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ONE-shot 371 渋谷の青ガエル [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 371 渋谷の青ガエル

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人影がまだまばらな早朝の渋谷駅前。
まもなく当地から秋田へお引越しとなる
「青ガエル」を
旅立ち前に記録します。
【◎】]ω・*)パチッ!

動かない静態保存車両はどうしても
撮り方が単調になってしまい、
誰が撮っても同じような画になりがちだけど、
少しでも印象的な一枚が残せないか
ためしに腰をかがめてみると、
渋谷駅の看板のスキマから差した一閃の太陽光が
役者を照らすスポットライトのように輝きました。
(つ▽≦*)マブシッ!


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東京屈指の繁華街、渋谷。
その待ち合わせスポットとして有名なのは
駅前広場の一角に建つ忠犬「ハチ公」像ですが、
そのすぐ近くにたたずむ緑色の電車を
目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
σ(゚・゚*)ンー…

現在の姿には台車や車輪などが無く、
車体が地面へ直に置かれているため、
電車をモチーフにしたオブジェ(飾り物)だと
思われているかもしれないけど、
( ̄  ̄*)オブジェ?
これはれっきとした実車の鉄道車両で、
ここ渋谷駅を起点にして横浜方面へと伸びる
東急電鉄の東横線でかつて使われていた、
東急5000系(デハ5001号車)。
その愛嬌ある丸っこいスタイルと緑一色の塗装から、
「青ガエル」の“あだ名”で親しまれた電車です。
(´▽`*)アオガエル

1950年代から80年代にかけて
おもに東横線や大井町線などで活躍した同車は
東急での第一線を退いたのち、
地方私鉄の上田交通(現・上田電鉄)へ譲渡され、
そこで現役を終えると保存目的で東急に里帰り。
さらにその後、詳しい経緯はよくわからんのですが、
東急から渋谷区にカットモデル状態で譲渡されて、
渋谷駅前広場のハチ公像近くに設置。
以降は2006年から14年間にわたり、
外国人旅行者の観光案内所として
車体が活用されてきました。
( ̄。 ̄)ヘー

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しかし、今後さらに進められる
渋谷駅周辺の大規模再開発により
現在の場所を追われることになってしまった
「青ガエル」。
(´・ω・`)ショボン
所有する渋谷区がさらなる活用方法を模索した結果、
なんと、
忠犬ハチ公の生まれ故郷として交流のある
秋田県の大館(おおだて)市に
移設することとなったそうです。
エ?( ̄△ ̄;)オーダテ!?

「ハチ公が結んだ縁」とはいうものの、
ぶっちゃけ、車両的には何の所縁もない大館へ
東急の5000系が移設されるのは
鉄ちゃん的にちょっと違和感を覚えなくはないけれど、
用済みとして解体処分されてしまうよりは
よかったのかな?
σ(・∀・`)ウーン…

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移動は当初、5月~6月ごろの計画でしたが、
コロナの影響により延期。
しかし、7月の中旬ごろより
「渋谷→大館」という行き先をはじめとした
記念装飾が施されたことから、
いよいよ旅立つ日も近いようです。
運転士さんも乗り込んだみたいだし(笑)
(゚ー゚*)ソロソロ?

都会の雑踏を離れて、
地方でのんびりと過ごす「青ガエル」くん。
いつの日か大館で再会できることを
楽しみにしています。
(=゚∇゚)ノ゙マタネ!


20.7.12 渋谷駅 ハチ公口前広場



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これは渋谷駅前に設置されたばかりの2006年、
まだ塗装がきれいな状態の「青ガエル」。
パンタグラフも上げられていたのですね。
*.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*
最初のころは「何でここに青ガエルが?」
なんて、不思議に思ったものでしたが、
14年が経った今では
すっかり馴染んだように思います。
私がハチ公前で人と待ち合わせするときは、
青ガエルを眺めながら待ったなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ

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展示(?)されているデハ5001は
前面に「渋谷⇔桜木町」の行先板が掲げられた
東横線をイメージしたものですが、
私は世代的に東横線の5000系は撮ったことがなく、
かろうじて記録できた東急時代の写真は
目蒲線(現・目黒線、多摩川線)で
使われていたころのもの。
目蒲線(めかません)って路線名称も
今となっては懐かしいですね。
(´ω`*)ナツカシス
▲86.4 東急目蒲線 目黒

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そんな東急5000系こと「青ガエル」は、
各地の地方私鉄へ数多く譲渡され、
個人的には東急時代よりもそちらのほうが印象深い。
これは4年前の2016年まで現役だった、
熊本電鉄・上熊本線の5000形です。
(゚ー゚*)クマデン
なお、退役した当車は
今も熊本電鉄の車庫にて動態保存され、
構内の運転体験会などに使われています。
▲12.4.29 熊本電鉄上熊本線 池田-打越

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そして今年の春。
渋谷で最後の花見をする「青ガエル」。
当初は5~6月に移動する計画だったので、
コロナによる緊急事態宣言が発出される直前に
天気が悪いなか慌てて撮影へ訪れました。
(^_[◎]oパチリ。

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ちなみに大館といえば今、
かわいい秋田犬をモデルにした観光PRのポスターが
首都圏の駅構内に掲げられています。
カワ(・∀・)イイ!!
「落ち着いたら、会いに来て。」
というキャッチフレーズですが、
コロナがなかなか落ち着きませんねぇ・・・。




御岳登山鉄道・・・御岳山ケーブルカー 乗車記 [鉄道乗車記]

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2020.07.19 御岳登山鉄道
東京最後の未乗路線
御岳山ケーブルカー 乗車
 
 
コロナウイルスの感染者が三桁(100~200台)で高止まりしている東京都(7/22現在)(´д`;)ウワ…。政府の経済回復策である「GoToトラベルキャンペーン」から東京が除外されたのも致し方ないのかなぁ・・・と、都民のひとりとして個人的には納得せざるを得ない現状ですが σ(・ω・`)ウーン…、ただ、「都民の旅行はキャンペーンの対象にならない」としながらも、「旅行へ行くこと自体の制限はない」(7/17発言)というのは、なんとも曖昧な表現で困惑しています (-“-;*)ンン?。
そもそも私の旅行は、鈍行列車(在来線の普通列車)をひたすら乗り継いだり、観光地とは無縁の田舎風景で列車の写真を撮ったりすることが主な目的であり、旅行会社でプランを組んで観光地を巡るような「GoToトラベル」はあまり活用できないのではないかと思っていました。んじゃ、キャンペーンに関係なければ、どこへでも自由に(もちろん感染予防策は徹底したうえで)、鉄旅へ行っていいのかしらん? σ(゚・゚*)イイノ?
でも・・・テレビのニュースなどで各県の反応を伺うと、やはり東京からの旅行者は必ずしも快くは受け入れられない、もしくは控えてほしいというのが実情のようで、なんとも判断が難しいところです。連休や夏休み(個人的な)を控えているけれど、今夏は泊りがけの遠征を避けて、日帰りで行ける近隣県程度の行動範囲に留めておくべきなのかなぁ・・・ (´〜`;)ウーム。

