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宇都宮ライトレール・・・開業初日 乗車記 [鉄道乗車記]

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2023.08.26 宇都宮ライトレール
祝・開業☆
宇都宮芳賀ライトレール線 乗車
 
 
北関東は栃木県の県都、宇都宮市 ウツ(゚ー゚*)ノミヤ。
その市内中心部と郊外の芳賀町(はがまち)にある工業団地をむすび、慢性的な交通渋滞の緩和などが期待される新たな公共交通システムとして、LRT(Light Rail Transit)と呼ばれる“次世代型路面電車方式”の鉄道、「宇都宮ライトレール(宇都宮芳賀ライトレール線)」が今夏に誕生 (*゚▽゚)/゚・:*【祝 開業】*:・゚\(゚▽゚*)。部分的な延伸などでなく全線を新設した路面電車は、1948年(昭和23年)の富山地鉄伏木線(現在の万葉線高岡軌道線)以来となる、実に75年ぶりだそうです (*・`o´・*)ホ─。

構想から完成まで30年をかけた「宇都宮ライトレール」。私も鉄ちゃんとしてそのような計画があることは知っていたものの、ぶっちゃけ宇都宮にさほど馴染みのない私が当地の“LRT”を何となく意識し始めたのは、まだ着工前にあたる今から10年くらい前のことで ( ̄▽ ̄)エルアールテー?、当時の宇都宮にお住まいだった(単身赴任していた)ブログ仲間さんと会って市内をクルマで案内していただいた際(駅東公園のゴナナを見に行ったのよね)にLRTの話題となり、多くのクルマが行き交う駅前通りを眺めながら「ホントに出来るんすかね〜。ここを路面電車が走るなんて、なんだか夢物語だなぁ」などと半信半疑だったものです ( ´_ゝ`)フーン(hanamura師匠、お元気かしら)
そんな宇都宮のLRTはホントに2018年から建設が着手され (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…、およそ5年かけて14.6キロの全線を敷設 ε-(´o`A フゥ…。まさに夢が現実となり、正式な路線名を「宇都宮芳賀ライトレール線」として今年(2023年)8月26日に開業のときを迎えました w(*゚o゚*)wオオーッ!。もうね、10年前に疑ったことを謝りたい気分ですよ ゴメンネ(人∀`o)ゴメンネ〜。

JRや私鉄など国内における“旅客鉄道路線の全線完乗(完全乗車)”を生涯の目標(?)としている私にとって、路面電車ももちろん例外でなく(今のところ鋼索線は除外してるけど・・・)、新たな路線ができたのならば、それをいち早く乗りつぶしたいところ (-`ω´-*)ウム。そこでさっそく「ライトレール」が開業する初日に宇都宮へと向かうこととしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


8月26日(土)

記録的な真夏日続きの関東地方 。゚(A′□`;)qアチィィ・・・。きょうも東京は朝からギラギラと太陽が照り付ける晴天で、これから向かう宇都宮も“晴れ時々曇り”の予報 ( ̄  ̄*)ハレ。とはいえ今の時期、とくに北関東では天気の急変による豪雨や雷雨は珍しくなく、たとえ晴天予報でも折り畳み傘の携帯は必須でしょう 个o(・ω・*)カサ。


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東京駅から乗るE233系は
上野東京ラインを経て宇都宮線に直通する
宇都宮ゆき快速「ラビット」。
ラビット( ̄▽ ̄)セキネ
▲東海道本線 東京


東京から宇都宮へは東北新幹線なら一時間足らずで行けますが、私が乗るのはいつものごとく在来線の宇都宮線。快速「ラビット」でおよそ二時間弱の鉄旅です ...(((o*・ω・)o。
ちなみに今回も使用する乗車券は、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題の「青春18きっぷ」(の一回分)。今夏の私が岐阜の恵那(えな)新潟の糸魚川(いといがわ)を東京から往復するのに活用したことを考えたら、宇都宮までに使うのはちょっともったいない気もするけれど σ(゚・゚*)ンー…、都内にあるウチの最寄駅から宇都宮への普通乗車券(通常運賃)は片道2,310円(往復4,620円)。これは「18きっぷ」一回分換算の2,410円とほぼ同額で、往復すればじゅうぶんにモトがとれます (´艸`*)オトク♪。
6時半に東京を出た快速「ラビット」は宇都宮線を順調に北上し、遅れることなく8時半に宇都宮へ到着 (・ω・)トーチャコ。

東京0641-(東北3620E)-宇都宮0821


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栃木県宇都宮市の中心駅で
当市の玄関といえるJR宇都宮駅には
東北新幹線、宇都宮線(東北本線)、日光線、
さらには烏山線の直通列車が発着。
また当駅から1.5キロほど西方には
東武宇都宮線の東武宇都宮駅も所在します。
▲東北本線 宇都宮

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宇都宮に着いたら
まずは餃子像にご挨拶。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
なお繁華街があるこちら側は
駅の西口です。

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いっぽう、
近年に駅前の再開発が行なわれた東口。
きょうはコッチのほうが賑わっている?
σ(゚・゚*)ンー…
その理由はもちろん“LRT”。
▲東北本線 宇都宮


個人的に遊びでも仕事でも、これまでに何度か訪れている宇都宮 ( ̄  ̄*)ウツノミヤ。
駅同士が少し離れたJRと東武線を乗り換えるついでに街なかをぶらついたり、冒頭で触れたようにブログ仲間や友人と会ったり、名物の餃子などを食べにきたり、そういえば当地を早朝に通過する寝台特急「カシオペア」が撮りたくて宿泊したこともあったっけ。そのほとんどの場合で私は繁華街側である西口から駅を出ていましたが、きょうの舞台となるのは東口エリアのほう コッチ…((((o* ̄-)o。
そう、件の「ライトレール」はJR宇都宮駅の東側に隣接する形で停留場(路面電車の駅)が設けられているのです (・o・*)ホホゥ。停留場名はそのまま「宇都宮駅東口(停留場)」。


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構内のコンコースや
駅ビルの入口などの各所に
LRTの開業を祝う装飾が見られて
おのずとテンションが上がります。
(*゚v゚*)ワクワク♪


ちなみに駅の構内へ掲げられた案内標に沿って停留場のほうへ歩き進むと、目に留まるのは「ライトレール」でなく「ライトライン」の表記 (゚ー゚*)ライトライン。
当線は「宇都宮ライトレール」という鉄道会社(上下分離方式の運送事業者)が運営する、LRT(次世代型路面電車)を使った、「宇都宮芳賀ライトレール線」が正式なものだけど ライトレール?(゚д゚≡゚д゚)ライトライン?、親しみを持って呼びやすい「ライトライン(LIGHT LINE)」の愛称も付けられており、一般的にはこちらの呼称を定着させたい印象が伺えます。
んじゃ、ここからは私(拙ブログ)も「ライトライン」と呼びますか。


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案内標に記されているのは
愛称の「ライトライン」。
「(未来への)光の道筋」という意味のほか
雷のまち宇都宮を表す「雷都」も
その由来だそうです。
( ̄  ̄*)ライト


では、その「ライトライン」へさっそく乗ってみましょう!(*゚v゚*)ワクワク♪
・・・と、いいたいところですが (´・ω`・)エッ?、実は開業初日である本日(8/26)は開業式や発車式などの記念式典が午前から昼にかけて行なわれ、また多くの乗車希望者による混乱を避けるため、通常の営業運転を朝の初発電車から開始するのではなく、まずは式典出席者や招待客を乗せた試乗形式のものから走りはじめて、ふつうの一般客が利用できるのは15時以降を予定しているとのこと ヾノ・∀・`)マダマダ。つまり一般運行の“一番列車”は宇都宮駅東口を15時00分発になります ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


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私が着いた8時半の時点では
まだ営業運転を行なっておらず
「一般のお客さまの乗車は
15時以降を予定しています」
・・・だって。


一般運行が15時からだということを私はあらかじめ公式のホームページなどで見て承知しており、それならば何も朝の8時半に宇都宮へ来る必要はなかったように思うかもしれませんが、15時に開始されてそれにすんなりと乗れるわけではなく、乗車するためには事前に朝8時から配布される“乗車整理券”なるものが必要らしい ( ̄  ̄)セーリケン。
徹夜組も出たという15時発の一番列車は到底ムリだけど、16時台か17時台くらいに宇都宮駅東口を発車する列車に乗れたら、日が明るいうちに終点までの車窓風景が楽しめるかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。もしも整理券の配布がすでに終了していたり、乗れるのが日暮れ後の列車になったりするようなら、きょうは宇都宮駅周辺で開業日の雰囲気だけを味わって、乗車するのはまた後日でもいいやくらいの心づもりでいましたが、ためしに整理券の配布列へ並んでみたところ、一番列車から一時間後となる16時00分発の整理券を私は難なく手にすることができました (*・∀・)つ[16:00]
(なお整理券が事前配布されたのは15時台と16時台の列車のみで、17時以降は直接列へ並んで定員を区切っての乗車制となった模様)。


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無事にゲットできた
運行初日の乗車整理券。
(σ゚∀゚)σゲッツ!
私が乗れるのは宇都宮駅東口を
16時ちょうど発です。

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ちなみに“配布終了”の札を見て
いっしゅん焦ったけど
こちらは“発車式”の整理券でした。
ホームで行なわれる発車式は
見られなさそうだな・・・。
(・∀・`)ウーン…


一番列車ではないものの、開業日に乗車が確約されただけでも嬉しくて安堵の気分 ε-(´∀`*)ホッ。鉄道全線完乗を目指す者として、やはり乗れるものなら初日に乗りつぶしたいよね (-`ω´-*)ウム。
とはいえ、今はまだ9時で、16時まではあと7時間もあります ( ̄  ̄;)ナナジカン…。さてどうしましょうか・・・。
整理券とともに配布されたイベントスケジュールによると今日は一般運行に先がけて、10時から「開業式」、11時10分から「出発式」、そして11時40分から「パレード」が行われる予定となっています (*゚ェ゚)フムフム。このうち開業式は屋内のホールのようなところへ関係者のみが参列して一般の入場はできず、停留場のホームでテープカットなどを行なうであろう出発式は先着300人程度の観覧エリアが設けられているものの整理券の配布はすでに終了 (´д`)アウ…。いっぽうパレードは「ライトライン」が実際に走行する街なかの併用軌道区間(線路が敷かれた道路)の一部である宇都宮駅東口から隣駅の東宿郷(ひがししゅくごう)にかけて催され、これは沿道にいれば誰でも自由に観覧できるようです (゚∀゚)オッ!。
ならば、開業日の記録のひとつとしてこのパレードを撮影しようと思い、駅ナカのカフェで少しばかり時間をつぶしてから、パレードが始まる一時間前の10時過ぎくらいに会場となる駅前通り(鬼怒通り)へ向かってみました ...(((o*・ω・)o。


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パレード見物にたくさんの人が集まった
鬼怒通りの併用軌道区間。
開催時間は交通規制が敷かれているため
クルマの通行はありません。


照りつける日差しで暑さがキビシいなか (´Д`υ)アツー、沿道にはすでに多くの人が観覧に集まっていましたが、どうにか私もパレードが見やすい前列を確保できて、開始時間までしばらく待機します。
すると、程なくしてそこへ颯爽と現れたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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パレードを待つ観覧者の前に
ひと足早く姿を見せた「ライトライン」。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
鮮やかな黄色い車体もさることながら
キリッとしたツリ目(?)の
ヘッドライト(前部標識灯)も印象的です。
▲宇都宮芳賀ライトレール線 東宿郷


ライトライン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
パレードの起点となる宇都宮駅東口とは反対のほう(下り方)から、上り線を【回送】の表示でやってきた「ライトライン」こと宇都宮ライトレールのHU300形 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。そのスタイリッシュな黄色いトラムの姿に観覧者から歓声が起こり w(*゚o゚*)wオオー!、実車を見るのはこれが初めての私も思わず興奮しちゃいます (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
いま宇都宮駅東口のほうへ向かったこの電車が発車式やパレードに使われるもので、これは事前の“送り込み回送”といったところ。記念行事に抜擢されたHU300形がトップナンバーのHU301号車なのは納得だけど (・∀・)イイネ、個人的にちょっと期待していた開業記念の装飾など(ヘッドマーク的なステッカーとか)が施されなかったのは少し残念かな σ(・∀・`)ウーン…。
ちなみに車両形式の“HU”は「宇都宮芳賀ライトレール線」がむすぶ芳賀の“H”と宇都宮の“U”を、“300”は3車体連接構造(3両編成)を表しています (´ω`)ナルヘソ。


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パレードが行なわれる前に
沿道の観覧者へ向けて
パフォーマーの方による
合いの手のレクチャーが行なわれました。
指でライトラインの“L”を表してから
拳を天に突き上げて
「ライトライン・・・ゴー!!」
(/*´∀`)o ゴー♪


待ち時間のあいだに、車両の送り込み回送やダンスパフォーマンスのリハーサル、また、合いの手のレクチャー(?)などもあって、意外と退屈せずに過ごすことができました (/*´∀`)o ゴー♪。
そして予定時間どおりに開始された開業記念パレード (*゚v゚*)ワクワク♪。“ジャズのまち”としても知られる宇都宮にちなんで会場に流れた「Sing,Sing,Sing」の音楽にのせて、黄色いフラッグを掲げる旗手や小刻みなダンスをするパフォーマーたちに伴われた「ライトライン」が、真新しい線路の敷かれた大通りを威風堂々と進みゆきます ...(((o*・ω・)o。それを迎える観客のボルテージも最高潮!ヾ((*≧∀≦))ノ゙イェ──イ♪。
(ここでは先日にご紹介した「PICK UP ONE-shot」とは別の写真をお見せしましょう)


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パレード、キタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!

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宇都宮の地に今日から刻まれるLRTの歴史。
その記念すべき一歩を噛み締めるかのように
ゆっくりと行進する記念列車のライトラインが
沿道へ集まった観覧者の声援に応えます。
ライトライン(/*´∀`)o ゴー♪
▲宇都宮芳賀ライトレール線 東宿郷

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トラムとともにパレードを盛り上げるのは
ライトラインをイメージした
イエロー&ブラックの衣装を纏う
ダンスパフォーマーの方たち。
暑さを感じさせない素敵な笑顔です。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
▲宇都宮芳賀ライトレール線 東宿郷

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パレードの行進に続いて
広い交差点(東宿郷交差点)を舞台とした
華麗なダンスパフォーマンスを披露。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
フィニッシュのポーズが決まると
観覧者からは割れんばかりの拍手が
送られました。
パチパチ☆(*゚▽゚ノノ゙パチパチ☆
▲宇都宮芳賀ライトレール線 東宿郷


「ライトライン」の開業を祝う華やかなムードに包まれた宇都宮の街 (*゚▽゚)/゚・:*【祝 開業】*:・゚\(゚▽゚*)。私は各地のいろいろな路線で何度か経験があるけれど、新路線の開業初日というのはやっぱりいいものだなぁ +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。この日をいちばん待ち望んでいたのはもちろん普段使いされる地元の方だと思いますが、私のような鉄道趣味人にとっても新たな鉄路の誕生は喜ばしくて、開業日は鉄ちゃんにとってお祭りのようなものです ワッショイ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノワッショイ♪。
しかもふつうの路線(一般鉄道)ならば駅のホームで出発式のテープカットが行われるくらいですが、今回はLRTという路面電車であることから道路上の併用軌道をウマく活かして、ストリートパレードやストリートパフォーマンス(ダンスなど)が催されたのもまた楽しいじゃありませんか (・∀・)イイネ!。
私の本来の目的である「ライトライン」への初乗車はこれからだけど、まずはこのパレードが見られただけでも、開業日に宇都宮まで来た価値はあったと思います。今日ならではのいい記録が残せました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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パレードのほかにも
宇都宮駅東口の駅前エリアでは
広場やステージなどで
さまざまなイベントが行われています。
(゚∀゚)オッ!

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お、ミヤリー
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
宇都宮市の公式ゆるキャラで
サツキ(市の花)の冠をかぶった
妖精だそうです。

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お、どーもくん(NHKのキャラ)。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
きょうは栃木のいちごバージョン?

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お相撲好きの私が気になったのは
ライトラインの電停前に建立された
こちらの力士像。
江戸時代に人気を博したとされる
下野国・宇都宮出身の力士で
“初代横綱”の明石志賀之助です。
( ̄。 ̄)ヘー

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一連の記念式典が終了したあと
宇都宮駅東口電停を発着するようになった
ライトライン。
でもまだ一般客は利用できず、
乗車されるのは招待客のようです。
( ̄- ̄ )マダヨ
ちなみに写真の右奥に見えるのが
JR宇都宮駅のホーム。
▲宇都宮芳賀ライトレール線 宇都宮駅東口


さて、開業式や発車式、そしてパレードといった一連の記念式典が終わったところで、時刻はまだお昼の12時。「ライトライン」の一般運行が開始されるまであと三時間、私が乗れる16時の列車まではあと四時間もあります ( ̄  ̄;)ヨジカン…。う~ん、どうしよ。
せっかくJRの普通列車が乗り放題の「18きっぷ」を持っているのなら、宇都宮から日光線か烏山線(からすやません)でも往復してくるかな σ(゚・゚*)ンー…・・・なんて考えながら、東口駅前の広場で催されていたLRT開業イベントの出店などを物色していると、不意に背後から肩をたたかれて呼び止められます ビクッ!Σ(゚◇゚;ノ)ノ。驚いて振り返るとそこにいたのは、会うのが数年ぶりという鉄道趣味仲間の友人じゃありませんか
(=゚ω゚)ノ゙ヤア。どうやら彼も「ライトライン」の開業日に朝から一人で駆けつけて、一般運行の開始を待っている身らしい ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ユキエ(朝7時ごろから並んで15時15分の整理券を確保したそうな。私より気合いが入っているw)。
ごった返すくらいに多くの人出があるなか、たまたまここで会えたのも何かの縁 (-`ω´-*)ウム。しかもお互いに時間を持て余しているとあらば・・・昼飲みできる居酒屋へ向かうのは自然な流れ(?)でしょう(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。。酒と飲み相手がいれば、三時間くらいは簡単に時間が潰せます。こりゃ好都合 ъ(゚Д゚)ナイス。


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LRTの開業と偶然の再会を祝い
“ライトライン色”の麦酒で乾杯っ!
イエーイ♪(〃゚∇゚)ノ凵☆凵ヽ( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪
宇都宮餃子をうたう有名店でなく
居酒屋の一品メニューだけど
それでも当地で餃子が食べられるのは
やっぱり嬉しい
(意外と言っちゃなんだけど、
こういうところのがまたウマいのよね)。

ギョーザ(゚д゚)ウマー!


時間を持て余すどころか話が盛り上がって15時近くまで飲み (~▽~*)ウィッ、先行する友人が乗る15時15分発の列車を駅東口近くの沿道から見送ったのち イッテラ~(=゚∇゚)ノシ、いよいよ私も宇都宮駅東口停留場のホームへ向かいます ...(((o*・ω・)o。


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ライトラインこと
宇都宮芳賀ライトレール線の起点である
宇都宮駅東口停留場は
島式ホームの一面二線構造。
ホームの両側を使って列車が発着します。
(・o・*)ホホゥ
なお向かって右の1番線に停車しているのが
友人の乗る15時15分発のライトレール。
▲宇都宮芳賀ライトレール線 宇都宮駅東口


ちなみに国内の一般的な路面電車と同様、「ライトライン」の停留場に改札はなく普段はフリーでホームまで立ち入れますが、きょうの今の時間に限っては事前に配布された例の“乗車整理券”の提示が求められました セーリケン(*・∀・)つ[16:00]
そしてホーム上で待つことしばし、まもなく私が乗る「ライトライン」が停留場の先で大きくカーブを切って入線してきます (゚∀゚)オッ!。


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午後の西日を浴びて
当駅どまりの上り列車が到着。
これの折り返しが16時00分発の
芳賀・高見沢工業団地ゆき
下り列車となります。
▲宇都宮芳賀ライトレール線 宇都宮駅東口


私の(?)ライトライン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
起点から終点まで全線の所要時間がおよそ48分の「ライトライン」。きょうは宇都宮駅東口発の下り列車と同じく、芳賀・高根沢工業団地(はが・たかねざわこうぎょうだんち)発の上り列車も一般運行は15時からとされているため、時間的におそらくこの到着列車が上りの“一番列車”だったものと思われます ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。下車される方々の顔には初乗車を満喫したあとの充実感のようなものが表れていました (´ー`)エガッタ。
その折り返しとなる列車へ私が乗り込むと、鼻で感じたのは車内に漂う独特な新車の匂い ( ̄・・ ̄)クンクン。


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乗る際に車内の扉脇に備えられた
ICカードリーダーの乗車側(下)に
手持ちのICカード(電子乗車券)をタッチ。
(*・∀・)つ[西瓜] ピッ☆
降りるときは降車側(上)にタッチします。
(*゚ェ゚))フムフム
なお、ICカードを使用せず
現金で運賃を支払う場合には
あらかじめ乗車駅ホームの発券機にて
整理券を取る必要があります。


3車体連接構造(3両編成)のHU300形は、一編成の定員が160人で座席の数は50 (・o・*)ホホゥ。配布された乗車整理券は一列車につき120名分だったそうで、定員より少し余裕を持った案内人数ですが、ホームへ入線した「ライトライン」の流麗な外観についうっとりと見惚れてしまった私は ポー…(*゚o゚*)~゚、席の争奪戦に出遅れて座ることができず (; ̄▽ ̄)ア…。まあ、大きな側窓の前に立って初乗車の車窓を眺めるとしますか。
定刻の16時ちょうど、芳賀・高根沢工業団地ゆき下り列車の「ライトライン」は、すーっと滑らかな走り出しで宇都宮駅東口を発車しました
ライトライン(/*´∀`)o ゴー♪


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開業イベントで賑わう
駅前広場をかすめて走り出した
ライトライン。
電車に向かって手を振る方も見られます。
ヾ(*´▽`*)ノ゙ワーイ♪
▲宇都宮芳賀LRT 宇都宮駅東口-東宿郷
(車窓から)

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あ!ミヤリーもお見送りしてくれてる!
(≧∇≦)ミヤリー!
木の影でまんだーらだけど・・・w


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駅東口のロータリー的なところを抜けると
駅前通り(鬼怒通り)の併用軌道を走ります。
...(((o*・ω・)o
▲宇都宮芳賀LRT 宇都宮駅東口-東宿郷
(車窓から)

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先ほどダンスパフォーマンスが披露された
東宿郷の交差点を通過。
通常は交通量の多い交差点です。
▲宇都宮芳賀LRT 宇都宮駅東口-東宿郷
(車窓から)

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かつて東北本線で使われていた名機の
EF57形電気機関車が静態保存されていて
鉄道好きにはちょっと知られた存在の駅東公園。
( ̄  ̄*)ゴナナ
車窓から公園はほとんど見えないけど
すぐ近くに停留場が設けられました。

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陸橋へアプローチする登坂もなんのその。
交差する国道の上を大きく跨ぎます。
w(゚o゚)w オオー!
▲宇都宮芳賀LRT 駅東公園-峰
(車窓から)


めでたくも本日に開業となった宇都宮ライトレールの宇都宮芳賀ライトレール線(ライトライン)は、JR線と接する宇都宮駅東口を起点に、宇都宮市内の陽東3丁目(ようとうさんちょうめ)や平石(ひらいし)、清原地区市民センター前(きよはらちくしみんせんたーまえ)、ゆいの杜中央(ゆいのもりちゅうおう)、芳賀郡芳賀町内の芳賀台(はがだい)、芳賀町工業団地管理センター前(はがまちこうぎょうだんちかんりせんたーまえ)など各地域に細かく設置された停留場を経て、芳賀・高根沢工業団地へといたる、14.5キロ(停留場数19)の軌道路線(路面電車)(・o・*)ホホゥ。
市内中心部から東方の郊外へと伸びるその沿線は、環境のよさそうな住宅地が形成されているほか、学生が通う小中学校や高校、大学などの教育施設、勤め人を多く抱える工業団地(工場や倉庫群)がいくつもあり、新たに敷設された当線は地域住民の移動手段はもとより、通勤通学の足としての活用が大きく期待されています ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。とくに工業団地への通勤客が「ライトライン」を利用することで、慢性的となっている交通渋滞の解消につながるらしい (・д・*)ヘェー。
また当地は古来より鬼怒川の水資源を生かした稲作が盛んな地域でもあり、路線の途中で跨ぐ鬼怒川のあたりでは広大でのどかな田園風景なども車窓から望めるようです (・∀・)イイネ。


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車窓を眺めていると沿線の各所で
「ライトライン」を歓迎する装飾や
お見送りされる方たちに目が留まります。
こういうのは嬉しいですね。
ヾ(*´▽`*)ノ゙ワーイ♪

自動車販売店の店頭に置かれていたのは、
ライトラインカラーのクルマ!?
w( ̄▽ ̄*)wワオッ!


私が乗る「ライトライン」は宇都宮駅東口から続く道路上の併用軌道を走って15分 ...(((o*・ω・)o、やがて大きなショッピングモールのすぐ前に位置する宇都宮大学陽東キャンパス(停留場)に停車し、ここで私の前に座っていた親子(母娘)の二人が席を立ちます (゚ー゚?)オヨ?。
開業の初日、しかも事前に配布された乗車整理券が必要な時間帯の列車なので、私はてっきり乗客のほとんど・・・いや、全員といってもいいくらい、みんながみんな興味本位で終点まで乗り通すものだと勝手に推測していたのですが σ(゚・゚*)ンー…、その親子はまるで「買い物へ行くのにちょっと乗っただけよ (ΦωΦ)フフフ」といったような自然体で利用していたことに、なんだか意表を突かれた感じ (。A。)アヒャ☆。開業日だからといって浮き足たてずに考えればあたりまえのことだけど、この電車に乗っているのは私のようなマニアだけじゃないんだなぁ (^^;)ゞポリポリ。
なんにしてもこれにより、私は都合よく窓側の席に座ることができました。終点まであと30分くらいは乗るハズなので、これはラッキー (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。なお、これまでは進行方向の左側の車窓を見ていましたが、ここからは右側となります (「゚ー゚)ドレドレ。


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郊外の大型商業施設「ベルモール」。
ライトラインの開業により
ここへのお買い物も便利になりそうですね。
オカイモノ♪(*'∀'*)オカイモノ♪
▲宇都宮芳賀LRT 宇都宮大学陽東キャンパス
(車窓から)

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宇都宮大学陽東キャンパスで空き、
座ることができたライトラインの座席。
車体の外装にあわせたような配色の
かわいいシートです。
景色が見やすいクロスシート配置なのも嬉しい。
(・∀・)イイネ
(これは終着時に撮影したもの)

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道路上の併用軌道でなく
専用軌道上に停留場が設けられた平石は
島式ホーム2面の4線構造で
当駅での折り返しや
将来的な優等列車の運行を想定して
緩急接続が可能なものとしています。
(*・`o´・*)ホ─
(現在の当線は各駅停車の運行のみ)
▲宇都宮芳賀LRT 平石
(車窓から)

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また平石停留場の南方には
ライトラインの車両基地や検修・整備施設、
宇都宮ライトレールの本社(右の建物)が所在し
当線の主要な機能が集約されています。
(*゚ェ゚)フムフム
▲宇都宮芳賀LRT 平石-平石中央小学校前
(車窓から)

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前半の市街地とは変わり
やがてのどかな田園風景のなかを
専用軌道(ふつうの線路)で走る
ライトライン。
(´ー`)ノドカ
緩やかにカーブしている
上り勾配(坂道)の先は・・・
▲宇都宮芳賀LRT 平石中央小学校前-飛山城跡
(車窓から)

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鉄橋でなく近代的なコンクリート橋で
ライトラインは鬼怒川を渡ります。
(゚ー゚*)キヌガワ
大きくて開放的な側窓から望む
晴天の川景色が気持ちいい。
▲宇都宮芳賀LRT 平石中央小学校前-飛山城跡
(車窓から)

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橋を渡ったあたりから見えたのは
見覚えのある特徴的な山容。
これって筑波山じゃないですか。
(゚∀゚*)オオッ!
宇都宮からでもこんなにスッキリと
望めるものなんだなぁ。
▲宇都宮芳賀LRT 平石中央小学校前-飛山城跡
(車窓から)

0053.jpg
清陵高校前という停留場名のとおり
このあたりには高校や大学、短大などが建ち
(関連校が集約)
さながら“学園都市”といった雰囲気です。
( ̄  ̄*)トアル?
今まではバスを使っていた学生さんも
道路事情に左右されないライトラインは
利用しやすい通学手段になるでしょう。
スイスイ━━━( ̄、 ̄*)=3=3=3━━━ッ。
▲宇都宮芳賀LRT 清陵高校前
(車窓から)

0054.jpg
当線でいちばん長い停留所名の
芳賀町工業団地管理センター前。
“はがまちこうぎょうだんちかんりせんたーまえ”
という読み仮名21文字は
駅名(停留場名)の長さランキングでも
けっこう上位にくるのではないでしょうか。
( ゚д゚)ハガマチコウギョウダンチカンリセンターマエ
▲宇都宮芳賀LRT 芳賀町工業団地管理センター前
(車窓から)

0055.jpg
そしてやはりその停留場名が表すとおり、
付近には大きな工場や倉庫などが建ち並びます。
これもまた当線らしい沿線風景のひとつ。
(-`ω´-*)ウム
▲芳賀町工業団地管理センター前-かしの森公園前
(車窓から)

0056.jpg
そんな工業団地を貫く産業道路
(併用軌道)の途中には
地形が谷状となっていることから
アップダウンの激しい箇所があり、
およそ60パーミルという急勾配は
数字の上だと旧・信越本線の“碓氷峠”に相当。
w(*゚o゚*)wオオーッ!
望遠レンズを駆使して圧縮した撮影をすると
面白い画になる撮り鉄スポットで
機会があれば私も撮影に訪れてみたいところです。
▲芳賀町工業団地管理センター前-かしの森公園前
(車窓から)


宇都宮駅前の賑やかな繁華街から始まり、道沿いに軒を連ねる家々や商店などに生活感が漂う郊外の住宅地を通り抜け、広大な田園風景と鬼怒川の流れにのどかさを感じた先には、自然豊かな環境を活かした学園や球場、公園があり、さらに走りを進めて後半に展開するのは大規模な工業地帯・・・“ネットワーク型コンパクトシティ”なるものを掲げる宇都宮市の街づくりコンセプトをとくに理解しなくとも(あえて触れないw)、さまざまな変化に富んだ沿線風景とその立地に合わせて併用と専用を巧みに振り分けたような「ライトライン」の軌道形態は、車窓から様子を眺めていて飽きることがなく (*・`o´・*)ホ─、全線で48分の乗車時間はあっという間でした (*゚v゚*)タノシイ♪
最後の見どころ(あくまでも鉄ちゃん的な)として、高低差60パーミルという
国内の路面電車で屈指の急勾配となったアップダウンを「ライトライン」の安定した走りでさらっと体感したら (゚∀゚*)オオッ!、下り列車はまもなく終点の芳賀・高根沢工業団地に着きます。


0057.jpg
私が乗った「ライトライン」は
とくに大きな遅れなく
芳賀・高根沢工業団地へ終着。
(・ω・)トーチャコ
運賃は乗車距離によって変動する対距離制で
宇都宮駅東口から当停留場までは
当線の最高額となる400円でした。
乗車の際に使用したICカードを
降車側のリーダーにタッチして下車します。
(*・∀・)つ[西瓜] ピッ☆

▲宇都宮芳賀LRT 芳賀・高根沢工業団地

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芳賀郡芳賀町に所在する
芳賀・高根沢工業団地(停留場)。
当停留場も宇都宮駅東口と同様に
島式ホームの一面二線構造で
列車の発着に対応します。
▲宇都宮芳賀LRT 芳賀・高根沢工業団地


宇都宮駅東口1600-(宇都宮芳賀LRT)-芳賀・高根沢工業団地1648

これにて私は宇都宮・芳賀ライトレール線の全線を完乗 ヽ(´▽`)ノワーイ♪。その達成感を開業の初日に味わえたことで、いっそうの喜びを覚えます +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
それはさておき、終点である芳賀・高根沢工業団地もまたその停留場名が表すとおり、あまり面白みのない工場地帯(工業団地)の一角にぽつんと設けられた停留場で、周囲をざっと見わたした限りだと工場の施設以外のものは何もないような環境 σ(゚・゚*)ンー…。コンビニすらありません。
私にとって「ライトライン」を乗りつぶせたのなら、もうここにいる理由はとくにないので、乗車整理券を持たずとも列に並べば乗れるという30分後の上り列車(17時30分発)で早々に宇都宮へ戻ることとしました カエロ…((((o* ̄-)o。


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今の時間のライトラインは
15分間隔で運行(開業日の特別ダイヤ)。
満員により一本見送るかたちで
30分後の上り列車に振り分けられた私は
ここでも運よく席に座ることができました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲宇都宮芳賀LRT 芳賀・高根沢工業団地



「LRTなんてホントに出来るの? (¬、¬)アヤシイ…」などと言っていた10年前の半信半疑からするとなんとも調子のいいことですが、私も鉄ちゃんのひとりとして完成と開通を心待ちにしていた宇都宮ライトレールの「宇都宮芳賀ライトレール線」 ((o(´∀`)o))ワクワク。
その開業日に宇都宮を訪れて、大勢集まった市民の方々とともに観覧できた華やかなパレードなど、当日ならではの祝賀ムードによる街の盛り上がりを直に味わい ヾ(*´▽`*)ノ゙バンザーイ♪、きょうから歴史を刻むひとつの鉄道路線(軌道線)の誕生に立ち会えたのは鉄ちゃん冥利に尽きるというものです (´ω`*)シミジミ。
そして初日早々に乗車することも叶い、次世代型といわれるスタイリッシュなトラムの大きなスクリーンみたいな窓から眺めた沿線風景は、街あり、川あり、工場あり(?)と、想像していた以上の変化に富んだ楽しいもので (゚∀゚*)オオッ!、乗車中は常に新鮮さを感じながら終点まで完乗を果たすことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
また、友人と出くわしたのも面白い奇遇で、乗車時間になるまで居酒屋で昼飲みをしていたことは、私がきょうのことを語るうえでのエピソードに欠かせないものとなるでしょう ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。


0061.jpg
夕暮れ時の鬼怒川を渡る
宇都宮駅東口ゆきのライトライン。
往路だけでも明るいうちに
終点まで乗れてよかった。
ε-(´∇`*)ホッ
▲宇都宮芳賀LRT 飛山城跡-平石中央小学校前
(車窓から)


なお、今回開業した宇都宮芳賀ライトレール線はお伝えしてきたとおり、宇都宮駅東口を起点として東方へ伸びるものでしたが、将来的には当市の中心街となる宇都宮駅から西側エリアの敷設も計画されているそうです(完成した暁には東西路線が駅を跨いで直結する構想)(*・`o´・*)ホ─。その開業予定は2030年代前半を目指すとのことだけど、今度はいっさい疑うことなく(笑)、そちらの開通も心待ちにしたいと思います ((o(´∀`)o))ワクワク。およそ10年(足らず)なんて、あっという間よね・・・(゚- ゚)10ネソ…。


0062.jpg
夜の帳がおりるころ
宇都宮駅東口に帰着。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
夜景にも映える黄色いトラムを
上空でお月さまが迎えてくれました。
▲宇都宮芳賀LRT 宇都宮駅東口


芳賀・高根沢工業団地1730-(宇都宮芳賀LRT)-宇都宮駅東口1825
宇都宮1900-(東北1641E)-赤羽2034~2038-(埼京2042K)-新宿2052


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イベント会場などで手に入れた
配布品の数々
(左下の瓶入り水だけ販売品を購入)。
マニアにとってはこういうものも
開業日ならではのいい記念になります。
(・∀・)イイネ
ちなみに地元紙の号外も
駅前などで配られたそうなのですが
私はちょうどその時間帯に飲んでいて
気付かなかったのは失敗でした。
(ノ∀`)アチャー



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相鉄・東急・・・相鉄・東急新横浜線 乗車記 [鉄道乗車記]

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2023.03.18 相鉄東急
祝・開業!
相鉄・東急新横浜線 乗車
 
 
いささか鮮度落ちの話題で恐縮ですが 人( ̄ω ̄;)スマヌ、先月(3月)中旬の18日にはJRの各社をはじめとした多くの鉄道会社にて、この時期恒例の“ダイヤ改正”(ダイヤの見直し)を実施 (゚ー゚*)ダイカイ。
これを機に新路線や新駅の開業、新たな列車や車両の運行開始、またいっぽうで廃止されてしまった駅や役目を終えて退役した車両など、さまざまな出来事がありました (・o・*)ホホゥ。ちなみに先日の拙ブログで取り上げた梅田貨物線の「大阪駅うめきた地下ホーム」も当日より使用が開始されています ( ̄∇ ̄)ウメキタ。
そしてこの日、関東の首都圏近郊で大きな話題を集めていたのが、シン・ヨコハマ・・・もとい、“新横浜” (゚ー゚*)シン・ヨコハマ。

横浜の中心地(繁華街)から少し離れた北東の場所に位置する港北区の新横浜。鉄道における当駅といえば「のぞみ」も停まる東海道新幹線の駅として知られ、ほかにJR横浜線と横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れていますが、そこへ新たに
相模鉄道(相鉄)と東急電鉄(東急)の駅も開業し、アクセス路線となる「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」がそれぞれ開通(相鉄は延伸、東急は新規)。また、両線(両社)による相互乗り入れや東急線を介した複数路線の直通運転も開始されました (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。
最近の拙ブログで多用するフレーズで少々クドいのですが、“国内における旅客鉄道路線の全線完乗(完全乗車)を生涯の目標(?)としている私にとって”(コピペw)、新たに開業した路線はいち早く乗り潰したいところです (-`ω´-*)ウム。そこでさっそく
相鉄新横浜線と東急新横浜線の開業初日に乗車目的で訪れてみることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


3月18日(土)


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東京都の品川区に所在する目黒駅
(駅があるのは目黒区じゃないんです)。
(゚ー゚*)メグロレン
今回はここから新横浜のほうへ向かいます。
きょうは雨か・・・。
、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ
▲東急目黒線 目黒


記念すべき相鉄新横浜線と東急新横浜線の開業日 (*’∀’*)オメ。
この佳き日を晴天で祝いたいところでしたが、今ごろの時期は菜種梅雨というのか、朝からあいにくの雨模様となったなか 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ、私が山手線に乗ってまずやってきたのは都内の目黒(めぐろ)。
当駅は地上にJR山手線、地下に東急目黒線と東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線の発着ホームが設けられており、東急目黒線と南北線、三田線は相互乗り入れの直通運転を行っています。そしてさらに、その目黒線へ本日より新たに東急新横浜線を介して相鉄線からの直通運転も開始されました (*・`o´・*)ホ─。


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目黒駅の運賃表でざっくりと見る
東急電鉄の路線図。
(「゚ー゚)ドレドレ
ちょっと分かりにくいかも知れませんが
(写真をクリックすると拡大表示されます)、
真ん中のあたりを横切る
青いラインが目黒線(目黒〜日吉)、
右上から真ん中のほうへ引かれている
赤いラインが東横線(渋谷〜横浜)
そして両線の日吉で接続する
紫色のラインが東急新横浜線です。


このほど横浜市港北区の日吉(ひよし)と新横浜のあいだに新設された東急新横浜線は、東急沿線から東海道新幹線が発着する新横浜への新たなアクセスルートとして、また新横浜から先の相鉄線へ乗り入れるための連絡線としての役割が大きく、東急では東横線と目黒線の一部に日吉から東急新横浜線(を介して相鉄線方面)へ直通する列車が設定されています ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
すなわち都内のほうから東急新横浜線への直通列車に乗る場合、東横線と目黒線の二つのルートがあり、それならば私は渋谷から東横線を使うほうがホントは便利なのですが σ(゚・゚*)ンー…、個人的に東横線はちょくちょく乗ることが多いのに対し、目黒線は利用機会が少ないため、今回はあえて後者のほうを選んで目黒を出発地としてみました コッチ…((((o* ̄-)o。


7878.jpg
まだオープン時間前ですが、
東急の目黒駅の案内所には
相鉄・東急新横浜線の開業を祝う
装飾が施されていました。


そんな目黒線には自社(東急)の車両(3000系、5080系、3020系)のほか、相互乗り入れ(直通運転)を行っている、東京メトロ南北線(9000系)と南北線の先で繋がっている埼玉高速鉄道線(2000系)、都営三田線(6300形、6500形)、そして相鉄線(21000系)という5社の車両が混在して使われており、その形式は実に8車種にも及びます (´∀`)カオス。今ふうに言えば、これぞ直通車両による“電車ガチャ”状態 (o ̄∇ ̄o)ガチャ。
はたして私が目黒から乗る電車はどこの会社の何系が来るのか σ(゚・゚*)ンー…、本日より直通を開始した相鉄の21000系を見てみたいし、最近投入された都営三田線の新型である6500形にも乗ってみたい。東急の車両だとちょっとつまんないかな・・・などと、何が出てくるかわからないガチャガチャを興じるかのごとくホームで待っていると (*゚v゚*)ワクワク♪、まもなく日吉方面へ向かう下り列車がやってきます。


1004.jpg
目黒のホームに入ってきた
東京メトロ南北線用の9000系。
【新横浜】の行先表示が目を引きます。
(゚ー゚*)シン・ヨコハマ
▲東急目黒線 目黒


