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ONE-shot 300 千代田線のマルキュー [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 300 千代田線のマルキュー

2000.jpg
「ありがとう」の文字が書かれたヘッドマークを掲げて、
常磐緩行線を快走する209系1000番台。
緑色の帯が巻かれた姿は、まもなく見納めに・・・。
(´・ω・`)ショボン


試作形式の実戦投入や
中途半端な時期にわずかな数の編成増備が行なわれて、
その結果、製造両数が極端に少ない希少形式、
いわゆる「レア車」がいくつも存在し、
かつては「レア車の宝庫」などと言われた、
常磐緩行・千代田線(両線は直通運転)。
たった一本(一編成)のみのレア車だった、
207系900番台(JR車)や06系(メトロ車)に当たると、
個人的にラッキーな気分を味わえたものです。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪

しかし近年は
車両性能の均一化やメンテナンスの共通化などを
おもな目的とした車両の統一が図られて、
E233系2000番台(JR)や16000系(メトロ)
といった標準形式を量産配置。
σ(゚ー゚*)ザク?
イレギュラーな存在だったレア車は、
次第に姿を消してしまいました。
207系900番台も、06系も、すでに過去帳入り・・・。
(´・ω...:.;::..サラサラ...

そして、現在の常磐緩行線に残された最後のレア車で、
わずか二編成のみの製造に留まった209系1000番台も、
とうとう来月(10月)の中旬を持って
当線から去ることとなったようです。
ヽ(´д`;)アア…


現在は中央線の沿線に住んでいるけれど、
もとは常磐線(千代田線)の沿線で育った私。
当線には今でも強い思い入れがあり、
209系1000番台の動向も気になっていたところ。
σ(゚・゚*)ンー…
そんな当系(マト82編成)の前面に
惜別を意味するヘッドマークが付けられたとの情報を受けて、
私は週末に撮影へと赴きました。
【◎】]ω・´)パチッ!

常磐緩行線の初代地下鉄直通車、
103系1000番台と同じ番台区分が付けられた、
209系1000番台。
カメラのファインダー越しに見送った勇姿は
やはり元・常磐線沿線民として感慨深いものがあります。
ちょっと短めだった19年間の活躍、おつかれさまでした。

ありがとう、さよ〜なら〜〜〜。
サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~

2010.jpg


・・・って、ちょっと待った。( ̄△ ̄;)エ?

209系1000番台はたしかに
常磐緩行線からは撤退するのですが、
役目を終えて廃車となるのではなく、
他の路線に転属するらしい。
σ(゚・゚*)テンゾク?
んで、次なる活躍の場はどこかというと・・・
ええっ?中央線だって!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?

どうやら現行の中央快速線で使われているE233系に
グリーン車の組み込み準備やトイレ設置等の
改造工事が順次施される予定で、
その期間中の車両不足を補うために
この209系1000番台が当線で使われるのだとか。
(・o・*)ホホゥ
(E233系との性能差は大丈夫なんだろか・・・?)


・・・ということは、しばらくしたら
装いも新たに中央線用のオレンジ帯となった同系を、
今度は私の現・地元で見ることができそうです。
それはちょっと楽しみ。
(*゚v゚*)ワクワク♪

さよならだけど・・・、こんにちは!?


▲18.9.23 常磐線 金町-松戸






2001.jpg
これは常磐緩行線にE233系が投入されると聞いて、
とりあえず記録のため06年に撮影していた
209系1000番台のマト82編成。
まだスカート(排障器)が強化形でなく、
パンタグラフも菱形のPS21形だった頃です。


2003.jpg
2008.jpg
「レア車の宝庫」といわれていた頃に見られた、
209系1000番台(右)と希少車の顔合わせ。
上写真は試作形式で国鉄時代に一編成のみ製造された
207系900番台(2010年に廃車)。
下写真は輸送力増強を目的に一編成のみ製造された、
東京メトロ(旧・営団)の06系(2015年に廃車)。
ともに終点の代々木上原で折り返す際に並んだものですが、
この頃の千代田線は楽しかったな・・・。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
 

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これは以前のイベントで購入したものですが、
常磐緩行線の歴代車両がデザインされた
私のお気に入りのスポーツタオル。
209系1000番台は手前から二つめです。


今回はかなり地域限定的かつマニアックな記事ですが、
たぶんリアル世界でおつきあいのある方は、
私にとってこの「ONE-shot」がいかに重要か、
理解できるかと思います(笑)。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!!

そしてタイトルですが、
常磐線のとくに緩行線しか停まらない駅の住民は、
常磐緩行線(常磐線各駅停車)のことを、
直通先の「千代田線」と呼ぶことが多いので
(そのほうが何となくイメージがいいw)、
あえて「千代田線のマルキュー」としました。
“マルキュー”は209系のことね。







☆オマケ☆

常磐線で209系を撮ったついでに、
昼食で寄ったのが
東葛民*のソウルフード「ホワイト餃子」。
(゚ー゚*)ホワギョー
正直、少々クセのあるお味で、
好みの別れるところだと思いますが、
ハマるとけっこうヤミツキになります(笑)。
(゚д゚)ウマー!


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3001.jpg
ちなみにお店の外の看板には
「柏名物」の文字が書かれているけれど、
本店があるのは柏市の隣の野田市です(笑)。

*東葛(とうかつ)=東葛飾の略で、千葉県北部の一部地域。



共通テーマ:趣味・カルチャー

伊豆箱根鉄道・駿豆線・・・5000系甲種輸送 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2018.09.07 伊豆箱根鉄道・駿豆線
古典電機健在
5000系甲種輸送 撮影
 
サラリーマンは、気楽な稼業ときたもんだ!? アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

とある平日の金曜日、外勤のお仕事で神奈川県の藤沢市へ赴くことになった私 ...(((*・ω・)オシゴト。先方の都合による訪問のアポイントは朝の8時半で、ウチ(自宅)を7時前に出なくてはなりません。まったくもう、朝早ええなぁ・・・(*´0)ゞ。oOフワァァ~ア…と、ぼやきつつも、早くスタートすれば、そのぶん仕事を早く終えられるかもしれない σ(゚・゚*)ンー…。会社には一日じゅう藤沢での外勤予定である旨を伝えて直行しましたが、私にはこの機会にちょっとしたたくらみ(悪だくみ?)がありました ψ(*`∇´)ψウケケケケ。それを踏まえて仕事カバンにはカメラを忍ばせていきます(同行者には、まるわかり状態だったけれど ^^;)。


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藤沢市内にある訪問先は、
江ノ電で藤沢から数駅のところが最寄り駅。
乗った電車はホントにたまたま、
一本のみの旧型車・300形(305F)に当たりました。
(゚∀゚)オッ!
ちなみにその訪問先へ伺うのは、
今年1月の大雪の日以来で、
その時にも私は300形を撮っています。
(^_[◎]oパチリ
▲江ノ島電鉄 藤沢


藤沢で外勤ついでのたくらみとは、仕事終わりにちょろっと江ノ電でも撮るのか? σ(゚ー゚*)エノデソ?・・・なんて、その程度のカワイイもの(?)ではなく、目論見どおり午前中に仕事を終えた(終わらせた?)私がお昼前に藤沢の駅から乗ったのは、東京とは反対方面に向かう東海道線の熱海ゆき コッチ…((((o* ̄-)o。
午後の仕事をサボって (  ̄з ̄)b シーッ!、これからいったいどこへ行くのでしょうか?


9月7日(金)


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湘南の玄関口として知られる藤沢は、
JR東海道本線、小田急江ノ島線、
そして江ノ島電鉄(江ノ電)が発着する
交通の要衝です。
▲東海道本線 藤沢


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藤沢の東海道線ホームに佇むのは、
当駅の名物的な存在の
湘南電車(80系)を模した売店。
そんな大先輩の姿を横目にみて、
E233系の普通列車が入ってきました。
▲東海道本線 藤沢


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東海道線の車窓に広がる
相模湾の海景色。
(´▽`*)ウミ♪
ちょっと足をのばし・・・
いや、だいぶ遠くまで来た?
▲東海道本線 早川-根府川(車窓から)


藤沢から乗った東海道線の下り列車は、平塚を過ぎ、国府津(こうづ)を過ぎ、小田原を過ぎ ...(((o*・ω・)o、やがて車窓の左手には相模湾の海が望めるようになりました (´▽`*)ウミ♪。もう今日が平日であることをすっかり忘れてしまうくらい、旅モード全開です ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。この日の南関東のお天気は予報だと「曇り一時雨、降水確率60%」で、あまり良くないようでしたが、今のところ雲は多いものの日が差しています。晴れ運は好調か? σ(゚・゚*)ンー…。


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熱海で乗り継いだ島田ゆき普通列車は、
短い3両編成の211系。
え?さらに先へ行くの?
( ̄△ ̄;)エ?
▲東海道本線 熱海


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熱海からふた駅ほど進み、
私が東海道線を降りたのは、
静岡県の三島。
(゚ー゚*)ミシマ
▲東海道本線 三島


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三島に来たらぜひ食べたかったのが、
駿豆線改札脇のそば屋で提供される、
ご当地名物の「みしまコロッケ」を
揚げたてで蕎麦にのせた、
「みしまコロッケそば(¥450)」。
あくまでも個人的な感想ですが、
ここのコロッケそばは絶品です。
コロケ(゚д゚)ウマー!


熱海ゆきを終点まで乗り通して、さらに先へ進む島田ゆきに乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、藤沢から一時間もかけてやってきたのは三島。県境をまたいで、静岡に入っちゃいました (゚ー゚*)シゾーカ。
三島といえばやはり、個人的にお気に入りでリピしたいと思っていた、「みしまコロッケそば」を食べにきた (゚-、゚)ジュル・・・わけではなく(それもお目当てのひとつだったけど)、目的は当駅で東海道線と接続し、拙ブログで少しおなじみとなった感のある、伊豆箱根鉄道・駿豆線(すんずせん)です (゚∀゚)オッ!。
私は構内のスタンドで昼食にコロッケそばを食べてから ≠( ̄ε ̄*)ズルルッ、駿豆線ホームに待機していた修善寺(しゅぜんじ)ゆきの列車へ乗り込みました (*・o・)ノ Go!。


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三島の駿豆線ホームで発車を待つ
修善寺ゆきの普通列車は7000系。
当線は地方の中小私鉄ながら、
日中でもおおむね15分間隔の
高頻度で運転されており、
駅そばを食べていて一本逃しても、
すぐに次の列車がやってきます。
(=゚ω゚)ノ ヤア
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 三島


地方私鉄の伊豆箱根鉄道・駿豆線は、三島を起点に、大場(だいば)、伊豆長岡、大仁(おおひと)などを経て、修善寺へと至る、19.8キロの電化路線 (゚ー゚*)イズッパコ。沿線に有名な温泉地が点在し、また世界文化遺産の韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)もある当線は、地域の利用者のみならず、おもに西伊豆(伊豆半島の西側)観光の足としても活用されています (・o・*)ホホゥ。(沿線にお住いのソネブロガー、Hiroさんはお元気かしら?)。
私は一昨年(2016年)から昨年(17年)にかけて何度かこの駿豆線に足を運び ...(((o*・ω・)o、西武から譲渡された車両(1300系)の原色を復刻した「イエローパラダイストレイン」や、イベント運転された電気機関車のED31形、JRから直通運転される185系の特急「踊り子」などを撮影し (^_[◎]oパチリ、その様子をブログにてご紹介しました \_ヘヘ(∀`*)カタカタ…。


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乗車した7000系の座席は
乗り心地の良い転換クロスシート。
(゚∀゚)オッ!
当系は三島から東海道本線への直通運転を
考慮した設計となっていますが、
その乗り入れは今のところ実現していません。


そんな駿豆線ですが、藤沢と三島は同じ東海道線の沿線とはいえ両駅の間は一時間以上を要し、「ついでに寄る」というにはだいぶムリがあります ( ̄∀ ̄;)ツイデ?。なのに、今回の私はなぜ平日の午後という限られた時間に、しかも予報ではあまり天気が良くないとされる日に、あえて当線まで足をのばしたのか σ(゚・゚*)ンー…。それは基本的に土休日には設定されず、しかも平日の限られた日にしか見られない、ちょっとした特殊な列車がこの日に走るからなんです (☆∀☆)キラーン☆。

三島から下り列車に揺られて10分ほど、私が下車したのは大場(だいば)(・ω・)トーチャコ。


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三島市の郊外にある大場。
外観がシンプルな印象を受ける駅舎は、
まわりの閑静な住宅街にマッチしています。
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場


藤沢1134-(東海道1551E)-熱海1232~1235-(437M)-三島1248~1327-(駿豆線65)-大場1337

ここ大場は、伊豆箱根鉄道の本社ならびに車両基地や検修工場(大場工場)があることで鉄ちゃんには知られており、本線の上り方から西側へ分岐した引き込み線が、公道を横切って車両基地のほうに通じています (・o・*)ホホゥ。
駅を出て線路沿いの道を歩いてきた私が、その車両基地の脇に設置された踏切のあたり(敷地外)から、ちょいと構内の様子を覗き見しようとしたその時 (「゚ー゚)ドレドレ、引き込み線の踏切が鳴動して遮断機が下りました (゚o゚*)オッ!。この踏切が鳴るのは、基地から車両の出入庫があるときだけ。そして奥のほうから現れたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


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車庫の脇に設置された踏切が鳴動。
姿が見えてきたのはふつうの電車ではなく・・・
茶色い機関車!(*゚ロ゚)ハッ!!


