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ONE-shot 251 松山名所 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 251 松山名所

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大詰めを迎えた(?)GWの旅行記ですが、
松山に帰ってきたところで、
ちょっと小ネタを挟ませてください

 
 
 
愛媛の松山はご存知、
松山城を中心に栄えた城下町であり、
正岡子規や夏目漱石をはじめ、
数々の文豪にも縁のある文学のまち。
そんな松山で訪れたい観光名所と言うと、
やっぱり、松山城?道後温泉? σ(゚・゚*)ンー…
いえいえ、鉄道好きの鉄ちゃん的に
松山を訪れたら欠かせない”名所”といえば、
「大手町のダイヤモンドクロス」に他なりません。
(☆∀☆)ダイヤモンド!

 
 大手町(おおてまち)は松山の中心街にある
地名を由来とした伊予鉄道の駅名ですが、
ダイヤモンドクロス(クロッシング)」とは
いったい何ぞや?というと・・・(´σД`)ナニソレ?
鉄道路線の線路同士が平面上で交叉(交差)する、
「線路の交差点」ともいうべき配線設備で、
ここで行なえるのはポイントによる線路の分岐ではなく、
あくまでも交差の行き違い。
かつては普通鉄道を跨ぐ(渡る)路面電車などを例に
各地でいくつか存在したものの、
立体交差が基本となった近年では非常に貴重なものとなり、
とくに線路同士が直角に交わる十字の平面交差(直交)は、
全国にわずか三カ所しか現存(現役)していないのです。
( ̄。 ̄)ヘー
そのなかでも「旅客路線同士」であり、
なおかつ路面電車ではない「普通鉄道が絡む」平面直交というと、
普通鉄道の伊予鉄高浜線と路面電車の伊予鉄大手町線が交差する
この「大手町のダイヤモンドクロス」だけで*
ここは鉄ちゃんによく知られた「名所」というワケ。
(´ω`)ナルヘソ
(*現存する残り二カ所は、
愛知県にある名鉄築港線と名古屋臨海鉄道(貨物線)の
名電築港付近の交差(ともに普通鉄道)と、
高知県の路面電車・とさでん交通(旧・土佐電気鉄道)
桟橋線と後免線・伊野線のはりまや橋電停付近の交差点

 
 
そんな鉄的な名所のダイヤモンドクロス、
撮り鉄としてはやはり、
その特徴的な交差が分かるように、
両方の電車を同時に写し込みたいところ。
しかし、以前に同所を訪れた時には
なかなか両線のタイミングが合わず、
狙いの撮影には苦労させられたものでした
"o(-ω-;)ウゥム…

 
ところが今回、
旅の初日に港のある高浜から高浜線の電車に乗り、
市の中心部の大手町で下車したところ、
そこでたまたま目にしたのは、
高浜線の通過を交差点で待っている
路面電車(大手町線)の姿 (*゚0゚)ハッ!!。
これはまさに交差シーンが撮れる、
ドンピシャのタイミングではありませんか!
しかも路面電車は数を減らしつつある旧型の旧塗装!!
(゚∀゚*)オオッ!!

 
 
移動中のわずかな時間に
思いがけず舞い降りた”名所”での鉄運は、
私にとって嬉しい「松山みやげ」となりました(笑)
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
 
 
17.4.29 伊予鉄高浜線 大手町(後追い)

 
 
 
 
 
ところで伊予鉄といえば、
私の世代的にはもうひとつの名所(?)があります。 

 
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それは港のある高浜の隣駅で、
ホームから海が見えるステキなロケーションの
梅津寺(ばいしんじ)駅。
実はココ、90年代にテレビで放映された連続ドラマ、
東京ラブストーリー」で
最終回の舞台となったロケ地なんです。
今で言うところの「聖地」ってヤツでしょうか。
(*’∀’*)カーンチ♡
もう26年も前の恋愛ドラマですが、
今でも私はこの駅を通って海景色を眺めると、
小田和正さんの「アノ歌」がアタマのなかに流れます(笑)
♪アーノヒ アーノトキ (´ー`) アーノバショデ…♪

 
 
 
 

 
☆オマケ★
 
 

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個人的に松山のご当地グルメで
ミカン以外に真っ先に思い浮かぶものといえば、
瀬戸内海で捕れた新鮮な海の幸・・・なのですが、
前記事で串から松山に列車で着いた私が
その店先に掲げられていたポスターの
ビジュアルのインパクトに負けて食べたのは、
「焼豚玉子カレー」( ̄△ ̄;)エッ…。
これがご当地名物なのかどうかは分からないけれど
(同じ愛媛の今治で食べられる
「焼豚玉子飯」は有名なB級グルメですよね)、
カレーって食べたいと思うと
その衝動を抑え切れないんですよね・・・
(゚¬゚)ジュル…
 
カレーと焼豚という禁断の(?)コラボ、
もちろん美味しかったです♪
カレー(゚д゚)ウマー!


共通テーマ:趣味・カルチャー

GWの鉄旅 その4・・・予讃線「伊予灘ものがたり」撮影記 [鉄道旅行記]

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2017.04.29~05.01
GWの鉄旅・その4
"愛ある"海辺の旧本線にて。
予讃線「伊予灘ものがたり撮影
 

前回からの続きです。
今年のGW、まず私は飛行機に乗って広島へと飛び、未乗車だった可部線(かべせん)の延伸区間(可部〜あき亀山)を往復して乗り潰し d(’-‘*)コンプリート。その後、広島から高速船で瀬戸内海を渡って四国の愛媛に上陸し (´▽`*)シコク~♪、私にしては珍しくレンタカーを借りて向かったのは ブーンε=凸、愛媛の宇和島と高知の窪川を結ぶ、ローカル線の予土線(よどせん)でした (゚ー゚*)ヨドセソ。同線での目的は「0系新幹線」を模したという、おもしろ列車(実態は単行のディーゼルカー)の「鉄道ホビートレイン(以下「ホビトレ」と略)」を撮ること (・◯・)シソカソセソ。ちょっとグダグダな展開もあったけれど、結果的にはクルマの機動力が活きた形で、予土線らしい四万十川沿いの自然豊かな風景のなか、お目当てだった「ホビトレ」の撮影を存分に満喫 (^_[◎]oパチリ。無事に撮影を終えた私はレンタカーを返却して、宇和島の駅にやってきました ...(((o*・ω・)o |エキ| 。ここからはふたたび、列車の旅を再開します。さて、次に向かうのは・・・? σ(゚・゚*)ンー…。

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宇和島で顔を揃える列車たち。
右は予讃線の松山ゆき特急「宇和海」の2000系で、
左は予讃線の八幡浜ゆき普通列車のキハ54。
その奥にチラリと見える黄色いお顔は、
前記事で紹介した予土線の「しまんトロッコ」です。
|∀・)チラッ
▲17.4.30 予讃線 宇和島

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特急「宇和海」の車内には、
なんと自転車をそのまま置くことができる、
サイクルスペース(スタンド)が設置されています。
( ̄。 ̄)ヘー。
ちなみに利用する際に別料金は不要ですが、
あらかじめ専用の指定席特急券「サイクル宇和海」
(ふつうの指定券と同額)が必要となります。
また、停車時間の関係から自転車の積み降ろしは、
起終点の松山と宇和島のみ。
▲17.4.30 予讃線 宇和島

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朝から運転していたこの日でしたが、
レンタカーを返却して列車に乗り、
ようやくビール解禁です。
今日はまた一段とウマい!(笑)
[★]ヽ(>∀<*)クゥーッ!!
残念ながら宇和島では駅弁が見当たらず、
お供は宇和島名物のじゃこてんなど。

松山方面へ向かう予讃線(よさんせん)と、高知(窪川)方面へ向かう予土線の列車が発着する宇和島で(予土線は隣駅の北宇和島で分岐)、私が乗ったのは予讃線の特急「宇和海」コッチ…((((o* ̄-)o。沿線での撮り鉄を楽しんだ予土線ですが、今回は乗る方のスケジュールを組むことができませんでした (・∀・`)ザンネン。車窓に四万十川のきれいな風景が広がる予土線には、ぜひまた機会を見つけて乗りに訪れたいものです (=゚∇゚)ノマタネ!。日が西に傾いた夕刻に宇和島を発車した「宇和海」は、列車名に海が付いているものの車窓からあまり海は見えず σ(・ε・`)ウーン…、やがて列車は断続的にカーブの続く山間部へと入ってゆきます。ああ、振り子式車両(車体を傾斜させることで、減速せずに曲線を通過できる構造の車両)特有の揺れが、心地よいなぁ・・・(((´ー`)))ユラユラ。慣れないクルマの運転という緊張感から開放され、さらにはビールも飲んだことで、私の気分はすっかりゆるゆるモードです (*´0)ゞ。oOフワァァ…。

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宇和島の車両基地を横切った際に見送ってくれた、
予土線の「カッパ列車(海洋堂ホビートレイン)」と、
「しまんトロッコ」(新幹線の「ホビトレ」は運行中)。
今度は乗りに、また来るよ!(=゚∇゚)ノマタネ!
▲17.4.30 予讃線 宇和島-北宇和島(車窓から)

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列車名になっている宇和海の海景色は、
車窓からチラリと見える程度・・・。
|∀・)チラッ
▲17.4.30 予讃線 立間-下宇和(車窓から)

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特急「宇和海」は海沿いの予讃線(旧線)ではなく、
山間部に敷かれた内子線を経由(後述)。
車窓的にはあまり面白味の無い内子線ですが、
高規格の同線をカッ飛ばすディーゼル特急の走りには、
シビれるものがあります
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
▲▲17.4.30 内子線 内子(車窓から)
▲17.4.30 予讃線 内子-伊予立川(車窓から)

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伊予市のあたりで見られた、
瀬戸内海の夕景 (つ▽≦*)マブシッ!。
一日を通してずっと、
いいお天気に恵まれた日でした。
▲17.4.30 予讃線 向井原-伊予市(車窓から)

途中の伊予大洲(いよおおず)のあたりでは、車窓から大洲城の天守閣が眺められるハズなのですが、私は居眠りをしたことで見逃してしまい 〇o。(_ _*)Zzz…、気が付いた(目が覚めた)ら列車は予讃線のバイパス的な役割を持つ内子線(うちこせん)を走っていました ( ゚o゚)ハッ。予讃線(旧線)よりも後年に開業した高規格の同線(詳しくは後述)を経由することで、宇和島と松山の間を一時間半程度の俊足で結ぶ特急「宇和海」は、日が暮れる前に終点の松山へと到着です (・ω・)トーチャコ。

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特急「宇和海」に乗ってやってきたのは、
まだ明るさの残る松山。
ちなみにこの時期の松山の日の入りは
東京より約30分も遅いんです。
▲17.4.30 予讃線 松山

宇和島1708-(予讃線・宇和海24号)-松山1834

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なんだか、この三角屋根の駅に見覚えが・・・
σ(゚・゚*)ンー…
って、デジャヴではなく、
昨日も私はこの駅の前を通っています。
▲17.4.30 予讃線 松山

松山といえば、前日に私が広島から船で渡って、レンタカーを借りた街。つまりはクルマで出て宇和島へ行き、列車で戻ってきた形になります (=゚ω゚)ノ タライマ!。旅の行程として同じところを行ったり来たりするのは、あまりいいプランとは言えない(と個人的には思う)けれど σ(・∀・`)ウーン…、翌日に行きたいと思っている場所に備えて、今宵はこの松山にて宿泊することとしました m9(`・ω・´)ケテイ!。手軽な駅近くのビジネスホテルにチェックイン。

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せっかく松山に泊まったので、
ちょいと市内を走る路面電車(伊予鉄)に乗って・・・
...(((o*・ω・)o
▲17.4.30 伊予鉄道市内線 松山駅前-大手町駅前

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名所の道後温泉へと来てみたのですが、
やはり連休中とのことで大混雑・・・
(´д`;)人大杉…。
残念ですが入湯は諦めますた。

ところで、オマケ的なネタとして・・・宿泊したホテルはネットで適当に選んだものだったのですが(おもに安さ重視w)、フロントで指定された7階のお部屋に入り、引かれていたカーテンを開けてみると・・・(*゚ロ゚)ハッ!!、なんと眼下には列車の姿があるじゃありませんか!w(*゚o゚*)wオオー!!。しかもそこは予讃線の本線上のハズなのに、目の前のいい位置で停まってる!? (=゚ω゚=*)ンン!?。

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部屋の窓の外に停まっていたのは、
流線型の先頭車が特徴で、
特急「しおかぜ」などに使われる8000系。
でもなぜここに停車?(゚ー゚?)ハテ?
▲17.4.30 予讃線 松山付近

実はここ、松山駅と構内に隣接する松山運転所(車両基地)のちょうど分岐点にあたるらしく、ホームへの入線、もしくは運転所に入庫する車両が、スイッチバック形式の入れ替え作業で一時的に停止する箇所のようです(写真の左手が松山駅・運転所の方向、右手が本線の高松方面)(・o・*)ナルヘソ。そのため、短いもので数秒、長いものでは数分間も列車が眼下に停止しており、上写真のような長時間露光による撮影も可能なのです (^_[◎]oパチリ。手前の駐車場がちょっと目立つけれど、これはなかなか素晴らしいトレインビュールームではありませんか!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪(しかも一泊3,000円台w)。駅の構内が見える部屋は各地で何度か泊まったことがあるけれど、本線上の一時停止位置がドンピシャというのは初めてだなぁ・・・(トレインビュー好きのゆるキャラさん、いかがですか?(笑))。決してお部屋を指定したわけでなく、まったくの偶然による嬉しい鉄運でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。

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こちらは私が松山まで乗ってきた、
特急「宇和海」の2000系。
ひょっとしたらさっきの編成かな?
σ(゚・゚*)ンー…。

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そしてさらに驚いたのが、この黄色いヤツ。
これは私が昼間に予土線で撮った、
「しまんトロッコ」用のキハ54ではありませんか!
(この色はキハ54 4、一台のみの存在)。
(=゚ω゚)ノ ヤア。
宇和島から私のあとを追いかけてきてくれた
・・・ってワケではなく、
おそらく翌日は平日で「しまんトロッコ」の運転が無いため、
所属先の松山運転所まで回送されてきたものだと思われます。
それにしても、ここでの再会にはビックリ。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。

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窓からちょっと乗り出すと
(開く間隔が狭いので、かなり無理な姿勢w)、
その先には松山運転所が見えます (゚∀゚)オッ!。
黄色いキハは右端に入庫。
(´つз-)。O.゚。*モヤスミ…
▲17.4.30 予讃線 松山(松山運転所)

 

5月1日(月)

松山で迎えた旅の三日目。この日も早朝にホテルをチェックアウトし (*´0)ゞ。oOフワァァ~ア…、さっそく駅へと向かいます。愛媛の中心都市(県庁所在地)である松山には、市内や近郊に路線網を広げる地方私鉄(中小私鉄)の伊予鉄道(伊予鉄)も走っていますが、私がやってきたのはJRの松山駅 …((((o* ̄-)o |JR|。松山に乗り入れるJRの路線は予讃線の一線のみで、方向の選択肢としては高松方面の上り列車に乗るか、宇和島方面の下り列車に乗るかしかありません σ(゚・゚*)ンー…。んじゃ当然、前日に宇和島の方から来た私が乗るのは、上り列車・・・かと思いきや、乗り込んだのは宇和島ゆきの下り普通列車。え?宇和島に戻るの? ( ̄△ ̄;)エ?