南北線から直通してきた各駅停車の新横浜ゆきは、アルミ製の車体に青緑色の帯が巻かれた東京メトロの9000系(第3次車の9815F)( ̄ ̄*)ナソボクセソ。
1991年の南北線初開業(第一期開業)に合わせて90年に第一編成(9801F)が製造された当系は、先に挙げた8種(8形式)のなかだと古いほうの車両で今さら新鮮味はなく、製造時期(増備時期)やリニューアルによる編成別の個体差はあるものの同一形式としての本数も多くて“レア度”は低いため、ガチャの結果で“当たり”を引いたとは言えないところか ( ̄  ̄*)スカ?。もしこの列車へ乗らずにガチャを引き直したら(一本見送ったら)、ひょっとすると次は相鉄の新しい電車が来るかな?・・・なんて、つい考えちゃいます σ(・∀・`)ウーン…。
でも、個人的に東京メトロの車両は嫌いじゃないし、営団地下鉄時代だった南北線の第一期開業(駒込〜赤羽岩淵)からの歴史を知っている私には、【新横浜】の行き先を輝かせた9000系の姿にどこか成長を覚えるような感慨深いものがあります (´ω`)シミジミ。とくに運用などを意識せず、ガチャでたまたま当系を引いたのも何かの縁でしょう (-`ω´-*)ウム。私は次の列車を待たないでこの9000系の新横浜ゆきに乗り、初乗車となる東急新横浜線へのエスコートを任せました。


1005.jpg
地下にあった目黒を発車すると、
目黒線はすぐに地上へと出ます。
(゚∀゚)オッ!
渡っているのは目黒川。
▲東急目黒線 目黒-不動前(車窓から)


土曜日の朝7時半の下り列車は適度に空いていて、立ち客はなくロングシートに数人が座っている程度の状況 ( ̄  ̄)ガラガラ。新線の開業日ですが今のところ同業者らしき人(鉄ちゃん)の姿もとくに見あたりません σ(゚・゚*)ンー…。
もっとも、私より気合いの入ったお仲間はもっと早い時間から活動をして、開業の一番列車(初発列車)に乗ったり、記念きっぷや記念グッズなどを求めて列に並んだりしているのではないでしょうか (´ω`)ナルヘソ。


1006.jpg
「田園調布に家が建つっ!」
(゚∀゚)アヒャ☆
高級住宅街として知られる

大田区の田園調布。
ここから日吉までの区間は
東横線と目黒線の複々線区間となります。
▲東急東横線 田園調布(車窓から)

1007.jpg
私が乗っている目黒線の電車と
複々線で並走する東横線の5050系。
▲東急東横線 田園調布-多摩川
(車窓から)


目黒から乗車した東急電鉄の目黒線は、武蔵小山(むさしこやま)、大岡山(おおおかやま)、田園調布(でんえんちょうふ)、多摩川、武蔵小杉(むさしこすぎ)などを経て、日吉にいたる11.9キロの通勤路線(都市近郊の大手私鉄路線)。なお、先出の路線図を見ると分かりますが、田園調布と日吉のあいだは東横線と並行した複々線区間で、正式な目黒線の路線区間は目黒〜田園調布(6.5キロ)となっています (・o・*)ホホゥ。
ちなみに当線はもともと、目黒と東京都大田区の蒲田(かまた)をむすぶ「目蒲線(めかません)」として1923年に開業したものでしたが (゚ー゚*)メカマセソ、東横線の混雑緩和をおもな目的とした田園調布〜日吉の複々線化、および目黒を介して地下鉄南北線、三田線との直通運転を実施するにあたり、2000年に目蒲線を途中の多摩川園(現在の多摩川)で分割 (* ̄ー)つ8× チョッキン。目黒〜多摩川(~日吉)が「目黒線」、多摩川〜蒲田が「東急多摩川線」という現在の形になりました ( ̄。 ̄)ヘー。世代によっては“目蒲線”の線名に懐かしさを覚えるかたがいらっしゃるかもしれませんね (´ω`*)ナツカシス。


1008.jpg
都県境の多摩川を渡ると神奈川県。
並行して架かるアーチ橋は
中原街道の丸子橋で
さらにその向こう(下流側)のほうに
東海道新幹線の橋があります。
▲東急東横線 多摩川-新丸子
(車窓から)

1009.jpg
川崎市中原区の武蔵小杉は
東急東横線、目黒線のほか
JRの南武線、横須賀線、湘南新宿ライン、
埼京線(JRと相鉄の直通線)の各方面へ
多くの列車が発着する一大ジャンクション。
( ̄  ̄*)ムサコ
▲東急東横線 武蔵小杉(車窓から)


目黒から田園調布までの目黒線は一部の区間や駅が地下化されたものの、住宅街をすり抜けるように敷かれたせせこましい線形や、速度を上げ切らない駅間距離の短さに、今も思わず目蒲線と呼びたくなるような本来の当線らしい印象を受けますが (´ー`)マターリ、田園調布を出ると高架線へ上がって東横線と並行する複々線となり、それまでとはスピード感ががらっと変わったように感じます (`・ω・´)キリッ!。
雨に煙る多摩川を鉄橋で渡って東京都から神奈川県へ入り、発展が著しく無数のタワマンが駅前ににょきにょきと建ちならぶ武蔵小杉を過ぎたら、列車はまもなく東急新横浜線との接続駅である日吉に停車 ( ̄  ̄*)ヒヨシ。


1011.jpg
横浜市港北区の日吉は
運行上における目黒線の終点。
(゚ー゚*)ヒヨシミミ
新横浜ゆきの直通電車はこれより先
東急新横浜線へと入ります。
▲東急東横線 日吉(車窓から)


さあ、ここからいよいよ本日開業したばかりの新路線、東急新横浜線へと足を踏み入れます ドキドキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪。
ちなみに東横線や目黒線は“東急”を付けずに呼んでいましたが(東急東横線と呼ぶ場合は“東急電鉄の東横線”を略したもの)、東急新横浜線は相鉄新横浜線と区別するため、“東急”も含めたものが正式な路線名です ( ̄。 ̄)ヘー(もし東横線の例に倣うと“東急電鉄の東急新横浜線”で“東急東急新横浜線”となるw)。


1013.jpg
ホームの部分が駅ビルに覆われた
半地下構造の日吉。
前方に見える線路は向かって左から順に
東横線の下り線(横浜方面)、
東急新横浜線の下り線(新横浜方面)、
日吉で折り返す列車の引き上げ線
(影になっている都営6300形が停車中)、
東急新横浜線の上り線(目黒線方面)
(都営6500形がこちらに向かっている)、
東横線の上り線(渋谷方面)となっています。
▲東急東横線 日吉(前方の車窓から)


出発信号の開通待ちによる数分ほどの停車時間で私を焦らしたのち、目黒線からの直通列車は定刻より若干遅れて日吉を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。構内に設けられたいくつかの分岐器(ポイント)を慎重に通過して、その先に伸びる真新しい線路の上を進んでゆきます ...(((o*・ω・)o。
これが初乗車となる東急新横浜線、その列車から望む車窓の風景とはいかなるものか・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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ポイントを通過して、
東急新横浜線の線路を進行。
地下のトンネルへ潜ってゆきます。
...(((o*・ω・)o
▲東急新横浜線 日吉-新綱島
(前方の車窓から)

1012.jpg
次は 新綱島


スピードを上げた列車はすぐに地下のトンネルへ突入 (´・ω`・)エッ?。
そう、東急新横浜線は起点となる日吉こそ地上駅(半地下構造)ですが、その付近以外はほぼ全区間が地下に敷かれた路線。当然ながら車窓には暗い壁しか映りません ( ̄  ̄)マックラケ。まあ近年に都市近郊で開通する新路線などそんなものでしょう。
もちろんその事はあらかじめ承知していたけど、たまたま最近の私は梅田貨物線の“うめきたルート”といい、神戸市営地下鉄の北神線といい、なんだか地下線ばっかり乗っているイメージだなぁ・・・ (^^;)ゞポリポリ。新線の乗り潰しという趣味的な面白さはあっても、旅情はカケラも感じられませんね ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。


1016.jpg
轟々と地下を驀進する東急新横浜線。
日吉と新綱島の区間は
上下線のトンネルがそれぞれに分かれた
単線シールドトンネル構造。
▲東急新横浜線 日吉-新綱島
(前方の車窓から)

1018.jpg
日吉と新横浜のあいだに設けられた
途中駅の新綱島に停車。
もちろん当駅も本日開業の新駅です。
(゚ー゚*)シン・ツナシマ
ちなみに新綱島と東横線の綱島は
別駅ながら徒歩で数分の位置に近接しています。
▲東急新横浜線 新綱島(車窓から)

1019.jpg
次は 新横浜 終点

1020.jpg
新綱島と新横浜の区間は
上下線がひとつのトンネルに収まる
複線シールドトンネル構造。
ふつうに乗車していたら
地下なのであまり意識しませんが
前方を眺めると意外に
線路のアップダウンを感じます。
(*・`o´・*)ホ─
▲東急新横浜線 新綱島-新横浜
(前方の車窓から)

1021.jpg
新横浜は中線のある二面三線構造。
ここからさらに先、
相鉄線へ直通する列車は
向かって左の1番線を着発しますが、
私が乗ってきた新横浜止まりの列車は
まん中の2・3番線に入線して
折り返し運転となります。
右の4番線は相鉄線のほうから来て
東急線へ直通する列車が着発
(ただし発着番線に例外の列車もあり)。
▲東急新横浜線 新横浜(前方の車窓から)

1022.jpg
東京メトロ南北線から
目黒線、東急新横浜線を経て
新横浜のホームに終着した9000系。
開業したての新しいホームがきれい!
*.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*
▲東急新横浜線 新横浜


途中に当線で唯一の中間駅として設けられた新綱島(しんつなしま)に停車して、日吉からの5.8キロをおよそ7分ほどで走り抜けた東急新横浜線の列車はやがて、終点となる新横浜の地下ホームに到着 (・ω・)トーチャコ。ちなみに目黒からの乗車時間は直通の各駅停車でちょうど30分でした。
これにて私は東急新横浜線を完乗 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。車窓がずっと真っ暗な地下の路線ではあるけれど、「新横浜」の駅名標が掲げられたホームに列車から降り立つと、えも言えぬじわじわとした達成感が湧き上がります +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


1023.jpg
東京メトロおよび都営地下鉄の車両は
相鉄線への直通列車には使われず、
当駅で折り返すことになります
(東急と相鉄を直通運行できるのは
基本的に東急と相鉄の車両のみ)。
9000系が表示した折り返しの行先は
以前から見慣れている赤羽岩淵ゆき。
▲東急新横浜線 新横浜


さて先述したように、新横浜は東急電鉄の東急新横浜線と、やはり本日に同時開業した相模鉄道の相鉄新横浜線が接続する共同使用駅で トーキュー(゚ー゚≡゚ー゚)ソーテツ、新横浜止まりの列車から降りた私は同じホームの反対側(2番から1番ホームへの対面接続)で少し待てば、次に相鉄新横浜線へ向かう直通列車がやってくるのですが σ(゚・゚*)ンー…、せっかくなら開業ムードで盛り上がっているであろう新横浜駅の様子も見てみたいと思い、先を急がずにいったん当駅の改札を出てみることとしました ...(((o*・ω・)o。
なにか開業日ならではのイベントが催されていたり、記念グッズの販売などが行われたりしていないかな?


1025.jpg
相鉄新横浜線、東急新横浜線のほか
東海道新幹線、JR横浜線、
横浜市営地下鉄ブルーラインが集まる新横浜。
なお相鉄と東急以外の各線はいずれも
改札外での乗換えとなります。
▲東急新横浜線 新横浜
(当駅は相鉄と東急の共同使用駅ですが
写真の北改札は東急の管轄)


目黒0736-(東急目黒線・東急新横浜線)-新横浜0810(定刻より4分遅れ)


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地下からの長いエスカレータを上がると
新幹線や横浜線のJR新横浜駅へアプローチする
ペデストリアンデッキに出ました。
新横浜の駅ビル(キュービックプラザ新横浜)も
壁面に垂れ幕を掲げて
相鉄・東急新横浜線の開業をお祝いしています。
 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)
▲東海道新幹線 新横浜


地下4階の発着ホームから地下1階の改札を経て長いエスカレータを上りきると、そこは新幹線や横浜線が発着するJRの駅・・・の前に設けられたペデストリアンデッキ(歩道橋)。JRの駅構内(駅ビル)へダイレクトには直結していないようで、ちょっと位置が離れている印象は否めないところですが σ(゚・゚*)ンー… (相鉄・東急の地下ホームと新幹線が発着するホームの乗換時間はおおむね10分とされています)、それでも相鉄と東急の両線が新横浜への乗り入れを果たしたことで、とくに両線の沿線のかたは新幹線への乗り換えがとても便利になったのでしょう (・∀・)イイネ。
そして新横浜といえば横浜アリーナ(多目的イベントホール)や日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の最寄駅でもあり、都心方面からそれらへのアクセスもかなり向上しました。都内に住む私が東京や品川でなく、わざわざ新横浜から東海道新幹線を利用することはあまりないと思いますが、スタジアムへサッカーの試合を見に行くときなどに、この東急新横浜線ルートが活用できそうです ъ(゚Д゚)ナイス(応援しているチームが今はJ2なので、日産スタジアムで試合をすることはほとんどないんだけどさ・・・^^;)


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1028.jpg
駅ビルのイベントスペースでは
大きな垂れ幕の下にステージが設けられ、
たくさんの人たちで賑わっています。
ちょいと壇上を覗いてみると・・・
(=゚ω゚=*)ンン!?

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1030.jpg
そこにいたのは
相鉄のキャラ「そうにゃん」(左)と
東急のキャラ「のるるん」じゃありませんか。
人気のゆるキャラが二人そろって
今日の開業ムードを盛り上げています。
ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪

1031.jpg
そしてさらに
新横浜駅に乗り入れる鉄道5社の駅長さんも
ずらっと勢ぞろい!
(向かって左から横浜市営、相鉄、東急、
JR東海、JR東日本)
これはなんとも豪華な式典です。
w(*゚o゚*)wオオーッ!
両脇で花を添えるように立つお着物の方は
京都祇園の舞妓さんで、
相鉄と東急が新横浜へ直結したことにより
京都へも行きやすくなったことを
アピールしています。
(*´v`*)オイデヤス

1032.jpg
お目目が光るという
のるるんさんの特技(?)に
ステージ上の一同が拍手(笑)
(*゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ


そんな新横浜ではやはり、相鉄・東急新横浜線の開業にあわせて様々な記念商品や鉄道グッズなどの販売が行なわれていましたが (゚∀゚)オッ!、雨が降る屋外のブースにできた長蛇の列に私はとても並ぶ気がおきず (´д`;)人大杉…、駅構内のコンビニで“記念パッケージの総菜パン”をひとつ買っただけ ( ̄ω ̄*)ランチパック。
でもその流れでちょいと覗いてみた構内の特設のステージでは、開業に関連したイベントが賑やかに催されており (゚∀゚)オッ!、相鉄の「そうにゃん」東急の「のるるん」という二体のキャラクター ソーニャソ!(=゚ω゚)ノルルソ!、さらには新横浜駅に乗り入れる鉄道5社(相鉄、東急、JR東海、JR東日本、横浜市交通局)の駅長さんたちによる記念式典の様子を写真に撮ることができました (^_[◎]oパチリ。とくに「そうにゃん」と「のるるん」の共演は“ゆるキャラ”が好きな私にとって嬉しい収穫ですし ヽ(´▽`*)ノワーイ♪、壇上で主賓のみなさんが勢ぞろいした記念撮影も開業日ならではの貴重な記録となりました (o ̄∇ ̄o)ラキー。


1050.jpg
駅のコンビニで買ったのは
相鉄・東急新横浜線の開業記念デザインが
パッケージに施された
ヤマザキさんの「ランチパック」。
横浜らしい「しゅうまい風味」です。
“シウマイ”と言えないのは大人の事情?w
( ̄▽ ̄)シュ-マイ
そういえば相鉄とJRの直通開始のときは
崎陽軒さんの記念弁当が発売されましたが
今回の開業では見かけなかったな・・・
(とくに発売はなかったみたい)。


では、ふたたび地下にある相鉄と東急のホームへ戻って、今度は相鉄新横浜線のほうに乗ってみましょう (゚ー゚*)ソーテツ。
当線はSuicaやPASMOなどのICカード(IC乗車券)ももちろん使えるけれど、せっかくなので開業初日となった今日の日付が入ったきっぷ(乗車券)を券売機で買って改札を入ります (*・∀・)つ[キップ]。


1037.jpg
開業日である「2023.-3.18」の
日付が刻印された相鉄線のきっぷ。
(*・∀・)つ[キップ]
ふつうの乗車券ですが
記念に求める方も多くて
券売機で購入するのに30分くらい
並ぶことになりました
(当駅の改札を出た時点ですぐに並んだ)


相鉄こと相模鉄道は、横浜と海老名(えびな)の間をむすぶ本線(24.6キロ)と、その途中の二俣川(ふたまたがわ)で分岐して湘南台(しょうなんだい)へいたるいずみ野線(11.3キロ)、および西谷(にしや)で分岐して新横浜にいたる相鉄新横浜線(6.3キロ)の三路線(と貨物線(回送線)の厚木線)から成る関東の大手私鉄。なお、先述した東急新横浜線と同様の理由で、相鉄新横浜線も“相鉄”を含めたものが正式な路線名です (・o・*)ホホゥ。


4009.jpg
新横浜の構内に掲示されていた
相鉄線の路線図

(写真をクリックすると拡大表示されます)。

横浜〜海老名が本線、
途中で上のほうに分岐するのが
二俣川〜湘南台のいずみ野線、
そして下のほうへ分岐するのが
西谷〜新横浜の相鉄新横浜線です。
(*゚ェ゚)フムフム


神奈川の旧国名である“相模(さがみ)”が社名に付けられているとおり、相鉄の路線はすべてが神奈川県内の横浜近郊に収まっており、1921年(大正10年)に相模線(現在のJR相模線)を開業して以来、長らく他線との直通運転も行わない“鎖国状態”が続いていましたが ( ̄▽ ̄;)サコク…、今から三年半前の2019年11月に相鉄新横浜線の西谷と羽沢横浜国大(はざわよこはまこくだい)を部分的に先行開業させ、羽沢横浜国大にて接続するJR埼京線(JR・相鉄連絡線)と相互乗り入れ形式の直通運転を開始 ソーテツ(=´∀`)人(´∀`=)尺。これにより相鉄本線から埼京線沿線の渋谷や新宿、池袋までダイレクトにアクセスできるようになり(最長で海老名から埼玉県の川越まで直通)、悲願の都心乗り入れが実現しています ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
そしてさらに本日、相鉄新横浜線は羽沢横浜国大と新横浜の区間を延伸させ、晴れて全線が開通 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。新横浜にて接続する東急新横浜線を介して東急東横線と目黒線、その先に繋がる地下鉄線などとの直通運転も開始されました
ソーテツ(=´∀`)人(´∀`=)トーキュー
ここ数年内にJRと東急という二経路の都心アクセスルートを確立した様はまさに、このプロジェクトのキャッチフレーズとなっている「相鉄の大進撃」ですね …((((`・∀・)ノ Go!Go!。


4010.jpg
西谷と新横浜をむすぶ
相鉄新横浜線のうち、
きょう新規に開業したのは
羽沢横浜国大〜新横浜のあいだ。
なお羽沢横浜国大で左に分かれている
緑色のラインはJR直通線(埼京線方面)。


そんな二段階に分けて開業した相鉄新横浜線。JRとの直通線として先に開通していた西谷と羽沢横浜国大のあいだを私はすでに乗車を済ませているので、今回の乗りつぶし対象は羽沢横浜国大と新横浜の一駅間(4.2キロ)となります (´ω`)ナルヘソ。


1035.jpg
先述したように
新横浜の発着ホームは
1・2番線が相鉄新横浜線、
3・4番線が東急新横浜線です
(2・3番はおもに当駅折り返しが使用)。


先ほど新横浜止まりの列車で降り立ったのと同じホームの1番線側で待つのは、東急目黒線から直通してきて相鉄本線のほうへ向かう海老名ゆき (゚ー゚*)エビナミドリ。
ちなみに、東急は東横線と目黒線の二路線の列車が東急新横浜線へ乗り入れているように、相鉄のほうも本線といずみ野線の二路線の列車が相鉄新横浜線に乗り入れており、東急と相鉄の両社による直通運転のパターンは基本的に、“東横線はいずみ野線”と“目黒線は本線”というカップリングになることが多いようです ( ̄。 ̄)ヘー。
そして多様な直通運転における鉄ちゃんの楽しみといえば、目黒での出発時にも触れた各社の車両による“電車ガチャ”ですが (o ̄∇ ̄o)ガチャ、東横線は横浜高速鉄道みなとみらい線や東京メトロ副都心線、東武東上線、西武池袋線との相互乗り入れによる直通運転を行なっているものの、相鉄・東急新横浜線へ直通する列車の運用に使われるのは今のところ東急の5050系(4000番台)と相鉄の20000系のみ。また目黒線のほうも三田線、南北線、埼玉高速鉄道線の車両はいずれも東急新横浜線の新横浜までの運用となっていて、相鉄線方面へ直通できるのは東急の3000系と5080系(3020系は今のところ対応外の模様)、相鉄の21000系のみ。しかも東急の5050系と5080系、相鉄の20000系と21000系はそれぞれがほぼ同形式と言っていい仕様なので、実質的に新横浜から乗る相鉄新横浜線で引けるガチャの内容は二社の三車種(東急3000系と5000系列、相鉄20000系列)に限られます ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
それならあくまでも個人的な趣味で、どちらかといえば東急より相鉄の電車に乗りたいなぁ σ(゚・゚*)ソーテツ…。


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相鉄・東急新横浜線を介して
東急目黒線と相鉄本線を直通する
各駅停車の海老名ゆき。
車体色がシックなネイビーブルーの
相鉄21000系がやってきました。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲相鉄新横浜線 新横浜


そーてつ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
ホームに入ってきた海老名ゆきは希望の(?)相鉄21000系(21804F)(=゚ω゚)ノ゙ヤア。
東急も、東京メトロも、都営も、埼玉高速も、ここ新横浜に顔を出す各社の車両はどれもステンレスかアルミの無塗装車体に路線イメージの色帯が巻かれたものばかりのなか、車体全体がネイビーブルー(YOKOHAMA NAVYBLUE)と呼ばれる上品な藍色に包まれた21000系(20000系も同様)は他社の車両に比べてインパクトがあります 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。また当系は車内の内装もモノトーンにまとめた落ち着く雰囲気で好印象 (・∀・)イイネ。ガチャの確率的には“レア”ってほどのものではないけど、たまたまこの車両に当たったのは嬉しい (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
といっても、乗車する区間はわずか一駅だけなんですが・・・ (^^;)ゞポリポリ。


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つぎは 羽沢横浜国大

1040_1.jpg
東急新横浜線の新綱島〜新横浜と同様、
相鉄新横浜線は西谷〜新横浜のほぼ全区間が
上下線がひとつのトンネルに収まる
複線シールドトンネル構造。
(*・`o´・*)ホ─
▲相鉄新横浜線 新横浜-羽沢横浜国大
(前方の車窓から)


東急新横浜線に引き続き、相鉄新横浜線もまた全線が“ほぼ”地下に敷かれており、海老名ゆきの列車は無機質なトンネルのなかを淡々と進みゆきます ...(((o*・ω・)o。まあ近年に都市近郊で開通する新路線などそんなものでしょう(笑)(。A。)アヒャ☆。
そのようななか、JR線方面(相鉄・JR直通線)の線路と合流(分岐)するあたりでわずかながらトンネルが切れ、一瞬だけ窓から車内に外光が差し込んだかと思ったら (つ▽≦*)マブシ!、まもなく列車は新規に延伸した区間を走り終えて羽沢横浜国大に停車します (・ω・)トーチャコ。


1040.jpg
羽沢横浜国大の手前(上り方)に位置する
JR直通線との合流(分岐)地点で
相鉄新横浜線は少しだけトンネルを出ます。
(゚∀゚)オッ!
▲相鉄新横浜線 新横浜-羽沢横浜国大
(車窓から)

1045.jpg
その相鉄新横浜線とJR直通線の合流地点を
羽沢横浜国大のホームの新横浜方より眺めると
こんな感じ。
(「゚ー゚)ドレドレ
真ん中の二線が相鉄新横浜線で
左右に分かれるのがJR直通線です。
ちょうどタイミングよく
相鉄新横浜線に東急5080系が、
JR直通線のほうにはJRのE233系が
同時に写り込みました。
(^_[◎]oパチリ
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大

4001.jpg
相鉄・JR直通線との接続駅である
羽沢横浜国大に到着。
 (・ω・)トーチャコ

ここから先の西谷までは
2019年に開通した区間となります。
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国



このまま相鉄新横浜線の終点(路線上の起点)となる西谷まで全線を乗り通してもよかったのですが、いちおう未乗区間の踏破という区切りを付けたくて、私は羽沢横浜国大で下車 (゚ー゚*)ハザコク。すでに乗車済みとなっている当駅と西谷のあいだと合わせて、相鉄新横浜線はこれにて完乗となりました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
わずか一駅だけの4分間、車窓から眺めた景色の感想はとくにないけど(地下だからねw)、やはりここでも未乗区間を乗りつぶして降り立った羽沢横浜国大のホームでは、達成感がわいて感慨深いものがあります +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


1043.jpg
横浜市神奈川区に所在し
駅名に付けられた横浜国大の最寄駅の
羽沢横浜国大。
(゚ー゚*)ハザコク
構内の天井が高くて開放感のある
近代的な造りの駅舎です。
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大



新横浜1026-(相鉄新横浜線)-羽沢横浜国大1030

ちなみに私がこの羽沢横浜国大の駅を利用するのは、相鉄とJRが直通運行を開始したとき(2019年11月)の初日以来となる三年半ぶり (*´∀`)ノ゙オヒサ。その間に当駅での下車はおろか、列車で通ることもありませんでした。ぶっちゃけ、個人的に相鉄沿線って、仕事でもプライベートでもあんまし縁がないもんなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ(先日に仕事で大和へ行く用事があったけど、運賃が安い小田急線を利用した)。
そこで、ここから都内のほうへ戻る経路は久しぶりに、相鉄・JR直通線の列車(埼京線に直通)に乗ってみようと思います ( ̄  ̄*)尺。このようにJR経由や東急経由など、路線のルートにいくつかの幅ができたのは、私のような鉄ちゃんにとっては楽しい選択 (*´v`*)ワクワク♪。ただ一般的に見ると、経路や行先の異なる列車がけっこう複雑に入り混じっているので、鉄ちゃんじゃないふつうの人は慣れるまでにちょっと戸惑うかもしれませんね σ(゚・゚*)ンー…。


1044.jpg
羽沢横浜国大の発車案内標。
先発はJR線直通の新宿ゆき。
次発は東急東横線と東京メトロ副都心線、
東武東上線へ直通する川越市ゆき。
次々発は東急目黒線と都営三田線に直通の
西高島平ゆき
・・・となっています。
(´∀`;)カオス…
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大

1046.jpg
羽沢横浜国大から
相鉄・JR直通線の列車に乗って
都内のほうへ戻ります。
ホームに入ってきた新宿ゆきは
埼京線用のE233系。
( ̄  ̄*)サイキョーセソ
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大

1047.jpg
今度はJR直通線のほうから見る
相鉄新横浜線との分岐点。
トンネルの先が新横浜方面です。
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)
羽沢横浜国大-武蔵小杉(車窓から)

1048.jpg
羽沢横浜国大は
東海道貨物線の貨物駅である
横浜羽沢と隣接しており、
相鉄・JR直通線の車窓からは
構内の様子が少しだけ覗けます。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)
羽沢横浜国大-武蔵小杉(車窓から)

1049.jpg
本来の貨物線を通る相鉄・JR直通線は
大きく迂回するようなルートとなっており
一駅間で15分も要しますが、
羽沢横浜国大の次駅は武蔵小杉。
ちなみに今朝の私が新横浜へ向かう際には
当駅を東急目黒線の列車で通っています。
( ̄  ̄*)ムサコ
▲東海道本線(品鶴線)武蔵小杉
(車窓から)


羽沢横浜国大1056-(相鉄・JR直通線242M)-新宿1131

開業の初日に乗車目的で訪れた東急新横浜線と相鉄新横浜線 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
鉄道路線の完乗を目指す者の一人として新たな路線をさっそく踏破できた喜びもさることながら ヽ(´▽`*)ノワーイ♪、直通運転の拡大による各社の車両バラエティー(電車ガチャねw)に興味深い面白さを感じ (*゚v゚*)ワクワク♪、また新横浜で見物できた記念式典など開業日ならではの賑やかさも味わえて ソーニャソ(*’∀’*)ノルルソ、趣味的に充実した両線初乗車の日となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
そして今回の私は新規に開業した区間(日吉〜新横浜〜羽沢横浜国大)に重点を置いた形での乗車としましたが、いずれ機会があれば各社の各線をまたいで直通する列車を、端から端まで(始発駅から終点まで)一気に乗り通してみたいものですね (・∀・)イイネ(ちなみに直通列車のなかには一本で、相鉄本線の海老名から東武東上線の小川町(埼玉県)まで、116.4キロもの長距離を二時間半かけて走る列車もあるのだそうな w( ̄▽ ̄;)wワオッ!)。そんな楽しみも増えた、相鉄・東急新横浜線の直通運転開始でした。


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相鉄・東急新横浜線の開業を祝って
ヘッドマークなどの記念装飾が施された
東急5080系(5186F)と
相鉄21000系(21102F)。
開業日に記念編成とは遭遇できなかったため
あらためて後日に新横浜で撮影しました。
(^_[◎]oパチリ
▲相鉄・東急新横浜線 新横浜



ところで、今回の乗りつぶしにより私は東急新横浜線と相鉄新横浜線を完乗したものの、全国的に見ると3月27日には九州の福岡で福岡市営地下鉄・七隈線(ななくません)の天神南と博多の間が延伸開業しており(これも地下鉄・・・^^;)、さすがにそれはまだ乗りに行けていません (´〜`*)ウーン。
私の生涯の目標である国内の旅客鉄道路線の全線完乗、その飽くなき道はまだまだ続く・・・(*`・ω・´)-3フンス!。



神戸市営地下鉄・・・北神線 乗車記 [鉄道乗車記]

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2023.03.04 神戸市営地下鉄
一駅間だけの“乗り直し”
北神線 乗車
 
 
3月の第一週目に仕事の出張で関西のほうへ赴いた私 シュッチョ…((((o* ̄-)o。
そのついでに(?)、先月(2/13)より線路が地上線(旧・梅田信号場経由)から地下線(大阪うめきた地下ホーム経由)へ切り替えられたばかりの「梅田貨物線」(新大阪〜西九条の区間)を通ってみたくて、京都から大阪までの移動に特急「はるか」を利用(特急券は自費購入)(´∇ノ`*)オホホホホ。旅客線と貨物線の転線を繰り返す複雑な経路を走るという、当列車ならではのマニアックな車窓風景を存分に楽しみました (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

そして実はこれのみならず、“出張ついでの鉄旅”(?)にはもうちょっとだけ続きがあります。
出張業務の最終日は金曜日(3/3)、それならば関西にもう一日ほど延泊して(この宿泊費ももちろん自腹で)、週末の土曜日を鉄道趣味(撮り鉄や乗り鉄)にウマく活かしたいところ (・∀・)イイネ。たまたまながら数日前(2/27)には兵庫県の和田岬線で使われている103系の引退が公表されたため、できればそれを記録したいなと思いますし、そのほかにも効率よく絡められそうな “とある目的” がアタマの中に浮かびます σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私は大阪での仕事を終えてからJR神戸線(東海道本線)の下り列車に乗り、神戸市の兵庫(兵庫区)へ向かいました ...(((o*・ω・)o。


3月4日(土)


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神戸市兵庫区に所在する
山陽本線の兵庫。
( ̄  ̄*)ヒョーゴ
当駅は1888年(明治21年)に開業し、
現駅舎は高架化の際に改築された二代目ですが、
それでも1930年(昭和5年)に建造の
歴史あるものです。
▲山陽本線 兵庫


兵庫で迎えた土曜日の朝 (‘-‘*)オハヨン。前日に続いて今日も朝から晴天のいいお天気です。
兵庫駅のある神戸市兵庫区は、県名にもなっている“兵庫”が堂々と付いた街ですが ( ̄  ̄*)ヒョーゴ、このあたりはおもに住宅地が形成されており、また工場や倉庫なども多く、賑やかな繁華街の元町や三宮に比べると落ち着いた雰囲気・・・というか、何となくあか抜けない印象 σ(゚・゚*)ンー…。そんな当地は繁華街よりも宿泊施設の料金がリーズナブルに抑えられているようで、神戸観光などにおける穴場の宿泊地といえるかもしれません (*-∀-)ホホゥ(なお、兵庫はJR神戸線の上り普通列車で神戸まで一駅、三ノ宮まで3駅のところに位置していて意外と便利なんです)。
ちなみに今回の私がネットで選んだビジネスホテルのプランは、シングルルーム(ダブルベッド仕様で部屋の広さもとくに狭く感じない程度)の素泊まりで平日価格が一泊4,800円 (゚∀゚)オッ!。それだけでもじゅうぶんお安いと感じるのに、“全国旅行支援割引”が適用されて20%引きの3,840円となり (゚∀゚*)オオッ!!、さらに2,000円分のクーポン券まで貰えたので、実質は1,840円!? エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。ビックリするほどおトクに泊まることができました。これは嬉しい (´艸`*)オトク♪。


0003.jpg
山陽本線(JR神戸線)と
その支線の和田岬線が発着する兵庫。
両線の乗換口(連絡通路)には
和田岬線の専用改札が設けられていて、
無人駅である和田岬までの運賃は
ここで清算される仕組みとなっています。
(関東でいうところの“東武大師線システム”ね)
( ̄。 ̄)ヘー
▲山陽本線 兵庫


そんな兵庫の同じホテルに私は昨年(2022年)の8月にも宿泊をしており、その時の目的も和田岬線の103系を撮ることでした ( ̄  ̄)ワダミサキ。
和田岬線はここ兵庫で山陽本線(JR神戸線)と分岐し、港湾地区の和田岬にいたるわずか2.7キロの支線で、そこに今も使われているのが国鉄時代の通勤型電車、いわゆる“国電”の生き残りである103系です (゚ー゚*)コクデソ。当系は1970年代の製造からすでに半世紀(50年)が経っていて、たぶん先はそう長くないだろうな・・・σ(・∀・`)ウーン…と、うすうす引退が近いことを察して私は昨夏に撮影へ訪れたのですが (^_[◎]oパチリ、それから半年後となる先日(2/27)にやはり、3月18日に実施されるダイヤ改正をもって定期運用を終了(引退)する旨がJR西日本より発表されてしまいました (´・ω・`)ショボン。


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兵庫駅構内の壁面には
まもなく和田岬線での運行を終了する
103系の大きなポスターが貼られています。
兵庫運河に架かる和田旋回橋

走りゆくシーンですね。


その103系の引退発表とタイミングを合わせるかのように、たまたま私のもとへ舞い込んできたのが今回の関西出張 (゚∀゚)アヒャ☆。和田岬線は昨夏にも撮影しているとはいえ、引退記念の特別な“ヘッドマーク”を掲げた103系の姿を見ることができるのならば、それもまた記録に残したいと思うのが鉄ちゃんの性というものです (-`ω´-*)ウム。
そこで私は大阪での出張業務を終えた昨日(金曜日)の夕方にまず一度、当線の沿線を何か所か訪れて日が暮れるころまで撮影に没頭(先日に拙ブログの“ONE-shot”でご紹介したぶん)【◎】]ω・´)パチッ!。そして引退発表直後で最初の週末となる今日の土曜日は、おそらくたくさんの同業者(鉄ちゃん)が詰めかけることが予想されるため σ(゚・゚*)ンー…、沿線での撮影よりも103系に乗ることを優先して、混雑する時間帯の前に兵庫から和田岬まで片道だけの“惜別乗車”を味わうこととしました (・∀・)イイネ。つまり昨日は“撮り鉄”で、今日は“乗り鉄”といったところです ъ(゚Д゚)ナイス。
兵庫の主改札と連絡改札(中間改札)の二カ所でそれぞれにIC乗車券をタッチして (*・∀・)つ[西瓜]ピッ!(これで兵庫から和田岬までの運賃が精算されたことになります)、本線のJR神戸線とは別に設けられた和田岬線の専用ホームへ入ります。


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兵庫の和田岬線ホームに停車している
スカイブルーの103系。
そのお顔(車体の正面)には
前と後でデザインが異なる二種の
ヘッドマークが取り付けられています。
(゚∀゚)オッ!
▲山陽本線(和田岬線)兵庫


イチマールサン、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
和田岬線ホームで静かに発車を待っている、スカイブルー(青22号)の103系(R1編成)(=゚ω゚)ノ゙ヤア。私にとって半年ぶりの再会ですが(昨日にも会っているけど)、既報のとおり今回はその車体の前後に引退を労う“ヘッドマーク”が取り付けられていて、前回とはちょっと異なる感傷的な気持ちになります
(゚ーÅ)ホロリ。


0007.jpg
車内の中吊りスペースには
「どうも、スカイブルーでお馴染みの103系です」
というメッセージ風の文章で書かれた
103系から引退のご挨拶が掲出されていて
全文を読むとグッとくるものがあります・・・。
(´;ω;`)ウッ


乗車するのは兵庫を7時48分に発車する和田岬ゆき下り列車(525M)で、平日ならば多くの通勤客で和田岬線が混雑する時間帯ですが土曜日の今日は少なめ。そのかわりホームや車内には一般の通勤利用者よりも、私と同様に103系の乗車や撮影に訪れた“鉄ちゃん”のほうが明らかに多く見られます (o ̄∇ ̄o)テツ。それでも写真で様子を見てお分かりのとおり、ファンがホームを埋め尽くすような“激パ”というほどの激しい混雑や混乱はなくて落ち着いている感じ ε-(´∀`*)ホッ。ヘッドマークを付けた先頭車の写真はふつうに難なく撮れたし (^_[◎]oパチリ、車内も運転室背後のいわゆる“かぶりつき”の立ち位置はファンでひしめき合っていたものの、それ以外の車両は座席に余裕があるくらい空いています (´ー`)マターリ。モーター(主電動機)の音を聴きたかった私はむしろ先頭車の“クハ”(制御車)を避けて、中間車の“モハ”(電動車)の座席に腰掛けました (゚ー゚*)モハ。
そしてまもなく“ぷしゅっ”と空気を抜いたような音とともにドアが“ガラガラ”閉まり、“ガクン”と動き出した103系は甲高い独特のモーター音を“ぐぅぅぅぅん…”って感じに響かせて、工場地帯の片隅に敷かれた単線を南に向かって突き進みます。ああ、その一挙一動一音のどれもが103系らしさなんだよなぁ・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ!(マニアックだけど、わかる人にはわかるハズw)。


0008.jpg
おもに工場地帯の殺風景なところを走る
和田岬線の車窓風景ですが、
沿線の公園にはピンク色の花が見られて
退役する103系の花道を
慎ましやかに彩っていました。
▲山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬

(車窓から)

0009.jpg
沿線でいちばんの見どころ(?)である
兵庫運河を鉄橋で渡ります。
(゚ー゚*)テッキョー
ちなみに前回の訪問時(半年前)に
拙ブログで少しご紹介していますが、
この鉄橋は橋脚を軸に橋桁が旋回する
旋回橋と呼ばれる珍しい構造です
(ただし現在は可動せずに固定状態)。
( ̄。 ̄)ヘー
▲山陽本線(和田岬線)兵庫-和田

車窓から)

0010.jpg
その兵庫運河にか架かる
和田旋回橋を渡りゆく和田岬線の103系。
水辺の風景に青い国電がマッチします。
(・∀・)イイネ
▲23.3.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬


兵庫から和田岬まで一駅、2.7キロ、わずか4分という短い乗車時間。車窓からの眺めもさほどいい景色ではなく(ほとんど住宅地や工場地帯だからね・・・(^^;)ゞポリポリ)、しかも今回に限ってはぶっちゃけ、沿線で撮影をされている同業者の方たち(撮り鉄さん)ばかりが目に留まる印象だったけど (。A。)アヒャ☆、いい具合に弾む適度な揺れ加減(?)や耳に残るモーターとかブレーキなどの音といった体感で、昔から変わらない103系の走りをじっくりと噛みしめるように堪能。和田岬線から去りゆく当系の“惜別乗車”は、私の記憶に深く刻まれるものとなりました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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0012.jpg
ひと駅だけ“国電”に揺られて
終点の和田岬に到着。
(・ω・)トーチャコ
ホームでは多くのファンが
思い思いに撮影されていました。
手前でスマホを構える少年鉄ちゃんも
ウマく撮れたかな?
(^_[◎]oパチリ
▲山陽本線(和田岬線)和田岬


昭和時代の国電を代表する103系通勤型電車。それが令和のこの時代まで生き延びていたのは、あらためて考えるとスゴいことですよね w(*゚o゚*)wオオー!。都市圏を中心に走り続けて多くの人たちを運んだ半世紀、長年にわたる活躍おつかれさまでした (´w`*)ドツカレサン。
なお、103系はこの和田岬線からの引退で完全に形式消滅したわけではなく、同じく兵庫県の加古川線(3550番台)や播但線(3500番台)、九州の筑肥線(1500番台)などにまだ残されていますが、いずれも短編成化されたローカル線仕様となっており、“国電”と呼ばれた通勤型電車としての103系らしい使われかたは、この和田岬線からオリジナル車(0番台)が退役したことで一区切り付いたのかな・・・と個人的に思います (-`ω´-*)ウム(などと言いつつ、播但線などでまた103系を見たら、「国電の生き残り!」と言っちゃいそうだけど w)。


0013.jpg
兵庫と同じく神戸市兵庫区内に所在する
和田岬線の終点・和田岬。
(゚ー゚*)ワダミサキ
基本的に朝夕しか列車が発着しない当駅は
ホームが一面のみの簡素な造りで、
2009年までは終端部に駅舎がありましたが
現在は撤去されています。
▲山陽本線(和田岬線)和田岬


兵庫0729-(和田岬線525M)-和田岬0733

さて、ここ和田岬は路線名(支線の通称名)にもなっている和田岬線の印象が強いですが、実はもうひとつ別の路線の駅も存在します。和田岬線の線路が途切れた終端の先を横切る幹線道路(国道?県道?)、その地下にあるのが神戸市営地下鉄・海岸線の和田岬駅 ( ̄  ̄*)チカテツ。
和田岬線で103系の惜別乗車を終えた私が次に乗るのは、この地下鉄です。


0014.jpg
和田岬線の終端部のすぐそばにあり、
その入口が幹線道路に面している
神戸市営地下鉄海岸線の和田岬駅。
▲神戸市営地下鉄海岸線 和田岬


地上の入口から地下の改札口へ進んでみると、103系を記録する多くのファンで賑わっていた和田岬線のホームに対し、こちらの駅は土曜日の朝ということもあって通勤客の姿も少なく、人影まばらで閑散とした雰囲気 シーー( ̄、 ̄*)ーーン。
ホームで待っているとまもなく、一般的なふつうの鉄道車両よりやや小ぶりなサイズの白い電車(5000形)が入ってきました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。海岸線は地下トンネルの断面が狭い構造のため、それに合わせた車両の規格も小さい、いわゆる“ミニ地下鉄”と呼ばれるもので(鉄輪式リニアモーターのミニ地下鉄)、東京の都営大江戸線や、大阪の長堀鶴見緑地線などと同様の方式です (o ̄∇ ̄o)ミニ。


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和田岬から乗車する
三宮・花時計前ゆきの海岸線は
白を基調とした車体に
ブルーとグリーンの帯が巻かれた
ミニ地下鉄仕様の5000形。
▲神戸市営地下鉄海岸線 和田岬


神戸市営地下鉄は、新神戸と西神中央(せいしんちゅうおう)の間をむすぶ西神・山手線(西神延伸線・西神線・山手線の総称)をメイン路線として、新神戸と谷上(たにがみ)の間をむすぶ北神線、そして新長田(しんながた)と三宮・花時計前の間をむすぶ海岸線の三路線(正式には5路線)から成り、三宮(三宮・花時計前)を軸に神戸市の中心地から郊外のほうへ伸びる神戸市交通局の地下鉄路線 (・o・*)ホホゥ。なお、先述した“ミニ地下鉄”方式なのは海岸線のみで、その他の路線は一般鉄道と同じ規格(線路幅は標準軌)となっています。


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和田岬の運賃表で見る
神戸市営地下鉄の路線図。
緑のラインが西神・山手線、
茶色いラインが北神線、
青いラインが海岸線です。
なお、右上の赤いラインは
当駅から連絡乗車券が購入できる
私鉄の神戸電鉄で、
神戸市営地下鉄の路線ではありません。


国内における“旅客鉄道路線の全線完乗(完全乗車)”を生涯の目標(?)としている私にとって地下鉄の路線ももちろん例外でなく、神戸市営地下鉄は西神・山手線(せいしん・やまてせん)も海岸線も過去に全区間を乗り潰して(完乗して)います (-`ω´-*)ウム。
ところがちょっと引っかかる存在なのが、上記の路線図(運賃表)で一区間だけ茶色いラインで表された“北神線”(ほくしんせん)(´・ω`・)エッ?。


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新神戸と谷上のあいだの
わずか一区間だけという北神線。
この運賃表をよーく見ると、
なんだか上貼りされたような形跡が?
(=゚ω゚=*)ンン!?


