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城端線・・・キハ40系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.05.03 城端線
鏡の中のタラコ!?
国鉄型気動車キハ40系 撮影
 
 
GWの鉄旅、前回からの続きです。

事前に細かな行動計画などを立てていたわけでなく、「今日から数日は晴れる」という天気予報を見て、ふらふらっと出かけた鉄旅(鉄道旅)...(((o*・ω・)o。
とりあえず都内から中央本線を下って甲信地方へ向かってみると、快晴の青空のもとにそびえる南アルプスの山々八ヶ岳連山が車窓にクッキリと映し出されており (゚∀゚)オッ!、これはその先に控える北アルプスの眺望にも期待が高まるところですが (*゚v゚*)ワクワク♪、松本で乗り継いだ大糸線(おおいとせん)から見る北アルプスには雲がかかっていて、あまりスッキリとしません σ(・ω・`)ウーン…。途中下車して特急「あずさ」や普通列車などを沿線で撮ってみたものの【◎】]ω・)パチャ、その結果は“日光の手前”(今市=イマイチね)"o(-ω-;*)ウゥム…。
豊かな自然のなかをのんびりと進む大糸線の車窓風景には“乗り鉄”として気分が癒されたけど (´ー`)マターリ、望んでいたような絵(写真)が撮れずに“撮り鉄”としては不完全燃焼だった私は (≡"≡;*)モヤモヤ…、大糸線の列車が終点の糸魚川(いといがわ)に到着したあと、さらに別の路線へ向かうこととします (*`・ω・´)-3フンス!。


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新潟県の西部に位置する糸魚川は
北陸新幹線、大糸線、
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン
(元・北陸本線)
の各列車が発着する鉄路の要衝。
(・o・*)ホホゥ
前回はアルプス口(南口)からの
駅舎をご覧いただきましたが、
こちらは日本海口(北口)から見た駅舎。
糸魚川は良質なヒスイ(翡翠)の産地として知られ、
駅の横にはそれを紹介、販売する観光案内施設、
「ヒスイ王国館」が併設されています。
(゚ー゚*)オーコク…
▲22.5.2 えちごトキめき鉄道 糸魚川

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そんな糸魚川から次に乗るのは、
路線名に“ひすい”が付けられた、
えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン。
ET122形の普通列車は
単行(一両)のディーゼルカーです。
イーティー((Θ)_(Θ)σ
▲22.5.2 えちごトキめき鉄道 糸魚川


糸魚川から私が次に乗るのは、元・北陸本線を引き継いだ、新潟県の第三セクター鉄道(三セク鉄道)「えちごトキめき鉄道(トキ鉄)・日本海ひすいライン」 (゚ー゚*)トキテツ。
国鉄時代に製造された古い車両、いわゆる“国鉄型車両”が好きな私が当線を訪れたなら、おそらく次の目的は“アレ”かと予想される人もいらっしゃるでしょう ( ̄  ̄*)アレ。


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その路線名どおり日本海沿いを進む
日本海ひすいラインの普通列車。
車窓に海景色が広がります。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.5.2 えちごトキめき鉄道 青海-親不知
(車窓から)


トキ鉄ではJRから譲渡された国鉄型車両の413系(クハ455形を含む)を、「観光急行」(速達性を求める急行列車でなく、おもに鉄道好きをターゲットとした観光列車)として土休日を中心に運行しており、マニア(鉄ちゃん)の注目を集める存在となっています (*゚∀゚)=3ハァハァ!。私も昨年の秋に撮影へ訪れて、日本海ひすいラインの沿線で海をバックに当列車を撮りました (^_[◎]oパチリ。
そこで今回は、前回の訪問時に行けなかったもうひとつのトキ鉄の路線、「妙高はねうまライン」(元・信越本線)のほうで、妙高山を背景に413系の急行列車(当該区間は快速列車だけど)を撮ろうかと画策し σ(゚・゚*)ンー…、今日は当線沿線で新潟県上越市の直江津(なおえつ)や高田(たかだ)、新井(あらい)あたりに宿泊して、明日の撮影に備えよう (・∀・)イイネ
・・・と、考えたのですが、駄菓子菓子(だがしかし)ネットで宿泊施設の空室検索をするも []o(・_・*)ドレドレ、その界隈はどこも満室、満室、満室で、まったく部屋に空きがありません ( ̄△ ̄;)エッ…。ええっ!?これは一体どういうことだ・・・って、そりゃGWまっただ中の当日予約ですから、当然といえば当然か (。A。)アヒャ☆。糸魚川で一時間近くもスマホで検索し続けたけど空室は見つけられず、仕方なく今旅でトキ鉄の急行を撮るのは断念 (・ε・`)チェ。

んじゃ、ほかにどこか、私の趣向に合った“撮り鉄”が楽しめる路線の沿線で、宿泊施設に今夜の空きがあり(できればリーズナブルだと嬉しい)、なおかつ今いる糸魚川から手軽に移動ができる、そんな都合のよい適当な場所がないかしらん? σ(・∀・`)ウーン…。
その結果、私が糸魚川から乗った日本海ひすいラインは、上越とは逆の西のほうへ向かう、泊(とまり)ゆきの上り普通列車でした コッチ…((((o* ̄-)o。


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泊でトキ鉄から乗り継いだのは、
同じく三セク路線のあいの風とやま鉄道。
高岡ゆき普通列車は521系です。
(゚ー゚*)アイテツ
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 泊

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あいの風とやま鉄道の車窓からは
天候条件がよければ
立山連峰の山々が望めるのですが、
やはり今日はこんな感じで雲が多く、
スッキリとしません。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 西入善-生地
(車窓から)

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滑川のあたりではタイミングよく、
富山のローカル私鉄、
富山地方鉄道の列車と並走。
(゚ー゚*)チテツ
“雷鳥色”と呼ばれるオリジナルカラーの
14760形がシブいっ。
(≧∀≦)シブイ
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 滑川-水橋
(車窓から)

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富山操車場跡地の再開発として
今年の3月に開業したばかりの新駅、
「新富山口(しんとやまぐち)」。
場所は違うけど“富山口”というと
ライトレールへの移行に伴って廃止された、
元・JR富山港線の駅を思い出します。
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 新富山口
(車窓から)

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高岡に到着。
あいの風とやま鉄道はこの先、
石川との県境である
倶利伽羅(くりから)までが路線区間ですが
(倶利伽羅から先はIRいしかわ鉄道の区間)、
この列車は高岡止まりです。
(・ω・)トーチャコ
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 高岡


新潟と富山の県境に近い泊でさらに、やはり元・北陸本線だった富山県の三セク鉄道、「あいの風とやま鉄道」の高岡(たかおか)ゆきに乗り継いで、夕暮れ時の富山平野を西進 ...(((o*・ω・)o。県都の富山を通り過ぎて、私は高岡へとやってきました (゚ー゚*)タカオカサキ。
糸魚川から普通列車で二時間弱、何かとわがままな(?)条件をクリアしたこの地で、今宵は宿泊します。ちなみに富山のホテルはほとんど満室でしたが(料金がすんごくお高いお部屋には空きがあったけど)、ここ高岡ではリーズナブルなビジネスホテル(素泊まり4,200円)の一室を確保することができました ε-(´∇`*)ホッ。
高岡は日本海の海の幸など食べ物は美味しいし、私の趣向に合った“撮り鉄”の拠点としても、なかなかいいチョイスじゃないっすか (・∀・)イイネ。


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富山県第二の都市、高岡市。
その中心駅となる高岡は
近年に大規模なリニューアルが施され、
きれいな橋上駅舎となりました。
なお、北陸新幹線は当駅に乗り入れず、
隣駅の新高岡に発着します。
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 高岡


糸魚川1657-(トキ鉄ひすいライン1646D)-泊1729~1731-(あい鉄568M)-高岡1843


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無事に宿泊地として落ち着いた高岡にて、
ホタルイカや白えびといった富山名物や、
旬のタケノコなどを摘まみながら一杯。
カンパイ♪(〃゚∇゚)ノC凵☆
贅沢にも二人前の刺身盛りを
ひとりでいただいちゃいました。
富山といえばやっぱりブリがウマいっ!
ブリ(゚д゚)ウマー!




5月3日(火・祝)

高岡で迎えた旅の二日目 ('-'*)オハヨ。
起き抜けに見たテレビの天気予報によると、今日の富山は「おおむね晴れるでしょう」とのこと (゚∀゚)オッ!。
富山県にいて晴れると聞いたら気になるのが、高岡の街から見て東のほうにそびえたつ、雄大な立山連峰の山々 (゚ー゚*)タテヤマ。はたしてその見え具合はどうか、さっそくホテルをチェックアウトして駅へと向かい ...(((o*・ω・)o、見晴らしのよいコンコースの窓から望んでみたのですが・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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高岡駅のコンコースには
東側に大きな窓が備えられており、
条件がよければ立山連峰が望めます
駄菓子菓子(だがしかし)、
今日の立山は雲隠れ・・・。


う〜ん、上空は晴れているものの、立山連峰には雲がべったりとまとわりついていて、山脈はほとんど見えません (≡”≡;*)ミエナイ。昨日の大糸線からの北アルプスといい、今旅の私はあまり“山運”にツキがないようですね (・ε・`)チェ。
それでも、せめて天気は予報通りに晴れることを願って、きっぷ(普通乗車券)を片手に高岡の改札を入ります (*・ω・)つ[キップ] 。ホームでは“カラカラカラ・・・”というアイドル音を鳴らして、この車両が発車を待っていました ( ̄  ̄*)カラカラ。


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うっすらとした朝日を浴びて
高岡のホームにて待機する、
タラコ色の国鉄型ディーゼルカー。
(゚ー゚*)タラコ
▲22.5.3 城端線 高岡


タラちゃん、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
高岡は昨日の私がここまで乗ってきた、三セク路線のあいの風とやま鉄道(あい鉄)のほか、JRの城端線(じょうはなせん)と氷見線(ひみせん)が発着します (・o・*)ホホゥ(また、駅の北側(古城公園口)に隣接した高岡駅停留所には、路面電車の万葉線(まんようせん)も発着)。
JRの両線はどちらも非電化のローカル線(地方交通線)で、運行にはディーゼルカー(気動車)が使われるのですが (゚ー゚*)キハ、ここでは今なお昭和の国鉄時代に製造された、国鉄型気動車のキハ40系列(キハ40形やキハ47形)が定期の普通列車として現役を続けており、ふだん使いの沿線利用者は古臭ささを感じているかもしれないけど ( ̄д ̄)ボロイ、私のようなオールドファンにとっては嬉しいところ (*゚∀゚)=3ハァハァ!。