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朝の松山駅に待機していた、
予讃線の宇和島ゆき普通列車。
お!キハ185系じゃありませんか!
(゚∀゚)オッ!
▲17.5.1 予讃線 松山

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整然とクロスシートが並ぶキハ185系の車内。
ホントにこれが普通列車?
特急じゃないの? σ(゚・゚*)ンー…

ラッキーなことに、私が乗った宇和島ゆきの普通列車(913D)に使われていたのは、もともと特急型だったものを普通列車用に格下げしたというキハ185系の3100番台で、車内には座り心地の良いクロスシートが並びます (゚∀゚*)オオッ!!。ただし普通列車仕様へ改造された際に、座席は転換(回転)しないボックス位置(向かい合わせ)に固定され、背もたれのリクライニングもしません (´∀`;)ナーンダ。それでも、どうせロングシートのキハ54かキハ32だろう・・・と思っていた私には、ちょっと嬉しいサプライズでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。そんなキハ185系の普通列車は松山から予讃線を西の方に向かって走り、やがて伊予市の先にある向井原(むかいばら)という名の小駅に停車。実はこの先で予讃線はルートがふた手に分かれ、いっぽうは前日の私が特急「宇和海」に乗って通過した内陸の内子線ルート、そしてもういっぽうは海沿いをゆくもともとの予讃線ルートで ドッチ?(゚Д゚≡゚Д゚)イクノ?、私が乗っている普通列車が進むのは後者の方になります(下の路線図を参照) コッチ…((((o* ̄-)o。

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伊予市の隣駅の向井原、
駅名標に記された下り方の次駅案内(右)には、
二つの駅名が見られます。
▲17.5.1 予讃線 向井原(車窓から)

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これが付近の路線図。
向井原から伊予大洲までの区間は
内子を経由する内子線ルート(上)と、
下灘や伊予長浜を経由する予讃線ルート(下)があります。
ちなみに内子線ルートは建設の経緯から、
正式には向井原~内子と新谷~伊代大洲は予讃線に属し、
内子と新谷の間のみが内子線です。

かつては特急「しおかぜ」なども走るメインルートだった海沿いの予讃線(路線図下の伊予長浜経由)ですが、松山と宇和島という二つの街を結ぶ上でこの経路はかなりの遠回りとなること、また天候に左右されやすい険しい立地条件で運休等もたびたび発生していたことなどから、後年(1986年)には内陸部にバイパス的な役割を持つ高規格の内子線ルートが開通 (・o・*)ホホゥ。それによって現在の優等列車(特急「宇和海」など)は基本的に内子線を通ることとなり、既存の予讃線は普通列車のみが走るローカル線のような位置づけに落ち着きました (´ω`)ナルヘソ。ちなみに新線の内子線ルートに対し、予讃線ルートの方は便宜上の通称で「旧線」とも呼ばれていますが、最近ではこの旧線の方に「愛ある伊予灘線」との愛称が付けられたようです (゚ー゚*)アイアル…。でも、ここでは従来からの旧線という呼び方で話を進めて行きたいと思います。

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向井原を出ると、ふた手に分岐する予讃線。
左方向へ伸びる高架線が内子線ルートで、
右方向の予讃線ルート(旧線)は、
高架から地平へと下りてゆきます。
私が乗っている普通列車は右へ・・・
コッチ…((((o* ̄-)o
▲17.5.1 予讃線 向井原(前方の車窓から)

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自然の緑に囲まれて、
ローカル線のような雰囲気となった旧線の車窓。
▲17.5.1 予讃線 向井原-高野川(後方の車窓から)

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やがて車窓に展開されたのは、
壮大な伊予灘の海景色。
(゚∀゚*)オオッ!!
この眺めの良さが旧線の醍醐味です!
(σ´∀`)σイイネ~♪
▲17.5.1 予讃線 伊予上灘-下灘(車窓から)

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途中の下灘は小さな無人駅ですが、
ホームから海が見えることで
最近は全国的にも知名度が上がった駅。
でも、朝7時ではまだ誰もおらず、
ひっそりとしていました。
▲17.5.1 予讃線 下灘(車窓から)

そんな経緯でローカル線に格下げ(?)となったような旧線ですが、内陸部でトンネルが多い内子線よりも、海沿いに敷かれた旧線の方がだんぜん景色がいいのは言うまでもなく、四国屈指の車窓と言われる伊予灘の海景色こそが同線の大きな魅力です (゚∀゚*)オオッ!!。私が乗った普通列車も向井原の次駅の高野川(こうのかわ)を出たあたりから、海辺を走るようになりました (´▽`*)ウミ~♪。この景色を元・特急車のキハ185系に乗って眺められるのは、ホントにラッキーです (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。伊予上灘(いよかみなだ)、下灘(しもなだ)と、海を望むこの土地らしい駅名を過ぎ、次に停車したのは串(くし)σ(゚ー゚*)クシ…。決してその駅名から焼き鳥や串揚げを連想したワケではありませんが (゚¬゚)ジュル…、この一風変わった名の駅で私は列車を降りました (・ω・)トーチャコ。

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松山から普通列車でちょうど一時間。
私が下車したのは串。
乗り心地のよかったキハ185系を見送ります。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲17.5.1 予讃線 串

松山0604-(予讃913D)-串0705

0025.jpg
ホーム上に待合室があるだけという、
簡素な造りをした無人駅の串。
ホームからは海がスッキリと見えませんが、
ここも海岸近くに立地した駅です。
乗ってきた列車から下りたのは私ひとりでした。
(・ω・)ポツン…。
▲17.5.1 予讃線 串

串と言う駅名は所在する地区名(伊予市双海町串)に由来するようですが、その地区名自体の由来はよく分かりません。ただ、全国的に串という地名は海沿いの町や集落に多いと言われています ( ̄。 ̄)ヘー。そんな串で下車した私の目的は、もちろん撮り鉄 (゚ー゚*)テツ。同駅のすぐ西側(宇和島方)には橋脚の長い立派な鉄橋が架けられており、しかもその背景には海が写し込めることから、予讃線屈指の名撮影地として知られているのです (・o・*)ホホゥ。ちなみに今旅の旅行記をずっとご覧いただいている方は覚えがあるかもしれませんが、実は一昨日の夕方にも私は松山で借りたレンタカーでこの場所に来ており、鉄橋を渡る普通列車をシルエット気味に撮影しています(前々記事)(^_[◎]oパチリ。その時は宇和島へ行く道すがら立ち寄った程度だったのですが、ここはあらためてじっくりと撮影したいと思い、また一昨日には撮れなかった「とある列車」などもあることから、今度は列車に乗って再訪してみました (´ω`)ナルヘソ。ただし夕方の前回と朝の今回では、日当りなどの条件がまったく異なるので、撮影ポイントや撮り方も大きく変わります σ(゚・゚*)ンー…。前回は鉄橋に近い位置から列車を狙いましたが、今回はその場所を通り過ぎて山の方へと続く坂道を上がってゆきます テクテクε=ε=ε=┌(*・_・)┘。

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駅のすぐ横に架けられた予讃線の鉄橋。
トラスの無いスタイルのガーダー橋で、
列車の姿をスッキリと撮る事ができます。

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谷底の鉄橋下から坂道を上り進むと、
やがてこのような視界の開けた場所に出ました。
ここは私好みの俯瞰ポイント (・∀・)イイネ!。

前日の予土線ほどではないけれど、この旧線も決して列車の運行本数は多くないのですが(日中は二時間に一本程度)、朝の通勤・通学にあたる今の時間帯は、次の上りが25分後(7:30の4914D)、下りが50分後(7:58の4915D)と、比較的効率よく列車が狙えます (・o・*)ホホゥ。そこで少し急ぎ足で私がまずやってきたのは、駅からちょうど20分ほどでたどり着ける、山の中腹に位置した高台の撮影ポイント。この場所からは眼下に先ほどの鉄橋、そしてその向こうには伊予灘の海景色が一望でき、これはなかなか気持ちのいい眺めです (・∀・)イイネ!。

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天気晴朗にして波おだやかな、
朝の伊予灘を望みて、
海辺をローカル列車が走りゆく。
▲17.5.1 予讃線 喜多灘-串

海バックでキハが撮れました~♪ ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
前日に続いて今日も爽やかな五月晴れとなり、この時期らしく霞み気味ではあるものの、まずまずの青さが感じられる伊予灘の海。そこへ単行のキハ54が現れました。ああ、なんとものどかでいい風景だなぁ・・・+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。ただ、なるべく背景の海を広く入れたくてヨコ位置のアングルにしてみたものの、思ったよりもちょっと窮屈な画になってしまった気がします。列車に対して、山の緑もちょっと重たいかな・・・ σ(゚・゚*)ンー…。次の下り列車も引き続き同じ場所から狙いますが、もう少しアングルを整えて望むことにしました【◎】]ω・´)パチッ!。

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次に鉄橋上へ姿を見せたのは、
海色に映える白いディーゼルカー。
▲17.5.1 予讃線 喜多灘-串(後追い)

お、今度はキハ32だ (゚∀゚)オッ!。一本前(上り)のキハ54がステンレス製なのに対し、このキハ32は鋼製の塗装車で、白い車体が風景のなかで存在感を示してくれました ъ(゚Д゚)グッジョブ。両形式の詳しい運用は分からないけれど、撮るならキハ32の方がいいですね (´▽`*)キハキハ~♪(余談ながらこのキハ32は、前日に撮影した新幹線型の「鉄道ホビートレイン」の種車となった形式です ( ̄。 ̄)ヘー)。そして今度はアングルをタテ位置にしてみましたが、このほうがスッキリとまとまったように思います (・∀・)イイネ!。同じ場所からの撮影でも、ヨコ位置とタテ位置のアングル、さらには二種類の車両を撮ることができて、いい記録となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。このあと列車は一時間ほど時間が空くので、その間に別の撮影ポイントへ移動したいと思います イドウ…((((o* ̄-)o。むしろ次に目指すほうが、私の本当に行きたかった目的地。そこまではちょっと距離があるのですが、一時間もあればたどりつける・・・かな?

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海を望む山の斜面にある果樹畑と
曲がりくねった坂道。
育てられているのは愛媛特産のミカンでしょうか。
それとも時期的にはビワかな?
このあたりの景色はなんとなく東海道本線の撮影名所、
早川のみかん山(石橋俯瞰)に似ている気がします。
でも線路は見えない・・・。
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ

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山の中腹まで上ってきたところで、
線路方向に視界が開けるところがあったけれど、
例の鉄橋はかろうじて見える程度で、
目的の場所はここじゃ無さそう 「(゚ペ)ウーン…。
もっと上の方か・・・。

鉄橋下の谷底から、地域の生活道となっている坂道を上ること30分ほど テクテクε=ε=ε=┌(;・_・)┘。ちょっと視界が開けた箇所を見つけるも (「゚ー゚)ドレドレ、眺望はいまいちスッキリとせず、列車を撮るにはキビシそう (゚ペ)ウーン…。実はこのあたりまでは一昨日にも私はクルマで上ってきており、ためしに景色を望んでみたのですが、目指す撮影ポイントはここではありませんでした ( ̄  ̄;)チガウ。ということはやはり、クルマじゃこの先はとてもムリそう・・・と、進むのを諦めた段々畑の細い農道が、山の上への目的地に続くアプローチのようです σ(゚・゚*)ンー…。

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未舗装の細い農道を進んでゆきます。
ザクザク…(((`・ω・)
朽ち果てたクルマが放置されていますが、
この先はさらに道が細くなり、
とてもふつうのクルマでは通れません。

この農道をどのくらいの高さまで進めば線路(鉄橋)が見えるのだろう・・・。そもそも、ホントにこの道で合っているのか? (´・д・`;)ドーナノ? との不安を感じるなか、とにかく道が続く限り進んでみることに ザクザク…(((`・ω・)。ただ、藪漕ぎをするような獣道ではなく道自体は明確でしっかりとしているので、俯瞰ポイントへのアプローチとしては楽な方かもしれません。やがて農道に入ってから15分くらいでしょうか、ようやく木々などで遮られずに視界がスッキリと開けるようなところへと出ることができました (゚o゚*)オッ!。ここが目的の場所かな?そこから見えたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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坂道や農道を歩き続けて50分くらい。
ようやくたどり着いたその場所には、
疲れが吹き飛ぶような景色が広がっていました。
(゚∀゚*)オオッ!!