実はこの北神線はもともと神戸市営地下鉄でなく、少し前までは“北神急行電鉄”という別会社の路線で、私はその北神急行として過去に北神線を踏破 ホクシソ(゚ー゚*)キューコー。
(ちなみに私はこの北神急行電鉄を兵庫県や神戸市などが出資する“第三セクター鉄道”なのだと思っていましたが、この記事を書くにあたって調べてみたところ、当鉄道は阪急電鉄や神戸電鉄などの出資によって設立された“民間の鉄道会社”で、中小私鉄(地方私鉄)に属していたのだそうです。)


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これは今から21年前の2002年、
私が北神急行の北神線を完乗した時に
終点の谷上で撮影した北神急行の7000系。
薄茶色の帯色が印象的でした。
なお当系は現在、
神戸市営地下鉄に編入されて、
西神・山手線を中心に使われているそうです
(ただし6000形への置き換え対象らしい)。
▲02.3 北神急行北神線 谷上


駄菓子菓子(だがしかし)、神戸の中心地(中央区など)と北部地域(北区など)をむすぶ目的で1988年に開通した北神急行電鉄の北神線は、六甲山地を長大なトンネル(7,276mの北神トンネル)で貫く建設費用が高額に嵩んだため、乗車運賃の設定が高くなり(最高額のときは新神戸〜谷上の一駅間7.5キロで430円。参考までにJRならば同距離で180円)Σ(゚∇゚;)タカッ!、そのことなどを理由に利用者数が伸び悩んで苦しい経営状況に陥ります (´д`;)アウ…。そんななか神戸市は、北部地域の郊外開発や活性化、住民人口の増加を図ることを目的に、北神急行の事業を市が譲り受けて交通局による運営(市営化)とし、運賃の引き下げを提言。それを受けて北神線は2020年6月に北神急行から神戸市営地下鉄の路線となったのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。なお、市営化に伴って新神戸〜谷上の運賃は路線譲渡前の370円から280円に、新神戸を境に別会社扱いで運賃が加算されていた三宮〜谷上などは550円から280円にまで引き下げられました(2020年当時)(´艸`*)ヤスイ。


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和田岬から三宮経由で
谷上までの乗車券は310円。
これが以前の北神急行時代だったら
新神戸で運賃が分けられていたので、
倍の600円くらいになったハズ。


そんな北神線を私は北神急行の時代に一度乗っているので、まったくの未乗路線ではないけれど、このように譲渡などで運営が変わった路線はできるだけもう一度乗り直して整理し、気持ち的にスッキリしたいところ (-c_-´。)ウミュ。
そこで今回は和田岬線で103系の惜別乗車を終えたあと、和田岬から海岸線の三宮・花時計前ゆきに乗り、同じく神戸市営地下鉄の西神・山手線を経て、北神線を訪れることにしたのでした ...(((o*・ω・)o。


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海岸線で終点の三宮・花時計前に到着。
ランドマークとなるような花時計が
駅の近くにあるのかと思っちゃいますが、
(*’∀’*)ハナドケイ?
実際はかつて神戸市役所にあったものだそうで
現在の花時計は別の場所(遊園地)に
移設されたらしい。
▲神戸市営地下鉄海岸線 三宮・花時計前

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海岸線の三宮・花時計前と
西神・山手線の三宮は少し離れており、
両線の乗換えにはいったん改札を出て
地下街を通り抜けます。
移動に要する時間は5分程度。
...(((o*・ω・)o
▲神戸市営地下鉄山手線 三宮


神戸市でいちばんの賑わいをみせる繁華街の三宮は、神戸市営地下鉄のほか、JR神戸線(三ノ宮駅)、阪神本線、阪急神戸線、神戸高速鉄道(神戸三宮駅)、神戸新交通ポートライナーなどの各線が発着する交通の要衝 (゚ー゚*)サンノミヤ。
ここで私は海岸線から西神・山手線と北神線を直通する谷上ゆきに乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o。なお、上写真の発車標に表示されているように、三宮から谷上方面へ向かう列車の半分以上は新神戸止まりで、谷上まで行くのは三本に一本程度といった感じです ( ̄  ̄*)ジジハツ。


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先行する新神戸ゆきを見送り、
少し待ってやってきた谷上ゆきは
西神・山手線のラインカラーである
緑色の前面デザインが印象的な6000形。
(゚ー゚*)ミドリ
▲神戸市営地下鉄山手線 三宮

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山陽新幹線への乗換駅でもある新神戸が
西神・山手線と北神線の接続駅。
谷上ゆきの直通列車に乗っているので
下車することなく車窓から
ホーム上の駅名標を記録します。
(^_[◎]oパチリ
▲神戸市営地下鉄山手線 新神戸(車窓から)


三宮から谷上ゆきに乗って一駅目の新神戸までが西神・山手線で、これより先・・・といっても一駅だけなのですが、新神戸から谷上までが北神線となり、いちおう私にとっては乗り潰し(乗り直し)の対象となる区間へ足を踏み入れます (゚∀゚)オッ!。
ただし、三宮など都市部の地下を走ってきた西神・山手線も、六甲山地を北神トンネルで貫く北神線も、地下トンネルと山岳トンネルという違いはあれど、列車は引き続き暗闇のなか(トンネルのなか)を進むことに変わりはありません ( ̄  ̄)マックラケ。


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これは三宮駅の壁に貼ってあった
神戸市営地下鉄の蘊蓄のひとつ。
ずっとトンネルのなかを走っているので
あまり実感はわきませんが、
新神戸と谷上の標高差は
ほぼ200メートルもあるらしい
(谷上のほうが高い)。
( ̄。 ̄)ヘー



余談ながら、私は乗った列車の車窓に流れる景色を眺めることが好きで、その面白さからJRや私鉄などの全線を完乗するにいたったのですが、車窓の大半がトンネル(地下区間)という地下鉄路線の乗り潰しはさすがに楽しさよりも苦労した印象のほうが強く残っています σ(・∀・`)ウーン…。ふだんの私の生活圏である東京の地下鉄は機を見て各線をこまめに片付けられたけど、大阪や名古屋などの地下鉄はそこを訪れた際に複数の路線を一気に乗り潰したため、車窓が真っ暗な地下鉄に一日中ずっと乗っているのはかなりキツいものがありました クライヨ(´д`;)セマイヨ。さしずめそれは全線完乗を達成するために課せられた、“苦行”といったところか (-"-;*)ウググ…(地下鉄で使われている車両は趣味的に好きなんだけどね)。ちなみに神戸の地下鉄は距離がけっこう長いものの、直通運転している西神延伸線・西神線・山手線・北神線を一本と考えれば路線数は少ないので、乗り潰しは楽なほうです。郊外では地下から外にも出るし。


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六甲山に掘られた北神トンネルを抜けると
北神線は外へ出ます。
(つ▽≦*)マブシッ!
車窓の左手(北側)に並行する線路は
神戸電鉄有馬線のもの。
▲神戸市営地下鉄北神線 新神戸-谷上
(車窓から)

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谷上のホームの先端より望んでみた
北神トンネルから出てきた6000形。
なお、線路が三線ありますが
向かって左から上り線、下り線で
いちばん右は車庫へ通じる回送線です。
▲神戸市営地下鉄北神線 谷上


新神戸から7.5キロ、標高差200メートルの登坂を、都市路線(地下鉄路線)の一駅間としては長く感じる8分の所要時間をかけて、北神線はまもなく終点の谷上に着きます (゚∀゚)オッ!。その直前に列車がトンネルから外へ出ると、車窓に見える景色は北神地域(神戸北部)の山々が近くて、自然豊かな郊外らしい街なみの雰囲気が印象的に感じられました (´ω`)シミジミ。


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終点の谷上に到着。
当駅の標高は244メートルで、
地上駅ではあるものの
日本の地下鉄路線に属する駅としては
最高地点になります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲神戸市営地下鉄北神線 谷上

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谷上は北神線と神戸電鉄有馬線の接続駅。
(゚ー゚*)シンテツ
両線は一部の列車において
(おもに日中の時間帯)
同一ホームによる対面での乗り換えが
可能となっています。
到着した北神線の接続を待っていた有馬線は
2000系の三田ゆき準急列車。
▲神戸電鉄有馬線 谷上

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そんな北神線と有馬線が接続する
ホーム上の西端に建てられているのが
「山の家 ロッジ谷上」。
( ̄  ̄*)ロッジ
これは当駅を利用するハイカーの
交流の場として設けられたスペースで、
室内には沿線の登山コースや
ハイキングコースのマップなどが
常備されています。
▲神戸市営地下鉄北神線 谷上

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そのロッジの壁面に掲げられた
谷上駅の案内には
北神線が北神急行から神戸市交通局へ
移管されたことも記されていました。
(・o・*)ホホゥ


これにて北神急行あらため、神戸市営地下鉄の北神線を完乗 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
新規に開業した新路線の“乗り潰し”でなく、運営が変わった既存路線の“乗り直し”、しかも昨日にやはり乗り直しをした梅田貨物線のように移設などでルートが変更されたワケでもないので、新鮮味が薄くて達成感はあまり湧かないけれど σ(゚・゚*)ンー…、それでも全線完乗にこだわる者としてはスッキリとした気分です (*´v`*)スッキリ。
ちなみに私が谷上の駅で下車する(改札を出る)のは、北神急行を乗り潰した前回のとき以来となる21年ぶりのことでした (*´∀`)ノ゙オヒサ(そのブランクの間にも神戸電鉄の列車で当駅を通ってはいるけど)。


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六甲山地の北麓にあり、
神戸市北区に所在する谷上。
当駅から神戸電鉄有馬線を利用すると
神戸の奥座敷として知られる有馬温泉まで
15分ほどで行くことができます。
(・∀・)イイネ
▲神戸電鉄有馬線 谷上


和田岬0816-(神戸市営海岸線)-三宮・花時計前0824…三宮0842-(神戸市営西神・山手線 北神線)-谷上0852

さてさてせっかくここまで来たのなら、神戸電鉄の有馬線に乗り換えて有馬温泉にでも行きたくなるところですが (・∀・)イイネ、本日の目的だった和田岬線や北神線をなるべく身軽な格好で効率よく巡ろうと思って、数日分の着替えや仕事道具などが入った重いキャリーバックを宿泊したホテルの部屋に置いてきた私は、チェックアウトの時刻までに兵庫へ戻らねばなりません。なので、神戸電鉄に乗ることや有馬温泉のお湯に浸かることはまたの機会として、谷上からは三宮方面へ折り返しとなる北神線の西神中央ゆきに乗りこみます モドル…((((o* ̄-)o。
それでも今旅(?)は、地上から地下へ移設された梅田貨物線を特急「はるか」で通過し、引退が間近に迫った和田岬線の103系を撮影し、さらには近年に運営が変わった神戸市営地下鉄の北神線を乗り直すこともできて、ついつい “仕事の出張のついで” であることを忘れてしまうくらい充実した鉄道趣味の時間を存分に楽しむことができました ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。

谷上0910-(神戸市営北神線 西神・山手線)-三宮0919…三ノ宮0932-(東海道143C)-兵庫0939


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チェックアウトせず
ホテルの部屋に荷物が置いてある
兵庫へと戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲東海道本線 兵庫


そしてもうひとつオマケに“嬉しいご褒美”だったのが、ホテルでチェックインした際に貰えた旅行支援による2,000円分もの“地域クーポン券” (゚∀゚*)オオッ!。宿泊地となる兵庫県内のお店でのみ有効なこのクーポン券をありがたく使わせていただき、三宮あたりのお店で昼食に美味しいものでも食べてから新幹線で東京へ帰ることとしましょうか (σ´∀`)σイイネ。


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今回は金曜日にチェックインした
平日の宿泊だったので、
2,000円分もクーポン券がもらえました
ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪
(ちなみに土休日だと1,000円分)

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そのクーポン券+αで
お昼はちょっとリッチにレストランで
神戸ビーフのランチメニューを
いただいちゃいました。
(〃゚¬゚〃)ジュルリ
お飲物は赤のグラスワインで
梅田貨物線と北神線の完乗を祝し・・・
いや、出張業務の打ち上げに乾杯っ!
ルネッサーンス♪(〃゚∇゚)_Y



梅田貨物線・・・うめきた新線 乗車記 [鉄道乗車記]

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2023.03.03 梅田貨物線
ちょっとお先に“うめきた”。
特急「はるか」 乗車
 
 
拙ブログの前記事(短編のONE-shot)で少し触れたように、3月の第一週目に仕事の出張で関西のほうへ赴いた私 シュッチョ…((((o* ̄-)o。もちろん仕事の業務が最優先なのは言うまでもないけれど、せっかくならそのついでに(?)鉄道趣味のほうもちょろっと(??)愉しみたいところです ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
いまの関西で“撮り鉄”としての私が注目したのは、先日に退役が発表された和田岬線の103系(R1編成)でしたが (゚ー゚*)コクデン、実は“乗り鉄”的にも関心を惹かれる路線・・・というか“区間”があります σ(゚・゚*)ンー…。しかもそれは“少しだけ乗車経路を工夫すれば”、訪問先(仕事先)への移動に組み込むことができそう ( -∀-)ホホウ。
そこでこの機会をウマく活かして(公私混同?w)、その気になる区間を通る列車に乗ってみることとしました (・∀・)イイネ。

(*今回の記事は列車から眺めた車窓の景色ばかりという、いつもに増してマニアックな内容となっていますので、興味の無い方はスルーしてください。(^^;)ゞ)


3月3日(金)

前日から京都に滞在していた出張の二日目。きょうは午前中のみ京都で仕事をして、午後には大阪へ移動するという日程です ( ̄  ̄*)オーサカ。
京都と大阪のあいだを鉄道路線で移動するには、東海道新幹線をはじめ、JR京都線(東海道本線)、京阪本線、阪急京都線など、路線別にいくつかの経路がありますが、今回の私が選んだのはJR京都線 (゚ー゚*)尺。ただし快速や新快速でなく、乗るのはこちらの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


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京都駅の“30番線”という
大きな数字のプラットホームには
車体に“キティちゃん”がデザインされた
特急列車が停車しています。
ハロー(*’∀’*)キティ♡
▲東海道本線 京都

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281系の特急「はるか29号」
関西空港ゆき。
え?大阪までこれに乗ってくの?
エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?
▲東海道本線 京都


キティはるか、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
昼下がりの京都で発車を待っていたのは、車体に“キティちゃん”(Hello Kitty)のデザインが賑々しく施された281系で、大阪湾にある関西空港へのアクセスを担うことから“関空特急”とも呼ばれる、関西空港ゆきの特急「はるか」(゚ー゚*)ハルカクリスティーン。
ちなみにキティちゃんがデザインされているのは、「関空を利用する海外からの観光客に人気の高いキティちゃんで“おもてなし”をする」というコンセプトのコラボ企画(JR西日本×サンリオ)だそうで、2019年より運行されているもの ( ̄。 ̄)ヘー。そんな特別仕様の“キティはるか”にどうしても乗りたかったのよ (*´v`*)ワクワク♪・・・というほど、私はキティちゃん好きではありません ヾノ・∀・`)イヤイヤ。キティ仕様の281系に当たったのは単なる偶然です(今は全編成がこの仕様なんだっけ?)。


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座席のシートカバーにも
キティちゃんがプリントされています。
昼過ぎに京都を発車する下りの「はるか」は
自由席がガラっガラに空いていました。
( ̄  ̄)ガラガラ


んじゃ「はるか」を選んだのは、次に向かう訪問先が大阪のなかでもちょっと郊外のほうにある泉佐野市(大阪府南部)のあたりで、阪和線へ直通する「はるか」を使えば移動が便利だから?σ(゚・゚*)ンー…・・・という、もっともそうな理由でもなく、大阪での目的地(訪問先の最寄駅)は中心部に位置する地下鉄の心斎橋(しんさいばし)で、発券した「はるか」のきっぷ(乗車券と特急券)は大阪市内の天王寺(てんのうじ)まで (*・ω・)つ[キップ] 。


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私が手にしているのは
京都から天王寺までの
普通乗車券(940円区間)と
特急「はるか」の自由席が利用できる
B自由席特急券(990円)。
(*・ω・)つ[キップ]


ちなみに京都から天王寺までの乗車券は940円で、特急券(B自由席特急券)は990円。
倍以上のお金をかけてこの区間を特急列車で移動するとは、何ともリッチなことじゃありませんか (´∇ノ`*)オホホホホ。不必要に特急へ乗って無駄に出張経費を使おうなんて企んでいる? (´・ω`・)エッ?。重役ならまだしもヒラ社員の私がこんな精算書を提出したら経理課に怒られるぞ (゚Д゚#)ゴルァ!!。いえいえ経費の無駄遣いだなんて滅相もない、移動に必要な乗車券はたしかに経費での購入ですが、特急券のほうは別に“自腹”で買っています (-`ω´-*)ウム。
そうまでして私が「はるか」に乗りたかったのは、“今はまだ”この特急列車じゃないと通らない区間があるからなんです。それは先日に地下化されたばかりの、“うめきた新線”こと「梅田貨物線」 (o ̄∇ ̄o)ウメキタ。


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路線図上の赤いラインで示した
特急「はるか」の運行経路
(クリックで拡大します)。

関西空港ゆきの下り列車は
京都から新大阪、天王寺、日根野を経て
関西空港へと至ります。
なお後述しますが、
現在はまだ大阪には停車しません。


東海道本線の支線扱いである梅田貨物線は、本線(JR京都線)の茨木(いばらき)付近で分岐し(正式な起点は吹田貨物ターミナル)、最近まで大阪駅の北側に位置していた梅田信号場(旧・梅田貨物駅)を経て、“大阪駅を通らずに”大阪環状線の西九条(にしくじょう)へといたる電化路線 (・o・*)ホホゥ。
“貨物線”と呼ばれるとおり当線はもともと、旅客列車の発着が多い大阪駅を通さずに、迂回して貨物列車を運行させるためのバイパス的な役割を持つ(おもに東海道方面と桜島線の安治川口をむすぶ)、いわゆる“短絡線”として設けられたもの。しかし現在は本来の用途である貨物列車だけでなく、京都や新大阪を発着駅として関西空港とのあいだを結ぶ特急「はるか」、または和歌山・南紀方面とのあいだを結ぶ特急「くろしお」などといった、定期旅客列車の運行ルートとしても活用されています ( ̄。 ̄)ヘー。
そして最近、広大な敷地を持っていた梅田貨物駅の廃止による大阪駅北側エリア(梅田北・うめきたエリア)の大規模な再開発事業の一環として、当線はそれまでの地上線から地下線へ線路の切り替え工事(移設)を実施 (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…。そこには大阪駅と連絡通路で直結した新たな旅客用の地下ホームが設けられ (゚∀゚*)オオッ!、まもなく今月(3月)の18日に行われるダイヤ改正に合わせて開業することとなりました (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。
ちなみに建設当初はこの新たな地下ホームを「北梅田」とか「うめきた」などという駅名の新駅になるのではないかとされていましたが σ(゚・゚*)ンー…、大阪駅と繋がっていることから当駅に属する地下ホームとして取り扱うこととし、「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」の呼称が用いられるそうです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


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梅田貨物線に設けられる新駅・・・
いや新ホームは
「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」。
開業後は特急「はるか」や「くろしお」、
そしておおさか東線の列車が
発着することになります。
(o ̄∇ ̄o)ウメキタ


そんな梅田貨物線、大阪駅うめきたエリア地下ホームの使用開始日(開業日)は半月後の18日でもうちょい先のことですが (´ω`)マダヨ、地上線から地下線へ線路を切り替える移設工事はいち早く2月13日に完了しており、すでに特急「はるか」や「くろしお」などは新ホームにまだ停車こそしないものの、新たな地下線のほうを使用して運行されています (・o・*)ホホゥ。
JRや私鉄など国内における“旅客鉄道路線の全線完乗(完全乗車)”を生涯の目標(?)としている私にとって、たとえ名称(通称)は“貨物線”であっても定期の旅客列車が一本でも運行されている路線や区間に関しては“乗り潰し”の踏破対象としており、当然この梅田貨物線もそれに含まれます (-`ω´-*)ウム。
そこで今回は当線を経由する特急「はるか」に乗車して、地下に移設となった区間をあらためて乗り潰そうと考えたのでした (゚ー゚*)ノリテツ。ちなみに私は地下化される以前の梅田貨物駅を経由する同線はすでに乗車済みで、そのときもわざわざ京都から「はるか」に乗ったっけ。

前置きが長くなりましたが、そのような目的の私を乗せた特急「はるか29号」は、定刻の13時ちょうどに京都を発車しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪



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嵯峨野線(山陰本線)のホームに隣接した
30番線を発車した「はるか」。
京都を出るとすぐ
右のほうに嵯峨野線が分かれてゆきます。
その向こうにちらっと見える梅小路公園では
梅の花が見ごろを迎えている様子。
( ̄∇ ̄)ウメ
▲東海道本線 京都-西大路
(進行方向で右の車窓)

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先日には高崎線の窓から
大宮の鉄道博物館をチラ見しました
こちらは「はるか」の車窓から見た
「京都鉄道博物館」の建物。
キョート(゚ー゚*)テッパク
▲東海道本線 京都-西大路
(進行方向で右の車窓)

0010.jpg
京都を発車後は配線の関係でしばらく
本線と並行する貨物線のほうを走行します。
(*・`o´・*)ホ─
左手の南側に見えるのが本線(JR京都線)で
通過している駅は西大路。
( ̄  ̄*)ニシオージ
▲東海道本線 西大路
(進行方向で左の車窓)

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桂川の手前で「はるか」が走る貨物線は
複々線の本線を一気に跨ぎます。
▲東海道本線 西大路-桂川
(進行方向で右の車窓)

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今度は右のほう(北側)に本線の複々線を見て
向日町の手前付近で外側の下り列車線に合流。
新快速などと同様に向日町のホームを通過します。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲東海道本線 向日町
(進行方向で右の車窓)

0014.jpg
ちなみに向日町といえば
鉄ちゃんとして車窓からチェックしたいのが
車両基地の「吹田総合車両所 京都支所」
(旧・京都総合運転所)。
(「゚ー゚)ドレドレ
特急「くろしお」用の289系や
「WEST EXPRESS 銀河」用の117系などが
構内に確認できました。
(゚∀゚)オッ!
▲東海道本線 向日町-長岡京
(進行方向で左の車窓)


京都で「はるか」が発着に使用する専用ホーム(30番線)は、構内の配線等による都合でJR京都線の下り本線(大阪方面)へ簡単に入ることができず σ(゚・゚*)ンー…、当列車はまず嵯峨野線(山陰本線)の線路を通って京都を出発し、京都貨物駅(旧・梅小路貨物駅)の構内からは本線(JR京都線)と並行する貨物線のほうを走行。桂川(かつらがわ)付近で本線をオーバークロスしたのち、向日町(むこうまち)の手前で本線(外側の列車線)の下り線へ合流するという複雑な経路を走ります (*・`o´・*)ホ─。
今回の目的はこの先の茨木付近で分岐する梅田貨物線だけど、京都から向日町までの経路も「はるか」の下り列車でなければ乗ることができないマニアックな区間で、乗り鉄としては車窓から目が離せません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。右の車窓を見たり、左の車窓を見たり、列車が転線するたびにちょろちょろと座席を移動して落ち着きありませんが アッチo(゚д゚o≡o゚д゚)oコッチ、平日の昼過ぎに京都から関西空港へと向かう「はるか29号」は利用者が少ないようで、なんと先頭車の自由席(6号車)は私のほかに乗客が一人もいない“貸し切り”状態 (・ω・)ポツン。これは左右両側の車窓を眺めたい私にとって好都合な状況です (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。ちなみにもしも乗客が多かったとしたら、席に座らず車端部のデッキ(出入口部分)に立って左右の車窓を見ていたかもしれません。


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山崎付近で車窓に見えるのは
サントリーウイスキーの山崎蒸留所
( ̄  ̄*)ザキヤマ
これも沿線名所のひとつですね。
▲東海道本線 山崎-高槻
(進行方向で右の車窓)

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新快速が停車する高槻を通過すると
特急列車に乗っているという
優越感(?)を覚えます(笑)
(´ー`)フッ
▲東海道本線 高槻
(進行方向で右の車窓)

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線路脇に立つ巨大な板チョコは
明治製菓の大阪工場に建つ看板の
“ビッグミルチ”
(ビッグなミルクチョコレート)。
やっぱし板チョコと言えば明治よね(笑)
(o ̄∇ ̄o)チョコ
▲東海道本線 高槻-摂津富田
(進行方向で右の車窓)

0018.jpg
茨木を過ぎたあたりで
「はるか」はふたたび本線から転線して
貨物線のほうに入ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
なお上を跨いでいるのは
吹田貨物ターミナルと大阪貨物ターミナルの
あいだを結ぶ大阪ターミナル貨物線。
▲東海道本線 茨木-千里丘
(進行方向で右の車窓)

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も一度オーバークロスして本線を越え、
今度は本線の南側から北側へ。
▲東海道本線 茨木-千里丘
(進行方向で左の車窓)

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本線と並行する貨物線を走る「はるか」。
左手(南側)に見える通過駅は千里丘です。
( ̄  ̄*)センリオカ
▲東海道本線 千里丘
(進行方向で左の車窓)

0021.jpg
そして右手(北側)に見えるヤードは
吹田貨物ターミナル(駅)。
正式には当駅が梅田貨物線の起点となります。
(・o・*)ホホゥ
お!手前にいるのは
EF210とEF510(青)の重単じゃん。
(゚∀゚)オッ!
▲東海道本線 千里丘-吹田(吹田貨物ターミナル)
(進行方向で右の車窓)

0022.jpg
吹田を過ぎると左のほうへ分岐するのは
おおさか東線を経て関西本線方面へと向かう
城東貨物線。
▲東海道本線 吹田-東淀川
(進行方向で左の車窓)

0023.jpg
いっぽう左から近づいてくる高架線は
4年前の2019年に開業したおおさか東線
「はるか」が走っている貨物線はこの先で
おおさか東線の線路と合流します。
▲東海道本線 吹田-東淀川
(進行方向で左の車窓)

0024.jpg
0025.jpg
京都から30分、
特急「はるか」はまもなく
新大阪の3番線ホームに停車。
お、「スーパーはくと」だ。
(゚∀゚)オッ!
▲東海道本線 新大阪
(進行方向で左の車窓)


JR京都線を順調に西進する特急「はるか」は、茨木の先でふたたび本線から貨物線へと転線し、梅田貨物線の起点となる吹田貨物ターミナル(駅)の構内をかすめるようにして通過 ...(((o*・ω・)o。そしてまもなく東海道・山陽新幹線と接続する新大阪に停車します (゚ー゚*)シン・オーサカ。
当駅からは5、6人ほどが乗ってこられ、さすがに今までのような頻繁な席の移動は少し控えますが、私の座っている席の左右横一列(A〜D席)は空席のままで、引き続き両側の車窓を見ることができそう (o ̄∇ ̄o)ラキー。
今回の目的である梅田貨物線の乗り潰しは、新大阪発車後のここからが本番です (*゚v゚*)ワクワク♪。


0026.jpg
「はるか」が停車する新大阪のホームは
駅名標の次駅表記が3月3日現在
“にしくじょう”(西九条)となっていますが、
これが今月の18日以降はおそらく
“おおさか”(大阪)となるハズです。
▲東海道本線 新大阪
(進行方向で左の車窓)

0027.jpg
新大阪を出た「はるか」は
引き続き本線を左手(南側)に見て、
並行する梅田貨物線の線路を走行します。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0028.jpg
淀川の鉄橋(上淀川橋梁)を渡ると
本線のほうはまっすぐ大阪駅に向かいますが・・・
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0029.jpg
梅田貨物線は右(北)のほうにカーブして
本線と分かれます。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0030.jpg
私は大阪の道路をあまり知らないけど
このあたりの梅田貨物線は
城北公園通りに沿って敷かれています。
上を跨ぐ高架橋は新御堂筋。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0031.jpg
旧線(地上線)と新線(地下線)の
上り方(新大阪方)の切り替え地点を通過。
(゚∀゚)オッ!
役目を終えて撤去される
地上線の線路が確認できました。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0032.jpg
0033.jpg
梅田貨物線を走る「はるか」は
新たに敷き直された線路を通って
徐々に地下トンネルへと潜ってゆきます。
...(((o*・ω・)o
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)


新大阪を出たのち淀川を梅田貨物線の鉄橋で渡った「はるか」は、やがて右のほう(北のほう)に大きくカーブすると、まもなく旧線(地上線)との上り方の切り替え地点を通過して、真新しい線路が敷かれたばかりの地下トンネルへと突入してゆきます ...(((o*・ω・)o。当然ながら地下区間の車窓は真っ暗でほとんど何も見えませんが、一瞬たりとも見逃さないようにまばたき厳禁で刮目していると・・・(ФωФ*)ジーーーッ


0034.jpg
開業前の“大阪(うめきたエリア)”の
地下ホーム”を通過。
かろうじて[大阪]の駅名標が確認できます。
w(゚0゚*)w オォー!
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)


うめきた、ミエタ────(n‘∀‘)η────ッ!
分岐器(線路のポイント)を通過する走行音が足元に響いた直後、暗かった車窓がパッと明るくなり (*゚ロ゚)ハッ!、そこにまばゆく見えたのは広い2面4線構造を備える「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」の新しいプラットホーム w(゚0゚*)w オォー!。
当ホームは乗降ホームと線路のあいだが大きなガラス扉で仕切られた“フルスクリーンホームドア”(しかも、あらゆる車種や編成に対応して開口できる世界初の方式なのだとか)を採用していて ( ̄。 ̄)ヘー、それ越しにホームの様子を車窓から撮るのはちょっと難しい状況でしたが、適当にカメラのシャッターを切った一枚にはかろうじて「大阪」の駅名標が写っていました (^_[◎]oパチリ。
そんな大阪駅うめきたエリア地下ホームを一瞬で通過した「はるか」は バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、また車窓に暗い壁を映したのち、まもなくトンネルを抜けてふたたび地上へと出ます (つ▽≦*)マブシッ!。そこは大阪環状線の福島(ふくしま)駅付近に位置し、地下からの新線はここで既存の線路と合流(下り方の旧線との切り替え地点を通過)( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ガッタイ。また先述したとおり“梅田貨物線”という線名は通称であって、正式には東海道本線の支線(吹田貨物ターミナル〜福島)と大阪環状線(福島〜西九条)の二路線で形成されており、その路線境界(福島の浄正橋踏切付近)を跨いだ「はるか」はこの先、大阪環状線(と並行する貨物線)を走ることとなります カンジョーセソ…((((o* ̄-)o。


0035.jpg
地下を抜けて車窓に外光が入ります。
(つ▽≦*)マブシッ!
なおこの地下から地上への登坂
最大で22.6パーミルもの急勾配となっており、
ここを通過する貨物列車の一部にはなんと
編成の後方に補機(EF210-300)が
連結されるのだそうです。
(*・`o´・*)ホ─
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)

0036.jpg
大阪環状線の福島駅前にある
なにわ筋の踏切(浄正橋踏切)を通過。
この手前が旧線(地上線)と新線(地下線)の
下り方(西九条方)の切り替え地点にあたり、
ここで既存の線路に合流します。
( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ガッタイ
また、この踏切付近が
梅田貨物線における
東海道本線と大阪環状線の境界らしい。
▲梅田貨物線(東海道本線) 新大阪-西九条
(進行方向で右の車窓)

0037.jpg
地下から地上、
そして一気に大阪環状線の高架へと上ります。
...(((o*・ω・)o
すれ違う221系は
環状線の外回りに直通してきた
大和路線の大和路快速。
▲梅田貨物線(大阪環状線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0038.jpg
左手(東側)に見える複線が大阪環状線で
並行する貨物線は野田を通過します。
( ̄  ̄*)ノダ
ちなみに先ほどまで通っていたJR京都線は
駅名標のカラーが青でしたが
環状線は赤です。
▲梅田貨物線(大阪環状線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0039.jpg
そして野田の先で
桜島線方面(安治川口方面)へ向かう
貨物線から離れ、
大阪環状線の外回り線を渡って
内回り線のほうに合流。
「はるか」は環状線の内回りを南下します。
▲梅田貨物線(大阪環状線) 新大阪-西九条
(進行方向で左の車窓)

0040.jpg
梅田貨物線としての終点である
大阪環状線の西九条を通過。
(゚∀゚)オッ!
当駅はかつて
梅田貨物線経由の「はるか」が
大阪駅を通らないため
その代替的な停車駅でしたが
現在は通過駅となっています。
(特急「くろしお」の一部は停車。
ただしそれも今度のダイヤ改正前日まで。)
▲大阪環状線 西九条
(進行方向で右の車窓)


野田(のだ)を過ぎたところで大阪環状線の内回り線へと乗り入れた「はるか」は、やがて西九条のホームを右にかすめてゆっくりと通過 ...(((o*・ω・)o。停車はしないけれど当駅が梅田貨物線の終点とされており、これにて地下に切り替えられた新ルート(移設部分)を含む梅田貨物線の全区間を完乗となりました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
もっとも今回の場合は、私が過去に地上の旧線(梅田貨物駅経由)をすでに踏破しているため、“乗り潰した”というよりは“乗り直した”といったほうが正しいのですが、それでもやはり新たな地下ルートとしては初乗車なので個人的に達成感と満足感を覚えます +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
ちなみに梅田貨物線の総距離は12.6キロ(吹田貨物ターミナル〜西九条)、そのうち地下への移設にともなって線路が敷き直された区間は2.2キロでした ( ̄  ̄)ニキロ。


0041.jpg
西九条を過ぎて
右のほうに分岐するのは
USJのあるユニバーサルシティや
桜島方面へと伸びる
JRゆめ咲線(桜島線)。
なお当線の安治川口は貨物取扱駅であり
もともと梅田貨物線は
おもにそこを発着する貨物列車のための
貨物線でした。
( ̄、 ̄*)ナルヘソ
▲大阪環状線 西九条-弁天町
(進行方向で右の車窓)

0042.jpg
左の車窓に見える
ドーム球場の「京セラドーム大阪」
まるでフリーザの宇宙船(?)のような
インパクトあるデザインですね。
( ̄∇ ̄;)フリーザ…
▲大阪環状線 弁天町-大正
(進行方向で左の車窓)

0043.jpg
新今宮の手前で今度は
大阪環状線から大和路線(関西本線)へ転線。
新今宮の2番線を通過します。
...(((o*・ω・)o
▲関西本線 新今宮
(進行方向で左の車窓)

0044.jpg
左の車窓に
新世界のシンボル「通天閣」が見えてくると
まもなく天王寺。
( ̄▽ ̄)ツーテンカク
▲関西本線 新今宮-天王寺
(進行方向で左の車窓)


JR京都線(東海道線)、梅田貨物線、大阪環状線、そして環状線との重複区間ではありますが大和路線(関西本線)を経由して京都から45分、特急「はるか29号」は定刻の13時45分に大阪市内の天王寺へ到着しました (・ω・)トーチャコ。当列車は関西空港ゆきですが私はここで下車します。


0046.jpg
天王寺の15番線に停車した
特急「はるか29号」。
当列車はこの先さらに
阪和線と関西空港線を経て
関西空港に向かいます。
(=゚ω゚)ノ゙イッテラ~
▲関西本線 天王寺


京都1300-(特急はるか29号)-天王寺1345

大阪駅北側(うめきたエリア)の再開発にともなって地上から地下へ移設された、梅田貨物線の“乗り直し”を目的に乗車した特急「はるか」の“乗り鉄旅” (゚ー゚*)ハルカ。
梅田貨物線のみならず旅客線と貨物線の転線を繰り返す複雑な経路を進む当列車は、京都〜天王寺の乗車区間全体を通して鉄ちゃん的にとても興味深いものがあり、そのマニアックな車窓風景を存分に満喫 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そして主目的の梅田貨物線は、かつて梅田貨物駅の構内をかすめていた地上線時代のほうが車窓からの景色に面白さはあったものの、このたび新たに設置された「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」をいち早く眺められたところや (゚∀゚)オッ!、地下トンネルをくぐり抜けて大阪環状線の福島付近に出てくる展開などは (゚∀゚*)オオッ!、個人的に新鮮な印象で車窓を見ることができました (=´▽`=)ワーイ♪。これは特急料金(特急券)を払って乗ったぶんの価値はあったと思います ъ(゚Д゚)ナイス。ただ、大阪駅うめきたエリア地下ホームに関してはやはり一瞬で通過しちゃうのでなく、あの新しいホームに降り立ってみたいもの σ(・∀・`)ウーン…。“フルスクリーンホームドア”ってヤツが可動するところも見てみたいですしね (・∀・)ミタイ。
まもなく3月18日に開業(使用開始)する「大阪駅(うめきたエリア)地下ホーム」。そのホームから私が列車に乗ることは、次にまた大阪を訪れるときの楽しみにしたいと思います (*´v`*)ワクワク♪。


5050.jpg
JRの改札を出て、
天王寺の地下から乗るのは
大阪メトロ御堂筋線の中津ゆき。
以前にもご紹介しましたが
当駅のホームの照明は
特徴的なデザインをしています。
( ̄∇ ̄)シャンデリア
▲大阪メトロ御堂筋線 天王寺


さてと、本来なら新世界あたりの居酒屋で梅田貨物線の完乗を祝って打ち上げでもしたいところだけど (σ´∀`)σイイネ♪、今回の私は仕事の出張で来ていることを忘れてはいけません (; ̄▽ ̄)ア…。“鉄ちゃんモード”から“仕事モード”に気持ちを切り替えて、地下鉄の御堂筋線で心斎橋へ向かうとしますか オシゴト…((((o* ̄-)o 。



0105.jpg
そしてこの写真は
仕事の要件を済ませたあとに立ち寄ってみた
3月3日時点の大阪駅の様子。
(「゚ー゚)ドレドレ
東海道本線(JR京都、神戸線)の塚本方
大阪環状線の福島方など
各ホーム(11番線ホームを除く)の西側に
“うめきたエリア”の地下ホームへとつながる