そんな“都県またぎ”をふたたび躊躇するような状況のなか、なるべく近場で楽しめる鉄旅を模索していたところ σ(゚・゚*)ンー…、ふとアタマの中に思い浮かんだのは、東京都内にありながら、私がまだ一度も乗ったことがない鉄道路線のこと (*゚ロ゚)ハッ!。
え?日本の鉄道路線はすでに全線を乗りつぶしたハズじゃなかったっけ? (´・ω`・)エッ? それなのに都内ですら乗っていない路線があるとは、「全線完乗」のタイトルは偽りなのか!? (っ`Д´)っ・:∴ゴルァ・・・って、言われてしまいそうですが、たしかに私は拙ブログでも、日本国内の旅客営業鉄道路線は、JR、私鉄、第三セクター、地下鉄、路面電車、モノレール、さらにはトロリーバス、ガイドウェイバス(車両はバスだけど法規上は鉄道)にいたるまで、そのすべてを完乗し終えたと豪語しています (*`・ω・´)-3フンス!。しかし、そのタイトルには必ず「“鋼索線”をのぞく」と注釈をつけなくてはなりません ( ̄△ ̄;)エッ…。そう、鋼索線は乗り潰していないのです σ(゚ー゚*)シマコーサク?。
鋼索線(こうさくせん)とは、いわゆる「ケーブルカー」のこと ( ̄  ̄*)ケーブル。山の斜面などを上り下りするケーブルカーも、法規上は鉄道の営業路線(特殊鉄道)であることに違いないのですが (・o・*)ホホゥ、あくまでも個人的な“乗り鉄”のこだわりとして、私がいちばん鉄道という存在に惹かれる理由である、「一般市民が日常生活で、誰もが気軽に利用できる乗りもの」というところに、観光用を主目的としたケーブルカーはそぐわないと考えたため、いままでは乗車対象から外してきたのです (-`ω´-*)ウム(ちなみに、現在の日本に唯一残るトロリーバスも立山黒部アルペンルートの観光用ですが、こちらは乗り潰しに行ったというよりは、純粋な(?)観光で黒部ダムを訪れた際に全区間を乗れてしまった)。
とはいえ、鉄ちゃんとして決してケーブルカーを毛嫌いしているわけでなく、積極的に地方まで赴いて乗り潰そうとは思わないものの、機会があればなるべく乗車したいと考えています。そのなかでも、身近な東京都内に未乗の鋼索線があることには、以前から少し引っ掛かりを感じていました σ(゚・゚*)ンー…。
そこで、「都民の皆様におかれましては、都県またぐ移動をできるだけ控えるように」って知事さんがおっしゃっている(7/17発言)今回の状況は東京を見直すひとつの機会と捉え、私は未乗となっている都内の鋼索線を訪れてみることにしました ( ´_ゝ`)フーン。ま、コロナの影響で臨時列車やイベント列車の運行が少ない今、ほかに思いつくような鉄ネタもないしね・・・(^^;)ゞポリポリ。


7月19日(日)


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まず乗るのは、
おなじみの中央線E233系ですが、
土休日のみ運行される「ホリデー快速」です。
(・∀・)ホリカイ
▲中央線 三鷹


なかなか梅雨が明けてくれない今シーズン、関東では記録的な日照不足と言われるほど雨や曇りの日が続いており、日曜日の今日も事前にチェックした東京の天気予報は“曇り時々雨” (゚ペ)ウーン…。私が自宅を出た際は傘を差さずに済む程度なものの、霧雨が舞う状況でした 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ。
ただ、むしろ今回ばかりは雨でもいいかな・・・って、私は思っています (´σД`)マ、イッカ。というのも、目的であるケーブルカーは先述したように、おもに観光用として運行されているため、週末に晴天の行楽日和ともなれば多くの観光客や登山客で混雑することが予想されます。ハコ(車両)の小さなケーブルカーでは一度で乗客を捌ききれず、乗るまでに行列・・・なんてこともたまにありますよね λλλλλ (´д`;)人大杉…。でも逆に雨天ならば観光客の出足も鈍ることでしょう (´ω`)ナルヘソ。それを裏付けるかのように、行楽シーズンのピーク時にはかなり混雑する中央線の「ホリデー快速」も、今日はガラガラでした ( ̄  ̄*)ガラガラ。まあ、この空き具合は天候だけでなく、コロナの影響も少なくないと思いますが (・ω・`)ウーン…。


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中央線から青梅線、五日市線へ直通する
「ホリデー快速 おくたま・あきがわ号」は
途中の拝島にて奥多摩ゆきの「おくたま」と
武蔵五日市ゆきの「あきがわ」に分割します。
▲青梅線 拝島


さて、東京都内に鋼索線・・・というかケーブルカーは、二つの路線が存在し、ひとつは八王子市の高尾山にて清滝駅(ふもと)と高尾山駅(山上)のあいだで運行されている「高尾登山電鉄(高尾山ケーブルカー)」。都内屈指の観光名所である高尾山には私も何度か訪れたことがあり、その際にケーブルカーも利用しています (゚ー゚*)タカオ。そしてもうひとつが青梅市の御岳山(みたけさん)で運行されている「御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー)」で、私がまだ乗ったことないのはこちらのほう (゚ー゚*)ミタケ。
そこで、中央線を下る快速列車でも高尾ゆきではなく、立川より中央線から青梅線に乗り入れる奥多摩ゆきの「ホリデー快速 おくたま号」に乗車し、御岳山のふもとに位置する青梅線の御嶽(みたけ)を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。この「ホリデー快速」ならば、中央線沿線にあるウチ(自宅)の最寄駅から乗り換え無しの一本で御嶽まで行けるし、停車駅が少ないため速達性にも優れた便利な列車です (・∀・)イイネ。こういう楽チンなものがありながら、いままで一度も御岳山ケーブルカーを乗りに行こうとは思わなかったんだよなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。
そんな便利な「ホリデー快速」で、順調に青梅線を下り方向へ進んでいたところ ...(((o*・ω・)o、天気予報では“曇り時々雨”で降水確率も高かったハズなのに、車窓から望む空は雲が切れて青空が見えているではありませんか。あれ?晴れてるじゃん・・・(゚ー゚?)オヨ?。なんだか久しぶりのような気がする晴天、しかも沿線風景が自然豊かな青梅線に来ているのならば、ケーブルカーへ行く前にちょろっと寄り道したくなってしまいました ((o(・∀・*)o))ウズウズ。そうすると停車駅の少ない「ホリデー快速」よりも普通列車(各駅停車)の方が好都合なので、急きょ途中の青梅で列車を乗り換えることにします ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。慌ただしいけれど、鉄旅はこういう予期せぬ展開がまた楽しいやね。


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雨予報だったハズなのに、
青梅では青空が広がっていました。
これは“晴れ運”に恵まれたかな?
「ホリ快」を見送って、
当駅始発の普通列車に乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲青梅線 青梅

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ちなみにスマホの列車位置情報アプリだと、
青梅周辺の予報は変わらずに曇り時々雨・・・。
これから天気が急変するのかもしれないので、
気は抜かない方がいいのかも。
( ̄ヘ ̄)ウーン

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車窓に自然の緑が流れる青梅線は
東京アドベンチャーライン」の愛称があります。
ロングシートの通勤型電車でも味わえる旅気分。
(*゚v゚*)ワクワク♪

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東青梅から先(奥多摩方面)は
単線となる青梅線。
古里で行き違う交換列車を待ちます。
ちなみに古里の読みかたは
「ふるさと」でなく「こり」。
(゚ー゚*)コリ
▲青梅線 古里

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先へ進むほど
どんどん山深い雰囲気となります。
でも、ここは東京都内。
それにしてもいい天気だなぁ。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸(車窓から)


中央線を介して都心へと乗り入れ、首都圏近郊における通勤路線の一角を担う青梅線ですが、途中の青梅を境にしてそれまでの住宅街から沿線風景が一変、木々の緑が眩しい奥多摩の山あいを縫って走るようになります (゚∀゚*)オオッ!。もう何度も乗ったことのある区間でありながら、いつ来てもここが東京の都内なのかと疑いたくなるような開放感のあるのどかさ (´ー`)マターリ。そんな車窓風景をロングシートで体をひねって眺めていると、やがて列車は当初の下車予定だった御嶽を通り過ぎ、それより先へ進むのもはたして“寄り道”と言えるのかどうか分からないけれど、私は終点の奥多摩のひと駅手前にある白丸(しろまる)で列車を降りました (゚ー゚*)マル。


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下車予定だった御嶽を通り過ぎ、
ふらっと列車を降りたのは白丸。
一面一線の簡素な無人駅です。
都心の新宿から約二時間でこの風景。
▲青梅線 白丸


