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筑肥線・・・103系1500番台 E12編成 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.12.07 筑肥線
玄界灘を望みて走る青い国電
103系1500番台 撮影
 
 
早いもので師走となり、年末年始のお休み(休暇)を意識する頃 σ(゚・゚*)ンー…。
「え、お正月?おほほほ、もちろんハワイよ (´∇ノ`*)オホホホホ」
・・・な〜んてことはまずないけど、鉄道が好きな “鉄ちゃん” の私としては休み中に泊りがけで、“乗り鉄” や “撮り鉄”などを楽しむ “鉄旅”(鉄道の旅)にお出かけしたいと考えます ( ̄▽ ̄*)テツタビ。

駄菓子菓子(だがしかし)、帰省や旅行などで多くの人たちがいっせいに移動する年末年始は当然ながら、飛行機も新幹線も大混雑が必至でチケット(航空券・指定券)が取りにくいし、ホテルなどの宿泊施設はどこも“強気”な高価格の設定となっています ( ̄  ̄;)タカスギクン…。
相次ぐ値上げで物価高をひしひしと感じる昨今に加え、ただでさえ物入りが多い時期(忘年会や新年会のお誘いなどもw)、あくまでも“趣味”の範ちゅうである鉄旅の費用はなるべく抑えたいもの。そうすると年末年始のハイシーズン(繁忙期)に旅行へ出かけるのはキビシいか σ(・∀・`)ウーン…。
でもなぁ・・・私には今年(2023年)やり残したというか、できれば年内に行きたいところがあるんですよね。

んー、それならば何も年末年始の休みじゃなくていいんじゃない? (*゚o゚)ハッ!
紅葉の行楽シーズンがおおむね落ち着き、学生の冬休みが始まる前の狭間となる12月の上旬は例年、比較的旅行者が少ないとされる “閑散期” のひとつで、この時期の交通機関はすいているし、宿泊施設なども価格を安めに設定しています (。-∀-)ホゥ(最近はインバウンドの増加で必ずしもそうではないけど)。
ためしに運賃を変動制としている(日や便によって異なる)格安航空会社(LCC)のサイトを適当にチェックしてみたところ \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、やはり12月の第二週目の平日(12/4〜8)ならば、私が行きたい地域への航空運賃が最安値で片道なんと4,000円台!(゚∀゚)オッ!。また、某ビジネスホテルチェーンのお部屋も年末年始に比べて半額に近いお値段で泊まれるじゃありませんか! (゚∀゚*)オオッ!!。
「社長、やすい、やすぅ〜い♡ 。゚.o。ヤスゥイ(´д`人)。o.゚。」
この安さを目の当たりにした勢いで往復の航空便と宿泊の予約したのが、今からひと月半前にあたる10月下旬のこと。そのころの私は仕事が多忙で休日出勤もあったため代休が何日か溜まっており、それをおトクな “閑散期” に振り替えて活用しちゃいましょう ъ(゚Д゚)ナイス。

前置きが長くなりましたが、そんなワケで今冬の私は年末年始でなく、12月上旬の平日である7日の木曜日から、“乗り鉄” や “撮り鉄”をおもな目的とした “鉄旅” に出かけることとしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。そのかわりに年末年始は遠出せず、のんびりと近場で過ごそう (。A。)アヒャ☆。


12月7日(木)

まだ夜明け前の早朝4時半に都内某所の自宅を出て (*´O)ゞ.。oOフワァ〜…、JR中央線、地下鉄東西線、京成本線と路線を乗り継ぎ(これがウチから成田までの最安ルートw)、成田空港の第3ターミナル(LCC専用ターミナル)に着いたのは7時半 ( ̄  ̄*)ナリタ。
羽田空港に比べたらもちろん遠さは否めないけど、この成田までの手間や不便さが航空運賃の安さに反映されているのだと思えば納得でしょうか (-`ω´-*)ウム。


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LCCのターミナルである
成田空港第3ターミナルは
鉄道駅だと空港第2ビルが最寄駅です。
▲23.12.7 京成本線 空港第2ビル


三鷹0440-(中央416H)-中野0452~0500-(東京メトロ東西線A513S)-西船橋0552…京成西船0604-(京成本線527)-空港第2ビル0701