緑の山、青い海、そして谷に架けられた鉄橋・・・それらが眼下に一望できる、なんとも素晴らしい眺め!w(*゚o゚*)wオオーッ!。まさしくここが私の目指してきた撮影ポイントです \(≧▽≦)/ヤター♪。俯瞰撮影好きとして、一度は訪れてみたかったこの場所に来ることができたのは、感無量の思い :*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。・・・って、どんなに壮大な景色でも、そこに列車の姿が無ければ意味がありません ⊂(´ω`*)モチツケ。最初の撮影ポイントから道を確かめながら歩き、だいたい50分ほどの時間を要したことで、次の上り列車(4916D)を狙うのにちょうどいい頃合いとなっていました (゚ー゚*)ソロソロ…。落ち着いて息を整えたのち、カメラに望遠レンズを装着してファインダーを覗くと、程なくして鉄橋上へ現れたのは単行のキハ32 (゚∀゚)オッ!。

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瀬戸の島々が霞む伊予灘を背にして、
たった一両のディーゼルカーが
コトコトと鉄橋を渡りゆきます。
鉄道好きとしては眺めているだけで、
心が癒されるような情景です。
+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。。
▲17.5.1 予讃線 喜多灘-串

串俯瞰でキハが撮れました~! ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
海と山を望む壮大な自然風景のなかに加わった、小さな鈍行列車。ほぼ順光の日差しに照らされたキハ32の白い車体が、青い海に浮かび上がって、いい感じじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)スンバラスィ!゜+.゜。気温の上昇で海は少々モヤっているけれど、それを差し引いても余りある、嬉しい成果が得られました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。もうこの画が撮れただけでも、ここまで来た甲斐があるというものですが、実はこの絶景ポイントで私には、ぜひとも狙いたい「本命」と位置づける列車があるのです エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。上写真の普通列車が通過したのち、ひとり海を眺めながらぼーっと待つこと40分 。゜(# ̄ ▽. ̄#) ボケー°。。やがて鉄橋上にゆっくりと姿を見せたのは、白いキハ32よりもさらに青い海が似合うと感じる、鮮やかな赤と黄色を纏った二連の列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。

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青く染まる伊予灘という舞台に躍り出た、
赤と黄色のグラデーショントレイン。
これぞ旧線・・・いや、
「愛ある伊予灘線」の名物列車
「伊予灘ものがたり」です。
▲17.5.1 予讃線 串-喜多灘

海バックで、イヨちゃんが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
遠景でも目立つ強いインパクトを放ちながらも、海景色にウマくマッチしたモダンなカラーリング (゚∀゚*)オオッ!!。まさにこの海バックの俯瞰ポイントで撮るのにふさわしい列車ではありませんか!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そんな特徴的な車両を強調したくて、今度はタテ位置の構図で切り取ってみました【◎】]ω・´)パチッ!。これこそが私の真の狙いだったわけですが (*゚∀゚)=3ハァハァ!・・・それにしても、今までの普通列車とは明らかに一線を画する色をした、この特別な列車はいったい何なのかというと ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?、土休日を中心に松山と伊予大洲・八幡浜の間を海沿いの旧線経由で運転されている臨時の観光列車で、その名も「伊予灘ものがたり」号」(´▽`*)イヨチャソ♪。同列車は車窓に広がる伊予灘の景色を眺めながら、車内で愛媛のご当地食材を使った食事などが味わえるという、いわゆる「クルーズ・トレイン」や「レストラン・トレイン」と呼ばれる類いのもので、三年前の2014年から運行が開始された四国初の本格的な観光列車です (・o・*)ホホゥ。「レトロモダン」をコンセプトとした車内は和と洋を調和させ、愛媛産ヒノキのテーブルなど地元素材を随所に盛り込んだ落ち着いた空間を演出(私は乗ったこと無いので、よく分かんないけど)( ´_ゝ`)フーン。そして印象的な赤と黄色のグラデーションという車体の配色は、伊予灘に沈む夕日を連想させる「茜色」と、太陽や柑橘類の輝きを表す「黄金色」をイメージしたものだそうです
(キハ47を改造) (´ω`)ナルヘソ。そんな旧線ならではの景色の良さをウリにした「伊予灘ものがたり」は、地味な普通列車しか通らなかった、この予讃線きっての撮影名所(俯瞰ポイント)において、いいアクセントとなる存在になり (・∀・)イイネ!、機会があればぜひ撮りたいと思っていた情景でした。それを気持ちのいい五月晴れのもとで迎えられたことに、もう大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。車窓的にもハイライトと言える、海を望む串の鉄橋。そこをゆっくりと進む「伊予灘ものがたり」が渡り終えたところで、撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。

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撮影を終えて駅へ戻り、
列車に乗って串をあとにします。
ホームに入ってきたのはキハ32。
▲17.5.1 予讃線 串

来る時は上り坂だったことと、道を確認しながらだったことで、50分もかかった撮影地までの道のりでしたが ε~ε~ε~((((;′□`)ヒイイィィ…、下り坂の帰りは駅まで30分程度で着くことができ ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~、「伊予灘ものがたり」の通過から50分後に串を発車する次の列車には余裕で間に合いました (*´∇`)-3 ホッ。本数の少ないローカル線ですが、意外と徒歩鉄でも効率よく巡れるものです(笑)。串から乗ったのは上りの松山ゆき普通列車。朝のようなサプライズはなく、今度は定番(?)のキハ32でした (´▽`*)キハキハ~♪。

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ホームから海が見える駅の下灘では
多くの方が列車を待っていました。
・・・が、乗る人はゼロ (・・?)アリ?。
ある意味、観光名所となったようなこの駅、
クルマで訪れる人が多いのかな・・・
σ(゚・゚*)ンー… 。
▲17.5.1 予讃線 下灘(車窓から)

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海沿いの単線をのんびりと進むキハ。
一昨日には並行する道をクルマで通りましたが、
やっぱり個人的には
列車から眺める景色の方がいいですね(笑)
▲17.5.1 予讃線 下灘-伊予上灘(前方の車窓から)

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串から一時間で終点の松山に到着。
ホントに行ったり来たりの落ち着かない行程です。
イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ
▲17.5.1 予讃線 松山

串1026-(予讃4918D)-松山1110

串からロングシートのキハに揺られて、ふたたび・・・いや三たび戻ってきた、松山 (=゚ω゚)ノ タライマ!。実はこの時点でまだ午前中です。今日は旅の最終日ですが、もう一カ所くらいどこかを巡ることができそう σ(゚・゚*)ンー…。んじゃ、次に向かうのは・・・? ...(((o*・ω・)o

 

もうちっとだけ、続きます。




共通テーマ:趣味・カルチャー

GWの鉄旅 その3・・・予土線撮影記 後編 [鉄道旅行記]

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2017.04.29~05.01
GWの鉄旅・その3
ローカル線をゆく新幹線!?
予土線「鉄道ホビートレイン 」撮影
後編
 

GWの鉄旅、前回からの続きです。
広島から高速船で瀬戸内海を渡り、四国は愛媛県に上陸した私 (´▽`*)シコク~♪。松山の市内で珍しくレンタカーを借りて運転をし (゚∇゚;ノ)ノ クルマ!?、県の南西部に位置する宇和島(うわじま)へとやってきました ブーンε=凸。ここでの目的は、宇和島と高知県の窪川を結ぶローカル線、予土線(よどせん)の普通列車として運行されている、「0系新幹線」を模したというおもしろ列車(実態は単行のディーゼルカー)の「鉄道ホビートレイン(以下「ホビトレ」と略)」を撮ること (゚ー゚*)ホビトレ。列車の運行本数の少ないことが徒歩鉄にとって撮影のネックとなっていた予土線ですが、今回の私はクルマを借りたことでその機動力を存分に活かし、効率よく「ホビトレ」を撮影できる (゚∀゚*)オオッ!!・・・ハズでした ( ̄△ ̄;)エ?。しかし逆にその機動力を過信した私は撮影ポイント選びをおざなりにし、最初の「ホビトレ」(上りの窪川ゆき・4810D)は、なんとも中途ハンパな結果となってしまいました (ノO`)アチャー。はるばる愛媛と高知の県境まで来ておきながら、しかも快晴という好条件でお目当ての「新幹線」を迎えられたと言うのに、何ともったいない事をしてしまったのだろう・・・ヾ(_ _*)ハンセイ…。次の「ホビトレ」は、窪川で折り返す宇和島ゆきの下り列車(4819D)で、今の私がいる土佐大正(とさたいしょう)のあたりに戻ってくるのは約二時間後。それまでに今度はしっかりと堅実に、撮影ポイントを見定めたいと思います (*`・ω・´)-3フンス!。

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今回の予土線撮影ではレンタカーを使用。
借りたのは小回りの利く軽乗用車です。
(´▽`*)クルマ♪

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無人駅ながら立派な駅舎を持つ土佐大正。
同駅はもともと旧・大正村に設けられた事から
この駅名となったのですが(1974年開業)、
その大正という村名は大正天皇の即位を記念して
1914年(大正3年)に旧村名から改称されたもの。
( ̄。 ̄)ヘー
そして実は隣の駅名は土佐昭和(とさしょうわ)で、
こちらの村もやはり同様に昭和天皇の即位を記念して
1928(昭和3)年に村名が昭和村と改称されたもの。
( ̄。 ̄)ヘヘー
ちなみに大正、昭和ときましたが、
その次の駅名は残念ながら「土佐平成」ではなく、
旧・十川村に由来する十川(とおかわ)です。
(´∀`;)ナーンダ
現在は大正村(大正町)も、昭和村と十川村(十和町)も
すべて合併されて四万十町になっています。
▲17.4.30 予土線 土佐大正

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土佐大正の駅前で見かけた、
国鉄の名残り・・・(´ω`*)コクテツ…。
奥の看板の地酒はなんて読むのかな?
無手無冠(むてむかん)?σ(゚・゚*)ンー…

窪川ゆきの「ホビトレ」を追いかけて ε=ε=ε=(ノ;´Д`)ノマッテ~、沈下橋(葛川沈下橋)のあった真土(まつち)のあたりから、四万十川沿いの国道をクルマでひた走り、結果的に7駅先の打井川(うついがわ)まで来てしまった私 σ(゚ー゚*)ドコ?。その走行距離は約40キロにもおよびます w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。でもそのおかげで四万十川沿いに敷かれた予土線のロケーションをだいたい下見(?)する事ができ、次の宇和島ゆきの「ホビトレ」で撮りたいポイントはもう心に決めていました m9(`・ω・´)ケテイ!。そこは先ほど私が撮影地を見定めるためにクルマを徐行させた際、「ホビトレ」に”ばびゅーん”と一瞬にして追い抜かれたところ バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。

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国道を宇和島方向へ戻るような形で、
次に私がやってきたのはこのような場所。
流れる川は四万十川です。

駅でいうと土佐大正と土佐昭和のちょうど真ん中付近に位置するこのあたりは、道路から見て四万十川を挟んだ対岸に予土線の線路が敷かれており、川と列車をバランスよく写し込む事ができそうな絶好の撮影ポイントです (゚∀゚*)オオッ!!。先ほどはこのロケーションを前にして、痛恨の「見る鉄(カメラを構える事無く、眺めるだけ)」となった「ホビトレ」、次こそはここでバッチリと決めたいところ (*`・ω・´)-3フンス!。バリ順だった朝の上り列車から二時間も経つと、日の当り具合が気になるところですが、次の下り列車まではかろうじて順光状態が保てそうな感じです σ(゚・゚*)ドーダロ。撮影ポイントが決まり、あとはお目当ての「ホビトレ」が戻ってくるのをじっと待つだけ。列車の運行本数が少ない予土線では、待ち時間でほかに通過する列車などありません。でも、初夏の心地よい陽気のなかで、流れゆく川をぼーっと眺めているのも、悪くない時間の過ごし方です (´ー`)マターリ。こんなにのどかな風景のローカル線を撮りにきているのに、朝の私は少々慌ただしすぎました ヾ(_ _*)ハンセイ…。そしてしばらくすると、近くの畑へ農作業にやってきた地元の方が通りかかり、挨拶がてら「新幹線かい?もう来るころだな。」と声をかけてくれます (=゚ω゚)ノ ヤア。非電化のローカル線なのに「もうすぐ新幹線が来る」とは、考えてみるとなんとも不思議な会話ですね(笑)(゚∀゚)アヒャ☆。やがて里山に軽快なジョイント音を響かせて、その「新幹線」は川の対岸に現れました。

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清らかな四万十の流れと、それを包む緑の山々。
豊かな自然に恵まれた予土線らしい風景のなかを、
単行の小さな新幹線が颯爽と走り抜けます。
▲17.4.30 予土線 土佐昭和-土佐大正

四万十川でシンカンセンが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
気持ちの良い五月晴れのもと、清流として名高い四万十川と、その川沿いを走りゆく0系新幹線の「ホビトレ」。まさに私の撮りたかったシーンそのものが、ここに繰り広げられました 。゜+.(o´∀`o)スバラスィ!゜+.゜。でもホントは、のどかな風景と新幹線のミスマッチが、ユーモラスで面白い画になるのではないかという狙いがあったのですが、実際に見ると意外と違和感無くマッチしているように思います σ(゚・゚*)ンー…。もちろん実態が単行のキハだからという事もありますが、この白と青のシンプルなカラーリングが自然の景色とウマく調和しているんですよね (・∀・)イイネ!。そんな素晴らしいロケーションで撮ることができた「新幹線くん」、貴重な国鉄色の車両などでは無いけれど、満足のいく・・・って、あれ?考えてみたら σ(゚・゚*)ンー…、0系新幹線の色はれっきとした国鉄色だし、種車のキハ32は国鉄時代の末期に製造された国鉄型の気動車・・・ということは (*゚パ)ハッ!、これも立派な国鉄色の国鉄型なのか!? (゚∀゚)アヒャ☆・・・なんて冗談はさておき、個人的には大満足の一枚を撮る事ができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

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去りゆく新幹線くんを、
ズームで追ってもう一枚 (^_[◎]oパチリ。
遠景でも目立つ赤いお目々(尾灯)が
印象的です (・◯・)。

なんとか朝のグダグダをリカバリーし、思い描いていたような画を残せてホッとひと安心 ε-(´∀`;)ホッ。去りゆく「ホビトレ」を見送ったのち、私もそのあとを追うように宇和島方向へクルマを走らせます ブーンε=凸。もちろん先行して走る「ホビトレ」に追いつくのが難しい事だというのは朝の一件で実感していますが (ヾノ・∀・`)ムリムリ、実は宇和島ゆきの「ホビトレ」はこの先の江川崎(えかわさき)で列車の交換待ちを行なうため、何と同駅で20分(10:34~10:55)も停車しているのです エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。このアドバンテージがあれば、さすがに今度は余裕を持って追い抜く事が可能 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。そこで私が次にやってきたのは、ふたたびとなる「あの場所」です (゚ー゚*)アノ?。

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国道を宇和島方向に進み、
高知から愛媛へと戻ってきました。
ということは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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沈下橋ポイント、ふたたび。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
すっかり日当りが良くなりましたね。

そう、最初に訪れた愛媛県側の沈下橋ポイント(葛川沈下橋)まで戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。朝の時点では山影が落ちていて、「ホビトレ」の撮影を断念したこの場所でしたが (´д⊂)ダメポ、今の時間は橋や川面まできれいに日が当たっている好条件です (゚∀゚*)オオッ!!。江川崎で追い抜いて先回りできた「ホビトレ」を、朝のリベンジとばかりにここでもう一発、撮ってゆきましょう (*`・ω・´)-3フンス!。やはり20分もの停車時間は大きなアドバンテージとなり、余裕を持ってカメラをセッティング ♪~( ̄ε ̄*)ヨユー。一息ついた頃に「ホビトレ」はやってきました ε-(°ω°*)キタッ!。