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いかにも国鉄型気動車らしい
昔ながらのボックスシートが並ぶ
キハ47形の車内。
朝イチの下り列車は乗客が私一人で
貸し切り状態です。
(・ω・)ポツン


高岡から南進して内陸のほうへ向かう城端線と、北進して日本海のほうへ向かう氷見線。それぞれに違った魅力のある両線のうち、今回の私が選んだのは城端線でした コッチ…((((o* ̄-)o。
本日の下り初発列車となる城端ゆき普通列車(321D)は、定刻の5時27分にディーゼルエンジンを震わせて高岡を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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高岡を出た城端線の列車はすぐに、
国宝で知られる瑞龍寺の真裏を通ります。
(・o・*)ホホゥ
車窓からそのお堂がチラリとでも
見えるかと意識していたのですが、
木々に阻まれてよく分かりませんですた。
( ̄  ̄;)ミエナイ
▲22.5.3 城端線 高岡-新高岡(車窓から)


城端線は高岡を起点に、北陸新幹線と接続する新高岡や、全国屈指のチューリップの産地として有名な砺波(となみ)などを経て、五箇山のふもとに位置する南砺市(なんとし)の城端へといたる、29.9キロのローカル線 (゚ー゚*)ジョーハナセソ。
世界遺産である白川郷・五箇山の合掌造り集落へのアクセスとして(城端で路線バスに接続)、また「となみチューリップフェア」の開催時期(毎年GW)には、観光客の利用も見られますが、基本的に通勤通学などの地域輸送が主体の路線です。


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チューリップの栽培で有名な砺波。
毎年GWには市内のチューリップ公園にて
「となみチューリップフェア」が開催され、
300品種300万本の色鮮やかなチューリップが
会場となる公園に咲きそろうそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.5.3 城端線 砺波(車窓から)


散居村(さんきょそん=広大な農地に民家が点々と散らばっている集落の形態)で知られる、砺波平野の田園風景のなかを淡々と走る城端線は、日本海沿いの氷見線に比べてちょっと地味な印象を受けますが ( ̄ω ̄ )ジミコ、田植えが始まる今の時期は田んぼにぴしっと水が張られていて、朝日を受けた水田が鏡のようにキラキラと輝いています (゚∀゚)オッ!。
私が氷見線でなく、城端線のほうを選んだ狙いはまさにそれ (゚ー゚*)ソレ?。


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沿線にのどかな田園風景が広がる
城端線の車窓。
お、田んぼに水が張られていますね。
(゚∀゚)オッ!
▲22.5.3 城端線 高義-福野(車窓から)


拙ブログに長くお付き合いいただいている方のなかにはひょっとしたら、高岡に宿泊して朝イチの城端線に乗るという今回の行程には、既視感があるかもしれません σ(゚・゚*)ンー…。というのも実は、いまから4年前の2018年のGWにも私は高岡を訪れ、朝から城端線の列車を撮影しています。
そして今回と同時期だったその時も、沿線各所の田んぼには水がきれいに張られていて、私は田んぼの水面に列車の姿を反射させて撮るという、いわゆる“水鏡”を狙ってみたのですが (^_[◎]oパチリ、時間的に三回(列車三本)あった撮影チャンスのうち、二回は風が吹いて水面が滲み (´д`;)アウ…、一回はかろうじて水鏡に列車が映り込んだものの、「忍者ハットリくん」のラッピングが施された車両でした ( ̄  ̄;)ニンニン…。


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これは今から4年前の同時期にトライした、
田んぼの水鏡に姿を映す城端線のキハ40系。
かろうじて車体が分かる程度には
水面に反射しているけど、
二両編成のうち、後ろ(左)の一両は
「忍者ハットリくん」ラッピングでした。
なお、これは作者が高岡市の出身にちなんだもの。
ニンニン(@・д・@)/-=≡(((卍 シュッ!!
▲18.4.30 城端線 城端-越中山田


個人的に「ハットリくん」は別にキライじゃないけど、でも国鉄型好きの“撮り鉄”としてみればやはり、キハ40系列の標準色である朱色(朱色5号・首都圏色)、通称「タラコ」色のほうがローカル線の素朴な風景にマッチして望ましい σ(・∀・`)ウーン…。
東京に住む私にとって、富山の城端線は気軽に行けるような距離ではなく、当線の水鏡を積極的に撮り直したいとまでは思っていなかったけど、今旅では新潟の上越で宿が取れずにトキ鉄の急行の撮影を諦め、ほかのプランを思案してたどり着いた高岡 σ(゚・゚*)タカオカ…。これは4年前のリベンジを果たすのに、絶好の機会ではありませんか (*゚ロ゚)ハッ!。しかも今の私が乗っている城端ゆきの下り列車は、二両編成のどちらもタラコ色のキハ47形で、この編成の折り返しとなる上り列車を狙えば間違いなくタラコ色を撮ることができます タ~ラコ~♪(・o・*)タ~ラコ~♪。
そこで私は4年前と同様、駅の近くに広大な田園風景がひろがる、越中山田(えっちゅうやまだ)で列車を降りました (・ω・)トーチャコ。


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高岡からキハに揺られて50分。
終点の城端のひとつ手前に位置する
越中山田で下車。
エッチュー(゚ー゚*)ヤマダ
ホーム上に待合室があるだけの無人駅
・・・ですが、
おや?4年前と比べてみたら
待合室が新しく建て直されていますね。
*.+(0゚・∀・)オニュー+.*
▲22.5.3 城端線 越中山田


高岡0527-(城端321D)-越中山田0618


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前に来たときと同じ道を歩いて
撮影ポイントへ向かいます。
...(((o*・ω・)o
あれからもう4年も経ったのか・・・
同じところに再訪すると、
月日の流れがはやく感じるものですよね。
とくに歳を重ねると。
(´ω`)シミジミ

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やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
広い田園地帯を横断するように
城端線の線路が敷かれているのですが・・・
パッと見、設備が簡素な非電化路線だと、
どこに線路があるのか分かりませんね(笑)
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
ひとつ先の田んぼの畝には
お一人の先客がいらっしゃいました。
んじゃ、私は手前の田んぼで撮ろう。


駅から撮影ポイントまでは徒歩で15分程度の近い距離 ...(((o*・ω・)o。4年前の記憶を頼りに歩いたら、すんなりと目的地に着くことができました (・ω・)トーチャコ。
4月の末だった前回より今回は数日ほど遅いので、もう田植えが済んじゃっているかな?とも思いましたが σ(゚・゚*)ンー…、線路脇の田んぼにまだ苗はなく、水が張られただけの状態。これは水鏡を狙うのに好都合です (・∀・)イイネ。あとはその水面が風で滲まないことを願うだけですが、いまのところ断続的に吹く微風で水面がわずかに揺れているものの、どうにか風景を反射させた“水鏡”が見られています (゚∀゚*)オオッ!。
昨日の大糸線では列車が来る直前に日が翳り、さらには風が吹いて水田の水鏡がぼやけてしまい (´д`;)アウ、なんともしょっぱい結果になってしまったけど、はたして今回はどうか (`・v・´;)ドキドキ。

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン(わかる人にはわかる鏡のおまじないw)、水田よタラコを映す鏡になぁれ」 エイッ!(∩'∀')⊃━☆゜.*。


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田植え前のひと時だけ見られる鏡のなかに
朝日を浴びた二連のタラコが収まります。
写真右側の先頭が片運転台のキハ47形、
後方が両運転台のキハ40形。
(326D)
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田


水鏡でタラコが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
合掌造りの里として知られる五箇山のほうにそびえたつ、三方山(さんぽうやま)や袴腰山(はかまごしやま)の端正な山容とともに、鏡と化した水田に姿を落とすキハ40系の普通列車 (゚ー゚*)キハ。城端線らしいのどかな山里の風景にタラコ色の車体が映えて、いい雰囲気じゃないですか (・∀・)イイネ。通過の直前に流れ雲が日差しを遮り、昨日のこともあって一瞬ヒヤリとさせられましたが (-“-;)ムムッ、列車が現れたときには雲が抜けて、きれいに日が当たってくれました ε-(´∇`*)ホッ。
惜しくも微風がおさまらずに少しぼやっとしている水鏡、このくらい列車の姿が反射していれば個人的には許容範囲だけど σ(゚・゚*)ンー…、もうちょい風がおさまることを期待して、次の列車も同様に狙ってみましょうか d( ̄  ̄*)モウイッチョ。日中の運転間隔はおおむね一時間〜一時間半に一本の城端線ですが、朝の通勤・通学時間帯の今は30分間隔で列車がやってきます。


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この列車も一本前と同じ
二連のタラコ(キハ40系)ですが、
今度は片運転台のキハ47形同士を
背中合わせで組成しています。
(8328D)
その列車の背景に見える山は、
写真の右が三方山(標高1,142m)で
左が袴腰山(同1,165m)。
特徴的な台形の山容をした袴腰山は
袴の腰にあたる部分の
「袴腰(はかまごし)」に似ていることから
その名が付けられたそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田


お!さっきよりも少しだけ水鏡がハッキリした・・・か!? (゚∀゚)オッ!
いや、希望的な錯覚ではなく、水面に映ったほうの列車の足回り(車輪や台車などの床下機器)をみると、あきらかに一本目(の列車)より二本目のほうがいい状態で映り込んでいます (・∀・)イイネ。いいじゃん、いいじゃん、これぞ“水鏡”の面白さ。ここまできたら、さらに30分後に逆方向から来る下り列車(327D)も狙ってみよう (/*´∀`)o ツギイッテミヨー。
一本目より二本目がよかったので、きっと三本目はもっとよくなる・・・なんて、期待しちゃうけど ((o(´∀`)o))ワクワク♪、あくまでも風という自然現象が相手なので、粘ったからと言って必ずしもいい結果が得られるわけでなく、列車が通過するタイミングで風が吹くか止むかはまさに運次第 (-`ω´-*)ウム。そしてこういう場合、得てして「やっぱりさっきのほうがよかったか・・・(・∀・`)」となりがちなのですが、さあ、どうなるか σ(゚・゚*)ンー…。


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タタン、タタン・・・と
リズミカルなジョイント音を里山に響かせて、
軽快に駆けてゆく単行のキハ40形。
鏡のなかの列車もいっしょに並走します。
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田
(後追い)


