまで読んでいて、ちょっと引っ掛かっている方もおられるかと思いますが、同じ読みの「りゅうがさき」でも、龍ケ崎市の市名は「龍」の字、竜ヶ崎線の線名や竜ヶ崎の駅名には「竜」の字が用いられます (゚ー゚*)ドラゴン。そして常磐線の佐貫が龍ケ崎市に改名される以前から、竜ヶ崎線には竜ヶ崎の駅が存在しており(そもそも昔からの龍ケ崎の中心市街地はこちらのほうが近い)、今回の改名では竜ヶ崎との混同を避けるため、JRの駅名は龍ケ崎に“市”を付けて対応し、関鉄では変えずに佐貫のままとしています (´ω`)ナルヘソ。


0017.jpg
佐貫の周辺は住宅街ですが・・・
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-佐貫
(後方の車窓から)

0018.jpg
すぐにのどかな風景となる
竜ヶ崎線の沿線。
(´ー`)マターリ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-佐貫
(後方の車窓から)


古びたディーゼルカーが震わすエンジン音と、車窓に流れるのどかな風景。外出自粛要請で都内に封じ込められていたときには味わえなかった、ローカル線らしい旅情が感じられます。キハ532形の座席は通勤型電車と同じロングシートだけど、それでもやっぱりディーゼルの列車はいいものだなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
ちなみに私の実家のある千葉県の非電化ローカル線といえば、いすみ鉄道小湊鐵道が思い浮かびますが σ(゚・゚*)ンー…、千葉県北部に位置する柏だと、この茨城県の関東鉄道(常総線・竜ヶ崎線)のほうが近くてアクセスもよく、実家へ行くついでに寄りやすい (・∀・)イイネ。柏は千葉っていうより、俗に言う「チバラキ」(千葉県北部と茨城県南部を掛け合わせた造語)なんだよね ( ̄∀ ̄*)チバラキ。
キハ532形の乗り心地を噛み締めつつも、乗車時間はわずか4分、私はせわしなく次駅の入地(いれじ)で下車。当駅は全3駅しかない竜ヶ崎線において、唯一の中間駅です。


0019.jpg
0020.jpg
佐貫からひと駅、
列車を降りたのは入地。
(・ω・)トーチャコ
駅舎がないホームのみの簡素な無人駅で
(ホーム上に待合室はある)、
降車客は私のほかにいませんでした。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地

0021.jpg
入地は「地力を付けて、入学する」とかけて、
受験生に縁起のいい駅名なのだそうな。
( ̄。 ̄)ヘー


上野0825-(常磐2341M)-龍ケ崎市0916…佐貫0934-(竜ヶ崎線21)-0937

すべてが龍ケ崎の市内に収まる竜ヶ崎線の3駅のうち、佐貫は常磐線の利用者が多い新興住宅街、竜ヶ崎は古くから地域の商業地として栄えた龍ケ崎の中心として、それぞれに街なみが形成されていますが、その中間にある入地のまわりは田畑が広がり、のんびりとした空気が流れています (´ー`)マターリ。そのような開けた場所は列車を撮るのにも適していて、いい感じの“撮り鉄スポット”が近辺に点在 (・∀・)イイネ。短い区間をおおむね30分間隔でピストン運行*しているキハ532形を、散歩気分で沿線を歩きながら気楽に撮影してみようと思います テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘。
(*本線内に列車交換施設を持たない全線1閉塞の竜ヶ崎線では、一本の車両(今回の例ではキハ532形)のみが往復運行)


0022.jpg
田園のなかに伸びる農道を
てくてくとお散歩。
コロナ禍で出歩けなかったあいだに、
青苗がだいぶ生長しましたね。
今シーズンは田植え前の水鏡
見ることができなかったなぁ・・・。
σ(・∀・`)ウーン…

0023.jpg
うねった農道がいい感じだったので、
立ち止まってパチリ。
(^_[◎]oパチリ
単行のキハ532形が
リズミカルなジョイント音を響かせて
走り抜けてゆきました。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎

0024.jpg
上空に架線などが張られていない
非電化ローカル線は、
まわりののどかな風景と相まって、
空が高く感じます。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎

0025.jpg
キハの背景に沸き上がる
もくもくの入道雲。
今年もまた暑い季節がやってきましたね。
(A;´・∀・)ゞアチアチ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫-入地

0026.jpg
列車を待つあいだ、
遊び相手になってくれたカエルさん。
w<' ω '>w ケロ
人差し指で背中を突っついたら
水田に向かってぴょ〜んとダイブ。

0027.jpg
そんなカエルさんの目線は
こんな感じかな
・・・と、ローアングルで撮影。
緑のじゅうたんの向こうに
クリーム色のキハが現れました。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎

0028.jpg
夏空、青田、蛙の鳴き声、
そして単行のディーゼルカー。
ローカル線という舞台には、
気分を和らげる効果があります。
(´ー`)マターリ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫-入地

0029.jpg
遮断機や警報機の無い簡素な踏切は、
ローカル線の象徴?
のんびりムードでも、
渡る時はしっかりと左右を確認。
ミギヨシ(゚.゚*三*゚.゚)ヒダリヨシ
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫-入地

0030.jpg
夏草に埋もれても、
キハの歩みをしっかりと導く
二条の鉄路。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 竜ヶ崎-入地


わずか4.5キロの竜ヶ崎線。その沿線には壮大な海が広がるわけでも、雄大な山が望めるわけでもなく、地方に行けばどこででも見られそうな田園風景があるだけですが、この数ヶ月ものあいだ自然に乏しい東京都内から出られなかった者にとって、この素朴な田舎風景は癒し効果が絶大 +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。コロナ禍での自粛疲れが一気に吹き飛びます ε-(´∇`*)ホッ。もちろんキハ532形というレアな車両に対する趣味的な関心は高いけれど、それよりもこの穏やかな空気感を求めて私はここに引き寄せられた、そういっても過言ではないかもしれません o~((((~´∀`)~フラフラ~。実家へ行くついでで気軽にここへ立ち寄れるとは、個人的に嬉しい存在の路線だとあらためて思います (-`ω´-*)ウム。
そしてキハ532形を狙った撮影のほうも、この日は晴天の夏空に恵まれて、鮮やかな青田が広がる風景のなか、気持ちよくシャッターを切ることができました (^_[◎]oパチリ。久しぶりとなるローカル線のディーゼルカー撮影は、気分も成果も大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0031.jpg
入地のホームに立つ掲示板には、
待ち合わせなどの伝言でなく、
コロナに対する応援メッセージが
数多く見られました。
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地


このあとの予定の時間配分を考えて、入地での撮影は午前中いっぱいで終了 (´w`*)ドツカレサン。
でも、すでに路線全体の半分の位置まで来たのですから(たった3駅しかないけど)、せっかくなので残り半分の区間にも乗って(あと1駅だし)、終点の竜ヶ崎へ行ってみましょう。それくらいは時間に余裕があります...(((o*・ω・)o。


0032.jpg
先ほどまで撮影していた青田を
今度は車窓から望みます。
あけた窓から入る初夏の風が心地よい。
彡(*´∀`)彡
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎
(車窓から)

0033.jpg
右手に車両基地が見えると、
まもなく終点の竜ヶ崎。
(゚∀゚)オッ!
▲関東鉄道竜ヶ崎線 入地-竜ヶ崎
(車窓から)

0034.jpg
0035.jpg
街の中心に近い竜ヶ崎の駅は、
関鉄・竜ヶ崎線の前身、竜崎鉄道によって
1900年(明治33年)に開業。
現在の駅舎は1974年(昭和49年)に改築された
二代目だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲関東鉄道竜ヶ崎線 竜ヶ崎


入地1158-(竜ヶ崎線31)-竜ヶ崎1202


0036.jpg
0037.jpg
公道から車両基地を覗いてみると、
主力形式であるキハ2000形が二両留置されています。
そのうちの一両(キハ2002)は
龍ヶ崎市のゆるキャラや名物などがデザインされた、
地域PRの「まいりゅう号」。
(゚ー゚*)マイリュー
▲関東鉄道竜ヶ崎線 竜ヶ崎機関区
(公道から撮影)