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成田空港から搭乗するヒコーキは
シルバーメタリックの機体に
オレンジ色の星がデザインされた
LCCのジェットスター。
(o´∀`o)カコイイ!
▲23.12.7 成田空港第3ターミナル


福岡ゆきのジェットスター505便(GK505)は定刻の8時20分に成田空港を出発し、快晴の空を西のほうへ向かって飛び立ちました ⊂ニニニ(^ω^)ニニニ⊃ブーン。
そう、飛行機の行き先が示すとおり、今回の私がめぐる旅先は九州です (゚ー゚*)キューシュー。
なお本記事の冒頭にて、予約時の航空運賃の最安値が “4,000円台” と記していますが、その価格なのは早朝の6時に成田を出発するような、ふつうではちょっと利用しにくい便(GK501)であり、私が自宅からでも間に合う8時台の便は“最安”でなく片道5,580円でした。それでもこの運賃で福岡まで飛べちゃうならじゅうぶんに安くてありがたい 。゚.o。ヤスゥイ(´д`人)。o.゚。
列車での鉄旅だとほとんど眠らない私ですが飛行機では爆睡し、二時間半ほどのフライトはあっという間でした (・ω・)トーチャコ。

成田0820-(ジェットスターGK505)-福岡1040


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福岡の空港と市内中心部をむすぶ
福岡市地下鉄の空港線。
(゚ー゚*)チカテツ
福岡空港駅の地下ホームに待機していたのは
1981年の当線開業時から使われている
ベテラン形式の1000系です。
▲23.12.7 福岡市地下鉄空港線 福岡空港

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ちなみにこの1000系は
日本の地下鉄車両で初となる
ワンマン運転対応車であることが評価され
ローレル賞(1982年度)を受賞しています。
( ̄。 ̄)ヘー
なお先日には当系を置き換える
新形式車両の投入が発表されました。


国内の都市にある空港のなかで最も便利なところに立地し、アクセス的にも優れているのではないかと個人的に思う福岡空港。
郊外の空港から街なかまで連絡バスで数十分や一時間もかかるようなところも多いなか、当空港はターミナルビルと直結した地下に位置する福岡空港駅より福岡市地下鉄の空港線に乗れば、JR九州の各線が発着する博多まで5分、繁華街の中州や天神までも10分程度の乗車時間で行くことができます (・∀・)イイネ。
そんな地下鉄空港線に私は数えきれないくらいお世話になっていますが、いつも鉄旅を目的に福岡を訪れる場合はすぐにJRへと乗り換えるため、福岡空港(駅)からわずか二駅だけ乗って博多で下車するパターンが多い ( ̄  ̄*)ハカタ。
しかし今回の私は博多で降りることなく、さらに中洲川端、天神も通り過ぎて、福岡空港から乗った筑前前原(ちくぜんまえばる)ゆきに乗り続けます ...(((o*・ω・)o。
いったいどこへ向かっているのか・・・


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福岡市西区に所在する
高架駅の姪浜。
ここが地下鉄空港線の終点ですが
私が乗っている筑前前原ゆきは
当駅からさらに先へ進みます。
...(((o*・ω・)o
▲23.12.7 福岡市地下鉄空港線 姪浜
(車窓から)


あらためてご紹介すると福岡市地下鉄(福岡市交通局)空港線は先のとおり、福岡空港(駅)から博多、中洲川端、天神、唐人町(とうじんまち)、西新(にしじん)など福岡市中心部の各駅を経て、同市西区の姪浜(めいのはま)にいたる全長13.1キロの地下鉄路線(なお路線起点は姪浜)(゚ー゚*)チカテツ。
なお当線は姪浜を介して当駅を起点とするJRの筑肥線(ちくひせん)との相互直通運転が行なわれており、基本的に日中は糸島市の筑前前原まで、朝夕の通勤時間帯には佐賀県唐津市の西唐津(にしからつ)まで乗り入れています (・o・*)ホホゥ(ただし福岡市地下鉄の車両は筑前前原までの運用。また唐津〜西唐津の区間は正式には唐津線)。
実はその地下鉄が直通する先の筑肥線こそ、九州を訪れた私の今旅における最初の目的路線であり、そのため博多でも天神でも下車せずに乗り続けたのでした (´ω`)ナルヘソ。
福岡空港から福岡市内を西進し、およそ50分で筑前前原に着きます。