おおおおお!タラコがクッキリ!(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!
ほとんど滲みのない鏡となった水田には、向こうの世界(?)のキハ40形や背景の山々がきれいに浮かび上がりました (☆∀☆)クキーリ!。今度はたった一両の単行列車というのも、先の二本とはまた違った趣があって、いいじゃないですか (o ̄∇ ̄o)タンコロ。この情景におさまった単行列車は、個人的にけっこう好きかも (・∀・)イイネ。
同じ場所から同じアングルで、同じような列車ばかりを、飽きもせずに撮り続けた一時間半 ( ̄▽ ̄;)オンナジ…、これはもう自己満足以外の何ものでもないけれど ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、よく見ればたまたま三列車とも編成の組成がそれぞれ異なるのがマニア的に興味深いし (*・`o´・*)ホ─、三度目の正直・・・というか、どんどん状況がよくなってくれた水鏡は、たとえ同じ画でも撮っていて楽しいものがありました (^_[◎]oパチリ。


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城端へ向かって走り去ってゆくキハ40形。
日に照らされて鮮やかに発色したタラコは、
単行でも存在感が抜群です。
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田
(後追い)


三本目の列車がここまでクッキリと水鏡に映ってくれたのですから、さすがにもうじゅうぶん満足 (+`゚∀´)=b OK牧場!。さらにしつこく粘ったら、鏡の世界に引きずり込まれそう(?)なので ( ̄ ̄;)コワイヨ…、これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
あぜ道で農作業の準備をされていた地主さんに軽くお礼を言って (*'∀'*)アリガ㌧、越中山田の駅に戻ります。


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越中山田のホームに入ってきた
高岡ゆき上り列車は
三本目に撮影した単行のキハ40形が
城端から折り返してきたもの。
▲22.5.3 城端線 越中山田


GWの当日予約でもホテルの部屋に空きがあった高岡に泊まったことで、4年ぶりに撮影へ訪れてみた城端線 (*´∀`)ノ゙オヒサ。
いい条件で撮ることができた水鏡に映るタラコ色のキハ40系は、図らずも4年前のリベンジを果たせただけでなく (*`・ω・´)リベンジ!、昨日の大糸線であまりいい結果が残せなかった今旅においても大きな収穫で、その成果(水鏡のタラコ)自体が嬉しかったのはもちろんのこと、旅に出たことが無意味でなかったという安堵感を覚えるものがありました  ε-(´∀`*)ホッ。これによって旅の気分にも少し余裕がうまれるように思います。
んじゃ、次はどこへ行こっかな・・・ここまで来たらやっぱ、“あの路線”も? σ(゚・゚*)ンー…


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国鉄型キハの乗り心地を味わって、
朝スタートした高岡へと帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
往時を偲ばせる長いホームに
単行列車がぽつん。

▲22.5.3 城端線 高岡


越中山田0841-(城端330D)-高岡0931


GWの鉄旅、次回に続きます ニンニン(@・д・@)/-=≡(((卍 シュッ!!。


ONE-shot 459 田水張る。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 459 田水張る。

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水が引かれて潤いを感じる初夏の田園は
これぞまさに“瑞穂の国*”の原風景
*瑞々しく稲穂が豊かに実る国、日本の美称)。

そんな素朴な景観のローカル線に
昔ながらのクリームと朱色に塗られた
国鉄時代の古い気動車(ディーゼルカー)が
しっくりと収まります。

ああ、長閑でいい日和だなぁ。
(´ー`)マターリ


▲22.5.5 いすみ鉄道 西大原-上総東
(私有地より許可を得て撮影)




前記事でお伝えした大糸線の撮影記で
ラストにちょろっと、
数年前まで大糸線(北部区間)で使われ、
現在は糸魚川駅の構内に静態保存されている
キハ52形ディーゼルカーについて触れましたが、
大糸線から退役したキハ52形のうちの一両は、
千葉県のいすみ鉄道へと譲渡され、
今も土休日を中心に「観光急行」として
運行されています。
(゚ー゚*)キハ

大糸線へ久しぶりに乗って
糸魚川に保存されているキハ52形を見たら、
現役で走っている同形が撮りたくなったので
GW中にいすみ鉄道のほうも訪れてみた
イスミ…((((o* ̄∀)o

・・・というワケではなくて、
実は千葉の房総へ最近移住した
友人に会いに行くことが私の目的であり、
せっかくなのでそのついでに
いすみ鉄道へ立ち寄って撮ったのが
今回の「ONE-shot」です。
(^_[◎]oパチリ

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でも、
貴重な国鉄型キハ(ディーゼルカー)が
清々しい快晴の好条件で撮れたのですから、
“ついで”だなんて言ったら
バチが当たるかも知れませんね。
(-`ω´-*)ウム

田園風景のみならず、
爽やかな新緑を背景にして走るキハもまた、
いい絵になりました。
(・∀・)イイネ


(ところで、
キハ52形(キハ52 125)とともに
いすみ鉄道の「観光急行」で使われてきた
キハ28形(キハ28 2346 上写真の右の車両)、
屋根には錆が浮き、塗装も褪せ気味で、
だいぶ傷んでいるなぁ・・・
なんて思いながら見ていましたが、
残念なことに今年の1
1月で
引退してしまうそうです・・・。
Σ( ̄□ ̄|||)エッ…





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んで、
夕方からは茂原(もばら)の居酒屋で
友人と再会を祝して乾杯!
イエー♪(〃゚∇゚)ノC凵☆凵Dヽ( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪




大糸線・・・ぶらり鉄?撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.05.02 大糸線
見えるか?北アルプス。
安曇野 “ぶらり鉄” 撮影
 
 
コロナが落ち着いた・・・のか、どうか、わからないけど (゚ペ)ウーン…、三年ぶりに“緊急事態宣言”や“まん延防止等重点措置”などの行動制限が発出されていないゴールデンウイーク(GW)。
それならば私も普段より少し足を延ばして、泊りがけで“鉄旅(鉄道旅行)”に出かけたいところですが (・∀・)イイネ、連休前の仕事がちょっと慌ただしかったことと アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、連休中の天気予報を伺ってモタモタと旅先を決めあぐねていたら σ(゚・゚*)ンー…、乗りたい列車の指定券や、泊まりたい場所の宿はほぼ完売(満席・満室)( ̄△ ̄;)エッ…。交通も宿泊もまだコロナの影響があって、予約状況が伸び悩んでいるとかテレビのニュースでは言っていたのに、これは完全に出遅れた感が否めません (ノO`)アチャー。
しゃーない、GWの旅行は諦めるか (・ε・`)チェ・・・と、連休のはじめは近場(都内近郊)での“撮り鉄”で我慢していました。

駄菓子菓子(だがしかし)、雨が降るなど天候が不安定だった連休の前半に比べ、中盤から後半にかけては天気が好転する見通しで、そうなるともう東京を脱出したい気持ちが抑えられなくなります ((o(・∀・`)o))ウズウズ。指定券がなくても普通列車には乗れる。宿もマイナーな地域で探せば一泊くらいはどうにかなる・・・かな? σ(゚・゚*)ンー…。
撮りたいもの(列車)は何となく考えているけど、しっかりとした計画や旅程を立てることなく、なかば行き当たりばったりの適当な状態で、私は鉄旅に出ることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
いったい、どこへ行って、何を撮るんでしょうね・・・(。A。)アヒャ☆。


5月2日(月)

5月2日は連休の狭間にある平日の月曜日ですが、休暇を取得した私はこの日もお休みです (´▽`*)オヤスミ♪(ちなみにGWは10連休でなく、仕事の都合で5/6だけ出勤だった)。
前日に降り続いていた雨は上がり、予報によると今日の関東甲信地方の天気は西から回復傾向にあって、“曇りのち晴れ”とのこと (゚∀゚)オッ!。早朝に自宅を出るときはまだ曇っていたけど、目的地へ着くころには晴れているといいなぁ。“晴れ運”カモーン щ(゚Д゚щ)カモーン。


2001.jpg
まずはお馴染みの中央線E233系で出発。
立川を始発駅とする大月ゆきです。
▲22.5.2 中央本線 立川

2002.jpg
大月で乗り継いだ甲府ゆき普通列車は
セミクロス仕様の211系。
ボックスシートに座れるのは嬉しい。
(o ̄∇ ̄o)ボックス♪
▲22.5.2 中央本線 大月

2003.jpg
勝沼ぶどう郷付近の車窓から見る、
甲府盆地の眺め。
晴れているけど雲が多めですね・・・。
(゚ペ)ウーン…
▲22.5.2 中央本線 勝沼ぶどう郷-塩山
(車窓から)

2004.jpg
甲府でさらに先へと進む
松本ゆき普通列車に乗り継ぎ。
今度の211系はロングシート仕様ですた。
( ̄  ̄)ロング…
▲22.5.2 中央本線 甲府

2005.jpg
でも、車内は空いていて、
車端部のトイレの脇に一か所だけある
簡易クロスシート(?)に
座ることができました。
この席、足元のピッチが狭いけど、
景色は見やすい。
(・∀・)イイネ

2006.jpg
韮崎を過ぎたあたりから青空が広がり、
進行方向の左には
甲斐駒ケ岳をはじめとした、
南アルプスの雄大な山々が。
(゚∀゚)オッ!
▲22.5.2 中央本線 日野春-長坂
(車窓から)

2007.jpg
いっぽう右には
八ヶ岳の山容がきれいに望めます。
(゚∀゚*)オオッ!
清々しくて気持ちのいい快晴だけど
ここで列車を降りることができないジレンマも
ちょっと感じます。
σ(・∀・`)ウーン…
▲22.5.2 中央本線 小淵沢-信濃境
(車窓から)


お日さま、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
中央本線の下り普通列車を立川、大月、甲府で乗り継ぎ、都内から山梨のほうへ西進するにつれて ...(((o*・ω・)o、曇りだった天気は次第に雲が抜けて青空が広がるようになってきました (´▽`*)イイテンキ♪。
中央線に乗っていて好天に恵まれると、車窓の左手には甲斐駒ヶ岳をはじめとした南アルプス(赤石山脈)の山々が、そして車窓の右手には八ヶ岳連山の山容がきれいに望めます (゚∀゚*)オオッ!!。この壮観な景色を眺めていると思わず、小淵沢あたりでパッと列車を飛び降りて(下車して)、小海線でも撮りたくなるところですが ((o(゙ε゙)o))ウズウズ、まあ焦らずに、きっとこの先の目的地でも晴れていることを信じて (-`ω´-*)モチツケ、私は松本ゆきの列車に乗り続けます。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・(´・ω`・)エッ?