三鷹0659-(ホリデー快速おくたま1号)-青梅0749~0810-(青梅811)-白丸0845

列車が走り去ると鳥の囀りとセミの鳴き声が耳に入る、自然豊かな無人駅の白丸。この駅近くには、多摩川の上流に位置する白丸湖(人造のダム湖)があり、そこに架かる橋の上からは湖と絡めて山裾を走る青梅線の列車を撮る事ができます (・o・*)ホホゥ。駅から橋まで徒歩でわずか10分程度という寄り道にはもってこいの手軽さながら、その湖面を見下ろす眺めはなかなか壮大なものがあり、私も季節を伺いながらちょくちょく訪れているお気に入りの撮影スポットです (・∀・)イイネ。今回は本来の目的であるケーブルカーの乗車が控えているのであまり長居できませんが、少しだけきれいな風景の撮影を楽しんでいきましょ ヽ(´▽`)ノワーイ♪。


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多摩川の流れを調整する白丸湖。
周囲は数馬峡と呼ばれる溪谷で、
そのダイナミックな風景が数馬峡橋から望めます。
青梅線を狙う撮影ポイントはその橋の上。
(「゚ー゚)ドレドレ

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タタン、タタン・・・と、
渓谷に響くジョイント音を頼りに
一瞬のシャッターチャンスを狙います。
山裾にへばりついて走るE233系の車体が
キラッと輝きました。
(☆∀☆)キラッ☆
ちなみに神秘的なブルーグリーンの湖面は
石灰を含んでいるからだそうです。
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸

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一面が夏の深い緑に包まれるなか
手前にある一本の木には
オレンジ色の葉?花?が見られます。
何の木でしょうね・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸

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橋から駅へ戻る道すがら、
線路沿いでダリアが花を咲かせていたので、
電車と絡めてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
青空に赤い花とオレンジ帯の電車が映えます。
▲青梅線 白丸-鳩ノ巣

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線路わきの法面スペースを活用して、
ここでは地元の方がお花を育てられているようです。
(´▽`*)キレイ♪
ダリアのほかにもアジサイや
キバナコスモス(でしょうか?)などが見られました。
ただ、さすがにアジサイはもう元気がないかな?
▲青梅線 鳩ノ巣-白丸


青梅線の末端部にあたるこの区間(青梅~奥多摩)の普通列車は、おおむね30分に一本程度の運行本数ですが、土休日の午前中は先述した「ホリデー快速」やその回送列車が運転されるため、寄り道程度のわずかな時間でも効率よく列車の撮影ができます (^_[◎]oパチリ。
ただ、白丸湖が望める数馬峡橋はたしかにダイナミックでいい撮影ポイントですが、列車が見える範囲や撮影する立ち位置が限られているため、アングル的なバリエーションは乏しく、しかも「ホリ快」があるとはいえ、基本的にはどの列車も同じ形式のE233系なので、数本の列車が撮れればもうじゅうぶんです (+`゚∀´)=b OK牧場!。
橋の上以外にも線路端に咲いていた季節の花などを絡めて撮影しつつ、一時間程度の散策で白丸の駅に戻ってきました。


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上り列車で白丸をあとにします。
ちなみにホーム上で異彩を放つ白くて丸いモノは
球体テントのような待合室。
駅名が“白丸”だから、こんな形態!?
(゚∀゚)アヒャ☆
▲青梅線 白丸

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撮影ポイントの白丸湖や数馬峡橋を
車内のほうから望むとこんな感じ。
木々に囲まれてほんの一瞬の眺めです。
|∀・)チラッ
▲青梅線 白丸-鳩ノ巣(車窓から)

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次の下車駅は本来の目的地だった御嶽。
立派な寺社風造りのこの木造駅舎は
御岳山の武蔵御嶽神社を模したもので、
青梅線(青梅電気鉄道)開業時の
昭和4年(1929年)に建造。
(´ω`*)シブイ
▲青梅線 御嶽


白丸0959-(青梅902)-御嶽1016

白丸から青梅ゆきの普通列車に乗り、上り方向へ戻ること15分で御嶽に到着 (・ω・)トーチャコ。
立派な寺社風の駅舎を構える当駅は御岳山観光の拠点で、普通列車だけでなく都心から直通運行される「ホリデー快速」も停車します。ちなみに御岳山は“岳”の字が使われていますが、御岳山に鎮座する武蔵御嶽山神社にならって駅名は“嶽”を用いた「御嶽」としており、また、御嶽と書いて「おんたけ」とも読めますが(都内の東急池上線には御嶽山(おんたけさん)って駅がある)、ここは「みたけ」です (゚ー゚*)ミタケ。
そんな御嶽駅は御岳山のふもとにあって、駅のすぐ近くに目的のケーブルカーが発着している・・・のではなく ( ̄△ ̄;)エッ…、当駅からケーブルカーの駅や御岳山の登山口までは、およそ3キロもの距離があり、歩くと45分、路線バスで10分ほどとなっています ( ̄  ̄;)3㌔…。先述した高尾山ケーブルカーが京王線の高尾山口駅に隣接しているのに対し、このバス移動を挟むというアクセス方法がまた、私が御岳山ケーブルカーに足が向かなかった理由のひとつでもあります σ(・∀・`)ウーン…。御嶽駅の近くからひょいっとケーブルカーに乗れるのなら、青梅線撮影のついでなどで立ち寄ろうという気になるんですけどね。でも、その面倒くささが一般鉄道とは違うケーブルカーらしさのようにも思います (´ω`)ソオ?。
山のほうへ続く上りの坂道を45分も歩くのはさすがにしんどいので、もちろんバスを利用します (゚ー゚*)バス。


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西東京バスで運行されている、
御岳山へのアクセス路線。
その行き先は「ケーブル下」。
▲西東京バス 御嶽駅

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御岳山へ通じる坂道を進む路線バス。
乗車時間は短いけれど、
気分は「バス旅」の太川さん?
いや、私のキャラ的には蛭子さんか(笑)
( ̄▽ ̄;)エビスサソ…
▲西東京バス 琴沢橋-ケーブル下

0022.jpg
ケーブル下はその停留所名どおり、
見上げるとそこに
ケーブルカーの線路がありました。
(゚∀゚)オッ!


御嶽駅1040-(西東京バス)-ケーブル下1050

バスに揺られること10分でケーブルカーの駅に近い、ケーブル下の停留所に到着 (・ω・)トーチャコ。
行くまでは青梅の先の御嶽はちょっと遠いとか、さらに駅からバスに乗るのは面倒だなどと思っていたけれど σ(・∀・`)ウーン…、実際に来てしまえば案外近いもんだという印象 (´σ∀`)ナーンダ。そんなところにあるのが、今回の旅の目的である御岳山ケーブルカーの滝本駅(たきもとえき)で、御岳山の中腹に位置するふもと側の起点駅です (゚ー゚*)タキモトミオリ。
予想外の晴天となったことにより、当駅までクルマで訪れてケーブルカーに乗る行楽客が多いかも・・・との懸念がありましたが (゚ペ)ウーン…、さすがに晴れたからすぐに御岳山へ駆けつけるなんて人は少ないようで、駅の構内は空いており、ケーブルカーを待つ列もありませんでした ε-(´∇`*)ホッ。これなら車両の前のほうの席に座れるかな?
さあ、ここから、私にとって都内で唯一、乗り残していた鉄道路線を片付けることとしましょう (*`・ω・´)-3フンス!。たとえケーブルカーであっても、そして個人的に乗り潰し対象から外していたとしても、やはり初めて乗る路線はテンションが上がります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。


0023.jpg
御岳山の中腹に位置する滝本駅。
その標高は407.4メートルです。
駅名の由来は分からないのですが、
近くに滝があるのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲御岳登山鉄道 滝本駅

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券売機で購入した乗車券はシンプルなもの。
普通運賃は片道600円ですが、
往復乗車券だと1,130円で70円のおトクです。
(*・∀・)つ[キップ]