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車内に掲げられていた路線図。
(クリックすると別ウインドウで
拡大表示されます)
真ん中に表記された路線が
福岡市地下鉄空港線(福岡空港〜姪浜)と
JR筑肥線(姪浜〜西唐津)で
両線は直通運転が行なわれています。
(*゚ェ゚)フムフム

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筑前前原で唐津ゆきに乗り換え。
短い3両編成の電車が
ホームの中央で発車を待っています。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲23.12.7 筑肥線 筑前前原



日中は地下鉄からの直通列車が終点となる筑前前原 (゚ー゚*)バル。
筑肥線は当駅を境にして運行体系が変わり、これまで乗ってきた地下鉄直通列車は6両編成がおよそ10分から15分間隔くらいで運行されていたのに対し、ここから乗り継ぐ唐津ゆき普通列車は3両編成が30分間隔となり、また線路も複線から単線となるため、一気にローカル線らしい趣きが漂うようになります (´ー`)ローカル。
そんな筑前前原と唐津(西唐津)のあいだの区間運用でおもに使われている電車が、昭和の国鉄時代に製造された、いわゆる“国鉄型車両”の103系です ( ̄  ̄)コクデン。


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筑肥線の103系は真っ赤なお顔。
一見すると103系っぽくないスタイルですが
前面に施された“103”のロゴが
形式を主張(?)しています(笑)
(ー`дー´)ヒャクサン
▲23.12.7 筑肥線 筑前前原


え?これがヒャクサン(103系)!? (=゚ω゚=*)ンン!?
鉄道に詳しいかたか、もしくは年齢がある程度は上のかた(昭和生まれ?)ならば、その形式を聞いてなんとなく姿が思い浮かぶかもしれませんが (゚・゚*)ンー…、103系は国鉄の通勤型電車である “国電” の代名詞的な存在の車両で、かつては首都圏の山手線や京浜東北線、関西圏の大阪環状線や奈良線など、それぞれ色分けされて多くの路線に使われていたもの (´ω`)ナツカシス。ちなみに今年の春には兵庫の和田岬線から引退した当系が大きな話題になりましたっけ (uдu*)ゥンゥン。
その103系のデザインといえばシンプルな顔立ちで、オデコ(前面上部)に備えられた丸いヘッドライト(前灯)が特徴のひとつとされているのですが、いま停まっている筑肥線の103系はそれとは異なって別の形式に見える印象です (゚ー゚?)オヨ?。
しかしこれもれっきとした103系のひとつ (ー`дー´)ヒャクサン。


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側扉の窓の大きさとか
袖仕切りの形状など
車内の造りはどこか
103系というより
201系のような雰囲気?
σ(゚ー゚*)ニマイチ?


先述の福岡市地下鉄空港線との直通運転開始(および姪浜〜唐津の電化)にあわせて1982年に新製された筑肥線用の103系は、1963年に製造が開始された同系の “最終形態” といえるもので ( ̄  ̄*)ラストロット、制御装置や台車などの走行機器類は従来の103系と同様にしたものの、車体のデザインは同時期に製造が進められていた105系119系(前面)、201系(側面や車内)に似たようなものとなり ( ̄▽ ̄)クリソツ、また地下鉄線に直通する特殊用途であることから、103系のなかで “1500番台” に区分けされました ( ̄。 ̄)ヘー。


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これは以前に撮影した
地下鉄直通運用に就いていた頃の
103系1500番台で
今では見られない福岡空港ゆき。
▲99.3 福岡市地下鉄空港線 姪浜


そんな筑肥線の103系1500番台は現在、地下鉄直通列車の運用を後輩にあたる303系305系に委ねて自身は退き、短編成化されて筑前前原以西のローカル運用を担っています (´ー`)ローカル。1500番台はちょっと異色な印象の103系ではあるけれど、これもまた今や貴重な国鉄型車両の生き残りであり、国電好きの私が興味を惹かれる存在 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そこで九州へやってきた目的のひとつとして、きょうはこの103系1500番台を筑肥線の沿線で撮影したいと思います (・∀・)イイネ。
しかも、私が乗った唐津ゆき下り列車と途中の駅で交換した(行き違った)、筑前前原ゆき上り列車は・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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筑前前原以西は単線区間の筑肥線。
加布里(かふり)で交換した上り列車は
スカイブルーの青い103系でした。
(*°∀°)アオ!
▲23.12.7 筑肥線 加布里
(車窓から)


青いのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
赤い顔でなく “爽やかな水色の103系” が、反対のホームに停まっているではありませんか (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
これは筑肥線の「電化40周年」および「福吉〜浜崎の開業100周年」を記念して、当線で使われる103系1500番台のうちの一本(E12編成)にデビューした当時のカラーリングを再現した、いわゆる “復刻色” ってヤツです (*゚ー゚)リバイバル。現在の同系の標準色(現行色)はJR九州のコーポレートカラーである赤い色ですが、国鉄時代は筑肥線から望める玄界灘の海をイメージしたといわれる水色(青22号)に塗られていました ( ̄。 ̄)ヘー。
今旅で私が筑肥線へ撮影に行くならば、この復刻色の “青い1500番台” に運用が当たるといいな・・・と期待を持っていたところ(とくに運用は公表されていない)、運良く当該編成を引き当てることができたみたいです。これは沿線での撮影を前にテンションの上がる嬉しい展開 (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。ちなみに筑肥線の103系は現在の在籍数が5編成、それに対して日中の稼働は3運用のようなので、単純に考えれば復刻色の一本が運用に就く確率は60パーセントということになります ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
それにしても私ってば我ながら思うに、復刻色や復刻運転などの “リバイバルもの” が好きだよなぁ(笑)。それだけ昔を懐かしむ歳になったということか (^^;)ゞポリポリ。


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これも以前に姪浜で撮影した
赤い現行色になる前で
水色(青22号)時代の
103系1500番台。
この色がふたたび見られるとは。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
▲99.3 福岡市地下鉄空港線 姪浜


筑前(福岡県)と肥前(佐賀県)を結ぶことを線名の由来とする筑肥線は、福岡市地下鉄の空港線と接する姪浜から、今宿(いまじゅく)、周船寺(すせんじ)、筑前前原、筑前深江(ちくぜんふかえ)、福吉(ふくよし)、浜崎、虹ノ松原(にじのまつばら)などを経て、唐津にいたる42.6キロの直流電化区間、および唐津市の山本から伊万里(いまり)にいたる25.7キロの非電化区間からなる路線 (・o・*)ホホゥ。
もともと当線は博多から東唐津を経て伊万里へといたる一本の路線でしたが、博多と姪浜の区間は地下鉄空港線に引き替えられる形で1983年に廃止され、また同時期に電化開業と合わせて唐津市内の利便性を考慮した経路変更が行われ(虹ノ松原〜山本の廃止と虹ノ松原〜唐津の開通)、現在は二つの区間に分断された珍しい形態の路線となっています(なお唐津と山本のあいだは分断前の筑肥線とは別ルートに既存していた唐津線でむすばれている)( ´_ゝ`)フーン。
このようにいろいろと複雑な経緯で面白い歴史を持つ筑肥線ですが、今旅では電化区間で使われる103系を沿線で記録することが目的のため、あえて非電化区間のほうは話題から省かせていただきます(ちなみに私は筑肥線の旧線時代に乗ったことはないけど、「時刻表2万キロ」の筑肥線と唐津線の話は好きw)。


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車窓に玄界灘の海を映して走る
筑肥線の普通列車。
う〜ん、快晴の海景色が気持ちいい。
(´▽`*)イイテンキ♪
▲23.12.7 筑肥線 大入-福吉
(車窓から)

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車内がガラガラに空いていたので
窓枠を額縁に見立ててパチリ。
(^_[◎]oパチリ
このように窓枠が十字の車両も
今じゃ減ったよなぁ・・・。
▲23.12.7 筑肥線 大入-福吉
(車窓から)


お顔は105系、車内は201系だけど、走行時に唸らすモーターや停車時に響かせるアイドリングの音は間違いなく103系のもの ヒャクサン( ̄- ̄ 3゛。そんな1500番台の車窓に広がる玄界灘の海景色を眺めながら西進を続け、やがて到着した下車駅は鹿家(しかか)(・ω・)トーチャコ。