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威風堂々。
ゆっくりと踏切を横断する、
古典電機のED33。
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場工場付近


チョコ電機、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!
茶色くていかにも古めかしい凸型の電気機関車が、“ぐぅぅぅうううううんん・・・”と重々しいツリカケモーター(旧型車両特有の古い電動機)の音を響かせて、ゆっくりと目の前の踏切を通過します w(*゚o゚*)wオオー!!。
いきなり登場したこの貫禄のある車両は、伊豆箱根鉄道が所有する電気機関車で、1947年(昭和22年)製のED31形。今年で現役生活71年の大ベテランです (・o・*)ホホゥ。1952年(昭和27年)に西武から譲渡されたED31形は現在、ED32号機とED33号機の二機が大場工場に在籍しており、正面に掲げられたナンバープレートを見ると、今回現れたのはED33のほう (=゚ω゚)ノ ヤア。くぅ~っ、シブいなぁ・・・(≧∇≦)シブイッ!。


0015.jpg
引き込み線から本線に合流するED33。
私のすぐ真横を進むところで
カメラのズームレンズを広角側に回し、
目いっぱい引き付けてみました。
これは迫力満点!w(*゚o゚*)wオオー!
(安全な公道の歩道から撮影しています)
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場付近


このED31形を私は以前に一度、ED32のほうが単機で使われた「バレンタインデー・イベント」(車体がチョコレート色にちなんだもの)の特別運転や展示会で撮影したことがありました (^_[◎]oパチリ。しかしED31形の本来の役目は、駿豆線内での工事列車や検査車両の牽引などがおもな仕事です。バレンタインデーにハートのヘッドマークを付けたカワイイ(?)姿もいいけれど、やっぱりファンとしてはイベントではなく当機が働く真の姿を撮ってみたい (`・ω・´)キリッ。
そしてそのような特殊な業務列車はたいてい平日に運転されるものなのですが、実は今日まさに検査車両の輸送が設定されているのです (゚∀゚*)オオッ!。運ばれてくるのは、同じ伊豆箱根鉄道の大雄山線(だいゆうざんせん)で使用されている、3両編成の5000系。


0016.jpg
駿豆線と大雄山線の位置関係と、
検査車両の輸送ルート。
右上の水色が大雄山線(小田原〜大雄山)で、
左下の紺色が駿豆線(三島〜修善寺)。
その間を結ぶオレンジ色はJR東海道本線です。


ちょいとマニアックな説明が続きますが・・・人( ̄ω ̄;)スマヌ。
静岡県に駿豆線、神奈川県に大雄山線(小田原~大雄山)の二路線を持つ伊豆箱根鉄道 (゚ー゚*)イズッパコ。私は今から三ヶ月前の今年6月に、大雄山線で行なわれた車両展示イベントを訪れたのが記憶に新しいところ (^_[◎]oパチリ。
この両線は離れていて接点(接続駅)がなく、それぞれの路線で独自に運行されていますが、大雄山線のほうには大規模な検修工場が設置されておらず、車両の全般検査を行う場合には大雄山の車両基地から、駿豆線の大場にある大場工場まで運び込まなくてはなりません (・o・*)ホホゥ。その際、他社線となるJR東海道線がルート上に含まれることもあって(上記地図参照)、検査車両が自力で走行することはできず、全区間を事業用車または機関車の牽引による、「甲種輸送」という手段がとられます (゚ー゚*)コーシュ。牽引を担当するのは、大雄山線の区間が先日の拙ブログでもご紹介した事業用車のコデ165形、東海道線の区間がJR貨物のEF65形もしくはEF210形電気機関車、そして駿豆線の区間ではED31形の登板となるわけです (゚∀゚*)オオッ!!。
ホントは旧型電車を改造した事業用車のコデ165が使われる大雄山線でも撮りたいところでしたが σ(・∀・*)コデ、そちらの運転は午前中に設定されているため、あくまでも「外勤ついで」の私には時間的に無理 (・ε・`)チェ。それでも午後の遅い時間帯に設定されている駿豆線のほうならば間に合いそうだったので、私はED31形が牽く輸送列車を撮るべく、仕事のあとに藤沢から三島の大場まで駆けつけたのでした (´ω`)ナルヘソ。
ちなみにこの輸送情報は、JRの区間のみが鉄道趣味誌に施行日や時刻が掲載されており、私はそれを参考にしています。駿豆線内の詳しい時刻は分からなかったものの σ(゚・゚*)ンー…、適当に大場へ着いたらちょうどタイミングよくED33が出庫してきました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。これから同機は三島へ輸送車両を迎えに行きます。


0017.jpg
三島へ向かう単機回送のED33。
特徴的な凸形電機が、
田園を滑るように駆け抜けます。
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場-三島二日町


0018.jpg
大場と三島二日町のあいだに広がる田園地帯は、
駿豆線における定番の撮影ポイントです。
(・∀・)イイネ
それにしても、
なんだか空の雲行きが怪しくなってきた?
( ̄△ ̄;)エ?


大場の駅から車庫脇の踏切までは歩いて5分程度、そこからさらに数分ほど上り方の三島二日町(みしまふつかまち)のほうへ進むと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、抜けの良い田園風景が広がります (゚∀゚)オッ!。このあたりが輸送列車を撮るのに選んだ撮影ポイントで、条件が良ければ背景に富士山を写し込める立ち位置もあるのですが、この日はあいにくの雲隠れで山容は拝めず (≡"≡;*)モヤモヤ…。
それどころか、先ほどの踏切で撮ったときは雲間から日が射していたのに、いつのまにか上空を黒くていや〜な感じの雲が覆うようになってきました ( ̄△ ̄;)エ?。そして、ぽつっと頬に滴が当たったかな 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ?・・・と思った次の瞬間、一気にざぁーっと激しく降り出した雨 Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。そう、いわゆる「ゲリラ豪雨」ってヤツが襲ってきたのです ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ 。


0019.jpg
いきなり激しく降り出した雨の中、
雨を突いて修善寺へ向かう
3000系の普通列車。
現行色じゃない見慣れぬ色の編成でしたが、
この時はそんなことを考えている余裕は
ありませんでした。
(詳細はのちほど)
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 三島二日町-大場


ここは田園のまんなかで、まわりに雨宿りができそうなところなど見あたりません '`ゥヽ(ヽ′□`; 三 ;′□`ノ)ノゥ'`。とりあえず持っていた小さな折りたたみ傘で、カメラの機材と仕事の資料が入っているカバンを懐に抱え、必死に雨から守ります ザアアァァ…:il!:il|个(>_<;;)!l|il:|;。自称・晴れ男を豪語するワタクシも、今回ばかりは仕事をサボったバチが当たったか・・・"o(-ω-;*)ウゥム…。まるでバケツをひっくり返したような強い雨、これが長引くようなら撮影を諦めて撤収することも考えましたが、むしろ動くこともままならずにその場で10分くらい耐えると、雨は次第に小降りとなり、やがてやみました ┐(゚o゚*)オッ。この目まぐるしい急変がゲリラ豪雨の怖さなんですよね。あ~あ、服がすっかりびっしょびしょだよ (´д`;)トホホ…。でも資料とカメラは守った (*`・ω・´)-3フンス!。


0020.jpg
さっきの3000系からわずか15分後、
次の修善寺ゆきが通過するころには雨がやみ、
青空も見えるようになってきました。
なんだかなぁ・・・┐(´д`)┌ ヤレヤレ。
車両は「2020オリパラ」のマークを付けた7000系。
顔が金色なのは金メダルをイメージしているのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場-三島二日町(後追い)


0021.jpg
カエルくんにとっては体を潤す恵みの雨?
天気に翻弄される私を見て、
ケロケロと笑っているかのようでした。
w<^Д^>w ケロケロ


0022.jpg
しばらくすると豪雨の時の変色3000系が
修善寺から折り返してきました。
首を垂れる稲穂と絡めてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場-三島二日町


輸送列車を待つあいだ、おおむね15分の短い間隔で次々に通過する駿豆線の列車。3000系や7000系、1300系など、当線は使用形式がけっこうバラエティに富んでいてなかなか面白い (・o・*)ホホゥ。
そのなかでも気になったのは私にとって今回が初見となる、緑とクリームのツートンカラーに塗られた3000系(3501F)(゚∀゚)オッ!。これは駿豆線の開業120周年を記念して、かつて三島六反田(現・三島広小路駅付近)と沼津駅前のあいだを結んでいた豆相鉄道(伊豆箱根鉄道の前身)の軌道線(路面電車)に塗られていた色を、現行の3000系に復刻し再現したものだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。でも、1936年(昭和11年)に廃止された豆相鉄道の軌道線を知らない世代の私からすると、この色はどう見ても江ノ電ですよね(笑)。奇遇にもこの日の朝に江ノ電を見ていることもあり、とくにその印象を強く感じました (o ̄∇ ̄o)エノデソ。


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こちらは西武時代の黄色い色を復刻した
1300系・1301F(もと・西武101系)の
「イエローパラダイストレイン」。
(゚ー゚*)イエパラ
ちなみに本家の西武では、
駿豆線色の101系が走っています。
(今は多摩湖線かな?)
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 三島二日町-大場


0024.jpg
東海道線から駿豆線へ乗り入れて、
東京と修善寺のあいだを直通運転する、
185系の特急「踊り子」。
当列車は近い将来に
E257系への置き換えが行なわれるようですが、
短い付属編成が使用される修善寺ゆきは、
どうなるのかな? σ(゚・゚*)ンー…
まさか異端車のクモハE257が先頭に立つ
・・・なんてことはないよね?
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 三島二日町-大場(後追い)


駿豆線も、大雄山線も、普通列車は3両編成の伊豆箱根鉄道。輸送列車は牽引する機関車を入れると4両編成となるので、普通列車より少し余裕を持ったアングルで構えていたところ σ(゚・゚*)ンー…、そこに現れたのは5両編成の185系が使われた特急「踊り子」(゚∀゚)オッ!。これは編成長を計るいい目安になります ъ(゚Д゚)グッジョブ。
そして隣にいらした地元の同業者の方によると、この上りの「踊り子114号」は大場の二駅手前(三島方)にある三島田町(みしまたまち)で下りの輸送列車と交換(行き違い)するダイヤが組まれているとのことで、ほどなくしてお目当てのED33が牽く輸送列車が見えてきました ε-(°ω°*)キタッ!。


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輸送列車、キタ━*・゜゚・*:.。(゚∀゚).:*・゜゚・*━ッ!!