2008.jpg
中央線から篠ノ井線へ直通して、
信州の城下町、松本に到着。
(゚ー゚*)マツモトキヨシ
▲22.5.2 篠ノ井線 松本

2009.jpg
乗換時間に余裕があったので、
ホームのスタンドにてコロッケそばをいただきます。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
蕎麦が美味しいと定評のある松本の駅蕎麦ですが、
コロッケはふつうだったな・・・。

2010.jpg
2011_1.jpg
松本はJRの篠ノ井線、大糸線のほか、
ローカル私鉄(地方私鉄)の
アルピコ交通松本電鉄・上高地線も発着します
(゚ー゚*)アルピコ
・・・が、当線は昨年夏の台風災害で鉄橋が流失し、
2022年5月現在も一部の区間(松本〜渚)が運休中
今年の6月10日に全線で再開予定)。
そんな上高地線のホームで静かにたたずんでいたのは
昔の車両(モハ10形)の色が再現された3003編成。
台風のとき松本に停車していた当編成は、
被災によって線路が分断されてしまったため
ずっと車両基地に帰ることができません。
そして運転再開へ向けて新たな車両(20100形)
が投入されたことに伴い、
3003編成はこのまま廃車となることが
先日に発表されました・・・。
(´・ω・`)ショボーン
白い色が標準色の上高地線のなかで、
このバーミリオンオレンジに塗られた復刻色は
風景に映える電車だったのに残念です。
合掌・・・(-人- )ナム。
▲アルピコ交通 松本電鉄 上高地線 松本

2011.jpg
上高地線と反対側のホームから発車する
大糸線の信濃大町ゆき普通列車。
次に私が乗るのはこの列車で、
車両はE127系です。
( ̄  ̄*)オーイトセソ
▲22.5.2 篠ノ井線 松本

2012.jpg
大糸線で使われるE127系100番台の座席は
片側がロングシート、
もう片側にボックスシートが配置された
変則的なセミクロス構造で、
これは車窓から北アルプスの景色が
見やすいように考慮されたものだとか。
( ̄。 ̄)ヘー
私はもちろんボックス席に座ります。
でも・・・


松本で私がさらに乗り継いだのは、大糸線(おおいとせん)の信濃大町(しなのおおまち)ゆき普通列車 。
大糸線は篠ノ井線と接する松本を起点に、豊科(とよしな)、穂高(ほたか)、信濃大町、白馬(はくば)、南小谷(みなみおたり)、根知(ねち)などを経て、日本海沿岸に位置する新潟県の糸魚川(いといがわ)へといたる、全長105.4キロのローカル線(地方交通線)で、線名は信濃大町と糸魚川を結ぶ国鉄の路線として建設されたことに由来します (・o・*)ホホゥ(信濃大町〜糸魚川の完成前に、私鉄の信濃鉄道として既存だった松本〜信濃大町も国鉄に編入され、大糸線は現在の松本と糸魚川をむすぶ路線となります)。


2013.jpg
梓川を渡ると“是より安曇野”。
(゚ー゚*)アズミノ
本来はこのあたりから
車窓に北アルプスの山々が
見えるハズなんだけど、
く、雲ががが・・・
(´д`;)アウ…
▲22.5.2 大糸線 島高松-梓橋
(車窓から)


大糸線の列車が走り進む“安曇野(あずみの)”と呼ばれる信州中部地域(長野県安曇野市や大町市、松川村一帯)は (゚ー゚*)アズミノ、天候条件が良いとのどかな里山の向こうに、常念岳や五竜岳、槍ヶ岳など、北アルプス(飛騨山脈)の雄大な山並みがどーんと望める、全国でも指折りの“絶景車窓”と言っても過言ではない沿線風景 (゚∀゚*)オオッ!!・・・なのですが、今日は青空の広がる晴天ではあるものの、あいにく北アルプスは雲に覆われていてその姿が見えません (≡"≡;*)モヤモヤ…。


2014.jpg
豊科や穂高など、
その風情ある駅名を聞くだけで
安曇野にそびえる北アルプスを思い浮かべますが、
今日はそれが見えない・・・。
σ(・ω・`)ミエナイ…
▲22.5.2 大糸線 柏矢町-穂高(車窓から)


先ほどの小淵沢付近では、南アルプスや八ヶ岳の山容がきれいに見えていただけに、北アルプスの眺望にも期待感が高まっていたのですが、そう都合よくはいかないものです (・ε・`)チェ。好条件だった南アルプスや八ヶ岳をスルーして北アルプスへ、これは目的地の判断をしくじったかなぁ・・・ "o(-ω-;*) ウゥム…。
でも、もうここまで来てしまったし、今回は「青春18きっぷ」のようなフリーパスではなく普通乗車券を使用しているので、気軽に後戻りすることはできません(戻るには新たにきっぷを買い直さなければならない)。
北アルプスが見えないことでテンションが下がったのはたしかだけど ε=(・д・`*)ハァ…、いまは沿線の田んぼに水が張られている時期で、その反射を活かした撮り方(いわゆる水鏡)ができるかもしれないし、沿線を歩けば安曇野らしい季節の花などを見つけることができるかもしれない (-`ω´-*)ウム。なんだか掴みどころのない目的を漠然と掲げつつ、私は当初の予定通りに安曇沓掛(あずみくつかけ)で列車を降りました (・ω・)トーチャコ。どうせ乗り続けていても、この列車は3駅先の信濃大町までしか行かないし。


2015.jpg
2016.jpg
松本から普通列車に乗って50分、
長野県大町市に位置する安曇沓掛で下車。
(・ω・)トーチャコ
駅舎は無く、ホーム上に待合室があるだけという
簡素な造りの無人駅です。
▲22.5.2 大糸線 安曇沓掛


立川0525-(中央563T)-大月0620~0625-(327M)-甲府0713~0724-(425M)-松本0918~0955-(大糸4231M)-安曇沓掛1044

安曇沓掛の駅の近くに広がる田園地帯は、大糸線を走る列車の背景に北アルプスの高峰、爺が岳や鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが写し込める、当線きっての“お立ち台的”な好撮影ポイントです (・∀・)イイネ。
ただし、それはもちろん晴天で山々がきれいに見えていれば・・・のハナシであって (´・ω`・)エッ?、私は過去にも何度か当地へ撮影に訪れているのですが、実はまだ一度も北アルプスがスッキリときれいに見える好条件に恵まれたことはありません σ(・∀・`)ウーン…(列車を降りずに車窓からは何度か、きれいに見えたことがあるんだけどね)。
そして今回もまた、北アルプスにはもくもくと湧きあがった雲がかかっており (≡"≡;*)モヤモヤ…、山バックで列車を撮るのはキビシイだろうと、なかば諦めムードで撮影ポイントに行ってみると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


2018.jpg
やってきたのはこんなところ。
のどかな田園風景のなかに
大糸線の線路が伸びています。
(・∀・)イイネ
ここは安曇沓掛の駅から
徒歩で数分程度のお手軽な距離。

2019.jpg
お!雲のスキマから
雪化粧した高峰がちらっと見えている!?
|д゚)チラッ


上空はたしかに依然として雲が多いものの、その雲の流れによっては時おりちらっと |д゚)チラッ、北アルプスの高峰のひとつで標高2,670 mの爺が岳(じいがたけ)が、山頂まで見えるじゃありませんか (*゚ロ゚)ハッ!。北アルプスの全容がスッキリと望めてはいないけど、まったく見えないと思っていただけに、“爺さま(爺が岳)”が顔を覗かせてくれただけでも嬉しい (゚ー゚*)ジサマ。
もっと雲が取れて・・・などと贅沢は言わないから、せめて列車が通過するタイミングで、この爺が岳だけでもどうにか見えていてほしいもの。線路脇に居られる石仏(大黒さまかな?)に、「山が見えますように・・・」と、つい手を合わせて祈っちゃいます 八(゚- ゚)オネガイ
(ちなみに、もしアルプスの山が見えなかったら、この石仏と列車を絡めて撮ろうかとも考えていた)。


2020.jpg
撮影ポイントのそばに佇む石仏。
右手に小槌を持たれているので、
彫られているのは大黒さまのようですね。
(゚ー゚*)ダイコクテン
このあたりを南北にのびる千国街道はかつて
日本海側から内陸へと塩(や物資)を運ぶ
“塩の道”として重要視されていたことから、
沿道には七福神や道祖神などの石仏が
いまも多く見られます。
( ̄。 ̄)ヘー


そしてこの場所で狙うのは、普通列車が主体の大糸線においてアクセントとなっているような存在の、特急「あずさ5号」 (* ̄0 ̄)θ<ハチジチョウドノ~♪。
「あずさ」といえば、おもに首都圏と松本をむすぶことで知られる中央本線(中央東線)の特急列車ですが、「5号(下り)」と「46号(上り)」の一往復だけは、中央線(篠ノ井線)から大糸線の南小谷まで乗り入れて運行されています (・o・*)ホホゥ。
私が安曇沓掛まで乗ってきた普通列車(4231M)のわずか20分後に続行で通過する「あずさ5号」。雲隠れしそうな“爺さま”のご機嫌を伺いつつ (`・v・´;)ドキドキ、カメラのアングルを整えていると、やがて列車の接近を知らせる踏切の警報器が鳴動しました。
わちゃ、このタイミングかよ・・・エッ!(゚Д゚;≡;゚Д゚)マジ!?