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御岳山ケーブルカーの車両は、
とくに数字による形式は付けられていないようで、
今回乗車するのは開業時から数えて三代目にあたる、
赤い車体の「御嶽(MITAKE)号」。
(゚ー゚*)ミタケ
ちなみに車体のオデコには
京王(KEIO)マークが見られますが、
御岳登山鉄道(ならびに高尾登山電鉄)は
大手私鉄・京王電鉄のグループ会社です。
( ̄。 ̄)ヘー
▲御岳登山鉄道 滝本駅

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乗務員さんの感染防止対策のため、
かぶり付きスペースは封鎖されていましたが、
前の方の座席から進行方向を眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
木々をかき分けるように山上へと伸びる
ケーブルカーの軌道。
▲御岳登山鉄道 滝本駅(前方の車窓から)


ガクン!という軽い衝動とともに (((°∀°;)))ガクン、まさに引っ張られる感覚で滝本駅を発車した、赤いケーブルカーの「御嶽(MITAKE)号」。交走式と呼ばれる一般的なケーブルカーは構造上、二台の車両が釣り合うようにして運行されているため、中間点ですれ違うことになるもう一台がどんな色なのか見るのが楽しみです (*´v`*)ワクワク♪。
ここであらためて・・・御岳登山鉄道・御岳山ケーブルカーは、東京都青梅市に位置する標高929メートルの御岳山の北斜面に設けられ、中腹の滝本駅(標高407.4m)と山上の御岳山駅(標高831.0m)のあいだをむすぶ、全長1.1キロの鋼索鉄道(ケーブルカー)路線 (・o・*)ホホゥ。御岳山は古くから山岳信仰の対象となっており、当線は山上に建立されている武蔵御嶽神社への参拝アクセスを担っているほか、山歩きや登山といったレジャー客の利用、また、山上集落で暮らす住民の生活路線といった一面も持っています ( ̄。 ̄)ヘー。


0027.jpg
線路沿いにはアジサイが植栽されていて、
乗客の目を楽しませてくれます。
花盛りのときは見ごたえがあるでしょうね。
(・∀・)イイネ
▲御岳登山鉄道 滝本駅-御岳山駅(車窓から)


滝本駅から御岳山駅までの所要時間は6分。ということは、駅を発車して3分後には上下の車両が行き違うわけで、前方を注視していると、やがて上の方から「武蔵(MUSASHI)号」の愛称をもつ緑色の車両が下ってきました (゚∀゚)オッ!。緑と赤の愛称を合わせると武蔵御嶽となり、山上の武蔵御嶽神社がその愛称由来かと思われます ムサシ(゚∀゚≡゚∀゚)ミタケ。


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中間点での行き違いシーンは
鉄ちゃんにとって大きな見どころ。
乗っている「御嶽号」と形は同じながら
色が緑の「武蔵号」が下ってきます。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲御岳登山鉄道 滝本駅-御岳山駅
(前方の車窓から)

0029.jpg
行き違いを済ませると、
「御嶽号」の登坂はラストスパート。
p(*`・ω・´)q ガンガレ
前方に山上の駅が見えてきました。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅
(前方の車窓から)

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山上に位置する御岳山駅に到着した
「御嶽(MITAKE)号」。
山登りおつかれさまでした。
(´w`*)ドツカレサン
▲御岳登山鉄道 御岳山駅

0031.jpg
ガラスが反射してちょっと解りづらいのですが、
御岳山駅ではケーブルカーの動力となる、
巻き上げ機を見ることができます。
(゚∀゚)オッ!
▲御岳登山鉄道 御岳山駅

0033.jpg
御岳山駅の標高は831メートルで、
ケーブルカーという特殊鉄道ではありますが、
東京都でいちばん高い場所にある鉄道駅です。
(・o・*)ホホゥ
▲御岳登山鉄道 御岳山駅


滝本駅1100-(御岳山ケーブルカー)-御岳山駅1106

時速11キロというゆっくりとした足取りながら ノコノコ...(((o*・ω・)o、両駅の標高差423メートル、最大斜度25度の急勾配を力強く登ってきたケーブルカーの「御嶽(MITAKE)号」は、ふたたびガクン!(((°∀°;)))ガクン という軽い衝撃とともに停止し、山上の御岳山駅に到着 (・ω・)トーチャコ。
これにより私は、東京都内の鉄道全路線を“注釈無し”での完乗となりました ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪(あくまでも都内の路線ね(笑))。わずか1.1キロのケーブルカーですが、下車したときには思っていた以上に大きな達成感が湧いた気がします (´ー`*)マンゾク。


0034.jpg
山上で期待するのはその見晴らし。
雲が多くなってきたもののまだ晴れていて、
けっこう爽快な眺めです。
(´▽`*)キモチイイ♪

0035.jpg
青梅線が見えないかと目を凝らすと、
(@_@*)ン-…
御嶽の上り方隣駅にあたる
沢井の駅がかろうじて確認できました
(画面まん中よりやや右に
駅の構内に架かる白い跨線橋がわかる)。


さて、「ケーブルカーに乗る」という私の目的は完遂しましたが ( ̄ ^ ̄)ゞミッションコンプリート!、このまま単にケーブルカーを往復するだけではもったいない。先述したように御岳山の山上には山岳信仰のシンボルとして歴史深い、武蔵御嶽神社が建立されており、駅から神社までは1.2キロ、徒歩25分とちょっと距離はあるけれど、ここまで来たのならば参拝してゆこうと思います (-`ω´-*)ウム。願いはやはりコロナ収束・・・でしょうか。


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御岳山駅の横から伸びる
御岳山・武蔵御嶽神社の参道。
...(((o*・ω・)o

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案内図を見ると参道沿いをはじめ、
山上の集落にはいくつかの宿坊もあります。
( ̄。 ̄)ヘー
そういえばケーブルカーの往復乗車券は
二日間有効となっていたので、
泊まりがけで参拝される方も多いのかもしれませんね。

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山道のような細い参道を進むと、
傍らには立派なヤマユリなど、
いろいろな花が目に留りました。
(´▽`*)キレイ♪
ふもとより気温が低いのか、
ここではまだアジサイも元気です。

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御岳山の武蔵御嶽神社
第十代崇神天皇七年(紀元前91年)の創建と伝えられ、
天平8年(西暦736年)に僧行基がこの地に
蔵王権現を祀ったことで広く知られるようになり、
かつての有力武将たちの信仰をはじめ、
いまも関東一円より多くの人たちが
御嶽詣(みたけもうで)と称して参拝に訪れています。
ムニャムニャ…(*-ω-)人 幵

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神社は御岳山駅よりさらに高いところに位置しますが、
景色の見晴らしは駅前のほうがスッキリしているかな?
σ(゚・゚*)ンー…

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参拝を済ませて駅へ戻り、
ケーブルカーに乗って山を下ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
ケーブルカーは上るより下りるほうが、
前方の眺めがいいっていわれますよね。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅-滝本駅
(前方の車窓から)

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行き違う車両は緑の「武蔵号」。
(゚ー゚*)ムサシ
ということは、私が乗っているのはまたも
赤い「御嶽号」のほうです。
▲御岳登山鉄道 御岳山駅-滝本駅
(前方の車窓から)

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ケーブルカーなので上りも下りも
同じ速度、同じ所要時間なのですが、
どこか下りは慎重に進んでいる印象を受けながら、
ふもと側にある滝本駅に到着しました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲御岳登山鉄道 滝本駅


御岳山駅1215-(御岳山ケーブルカー)-滝本駅1221
ケーブル下1234-(西東京バス)-御嶽駅1242

厳しく制限されたわけではないけれど、できれば都民による“都県またぎ”は控えたほうがいいような状況(7/19時点)のなか、ふと思い立って、東京都内で未乗となっていた御岳山ケーブルカーを訪れた今旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
観光路線のケーブルカーも梅雨時で雨予報ならば混雑なく空いているだろうと予想しての訪線でしたが σ(゚・゚*)ンー…、天気予報がいいほうに外れてくれたことにより、結果的に雨が降らない爽やかな晴天に恵まれ、さらに人の少ない状況でケーブルカーの乗車を愉しめたことはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。また、都内の路線完乗を果たせただけでなく、奥多摩や御岳山の自然豊かな風景にも、コロナ禍という時世柄、気分が癒されたように思います +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
個人的に乗りつぶし対象と見ていないケーブルカーは門外漢って印象があるけれど、もし機会があればほかの路線にも乗ってみたいところです (-`ω´-*)ウム。いつかは私の完乗タイトルから「鋼索線をのぞく」という注釈が取れる日がくる・・・かも?(笑)


