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ONE-shot 385 たそがれ。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 385 たそがれ。

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なんだかコロナコロナで
ドタバタと明け暮れた一年でしたが、
"o(-"-;*)ウゥム…
そんななかで気がつけば
今年も多くの車両たちが役目を終えて
鉄路から去ってゆきました。
サヨ-ナラ-( ´;ω;`)ノシ

首都圏近郊を走る武蔵野線の205系も
そのひとつ。
(゚ー゚*)ムサニマゴ
数を減らしているのはわかっていたけど、
最後のほうはろくな記録が残せぬまま、
あっけなく終わってしまった印象です
(10月に武蔵野線での運行を終了)。

この写真は今年の1月、
まだコロナの話題があまり聞かれなかったころ、
仕事の外勤で幕張に行った帰り道に
京葉線の車窓から見た夕空がきれいだったので
ちょいと葛西臨海公園駅のホームに立ち寄り、
何本かの列車を撮ったなかの一枚。
(^_[◎]oパチリ
いまになってみれば、
武蔵野線からの直通列車に
たまたま205系が来てくれたのは、
ラッキーだったのかもしれません。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
(欲を言えばもう少しだけ夕空が
暗い時間だとベストなのですが・・・)

なくなる直前に焦るのでなく、
ふだんからのこまめな記録が大事なのだと、
この一枚からもあらためて感じました。
(-`ω´-*)ウム

▲20.1.12 京葉線 葛西臨海公園



いろいろと大変な一年でしたが、
今年も拙ブログにお付き合いいただき、
ありがとうございました。
<(_ _*)>アリガ㌧
どうぞみなさま、コロナの感染に気を付けつつ、
よいお年をお迎えください。



水戸線・・・西金ホキ 入場配給 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.12.20 水戸線
冬空に映える赤い機関車☆彡
西金ホキ 入場配給 撮影
 
 
少し前の拙ブログでちょろっと触れましたが、年の瀬が迫るなかで私は週末の19日(土)と20日(日)に、JRの普通列車が一日乗り放題となる「青春18きっぷ」と、コロナ禍の旅行・観光事業支援策「GoToトラベルキャンペーン」の宿泊割引を利用して、新潟の越後線や弥彦線に残る国鉄型車両の115系と上越新幹線でのラストランが行なわれる「現美新幹線」を撮りに、泊まりがけで新潟へ旅行に出かける計画を立てていました (・∀・)イイネ。
駄菓子菓子(だがしかし)、気温が低下して乾燥する時期となったのにともない、新型コロナウイルスの陽性者が各地で急増し、政府は「GoTo」を一時的に中止すると発表 ( ̄△ ̄;)エッ…。すでに私は発表前にホテルを予約していたので割引対象にはなるハズですが、さらにこの旅行日を控えた前々日(17日)には新潟と群馬の県境を中心に記録的な大雪となり、関越自動車道では数千台ものクルマが立ち往生する事態で、鉄道のほうでも私が利用するつもりだった上越線は運転が見合わせに(運休)(´д`;)アウ…。こうなるとホテルを確保しているとはいえ、旅行に出かける意欲は失せてしまい、キャンセル料を取らないというホテル側のお言葉に甘えて、新潟への旅行は取りやめとしました 乂 ̄ω ̄;)トケ。まあ、コロナや大雪の状況を考えると適正な決断だったと思います (・ε・`)シャーナイネ。残念ながら「現美新幹線」のラストランは見送れなかったけれど、115系のほうはまた事態が落ち着いたころに、あらためて撮影計画を立てることにしましょう。


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19日の土曜日、
群馬と新潟をむすぶ上越線は、
大雪の影響で終日にわたり
運転見合わせとなってしまいました。
なお上越新幹線はほぼ平常どおりに
運転されていたようです。


そんなワケで、ヒマになってしまった週末 (´σД`)ヒマ。
もちろんコロナの感染状況を考えれば、ふらふらと不用意に出歩くべきではないかもしれませんが、なるべくすいた時間帯の列車を利用して移動し、田園風景や山々が広がるような郊外での“撮り鉄”ならば、接触する人が少なくて感染リスクは低いと個人的には判断しています σ(゚・゚*)ンー…。とにかく重要なのは「飛沫を受けるような場所での三密を避けること」ですよね (-`ω´-*)ウム。
適度にのどかな郊外で撮れるような“鉄ネタ”を模索していたところ、SNSの情報でちょっと興味深い列車に目が留まります (=゚ω゚=*)ンン!?。それは「18きっぷ」の一回ぶんを使うのにちょうどいい距離で(ウチからの往復で2,410円ぶんのモトが取れる)(゚∀゚)オッ!、当日の現地の天気は予報によると良好 (゚∀゚*)オオッ!。そしてお目当てとなる列車自体もそこそこレア度が高く、ぜひともこの機会に記録を収めたい・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ!。
新潟旅行の代わりというわけではないけれど、日曜日は東京の郊外を走るこの列車を撮りに、ちょいとお出かけしてみることとしました ...(((o*・ω・)o。


12月20日(日)


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東京のホームに入ってきたE233系は
宇都宮ゆきの快速「ラビット」。
まずはこれに乗車します。
(゚ー゚*)ラピッドラビット
▲東海道本線 東京

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小山で水戸線の水戸ゆきに乗り換え。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
交流と直流の電源切換えがある水戸線では、
交直両用車両のE531系が使われています。
▲東北本線 小山


まだ人影まばらな日曜日の朝6時半に東京を出発 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。今日の日付印を捺してもらった「青春18きっぷ」を片手に、宇都宮線の下り快速列車で関東平野を北上して、栃木県の小山(おやま)で水戸線に乗り換えます (゚ー゚*)ミトセソ。
ちなみに、宇都宮線も水戸線も車内はすいていましたが、明らかに同業者(鉄ちゃん)だとわかるような、三脚や脚立を担いだ人たちがチラホラと目に付きます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。彼らの狙いも私と一緒かな?それとも別の“鉄ネタ”でしょうか? σ(゚・゚*)ンー…


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県境を越えて栃木から茨城に入った水戸線。
その車窓から見えるのは、
特徴的な双頭峰の筑波山(標高877m)です。
車内換気のため、窓は“ちょい開け”ね。
|∀・)チョイアケ
▲水戸線 下館-新治(車窓から)


個人的にちょくちょく沿線を訪れる機会があり、拙ブログでも意外に登場回数が多い水戸線は、宇都宮線(東北本線)や東北新幹線などと接する小山を起点に、結城(ゆうき)、下館(しもだて)、笠間(かさま)などを経て、常磐線と接する友部(ともべ)にいたる、50.2キロの電化幹線で、JR東日本が設定した東京近郊区間に属します (・o・*)ホホゥ。
なお、終点の友部は常磐線で水戸の三つほど手前(上り方)にある駅で、水戸線と名乗りながらも路線自体は水戸に到達していないのですが (゚ー゚?)オヨ?、実はもともと水戸線の前身である水戸鉄道は小山と水戸の間で開業したものでした。しかしその後に東京方からの常磐線が友部まで延伸開業した際、友部〜水戸の区間は水戸線から常磐線の一部に編入され、小山〜友部がそのまま水戸線の名で残ったという経緯があります ( ̄。 ̄)ヘー。ただし現在でも水戸線は常磐線に乗り入れて水戸(や勝田)まで直通する列車が朝夕を中心に多く設定されているため、運行形態的には水戸線の名で正しいのかもしれません (´ω`)ナルヘソ。
ちなみに当線は小山のみが栃木県で、あとの駅(小田林〜友部)はすべて茨城県内に位置しています。


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途中の下館で見かけた
真岡鐵道のディーゼルカー、
モオカ14形。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
緑の市松模様とオレンジ色の
独特なカラーリングはもともと
旅に出るボストンバックを
イメージしたものだそうですが、
その見た目からの印象で
「スイカ列車」などと呼ばれています。
(o ̄∇ ̄o)スイカ♪
▲真岡鐵道 下館

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今年で開業100周年を迎えた真岡鐵道
列車の前面に記念のヘッドマークが
掲げられていました。
(*゚▽゚)/゚・:*【祝 100ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)
古くから木綿の産地として知られる沿線にちなみ、
マークに描かれているのは糸紬の女工さん。