終点の竜ヶ崎までは、入地から4分、佐貫から乗り通したとしても7分ほどで到着 (・ω・)トーチャコ。
当駅の構内には竜ヶ崎線の車両基地である竜ヶ崎機関区が併設されており、鉄ちゃんにとって竜ヶ崎線探訪の見どころのひとつ (゚∀゚*)オオッ!(敷地外の公道からも車両が覗けます。もちろん構内は立ち入り厳禁)。今日のそこにはキハ532形に運行をまかせて休んでいる、二両のキハ2000形(キハ2001、キハ2002)が留置されていました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。先述したキハ532形の運行日(毎週土曜の9時過ぎから15時過ぎまで)以外の竜ヶ崎線は基本的に、このキハ2000形で運転されます。逆にいえばふだんの平日などでも、この竜ヶ崎機関区まで来れば、動きはしないものの留置してあるキハ532形の姿を見ることができるハズ (´ω`)ナルヘソ。
そんな竜ヶ崎に私は、竜ヶ崎線を終点まで乗ることと、竜ヶ崎機関区をのぞき見ることが目的で訪れましたが、いまの時間はちょうどお昼時 (›´ω`‹ )ハラヘタ…。当地といえば、街おこしを目的として広まった「龍ケ崎コロッケ」が名物なので、ランチにそれをいただこうと思います (゚¬゚)ジュルリ。


0038.jpg
龍ケ崎の街なかで見られた、
龍ケ崎コロッケ」の幟旗。
(゚-、゚)コロッケ…
龍ケ崎はご当地コロッケの草分け的存在で、
昨年には「全国コロッケフェスティバル」も
開催されたそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみに幟の右下に描かれているのが、
龍ケ崎のゆるキャラ「まいりゅう」。

0039.jpg
駅近くのお蕎麦屋さんでいただいた
コロッケ定食。
コロケ(゚д゚)ウマー!
いちおうスマホで見たサイト
龍ケ崎コロッケ推奨店を参考にしたのですが、
実は龍ケ崎コロッケに明確な定義は無いようで、
とくに食材を拘ることなく、
作り方もそれぞれのお店で自由みたい。
(ポテトコロッケ、クリームコロッケ、ライスコロッケ、
和風、洋風、イタリアンなど、なんでもあり)
( ̄△ ̄;)エ
揚げたてホクホクのジャガイモコロッケは
ふつうに美味しかったけれど、
これといった特徴は感じられなかったな・・・。
しいて言えば、懐かしいおふくろの味(笑)

0040.jpg
撮り鉄、乗り鉄、
さらに名物のコロッケも堪能して、
竜ヶ崎線の旅を終えました。
(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪
▲関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫


竜ヶ崎1335-(竜ヶ崎線37)-佐貫1342

名物の「龍ケ崎コロッケ」(というか、ふつうのコロッケ定食)を味わったのち マンプク()´З`)=3、竜ヶ崎からふたたびキハ532形の列車に7分ほど揺られて、常磐線と接続する佐貫(龍ヶ崎市)に戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
あとはここから常磐線の上り列車で実家のある柏へと向かう予定ですが、その前に近場でもう一カ所だけ、龍ケ崎市を訪れたこの機会に立ち寄りたい場所があります。今からそこへ行けば、時間的にちょうどタイミングがいいころだな・・・
σ(゚・゚*)ンー…。竜ヶ崎線に別れを告げて、私は龍ヶ崎市の駅から常磐線の線路に沿った道を下り方向へ歩き出しました ...(((o*・ω・)o。


0042.jpg
がっつりと食べたコロッケ定食、
その腹ごなしの散歩に、
今度は常磐線の沿線をてくてく。
テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘
横をE531系の普通列車が通過してゆきます。
▲常磐線 牛久-龍ケ崎市

0043.jpg
おや、ヤギさん、こんにちは。
(=゚∇゚)ノ゙チワ
ちなみにワタクシは山羊座よん。
( ̄ω ̄*)メェェ

0045.jpg
目的地はこんな場所。
踏切脇の小高い丘を上がると、
そこから列車がスッキリと望めます。
(゚∀゚*)オオッ!
▲常磐線 牛久-龍ケ崎市(後追い)


照りつける西日に早くも夏の暑さを感じつつ、駅から歩くこと30分 ε-(´o`;A アチ…。私がやってきたのは常磐線の龍ケ崎市と牛久(うしく)の駅間にあり、丘に上がる斜面から少し高い目線で列車をスッキリと撮ることができる、撮り鉄のお立ち台的な有名撮影ポイントです (・∀・)イイネ。この区間の常磐線にはE531系の普通列車のほか、E657系の特急「ひたち」、「ときわ」なども走っていますが、私のお目当ては一日に一往復だけ運転されている、マニアックなこの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


0046.jpg
2車体連結の重量級電機・EH500形が、
小さなタンク貨車を引き連れて走りゆきます。
通称・安中貨物、
窓まわりの黒色に精悍さを感じる若番の9号機が
本日の牽引を担当しました。
(゚ー゚*)キンタロ
▲常磐線 牛久-龍ケ崎市


安中貨物が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
軽やかに走るステンレスの普通列車と違い、轟音を響かせてゆっくりと直線上に現れたのは、エンジ色の電気機関車が煉瓦色のタンク車を牽いた、シブい見た目の貨物列車 (≧∇≦*)シブイッ!。貨物のタンク車というと一般的には石油やガソリンを運ぶことで知られていますが、この煉瓦色の小さなタンク車(タキ1200形)は金属亜鉛の製錬過程で生成する“亜鉛焼鉱”を輸送する特殊なもので ( ̄。 ̄)ヘー、小名浜製錬所のある福島県の泉(いずみ)と安中製錬所のある群馬の安中(あんなか)のあいだを、常磐線~武蔵野線~高崎線~信越本線経由で運転されていることから、その目的地にちなんだ通称は「安中貨物」(5094レ)(゚ー゚*)アンナカ。亜鉛輸送の貨物列車は全国的にも当列車しかない珍しいもので、とくに貨物ファンには注目度の高い存在となっています (´ω`)ナルヘソ。
今回の私は、龍ケ崎市から歩けるところにあるお立ち台で狙うのに、時間的なタイミングもちょうどよかったことから(現地に着いて10分後(14:18)に通過した)、竜ヶ崎線探訪のオマケとして当列車を撮影してみました (^_[◎]oパチリ。牽引機のEH500形がちょっとレアな二次形の9号機だったのはラッキーだけど (゚∀゚)オッ!、通過時に流れ雲で日差しが遮られたのはアンラッキー・・・(´д`;)アウ…。ま、マンダーラにならなかっただけ、ヨシとするか。

これですべての撮影が終了です (´w`*)ドツカレサン。


0047.jpg
常磐線の上野ゆきの上り普通列車で、
龍ケ崎市から柏に向かいます。
...(((o*・ω・)o
▲常磐線 龍ケ崎市


都県またぎの自粛要請が解除され、あくまでも退院した父のお見舞いついでですが、久しぶりに東京を脱出した鉄活動(撮り鉄・乗り鉄)ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。私が仕事以外の趣味で都外へ出たのは、能登半島の七尾線富山の路面電車を目的とした3月末の北陸遠征以来となる三ヶ月ぶりのことで σ(゚・゚*)ンー…、今回は関東近郊の龍ケ崎という近場ではあるものの、広い田園で青苗の若々しい匂いをかぎながら撮ったローカル線のディーゼルカーは、コロナ自粛で溜まった鬱憤を晴らすのにじゅうぶんな開放感を覚えました ヽ(´▽`)ノスッキリー♪。梅雨の中休みの晴天に恵まれたのもラッキーだったと思います (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
まだコロナウイルスが終息したわけではなく、引き続き感染防止につとめる必要はありますが、それを意識しつつ鉄ちゃんとして少しでも地方の観光産業などに貢献できるよう、今後は徐々に行動範囲を広げていければと考えています (-`ω´-*)ウム。

さて、龍ケ崎市から上りの常磐線に乗って、柏に着いたのは15時半。父には夕方に顔を出すと伝えていたので、ちょうどいい時間かな ъ(゚Д゚)ナイス。きょう撮った竜ヶ崎線や安中貨物の写真を、鉄道好きな父への手みやげにして(ほかのモノも持っていったけど)、私は足早に実家へと向かうのでした ...(((o*・ω・)o。