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昼食は御嶽駅近くのお蕎麦屋さんでいただいた
冷たいとろろ蕎麦。
滋養強壮に優れたとろろ(山芋)は
昔から登山者の疲れを癒す効果があります。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
まあ、今日の私はケーブルカーに乗っただけで、
自分の足では登っていないけどさ。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

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「ホリデー快速」は時間が合わなかったので、
青梅線の上り普通列車に乗って帰ります。
ただし、青梅から先は
中央線直通の「青梅特快」に接続してくれました。
▲青梅線 御嶽


御嶽1352-(青梅1310)-青梅1417~1422-(青梅特快1432T)-三鷹1508


ところで・・・、この旅のあとも東京の感染拡大は収まる気配なく、とうとう週末の連休については都知事から都民へ「不要不急の外出自粛」がふたたび要請される事態となってしまいました(7/22発言)。さらに、東京だけでなく各地でも感染者が増えている状況・・・。
焦ったってどうにかなるものではないけれど、このコロナ禍の出口はいったいいつになったら見えるのでしょうね・・・"o(-"-;*) ウゥム…。





ONE-shot 370 ずらり。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 370 ずらり。

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奥から、
おそ松、カラ松、ちょろ松、
イチ松、十四松、トド松・・・って、
“あの六つ子”じゃないけれど、
留置線にずらっと顔を揃えた6本(6編成)の
総武快速・横須賀線用、E217系。
Σ(`ш´*ノ)ノ シェー
!
とくに珍しい電車ではありませんが、
ここまで同じ顔がそろうとなかなか壮観です。
オデコの丸みが特徴の当系は、
このくらいの角度で眺めると男前ですよね。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


先日の拙ブログでも話題に触れた
新型のE235系1000番台が運行を開始すると、
現行のE217系は次々に置き換えが進められ、
この留置線で集う編成のなかにもやがて
“顔の青い新入り”が混ざるようになるでしょう。
( ̄▽ ̄;)アオイカヲ…
仮に新型がここへ入庫する運用に固定されたら、
E217系のみの勢揃いを狙うのが難しくなる・・・。
そうなる前に統一感のある整列を記録しておきました。
(^_[◎]oパチリ


まだ梅雨明けの出口が見えず、
曇りや雨が続く毎日。
 、ヽ`、ヽ`个o(・ω・)アメ…`ヽ、`ヽ、
そんな撮影意欲が湧かない時は無理して遠出せず、
このE217系並びのように
かねてから気になっていた近場の鉄道情景を
コツコツと拾っていくのが
のちの財産になるような気がします。
(´⌒
ω⌒`)ダヨーン


▲20.7.3 総武本線 錦糸町



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なお、この留置線は
総武快速線の錦糸町駅ホームから眺められる
お手軽な撮影環境。
(・∀・)イイネ
さらに本線(下り線)の営業列車も加えれば
(いちばん右)、
絵的にはちょっとまとめにくいけれど、
7本のE217系が一枚のフレームに収まりました。
(゚∀゚*)オオッ!



ちなみに私は
おそ松くん」も、「おそ松さん」も、
テレビアニメでみましたが、
やっぱり世代的に「おそ松くん」って呼ぶほうが
しっくりときます(笑)



上越新幹線・・・E4系「Max」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.07.05 上越新幹
古代蓮の沼で新幹線を撮る!
E4系「Max」 撮影
 
 
季節感のある鉄道写真が好きな私ですが、列車と絡めて撮りたいと毎年のように気に留めていながら、つい機を逸してしまう植物や風物、そんな“季節モノ”がけっこうあります σ(゚・゚*)ンー…。とくに晴天の少ない梅雨時は撮影意欲が高まらず、「ま、梅雨が明けてから・・・ (´σД`)マ、イッカ」などと億劫がって先延ばしし、気がつけば撮りたかった情景の盛りが終わっていた (ノO`)アチャー・・・ということを、ここ数年は繰り返していました。
いったい何のハナシなのかは追々するとして(タイトルで分かるケドさ ^^;)、まだ梅雨明けの兆しが見えない7月最初の土日も、天気はやはり雨の予報 ( ̄  ̄;)アメ…。しかし、晴れる週末なんて待っていたら、今年もまた盛りの時期を撮り逃してしまう (゚ペ)ウーン…。意を決した私は積年にわたる重い腰を上げ、土日のうち降水確率が比較的低い日曜日に、傘を携えて目的の場所へ赴いてみることとしました (*`・ω・´)-3フンス!。

晴天が期待できない梅雨空のもと、私は何を撮りにドコへ向かうのでしょうか(タイトルで分かるけどさ ^^;)。


7月5日(日曜日)


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まず乗るのは、
中央線の高尾ゆき下り列車。
え?4時40分発!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ ハヤッ!
▲中央本線 三鷹


降り続いていた前日の雨が上がった、日曜日の朝  ('-'*)オハヨ。曇天で太陽は見えないものの、一年でいちばん日の長い今の時期は午前4時半でもかなり明るい。
そんな早い時間に家を出なくてはならないほど、遠くて時間のかかる場所へ行くのかと言うとそうではなく、目的地までの所要時間はおおむね一時間半程度。でも、4時半の初発電車に乗るのには、もちろんそれなりの理由があります (-`ω´-*)ウム。この早起きをしなければならないということも、これまでの私の腰を重くしていた要因かも知れません (*´O)ゞ.。oOフワァ〜ア…。


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西国分寺で武蔵野線に乗り換え。
(゚ー゚*)ムサ
東京ゆきだけど下り列車です。
(武蔵野線は府中本町方面へ向かうのが上り、
西船橋方面へ向かうのが下りで、
東京ゆきは西船橋から京葉線の上りに直通します)
▲武蔵野線 西国分寺

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さらに南浦和で京浜東北線に乗り換え。
(゚ー゚*)ケト
大宮ゆきの北行電車です。
▲東北本線(京浜東北線) 南浦和


地元の駅から、中央線、武蔵野線、京浜東北線とJRの路線を細かく乗り継いで、埼玉県の大宮へ ...(((o*・ω・)o。
ご存じ大宮は、東北(山形・秋田)・上越・北陸の各新幹線、宇都宮線(東北本線)、高崎線、埼京線、川越線、東武野田線などの各線がひっきりなしに発着する県下最大の主要駅ですが、ここで私はJRの改札を出場して、次に乗り換えたのは当駅を起点とする新交通システム(AGT)の「ニューシャトル」 (゚ー゚*)ニューシャトル。


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始発駅の大宮で発車を待つ、
新交通システムのニューシャトル。
ちょっと面白い前面デザインの電車は
最新型(2015年導入)の2020系です。
< ̄▽ ̄*>ヘキサゴン?
▲埼玉新都市交通伊奈線 大宮


愛称の「ニューシャトル」で呼ばれることが多い、埼玉新都市交通の伊奈線(いなせん)は、大宮から原市(はらいち)、丸山、伊奈中央などを経て、伊奈町の内宿(うちやど)までのあいだを結ぶ、12.7キロの新交通システム路線 (・o・*)ホホゥ。
おもに大宮(もしくは当駅を介して首都圏方面)への通勤・通学客や、地域内移動(買い物や病院通いなど)の地元の方が利用者の大半を占めますが、大宮の次駅は「鉄道博物館」の最寄駅(鉄道博物館駅)であるため、そのアクセス手段としても知られています (゚ー゚*)テッパク(私は大宮から鉄博まで、歩いちゃうことが多いけど)。なお、当線は東北・上越新幹線の建設に反対する地元住民への見返りとして開通した歴史を持ち、ほぼ全線にわたって軌道が新幹線の高架線に併設されている“コバンザメ状態”なのも、ひとつの特徴といえます ( ̄∀ ̄;)コバンザメ…。