2022.jpg
一日に一往復だけ安曇野を駆ける
E353系の特急「あずさ」を
雲のスキマから爺が岳が覗き見します。
|∀・)チラッ
▲22.5.2 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛
(後追い)


あああ、翳られた il||li _| ̄|◯ il||l。
もし北アルプスの全体が望めていれば、山々を広く入れたアングルにするしたところですが、かろうじて爺が岳だけが見えている状況なのでそれに絞った構図とし、背後からくるE353系の「あずさ」を後追いでパチリ【◎】]ω・´)パチッ!。
“爺さま”は雲隠れせずに、あたたかく見守ってくれた(?)ものの ( *´灬`* )ホッホッホッ、列車のほうが流れ雲によって太陽が隠され、翳られてしまいました (-ω-;*)クルクモル。あ~あ、このタイミングで「あずさ」が来ちゃうなんて、ツイてないなぁ・・・(´д`;)トホホ…。ちなみに通過した直後にすぐ日差しが復活したのは、よくある事象の“撮り鉄あるある”ってヤツですね(苦笑)(。A。)アヒャ☆


2021.jpg
“爺さま”は見えているけど、
上空はこんな感じで、
けっこう雲が多いんです。
(-ω-;*)クルクモル…


次に通過するのは、いまの「あずさ5号」とこの先の信濃大町で交換する(行き違う)、上りの普通列車(5234M)で約20分後。「あずさ」を撮ったところから少しだけ場所を変えて、次はその普通列車を狙います コッチ…((((o* ̄-)o。
やはり晴れたり曇ったり(日が差したり翳ったり)を短いスパンで繰り返すなか (´~`;)ウーン…、今度こそ列車も山も日が差した状態で撮れることを願いますが・・・八(゚- ゚)タノム


2023.jpg
田植えの始まった水田に滲む、
大糸線のE127系。
山肌の残雪が形作る「雪形」は
古くから農作業をはじめるサインとされ、
安曇野から望む北アルプスの山々には
常念岳の「常念坊」や白馬岳の「代掻き馬」など、
20以上もの雪形があるそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
おそらく爺が岳にも雪形があるのでしょうね。
▲22.5.2 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛


ああ、また翳られちった・・・il||li _| ̄|◯ il||l。
安曇野の田園に軽やかなジョイント音を響かせて走りゆくE127系の普通列車、その車体にはう~~~っすらと微かな薄日はあたっているけど、日差しの明るさはあまり感じられず (・ω・`)ウーン、また、ためしに写し込んでみた水田の水鏡(反射)も微風で滲んでおり (≡"≡;*)ボワンボワン、全体的になんだかビミョーな一枚となりました ( ̄  ̄;)ビミョー。ここでも“爺さま”が見えていただけに、太陽が隠されたのは残念 (´д`;)トホホホホ。
考えてみたら私は石仏に、「山が見えますように」って手を合わせたけど、「翳られませんように」とは願わなかった気がするなぁ・・・ (`ロ´;)ハッ!。ま、いつも“晴れ運”に恵まれるわけでなく、こういう“しょっぱい結果”のときもあるからこそ、この趣味(撮り鉄)は好条件で撮れた時の嬉しさが大きいんですけどね (-`ω´-;)ウ、ウム。

ちょっと不完全燃焼だけど ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、ここから状況が大きく好転するとは考えにくいし、さらに旅を進めようとも思っているので σ(゚・゚*)ンー…、撮影はこれにて切り上げることとしました (´w`*)ドツカレサン。
北アルプスが望める安曇沓掛のお立ち台、「今度来るときは、いい条件で撮れますように」・・・と石仏に都合のいいお願いをして、私は駅へと戻ります ...(((o*・ω・)o。


2024.jpg
安曇沓掛のホームに入ってきた
大糸線の南小谷ゆき下り列車。
このタイミングでもやはり翳られて、
もしも引き続き撮影地で
この列車を狙っていたとしたら、
また「あああ・・・」なんて
ガッカリしていたことでしょう。
ヽ(´д`;)アアア…
▲22.5.2 大糸線 安曇沓掛

2025.jpg
大糸線に乗って車窓から眺める爺が岳。
(゚ー゚*)ジサマ
撮影していたときより、
さらに雲が多くなってきたような・・・。
▲22.5.2 大糸線 安曇沓掛-信濃常盤
(車窓から)

2026.jpg
信濃大町は大糸線の主要駅で、
当駅発着の列車も多く設定されています。
また、「立山黒部アルペンルート」の
長野県側の拠点にもなっており、
オンシーズンには多くの観光客が
当駅を利用します。
▲22.5.2 大糸線 信濃大町

2027.jpg
北大町のあたりも
北アルプスを背景にして大糸線の列車が撮れる
有名な撮影ポイントですが、
今日はご覧のとおり、
あまりいい条件ではありません。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
▲22.5.2 大糸線 北大町-信濃木崎
(車窓から)

2028.jpg
稲尾を出ると車窓の左手に望めるのは、
仁科三湖のひとつ木崎湖。
列車は湖畔を走ります。
(゚∀゚)オッ!
▲22.5.2 大糸線 稲尾-海の口
(車窓から)

2029.jpg
スキーをはじめ、ウインタースポーツで
その名が知られる白馬。
長野オリンピックで金メダルをとった
スキージャンプ団体が印象深いですね。
(´・д・`;)フ、フナキ~
そしてかつてはスキーシーズンになると
首都圏や関西圏から当地まで、
スキー客専用列車の「シュプール号」が
数多く運行されていました。
(´ω`)ナツカシス
▲22.5.2 大糸線 白馬(車窓から)

2030.jpg
白馬を過ぎると大糸線の列車は、
姫川に沿って走るようになります。
車窓から眺める川景色。
(゚ー゚*)ヒメ
▲22.5.2 大糸線 白馬大池-千国
(車窓から)


安曇沓掛から乗ったのは、下りの南小谷ゆき普通列車。
天候はあいかわらず・・・というか、先ほどにも増して雲が優勢となり、車窓から眺める北アルプスも、仁科三湖(にしなさんこ)も、空がどんよりとしていて景色がパッとしません ( ̄  ̄;)ドングモリ。この状況をみると、安曇沓掛で撮影していたときは、まだマシなほうだったのかなぁ・・・なんて思えたり σ(・∀・`)ウーン…。
そんなアンニュイな空模様のもとを淡々と走り続けてきた下り列車は、やがて南小谷に到着。


2031.jpg
列車の終点、南小谷に到着。
(・ω・)トーチャコ
隣のホームには先ほど安曇沓掛で撮った、
特急「あずさ」のE353系が
折り返しに備えて留置されていました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲22.5.2 大糸線 南小谷

2032.jpg
南小谷の駅舎は
当地の歴史風情をイメージした
蔵造り建築風のなまこ壁となっており、
待合室の一角には
畳敷きのスペースがあります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.5.2 大糸線 南小谷


安曇沓掛1206-(大糸5333M)-南小谷1320

南小谷は大糸線の途中駅ですが、JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間の境界駅となっており、先へ進むにはここで列車を乗り換えなくてはならないのですが ノリカエ…((((o* ̄-)o、非電化区間(南小谷~糸魚川)は列車の運行本数が極端に少なく(現在は一日に7本)、次の糸魚川ゆき下り列車は約一時間半後(14時43分発) ( ̄△ ̄;)エッ…。それまで、この周囲で時間をつぶさねばなりません。
駅前の国道(千国街道)を北のほうへ数分ほど歩き進めば、江戸時代に“塩の道”こと千国街道の番所が置かれ、宿場町としてにぎわった、小谷村(おたりむら)の歴史などを紹介する「小谷村郷土館」があり、一般的にはここを見学するのがおススメですが (・∀・)イイネ、鉄ちゃんの私はこの待ち時間のあいだにちょいと、糸魚川のほうから南小谷に向かってやってくる、大糸線のディーゼル列車を撮影してみることとしました ( ̄  ̄*)トリテツ。


5003.JPG
南小谷の駅近くにある「小谷村郷土館」。
一時間くらい待ち時間があるのなら、
ここを見学するのもいいかもしれませんね。
(・∀・)イイネ!
開館時間:9時00分~16時30分
入場料金:300円(中学生以下無料)
休館日:火曜日(冬期休館)

2034.jpg
でも、私がやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
南小谷の駅のすぐ横には姫川が流れており、
この川と大糸線の列車を絡めて撮れそう。
ちなみに右のほうに見える列車は、
南小谷の駅に停まっているE353系。
▲22.5.2 大糸線 南小谷

2035.jpg
荒々しく波立つ姫川の流れに沿って
ゆっくりと慎重に鉄路を踏みしめる、
キハ120形ディーゼルカー。
大糸線は幾度となく
この姫川の氾濫に巻き込まれた
苦い過去があります。
▲22.5.2 大糸線 中土-南小谷


曇天で空色が冴えないため、河原へ下りて川面を大きく入れたアングルで狙ってみた、大糸線非電化区間のキハ120形気動車(ディーゼルカー) (^_[◎]oパチリ。
麗しき“姫”の名が付けられているものの、その激流から日本有数の“暴れ川”として知られる姫川の荒々しい流れと、曇天の川景色に意外と映えるオレンジ色の帯が巻かれたキハ120形が、なかなかいい雰囲気じゃないですか (o´∀`o)カコイイ。
列車待ちのあいだに、駅近の手軽なところから撮影した一枚にしては、大糸線らしさが表れた面白い画が残せたと思います ъ(゚Д゚)ナイス。

では、いま南小谷に到着したキハ120形が折り返す、糸魚川ゆき下り列車に乗って、さらに先へと進みましょう ...(((o*・ω・)o。


2036.jpg
JR西日本管轄の非電化区間で使われるのは、
キハ120形ディーゼルカー。
セミクロス(ボックスシート)と
オールロングシートの両仕様がある当形ですが、
大糸線で使われる300番台は
セミクロス仕様です。
(o ̄∇ ̄o)ボックス
▲22.5.2 大糸線 南小谷

2037.jpg
電化区間から非電化区間となり、
電車からディーゼルに乗り換えましたが、
車窓には引き続き、姫川が寄り添います。
その流れは本当に豪快。
▲22.5.2 大糸線 中土-北小谷
(車窓から)

2038.jpg
南小谷ではぽつぽつと
わずかに小雨が降っていましたが、
長野と新潟の県境に位置する
真那板山(まないたやま)トンネルを抜けると、
眩しく日が差していました。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲22.5.2 大糸線 平岩-小滝
(車窓から)


ボックスシートに座り、ディーゼルエンジンの唸りを聞きながら、車窓に山景色や川景色を眺めるローカル線の旅。
個人的に今年のGW前は仕事のほうで、例年以上の忙しさや気疲れを覚えていましたが ε-(ーωー;)フゥ…、焦らずにのんびりと走るディーゼル列車に揺られていると(険しい線形をゆく非電化区間の大糸線は慎重に走るため、速度がホントに遅いw)、そのフラストレーションがしゅわしゅわと気泡のように弾けていく感じです (・∀・)シュワシュワ??。
期待していた北アルプスの眺望はあまりいい条件ではなかったし、撮影した列車がタイミング悪く翳られてしまったのもアンラッキーだったけど σ(・∀・`)ウーン…、鉄道に乗ることが好きな“乗り鉄”でもある私は、たとえ“撮り鉄”のほうがウマくいかなかったとしても、いつもの生活圏を離れた列車に揺られているだけで癒しや満足感が得られ、都内から普通列車だけを乗り継いだ10時間の鉄旅は、ここまで来てよかったと思えるものでした +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