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筑肥線の列車を降りたのは
福岡県糸島市に所在する鹿家。
列車の行き違いが可能な一面二線の構造で
簡素な駅舎は2012年に改築されたものです。
▲23.12.7 筑肥線 鹿家


福岡空港1107-(福岡市空港線473C)-筑前前原1153~1210-(筑肥345C)-鹿家1240

佐賀との県境近くに位置し、福岡県最西端の駅である糸島市の鹿家。駅名にもなっている地域名(二丈鹿家)の由来はわからないけど、“しかか” と書かれた駅名標の平仮名表記が何だかかわいい (・∀・)シカカ。
海辺に近い当駅はそこから直視で海は見えないものの、ほんのりと潮の匂いが漂います (´ω`)ウミ。周囲がそんな環境なら海景色で筑肥線の列車が撮れるのではないかと思い、事前に近隣の撮影ポイントをいくつか下調べしておきましたが \_ヘヘ(- ̄*)チェック、まずは先ほど途中駅で行き違った(交換した)復刻色の青い103系が次の西唐津ゆき下り列車として30分後にはやってくるので、とりあえず調べたなかでいちばん駅に近い撮影地へ向かうことにします ...(((o*・ω・)o。


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やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
落ち着いた風情の集落の向こうに
筑肥線の線路と青い海面が望めます。


駅から姪浜方向へ歩いて10分ほど、坂を上がった小高い丘の道からは筑肥線の線路と海が確認できます (゚∀゚)オッ!。
海原が景色の一面にどーんと広がるようなダイナミックさはなく、昼過ぎという今の時間帯は日あたりの光線状態も微妙な感じだけど、後続の列車に間にあう駅近のお手軽な場所だと考えれば悪くないといったところか σ(゚・゚*)ンー…。
海の写し込みかたを模索しながらアングルを調整していると、まもなく青い電車が姿を現しました ε-(°ω°*)キタッ!。


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晴れ渡った蒼天のもと
103系らしい独特なモーター音を響かせて
海辺の集落をかすめる筑肥線の普通列車。
かつて見られた青い国電が
ふたたび復刻色として還ってきました。
▲23.12.7 筑肥線 福吉-鹿家


青い1500番台が撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワーイ♪
海岸に沿った筑肥線らしい線形の緩やかなカーブを走りゆく、国鉄復刻色の青い103系 (゚ー゚*)アオ。
正直なところ関東人の私にとって筑肥線は馴染みが浅く、復刻色を見ても懐かしいという印象は薄いのですが、現在のJR九州の車両ではあまり見ないような淡い青色(青22号)の車体色はどこか、穏やかな景色にしっくりとマッチする落ち着いた雰囲気を感じます (´ー`)マターリ。
アングル的に見ると、やはり車体の手前側面に日の光はほとんど当たらず(この場所は午前が順光)、また、背景の海の入れ方や、線路の手前にある雑草の処理などいろいろと迷ったあげく (´〜`)ウーン、列車の置き位置(シャッターを切る位置)がどうも決めきれず、真ん中の架線柱を挟んでその手前とあとの二枚切り パチャ【◎】]ω・´)パチャ。一枚目と二枚目のどちらも一長一短な感じがして、結局いまだにどちらが正解なのか(もしくはもっと最善の撮り方があったのか)よくわからないカットとなりました (^^;)ゞポリポリ。それでも海バックで復刻色を撮れたのは嬉しい収穫 (+`゚∀´)=b OK牧場!。
唐津方面へと走り去ってゆく復刻色を見送ったのち、このあとも引き続き鹿家の界隈にて別の撮影ポイントへ歩いて移動します ...(((o*・ω・)o。


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海沿いの国道を西の方へ。
歩道が備えられていない箇所も多いので
海に気を取られて注意がおろそかにならぬよう
クルマに気を付けなきゃ。

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お、県境。
「佐賀県だ、ぴょ〜ん!」
わかる人にはわかる県境越えのフレーズw)
ピョ〜ン♪
⌒(∩ >∀<)∩