0048.jpg
地下鉄千代田線に直通する
常磐緩行線(各駅停車)に乗り継いで、
実家最寄りの南柏に到着。
車両は東京メトロの16000系でした。
(゚ー゚*)マンロク
▲常磐線 南柏

0049.jpg
先日にリニューアルすることが発表された
首都圏近郊の駅スタンプ。
とくにこれといった名所がない南柏は
常磐線の209系1000番台中央線に転属済みw)
がデザインされていて、
鉄ちゃんには受けがよかったようですが、
変更後はどんな絵柄になるのでしょう。
σ(゚・゚*)ンー…


龍ケ崎市1510-(常磐422M)-柏1528~1532-(1516S)-南柏1534



ONE-shot 367 ニューフェイス [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 367 ニューフェイス

0619.jpg
検索サイトで“新型”と打てば、
今やまっ先に“新型コロナウイルス”と
入力予測されてしまうような時世ですが、
\_ヘヘ(- ̄;)コロナ…
新型は新型でもコロナのような厄介者でなく、
利用者に歓迎されるような
ピッカピカの新型車両がお目見えしました。
*.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*
総武快速・横須賀線用のE235系1000番台。
国鉄時代の横須賀線色、いわゆる「スカ色」より、
青のトーンがかなり明るい感じですね。
(付属編成の配給輸送を撮影)。


といっても、当系は新形式でなく、
すでに山手線で運行されているE235系の派生番台で、
お顔の見た目もほとんど変わりません。
それでも今までE235系=黄緑(ウグイス)の山手線
という印象が強かっただけに、
横須賀線カラーのネイビーブルーには
新鮮味があります。
(*゚o゚*)オオー!

あくまでも個人的な趣味によるイメージで
「ガンダム」の世界に例えてみたら
(なぜ、ガンダム・・・´∀`;)、
当初は“ザク”ばかりだったジオンのモビルスーツに、
グフ”という新たなバリエーションが
加わった時のようなインパクト。
σ(゚ー゚*)グフ…
このE235系1000番台の青は、
まさにグフっぽい色だしね(笑)
(いっぽう、0番台の黄緑はザクっぽいし)。

もともと最高時速120キロの走行性能を持つE235系、
駅間の短い山手線だと
制限速度が90キロ以下に抑えられていますが、
総武快速線や横須賀線では本領発揮となるでしょうか。
「山手線とは違うのだよ、山手線とは!」
(・`ω´・+)キリッ
・・・な〜んて。


調子に乗ってスミマセン。
ヾ(_ _;)ハンセイ…
まったく意味のない“ガンダム例え”はさておき、
東京湾岸を半周するようにして
千葉と神奈川のあいだを結ぶ総武快速・横須賀線に
この青い電車はぴったりのイメージですね。
(・∀・)イイネ
今はまだ目新しいけれど、
いずれは当線の顔として定着するのでしょう。
デビュー(営業運転開始)が楽しみです。
(*´v`*)ワクワク♪


あ、当系に置き換えられることとなる
現行のE217系も、
今のうちに記録しとかなきゃ・・・。


▲20.6.19 武蔵野線 北府中-西国分寺(後追い)







☆自粛要請解除!★


京王井の頭線・・・あじさい撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2020.06.13 京王井の頭
都内限定の“あじさい鉄
バイオレットの1000系 撮影
 
 
コロナ禍の緊急事態宣言が5月末に解除され、ウイルスの脅威がまだ完全になくなったわけではありませんが、日に日にふだんの日常生活へ戻りつつあるように感じます(感染者数、特に東京都が今も二桁の日が続いているのは気になるところですが・・・(゚ペ)ウーン…)。このぶんならば都県外への移動自粛も、予定通り6月19日に解除となるのでしょうか。各地へ心置きなく出かけられるようになるまで、もう少しの辛抱ですね ((o(・∀・`)o))ウズウズ(解除されたらもちろん、私はまず千葉の実家へ行くつもり)。

とはいえ、時期的に今は梅雨のまっただ中 、ヽ`、ヽ`个o(・ω・)ツユ`ヽ、`ヽ、(いち早く、沖縄は梅雨明けしたようですが)。週間天気予報にも傘マーク(雨)や雲マーク(曇り)がずらりと並んでいて、お日さまマーク(晴れ)の出番は少なめ。これではたとえ外出の自粛が要請されていなくとも、個人的にあまり“撮り鉄”へ出かけようという気にはなりません σ(・∀・`)ウーン…。
ただし、そんな鬱陶しい季節のなかでも写欲を掻き立てるものといえばやはり、しっとりとした雨の風情が似合うアジサイの花。ウチの近所(都内)でも、いい感じに見ごろを迎えています (´▽`*)キレイ♪。

そこで今回は、都県またぎをせず近場で気軽にアジサイと列車の組み合わせが楽しめる“撮り鉄”スポットへ、足を運んでみることにしました (・∀・)イイネ。


6月13日(土)


0001.jpg
先日まではコンコースに
悪疫退散の「アマビエさま」が描かれていた
自宅の最寄り駅の横断幕ですが、
今は駅開業90周年を祝うものになっていました。
(*゚▽゚)/゚・:*【祝 90ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)
▲中央本線 三鷹


天気予報どおり朝から雨が降り、まさに梅雨空の土曜日 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ。
ふだんの週末ならば晴天を望むところですが、アジサイを撮りに行こうと決めていたこの日は、雨になってくれたほうが好ましい (-`ω´-*)ウム。梅雨の代名詞ともいえるアジサイの花は、晴れだと絵にならないんですよね・・・(^^;)ゞポリポリ。ただし、あまり雨脚が強いと撮影がしにくいので、適度な小雨や霧雨だといいなぁ・・・などと思いながら σ(゚・゚*)ンー…、自宅の最寄り駅から中央線の上り列車に乗って向かったのは、吉祥寺(きちじょうじ)(゚ー゚*)ジョージ。ここで京王の井の頭線に乗り換えます …((((o* ̄∀)o イ・ノ・カシラ、フゥ~♪。


0002.jpg
吉祥寺の井の頭線ホームには
二本の1000系が発車を待っています。
カラバリが7色もある当系のうち、
発車を待っていた二本の電車は
たまたまどちらもバイオレット(薄紫)でした。
ちなみに左が前期製造車(96年製の1705F)、
右が後期製造車(09年製の1726F)で、
両者はオデコの表示器などに差異が見られます。
( ̄。 ̄)ヘー
▲京王井の頭線 吉祥寺


京王電鉄の井の頭線は、都心の渋谷から武蔵野市の吉祥寺までをむすぶ、東京近郊の方にはおなじみの私鉄路線(今回の私は吉祥寺のほうから乗車)。通勤・通学客が利用者の大半を占めるものの、渋谷や下北沢、吉祥寺などオシャレな繁華街を通ることから、とくに週末は買い物や散策に訪れる人たちの利用も目立ちます (・o・*)ホホゥ。
そんな井の頭線は走っている場所柄、沿線のほとんどが住宅密集地で、車窓風景にあまり旅情が感じられるような路線ではないのですが、駅構内や沿線の線路脇に多くのアジサイが植栽されており、花が開く時期は利用者の目を楽しませてくれます (*´v`*)アジサイ。アジサイと列車のコラボを目的とした今回の“あじさい鉄”には、うってつけの路線といえるでしょう (´ω`)ナルヘソ。


0003.jpg
梅雨時の井の頭線は紫陽花ロード。
線路沿いに咲く色とりどりの花が
車窓から楽しめます。
(・∀・)イイネ
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山(前方の車窓から)


ちなみに私は、緊急事態宣言中の“ご近所鉄”でも一度、自転車を使って井の頭線の電車を近場の公園へ撮りに来ており、当線は手軽に訪れることができるご近所路線のひとつなのですが (゚ー゚*)ジモティー、さすがに雨のなか自転車で行動するのは辛いものがあるし、アジサイが多く咲いている場所まではウチからちょっと距離があるので、今回は素直に(?)電車を利用しました。
吉祥寺から渋谷ゆきの各駅停車で10分ほど、下車したのは浜田山(はまだやま)(・ω・)トーチャコ。