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四万十川の支流・広見川に架けられた、
60年以上の歴史を持つ、趣きのある沈下橋。
そのむこうを「四国の新幹線」が横切ります。
▲17.4.30 予土線 西ケ方-真土

チンカバシでシンカンセンが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
長い時を経て、今は崩れてしまった沈下橋、う~ん、シブいなぁ・・・(≧∇≦)シブイッ!。四万十川をはじめとするこの地域の川で多く見られ、いかにも予土線の沿線らしい景観といえる沈下橋は、ぜひとも「ホビトレ」と絡めて撮りたいと思っていた風景のひとつ ココ(・∀・)イイネ。一度は諦めかけたこの画でしたが、今度は無事に「ホビトレ」を追い抜けて、望んでいた一枚を撮る事ができました (^_[◎]oパチリ。これはもう大満足です ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。ちなみに先ほどの四万十川沿いといい、この沈下橋の場所といい、なんだかんだで結果的には撮りたい場所で撮れているように見えますが σ(゚・゚*)ンー…、実はここを選んだことによって切り捨てたほかの撮影ポイントもいくつかあり (-ω-;*)ザンネン、もしも朝の一本目(窪川ゆき)が効率よく撮れていれば、それらもウマくまわれるハズでした σ(・∀・`)ウーン…。でも、撮影は必ずしも計画どおりにいくものではないし、そのなかでいちばん撮りたかった四万十川沿いと沈下橋の二カ所で「ホビトレ」を撮る事ができたのは、大きな成果だったと思います (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。そんな「ホビトレ」を撮った沈下橋のポイント、もう本命の「新幹線くん」は走り去ってしまったけれど、私はもう少しこの場所に留まります。しばらくすると、宇和島へ向かった「ホビトレ」と二駅先の吉野生(よしのぶ)で交換してやってきたのは、この列車 (゚∀゚)オッ!。

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沈下橋を眺めながら、
のんびりと川沿いをゆくのは、
黄色に塗られた「しまんトロッコ」号。
▲17.4.30 予土線 真土-西ケ方

トロッコ、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
のどかな風景のなかで強い存在感を示す、まっ黄色の列車 (゚ー゚*)マッキッキ…。よく見ると、二両編成のうちの前方(写真左手)は普通列車用のキハ54ですが、後方にはなんだか変な形の車両を連結しているのが分かります (=゚ω゚=*)ンン!?。これは風光明媚な四万十川沿いの予土線にて土休日に運転されている観光列車の「しまんトロッコ」号で、その名のとおり後方に繋がっているのは無蓋貨車のトラ45000形を改造した窓の無いトロッコ車両(トラ152462)(゚.゚*)トロッコ?。この列車も予土線名物のひとつに数えられ、前編でご紹介した「海洋堂ホビートレイン」、先ほど撮影した新幹線の「鉄道ホビートレイン」、そしてトロッコ列車の「しまんトロッコ」、この三列車を合わせて「予土線三兄弟」などと呼ばれています ワ━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━イ!。今の季節、初夏の爽やかな川風を直に感じられるトロッコ列車は、気持ちが良さそうですね~ (・∀・)イイネ!。この「しまんトロッコ」は定期の普通列車よりもゆったりとした運行ダイヤが組まれていて走行速度は遅く ノロノロ...(((o*・ω・)o、しかも途中駅の江川崎では約30分間(11:39~12:05)もの停車時間が設けられています (・o・*)ホホゥ。そこでちょっと「ホビトレ」のオマケ的に、こちらの列車もクルマで追いかけてみたいと思います ブーンε=凸。

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沈下橋のポイントから
「しまんトロッコ」を追いかけて、
やってきたのは江川崎の駅。
江川崎は予土線のほぼ中間に位置し、
行き違い(交換)ができる主要駅のひとつです。
予土線が全通する以前の宇和島線時代は、
ここが終着駅でした(北宇和島~江川崎)。
▲17.4.30 予土線 江川崎

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そして江川崎といえば、
2013年8月に最高気温41.0度を記録したという
現時点で日本一暑い町です
(実は熊谷よりもほんのちょっとだけ高いのよ)
。゚(A′∀`;)qアチィィ・・・。

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無人駅の江川崎ですが、
構内にある花壇はとても丁寧に整備されていて、
色とりどりのキレイなお花が見られました。
(´▽`*)キレイ♪
ホームには「しまんトロッコ」が停車中。
▲17.4.30 予土線 江川崎

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「しまんトロッコ」のトロッコ車、トラ152462。
二軸の無蓋貨車が種車の同車は、
まさにトロッコと呼ぶにふさわしい乗り心地が、
味わえるのではないでしょうか。
ガタガタガタ((((;゚∀゚)))ガタガタガタ
▲17.4.30 予土線 江川崎

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四万十川に架かる山あいの鉄橋を、
ゆっくりと渡りゆく「しまんトロッコ」。
雄大な大自然の風景のなかで
鮮やかな黄色い車体が映えます。
▲17.4.30 予土線 半家-十川

江川崎の駅に停車している「しまんトロッコ」をちょろっと眺めてから (「゚ー゚)ドレドレ、さらに先回りしたのは半家(はげ)と十川の間にあり、山あいに架かる四万十川の鉄橋を真横から狙える場所 (゚ー゚*)ハゲ…。ここも雄大な風景が望める素晴らしい撮影ポイントで、実は先述の切り捨てたという場所のひとつがここでした ( ̄、 ̄ )ナルヘソ。余裕があればこの場所でも「ホビトレ」を狙いたかったところですが、代わりに「しまんトロッコ」が撮れただけでもヨシとしましょうか (*`д´)=b OK牧場!。そんな「しまんトロッコ」の追っかけはここまでとし、私はふたたび本命の「ホビトレ」撮影に向かいます コッチ…((((o* ̄-)o。

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四万十川の名物と言えば、
天然の鰻や鮎が有名なのですが・・・
「ホビトレ」の撮影を優先した私が
クルマのなか食べる昼食は、
途中の道の駅で買った「四万十牛バーガー」。
四万十牛を使ったジューシーなパテと
地元産の新鮮なレタスやトマトを
ふわふわのバンズで挟んだ、ご当地バーガーです。
(゚д゚)ウマー!
そして左上は「手作りすくね」と書かれていますが、
炒めたタマネギの入った蒸しパンのようなものでした。

私が運転するクルマは四万十川に別れを告げ バイチャ!( ゚д゚)ノシ、江川崎から一気に宇和島の近くまで戻ってきました ブーンε=凸。愛媛の宇和島と高知の窪川を結ぶ予土線ですが、次の「ホビトレ」はその全線を走らず、宇和島から近永(ちかなが)までの近郊を往復する区間運用(4820D~4821D)に入ります(土休日運用)(・o・*)ホホゥ。このあたりはもう予土線らしい川景色などは望めず、何の変哲も無い田園風景が広がるようなところ σ(・∀・`)ウーン…。

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国道を北上して宇和島の近郊まで戻り、
次にやってきたのはこんな場所。
駅でいうと大内と深田の間で、
広い田園風景のなかに
予土線の線路が敷かれています。

そこで、ここまでの「ホビトレ」は自然豊かな風景のなかをゆくような画を意識して撮ってきましたが、今度は車両をメインにして狙ってみたいと思います m9(`・ω・´)ケテイ!。むしろ車両に面白味のある(というか、ありすぎな)「ホビトレ」ですから、一枚くらいはその特徴がよくわかるような近景のカットも残しておきたいところです (´ω`)ソォネ。線路際でアングルを決めて待っていると、やがて田園風景の向こうから、あの愛嬌のあるお顔が近づいてきました (・◯・)ノ ヤア!。

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爽快な五月晴れの空に浮かび上がる、
団子っ鼻の新幹線くん。
その堂々たる走りには、
新幹線としての誇りが感じられました(笑)
▲17.4.30 予土線 大内-深田

青空バックでシンカンセンが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
新幹線らしい団子っ鼻の先頭部を強調したくて、線路端の低い目線から広めのレンズで撮ってみた「ホビトレ」【◎】]ω・´)パチッ!。なかなか迫力があるじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!。もしもこれがホンモノの東海道新幹線ならば、すぐに警備会社がぶっ飛んでくるようなアングルです(笑)ε=(# ゚Д゚)ゴルァァァァァァ!! 。本来、箱形のキハ32だと車両の正面には日が当たらない光線状態なのですが、さすがに流線型をした0系のお顔にはいい具合に日がまわってくれました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。それにしてもあらためて見ると、よくこんなお面を作って、キハにかぶせたもんだなぁ・・・( ̄▽ ̄;)スゴイネ。最近はいろいろと趣向を凝らしたおもしろ列車が走っているけれど、個人的にはこの「ホビトレ」のインパクトに勝るものは無いように思います アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。そんな「ホビトレ」は、終点の近永にてしばらく停車するようなので、その様子をちょっと見に行ってみることにしました。撮影地近くの深田は近永のひとつ手前の駅で、クルマならばここから10分程度で行くことができます ブーンε=凸。

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宇和島市に隣接した鬼北(きほく)町にある、近永。
宇和島から同駅までが予土線で最初に建設された区間で
(当時は民営の宇和島鉄道)、
2014年には開業から100周年を迎えました。
( ̄。 ̄)ヘー。
ちなみにその100周年記念も
「鉄道ホビートレイン」の運行理由のひとつです。
(詳細は前編を参照)。
▲17.4.30 予土線 近永

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んで、近永に「ホビトレ」がいるはずなんだけれど・・・
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
踏切から駅の構内を覗くも、
停まっているのはふつうの(?)キハ32だけ?
(゚ー゚?)オヨ?
▲17.4.30 予土線 近永

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いや、よく見ると・・・
これが「ホビトレ」ぢゃありませんか!
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
でも、この顔はいったい・・・?
▲17.4.30 予土線 近永

近永に停まっていた「ホビトレ」、そこで見てしまったのは・・・(=゚ω゚=;)ンン!?、流線型の0系とはまったく異なる、ウラの顔 ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ。そう、実は「ホビトレ」で0系新幹線のお顔をしているのは上り方(窪川方)の片側だけで、下り方(宇和島方)のほうは種車のキハ32そのまんまなんです (゚ー゚;)キハ…。それが安全基準や運行上の理由からなのか(流線型側は編成の増結や緊急時の連結などができない)、それとも改造の費用的な都合からなのか私にはわかりませんが σ(゚・゚*)ンー…、いずれにせよ「スッピン好み」というようなマニアックな趣向でなければ、基本的に「ホビトレ」は撮る方向が限定され、撮影地を選ぶ際にもそこが重要なポイントとなります (´ω`)ナルヘソ。

0060.jpg
近永で眺める「ホビトレ」。
美しい流線型の顔は上り方のみです。
あれ、動き出した!? ( ̄△ ̄;)エ?
▲17.4.30 予土線 近永

ところで、たしか近永では折り返しまで45分もの停車時間がある・・・ハズだった「ホビトレ」ですが、ウラの顔などを眺めていたところ、短笛を一発鳴らして目の前からさっさと走り去ってしまいました ( ̄△ ̄;)エ?。あれ?おかしいな・・・と思い、時刻表を見直してみると []o(・_・*)ドレドレ、あろうことか私は近永の発車時刻(13:54)と宇和島の到着時刻(14:30)を思いっきり勘違いしており(近永発が14:30だと思っていた)、結果として貴重な一本を駅で見送ることとなってしまったのです (ノO`)アチャー。鉄としてあるまじき、なんとも情けない失態・・・βακα_〆(・ω・`)。これで私に残された「ホビトレ」を撮るチャンスはあと一回だけ。次の同車は宇和島発、窪川ゆきの上り列車(4822D)として、ふたたび全線を走ることになるのですが (・o・*)ホホゥ、実はレンタカーの返却時間の都合から私はあまり宇和島から離れたところまで行くことができず、できるだけこの近辺で撮影しなくてはなりません (゚ペ)ウーン… 。ぶっちゃけ、四万十川沿いや沈下橋での風景ショット、そしてローアングルからの車両カットが撮れたことで、もうじゅうぶんかな・・・σ(゚・゚*)ンー…とも思いながら、適当に線路沿いの道をクルマで走っていたところ、ふと私の目に留ったのは広い田園地帯に揚げられた立派な鯉のぼり (゚∀゚)オッ!。

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田植えが済んだばかりの田園、
そのむこうに見えるのは・・・鯉のぼり?
(=゚ω゚=*)ンン!?