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大雄山線の5000系を従えて、
稲穂色付く初秋の駿豆線を力強く進む、
古典電機のED33。
製造から71年、今なお現役!
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 三島二日町-大場


チョコ電機甲種が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
一基のパンタグラフを高々と振りかざし、重々しい轟音を響かせながら、5000系の輸送という仕事を黙々とこなすED33号機。鉄の塊の機関車に感情はないけれど、バレンタインイベントの時とは違い、どこか誇らしげな表情に感じるではありませんか。これぞ私が一度は見てみたかった同機の働く姿です (`・ω・´)キリッ。人であれ、鉄道車両であれ、一生懸命に働く姿は美しくてカッコいい 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。・・・などと、仕事をサボって撮り鉄をしている私が言えることぢゃないんだけどさ (^^;)ゞポリポリ。
オーソドックスな列車主体の編成写真でまとめたアングル。これは甲種輸送の形態をしっかり見せたいという意図もあるのですが (゚ー゚*)コーシュ、先日に拙ブログでご紹介した「ロクイチ(EF58 61)」の過去の写真をあらためて見直していたら、味のある古典電機を安定した構図でキッチリと撮ってみたくなり (・∀・)イイネ、今回のED33はそれを意識したアングルにしてみました【◎】]ω・´)パチッ!。このシブさ、やっぱりシビれるなぁ・・・+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。


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雨上がりに覗いた青空を仰ぎ見て、
ED33の輸送列車が大場工場に向かいます。
大雄山からはじまった5000系(5502F)の旅も
ラストスパート。
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場-三島二日町(後追い)


雨が上がったあとは、時おり雲間から日が差すことがあったものの、ほとんど曇っていた状況で、けっきょくは「曇り一時雨」という予報どおりの展開 σ(・∀・`)ウーン。輸送列車の通過時にも日差しには恵まれませんでしたが、ほんの少しだけ薄日の明るさが得られた状態で撮影できただけでもヨシとしましょうか (*`д´)=b OK牧場!。
ED33に牽かれた5000系の後ろ姿を見送り、これにて撮影は終了 (´w`*)オツカレ…・・・のハズでしたが、田園の撮影ポイントをあとにして駅へ向かう途中 (=゚ω゚=*)ンン!?、例の車両基地の脇にある踏切で見ることができたのは、輸送されてきた5000系の入庫シーン (゚∀゚)オッ!。せっかくなのでこちらも少しだけ記録しました (^_[◎]oパチリ。


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0031.jpg
大場駅に到着後、
推進運転(後退)で引き込み線に入り、
大場工場の敷地へ入庫する輸送車両。
手旗信号を確認しつつ慎重に進みます。
...(((o*・ω・)o
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場工場付近


0032.jpg
大場工場に入庫した大雄山線の5000系。
当編成はここで全般検査が行なわれます。
輸送を担当したED33号機、おつかれさまでした。
(´w`*)ドツカレサン
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場工場


決して日程を合わせたワケではありませんが、たまたま藤沢での仕事があり、それがたまたま早く終わったことから、思いきって足をのばした伊豆箱根鉄道・駿豆線 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。悪行にバチが当たったのか、激しい雨に打たれたけれど ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、念願だったED31形が牽引する甲種輸送列車が撮れたことは私にとって、とても大きな収穫でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。縁起でもない話ですが、重大な故障で突然「ロクイチ」が事実上の引退をしてしまったように、古い車両は経年劣化などでいつ何があるかわからず、多少の無茶をしてでも撮影ができる機会は大事にしたいものです (-`ω´-*)ウム。
・・・な~んて、もっともらしい勝手な理由をつけて、午後の仕事をサボったお話でした (゚∀゚)アヒャ☆。このブログ記事が仕事関係の人の目に触れないことを祈る (  ̄з ̄)b シーッ! 。


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大場から乗った三島ゆきは、
来る時と同じ7000系の7101Fでした。
(=゚ω゚)ノ ヤア
▲伊豆箱根鉄道駿豆線 大場


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三島で東海道線に乗り換えます。
上り列車の熱海ゆきは313系。
さ、東京に帰ろ・・・。
▲東海道本線 三島


大場1630-(駿豆線88)-三島1640~1645-(東海道444M)-熱海1701~1704-(3536E)-戸塚1801~1807-(湘南新宿ライン2850Y)-新宿1853




共通テーマ:趣味・カルチャー

夏休み04・・・花輪線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2018.07.29~31 夏休み04
18きっぷで、のんびり乗り鉄・・・
花輪線 乗車
 
前回からの続きです。

7月末に夏休みとして数日の休暇を取得した私は、JRの普通列車が一日じゅう乗り放題となる「青春18きっぷ」を使って、撮り鉄や乗り鉄を楽しむ鉄道旅に出発 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。台風の接近を受けて旅程が一日短縮となりましたが、どうにか初日に東北の秋田まで到達しました (・ω・)トーチャコ。
翌二日目は秋田でレンタカーを借りて、日本海沿いの絶景路線で有名な五能線(ごのうせん)の撮影を楽しんだのち (^_[◎]oパチリ、秋田県の内陸部に位置する小坂町へ移動 ブーンε=ε=ε=凸。ここには2009年に廃止となった小坂鉄道(小坂精錬)の小坂駅跡地を活用した鉄道ミュージアム「小坂鉄道レールパーク」があり、園内には明治時代に建てられた木造駅舎や小坂鉄道で活躍したディーゼル機関車などが保存・展示されています (・o・*)ホホゥ。さらにその展示車両のひとつである元・JR東日本の24系寝台客車(ブルートレイン)は、閉園後の夜間に宿泊施設(ブルートレインあけぼの)として利用することができ、なんと今も車内の個室寝台に泊まることが可能 (゚∀゚*)オオッ!!。私はかつて味わったブルートレインの旅情を懐かしみながら、小坂での一夜を過ごしたのでした +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。



7月31日(火)


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朝日を浴びて輝く「ブルートレインあけぼの」。
(つ▽≦*)マブシッ!
今日も朝からいいお天気です♪
▲18.7.31 小坂鉄道レールパーク


「ブルートレインあけぼの」のB寝台個室「ソロ」で迎えた、旅の三日目 (*´0)ゞ。oOフワァァ~ア…。
目が覚めて側窓のブラインドを開けたら、そこは就寝前と違う地を走っていた Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?・・・な~んてことはなく、旧・小坂駅のホームに据え付けられた「あけぼの」は動かず、同じ場所に佇んでいます (´∀`;)ナーンダ。それでも車内からホームへ出ると、東北の爽やかな朝の空気が迎えてくれました (´ー`*)サワヤカ♪。
前記事でも少し触れましたが、夜間に宿泊施設として使われた「あけぼの」の24系客車は、「小坂鉄道レールパーク」のミュージアムが開館する10時を迎える前に、展示車両としての停車位置へ移動が行なわれ、宿泊者はその際に乗車体験を味わうことができます (・o・*)ホホゥ。構内(園内)のわずかな距離の入換え作業とはいえ、これは「動くブルトレ」に乗れる今や貴重な機会 (゚∀゚*)オオッ!。もしくは前日の閉館後と同様、乗らずに外からディーゼル機関車に牽かれたブルトレの姿を撮るのも良いでしょう (^_[◎]oパチリ。
しかし、朝の入換え作業が行われるのは開館直前の9時半すぎ。この日の私の旅程だと、その時間まで待っていることはできず σ(・∀・`)ウーン…、残念ながら「あけぼの」が動く前にチェックアウトして、レールパークをあとにしました バイチャ!( ゚д゚)ノシ。ちなみに前日、急いでクルマを走らせて閉館後の入換え作業に間に合わせたのは、今旅で私が「動くあけぼの」を撮るチャンスがその夕方の一度きりだったからなんです (´ω`)ナルヘソ。


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五能線の撮影と小坂までの移動に活躍してくれた、
レンタカーの「クリームくん」を返却。
おつかれさまですた。
(´w`*)ドツカレサン


小坂まで来るときに通ってきた小坂鉄道(小坂線)の廃線跡が並行する県道(樹海ロード)を戻るような形でクルマを走らせ ブーンε=ε=ε=凸、一時間弱で着いたのは大館(おおだて)。秋田の市内で借りたクルマを、大館の駅前にあるレンタカー屋さんで返却(乗り捨て)します (´w`*)ドツカレサン。久しぶりの運転でしたが、事故なく無事に終えることができてホッとひと安心 ε-(´∀`*)ホッ。
そしてここからはいつものように鉄道での移動となり、大館の改札で「青春18きっぷ」に使用印を入れていただきます (*・∀・)つ[18]。電化路線の奥羽本線(おおうほんせん)と非電化路線の花輪線(はなわせん)の二路線が発着する大館。その構内の西側に位置する3番線ホームには、カラカラとアイドル音を響かせた二両編成のキハ110系ディーゼルカーが停車していました (゚ー゚*)キハ。そう、私が乗るのは花輪線の列車です。


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大館で発車を待つ花輪線の普通列車。
使われているのはキハ110系です。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲18.7.31 奥羽本線 大館


ボックス席の半分が埋まる程度のお客さんを乗せて、大館始発の盛岡ゆき普通列車は定刻に発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。「18きっぷ」シーズンということもあり、車内には同業者(鉄ちゃん)と思わしき方の姿もチラホラと見受けられます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。


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大館を発車した花輪線の上り列車は、
西から回り込むようにして奥羽本線をオーバークロスし、
東の方へ進路を取ります。
ヒガシ…((((o* ̄-)o
▲18.7.31 花輪線 大館-東大館(車窓から)


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大館市の郊外で米代川を渡る際、
西の方に見えたのは白神山地の山々。
前日に撮影へ訪れた五能線は、
あの山の向こう(日本海側)です。
▲18.7.31 花輪線 東大館-扇田(車窓から)


花輪線は秋田県の大館から、十和田南(とわだみなみ)、鹿角花輪(かづのはなわ)、湯瀬温泉(ゆぜおんせん)、荒屋新町(あらやしんまち)、松尾八幡平(まつおはちまんたい)、大更(おおぶけ)などの各駅を経て、岩手県の好摩(こうま)までを結ぶ、106.9キロの非電化ローカル線(本来の起点は好摩のほう)。路線区間は大館〜好摩ですが、列車は好摩から第三セクター路線のいわて銀河鉄道線(旧・東北本線)に乗り入れて、盛岡へと至ります。
「十和田八幡平四季彩ライン」の愛称が付けられた花輪線の沿線は自然が豊かで、十和田八幡平国立公園や安比高原(あっぴこうげん)をはじめ、温泉地やスキー場なども点在 (・o・*)ホホゥ。また、秋田と岩手の県境にそびえ立つ八幡平(奥羽山脈北部)の峠越えが強いられる過酷な環境の同線では、かつての蒸気機関車時代に迫力のある三重連(機関車が三機も連結)の列車が見られたそうで、当時は多くのSLファンを魅了したと聞きます ( ̄。 ̄)ヘー。SL時代(1970年頃まで)を知らない私にとっての花輪線は、単に山あいを走るローカル線って印象しかないのですが。


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花輪線に沿って流れるのは、
八幡平から日本海へ注ぐ、米代(よねしろ)川。
かつての花輪線にはこの川に名を由来する、
急行「よねしろ」が走っていましたが、
のちに快速「八幡平」へ格下げとなり、
現在はその快速列車も廃止されて
花輪線は普通列車のみの路線となりました。
▲18.7.31 花輪線 末広-十和田南(車窓から)


そんな花輪線に私が乗るのは、正確な回数は覚えていないけれど、1989年に乗りつぶし目的で乗車したのをはじめ、おそらく今回で5、6回目くらい σ(゚・゚*)ンー…。同線には近年まで国鉄型の古いディーゼルカー(キハ52やキハ58)が残されていて、それを目的に私は何度か乗り鉄、撮り鉄へ訪れていました (^_[◎]oパチリ。しかし、2007年に国鉄型キハが引退して、現行のキハ110へ置き換えられてしまってからは、すっかりご無沙汰となっており(気がつけば10年以上も前か・・・)、今回は小坂を訪れた流れで久しぶりに大館から花輪線に乗ってみようと思ったのです (*´∀`)ノ゙オヒサ。


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これは今から14年前の2004年、
国鉄型のキハ52が使われていた頃に撮った
花輪線の普通列車。
ツートンカラーの国鉄色が秋の風景にマッチします。
(≧∇≦)シブイッ!
ちなみにこの頃のキハに塗られていた国鉄色は、
現行色ではなく復刻されたもの。
▲04.10 花輪線 安比高原-赤坂田