連絡通路が設けられました
(*・`o´・*)ホ─
なお、既存の地上駅と
うめきたエリア地下ホームの乗換時間は
歩く速度や混雑具合により
おおむね6分〜10分程度とされています。
東京駅の京葉線地下ホームよりは近いのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲東海道本線 大阪

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「うめきた開業まで 15日」っ!
(3/3現在)
(*゚v゚*)ワクワク♪



西九州新幹線・・・「かもめ」乗車記 [鉄道乗車記]

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2022.09.23 西九州新幹線 
“かもめ”が翔んだ日!
新幹線「かもめ」 乗車
 
 
おはようございます ('-'*)オハヨ。
9月なかば過ぎの“秋分の日”ともなれば、だいぶ日の出の時刻が遅くなった印象で、まだ夜が明けやらぬ早朝の5時半。私が今いるのは福岡県の博多駅です ( ̄▽ ̄)ハカタ。


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巨大な駅ビルがそびえたつ
博多駅(博多口)。
九州最大のターミナルである当駅は
鹿児島本線を軸に各方面の列車が発着し、
また、山陽新幹線と九州新幹線の接続駅
(九州新幹線の起点)でもあります。
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


私が九州へとやってきた理由、それはもう拙ブログにお付き合いいただいている方ならば、すぐにお分かりのことでしょう σ(゚・゚*)ンー…。きょう2022年9月23日は、九州西部の長崎を終着地とする「西九州新幹線」の開業日です (゚∀゚*)オオッ!。
鉄道好きの“鉄ちゃん”であり、国内の旅客鉄道路線の“全線完全乗車(完乗)”を生涯の目標に掲げている私にとって、新たに開通する路線があれば、いち早く乗りたいところ (*`・ω・´)-3フンス!。ちなみに私は新幹線でいうと、92年に開業した山形新幹線(東京〜山形)以降は部分延伸も含めて、いずれも初日に乗車を果たしています。
そんなワケで私は西九州新幹線の開業に合わせるべく、前夜の退勤後に羽田空港から飛行機で飛び、福岡へと前乗り(前泊)しました ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン。
(あまり思い出したくないけど、今回と同様に新幹線の開業前日に福岡へ飛行機で前乗りするパターンは個人的に、九州新幹線全通(博多〜新八代 開業)のときに羽田空港で経験した、東日本大震災の記憶が蘇ってしまいます・・・。)

きょうの出発前に、まずは昨日(22日)の博多駅の様子を、ちょろっとご覧いただきましょう。


0002.jpg
博多駅構内のコンコースに掲げられた
カウントダウンボード。
西九州新幹線開業まで “あと1日”。
m9・∀・´)カウントダウン!
▲22.9.22 鹿児島本線 博多

0003.jpg
在来線の特急「かもめ」は
この日(22日)が最終運行です。
シックな787系で運転されていたのは、
通称「黒いかもめ」(41号)。
( ̄  ̄*)クロ
なお、ホームに見られる乗車列は、
最終列車となる「かもめ45号」を待つ方たち。
▲22.9.22 鹿児島本線 博多

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0005.jpg
こちらはまさにカモメのような
白い車体の885系で運転されていた、
通称「白いかもめ」(43号)。
( ̄  ̄*)シロ
個人的に先の787系は「つばめ」の印象が強く、
「かもめ」といえばこの885系のイメージだなぁ。
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.22 鹿児島本線 博多


西九州新幹線の開業にともない、いままで博多と長崎のあいだを鹿児島本線、長崎本線経由で結んでいた在来線の特急「かもめ」は、開業前日の22日を持って廃止となり、その愛称は新幹線へと引き継がれます (゚ー゚*)カモメ。せっかく福岡へ前乗りしたので、見納めとなる特急「かもめ」を博多のホームで少しだけ記録しておきました (^_[◎]oパチリ。885系の「かもめ」に博多から長崎まで私が最後に乗ったのは、もう10年以上も前(2007年)のことだなぁ・・・。
1976年に現行の電車特急となってから、昭和、平成、令和の時代を駆け抜けてきた特急「かもめ」。46年間の活躍おつかれさまでした (´w`*)ドツカレサン。

そして明けた23日。西九州新幹線はきょう開業を迎えます。


9月23日(金・祝)


0006.jpg
開業当日。
博多駅のカウントダウンボードは
“あと◯日”から
“HAPPY BIRATHDAY!”に。
(*´∀`)ハピバ♪
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


まだ薄暗い早朝なので空模様はよくわからないけど、きょうの九州北部・西部の天気はおおむね曇りの予報。本州に接近している台風15号の影響はあまり受けないものの、スッキリとした秋晴れにはならなそうな感じです ( ̄  ̄)クモリ…。長崎では新幹線の開業を記念して、航空自衛隊の「ブルーインパルス」による祝賀飛行が行なわれる予定なので、できれば晴れて欲しいなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン… などと思いながら、私は博多駅の在来線改札を入り、昨夜に特急「かもめ」を見送った鹿児島本線のホームに向かいます ...(((o*・ω・)o。
え?新幹線のホームじゃないのかって? (゚ー゚?)オヨ?。そう、ここ博多からまず乗るのは、新幹線でなくこちらの列車。


0007.jpg
787系の特急「リレーかもめ」が
博多のホームに入ってきました。
事実上は武雄温泉ゆきだけど、
車案内標の行先表示は“長崎”なのね。
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


あれ?「黒いかもめ」・・・ (=゚ω゚=*)カモメ!?
いえいえ、たしかに同じ787系を使用する特急列車なのですが、昨日までの特急「かもめ」をあらため、今日からは特急「リレーかもめ」(黒いリレーかもめ?)となりました (=゚ω゚)ノ゙ヨロ。
「リレー」とはいったいどういうことなのかというと・・・σ(゚・゚*)リレー…、もう大半の方はご存じかと思われますが、今回開業する西九州新幹線は、博多と長崎を一本の新幹線でダイレクトに結ぶものではなく、佐賀県西部の武雄温泉(たけおおんせん)と長崎の間のみで運行される、いわば“部分開業(もしくは区間開業)”のようなもの (・o・*)ホホゥ。そこで、新幹線が未開業となっている博多と武雄温泉の間をつなぐのが、今までの特急「かもめ」と同様に在来線の鹿児島本線と長崎本線(と佐世保線)を経由する、特急「リレーかもめ」です ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


0008.jpg
今回開業する西九州新幹線は
武雄温泉と長崎のあいだの区間(水色)で、
博多と武雄温泉のあいだ(オレンジ)は
在来線の特急「リレーかもめ」がつなぎます。
ε=(ヘ^^)ノ”ヘ(*・▽・)ノ バトンタッチ

0009.jpg
「リレーかもめ」の行先標は
接続も含めた最終目的地として
「長崎」を掲出しており、
「武雄温泉駅で新幹線かもめに接続しています」
との注釈が併記されています。
( ̄。 ̄)ヘー


東海道・山陽新幹線が乗り入れる博多や、九州新幹線(鹿児島ルート)の新鳥栖(しんとす)とつながっておらず、端部の武雄温泉と長崎の間だけを先行(?)開業させる西九州新幹線 ( ̄△ ̄;)エッ…。これは誰がどう見ても中途ハンパ感が否めず、このような不自然な形での開業にこぎつけた経緯には、未開業区間(新鳥栖〜武雄温泉)を通ることになる佐賀県の同意が得られていないといった事情などがあるのですが・・・(´〜`*)ウーン…、拙ブログとしてはあえてそのことを深く議論するつもりはなく(のちほど路線概要の説明でちょろっと触れるけど)、「新たに鉄道路線(新幹線)ができたのなら、それを乗り潰そう」、「特急列車と新幹線を途中で乗り継ぐなんて、鉄ちゃん的に面白いじゃない」という、あくまでも個人的な興味本位の“趣味目線で見た状況”を淡々とお伝えしようと思っています (-`ω´-*)ウム。


0010.jpg
先頭車付近に人だかりができていたので
ちょいと覗いてみたら・・・
へー、このあと出発式なんて行なわれるのね。
(゚∀゚)オッ!
ちなみにこの787系は
九州新幹線が部分開業したときも
特急「つばめ」あらため「リレーつばめ」として
新幹線連絡を担った過去があり、
当系にとっては二度目の「リレー特急」就任です。
▲22.9.23 鹿児島本線 博多


武雄温泉で新幹線「かもめ1号」に接続する、特急「リレーかもめ1号」。開業初日の今日は一番列車となる「かもめ1号」の指定席が早々に満席となり、自由席への乗車も人数制限がかけられるようですが σ(゚・゚*)ンー…、「リレーかもめ1号」のほうはざっと見たところ6〜7割程度の乗車率で、私も余裕で窓側の席に座ることができました ε-(´∇`*)ホッ。
先頭車付近で行なわれていた出発式に応えるために鳴らされた警笛が聞こえると、列車はゆっくりと動き出して博多をあとにします (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


0011.jpg
福岡と佐賀の県境付近で日の出時刻を迎え、
「リレーかもめ」の車窓越しに仰ぐ空模様。
雲は多めながら晴れ間も覗きます。
好天にならないかな・・・。
八(゚- ゚)ハレテ
▲22.9.23 鹿児島本線 天拝山-原田
(車窓から)

0012.jpg
佐賀県の鳥栖(とす)は
鹿児島本線と長崎本線の分岐駅
(長崎本線の起点)。
「リレーかもめ」はここから長崎本線へ入ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
ちなみに駅名標の背後に見えている青い鉄骨は
Jリーグ「サガン鳥栖」のホームスタジアム。
▲22.9.23 鹿児島本線 鳥栖(車窓から)

0014.jpg
鳥栖の次駅の新鳥栖は
鹿児島方面へ伸びる九州新幹線との接続駅。
もしも西九州新幹線がフル規格で全通したら
当駅で分岐することになるハズですが・・・
はたしてそれはいつのことになるのやら。
σ(・∀・`)ウーン…
▲22.9.23 長崎本線 新鳥栖(車窓から)

0015.jpg
佐賀を通る長崎本線といえば
個人的に車窓でちょっと気になるのが、
弥生時代の環濠集落跡で知られる
吉野ケ里遺跡(公園)
遺跡は長崎本線の線路沿いにあるため
車窓からも土塁などがちらっと見えます。
(゚∀゚)オッ!
いつか入園して遺跡と列車を絡めた写真を
撮ってみたいなぁ(笑)
▲22.9.23 長崎本線 吉野ケ里公園-神崎
(車窓から)

0016.jpg
長崎本線と佐世保線が分岐する江北。
(゚ー゚*)コーホク
当駅は西九州新幹線の開業にあわせて
本日より駅名が肥前山口から
町名由来(佐賀県江北町)の江北へ
改称されました。
▲22.9.23 長崎本線 江北(車窓から)

0017.jpg
江北を出ると、
車窓の左のほうに分かれる長崎本線。
今までの特急「かもめ」は
むこう(長崎本線)を進んでいましたが、
「リレーかもめ」は佐世保線に入り、
武雄温泉方面へ向かいます
コッチ…((((o* ̄-)o
▲22.9.23 佐世保線 江北-大町
(車窓から)


従来の特急「かもめ」と同じ787系が、鹿児島本線と長崎本線を経て西のほうへ走る。ここまではまだ新鮮味がなく、この先で新幹線に接続するという実感もあまり湧きませんでしたが  σ(゚・゚*)ンー…、本日より駅名を肥前山口(ひぜんやまぐち)から改称した江北(こうほく)を出て、長崎本線から佐世保線のほうに進路を取ると、やがて列車は武雄温泉の手前で高架線へと上がります。するとその左隣には並行して、新幹線用の真新しい高架線が現れました (゚∀゚)オッ!。
博多からちょうど一時間、「リレーかもめ」はまもなく、西九州新幹線の「かもめ」が待つ武雄温泉に着きます。


0018.jpg
武雄温泉付近の高架線を走る
「リレーかもめ」。
左には新幹線用の高架が寄り添います。
(゚∀゚)オッ!
なお、新幹線の開業を見据えて
このあたりの佐世保線が高架化されたのは、
2008年のこと。
▲22.9.23 佐世保線 高橋-武雄温泉
(車窓から)

0019.jpg
「かもめ」、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
武雄温泉のホームに入る「リレーかもめ」を
新幹線「かもめ」が迎えます。
▲22.9.23 佐世保線 武雄温泉(車窓から)


先述したとおり、事実上は「リレーかもめ」の終点となる武雄温泉は、在来線の佐世保線と西九州新幹線の接続駅で、長崎方面へ向かう新幹線の利用者はここで乗り換えなくてはなりません ラジャ!(* ̄- ̄)ゞ。
ちなみに新幹線が発着する駅では一般的に、在来線と新幹線のホームは改札を隔てて分けられているものですが、「リレーかもめ」が到着した武雄温泉のホーム(10番線)は、島式のホームを挟んだ反対側(11番線)に新幹線の「かもめ」が待機しており、スムーズな“対面乗換”が可能な構造となっています ノリカエ…((((o* ̄-)o(なお、この対面ホームの10番線に入線する在来線の列車は基本的に「リレーかもめ」のみで、佐世保線の普通列車や特急列車が発着するホームは別にあり(1・2番線)、そちらから新幹線へ乗り換える場合には新幹線改札を通る必要があります)。


0020.jpg
武雄温泉の島式ホームを挟み、
左に到着した「リレーかもめ」と、
右で待機する長崎ゆきの新幹線「かもめ」。
同一ホームによる対面乗換ができます。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉


そんな武雄温泉のホームで対面に待機していた新幹線は「かもめ1号」。そう、わずか10秒で指定券が売り切れて満席になったという、当駅始発の下り“一番列車”です (゚∀゚*)オオッ!。
しかし、博多からの「リレーかもめ1号」は7時ちょうどに当駅へ到着し、接続する長崎ゆきの新幹線「かもめ1号」の発車時刻は7時03分 ( ̄  ̄;)サンプン…。同一ホームの対面乗換とはいえ、時間が短くてけっこうタイトです。せっかくの一番列車だけど、「リレーかもめ1号」から「かもめ1号」へ乗り継ぐ乗客の方たちは、記念撮影などをしているような余裕はほとんどなく、ちょっと慌て気味にホームを右から左へと移動しているご様子 アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。
え?アンタは急いで乗らないのかって? (´・ω`・)エッ?。いや、実は私もひと月前の発売開始日に「かもめ1号」の指定券をチャレンジしてみたのですが、窓側の席に限定して申し込んだこともあってか結果は敗北 (´д`;)アウ…。入手できた指定券は次発となる「かもめ3号」ですた (・ε・`)シャーナイネ。・・・というワケで私は「かもめ1号」には乗らず(乗れず)に、ホームから指をくわえてお見送りです σ(・∀・`)イイナァ…。
その発車前にとりあえず、新幹線のお顔(正面)を拝見しようと思って先頭車のほう(ホームの先端)に行ってみると・・・お!なんだか“賑やかなこと”をやっているぞ!(゚∀゚)オッ!


0021.jpg
長崎方の先頭車(1号車)の横では
「かもめ1号」の出発式が催されています。
私も一枚撮らせてっ!
p[◎]q▽≦*)パチャ!
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

0022.jpg
発車に合わせて右手をスッと挙げ、
「出発進行!」
(/`・ω・)ピシッ!
日本の鉄道路線網へ新たに
今日から西九州新幹線が加わりました。
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉


西九州新幹線、開業おめでとう!ヽ(´▽`*)ノオメデ㌧♪
人垣のスキマからちゃっかりと、ウマい具合に覗けた(撮影できた)「かもめ1号」の出発式 (「゚ー゚)ドレドレ。これはいいものが見られて、開業日ならではの貴重なシーンを写真に残すことができました (^_[◎]oパチリ。
もしも「かもめ1号」の指定券を私が希望どおりに取れていたとしたら、「リレーかもめ」から慌ただしく乗り換えていて、おそらくこの出発式を撮ることなどできなかったと思われるので(乗ってたら出発の合図は絶対に撮れないw)、乗車を「3号」のほうにしたのは結果オーライだったかもしれません ъ(゚Д゚)ナイス。まあ、「1号」に乗れなかった者の負け惜しみですけどね・・・ (。A。)アヒャ☆。
ちなみに、武雄温泉の駅長さんとともに出発の合図を務められたのは、“ちびっこ一日駅長”に任命された地元在住で4歳の“鉄道大好き少年くん” (゚ー゚*)コテツ。どういう経緯で彼が大役に抜擢されたのか私にはわからないけど、壇上に立ったのが芸能人やスポーツ選手などの有名人じゃなかったぶん取り囲む人垣がユルくて、スキマからの撮影もしやすかったように思います(笑)(長崎駅のほうの上り出発式は、長濱ねるさんだったのよね)。


0023.jpg
佐賀県武雄市に所在する武雄温泉。
当駅は武雄市の中心駅であり、
開湯から1300年の歴史を誇る武雄温泉郷
観光拠点となっています。
タケオ(゚ー゚*)キクチ
優等列車は先出の新幹線「かもめ」と
連絡特急「リレーかもめ」のほか、
佐世保線の特急「みどり」、「ハウステンボス」、
観光特急「ふたつ星4047」などが停車。
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

0024.jpg
「かもめ1号」が発車したあと、
次に武雄温泉の新幹線ホームに入ってきたのは、
「かもめ3号」長崎ゆき。
いよいよ私も西九州新幹線に乗車です。
(*゚v゚*)ワクワク♪
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

1924.jpg
西九州新幹線の愛称は「かもめ」のみで、
それに使われるのは
モノクラス6両編成のN700S8000番台。
東海道・山陽新幹線で使われている
N700S(系)をベースにした番台区分ですが、
裾部に施された赤い帯色が新鮮な印象で、
先頭車の先端には「かもめ」のエンブレムが
掲げられています。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉

0026.jpg
車内はホテルのような心地よさをテーマに、
自然素材を多用した和洋折衷の空間を表現。
(´ー`)マターリ
座席は自由席が2+3配列で、指定席が2+2配列。
また指定席は座席のモケット(布地の柄)を
それぞれの号車ごとに変えており、
私が乗る2号車はモスグリーンの“獅子柄”です
(なお、普通車のみでグリーン車はありません)。


出発式を行った「かもめ1号」を送り出して、構内の賑わいが少し落ち着いたころ、私が乗る「かもめ3号」がホームに入線してきました (゚∀゚)オッ!。
手元の指定券に従って2号車へと乗り込むと、ほのかに漂うのはデビューしたての新車が放つ特有の匂い ( ̄・・ ̄)クンクン。西九州新幹線の開通とともに、「かもめ」で使われるN700S8000番台も今日が営業運転開始のデビューです *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*。背面や袖仕切りに木材を、モケットには和装布を用いた指定席車両の座席は、先輩である九州新幹線の800系を踏襲した印象で、東海道・山陽新幹線や東日本の各新幹線とは違う、個性的な“九州(の新幹線)らしさ”を覚えます (・∀・)イイネ。幅が広くて座り心地のよいシートだなぁ (´ー`)マターリ。ちなみに、満席が伝えられた「1号」に対して「3号」のほうは、左右両端の窓側の席こそほぼ埋まっているものの、通路側は半分以上が空いており、私の隣も空席でした。
そして先ほどの「1号」と同様にやはり、「リレーかもめ3号」からの接続を取った「かもめ3号」は、定刻の7時43分に武雄温泉を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。私がまだ未踏の鉄路を、新幹線は滑るように走り出します (*゚v゚*)ワクワク♪。


0027.jpg
「リレーかもめ」からバトンを受け継ぎ、
新幹線「かもめ」が長崎へ向けて出発!
(/*´∀`)o レッツラゴー♪
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉
(車窓から)

0028.jpg
武雄温泉を出るとすぐに佐世保線と分かれて、
西九州新幹線は南に進路を取ります。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉-嬉野温泉
(車窓から)

0029.jpg
次の停車駅は嬉野温泉。
(゚ー゚*)ウレシノ


西九州新幹線は、佐賀県武雄市の武雄温泉から、同県嬉野市の嬉野温泉(うれしのおんせん)、長崎県大村市の新大村(しんおおむら)、同県諫早市の諫早(いさはや)の各駅を経て、長崎市の長崎にいたる、全長66.0キロ(実距離、営業キロは69.6キロ)の新幹線 (・o・*)ホホゥ。
当新幹線は本来、九州新幹線の新鳥栖を介して福岡県の博多と長崎を結ぶ計画(整備新幹線計画)となっており、武雄温泉〜長崎はそのうちの暫定開業区間という位置付けなのですが、武雄温泉以東への延伸(新鳥栖〜武雄温泉)は佐賀県との議論が進まずに、現時点(2022年9月)で全通は未定となっています ( ̄。 ̄)ヘー。


0030.jpg
新幹線の車窓から望む、
佐賀と長崎の県境に連なる山々。
あくまでも個人的な印象ですが、
西九州新幹線の防音壁は全体を通して
少し高く感じる気がします。
気のせいかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.23 西九州新幹線 武雄温泉-嬉野温泉
(車窓から)

0031.jpg
武雄温泉から10.9キロ、
わずか6分ほどで嬉野温泉に停車。
当駅はほかに接続する路線がなく、
今回開業したなかでは唯一、
西九州新幹線のみの単独駅です。
(・o・*)ホホゥ
駅名にもなっている嬉野温泉
大小50軒近くの旅館やホテルがならぶ
西九州屈指の温泉街で、
日本三大美肌の湯に数えられる
名湯だそうです。
▲22.9.23 西九州新幹線 嬉野温泉
(車窓から)

0032.jpg
次の停車駅は新大村。
(゚ー゚*)シンオームラ

0033.jpg
佐賀と長崎の県境にある
俵坂トンネルを抜けると、
下り列車の進行方向の右手には
大村湾の海景色が望めます。
(´▽`*)ウミ♪
あいにく今日は曇っているけれど、
トンネルが多い西九州新幹線の車窓では
このあたりの眺めがいちばんよさそう。
(・∀・)イイネ
▲22.9.23 西九州新幹線 嬉野温泉-新大村
(車窓から)

0034.jpg
そして新大村の手前で見られるのは、
西九州新幹線の車両基地である大村車両基地
(熊本総合車両所大村車両管理室)。
ちなみに当車両基地のすぐ横を走る
在来線の大村線には、
本日の西九州新幹線の開業に合わせて
新駅が設置されたのですが、
駅名はそのまんま「大村車両基地」(笑)
( ̄∀ ̄*)マジカ
▲22.9.23 西九州新幹線 嬉野温泉-新大村
(車窓から)

0035.jpg
新大村は大村線(諫早〜早岐)との接続駅で、
こちらも新幹線の開業に合わせて設置された
新駅です。
なお、大村市の中心街は
当駅から大村線で上り方向へ二駅目の大村。
▲22.9.23 西九州新幹線 新大村(車窓から)

0036.jpg
新大村のホームでは地元の方(?)が、
歓迎の旗をふって新幹線を見送ってくださいました。
ありがとうございます。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
▲22.9.23 西九州新幹線 新大村(車窓から)

0037.jpg
次の停車駅は諫早。
(゚ー゚*)イサハヤ


新幹線開業以前に特急「かもめ」が走っていた長崎本線は、肥前半島(広義的に見る佐賀県西部および長崎県の本土部一帯)南部の有明海側に線路が敷かれていて、車窓からもその海景色がよく望めたのですが ( ̄▽ ̄*)ウミ、西九州新幹線のほうはいくつものトンネルを抜けて同半島の真ん中を突っ切り、いかにも景色より速達性を重視したようなルートとなっています(新幹線ってそういうものだけど)バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
そんななかでも、今まで鉄道が通っていなかった嬉野温泉の駅名を目にすると新鮮さを感じ (゚∀゚)オッ!、また、佐賀と長崎の県境付近では断続するトンネルの合間に緑深い山景色が、新大村付近では半島西部の大村湾がわずかに望めるなど (゚∀゚*)オオッ!、全体を通してトンネルの多さは仕方なく感じるものの、意外と変化のある車窓風景が楽しめます (・∀・)イイネ。ちなみに大村湾の海が見えるのは、長崎ゆきの下り列車で右側(上り列車で左側)の車窓。4列の指定席なら“D席”、5列の自由席なら“E席”で \_( ゚ロ゚)ココ重要、私もこのことを踏まえて、D席の指定券を発券していただきました (*・∀・)つ[キップ]。


0038.jpg
沿線の会社の屋上にも
開業を祝うお手製の横断幕が掲げられており、
何人かの方が新幹線に向かって
手をふられています。
このような光景は開業日ならではですね。

ありがとうございます。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
▲22.9.23 西九州新幹線 新大村-諫早
(車窓から)

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0040.jpg
既存の駅に新幹線が併設された諫早は
長崎本線と大村線、
ローカル私鉄の島原鉄道(諫早~島原港)が接続。
先ほど武雄温泉の手前の
江北で別れた長崎本線とは、
ここで合流することになります。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
▲22.9.23 西九州新幹線 諫早(車窓から)

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次の停車駅は終点の長崎。
(゚ー゚*)ナガサキ


嬉野温泉、新大村と、今回の新幹線開業に合わせて設置された新駅が続きましたが、既存の在来線駅に併設されて過去に私も訪れたことがある諫早に着くと、あらためて新幹線が長崎の地を走っていることを実感します (´ω`)シミジミ。
そして路線で最長となる7,460mの新長崎トンネルを通り抜けると、もうそこは長崎の市街地です (゚∀゚)オッ!。右手に稲佐山を眺めながら減速した新幹線「かもめ」は、ゆっくりと長崎に終着しました (・ω・)トーチャコ。武雄温泉からの乗車時間はわずか29分(同区間の最速列車は23分)と実際に短かったけど、ホントにあっという間の感覚だったなぁ。もう降りちゃうのがもったいないくらい(笑)


0042.jpg
最後に長〜いトンネルを抜けると
車窓の右手に見えたのは
長崎の観光名所で知られる稲佐山
(゚∀゚*)オオッ!
おお!ここに出るのか!
・・・って感じです(笑)
▲22.9.23 西九州新幹線 諫早-長崎
(車窓から)

0043.jpg
0044.jpg
ドーム型の白い屋根が印象的な
長崎のホームに到着する「かもめ」。
ああ、ホントに長崎に新幹線が
できたんだなぁ。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲22.9.23 西九州新幹線 長崎


これにて西九州新幹線の武雄温泉〜長崎を完乗 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。中途ハンパな開業区間で、全長66キロほどの“日本一短い新幹線”ですが、私にとっては大きな達成感が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

博多0600-(特急リレーかもめ1号)-武雄温泉0700~0743-(新幹線かもめ3号)-長崎0814


0045.jpg
新幹線の開業にともない、
大規模なリニューアルが行なわれた長崎駅。
壁面がガラス張りのホームは、
駅の外からも新幹線の姿がよく見えます。
スケスケ( ̄▽ ̄)スケルトン
▲22.9.23 長崎本線 長崎


さて、念願の西九州新幹線に乗って、長崎へとやってきた私。
“開業初日の新幹線に乗る”という目的は早々に果たせたけど、このあとはどうしましょうか・・・σ(゚・゚*)ンー…。ちゃんぽん?トルコライス?五島うどん? (゚
¬゚*)ジュル。おっとその前にまずは、新幹線開業の“記念きっぷ”を買わなきゃ ε=┌(*゚д゚)┘キップ!。


0707.jpg
“西九州新幹線開業記念きっぷ”には
すでに長い列ができているけど・・・
まだ買えるのかな?
σ(゚ー゚*)キップ…



・・・九州の鉄旅、次回に続きます。




阿佐海岸鉄道・・・阿佐東線「DMV」 乗車記 [鉄道乗車記]

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2022.08.02 阿佐海岸鉄道 
鉄道界の“二刀流”!?
阿佐東線 “DMV” 乗車
 
 
夏休み(夏期休暇)の鉄道旅、前回からの続きです。
(スミマセン、いつもながら今回もマニアックな長ったらしい記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m。もしくは写真を眺めていただけるだけでも嬉しいです。)

JR全線の普通列車と快速列車が“一日じゅう乗り放題”となる、おなじみの「青春18きっぷ」(一枚で5回まで使用可)を使って (*・∀・)つ[18]、旅の初日(一日目)は東京から東海道本線、山陽本線、さらに伯備線(はくびせん)の列車を細かく乗り継ぎ、14時間もの長旅で岡山県の北部に位置する新見(にいみ)に到達 ( ̄  ̄*)ニーミ。
翌二日目は伯備線での“撮り鉄”(撮影)を目的とし、新見から県境を越えた、鳥取県日南町の上石見(かみいわみ)へ赴きます ...(((o*・ω・)o。のどかな山里風景のなかで線路が大きくカーブする有名撮影ポイント(上石見の大カーブ)にて、EF64形電気機関車が牽引する貨物列車285系の寝台特急「サンライズ出雲」(゚∀゚)オッ!、そしていちばんのお目当てである“国鉄特急色”が復刻された381系の特急「やくも」など (゚∀゚*)オオッ!!、夏の太陽が眩しく照りつける好条件(?)のもとで(暑っちいけどねw)、撮影を存分に満喫 (^_[◎]oパチリ。
そして昼過ぎに撮影を終えると、特急「やくも」(「18きっぷ」とは別料金)と普通列車を乗り継いで伯備線を上り方面へと南下し、終点の岡山にやってきました (゚ー゚*)オカヤマ。

ここまで乗ってきた伯備線のほかに、山陽新幹線、山陽本線、瀬戸大橋線、宇野線、赤穂線,津山線、吉備線(桃太郎線)と、東西南北の各方面へJRの路線が伸びる岡山 σ(゚・゚*)ンー…。そこから私が次に向かうのは・・・ざっくりと方角でいえば、“南” です ミナミチャソ…((((o* ̄∀)o。


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一見するとこの223系は
京阪神地区の「新快速」っぽく見えますが、
岡山で伯備線から乗り換えたのは
瀬戸大橋線の高松ゆき快速「マリンライナー」。
( ̄∇ ̄*)マリンライナー
▲22.8.1 山陽本線 岡山

0002.jpg
「マリンライナー」の車窓から望む瀬戸内海は
晴天のいいお天気で眺めが最高。
四国へいざなう瀬戸大橋は何度渡っても
個人的にテンションが上がります。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
ちなみに一般的に呼ばれる“瀬戸大橋線”は
岡山〜高松に付けられた愛称名で、
瀬戸大橋を渡る区間を含む
茶屋町〜宇多津(坂出)の正式路線名は
本四備讃線(ほんしびさんせん)。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.8.1 本四備讃線 児島-坂出(車窓から)

0003.jpg
岡山から一時間弱の55分で
四国の玄関口、高松に到着。
「マリンライナー」(左)はやっぱり
高松方の先頭車(グリーン車)の
5000系(5100形)のほうがカッコいいね。
(o´∀`o)カコイイ
▲22.8.1 予讃線 高松


岡山から瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」に乗車して、香川の高松へ (=゚ω゚)シコク!。
壮大な瀬戸大橋を渡って、四国に上陸しただけでも気分が高揚し (*゚∀゚)=3ハァハァ!、高松の繁華街で名物の“骨付き鶏”なんぞを片手に打ち上げの一杯といきたいところですが (σ´∀`)σイイネ、この日の行程はここで終わりでなく、さらに高松で列車を乗り継ぎます マダ(-`ω´-*)オワラン。


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0006.jpg
高徳線の徳島ゆき普通列車は
今やここ四国でも貴重な存在となった
国鉄型気動車キハ40系(キハ47+キハ40)。
(゚∀゚)オッ!
この列車にはけっこう長い時間乗るけど、
それが馴染みある国鉄型キハなのは
個人的にちょっと嬉しい。
(o ̄∇ ̄o)キハ
▲22.8.1 予讃線 高松

0007.jpg
途中の讃岐白鳥では
特急を先行させるために17分間停車。
とっぷりと日が暮れた小駅に
国鉄型キハのアイドル音が響きます。
この時間がゆっくり流れるようなまったり感が
“鈍行旅”の醍醐味だよなぁ・・・。
(´ー`)マターリ
▲22.8.1 高徳線 讃岐白鳥


高松と徳島をむすぶ高徳線(こうとくせん)の徳島ゆき下り普通列車(361D)は、近年の当線で主力となっているJR型の1200形か1500形ディーゼルカーあたりだろうと思っていたら、ホームに停まっていたのはなんと、国鉄型気動車のキハ40系じゃありませんか (゚∀゚)オッ!。乗車する列車の車両運用などとくに調べていなかったけど、国鉄型好きの私にとってこれは嬉しいサプライズです (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。高松から徳島まで行く長距離の普通列車に、まだ当系の運用が残されていたんだなぁ・・・(´ω`)シミジミ(沿線でこの列車を狙っている同業者(撮り鉄)をぽつぽつとお見かけしたので、おそらく国鉄型キハ好きには知られた運用なのでしょうね)。
そんな国鉄型キハの普通列車に高松から揺られること二時間半、14時に改札を入った鳥取県の生山から換算すると7時間かけて、夜の9時過ぎに徳島県の徳島へと到着 (・ω・)トーチャコ。今日の行程はここまでとし、当地にて宿泊します (´w`*)ドツカレサン。


0008.jpg
国鉄型キハの“乗り鉄”(乗車)を
存分に堪能して、
やってきたのは徳島の県都・徳島。
トクシマ(゚ー゚*)エリカ
▲22.8.1 高徳線 徳島


生山1408-(特急やくも18号)-新見1437~1450-(伯備856M)-岡山1621~1642-(快速マリンライナー47号)-高松1737~1833-(高徳361D)-徳島2112


0009.jpg
徳島といえばやっぱり阿波踊り。
街のあちこちにモニュメントが見られます。
今夏は三年ぶりに開催されるそうですね。
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪
そして居酒屋で軽く一杯引っ掛けたあとに
シメとしていただいたのは“徳島ラーメン”。
豚バラ肉や生卵のトッピングが特徴的な
とんこつ醤油ベースのご当地ラーメンです。
(゚д゚)ウマー!



8月2日(火)


0010.jpg
立派な駅ビルがそびえたつ徳島駅。
ちなみに徳島県は
県内に電化路線がひとつもなく、
47都道府県のなかで唯一
“電車”(電気で走る列車)が走っていません。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.8.2 高徳線 徳島


徳島で迎えた旅の三日目 ('-'*)オハヨ。
昨日の岡山の時点で次に向かう方角を“南”と指した私ですが ミナミ…((((o* ̄-)o、ここ徳島駅はまだ目的地でなく、さらにもっと南下するため、改札で「青春18きっぷ」に本日の使用印を捺してもらい、今日も早朝の5時半から列車に乗り込みます (*・∀・)つ[18]。
当駅始発で発車を待っていたのは、牟岐線(むぎせん)の阿波海南(あわかいなん)ゆき下り普通列車 ( ̄  ̄)ムギ?。


0011.jpg
徳島から乗る牟岐線の阿波海南ゆきは
一両の単行列車で、
前面のデザインが精悍な印象を受ける
1500形ディーゼルカー。
(`・ω・´)キリッ!
JR四国の車両(JR世代)は
国鉄時代の形式称号に倣わず、
“キハ”や“クハ”などを付けない
4ケタの数字で形式を表します。
この1500形などの1000番台は
普通列車用の一般型気動車。
▲22.8.2 高徳線 徳島


牟岐線は高徳線と接する徳島を起点に、南小松島(みなみこまつしま)、阿南(あなん)、由岐(ゆき)、日和佐(ひわさ)、牟岐(むぎ)などを経て、徳島県の南東部に位置する海部郡海陽町の阿波海南にいたる、全長77.8キロの非電化ローカル線(地方交通線)。
もともと当線は、室戸岬で知られる室戸(むろと)を経て、高知県南国市の御免(ごめん)に繋げる計画でしたが、徳島県内の海部(かいふ)まで開通した時点で国鉄としての建設は凍結(なお、高知県側は御免から奈半利まで建設が進み、現在は第三セクター鉄道の土佐くろしお鉄道・ごめんなはり線が運行)。そして後述する理由により現在は、海部のひと駅手前(徳島寄り)に位置する阿波海南が終点となっています ( ´_ゝ`)フーン。


0012.jpg
徳島郊外の田園風景を進む
牟岐線の車窓。
今日も朝から青空が広がる快晴です。
暑くなりそうだなぁ・・・。
▲22.8.2 牟岐線 阿波橘-桑野
(車窓から)


そんな牟岐線は、徳島県の地図や時刻表の巻頭などに掲載されている路線図をみると、徳島県南東部の海岸に沿って路線が敷かれているような感じで、列車の車窓から海景色がきれいに望めるのではないかと期待してしまいますが (*゚v゚*)ワクワク♪、実際は海岸から少し離れた位置を走るため、海が見えるのは海水浴場の臨時駅として知られる田井ノ浜(たいのはま)付近(由岐〜木岐)や、牟岐を過ぎた先の鯖瀬(さばせ)あたりくらいで、ほんのわずか |ω・)ウミチラ。それ以外は里山や田園の景色が淡々と続きます (´σД`)ナーンダ。


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0014.jpg
海水浴客のために開設される
臨時駅の田井ノ浜は
牟岐線の車窓から海景色が望める
貴重な(?)スポット。
(´▽`*)ウミ♪
なお、今夏もコロナ禍の影響で、
当駅の開設は見送られたそうです。
透明度の高いきれいな海なのですが、
ビーチに人影はありませんね・・・。
▲22.8.2 牟岐線 田井ノ浜(臨)
(車窓から)

0015.jpg
駅名の響きがかわいい木岐(きき)。
(o ̄∇ ̄o)キキ
アニメ映画「魔女の宅急便」を連想して
(主人公の名前ねw)、
私の脳内にユーミンの歌が流れます(笑)
▲22.8.2 牟岐線 木岐(車窓から)

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0017.jpg
ウミガメが見られることで知られる日和佐は
牟岐線の沿線で比較的大きな町。
(゚ー゚*)ヒワサ
ここで特急列車との交換待ちをしますが、
やってきた徳島ゆきの特急「むろと」は、
国鉄時代のカラーリングが復刻された
緑帯のキハ185系じゃないですか!
(*゚ロ゚)ハッ!
これはちょっとラッキー。
ホームでカメラを構えていてよかった。
(^_[◎]oパチリ
▲22.8.2 牟岐線 日和佐

0018.jpg
牟岐線の線名にも付けられている牟岐。
( ̄  ̄)ムギ
1942年(昭和17年)に開業した当駅は、
1973年(昭和48年)に海部へ延伸されるまで
牟岐線の終着駅だった主要駅。
車窓から眺めただけですが、
立派な木造駅舎は開業当時のものだそうです。
(´ω`*)シブイ
▲22.8.2 牟岐線 牟岐(車窓から)


時おりちらっと見える海景色を車窓のアクセントに南下し続け |ω・)ウミチラ、日和佐でも、牟岐でも下車することなく、徳島から二時間半、牟岐線の列車はまもなく終点の阿波海南に着きます アワ( ̄- ̄)カイナン。
駅名に“南”が付く阿波海南、ここが南のほうを目指していたという、私の目的地でしょうか。


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0021.jpg
牟岐線の列車が阿波海南に到着するところを
運転室の背後から前方の窓越しに眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
たしかに終点らしく“車止め”は確認できますが、
別の線路がまだ先のほうへ
ひょろひょろっと伸びている?
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南(前方の車窓から)

0022.jpg
牟岐線の終点、阿波海南。
牟岐線のホームは一面一線(棒線構造)で
簡素な造りの終着駅です。
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南


豊富な森林資源と強力な海運で繁栄した歴史のある徳島県海陽町。町の生活圏はおもに海側に形成され、阿波海南はその真ん中あたりに所在する駅ですが、駅の東側に交通量の多い国道が並行しているものの、街なかといった雰囲気ではなく、いっぽうの西側は広大な田畑が広がっており、とくにこれといった特徴のないところで突然に牟岐線が終わっている(終点になっている)印象 σ(゚・゚*)ンー…。


0023.jpg
牟岐線の阿波海南に
JRの正式な駅舎はありませんが、
ホームの東側に併設された
阿波海南駅前交流館という町の施設が
事実上の駅舎(待合室)のような存在。
駅前を発車する赤いのは路線バス?
(゚ー゚*)バス
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南

0024.jpg
阿波海南の構内の一角で
目に留まったのはこんな設備。
(=゚ω゚=*)ンン!?
先のほうに線路が確認できるけど、
いったいこれはなんじゃ?


そんな阿波海南には牟岐線のほかにもう一路線、徳島県の第三セクター鉄道である阿佐海岸鉄道(あさかいがんてつどう)の阿佐東線(あさとうせん)も発着しており、私は当駅でさらにその列車へ乗り継ごうと思います ノリカエ…((((o* ̄-)o。
駄菓子菓子(だがしかし)、駅の構内には牟岐線のホームだけで、阿佐東線のホームが見当たりません <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。駅前ロータリーにはバスの停留所のようなものが置かれており、その先には道路から線路へとアプローチするような、見慣れない設備が確認できるのですが、これっていったい? (・・?)ハテ?
列車の姿がない構内で待つことしばし、やがて阿佐東線の時刻表に記された時間になると、阿波海南の構内に颯爽と現れたのは・・・電車でも、ディーゼルカーでもなく、バス!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?