初夏の季節感を表すのにもってこいの鯉のぼり、これはなかなか悪くない画づくりのアイテムです (σ´∀`)σイイネ~♪。鯉のぼりをウマく撮るには自然に吹く風を味方につけなくてはなりませんが、今日は強風というほどではないものの適度に風がずっと吹き続けていて 彡(・ω・*)彡ヒューヒュー、そこにいた鯉のぼりは気持ち良さそうに泳いでいました >゜)))>< ユラユラ~。まさに絶好の鯉のぼり日和(?)と言え、この条件ならば鯉のぼりが垂れること無く、列車との組み合わせも期待が持てそう (゚∀゚*)オオッ!!。運行本数の少ない予土線にあって、学生の下校時刻にあたるこの時間帯は上下一本ずつ、短い待ち時間で二本の列車を撮る事ができます。そのうちの一本は上り列車の「ホビトレ」ですが、その前にやってきた下り列車(4823D)は、この車両でした (=゚ω゚=*)ンン!?。

0064.jpg
鯉のぼりに見送られて走りゆくのは、
車体にカッパのイラストが描かれた
「海洋堂ホビートレイン」のキハ32。
▲17.4.30 予土線 二名-伊予宮野下

朝の沈下橋以来、久しぶりに見かけた「海洋堂ホビートレイン」(゚ー゚*)カッパッパ。でも、たしか同車は自然の緑に映える、鮮やかな赤い色の車体だったはずですが、現れたのは緑色 (・・?)アリ?。どうやらこのデザインは側面の色がそれぞれ赤と緑になっているようで、こちら側の緑色のほうは風景に溶け込んでしまい、車両があまり目立ちませんでした σ(・∀・`)ウーン…。いっぽう、鯉のぼりの方に目をやると、風に吹かれていい形をキープしているじゃありませんか >゜)))>< ユラユラ~。ちなみに鯉のぼりというと、黒い真鯉、赤い緋鯉、青い子鯉の三匹を掲げるケースが多いのですが、もともとは黒い真鯉のみだったものが、明治の頃には真鯉と緋鯉の対で揚げるようになり、昭和の頃からは家族を表す象徴として子鯉を添えたものが主流となったのだそうで、地域や風習によっては今でも真鯉のみを揚げるところもあるようです ( ̄。 ̄)ヘー。ここの鯉のぼりはご覧のとおり真鯉と緋鯉の二匹で、さしずめ夫婦(めおと)鯉といったところでしょうか (゚ー゚*)メオト。そして、今の「海洋堂ホビートレイン」が宇和島に到着すると、入れ替わるようにして「鉄道ホビートレイン」同駅を発車します m9(`・ω・´)シュパーツ!。夕方近くになって日の当たり具合は少しずつ変わってきたけれど、風はずっと止むことなく吹き続けていて、元気に泳いでいる鯉のぼり >゜)))>< ユラユラ~。そんななか、やがて「ホビトレ」の接近を知らせる踏切が鳴りだしました  ε-(°ω°*)キタッ!。

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端午の節句を祝う鯉のぼり、
その傍らにはまるでオモチャのような新幹線が、
添えられました。
「こどもの日」にぴったりの情景です。
▲17.4.30 予土線 伊予宮野下-二名


鯉のぼりと新幹線が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
里山の薫風に吹かれて、のびのびと泳ぐ鯉のぼり >゜)))>< ユラユラ~、風の吹き具合からして垂れる心配は無いものの、形は運次第といったところでしたが、なかなか躍動感のあるいい形でフレームに収まってくれました (゚∀゚*)オオッ!!。夫婦鯉のぼり、グッジョブ! ъ(゚Д゚)グッジョブ。列車の背景がちょっとゴチャゴチャしているけれど σ(・∀・`)ウーン…、人の生活があっての鯉のぼりだということを考えれば、家々はあって然るべきなのかもしれません (´ω`)ソォネ。たまたま見つけた鯉のぼりで、「ホビトレ」との楽しげなコラボが撮れたことは、嬉しい収穫となりました 。゜+.(´∀`*)ヨカッタ!゜+.゜。(それにしても今見ると、この時の私はなぜこんなに下スカ(下に余白)のアングルにしたのだろう? 上に余白のあるほうがバランス的に良さそうなのに・・・σ(゚・゚;)ンー…。鯉のぼりの動きばかりに目がいって、ちょいとフレーミングが甘かったかな? ま、いいや・・・(^^;)ゞポリポリ)。田園風景のなかを去りゆく「新幹線くん」の後ろ姿(ウラの顔のほうね)を見送って、「ホビトレ」の撮影はすべて終了です (´w`*)ドツカレサン。


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最後に後ろ姿をパチリ (^_[◎]oパチリ。
奥に見えるのは二名の駅です。
▲17.4.30 予土線 二名-伊予宮野下(後追い)

面白ネタ好きの私にとって、一度は撮ってみたかった「四国の新幹線」こと「鉄道ホビートレイン」(´▽`*)ホビトレ♪。慣れないクルマでの撮り鉄にもかかわらず欲張った行動を取り、最初はグダグダな出だしとなってしまったけれど (´д`;)アウ…、その後はどうにかリカバリーでき、結果的には思い描いていたような画を残せて大満足。一日じゅう快晴というお天気にも恵まれて、自然豊かな予土線で気持ちのいい撮影ができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。残念ながら今回は撮るだけで、乗る機会の無かった「ホビトレ」。なかなか気軽には行くことができない予土線ですが、また訪れる機会があれば今度はぜひ乗車して、四万十川の美しい風景を「新幹線くん」の車窓から眺めたいものです (=゚∇゚)ノマタネ!。


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予土線の撮影で私の足となってくれた、
一日限りの愛車とは宇和島でお別れです
(´w`*)ドツカレサン

撮影を終えた私はクルマを走らせて、朝に出発した宇和島の市内へ戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。前日に松山で借りたレンタカーですが、返却は宇和島で行ないます。事故ることなく、無事に運転を終えたことでホッとひと安心 (*´∇`)-3 ホッ。たしかにクルマでの撮り鉄は移動するのに便利ですが、慣れない運転でずっと緊張感を保っていたせいか、なんだかいつもの徒歩鉄以上に疲れた気がします ε-(-ω-;)チカレタ…。やっぱり私には徒歩鉄のほうが性に合っているようです(笑)。今度運転するのは半年後か、それとも一年後かな? (^^;)ゞポリポリ。クルマを返却したのち、私が向かったのは宇和島の駅。ここからまた鉄道の旅を再開します。さて、次はどこへ行くのか・・・σ(゚・゚*)ンー…。

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予讃線と予土線の列車が発着する宇和島。
駅前には背の高いやヤシの木が立ち並び、
南国ムードが漂います。
ここから鉄道の旅を再開しましょう。
▲17.4.30 予讃線 宇和島

 

・・・続きます。




共通テーマ:趣味・カルチャー

GWの鉄旅 その2・・・予土線撮影記 前編 [鉄道旅行記]

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2017.04.29~05.01
GWの鉄旅・その2
ローカル線をゆく新幹線!?
予土線「鉄道ホビートレイン 」撮影
前編
 

前回からの続きです。
今年のGW、私は飛行機に乗って西の方へと飛び ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン、まずやってきたのは広島 (゚ー゚*)ジャケン。同地での最初の目的は今年の3月に延伸開業した、可部線(かべせん)の可部とあき亀山の間を乗り潰すことでした (・o・*)ホホゥ。この区間は廃止となったものを部分的に復活させたという非常に珍しいケースでの延伸で、14年前の廃線前にも乗車経験がある私は当時の思い出などを振り返りながら、終点のあき亀山まで乗車 (・ω・)トーチャコ。そこではたまたま声をかけてきた地元の方に、保存された旧駅(非電化時代の旧・河戸)を案内していただくというサプライズもあり (゚∀゚*)オオッ!!、短い時間ながらも充実した路線訪問となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。その後、あき亀山から折り返して広島に戻ってきた私。さて、次に向かうのは・・・? σ(゚・゚*)ンー…。

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中国地方最大の都市・広島。
広島駅はその玄関口で、
多方面の列車が数多く発着します。
▲17.4.29 山陽本線 広島

広島はここまで乗ってきた可部線のほかに、山陽新幹線、山陽本線、瀬戸内の呉方面へ向かう呉線(くれせん)、県北部の三次方面へ向かう芸備線(げいびせん)のJR各線が乗り入れる一大ターミナル (・o・*)ホホゥ。しかし私が次に乗ったのはJRの路線ではなく、広島駅前の電停を発着する路面電車の広島電鉄、通称・広電 (゚ー゚*)ヒロデン。広電は市内中心部を細かく走る路面電車と、景勝地・宮島への玄関口である宮島口まで足を延ばす、郊外電車の両面を併せ持つ私鉄で、広島市民の足的な存在です ( ̄。 ̄)ヘー。その広電の数ある系統のなかで、私は宇品線(うじなせん)の広島港ゆきに乗車。え?港に行くの?? (゚.゚*)ミナト?

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広島駅前にある広電の電停に入ってきたのは、
新型の連接トラムで
1000形の「GREEN MOVER LEX」。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
広電へ乗るということは
宮島にでも行くのかというと・・・σ(゚・゚*)ンー…
▲17.4.29 広島電鉄本線 広島駅

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広電を降りたのは、宇品線の終点、広島港。
ホームはモダンな形をした大きな屋根に覆われ、
そこに発着するさまざまな種類の路面電車は、
まるで海外のトラムのような雰囲気です。
▲17.4.29 広島電鉄宇品線 広島港

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んで、港から乗るものと言えば・・・
もちろんお船 ( ̄▽ ̄*)ドンブラコ。
しばしの瀬戸内クルージングを楽しみます。
向こうに見えるのは自衛隊の護衛艦かな?

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こんな形の高速船に揺られ、
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
一時間ほどで、とある港に到着。
ここはいったいドコ?
σ(゚ー゚*)ドコ?

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港から数分ほど歩いたところには、
なんとも味のある
古い木造の立派な駅舎が佇んでいました。
(≧∇≦)シブイッ!
▲17.4.29 伊予鉄道高浜線 高浜

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同駅のホームに待機していたのは
個人的にちょっぴり懐かしい電車。
(=゚ω゚=*)ンン!?
コレって井の頭線
乗ったら吉祥寺に行っちゃう??
σ(゚ー゚*)ジョージ?
▲17.4.29 伊予鉄道高浜線 高浜

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元・井の頭線のお古(譲渡車)に乗って
街の中心部へはいると、
やがて車窓にはキラリナ(吉祥寺駅ビル)ではなく、
立派なお城が見えてきました。
(゚∀゚)オッ!
▲17.4.29 伊予鉄道高浜線 衣山-古町(車窓から)

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街なかを走るのは広電とは違う、
別のオレンジ色をした路面電車です。
お、車体に描かれたこのゆるキャラは、
先日に東京駅でお会いしましたっけ。
(´▽`*)ミキャン♪
▲17.4.29 伊予鉄道市内線(大手町線)大手町駅前

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さらにはこんなゆるキャラもお出迎えしてくれました。
(*゚ー゚)ノ ヤア♪
そんなこの街は・・・もうお分かりですね。

広島駅から広電で港へゆき、そこで船に乗り換えます フネ…((((o* ̄-)o 。穏やかな瀬戸内の海を渡り、上陸したその地は・・・四国の愛媛 Σ(゚∇゚;ノ)ノ シコク!?。これはちょっと意外な展開だったかもしれませんが(そうでもない?)、広島と愛媛の間は高速船ならば約一時間で到達できるほどの距離なんです バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ (ちなみにふつうのフェリーだと約二時間半)。そして港の最寄り駅である高浜から愛媛のローカル私鉄・伊予鉄道(伊予鉄)の電車に乗り、私がやってきたのは愛媛の中心都市・松山でした (゚ー゚*)チハル。

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広島から電車と船を乗り継いで、
四国は愛媛の松山までやってきました。
JR松山駅は正面の三角屋根が特徴の駅舎。
お、バスにも「みきゃん」 (´▽`*)ミキャン♪。
▲17.4.29 予讃線 松山

広島駅1243-(広電宇品線)-広島港1316~1330-(瀬戸内海汽船スーパージェット)-松山観光港1438…高浜1513-(伊予鉄高浜線)-大手町1531…松山(…は徒歩移動)

可部線の未乗区間を乗り潰すことが目的で、まずは東京から飛行機で広島に向かったものの ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン、実はメインの旅先は私にとって久しぶりとなる、四国だったのです (゚∀゚*)オオッ!!。ではさっそく松山から乗るのは、JRの予讃線?それとも松山市内を走る私鉄の伊予鉄? σ(゚・゚*)ンー…。しかし私は松山の駅前をスルーして、向かった先は大通りにあるレンタカー屋さん ( ̄△ ̄;)エ?。そう、なんと今回はここでクルマを借りてみようと思います (=゚ω゚=*)クルマ!?。

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松山では列車に乗らず、
なんとレンタカーを利用します。
お借りしたのはこんなカワイイ軽自動車。
(´▽`*)カワユス♪
でもクルマに疎い私は、
車種などよくわかりません。

徒歩鉄が身上(?)の私が、レンタサイクル(自転車)ではなくレンタカーを利用するなんて、四国へ渡った以上にコッチのほうが意外な展開!?エッ?(゚Д゚≡゚Д゚)マジ!?。ひょっとして先日に鉄仲間のtwingo583さんが運転するクルマに乗せていただいたことで、クルマの便利さがクセになったのか?(o ̄∇ ̄o)ラクチン♪・・・と言うワケではなく(いや、たしかにあの時はとても便利だったけれど)、私にとっての鉄道趣味は列車に乗ることがいちばんの楽しみであり (´▽`*)ワ~イ♪、乗り鉄はもちろんのこと、撮り鉄の時も列車移動が基本で、個人的にはそれほど不便を感じていません σ(゚・゚*)ンー…。しかし、趣味で徒歩鉄ばかりだったこと(もしくは他の方が運転するクルマに同乗)、また、仕事でクルマに乗る際にも自分より後輩が運転してくれる機会が多くなり、ここ最近の私はクルマの運転をまったくしていないことに気が付きました (;゚ロ゚)ハッ!。たぶん一年くらい、ハンドルを握っていないんじゃないかなぁ・・・(´~`;)ウーン…。不便を感じていないとはいえ、このままだとペーパードライバーになりかねず、さすがにそれは避けたいところ "o(-ω-;*)ウゥム…。でも、ごちゃごちゃした都内の道で、ハンドル訓練(?)などしたくない・・・。そこで今回は旅先にて、ちょろっとクルマを借りてみようと思ったのです (´ω`)ナルヘソ。松山や伊予の市内は交通量が多かったものの、少し郊外へ出ると道は空いていて、自然豊かな風景も気持ちがよく、ハンドル訓練にはもってこいの条件 (・∀・)イイネ!。借りたのが小回りの利く軽自動車だったこともあり、すぐに運転感覚を取り戻すことができました ε-(´∇`*)ホッ。

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西日が照らす海沿いの道を快適ドライブ。
(つ▽≦*)マブシッ!
この道路には予讃線の線路が並行しているのですが、
列車の車窓から見る景色とは、また違って見えます。

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列車の通過時刻を見計らい、
途中でクルマを止めて一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ。
夕暮れ時の伊予灘を背にして、
キハ32とキハ54による、
二連の普通列車が鉄橋を渡りゆきます。
ああ、いい情景だなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ。
▲17.4.29 予讃線 喜多灘-串

ハンドル訓練などと言っていますが(八高線のデーデーかよw)、クルマを借りたいちばんの目的は、もちろん撮り鉄です (゚ー゚*)テツ。せっかくクルマがあるのですから、その機動力をウマく活かして、ふだんの徒歩鉄では撮れないような路線や撮影地へ行きたいところ (・o・*)ホホゥ。そこで私は松山から西の方へとクルマを走らせ ブーンε=凸、途中で予讃線の普通列車なんぞをちょっと撮りつつ (^_[◎]oパチリ(ホントは観光列車の「伊予灘ものがたり」を撮りたかったんだけど、伊予市のあたりが渋滞していて、間に合わなかった (^^;)ゞポリポリ)、日が暮れたころにたどり着いたのは、愛媛県の南西部に位置する宇和島(うわじま)(・ω・)トーチャコ。今宵はこの街で宿泊し、翌日の撮り鉄に備えたいと思います。まさに陸海空のさまざまなのりものに乗りまくった、旅の初日でした (´w`*)ドツカレサン。