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こちらが当時の現行色で、
通称「盛岡色」に塗られたキハ58。
シンプルで個人的には好みの配色です
(個人的には"赤鬼"じゃない方が好き)。
(・∀・)イイネ
盛岡車両センターに所属していたキハ58は、
急勾配線区での出力不足になるのを防ぐため、
急行形車両なのに最後まで非冷房のままでした。
(一般型のキハ52も同様)
( ̄。 ̄)ヘー
▲04.10 花輪線 湯瀬温泉-兄畑


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復刻色への塗り替え直後でしょうか?
塗装がとてもきれいな状態の国鉄色キハ52。
+(0゜・∀・)ペカペカ+
自然豊かな沿線風景が魅力の花輪線なのに、
引き画ではなく車両をメインにして撮っているのは、
この頃の私が流し撮りにハマっていたから(笑)
まだデジカメは使っておらず、
ポジフィルムでの撮影でした。
RVPの100F、いま見てもいい発色です。
(゚ー゚*)ベルビア
▲04.10 花輪線 兄畑-湯瀬温泉


では、どこかで途中下車して花輪線を撮る・・・と言いたいところですが、今回は乗り鉄(乗車)のみ ( ̄△ ̄;)エ…。
東京へ帰らねばならない旅行最終日の今日、「18きっぷ」使って大館9時23分発の上り列車(1928D)でスタートし、ひたすら普通列車を乗り継いで行っても、都内に入るのは深夜の23時過ぎ・・・ ( ̄  ̄;)トオイ…。三時間に一本という運転本数の少ない花輪線で、途中下車できる余裕はないのです (・∀・`)ウーン…。ちなみに初発列車となる大館6時22分発の盛岡ゆき(1926D)に乗れば、もう少し余裕のある行動ができたのですが、レンタカーを返却する都合上、その初発列車に乗ることはできませんでした(初発の次が、いま乗っている9時台の列車)(・ε・`)シャーナイネ。
まあ、国鉄型ではないJR型のキハ110は、個人的にそれほど写欲がわく被写体ではないので(撮れるのなら撮りたいけれど)、今回は割り切って乗り鉄を楽しむことにします (´σД`)マ、イッカ。


0008.jpg
途中駅の十和田南が近づくと、
進行方向の右手から線路が合流します。
これは何線?(=゚ω゚=*)ンン!?
▲18.7.31 花輪線 末広-十和田南
(前方の車窓から)


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十和田南で列車は5分ほど停車します。
駅の外へ出る余裕はないけれど、
構内側から見ても
木造駅舎の立派な佇まいが伺えました。
(≧∇≦)シブイッ!
▲18.7.31 花輪線 十和田南


大館から40分、列車は途中駅の十和田南に停車 (゚ー゚*)ミナミチャソ。
南北方向に設置された当駅ですが、北側は行き止まりとなっており、上下線とも南側に向かって線路が伸びる、いわゆるスイッチバック構造となっているのが特徴。すべての列車がここで進行方向を変えるため、ほかの駅より少し長い停車時間が与えられます (・o・*)ホホゥ。それにしても、急な勾配上に設置されているわけではない平坦な十和田南の駅がなぜ、運行上のネックとなりそうなスイッチバック構造になっているのかというと、当初は十和田南から北の方角に位置する小坂町の方へ、路線を建設する計画があったからなのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
あれ、小坂と言えば・・・σ(゚・゚*)ンー… そう、一泊お世話になった「小坂鉄道レールパーク」のあるところじゃないですか (゚∀゚*)オオッ!。ここであらためて花輪線を中心とした地図を見てみると・・・


0011.jpg
赤い線が花輪線(大館~好摩)。
青い線が直通するいわて銀河鉄道線(好摩~盛岡)。
参考までに緑の線が旧・小坂鉄道小坂線(大館~小坂)。
花輪線は途中の十和田南がスイッチバック構造となっており、
ここですべての列車が進行方向を変えます。
その十和田南の北方にあるのが「小坂鉄道レールパーク」。


十和田南駅と「レールパーク」の距離は直線的な国道経由でわずかに9キロ、意外と近いところに位置しています ( ̄。 ̄)ヘ-。歩くのはかなりしんどいけれど、この間には路線バス(秋北バス 花輪・小坂線)が運行されており、それを利用するのも面白いルートかも知れませんね (゚ー゚*)バス。ちなみに私は今朝、「レールパーク」を8時前に出て、大館でレンタカーを返却し、9時23分発の花輪線・1928D列車に乗りましたが、もしも路線バスを利用していたら、「レールパーク」最寄り(徒歩数分程度)の小坂小学校前を9時08分に発車するバスへ乗ると、十和田南駅前に9時30分着。同駅10時05分発の1928Dに余裕で間に合います (・o・*)ホホゥ。
そんな十和田南ですが、とくに乗客の流れ(乗り降り)はなく、列車は進行方向を変えて発車。


0012.jpg
右が通ってきた大館方向(下り)で、
左がこれから進む好摩方向(上り)です。
行ったり来たりするだけなのですが、
スイッチバックって鉄ちゃん的に楽しいんですよね。
イッタリ(゚д゚≡゚д゚)キタリ
▲18.7.31 花輪線 十和田南(前方の車窓から)


0013.jpg
花輪線の線名にもなっている
主要駅の鹿角花輪では、
ちょっと賑やかなお見送りを受けますた♪
ヾ(´▽`)バイバ~イ♪
▲18.7.31 花輪線 鹿角花輪(車窓から)


0014.jpg
車窓に見えてきたのは八幡平の山並み。
八幡平は秋田と岩手の県境にまたがる、
奥羽山脈北部の山群で、標高1,614メートル。
▲18.7.31 花輪線 陸中大里-八幡平(車窓から)


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八幡平の秋田県側の麓にある八幡平(駅)。
2015年に建て替えられた駅舎は、
駅近くにある大日霊貴神社(おおひるめむちじんじゃ)の
社殿をモチーフとしているのだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲18.7.31 花輪線 八幡平(車窓から)


0016.jpg
米代川に沿って八幡平の峠越えに挑む花輪線。
風景もだいぶ山深い雰囲気になってきました。
車窓から景勝地の湯瀬渓谷を望みます。
▲18.7.31 花輪線 八幡平-湯瀬温泉(車窓から)


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これは上の車窓写真と
同区間(八幡平~湯瀬温泉)を進みゆく、
キハ58の快速「八幡平」。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
山あいの情景が撮れるこのあたりは、
花輪線のお立ち台的な撮影ポイントで、
国鉄型キハが走っていたころには、
多くのファンが足を運びました。
(^_[◎]oパチリ
▲04.10 花輪線 八幡平-湯瀬温泉


0017.jpg
米代川の渓流に沿いにある湯瀬温泉は、
美人の湯として知られる名湯。
川の瀬からも湯が湧くほど湯量が豊富なことから
「湯瀬」の名が付いたそうです。
(゚ー゚*)ユゼ
この湯瀬温泉を出ると花輪線は県境を越えて、
秋田から岩手に入ります。
▲18.7.31 花輪線 湯瀬温泉(車窓から)


0021.jpg
荒屋新町にはかつて、
蒸気機関車の8620形が所属する
盛岡機関区・荒屋新町支区が存在し、
今も当時の面影を残す機関庫と転車台が
そのまま残されています (゚∀゚)オッ!
(現在は保線の施設として活用)。
花輪線名物だったSLの三重連となる列車も
ここで補機の連結や開放が行なわれ、
転車台で向きを変えていたのでしょうか。
▲18.7.31 花輪線 荒屋新町(車窓から)


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標高504メートルの安比高原。
(゚ー゚*)アッピ
当駅はかつて「龍ヶ森」という駅名でしたが、
バブル期のリゾート開発を受けて、
1988年に現駅名へ改称されました。
▲18.7.31 花輪線 安比高原(車窓から)


米代川に沿って、八幡平の深い山あいを縫うように進む花輪線の列車 ノコノコ...(((o*・ω・)o。車窓には緑豊かな自然美あふれる風景が続きます。
そして花輪線のハイライトと言えば、先にもちょろっと触れましたが、最大で33パーミル(1000メートル進むと、33メートル上がる)の急勾配を擁する難所で、蒸気機関車の三重連で知られた、八幡平の峠越え (゚∀゚*)オオッ!。今では高原リゾートのイメージが強い安比高原ですが、かつて「龍ヶ森」という駅名だったSLブームの時代には、峠のサミット付近に位置する当駅の周辺に三重連を狙う“先輩方”が全国から数多く集まり (゚ー゚*)パイセソ、その賑わいで「龍ヶ森銀座」などと呼ばれたのだそうです ( ̄▽ ̄;)マジカ。う~ん、いつの時代も鉄ちゃんは熱い!(゚∀゚)アヒャ☆
そんな蒸気機関車が三重連で必死に牽引した難所を、現代のキハ110は軽快に駆け抜けます ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ〜・・・って、そもそも私が乗っているのは、峠を下る上り列車だけれど (^^;)ゞポリポリ。八幡平越えの秋田側は比較的緩やかな勾配なので、キハがエンジンをフル回転させる急勾配の登坂を味わうのならば、岩手側から進む下り列車の方がいいかも知れませんね (´ω`)ナルヘソ。


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標高の高い安比高原付近ですが、
パッと眺望がひらけるところはなく、
山あいを淡々と進むような感じ。
...(((o*・ω・)o
▲18.7.31 花輪線 安比高原-松尾八幡平(車窓から)


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勾配を一気に下って、
松尾八幡平の標高は287メートル。
当駅はかつて「岩手松尾」の駅名でしたが、
龍ヶ森が安比高原になったのと同じ1988年に
現駅名へ改称されました。
秋田側に八幡平、岩手側に松尾八幡平、
訪れる人はややこしくないのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲18.7.31 花輪線 松尾八幡平(車窓から)


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山を下りた平地の大更付近では、
車窓の右手に雄大な岩手山が望めるのですが、
この日はあいにくの雲隠れ。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
私はあまり岩手山との相性が良くないんです。
▲18.7.31 花輪線 大更-東大更(車窓から)


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電化路線のいわて銀河鉄道線(IGR)が
左の車窓に現れると、まもなく好摩です。
(゚ー゚*)コーマ
当駅は花輪線の終点(起点)ですが、
盛岡ゆきの列車はそのままIGR線に直通します。
▲18.7.31 花輪線 好摩


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IGRへ直通した花輪線の列車は、
盛岡のIGR線ホームに到着。
(・ω・)トーチャコ
ちなみにJRの「18きっぷ」は
三セク路線のIGRで使えず、
好摩〜盛岡の運賃を清算する必要があります。
▲18.7.31 IGRいわて銀河鉄道 盛岡


好摩から第三セクター路線のいわて銀河鉄道線へ乗り入れた花輪線の列車は、正午すぎに終点の盛岡へ到着 (・ω・)トーチャコ。
大館を起点にして乗り通すこと約三時間、花輪線は「絶景路線」と呼べるほどインパクトのある車窓風景ではないけれど、米代川や八幡平の豊かな自然、十和田南のスイッチバック駅、そのむかし蒸気機関車が三重連で牽いた峠越え、そして個人的に振り返ることができた国鉄型キハの思い出など、なかなか見どころが多くて存分に楽しめた花輪線の乗り鉄でした (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


大館0923-(花輪1928D)-盛岡1215


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なんだか賑やかな盛岡の駅前。
翌日から開催される「さんさ踊り」の
前日祭が行なわれていました。
たまたま踊りが見られるなんて、
ちょっとラッキー♪
マツリダ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマツリダ♪
▲18.7.31 東北本線 盛岡


0033.jpg
盛岡から乗る東北本線の北上ゆきは、
ロングシートでおなじみの701系。
車内はけっこう混んでいましたが、
三駅目の矢幅で私は座ることができました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲18.7.31 東北本線 盛岡


さて、盛岡からは東北本線を乗り継いで南下し、東京へと帰ることになるのですが、ちょっと私には迷いがありました σ(゚・゚*)ンー…。というのも、せっかく岩手まで来たのなら、できればもう一カ所だけ寄りたいところがあるのです。しかし先述したように、ここからただひたすらに普通列車を乗り継ぐだけでも、東京に着くのは23時過ぎ。どこかへ立ち寄っている時間的な余裕はありません (・ε・`)チェ。でも、このまま「アレ」をスルーして帰っちゃうのももったいない・・・(´へ`;)ウーン。
「アレ」とはいったい何なのか。東北本線の列車が盛岡を発車した時点でも迷っていましたが、私は終点まで乗り通さずに、途中の駅で腰を上げました (*`・ω・´)-3フンス!。そこは花巻(はなまき)。


盛岡1240-(東北2528M)-花巻1317


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盛岡から30分の花巻で途中下車。
大きな三角屋根が印象的な駅舎は近年、
当地に縁のある文豪・宮沢賢治の世界感を
イメージしたものに改修され、
東北の駅百選にも選ばれています。
▲18.7.31 東北本線 花巻


花巻は乗ってきた東北本線と、当駅を起点に三陸海岸の釜石方面へ向かう、釜石線(かまいしせん)の分岐駅 (・o・*)ホホゥ。その釜石線で運行されている、SL列車の「SL銀河」号がお目当て・・・ではなく ( ̄△ ̄;)エ?、「18きっぷ」を提示して駅の改札を出場した私は、少し早歩きで花巻の中心街に向かいます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク。


0035.jpg
花巻の駅前に建つ、
「岩手軽便鉄道 花巻駅跡」の碑。
(゚∀゚)オッ!