2039.jpg
途中の根知で交換した上り列車を
後ろの窓越しにパチリ。
(^_[◎]oパチリ
新緑が萌える爽やかな季節になりましたね。
▲22.5.2 大糸線 根知
(後方の車窓から)


とはいえ、やはりせっかくカメラ機材を背負って鉄旅へ出かけてきたのに、撮影の成果がアンラッキーな“影落ち撃沈”だけでは、“撮り鉄”として煮えきらないのも本音 (-`ω´-*)ウム。
姫川に沿って走り続けてきた大糸線の列車は、まもなく終点の糸魚川に到着します (・ω・)トーチャコ。大糸線の旅はこれで終わるけど、私はいま一度、納得のいく“撮り鉄”の成果を求めて、ここから別の路線に向かうこととしました (*`・ω・´)-3フンス!。


2040.jpg
南小谷から一時間、
列車は終点の糸魚川に到着しました。
(・ω・)トーチャコ
利用者の減少により、
廃止も検討されているという
大糸線北部の非電化区間。
数年に一度程度しか乗らない私には、
なんとも言えないところですが、
あくまでも個人的な希望としては、
どうにか存続を願うばかりです・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲22.5.2 大糸線 糸魚川


南小谷1443-(大糸429D)-糸魚川1545


2041.jpg
糸魚川は新潟県糸魚川市の中心駅で、
北陸新幹線、大糸線、
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン
(元・北陸本線)
の各列車が発着する鉄路の要衝です。
( ̄  ̄*)イトイガワ
▲22.5.2 北陸新幹線 糸魚川

2042.jpg
糸魚川駅構内のアルプス口にある
糸魚川ジオステーション ジオパル」には、
2010年まで大糸線で使われていた
国鉄型気動車のキハ52形(キハ52 156)が
展示、保存されており、車内に入ることも可能。
(´▽`*)キハ♪
ちなみに右のほうに見えるのは、
「トワイライトエクスプレス」のA寝台個室
「スイート」を木材で再現したモックアップ。




GWの鉄旅、次回に続きます ...(((o*・ω・)o。




京葉線・・・185系「首都圏ぐるり旅」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.04.30 京葉線
185系、“ベイシティライン”をゆく!
「首都圏ぐるり旅」ツアー列車 撮影
 
 
昨年(2021年)の3月をもって東海道線の特急「踊り子」から退いた、国鉄特急型の185系 (゚ー゚*)イッパゴ。日常的に見られる定期運用は無くなったものの、かろうじて生き残っている波動用の編成が今も、団体列車(おもにファン向けの“ツアー列車”)などで活躍を続けており、むしろそれによって最近の当系は、過去に入線実績の少なかった路線を走る機会が増えたように感じます σ(゚・゚*)ンー…。

今回ご紹介する「首都圏ぐるり旅(国鉄特急型電車185系で満喫 首都圏ぐるり旅 新宿発品川行き)」と銘打ったツアー列車も (゚ー゚*)グルリ、貨物線(旅客列車が走らない貨物専用の路線)や短絡線(路線と路線をショートカットでつなぐ連絡線)などを経由する、かなりマニアックなルートが設定され(下記の経路図を参照)(*・`o´・*)ホ─、ツアーに参加される乗客の方たち(乗り鉄)はもちろん、沿線で撮影する者(撮り鉄)にとっても、これは興味が惹かれる面白そうな企画の列車ではありませんか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
事前に公表されていた運転ルートをチェックし φ(゚ー゚*)フムフム、国鉄特急型好きの私も当列車の撮影へ赴いてみることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


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企画した旅行会社のHPに掲載されていた
185系による「首都圏ぐるり旅」のルート。
新宿を始発駅に山手貨物線~田端操車場~
常磐線~金町~新金貨物線~新小岩操車場~
千葉~誉田~蘇我~西船橋~府中本町~
武蔵野貨物線~新鶴見信号場~鶴見~
東海道貨物線~熱海~東海道貨物線を経由して、
品川が終着駅となっています。
(・o・*)ホホゥ



4月30日(土)

大型連休のゴールデンウイーク(GW)に入って二日目 。
GW前半の関東地方は日によって、晴れたり、雨が降ったりと、不安定な天候だったものの (゚ペ)ウーン…、「首都圏ぐるり旅」のツアー列車が運行される今日は、きのう一日じゅう降り続いていた雨が上がり、朝から青空の広がる晴天となりました (゚∀゚)オッ!。
今回のツアー列車を撮るにあたって、とりあえず私は天候状況を踏まえた、“晴れパターン”と“曇り(雨)パターン”の撮影ポイントを事前に考えていましたが、どうやら“晴れパターン”のほうで行けそうです (o ̄∇ ̄o)ハレ。複雑な経路を走る列車なので、順光となる撮影場所の見極めがちょっと難しいけど、個人的にはやっぱり晴れてくれたほうが嬉しい (-`ω´-*)ウム。


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東京の豊島区に所在する駒込。
当駅は山手線と
東京メトロの南北線が発着します。
ちなみに駒込は
ソメイヨシノ発祥の地とされており、
駅の発車メロディは「さくらさくら」。
θ( ̄0 ̄*)サ~ク~ラ~、サ~ク~ラ~♪
▲山手線 駒込


185系の「首都圏ぐるり旅」は新宿を始発駅として、まずは山手貨物線を田端(操)方面へ向かいます (・o・*)ホホゥ。それを撮るために私が山手線でやってきたのは、当線の北部エリア(豊島区)に位置する駒込(こまごめ)。
渋谷や原宿、新宿、池袋、上野、秋葉原など、都内の繁華街をつなぐように一周する山手線の駅のなかでは、ちょっと影が薄くて(?)マイナーな印象の駒込ですが ( ̄▽ ̄;)マイナー…、当駅には他の駅に負けない(?)、“今の時期ならではの名物”があります。
それは駅の構内や周囲に植栽されたツツジ(躑躅)(゚∀゚*)オオッ!。


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駒込駅のまわりに植えられている
たくさんのツツジ。
今シーズンもきれいに咲きました♪
(o ̄∇ ̄o)ツツジ
▲山手線 駒込


晩春から初夏にかけて花を咲かせるツツジは、今がちょうど見ごろの時期を迎えており、ここ駒込でも鮮やかなピンク色のツツジがきれいに咲き誇っています (´▽`*)キレイ♪。駅のホームや電車の車内からもよく見えるので、利用者の目を楽しませていることでしょう (・∀・)イイネ。
私もツツジが咲く時期に駒込を通って目にするたび、いつかこの見事なツツジを“何か(のレアな列車)”と組みあわせて撮ってみたいな・・・と、かねてから意識していたのですが σ(゚・゚*)ンー…、今回はここを185系が通過するのですから、それは絶好の機会じゃありませんか ъ(゚Д゚)ナイス。
山手貨物線を走る列車は、駅のホームからもいい感じにツツジと絡めて撮れそうだけど、運転本数の多い山手線の電車にカブられるリスクを避けるため ( ̄  ̄;)カブリ…、私は駅を出て山手線とは反対のサイドから狙ってみようと思います コッチ…((((o* ̄-)o。


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ホームとは反対側から
線路脇に咲くツツジの花と
山手線の内回り電車を絡めてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
自然の彩りが乏しい都心の山手線において
わずかに感じられる季節の風物です。
(´ー`)マターリ
▲山手線 駒込(後追い)


駅の東側で山手線の線路に並行する道路(一般道)、ここには当然のことながら私の背丈よりも高い柵が設置されていますが、私はそれをクリアするため、今回は踏み台となる脚立を持参してきました (´ω`)ナルヘソ。それでもギリギリの高さだったけど、カメラのファインダーを覗かずに腕を伸ばして、背面液晶でアングルを確認しながら撮影する“ライブビューモード”ならどうにかなりそう ( ̄  ̄*)ライブビュー。
ためしに山手線のE235系を撮ってみると、陽あたり良好(順光)で列車もツツジもなかなかいい感じです (・∀・)イイネ。


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品種によって赤や白、黄色などもある
ツツジの花ですが、
この駒込駅のツツジはすべて
ピンク色(赤紫?)に統一されているようです。
これぞまさしく“躑躅色”。


ところで、「首都圏ぐるり旅」のツアー列車が走行する“山手貨物線”は、一般的にあまり聞き覚えがないかも知れませんが (・・?)ハテ?、現在ではおもに「湘南新宿ライン」や「埼京線」の通称で呼ばれているもので、大崎付近から駒込付近まで山手線の複々線として並行する線路です ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。かつては定期の旅客列車が設定されておらず、文字通りの貨物線だったけど、今ではすっかり旅客路線として定着しましたね(なお、当線には現在でも一日に数本の貨物列車が運行されている)。
そんな山手貨物線の沿線で待ち構えていると程なくして、古い国鉄型の車両らしい重厚なモーター音を響かせ、ツツジ越しに185系の白い顔が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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こんもりと群れ咲く躑躅の花をかすめて、
「団体」表示の185系が山手貨物線を走りゆく。
はやくも夏っぽさを感じるような眩しい日差しが
ピンクと白のコントラストを際立たせます。
▲山手線 駒込


ツツジとイッパゴのコラボが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
列車の傍らにちょろっと添える程度の存在でなく、画を盛り上げてくれるくらいボリュームのあるツツジは圧巻のひと言 w(*゚o゚*)wオオー!。そしてこれが都心の駅でみられるというのも、少し意外性のある趣を覚えます (´ω`)シミジミ。
先日に写真をご紹介した「トワイライト(夕暮れ)なカシオペア」は、日没と列車の通過時刻がいいタイミングでしたが、今回のこれもまた、ツツジが満開になった時期とここを通る185系の運転日というタイミングが、ウマく合ってくれました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。いつか“何か”と組み合わせてみたいと思っていた駒込のツツジ。それが185系で叶えられて、国鉄型好きの私としては大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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振り返って、後ろもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
ここを走る185系は数年前まで
新宿発着の特急「あかぎ(スワローあかぎ)」などで
定期的に見ることができましたが、
そのときは駒込のツツジと絡めようなんて
思いつかなかったよなぁ・・・。
▲山手線 駒込(後追い)


駒込を通過してゆく185系の後ろ姿を見送り、ここでの撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
ちなみに185系が通過したとき、駒込のホームには山手線の内回り電車が停車しており(裏カブりしてるw)、もしもホーム側から撮っていたとしたら、完全にカブられていたところでした ( ̄▽ ̄;)アブネ。これもまたタイミングよね・・・。