小山から乗った水戸ゆき下り列車は20分ほど進んで、まもなく下館に停車 (゚ー゚*)シモダテ。
下館は水戸線のほかに、地方私鉄の関東鉄道・常総線(じょうそうせん)と、第三セクター鉄道の真岡鐵道(もおかてつどう)が乗り入れる主要駅。そして宇都宮線や水戸線で乗り合わせた同業者の大半はここで下車します ...(((o*・ω・)o。なぜなら本日は、開業から今年で100周年を迎えた真岡鐵道において、蒸気機関車(C12形)とディーゼル機関車(DE10形)が重連で客車(50系)を牽引する、特別な記念列車の運転が行なわれるのです (゚∀゚*)オオッ!。ここで降りた同業者の方々は、たぶんそれがお目当てでしょう (`・∇・´*)エスエル!。
もちろん、私も?・・・いや、下館では降りず、そのまま水戸線に乗り続けます (´・ω`・)エッ?。たしかにSLとDLの二機による重連運転は迫力がありそうで、とくにSLファンにはたまらない胸熱なイベントだと思いますが、おそらく世代的なもので私は鉄ちゃんでもSLには関心が薄く、どちらかというと電気機関車やディーゼル機関車、電車や気動車(ディーゼルカー)などのほうに惹かれます (*゚∀゚)=3ハァハァ!。真っ黒い汽車より、色の付いた電車がいいだなんて、案外派手好きなのかもしれませんね(笑)(゚∀゚)アヒャ☆。今日はたまたま記念列車の運転日と重なったけど、私の目的はそれとは別のものです ( ´_ゝ`)フーン。
んじゃ、いったい何を撮りに、どこへ向かっているのかというと・・・やってきたのは下館からさらに20分ほど進んだ、福原(ふくはら)(・ω・)トーチャコ。


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茨城県笠間市に位置する福原。
(゚Д゚*)サー!
大きな三角屋根が印象的な寺社風の駅舎は、
近隣にある常陸国出雲大社(出雲大社常陸分社)を
モチーフにしているのだそうです
( ̄。 ̄)ヘー。
▲水戸線 福原


東京0640-(東北3620E 快速)-小山0751~0822-(水戸735M)-福原0907

私が福原で下車するのはこれが二回目 (*´∀`)ノ゙オヒサ。前回は今から5年半前になる2015年5月のゴールデンウィークで、いわきと桐生のあいだを水戸線・両毛線経由で運転された臨時快速「足利大藤まつり号」の485系(しかも四つ目の1500番台)が狙いでした (^_[◎]oパチリ。そのときにも撮影ポイントに選んでいますが、この福原の駅のまわりは田園風景が広がっていて、駅から近い手軽な場所で列車をスッキリと撮ることができるのは、列車利用の徒歩鉄にとって嬉しい好条件です (・∀・)イイネ。前回と同様に今回もそこが目的地。
私が着いた時点で立ち位置となる用水路脇には、すでに10人くらいの先客がおられ (*・ω・)ノ゙チワッス、個人的に思っていたより多い数でしたが、密集、密接というほどではないし、何よりも風通しのいい屋外なので、たぶん“8人での会食”よりは感染リスクが低いでしょう(笑)( ̄ー+ ̄)チクリ。


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福原の駅から歩いて数分程度、
やってきた撮影ポイントはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
以前に訪れたときは5月だったので
水田に苗が植えられていたけど、
休耕期の今はいろどりの乏しい土田です。

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空気が乾燥した冬の田園に
軽やかなジョイント音を響かせる
E531系の普通列車。
5年前の前回はまだ
415系1500番台E501系などが
走っていましたが、
現在の水戸線はE531系に統一されています。
▲水戸線 稲田-福原(後追い)


まずは・・・というか、日中の運転間隔がおおむね一時間に一本程度の水戸線で、私が到着してから撮影目的となる列車が通過するまでには一時間を切っているため、試し撮りができる普通列車はわずかに一本だけ(737M) (^_[◎]oパチリ。その貴重な列車で編成長などを測って慎重にアングルを整えます。お目当ての列車は5両編成のE531系(いまの普通列車)より短いので、奥に見える白いガードレールはアングルから外すことができそう σ(゚・゚*)ンー…。
ちなみに、ふだんは鉄道写真でも風景を広く入れたような作画を好む私。時には画のなかで列車がどこにあるのか分からないような撮り方もするのですが (-“-;*)ンン?、今回は久しぶりにガツっとした列車主体のいわゆる“編成写真”が撮りたい気分で、オーソドックスとも言えるこのアングルにしてみました (・∀・)イイネ。例えになっているかどうかわからないけど、オーガニック食材のヘルシーな料理(風景的鉄道写真)ばかりでなく、たまにはパンチのある焼肉定食(編成写真)が食べたくなるようなものか(いみふ)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。ただ、風景的なものより編成写真ほうが列車の止め位置(シャッターを切るタイミング)やピントがシビアだし、慣れないことをすると得てして失敗を招くものなので(ぶっちゃけ、私はあまり編成写真が得意じゃない)、己の緊張感を高めて本番に臨みます (`・ω・´)キリッ。


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やがて福原の場内を示す、
上り本線(上本)の信号が青に・・・


単線の水戸線において、時刻表には記されていない時間に、上り本線の信号が赤から青に点灯 (゚∀゚)オッ!。これは普通列車ではない、“何かイレギュラーな列車”が下り方から近づいていることを表します。はたして直線上に見えてきたのは・・・赤い電気機関車!(*゚ロ゚)ハッ!


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かつて「北斗星」の先頭にも立っていた
流星マーク入りのEF81形(80号機)が、
砕石運搬用の黒い貨車(ホキ800形)を引き連れ、
ゆっくりとした足取りで水戸線を進みます。
高度の低い冬の日差しが
深紅の機体を印象的に照らしてくれました。
▲水戸線 稲田-福原


西金ホキ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
電気機関車特有のブロア音を響かせてやってきたのは、貨物列車? σ(゚・゚*)カモレ?。たしかに電気機関車が数両の貨車を連ねる編成は貨物列車のようですが、これは以前にも拙ブログでご紹介したことがある、通称「工臨(こうりん)」と呼ばれる旅客会社(JR東日本)の工事用臨時列車に使われる貨車の回送(入場配給)( ̄  ̄*)コーリン。
物資の輸送を主目的としている貨物列車に対し、工臨はおもに線路や施設等の工事や整備を行なうために運転が設定されるもので、貨車を使ってレールや敷石などの資材を現場まで運搬します ( ̄。 ̄)ヘー。以前はレールを運ぶチキ6000形という貨車をご紹介しましたが、今回のホキ800形貨車は「バラスト」と呼ばれる線路の敷石(になる砕石)を運び、さらには現場にて散石も行なえる作業車(ホッパ車)で、自動車でいうところの“ダンプカー”みたいなものと説明するとわかりやすいでしょうか (o ̄∇ ̄o)ダンプマツモト。
そんなバラスト運搬用のホキ800形貨車は各地に配属されているのですが、関東近郊のこのあたりでは水戸と郡山(安積永盛)の間をむすぶ水郡線(すいぐんせん)の沿線の西金(さいがね)にバラストの採石場があり(下記地図を参照)、ホキはそこからバラストを運び出すために常駐。ファンのあいだでは通称「西金ホキ」などと呼ばれています (゚ー゚*)ホキ。


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ホキが常駐されている西金の位置と
その周辺の各線を表した路線図。
緑が水郡線で
×印は運転を見合わせている箇所。
ピンクが常磐線、青が水戸線、
紫が東北本線(宇都宮線)です。
ちなみに私が今いるのは、
水戸線の下館と友部のあいだ(福原)。


そしてこのホキ800形もほかの鉄道車両と同様、定期的に工場での検査を受けなくてはならず、本来であれば検査工場がある郡山までは単純に水郡線を北上すればよいのですが (上記の路線図を参照)σ(゚・゚*)ンー…、実は現在の水郡線は昨年に強襲した台風の被害で久慈川に架かる鉄橋が流失。今も部分的に運休が続いており(上小川〜常陸大子でバスによる代行輸送)、西金から郡山まで水郡線ではホキを持っていくことができません (´д`;)アウ…。そこで水郡線が復旧するまでの一時的な方法として、西金〜水戸〜友部〜小山〜郡山(上記の路線図を参照)という大回りの迂回経路に変更 ウカイ…((((o* ̄-)o。そのルートに含まれるのが今回の私が訪れた水戸線です。つまり、台風被害による不通区間の発生がもたらしたものではありますが、西金ホキが水戸線を走ると言う、ふだんはあまり見られないシーンが展開 (・o・*)ホホゥ。これが旅客列車の迂回だと撮影には多少の心苦しさがあるけれど σ(・∀・`)ウーン…、貨車の回送(配給列車)ならば“貴重な鉄ネタ”と捉えていいのではないかと、個人的には思います (^^;)ゞポリポリ。
その西金ホキ(の配給)の牽引を水戸〜郡山の電化区間で担当したのは、かつて寝台特急「北斗星」の先頭に立って活躍し、その名残りで車体側面に流星のマークが残されている、交直両用形電気機関車のEF81形80号機 (゚ー゚*)ホシガマ。「北斗星」が廃止されたあとは、このような地味な仕事に使われていますが、今なお現役で美しく磨かれた姿が保たれているのはファンとして嬉しいかぎりです *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*。のっぺりとした箱形電機の印象があるEF81形だけど、うっすらと前面に当たった絶妙な日差しが、当機の低い鼻筋を際立たせてくれました。う〜ん、凛々しいっ! 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。やっぱり私にとっては、SL(蒸気)よりパーイチ(EF81)だなぁ・・・。またパーマル(80号機)ってトコがシブいんだよね (´ー`)シミジミ。