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味のある木造建築(倉庫?)の脇に建っていた、
「岩手軽便鉄道 鳥谷ヶ崎駅跡」の碑。
(゚∀゚*)オオッ!


花巻の街なかを歩いていると目に留ったのは、「岩手軽便鉄道」の駅跡を表す石碑 (=゚ω゚=*)ンン!?。
1912年(大正元年)に開業した岩手軽便鉄道は、花巻から遠野を経て仙人峠に通じていた軽便鉄道(線路幅の狭い簡易的な路線)で、現在の釜石線の元となった存在(1936年(昭和11年)国有化)。また当鉄道は宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」に描かれた、架空の鉄道のイメージモデルだったと言われています ( ̄。 ̄)ヘー。
でも、この廃線跡巡り(?)はたまたまで、これが私の目的ではありません ヾノ・∀・`)チャウチャウ。駅跡の石碑を横目にチラリと見てさらに進むと、その先にちょっと昭和ちっくな雰囲気のデパート・・・というか、百貨店が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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青空に映える白亜の百貨店。
表記された店名は「MARUKAN」?
σ(゚ー゚*)マルカソ…?


実はここが花巻での私の目的地。スミマセン、鉄ネタではないんです・・・ 人( ̄ω ̄;) スマヌ。
駅から歩いて15分、市役所に近い繁華街の一角に建つ8階建ての「マルカン百貨店(マルカンデパート)」は、花巻市民に馴染み深い地域密着型の老舗百貨店で、最盛期には曜日を問わず多くの来店客で賑わったそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
しかし、建物の老朽化と耐震不適合により、店舗の安全性が確保できないことから2016年に全館閉店 (´・ω・`)ショボン。なかでも当店の名物的存在だった6階の「大食堂」には閉店を惜しむ声が多く寄せられ、大食堂の存続を求める地元高校生の署名活動にまで発展しました 八(゚- ゚)オネガイ!。その熱意を受けて地元企業を中心とした大食堂の復活プロジェクトが立ち上がり、耐震補強や老朽部分の改修に必要な資金調達方法を協議 (゚ペ)ウーン…。銀行からの融資のほか、ネットを通じて資金を募るクラウドファンディングなども導入し、なんと閉店から一年も経たない2017年2月に元・マルカン百貨店の大食堂は、「マルカンビル大食堂」として復活を果たしたのです w(*゚o゚*)wオオー!(1階と6階のみ開店、その他の階は耐震補強により閉鎖)。


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6階にある「マルカンビル大食堂」からの眺め。
街なみのむこうには奥羽山脈が望めますが、
駅から少し離れているので、列車は見えません(笑)


そんな復活劇のエピソードだけでもいいハナシなのですが (*ノ∀`*)エエハナシヤ…、このマルカン大食堂にはその存続や復活を熱望するのもうなずける、とても魅力的な名物メニューがいくつかありまして (・o・*)ホホゥ、そのなかでも私がぜひ一度は食べて見たいと思っていたのがコチラ (=゚ω゚=*)ンン!?。


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テーブルに置かれたのは、
驚く高さのソフトクリーム。
Σ(゚∇゚;ノ)ノ デカッ!
奥に見える割り箸を使って
倒さないようにウマく食べるのが
マルカン流。
≠( ̄~ ̄*)モグモグ


マルカンソフト、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!
テーブル上にどーーーーーんとそびえ立つ、エッジの効いた白い竜巻。その巻きの高さはなんと10段!w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。どうですか、このインスタ映えしそうなインパクト []o(・∀・*)パチャ(私はインスタやってないけど)。これぞマルカン大食堂の名物・・・いや、もはや花巻の名物ともいえるソフトクリームで、メニュー名はふつうにソフトクリーム、もしくはソフトですが、通称「マルカンソフト」(゚ー゚*)マルカソ。
鉄ネタの合間にちょくちょく地方のご当地ソフトなどをブログでご紹介している私。実はけっこうソフトクリーム好きで、アイスクリームやジェラート、かき氷よりもソフトクリーム派。そんなソフト好きの一人として、この「マルカンソフト」は気になる憧れの存在でした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
さっそくいただいてみると (゚-、゚)ジュル、そのお味は「甘さ控えめ」とか「絹のような滑らかさ」などをウリにしたオサレなものではなく、そこそこ甘くて、ちょっと固め(だから倒れない)だけど、どこか百貨店食堂らしい懐かしさを感じる、シンプルな美味しさです ソフト(゚д゚)ウマー!。そしてなかなか減らないボリュームは食べごたえ満点。これでお値段が税込み180円というのですから、それも驚きです Σ(゚∇゚;ノ)ノ ヤスッ!。
迷った末に花巻で途中下車をして (-`ω´-;)ウーン…、駅から暑いなか歩いてやってきた ε-(´o`;A フゥ…、「マルカンビル大食堂」。そこで食べた名物ソフトは、私にとってじゅうぶんに足を運ぶ価値のあるものでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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ソフトクリームだけでなく、
その前にはお昼ゴハンとして
ラーメン(中華そば)もいただきました。
醤油スープに細麺がマッチして美味しかったです。
メンラー(゚д゚)ウマー!
これもお値段は420円という安さ。


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ちなみにこちらは、
ソフトクリームと並ぶ人気メニューの

「ナポリかつ(¥780)」
このボリュームをソフトと合わせて食べるのは
私にとってかなりヘビーだと思い、
今回はパスしちゃいました。
σ(・∀・`)ウーン…
(その判断は正解だったと思う(笑))


念願の「マルカンソフト」を満喫し、大満足で花巻の駅へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。
あとはもう東北本線の列車を乗り継いで、東京に帰るだけ カエロ…((((o* ̄-)o・・・ですが、花巻で途中下車して約一時間半を過ごしてしまったので、「18きっぷ」が使える普通列車だけでは今日中に都内の自宅へたどり着くことはできなくなってしまいました (ノO`)アチャー(赤羽までは行けるのが、惜しくて歯がゆいんだよね・・・^^;)。ただ、それを承知の上で私は「マルカンソフト」を選んだのですから、仕方がありません (・ε・`)シャーナイネ。この機会を逃したら食べることはなかなか叶わないので、いい選択をしたと思いましょう (-`ω´-*)ウム。
でも、帰るにはどこかで東北新幹線の助けを借りなきゃ・・・σ(゚・゚*)ンー…。


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花巻のホームに入ってきたのは、
一ノ関ゆきの普通列車。
花巻から東京(駅)までの距離は、
ちょうどぴったり500キロです。
( ̄▽ ̄;)ゴヒャッ㌔…
▲18.7.31 東北本線 花巻


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一ノ関で小牛田(こごた)ゆきに乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ちなみに駅名は「一ノ関」、市や町は「一関」で
どちらも読み方は「いちのせき」です。
▲18.7.31 東北本線 一ノ関


0051.jpg
小牛田で乗り継いだ仙台ゆきは
ボックスシートを備えた、
セミクロス構造のE731系(右)。
(゚∀゚)オッ!
▲18.7.31 東北本線 小牛田


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七夕まつりを控えた仙台では、
駅でも飾り付けが行なわれていました。
(´▽`*)タナバタ♪


0054.jpg
そして仙台から福島まで、
東北新幹線を利用します。
「18きっぷ」では新幹線に乗れないので、
あらためて乗車券と特急券を購入。
(*・ω・)つ[キップ]
▲18.7.31 東北新幹線 仙台


花巻から東北本線を乗り継ぎながら南下しつつ、列車の接続や移動効率などを時刻表で調べて、私は仙台から福島まで東北新幹線を使うことに決めました m9(`・ω・´)ケテイ!。
いくつかの案のなかでこの区間の新幹線利用を選んだ理由は、仙台で福島ゆき東北本線の接続が悪かったこと、ちょうどタイミングよく仙台始発の新幹線「やまびこ」に接続すること、帰宅ラッシュ時間帯で混む仙台近郊を避けられること、福島で当駅始発の新白河ゆきに乗れること・・・などが挙げられます (´ω`)ナルヘソ。
ちなみに、この福島から乗る新白河ゆき(2156M)は、もしも私が花巻で寄り道をしなかったら、新幹線を使わずに普通列車だけで乗り継げていた列車。つまりここでもとの旅程に戻ることとなり、当初の予定通り23時過ぎに都内へ着くことができるのです (゚∀゚*)オオッ!。新幹線代の出費(乗車券1,310円+自由席特急券1,840円=3,150円)は、小さくなかったけれど・・・(^^;)ゞポリポリ。


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新幹線から眺める東北本線。
ちょうどEH500が牽く貨物列車が見えました。
仙台~福島は東北本線だと1時間20分、
いっぽう東北新幹線だと30分弱。
やっぱり新幹線は早いね・・・。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲18.7.31 東北新幹線 白石蔵王-福島(車窓から)


0056.jpg
福島でふたたび在来線の東北本線に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
新白河ゆき普通列車は701系。
ロングシートか・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲18.7.31 東北本線 福島


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仙台の新幹線コンコースで買ってきた駅弁を
701系の車内でいただきます。
(゜¬゜)ジュル
選んだのは「大粒 三陸かきめし(¥1,180)」。
パッケージに駅弁マークが付いていないので、
純粋な駅弁ではないのかも知れませんが、
牡蛎の出汁で炊き込んだゴハンと、
三陸産の大きな牡蛎がとても美味なお弁当でした。
「かき食う門には福来たる」
カキ(゚д゚)ウマー! ☆☆☆☆・


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新白河で接続した黒磯ゆきは、
ディーゼルカーのキハ110系。
(´▽`*)キハキハ~♪
利用客には不評だと聞く新白河の乗り継ぎですが、
あくまでも個人的な鉄ちゃん感覚だと、
ここでキハに乗れるのはちょっと楽しい(笑)
▲18.7.31 東北本線 新白河


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黒磯で乗り継いだ宇都宮ゆきは205系。
直流電車を見ると関東に帰ってきたことを実感します。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲18.7.31 東北本線 黒磯


夏休みの東北鉄道旅。記事では長々と綴りましたが(いつもながらスミマセン ^^;)、実際は二泊三日のたいして長い旅ではありませんでした。それでも、初日のイレギュラーな「SLばんえつ物語号」のディーゼル機関車代走から始まり、二日目のレンタカーでまわった五能線撮影や、小坂で訪れた「小坂鉄道レールパーク」の見学と「ブルートレインあけぼの」での宿泊。三日目には花輪線を乗り鉄し、寄り道の花巻では「マルカンソフト」を食べた・・・と、あらためて振り返ればとりとめのない展開にも感じますが、本来の目的である撮り鉄、乗り鉄以外にも、いろいろと楽しめて充実した旅が味わえたと思います (´ー`)マンゾク。
今年の夏は例年以上に気温が上がり、この旅行期間中の7月末はとくに猛暑がキビシい時期でしたが、初日の台風による延期以外はおおむね晴天に恵まれたのも、旅を満喫できた一因でした (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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宇都宮から乗る東北旅のラストランナーは
E231系の上野ゆき。
車内で打ち上げをしたいところでしたが、
列車の遅れで宇都宮での接続時間が1分もなく
(本来は2分(笑))、
酒は買えずに乗り込むのが精一杯・・・。
ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!
これは小山で3分停車のときに撮ったものです。
最後まで慌ただしい旅ですた。
(´w`*)ドツカレサン
▲18.7.31 東北本線 小山



花巻1445-(東北1542M)-一ノ関1534~1549-(538M)-小牛田1636~1641-(2558M)-仙台1727~1743-(東北新幹線やまびこ154号)-福島1809~1850-(東北2156M)-新白河2023~2026-(4148D)-黒磯2050~2056-(686M)-宇都宮2148~2150-(564M)-赤羽2327~2336-(埼京2236K)-新宿2350




共通テーマ:趣味・カルチャー

東京総合車両センター・・・夏休みフェア2018 見学記 [鉄道写真撮影記]

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2018.08.25 東京総合車両センター
「夏休みフェア2018」 見学
 
今上の天皇陛下が退位し、皇太子さまが天皇に即位されることで、来年の5月1日に変わる予定の元号。それを受けて今夏はあちこちで「平成最後の夏」なんて言葉を聞きますね (゚ー゚*)サイゴ…。
そんな夏の終わりに何かが起きる!? ( ̄△ ̄;)エ?