0004.jpg
都区内西部の杉並区に位置する浜田山。
井の頭線のみの単独駅であり、
急行は通過し、各駅停車のみが停まります。
▲京王井の頭線 浜田山


吉祥寺0653-(京王井の頭線)-浜田山0702

井の頭線沿線の何カ所かで見られる線路脇のアジサイ、そのなかでも駅の構内だと東松原(ホームから見える法面に植えられている)、そして駅間だとこの浜田山と高井戸のあいだが、植栽されているアジサイの数が多くて、定番のフォトスポットとなっています (・∀・)イイネ。アジサイの開花がピークとなる時期の週末には、鉄ちゃんのみならずけっこう多くの人が見物に訪れるので、なるべく人が少ない時間を考えて、近場のメリットを活かした私は朝の7時過ぎに現地へとやってきました...(((o*・ω・)o。はたして先客はゼロ。


0005.jpg
0006.jpg
線路沿いに歩いて5分程度のところにある
踏切付近が撮影ポイント。
線路の両側にアジサイが植えられています。
(゚∀゚)オッ!
また、井の頭線はJR などと比べると、
柵が低く設置されているので、
沿道からも手軽に撮ることができます。
(^_[◎]oパチリ
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山


撮影ポイントの踏切付近では、今がちょうど見ごろ・・・というか、ちょっとピークを過ぎた感はあるものの σ(゚・゚*)ンー…、まだまだきれいな状態のアジサイが雨のなかで迎えてくれました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。濡れてしっとりとしたアジサイは、やはり独特の風情があります (´ー`)シトーリ。
ではレインコートを羽織って、さっそく線路脇でカメラを構えてみましょう (*`・ω・´)-3フンス!。


0007.jpg
雨の季節、
線路脇を彩る紫陽花を横目に見て走るのは
サーモンピンクの1731編成。
(゚ー゚*)ピンク
▲京王井の頭線 浜田山-高井戸

0008.jpg
たわわに咲いた紫陽花の向こうから
明るいオレンジベージュの1727編成が
雨を突いてやってきました。
(゚ー゚*)オレンジ
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山

0009.jpg
花が小さくて白い紫陽花は、
舶来品種のアナベルでしょうか?
どんよりとした梅雨空のもと、
青空色(ライトブルー)の1721編成が
その横をかすめてゆきます。
(゚ー゚*)アオ
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山(後追い)

0010.jpg
紫陽花に見送られて渋谷を目指す、
アイボリーホワイトの1709編成。
(゚ー゚*)シロ
この編成をアナベルと組みあわせて
撮ればよかったかな?
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山

0012.jpg
開花のピークを迎えて“密”になった紫陽花と、
できれば“密”の状態を避けたい通勤電車。
こちらは先ほどのライトブルーよりわずかに青が薄い
ブルーグリーンの1708編成です。
(゚ー゚*)ブルグリ
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山


週末の土曜日とはいえ朝7時台の井の頭線は、急行列車と各駅停車が数分おきに次々と通過してゆきます。しかも井の頭線の1000系といえば、前頭部や帯色のカラバリ(カラーバリエーション)が7種もあり(特別色でレインボーカラーの1729編成をのぞく)、アジサイとの組み合わせでもそれぞれの色で印象が少し異なって見え、同じ形式の電車ながら撮影していて楽しい (´▽`*)カラフル♪(この日はレインボーが運用に入っておらず、お休みだったのは残念だけど (・ε・`)チェ)。
そんななか、私がアジサイと絡めていちばん撮りたかった色が、薄紫色のバイオレット編成 (゚ー゚*)ムラサキ。7色のカラバリにそれぞれテーマやイメージがあるのかどうか分からないのですが(それを明確に記されたものが見つけられなかった)σ(゚・゚*)ンー…、もしあるとすれば、バイオレットは沿線の名物であるアジサイをイメージしたものだと思われます (´ω`)アジサイ(そもそもバイオレットはスミレを意味するものだけどね・・・^^;)。
ちなみに、たまたま巡り合わせが悪くて、そのお目当てのバイオレット編成は私が吉祥寺から浜田山へ来る際、各駅停車とそれを追い越す急行列車の二本立て続けに同色が行ってしまい ヽ(´д`;)アア…、撮影ポイントでは他の色に比べて少し待つことになってしまいました(1000系は一色につき4編成あり、バイオレットのうちの一本は富士見ヶ丘の車庫に留置されているのを確認したので、いま運用に就いている同色は3本かな?)。
そして・・・(゚∀゚)オッ!


0013.jpg
雨がそぼ降る土曜の朝、
渋谷ゆきの急行列車が
紫陽花を揺らして快走します。
バイオレットの1726編成と紫陽花は、
お似合いのコラボ?
(゚ー゚*)ムラサキ
▲京王井の頭線 高井戸-浜田山


うすむらさき、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
雨足が強まってきたなか、ようやく姿を現したバイオレットの1776編成。高井戸も浜田山も停車しない急行列車は各駅停車よりも通過速度が若干はやく、それを慎重に写し留めてみました (^_[◎]oパチリ。オデコの急行表示と識別灯(急行灯・通過標識灯)の点灯が表情をさらに引き締めます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ピンクやオレンジ、ブルーなどと比べると、どこか上品な印象を受けるバイオレット。発色的にはちょっと地味ですが、その淡さが色とりどりのアジサイといい感じにマッチしていると思います (σ´∀`)σイイネ。あくまでもアジサイ=バイオレット編成のイメージに拘った、個人的な見方ですが (゚∀゚)アヒャ☆。
なお、やってきたバイオレットは、来るときに見かけたのと同じ1726編成で(吉祥寺で右側に停まっていた急行)、どうやらこの日の同色は連続運行に入った二本しか稼働していなかったみたい σ(゚・゚*)ンー…。また、好みのアングルが上り方向だったため、当編成が渋谷から折り返して吉祥寺へ行き、さらにその折り返しの渋谷ゆきを狙うこととなり イッタリ(゚д゚≡゚д゚)キタリ、結果的にけっこう時間がかかってしまいましたが、何にしても狙っていた画が撮れて満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

8時半を過ぎたあたりから、ポツポツと同業者の姿が見られるようになったので、私はこれにて撤収 ( ̄  ̄*)オシマイ。ただ、まだ時間が早いので、これから別路線のアジサイが撮れる場所へ移動することとしました ...(((o*・ω・)o。今から向かえば、ちょうど“アレ”に間に合うかな? σ(゚ー゚*)アレ?


0020.jpg
撮影を終えて浜田山の駅へ戻り、
乗ったのは井の頭線の渋谷ゆき。
▲京王井の頭線 浜田山

0021.jpg
浜田山から3駅目の明大前で
井の頭線から京王線に乗り換え。
タイミングよく準特急の新宿ゆきが
ホームに入ってきました。
“準特急”って京王独特の種別だよね。
( ̄。 ̄)ジュン
▲京王線 明大前

0022.jpg
んで、新宿では
山手線の外回り電車に乗り換え。
電子レンジみたいなお顔のE235系です。
( ̄  ̄*)レンジ…
そういえば、コレの横須賀線バージョンが、
ついに姿を現しましたね。
▲山手線 新宿

0023.jpg
さらに田端で山手線から
京浜東北線の北行電車に乗り換え。
ノリカエ!ε=┌(;゚д゚)┘
▲東北本線(京浜東北線) 田端

0024.jpg
京浜東北線の車窓を眺めていると、
目的地に咲いているアジサイが確認できます。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲東北本線(京浜東北線) 上中里-王子
(車窓から)

0025.jpg
0026.jpg
田端から二駅目の王子で下車。
(゚ー゚*)オージ
東京都北区に位置する王子は
私が乗ってきた京浜東北線のほか、
地下鉄の東京メトロ・南北線と、
都電荒川線(東京さくらトラム)が発着します。
▲東北本線(京浜東北線) 王子


浜田山0855-(京王井の頭線)-明大前0904~0911-(京王線準特急)-新宿0918~0926-(山手901G)-田端0944~0949-(京浜東北866A)-王子0954