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北風に雲がなびく冬空のもと
水戸線経由で郡山を目指す
ホキの御一行。
これは回送列車(配給列車)なので、
もちろんバラストは積まれていません。
▲水戸線 福原-稲田


貨車らしいリズミカルな音を立てて走り去る西金ホキ、その後ろ姿を見送って撤収 (´w`*)ドツカレサン。苦手な編成写真だけど、どうにかフレームにバランスよく収まり、ピントも外すことなく、満足のいく結果が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
でも、実はこれで終わりじゃありません (´・ω`・)エッ?。時間があるので慌てることなく福原の駅へ戻って、次の小山ゆき上り列車に乗車します ...(((o*・ω・)o。すると、途中の下館では・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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福原の下りホームには
味のある赤煉瓦倉庫があります。
乗車する上り列車と絡めてパチリ。
(^_[◎]oパチリ。
▲水戸線 福原

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おや?
(・・*)ン?
▲水戸線 下館(車窓から)

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おやおや?
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲水戸線 下館(車窓から)


ホキ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
そう、車窓から目に飛びこんできたのは、福原で見送った西金ホキの配給列車ではありませんか!(=゚ω゚)ノ゙ヤア
当該列車は普通列車に比べて設定速度が遅いからか、もしくは単線における交換列車のタイミングを図るためか、時間調整で下館の待避線(副本線)に停車しており、ここからは私が乗っている普通列車(744M)のほうが先行(追い越した)ε=┌(*゚д゚)┘オサキ!。つまりこの展開は、西金ホキがもう一度どこかで撮れるということです エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。せっかく与えられた再びの撮影チャンスですから、もちろんそれを活かさなきゃもったいない (*`・ω・´)-3フンス!。
そこで次に私が下車したのは、下館から二駅進んだ川島(かわしま)。


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茨城県筑西市伊佐山にある川島。
(゚ー゚*)ウミカ
当駅の歴史年表によると
1889年(明治22年)に
地域由来の「伊佐山」の駅名で開業するも、
わずか一ヶ月後には
現駅名の「川島」に改称されています。
このひと月でいったい何があったのでしょうか・・・
σ(゚・゚*)ンー。
▲水戸線 川島


福原1037-(水戸744M)-川島1110

追い越したとはいえ、すぐに続行でやってくるハズの西金ホキ。時間に余裕が無いなかですが ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!、この川島も先ほどの福原と同じく私は過去に何度か撮影へ訪れたことがあり、駅から短時間で到達できる撮影ポイントを把握しています (-`ω´-*)ウム。当駅は近くを流れる鬼怒川の左岸に位置しており、そこに架かる水戸線の鉄橋(鬼怒川橋梁)を望める場所までは歩いて15分・・・いや、ちょっとい急ぎ目の早歩きなら10分程度で到達できました ε-(´o`;A フゥ…。


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やってきた撮影ポイントはこんなところ。
鬼怒川に架けられた水戸線の鉄橋を
並行する道路橋から狙います。
(「゚ー゚)ドレドレ
下の河川敷でも撮影できるのですが、
そこまで行っている時間はもうなさそう。

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鬼怒川を渡りゆく普通列車。
日差しを受けたE531系のステンレス車体が
川面にキラリと反射します。
(☆∀☆)キラッ☆
▲水戸線 東結城-川島


鬼怒川とその河川敷をまたぐ全長550メートルものダイナミックなガーダー橋 w(*゚o゚*)wオオーッ!、ここは水戸線のなかでも屈指のお立ち台的な有名撮影地で、福原の田園よりもさらに多くの同業者が集まっていましたが、河川敷や並行してかかる道路橋はキャパがとても広く、少なくとも私がカメラを構えた橋上の立ち位置は“密”な状況になくひと安心 ε-(´∀`;)ホッ。それよりも、川に沿って容赦なく吹き付ける強い北風がとても冷たくて、寒さによる震えが止まりません 彡{{{+ω+;}}}彡ビュービュー。コロナ対策で付けているマスクがいい具合に防寒の役目を果たしています。
そんななか、私が到着してすぐに通過したのが、下りの友部ゆき普通列車(745M)(^_[◎]oパチリ。とりあえず一本でも試し撮りできたのはありがたく、それを参考に本番へ向けたアングルを調整していると、いまの普通列車と川島で交換した西金ホキの配給列車が、EF81形を先頭にして橋上へと現れました ε-(°ω°*)キタッ


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ホキ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

0026.jpg
冬晴れの空を映して蒼く染まる鬼怒川。
そんな川景色のなかで、
赤く塗られたEF81形の機体が
抜群の存在感を放ってくれました。
▲水戸線 川島-東結城


鬼怒川でも西金ホキが撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ〜イ♪
撮影ポイントを選んでいる余裕はなかったものの アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、最初に福原で撮った列車主体の編成写真に対して、この川島では鬼怒川に架かる鉄橋を渡りゆく風景的なカットが撮れて (^_[◎]oパチリ 、西金ホキの配給というひとつの列車で趣が異なるふたつの画が残せたのは大きな収穫 (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。とくに後者の撮り方のほうが、やっぱり私らしい気がします (・∀・)イイネ。赤いEF81形が冬晴れの川景色に映えていい感じじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ただ、黒い貨車のホキは背景と同化してしまい、ちょっと分かりづらくなっちゃいましたね・・・σ(・∀・`)ウーン…。できれば河川敷までおりて鉄橋を見上げるような角度の構図で撮れれば、背景が一面の空となって列車をもっと目立たせられたのだと思いますが、通過が迫っていたなかでそんな贅沢はいえません (-`ω´-*)ウム。橋の上からであっても撮れたことをヨシとしましょう (+`゚∀´)=b OK牧場!。駆けつけてから通過するまで、私が現地にいた時間はわずか10分足らず。ホント、ギリギリ間に合ったって感じだったんだなぁ・・・( ̄▽ ̄;)ギリギリ。でも、冷たい川風にさらされることを考えると、お目当てのホキがすぐに来てくれたのは助かりました ε-(´∇`*)ホッ。

これにて西金ホキの配給列車を追った撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
時刻はまもなく正午となるところ。せっかくここまで足を伸ばして来たのなら、水戸線の沿線でお昼ゴハンを食べてから帰ろうと思います。実は以前からちょっと気になっていたお店があるんですよね・・・(゚¬゚*)ジュルリ。


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撮影後に川島から乗るのは、
友部ゆきの下り列車。
水戸線を行ったり来たりしていますが、
一日乗り放題の「18きっぷ」なら
何の問題もありません。
イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ
▲水戸線 川島

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食事をするために立ち寄ったのは
最初に訪れた福原のひと駅手前にあたる、
茨城県桜川市の羽黒(はぐろ)。
(゚ー゚*)フタハグロ
当地は羽黒青糠目石(はぐろあおぬかめいし)という
糠のようにキメがこまかくて青色をした
花崗岩の採掘地で
(高級な墓石などに使われる)、
駅舎の表に掲げられた駅名標には
その高級石が使われているそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲水戸線 羽黒


川島1219-(水戸747M)-羽黒1247



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その羽黒の駅前にある
手打ちうどんのお店でいただく、
なんとも豪快な盛りのカツカレーうどん。
カレーうどんの海にカツの島が浮いている、
そんなイメージです。
ちなみにこれでふつう盛り。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!
そして単にボリューミーなだけでなく、
このお店のうどんは香川県より認定をうけた
本場に近い讃岐うどんで、
弾力があるコシの強いうどんが
スパイシーなカレー汁と絶妙にマッチします。
(゚д゚)ウマー!
今日のように北風が冷たい日に食べると、
体の芯まで温まりますね・・・。
(*´v`*)ホッコリ♪