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駒込のホームに入ってきた
山手線の外回り電車。
ホームからはこんな感じで
ツツジが見られます。
▲山手線 駒込


さて、「首都圏ぐるり旅」というツアー名のとおり、首都圏の各線を大回りするような行程が組まれている、185系のツアー列車 (゚ー゚*)グルリ。
既出の経路図を参照していただくと分かりやすいですが、いま山手貨物線を通過した当列車はこのあと、田端の操車場から短絡線(田端操車場〜三河島)を経て常磐線に入り、金町(かなまち)でスイッチバックする形で新金貨物線を走破、さらに新小岩(しんこいわ)の操車場から総武本線(総武快速線)を通って千葉方面へ向かうこととなっています (・o・*)ホホゥ。
いくつもの路線を経由する複雑な運行経路であるため、そのぶん所要時間もゆったりとしたダイヤが組まれており(操車場で30分くらい停まるとか)、場所によっては今の私がこれから先回りをすることも可能 ε=┌(*゚д゚)┘サキマワリ。
そして経路図をみると、ふだんは旅客列車が運行されていない貨物線の新金線(正式には総武本線の支線ですが、新小岩操車場〜金町をむすぶことから、通称・新金線(しんきんせん)と呼ばれています)を通過するのが当ツアーのひとつの目玉となっていて、撮影する側としても当線の沿線で撮るのは面白そうなのですが ( ̄  ̄*)シンキンセン、スッキリと晴れ渡った今の青空を見上げていたら、私には新金線よりもほかに撮りたい場所が浮かんでいました σ(゚・゚*)ンー…。新金線はまた、185系でなく別の機会に撮影へ訪れることとし、今回はさらに先の運行区間へ向かいます ...(((o*・ω・)o。
(ちなみにこの日、新金線の中川橋梁ではSブロ鉄仲間の「gardenwalkerさん」が件の185系を撮影されていたそうで、もし私も新金線へ行っていたらお会いできたかも?)


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東京駅の地下ホームから乗るのは、
京葉線の上総一ノ宮ゆき快速列車。
赤い帯のE233系です。
▲京葉線 東京


駒込から山手線の外回り電車で東京に向かい、そこで乗り換えたのは、新小岩や千葉を通る総武快速線ではなく、それよりも湾岸のほうを走る京葉線(けいようせん)。東京ディズニーリゾートや幕張新都心(幕張メッセやマリンスタジアム)の最寄駅を通ることで知られる路線です  ( ̄  ̄*)ケーヨーセン。
いまはGW中ということもあって、席に座れないくらいの混雑を覚悟していましたが、私が乗った列車はさほどではなく (゚ー゚?)オヨ?、ひょっとしたらディズニーはコロナ対策で、入場の人数を制限しているのかもしれませんね。知らんけど (´σД`)フーン。
東京から快速列車で40分、私が下車したのは千葉みなと (・ω・)トーチャコ。


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京葉線の終点、蘇我のひとつ手前に位置する
千葉市中央区の千葉みなと。
京葉線のほかに千葉都市モノレールも発着します。
ちなみに京葉線が初開業した当時(1986年)は
当駅が終着駅(西船橋〜千葉港)でした。
▲京葉線 千葉みなと


駒込0922-(山手803G)-東京0940~1002-(京葉1031A)-千葉みなと1041

千葉みなとはその駅名のとおり、千葉の港湾地区に近いところに位置しますが チバ(゚ー゚*)ミナト、メインストリートの海岸通りには県立美術館や広い公園があり、さらにはきれいなマンションやホテル、結婚式場なども建ち並ぶ、落ち着いた雰囲気を感じます (´ー`)マターリ。
そんな街なみを眺めつつ、駅から西のほうへ歩き進むと ...(((o*・ω・)o、やがて道の先に、空へ向かってひょーっと高く伸びる、ガラス張りで鏡面の塔のような建造物が見えてきました (=゚ω゚=*)ンン!?。これは千葉みなとのシンボル的なランドマークで、高さ125メートルの展望施設「千葉ポートタワー」です。


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千葉ポートパークに建つ「千葉ポートタワー」
ガラス張りの外見は高層ビルのようにも見えますが、
中間層はほぼ“がらんどう”(空洞)で、
階数的には4階しかない展望施設です
(高さ的には30階相当)。
んー、けっこう空に雲が湧いてきたね・・・。


このポートタワーの上階(4階)にある展望室が私の目的地で、海岸に建つ当施設からは東京湾や千葉の市街地が一望できるのはもちろん、“撮り鉄”としての視点で見ると、京葉線を眼下に眺めることができる絶好の“俯瞰ポイント”です (゚∀゚*)オオッ!。
件の「首都圏ぐるり旅」は、新小岩操車場から総武快速線と外房線を通って誉田(ほんだ)まで行ったのち、そこで折り返すと今度は蘇我(そが)から京葉線経由で西船橋方面へ向かうルートとなっています(既出の経路図を参照)。それを私はこのポートタワーから狙ってみようと思い、当地にやってきたのでした (´ω`)ナルヘソ。


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千葉県民が500万人を
突破したことを記念して
1986年(昭和61年)に完成した
「千葉ポートタワー」。
ちなみに当時の私は千葉県民でした。
( ̄  ̄*)バーチー

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さて、本日の展望状況は・・・
東京スカイツリー◎(よく見える)、
筑波山は〇(見える)、
富士山は△(あまり見えない)。
んで、京葉線は?(笑)

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展望室の入場料は420円。
エレベーターで上階へ上がります。
先述したように
中間層(1F〜2Fのあいだ)は
フロアの無いがらんどう。
( ̄ー ̄*)カラッポ

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地上115メートルの高さにある展望室。
西側を望むと東京湾の海景色が広がります。
w(*゚o゚*)wオオー!
なお、“△”が付いていた富士山ですが、
私の目では見えませんですた・・・。
(≡”≡*)ミエナイ

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東京都心のほうを向くと
東京湾越しに東京スカイツリーが確認できます。
たしかによく見えて“◎”です。
(゚ー゚*)スイカツリー

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“〇”が付いていた筑波山(茨城県)も
その特徴的な山容がよくわかります。
( ̄∇ ̄)ツクバ

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これは“工場萌え”?
いや、私が見たかったのは
工場の向こうにチラッと見える、
Jリーグ・ジェフ千葉のホームスタジアム、
「フクアリ(フクダ電子アリーナ)」です。
(´▽`*)フクアリ


天候条件がよければ、富士山や筑波山まで望めるという、展望室からの眺め (「゚ー゚)ドレドレ。空気が霞みやすい今の時期は富士山こそ見えなかったものの、筑波山や東京スカイツリーなどはよく見えて、視界状況はまずまずといったところ (・∀・)イイネ。
そして、ここから数キロ程度しか離れていない京葉線ももちろん、高架線を走る列車の姿がハッキリと望めます (゚∀゚)オッ!。


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房総半島の勝浦を目指す、
E257系の特急「わかしお」が
港を横目に高架線を走りゆく。
展望室から眼下に眺める京葉線の電車は
まるで鉄道模型のような感じに見えます。
( ̄▽ ̄)モケー
▲京葉線 蘇我-千葉みなと


東京湾とは反対の市街地側(東側)を眺めているものの、何隻もの船が停留する港を手前に広く写し込むことができるのは情景的にポイントが高く、湾岸に沿って線路が敷かれている京葉線らしさが感じられる好撮影地です (^_[◎]oパチリ。なおかつ今の時間帯(昼ごろ)は光線状態も良好。
駄菓子菓子(だがしかし)、やはり湿度が高い海辺だからなのか、先ほどの駒込で見上げていたときよりは空に雲が多く湧いており、しばしば雲影を落とします (´・ω`・)エッ?。ここまでやってきたのに、お目当ての185系が翳られたらイヤだなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。


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陽が隠されたタイミングで通過した
E233系の快速列車。
ただでさえ遠景で目立たないステンレス車は
翳られるとなおさらです・・・。
(´д`;)アウ…
▲京葉線 蘇我-千葉みなと


晴れている(翳られない)時間帯のほうが長いけど、今日は風が穏やかなのか、いちど太陽に雲がかかるとそれがなかなか流れていかず、ちょっともどかしい状況 (-"-;*)ウググ…。185系の通過が刻々と迫るなか、晴れているときは「今すぐ来てほしい」と、翳ったときは「まだ来るな」と、勝手に都合よく願います 八(゚- ゚)オネガイ。
これもホント、運任せのタイミングと言えるのですが、はたしてその結果は・・・(°_°;)ドキドキ。


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イッパゴ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
蘇我を出て京葉線に入線した185系。
遠景でも車体に施された緑のストライプが
ハッキリと分かります。
なお、奥のほうに見えるもうひとつの高架線は
京成千原線のもの。
▲京葉線 蘇我-千葉みなと

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港に整列した船に迎えられて、
高架線というステージに躍り出た185系。
走り慣れた湘南や伊豆ではないけれど、
やっぱり当系には海や港の景色が似合います。
▲京葉線 蘇我-千葉みなと


ポートタワー俯瞰でイッパゴが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
厚い窓ガラスに覆われた展望室では、港町に響かせているであろう重厚なモーター音は聞こえないけど、アイボリーホワイトの編成美が魅せるその優雅な走りには、やはりシビれるものがあります 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
気がかりだった日差しは、ちょうど雲が途切れた“晴れスポット”にハマり、蘇我のほうを望んだ遠景(一枚目)から、港アングル(二枚目)を185系が通過するまで、まったく翳ることなくやり過ごせて、ホッと安堵しました ε-(´∇`*)ホッ。雲に勝った気分(なんのこっちゃ)。


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千葉の市街地をゆく185系。
ちょうど当系が跨いでいる
縦に伸びた大きな道が海岸通りで、
それに沿うレールは千葉都市モノレール。
奥のほうが千葉駅方面です。
▲京葉線 蘇我-千葉みなと

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一本の列車をしつこく追えるのも
俯瞰撮影の醍醐味?
(^_[◎]oパチリ
このあたりは団地やマンションの密集が
絵的に面白いですね。
▲京葉線 稲毛海岸-千葉みなと(後追い)


京葉線を西船橋方面へ上ってゆく185系、その姿が見えなくなるまで目で追って、撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
「首都圏ぐるり旅」のツアー列車はこのあと、西船橋を介して京葉線から武蔵野線へと直通し、貨物線区間(府中本町〜鶴見)を含む武蔵野線を走破したのち、東海道貨物線に入って熱海へ。そこで折り返して最終的に品川へ到着するという凝った経路となっており(経路図を参照)(・o・*)ホホゥ、追いかけようと思えばさらにどこかで、あと二、三回は当列車を撮ることができそうだけど σ(゚・゚*)ンー…、私は“駒込のツツジ”と“ポートタワー俯瞰”が撮れたことで、もうじゅうぶん満足 (+`゚∀´)=b OK牧場!。これ以上は深追いせず、「首都圏ぐるり旅」の撮影を切り上げることとしました。