井の頭線、京王線、そしてJRの山手線、京浜東北線と、都内の電車をこまごまと乗り継いで ノリカエ!ε=┌(;゚д゚)┘、杉並区の浜田山から一時間かけてやってきたのは、北区の王子(おうじ)。距離的にはたいしたことないのですが、けっこう手間のかかる移動でした ε-(´o`;A フゥ…。
そんな王子でアジサイのスポットと言えば、もうご存知の方も多いと思われますが、駅近くにありながら自然豊かな都民の憩いの場、飛鳥山(あすかやま)公園。その園内・・・というより、公園の北側に沿う小径の斜面には無数のアジサイが植栽されており、都内屈指のアジサイ名所となっているのです (・o・*)ホホゥ。しかもこの場所はすぐ脇を東北本線(京浜東北線、宇都宮線、湘南新宿ライン)が通っていて、当線の撮影ポイントとして鉄ちゃんにも有名な場所 (゚∀゚*)オオッ!。そんなアジサイ名所は今の時期、純粋に(?)アジサイを愛でる方たち (*'∀'*) キレイ、アジサイをバックにモデルさんの撮影をするプロ?アマ?のカメラマン【◎】]ω・´)パシャ!、そしてアジサイと列車を絡めて撮ろうとする鉄ちゃんで ( ̄  ̄)テツ、小径は賑わいを見せています。
もちろん私の目的は“アジサイ鉄”。通行人の邪魔にならぬよう小径から少し外れたあたりでカメラを構え、アジサイと列車をウマくまとめてみましょう (*`・ω・´)-3フンス!。


0028.jpg
飛鳥山公園の北壁に沿った、
あじさいの小径。
人がすれ違うのもギリギリな細道に
紫陽花が覆い被さるように咲いています。
(・∀・)イイネ

0029.jpg
私が到着してすぐ、
タイミングよく通過したのは
上野を10時ちょうどに発車した
長野原草津口ゆきの特急「草津」。
(゚∀゚)オッ!

651系の白い車体が
紫陽花の咲く風景に映えます。
▲東北本線 尾久-赤羽(王子付近)

0030.jpg
手前の貨物線(湘南新宿ライン)を
轟音とともに突然現れた、
EF81形140号機の単機回送。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
長岡のパーイチがなんでここに?と思い、
あとからネットで調べてみたら、
郡山の工場に入場するキハE130系を牽引したあと、
長岡へ帰区する途中にここを通過したみたい。
( ̄。 ̄)ヘー
▲東北本線 田端操-赤羽(王子付近)


先ほどの井の頭線と比べたら、やはりJRは柵が高めに設置してありますが、アジサイと列車のコラボとしては悪くない感じ (・∀・)イイネ。ここでは宇都宮線や湘南新宿ラインの普通列車(E231系・E233系)に加え、特急列車や電気機関車(たまたまだけど)など多様な車種が見られて、同系で色違いだった井の頭線とはまた別の楽しさがあります (´▽`*)タノシィ。
そんななか、通過する時刻を見計らって移動してきた私のお目当てが、拙ブログ初登場となるこの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


0031.jpg
艶やかな紫陽花の向こうを
優雅に横切るのは、
シックなサファイアカラーの豪華特急。
その名も「サフィール踊り子」です。
▲東北本線 尾久-赤羽(王子付近)


サフィールが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
深みのある青い車体色は光の当たり具合で見え方がかなり変わるようなのですが、梅雨空のもとで見るとまるで深海のような印象。そんな繊細な色を纏ったこの列車は、新型のE261系を使って東海道本線の東京(新宿)と伊豆急下田のあいだを結ぶ、特急「サフィール踊り子」 (゚ー゚*)サフィール。
仏語で宝石のサファイアを意味する「サフィール(Saphir)」と名乗る当列車は、全車両がグリーン席とプレミアムグリーン席で構成され、フードメニューを楽しめるカフェテリア(ヌードルバー)も備えた豪華な編成 (゚∀゚*)オオッ!。コンセプトの違いはあるものの、今春まで運転されていた251系「スーパービュー踊り子」の後継とも言える、伊豆方面への新しいリゾート列車です 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。3月に華々しくデビューし、機会があれば撮りたい・・・と思っていたところで、あのコロナ騒動となり、私にとってはようやく今回が初撮影となりました (^_[◎]oパチリ。
ところで、東海道本線の特急列車である「サフィール踊り子」が、なぜ東北本線(宇都宮線)の王子界隈を走っているのかというと σ(゚・゚*)ンー…、実は「サフィール」に使われるE261系の所属基地は埼玉県の大宮にある大宮総合車両センター(電略は「宮オオ」ね)で、営業運転前に始発駅となる東京(新宿)まで大宮から回送列車が設定されているのです ...(((o*・ω・)o。いま通ったのがまさにそれ(回8101M) (´ω`)ナルヘソ。
できることなら、リゾート特急の「サフィール踊り子」にふさわしく、壮大な伊豆の海景色をバックにして撮りたいところですが、現在(6/13)はまだ都県をまたぐ移動の自粛が求められているため、それをガマンせねばなりません (-`ω´-*)ガマン。ならばせめて今の季節を活かした一枚を撮ろうと思い、この都内の飛鳥山公園で旬のアジサイと絡めてみました ( ̄∇ ̄*)アジサイ。まあ、海バックの「サフィール」は焦らずとも、いずれいくらでも撮れる機会があるでしょう。

これで、“アジサイ鉄”の撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン・・・ですが、私が撮る写真はどれも“花より団子”ならぬ、“紫陽花より電車”と言わんばかりに、花でなく列車のほうばかりにピントを合わせていて、お花好きの方が見るとモヤモヤした気分になるかもしれませんね (≡"≡;*)モヤモヤ…。そこで少しだけ散策を続け、飛鳥山公園のアジサイを“鉄抜き”で撮影してみました (^_[◎]oパチリ(“鉄抜き”って、なんだかお寿司の“サビ抜き”みたいな言い方だね(笑))。


0032.jpg
0033.jpg
0034.jpg
0035.jpg
0036_1.jpg
0036.jpg

我ながらお花を撮るのはあまり上手くないけれど (´~`)ウーン、雨に濡れてしっとりとしたアジサイはやっぱり、梅雨の風情が感じられてきれいですね。鉄分とはまた違った癒し成分がアジサイからもらえました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。ヘタなりにもたまには花にレンズを向けてみるのもいいものだ・・・などと思いながら小径をまったりと散策していると ...(((o*・ω・)o、そこへ不意に現れたのは、かつてブルートレインの牽引にも使われた国鉄型電気機関車のEF65形!(*゚ロ゚)ハッ!!


0037.jpg
先ほどのEF81 140に続き、
今度はEF65 1115が単機でやってきました。
近くにいた同業者のおにーさんに聞いてみたところ、
工事用列車(工臨)の返却回送らしい。
▲東北本線 赤羽-田端操(王子付近)


う~ん、やっぱり私は“花より鉄”だなぁ・・・(笑)

都県またぎの自粛が求められているなか、都内で楽しんだアジサイと列車の組み合わせ (^_[◎]oパチリ。車種に乏しい通勤路線の井の頭線でも、いくつかのカラバリのなかでバイオレットにターゲットを絞って狙うと緊張感が高まったし (`・v・´;)ドキドキ、移動してきた飛鳥山公園ではお目当ての「サフィール踊り子(回送)」のほか、わずかな時間で二機の国鉄型電気機関車に遭遇するなど、予期せぬサプライズにも恵まれて w( ̄▽ ̄;)wワオッ!、撮影を存分に楽しむことができました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。たしかに行動範囲が狭まる都外移動の自粛は多少の息苦しさを感じたけれど、でもそのことで近場のアジサイ名所をいま一度、見つめ直すことができたように思います (-`ω´-*)ウム。

それにしても、この日の雨足は思っていたよりもけっこう強くて、とくにズボンと靴はもうぐっしょり (´д`;)グッショリ…。風邪をひかないうちに引き上げるとしますか。万が一ここで37度以上の高熱なんか発したら、コロナだと疑われてシャレにならないしね・・・(苦笑)


0038.jpg
アジサイ撮影の帰りに昼食で立ち寄ったのは、
おもに首都圏のエキナカにある
駅そば屋さんの「あじさい茶屋」。
拙ブログの“このネタ”を、
覚えている方がいるかな?(^^;)

0039.jpg
いただいたのは、
個人的な定番のコロそば。
コロソバ(゚д゚)ウマー!
ちなみに今は駅そば屋さんでも、
間隔を空けての利用が求められています。
ソーシャル ⊂ニ(`・ω・´)ニ⊃ ディスタンシング!