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うどんを先に食べ終えたら
添えられていたゴハンを投入。
カツカレーライスとしてもいただけます。
( ̄▽ ̄)カツカレー
撮り鉄のほうではひとつの列車で
編成写真と風景写真の二カットが撮れ、
昼食ではひとつのオーダーで、
カツカレーうどんとカツカレーライスが
食べられますた(笑)
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


迂回経路で運転される西金ホキの配給列車を撮りに訪れた水戸線の旅 ...(((o*・ω・)o。実はこの工場への入場目的とした配給列車の設定日が日曜日と重なるのは稀なことらしく、それを青空が広がる冬晴れのもとで撮れたのはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。新潟遠征は大雪という天候条件で取りやめとしたけれど、こちらでは“晴れ運”に恵まれたようです(笑)。JR東日本では近年じゅうに工臨などで使われる事業用機関車(SLなどのイベント用をのぞく)をすべて廃止する意向を示唆しており(2024年度までに?)、業務ネタに疎い私にとって今回は、好条件でEF81形が記録できたいい機会となりました (^_[◎]oパチリ。また、台風被害による不通で区間運休(バス代行)が続いていた水郡線ですが、来年の3月に復旧が完了して全線での運転再開が決定 (゚∀゚*)オオッ!。今度は水郡線を走る西金ホキ(当線は非電化なので、ディーゼル機関車のDE10形による牽引)も撮ってみたいものです (・∀・)イイネ。
いっぽう、心配な状況が続いているのが新型コロナウイルス。私は感染に気をつけつつ“撮り鉄”を続けていますが、やはり年末年始はなるべく出撃を控えたほうがいいのか、悩ましいところです σ(・ω・`)ウーン…。つい例年にならって「青春18きっぷ」を購入してしまったけど、はたして有効期間内(~1/10まで)にあと残り4回ぶんを使い切ることができるのだろうか・・・。
撮影後に立ち寄った羽黒駅前のうどん屋さんは、とても美味しいこだわりの讃岐うどんが有名で、いろいろなメディアやSNSなどで取り上げられる人気店でありながら、日曜日のお昼時に店内のお客さんは私を含めて二人だけ (・ω・)ポツン…。感染リスクは極めて低い状況ですが、なんだか複雑な気分で名物のカレーうどんをすするのでした ≠( ̄ε ̄;)ズルルッ。まったく、今年はコロナに振り回された一年でしたね・・・。


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ぱんっぱんに膨れたオナカをさすりながら、
水戸線の友部ゆきで羽黒をあとにします。
マンプク!( )´З`)=3
▲水戸線 羽黒

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友部からは常磐線で都内に帰ります。
上野ゆきの上り普通列車は
水戸線で使われているのと同じE531系。
▲常磐線 友部


羽黒1347-(水戸749M)-友部1408~1414-(常磐422M)-土浦1445~1500-(3220M 特別快速)-東京1604


ONE-shot 384 Xmas Express 2020 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 384 Xmas Express 2020

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silent night…

holy night…


いつもと違う静かなクリスマス。

聖夜に大切な人を送り届けていた新幹線も

今年は少し寂しそう。


だけど、

会えなくても、離れていても、

気持ちはつながっているよね。


あなたのいる街へと走る新幹線を見送りながら、

心を込めて、メリークリスマス☆


▲20.12.20 東海道新幹線 東京-品







狙い?それとも、たまたま?
「ドクターイエロー」「現美新幹線」
そして「Xmas Express 」と、
三連続になってしまった、
新幹線ネタの「ONE-shot」。
(; ̄▽ ̄)ア…

でも、「Xmas Express」は
拙ブログで毎年恒例のテーマなので、
このタイミングを外すわけには
いきませんでした。
(^^;)ゞポリポリ


今年はコロナ禍の影響で
イルミネーションの縮小や中止だけでなく、
お店の店頭などに置かれるクリスマスツリーも
心無しか例年より少なかった感じがします。
できれば今の状況を表した画として、
マスクをしたサンタさん(の人形)なんかを
写し込めたら面白かったのですが、
そう都合よくはいかないですよね。
σ(・∀・`)ウーン…

そんななか、
日比谷にある某高級ホテルの前には
こんなステキなツリーが飾られていて、
角度的にちょっとキビシさはあったものの、
どうにか新幹線と絡めることができました。
(^_[◎]oパチリ

ちなみに当然ながらここは
見物や記念撮影をされる方が多く、
かなり賑わっていたため、
人通りが少なくなる頃合いを見計らって
遅い時間に出直してきています・・・。
...(((o*・ω・)o


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一年前にはまったく想像もしなかった、
コロナが治まらないなかでの
クリスマスとなってしまいましたが、
どうぞみなさま、
感染予防に気を配りながら、
ステキなクリスマスをお過ごしください。

Happy Christmas  ☆彡







ONE-shot 383 現美新幹線 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 383 現美新幹線

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紅葉という自然が描いた芸術のなかを
アーティスティックな車体装飾の新幹線が
颯爽と走り抜けてゆきます。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ


おもに上越新幹線の
越後湯沢と新潟のあいだで運行されていた
「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」。
私は一度しか乗る機会がなかったけど、
美術館の回廊に見立てた車内では
各号車ごとに異なるアート作品が展示され、
その斬新なコンセプトはまさに
乗って楽しい列車でした。
(・∀・)イイネ

しかし当車はもともと
秋田新幹線から引退したE3系を改造したもので
車両の老朽化が進行しており、
まもなく検査の期限切れを迎えるとのこと。
それを機に残念ながら引退してしまうそうです。
(´・ω・`)ショボン


多くの人を魅了してきた“世界最速の美術館”は
4年半の会期(期間限定運行)を終えて、
惜しまれつつも今月20日に
閉館(運行終了)。


▲20.12.11 東北新幹線 上野-大宮



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前記事でご紹介したのは
黄色い新幹線の「ドクターイエロー」でしたが、
今回はこれまたインパクトのある、
“黒い顔”の新幹線!?
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

引退(運転終了)が迫るなか、
ふだんの運行範囲である新潟県内から足を延ばし、
ツアー列車(団体列車)として首都圏にやってきた
「現美新幹線」(R19編成)。
(=゚ω゚)ノ゙ ヤア!
(一部のツアーではさらに
東北新幹線の仙台まで入線)


私にとってこれが当編成を記録する
最後の機会になるかもしれないと思い、
東北・上越新幹線沿線の展望施設へ
撮影に赴いてみました。
ここは高架線を走る都心部の新幹線が
スッキリと望める貴重な撮影スポットです。
(^_[◎]oパチリ

しかし、遠景での撮影だと
車体側面に描かれたアートな部分
(蜷川実花さんの作品)があまり目立たず、
その魅力も半減してしまった印象・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
(各写真はクリックすると拡大表示されます)

まさに典型的な“葬式鉄”の未練ですが、
これならば引退が決定する前にもっと、
上越新幹線の沿線でしっかりと撮ればよかったと、
今さらながら後悔しています。
(^^;)ゞポリポリ


そんな“撮り鉄”の面では
ちょっと悔いを残した「現美新幹線」だったけど、
今から三年前に一度でも乗車できたのは
“乗り鉄”としていい経験となりました。
。+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚

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現美新幹線、
短いあいだの活躍でしたが、
おつかれさまでした・・・。








・・・トケ。


ONE-shot 382 銀杏もみじ [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 382 銀杏もみじ

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紅葉や黄葉は秋(晩秋)の季語ですが、
東京都心のイチョウはおもに
師走になってから色づきのピークを迎えます。
(゚- ゚)イチョー

冬の寒さが本格化する前に
街路樹のイチョウが真っ黄色に染まるなか、
ビルの谷間を横切ってゆく“特別な新幹線”で
黄色をさらに“ちょい足し”してみました。
ドクター(o ̄∇ ̄o)イエロー♪


▲20.12.11 東海道新幹線 東京-品川



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ちなみに恥ずかしながら最近知ったことで、
イチョウの葉が黄色くなる風情を
「銀杏黄葉」と書いて
「いちょうもみじ」と読むそうです。
(・o・*)ホホゥ
私はずっと「いちょうおうよう」だと
思ってますた・・・。
(^^;)ゞポリポリ



伊豆箱根鉄道・大雄山線・・・コデ165形 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.11.11 伊豆箱根鉄道 大雄山線
冬晴れの相模に響く、ツリカケ音。
コデ165形 撮影
 