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阿佐東線の発車時刻にやってきたのは、
さっき見かけた赤いバスじゃないですか。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
ひょっとして、これは・・・
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南


な〜んてしらじらしい、下手な芝居はこのくらいにして (。A。)アヒャ☆、むかし懐かしい“ボンネットバス”を現代版にしたようなスタイルのこのバスは、一般的な道路ではタイヤを使用してふつうに走るのですが、レールが敷かれた軌道上(いわゆる線路)ではなんと、鉄の車輪(鉄輪)を使用して走行できるという、バスと鉄道が合体したような両用型・・・いや、最近の流行り言葉で例えると“二刀流”の車両で バス?(゚д゚≡゚д゚)テツ?、その名も「デュアル・モード・ビーグル(Dual Mode Vehicle)」、通称・DMV!(阿佐海岸鉄道DMV93形)w(゚0゚*)w オォー!!。
阿佐海岸鉄道(阿佐鉄)の阿佐東線では現在、当線で運行する全ての列車にこのDMVが使われており、バス区間と鉄道区間で乗り換える手間を省いた、画期的な“直通運転”が行われているのです (*・`o´・*)ホ─。ちなみにこの方式を営業運転に導入したのは、当鉄道が“日本初”のみならず“世界初” (゚Д゚*)スゲー!(おもな開発はJR北海道)。
そう、南のほうを目指してきた私の目的は、この阿佐東線のDMVに乗ることでした (´ω`)ナルヘソ
(なお、JRの路線でない三セク鉄道の阿佐東線で「18きっぷ」は使用できず、別途に利用区間の乗車券・電子チケット等をあらかじめ用意するか、または車内で直接運賃を払う必要があります)


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素人目に見るとDMVの運転席は
鉄道車両っぽさがなく、
マイクロバスそのものって感じですね。
( ̄  ̄*)バス
秘密の?モードチェンジスイッチが
どこかにあるはずだけど、
私にはよくわかりません。


では、さっそく開かれた側扉から車内に入りますが、阿波海南ではまず線路手前のロータリーに置かれた停留所より“バスの状態(バスモード)”で乗車し、発車時刻になるとDMVはゆっくりと、道路と線路の境にガイド(縁石)が設置された、“モードインターチェンジ”へと進みます ...(((o*・ω・)o。
そこで行われる、バスから鉄道へ“モードチェンジ”する様子を、車内と車外からの二元中継(?)で見て行きましょう (*゚v゚*)ワクワク♪(実際は乗車すると降車して外からの様子をみることはできず、これはそれぞれ別の時間の列車を撮ったものです)。


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バスモードのDMVは
停留所のあった道路(ロータリー)から
線路との境界である“インター”へ、
ゆっくりと慎重に進みます。
...(((o*・ω・)o
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南

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0032.jpg
両脇にガイド(縁石)が設置された
“インター”の上で停止。
ここで“モードチェンジ”が行われます。
(`・д・´ノ)ノ チェイング!
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南

0033.jpg
特徴的なボンネットの下から、
鉄輪(前輪)が出て・・・
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
直後に後輪も鉄輪がセッティングされます。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南


阿波海南の構内に設置された“インター”で一時停止し、バスモードから鉄道モードへ“チェンジ”してゆくDMV モード(`・д・´ノ)ノ チェンジ!。ボンネットの下から鉄輪が出てくるギミック(仕掛け)など、これは外から眺めていると面白いものだなぁ・・・(*’▽’)オモロ-。モードチェンジに要する時間は約15秒で、そのあいだに車内では“阿波踊りのお囃子”がスピーカーから流れるというのが、なんともご当地の徳島っぽい!? チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪。
そして鉄道モードに変身(?)したDMVはあらためて、阿佐東線の下り列車として鉄路を進み、阿波海南をあとにします (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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チェンジを終えて鉄道モードとなったDMV。
エンジンの動力を後輪に伝える、
後輪駆動の“二駆”で推進します。

おおお、バスが線路を走っとる!
こうやって見るとけっこうコミカルですね。
(゚∀゚)アヒャ☆
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南
(後追い)


阿佐海岸鉄道で唯一の路線である阿佐東線は、牟岐線と接する阿波海南から、海部、宍喰(ししくい)の二駅を経て南下し、県境を越えた高知県安芸郡東洋町に位置する甲浦(かんのうら)にいたる、全長10.0キロの非電化路線 (・o・*)ホホゥ。
もともと当線は、室戸、御免方面へ建設が進められていた牟岐線の工事凍結区間のうち、牟岐線の終点だった海部から甲浦までの8.5キロ区間を、地域の要望により徳島県が経営する第三セクター鉄道(阿佐海岸鉄道)として1992年(平成4年)に開業したものでした ( ̄。 ̄)ヘー。しかし、沿線人口が少ない上に路線距離も短い当線は、開業以来一度も黒字を計上できない赤字続きで、廃線も取りざたされる苦しい状況に陥ります (´д`;)アウ…。
そんななかで阿佐鉄は、従来の鉄道車両(一般型気動車)と比較して燃料費や保守費など運用コストが軽減でき、利用者数に見合ったコンパクトな運行が可能な、マイクロバスサイズの“DMV”の導入を検討 σ(゚・゚*)ディーエムブイ…。鉄路と道路を直通できる利便性による地域の活性化や、室戸岬に向かう観光需要の期待、また、このDMVのシステムが“世界初”と言う話題性なども後押しして、一般型車両からDMVへの転換にともなう設備工事は一気に進められます (*`・ω・´)-3フンス!。


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順調にレールの上を走るDMV。
前方に見えてきたのは海部名物(?)の
「町内トンネル」。
開業時は小高い山に掘られたトンネルでしたが、
その後の宅地造成で山が削られてしまい、
このような姿となったそうです。
( ̄▽ ̄)トマソン…
▲22.8.2 阿佐東線 阿波海南-海部
(前方の車窓から)


その際にネックとなったのが、牟岐線との接続駅(当時の終点)で、阿佐東線の起点である海部 ( ̄  ̄*)カイフ。高架構造の当駅は道路と直結させることが困難で、バスと鉄道のモードを切り替える“モードインターチェンジ”が設置できず、大掛かりな改修工事には多額の費用がかかります ( ̄ヘ ̄)ウーン…。
そこで阿佐鉄は、牟岐線で海部の一駅手前(徳島方)に位置して国道沿いの地上駅である、阿波海南を道路と鉄路の接続点(モードインターチェンジの設置場所)に検討 アワ( ̄- ̄)カイナン。牟岐線の阿波海南〜海部を阿佐東線へ編入(移管)する旨をJR四国に打診し、了承が得られたため、DMVの鉄道モード区間が阿波海南〜甲浦に決定(なお、牟岐線の阿波海南〜海部は、阿佐海岸鉄道への譲渡という形で廃止)。
そして工事が完了した昨年(2021年)の12月より、阿佐東線は現在のDMVによる運行が開始されました (*゚▽゚)/゚・:*【祝 DMV】*:・゚\(゚▽゚*)。


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阿佐海岸鉄道が運行するDMVの路線図。
両端の実線がバスモードでの運転区間で、
阿波海南〜甲浦の点線が
鉄道モードの運転による阿佐東線です。
そのうちの阿波海南〜海部が
DMV化以前にはJR牟岐線だった区間。


そんな“世界初”の目新しいDMVというシステムは、その車両や運行形態にももちろん関心と興味を惹かれますが (*・`o´・*)ホ─、日本国内の旅客鉄道路線の“全線完乗”を常に目指している(いまのところ鋼索線を除いて達成済み)私にとって気になるのは、DMV化によってJRから阿佐鉄へと移管された阿波海南〜海部(1.4キロ)の扱い σ(゚・゚*)ンー…。
牟岐線と阿佐東線の両線はすでに起点から終点まで完乗した路線で、件の阿波海南と海部の間も牟岐線では何度か通っているけど、そこが阿佐鉄となったのならばあらためて、過去とは別の路線区間として乗り直したいところ (-`ω´-*)ウム。DMVへの初乗車よりも、当該区間をもう一度乗りつぶすほうが、私の今旅の目的としては大きいかも知れません。


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DMV化以前は
ここを終点とする牟岐線と
起点とする阿佐東線の
接続駅だった海部。
( ̄  ̄*)カイフ
構内にはDMVに置き換えられた、
一般型気動車のASA-100形が
留置(保存?)されていました。
▲22.8.2 阿佐東線 海部(車窓から)

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ちなみにこの写真は、
私が阿佐東線を初乗車した際に撮った
30年前(1992年)の海部。
(´ω`)ナツカシス
当時は写真の左(東側)が牟岐線、
右(西側)が阿佐鉄のホームで、
両ホームは構内踏切で行き来していました
(その踏切から撮ったもの)。
▲92.8 牟岐線 海部


阿波海南から鉄道モードのDMVが進むこと6分、列車はまもなく海部に停車 ( ̄  ̄*)カイフ。これで元・牟岐線だった、阿佐鉄への編入区間は晴れて完乗となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。
とはいえ、ここまで来たらたった一駅乗っただけで下車することはせず、せっかくなのでもう少しDMVの乗車を楽しみたいと思います (・∀・)イイネ。


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カーブを切り、トンネルも抜けて、
鉄路を快調に進むDMV。
車体が小さくて席数に限りがあり、
立っての利用はできないDMVは
基本的に座席が指定制です
(空きがあればその場での利用も可能)。
私は前方の景色が見やすいように
運転席背後の“1B”席を選びました。
m(・∀・)m カブリツキ
▲22.8.2 阿佐東線 海部-宍喰
(前方の車窓から)

0040.jpg
先ほどの牟岐線と同様、
海岸に近いところを走りながら、
車窓から海景色が見える区間が少ない
阿佐東線。
海部と宍喰のあいだに望む那佐湾が
いちばんのビュースポットです。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.8.2 阿佐東線 海部-宍喰
(車窓から)

0041.jpg
旧・宍喰町(合併により現在は海陽町)の
中心駅だった宍喰。
(゚ー゚*)シシクイ
当線唯一の有人駅で、
阿佐鉄の本社や車両基地も
近隣に所在しています。
▲22.8.2 阿佐東線 宍喰
(前方の車窓から)

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宍喰の車両基地に佇んでいたのは
海部のASA-100形と同様に
DMV化で職を失ったASA-300形。
(´・ω・`)ショボン
当車は災害で廃線となってしまった
宮崎県の高千穂鉄道から譲渡された車両です。
▲22.8.2 阿佐東線 宍喰-甲浦
(前方の車窓から)


車輪(鉄輪)が車体の前後に二軸(4輪)しかない、いわゆる“二軸車”のような構造のDMVは、車両の構造にさほど詳しくない私が見てもサスペンションが効いているようには思えず σ(゚・゚*)ンー…、席に座っているとレールの継ぎ目が尾てい骨に直接“ゴツンゴツン”と響くような、お世辞にも決して乗り心地のいいものではありませんが ゴツン(((°∀°;)))ゴツン、個人的には何となくかつて青森県の野辺地を走っていた、南部縦貫鉄道のレールバス(キハ100形)に似たような懐かしい印象を受けました ( ̄  ̄*)レールバス。言ってみればDMVも“レールバス”そのものだしね(笑)。
まあ、DMVの鉄道区間である阿佐東線は10キロ程度の短い距離なので、この乗り心地でも許せるところか (-`ω´-*)ウミュ。


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県境のトンネルを抜けると
線路の先に見えてきたのは、
鉄道区間である阿佐東線の終点で、
高知県安芸郡東洋町に所在する甲浦。
(゚ー゚*)カンノウラ
▲22.8.2 阿佐東線 甲浦
(前方の車窓から)

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甲浦構内の旧ホームに設置された、
“モードインターチェンジ”で停止するDMV。
今度は鉄輪を収納し、タイヤで車体を支え、
鉄道モードからバスモードに切り換わります。
このときも車内に流れるのは“阿波踊り”(笑)
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪
▲22.8.2 阿佐東線 甲浦
(前方の車窓から)

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バスモードになったDMVは
高架にある旧ホームからスロープを下って、
地平にある甲浦停留所に到着。
下写真の右手に見えるのが甲浦の駅舎で
その向こうの高架上に見えるのが旧ホームです。
▲22.8.2 阿佐東線 甲浦
(前方の車窓から)


阿波海南からおよそ20分、徳島と高知の県境をトンネルで抜けた列車は、阿佐東線の終着駅である甲浦に停車 (゚ー゚*)カンノウラ。
甲浦の“モードインターチェンジ”は、DMV化以前に一般型車両の列車が使用していた、高架線上の旧ホームに設置されており、ここで下り列車は鉄道モードからバスモードへ(上り列車はその逆へ)、“モードチェンジ”します モード(`・д・´ノ)ノ チェンジ!。なお、現在の旧ホームは一般の人の立ち入りが禁止されているため、モードチェンジを間近に見ることはできず、チェンジの様子を見学するなら阿波海南のほうがよいでしょう \_( ゚ロ゚)ココ重要。
ちなみに甲浦も海部と同様に高架構造の駅ですが、まわりの敷地に余裕があったこちらは、高架の終端部に地平へアプローチするスロープが接続されていて、バスモードとなったDMVはそれを介して駅前ロータリーの一角にある停留所まで下り(旧ホームは使用せず、DMVの乗降はここで行う)、やがて一般道へと出ます ...(((o*・ω・)o。


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バスモードで一般道を走るDMV。
引き続き前方を眺めていますが、
もうふつうのバスと変わらない感じ。
( ̄  ̄*)バス
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 甲浦-海の駅東洋町
(前方の車窓から)

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0050.jpg
白浜海水浴場内に所在する
海の駅東洋町停留所は、
DMVバスモードの海南宍喰線と
室戸、安芸方面へつながる路線バスの
接続停留所となっています。
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 海の駅東洋町
(車窓から)

0051.jpg
海辺の国道を走るDMV。
阿佐東線の線路より海に近くて、
車窓からの眺めがいい。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.8.2 DMV海南宍喰線
海の駅東洋町-道の駅宍喰温泉
(車窓から)

0052.jpg
DMVバスモードの海南宍喰線、
その終点は海沿いの国道にある
道の駅宍喰温泉(停留所)。
まわりにある施設の造りには
ご当地らしい南国ムードが感じられます。
(o ̄∇ ̄o)リゾート
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 道の駅宍喰温泉


バスモードのDMVは甲浦からさらに10分ほど道路を走り、高知県からふたたび徳島県側へ戻るような形で、道の駅宍喰温泉(みちのえきししくいおんせん)の停留所に到着 (・ω・)トーチャコ。鉄道区間の阿佐東線だけでなく、とりあえずDMVの運行路線のひとつである、DMV海南宍喰線を終点まで乗ってみました(なお、もうひとつの運行路線で、室戸方面へ向かうDMV海南室戸線は現在、土休日に一往復のみの運行)。
停留所名になっている「道の駅・宍喰温泉」は、海陽町南部の観光の拠点となる商業施設で、隣接するホテルでは温泉の日帰り入浴もできるそうですが (・∀・)イイネ、私が着いた9時は午前の“朝風呂タイム”(6:00〜9:00)が終わった直後で、惜しくも温泉に浸かることはできませんでしたが (・∀・`)ザンネン、初めてのDMVに乗るという目的を達成したことだけで、ここまで来た意味がありました (+`゚∀´)=b OK牧場!。

徳島0531-(牟岐4523D)-阿波海南0803~0820-(阿佐鉄DMV103便)-道の駅宍喰温泉0851


0053.jpg
停車中に運転士さんに断って
ちょっとDMVの床下を覗かせてもらったら、
イヤン(*ノ▽ノ)エッチ
バスモードの際に収納されている
後部の鉄輪が確認できました。
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 道の駅宍喰温泉

0054.jpg
波の音を聞きながら
海沿いの国道を走る赤いDMV。
道の駅宍喰温泉で折り返して、
阿波海南方面に向かいます。
▲22.8.2 DMV海南宍喰線
道の駅宍喰温泉-海の駅東洋町


さて、“乗り鉄”としてDMVの乗車を楽しめたけど、今度は“撮り鉄”としてDMVを撮ってみたいところ (・∀・)イイネ。でも、道の駅宍喰温泉で折り返すDMVをためしに海沿いの国道でサクッと狙ってみたけど (^_[◎]oパチリ、これじゃ見た目がほとんど“ただのバス”ですよね ( ̄  ̄;)バス。DMVの特徴が表れたカットを撮るなら、やっぱり線路を走る鉄道区間じゃなきゃつまらない (´〜`)ウーン。
そこで私が歩いて向かったのは、阿佐東線の宍喰駅 ...(((o*・ω・)o。先ほど乗ったDMVは宍喰から道の駅宍喰温泉までのあいだに、甲浦と海の駅東洋町を経由する“まわり道”をしていましたが、実は「道の駅・宍喰温泉」は、宍喰の駅から歩いても15分程度のところにあり、宍喰の集落を抜けると意外と簡単に行くことができるのです (・o・*)ホホゥ。


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宍喰駅周辺の案内図。
右上の海沿いに位置するのが
「道の駅・宍喰温泉」で、
宍喰駅は左のほうに記されています。
その最短距離は950メートル。
あら、意外と近いのね。
( ̄▽ ̄)チカイ

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先ほどはDMVで通った宍喰。
(゚ー゚*)シシクイ
高架駅のエントランスに施された、
空と海のタイルアートが印象的です。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰

0060.jpg
先述したように当駅は
阿佐東線で唯一の“有人駅”ですが、
駅長さんは“人”でなく“海老”!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エビッ!?
町内の宍喰漁港で捕れた伊勢海老が
宍喰の名物駅長を務められています。
おいしそ・・・いや、おつかれさまです。
(゚-、゚)ジュルリ
ちなみに前任者はメダカだったそうな・・・。


できれば駅の構内でなく、沿線(駅間)で撮影ポイントを見つけたいところでしたが σ(゚・゚*)ンー…、阿佐東線は牟岐線から移管された阿波海南のあたりをのぞくと、ほとんどの区間が高架線(もしくはトンネル)なので、地平からカメラを構えると見上げる恰好のアングルとなり、これではDMVが走行するレール面(線路)がよくわかりません (゚ペ)ウーン。それならば高架線をスッキリ撮る手段として割り切り、今回は宍喰駅のホームから列車を狙う“駅撮り”を選択 (・∀・)エキドリ。有人の窓口で入場券を購入し、ホームにてDMVを撮影する旨を駅員さん(海老駅長の部下にあたるのか?w)に伝えてから、改札を入ります (*・∀・)つ[キップ]。
私がカメラを構えたのは、DMV化以前に一般型車両が発着していた、旧ホームの上り方(阿波海南方)先端 (「゚ー゚)ドレドレ。


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高架上にある宍喰のホーム。
上写真は構内の下り方に位置する
DMVに対応した低床ホームで、
下は構内の上り方に残されている
一般型車両が使用していた旧ホーム。
改札階へつながるエレベーターや
ホーム上の待合室は旧ホームにあるため、
現在もそれを利用することができます。
(・o・*)ホホゥ
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰

0063.jpg
高架橋に敷かれた線路の上を、
軽快に進みゆく鉄道モードのDMV。
のどかな南国の山里で
“営業運転・世界初”の列車が輝きます。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


線路を走るDMVが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
ホームの端から狙った手軽な“駅撮り”ではあるものの、そこからは今の季節らしい濃緑の山々が広く望め、それを背景にして高架線を進みゆく鮮やかな赤いDMV(DMV933)が、いい感じに撮れました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。この角度ならば線路を走る様子もよくわかります (+`゚∀´)=b OK牧場!。
ホームに敷かれた黄色い線(点字ブロック)から出ず、線路に近づきすぎないようじゅうぶんに注意すれば、ここはDMVを撮るのになかなかいい撮影スポットじゃないですか ъ(゚Д゚)ナイス。これはじゅうぶんに満足のいく一枚となりました。


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宍喰の構内に入線したDMVは
旧ホームをスルーして
DMV用の低床ホームにて扉を開きます。
ちなみにDMVはふつうのバスといっしょで
(もともとふつうのバスを改造したもの)、
客室扉は進行方向の左側にしかありません。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


さてさて、入場券を買ってホームに入り、そこで甲浦方面ゆきの下り列車を撮影をした私ですが (^_[◎]oパチリ、実はこのあとに反対方向からやってくる、阿波海南方面ゆき上り列車の指定乗車券を購入しており、そのままホームで待ちます。それならば乗車するこちらの列車も、ホームへ入線してくるところを撮影してみましょうか (・∀・)イイネ。
先ほど撮ったのは高さのある旧ホームの先端からでしたが、反対側はDMVに対応した低床ホームとなっており、こっちは低い目線で列車が狙えそう ( ̄  ̄*)ローアン。


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コトコトといった二軸車らしい
単調な足音をレールに響かせて、
今度は黄緑色のDMVがやってきました。
この色も爽やかでいいですね。
(´ー`)サワヤカ
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


お!このアングルも迫力があって悪くないね (゚∀゚*)オオッ!
低床ホームに備えられた構内踏切の柵の内側にて、しゃがんで狙ってみたローアングルからのDMV (^_[◎]oパチリ。宍喰のホームに向かってゆっくりと近づいてくるところをギリギリまで慎重に引き付けてみましたが、この角度ならボンネットの下の鉄輪(前輪)がよく見えて、DMVの車両構造が分かりやすいカットになりました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ちなみに、これまではずっと赤いDMVばかりを見てきたので、阿佐東線のDMVは赤い車両と言う印象をお持ちになったかもしれませんが (゚ー゚*)アカ、DMVことDMV93形には三台三色、三愛称のバリエーションがあり、さっきの赤いヤツはDMV933の「阿佐海岸維新」号、今やってきたこの黄緑色はDMV932の「すだちの風」号、そして今旅では見かけなかった水色はDMV931の「未来への波乗り」号となっています ( ̄。 ̄)ヘー(クルマ用のナンバープレートが、そのまま車号表記なのかな?w)。


0066.jpg
入線してきたところを撮った
黄緑色の「すだちの風」号に
宍喰から乗車します。
ε=(=゚ω゚)ノ゙ノリマス!
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


「18きっぷ」を手に南へ進路を取り、徳島から牟岐線を終点まで乗り通した先で会うことができた、阿佐海岸鉄道・阿佐東線の「デュアル・モード・ビーグル」、DMV (゚ー゚*)ディーエムブイ。
全国各地の地方ローカル線が利用者数の減少や維持費の負担により、なかには鉄道を廃止してバスへの転換が示唆される路線もあるなか、鉄道とバスの機能を合わせ持ったDMVに注目が高まるところですが σ(゚・゚*)ンー…、今旅の私はローカル線問題の云々などあまり深く考えず、単に“世界初”の実用化となったDMVを実際に見てみたい、乗ってみたい、撮ってみたいというミーハーな興味と、先述したJRから阿佐鉄へ転換した区間(阿波海南〜海部)の再乗車を目的に、DMVとなった阿佐東線を気軽に楽しんでみました ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。もし将来的に、この“見た目がほとんどバス”というDMVが各地のローカル線を走るようになったとしたら、鉄ちゃんとしての個人的にそれはちょっとフクザツな気持ちになることは否めないですが(それでも鉄道路線として存続するならアリなのかなぁ・・・)σ(・∀・`)ウーン…、今はまだ物珍しくて面白く、わざわざ(?)徳島の南端(&ちょろっと高知w)まで足を運んででも、会いに来てよかったと思えるものでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0067.jpg
牟岐線で阿波海南に着いたときとは逆に
今度は阿佐東線の前方車窓から
牟岐線のホームのほうを眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
DMV化以前はレールがまっすぐと伸び、
牟岐線とつながっていました。
バラスト(砂利)が白くてきれいな部分が
移管で新たにレールを敷き直した箇所ですね。
▲22.8.2 阿佐東線 阿波海南
(前方の車窓から)

0068.jpg
そして阿波海南の“インター”にて
鉄道モードからバスモードへチェンジ。
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪
▲22.8.2 阿佐東線 阿波海南
(前方の車窓から)

0069.jpg
バスモードで道路を走り、
上り方(北側)の終点である
阿波海南文化村(停留所)に到着。
(・ω・)トーチャコ
▲22.8.2 DMVバスモード区間 阿波海南文化村


宍喰1030-(阿佐鉄DMV008便)-阿波海南文化村1047

宍喰から乗った鉄道モードのDMVは阿佐東線を上り方向へ進み、やがて牟岐線との接続駅である阿波海南に停車 アワ( ̄- ̄)カイナン。今日の私が最初にDMVへ乗った時は鉄道区間(阿佐東線)の起点である当駅から下り列車を利用しましたが、DMVは阿波海南側にもバスモードで運行する区間があり、今度は阿波海南で降りずにそのまま乗り続けます ...(((o*・ω・)o。モードインターチェンジでバスモードとなったDMVはさらに一区間、4分ほど走って、阿波海南文化村(あわかいなんぶんかむら)の停留所に終着 (・ω・)トーチャコ。
停留所名になっている文化・観光施設の「阿波海南文化村」は、美術刀剣として知られる海部刀や古墳の出土品などが展示されている博物館、藍染や陶芸、木工などの体験ができる工芸館、さらには“半田そうめん”や“阿波尾鶏”などのご当地名物が味わえる飲食館(三幸館)が敷地内にあり (・o・*)ホホゥ、今日のお昼ゴハンはこの館内でいただこうかと考えていたのですが (・∀・)イイネ、入場しようとした私の行く手を阻んだのは、門の前にどんっと置かれた「休館日」の立て看板 ズルッ!ミ(ノ;_ _)ノ =3

・・・駅に戻るとするか(文化村から阿波海南の駅までは歩いて15分くらい)。


0070.jpg
観光施設の阿波海南文化村は
休肝日・・・もとい「休館日」。
(´д`;)アウ…
ああ、ここでお昼ゴハンに
ご当地名物の“すだちそうめん”などを
食べたかったのになぁ。
(・ε・`)チェ

0071.jpg
阿波海南の駅近くで目に付いたお店は
全国チェーンの弁当屋かコンビニくらい。
昼食にそのどちらかを選ぶとしたら・・・
お弁当屋さんの焼肉弁当になりますた。
( ̄▽ ̄;)ホカベソ
昨日の生山に続いて二日連続、
とくにご当地名物ではないお弁当。
なんだか今旅はあまり食に運が無い気がします。
(^^;)ゞポリポリ

0072.jpg
夏らしい雲が印象的な空のもと、
阿波海南のホームで発車を待つ
牟岐線の徳島ゆき上り普通列車は、
単行の1200形。
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南

0073.jpg
今日のような暑さだと
神奈川の湘南海岸あたりなら
多くの人で賑わいそうだけど、
田井の浜のビーチには午後になっても
ちらほらと人影が見られる程度でした。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.8.2 牟岐線 田井ノ浜(臨)
(車窓から)

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牟岐線をひた走る1200形に揺られて、
ふたたび徳島へと戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲22.8.2 高徳線 徳島


阿波海南から牟岐線の上り普通列車に乗って、あまり海の見えない海沿いをのこのこと北上し ...(((o*・ω・)o、往きと同じくやはり二時間かけて、朝に出発した徳島へと帰着しました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
徳島はいま乗ってきた牟岐線のほか、昨日に高松から乗った高徳線や、徳島線、鳴門線(なるとせん)の列車なども発着します。さて、ここから次はどこに行きましょうか σ(゚・゚*)ンー…。


夏休みの鉄旅、次回に続きます。
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪



御岳登山鉄道・・・御岳山ケーブルカー 乗車記 [鉄道乗車記]

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2020.07.19 御岳登山鉄道
東京最後の未乗路線
御岳山ケーブルカー 乗車
 
 
コロナウイルスの感染者が三桁(100~200台)で高止まりしている東京都(7/22現在)(´д`;)ウワ…。政府の経済回復策である「GoToトラベルキャンペーン」から東京が除外されたのも致し方ないのかなぁ・・・と、都民のひとりとして個人的には納得せざるを得ない現状ですが σ(・ω・`)ウーン…、ただ、「都民の旅行はキャンペーンの対象にならない」としながらも、「旅行へ行くこと自体の制限はない」(7/17発言)というのは、なんとも曖昧な表現で困惑しています (-“-;*)ンン?。
そもそも私の旅行は、鈍行列車(在来線の普通列車)をひたすら乗り継いだり、観光地とは無縁の田舎風景で列車の写真を撮ったりすることが主な目的であり、旅行会社でプランを組んで観光地を巡るような「GoToトラベル」はあまり活用できないのではないかと思っていました。んじゃ、キャンペーンに関係なければ、どこへでも自由に(もちろん感染予防策は徹底したうえで)、鉄旅へ行っていいのかしらん? σ(゚・゚*)イイノ?
でも・・・テレビのニュースなどで各県の反応を伺うと、やはり東京からの旅行者は必ずしも快くは受け入れられない、もしくは控えてほしいというのが実情のようで、なんとも判断が難しいところです。連休や夏休み(個人的な)を控えているけれど、今夏は泊りがけの遠征を避けて、日帰りで行ける近隣県程度の行動範囲に留めておくべきなのかなぁ・・・ (´〜`;)ウーム。

そんな“都県またぎ”をふたたび躊躇するような状況のなか、なるべく近場で楽しめる鉄旅を模索していたところ σ(゚・゚*)ンー…、ふとアタマの中に思い浮かんだのは、東京都内にありながら、私がまだ一度も乗ったことがない鉄道路線のこと (*゚ロ゚)ハッ!。
え?日本の鉄道路線はすでに全線を乗りつぶしたハズじゃなかったっけ? (´・ω`・)エッ? それなのに都内ですら乗っていない路線があるとは、「全線完乗」のタイトルは偽りなのか!? (っ`Д´)っ・:∴ゴルァ・・・って、言われてしまいそうですが、たしかに私は拙ブログでも、日本国内の旅客営業鉄道路線は、JR、私鉄、第三セクター、地下鉄、路面電車、モノレール、さらにはトロリーバス、ガイドウェイバス(車両はバスだけど法規上は鉄道)にいたるまで、そのすべてを完乗し終えたと豪語しています (*`・ω・´)-3フンス!。しかし、そのタイトルには必ず「“鋼索線”をのぞく」と注釈をつけなくてはなりません ( ̄△ ̄;)エッ…。そう、鋼索線は乗り潰していないのです σ(゚ー゚*)シマコーサク?。
鋼索線(こうさくせん)とは、いわゆる「ケーブルカー」のこと ( ̄  ̄*)ケーブル。山の斜面などを上り下りするケーブルカーも、法規上は鉄道の営業路線(特殊鉄道)であることに違いないのですが (・o・*)ホホゥ、あくまでも個人的な“乗り鉄”のこだわりとして、私がいちばん鉄道という存在に惹かれる理由である、「一般市民が日常生活で、誰もが気軽に利用できる乗りもの」というところに、観光用を主目的としたケーブルカーはそぐわないと考えたため、いままでは乗車対象から外してきたのです (-`ω´-*)ウム(ちなみに、現在の日本に唯一残るトロリーバスも立山黒部アルペンルートの観光用ですが、こちらは乗り潰しに行ったというよりは、純粋な(?)観光で黒部ダムを訪れた際に全区間を乗れてしまった)。
とはいえ、鉄ちゃんとして決してケーブルカーを毛嫌いしているわけでなく、積極的に地方まで赴いて乗り潰そうとは思わないものの、機会があればなるべく乗車したいと考えています。そのなかでも、身近な東京都内に未乗の鋼索線があることには、以前から少し引っ掛かりを感じていました σ(゚・゚*)ンー…。
そこで、「都民の皆様におかれましては、都県またぐ移動をできるだけ控えるように」って知事さんがおっしゃっている(7/17発言)今回の状況は東京を見直すひとつの機会と捉え、私は未乗となっている都内の鋼索線を訪れてみることにしました ( ´_ゝ`)フーン。ま、コロナの影響で臨時列車やイベント列車の運行が少ない今、ほかに思いつくような鉄ネタもないしね・・・(^^;)ゞポリポリ。


7月19日(日)


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まず乗るのは、
おなじみの中央線E233系ですが、
土休日のみ運行される「ホリデー快速」です。
(・∀・)ホリカイ
▲中央線 三鷹


なかなか梅雨が明けてくれない今シーズン、関東では記録的な日照不足と言われるほど雨や曇りの日が続いており、日曜日の今日も事前にチェックした東京の天気予報は“曇り時々雨” (゚ペ)ウーン…。私が自宅を出た際は傘を差さずに済む程度なものの、霧雨が舞う状況でした 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ。
ただ、むしろ今回ばかりは雨でもいいかな・・・って、私は思っています (´σД`)マ、イッカ。というのも、目的であるケーブルカーは先述したように、おもに観光用として運行されているため、週末に晴天の行楽日和ともなれば多くの観光客や登山客で混雑することが予想されます。ハコ(車両)の小さなケーブルカーでは一度で乗客を捌ききれず、乗るまでに行列・・・なんてこともたまにありますよね λλλλλ (´д`;)人大杉…。でも逆に雨天ならば観光客の出足も鈍ることでしょう (´ω`)ナルヘソ。それを裏付けるかのように、行楽シーズンのピーク時にはかなり混雑する中央線の「ホリデー快速」も、今日はガラガラでした ( ̄  ̄*)ガラガラ。まあ、この空き具合は天候だけでなく、コロナの影響も少なくないと思いますが (・ω・`)ウーン…。


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中央線から青梅線、五日市線へ直通する
「ホリデー快速 おくたま・あきがわ号」は
途中の拝島にて奥多摩ゆきの「おくたま」と
武蔵五日市ゆきの「あきがわ」に分割します。
▲青梅線 拝島


さて、東京都内に鋼索線・・・というかケーブルカーは、二つの路線が存在し、ひとつは八王子市の高尾山にて清滝駅(ふもと)と高尾山駅(山上)のあいだで運行されている「高尾登山電鉄(高尾山ケーブルカー)」。都内屈指の観光名所である高尾山には私も何度か訪れたことがあり、その際にケーブルカーも利用しています (゚ー゚*)タカオ。そしてもうひとつが青梅市の御岳山(みたけさん)で運行されている「御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー)」で、私がまだ乗ったことないのはこちらのほう (゚ー゚*)ミタケ。
そこで、中央線を下る快速列車でも高尾ゆきではなく、立川より中央線から青梅線に乗り入れる奥多摩ゆきの「ホリデー快速 おくたま号」に乗車し、御岳山のふもとに位置する青梅線の御嶽(みたけ)を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。この「ホリデー快速」ならば、中央線沿線にあるウチ(自宅)の最寄駅から乗り換え無しの一本で御嶽まで行けるし、停車駅が少ないため速達性にも優れた便利な列車です (・∀・)イイネ。こういう楽チンなものがありながら、いままで一度も御岳山ケーブルカーを乗りに行こうとは思わなかったんだよなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。
そんな便利な「ホリデー快速」で、順調に青梅線を下り方向へ進んでいたところ ...(((o*・ω・)o、天気予報では“曇り時々雨”で降水確率も高かったハズなのに、車窓から望む空は雲が切れて青空が見えているではありませんか。あれ?晴れてるじゃん・・・(゚ー゚?)オヨ?。なんだか久しぶりのような気がする晴天、しかも沿線風景が自然豊かな青梅線に来ているのならば、ケーブルカーへ行く前にちょろっと寄り道したくなってしまいました ((o(・∀・*)o))ウズウズ。そうすると停車駅の少ない「ホリデー快速」よりも普通列車(各駅停車)の方が好都合なので、急きょ途中の青梅で列車を乗り換えることにします ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。慌ただしいけれど、鉄旅はこういう予期せぬ展開がまた楽しいやね。


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雨予報だったハズなのに、
青梅では青空が広がっていました。
これは“晴れ運”に恵まれたかな?
「ホリ快」を見送って、
当駅始発の普通列車に乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲青梅線 青梅

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ちなみにスマホの列車位置情報アプリだと、
青梅周辺の予報は変わらずに曇り時々雨・・・。
これから天気が急変するのかもしれないので、
気は抜かない方がいいのかも。
( ̄ヘ ̄)ウーン

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車窓に自然の緑が流れる青梅線は
東京アドベンチャーライン」の愛称があります。
ロングシートの通勤型電車でも味わえる旅気分。
(*゚v゚*)ワクワク♪

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東青梅から先(奥多摩方面)は
単線となる青梅線。
古里で行き違う交換列車を待ちます。
ちなみに古里の読みかたは
「ふるさと」でなく「こり」。
(゚ー゚*)コリ
▲青梅線 古里

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先へ進むほど
どんどん山深い雰囲気となります。
でも、ここは東京都内。
それにしてもいい天気だなぁ。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸(車窓から)


中央線を介して都心へと乗り入れ、首都圏近郊における通勤路線の一角を担う青梅線ですが、途中の青梅を境にしてそれまでの住宅街から沿線風景が一変、木々の緑が眩しい奥多摩の山あいを縫って走るようになります (゚∀゚*)オオッ!。もう何度も乗ったことのある区間でありながら、いつ来てもここが東京の都内なのかと疑いたくなるような開放感のあるのどかさ (´ー`)マターリ。そんな車窓風景をロングシートで体をひねって眺めていると、やがて列車は当初の下車予定だった御嶽を通り過ぎ、それより先へ進むのもはたして“寄り道”と言えるのかどうか分からないけれど、私は終点の奥多摩のひと駅手前にある白丸(しろまる)で列車を降りました (゚ー゚*)マル。


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下車予定だった御嶽を通り過ぎ、
ふらっと列車を降りたのは白丸。
一面一線の簡素な無人駅です。
都心の新宿から約二時間でこの風景。
▲青梅線 白丸


三鷹0659-(ホリデー快速おくたま1号)-青梅0749~0810-(青梅811)-白丸0845

列車が走り去ると鳥の囀りとセミの鳴き声が耳に入る、自然豊かな無人駅の白丸。この駅近くには、多摩川の上流に位置する白丸湖(人造のダム湖)があり、そこに架かる橋の上からは湖と絡めて山裾を走る青梅線の列車を撮る事ができます (・o・*)ホホゥ。駅から橋まで徒歩でわずか10分程度という寄り道にはもってこいの手軽さながら、その湖面を見下ろす眺めはなかなか壮大なものがあり、私も季節を伺いながらちょくちょく訪れているお気に入りの撮影スポットです (・∀・)イイネ。今回は本来の目的であるケーブルカーの乗車が控えているのであまり長居できませんが、少しだけきれいな風景の撮影を楽しんでいきましょ ヽ(´▽`)ノワーイ♪。


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多摩川の流れを調整する白丸湖。
周囲は数馬峡と呼ばれる溪谷で、
そのダイナミックな風景が数馬峡橋から望めます。
青梅線を狙う撮影ポイントはその橋の上。
(「゚ー゚)ドレドレ

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タタン、タタン・・・と、
渓谷に響くジョイント音を頼りに
一瞬のシャッターチャンスを狙います。
山裾にへばりついて走るE233系の車体が
キラッと輝きました。
(☆∀☆)キラッ☆
ちなみに神秘的なブルーグリーンの湖面は
石灰を含んでいるからだそうです。
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸

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一面が夏の深い緑に包まれるなか
手前にある一本の木には
オレンジ色の葉?花?が見られます。
何の木でしょうね・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸

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橋から駅へ戻る道すがら、
線路沿いでダリアが花を咲かせていたので、
電車と絡めてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
青空に赤い花とオレンジ帯の電車が映えます。
▲青梅線 白丸-鳩ノ巣

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線路わきの法面スペースを活用して、
ここでは地元の方がお花を育てられているようです。
(´▽`*)キレイ♪
ダリアのほかにもアジサイや
キバナコスモス(でしょうか?)などが見られました。
ただ、さすがにアジサイはもう元気がないかな?
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸


青梅線の末端部にあたるこの区間(青梅~奥多摩)の普通列車は、おおむね30分に一本程度の運行本数ですが、土休日の午前中は先述した「ホリデー快速」やその回送列車が運転されるため、寄り道程度のわずかな時間でも効率よく列車の撮影ができます (^_[◎]oパチリ。
ただ、白丸湖が望める数馬峡橋はたしかにダイナミックでいい撮影ポイントですが、列車が見える範囲や撮影する立ち位置が限られているため、アングル的なバリエーションは乏しく、しかも「ホリ快」があるとはいえ、基本的にはどの列車も同じ形式のE233系なので、数本の列車が撮れればもうじゅうぶんです (+`゚∀´)=b OK牧場!。
橋の上以外にも線路端に咲いていた季節の花などを絡めて撮影しつつ、一時間程度の散策で白丸の駅に戻ってきました。


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上り列車で白丸をあとにします。
ちなみにホーム上で異彩を放つ白くて丸いモノは
球体テントのような待合室。
駅名が“白丸”だから、こんな形態!?
(゚∀゚)アヒャ☆
▲青梅線 白丸

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撮影ポイントの白丸湖や数馬峡橋を
車内のほうから望むとこんな感じ。
木々に囲まれてほんの一瞬の眺めです。
|∀・)チラッ
▲青梅線 白丸-鳩ノ巣(車窓から)

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次の下車駅は本来の目的地だった御嶽。
立派な寺社風造りのこの木造駅舎は
御岳山の武蔵御嶽神社を模したもので、
青梅線(青梅電気鉄道)開業時の
昭和4年(1929年)に建造。
(´ω`*)シブイ
▲青梅線 御嶽


白丸0959-(青梅902)-御嶽1016

白丸から青梅ゆきの普通列車に乗り、上り方向へ戻ること15分で御嶽に到着 (・ω・)トーチャコ。
立派な寺社風の駅舎を構える当駅は御岳山観光の拠点で、普通列車だけでなく都心から直通運行される「ホリデー快速」も停車します。ちなみに御岳山は“岳”の字が使われていますが、御岳山に鎮座する武蔵御嶽山神社にならって駅名は“嶽”を用いた「御嶽」としており、また、御嶽と書いて「おんたけ」とも読めますが(都内の東急池上線には御嶽山(おんたけさん)って駅がある)、ここは「みたけ」です (゚ー゚*)ミタケ。
そんな御嶽駅は御岳山のふもとにあって、駅のすぐ近くに目的のケーブルカーが発着している・・・のではなく ( ̄△ ̄;)エッ…、当駅からケーブルカーの駅や御岳山の登山口までは、およそ3キロもの距離があり、歩くと45分、路線バスで10分ほどとなっています ( ̄  ̄;)3㌔…。先述した高尾山ケーブルカーが京王線の高尾山口駅に隣接しているのに対し、このバス移動を挟むというアクセス方法がまた、私が御岳山ケーブルカーに足が向かなかった理由のひとつでもあります σ(・∀・`)ウーン…。御嶽駅の近くからひょいっとケーブルカーに乗れるのなら、青梅線撮影のついでなどで立ち寄ろうという気になるんですけどね。でも、その面倒くささが一般鉄道とは違うケーブルカーらしさのようにも思います (´ω`)ソオ?。
山のほうへ続く上りの坂道を45分も歩くのはさすがにしんどいので、もちろんバスを利用します (゚ー゚*)バス。


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西東京バスで運行されている、
御岳山へのアクセス路線。
その行き先は「ケーブル下」。
▲西東京バス 御嶽駅

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御岳山へ通じる坂道を進む路線バス。
乗車時間は短いけれど、
気分は「バス旅」の太川さん?
いや、私のキャラ的には蛭子さんか(笑)
( ̄▽ ̄;)エビスサソ…
▲西東京バス 琴沢橋-ケーブル下

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ケーブル下はその停留所名どおり、
見上げるとそこに
ケーブルカーの線路がありました。
(゚∀゚)オッ!