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はやくも初夏の暑さを感じて、
撮影後の一服にはアイスをいただきます。
ポートタワーの売店で買ったのは、
「マックスコーヒー」のアイスモナカ。
(o ̄∇ ̄o)マックスアイス
激甘なミルクコーヒーで知られる
マックスコーヒーは
いまや全国販売されていますが、
もともとは千葉県とその周辺地域のみの
ご当地限定飲料でした。


さて、目的の「首都圏ぐるり旅」は無事に撮り終えましたが、せっかく千葉まで来たのならばこの機会に、私にはちょっと撮りたいと思っている別の列車があります σ(゚・゚*)ンー…。
ためしに先ほど、「首都圏ぐるり旅」の待ち時間にスマホで検索してみたところ []o(・_・*)ドレドレ、今日はその当該車両が運用に就いており、時間的にもちょうどタイミングが合いそうです (゚∀゚)オッ!(とくに意識しているわけじゃないけど、今記事は“タイミング”ってワードを多用している気がしますね (^^;ゞポリポリ)。
そこで、ポートタワーをあとにした私は、千葉みなとの駅へ戻・・・らずにスルーして スルーーー( ̄、 ̄*)=3=3=3ーーーッ、そのまま海岸通りを北方へ歩き進みます。やってきたのはJRの千葉駅に隣接した京成千葉駅 (゚ー゚*)チバ。
ちなみに千葉みなとと千葉のあいだは、千葉都市モノレールに乗れば便利に移動できるのですが、大した距離ではないし(約1.5キロ)、時間にも余裕があったので歩いちゃいました テクテクε=ε=ε=┌(*・_・)┘。
(余談だけど、私が学生の頃はまだモノレールの千葉みなとが開業する前で、当時の彼女とよく千葉から歩いてポートパークまで行ったもんさ (´ー`)シミジミ)


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海岸通りに沿って走る、
千葉都市モノレール(1号線)。
当線は慣れないとちょっとスリルを感じる
懸垂式のモノレールです。
▲千葉都市モノレール 千葉みなと-市役所前

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千葉から乗るのはJRでなく京成千葉線で、
入線してきた電車は新京成のN800形。
(゚ー゚*)ピンク
JRの千葉に隣接した京成千葉はかつて、
大手私鉄の駅にもかかわらず
「国鉄千葉駅前」という
まるでバス停のような駅名でした。
コクテツ…( ̄▽ ̄;)エキマエ…
1987年に国鉄がJRになったことで、
現在の「京成千葉」に改称しています。
ただ、ホームの駅名標には
「千葉」としか表記されていないけどね。
▲京成千葉線 京成千葉

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千葉からの列車を降りたのは、
千葉市花見川区に所在する検見川。
(゚ー゚*)ケミガワ
当駅は京成千葉線のみの単独駅ですが、
総武線の新検見川までは
徒歩で数分程度の距離です。
▲京成千葉線 検見川


京成千葉1321-(京成千葉線1336F)-検見川1330


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近くを流れる花見川に架けられた
橋にやってきました。
ちなみに地名や駅名となっている
検見川(けみがわ)という川は周囲になく、
この花見川(はなみがわ)の
花見を「かみ」と読み、
それが変化して「けみ」となり、
“検見川”の字が充てられたのではないかと
云われているそうです。
( ̄。 ̄)ヘー


京成千葉から上りの普通列車に乗って10分の検見川(けみがわ)で下車し、駅から西方へ歩いて10分 ...(((o*・ω・)o。私がやってきたのは、花見川に架かる京成千葉線の橋梁(コンクリート橋)で、ここは当線の列車をスッキリと撮ることができる撮影ポイントです (・∀・)イイネ。
ということは、次の狙い(撮影目的)は京成の車両でしょうか σ(゚ー゚*)ケーセー?。いや、この路線はたしかに京成千葉線なのですが、当線は京成津田沼を介して新京成線(新京成電鉄)と直通運転をしており(新京成の車両による片乗り入れ)、私が千葉から検見川まで乗ってきた松戸ゆきの上り列車も、新京成のN800形でした ( ̄  ̄*)シンケーセー。
そして、花見川の撮影ポイントでカメラを構えると、程なくして橋上に現れたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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下総の風を切って颯爽と走りゆくのは
凛々しい制服姿の“ふなっしー”が乗務する(?)
なんとも賑やかな「ふなっしートレイン」。
あの電車がふたたび帰ってきた!
ヾ(。゜▽゜)ノヒャッハー!
▲京成千葉線 京成幕張-検見川


ふなトレ、キタナッシ━━━━ヾ(。゜▽゜)ノ━━━━ッ!!
「ヒャッハー!ふなっしーなっしー!!」って、あの明るい声が聞こえてきそうな笑顔を電車から沿線に振りまいているのは、ゆるキャラ・・・もとい、“梨の妖精”でお馴染みの“ふなっしー”じゃありませんか (´▽`*)フナッシー♪。
この賑やかで楽しいラッピングは、京成千葉線へ直通してきた、新京成の8800形(8814F)に施されたもので、「新京成線の開業75周年」と「ふなっしーの地上降臨10周年」を記念した、コラボレーション企画の「ふなっしートレイン」(o ̄∇ ̄o)フナトレ。
ちなみにこの両者のコラボはこれが初めてでなく、5年前の2017年にも同様のラッピング電車を運行しているのですが
(前回は「新京成線の開業70周年とふなっしーの地上降臨5周年」記念)、今回は装飾がさらにパワーアップして(派手になって)帰ってきたように感じます w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。


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「祝、ふなっしー地上降臨10周年!」
(*゚▽゚)/゚・:*【10ネソ オメデ㌧】*:・゚\(゚▽゚*)
今回のラッピングではふなっしーのほかに
“ふなごろー”や“ふにゃっしー”など、
梨ファミリーが勢ぞろい!?
▲京成千葉線 京成幕張-検見川


鉄ちゃんであることはもちろん、けっこう“ゆるキャラ好き”でもあり、そして千葉にゆかりのある私にとって、この新京成とふなっしーがコラボした「ふなっしートレイン」は、ぜひとも機をみて撮影したいと思っていたところ σ(・∀・*)トリタイ…、千葉みなとで185系の「首都圏ぐるり旅」を撮ったあとにこちらへ寄れたのは効率がよく、しかも花見川の撮影ポイントでの待ち時間は、わずか15分程度という絶妙なタイミングでした ъ(゚Д゚)ナイス。
(なお、「ふなっしートレイン」の運行予定は、新京成電鉄のHP公表されています。)

これで撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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「ふなっしートレイン」を撮ったあと、
ためしにアングルチェックのつもりで
橋を渡った反対側よりカメラを構えてみたら、
(^_[◎]oパチリ
たまたまやってきた京成の3000形には、
上野動物園の“ふたごパンダ”
「レイレイ公開記念」のヘッドマークが
掲げられていました。
(゚∀゚)オッ!
もちろん「シャオシャオ公開記念」バージョンも
あるはずです。
(´▽`*)パンダ♪
後追いの流し撮りという無茶苦茶な撮り方だけど、
どうにか写し止められたw
▲京成千葉線 検見川-京成幕張(後追い)


特急「踊り子」などから退役した国鉄特急型の185系を使い、首都圏の各線をぐるりと巡るような面白い行程が組まれた“ツアー列車” (゚ー゚*)イッパゴ。
ふだんは旅客列車が通らない貨物線や短絡線での走行シーンにも興味を惹かれたけれど σ(゚・゚*)ンー…、晴天の好条件に恵まれたことでそれを活かした絵を撮りたいと思い、一枚目は駒込でツツジの花を入れて季節感を、二枚目は港の景色で湾岸を走る京葉線らしさを、それぞれ表してみました (^_[◎]oパチリ。この二カットからは、当ツアーならではの“マニアックさ”は感じられないかもしれませんが、個人的にいい成果が残せたと満足しています ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
また、185系のあとに転戦した京成千葉線のほうでも、お目当ての「ふなっしートレイン」が運用に就いていて、こちらの撮影も嬉しい収穫(梨だけに?w)となりました (゚∀゚)アヒャ☆。


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撮影後は京成の検見川に戻らず、
花見川の橋から歩いて15分ほどのところにある
JRの幕張より総武線(各駅停車)に乗車。
(゚ー゚*)マクハリ

このほうが自宅へ帰るのに便利です。
▲総武本線 幕張


幕張1431-(総武1407B)-御茶ノ水1515~1516-(中央1589T)-新宿1526




ONE-shot 458 トワイライトなカシオペア [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 458 トワイライトなカシオペア

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トワイライトエクスプレス(大阪~札幌)」と
カシオペア(上野~札幌)」といえば、
かつて本州と北海道のあいだを夜行で走っていた
豪華寝台特急の両翼でした。
(-`ω´-*)ウム
(両列車とも北海道新幹線の開業に伴って
寝台特急としての運行を終了)

さて、この影絵のような列車のシルエットは
「トワイライトエクスプレス」でしょうか?
それとも「カシオペア」でしょうか?
σ(゚・゚*)ンー…
・・・といったクイズじゃなくて、
これは夕暮れ時、
つまり“トワイライトタイム”の空に浮かび上がった
「カシオペア」のシルエットです。
( ̄▽ ̄)カシ


寝台特急の運行終了後はおもに
首都圏から東日本各地(東北や信州など)への
ツアー列車として運転されている
「カシオペア紀行」。
この日は中央線経由で長野へと向かう当列車が
多摩川の鉄橋を通過するのは18時03分ごろ、
いっぽう東京の日没は18時16分(4/16現在)で、
夕空バックのシルエットを狙うのに
なんとも絶妙なタイミングではありませんか。
(゚∀゚*)オオッ!

中央線で「カシオペア」が運行されるのは
年にわずか数回ほど。
私はこれまでにも何度か
多摩川で当列車を撮っていますが、
時期的にも、運行時刻的にも、そして天候的にも、
今回がいちばんいい条件だったように思います。
(^_[◎]oパチリ


それにしても日没が18時過ぎとは
だいぶ日が延びましたね。
(´ー`)シミジミ


▲22.4.16 中央本線 立川-日野


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