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松山から海沿いの国道を経由して、
目的地の宇和島に着くころには
とっぷりと日が暮れていました。
(゚ー゚*)マックラ…
ちなみに松山と宇和島の間は
内陸部の高速道路(松山自動車道)を使えば、
一時間半ほどで到達できるようです。
▲17.4.29 予讃線 宇和島

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宇和海に面したリアス式海岸によって
豊かな漁場を持つ宇和島、
その名物と言えば、タイ(鯛)です。
身が引き締まった新鮮な真鯛を
お刺身でいただきました。
これは超美味!! チョー(゚д゚)ウマー!
その奥はもう一つの宇和島名物、じゃこてん。

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こちらは、焼いた真鯛の身を擦り、
麦味噌とだし汁を合わせたものを
ゴハンの上にかけた、
「さつまめし」という郷土料理。
鯛の風味が広がるとろろご飯のようで、
飲んだ後のシメにピッタリです
(~▽~*)ウィッ。
明日も運転するので深酒をしないように・・・。

 

4月30日(日)

宇和島で迎えた旅の二日目。この日の行程は、前日に借りたクルマでの撮り鉄がメインとなります。さっそく早朝の6時前にホテルを出発した私 (*´0)ゞ。oOフワァァ…、まず初めに向かったのは宇和島の駅構内が見渡せる跨線橋です。ひょっとするとこの上から、今日の私が狙おうと思っているお目当ての車両が、いち早く確認できるかもしれません (・o・*)ホホゥ。橋の近くにクルマを停めて人道橋を上がると、駅のホームに佇んでいたのは・・・ (「゚ー゚)ドレドレ

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凛とした朝の空気感が漂う、宇和島駅。
左は宇和島と松山を結ぶ特急「宇和海」で、
車両は特急型気動車の2000系。
しかも試作車編成の「TSE」でした。
(゚∀゚)オッ!
そして右に見えるのは・・・え?新幹線!?
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲17.4.30 予讃線 宇和島

シンカンセン、イタ━━━━━m9(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
愛らしい団子っ鼻の流線形に、特徴的な白と青の塗り分け・・・あれは紛れもなく(?)、誰もが知る新幹線のパイオニア、0系新幹線に間違いない(??)ではありませんか w(*゚o゚*)wオオーッ!。あの昭和の名車がナゼここに? しかもコイツ・・・う、動くぞ!? (`・д・´;)ゴクリ・・・って、くだらない茶番劇はこのくらいにして (゚∀゚)アヒャ☆、もう少し近くで同車を眺めてみることにしましょう。

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すぐ横の側道からも見ることができた新幹線。
たった一両の単行、
しかもパンタグラフ(集電装置)が見当たらず、
そのかわりにカラカラと聞こえるアイドル音・・・。
コレ、ひょっとして・・・キハ?
σ(゚ー゚*)キハ?
▲17.4.30 予讃線 宇和島

0系・・・というか、まるでオモチャのような新幹線 σ(゚・゚*)ンー…。実はこの車両はホンモノの新幹線ではなく(え?わかるって?)、JR四国が2014年に予土線(よどせん)の全線開業40周年、ならびに同線の宇和島~近永(ちかなが)の開業100周年を記念し、さらには同年に開業50周年を迎えた東海道新幹線にちなみ、ローカル線用の一般形ディーゼルカー(気動車)、キハ32のうちの一両(キハ32 3)を新幹線の0系に模して改造したもので (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…、車内の一角に鉄道模型などの玩具が展示されていることから、「鉄道ホビートレイン」の愛称が付けられています (´▽`*)ホビトレ♪。そんな「なんちゃって新幹線」の「鉄道ホビートレイン」(以下「ホビトレ」と略します)ですが、新幹線にゆかりの無い四国の地のローカル線で、しかもキハを改造して0系にしちゃうなんて、こういう無理矢理(というか無茶苦茶)な面白ネタが実は大好きな私 アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。同車が運行を開始した時から、ぜひとも一度は撮ってみたいと思っていました σ(・∀・*)トリタイ…。しかし愛媛の西端に位置する宇和島は東京からとても遠く(距離というよりアクセス的に)、なかなか訪れられなかったのですが (・ω・`)ウーン…、運行開始から三年が経った今年、ようやく念願が叶って「四国の新幹線」と対面することができました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。そう、この「ホビトレ」こそ、宇和島までやってきた私のお目当てです (´ω`)ナルヘソ。ちなみに同車は基本的に運用が固定されているものの(定期の普通列車)、時おり検査や車両の不具合などで運行されない場合があるとのことで、そこがちょっと心配だったのですが (´・д・`;)ドキドキ…(私には、いずっぱこの「イエパラ」での苦い過去があるし・・・^^;)、まずは今日の運用に入っていることを確認できてホッと一安心 ε-(´∇`*)ホッ。では、「ホビトレ」が宇和島を発車する前にクルマで先回りし、沿線にて迎え撃ちたいと思います (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

0022.jpg
交通量の少ない早朝の国道381号線を走り、
「ホビトレ」を先回りします。
クルマは宇和島市から、
鬼北(きほく)町へ入るところ。

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さらに鬼北町から松野町へ入ると、
とても国道とは思えないような、
道幅の狭い個所も見られるようになりました。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

お目当ての「鉄道ホビートレイン」が走る予土線は、宇和島の隣駅の北宇和島で本線格の予讃線と分岐し、近永、吉野生(よしのぶ)、江川崎(えかわさき)、土佐大正(とさたいしょう)などを経て、土佐くろしお鉄道・中村線との接続駅である若井(わかい)までを結ぶ70.6キロの非電化ローカル線(地方交通線)(・o・*)ホホゥ。路線区間は北宇和島~若井ですが(正式には若井が起点)、列車は宇和島と土讃線に接続する窪川(くぼかわ)の間で運行されており、予土線という線名は伊予と土佐、つまり愛媛と高知の両県を結ぶことに由来します ( ̄。 ̄)ヘー。ただし二県を跨ぐと言っても都市間輸送としての役割は薄く、地域輸送が主体の普通列車のみが走るローカル線です。そんな予土線は清流として名高い四万十川(しまんとがわ)やその支流に沿って線路が敷かれており、眺めのよい沿線風景が同線における最大の魅力 (゚∀゚*)オオッ!!。私は過去に二度ほど乗り通したことがあり、そのきれいな車窓風景を眺めながら、いつかは沿線で川沿いを走る列車を撮影したいと思ったものでした σ(・∀・*)トリタイ…。しかし予土線は列車の運行本数がきわめて少なく、とくに景色の良い江川崎と窪川の間を走る定期列車は、一日にわずか6往復 (゚Д゚;ノ)ノスクナッ!。時間帯によっては四時間も列車の間隔が空き、これだと列車利用の徒歩鉄が撮影するにはかなりキビシいものがあります (・ω・`)ウーン…。今回は列車に乗れないのがちょっと残念だけれど、レンタカーを活かした撮り鉄にはもってこいの路線と言えるでしょう (´ω`)ナルヘソ。

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まずクルマを停めたのはこんなところ。
川に架かる石造りのものは、
沈下橋と言われるものです。
(゚ー゚*)チンカバシ? 。

宇和島からクルマを走らせること40分ほど、最初にやってきたのは四万十川の支流にあたる広見川のほとりで、駅だと真土(まつち)と西ケ方(にしがほう)の間に位置します。ここは川沿いをゆく予土線の列車とともに、この地域で多く見られる「沈下橋(ちんかばし)」を写し込む事ができる有名な撮影ポイント (゚ー゚*)チンカバシ?。沈下橋とは、橋脚が低くて増水時には川に沈んでしまうような簡単な造りの石橋のことで、近年では安全性が優先されて撤去されるものが多く、今も残されているものは貴重な存在だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみにこの葛川沈下橋は1950年(昭和25年)に作られ、長年にわたって地元の生活橋として親しまれてきましたが、すぐ脇に安全性の高い立派な橋が架けられたことで橋としての役目を終えています(現在は一部が崩壊し、通行禁止)。そんな特徴的な沈下橋と列車を絡めて撮りたくて、まずはこの場所を選んでみました m9(`・ω・´)ケテイ!。

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広見川に架かる沈下橋を横目にみて、
川沿いを進む予土線の普通列車。
おや?手前の車両はなんだか賑やかな色ですね・・・。
▲17.4.30 予土線 真土−西ケ方(後追い)

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ちょいと上写真をクローズアップ。
車体に描かれているイラストは・・・カッパ?(らしい)
(゚.゚*)カッパ?。

運行本数の少ない予土線の貴重な一本目は、キハ54とキハ32の二連による下りの宇和島ゆき普通列車。この列車の後方に連結されていた派手な塗装のキハ32は σ(゚ー゚*)ナニコレ?、予土線沿線の四万十町にフィギュアメーカー・海洋堂のミュージアムがオープンしたことを記念して運行されている「海洋堂ホビートレイン」で、車体には清らかな四万十川に住むというカッパが描かれているのだそうです (゚.゚*)カッパ?(ちなみに予土線にはこの「海洋堂ホビートレイン」と、0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」、二種の「ホビトレ」が運行されていますが、今記事では基本的に「ホビトレ」は「鉄道ホビートレイン」のほうを示すものとして、話を進めていきます)。そんな「カッパ列車」と沈下橋を写し込んだアングル (^_[◎]oパチリ、なかなかいい感じなのですが、自分のなかでちょっと想定外だったのが日当り状態。初夏の日の出が早い時期とは言え、朝7時ではまだ山影が抜けなかったか・・・(゚ペ)ウーン… 。

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お目当ての「ホビトレ」が通過する
10分前の日当り状態。
列車や沈下橋に日が当たるのは
ムリそうだなぁ・・・(゚ペ)ウーン… 。

それでも今にして思えば、「カッパ列車」の時のようにウマく影の部分で切り取って、沈下橋と列車を撮ればよかったのですが、この時の私はせっかくスッキリとした晴天に恵まれたのに、列車に日が当たらないのはもったいない気がして σ(・∀・`)ウーン…、「ホビトレ」が通過するわずか10分前に、すぐ近くの線路まで日が当たっている場所へと走って移動 ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。そして迎えた、お目当ての「鉄道ホビートレイン」は・・・ε-(°ω°*)キタッ!

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自然の緑に包まれて、
のんびりと走りゆく「新幹線くん」。
新幹線らしからぬディーゼルのエンジン音が
山あいにこだまします(笑)
▲17.4.30 予土線 真土−西ケ方

新幹線くん」が、撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
たった一両の単行で自然豊かな予土線を走る0系新幹線。朝の宇和島で見たときよりも走っている姿はさらにユーモラスで、これはカワイイなぁ~♪ (´▽`*)カワユス♪。眩しい朝日に照らされて、背景の緑にクッキリと浮かび上がった新幹線の白い車体。これはこれで悪くないんだけれど・・・σ(・∀・`)ウーン…、やっぱり予土線らしさを表すならば、たとえ日陰であっても、沈下橋の場所から変えないほうがよかったかな・・・(ノO`)アチャー。でも、この時の私には気持ち的にまだ余裕がありました (´σД`)マ、イッカ。というのも、ふだんの徒歩鉄ならば、通過してしまった列車を追うことなどできませんが、今回の私の足はクルマ (゚∀゚*)オオッ!!。いくら「ホビトレ」が新幹線を模しているとは言え、実態は各駅に停まるローカル線の鈍行列車(普通列車)ですから、ふつうに法定速度を厳守したクルマの運転でも、余裕で追いつき、追い越せるハズ ♪~( ̄ε ̄*)ヨユー。実際に前日も夕暮れの伊予灘で撮った予讃線の普通列車を、私は図らずも追い抜いていました  (゚∀゚)オッ!。ならば同様に予土線でも、ウマくいけばこの先の四万十川沿いの撮影ポイントで、もう一発撮れるのではないか・・・σ(゚・゚*)ンー… などと、軽く考えており、いやらしいことにそんな企みがあったから、私は最初の撮影地を路線のほぼ中間に位置する江川崎よりも手前の場所で選んでいたのです ψ(`∇´)ψウケケ。そして目論見どおり私が運転するクルマは、江川崎に交換待ちで停車している「ホビトレ」を追い越すことに成功 (v ̄▽ ̄)イエイ♪。ところが・・・( ̄△ ̄;)エ?

0029.jpg
予土線に沿って国道を南下すると、
やがて愛媛県から高知県に入ります。
江川崎は高知県四万十市に位置する駅。

空いている道を順調に走り、やがて国道は支流の広見川から本流の四万十川に沿うようになりました (゚∀゚)オッ!。江川崎から三駅目の土佐昭和(とさしょうわ)を過ぎたあたりまで来ると、予土線の線路は国道と川を挟んだ対岸に敷かれており、私は交通状況を確認しつつクルマを減速させ、景色の良さそうなところを見定めます (「゚ー゚)ドレドレ。ここら辺がよさげ・・・と思った次の瞬間 (;゚ロ゚)ハッ!、私の目に飛び込んできたのは、対岸を高速で駆け抜ける「白いヤツ」!バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。そう、「ホビトレ」ではありませんか! Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!。江川崎で追い越し、さらには途中駅の半家(はげ)、十川(とおかわ)などに停車したアドバンテージを考えると、その差はもっとあったハズ・・・(((( ;゚д゚)))アワワワワ。しかし現実にはまさに新幹線のような俊足で、あっという間に走り去ってしまった「ホビトレ」 (´0ノ`*)オーッホッホッホッホ。とりあえず私はふたたびアクセルを踏み、そのあとを追います ε=ε=ε=(ノ;´Д`)ノ マ、マッテ~。次の停車駅(土佐大正)で追い越せれば、まだ可能性はあるかも・・・(*`・ω・´)-3フンス!。それでも安全運転を心がけ、もちろん速度も厳守です。私がクルマを運転するのは一年ぶりだということを忘れてはなりません (´ω`)ウム。しばらくすると地形的に線路と道路は離れてしまい、追いつけたのか、先へ行ってしまったのか、よく分からなくなってしまいました σ(゚ー゚;)ハテ…。もう撮影するのはムリか・・・と、諦めかけたその時 (=゚ω゚=*)ンン!?、ふたたび国道から見える場所に位置する打井川(うついがわ)の駅に、停車している「ホビトレ」を発見! イタ━━━━m9( ゚∀゚)っ━━━━ッ!!。駅から少し進んだ先の路肩にクルマを停め、とにかく急いでカメラを構えます 【◎】]ω・´)パチッ!。

0030.jpg
緑のなかを駆け抜けてく小さな新幹線。
いつの日か東京や新大阪へ入線することを夢見て、
今日ものどかな予土線を走ります。
▲17.4.30 予土線 打井川-家地川