 
今年はコロナウイルスの影響などもあり、基本的に土日が休みとなる私の仕事も不規則な休日出勤が増え、そのぶんの代休は平日に取ることとなります (・ω・)ダイキュー。
前記事の「ONE-shot」でご紹介した中央線の「ぶらり高尾散策号」のように、臨時列車やイベント列車は土休日に設定されることが多く、平日は“鉄ネタ”が乏しいようにも思えるのですが σ(゚・゚*)ンー…、むしろ平日でないと撮れないような“鉄ネタ”も実はけっこうあるものです (・o・*)ホホゥ。そのなかのひとつ、私がかねてから撮影できる機会を伺っていたのが、伊豆箱根鉄道における検査車両の輸送列車。

“いずっぱこ”という親しみのある愛称を持つ伊豆箱根鉄道(いずはこねてつどう)は、静岡県の三島と修善寺(しゅぜんじ)のあいだ(19.8キロ)をむすぶ駿豆線(すんずせん)と、神奈川県の小田原と大雄山(だいゆうざん)のあいだ(9.6キロ)をむすぶ大雄山線の二路線(鋼索線を除く)を持つ地方私鉄(中小私鉄)(゚ー゚*)イズッパコ。
異なる県に存在するふたつの路線は離れていて接点(接続駅や連絡線)がなく、ふだんはそれぞれの地域で独自に運行されているのですが、車両の大規模な検査(全般検査=全検)ができる検修工場は駿豆線のほうにしかないため、大雄山線の車両(5000系)が全検を受ける際には、駿豆線の大場(だいば)に所在する工場(大場工場)まで運び込まなくてはなりません ( ̄。 ̄)ヘー。その際、他社線となるJR東海道本線が経路上に含まれることもあって(下記地図参照)、検査車両が自力で走行することはできず、全区間を事業用車または機関車の牽引による輸送、いわゆる「甲種輸送」という手段がとられます コーシュ( ̄∀ ̄*)----C<o・ω・)o))))ズルズル。


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伊豆箱根鉄道の大雄山線と駿豆線の位置関係と、
検査車両の輸送ルート(大雄山〜大場)。
右上の水色が大雄山線(小田原〜大雄山)で、
左下の紺色が駿豆線(三島〜修善寺)。
その間をつなぐオレンジ色はJR東海道本線です。


そんな伊豆箱根鉄道の甲種輸送(自社線内だと配給輸送になるのかな?)、実は以前に私は駿豆線のほうで撮影に臨んだことがあって、拙ブログの記事でご紹介しているのですが、そのときの輸送列車を先頭に立って牽いたのは、1947年(昭和22年)製のED31形(ED33号機)という、その古さが見た目にも表れたファン垂涎の貴重な旧型電気機関車でした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
そしていっぽうの大雄山線でもこの輸送列車は、ED31形機関車とはまた違った魅力を持ち、やはりファンの注目度が高い“マニアックな車両”が牽引を担います (・o・*)ホホゥ。こちらも一度は見てみたい・・・σ( ̄∇ ̄*)ミタイ…。


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これは今から二年前(2018年)に
駿豆線のほうで撮影した、
古典電機のED33号機が牽く、
大雄山線5000系(5502F)の輸送列車
(大場工場への入場)。
▲18.9.7 伊豆箱根鉄道駿豆線 三島二日町-大場


そう、今回の私の狙いは、以前に駿豆線で撮った輸送列車を、今度は大雄山線のほうで撮ること (・∀・)イイネ。
ちなみに、マニアックな車両が使われる“鉄ネタ”だけど、これはファンに向けたイベント運行ではなく、あくまでも検査車両の入出場にともなう輸送列車という業務的なものなので、平日(今回は水曜日)に遂行されます (´ω`)ナルヘソ。そういえば振り返ってみると、駿豆線でのED31形の時もやはり平日(金曜日)で、外勤の直行直帰をいいことに仕事を半分サボって駆けつけたんだっけ・・・(^^;)ゞポリポリ。今回は休日出勤ぶんの代休ですから、平日でも堂々と大手を振って(?)撮影に行けます ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。


11月11日(水)


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1000形が発車を待っている、
小田急線の新宿駅。
朝7時のホームは
まだ人が少ないように見えますが、
車内はけっこう混んでいます。
▲小田急小田原線 新宿


当日の7時過ぎ、新宿から小田急線の小田原ゆき急行列車に乗って出発 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
目指す大雄山線の起点となる小田原へ都内から行くには、JRの東海道線(湘南新宿ライン)を使うルートもあるけれど、小田急線はJRよりも運賃が安いし(新宿〜小田原はJRが1,520円、小田急だと900円)、それに今回は後述する理由でこちらのほうが都合がいいのです コッチ…((((o* ̄-)o。
小田原ゆきは都心への通勤ラッシュとは逆方向となる朝の下り列車なので、車内がすいているかと思いきや、小田急線の沿線には多くの学校や郊外に企業の大きな工場などもあり、そこへ向かうと思われる通勤・通学の方々でけっこうな混雑 (´д`;)人大杉…。私はどうにかわずかに残る空席を見つけて座れたけど、新宿の次に急行が停車する代々木上原(よよぎうえはら)では席が埋まって立ち客もかなり多くなりました。開いた窓から入る隙間風がちょっと寒い時期ですが、混雑時の車内でコロナ対策の換気を考えると致し方ないですよね (-`ω´-*)ウム。


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時期的には秋晴れ?冬晴れ?
いずれにせよスッキリとした快晴で、
車窓からは丹沢や大山の山々が
きれいに見えます。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲小田急小田原線 東海大学前-秦野
(車窓から)


街の規模が大きな町田(まちだ)や相模大野(さがみおおの)あたりで車内の混雑は落ち着くのかと思っていましたが、客の入れ替わりはあるもののなかなかすかない急行列車。そして海老名(えびな)でも、本厚木(ほんあつぎ)でもなく、個人的に地味な駅の印象があった愛甲石田(あいこういしだ)で客がドッと下車したのは意外でした σ(゚・゚*)ンー…。どうやらこの近くに大手自動車メーカーの工場などがあるようですね (´ω`)ナルヘソ。同時間帯の小田急線へ私は土休日に乗ることがたまにあるけれど(先々月に静岡鉄道のイベントへ行った時も、朝の小田急線を下った)、やはり平日は人の流れが違うように感じます。
そんな愛甲石田のある伊勢原市を過ぎたあたりから、車窓風景は次第に田園の広がるのどかさが感じられるようになり、秦野(はだの)付近では丹沢連山の山々もきれいに望めました (゚∀゚)オッ!。今日は快晴で絶好のお出かけ日和。天気のいい日を選んで出撃することが多い“エセ晴れ男”のワタクシですが、今回のように運転日の限られた列車を撮る日が晴天に恵まれるのは、ホントに嬉しい (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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新松田で乗り換えた
各駅停車の小田原ゆきは3000形。
あれ?そのまま急行で行かないの?
(゚ー゚?)オヨ?
▲小田急小田原線 新松田

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今記事のタイトル写真に使った
新松田の構内の跨線橋からは、
富士山のお姿が望めました。
(「゚ー゚)ドレドレ
冠雪はまだ少なめですね
(11/11現在)。



新宿から小田原ゆきの急行列車に乗り続けていた私ですが、途中の新松田(しんまつだ)で後発となる各駅停車の小田原ゆきに乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o。急行ならばあと2駅で小田原なのに、なんでわざわざ遅い各駅停車に乗り換えたのか。それは、新松田駅の跨線橋から望める富士山が見たかったから (「゚ー゚)ドレドレ・・・じゃなくて、最終的に私が小田急線を降りる駅が小田原ではないからです ( ̄△ ̄;)エ?。
というのも、小田急線と大雄山線が接する乗換駅は小田原ですが、実は両線ともに小田原から見てしばらくは北のほうへ向かって伸びる線形となっており、数キロの間隔はあるもののほぼ並行しているのです・・・って、おそらく文章で説明するよりも、地図を見ていただいたほうがずっと分かりやすいでしょう ドゾー(*・ω・)つ[チヅ]。


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同系色でちょっと解りづらいですが、
水色が小田急線、紺色が大雄山線。
右上が新松田(新宿)方面で
私はそちらから来ています。
ちなみに五百羅漢付近で両線は交差しますが、
小田急線のほうに駅はありません。
(地図をクリックすると拡大表示します)