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AGT(Automated Guideway Transit
=自動案内軌条式旅客輸送システム)、
いわゆる新交通システムのニューシャトルに線路はなく、
コンクリートの路面(ガイドウェイ)が敷かれており、
ゴムタイヤを履いた小型の車両が走行します。
( ̄。 ̄)ヘー
なお、右手に沿う高架線は東北・上越新幹線。
▲埼玉新都市交通伊奈線 原市-沼南
(前方の車窓から)


ガラガラに空いていると予想していた日曜朝の内宿ゆき下り列車ですが、混んではいないものの意外と乗客は多くて、大宮発車時点で座席の7割くらいが埋まるほどの乗車率です σ(゚・゚*)ンー…。こんな時間からみんな、ニューシャトルに乗ってどこへ行くのだろう・・・と、余所事ながら思っちゃいますが ( ´∀`)オマエモナー、実はこの6時ちょうど発の列車が下りの初発列車(土休日)で、どうやら車内は朝帰りの方が多かったみたい (´w`*)ドツカレサン。
そんなけだるい空気感が漂う(?)ニューシャトルに揺られて15分、私が下車したのは沼南(しょうなん)。


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“しょうなん”だけど、
サザンが熱唱する湘南ではなく、沼南。
(゚ー゚*)ショーナン
近くに沼があるのでしょうか?
▲埼玉新都市交通伊奈線 沼南


三鷹0440-(中央423T)-西国分寺0452~0506-(武蔵野549E)-南浦和0534~0540-(京浜東北414B)-大宮0551~0600-(ニューシャトル)-沼南0613

沼に南と書く当駅の近くにあるのが、上尾市(あげおし)に位置する原市沼(はらいちぬま)。しかし沼というには水量が少なくて、見た目には草で覆われた湿地帯に小川(原市沼川)が流れているようなところです (゚ー゚?)ヌマ?。ちなみにこの原市沼のある原市地区は、お笑いコンビ「ハライチ」さんの出身地(二人とも)であり、当地がコンビ名の由来だそうな ( ̄∇ ̄*)ハライチ。
その原市沼が私の目的地で、駅からニューシャトルの高架沿いに住宅地を北へ5分ほど歩くと ...(((o*・ω・)o、湿地の手前に建っていたのは素朴な管理小屋。朝の6時過ぎですが、もう入口の扉は開かれています (=゚∇゚)ノチワッス。いらした管理人さんにご挨拶したのち、わずかながら環境保全協力金を募金箱に投入して (*´ω`)つ⌒○ チャリーン、さっそく中のほうへ進むと、そこにはいまの時期ならではの、こんな情景が広がっていました (「゚ー゚)ドレドレ。


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原市沼のほとりというか、
湿地帯の手前に建てられていた管理小屋。
ん?古代進(パッと見、そう読めるw)
・・・じゃなくて古代蓮?
本日の開花本数は92本とな?
(=゚ω゚=*)ンン!?

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小屋を経て湿地の細道を進むと、
このような蓮沼が広がっています。
(゚∀゚*)オオッ!
そして奥のほうに見えるのは
立派な高架橋・・・。


お!咲いてる咲いてる!(゚∀゚*)オオッ!
原市沼の整備された一画にて、可憐な花を咲かせていたのは蓮(ハス)。初夏と盛夏の微妙な間という、まさにいま見ごろを迎えている季節の花です (´▽`*)キレイ♪。蓮らしい大きな葉が敷き詰められた緑のなかから、鮮やかなピンクの花がいくつも顔を覗かせており、これはなかなか見事な光景じゃないですか 。+。:.(´∀`人)スバラスィ.:。+゚。
ここ原市沼はその昔、文献にも残されているほどたくさんの蓮が自然に群生した名所でしたが、江戸時代の水田開発で蓮沼は減少(そのときに沼から水がなくなったのかな?)、さらには稲作に向かない地に残されていたわずかな蓮も、戦中戦後の食糧難時代の人々に食べつくされてしまい、原市沼の蓮は絶滅 ヽ(´д`;)アア…。80年代頃の当地は不法投棄されたゴミであふれかえり、蓮沼は見る影もなくなってしまったのだとか (´・ω・`)ショボン。
そんな原市沼の再整備と蓮の復元に立ち上がった地元有志の方々が、同じ県内で蓮の名所そして知られる行田市(ぎょうだし)より、蓮のなかでも花の美しさに定評のある“古代蓮(こだいはす)”の種を貰い受け、93年より育成を始めます (*`・ω・´)-3フンス!。昔とは性質が変わってしまった土壌や、多くの害虫(とくに蓮の寝を切るザリガニが厄介)による失敗を幾度となく繰り返すも、粘り強く育成を続けてきた結果、96年に第一号が開花に成功 ヽ(=´▽`=)ノ バンザーイ!。その後は害虫と戦いながらも毎年数を増やし、現在では年間の総開花数が6,000〜8,000輪、多い年には10,000輪にも達し (゚∀゚*)オオッ!、原市沼はふたたび蓮の名所として知られるようになったのです (´ω`)ナルヘソ。
例年に続き、今シーズンも見事に開花した原市沼の古代蓮。お花好きの方には常識のことだと思われますが、蓮は朝早くに花を開き、昼には閉じてしまう習性があるため(昼過ぎにも開いているのは、その日を最後に散ってしまう花)、いちばん美しい見ごろは朝の6時ごろから9時ごろまでといわれています ( ̄。 ̄)ヘー。そこで、当地の管理小屋も蓮の開花時期は朝の6時に開所し、私は眠い目をこすりつつ4時台の初発列車に乗って駆け付けたのでした ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


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直径30~40センチにもなる、見事な蓮の花。
この“古代蓮”は正式な品種名でなく、
原市沼が種を貰い受けた行田市が
1971年にゴミの焼却場を造成していたところ、
出土した縄文土器とともに蓮の実を発見して、
約2000年前のものであることが判明。
その発芽、開花に成功し、
以来、“古代蓮”の名が定着したそうです。
( ̄。 ̄)ヘー


そしてこの原市沼、もちろん古代蓮を愛でるだけでもじゅうぶんに訪れる価値のある場所なのですが、やはり“鉄ちゃん”である私の目的はそれだけではありません (-`ω´-*)ウム。一面に広がる蓮沼の向こうにどーんとそびえ立つのは、鉄道の長大な高架線。これは先ほど私が大宮から沼南まで乗ってきた、ニューシャトルのものでしょうか? σ(゚・゚*)ンー…。いや、実はそのほかにこんな列車も見られます (=゚ω゚=*)ンン!?。


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古代蓮の咲く原市沼を
高架線でまたぐニューシャトル。
新交通システムらしい小さな車両が
のこのこと走りゆきます。
ノコノコ...(((o*・ω・)o
▲埼玉新都市交通伊奈線 丸山-沼南

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続いて高架線の上段を
高速で颯爽と駆け抜けてゆく、
E2系の上越新幹線「たにがわ」。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲上越新幹線 熊谷-大宮


シンカンセン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
実際には見た目よりちょっと複雑なのですが、原市沼からの目線で眺めると二重構造に見える高架線。その下段をニューシャトルの小さな電車が走り ノコノコ...(((o*・ω・)o、そして上段には上越新幹線のE2系が通過してゆきました バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
そう、先にも少し触れましたが、ニューシャトルの軌道は東北・上越新幹線の高架線にピッタリとくっついた、コバンザメのごとく併設されていて ( ̄  ̄;)・∀・*)”ピタッ、ここではこのような高低差のある構造となっています (・o・*)ホホゥ。蓮と鉄道の組み合わせだけでなく、ニューシャトルと新幹線の両列車が同じ立ち位置から望めるなんて、なかなか楽しい撮影ポイントではありませんか (^_[◎]oパチリ。
ただし、この場所はちょうど東北新幹線と上越・北陸新幹線の分岐点にあたり、東北新幹線のほうは下写真のように撮りにくいのが難点。