毎年恒例でお盆過ぎの8月最終土曜日に開催される、JR東日本の車両メンテナンス工場の一般公開イベント、「東京総合車両センター 夏休みフェア」 (゚∀゚)オッ!。
東京総合車両センターではおもに、首都圏の各線で使われる一般形(通勤・近郊形)電車のメンテナンス(検査、整備等)が行なわれており、一般公開イベントはふだん見られない設備や作業などが間近に見学できる貴重な機会です (・o・*)ホホゥ。また会場では、構内の留置線にいくつかの車両を並べて展示するコーナーも設けられ、これもイベントでの楽しみのひとつとなっています (*´v`*)ワクワク♪。
現在の当センターがメンテナンスを担当するのは、ステンレス製でVVVFインバータ制御方式の新系列車両(JR世代の209系やE231系、E233系など)ばかりですが (゚ー゚*)シンガタ、敷地内の倉庫には国鉄時代の非常に貴重な車両がいくつか保存されていて、個人的にはそちらの公開に期待が高まるところ (*゚∀゚)=3ハァハァ!。昨年(2017年)の同イベントではその保存車のうちの一両である、旧型国電の生き残りで昭和3年製のクモハ12形(クモハ12052)が展示され、大きな話題となりました w(*゚o゚*)wオオー!。


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昨年の「東京総合車両センター 夏休みフェア2017」。
車両展示には、かつて鶴見線で使われていた、
旧型国電のクモハ12052(右)が登場しました。
▲17.8.26 JR東日本 東京総合車両センター


では、今年(2018年)の車両展示はどうでしょう \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ。その予定として開催告知のウェブページや駅貼りのポスターなどで公表されていた形式は、EF64形電気機関車 (゚∀゚)ロクヨン!、EF81形電気機関車 (゚∀゚*)パイチ!!、そして総武線用209系500番台 (゚.゚*)マルキュー? の三種。電気機関車のEF64とEF81が顔をそろえるのはなかなか魅力的ですが、件の保存車両については特に触れられていません。今年は現役車両(公表された三種)のみの展示なのかな?それともサプライズ的な隠し玉があるのでしょうか? σ(゚・゚*)ンー…。
しかし、良いことなのか悪いことなのか、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、いわゆるT〇itterやF〇cebookなどの発信ツール)が発達した今の世の中は、どこからともなく誰からともなく情報は流れてくるものでして(まあ、私が興味本位で検索をしているんですけれど ^^;)、イベント開催の前日にSNS上で見られた写真に写っていたのは、東京総合車両センターの敷地内で倉庫から引き出された、とある一台の保存車両 (=゚ω゚=*)ンン!?。それは保存車のなかでもとりわけ貴重なもので、鉄道(趣味)界における「秘宝」と言っても過言ではない存在の名車です エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。事前には公表されていないけれど、もしもこれが車両展示として公開されるのであれば、私はぜひとも・・・いや、なにがなんでもその姿を拝みたいところ ε-(°ω°*)ムフーッ!。

ホントに何かが起きそうな、「平成最後の夏」の東京総合車両センター一般公開。当日の私は期待に胸を膨らませて、「夏休みフェア」へと向かうのでした ε=ε=ε=┌(*゚v゚)┘ワクワク♪。


8月25日(土)


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山手線のE231系などが所属する
JR東日本 東京総合車両センター。
その脇の道路(JR敷地内の私道)には
一般公開イベントへと向かう多くの人たちが
長い列を作っています。


「夏休みフェア」の開場は午前10時。だいたいその時間を見計らって最寄駅の大井町(東京都品川区)に着くと、会場付近にはすでに多くの同業者(鉄ちゃん)や家族連れで、長~い列ができていました (´д`;)人大杉…。晴天に恵まれた・・・というか、猛暑日予報が出されたこの日、水分の携帯や帽子の着用など熱中症対策は必須です \_( ゚ロ゚)ココ重要!!。でも、この行列ができる光景は例年どおりといった感じで、今のところ例の「秘宝」(?)が公開される(??)ことを受けての変化はとくに感じません σ(゚・゚*)ンー…。列も意外とスムーズに流れて、並びはじめてから40分ほどで「フェア」の会場となる車両センターの正門に到達できました ...(((o*・ω・)o。


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列に並んで40分、
「夏休みフェア」の横断幕が掲げられた、
入場ゲートをくぐります。
でも、かなりの強風が吹いており、
横断幕はこのあと撤去されちゃいますた。
彡(+ω+;)彡ヒューヒュー


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会場内の入口付近では、
Suicaのペンギンさんがお出迎え♪
(=゚ω゚)ノ ヤア。


入場後は順路に沿って、車体やパーツの整備、点検などが行なわれている、検修棟の庫内をじっくりと見学 (「゚ー゚)ドレドレ・・・せずに、私はスルーして、まっ先に個人的にいちばんのお目当てである車両展示を目指します コッチ…((((o* ̄-)o 。
しかし、例年ならばそのまま展示車両のそばまで行けていたのですが、今年はちょっと違う展開が待っていました ( ̄△ ̄;)エ?。検修棟を抜けた先には会場外とは別の新たな行列がつくられており λλλλλλλλゾロゾロ…、最後尾に立っている係員さんが掲げていたボードには「展示車両受付」と書かれています (=゚ω゚=;)ンン!?。どうやら展示車両を間近で見学や撮影するには、この列に並ばなくてはいけないらしい (゚ー゚;)ナルヘソ…。係員さんによると並ぶ時間は、だいたい一時間から一時間半くらいじゃないかとのこと ( ̄  ̄;)イチジカンハン…。


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会場内にはさらなる行列が・・・。
その先に例の「秘宝」が待っている!?


いいでしょう。並びます、並びますとも。たった一時間半程度の列に並ぶだけで、あの「秘宝」のお姿が間近に拝めるのであれば、そんなのまったく苦ではありません (*`д´)=b OK牧場!。
シャンシャンを見るのに人は行列を作る。ド◯クエを買うのに人は行列を作る。スプ◯ッシュマウンテンへ乗るのに人は行列を作る。美味しいラーメンを食べるのに人は行列を作る。
心から本当に得たいものを手に入れるのに、行列に並ぶという苦労はあって然るべきもの (-`ω´-*)ウム。私はシャンシャンを見るのに並ばずテレビ映像で満足するし、ドラ◯エは並ばずにブームが去ったころひっそりとやる。ス◯ラッシュマウンテンに並ぶくらいならウエ◯タンリバー鉄道のほうに乗るし、美味しいと評判のラーメンでも並んでまで食べようとは思わない σ(゚・゚*)ンー…。けれど、貴重な鉄道車両を見るためならば、暑いなかで何十分でも何時間でも並びます (*`・ω・´)-3フンス!。それが人それぞれの価値観ってヤツですよね。 おそらく今の私が「どんなに並んでも絶対に見たいもの」のトップ3に入るひとつが、この列の先には待っているのです ε-(°ω°*)ムフーッ!。
そうまでして見たいのは、いったいどんな車両なのかと言うと・・・列に並びはじめてから約50分、係の方に告げられたものよりも短い時間で私は列の先頭のほうへと到達し、ついにご対面の時を迎えました ドキドキ♪(`・v・´*)ワクワク♪。見学方法は列の20人くらいを区切って、3分程度の時間が与えられます。
そして・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


0006.jpg
会場の外で40分、会場のなかで50分、
行列に並んでたどり着いた車両展示エリア。
ε-(´o`;A フゥ…。
赤いコーンのあたりから20人ほどが時間制で見学でき、
その前に四種類の車両が並べられています。
(゚∀゚*)オオッ!


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真っ青な快晴のもとに顔を揃えた、
三機の国鉄型電気機関車。
向かって右がEF81形81号機。
中央にEF58形61号機。
左奥はEF64形1052号機。
w(*゚o゚*)wオオーッ!
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


0009.jpg
平成最後の夏、「ロクイチ」降臨。
ジ━━━━・。゜;+(ノ∀・、);+.:。━━━━ン…
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


ロクイチ、キタ━━☆゚・*:。.:(゚∀゚)゚・*:..:☆━━━ッ!!
もう、列に待機していて姿が見えた瞬間から、高鳴る鼓動、抑え切れない興奮 (°∀°;)ドキドキ。あのEF58 61が・・・、あのロクイチが・・・、お天道様のもとで佇んでいらっしゃる!しかも、日章旗をクロスさせたお召装備で!!(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!。ああ、なんと神々しいことか・・・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。


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日章旗の交差部で
煌びやかに輝く装飾金具は
「桐と動輪」の紋章。


三機の電気機関車と一編成の電車が並べられた車両展示 (゚∀゚*)オオッ!。
そのなかでも目を引くのは、日の丸を旗めかせたおめでたい姿の右側二機 (゚ー゚*)ヒノマル。これは天皇陛下がご乗車される特別列車、いわゆる「お召し列車」を牽く機関車(お召機)に施される特別装備(お召装備)で、日章旗や御紋が前面に掲げられるほか、車体の随所が細かく丁寧に磨き上げられます  +(0゜・∀・)テカテカ+。お召機はたいてい、機関区に配置された数ある同型機のなかから、もっとも状態の良い(故障が少なくて安定しているもの)個体が選ばれると言われ (・o・*)ホホゥ、いちばん右の赤いEF81形81号機(EF81 81)も製造時(1973年)はふつうのEF81形と変わらぬ姿でしたが、1985年の「つくば万博」を昭和天皇が視察に訪れる際に運転されたお召し列車の牽引機に抜擢され、車体にお召装備が施されました ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみに同機は今も現役で「カシオペア紀行」などの牽引にあたるほか、イベントではこのようなお召(風)装備で展示されることがあります 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


0011.jpg
EF58 61とEF81 81の豪華なお召機並び。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
81号機の紋章が正式なお召仕様ではなく、
JRマークなのがちょっと残念ですが
(正装はEF58と同じく「桐と動輪」の紋章)、
これに贅沢を言うとバチが当たりますね。
(^^;)ゞポリポリ
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