御嶽駅1040-(西東京バス)-ケーブル下1050

バスに揺られること10分でケーブルカーの駅に近い、ケーブル下の停留所に到着 (・ω・)トーチャコ。
行くまでは青梅の先の御嶽はちょっと遠いとか、さらに駅からバスに乗るのは面倒だなどと思っていたけれど σ(・∀・`)ウーン…、実際に来てしまえば案外近いもんだという印象 (´σ∀`)ナーンダ。そんなところにあるのが、今回の旅の目的である御岳山ケーブルカーの滝本駅(たきもとえき)で、御岳山の中腹に位置するふもと側の起点駅です (゚ー゚*)タキモトミオリ。
予想外の晴天となったことにより、当駅までクルマで訪れてケーブルカーに乗る行楽客が多いかも・・・との懸念がありましたが (゚ペ)ウーン…、さすがに晴れたからすぐに御岳山へ駆けつけるなんて人は少ないようで、駅の構内は空いており、ケーブルカーを待つ列もありませんでした ε-(´∇`*)ホッ。これなら車両の前のほうの席に座れるかな?
さあ、ここから、私にとって都内で唯一、乗り残していた鉄道路線を片付けることとしましょう (*`・ω・´)-3フンス!。たとえケーブルカーであっても、そして個人的に乗り潰し対象から外していたとしても、やはり初めて乗る路線はテンションが上がります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。


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御岳山の中腹に位置する滝本駅。
その標高は407.4メートルです。
駅名の由来は分からないのですが、
近くに滝があるのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲御岳登山鉄道 滝本駅

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券売機で購入した乗車券はシンプルなもの。
普通運賃は片道600円ですが、
往復乗車券だと1,130円で70円のおトクです。
(*・∀・)つ[キップ]

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御岳山ケーブルカーの車両は、
とくに数字による形式は付けられていないようで、
今回乗車するのは開業時から数えて三代目にあたる、
赤い車体の「御嶽(MITAKE)号」。
(゚ー゚*)ミタケ
ちなみに車体のオデコには
京王(KEIO)マークが見られますが、
御岳登山鉄道(ならびに高尾登山電鉄)は
大手私鉄・京王電鉄のグループ会社です。
( ̄。 ̄)ヘー
▲御岳登山鉄道 滝本駅

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乗務員さんの感染防止対策のため、
かぶり付きスペースは封鎖されていましたが、
前の方の座席から進行方向を眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
木々をかき分けるように山上へと伸びる
ケーブルカーの軌道。
▲御岳登山鉄道 滝本駅(前方の車窓から)


ガクン!という軽い衝動とともに (((°∀°;)))ガクン、まさに引っ張られる感覚で滝本駅を発車した、赤いケーブルカーの「御嶽(MITAKE)号」。交走式と呼ばれる一般的なケーブルカーは構造上、二台の車両が釣り合うようにして運行されているため、中間点ですれ違うことになるもう一台がどんな色なのか見るのが楽しみです (*´v`*)ワクワク♪。
ここであらためて・・・御岳登山鉄道・御岳山ケーブルカーは、東京都青梅市に位置する標高929メートルの御岳山の北斜面に設けられ、中腹の滝本駅(標高407.4m)と山上の御岳山駅(標高831.0m)のあいだをむすぶ、全長1.1キロの鋼索鉄道(ケーブルカー)路線 (・o・*)ホホゥ。御岳山は古くから山岳信仰の対象となっており、当線は山上に建立されている武蔵御嶽神社への参拝アクセスを担っているほか、山歩きや登山といったレジャー客の利用、また、山上集落で暮らす住民の生活路線といった一面も持っています ( ̄。 ̄)ヘー。


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線路沿いにはアジサイが植栽されていて、
乗客の目を楽しませてくれます。
花盛りのときは見ごたえがあるでしょうね。
(・∀・)イイネ
▲御岳登山鉄道 滝本駅-御岳山駅(車窓から)


滝本駅から御岳山駅までの所要時間は6分。ということは、駅を発車して3分後には上下の車両が行き違うわけで、前方を注視していると、やがて上の方から「武蔵(MUSASHI)号」の愛称をもつ緑色の車両が下ってきました (゚∀゚)オッ!。緑と赤の愛称を合わせると武蔵御嶽となり、山上の武蔵御嶽神社がその愛称由来かと思われます ムサシ(゚∀゚≡゚∀゚)ミタケ。


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中間点での行き違いシーンは
鉄ちゃんにとって大きな見どころ。
乗っている「御嶽号」と形は同じながら
色が緑の「武蔵号」が下ってきます。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲御岳登山鉄道 滝本駅-御岳山駅
(前方の車窓から)

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行き違いを済ませると、
「御嶽号」の登坂はラストスパート。
p(*`・ω・´)q ガンガレ
前方に山上の駅が見えてきました。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅
(前方の車窓から)

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山上に位置する御岳山駅に到着した
「御嶽(MITAKE)号」。
山登りおつかれさまでした。
(´w`*)ドツカレサン
▲御岳登山鉄道 御岳山駅

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ガラスが反射してちょっと解りづらいのですが、
御岳山駅ではケーブルカーの動力となる、
巻き上げ機を見ることができます。
(゚∀゚)オッ!
▲御岳登山鉄道 御岳山駅

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御岳山駅の標高は831メートルで、
ケーブルカーという特殊鉄道ではありますが、
東京都でいちばん高い場所にある鉄道駅です。
(・o・*)ホホゥ
▲御岳登山鉄道 御岳山駅


滝本駅1100-(御岳山ケーブルカー)-御岳山駅1106

時速11キロというゆっくりとした足取りながら ノコノコ...(((o*・ω・)o、両駅の標高差423メートル、最大斜度25度の急勾配を力強く登ってきたケーブルカーの「御嶽(MITAKE)号」は、ふたたびガクン!(((°∀°;)))ガクン という軽い衝撃とともに停止し、山上の御岳山駅に到着 (・ω・)トーチャコ。
これにより私は、東京都内の鉄道全路線を“注釈無し”での完乗となりました ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪(あくまでも都内の路線ね(笑))。わずか1.1キロのケーブルカーですが、下車したときには思っていた以上に大きな達成感が湧いた気がします (´ー`*)マンゾク。


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山上で期待するのはその見晴らし。
雲が多くなってきたもののまだ晴れていて、
けっこう爽快な眺めです。
(´▽`*)キモチイイ♪

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青梅線が見えないかと目を凝らすと、
(@_@*)ン-…
御嶽の上り方隣駅にあたる
沢井の駅がかろうじて確認できました
(画面まん中よりやや右に
駅の構内に架かる白い跨線橋がわかる)。


さて、「ケーブルカーに乗る」という私の目的は完遂しましたが ( ̄ ^ ̄)ゞミッションコンプリート!、このまま単にケーブルカーを往復するだけではもったいない。先述したように御岳山の山上には山岳信仰のシンボルとして歴史深い、武蔵御嶽神社が建立されており、駅から神社までは1.2キロ、徒歩25分とちょっと距離はあるけれど、ここまで来たのならば参拝してゆこうと思います (-`ω´-*)ウム。願いはやはりコロナ収束・・・でしょうか。


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御岳山駅の横から伸びる
御岳山・武蔵御嶽神社の参道。
...(((o*・ω・)o

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案内図を見ると参道沿いをはじめ、
山上の集落にはいくつかの宿坊もあります。
( ̄。 ̄)ヘー
そういえばケーブルカーの往復乗車券は
二日間有効となっていたので、
泊まりがけで参拝される方も多いのかもしれませんね。

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山道のような細い参道を進むと、
傍らには立派なヤマユリなど、
いろいろな花が目に留りました。
(´▽`*)キレイ♪
ふもとより気温が低いのか、
ここではまだアジサイも元気です。

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御岳山の武蔵御嶽神社
第十代崇神天皇七年(紀元前91年)の創建と伝えられ、
天平8年(西暦736年)に僧行基がこの地に
蔵王権現を祀ったことで広く知られるようになり、
かつての有力武将たちの信仰をはじめ、
いまも関東一円より多くの人たちが
御嶽詣(みたけもうで)と称して参拝に訪れています。
ムニャムニャ…(*-ω-)人 幵

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神社は御岳山駅よりさらに高いところに位置しますが、
景色の見晴らしは駅前のほうがスッキリしているかな?
σ(゚・゚*)ンー…

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参拝を済ませて駅へ戻り、
ケーブルカーに乗って山を下ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
ケーブルカーは上るより下りるほうが、
前方の眺めがいいっていわれますよね。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅-滝本駅
(前方の車窓から)

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行き違う車両は緑の「武蔵号」。
(゚ー゚*)ムサシ
ということは、私が乗っているのはまたも
赤い「御嶽号」のほうです。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅-滝本駅
(前方の車窓から)

0051.jpg
ケーブルカーなので上りも下りも
同じ速度、同じ所要時間なのですが、
どこか下りは慎重に進んでいる印象を受けながら、
ふもと側にある滝本駅に到着しました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲御岳登山鉄道 滝本駅


御岳山駅1215-(御岳山ケーブルカー)-滝本駅1221
ケーブル下1234-(西東京バス)-御嶽駅1242

厳しく制限されたわけではないけれど、できれば都民による“都県またぎ”は控えたほうがいいような状況(7/19時点)のなか、ふと思い立って、東京都内で未乗となっていた御岳山ケーブルカーを訪れた今旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
観光路線のケーブルカーも梅雨時で雨予報ならば混雑なく空いているだろうと予想しての訪線でしたが σ(゚・゚*)ンー…、天気予報がいいほうに外れてくれたことにより、結果的に雨が降らない爽やかな晴天に恵まれ、さらに人の少ない状況でケーブルカーの乗車を愉しめたことはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。また、都内の路線完乗を果たせただけでなく、奥多摩や御岳山の自然豊かな風景にも、コロナ禍という時世柄、気分が癒されたように思います +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
個人的に乗りつぶし対象と見ていないケーブルカーは門外漢って印象があるけれど、もし機会があればほかの路線にも乗ってみたいところです (-`ω´-*)ウム。いつかは私の完乗タイトルから「鋼索線をのぞく」という注釈が取れる日がくる・・・かも?(笑)


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昼食は御嶽駅近くのお蕎麦屋さんでいただいた
冷たいとろろ蕎麦。
滋養強壮に優れたとろろ(山芋)は
昔から登山者の疲れを癒す効果があります。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
まあ、今日の私はケーブルカーに乗っただけで、
自分の足では登っていないけどさ。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

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「ホリデー快速」は時間が合わなかったので、
青梅線の上り普通列車に乗って帰ります。
ただし、青梅から先は
中央線直通の「青梅特快」に接続してくれました。
▲青梅線 御嶽


御嶽1352-(青梅1310)-青梅1417~1422-(青梅特快1432T)-三鷹1508


ところで・・・、この旅のあとも東京の感染拡大は収まる気配なく、とうとう週末の連休については都知事から都民へ「不要不急の外出自粛」がふたたび要請される事態となってしまいました(7/22発言)。さらに、東京だけでなく各地でも感染者が増えている状況・・・。
焦ったってどうにかなるものではないけれど、このコロナ禍の出口はいったいいつになったら見えるのでしょうね・・・"o(-"-;*) ウゥム…。





富山地鉄富山港線・・・路面電車南北接続初日 乗車記 [鉄道乗車記]

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2020.03.21 富山地鉄富山港
祝・路面電車南北接続!
開業初日 乗車
 
 
前回からの続きです。
(例のごとく今回も長めの記事となっていますので、ご興味がありましたらお時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで流れを掴んでいただけたらと思います m(_ _)m)

JRの普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる「青春18きっぷ」を使い、北陸地方へ向かった鉄道旅 (*・∀・)つ[18]。
初日(3/19)は東京から金沢までの列車移動だけに終始し、二日目(3/20)は金沢と能登半島の和倉温泉をむすぶ七尾線(ななおせん)で“乗り鉄”や“撮り鉄”を楽しみながら (^_[◎]oパチリ、ご当地名物の能登前寿司なども堪能 (´ー`)マンゾク。目まぐるしく変わる天候に翻弄されつつも、まずまずの成果を残せて、次の目的地へと移動します...(((o*・ω・)o。
七尾線からIRいしかわ鉄道(第三セクター路線)に津端で乗り換えて、あいの風とやま鉄道(同・以下“あい鉄”と略)へ直通する列車でやってきたのは、越中富山の県都にある中心駅、富山 (゚ー゚*)トヤマ。


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津端から乗った列車が富山に到着。
当駅は近年の改築で高架駅となり、
地平時代の旧駅から大変貌を遂げました。
w(゚o゚)wオオー!
▲20.3.20 あいの風とやま鉄道 富山


富山駅は北陸新幹線の開業(2015年)に合わせて、駅舎や施設の大規模な改築と在来線ホーム(あい鉄とJR高山線)の高架化が長期間で段階的に進められてきましたが (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…、その工事が昨年(2019年)におおむね完了。新たに高架駅となった下りホームへ私は初めて降り立ちました (゚∀゚*)オオッ!!。そしてこの在来線が高架化されたことによって実現した、当駅におけるもうひとつの“大きな変化”があり、それこそが富山を訪れた私のいちばんの目的です (-`ω´-*)ウム。
ところが、その“変化”が実施されるのは翌日(3/21)からのハズですが、富山駅の改札口を出たところにある構内のイベントスペースでは、何やら気になる催し物が開かれているじゃありませんか (=゚ω゚=*)ンン!?。ちょっくら後ろのほうから背伸びをして、イベントの様子をのぞき見してみると・・・(「゚ー゚)ドレドレ。


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富山駅のイベントスペースで行われていた式典。
背景に設置されたボードには
「富山駅路面電車南北接続開通式(以下略)」
と書かれています。
(゚∀゚*)オオッ!!

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そして・・・
くす玉、ぱっかーん!
(/ ̄ー ̄)/‥∵:*:☆*゜★。::*☆


なんとそこでは「富山駅路面電車南北接続開通式 南北自由通路完成式」なる祝典が行われており (゚∀゚*)オッ!、そしてまさに今、なう、私の目の前でくす玉がぱっかーんと割られたのです 。・:*:・゚’ヾ(´ー`)ノオメデ㌧★,。・:*:・゚'☆。しかも、さらにこのあと、記念電車による「富山駅路面電車南北接続発車式」もあるらしい エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。
このような式典があることを私はまったく知りませんでしたが(てっきりコロナの影響で行われないものだと思ってた)、たまたま私が富山に到着したタイミングでちょうど式典のクライマックスに遭遇するとは、これもひとつの“鉄運降臨”と言えるでしょうか (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。私は金運やクジ運が決していいほうではないけれど、自分で言うのもなんですが鉄道に関する運だけは強い気がします ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
 (新型コロナウィルスの全国的な感染拡大が懸念されるなかでの式典開催などについてはいろいろと意見があるかと思いますが、ここではあくまでも私が鉄道趣味としての目線で見た状況、そしてそれを受けての感情を綴っていますのでご理解ください。なお、この時点(3/20現在)で富山県におけるコロナの感染者はゼロでした。今になって見通しが甘かったと言われれば、そのとおりなのですが・・・)


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富山駅高架下の真新しいホームに並ぶのは、
「南北接続発車式」に使われる二本の電車。
(゚∀゚*)オオッ!!
パッと見はどちらも同じ形の電車に思えますが
向かって左は今まで南側で使われていた
富山地鉄富山軌道線用の9000形(9002)で
右は北側で使われていた
元・富山ライトレールのTLR0600形(TLR0608)。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ここでは特にテープカットなど行われず、
式典関係者を乗せてゆっくりと走り出しました。
▲20.3.20 富山地鉄軌道線 富山駅

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「富山 つながる、ひろがる。」の
記念ラッピングが施された貸切電車は
富山駅の新ホーム(5番・8番)から
南側へ向けて出発し、
環状線(富山都心線)を一周したようです。
富山駅前へ戻って来たところをパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲20.3.20
富山地鉄軌道線 電鉄富山駅・エスタ前-富山駅


そう、先述した富山駅における“大きな変化”とは、まさに式典のボードに記されていたとおり「路面電車の南北接続」です。
これまで富山市内を走る路面電車(専用軌道区間も含む)は、富山駅の南側に私鉄の富山地鉄(富山地方鉄道)が運行する富山軌道線(南富山駅前〜富山駅〜富山大学前の市内線と丸の内〜荒町〜富山駅〜丸の内の環状線。なお、これは正式な路線区分でなく、おもな運行形態)、駅の北側に富山市などが出資する第三セクター鉄道の富山ライトレールで運行される富山港線(富山駅北〜岩瀬浜)がそれぞれに存在していましたが、両者は地平に位置するあい鉄やJRの富山駅が壁となって、接することができませんでした ( ̄。 ̄)ヘー。


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富山駅を境として南北に分かれていた
富山市内の路面電車。
路線図の上が北側の富山ライトレール(黄色)で、
下が南側の富山地鉄富山軌道線(水色)です。


それが北陸新幹線の開業を機に在来線の駅も高架へ上げる計画が進められ、その工事の完成によって高架となった富山駅の下が貫通(上記地図の赤い部分)。南北に分かれていた路面電車を高架下でつなぐことが可能となり、すでに北陸新幹線の開業と同時に富山駅への乗り入れを果たしていた富山地鉄軌道線の線路に富山ライトレールの線路を延長して接続することで、南北路線の直通運転が行えるようになりました ミナミ(*・∀・)人(・∀・*)キタ。また、これに先駆けて今年の2月(2/22)には富山ライトレールが富山地鉄に吸収合併され、線路も運行会社も整ったうえで明日(3/21)の接続開業(運行開始)を迎えることとなったのです (´ω`)ナルヘソ。


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これは南北接続の工事が行われる前に
富山駅の北側に存在していた、
富山ライトレール・富山港線の富山駅北停留場。
終点を表す“車止め”が設置されていました。
乂`・∀・´)ストップ!
▲06.8.2 富山ライトレール富山港線 富山駅北

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いまから14年前の富山駅北を発車するのは
「ポートラム」の愛称を持つTLR0600形。
電車の背後には高架化される前の
富山駅北口が見えます。
▲06.8.2 富山ライトレール富山港線 富山駅北

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ひとつ上の写真とほぼ同じ位置から眺める、
現在(3/20)の富山駅北口。
立派な高架駅が完成し、
路面電車の線路も高架下にある新駅のほうへ
敷き直されました。
明日からここを南北直通の電車が走ります。
(*゚v゚*)ワクワク♪


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こちらは接続へ向けた工事を受けて、
一時的に少し離れた位置での仮設駅となった、
現在の富山駅北停留場。
吸収合併により富山地鉄の路線となった、
富山港線のTLR0600形が到着しました。
明日からは高架下の新駅へ移転する形となり、
富山駅北としては本日をもって廃止されます。
サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~
▲20.3.20 富山地鉄富山港線 富山駅北


そして、日本国内にある旅客営業鉄道路線の全線完全乗車(完乗)を目指している私 (*`・ω・´)-3フンス!。過去に富山地鉄軌道線も、旧・富山ライトレールの富山港線も、起点から終点までの全線を乗りつぶしているけれど、この南北の路線接続によって延長される部分(旧・富山駅北~富山駅)は新たな乗車対象の区間となります (-`ω´-*)ウム。今旅の私が富山を訪れたのは、これを乗りつぶして完乗を果たすことがいちばんの目的。
ちなみに、いまは工事のために一時的な仮設駅へ移動された富山駅北の停留場ですが、もともとあった正規の位置から今回開業する富山駅高架下の新駅(富山駅停留場)まで、富山市が公表した事業概要図を参考にすると、その延長距離は約90メートルだそうな ( ̄  ̄;)90㍍…。


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富山市が公表している
路面電車南北接続事業の概要図。
南側(下)の第1期が北陸新幹線と同じ日に開業し
(私はその時も当日に乗りに来た・・・^^;)、
今回開通するのは北側(上)の第2期事業。
その距離は約90メートルとあります。
( ̄  ̄;)90㍍…

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接続開業の前、
仮設の富山駅北に掲げられていた、
停留場の変更案内。
富山駅へ直接乗り入れることで、
あい鉄や新幹線からの乗り換えが
とても便利になりますね。
(・∀・)イイネ

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なんだかまわりくどく説明したけど、
つまりはココが「つながる」ってこと。
(゚∀゚)アヒャ☆


たかが90メートル、されど90メートル。歩いても1分とかからないわずかな距離であれ、新たに鉄路が伸びるのは鉄ちゃんのひとりとして喜ばしいことですし、鉄道全線の完乗を果たすためには外せません (*`・ω・´)-3フンス!。そして富山の方にとっては南北の交流を深める重要な90メートルとなることでしょう ミナミ(*・∀・)人(・∀・*)キタ。
思いがけず「開通式」や「出発式」の記念式典を見ることができましたが、本来の運行開始は明日が初日。それに備えて今日はここ富山で宿泊することとします (´w`*)ドツカレサン。ちなみに前日に泊まった金沢と同様、コロナウィルスの影響で宿泊客が減少しているからなのか、富山のビジネスホテルもかなりお安い値段設定となっていました。


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路面電車南北接続の前祝い(?)
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノ凵☆
日本海でとれる新鮮な魚介類など、
魅力的な美食名物が多い富山ですが、
今日はお昼にちょっと贅沢をしてしまったので、
ここではホタルイカの沖漬けと
白エビの天ぷらくらいにとどめておきます。
(゚д゚)ウマー!



3月21日(土)


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前日の朝は雨だったけど、
今日はまずまずのお天気かな?
宿泊したお部屋の窓からは
立山連峰の雄大な山並みが望めました。
(゚∀゚)オッ!


富山で迎えた旅の三日目 ('-'*)オハヨ。
前日に撮影へ訪れた七尾線では天候が不安定な“春の嵐”に翻弄されましたが (´д`;)アウ…、テレビで見た天気予報によると今日の北陸地方は穏やかな陽気(晴れ時々曇り)らしい ε-(´∇`*)ホッ。
素泊まりのプランだったので朝食はとらず、早朝の6時過ぎにチェックアウトしてさっそく駅へ向かいます。でも、私がやってきたのは路面電車が乗り入れるJRやあい鉄の富山駅でなく、それに隣接した富山地鉄の電鉄富山駅のほう コッチ…((((o* ̄-)o。
あれ?富山駅を通る路面電車に乗るんじゃないの? (゚ー゚?)オヨ?


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JRやあい鉄の富山駅の南側に隣接した
富山地方鉄道の電鉄富山。
私鉄のターミナルらしい頭端式ホームには
いろいろな種類の電車が顔をそろえて、
それぞれに発車を待っています。
(゚∀゚*)オオッ!
▲20.3.21 富山地鉄本線 電鉄富山


西武「レッドアロー」!、東急田園都市線!、京阪特急!(上写真左から)(*゚∀゚)=3ハァハァ!
電鉄富山の改札を入ると、頭端式のホームにずらっと並んでいたのは、各地の大手私鉄から富山地鉄へ譲渡され、この地で活躍を続ける往年の名車たち w(*゚o゚*)wオオーッ!。
富山地鉄こと富山地方鉄道は富山市近郊に路線網を持つ地方私鉄で (゚ー゚*)チテツ、先に路面電車の軌道線をご紹介しましたが、一般的な電車による普通鉄道の電鉄本線や立山線なども運行しており(むしろそちらがメインと言えるか)、地元利用者を主体とした地域輸送のみならず、宇奈月温泉や立山黒部アルペンルートへのアクセスとして観光客輸送にも力を入れている鉄道です (・o・*)ホホゥ。
ホームに並んで発車を待つ各列車のなかで、個人的にはやはり元・西武特急「レッドアロー」の現・16010形に惹かれますが、この列車は私の目的地には行かない立山線の立山ゆき(寺田経由)なので残念ながら見送り バイチャ!( ゚д゚)ノシ、乗車したのは元・京阪特急の現・10030形が使われた、不二越・上滝線経由の岩峅寺(いわくらじ)ゆき普通列車 ( ̄∇ ̄*)オケーハン。それに揺られて10分ちょっと、電鉄富山から5駅目の南富山で下車します。


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「レッドアロー」には乗れなかったけど、
元・京阪特急の転換クロスシートも
じゅうぶんに座り心地がよい座席でした。
(・∀・)イイネ
▲20.3.21 富山地鉄不二越線 南富山


電鉄富山0615-(富山地鉄不二越線603)-南富山0627

その駅名のとおり富山市中心部の南方に位置する南富山は、先出の路線図を参照していただくと分かりやすいかと思いますが、富山地鉄の不二越・上滝線(電鉄富山・稲荷町〜南富山〜岩峅寺)と軌道線(路面電車)の接続駅であり、南富山駅前の停留場は軌道線本線の起点となっています (・o・*)ホホゥ。


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南富山駅前の停留場に
軌道線の路面電車が入線してきました。
富山港線直通の岩瀬浜ゆきは、
「サントラム」の愛称を持つT100形。
(゚ー゚*)サントラム
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 南富山駅前


今回の路面電車南北接続における乗りつぶしでは、新たに延長された箇所の部分的な乗車だけでなく、始発駅の南富山駅前から北行の電車で乗り進めて行こうと思い、私はまず南富山へとやって来たのでした (´ω`)ナルヘソ。そしてここからスタートすることにより、私は空いた車内で最前列の席(運転席背後)をキープ (σ゚∀゚)σゲッツ!。これで座りながら延長部分(南北の接続部分)の前方展望がじっくりと楽しめます m(・∀・)m カブリツキ♪。
ちなみに、南北の直通運転をいちばん最初に行う、いわゆる“一番列車”(初発電車)だと、おそらく同じ狙い(前方かぶり付き)の同業者が多くて混雑するのではないかと思われたため σ(゚・゚*)ンー…、私はとくに一番列車へ乗ることには拘らず、南富山駅前から二番目*に発車する南北直通の岩瀬浜ゆきを選択 (#`・д・)っ゙ニバンジャダメデスカ!。これは前方席のキープなどを考えると、いい判断だったかもしれません ъ(゚Д゚)ナイス。
(*なお、南から北へ直通する北行電車は、私が選択した南富山駅前発(4系統)だけでなく、富山大学前のほうから運行されているもの(5系統)や、環状線を周回するもの(6系統)もあるので、正確には南北直通電車としての二番目ではありません。あくまでも私が乗ったのは南富山駅前発の岩瀬浜ゆき二番列車です (´σД`)コマケェナ)

南北直通・・・いや、富山地鉄軌道線本線と富山港線を直通して北へ向かう4系統の岩瀬浜ゆき電車は、定刻の6時37分に南富山駅前を発車しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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運転士さん脇の座席がキープできて、
前方の大きな窓から視界は良好!
m(・∀・)m カブリツキ♪
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 南富山駅前
(前方の車窓から)

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繁華街の西町付近ですれ違ったのは、
岩瀬浜のほうから南下して来た、
南富山駅前ゆきの直通電車で、
元・富山ライトレールのTLR0600形。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 西町-中町
(前方の車窓から)

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車内の停車駅案内。
やがて富山駅の先に
旧・富山ライトレールの区間だった、
北側の駅名が表示されました。
こんなことでも南北の接続を実感。
(´ー`)シミジミ


今日は記念すべき路面電車南北接続の開業日ではあるけれど (*゚▽゚)/゚・:*【祝 接続】*:・゚\(゚▽゚*)、一般の人にとっては土曜日の朝6時半ということで、路面電車が走る併用軌道(道路上に敷かれた線路ね)もクルマの交通量はまだ少なめに感じます σ(゚・゚*)ンー…。
そんな富山市中心部を縦に貫く桜橋電車通り(県道43号および22号)を順調に北上する岩瀬浜ゆきの電車は、じわじわと富山駅へ近づきつつあり ...(((o*・ω・)o、それにあわせて私のテンションもぐんぐん上昇 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。先ほど富山地鉄の鉄道線に乗った電鉄富山駅の横をかすめると、やがて車窓の右手には高架駅のJR富山駅がどーんと現れて、交差点を右にカーブした電車はその高架下へ吸い込まれるように突入します (゚∀゚*)オオッ!!。


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富山駅前の交差点で信号による一時停止。
ここから右にカーブすると富山駅で、
コッチ…((((o* ̄-)o
左へ分岐する線路は
富山大学前方面に向かっています。
▲20.3.21
富山地鉄軌道線 電鉄富山駅・エスタ前-富山駅
(前方の車窓から)

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0041.jpg
JR富山駅の高架下へ進む電車。
「見つけたぞ、あれが富山駅の入口だ!」
σ(゚ー゚*)ジャブロー?
ちなみに富山駅南側のこのあたりは
2015年3月に開通した第1期事業の部分で、
私はすでに乗車済み
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 富山駅
(前方の車窓から)

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私が乗っている岩瀬浜ゆきは、
富山駅停留場の8番ホームに停車しました。
( ̄  ̄*)8バンラーメン
東西自由通路より北側の5〜8番ホームが
今回新設された富山港線のホーム。
通路より南側の1〜4番は既存のホームで、
南富山や大学前方面と環状線が発車します。
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 富山駅
(前方の車窓から)

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富山駅の構内に設置された
カウントダウンカレンダーが0日となり、
本日の南北接続開業日を迎えました。
(*゚▽゚)/゚・:*【祝 接続】*:・゚\(゚▽゚*)
5・8番ホームの案内やTLR0600形を
0日表示のカレンダーと絡めて記念撮影。
(^_[◎]oパチリ
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 富山駅


富山駅の高架下に設けられた、路面電車(富山軌道線)の富山駅停留場。私が乗っている岩瀬浜ゆきの電車が入線した8番ホーム(7番側は降車専用)は今回の南北接続により新設されたホームで、実はここも先述の“新たに延長された90メートル”のなかに含まれます ( ̄。 ̄)ヘー。乗りつぶし対象となる未乗の部分へすでに片足ほど踏み込んだような形ですが、そんな状態のままで数分間の時間調整を行なったのち、あらためて定刻の7時ちょうどに富山駅を発車。残る未乗部分へゆっくりと歩みを進めてゆきます ...(((o*`ω´)┌ ソロリ、ソロリ~。


0043.jpg
時間調整の間に逆方向(南行)の
南富山駅前ゆきと交換。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
この先の富山港線は基本的に単線区間となります。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 富山駅
(前方の車窓から)

0044.jpg
そして南北の路線をつなぐ役割を果たした、
新たなる延長部分を進みます。
私の乗りつぶし的にはここがクライマックス。
(*°ω°)-3 ムフーッ!
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 富山駅-インテック本社前
(前方の車窓から)

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富山駅をあとにして新設部分を進む
T100形の「サントラム」。
開通前の昨日にも訪れた立ち位置で
今日から直通運転を開始した路面電車をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 富山駅-インテック本社前

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かつて・・・というか
ほんの数ヶ月前まではこのあたりに
旧・富山ライトレールの富山駅北停留場がありました。
とりあえずここを通過した時点で
新設された部分を乗りつぶしたことになります。
ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 富山駅-インテック本社前
(前方の車窓から)

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昨日まで使用されていた
富山駅北の仮設停留場を通過します。
スル━━━( ̄、 ̄*)=3=3=3━━━ッ
ちなみにこの仮設駅近くにはあらためて、
「オークスカナルパークホテル富山前」
という停留場が設置される予定。
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 富山駅-インテック本社前
(前方の車窓から)

0047_1.jpg
富山駅北側の様子を
ちょっと高い目線で眺めてみましょう。
(「゚ー゚)ドレドレ
日付入りの記念ラッピングが施されたTLR0600形、
この電車が進んでいるあたりに
かつて正規の富山駅北停留場がありました。
そして線路の先(中央より少し右)に見えるのが、
役目を終えた富山駅北の仮設停留場です。
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 インテック本社前-富山駅


90メートル・・・いや、富山駅停留場を発車してからは、だいたい70メートルくらいでしょうか σ(゚・゚*)ンー…、新設された延長部分を噛み締めるようにゆっくりと進んだのち ...(((o*・ω・)o、昨日まで使われていた富山駅北の仮設停留場を停まらずに通過して、既存(旧・富山ライトレール)の富山港線区間へと入った岩瀬浜ゆきの北行電車。
これにて、未乗だった延長部分を乗りつぶせたことになりました ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。ほんの90メートルであっても、完乗達成にはやはり感慨深いものがあります。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


0048.jpg
旧・富山ライトレールの区間へ入り、
富山駅の次駅、インテック本社前に停車。
当停留場名は近隣に本社を置く
IT企業のネーミングライツによるものです。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 インテック本社前
(前方の車窓から)


もう目的(乗りつぶし)を果たしたのなら、次駅のインテック本社前で下車してもいいところなのですが、私はそのまま同列車に乗り続けます (*・o・)ノ Go!。せっかく南北の路面電車が接続した記念すべき開業日に、南端の南富山駅前から乗り始めたのですから、やはり最後は北端の岩瀬浜まで行くべきでしょう (-`ω´-*)ウム。
そして、インテック本社前を発車してからしばらく進むと、これまで道路上の併用軌道を走っていた路面電車は、次駅の奥田中学校前の手前で左に大きくカーブして道路を離れ、その先に伸びる専用軌道(ふつうの線路)へと入りました (゚∀゚)オッ!。


0049.jpg
道路上の併用軌道を走ってきた電車は、
奥田中学校前付近で左へカーブ。
o(- ̄*o)))…コッチ
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 インテック本社前-奥田中学校前
(前方の車窓から)

0050.jpg
ここから先はふつうの線路が敷かれた、
専用軌道(鉄道線)となります。
見えているホームが奥田中学校前。
(゚ー゚*)ガッコ
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 奥田中学校前
(前方の車窓から)


路面電車が道路上だけでなく、ふつうの線路を走るのはとくに珍しいことではありませんし、東京の都電荒川線(東京さくらトラム・・・だっけ)も、大阪の阪堺電車も、線内には併用軌道と専用軌道の両区間が存在します σ(゚・゚*)ンー…。
しかし、この旧・富山ライトレール、現・富山地鉄の富山港線には、ほかとは違うちょっと面白い歴史や経緯があり、その特徴が奥田中学校前よりも先(北側)の専用軌道区間に表れているのです (=゚ω゚=*)ンン!?。


0051.jpg
鉄道(一般路線)と軌道(路面電車)の
境界駅となる奥田中学校前には、
ホームの岩瀬浜寄りに
鉄道としての起点を表す0キロポストが
設置されています。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 奥田中学校前
(前方の車窓から)

0052.jpg
奥田中学校前を出て、
単線の専用軌道を突き進む岩瀬浜ゆき。
併用軌道区間よりも速度が上がります。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
(・・・って、最高速度でも60キロだけど)
▲20.3.21
富山地鉄富山港線 奥田中学校前-下奥井
(前方の車窓から)


奥田中学校前の駅を発車すると、今までクルマに注意しながらゆっくりと走っていいた併用軌道でのストレスを発散するかのように、まるで水を得た魚のごとく専用軌道の線路を突っ走る路面電車・・・いや、車両は変わりませんが、その走りはふつうの列車(鉄道線)に近い感覚 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。そして前方を眺めると、路面電車の延長上にある専用軌道にしてはやけに、路盤(線路)や架線柱、踏切などの施設がしっかりとしている印象を受けます ( ̄  ̄*)リッパ。
というのも実は、この富山港線はかつて私鉄の富岩鉄道(ふがんてつどう)によって開業(1924年)したのち、戦時中に物資を港に輸送する重要路線として国有化(1943年)されて国鉄の管轄となり、今から14年前の2006年までは国鉄を引き継いだJR西日本の路線として、普通規格の電車や気動車(ディーゼルカー)を使った列車が日常的に運行されていました ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみにJR時代の路線名も今と同じ富山港線(とやまこうせん)。


0053.jpg
これはJR時代の富山港線で使われていた、
国鉄急行型車両の475系。
富山駅のいちばん北側に位置した
7・8番ホームが富山港線の専用ホームでした。
(ノ∀`)ナツカシス
そういえば、新たに設置された富山駅停留場も、
7・8番は富山港線ホームですね
(現・7番は降車専用ホームだけど)。
ちなみにこの475系は
今旅の前々回でご紹介したクハ455形の仲間です。
▲05.12.30 北陸本線 富山


しかし、JR富山港線はクルマ社会の発達などによって利用客が著しく減少し、JRからは廃止も示唆されます (´・ω・`)ショボン。そんな当線の窮地を救ったのが地元自治体の富山市でした (`・ω・´)キリッ。
繁華街の南部地域(駅の南側)に対して、おもに工場地帯だった北部地域の活性化と、クルマに頼らず誰もが便利に移動できる公共交通を軸としたクリーンな街づくりを目指すべく、その交通インフラ整備として富山市は富山港線に着目 σ(゚・゚*)ンー…。JR富山駅を発着していたローカル線の富山港線を見直して、北部地域から富山市中心部の市街地へダイレクトに乗り入れられる「LRT」への転換を提案します。ちなみにLRTとは「Light Rail Transit」の略で、郊外ではふつうの線路の専用軌道を走り、都市部では道路に敷設された併用軌道へ直通できる、おもに路面電車タイプの小型車両(トラム)を使った鉄道の形態 (・o・*)ホホゥ。そのLRT化事業は富山市を中心とする第三セクター会社の「富山ライトレール」が経営の主体を引き継ぐことでJRと合意し、2006年に富山港線はJRのローカル線から富山ライトレールが運行するLRT路線へ、国内では前例のない驚きの生まれ変わりを見せたのです w(*゚o゚*)wオオーッ!。
そして転換の際、奥田中学校前(当駅は転換時に新設)から北側(〜岩瀬浜)の郊外区間はJR時代の施設を活かした専用軌道のままで(架線電圧は直流1,500Vから600Vに降圧)、いっぽう当駅から南側は道路を併用軌道に整備したうえ、街中を経てJR富山駅の北口に設けた富山駅北停留場にいたる路面電車となり センヨー(゚д゚≡゚д゚)ヘーヨー、富山港線はその両区間(専用・併用)を直通して走る、まさにLRTスタイルの運行形態となりました(なお、JR時代に線路が敷かれていた富山から奥田中学校前までの部分は、併用軌道区間への移設という形で部分廃止)。
そんな当線の専用軌道(鉄道線区間)の施設が立派なのは、元・JRの路線を引き継いだという経緯によるものだからです (´ω`)ナルヘソ。


0054.jpg
JR時代の富山の駅名標で
次駅に表記されていた富山口(とやまぐち)は
富山港線のLRT転換でルートから外れて、
廃止となった駅でした。
(´・ω・`)ショボン
▲05.12.30 北陸本線 富山

0055.jpg
車内から撮ったJR時代の城川原の駅名標。
“撮り鉄”より“乗り鉄”がメインだったこの頃の私。
富山港線の記録撮影をまともにしていなかったのが
今となっては悔やまれます。
σ(・∀・`)ウーン…
ちなみにこのとき乗った車両は475系でしたが、
日中の閑散時間帯には単行のキハ120形も使われ、
「ワンマン乗車口」はキハ使用時における乗車口。
▲05.12.30 富山港線 城川原(車窓から)

0056.jpg
こちらは現在の城川原。
当駅は今も交換が可能な二面二線構造ですが、
JR時代は線内で唯一の交換可能な中間駅でした。
(LRT化以降の富山港線は当駅以外でも
いくつかの駅で列車の交換が可能)。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 城川原
(前方の車窓から)


ちなみに今回の南北接続に先駆けて、富山ライトレールが富山地鉄(富山地方鉄道)へ合併されたのは先述した通りですが、もともと富山港線を開通させた富岩鉄道は国有化される前に富山地方鉄道の前身となる富山電気鉄道に合併されており、わずかな時期ながら富山地方鉄道に改称した同鉄道の富岩線(ふがんせん)として属していた歴史があるのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。そして、その富岩線時代(1943年)から数えて77年ぶりに、南北接続によって富山港線は富山地鉄の路線に戻ったと鉄道ファンの間では話題になりました (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ!(富岩鉄道→富山電気鉄道→富山地鉄→国鉄(鉄道省時代など含む国有化)→JR西日本→富山ライトレール→富山地鉄という変遷)。


0058.jpg
東岩瀬の駅近くで線路脇(右手)に見られるのは
JR時代(国鉄時代?)に使われていた、
プラットホームの名残。
▲20.3.21
富山地鉄富山港線  萩浦小学校前駅-東岩瀬
(前方の車窓から)

0059.jpg
東岩瀬には沿線で唯一、
JR時代に使われていた駅舎や
プラットホームの一部が保存されています。
(゚∀゚*)オオッ!
前方車窓の左側に見えるのが
普通の鉄道車両を使用していたJR時代のホームで、
右側が現行のLRT(低床車)に合わせたホーム。
その高さは全然違いますね。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 東岩瀬
(前方の車窓から)

0060.jpg
両方のホームの高さを
電車を入れて見比べるとこんな感じ。
(・o・*)ホホゥ
市街地部分を路面電車として走るLRTは
基本的に普通鉄道の車両よりも小型の電車で、
さらに近年はバリアフリーの観点から
乗り降りしやすい低床車を積極的に導入。
そのため、富山港線のLRT化に際しては
すべての駅のホームが低床車の乗降に対応した
低いホーム(左側)へ改築されています。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 東岩瀬
(開いた踏切から撮影)

0061.jpg
JR時代・・・というか、
富岩鉄道として1924年(大正13年)に開業した
その当時の木造駅舎が今も残る東岩瀬。
(´ω`*)シブイ
当駅の駅名を聞くと個人的には、
鉄道旅行作家の故・宮脇俊三氏の処女作である、
「時刻表2万キロ」第1章のエピソードが思い浮かびます。
私にとってここは
文学舞台を指す意味での“聖地”だなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ


0062.jpg
東岩瀬の旧駅舎は現行の駅施設ではなく、
地域の交流施設として残されたものですが、
建物内は自由に入ることができます。
ホーム側の軒下に見られたのは、
先述したキハ用の乗車口案内。
(゚∀゚)オッ!