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高架線の下段に見えるのは、
E5系とE3系を併結した
東北新幹線の「なすの」。
あれ?新幹線は上段じゃないの?
(゚ー゚?)オヨ?
▲東北新幹線 小山-大宮


ニューシャトルの軌道を走る、E5系+E3系新幹線!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?・・・ではなく、ここからの見た目で私はざっくりと高架線を上段と下段に分けて説明しましたが、実際はニューシャトルの上下線と東北新幹線の上下線、上越・北陸新幹線の下り線はともに下段の高さにそろっていて、それらをまたぐ上越・北陸新幹線の上り線のみが一段高い位置(上段)に設けられているのです。いかにもジャンクション(分岐点)らしい構造 (・o・*)ホホゥ。そんなワケで東北新幹線は撮りづらく、スッキリと見える上越・北陸新幹線の上り線が、ここでの撮影のメインとなります ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
メタリックグリーンのE5系ジャパンレッドのE6系など、色鮮やかな車両が走る東北新幹線と比べると、上越・北陸新幹線の主力として使われているE2系E7系は、いずれも車体色が白ベースで絵的にちょっと地味な印象 σ(・∀・`)ウーン…。でも、派手さはないけれど、上越新幹線には大きな存在感を放つこの車両がいます (゚∀゚)オッ!。


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夏の朝に咲く可憐な蓮の花。
その向こうを朝の通勤ラッシュで活躍する
二階建て新幹線が横切ります。
E4系「Max」、今なお現役!
▲上越新幹線 熊谷-大宮


マックス、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
無数に咲き誇る古代蓮のなかから、とくに形の良い“べっぴんさん”を選び抜き m9(*゚д゚*)キミスタ!、お目当ての列車が通過するタイミングに合わせてパチリ (^_[◎]oパチリ。高架上に現れたのは、先ほどのE2系よりも背の高いE4系で、「Max(マックス・Multi Amenity eXpressの略)」の愛称をもつ“オール二階建て新幹線”です (゚ー゚*)マックス。この場所も含め、新幹線の撮影ではネックとなりがちな高架線の防音壁ですが、「Max」の高さならば壁があっても車体がけっこう見えてくれるのではないかと思い、蓮と絡めて撮れるここでのターゲットをE4系に定めてみました。さすがに足回り(車輪や台車など)は隠されているけど、これだけ見えていれば個人的にじゅうぶんです (+`゚∀´)=b OK牧場!。

90年代に増加傾向が見られた新幹線通勤に対応するべく、速度よりも大量輸送に重点を置いて投入された、オール二階建て新幹線の「Max」。97年にデビューしたE4系は、初代「Max」のE1系(すでに全車退役)に続く二代目です (・o・*)ホホゥ。E4系の基本は8両編成で、E2系やE7系の12両編成より短いのですが、二本(二編成)のE4系を併結することで16両編成となり、その際の定員数はなんと1,634人 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。これは高速鉄道の一列車としては世界最大の乗車定員を誇り、ギネスにも認定されているのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみに上写真ではその先頭車同士が顔をくっつけた併結面をあえて狙っています。


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0017.jpg
これは別日に撮ったものですが、
基本の8両編成を二本つなげた16両編成だと
高速鉄道で世界最大の乗車定員となり、
ギネスブックにも載っている
E4系「Max」。
二階建てという特徴もさることながら、
そのお顔(前面デザイン)もかなり個性的です。
(o ̄∇ ̄o)ブチャイク…
▲20.6.10 東北新幹線 上野-大宮


かつては東北新幹線でも使われていたE4系「Max」、しかし重量級の当系は近年の高速化に付いてゆけず、また、新幹線通勤に対応した詰め込み主義の車内は他形式と比べてサービス面で劣ること(とくに自由席の二階は一列が3+3の6席仕様で、座席はリクライニングしない)、さらには経年による劣化も著しいなどの理由により、次第に運用を縮小 (´・ω・`)ショボン。最後の活躍の場となった上越新幹線からも、本来ならば今年度中(2020年度中)に全車が退役(E7系へ置き換え)する サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~・・・ハズでした (´・ω`・)ハズ?。
ところが、昨年(2019年)の秋に列島を襲った大型台風による川の氾濫で、車両センターに留置してあった10本ものE7系(W7系)が水没して廃車処分となってしまいます ヽ(´д`;)アア…。これにともない、退役予定だったE4系は急きょ延命され(全般検査の実施)、当面は上越新幹線で運行を続けることとなったのです (`д´*)マダオワランヨ!。


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上段の高架線(上越新幹線上り)は、
北陸新幹線のE7系も通ります。
長野からの「あさま」がやってきました。
手前に添えた花が開いていない蓮もまた、
どこか可愛らしさが感じられます。
▲上越新幹線 熊谷-大宮


とはいえ、新たなE7系の増備は進められており、近年中にE4系が退役してしまうことは、ほぼ間違いないことだと思われるので、できればそれまでに私は原市沼の蓮と絡めて撮りたいと考えていました σ(゚・゚*)ンー…。そして現役が継続されたものの、運用が減少しているE4系は、その過大な定員数が発揮できる朝の通勤ラッシュ時でおもに活用されており(今日は日曜だけど、平日と変わらない定期運用)、とくに上越新幹線の上り列車限定となるこの撮影ポイントでは、一時間で二本の「Max」(Maxたにがわ400号、Maxたにがわ472号)が通過する7時台が狙い目です (・∀・)イイネ。
朝早く咲く蓮の花、朝のラッシュ時に上ってくるE4系「Max」、そして7時台ならばまだ蓮を見物に訪れる人が少ない・・・という三つの条件は、まさに「早起きは三文の得」と言ったところでしょうか ъ(゚Д゚)ナイス。これで天気が梅雨空の曇りでなく晴天の青空ならば、文句ないんですけどね σ(・∀・`)ウーン…。


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ほんのわずかなひと時だけ、
雲間からのぞいた青空。
(゚∀゚)オッ!
このタイミングで上越新幹線は来なかったけど、
ニューシャトルは撮れました。
▲埼玉新都市交通伊奈線 丸山-沼南

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梅雨時の貴重な日差しが降りそそいた蓮沼。
重なりあう花びらが透けて美しい・・・。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。

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キラッと光るステンレスの車体。
10分間隔で運行されているニューシャトルは、
好条件でのシャッターチャンスも多い。
(^_[◎]oパチリ
▲埼玉新都市交通伊奈線 丸山-沼南

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太陽が出ているあいだに
新幹線がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
・・・と思ったら、東北新幹線ですた。
橋脚の向こうで輝くE5系。
▲東北新幹線 小山-大宮


今の時期らしく基本的には曇りベースなものの、ほんのひと時だけ雲間から青空が覗いて (゚∀゚)オッ!、眩しい太陽の光が原市沼一帯を照らします (つ▽≦*)マブシッ!。これはひょっとすると、7時台の二本目となる次のE4系「Max」には日があたるかも・・・と、“晴れ運”に期待してしまいますが 八(゚- ゚)オネガイ、そうウマくはいかないもので、好条件のときにお目当ての列車が来てくれるとは限らない、それが鉄道写真のいちばん難しいところです (-`ω´-*)ウム。残念ながら太陽がふたたび雲に隠された状態で「Maxたにがわ472号」の通過時刻となりました (・ε・`)チェ。


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蓮沼から覗き見る、E4系「Max」。
当系の車体に巻かれたピンク色の帯は、
新潟の朱鷺(トキ)に由来して
“朱鷺色”と呼ばれるものですが、
古代蓮のピンクともマッチしています。
(・∀・)イイネ
▲上越新幹線 熊谷-大宮