そしてEF81の左隣に展示された、赤茶色のちょっとシブい機関車 (≧∇≦)シブイッ!。
こちらは1953年(昭和28年)製のEF58形61号機(EF58 61)で、やはりEF81 81と同様にお召機なのですが、同機はEF58形のなかから配置後にお召機へ選ばれたものではなく、お召機としての特別な仕様で製造された機関車で、生まれながらにお召し列車牽引の使命が与えられた、言わばサラブレッドのようなもの (・o・*)ホホゥ。同機はその期待を裏切らない活躍を見せ、お召し列車の牽引回数は昭和時代を中心になんと100回以上 w( ̄▽ ̄*)wワオッ!。もともとEF58形は旧形電気機関車らしからぬ流麗なスタイルに定評があり、そのなかの特別機である61号機はとくに絶大な人気を誇っていました キャ━━(≧∇≦*)━━ッ!!。ファンが親しみを込めて呼ぶ同機の愛称は「ロクイチ」(´▽`*)ロクイチ♪。
晩年(まだ車籍は残っているハズだけれど)は、特別な扱いを敬遠する今上陛下のご意向により、平成になってからお召し列車の牽引は激減するも(平成に同機が牽引したのは3回)(・∀・`)ウーン…、ロクイチは臨時列車やイベント列車などを中心に活躍を続け、多くのファンを魅了 (o´∀`o)カコイイ!。私も幾度となくその姿にカメラを向けたものでした (^_[◎]oパチリ 。
ところが今から10年前の2008年、経年劣化によるものなのか、車体の重要部に致命的な損傷(主台枠の亀裂?)が発覚したと伝えられ、突然、事実上の引退 Σ(゚ω゚lll)エエッ!?。さよなら運転などが行なわれること無く、同機は東京総合車両センター敷地内の車庫・・・と言うか、倉庫(御料車庫)の中に取り込まれてしまいました ヽ(´д`;)アア…。その後、2008年、2010年の一般公開イベントでは展示が行なわれるも、その後はいっさいおおやけに姿を見せることは無く、ずっと幽閉状態が続いていたのです σ(・ω・`)ロクイチ…。
そして今年、2010年以来8年ぶりに姿を見せた、EF58 61こと「ロクイチ」ヽ(´▽`)ノオヒサ~♪。しかも、パンタグラフを上昇させて、ヘッドライトを灯した姿(通電していたのかな?)を見るなんて、いったいいつ以来のことだろう・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。(08年、10年の同イベントではパンタは下降状態で展示)。これぞまさに平成最後の「秘宝」公開です 人=∀=*)アリガタヤ、アリガタヤ…。


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今度はロクイチを手前に置いて・・・。
【◎】]ω・´)パチッ!
おんなじようなカットばかりですが、
別角度からも撮らなきゃもったいないない。
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


列に並んでいて事前に、ああ撮ろう、こう撮ろうなんて考えていたけれど σ(゚・゚*)ンー…、係の方から「はい、どうぞ」と言われた瞬間 ドゾー(*・∀・)つ、緊張と興奮でアタマのなかは真っ白に (*゚ρ゚*)~゚ポヤ~ン。考えていた構図などすっ飛んで、とにかく与えられた時間のなかで焦りつつ、一心不乱にロクイチへカメラを向けてシャッターを切りまくるだけ パチャ!パチャ!【◎】]ω・´)パチャ!パチャ!。いまになって見返すと、何の捻りもない単なる記録写真でしか無いけれど、この時の私にはこれが精一杯・・・(;;´Д`)ハァ…ハァ…。
夏の眩しい日差しをいっぱいに浴びて、美しく輝くロクイチ 。゚+.キラ(*`・∀・´*)キラ+.゚。8年ぶり、たった一日限りの「晴れ舞台」が文字通りの「晴天」だなんて、ロクイチさんも晴れ男だねぃ (つ▽≦*)マブシッ!(現役時代にはさんざん悪天候に泣かされたけれど(笑))。そんな姿が私の目には印象的に映り、単体のカットでは青空を広めに入れたタテ位置のローアングルにしてみました (^_[◎]oパチリ。


0015.jpg
ロクイチの横に並べられた
もう一機の茶色い機関車はEF64 1052(左)。
奇遇にも拙ブログの前記事でご紹介した
寝台特急「あけぼの」のマークを掲げています。
(゚ー゚*)ボノ
ちなみにどちらも同じ茶色に見えますが、
EF64は旧型客車と同色の「ぶどう色2号」で、
ロクイチの方はお召列車用の客車(一号編成)
に合わせた高貴な「溜色(ため色)」。
ため色は光の当たり具合によって
赤味が増すのが特徴です。
( ̄。 ̄)ヘー
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


「はいっ、ここで時間です。すみやかに出口へ進んでください >θ( ̄0 ̄*)オシマーイ」と係の方に促されて撮影は終了。わずか3分、夢のような時間はあっという間です (*゚ロ゚)ハッ…。それでもロクイチの姿が見られただけで、感動、感激、感無量 ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。じゅうぶんに満足のいく再会でした。

・・・あ、209系、撮り忘れた (; ̄▽ ̄)ア…。


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列に並ばずとも撮れる後方のスペースから、
209系(左)を補足撮影。
(^_[◎]oパチリ
他線への転出が続いている総武線の209系500番台。
同系の黄色い帯が見られるのは、
あとわずかなのかも知れません。
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


0019.jpg
未練がましく、こちらも後方から、
撮影者が入れ替わるタイミングを見計らって撮影。
コーンやロープが入っちゃうけれど、
悪くないアングルです。
(^_[◎]oパチリ
ロクイチとパイチのお召機並び・・・
これぞまさしく「86年の田端」の再現か!?
σ(゚・゚*)ンー…
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


ちなみに、昨年の同イベントを拙ブログの記事でご紹介した際、「来年の同イベントでは「86年の田端」の再現・・・なんてことにならないかなぁ〜(笑)。でも、ホントに実現したら激パで死人が出るか・・・^^;」なんて、半ば冗談っぽく綴ったのですが \_ヘヘ(∀`*)カタカタ、まさかまさか、今年はそれがホントに実現したような形となりました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。
おそらくロクイチとパイチ(EF81 81)の両機がお召装備をして並べられるのは、1986年に国鉄時代の田端運転所で催されたイベント以来となる、32年ぶりのことではないかと思われます(他にあったかな?)σ(゚・゚*)ンー…。そしてこの32年のあいだに、パイチは幾度か塗装を塗り替えられ、長いこと「北斗星色(流星色)」が定着していましたが、2014年に現在のローズピンク(赤13号)とお召仕様(側面の銀帯など)が復元 (・o・*)ホホゥ。そしてロクイチの方は先述したとおり、2008年に事実上の引退・・・(´・ω・`)ショボン。それぞれ紆余曲折あった両機が、お召装備で並ぶなんてことは二度と無いと思っていただけに、今回の公開ではロクイチだけでなく横にパイチも置いてくれたのは、本当に感動的で大感謝の嬉しい展示内容でした ォ<(_ _*)>アリガ㌧。
大変な混雑(激パ)になったのは確かだけれど、死人は出なかったようでヨカッタ・・・(笑)


0020.jpg
これが国鉄時代の1986年夏に
田端運転所の一般公開イベントで並べられた、
ロクイチとパイチのツーショット。
(ノ∀`)ナツカシス
今回とは立ち位置(並び順)が逆ではあるものの、
これが32年ぶり(?)に実現するとわね・・・。
しかも調べてみたら、月日が一日違いですた。
(゚∀゚*)オオッ!
▲86.8.24 田端運転所


0021.jpg
当時、ロクイチとパイチのほか、
その横に並べられていたのはEF64・・・ではなく、
同じくお召装備が施されたED75形121号機で、
なんとも豪華なお召機の三並びでした。
w(゚o゚*)w オオー!
交流機のナナゴをわざわざ首都圏の田端に持ってくるなんて、
気合いの入ったイベントだったんだなぁ・・・。
その割には人が少なくて激パになるこどなく、
まったりと撮影できた覚えがあります。
(ED75 121は現在、すでに廃車)
▲86.8.24 田端運転所


車両展示のほかにも見どころが多い「夏休みフェア」ですが、私はロクイチ撮影のわずか3分間に気力を使い果たしてしまい ε-(´o`;A フゥ…。、あとの展示は惰性のような感じにサラッと巡ったのみで会場をあとにしました ...(((o*・ω・)o。私にとって今年の「夏休みフェア2018」は、ロクイチがすべてだったと言えるでしょう ε-(°ω°*)ロクイチッ!。
毎年恒例で夏のお楽しみとなっている「東京総合車両センター 夏休みフェア」。JR30周年の節目だった昨年は旧型国電のクモハ12形が、そして平成最後の夏となった今年はお召機のEF58 61が大きな目玉となりました (☆∀☆)キラーン☆。では、新元号最初となる来年の夏は? σ(゚・゚*)ンー…。お召電車(貴賓車)の「クロ157-1」なんて、展示されないかなぁ・・・(ちょっぴり期待(笑))。


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今年の車体移動と吊上げ実演に使われたのは、
総武快速・横須賀線用のE217系。
当センターでメンテナンスを受ける車両のなかでは、
古参の部類に入ります。
先日にはE235系への置き換えが発表されました。
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


0023.jpg
検修棟の庫内で個人的に気になったのは、
新宿ゆきの千代田線(笑)
(常磐緩行線用のE233系2000番台)
ふだんは見られない行き先表示(レア幕)が見られるのも、
一般公開イベントの楽しさです。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
▲18.8.25 JR東日本 東京総合車両センター


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イベントからの退場後、大井町で食べるランチは
洋食の名店「ブルドック」に寄ってみました。
ラーメンを食べるのには並ばないと言った私ですが、
ここでは少しだけ並ぶ・・・というか、
席が空くまで待っちゃいました(笑)


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ブルドック名物のメンチカツ定食、
あいかわらずものすごいボリュームです。
Σ(゚∇゚;ノ)ノデカッ!
その大きさだけでなく、
衣がサクっ、肉汁じゅわーのメンチは、
下町の洋食屋さんらしい
素朴な美味しさが感じられました。
メンチ(゚д゚)ウマー!
でも、若い頃はペロリと平らげたのに、
だんだん完食するのがキツくなってきたなぁ・・・
(^^;)ゞポリポリ






☆オマケ★


平成最後の夏に私を熱くさせた、東京総合車両センターでのEF58 61公開 ε-(°ω°*)ロクイチッ!。
久々にロクイチを目にした再会の喜びもさることながら (*´∀`)ノ゙オヒサァ!、この公開を受けて同業者(鉄ちゃん)が発信するSNSやブログなどには、かつてロクイチが活躍していた頃の写真が数多く上げられており (゚∀゚*)オオッ!、当時の勇姿を思い返して懐かしむことができたのは、今回の公開がもたらした副産物的な楽しさだったように思います 。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス…。そこで僭越ながら私も、過去に撮ったロクイチの写真をいくつか引っ張り出してみました。
私はゴハチ(EF58)の全盛期よりもあとの世代で、ロクイチが牽引するお召し列車はたったの一度しか撮ったことがなく(96年のベルギーお召)、諸先輩方が撮られた写真の貴重さにはとても及びませんし、写真の出来も拙いものばかりですが、おそらく私と同世代くらいの方々には懐かしんでいただけるのではないでしょうか (^^;)ゞポリポリ。



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まずは何といっても、
ロクイチが牽引する一号編成のお召し列車から。
96年の秋、ベルギー国王夫妻の来日に際し、
両毛線の小山〜足利で運転された当列車は、
ロクイチにとって平成最初のお召牽引となりました。
そしてこれが私にとって、
最初で最後の「ロクイチお召」撮影です
(その後にロクイチで運転された
ルクセンブルクお召は中央線の201系にカブられて撃沈・・・
ノルウェーお召は海外出張と重なって撮影できず・・・)
▲▲96.10.24 両毛線 小山-思川
▲96.10.24 両毛線 栃木-思川


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この中途ハンパな構図で、ブレた写真は何だ?
・・・と思われるかも知れませんが、
かつてのロクイチは田町と品川の駅間にある、
旧・東京機関区に常駐しており、
その脇を通過する東海道線から確認できました。
これはそんな車窓越しのカット。
このような写真が意外と懐かしいんですよね(笑)
ちなみに現在のこのあたりは
鉄道施設(旧・田町電車区など)の縮小による
再開発で大きく様変わりし、
新駅の建設で話題となっているエリアですね。
▲86.2 東海道本線 田町-品川(車窓から)


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いつも東海道線の車窓越しに眺めていた
旧・東京機関区(当時の品川運転所)。
そこが一般公開された際に、
ロクイチはお召装備で展示されました。
う~ん、凛々しいなぁ・・・。
▲87.4 東海道本線 品川運転所


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お召装備の反対側に掲げられたのは、
「つばめ」のヘッドマーク。
EF65PFには「カートレイン」のマークが
装着されています。
そして右端の方にはブルトレの姿が・・・。
▲87.4 東海道本線 品川運転所


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繁忙期に逗子と軽井沢のあいだで運転された、
臨時特急の「サロンエクスプレスそよかぜ」。
ロクイチは逗子から高崎の区間を担当しました。
欧風客車「サロンエクスプレス東京」の組み合わせは、
色的にお似合いのマッチングだと思います。
▲▲88.5 東海道本線 品川
▲88.5 山手線(山手貨物線) 大塚-巣鴨