地図のとおり、小田急線と大雄山線はこの地域で並行しているため、場所によって両線の駅間は小田原を経由するよりも歩いたほうが早く到達できる箇所があります (・o・*)ホホゥ。そして私が目的地とする大雄山線の撮影ポイントは同線の塚原(つかはら)に近いところで、地図を見るとそこまでは小田急線の栢山(かやま)から歩いて27分(2.2キロ)の距離(地図上の赤い点線)。仮に小田原を経由して電車を乗り継いでも28分なので時間はほとんど変わらないけれど、今日は天気がいいことだし、ためしに歩いてみるのも面白そうじゃないですか (・∀・)イイネ。セコい話をするなら、電車賃も少しだけ安くなるし (´∀`;)セコイ。
そんなワケで、新松田で各駅停車に乗り換えて、私が下車したのは急行が通過する栢山 (゚ー゚*)カヤマ。


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小田原市の北部に位置する栢山。
(´σД`)シヤワセダナァ…
当地は二宮金次郎こと
二宮尊徳の生誕の地として知られ、
生家や記念館などがあります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲小田急小田原線 栢山


新宿0702-(小田急線急行)-新松田0832~0841-(小田急小田原線)-栢山0846

栢山から塚原の撮影地へ向かう道のりは小田原市内の閑静な住宅街で、時おり抜けのよい箇所で富士山のアタマがチラリと見えるほかに特筆すべきところはないけれど、ウォーキングをするのに気持ちのよい陽気で清々しさを感じます テクテクε=ε=ε=┌(* ̄v ̄)┘。スマホの地図アプリを頼りにして歩き進めば迷うことなく、その表示された所要時間どおりに目的地へ到着 (・ω・)トーチャコ。むかしは交差点ごとに地図を広げて道を確認していたことを考えると、ホント便利になったよね。


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南足柄から小田原市内にかけて流れる
二級河川の狩川に架けられた、
立派なトラスの道路橋。
このあたりが目的地の撮影ポイントです。

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道路橋から上流方を望むと、
並行して架かるのが大雄山線の狩川橋梁。
緑色のガーダー橋を5000系が渡っています。
(゚∀゚)オッ!
そして背景は左奥に富士山、
その手前の山並みは足柄連山で、
特徴的なお椀形の山は標高870mの矢倉岳。
でも、バルサン(煙)が・・・
( ̄△ ̄;)ア…
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 塚原-和田河原


やってきた撮影ポイントは、狩川という二級河川に架かる大雄山線の鉄橋(狩川橋梁)で、その背景に富士山や足柄連山が望める、なかなか壮観な眺めの場所 (・∀・)イイネ。当線屈指のお立ち台ポイント(有名撮影地)として知られ、平日にも関わらずお二人の先客がすでにいらっしゃいました (*・ω・)ノ゙チワッス。
本日に遂行されるお目当ての輸送列車は、駿豆線の大場工場で検査を終えて、大雄山線の大雄山にある車庫へと戻ってくる(大場→三島→小田原→大雄山)、いわゆる“出場車両”の輸送ですが (=゚ω゚)オカエリ、実はそれに先立って当該の輸送車両(5000系)を迎えにゆく牽引車の回送列車が、大雄山から小田原のあいだで設定されており、ここではまずそれを狙いたいと思います。


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富士を望む沿線名所を横切る5000系は
緑帯の「ミント・スペクタクル・トレイン」。
( ̄▽ ̄;)スペクタクル…
大雄山線の営業列車はすべて5000系で、
当系をふくむ伊豆箱根鉄道の車両は本来、
はじめに撮った青い帯が標準仕様なのですが
(基本的に駿豆線も同様)、
最近の大雄山線では緑色や黄色など、
帯にカラーバリエーションができたみたい。
(゚ー゚*)カラバリ
それにしてもバルサンが煙い・・・
(+ω+;)ケムイ…
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 和田河原-塚原


回送列車が通過する前に、ふつうの営業列車の5000系で試し撮りをして、カメラのアングルを調整 (^_[◎]oパチリ。足柄連山を切って富士山を強調するのも悪くないですね (・∀・)イイネ。
ところでこの狩川橋梁、パッと見は撮りやすそうなプレートガーダー橋に見えるのですが、実は橋の中央付近の桁には側面に保護板が立てられており、この部分だと車両は足回り(台車や床下機器類など)が隠されてしまうため、アングルにはちょいと工夫が必要 (゚ペ)ウーン…。また、タイミングが悪いことに、川の横にある作業場では何かを燃やしているようで、絶え間なく煙が立ちのぼっています (+ω+;)ケムイ…(ちなみに本来はおもに田畑の野焼きなどを指すことが多いのですが、このように撮影ポイントで予期せぬ煙が出ることを、撮り鉄用語で俗に“バルサン”なんて言います。もちろんその由来は有名な燻煙式殺虫剤の商品名ね ( ̄∀ ̄;)バルサン…)。そして件の回送列車の通過時刻が迫るにつれて、対岸の土手にも同業者が集まりはじめ、なんだかいろいろとアングルに制約が増えてしまいました (´д`;)アウ…。
できるだけ煙を避けつつ、対岸の同業者が写り込まない角度で、なおかつ鉄橋の保護板で列車の足回りが隠れないように、でも背景には富士山を入れたい・・・そんな都合よく撮れるものか? "o(-"-;*)ウゥム…。
まもなく通過する牽引車の回送、はたしてその結果は・・・。


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アタマをちょこっと白くさせた
初冬の富士山を背にして、
チョコレート色の単行電車が
鉄橋を渡りゆく。
事業用車のコデ165形、見参!
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 和田河原-塚原


“コデ”が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワーイ♪
軽やかに走るステンレス車の5000系とは明らかに異なる、重々しい轟音を響かせて鉄橋を渡るのは グウウウゥゥゥゥ━━━━( ̄- ̄ 3)━━━━━ン…、見るからに古そうなレトロ感の漂う茶色い旧型の電車 (≧∇≦)シブイッ!。そう、この車両こそが大雄山線において輸送列車の牽引を担当する、事業用車のコデ165形です (゚ー゚*)コデ。以前に見た駿豆線のED31形機関車もシブかったけど、こちらも負けないくらいの味わい深さを醸し出しているじゃありませんか +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。いや、むしろ製造から重ねた車齢では、1947年(昭和22年)製のED31形(ED33号機)より、1928年(昭和3年)製のコデ165形のほうがずっと古いんです ( ̄▽ ̄)パイセン。
さらっと当車の経歴をさかのぼってみると、国鉄の前身である鉄道省のモハ30166号車として1928年に新製されたのち(国鉄時代にクハ16156へ改番)、1960年に相模鉄道(相鉄)へ譲渡されて2000系の2510号車、さらに1976年には伊豆箱根鉄道へ譲渡されてモハ151形のモハ165号車となり、同様に他社からかき集められたような古い車両とともに大雄山線で活躍 (・o・*)ホホゥ。そして80年代から90年代にかけて投入された5000系への置き換えにより旧型車両が廃車となるなか、モハ165号車は1997年に旅客車から事業用車へ改造されて生き残り、おもに保線作業や車両の入換え、輸送車両の牽引などに使われる現在のコデ165形となりました ( ̄。 ̄)ヘー。なお、他社であまり耳にしない「コデ」って形式は、工事用の“コ”と電動車“デ”を意味するものだと考えられます (゚ー゚*)コデ。車体の更新などは行なわれているものの、モハ30166として新製されてからの車齢は、なんと今年で92歳!w(*゚o゚*)wオオーッ!。
ちなみに私は以前に大雄山の構内で行なわれた車両展示イベントで、留置してある当車を撮影したことはありましたが、やはり現役の事業用車として走っているところを一度は撮ってみたくて、その機会を伺っていました σ(・∀・`)トリタイ…。


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いまから二年前の2018年に
大雄山の構内で催されたイベントでは
“赤電”と呼ばれる旧塗装を復刻した
5000系(5501F)とともに
事業車のコデ165形(右)が
留置線に並べられました。
(゚∀゚*)オオッ!
▲18.6.30 伊豆箱根鉄道大雄山線 大雄山


そんなコデ165形、輸送車両を迎えにゆく回送列車は当車のみの単行(一両)運転なので (・ω・)ポツン、何かと制約が多い構図をタテ位置にして、保護板がない部分の橋桁と対岸の同業者の立ち位置のスキマを狙うようなアングルにしてみたところ、フレームにぴったりと一両の車体が収まり (^_[◎]oパチリ、また、背景の富士山と下を流れる狩川の川面もいいバランスになったと思います (・∀・)イイネ。そして煙の元は完全に鎮火したわけでなく燻っていたけれど、通過時に煙が治まってくれたのはラッキーでした ε-(´∀`;)ホッ。
冬晴れのもと、念願のコデ165形が富士山バックで撮れて、大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