しかし、なんとか追い付けたと言うことだけで、そこは四万十川の川面など見えないような、なんともツマラナイところ "o(-ω-;*)ウゥム…。順光なのがせめてもの救いだけれど、最初に撮った一枚とあまり変わらない画となってしまいました。ここまで追いかけた価値は果たしてあったのだろうか・・・(´д`;)トホホ。実は予土線はのどかな雰囲気のローカル線なのですが、私が戦いを挑んだ(?)江川崎と若井の間は1974年に開通した比較的新しい区間で、線路が高規格によって建設されており、その設定最高速度は85キロ! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!(ちなみに建設時期の古い宇和島~江川崎は最高速度65キロ)。これでは法定速度が60キロのクルマではすぐに追い抜かれ、追いつけないハズです (゚ー゚;)ナットク…。それよりも、このなんとも煮え切らない結果を招いた最大の原因は、クルマならばローカル線の普通列車に余裕で追いつけると過信し、最初の撮影地を適当に選んでしまったことに他なりません (・ω・`)ゞウーン。やはり徒歩鉄の時と同じ気持ちで、いちばん撮りたいと考える撮影地で堅実に狙うべきでした ヾ(_ _*)ハンセイ…。念願の「新幹線」を晴天と言う好条件で迎えたものの、なんとも不完全燃焼だった一本目。同車が窪川から折り返して、このあたりに戻ってくるのは約二時間後です。それまでにしっかりと、次なる撮影ポイントを見定めたいと思います (*`・ω・´)-3フンス!。

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走り去る「ホビトレ」。
四国の新幹線は想像以上に速かった・・・。
(゚- ゚)シロイホウガカツワ
▲17.4.30 予土線 家地川−打井川(後追い)





後編に続きます。




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GWの鉄旅 その1・・・可部線 延伸区間 乗車記 [鉄道旅行記]

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2017.04.29~05.01
GWの鉄旅・その1
祝・鉄路復活!
可部線 延伸区間 乗車記
 
  

季節は春から初夏へと移り、年度初めの忙しいお仕事を頑張って乗り越えると アセアセヽ(・ω・;)ゞ=ヾ;・ω・)ノアセアセ、その先に待っていたのは、嬉しい嬉しい大型連休(GW)!ヽ(´▽`)ノワーイ♪。私も4月末から5月の頭にかけて、何日か連続してお休みをいただくことができました。ご存知、鉄道が好きで乗り鉄や撮り鉄が趣味の私。せっかくの連休ともなれば、列車に乗ってどこかへお出かけしたいところです (σ´∀`)σイイネ~♪。
ちょっとここで近年のGWを振り返ってみると σ(゚・゚*)ンー…、一昨年(2015年)は北陸新幹線が、昨年(2016年)は北海道新幹線がそれぞれ春(3月)に開業し、その初乗りを目的とした旅行に多くの費用をかけてしまった私はGWに金欠状態へと陥り  (つω-`。)ボンビー…、とても遠出の旅行などできるような経済状況ではありませんでした (・ε・`)シャーナイネ。では、今年の春はと言うと・・・新たな新幹線の開業などは無かったものの、前々記事の「ONE-shot」でちょろと触れた、国鉄特急型の名車・583系の引退運転が4月に東北の秋田で企画され、それはとても魅力的な大イベント (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかし、ここで秋田に行ってしまえば、今年もまたGWの遠征は経済的に諦めなくてはなりません 乂`・д・´)ダメッ!。私にとって新幹線や飛行機を使い、泊りがけで行くような遠征の旅行は、年に数回の贅沢で特別なものなんです ( ´_ゝ`)フーン。583系の最後の花道となる引退運転は捨てがたかったけれど、費用面のほかにも、年度初めで仕事が忙しい時期だったこと、あとは583系の運転日があまり天気の良くない(曇り)予報だったこともあり (゚ペ)ウーン…、悩んだ末に私は583系の引退運転をガマンして、GWに旅行へ出かける方を選びました m9(`・ω・´)ケテイ!。
そうと決まれば、583系を諦めた分も含め、GWはめいっぱい鉄旅を楽しもうじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!・・・というワケで、出張のついでなどを除くと、今年初となる泊りがけの遠征鉄。果たしてその行き先は、そしてそこでの目的は何なのか σ(゚ー゚*)ドコイクノ? 。またちょっと長ったらしい記事になるかと思いますが、お暇がありましたらお付き合いいただければと思います (=゚ω゚)ノ ヨロシコ。

 

4月29日(土・祝)

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今回は久しぶりに飛行機へ搭乗。
機種はよーわかりませんが、
こんなヒコーキに乗りますた。
⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン
▲17.4.29 東京・羽田空港

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こちらはたまたま見かけた、
スターウォーズの黄色い飛行機 (゚∀゚)オッ!。
と言っても、
私は飛行機にもスターウォーズにも疎いので、
とりあえず写真だけご紹介・・・。
▲17.4.29 東京・羽田空港

4月29日「昭和の日」の朝、私がまずやってきたのは羽田空港。今回はここから飛行機で旅立ちます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。さっそくGWの初日(前半の連休)を出発日に選ぶとは、そんなに連休が待ち遠しかったのか (*゚v゚*)ワクワク♪・・・と言うワケではなく(待ち遠しかったのも事実だけど)、連休中の航空券(もちろん割引航空券)のなかで比較的安かったのが、この初日の朝イチ便だったのです (´ω`)ナルヘソ。そんな飛行機が向かうのは、中国地方で最大都市の広島 (゚ー゚*)ジャケン。賢明なる拙ブログの読者様ならばこの行き先で、もう私の目的が何なのかお分かりではないかと思います(笑) ( ̄▽ ̄*)アア…。飛行機は若干の遅れで広島に着陸 ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン。

東京・羽田0700-(ANA671)-広島0820

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広島空港からは広島市内までは
リムジンバスを利用します。
通常ならば所要時間は、
45分くらいとのことなのですが・・・。

空港から広島駅までは、直通のリムジンバスに乗車 バス…((((o* ̄-)o。ところが、市内の幹線道路はかなりの混雑で、バスに遅れが出始めてしまいます。この渋滞はやはり連休だからでしょうか (・ε・`)チェ。順調ならば本来は、朝イチの飛行機とリムジンバスを乗り継ぐと、広島駅には9時15分ごろに着ける予定で、同駅を9時28分に発車する列車には余裕で間に合うと考えていたのですが σ(゚・゚*)ンー…、実際の私が広島駅に到着したのは10時過ぎ。予定よりもだいぶ遅れてしまいました (´д`;)アウ…。あらためて次に乗る列車の時刻を調べ直してみると []o(・_・*)ドレドレ・・・10時08分!? 発車まであと4分しかないじゃありませんか Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。旅は始まったばかりだというのに、早くも慌ただしい展開だなぁ・・・ ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ヒイィィィ…。

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連休中だからか、市内の道路は渋滞
(´д`;)アウ…。
ちなみに上の方に見えるトラス橋は
広島と三次方面を結ぶ、芸備線の線路です。
渋滞中に列車が通らないかと思ったけれど、
そうウマくはいかないやね。

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だいぶ遅れて広島駅の新幹線口に到着。
広島駅のコッチ側って個人的に印象が薄いけれど、
こんなにスッキリとした外観なのね。
最近リニューアルしたのかな? σ(゚・゚*)ンー…
・・・などと眺めている余裕はなく、
この時点で次の列車の発車までは、
あと4分! ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!
▲17.4.29 山陽本線 広島

広島空港0845-(空港連絡バス)-広島駅新幹線口1004
(遅延のため実際に乗車した時刻で掲載)

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発車まであと2分、間に合った~
ハァ…ハァ…(;;´Д`) ゼエ…ゼエ…。
乗る電車の行き先は、あき竹城?
 σ(゚ー゚*)アキ?
いや、「あき亀山」。
▲17.4.29 山陽本線 広島

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ホームにて発車を待っていたのは、
「Red Wing(レッド ウィング)」の愛称を持つ、
カープ色(赤)の新型車両・227系。
お、車掌さんが時刻を気にし始めました。
間もなく発車ですね。
ε=(=゚ω゚)ノ ノリマツ!
▲17.4.29 山陽本線 広島

今旅では「青春18きっぷ」のようなフリーきっぷをあらかじめ持っているわけではないので、急いで目的地までの普通乗車券を券売機で購入してから自動改札を入ります (*・∀・)つ[キップ] 。乗る列車の発車案内を確認してホームへ向かうと、そこに待機していたのは、可部線(かべせん)の下り普通列車、あき亀山ゆき σ(゚ー゚*)アキ?。私にとって初めて見る広島地区の新型車両・227系は新鮮で (゚∀゚*)オオッ!!、そのスタイリッシュな外観をじっくりと眺めたいところですが、そんな余裕なく列車は発車時刻を迎えました。とりあえず乗車前の記録写真を手早く撮って (^_[◎]oパチリ、車内に乗り込みます ε=(=゚ω゚)ノ ノリマツ!。転換クロスシートの座席は所々あいていたけれど、私は座らずに先頭車の運転室背後へ立ちました m(・∀・)m カブリツキ♪。計画で乗る予定だった列車より40分も遅くなっちゃったけれど、どうにか次の列車にはギリギリ間に合ってホッと一息 ε-(´∀`;)ホッ。

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先頭の前面展望をキープ。
窓の大きな227系は視界良好です。
m(・∀・)m カブリツキ♪
ちなみに助手席側には
先客の親子連れがいらっしゃったので、
私は運転席側から眺めます。
さっそく山陽本線の115系とすれ違い。
▲17.4.29 山陽本線 新白島-横川
(前方の車窓から)

私が乗った可部線は、広島から下り方へ二駅目の横川(よこがわ)で山陽本線と分岐し、大町(おおまち)や梅林(ばいりん)、可部(かべ)など、広島市内を流れる太田川沿いの街々を経て、同市安佐北区のあき亀山に至る15.6 kmの直流電化路線。同線は主に広島近郊の通勤・通学輸送を担っており、列車の運行本数は日中でもほぼ20分間隔と、東京の近郊路線並みの頻度となっています (・o・*)ホホゥ。それならば何も広島駅で慌てることなく、20分後の電車でも良かったんじゃないか?と思われそうですが、この先の行程を考えると20分でも惜しいのです ( ´_ゝ`)フーン。

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広島から下りへ二駅目の横川で
山陽本線と可部線は分岐します
バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
前方に見える左が山陽本線のホームで、
右が可部線のホーム。
ちなみに可部線の正式な起点は横川ですが、
列車はすべて山陽本線に乗り入れて、
広島発着となっています。
▲17.4.29 山陽本線 横川
(前方の車窓から)

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横川を発車した可部線は、
広島市内を流れる太田川を渡ります。
路線形態は電化単線。
▲17.4.29 可部線 横川-三滝
(前方の車窓から)

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太田川を渡ると、
そのまま川の西岸に沿って北上。
ちなみ川を挟んだ東岸のほうには
以前にご紹介したことがある、
芸備線(戸坂~下深川の間)が敷かれています
( ̄。 ̄)ヘー。
▲17.4.29 可部線 三滝-安芸長束
(前方の車窓から)

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広島市近郊の住宅街を行く可部線。
昔を遡ると私鉄の路線(大日本軌道広島支社線)
として開業(1909年)した歴史を持つ同線は、
駅間の距離が短く、
さながら東京近郊の私鉄路線のような
雰囲気を感じます。
▲17.4.29 可部線 下祗園-古市橋
(前方の車窓から)

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途中の大町でオーバークロスする高架は、
同駅で接続する新交通システムの
アストラムライン(広島新交通1号線)のもの。
アストラムには乗り潰し目的で
過去に一度だけ乗車したことがあります。
▲17.4.29 可部線 大町
(前方の車窓から)

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緑井から中島の間は
記憶に新しい三年前の2014年8月、
集中豪雨による土砂崩れの発生で
甚大な被害を受けた区間。
この梅林駅の構内にも土砂が流入しました。
このような自然災害は風化させず、
経験を安全対策等に活かしてほしいものです。
▲17.4.29 可部線 梅林
(前方の車窓から)

そんな、お世辞にも旅情が深いとは言えないような、広島の通勤路線といった感じの可部線ですが (゚ー゚*)ツーキンデンシャ、実はもともと同線は広島市近郊だけの短い路線ではなく、広島県北部で島根県との県境近くの山あいに位置する、三段峡(さんだんきょう)まで線路が伸びており、全線(横川~三段峡)で60.2キロもの総距離がありました (・o・*)ホゥ。その路線形態は途中駅の可部を境にして大きく異なり、広島(横川)と可部の間が現在とほぼ変わらない、一時間に数本の電車が頻繁に運行される電化路線なのに対し、可部と三段峡の間は一日にわずか数本のディーゼルカーが運行される非電化のローカル線という、なんとも極端な二面を持っていたのです ( ̄。 ̄)ヘー。そして通勤路線の電化区間は黒字なのに、山あいの長閑な集落をゆく非電化区間は大幅な赤字・・・この状況を受けてJRは、採算性の低い非電化区間の廃止を示唆 (゚ー゚;)ハイシ…。存続を願う地元住民が廃止への反対運動を展開するも叶わず、今から14年前の2003年11月に可部から三段峡までの46.2キロが廃止となり (´・ω・`)ショボン、可部線は横川から可部までのわずか14キロという短い電化区間のみが残されたのでした (・ェ・*)フーン。ちなみに私も非電化区間が廃止される前には、乗り納めに訪れたものです。

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かつては三段峡まで伸びていた可部線。
これはその三段峡に停車する、
広島色のキハ40です。
駅のすぐ背後に山が迫るような、
いい雰囲気の終着駅でした。
ちなみに同駅はその名の通り、
景勝地・三段峡への玄関口でしたが、
列車で訪れる観光客はほとんどいなかったとか・・・。
▲03.1 可部線 三段峡

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三段峡の駅前に静態保存されていた
C11形蒸気機関車。
(今でも同地にあるのかな?)
そこには可部線(非電化区間)の
存続を願う幕が掲げられていました。
しかし可部~三段峡は2003年に廃止・・・。
▲03.1 可部線 三段峡