そんなちょっと変わった歴史の変遷をたどってきた富山港線の専用軌道(鉄道線)を、引き続き快走するLRT仕様のT100形「サントラム」(゚ー゚*)サントラム。
LRTを軸にした街づくりを目指すという富山市のコンセプトを通した目で見ているからか、それとも実際にLRT化で沿線が活性化したのか、私が以前に訪れたときよりも家々やマンションなどが増えて、新たな住宅街が形成されているような印象を受けます σ(゚・゚*)ンー…。いまの状況だったらここを廃線にしようという考えは起こらないでしょう ε-(´∇`*)ホッ。
かつては唯一の交換駅だったことで駅名が記憶に残っている城川原(じょうがわら)や、開業時の木造駅舎が今も残る東岩瀬(ひがしいわせ)などを前方の車窓越しに眺めつつ北上を続けて ...(((o*・ω・)o、富山駅から24分、南富山駅前から乗り通すこと47分、南北接続の初日におけるトラブルなどが発生することなく、直通電車は定刻の7時24分に終点の岩瀬浜へ到着しました (・ω・)トーチャコ。


7678.jpg
港湾地区に流れる運河を渡りゆく
TLR0600形。
当形には港(PORT)とトラムを合わせた
「ポートラム」の愛称が付けられており、
それが富山港線の路線通称としても
定着しています

(゚ー゚*)ポートラム

▲06.8.2 富山ライトレール富山港線
競輪場前-岩瀬浜


0063.jpg
東岩瀬から競輪場前を経て、
電車はまもなく岩瀬浜に着きます。
前方展望で眺める線路の先に
終着駅を示す車止めが見えてきました。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 岩瀬浜
(前方の車窓から)

0064.jpg
富山市北部の港湾地区に位置する
富山港線の終点、岩瀬浜。
(・ω・)トーチャコ
これは今回の到着時に撮影したもので、
南富山駅前から乗り通してきた、
富山地鉄のT100形「サントラム」が
折り返し運転に備えます。
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 岩瀬浜


南富山駅前0637-(富山地鉄軌道線・富山港線)-岩瀬浜0724


0065_1.jpg
こちらは今から14年前の2006年8月、
富山港線がLRT化された直後の同駅。
富山ライトレールのTLR0600形「ポートラム」が
停車しています。
南北接続による運行会社の合併で、
現在の当形は富山地鉄の所属車両となりました。
▲06.8.2 富山ライトレール富山港線 岩瀬浜

0065.jpg
上写真よりさらに半年ほどさかのぼった
2005年12月の同駅。
JRの路線として最後の冬に訪れたときで、
雪深い岩瀬浜に475系が佇んでいます。
(ノ∀`)ナツカシス
こうやって時代ごとの定点写真を見比べると
その変化が分かって面白いものですね。
▲05.12.30 富山港線 岩瀬浜

0068.jpg
0069.jpg
JR時代の岩瀬浜には、
古びた木造の駅舎が存在していました。
(´ω`)シブイ
富岩鉄道による開業時の岩瀬浜駅は
現在地よりも北西に200メートルのところに位置し、
そこから移転した際の1946年(昭和21年)に
この駅舎は建てられたのだそうです。
▲05.12.30 富山港線 岩瀬浜

0070_1.jpg
そしてこれが現在の岩瀬浜。
当駅は路線バスとの連絡に便宜を図るため、
電車のホームとバスの停留所が
フラットに併設されています。
ちなみに木造駅舎は
LRT化の際に取り壊されてしまいました。
(・ε・`)ザンネン
▲20.3.21 富山地鉄富山港線 岩瀬浜


ひと昔前のJR時代も、LRT化された富山ライトレール時代も、私は過去に何度か起点から終点まで乗車している富山港線ですが、路線の乗りつぶしにおける個人的なこだわりとして、経営や運行する鉄道会社が合併や転換などで変わった場合はできるだけ乗り直したいと考えており (-`ω´-*)ウム、今回は初乗りとなる南北接続の新設部分(延長部分)に加え、富山ライトレールから富山地鉄の路線となった富山港線もあらためて完乗することができました ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。インテック本社前で下車せず岩瀬浜まで乗り通したのはそれが理由で、これにて私の目的は達成です ミッション( ̄ー ̄ゞ)コンプ。


0070.jpg
0071.jpg
富山駅へ戻る際に乗車した南行電車は
南北接続の記念ラッピングが施された
元・富山ライトレールのTLR0600形でした。
(゚ー゚*)ポートラム
ちなみに富山地鉄軌道線と富山港線は、
市内電車における均一運賃が
直通で適用されるため、
たとえば南富山駅前から岩瀬浜のように
始発駅から終着駅まで乗り続けても210円。
逆にたった一区間だけ乗っても同額です。
(*´ω`)つ⌒○ チャリーン
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 富山駅


岩瀬浜0801-(富山地鉄富山港線)-東岩瀬0804
東岩瀬0834-(富山地鉄富山港線)-富山駅0901
(東岩瀬に立ち寄ったのは駅舎などを記録するため)


0072.jpg
富山港線への直通(南北直通運行)に使われるのは
T100形「サントラム」(右)や9000形「セントラム」、
TLR0600形「ポートラム」といった低床車のみですが、
南側の市内線(南富山〜富山駅〜大学前)では
いかにも路面電車らしいレトロなスタイルの
7000形(左)も健在です。
(´ω`*)シブイ
この電車が富山港線に直通したら面白いのにね。
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 富山駅

0074.jpg
南北接続の開業を記念して、
富山駅の構内では県の名産である
チューリップが配られていました。
ドゾー(*・∀・)つY
(私はいただかなかったけど)

0075.jpg
南北に分かれていた路面電車を
くっつけちゃうなんて、
まさに「AMAZING TOYAMA」!
(゚∀゚)アヒャ☆
▲20.3.21 富山地鉄軌道線 富山駅


南北接続の新規部分を含む岩瀬浜までの乗りつぶしを終えて、岩瀬浜や東岩瀬の駅周辺をちょろっと眺めたのち(先にご紹介した東岩瀬の駅舎などの様子はこの時に撮影)、南富山駅前ゆきの南行電車に乗って富山駅へ戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
さて、お次は富山地鉄の鉄道線で朝に見かけた元・西武特急「レッドアロー」(16010形ね)でも沿線で撮ろうか、それとも富山から高岡へ移動して、景色のいい富山湾沿いを走る氷見線(ひみせん)を訪れようか (・∀・)イイネ・・・と、まだまだ富山周辺での“鉄分補給”を続けたいところではありますが、惜しいけれど今旅はここまで ( ̄△ ̄;)エッ…。
一昨日(3/19)に東京から金沢までやってきた時と同様、「青春18きっぷ」を手にしている私はこれから、在来線の普通列車をいくつも乗り継いで東京へ帰るつもりです。そうすると、もう富山にいられる時間は残されていないのでした ( ̄、 ̄)ナルヘソ。それでも、路面電車南北接続の初日という記念すべき日に乗車を果たせただけで、じゅうぶんに満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。

さ、東京へ帰るか・・・カエロ…((((o* ̄-)o。


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帰る前に食べたこの日のお昼ゴハンは、
富山駅構内の駅そば屋さんでいただいた
白えび天そば。
ご当地名物の白エビがこんなにのって
530円とは嬉しいお値段です。
ソバ(゚д゚)ウマー!
そして付け合わせのいなり寿司は、
一ヶなんと40円!
駅そば好きにはたまらん名店だなぁ・・・。

0077.jpg
お昼すぎ、
あい鉄の泊(とまり)ゆき下り列車に乗って、
富山をあとにします。
また来るよっ!
マタネ!(=゚∇゚)ノシ
▲20.3.21 あいの風とやま鉄道 富山

0078.jpg
前日に乗った津幡〜富山と同様、
富山から糸魚川まではJRの路線でない
第三セクター鉄道(あい鉄・トキ鉄)の区間なので
「18きっぷ」は使えず、
普通乗車券を買って乗車します。
運賃は1,550円。
(*・ω・)つ[キップ]

0079.jpg
泊では新潟県の三セク鉄道、
えちごトキめき鉄道(トキ鉄)の
日本海ひすいラインに乗り継ぎ。
当線(当ライン?)は電車でなく、
ディーゼルカーのET122形で運行されています。
イーティー(*´∀`)σ
▲20.3.21 あいの風とやま鉄道 泊

0080.jpg
富山と新潟の県境に位置する
市振(いちぶり)付近の車窓に広がるのは
日本海の海景色。
昨日の“春の嵐”と打って変わって
今日は快晴です。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲20.3.21 あいの風とやま鉄道 越中宮崎-市振
(車窓から)

0081.jpg
糸魚川(いといがわ)でJRの大糸線に乗り換え。
ここから先は「18きっぷ」が使用可能です。
(*・∀・)つ[18]
接続した南小谷(みなみおたり)ゆきは
キハ120形の単行。
車内は空いていてボックスシートに座れました。
▲20.3.21 大糸線 糸魚川

0082.jpg
海の次は山の景色。
妙高戸隠連山の雨飾山(あまかざりやま)が
雄大な姿を見せています。
(゚∀゚)オッ!
▲20.3.21 大糸線 頸城大野-姫川(車窓から)

0083.jpg
長野県の南小谷でさらに大糸線を南下する
信濃大町(しなのおおまち)ゆきに乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ここでJR西日本から東日本の管轄となり、
車両はE127系です。
▲20.3.21 大糸線 南小谷

0084.jpg
信濃大町で乗り継いだのは、
大糸線、篠ノ井線、中央東線を直通する、
上り普通列車の富士見ゆき。
ロングランの列車ですが
ロングシート仕様の211系(右)でした。
( ̄  ̄;)ポテロング…
ちなみにこのあと
富士見で乗り継いだ大月ゆきも
同仕様の211系。
▲20.3.21 大糸線 信濃大町

0085.jpg
そして今旅のラストランナーは
大月で乗り継いだ東京ゆきの中央特快。
馴染みのあるオレンジ帯のE233系を見ると、
家が近づいた感覚で気分が落ち着きます。
ε-(´∇`*)ホッ
▲20.3.21 中央本線 大月


富山1247-(あい鉄543M)-泊1333~1352-(トキ鉄1639D)-糸魚川1420~1514-(大糸432D)-南小谷1616~1619-(5433M)-信濃大町1713~1719-(1542M)-富士見1910~1945-(中央446M)-大月2126~2131-(2130M 中央特快)-三鷹2244

往路は東海道本線と北陸本線を乗り継ぐ米原経由で金沢に到達しましたが、復路は変化をつけるために旧・北陸本線を引き継いだ三セク鉄道のあい鉄とえちごトキめき鉄道で富山から日本海に沿って北上し ...(((o*・ω・)o、新潟県の糸魚川(いといがわ)で大糸線に乗り換え ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。そして篠ノ井線、中央本線(中央東線)を経て、富山から約10時間の長旅で東京に帰ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。

金券ショップで購入した格安価格の「青春18きっぷ」を使って北陸地方を訪れた今旅。能登半島の七尾線では引退が迫る国鉄型車両が記録でき、富山の路面電車では南北接続という歴史的な開業日に立ち会えた、それぞれに目的を果たせて充実した鉄道旅となりました。
ただ、新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されるなかでの三連休に出かけたことについては、現在のような強い外出の自粛が要請されていなかったため、自分のなかでまだ危機意識が低かったというのが正直なところ。今となってはそこを反省すべきかもしれません。でも、言い訳や開き直りに聞こえるかもしれませんが、出かけてしまった過去を取り消すことはできず、今できることはこれからでも意識を高めて、不要不急の外出を抑えるのが大事だと思っています。
今旅から帰った翌週以降は私の住む東京都内で知事による外出自粛要請が出され、格安で買った「18きっぷ」はけっきょく今旅での3回分しか使用することができませんでした(残りは“不要不急”でなく“必要”な外出に使う友人へ、500円+カフェラテ一杯で譲渡した)。それでも、購入額の10,080円分はじゅうぶんにモトが取れたので(東京から米原経由の金沢までだけでも、普通乗車券なら片道10,010円)、まあヨシとしましょうか。

コロナウィルスの感染が終息して、ふたたび安心してお出かけできる日が一日も早く戻って来るよう願っています。



沖縄都市モノレール・・・延伸区間 乗車記 [鉄道乗車記]

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2020.01.19 沖縄都市モノレール
完乗目指して“てだこ”へ!
ゆいレール延伸区間 乗車
 
 
展開が大きく変わりましたが、いちおう前回からの続きです。

千葉県成田市の成田山へ初詣参拝に訪れる方々が利用する臨時列車、通称「成田臨」を成田線で撮影していた私 (^_[◎]oパチリ。お目当てだった国鉄特急色“風”のE653系(K70編成)はカメラに収めることができたけれど、この日の関東地方はみぞれ混じりの冷雨が降り続く底冷えの一日で {{{+ω+;}}}ブルブル、その寒さに耐えられなくなった私は、撮影地から成田空港へ直行してヒコーキに飛び乗り バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、温暖な沖縄県の那覇にやってきちゃいますた (=゚ω゚)ノ゙メンソーレ。
・・・というのが、冗談半分の適当なあらすじですが (゚∀゚)アヒャ☆、もちろん突発的な思いつきの行動で那覇に来たわけでなく、私が当地を訪れたのにはちゃんとした目的があります (-`ω´-*)ウム。
それは「ゆいレール」(゚ー゚*)ユイ。


1001.jpg
ちょっとプロローグが長くなるので、
ま、オリオンでも飲みながら、
お付き合いいただければと思います(笑)
プハーッ(*≧∇≦)ノC凵


沖縄県における鉄道は、戦前に沖縄県営鉄道や糸満馬車軌道などの軽便鉄道(規格の小さい簡易的な鉄道)や馬車鉄道(読んで字のごとく馬が客車を引っ張る鉄道)がいくつか存在していましたが、自動車の発達による鉄道利用者の減少で廃止が相次ぎ、廃止でなく休止扱いだった路線も太平洋戦争の戦火で施設が破壊。米国の統治下に置かれた戦後は鉄道よりも道路の整備が進められたことで、沖縄の鉄道は長らく途絶えていました ( ̄。 ̄)ヘー(沖縄海洋博覧会での会場内運行を除く)。そんな“鉄道不毛の地”だった沖縄にふたたび鉄道が開通したのは、戦後58年目となる2003年(平成15年)のこと。それが那覇市内の那覇空港と首里(しゅり)のあいだの12.9キロを結ぶ「沖縄都市モノレール」で、親しみのある呼び名(愛称)が「ゆいレール」(´▽`*)ユイレール。
普通鉄道ではなくモノレールではあるけれど、これも国内で一般の旅客営業を行なうれっきとした鉄道路線のひとつに含まれます (-`ω´-*)ウム。そうすると、日本の旅客鉄道路線の全線完全乗車(完乗)を目指す私にとっては、もちろん当線も目的達成に欠かせない踏破対象であり、開業の翌年となる2004年に那覇空港と首里のあいだの全線を乗り潰しました ...(((o*・ω・)o。ちなみにそれ以前にも何度か仕事で沖縄を訪れたことはあったものの、基本的に旅の主目的が鉄道趣味(乗り鉄や撮り鉄)に偏っている私が、プライベートで沖縄に来たのはそのときが初めて (゚ー゚*)オキナワ…。鉄道に乗ることが目的で沖縄の地を踏むという新鮮さを感じながらも、正直、厄介なところにある一路線を乗り潰せたことにホッとした覚えがあります ε-(´∇`*)ホッ。
そんな「ゆいレール」は、利用実績が好調だったこと、また、道路渋滞が激しい自動車に代わる交通手段としてのインフラ整備で、首里よりさらに先の区間も建設が続けられ (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…、最初の開業から16年、そして私が乗車してから15年が経った昨年の2019年10月に、首里から浦添(うらそえ)市の“てだこ浦西(うらにし)”まで新たに延伸開業 (*゚▽゚)/゚・:*【祝 延伸】*:・゚\(゚▽゚*)。鉄道路線が少しでも伸びるのは鉄ちゃんとして喜ばしいことですが ∩(´∀`)∩バンザーイ♪、その結果、私には未乗の区間が出来てしまいました ( ̄▽ ̄;)ア…。全路線完乗を目指すなら、ここもいつかは乗り潰さねばなるまい・・・(゚ペ)ウーン…。とくに焦る必要は無いのだけれど、やはり気分的には早く乗り潰してスッキリとしたいもの ((o(・∀・`)o))ウズウズ。そこで機会を伺っていたところ、LCC(格安航空会社)の格安航空券に目がとまり、思いきって成田から那覇まで飛んできたのでした (´ω`)ナルヘソ。
そう、今旅の私の目的は、未乗となっている「ゆいレール」の延伸区間、首里~てだこ浦西のあいだを乗り潰すこと (*`・ω・´)-3フンス!。ちなみにその乗車距離は・・・わずか4.1キロです(笑)。


1002.jpg
「ゆいレール」があるのは
沖縄本島南部の那覇市近郊。
地図で見るとこのような位置です。



1月19日(日)


1003.jpg
この日の那覇の日の出は、
東京よりも30分遅い7時12分。
雲が多めの朝焼けに
「ゆいレール」の丸っこいシルエットが
浮かび上がります。
( ̄▽ ̄)マルイ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港


前夜の19時過ぎに那覇へ到着し、明けて迎えた二日目の朝 ('-'*)オハヨ。
私が宿泊したホテルは市街地中心部にある旭橋(あさひばし)の駅近くで、前日に件の「ゆいレール」を利用して那覇空港から旭橋まで移動してきました ...(((o*・ω・)o。未乗の首里より先の区間へ行くには本来、ここから下り列車で向かうことになるのですが、せっかく遠路はるばる那覇まで来たのならばこの機会にもう一度、新たな延伸区間だけでなく起点から終点までの全線を乗り通してみようと思い σ(゚・゚*)ンー…、いったん旭橋から上り列車で那覇空港へと戻って、あらためて起点より「ゆいレール」の乗り潰しを始めます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


2001.jpg
2002.jpg
那覇空港に隣接した那覇空港駅は
日本最西端の鉄道駅。
(゚∀゚*)オオッ!
当駅が「ゆいレール」の起点です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港

2003.jpg
ホームにて発車を待っていたのは、
最初の開業時から使用されている1000形で、
二両編成の跨座式モノレール車両。
お、よく見ればこれは、
トップナンバーの1201編成じゃん。
(゚∀゚)オッ!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港

2004.jpg
車内はロングシートが主体ですが、
先頭部の運転室背後には、
前方(もしくは後方)が望めるような
座席配置となっています
(一部の編成はここに荷物棚が設置)。

2005.jpg
ためしに前方の席へ座ってみたけれど
助手席側はちょっと見づらいかな・・・
σ(゚・゚*)ンー…
ちなみに朝早い時間帯だったので、
運転席側は客室からの反射防止により
途中の駅までブラインドが降ろされていました。

2006.jpg
全線有効の一日乗車券(¥800)は
日付制でなく24時間制で、
那覇空港へ到着した前夜に購入したものが、
本日の19時49分まで使用可能。
これは助かります。
(・∀・)イイネ
ちなみに駅の改札を通る際は、
券面に記されたQRコードを自動改札機にタッチする、
関東ではちょっと見慣れない方式。
(*・ω・)つ[キップ]ピッ☆


前夜に利用した時の「ゆいレール」は、空港から市街地へ向かう観光客(とくにアジア系の外国人が目立った)でかなり混雑していましたが (´д`;)人大杉…、朝の7時過ぎではまだ到着便が無いのか、今の時間帯は駅も車内も人影はまばら。私を含めて数人程度のお客さんを乗せたてだこ浦西ゆきの「ゆいレール」は、茜色に染まった朝焼けの空のもと、那覇空港をゆっくりと発車しました ...(((o*・ω・)o。
そういえば朝焼けって、たしか天気が崩れる前兆でしたっけ (´・ω`・)エッ?。今日の那覇の天気は一日を通して曇りの予報。雨は降らなそうだけれど、沖縄らしい南国の青空が望めるかはビミョーなところだなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。


2008.jpg
空港の敷地をかすめたのち、
車窓から見えたのは「ゆいレール」の車両基地。
ここには「ゆいレール」の歴史などが分かる
資料館が併設されているのですが、
土休日は閉館日です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港-赤嶺
(車窓から)

2009.jpg
こちらの飛行機も車窓から見えたものですが、
自衛隊の保存機かな?
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港-赤嶺
(車窓から)

2010.jpg
車窓の右手には自衛隊の施設の向こうに
チラリと東シナ海の海面が望めます。
|∀・)チラッ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港-赤嶺
(車窓から)


沖縄都市モノレール「ゆいレール」は、先にも述べましたが、沖縄の玄関口である那覇空港から、日本最南端の鉄道駅として知られる赤嶺(あかみね)、那覇市中心部(繁華街)の県庁前、見栄橋(みえばし)、牧志(まきし)、そして沖縄のシンボル的な存在の首里城に近い首里などを経て、那覇市に隣接した浦添市に位置するてだこ浦西へいたるモノレール路線。地域の通勤通学や日常的な足としての利用はもとより、観光客の移動手段としても活用されています (・o・*)ホホゥ。なお、「ゆいレール」の「ゆい」は、沖縄の方言で助け合いや支え合いの精神を意味する「結(ゆい)」が由来 (゚ー゚*)ユイ。
ちなみに、以前の拙ブログでも触れたことありますが、日本で運行するモノレールにはざっくりと大きく分けてふたつの方式があり、ひとつは上にある軌道(レール)から車両がぶら下がるような格好の「懸垂式(けんすいしき)」(千葉都市モノレールや上野動物園モノレールなど)、そしてもうひとつが軌道に車両が跨がるような形の「跨座式(こざしき)」(東京モノレールや大阪モノレールなど)で、この「ゆいレール」は後者の跨座式を採用しています ( ̄。 ̄)ヘー。


2011.jpg
2012.jpg
日本最西端の那覇空港の次駅は、
鉄道駅として日本最南端に位置する赤嶺。
(゚∀゚*)オオッ!
駅前にはモニュメントがあり、
構内には記念撮影用の顔ハメボードが
置かれていました。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 赤嶺


ところで、鉄道趣味が長い私は子供のころから、日本の駅の最北端は稚内(北海道)、最東端は東根室(同)、最西端は平戸口(現・たびら平戸口、長崎県)、最南端は西大山(鹿児島県)というのがずっと定着していた知識でしたが (-`ω´-*)ウム、2003年に沖縄の地で開業した「ゆいレール」はそのうちの最西端と最南端のふたつを塗り替えることとなり、個人的には少なからず衝撃を受けたものです Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。
そんな最西端や最南端の駅を擁する沖縄のモノレール、それが作られると初めて聞いたときには、海沿いの景色がいいところを走るのかな・・・と期待したものですが (*゚v゚*)ワクワク♪、実際は空港と市街地を結ぶことから大半は街風景で、車窓に海が望めるのは今のところほんのちょろっとだけとなっています |∀・)チラッ。まだ未乗の延伸区間には、少しでも海が見える箇所があるのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


2014.jpg
壷川の周辺で「ゆいレール」は
国場川(こくばがわ)に沿って走ります。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 奥武山公園-壷川
(車窓から)

2015.jpg
東シナ海へ注ぐ国場川を離れて、
市街地方向にカーブする「ゆいレール」。
車両には近々オープン予定の水族館をPRする
お魚のラッピングが施されていました。
<°)))彡オサカナ
ちなみに実はこのカット、
宿泊したホテルのロビーから見えた情景です。
(^_[◎]oパチリ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 壷川-旭橋

2016.jpg
那覇市の官庁街に位置する県庁前(駅)。
右奥に見える立派な建物が沖縄県庁です。
そしてその手前の交差点を向かって左に進むと、
繁華街の国際通り。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 県庁前
(車窓から)

2017.jpg
もっとも賑やかな地区の旭橋から牧志にかけて、
久茂地川(くもじがわ)沿いの建物が林立するなかを
「ゆいレール」は縫うように進みます。
...(((o*・ω・)o
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 旭橋-県庁前
(前方の車窓から)

2018.jpg
牧志の手前で跨いだ国際通り。
日曜の朝なのでまだ人出は少ないですが、
お店が開く時間になれば、
国内外の観光客が行き交う繁華街です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 見栄橋-牧志
(車窓から)

2019.jpg
繁華街を抜けると住宅地が目立つようになります。
このあたりはアップダウンの激しい地域で、
とくに儀保から首里のあいだでは最大で60パーミル。
これは普通鉄道だとキビシい急勾配ですが
「ゆいレール」は難なく進みます。
♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 儀保-首里
(前方の車窓から)

2020.jpg
そしてこの勾配を上がったあたりから
車窓の右手に望めるのが、
鮮やかな赤瓦が印象的な首里城
・・・でしたが、
その姿は痛々しいものとなってしまいました。
(´・ω・`)ショボン
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 儀保-首里
(車窓から)


2021.jpg
2022.jpg
首里城公園の最寄駅となる首里。
(゚ー゚*)シュリ
以前は当駅が終点だったので、
私が乗車済みなのもここまでです。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里


県庁前や牧志のあたりで多少は乗客の動きがあったものの混雑することは無く、順調に繁華街地区を通り抜けて那覇市内を進み続ける「ゆいレール」...(((o*・ω・)o。
アップダウンの激しい地域の古島(ふるじま)や儀保(ぎぼ)を過ぎると、やがて車窓の右手に「首里城」(首里城公園)を望める箇所があり、初乗車のときはその正殿や広福門の真っ赤な姿が目に映って印象的だったものです (゚∀゚*)オオッ!!・・・が、ご存知のとおり首里城は昨年に発生した火災で正殿などを焼失 ヽ(´д`;)アア…。無惨な姿が「ゆいレール」からも確認できて、それは心の痛むものでした (。´・ε・`。)シンミリ。再建への道のりは簡単では無いと思うけれど、いつかこの車窓からも立派な正殿がふたたび望める日が来ることを切に願っています。
そんな首里城公園を車窓に眺めつつ、左へ大きくカーブを切った「ゆいレール」は、まもなく首里に停車 (゚ー゚*)シュリ。先述のとおり最初の開業時ではこの首里が終点で、ここから先が新たな延伸区間、つまり私の未乗部分となります。“乗り鉄”にとって未知なる鉄路(モノレールは線路ぢゃないけど)へ足を踏み入れる瞬間は、いつでもどこでも気分が高揚するもの (*゚v゚*)ワクワク♪。とくに今回は簡単に来られない沖縄の地ですから、興奮度もMAXです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。落ち着きのない私とは対照的に(?)、クールな「ゆいレール」は静々と首里を発車しました ...(((o*・ω・)o。。


2023.jpg
新規の延伸区間へ突入!
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
開業から三ヶ月が経ちましたが、
軌道はまだキレイです。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里-石嶺
(前方の車窓から)

2024.jpg
これまでの既存区間から引き続き、
延伸区間もかなりアップダウンが激しい。
w(゚o゚*)wオオー!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里-石嶺
(前方の車窓から)

2025.jpg
車内より前方を眺めた上写真の区間を、
石嶺の駅から撮影するとこんな感じ。
(^_[◎]oパチリ
スピードは速くないけれど、
まるでジェットコースターのような線形ですね。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里-石嶺

2026.jpg
お、海が見えた。
(゚∀゚)オッ!
石嶺と経塚のあいだでは
街なみの向こうに水平線がチラリと望めました。
|∀・)チラッ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 石嶺-経塚
(車窓から)

2027.jpg
上り下りのアップダウンもスゴいけれど、
右や左へのカーブもウネウネです。
( ̄▽ ̄)ウネウネ
その進行方向の奥に見える
緑がこんもりとした山のようなものは、
浦添グスク(浦添城趾)
(・o・*)ホホゥ
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 経塚-浦添前田
(前方の車窓から)


2028.jpg
浦添市の中心地より
やや東に位置する浦添前田。
駅は浦添グスクや浦添ようどれ(陵墓)に近く、
観光客の利用も期待できます。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 浦添前田
(前方の車窓から)


首里から先の延伸区間もアップダウンを繰り返しながら那覇市郊外の住宅地を進み、その車窓風景は本土の都市近郊路線とたいして変わらないものにも思えますが σ(゚・゚*)ンー…、木造よりもコンクリート造の住宅が多いことや、墓地に並ぶお墓が立派な家のような形(いわゆる琉球墓)であることなど、そこかしこに独特な沖縄らしさが感じられます (・o・*)ホホゥ。
そして石嶺(いしみね)と経塚(きょうづか)の駅間、ちょうど那覇市から浦添市に入ったあたりでは、街なみの向こうにちょろっと海が望めたり、浦添前田(うらそえまえだ)の駅近くでは、琉球王国が誕生する以前の時代に中山王(ちゅうざんおう)が築いた浦添グスク(浦添城趾)が眺められたりと、けっこう変化に富んだ車窓風景が楽しめます (・∀・)イイネ。本来なら途中下車して浦添グスクを見学していきたいところですが、今回の私は与えられた時間で「ゆいレール」を完乗することが優先 (-`ω´-*)ウム。


2029.jpg
浦添前田の次が終点のてだこ浦西。
いよいよ完乗が近づいてきました。
(°∀°*)ドキドキ
駅ナンバーが19ってことは、
「ゆいレール」は全19駅なのね。

2030.jpg
2031.jpg
「ゆいレール」は浦添前田を出ると
すぐにトンネルへ入ります。
これはちょっと意外な展開かも。
(=゚ω゚=*)ネルトン!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール
浦添前田-てだこ浦西(前方の車窓から)

2032.jpg
0.6キロのトンネルを抜けると、
その先に見えてきたのが、てだこ浦西。
(゚∀゚)オッ!
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西
(前方の車窓から)

2033_1.jpg
これはてだこ浦西の駅より撮影した、
トンネルから顔を出す「ゆいレール」。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
山などを貫通したものでなく、
トンネルの上にあるのは住宅地のようですね。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西

2033.jpg
軌道の行き止まりを表す車止め。
旅の終着地です。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西
(前方の車窓から)

2035_1.jpg
2034.jpg
終点のてだこ浦西に到着。
(・ω・)トーチャコ
ヴォールト状の天井に覆われたホームは、
どこか欧州のターミナル駅を思わせる
開放的な空間を感じます。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西


ここまでずっと高架線を走り続けてきた「ゆいレール」ですが、浦添前田を出るとその先で一気に急降下し、地表に開けられたトンネルの入口へ突入 (゚ー゚*)ネルトン。全国的に見ればモノレールのトンネルはさほど珍しくないけれど(多摩モノレールや湘南モノレールにもトンネルはあるし、東京モノレールの羽田空港付近は滑走路の下の地下トンネル)、「ゆいレール」で唯一となるこのトンネルは、沖縄県内で唯一の鉄道トンネルということでもあります (´ω`)ナルヘソ。これは趣味的に見てなかなか面白いクライマックスじゃないですか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
そしてトンネルを抜けた先が終点のてだこ浦西 (゚ー゚*)テダコ。ずっと気になっている方も多いと思われる「てだこ」ですが、「てだ(てぃーだ)」は太陽、それに「こ(子)」を付けた「てだこ」は「太陽の子」を意味する沖縄の方言で、現在の浦添で生まれたとされる琉球王国の「英祖日子(えそのてだこ)」にちなんで当駅名に付けられたそうです ( ̄。 ̄)ヘー(駅名後部の浦西は地域名)。そんな「てだこ」に歓迎されたのか、那覇空港を出て以来ずっと雲に覆われてスッキリとしなかった空が、てだこ浦西では青空が広がって眩しい日差しも降り注いでいました (つ▽≦*)マブシッ!。
那覇空港から乗ること37分(実際は首里で一度おりて次の列車を待ち、あらためて延伸区間へ入ったんだけど)、てだこ浦西に到着した時点で私は沖縄都市モノレール「ゆいレール」の完乗を達成です ヽ(´▽`)ノワ~イ♪。

那覇空港0736-(ゆいレール)-首里0803
首里0815-(ゆいレール)-てだこ浦西0825


2035.jpg
駅構内の天井に設置されている、
“てぃーだ”(てだ=太陽)をモチーフにした
大きなアートグラスは鮮やかで圧巻!
(゚∀゚*)オオッ!!
近くの壁に掲げてあった説明板(?)には、
「てぃーだ未来線地球号」って書かれていたけれど・・・
σ(゚・゚*)ンー…
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西

2036.jpg
てだこ浦西の駅の外観はたしかに
ちょっと宇宙船っぽい奇抜なデザインですね。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
爽やかな青空が完乗を祝ってくれました。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲20.1.19 沖縄都市モノレール てだこ浦西


完乗を果たし、万感の思いで降り立ったてだこ浦西ですが (´ー`)シミジミ、駅のまわりは開業から三ヶ月が経った今もまだ整備途中といった感じで、駅施設以外で目に付くのは大きな駐車場くらい σ(゚・゚*)ンー…。でも実はこの駐車場を駅前に設けることが当駅にとって重要で、これによりすぐ近くの沖縄自動車道とリンクさせてパーク&ライド*を推進。渋滞が慢性化している中心街のクルマを減らす狙いだそうです(*島内の各地から高速道路で当駅に来てクルマを駐車場に停め、繁華街や空港へはモノレールでの移動を推奨)。延伸区間の終点を浦添市の街なかに近い浦添前田まででなく、てだこ浦西としたのにはそんな理由もあるみたいです (´ω`)ナルヘソ。
ただ、私が駐車場を眺めたって何の意味もないので(車上荒らしと間違われても困るしw)、わずかな滞在時間ののちに折り返しの那覇空港ゆき「ゆいレール」へ乗り、完乗した満足感を噛み締めながら当駅をあとにしました バイチャ!( ゚д゚)ノシ。はるばるやってきた終着の地、でもそこにあったのは駐車場だけ・・・ま、鉄道路線の乗り潰しなんて、得てしてこんな結末です(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
せっかくなので帰りは首里城公園に立ち寄って、焼失してしまった正殿を見る気にはならないけれど、せめて守礼門(しゅれいもん)だけでも拝んでいこうかな...(((o*・ω・)o(いま思えば、浦添グスクのほうへ見学に行ってもよかったかも)。


2038.jpg
首里城公園に行くため
「ゆいレール」を首里で下車。
首里のホームからも以前は
首里城正殿の赤瓦が望めたのですが、
いまはその姿がありません・・・。
(´・ω・`)ショボン
空はまたどんよりとしてきちゃったね。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 首里(後追い)

2039.jpg
2000円札(滅多に見ないけど)に描かれている
首里城の守礼門
門に掲げられている額の
「守禮之邦(しゅれいのくに)」は
「琉球は礼節を重んずる国」という意味だそうです。
(・o・*)ホホゥ

2041.jpg
繁華街の牧志でいただくブランチ(?)は、
やっぱり沖縄へ来たら食べていきたい沖縄そば。
有名店でなく適当に入ったお店ですが、
鰹だしと豚だしを合わせたスープに、
独特の麺がマッチして美味しかったです。
スバ(゚д゚)ウマー!


いちばんの目的だった「ゆいレール」の延伸区間を午前中に乗り終えて、午後はゆっくりと沖縄観光 (・∀・)イイネ・・・と、いきたいところですが、私にそんな余裕は残されていません ( ̄△ ̄;)エッ…。
実は那覇空港から帰るのに予約したLCC(格安航空会社)の便はお昼の12時30分発なのです Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。振り返ってみると、那覇に着いたのは前日の19時半ですから、沖縄での滞在は24時間に満たない17時間 ( ̄  ̄;)マジカ…。これぞまさに“弾丸ツアー”とも言うべき慌ただしさで、見方によってはもったいないと思われるかも知れないけれど σ(・∀・`)ウーン…、ぶっちゃけ、こんな行程だからこそLCCの航空運賃は“超”が付くほど格安だったわけだし (´艸`*)オトク、私にとっては「ゆいレール」が乗り潰せて、沖縄料理やオリオンビール、そしてご当地バーガーなどが味わえただけでも、じゅうぶんに満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。
沖縄の旅行記なのに、きれいな海景色や豊かな自然風景、美ら海水族館などの観光名所がほとんど出てこない。でも、おそらく拙ブログの読者はそのようなものをハナから期待していないでしょう ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。旅の目的は人それぞれ・・・ですよね(笑)。


2042.jpg
「ゆいレール」の完乗が果たせて
嬉しーさー(笑)
ウレ(´▽`*)シーサー♪
シーサーと「ゆいレール」の
沖縄らしいコラボショットを狙ったんだけど・・・
なんだかこのアングルだと、
まるでシーサーが「ゆいレール」を
食べようとしているみたいに見える!?
( ̄△ ̄;)エッ…
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 見栄橋-牧志

2043.jpg
てだこ浦西まで往復して
那覇空港に戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
朝は人影がまばらだったけれど、
お昼前のこの時間は車内も駅も
多くの人で混雑しています。
▲20.1.19 沖縄都市モノレール 那覇空港


てだこ浦西0904-(ゆいレール)-首里0912
首里1000-(ゆいレール)-牧志1012
牧志1044-(ゆいレール)-旭橋1049
旭橋1113-(ゆいレール)-那覇空港1125
(旭橋での下車はホテルに預けていた荷物を取りに行った)


2047.jpg
飛行機のチェックインを済ませて、
空港内でいただくランチは
(食べてばっかし・・・^^;)、
沖縄のご当地バーガーA&Wのモッツァバーガー。
トマトスライスが二枚も挟まった、
フレッシュな味わいのハンバーガーです。
バーガー(゚д゚)ウマー!
合わせるドリンクはもちろんルートビア。
ビアと言ってもビールでなく、
当店名物のちょっとケミカルな味をした
ソフトドリンクです。
(゚ー゚*)ビア?