王子1138-(京浜東北1062A)-赤羽1144~1151-(埼京1186F)-新宿1207





ONE-shot 366 感謝の青い樹 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 366 感謝の青い樹

0529.jpg
都電が走る下町の一角から夜空を見上げると、
そこにひょーっと伸びるのは、
天空へ届かんばかりの高さを誇る青い樹(ツリー)。
ヽ(*゚O゚)ノ ヒョー!!


医療従事者への感謝と応援の気持ちを込めて
5月の末日まで青いライトアップが実施された、
東京スカイツリー。
この感謝対象としている医療従事者とはもちろん、
新型コロナウイルスに立ち向かう方々であることは
言わずもがなです。
“(人ω´-*)カンシャ カンシャ

それを踏まえた上、
個人的なことで誠に恐縮なのですが・・・
実は心臓に重大な疾患を持つ私の父の手術が
コロナ禍の以前から5月に行なわれる計画となっており、
感染状況によっては先延ばしとなる可能性があったものの、
幸いにも手術予定日の直前に緊急事態宣言が解除され、
予定どおり5月28日に実施。
ただし、コロナ感染のリスクを極力減らすため
院内で待機できる家族は一人のみとされ、
それを千葉の実家で父と同居している母にお願いしました。
私は都内の自宅で成功を祈るばかりです。
そして5時間にも及ぶ手術は大きな問題なく無事に終了し、
その知らせを受けてホッと胸をなでおろした次第。
ε-(´o`;)ホッ


そんなことがあって、
個人的にもお医者さまに大変お世話になった私は、
医療従事者への感謝を表す“青いスカイツリー”を
どうしても写真に収めたくて、
父の手術の翌日に撮影へ訪れました。
(^_[◎]oパチリ

ちなみに写っている電車が小さいので
ちょっと分かりづらいのですが、
(写真をクリックすると別ウィンドウで表示されます)
現行の都電はピンクや黄色、オレンジなど
いろいろな色の電車があるなか、
バイオレットの8807号車と青い9002号車という
青系の二両がタイミングよく並んでくれたのは、
なんだか不思議な偶然を感じます。
(゚∀゚*)オオッ!


術後の経過が良好な父。
都県外移動の自粛要請が解除されたら私はまず、
父の見舞いと
手術につきそった母を労いに
千葉へ向かいたいと思っています。


▲20.5.29 都電荒川線 荒川区役所前
(開いている踏切から望遠レンズで撮影)






☆オマケ★


中央線・・・E491系「East i-E」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2020.05.30 中央
“都内限定”の撮り鉄!
E491系「East i-E」 撮影
 
 
世界中をパニックに陥れた、新型コロナウィルス感染症。
日本の国内でも春先から感染が広がりはじめて、私の住む東京都では3月28日に外出の自粛要請が、そして4月8日には政府から全国的な「緊急事態宣言」が発出。これにより“3密(密閉・密集・密接)”と呼ばれる環境で人と人とが接触する機会や、不要不急の外出行動は極力控えるよう国民に求められ、あくまでも「指示」でなく「要請」ではあるものの、感染者数の増加やひっ迫した医療体制などを鑑みれば、外出自粛は素直に受け入れざるを得ない状況となりました。せっかくのゴールデンウィーク(大型連休)が遊びに行けないのはとても残念だけど、こればかりは仕方がないよね (-`ω´-*)ウム。
そんななか、「近所での買い物や適度な運動くらいの外出はよい」という“免罪符”のような言葉を私はいいように捉えて σ(゚・゚*)ンー…、自宅から徒歩や自転車で行ける近場の範囲で、買い物ついでや運動がてらに(?)ちょこちょこと撮り鉄を愉しみ (^_[◎]oパチリ、その“ご近所鉄”の様子は拙ブログの短編記事(ONE-shot)でお伝えしてきたとおりです。


0506.jpg
緊急事態宣言の発出中には
駅前などで外出の自粛を促す横断幕が
張られていました。
▲20.5.22 中央本線 吉祥寺


そして、長く感じられた緊急事態宣言が東京などで解除されたのは、5月も最終週となった25日。まだコロナウィルスの感染が完全に収束したわけではなく、引き続き動向を注視していく必要がありますが、とりあえず外出自粛要請が緩和されたと受け取れるような状態となりました ε-(´o`;)ホッ。
とはいえ、どこにでもひょいひょい遊びに行っていいのではなく ヘ(゚ω゚ヘ)))ヒョイヒョイ、各県によって判断は異なるようですが、東京やその近県ではしばらくのあいだ都県境をまたいでの行動はなるべく控えるように求められています ヾノ・∀・`)マダマダ。それでも今までの外出自粛期間中に比べたら、たとえ都内だけでも行動範囲を広げられるのはありがたい。
そこで、緊急事態宣言が解けて最初の週末、私はさっそく“都内限定”の撮り鉄に出かけてみることとしました ( ̄  ̄*)トナイ。もちろん、マスクを着用し、3密となるような場所は避け、人との間隔(ソーシャルディスタンシング)を意識しながらの行動をしっかりと心がけて・・・(*-□-)マスクマン。


5月30日(土)


0001.jpg
自宅の最寄り駅のコンコースには、
コロナ対応にあたる方々へ感謝の言葉と
悪疫退散を願う「アマビエさま」のイラストが
掲げられていました。
(゚ー゚*)アマビエ
▲中央本線 三鷹

0002.jpg
私が“ご近所鉄”で使用していた愛車は
オレンジ色のチャリンコでしたが、
今日は同色(?)のE233系で運転されている
中央線快速電車に乗ります。
▲中央本線 三鷹


東京都下でJR中央線の沿線に住んでいる私 (゚ー゚*)トカ。そこから都心のほうへ向かうのならば東京ゆきの上り列車に乗るところですが、緊急事態宣言解除後の週末はおそらくターミナル駅や繁華街で多くの人出が予想され、実際に上りの快速列車はけっこう混雑しています (´д`;)人大杉…。それを見るとまだ感染リスクの不安を感じずにはいられません σ(・ω・`)ウーン…。
ただ、今回の私が乗ったのは、都心とは逆のほうへ進む高尾ゆきの下り列車 コッチ…((((o* ̄-)o。これは混雑を意識的に避けたわけでなく、目的地が下り方向にあるからなのですが、こちらの車内は一車両に数人程度のガラガラ状態でした ( ̄  ̄ )ガラガラ…。
ちなみに余談ながら、コロナ以前の私は通勤などで電車を利用する際、車内が多少は混んでいても下車駅の階段に近い位置に乗ることが多かったのですが、最近はなるべく空いている先頭車や最後部などを選ぶようにしています(路線によって混雑する位置は異なるのですが・・・)。


0003.jpg
ガラガラ・・・というか、
国分寺を過ぎたら貸し切り状態となった
下り電車の車内。
(・ω・)ポツン。


東京西部の多摩地域を横断するように進む高尾ゆきの下り列車は、やがて多摩川に架けられた鉄橋にさしかかります (゚ー゚*)タマガワ。多摩川というと東京と神奈川の都県境を流れるイメージを持つ方も多いかと思われますが、中央線が走るこのあたりは川を渡っても東京都内で(東岸側が立川市、西岸側が日野市)、今は控えるようにいわれている“県またぎ”にはなりません(笑) (+`゚∀´)=b OK牧場!。
そんな多摩川に近い日野(ひの)で私は下車しました (・ω・)トーチャコ。

三鷹1034-(中央1049T)-日野1050


0005.jpg
古民家風の駅舎が印象的な日野。
この駅舎が建てられた当時(1937年)は
駅のまわりがまだ田園地帯だったため、
その風景と調和がとれるように
このような造り(入母屋造り)としたのだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
なお、現在は駅舎の入口に
たいやき屋さんが併設されています。
(゚¬゚*)ジュルリ
▲中央本線 日野