ところが、廃止された部分に含まれる可部から河戸(こうど)までの一駅間は、近年に広島のベッドタウンとして住宅や商業施設の開発が急速に進行していた地域で、沿線住民や自治体は非電化区間の廃止前より、可部から河戸までの電化区間延長による方法での存続を強く要望していました 八(゚- ゚)オネガイ!。しかし電化と非電化という路線の都合による大雑把な括りで、結局は廃止されてしまった同区間(可部~河戸)ヽ(´д`;)アア…。それでも地元の鉄道を要望する熱意は衰えず、その思いは存続から復活へと変わったのです (*`・ω・´)-3フンス!。そこで県や市とJRがあらためて協議した結果、なんと廃止された非電化区間のうち、可部から旧・河戸付近(同駅よりも300メートル先の地点)までの1.6キロが電化路線として復活することとなり エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?、今年の3月に可部からの延伸という形で開業したのです w(*゚o゚*)wオオー!!。一度廃止された路線(区間)が復活するのは非常に珍しく、JRとしては初めてのこと。わずか1.6キロとはいえ、これは喜ばしいことではありませんか └(`・∀・´)┘フッカツ!!。そしてその新たな終着駅として命名されたのは、旧駅名の河戸ではなく「あき亀山」。「あき」は広島の旧国名である「安芸」に由来するものですが、ひらがなを用いるあたりは今風ですね (´▽`*)アキ♪。

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現在の可部線(横川~あき亀山)の路線図
(水色の路線)。
末端部の可部からあき亀山までの二駅間が
今春に復活した開業区間です
└(`・∀・´)┘フッカツ!!。

そうなると、日本の旅客鉄道全路線の完全乗車(完乗)を目指す私としては、この復活開業した区間を放ってはおけません (*`・ω・´)-3フンス!。廃止前に私は二度ほど横川から三段峡までの全線を乗り通していますが、復活区間は新規に延伸したものとして扱い、あらためて乗り直したかったのです。今回の旅先に広島を選んだ私の目的はここにありました (´ω`)ナルヘソ。広島から40分ほどで、列車は「元」終着駅だった可部に停車。さあ、ここから先が初乗車(?)となる延伸区間です (*゚v゚*)ワクワク♪。

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可部線の線名にもなっている、
同線の主要駅・可部。
(゚ー゚*)カベドン。
考えてみると以前に私が可部線を訪れたのは、
非電化区間が廃止される前のことで、
この可部が終着駅だった時代には、
一度も訪れることがありませんでした。
▲17.4.29 可部線 可部
(前方の車窓から)

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可部から先へ伸びているのは、
実に14年ぶりに復活した鉄路。
さあ、信号が青に変わりました。
m9(`・ω・´)シュパーツ!
▲17.4.29 可部線 可部
(前方の車窓から)

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可部を出た列車は大きく左へカーブします。
廃止後に本線との線路は分断されたものの、
路盤などはそのまま残されていたそうです。
そして電化により線路端へ新たな架線柱が立てられ、
上空には架線が張られました。
▲17.4.29 可部線 可部-河戸帆待川
(前方の車窓から)

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カーブを曲がり切ると見えてきたのは、
延伸区間で唯一の中間駅である
河戸帆待川(こうどほまちがわ)。
一面一線の棒線構造です。
▲17.4.29 可部線 河戸帆待川
(前方の車窓から)

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河戸帆待川は廃止前の非電化時代には無かった駅で、
延伸の際に可部とあき亀山のちょうど中間点
(両駅から0.8キロ地点)へ新たに設置されました。
ちなみに廃止前と照らし合わせてみると、
可部から0.8キロ(これは変わらず)、
旧・河戸からは0.5キロの場所に位置します。
▲17.4.29 可部線 河戸帆待川

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路線の復活に合わせて、踏切も再び鳴り出しました。
本来、近年に建設された新線には省令により、
踏切の設置は認められないのですが
(基本的には立体交差が原則)、
今回の場合は省令施行後に例のない
復活による路線の延伸ということで、
特例的に四カ所の踏切が設置されています
(ただし一カ所は立体交差工事完了までの暫定的なもの)
( ̄。 ̄)ヘー。
▲17.4.29 可部線 河戸帆待川-あき亀山
(前方の車窓から)

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起点の横川から15キロを示すキロポストが
左下の線路端に確認できます。
15.3キロ地点に位置した旧・河戸は、
このあたりにあったのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。
そう思うと少し線路が蛇行しているような気が・・・。
▲17.4.29 可部線 河戸帆待川-あき亀山
(前方の車窓から)

沿線で比較的大きな街の可部で大半の乗客が下車し、ガラガラに空いた車内 ( ̄  ̄ )ガラガラ。それでももちろん私は席へ座ることなく、引き続き運転室の背後にかぶりついて、復活した延伸区間の展望を楽しみます m(・∀・)m カブリツキ♪。敷き直された線路や設置された電化設備、新たに設けられた中間駅の河戸帆待川(こうどほまちがわ)、さらには旧・河戸の駅(現在は撤去済み)が過去にあったあたりが注目箇所でしょうか (「゚ー゚)ドレドレ。できることならば非電化時代の記憶と、現代の風景を照らし合わせてみたいものですが、私のアタマにそんな優れた能力などあるはずもなく、過去に乗った時の記憶などおぼろげ Oo。。(≡∀≡*)モァアーン。それでも復活した鉄路を噛みしめるように進む列車には、廃止前に乗ったことがある者として感慨深いものがあります (´ー`)シミジミ。とはいえ、延伸した区間はわずかに二駅分の1.6キロ。可部から走ること5分ほどで、まもなく列車は終点のあき亀山に到着です (・ω・)トーチャコ。

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旧・河戸付近を過ぎ、
さらに0.3キロほど進むと、
やがて左カーブの先に、
あき亀山のホームが見えてきました。
(゚∀゚)オッ!
▲17.4.29 可部線 あき亀山
(前方の車窓から)

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あき亀山は直接折り返しができる
島式ホームの一面二線構造で、
私の乗った列車は北側の1番線に入線。
▲17.4.29 可部線 あき亀山
(前方の車窓から)

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終点のあき亀山に到着した227系。
終端を示す車止めが真新しい!
(≧∇≦)ピカピカ!
▲17.4.29 可部線 あき亀山

広島1008-(可部771M)-あき亀山1052

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可部線の新たな終着駅、あき亀山。
3月4日の開業日から、まだひと月半しか経っていない
真新しい駅舎が私を迎えてくれました。
シンプルながらも曲線の屋根が柔らかさを感じる、
モダンなデザインですね。
▲17.4.29 可部線 あき亀山

自然豊かな広島市安佐北区の亀山地区に位置する、終着駅のあき亀山。実は廃止された非電化区間にも安芸亀山という同じ読みの駅が過去に存在し、旧・安芸亀山は現在のあき亀山から5キロほど三段峡寄りの場所にありました ( ̄。 ̄)ヘー。あき亀山は旧・安芸亀山よりも先述の旧・河戸に近く、新駅の計画段階では「新河戸(しんこうど)」とされていたそうですが、地区名の亀山を表すという理由からこの「あき亀山」の駅名が採用されたそうです (´ω`)ナルヘソ。到着した列車から降りたのは私を含めて数人程度でしたが、駅に隣接した駐輪場には多くの自転車が停められており、おそらくこの駅の開業を待ち望んだ多くの地元の方がここから発車する列車を毎日のように利用されていることでしょう。

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亀山地区のあき亀山駅。
駅舎前に立てられている駅名標には、
カメをデザインしたマークが見られました。
(´▽`*)カメサン♪
▲17.4.29 可部線 あき亀山

私の当初の計画では、このあき亀山で一時間程度の時間を取り、駅の周辺を散策しながら隣の新駅・河戸帆待川まで歩いてみようかと考えていたのですが、空港からのバスの遅れでその時間はだいぶ削られてしまいました σ(・ω・`)ウーン…。それでも、すぐに折り返してしまうのは味気ないので、私は広島へ戻る列車を一本見送ります ( ̄、 ̄*)スルーッ。すると、駅にひとり残された私に声をかけてきたのは、地元のおっちゃ・・・いや、麦わら帽子の似合うダンディな紳士 (=゚ω゚)ノ ヤア。挨拶がてらに、私が東京からこの駅を訪ねて来た鉄道マニアだとの話になると、「古い駅の方も見たけ?」とのこと ヽ(゚ω゚=)ミタ?。ん?古い駅とな?? ( ̄△ ̄;)エ?。下調べ不足で私はまったく知らなかったのですが、あき亀山の駅から歩いて数分のところには、かつての非電化時代に使われていた旧・河戸の駅舎(?)が移築保存されているのだとか エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。それはぜひとも見てみたいものです σ(・∀・*)ミタイ。「すぐそこじぇけえ、連れてったるわ」と言う紳士のあとに付いて行くと ...(((o*・ω・)o、そこにあったのは、たしかに旧・河戸の駅舎(と言うより待合室)じゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!。思いがけず巡り会えた非電化時代の名残り、これは嬉しいサプライズです。ありがとう、おっちゃん! ъ(゚Д゚)グッジョブ。

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集落の憩いの場のような、
ちょっとした広場に置かれていたのは、
旧・河戸のホーム上にあったと思われる、
駅名標と待合室。
解体されずに残されていたのね・・・
(´ー`)シミジミ。

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これは待合室の壁に掲げられていたもの。
「カープの試合見に行こうで!」が、
広島らしくていいですね(笑)

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そしてこちらは
旧・河戸の待合室があった広場に隣接する、
長井伊勢社という地元の小さな神社なのですが、
可部線の復活に掛けて、復活や復帰、復縁、
さらにはリベンジなどにご利益があり、
「ふたたびの宮」と呼ばれているのだそうです
( ̄。 ̄)ヘー。
せっかくなので、「あのチーム」のJ1”復帰”でも
お願いしていきますか・・・( ̄人 ̄)オネガイ。

日中はほぼ20分間隔の可部線。旧・河戸駅が保存された広場までの往復は適度な散策となり、おっちゃんにお礼を言って駅へ戻ると、もう次の広島ゆき上り列車が待機していました (゚∀゚)オッ!。これに乗って私はあき亀山をあとにします カエロ…((((o* ̄-)o。

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次の広島ゆきは降りたときとは異なる、
南側の2番線から発車。
構内にはホームのある1・2番線のほかに、
電化された留置線が二線と
非電化の側線が一線(保線用)あります。
▲17.4.29 可部線 あき亀山

廃止された46.2キロのうちの、わずか1.6キロ。しかし地元の住民にとってこれは、長年の悲願が叶った大きな鉄路の復活です └(`・∀・´)┘フッカツ!!。そして私にとってもこの1.6キロは短くとも決して軽いものではなく、可部とあき亀山の延伸区間を乗り潰したことにより、現時点での旅客鉄道全線完乗(鋼索線を除く)のタイトルを防衛*することができました~! ヽ(´▽`)ノワーイ♪。これにて、まずは今旅における一つ目の目的は達成です (´w`*)ドツカレサン。あき亀山からの上り列車を、今度はちゃんとおとなしく(?)席に座って乗り通し、朝に慌ただしく出発した広島へ帰りました (=゚ω゚)ノ タライマ!。
(*厳密にいえば、震災からの復旧で既存線よりも大幅にルートが変更されて再開した常磐線の一部区間(新地~浜吉田など)などは未乗のままですが、事情が事情だけに同線に関しては2020年に予定されている全線復旧を待ち、晴れて日暮里〜岩沼の全線を乗り通したいと思っており、それまでは震災前の全線を乗っていることで、個人的に完乗扱いとしています)

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あき亀山から上り列車に乗って、
広島に戻ってきました
(=゚ω゚)ノ タライマ!。
ちなみに今回の私は往復とも227系でしたが、
可部線にはほかに国鉄型の115系(左)や
105系なども使用されています。
▲17.4.29 山陽本線 広島

あき亀山1123-(可部780M)-広島1205

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中国地方最大の都市・広島、
広島駅はその玄関口です。
多方面へ数々の列車が発着する同駅、
さて次に乗るのは・・・? σ(゚・゚*)ンー…
▲17.4.29 山陽本線 広島

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でも、その前にランチタイム (*'p')ハラヘター。
広島と言えばやっぱりお好み焼き!
・・・なのですが、
どうも写真があまりウマく撮れず、
これじゃ、なんだかよく分からないですね
(^^;)ゞポリポリ。
でも味の方は、青ネギとキャベツがてんこ盛りで
とても美味しかったです (゚д゚)ウマー!。


可部線を終点まで往復して、ふたたび広島に戻ってきた私。名物のお好み焼きを食べたあとで、次に向かうのは・・・? σ(゚・゚*)ンー…


・・・続きます。

 



共通テーマ:趣味・カルチャー

ONE-shot 250 青葉萌ゆる山路 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 250 青葉萌ゆる山路

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「あずさ」のヘッドマークを誇らしく掲げ、
同系本来の用途である特急列車として
堂々と中央本線を下る、国鉄色189系。
爽やかな薫風香る新緑の山々に、
国鉄特急型のモーター音が響きわたります。
 
 
連休に行楽客輸送で大増発される
中央本線(東線)の特急「あずさ」・「かいじ」。
定期列車で使われる現行車両(E257系・E351系)だけでは
増発される臨時列車の運用まで賄いきれず、
そこで出番となるのが波動用として残されている、
ファン待望の国鉄特急型・189系です
(゚∀゚*)オオッ!!。
 
 485系や583系の引退が相次ぎ、
もはや風前の灯火と言っていい状況の国鉄特急型。
車齢的にこの189系も例外ではなく、
いつ引退が宣告されてもおかしくは無いはず
σ(・ω・`)ウーン…。 

 
しかし、
そんな私の不安をあざ笑うかのように、
189系「あずさ」は力強い足取りで、
新緑に囲まれた山路を
颯爽と走り抜けてゆきました
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜

 
 
17.5.3 中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷
 
 
 
 
 

 
☆オマケ★
 
 

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おおむね穏やかな晴天が続く今年のGW。
吹く風こそ爽やかで涼しいものの、
眩しい日差しには暑さを感じるようになり、
もうすっかり初夏の陽気ですね 
。゚(;・д・A)アチィ・ 。
そんななか、
今回の山梨で私は「あずさ」撮影のほかに
もう一つのお目当てがありました

 
それが甲州銘菓の「信玄餅」を使ったという、
ご当地ソフトクリームの「信玄餅ソフト」
(゚ー゚*)シンゲンモチ?
実はコレ、
先日に情報番組で紹介されていたのを見て、
食べてみたいと思っていたんですよね~。
(゚¬゚)ジュル…

 
濃厚な黒蜜と香ばしいきな粉の
風味が広がるソフトクリームに、
ホントの信玄餅もトッピングされた
ボリュームのある和スイーツは、
暑いなかでの撮影疲れを癒してくれる甘さでした♪
ソフト(゚д゚)ウマー!


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