2048.jpg
☆のマークの飛行機に搭乗して
那覇から成田へ飛びます。
さらば、沖縄!
バイチャ!( ゚д゚)ノシ


那覇空港1230-(GK304)-成田空港1455

那覇から二時間半の空の旅を経て、飛行機は成田に着陸。
自分で組んだ沖縄への弾丸行程とはいえ、前日に当地で「成田臨」を撮っていたというのがなんとも不思議な感覚です σ(゚・゚*)ンー…。
そして成田空港から都内にある自宅までは、JRの特急「成田エクスプレス」や京成の特急「スカイライナー」、もしくはリムジンバスを利用するのが速くて便利ですが、当然ながら楽なものは運賃が高い(笑)。LCCの格安航空券で沖縄を往復したというのに、ここで料金の高い交通手段を使うのは、なんだか抵抗感があります (-`ω´-*)ウム。やはりセコい(セコすぎる?)私はもちろん、前日に成田へ来た時の逆経路となる、京成線と地下鉄を乗り継ぐ「ケチケチルート」を選択して帰途につくのでした (´∀`;)ケチケチ…。


2049.jpg
空港第2ビル(駅)のホームに入ってきた
京成本線の特急列車(特別料金不要)は3700形。
(゚ー゚*)ケーセー
このあと車内で思わぬ出会いが!?
( ̄△ ̄;)エ?
▲20.1.19 京成本線 空港第2ビル


(ところで、空港第2ビルから私が京成線に乗っていたところ、次駅の京成成田で不意に「え?もしかして、あおたけさん!? ヾ(゚ω゚*)モシモシ?」と声をかけられたので顔を上げると、なんと前の席(ロングシートの向かい)に座られていたのはソネブロ鉄仲間の「gardenwalkerさん」じゃありませんか!Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?。聞けば今日はお子さんと成田山へ初詣に行かれていたとのこと。鉄道イベントや撮影ポイントでの遭遇ならまだしも、沖縄帰りと初詣帰りの二人が同じ列車の同じ号車、しかも向かいの席に乗り合わせるなんて、ホントにびっくりの偶然でした w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。こんなことってあるんだなぁ・・・(゚∀゚)アヒャ☆。成田から船橋までの乗車中にgardenwalkerさんと交わした鉄談義、楽しかったです(笑))


2050.jpg
んで、前日と同様に西船で少し歩き、
...(((o*・ω・)o
西船橋から地下鉄東西線で都内へ向かいます。
車両は05N系(後期形)でした。
▲20.1.19 東京メトロ東西線 西船橋


空港第2ビル1531-(京成本線特急)-京成船橋1618~1623-(京成本線)-京成西船1627…(徒歩)…西船橋1639-(東京メトロ東西線)-中野1723

さて、東京からはるか1,500キロも離れた那覇まで往復して乗ってきた、「ゆいレール」の延伸区間(首里〜てだこ浦西)はわずかに4.1キロ ( ̄  ̄;)4㌔…。しかし私とってはとても大きな意味を持つ4.1キロであり、この区間を乗り潰したことで「ゆいレール」はもちろんのこと、現時点(20年1月現在)で鋼索線(ケーブルカー)を除く、旅客鉄道路線の全線(JR、私鉄、三セク、地下鉄、路面電車、モノレール、新交通システム、トロリーバス、ガイドウェイバスなど)の完乗を達成したことになりました (*゚▽゚)/゚・:*【祝 全線完乗】*:・゚\(゚▽゚*)。どうにかキープできたタイトルにホッとひと安心 ε-(´∇`*)ホッ
・・・なのですが ( ̄△ ̄;)エ?、実は再来月の3月には富山で路面電車の延伸(南北直結)が予定されています。その距離、約90メートル(笑)( ̄  ̄;)90㍍…。

全線完乗への飽くなき道はつづく・・・。



JR・相鉄直通線・・・直通運転初日 乗車記 [鉄道乗車記]

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2019.11.30 JR・相鉄直通線
祝・直通運転開始!
JR・相鉄直通列車 乗車
 
 
神奈川県の旧国名である相模(さがみ)の名が付けられ、これまでは横浜~海老名・湘南台など県内の自社線のみで運行されていた相模鉄道、通称・相鉄(そうてつ)(゚ー゚*)ソーテツ。関東近郊の大手私鉄のなかで唯一、東京都心へ乗り入れておらず、同業他社に感化されていない独自性(車両のデザインや構造など)がマニアとして魅力的にも思えた鉄道会社でしたが (*゚∀゚)=3ハァハァ!、そんな相鉄の電車がついに神奈川を飛び出して都心に乗り入れ!バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。新たに完成した連絡線を介してJRの路線とつながったことにより、東京都心への直通運転(おもに海老名~新宿、一部は埼玉の武蔵浦和や川越まで)が実現したのです (*゚▽゚)/゚・:*【祝 直通】*:・゚\(゚▽゚*)。相鉄の沿線住民にとって、乗り換え無しで渋谷や新宿まで行けるのは、まさに悲願成就の都心直結といえるのではないでしょうか (ノ∀`)ヨカッタネ。
その連絡線(新線)開通に伴う直通運転の開始は、11月最終の土曜日となる30日。日本の鉄道路線の全線完全乗車(完乗)を目指す私としては、もちろん初日に乗車してみようと思います ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。新たに設定されたJRと相鉄の直通列車、はたしてその車窓からはどんな風景が見られるのでしょうか (*゚v゚*)ワクワク♪。

なお、あくまでもこの記事は私独自の目線による“趣味的”観点です。直通運行による弊害(路線の複雑化や遅延、混雑など)を問われてもお答えしかねますのでご了承ください m(_ _)m。テキトーかも知れませんが、鉄ちゃんの一人が開業の初日にヤジウマ気分で遊びに行った・・・そんなヌルい目で見ていただけたらと思います (=゚ω゚)ノヨロシコ。


0016.jpg
直通運転の開始に先駆けて
車両基地の公開イベントで顔を揃えた
JRのE233系7000番台(右)と
相模鉄道の12000系。
直通列車にはこの両形式が使われます。
▲19.10.19 JR東日本川越車両センター



11月30日(土)


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JR新宿駅に掲げられた発車案内標、
今日から新たに加わった
「相鉄線直通各駅停車 海老名」
(上から二番目)
の表示が新鮮です。
エビニャ!(*゚∀゚)=3
▲山手線(埼京線)新宿


JR東日本と相模鉄道の直通運転が開始された日の朝、私は自宅で朝食を食べながら ≠( ̄~ ̄*)モグモグ、初発の新宿ゆき一番列車が相鉄の海老名駅を発車するセレモニーの様子をテレビのニュースで視ていました (・o・*)ホホゥ。あれ?一番列車に乗らないの?と思われるかも知れませんが (゚ー゚?)オヨ?、都内に住む私が海老名始発の一番列車(相鉄→JR)へ乗るには当地で前泊でもしないとムリですし、逆に都心から海老名のほうへ向かう一番列車(JR→相鉄)はとくに大きなセレモニーなど行われないみたい σ(゚・゚*)ンー…。それならば、多くのファンで混雑していると予想される一番列車(新宿6時58分発の221M)でなく、少し落ち着いた時間帯に新宿から海老名まで乗ってみることとしました (#`・д・)っニバンジャダメナンデツカ!。
そして一番列車ではないけれど、気分的には乗り慣れたJRの車両(E233系)より、やはり新鮮味のある相鉄の車両(12000系)のほうに乗りたい (・∀・)ソーテツ(直通運転では両社の車両が使われます)。時刻表でざっくりとした運用を予測して、ためしに新宿7時25分発(223M)の列車を選んで待っていると (=゚ω゚=*)ンン!?、入線してきたのはネイビーブルー(紺色)の真新しい電車。望んでいた相鉄の12000系です ヽ(´▽`)ノワーイ♪。


0002.jpg
ワル顔、キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
▲山手線(埼京線)新宿

0003.jpg
新宿の駅名標を入れて、
相鉄の12000系をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
まだ違和感ありありですが、
今日からはこれが日常の情景です。
▲山手線(埼京線)新宿


JRの電車が行き交う新宿に相鉄の電車が現れるなんて、なんだか不思議な光景じゃないですか w(゚o゚*)w オオー!!。
ただ、JR直通用としてデビューしたばかりの12000系は個人的にまだ見慣れていないこともあり *・゚+(0゚・∀・)ペカペカ+・゚*、これが相鉄の車両だという認識よりも、何かしらの新しい電車が来たって印象のほうが強い気がします σ(゚・゚*)ンー…。これがもしも新形式でなく、従来のいかにも相鉄らしい7000系や8000系あたりが乗り入れてきたら、もっとインパクトを受けたかもしれませんね(あくまでも個人的な妄想 (゚∀゚)アヒャ☆)。それでもJRの新宿駅で見る「海老名」の行先は、やっぱり新鮮 ( ̄∇ ̄*)エビニャ。


0005.jpg
外観はダークなネイビーブルーの12000系ですが、
車内はホワイトを基調とした清潔感ある配色。
そのギャップが面白いですね。
(・∀・)イイネ


入線した列車の扉が開いて降車客が落ち着くと、先頭車の運転室背後には前方展望を眺めようとする多くのファンが、我れ先にと群がります λλλλλλλλ (´д`;)人大杉…。そりゃ、一番列車でなくとも直通運転開始の初日だものね。正直、私だって前方を覗きたいところですが、これじゃとてもムリそう (ヾノ・∀・`)ムリムリ。でも、そのほかの車内は意外と空いていて、席にも余裕で座れます ( ̄  ̄*)スイテル。たしかに鉄ちゃん的に見れば開業初日の直通列車は特別なモノだけど、冷静に考えたら土曜朝の7時過ぎに新宿から下り方向の海老名ゆきに乗る人(一般客)は少ないか・・・(´ω`)タシカニ。空いているのならば前方展望でなく側窓からでも、直通列車の車窓がじゅうぶんに楽しめそう ☆.(○≧ω')b OK牧場!。
発車の直前に勢いよく乗り込んできた、おば・・・もとい、昭和世代のお姉さまたち4~5人のグループが「これ、横浜に行きますか? ヾ(゚ω゚)ハマ?」って私に訊いてきたので、「いや、行きませんよ。横浜は反対の1番線から出る湘南新宿ライン アッチ(* ̄  ̄)σ」って答えたら、慌てて車外へ降りるという一幕があり、そりゃ慣れないと戸惑うよな・・・なんて思っていたところで、海老名ゆきの列車は扉が閉まりました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


0006.jpg
新宿発、海老名ゆきの車内案内。
緑色で表記されている
新宿~羽沢横浜国大がJRの区間で、
相鉄線直通列車はJR線内を
各駅停車で運転します。
ノコノコ...(((o*・ω・)o
新宿〜武蔵小杉は埼京線というより、
従来の湘南新宿ラインの一部ですね。

0007.jpg
まずは山手貨物線を南下する海老名ゆき。
車窓にはタイミングよく
山手線のE235系が並走しています。
(゚∀゚)オッ!
▲山手線(湘南新宿ライン)目黒-五反田
(車窓から)

0008.jpg
一つ目のジャンクションは大崎。
海老名ゆきはここで西大井のほうへ進みます。
コッチ…((((o* ̄-)o
ちなみにもう一方はりんかい線の大井町で、
埼京線の電車はそちらにも直通します。
乗り間違いの要注意スポット。
▲山手線(湘南新宿ライン) 大崎

0009.jpg
山手貨物線と横須賀線(品鶴線)が合流する
蛇窪信号場を通過し、
今度は横須賀線へと入ります。
▲湘南新宿ライン 大崎-西大井
(東海道本線 蛇窪信号場)
車窓から)

0010.jpg
多摩川を渡って東京都から神奈川県へ。
直通運転の開始を祝うかのように、
今日の空はスッキリとした快晴です。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲東海道本線(横須賀線)西大井-武蔵小杉
(車窓から)


関東近郊以外の方には解りづらい・・・いや、最近の首都圏の路線網は関東の人でも戸惑ってしまいそうで (≡”≡;*)ンン??、私の拙い説明では伝わりにくいかと思いますが・・・人( ̄ω ̄;)スマヌ(内容が理解しづらかったら、文をすっ飛ばしてくださいね)。

新宿を発車した相鉄線直通の海老名ゆきはまず、渋谷、大崎方面へ向けて都心を南下します ...(((o*・ω・)o。走っているのは山手線の複々線的な存在の“山手貨物線”と俗称される線路で、従来から埼京線や湘南新宿ラインの列車が使用 (・o・*)ホホゥ。そののち大崎から先は、やはり従来の湘南新宿ラインの列車と同様に、横須賀線(品鶴線)の線路へ乗り入れて西のほうに進路を取り、多摩川の鉄橋を渡って神奈川県川崎市の武蔵小杉へと至ります (゚ー゚*)ムサコ。
ここまでは幾度も例に挙げている湘南新宿ラインの南行(横浜、大船方面ゆき)とまったく同じ経路を通るので、新宿で乗ろうとしたお姉さまたちに、この列車(海老名ゆき)が横浜へ行くと思われても無理はありません (-`ω´-*)ウム。でも、武蔵小杉から先が湘南新宿ラインとは異なるのです (=゚ω゚=*)ンン!?。


0011_1.jpg
二つめのジャンクションは武蔵小杉。
ここで海老名ゆきが向かうのは
羽沢横浜国大のほう。
コッチ…((((o* ̄-)o
もう一方の次駅は新川崎で、
こちらは横浜、大船方面へ向かう
横須賀線や湘南新宿ラインが進みます。
ここも乗り間違いの要注意スポット。
▲東海道本線(横須賀線)武蔵小杉


それにしても裏を明かすと、今まさにこの記事を書いている私がややこしく感じているのが、路線における正式名称と愛称や通称の使い分け σ(゚・゚*)ンー… 。
今回のJRと相鉄の直通運転、一般的な案内でJR側の路線は“埼京線”となっており、たしかにもとから埼京線で使われている車両(緑帯のE233系7000番台)を用いて、埼京線と共通の山手貨物線を通ることなどから、便宜上はそれが分かりやすいのだと思いますが、大崎と武蔵小杉のあいだまでも埼京線かと言われると、やはりまだ違和感を覚えます (゚ー゚*)サイキョーセソ?。そもそも埼京線は正式な路線名称でなく大崎から新宿や池袋、赤羽、武蔵浦和を経て、大宮へ至る列車の通称を定着させたもの(改正後の現在は羽沢横浜国大から大崎のあいだも、埼京線という通称に含まれるのかな?)( ´_ゝ`)フーン。
そして私の乗る海老名ゆきの列車が通ってきた、新宿から武蔵小杉までの区間をあえて正式名称で表した場合、新宿から大崎の先の蛇窪(へびくぼ)信号場までが山手線(山手貨物線(大崎支線含む))、西大井手前の蛇窪信号場から武蔵小杉までは東海道本線の支線。しかもこの支線は品川と鶴見(新川崎経由)を結ぶことから“品鶴線(ひんかくせん)”という通称が付けられており、また、横須賀線の電車がおもに走っていることから一般的には“横須賀線”と案内される。んで、そこへ湘南新宿ラインも加わってきて、さらに相鉄直通は埼京線という?・・・もう何が何やら、書いていて各線名がこんがらがってきます チンプンヽ(゚◇。)ノカンプン。いや、アタマのなかでは自分なりに理解しているけれど、私の拙い文章力ではなんとも説明がしづらい (-"-;*)ウググ…。それならいっそのこと正式名称はいったん置いておけば話を進めやすいのですが、武蔵小杉より先はさらに正式名称なくして語れないのです (-`ω´-;)ウム。
武蔵小杉の駅名標を見ると次駅が相鉄との接続駅となる羽沢横浜国大(はざわよこはまこくだい)となっており、武蔵小杉を出たところでひょいっと新線が分岐するように見えますが ヒョイッ!ミ(=゚ω゚)、実際はそうでなく・・・( ̄△ ̄;)エッ…。


0011.jpg
武蔵小杉を出ると海老名ゆきは、
横須賀線(湘南新宿ライン)の線路と分離。
ンジャ(=゚ω゚)ノシ
ただし、しばらくは並行して進みます。
▲東海道本線(品鶴線)武蔵小杉-新川崎
(車窓から)

0012.jpg
左の車窓に見える駅のホームは
横須賀線の新川崎。
海老名ゆきの相鉄直通列車は
その脇を通過します。
▲東海道本線(品鶴線)新川崎
(車窓から)

0013.jpg
新川崎付近で駅とは反対側の
右の車窓に目をやると、
そちらは多くの貨物列車や電気機関車が集う
新鶴見信号場 (゚ー゚*)シンツル。
ちなみに相鉄直通列車が走る線路はこのあたりで
信号場の広い構内を挟むように上下線が大きく分かれ、
海老名方面ゆきは信号場の東側を、
新宿方面ゆきは西側の線路を走行します。
( ̄。 ̄)ヘー
▲東海道本線(品鶴線)武蔵小杉-新川崎
(車窓から)

0014.jpg
新川崎や新鶴見信号場を過ぎてしばらくすると、
東海道本線や京浜東北線の上を跨ぎ、
やがて並行するようになります。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲東海道本線(品鶴線)新川崎-鶴見
(車窓から)

0015.jpg
車窓に見える駅は京浜東北線の鶴見。
いま海老名ゆきが走っているところも
鶴見の構内にあたりますが、
ホームは存在せず列車も通過します。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲東海道本線(品鶴線)鶴見
(車窓から)

0016.jpg
鶴見を通過したところで、
車窓の左に見えるのは京急線。
1000形が花月園前駅に到着するところです。
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)鶴見-羽沢横浜国大
(車窓から

0017.jpg
その花月園前駅の横でさらに線路が分岐。
ンジャ(=゚ω゚)ノシ
分かれたのは高島貨物駅を経て桜木町に至る、
東海道貨物線の一部で通称・高島線。
(゚ー゚*)アヤパソ
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)鶴見-羽沢横浜国大
(車窓から)

0018.jpg
高島線との分岐直後、
海老名ゆきの列車は地下へと潜り、
ここで東海道本線や横須賀線、京浜東北線ともお別れ。
バイチャ(=゚ω゚)ノシ
しばらくは暗いトンネルのなかを進みます。
(゚Д゚lll)クライノコワイヨー
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)鶴見-羽沢横浜国大
(車窓から)


相鉄線直通列車の海老名ゆきは武蔵小杉の先で横須賀線と分離し、多くの貨物列車や貨物用機関車が留置してある新鶴見信号場(新鶴見機関区)の脇を抜け (゚ー゚*)シンツル、やがて東海道本線(ホントの本線)や京浜東北線と合流したのちに鶴見へと至り (゚ー゚*)ツルミ、さらに鶴見の先でふたたび東海道本線と分岐すると地下トンネルに潜ってゆきます ネルトン…((((o* ̄-)o 。なんとも複雑かつ慌ただしい路線展開ですが アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、これが相鉄と直通運転を行なうために新設されたわけではなく、実はおもに貨物列車の運行経路としてもともと存在していた、いわゆる貨物線と呼ばれる路線なのです (・o・*)ホホゥ。


0019_1.jpg
これがざっくりと表した
相鉄直通列車の走行ルートにかかわる
路線の概略図。
オレンジが東海道本線(の本線)、
青がいわゆる横須賀線(品鶴線経由)、
赤が東海道貨物線(横浜羽沢経由)、
上部の緑が山手貨物線、
紫が相鉄線(相鉄本線)
そして羽沢横浜国大と西谷を結ぶピンクが
今回新規に開通した相鉄新横浜線。
JR・相鉄直通列車(下りの海老名ゆき)は
緑→青→赤→ピンク→紫の順に進みます。
なお、地図上の駅は停車駅でなく、
位置を表したもの。


路線図を参考にして見てみると、相鉄線直通列車の海老名ゆきは新宿方面から山手貨物線(緑)、横須賀線(青)を経て武蔵小杉に至り、さらにその先から赤いラインで表された“東海道貨物線”に転線します コッチ…((((o* ̄-)o。
旅客線(東海道本線)と分離して敷かれた東海道貨物線(通称)は、旅客列車の運転頻度が高い本線の横浜や川崎を通らずに貨物列車を運行させるバイパス的な役割を持ち、また線内の横浜羽沢(よこはまはざわ)に貨物の専用駅(貨物駅)を設けることで神奈川や近県の物流拠点も担っています (・o・*)ホホゥ。これまではその存在理由や東海道貨物線という通称のとおり、おもに貨物列車の運行経路として使われていて、旅客列車は朝晩の通勤ライナー(湘南ライナーやおはようライナー新宿など)や不定期の臨時列車が通過する程度でしたが、相鉄との直通運転にはこの貨物線を活用 (゚∀゚*)オオッ!。途中の横浜羽沢貨物駅付近に旅客駅の「羽沢横浜国大(はざわよこはまこくだい)」を新設し、そこから相鉄の西谷まで地下の連絡線(ピンク)をつなげることで、今日のJRと相鉄の乗り入れが可能となったのです (´ω`)ナルヘソ。つまり、一般的な案内では便宜上「埼京線と相鉄線の直通運転」となっているけれど、以前からこの貨物線の存在を知っていた者からしてみれば、直通列車が走行しているのは埼京線というより東海道貨物線って印象が強い (-`ω´-*)ウム。そして今まではあまり乗る機会がなかった貨物線を、旅客列車に乗って定期的に通過できるとは、鉄ちゃんにとってなんと楽しいルートでしょうか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
ちなみにこのルートはもともと、途中に旅客駅を設ける必要がなかった貨物線であることから、武蔵小杉と次駅の羽沢横浜国大までの16.6キロはノンストップで、所要時間が15分もかかります Σ(゚∇゚;ノ)ノ ナガッ!。首都圏近郊のひと駅間でこの長さはちょっと異常と言えるかも知れませんね。


0019.jpg
武蔵小杉から羽沢横浜国大まで
駅間の所要時間は15分。
直通運転に使われる車両には
トイレの設備がないので要注意です(笑)
\_( ゚ロ゚)ココ重要!
そして羽沢横浜国大の先に表示されているのは
相鉄線内の各駅。


ところで、旅客路線の全線完乗を目指す私 (*`・ω・´)-3フンス!。その個人的なルールはあくまでも“旅客営業線に限る”としているものの、機会があればできるだけ貨物線や短絡線(異なる路線を結ぶ連絡線)などにも乗ってみたいし ((o(・∀・`)o))ウズウズ、東海道貨物線には先述したような通勤ライナーによる旅客営業が行なわれているので、私は以前にわざわざ小田原から新宿まで「おはようライナー」に乗車して当貨物線を乗り潰したことがありましたっけ (゚ー゚*)ライナー。そう考えると、今回の相鉄線直通列車で通っている区間は今のところ、上下線のこだわりがなければ“初乗り”ではないんだよね・・・σ(゚・゚*)ンー…。横浜羽沢貨物駅の手前で貨物線と分岐した先からが、私にとって真の(?)未乗区間となるのですが(扱い的には横浜羽沢の構内に含まれるみたいだけど・・・)、それを意識する間もなく、分かれてすぐに到着したのが羽沢横浜国大 (・ω・)トーチャコ。


0020_1.jpg
以前に「おはようライナー新宿」へ乗って通過した
貨物駅の横浜羽沢。
乗る機会が少なかった東海道貨物線の車窓風景を
食い入るように眺めましたっけ・・・。
ε-(°ω°*)ムフーッ!
▲05.5.6 東海道本線(東海道貨物線) 横浜羽沢
(車窓から)

0020.jpg
んで、こちらが現在の車窓。
鶴見付近からの長いトンネルを抜けると、
車窓の左に見えるのが横浜羽沢貨物駅。
ここで貨物線と分岐します。
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)鶴見-羽沢横浜国大
(車窓から

0021.jpg
横浜羽沢貨物駅をチラ見しつつ、
直通列車はふたたび地下へ・・・。
...(((o*・ω・)o
貨物駅では紅白の幕が確認できましたが、
あれはJRと相鉄の直通運転を祝うものでなく、
JR貨物による横浜羽沢の新システム導入
記念した式典らしい。
▲東海道本線(相鉄・JR直通線)鶴見-羽沢横浜国大
(車窓から)

0022.jpg
0023.jpg
新宿から40分で羽沢横浜国大に到着。
(゚ー゚*)ハザコク
JRと相鉄の接続駅となる当駅は相鉄の管轄で、
駅名標のデザインなどが相鉄スタイルです。
(゚∀゚)オッ!
ちなみにホームの柱にある駅名標のひとつには
某番組の企画(タ◯リ倶楽部ね)で記された
芸能人のサインが見られますた。
(o ̄∇ ̄o)タモサン
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大


新宿0725-(相鉄・JR直通線223M)-羽沢横浜国大0805

横浜羽沢貨物駅に隣接する形で地下に設置され、直通運転の開始とともに開業した新駅の羽沢横浜国大 *・゚+(0゚・∀・)ペカペカ+・゚*。先述したとおり当駅がJRと相鉄の接続駅で、私が乗ってきた海老名ゆきはここから相鉄線へと進んでゆくのですが、せっかく新駅の開業日に訪れたのならば、ちょっと駅の様子を見に途中下車してみることにしました (「゚ー゚)ドレドレ。
ちなみに、構内に掲示された開業記念の催しを告知するポスターには「ハザコク フェスタ」って記されているけれど、羽沢横浜国大の長い駅名は“ハザコク”って略すのか(笑)(゚ー゚*)ハザコク。


0024.jpg
改札内にあった
「羽沢横浜国大駅開業」のスタンプ。
記念に捺してゆきましょ。
凸ヾ(゚∀゚*)ポン★


ところが、ホームはさほど混んでいなかったのに、改札のあるコンコースヘ上がってみると (=゚ω゚=;)ンン!?、そこにはたくさんの人たちでごった返しており、まさに立錐の余地もないほど人でびっしり Σ(`ロ´;ノ)ノ ヌヲォ!。記念きっぷなどを買い求める人たちで、ある程度の行列ができているだろうとは予想していましたが、こんなに混雑しているとは想像以上でした (´д`;)人大杉…。ま、これも開業初日ならではの光景か。
どうにか人をかき分けるようにして駅の構内から外へ出て、訪駅の記録用に駅舎の外観をパチリ (^_[◎]oパチリ。記念きっぷを購入するには相当な時間を並ばなくてはならなそうだったので諦め (´Д⊂ムリポ、私は自動券売機でふつうのきっぷ(乗車券)を購入して(それでも20分くらい並んだ)、ふたたび改札を入ります ...(((o*・ω・)o。


0025.jpg
羽沢横浜国大の開業初日、
駅の構内は大混雑です。
(´д`;)人大杉…
いくつかの列ができているけれど、
いったいどれが何の行列なのか、
よくわからない感じ・・・。
(゚ペ)ウーン…

0026.jpg
新たに開業した羽沢横浜国大。
完成前の仮称では地域名に由来した
シンプルな「羽沢(はざわ)」でしたが
駅近くに立地する横浜国立大学からの要望と
相鉄側も学生や関係者の利用を推進できるとして
この駅名に決定したそうです。
(´ω`)ナルヘソ
でも、“ハザコク”って略して呼んじゃったら、
大学の印象が薄いよね(笑)
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大

0027.jpg
0028.jpg
駅のすぐ脇に架かる歩道橋を上がると、
そこは横浜羽沢貨物駅が一望できる、
鉄ちゃんに嬉しいビュースポットです。
(゚∀゚*)オオッ!!
EF66(100番台)が牽く貨物列車が
通過してゆきました。
▲東海道本線(東海道貨物線) 横浜羽沢

0030.jpg
自動券売機で購入した乗車券は二枚。
(*・ω・)つ[キップ]
左手前はこれから乗る相鉄線の使用分で、
券面には「相鉄線」と記されています。
そして右奥のもう一枚は
記念のために買ったJR東日本の乗車券で、
券面には「東日本会社線」と記されています。
最安だった170円区間のボタンを押したけれど、
これってドコまでのきっぷだ?次駅の武蔵小杉?
σ(゚・゚*)ムサコ?

0031_1.jpg
運賃表を確認すると武蔵小杉までは310円で、
170円のきっぷで降りられるのは鶴見と国道。
(・o・*)ホホゥ
この表を見ると矛盾しているように感じますが、
先述したように実際のルート(先出の路線図参照)は
東海道貨物線として鶴見を経由(通過)するため、
運賃もそれが適用されたのですね。
(´ω`)ナルヘソ
ただし鶴見に相鉄直通線のホームはないので、
羽沢横浜国大から鶴見へ行くには最短でも
武蔵小杉と横浜を経由するか
武蔵小杉と川崎を経由することになります。

0031.jpg
羽沢横浜国大のホームから武蔵小杉方向を見ていると、
トンネルの右脇からJRのE233系がひょっこりはん。
|=゚ω゚)ノ゙ヒョッコリ
JRにつながる連絡線はトンネルの左右にある線路で、
中央のトンネルは新横浜方面へ建設中の線路です。
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大

0032.jpg
次に乗る海老名ゆきはJR車の運用。
「海老名」の行き先を表示したE233系もまた
新鮮に感じます。
( ̄∇ ̄*)エビニャ
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大


羽沢横浜国大のホームに立って武蔵小杉方向を望むと、地上から下りてくるJRの連絡線とは別に、まっすぐ地下トンネルへ伸びる線路も確認できます (=゚ω゚=*)ンン!?。これは将来的に新横浜を経て東急新横浜線(建設中)を介し、東急東横線や目黒線への直結(直通運転)が予定されている建設中の線路で (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…(開業は2022年度の予定)、完成した暁には新横浜に到達することから、今回のJRとの直通で先行的に開業した区間(西谷〜羽沢横浜国大)も含めて、路線の名称は「相鉄新横浜線」(・o・*)ホホゥ。ただし現在はまだ新横浜まで行かない実態を考慮して相鉄新横浜線の名は控えられ、今は一般的な案内で「相鉄・JR直通線」などと呼ばれています (´ω`)ナルヘソ。
その相鉄・JR直通線の列車に乗って、羽沢横浜国大からさらに先へと進みましょう・・・といっても、羽沢横浜国大の次駅が既存の相鉄本線と接続する西谷(にしや)で、地下トンネルを進んだのちに地上へ上がったところで西谷に到着 (゚ー゚*)ニシヤ。ひと駅間2.1キロ、新規に開業した相鉄新横浜線の区間はあっというまに(車窓はほとんど地下トンネルだしね)乗り終えてしまいました。


0033.jpg
E233系に乗って地下から地上へ上がると、
そこで相鉄本線を走る8000系が見られました。
ああ、ホントにJRと相鉄がつながったんだなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ
▲相鉄新横浜線 羽沢横浜国大-西谷(車窓から)

0034.jpg
羽沢横浜国大からひと駅、
相鉄新横浜線と相鉄本線の接続駅で、
横浜市保土ヶ谷区に位置する西谷に到着。
(・ω・)トーチャコ
▲相鉄本線 西谷

0035.jpg
島式ホーム二面が相対する四線構造の西谷。
内側の線路は横浜と海老名を結ぶ本線で、
外側の線路がもともとの待避線を転用し、
あらたに相鉄新横浜線用となったもの。
本線上りの横浜ゆき11000系(右)と、
JR直通の新宿ゆき12000系の
同時発車がタイミングよく見られました。
(゚∀゚)オッ!
▲相鉄本線 西谷


新宿で相鉄の新車の12000系を見ても、どこかまだ相鉄の車両だという認識が個人的には薄かったけれど σ(゚・゚*)ンー…、西谷のホームを発着する相鉄本線の、いかにも相鉄らしい8000系や9000系などを目にしたら 、ここであらためてJRと相鉄が直通したことを実感 (゚∀゚)オッ!。そしていっぽうでは、私の乗ってきたJRのE233系を西谷のホームで見たお子ちゃまが、「あ!新しい電車がきた! ε-(°ω°*)キタ!」って興奮していたのですが、たしかに相鉄沿線の方から見たらE233系のほうが目新しいですよね。そんな様子にもちょっと感慨深いものがありました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


0036_1.jpg
西谷の鉄的な名所(?)といえば、
駅の真上をオーバークロスする東海道新幹線。
(゚ー゚*)シソカソセソ
下りの新幹線に乗ると新横浜を出た先で
(上りだと新横浜の手前で)、
車窓に相鉄の線路が確認できます。
▲相鉄本線 西谷


これで今回のJRと相鉄の直通運転に関連して新たに開業した区間(東海道貨物線との分岐点から羽沢横浜国大までと、羽沢横浜国大から西谷までの相鉄新横浜線の暫定開業部分)は完乗達成ですが ヽ(´▽`)ノワーイ♪、せっかくなので引き続きJRからの直通列車の終点となる海老名まで行ってみようと思います。そこまでのきっぷ(羽沢横浜国大から320円区間の乗車券)も買っちゃったし (*・∀・)つ[キップ]


0036.jpg
地上に出てきた相鉄新横浜線
(左が相鉄本線)。
JRから直通の海老名ゆきは、
次の列車もE233系の運用でした。
▲相鉄本線 西谷

0037.jpg
相鉄の大和に停車するJRのE233系。
昨年まで単身赴任で大和にいらした、
hanamura師匠に見せたかった一枚です
(^_[◎]oパチリ
(時間調整で2分くらい停まってた)。
▲相鉄本線 大和

0038_1.jpg
かしわ台にある相鉄の車両基地の一角では、
退役後に保存されている黄緑色の6000系が
チラリと見えました(左奥)。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
相鉄の都心直結実現には
こちらのご隠居も感無量の思いでしょう。
(´ー`)シミジミ
▲相鉄本線 かしわ台(車窓から)

0038_2.jpg
海老名の手前で分岐するのは、
厚木まで伸びる相鉄の貨物線(貨物列車は廃止)で、
一般の旅客営業を行なわない厚木線。
▲相鉄本線 かしわ台-海老名(相模国分信号所)
(車窓から)

0038.jpg
車窓の右手に小田急小田原線が近づいてくると、
まもなく海老名です。
小田急2000形とちょっとだけ並走。
(゚∀゚)オッ!
▲相鉄本線 かしわ台-海老名
(車窓から)


JRと相鉄の直通列車はJR線内がすべて各駅停車ですが、相鉄線内では各駅停車と特急列車の二種が設定されていて(そのほか自社線内のみの本線やいずみ野線では急行や快速などもあり)、私が西谷から乗った海老名ゆきはJR車のE233系を使った特急列車の運用 (゚ー゚*)トッキュー。いくつもの駅を颯爽と通過し、西谷から20分ほどで終点の海老名に到着しました (・ω・)トーチャコ。私は途中の羽沢横浜国大で途中下車しましたが、新宿から海老名まではおおむね一時間程度で結んでいるようです (・o・*)ホホゥ。


0040.jpg
0039.jpg
終点の海老名に到着したJRのE233系。
折り返しはJRへ戻る
直通列車の新宿ゆきとなります。
そして向こうを走る小田急線の4000形も
上りの新宿ゆき(笑)
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲相鉄本線 海老名


羽沢横浜国大0832-(相鉄新横浜線6225)-西谷0835~0852-(相鉄本線3123特急)-海老名0913

新宿を出て山手線との並走から始まり、横須賀線や湘南新宿ラインとすれ違い、信号場に待機する貨物列車を眺め、京急の電車をチラ見し、貨物線や新線の長い地下トンネルを抜けると、その先では相鉄本線の列車がお出迎え。さらに東海道新幹線の下をくぐり抜け、最後にちょっとだけ小田急線と並走しつつ海老名に到達。新宿から海老名までの一時間は、なんとも見ごたえある車窓の眺めでした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
JRと相鉄の直通運転、もちろんこれにより沿線の方の利便性が向上されたことは言うまでもありませんが (-`ω´-*)ウム、鉄道趣味的に見てもこんなに鉄分が濃くて楽しめる列車だということが、この拙い記事を通して少しでも伝われば鉄ちゃんの端くれとして嬉しいです (*⌒∇⌒*)タノシイ♪。


0041.jpg
海老名は神奈川県海老名市の中心駅で
私が乗ってきた相鉄本線のほか、
小田急小田原線とJR相模線が
それぞれの駅を発着する交通の要衝。
( ̄▽ ̄*)オハコンバンビナ~
▲小田急小田原線 海老名


さて、今旅の目的はお伝えしてきたとおり、本日より運転を開始したJRと相鉄の直通列車に乗ることで、いわゆる“乗り鉄”に重点を置くつもりでした (゚ー゚*)ノリテツ。しかし車窓から撮った写真などを見てもお分かりのように、この日は朝からスッキリとした青空が広がる快晴で (´▽`*)イイテンキ♪、これは“撮り鉄”をしないのがもったいなく感じちゃいます σ(・∀・*)ウーン…。もしも直通列車の車両に記念のヘッドマークやステッカーなどが付いていたら、それを沿線の撮影ポイントで狙おうと考えていましたが、残念ながらとくに装飾などは施されていない様子 (・ε・`)ナイネ。それなら焦って撮ることはなく、相鉄の12000系などは都心を走る姿をあらためて狙えればと思います (-`ω´-*)ウム。
そこで私は今いる海老名という場所を踏まえて、別路線の撮り鉄へ向かうこととしました コッチ…((((o* ̄-)o。相鉄から乗り換えたのは小田急線。


0042.jpg
海老名から乗った小田急線。
(゚ー゚*)オダキュー
下りの新松田ゆき急行列車は
3000形での運転でした。
▲小田急小田原線 海老名

0043.jpg
渋沢と新松田の間で
車窓へ寄り添うように流れるのは、
酒匂川の支流、川音川(かわとがわ)。
このあたりの小田急線は風景がのどかです。
(´ー`)ノドカ
▲小田急小田原線 渋沢-新松田

0044.jpg
0046.jpg
海老名から急行列車で30分ちょっと。
神奈川県松田町(足柄上郡)の新松田で下車。
立派な瓦屋根が印象的な駅舎です。
▲小田急小田原線 新松田


海老名1012-(小田急小田原線急行)-新松田1046

おもに東京都心の新宿と神奈川県西部の小田原を結び、通勤型電車のほか「ロマンスカー」の愛称を持つ特急列車も運転されている、小田急小田原線 (゚ー゚*)オダキュー。都心近郊だと通勤路線のイメージが強い当線ですが、小田原に向かって進み続けると秦野を過ぎたあたりから車窓には自然豊かな風景が広がります (´ー`)ノドカ。晩秋から初冬へさしかかった今の時期ならば、このあたりの里山で紅葉の色づき具合がいい感じになっているのではないかと思い、私は海老名から新松田へとやってきました (´ω`)ナルヘソ。
駅から歩いて目指すのは、山の中腹から小田急線が望める俯瞰の撮影ポイント (・∀・)イイネ。ただし山歩きと言っても、斜面の急登や獣道をかき分けるような登山ではなく、山上のゴルフ場へと通じる舗装された車道をひたすらに進むだけです...(((o*・ω・)o。だらだらと続く坂道をヒイヒイ喘ぎながら、一時間ほど歩き進んで目的地に到達 ε-(´o`;A フゥ…。


0047.jpg
撮影ポイントまでの道のりは
舗装された車道ですが、
このような坂道は膝に負担がかかって、
意外とキツい・・・。
ε~ε~ε~(((o;´Д`)oヒィ…ヒィ…

0048.jpg
駅から一時間も歩き続け、
ようやく抜けのよいところに
たどり着くことができました。
ε-(´o`;A フゥ…
向こうに見える山は
丹沢山地の大山(標高1,252m)です。


期待した紅葉はたしかに色づいているけれど、鮮やかさはちょっとイマイチな感じ σ(・ω・`)ウーン…。拙ブログの前記事で先行してご紹介した「ONE-shot」でも述べましたが、色づく前に枯れてしまうのか茶色くなった葉が多いような印象で、とくに赤の鮮やかさが乏しい気がします ( ̄  ̄;)アカ…。ただそれでも、快晴の眩しい日差しが照らす紅葉風景はじゅうぶんに秋らしい季節感を演出しており、ここまで歩いてきた甲斐があるというもの (+`゚∀´)=b OK牧場!。
カメラに望遠レンズを装着し、花形列車のロマンスカーを中心に何枚か狙ってみることにしましょう シャキーン!( >_o)r┬=≡]。


0049.jpg
山上から望む壮大な風景のなか
家々が立ち並ぶ街なみをあとにして、
カーブを描く線路上に現れたのは
真っ白なロマンスカーの50000形「VSE」。
(゚ー゚*)シロ
▲小田急小田原線 渋沢-新松田

0050.jpg
この場所は立ち位置を変えずに
別のアングルで同じ列車が何度か追えます。
カーブを切って鉄橋へとさしかかり、
川音川へ注ぐ四十八瀬川(しじゅうはっせがわ)
を渡る「VSE」。
▲小田急小田原線 渋沢-新松田

0051.jpg
さらに追ってもう一枚。
色とりどりの紅葉に包まれて
「VSE」が優雅に走りゆく。
このあたりは民家などの建物が少なく、
ウマくフレーミングすると
深い山あいのような雰囲気になります。
(^_[◎]oパチリ
▲小田急小田原線 渋沢-新松田

0053.jpg
こちらは前記事の「ONE-shot」でもご紹介した
赤いロマンスカーの70000形「GSE」。
(゚ー゚*)アカ
白い「VSE」より存在感は薄いけれど、
目立ちすぎない落ち着いた雰囲気が感じられて
意外と紅葉風景ともマッチしているように思います。
ちなみに当形は今年度の「ブルーリボン賞」受賞車両
(クルマの「カーオブザイヤー」のようなもの)。
▲小田急小田原線 渋沢-新松田


紅葉風景でロマンスカーが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
ダイナミックな眺望のなかを、まるで鉄道模型のように走りゆくロマンスカー (゚∀゚*)オオッ!!。とくに白い車体色の50000形「VSE」は小さく写しても存在感があって紅葉風景にマッチし、なかなかいい感じじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。現在は4形式、5種類(30000形「EXE」「EXE-α」、50000形「VSE」、60000形「MSE」、70000形「GSE」)が共存するバラエティー豊かな小田急ロマンスカー (゚ー゚*)ロマ、ここに滞在した約二時間でそのすべてを見ることができたけれど、やはり車体の色あいが明るい、白の「VSE」と赤の「GSE」が遠景には映えますね (・∀・)イイネ(ちなみに、EXEはブラウン、EXE-αはシルバー、MSEはブルーメタリックです)。
まあ、今日はJRと相鉄の直通運転が開始された鉄ちゃん的におめでたい日(?)ですから、紅白のロマンスカーでこの記事を〆るってのも、いいオチなのではないでしょうか ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ(小田急にとっちゃ、JR・相鉄直通はライバル関係になるんだけどw)。

これにて、おシウマイ(おしまい) ;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)クダラネー!。


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撮影の途中にいただいたお昼ゴハンは
先ほどの海老名で購入してきた
「相鉄・JR直通線開業 記念弁当(¥1,000)」
まさにその商品名どおり
相鉄とJRの直通運転を祝う記念のお弁当で、
横浜駅弁の「シウマイ弁当」などで味に定評のある
崎陽軒(きようけん)さん謹製。
( ̄0 ̄*)キィ~ヨォッケーン♪
紅白二種類のゴハンや紅白だんごに
お祝いムードが感じられ、
崎陽軒ならではの「ひょうちゃん(醤油入れ)」も
相鉄のキャラクター「そうにゃん」とのコラボです。
(´▽`*)ソーニャソ♪
また、写真右上の茄子の漬け物は
相鉄12000系のカラーであるネイビーブルーを
イメージしているのだとか。
そのほかにおかずは、名物のシウマイ、赤魚の照り焼き
小松菜のおひたし、玉子焼き、筍煮、蒲鉾など。
(゚д゚)ウマー!


JRと相鉄の直通運転が開始された週末の土曜日、さっそく初乗車で新宿から海老名までの“乗り鉄”を楽しみ (*´v`*)ワクワク♪、さらに絶好の撮影日和だったことから紅葉風景のなかで小田急のロマンスカーを“撮り鉄” (^_[◎]oパチリ 。乗り、撮りともに鉄分補給を満喫した晩秋の一日でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
この翌日からは12月、もう本格的な冬の到来ですね・・・(゚- ゚)フユ…。


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小田急線の急行列車で新宿に帰ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
新形式5000形の登場により、
近い将来の去就が気になる8000形でした。
▲小田急小田原線 新松田


新松田1440-(小田急小田原線急行)-新宿1605


なお、今回の乗車で私はJRと相鉄の直通ルートは完乗となったものの、全国的に見ると実は今年の10月に延伸開業した、沖縄都市モノレール「ゆいレール」の首里~てだこ浦西の間がまだ未乗で(那覇空港〜首里は乗車済み)(゚ー゚*)ユイレール、現在は全線完乗(鋼索線を除く)のタイトルを失った状態です (´д` )アウ…。
私が目指す日本の旅客鉄道全線完乗、その飽くなき道はまだまだ続く・・・(*`・ω・´)-3フンス!。



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