0006.jpg
たいやきくん(ごまあん)を一ぴき買って、
多摩川の河川敷にやってきました。
(´▽`*)タイヤキクン



駅から線路沿いに東へ歩いて15分 ...(((o*・ω・)o、先ほど中央線の列車で渡った多摩川の鉄橋が今回の目的地となる撮影ポイントです。
中央線E電区間(中央快速線)の超ド定番ポイントといえる多摩川橋梁、拙ブログでもここで撮った列車の写真を過去に数えきれないくらいお見せしており、今さらあらためてご紹介するほどの場所ではないのですが σ(゚・゚*)ンー…、思えば外出自粛要請が発出されていたときには、この定番ポイントでさえ気軽に来ることはできなかったんですよね 乂`・д・´)ダメッ!。なので、そんな場所だからこそ、ふたたび自由に撮影ができるようになった喜びをかみしめています +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。。
ちなみに前週の私は、同じ多摩川に架かる武蔵野貨物線の橋梁(コンクリート橋)へ、「ニーナ」(EF66 27が牽く貨物列車)を撮りに自転車で駆けつけていますが(前回の「ONE-shot」参照)ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!、あちらの橋梁がウチから10キロの距離なのに対し、それよりも上流に位置する中央線の鉄橋まではウチから17キロ ( ̄  ̄;)トオイ…。片道だと7キロの差だけど、往復で30キロ越えとなるとさすがにママチャリだとキツくて、チャレンジする気にもなりませんでした ヾノ・∀・`)ムリムリ。やっぱりここまで電車でサクッと来られるって、ありがたいなぁ・・・(笑)


0007.jpg
私がカメラを構えたこのあたりは
ほかに同業者(鉄ちゃん)の姿はなく、
釣り人が何人かいらっしゃいましたが、
“密”になるような状態ではありません。
ε-(´▽`*)ホッ

0008.jpg
入道雲を背にして多摩川を渡り、
一路、信州を目指す、特急「あずさ」。
列車の窓を見るかぎりだと空席が目立ち、
乗客はまだ少ないようですね・・・。
自然豊かな甲州や信州へ私も行きたいけれど、
もう少しのガマンかな。
▲中央本線 立川-日野


もしも緊急事態宣言が長引けば、そのまま梅雨入りしちゃうんじゃないかとの懸念があったものの (゚ペ)ウーン…、どうにか入梅前に解除されて、今日は爽やかな晴天に恵まれた東京 (´▽`*)イイテンキ♪。もくもくとした入道雲が湧き上がり、すっかり夏っぽさを感じる空となりました (゚- ゚)ナツ。これを列車の背景に写し込もうと思い、鉄橋から少し離れた位置で風景を広く入れたアングルにしてみます (・∀・)イイネ。
本来この場所(下流側)は午前中がきれいな順光で、正午に近い今はもう列車の手前側面の日あたりがだいぶ弱くなっているのが上写真の「あずさ」を見ても分かるのですが、私が撮りたい列車の通過がこの南中の時間帯なので致し方ありません (・ε・`)シャーナイネ。コロナの影響を受けて臨時列車の運休が続いている中央線、そんな“ネタ”が少ない状況で狙うターゲットはいったい何なのかというと・・・σ(゚・゚*)ンー…、E233系の快速電車やE353系の特急列車などの定期列車で試し撮りを重ねつつ待つことしばし、やがて橋上にこんな車両が姿を見せました (゚∀゚)オッ!。


0009.jpg
眩しい初夏の日差しが降り注ぐなか、
川風を受けて鉄橋を渡りゆく、
検測車のE491系 「East-i E」。
▲中央本線 日野-立川


アイちゃん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
橋上に収まる短い3両編成の白い列車、よく見ると車体側面の窓や扉が少なくて、ふつうの電車とは異なるただ者ではない雰囲気を匂わせています (=゚ω゚=*)ンン!?。
もうご存知の方も多いと思われますが、これはおもにJR東日本管内にて在来線電化路線の軌道・架線・信号などの検査や測定を行なう事業用車両(検測車)のE491系で、その愛称は「East i-E(イーストアイ・イー)」。ざっくりと言えば、東海道新幹線での「ドクターイエロー」にあたる存在です (・o・*)ホホゥ。当車はJR東日本の各線を定期的に巡回して検測を行なっており、この日は中央線の車両基地である豊田車両センターから、常磐線の車両基地である松戸車両センターへ回送される行程(武蔵野線経由)が組まれていました (´ω`)ナルヘソ。


1050.jpg
今回は遠景での撮影だったので、
もう少し「East i-E」が分かるように
昨年の同時期に中央線で検測が行われたときのものを
ここに再掲します。
▲19.5.11 中央本線 国立


すんごく珍しい大ネタではないけれど、一本(一編成)のみの存在でそこそこレアな「East i」 (゚ー゚*)イースト菌。宣言解除後の週末に中央線を通過したタイミングはラッキーでしたし、行動範囲を都内に絞った撮り鉄のターゲットとしては、悪くないチョイスだったように思います ъ(゚Д゚)ナイス。時間的に光線状態があまり良くなかったけれど、白い車体だったので黒潰れせずに済んだのは幸いでした。でも、入道雲のもくもくした形は、最初に撮った「あずさ」のほうがよかったね σ(・∀・`)ウーン…。


0010.jpg
中央線の鉄橋脇から下流のほうを向くと、
多摩川を跨ぐ多摩都市モノレールも望めます。
(゚ー゚*)タマモノ
こちらも入道雲の形がスゴいですね。
夕方には天気が崩れるのかな・・・?
▲多摩都市モノレール 柴崎体育館-甲州街道


お目当ての「East i」が撮れたことで多摩川での撮影を終了し、続いて私が移動してきたのは日野から中央線で下り方向へ二駅目の八王子 ...(((o*・ω・)o。もちろんここも都内です (+`゚∀´)=b OK牧場!。

日野1240-(中央1159T)-八王子1247


0011.jpg
0012.jpg
東京都西部、多摩地域の主要都市で、
人口が50万人を超える中核市の八王子。
街の中心となる駅の周辺には
いくつもの商業施設が建ち並び、
週末には多くの買い物客で賑わいます。
(゚ー゚*)ハチオージ
ちなみに今記事のタイトル写真
八王子の駅名看板の「八」の字が
靴を履いているのに気づきましたか?
▲中央本線 八王子


八王子は、ここまで私が利用してきた中央線(中央本線)のほか、橋本や町田、横浜方面へ伸びる横浜線(一部、根岸線と直通運転)、高麗川や川越方面へ伸びる八高線(川越線と直通運転)が接続し、またJR駅と少し離れた京王八王子駅には私鉄の京王電鉄も発着しており、東京都西部(多摩地域)における交通の要衝となっています (・o・*)ホホゥ。


0013.jpg
八王子駅の窓口付近でも、
悪疫退散を願うアマビエなどが見られます。
ちなみに私は今回のコロナ騒動で初めて
アマビエやヨゲンノトリという存在を知りました。


そんな各線のなかで私がちょっと気になったのが、八高線(はちこうせん) (゚ー゚*)ヤッタカセソ。
当線はここ数年で、古い車両(205系3000番台、209系3000番台および3100番台)から新しい車両(209系3500番台、E231系3000番台)への置き換えが進められ、新しい車両・・・というか、実態は総武線からのお古なのですが、それが必要数に達したことから古い車両はもうすべて撤退したものだと思っていたのです サイナラ~(´;ω;)ノ~~~。ところが数日前に見たSNSの情報によると、どういうわけか置き換え対象だったハズの209系3100番台(古い車両のひとつ)がまだ生き残っていて運用に就いているらしい エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。のちほど説明しますが、八高線の古い車両のなかでもとくに当番台は変わった経歴を持つ“珍車”で、私も何度か撮影したことはあるものの、できれば引退前にもう一度くらい記録したいと考えていました σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私がやってきたのは、八王子の駅から歩いて20分ほどのところに位置する、八高線の浅川(あさかわ)橋梁。先ほどの多摩川に続いてまたしても川に架かる鉄橋ですが、ここも手軽に列車を撮れるメジャーな撮影ポイントです。


0014.jpg
八王子と北八王子の駅間に位置する、
八高線の浅川橋梁。
ちなみにここから下流側へ1キロほど進むと、
中央線の浅川橋梁もあります。
▲八高線 北八王子-八王子

0015.jpg
個人的にはまだ目新しさを感じる
オレンジと黄緑の帯を巻いたE231系3000番台が、
轟音を響かせて鉄橋を渡ってゆきました。
▲八高線 北八王子-八王子(後追い)