おっと、ここで余韻を味わっているヒマはなく、すぐに移動しなきゃ ε=┌(*゚д゚)┘イソゲ!。


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狩川の右岸に位置する
大雄山線の塚原。
一面一線の簡素な棒線構造のホームに
青い標準色の5000系が入ってきました。
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 塚原

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塚原の掲示板に貼ってあったのは、
本日に運休となる列車のお知らせ。
(=゚ω゚=*)ンン!?
実はこれが件の輸送列車と
大きく関係しています。


撮影地から歩いて数分程度、狩川の橋を渡ったところにある大雄山線の塚原で小田原ゆき上り列車に乗ります ε-(´o`A フゥ…。
先ほど上り方向へ単行で走っていったコデ165形は、小田原にて輸送対象となる出場車両(5000系)を連結して編成を組み、今度は小田原から大雄山へ向けて下ります。次に私が狙うのはそのコデが牽く輸送列車 (*`・ω・´)-3フンス!。
ちなみにこのような営業運転の列車ではない、事業用車を使った業務上の特殊列車はたいてい、運転日や時刻などは公表されないシークレットなものが多いのですが (  ̄з ̄)bシーッ…、なんと大雄山線では事前に駅の掲示板やホームページの案内などでそれを知ることができます エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。といっても、「車両の輸送列車が走ります」と直接的に公表されているわけではありません。
実は日中の大雄山線では、一定の運転間隔(日中は12分間隔)で所要時間も上下列車の交換駅も統一された、“パターンダイヤ”が組まれており ( ー`дー´)キッチリ!、定期旅客列車のあいだにイレギュラーな臨時列車や特殊列車を割り込ませる余裕はなく、今回のような車両輸送が行なわれる場合には二往復ぶん(上下二本ずつ)の定期列車を運休として 乂・∀・`)ウンキュー、そのスジ(運転ダイヤ)を輸送列車の運行に充てています (・o・*)ホホゥ。そのため、運休となる定期列車は事前に利用者へ知らせる必要があり、駅やホームページにて通達される・・・σ(゚・゚*)ンー…これはウラを返せば、その運休となる列車の日時に輸送列車が遂行されるということであり (*゚ロ゚)ハッ!、私のような“情弱”な者でも簡単に輸送列車の運転日や時刻が掴めるというわけ (☆∀☆)キラーン☆。
なお、運休となる列車が二往復なのは予備を設定しているのでなく、小田原での連結や入換作業などにかかる時間を考慮したもの(定期列車と違ってすぐには折り返せないため)。それを踏まえて塚原の張り紙(上写真)を確認してみると、さっきの小田原へ向かうコデ165形の単行回送は10時33分(250列車のスジ)に通過し、これから撮る大雄山へ向かう輸送列車は11時51分(257列車のスジ)に通過することが分かります (´ω`)ナルヘソ。
その間で私が塚原から移動してきたのは、3駅ほど小田原方向へ進んだ飯田岡(いいだおか)。


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小田原市内の飯田岡地区にある飯田岡は
シンプルな石造りの駅舎。
当駅も塚原と同様に
一面一線の棒線構造です。
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 飯田岡


塚原1045-(大雄山線52)-飯田岡1049


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3018.jpg
飯田岡の駅前を流れるのは狩川で、
先ほどの撮影ポイントよりも
下流に位置します。
その狩川の土手の上から望める、
大雄山線の線路。
(「゚ー゚)ドレドレ


大雄山線が塚原付近の鉄橋で渡った狩川は、下流のほうへ進むと線路と並行するように寄り添い、この飯田岡付近では土手を隔てただけの近い位置関係となります (・o・*)ホホゥ。その土手となっている築堤の上からは大雄山線の列車が少し高い目線できれいに撮ることができて、ここが次に私の選んだ撮影ポイント (・∀・)イイネ。飯田岡の駅から歩いて数分程度とお手軽なところにあり、輸送列車の通過までには余裕を持って到着することができました (・ω・)トーチャコ。ちなみに何人か同業者の姿がみられるけれど、長く伸びた築堤上に点々といる感じ。


3019.jpg
スッキリとした直線を駆けてゆく
大雄山線の5000系。
このあたりの背景には住宅が建ち並んでいます。
ちなみに黄色い5000系(5504F)も
緑の「ミント・スペクタクル・トレイン」と同じく
イレギュラーなカラーリングで、
こちらは「イエロー・シャイニング・トレイン」。
( ̄▽ ̄;)シャイニング…
ラッキーカラーといわれる黄色を用いているあたり、
駿豆線の「イエロー・パラダイス・トレイン」的な
存在でしょうか。
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 穴部-飯田岡


まずは大雄山ゆき下り列車の5000系で試し撮り (^_[◎]oパチリ。
地方私鉄(中小私鉄、もしくはローカル私鉄とも呼ばれる)の路線と聞くとイメージ的に、沿線風景がのどかに思える大雄山線ですが、もともと当線は大雄山にある曹洞宗の名刹、最乗寺(道了尊)へ向かう参拝者の利用を目的として敷設されたもので、小田原から大雄山までの総距離はわずか9.6キロと短く、その沿線風景の大半は小田原市近郊の住宅地。近年に宅地化したとみられる新しい家も目立ちます ( ̄  ̄ )マイホーム。そのため、意外と列車の全体(編成)がスッキリと見渡せるような開けた場所があまりなく、この飯田岡付近の築堤沿いは沿線で数少ない、抜けのよい貴重な場所 (*´v`*)スッキリ・・・なのですが、上の写真を見て分かるとおり、お昼前の今の時間帯は見事にド逆光 (つ▽≦;)マブシッ!。列車の正面にも側面にも太陽の光は当たりません ( ̄△ ̄;)ギャッコー…。それでも、牽引車のコデ165形+輸送車両の5000系(3両編成)という4両編成をきれいに記録できる場所が、私にはここぐらいしか思い当たらず、逆光を承知で選びました (・ε・`)シャーナイネ(ホント、大雄山線って抜けのいい場所が少ないのよね・・・)。
駄菓子菓子(だがしかし)、撮ったカットをデジカメのプレビューで確認すると、逆光補正としてはだいたい適正だと思うものの、やはりなんだか“写真が無理をしている”って感じが否めません (´〜`;)ウーン。試し撮りの列車はステンレス車の5000系で、しかもたまたま明るい黄色の編成(5504F)だったから、逆光でもある程度は見られる状態ですが、茶色のコデだともっと黒く潰れてしまうでしょう (´д`;)アウ…。やっと得たコデを撮る機会、そしてせっかく恵まれた快晴の青空、この好条件をウマく活かせないのはもったいない気がしてきました σ(・∀・`)ウーン…。やっぱり日当りがいいところで、コデを撮りたいっ!(*`・ω・´)-3フンス!
輸送列車が通過するまであと20分と迫るなか、思いきって撮影場所の変更を決意 (-`ω´-*)ウム。急いで足早に近くの踏切で線路を渡り、築堤(北東方向)の反対側となる日当りの良いほう(南西方向)へ行ってみます ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。ただ、こちら側の線路沿いは住宅がびっしりと建ち並んでおり、やはり編成が抜けそうな開けた場所など見あたりません <(・ω・`)キョロキョロ(´・ω・)ゞ。というか、そんないいところがあるのなら、初めっからそこへ向かっているし・・・(´σД`)ソリャソーダ。


3020.jpg
住宅街の一角でみつけた、
線路沿いの小さな田んぼ。
(=゚ω゚=*)ンン!?
この空間・・・使えるか?