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ロクイチの特急列車牽引と言えば、
14系客車で運転されていた臨時の「踊り子」。
田町などで走行シーンも撮ったはずなのですが、
今回は見つけられませんでした・・・。
これは大船で165系の急行「東海」と並んだところ。
まさに国鉄時代の情景(末期だけれどね)。
▲86.2 東海道本線 大船


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JRになって間もないころに東海道線で運転された、
イベント列車の「バーボンエクスプレス」
(客車は12系+マニ50を改造したもの)。
その名のとおり、車内でバーボン・ウィスキーが
味わえるという企画でした。
ロクイチが牽く列車でバーボンが味わえるなんて、
今の私だったら撮るよりも乗ってみたい!?
▲87.10 東海道本線 鶴見


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88年に日本国内で運行されて
大きな話題となった「オリエント急行」。
その最終営業運転の先頭にたったのがロクイチでした。
できれば車体側面に日の当たる
順光側から撮りたかったところでしたが、
沿線は早くからかなり混み合っていたために、
こちらからの撮影になった覚えがあります。
ちなみに運転日(上り)は12月25日で、
この夢の組み合わせは鉄ちゃんへの
嬉しいクリスマスプレゼントとなりました。
▲88.12 高崎線 本庄-岡部


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89年に横浜で開催された地方博
「横浜博覧会 YES'89」に合わせて設定された、
ロクイチ+東サロ+EF65PFの快速「横浜博サロン号」。
都心の新宿から根岸線の桜木町まで、
山手貨物・東海道貨物・高島貨物線を経由して
運転されました。
下の写真を見ると、
ウラ被りしているのが国鉄特急色の183系なのと、
ガーデンプレイスができる前の恵比寿というところに、
時代を感じます。
▲▲89.8 東海道本線(品鶴線) 西大井-品川
▲89.8 山手線(山手貨物線) 恵比寿


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ロクイチ+東サロのゴールデンコンビで運転された
団体臨時列車が撮りたくて、
大垣夜行(東海道線の大垣ゆき夜行列車)に乗り、
東海道線の撮影名所として知られる、
金谷~菊川のお立ち台まで足をのばしました。
駅からスゴく歩いたけれど、
壮大なカーブをゆくロクイチに感激した覚えがあります。
同列車の復路では梅の花を添えて撮りました。
▲▲91.3 東海道本線 金谷-菊川
▲91.3 東海道本線 菊川-金谷


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尾久のお座敷客車「なごやか」(オク座)を牽いて、
名古屋までの遠征運用に就いたロクイチ。
私も愛知の三河大塚まで駆けつけました。
ぶっちゃけ、ロクイチ+オク座なんて、
遠征してまで狙うようなネタではなかったのですが、
実はこの日の同区間では
JR東海に所属するEF58の122か157が
沼津のお座敷客車(ヌマ座)を牽くという情報を得て
ここまで足をのばしたのです。
でも、そちらはゴハチではなく、EF65(一般形)ですた。
▲90.7 東海道本線 三河大塚-三河三谷


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個人的に意外と少なかった東北本線での記録。
団臨なのか、回送なのか、列車の詳細は覚えていませんが、
アングル的には水が張られた田んぼで、
いちおう水鏡のようなものを狙ったらしい(笑)
後方が115系の普通列車にカブられているのも、
今となってはいい記録・・・か?
▲92.4 東北本線 東大宮-蓮田

 

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当時、61号機と89号機の二機を所有していた
JR東日本(田端運転所)のEF58。
ロクイチ(61)とパック(89)の重連も
イベント列車などでしばしば見られました。
これはロクイチを先頭にパックを従えて、
三軸ボギー台車のスエ78が含まれた旧型客車を牽引する、
鉄道誌「とれいん」の創刊200号を記念列車。
でも、過去の写真を見返してみると、
私が撮ったゴハチ重連は、
意外とパック先頭の方が多いんだよね・・・。
▲91.11 高崎線 岡部-本庄


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貴重なロクイチを手軽に撮れる列車として
首都圏近郊の鉄ちゃんに知られていたのが、
品川と尾久のあいだを往復する業務用の回送列車、
通称「シナオク(もしくはオクシナ)」。
昼ごろに品川~東大宮~尾久(回1541レ~回4540レ)、
夕方に尾久~東大宮~品川(回4541レ~回1540レ)が
都心を縦断する山手貨物線経由で運転され、
これにロクイチ(やパック)はちょくちょく登板していました。
配給される客車はその日によって異なり、
この日は品川のお座敷客車「江戸」を牽引したロクイチ。
強い雨が降りしきるなかなのに、よく撮ったよなぁ・・・。
▲90.5 山手線(山手貨物線) 原宿-代々木


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同じくシナオクで見られた、
20系寝台車の回送。
昭和の名機であるEF58と、
ブルートレインのパイオニアである20系、
その両者はファン垂涎の組み合わせでした。
ただし、20系は「カートレイン」用のもので、
中途ハンパな編成なのがちょっと残念。
▲▲90.9 東北本線 南浦和-浦和
▲90.9 東北本線 尾久


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昼にシナオクで20系を牽いた同日、
夕方のオクシナでは
ブルトレ用の電源車カニ24を一両だけ牽いて、
尾久から品川に帰ります。
▲90.9 東北本線 尾久


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ロクイチと20系のコンビは、
カラーでも記録が残っていました。
これもオクシナ運用ですが、
この日の20系は少し長めの6両編成。
▲91.3 東北本線 東大宮(操)


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これもオクシナから。
配給扱いの回送列車ながら、
軌道検測車のマヤ34を牽く珍しいシーンです。
この日は別のネタモノ(上京したトワイライトExp)を
同区間で狙っていたのですが、
オクシナでロクイチがマヤを牽いてきてビックリ。
たまたま撮れたカットでした。
▲91.3 東北本線 浦和-南浦和


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とくに荷(牽く客車)がない時の
シナオク(オクシナ)では
機関車のみの単機回送となることもしばしば。
これはEF65PFとの重単となった例。
▲91.4 山手線(山手貨物線) 駒込


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私にとってロクイチの思い出で欠かせないのが、
当時住んでいた常磐線を経由して運転された、
年始恒例の成田臨(成田山への初詣臨時列車)。
国鉄時代の成田線に入線する客車は長年、
電化後もディーゼル機関車を使用していましたが、
ある年を境にして電気機関車が入線できるようになり、
88年の成田臨にロクイチが初登板。
地元を走る同機の姿に大興奮でした。
▲88.1 常磐線 柏-南柏


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首都圏の近郊ながら単線で
のどかな沿線風景が広がる成田線(我孫子支線)。
そこを走るロクイチの姿は、
多くのファンを引き付けました。
ロクイチのほか、パック(89号機)や
EF62、EF64、EF65の一般、EF81なども
客車を牽いて続々と入線していた時代。
成田臨の黄金期だなぁ・・・。
▲▲91.1 成田線 木下-小林
▲90.1 成田線 小林-安食


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同じく成田臨から、
長野のお座敷客車「白樺」を牽くロクイチ。
真ん中に一般の12系をサンドした変則編成です。
当時は一両でも編成が長くなって喜んだけれど、
いま見ると編成美に欠けるなぁ・・・(笑)
たしか、成田臨の回送は北柏の電留線で
バカ停(長時間停車)するスジ(運行)が組まれ、
同じ列車を成田線(上)と常磐線(下)で
一発ずつ撮影ができました。
下のカットは手前にホチキスを引っ掛けちゃっているけれど、
たぶん当時の私はいろいろ考えた末に、
これがベストだと思ったんだろうなぁ・・・。
▲▲91.1 成田線 安食-小林
▲91.1 常磐線 北柏-柏


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上越線でロクイチが牽くのは、
「白樺」のあとを引き継いだ、
長野のお座敷客車「浪漫」。
シックな装いの同車もロクイチによく似合っており、
晩年はよく見られた組み合わせでした。
▲06.9 上越線 上牧-後閑


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東海道線で「東サロ」から改造された、
お座敷客車「ゆとり」の先頭に立つロクイチ。
この頃の私は編成写真よりも、
ロクイチに重点を置いて狙っていたようです。
▲06.9 東海道本線 大井町-大森


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高崎線を快走するロクイチのサイドビュー。
流麗な車体デザインもさることながら、
そのメカメカしい足回りも魅力的です。
デジタルカメラを使うようになって、
流し撮りに挑戦した一枚。
▲06.06 高崎線 岡部-本庄


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そして、今のところ私が撮った
ロクイチ最後の客車牽引となったのが
銀座の老舗模型店「天賞堂」の58周年を記念した、
24系寝台車の団体臨時列車。
寝台特急「彗星」を思わせるヘッドマークには
天賞堂らしいこだわりが感じられました。
▲06.11 山手線(湘南新宿ライン) 駒込


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これは本当のラストシーンではありませんが、
車体の重要部に致命的な損傷が発覚したロクイチは、
08年の6月20日に田端から湘南新宿ラインを経て、
東京総合車両センターにつながる大崎へと単機回送。
それが本線上におけるロクイチ最後の走りとなりました。
その前年の07年11月に見た単機回送が、
私にとって走るロクイチのラストショットです。
▲07.11 山手線(湘南新宿ライン) 目白



とりあえず見つけられたネガやポジ、デジタルデータからの写真をざっくりと羅列してみましたが、どの写真もあらためて見返すと、撮影した当時のことが鮮明に思い出されるものです (´ω`)ナツカシス。ロクイチ、よく追いかけたよなぁ・・・+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。(これで全部ではなく、「レインボー」や「オリサル」、「やすらぎ」なども撮った覚えがあります)。
ちなみに90年代中期から後期の記録がほとんどないのは、この時期の私が一時的に撮り鉄から離れて、JRや私鉄の全線完乗を目指す乗り鉄のほうに力を入れていたからです。この空白となった期間にはいったい、ロクイチとどんな客車の組み合わせが見られたのでしょうね σ(゚・゚*)ンー…。

今年のイベント(夏休みフェア 2018)終了後、ふたたび倉庫(御料車庫)へ取り込まれてしまったロクイチ。次にその優美な姿が見られるのは、はたしていつの日か・・・ (=゚ω゚)ノ゙マタネ。




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ONE-shot 299 電気式ディーゼル機関車 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 299 電気式ディーゼル機関車

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強い勢力で上陸した台風が関西地方を襲い、
北海道では最大震度7の大地震が発生・・・。

今週、思いもよらぬ災害が列島で相次ぎ、
各地に甚大な被害をもたらしました。
被災された方のご苦労、ご心労は計り知れません。
謹んでお見舞いを申し上げるとともに、
一日も早い復旧を心より願っています。


今回の災害では
台風の暴風雨や地震の揺れよる被害に加え、
電柱がなぎ倒されたことや発電所の稼働停止により、
広範囲で長時間の停電も発生。
テレビ、パソコンなどは使えず、
また、携帯電話やスマホの充電もできないことで、
被害状況の情報収集がままならず、
多くの方に不安を与えたことでしょう。

そんななか、地震の当日、
北海道函館市にあるJR貨物の五稜郭機関区では、
同区に所属するDF200形ディーゼル機関車の
エンジンを稼働(アイドリング)させて発電し、
無料で携帯電話やスマホの充電ができるスペースを設けた
・・・というような内容のネットニュースを目にしました。

これはディーゼルエンジンの回転を直接の動力とせず、
ディーゼルエンジンで発電した電力でモーターを回して走行する、
電気式ディーゼル機関車・DF200形ならではの活用方法で、
言わば大型の発電機。
このような電気の供給術が災害時のマニュアルとしてあるのか、
それとも現場判断によるものなのかはわかりませんが、
JR貨物の見事な判断と対応に感心させられました。


▲11.6.5 室蘭本線 白老-社台



*ちなみに機関車による発電と電気の供給は、
北海道を中心に配置されている
電気式ディーゼル機のDF200形だからこそできたもので、
ふつうのディーゼル機や気動車(液体式)、
電車などで行なうことはできません。
なので、くれぐれも災害発生時に電気の供給を求めて、
鉄道の車両基地に駆けつけるということはしないでくださいね。

タグ:DF200 JR 鉄道

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