八高線の浅川橋梁は、障害物が少なくて列車をスッキリと撮ることができる単線のガーダー橋 (*´v`*)スッキリ。引きも寄りも可能でアングルの自由度が高いなか、お目当てとなる209系3100番台は車両前面の“顔”に特徴があるので、橋のたもとから正面気味に狙える位置でカメラを構えます。なかなか迫力が感じられていいアングルじゃないですか (・∀・)イイネ。
そこへ最初に通過した下り列車の川越ゆきは、新たに八高線の顔となったE231系3000番台(ハエ41編成 ←八高線の電車は川越車両センターの所属なので“ハエ”ね)(=゚ω゚)ノ゙ヤア。当編成はもともと中央・総武緩行線で使われていたものですが、山手線にE235系が新製投入され、もと山手線で使われていたE231系500番台は総武線へ転属、それによって総武線のE231系0番台(と209系500番台)が短編成化や半自動扉化などの改造を施して3000番台となり、八高線へとやってきました ( ̄  ̄*)オフル。ちなみにこのような「玉突き転配」は、かつて国鉄時代の国電に使われていた103系などでも多く見られ(同じ103系でも冷房を搭載した新しい車両は山手線や京浜東北線に優先されて、非冷房のお古が常磐線や武蔵野線、南武線などにまわされた)、その当時から国電好きだった私としては今回の展開もなかなか興味深い (*・`o´・*)ホホゥ。
そんな転配劇のなか、E231系などの転属組によって押し出され、お役御免の危機に瀕しているのが件の209系3100番台(ハエ71編成)。SNSの目撃情報などを参考にすると、当編成は次の八王子ゆき上り列車に就いているようです (゚∀゚)オッ!。


0016.jpg
りんかい線、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!(違う)

0017.jpg
鉄橋を渡って迫りくるのは、
ブラックフェイスに輝く
丸いお目目(ヘッドライト)がチャームポイントの
209系3100番台。
▲八高線 北八王子-八王子


ハエ71が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
先ほどのE231系3000番台と同じステンレス製の通勤型(一般型)電車でありながら、見比べるとけっこう印象が異なる209系3100番台 σ(゚・゚*)ンー…。もちろん両者は形式が違うし、製造時期や走行性能、車体サイズなども異なるけれど、共通点のひとつとして挙げられるのはどちらも他線から八高線用に改造を受けて編入された経歴を持っていること (・o・*)ホホゥ。E231系3000番台の転属話は先述したとおりですが、とくに面白いのがこの“珍車”と言われる209系3100番台のほう ( ̄  ̄*)チンシャ。
JR化後もディーゼルカーを使う非電化路線だった八高線の八王子と高麗川(こまがわ)のあいだ(いわゆる八高南線)が、電化されて川越線との直通運転(八王子~高麗川~川越)が開始されたのは1996年(平成8年)、その当時は新製された209系3000番台と、もともと川越線で使われていた国鉄型の103系3000番台・3500番台で運用されていました (´ω`)ナツカシス。その後、車齢が高く劣化が目立ちはじめた103系を置き換える際、本来は山手線のE231系化で余剰となった205系を八高線用に改造(3000番台化)して転用する計画だったのですが、それだけでは必要数が賄えず(埼京線の大崎延伸に必要な編成の転属を優先させたため)、そこで目を付けたのがJRでなく東京の第三セクター路線である東京臨海高速鉄道・りんかい線で、編成の組み替えにより余剰となっていた70-000形 (゚ー゚*)リンカイセソ。


1028.jpg
川越車両センターのイベントで展示された、
りんかい線の70-000形(右)と、
八高線用の209系3000番台(左)。
なお、八高線電化時に新製投入された
オリジナルの209系3000番台は現在、
すでに全車が引退しています。
▲16.10.15 川越線 川越車両センター


りんかい線の70-000形はJRの209系をベースに製造された形式で、制御機器類はすでに八高線で使われていた209系3000番台とほぼ同一仕様。編入にあたっての性能的な問題はありませんでした (+`゚∀´)=b OK牧場!。そんな元・りんかい線の70−000形を八高線仕様に改造したのが209系3100番台です (´ω`)ナルヘソ。JRから私鉄や三セク鉄道などの民鉄へ車両が譲渡される例はちょくちょく見られますが(最近ファンの間で大きな話題となった元・只見線用キハ40の小湊鐵道への譲渡も、その一例ですね)、逆に民鉄からJRへ車両が編入される例はとても珍しいケースで、この209系3100番台のほかにパッと思いつくのは、北越急行ほくほく線の元・特急「はくたか」用だった681系2000番台・683系8000番台(→JR西日本)と、廃線となった高千穂鉄道のディーゼルカー(→JR九州)くらいかな?


1029.jpg
これも川越車両センターでのイベントから。
右がりんかい線の70-000形で、
左が八高線用の209系3100番台。
ビフォー・アフターの並びです。
ビフォー⊂(゚Д゚≡゚∀゚)⊃アフター
209系3100番台には70-000形の
面影が感じられますね。
▲17.10.14 川越線 川越車両センター


そんな変わった経歴を持つマニア好みの“珍車”も、後継車(E231系3000番台と209系3500番台)への置き換えにより、その数奇な生涯に幕を閉じる サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~・・・のだと思っていました ( ̄△ ̄;)エ?。しかし5月29日現在、どういうわけかいまだに八高線での運用にしれっと就いていた当編成 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。珍車だけにその延命された展開にも不思議な星回りのようなものを感じます w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。
ただ、近い将来に姿を消してしまう可能性は高いので、この撮影機会はいい記録となりました (^_[◎]oパチリ。


0018.jpg
八王子で折り返して来る下り列車は
鉄橋脇の踏切から狙ってみます。
こちらも編成写真がきれいに撮れる好ポイントです。
(・∀・)イイネ

0019.jpg
下り列車の川越ゆきとして戻ってきた、
209系3100番台・ハエ71編成。
2編成が改造により誕生した当番台のうち、
このハエ71編成は先頭車のみが元・70-000形で
中間車の電動車ユニットは新製車です。
そのため、先頭車と中間車では側面のテカり方が
ちょっと違うように見えます。
(ちなみにハエ72のほうは全車が元・70-000形)
▲八高線 八王子-北八王子

0020.jpg
振り返って、後追いでもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
すでに70−000形として使われていた時代よりも長く
八高線での活躍を続ける209系3100番台。
はたしてその走りはいつまで見られるのでしょうか。
▲八高線 北八王子-八王子(後追い)


八王子ですぐに折り返してくる同編成の下り列車を、せっかくなのでもういっちょアングルを変えて撮影し (^_[◎]oパチリ、走り去る後ろ姿を見送って本日の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


0021.jpg
八王子の近くに住む友人と
街なかの居酒屋さんで落ち合い、
打ち上げに付き合っていただきます。
イエー♪(〃゚∇゚)ノ凵☆凵ヽ( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪
久しぶりに味わう撮影後の一杯、
く〜、たまらんなぁ・・・。
凵ヽ(>∀<*)クゥーッ!!
いちおう混雑時間をさけた入店でしたが、
さすがに午後3時前ではまだガラガラでした(笑)
日が暮れる前にお開きとしましょ


八王子1758-(中央1728T)-三鷹1821

緊急事態宣言が解除されたあとの週末に、都民の私が行動範囲を都内に絞って出かけた“撮り鉄”。
その行程を結果的に見れば、単に中央線で日野(多摩川)に立ち寄って八王子を往復しただけに過ぎませんが、それでも自転車で近所を這いずりまわっていたときに比べたら、ずっと開放的な気分が味わえました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
ぶっちゃけ、ウイルスが都県境を意識して蔓延するわけでなく、キッチリと“都内限定”と区切る意味は個人的に薄いような気もしていますが、でも「不要不急の都県またぎはしないほうが望ましい」と要請されれば、私がそれに反発する理由はなく、急いで遠出するような用事もとくにありませんので、感染拡大の予防策として今は越えないほうがいいんだろうと納得しています (-`ω´-*)ウム。まあ、“都内限定”というルールが与えられたなかで撮り鉄を楽しむのもまた、一興といえるかもしれません ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。

ここ数日の東京は、また感染者数が増加傾向なのが気がかりで、ひょっとすると都県またぎの解除目安となっている6月19日が先送りされるかもしれないけれど、焦らずに状況をしっかり判断したいと思っています。






☆オマケ★