のこり10分を切り、順光側での撮影ポイント探しは諦めて、やはり築堤の上で撮るべきか。急げばまだギリギリ間に合う σ(・ω・`)ウーン…・・・と、戻りかけたその時、住宅街の一角で私の目に留ったのは、線路沿いにわずか一反ほどが広がる小さな田んぼ (=゚ω゚=*)ンン!?。日当りだけを見れば、たしかにここは列車へ対して順光(列車の側面に日が当たる)となるけれど、このスペースでは輸送列車の編成全体はとても入らず、せいぜい前から2両程度といったところ ( ̄  ̄;)ニリョー…。編成写真にこだわりの強い同業者ならば、間違いなくスルーするような場所でしょう ヾノ・∀・`)ナイナイ。
でも、たしかに編成写真も記録として重要ですが、私にとっていちばんの狙いは輸送列車の先頭に立つコデ165形 (゚ー゚*)コデ。その一両だけでもきれいに撮れるのなら、なにも編成全体を入れることにこだわる必要はないんじゃなかろうか・・・σ(゚・゚*)ンー…。編成全体が入るけど逆光の築堤か、編成は入らないけど順光の田んぼか チクテー?(゚Д゚≡゚Д゚)タンボ?、じっくりと考えている余裕などないなか、私が選んだのは後者でした m9(`・ω・´)ケテイ!。
もう試し撮りをする普通列車はない、ぶっつけ本番 (`・v・´;)ドキドキ。やがて乾燥した冬の空気にのって、思わず身震いするほど懐かしさを感じる、甲高い“ツリカケモーター”(吊り掛け=旧型電動車特有の古い駆動方式)の唸りが聞こえてきました ((((°∀°;))))ブルルッ!。


3021.jpg
冬空へ吊り掛け音を高らかに響かせて
輸送列車の牽引を務める
コデ165形。
旅客車からの引退後も事業車として残る、
大雄山線の長老です。
<(*`ー´)>エッヘン!
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 穴部-飯田岡


チョコレート電車、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
抜けるような青空のもと、正午近くでも南中高度が低い初冬の陽光に照らされて、艶やかに浮かび上がったコデ165形。やはりこのシブい車体色は日差しを受けるといっそう深みが増して見えます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。なんとも美味しそうなチョコレート色じゃありませんか(笑)(゚¬゚*)ジュルリ。
この場所じゃ編成全体はムリだと割り切ったとおり、後方に連なる5000系(5507F)は半分くらいしか入っておらず、輸送列車の記録写真としては明らかに中途ハンパですが σ(・∀・`)ウーン…、見方を変えれば編成の後方が住宅に隠されてしまっているという状況もまた、これはこれで大雄山線らしさが表れているように思います (´ω`)ナルヘソ。こういう画も意外と悪くないじゃない (゚∀゚)アヒャ☆。なによりも個人的には、お目当てのコデ165形にいい光が当たってくれたことで、じゅうぶん満足 (+`゚∀´)=b OK牧場!。やはり晴れの日には、なるべくその条件を活かすべきだと、あらためて感じました (-`ω´-*)ウム(鉄道写真はそれが難しいんだけどさ)。

住宅街のエアポケット的な田んぼでは家々に阻まれて、振り返っても列車の後ろ姿を見送ることはできないけれど、遠ざかるツリカケモーターの音(一時停止した飯田岡を出る際に発するモーター音が、周囲に高く響いた
グウウウゥゥゥゥ━━━━( ̄- ̄ 3)━━━━━ン…)に余韻を味わいながら撤収。
これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


3023.jpg
飯田岡から乗る上りの小田原ゆきは
「伊豆箱根鉄道100周年」の
記念マークを付けた5000系(5503F)。
そういえば今日は
緑と黄色の5000系は見れたけど、
当系唯一の鋼製車で“赤電”復刻色の
5501Fには会えなかったな・・・。
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 飯田岡


1928年(昭和3年)製の92歳で、今なお現役の事業用車・コデ165形 (゚ー゚*)コデ。
いつかは撮影してみたいと思っていた大雄山線の車両輸送と、その平日の運転日に合わせて代休を取ることができたのは、私にとってまさに千載一遇といえるチャンスでしたが (☆∀☆)チャンス!、そんな日が絶好の快晴に恵まれて、富士山をバックにコデが単行で走りゆくシーンや、青空のもとで輸送任務に就くコデの凛々しい姿を拝むことができ (^_[◎]oパチリ、大満足の成果が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
個人的に仕事の休みがイレギュラーとなるのはあまり嬉しくなく、できればやっぱり土日休みが気分的に落ち着くところですが σ(・∀・`)ウーン…、今回のような平日限定の“鉄ネタ”が代休の日に撮れるのなら、休日出勤も進んで引き受けよう・・・かな?(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

さて、富士山バックの撮影ポイントへ小田急線の栢山から歩いてきたように ...(((o*・ω・)o、今いる飯田岡のあたりも狩川を挟んで並行する小田急線の螢田(ほたるだ)駅まで歩ける距離にあります。ここから都内へ帰るには、来るときと同様に小田急線の駅まで歩くのも方法のひとつ σ(゚・゚*)ンー… 。でもせっかくなら大雄山線で小田原の街なかに出て、お昼ゴハンに小田原漁港で揚がったお魚でも食べていきましょうかね (σ´∀`)σイイネ♪。
私は小田急線の駅には向かわず飯田岡の駅へ戻り、大雄山線の小田原ゆきに乗り込みました。


3024.jpg
飯田岡から10分ほどで
終点の小田原に到着。
当駅のホームには秋の風情を感じる
見事な菊の花が飾られていました。
駅の方が育てられているのでしょうか?
(*´v`*)キレイ♪
▲伊豆箱根鉄道大雄山線 小田原


飯田岡1213-(大雄山線66)-小田原1223


3025.jpg
小田原はJR東海道新幹線、東海道本線、
小田急小田原線、箱根登山鉄道、
そして伊豆箱根鉄道大雄山線の5路線が発着。
神奈川県西部における交通の要衝であり、
箱根観光の玄関口です。
駅の向こうに小さく見えているのは
小田原のシンボル・小田原城。
(「゚ー゚)オシロ
▲東海道本線 小田原

3026.jpg
小田原(栢山)出身の二宮金次郎。
薪を背負って本を読む金次郎さんも
いまはコロナ対策でマスク姿です・・・。
(-□-*)マスク…

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お昼時にいただいたランチは、
小田原近海で穫れる鯵を使った、
ご当地名物のアジフライ定食。
肉厚なアジフライがお皿に四枚ものって、
これは食べごたえあります。
アジ(゚д゚)ウマー!
今日は個人的にはお休みの日なので
飲み物は“金色のお水”をば・・・。
(~▽~*)ウィッ

3028.jpg
帰りも小田急線で都内へ。
小田原始発の新松田ゆき急行で、
新松田からは快速急行の新宿ゆきになるという、
なんだかややこしい列車は3000形。
(-“-;*)ンン?
(つまり小田原から新宿まで直通の快速急行ね)
▲小田急小田原線 小田原

3029.jpg
ちなみにこの日、11月11日は、
棒状の1並びということで、
ポッキー(&プリッツ)の日なのだとか。
ポッキードゾー (*゚▽゚)っ!
たまたまそんな日に稼働した、
チョコレート色の電車のお話ですた(笑)


小田原1355-(小田急線 快速急行)-新宿1529



ONE-shot 381 ぶらり高尾散策号 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 381 ぶらり高尾散策号

1121.jpg
立冬を過ぎ、暦の上ではもう冬。
(゚- ゚)フユ…
去りゆく秋を惜しむかのように、
紅葉が東京近郊の街まで降りてきました。
この日はまだ色づきが浅いですね。

小春日和の好天に誘われて、
“ぶらり”と訪れた丘陵地の高台から
自然が豊かな公園の紅葉を眺めていると、
そのむこうに見える中央線の鉄橋には
ちょっと懐かしさを感じる
国鉄特急色(風?)の列車が渡ってゆきます。
(゚∀゚)オッ!


これは新緑や紅葉など
高尾山の観光シーズンに合わせて
年に数日だけ運転が設定される、
臨時列車の「ぶらり高尾散策号(日立〜高尾)」で
使用されたのは勝田車両センター所属の
E653系・K70編成
当編成は“なんちゃって復刻色*”ではあるものの、
今やクリームと赤の国鉄特急色を纏う
唯一の存在です。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
(*昔の塗装を現行の車両で再現したもの)

今年はコロナの影響により
新緑の5月には運休となってしまった
「ぶらり高尾散策号」ですが、
紅葉の時期にはどうにか例年どおり運行。
特急「あずさ」などでも馴染みのあった同色が、
久しぶりに中央線へ帰ってきてくれました。
(*´∀`)ノ゙オカヘリ

来年にはコロナの感染が収まって、
新緑の季節にもまた走ってくれることを
願っています。


▲20.11.21 中央本線 八王子-豊田





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爽やかな晴天となったこの日は
背景に連なる奥多摩や秩父の山々も
クッキリと望めて、
一枚目の紅葉とアングルを迷いましたが、
σ(゚・゚*)ンー…
当列車は高尾に終着すると
回送列車としてすぐに折り返すため
(高尾〜豊田・回9386M)、
この場所では短時間に二回の撮影チャンスがあり、
構図を少し変えて
ふたつの画を撮る事ができました。
(^_[◎]oパチリ

個人的にここで
国鉄特急色の列車を撮るのは、
189系・M51編成
「ホリデー快速・富士山」以来だなぁ・・・。