古代蓮と「Max」のコラボが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
蓮と蓮のあいだから見える新幹線を慎重にパチリ (^_[◎]oパチリ。この低い目線のローアングルは青空が見えていたときに試してみたもので、曇り空では魅力が半減してしまうのですが、それでもこのふたつの蓮のあいだにE4系を置くと言う構図が気に入って、捨てきれずに断行 m9(`・ω・´)ケテイ!。背景の空は乳白色だけど(薄雲にわずかな青空っぽさが残ってる?)、蓮や新幹線にはう〜〜っすらと日が当たっただけでも (≡∀≡ )ウッスラ…、まあ、ヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。もちろん天候は重要ですが、それよりも綺麗に咲いた状態の古代蓮と引退が迫るE4系をいっしょに撮れたことが、個人的に嬉しい成果でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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8時を過ぎたころから
だんだん人が増えてきた原市沼。
こうなると好みのアングルを得るのが
ちょっと難しくなるので、
そろそろ撤収する潮時ですね。


いまの時期に見ごろを迎える古代蓮を求めて、朝早くに訪れた原市沼 (*´O)ゞ.。oOフワァ〜ア。そこには期待どおり無数の蓮の花が咲き誇り (゚∀゚*)オオッ!、撮り鉄として目的だった新幹線と蓮のコラボ撮影を楽しめただけでなく (^_[◎]oパチリ、その可憐な姿とほのかな甘い香りに気分も癒されました (*´v`*)ホッコリ♪。梅雨空でどんよりとした曇りベースのなか、なまじほんの少し青空が見えたことで、お目当てのE4系の通過時に曇られたことが残念なようにも感じましたが (´д`;)アウ…、事前の天気予報で降水率が高めだったことを考えれば、雨に降られなかっただけラッキーだったのかもしれません (´ω`)ソオネ。いちおう日があたった状態で、蓮とニューシャトルのコラボは撮れたしね (゚∀゚)アヒャ☆。
来シーズン以降、はたしてE4系「Max」がまだ残っているのかどうか、現時点での私にはわかりませんが σ(゚・゚*)ンー…、蓮が咲く時期の原市沼にまた訪れる機会があれば、今度はスッキリとした青空のもとで古代蓮と新幹線のコラボを撮影してみたいものです。


0026.jpg
帰りに沼南から乗ったニューシャトルは、
往きと違う形式の2000系。
ん?何やらお顔のように見えますが、
σ(゚ー゚*)ダレ?
これは伊奈町町制施行50周年記念の編成で、
伊奈町のゆるキャラ「ローズくん」の顔を
車体にデザインしたものらしい。
▲埼玉新都市交通伊奈線 沼南

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0028.jpg
ニューシャトルが大宮に近づくと、
上り列車の車窓から望めるのは鉄道博物館
(下り列車からは新幹線の防音壁に隔てられて見えない)。
ちょっと寄っていきたいところですが・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
▲埼玉新都市交通伊奈線 加茂宮-鉄道博物館
(車窓から)


さて、原市沼への往復に利用したニューシャトルといえば先述したように、鉄ちゃんの聖地(?)鉄道博物館の最寄駅を通ります (゚ー゚*)テッパク。せっかくここまで来たのなら、久しぶりに鉄博へ寄っていこうかな、個人的に興味のある企画展(常磐線展)も行なわれているし σ(゚・゚*)ンー…・・・と思ったのですが、現在の当館はコロナウイルス感染拡大防止のため、館内窓口での当日入館券は販売を停止し、時間指定・枚数限定の予約制入館券を事前に購入しなくてはならないようで、ふらっと寄ることはできないみたい 乂・∀・`)ダメ。いまのご時世を考えたら、そりゃそうだよね (-`ω´-*)タシカニ。
企画展は9月まで行なわれているので、鉄道博物館にはまた出直すこととし(忘れそうだな・・・^^;)、今日は雨が降り出す前におとなしく家路につくこととしました カエロ…((((o* ̄-)o 。


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窓口での入館券販売は行なわず、
事前購入制となった鉄道博物館。
夏休みなどに来館を予定されている方は
ご注意ください。
入館方法などの詳細については
鉄道博物館のHPを参照。


沼南0833-(ニューシャトル)-大宮0847~0859-(湘南新宿ライン2829Y)-新宿0932





☆オマケ★


ONE-shot 369 球磨川第一橋梁が・・・ [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 369 球磨川第一橋梁が・・・

2706.jpg
熊本県南部を襲った猛烈な豪雨により、
人吉市や八代市などを流れる球磨川が氾濫し
流域の街や集落が広範囲に浸水。
さらに土砂崩れも発生して
甚大な被害が出てしまいました。
犠牲者へのご冥福をお祈りするとともに、
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。


こんなときに鉄道趣味の話など
すべきではないのかもしれませんが、
今回の豪雨および河川の氾濫により、
当地を走るJR肥薩線(ひさつせん)と
三セク路線のくま川鉄道も被災。
施設や車両などが冠水し、
また球磨川に架けられた鉄橋がいくつも
濁流に飲み込まれてしまいました。

そのうちのひとつ、
肥薩線の球磨川第一橋梁。
1908年(明治41年)に完成したこの鉄橋は
アメリカ人技師の設計による
特殊な接合方式のトラス橋で
(「トランケート式」と呼ばれるピン接合方式)、
近代化産業遺産にも選定される貴重なもの。
球磨川の風景になじむ美しいフォルムの赤い鉄橋は
当線屈指の撮影ポイントとして
多くの鉄ちゃんを魅了してきた名橋です。

私も10年以上前に一度だけ
駅から球磨川沿いを歩いて撮影に訪れており、
そこで狙ったのは
赤い鉄橋に青い車体がマッチした、
キハ58系の急行「くまがわ」。
当日は生憎の雨天だったものの、
川の流れは穏やかだったように
記憶しています。

しかし、
あの日の私が見た流れとは一変し、
豪雨によって牙を剥いた球磨川。
100年以上も架かり続けた強固なあの鉄橋が
一夜にして流失してしまうとは、
ショッキングなニュース映像を見て
現実ではないような信じられない思いと、
あらためて自然災害の恐ろしさを感じました。


ここ数年は豪雨や台風などで
毎年のように大きな水害や土砂災害が発生して、
そのたびに心痛な思いを抱きます。
被災した方々のご心労を察すると
かける言葉が出てきませんが、
一日も早くもとの生活に戻れるように、
また、被害にあった肥薩線、くま川鉄道が、
早期に復旧されることを切に願っています。


2707.jpg
ここ数日はまだ梅雨前線が活発なようなので、
とくに激しい雨の予報が出されている地域の方は、
どうかじゅうぶんにお気を付けください。


▲04.3.12 肥薩線 鎌瀬-瀬戸石




ONE-shot 368 七夕飾り [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 368 七夕飾り

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“例のアレ”で落ち着かない日々ですが、
今年も早、半年が過ぎて7月になり、
もうすぐ七夕ですね。
街なかでもあちこちで
さらさらと風に揺れる笹の葉や五色の短冊が
目に留まります。
(´▽`*)サ~ラサラ~♪

誰もが自由に短冊を吊るせるようになっていた、
駅のコンコースの七夕飾り。
駅員さんに扮したアマビエさまも吊るされているのは、
まさに今年ならではといったところでしょうか。
(゚ー゚*)アマビエ

んじゃ、私も願い事をば・・・
“φ( ̄  ̄*)カキカキ
「撮り鉄の腕が上がりますように」とか、
「サマージャンボが当たりますように」とか、
「ガッキーに会えますように」とか、
書きたい私欲はあまたあれど、
σ(゚・゚*)ンー…
今年の願いはやっぱり、
ここに短冊を吊るされた方の多くと同様、

「一日も早く全世界のコロナウイルスが収束し、
安心して生活ができますように」

・・・ですね。
八(゚- ゚)オネガイ!


20.6.28 東海道本線 大船



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こちらは特急「踊り子」号。
窓枠や鉄柵などが煩わしくてスッキリとせず、
あまりいいアングルじゃないけど、
なかば無理矢理に
七夕飾りと列車を絡めてみました。
(^_[◎]oパチリ

来春の引退がささやかれている
185系の「踊り子」。
七夕飾りとのコラボが見られるのは
今年が最後になるのかな?
σ(゚・゚*)ンー…