0021.jpg
鹿家から歩いて30分くらい。
次にやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
海岸に沿って筑肥線の列車が走ります。
通過していったのは上りの筑前前原ゆき。
でも、真ん中には車道があって
ちょっと撮りにくそう?
σ(゚・゚*)ンー…
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎
(後追い)


鹿家駅近くの撮影地をあとにして、海岸に沿った国道を西の方へしばらく進むと、やがて県境をまたいで福岡県糸島市から佐賀県唐津市へと入ります |フクオカ|…((((o* ̄-)o|サガ|。ここでパッと景色などが変わるわけではないけど、歩いて越境するのは何となく特別な気分 ピョ〜ン♪ ⌒(∩ >∀<)∩。
そんな県境近くに位置するのが次なる撮影ポイントで、このあたりは歩いてきた国道と並行して筑肥線の線路が海岸沿いに敷かれています (・o・*)ホホゥ。ただし、ためしに当地へ着いて撮ってみた上り列車の写真を見るとわかるとおり (^_[◎]oパチリ、たしかに列車と海をひとつのフレームに収めることはできるけど、線路と海のあいだには車道や歩道があって、たまたまクルマが通らなかったもののアングル的に落ち着かない感じ ( ̄  ̄;)ビミョー。
でも、ここで私がカメラのレンズを向けるのは、立ち位置の右手にあたる線路のほうでなく、左手に広がる海のほう (゚ー゚*)ウミ。そのアングルでもう一度シャッターを切ると・・・【◎】]ω・)パチャ


0022.jpg
唐津湾の海辺を進む
現行色の103系1500番台。
その赤い顔が晴天の海景色に映えます。
ひとつ上の写真で撮った上り列車を
遠景で追ってみました。
(^_[◎]oパチリ
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎
(後追い)


浜が入り組んだ海岸の先には、さっき真横(国道の脇)を通過した上り列車の姿が海越しにふたたび確認できます (゚∀゚)オッ!。こちらのアングルは海を広く入れることができて、なかなか爽快じゃありませんか (・∀・)イイネ。
そう、この場所を撮影地に選んだ私の狙いは、海越しとなるこちらのアングルです (-`ω´-*)ウム。ここでも例の “青い復刻色”(E12編成)を待ってみましょう (゚ー゚*)アオ。
なお、当該編成は私がのんびりと歩いているあいだに西唐津から筑前前原のほうへ上っており、次にやってくるのはその折り返しとなる下り列車(西唐津ゆき)です。


0023.jpg
きょうは波穏やかな玄界灘の唐津湾。
紺碧のステージへ躍り出た空色の国電が
潮風を浴びて海岸線を走りゆく。
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎


海越しに青いヤツが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
空と海に挟まれて、車体もブルーに染まっちゃったような復刻色の103系1500番台。壮大な情景にちんまりと収まった青い電車がカワイイじゃないですか (*’∀’*)カワユス♪。ちなみに背景に望める島のようなものは糸島半島で、それもまた絵のなかでいいアクセントとなっています。ああ、気持ちのいい眺めだなぁ (´ー`)マターリ。
本記事の冒頭で触れたとおり、私が事前に格安の航空券を手配して今旅を計画したのは、さかのぼることひと月半前の10月下旬。当然ながらその頃に旅行当日の天候がわかるはずなく、空模様はまさに天まかせの運次第ってところでしたが 八(゚- ゚)オネガイ、きょうはスッキリと晴れわたった絶好の “撮り鉄日和” で、さらに復刻色の運用にも当たり、私が望んでいた最高の条件に恵まれました ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。これはもうホントに、はるばる九州まで来た甲斐があったというものです +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
おっと、しみじみと喜びをかみしめている場合じゃなく (*`ロ´)ハッ!、海越しの遠景で下り列車を撮ったあとはすぐに、クルマの通行状況を注意深く確認しつつ道路を横断し コッチ…((((o* ̄-)o、続けて今度は線路脇にてカメラを構えます。


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車体を傾けながら
緩やかなカーブを力強く驀走する
103系1500番台。
唐津へ向かって西に進む下り列車が
昼下がりの日差しに照らされます。
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎


もういっちょ、青いヤツが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
一粒で二度おいしい(?)、この撮影ポイント (゚ー゚*)グリコ?。海越しの遠景で撮ったあとには、線路脇からの近景で列車を主体とした “編成写真” も抑えることができました【◎】]ω・´)パチッ!。
最初に鹿家の駅近くで撮ったものと、ここで海越しの遠景で撮ったもの、そのどちらのカットも風景のなかに列車を収めた情景的なアングルで、車両の細かいところまではわかりにくかったですが σ(゚・゚*)ンー…、あらためて編成写真を見てみると、国鉄色の復刻とともに前面の右上(オデコのあたり)には国鉄のエンブレムである“JNRマーク”(JNR=Japanese National Railwaysの略)もしっかりと再現されており、それが燦然と輝いています 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
また、この進行方向で編成の先頭に立つのは、国鉄時代の新製時には存在しなかった形式区分で、のちの短編成化により中間電動車(モハ)から先頭車へ改造されて誕生した制御電動車の “クモハ” ですが ( ̄  ̄*)クモハ、その床下にずらっと並んだ箱のような抵抗器(自然通風式)が国電好き(そのなかでもとくに地下鉄直通車好き)の私としては “萌えポイント” で、超マニアックだけどそこがよくわかるように撮れたのは嬉しい記録となりました ъ(゚Д゚)ナイス。う〜ん、たまらん(笑)
(*゚∀゚)=3ハァハァ!


0028.jpg
次に上り列車としてやってきた
現行色の同系でも
床下の抵抗器を意識して撮ってみました。
(^_[◎]oパチリ
西日に光る赤とシルバーのカラーリングは
こうやってみると意外にカッコいい。
(・∀・)イイネ
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎
(後追い)


情景的な遠景、車両主体の近景、お目当ての復刻色をその両方のアングルで撮れたことにじゅうぶん満足ですが (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪、せっかく晴天の海景色という好条件なので、もうちょっと撮影を続けます。
次は浜辺に下りてみましょうか (o ̄∇ ̄o)ハマベミナミ。


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“かき焼き”に“活車えび直売所”
このあたりの沿道には
何とも魅力的な看板が並んでますねw
(゚
¬゚)ジュルリ

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やってきたのはこんなところ。
夏には海水浴が楽しめそうな
きれいな砂浜です。
でも今は私の影だけがぽつん。
(・ω・)ポツン
だいぶ陽が傾きました。


今は〜 もう秋〜 だれも〜 いない海〜♪ θ( ̄0 ̄*)
暦の上ではもう冬なのですが、思わずそんな歌を口ずさみたくなるような、季節はずれの海岸(物語w)にやってきました (゚- ゚)ビーチ。
この場に不似合いな感じのごっつい望遠レンズを装着してカメラを構えていると シャキッ!( >_o)r┬=≡[]、端から見れば沖のほうにイルカでも現れるのかと思われそうですが ヾ(゚ω゚)イルカ?、私がファインダー越しに見つめる先に現れるのはもちろん “電車” です(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


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ざっぱーん!・・・と
寄せては返す波を眺めながら
砂浜でたそがれていると
西日を受けた赤い電車が
向こうの海岸に見えました。
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎


唐津湾の一画で弧を描くように砂浜が伸びる浜崎海岸。
その波打ちぎわから東の方を向くと、私が鹿家からてくてく歩いてきた海沿いの国道とそれに並行した筑肥線の列車が望めて (「゚ー゚)ドレドレ、ここもまた海辺の鉄道情景を面白く撮れます (・o・*)ホホゥ。
まずは唐津のほうへ赤い現行色が下って行ったあと (゚ー゚*)アカ、今度は筑前前原のほうに上る青い復刻色の番 (゚ー゚*)アオ。


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もともとは玄界灘の
青い海をイメージしたといわれる
103系1500番台のオリジナルカラー。
その色を復刻した青い国電が
渚の風景にしっくりと収まりました。
▲23.12.7 筑肥線 浜崎-鹿家


浜辺でも復刻色が撮れました〜 ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
最初に現行色を撮ったアングルも私好みだけど、せっかくの貴重な復刻色ならばもうちょっと列車の存在感を強調したくて、前カットより手前の位置を走るところでシャッターを切ってみました (^_[◎]oパチリ 。西日が沿岸にキリッと浮き立たせたブルーの電車がいい雰囲気。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。運まかせと言える白波の形も悪くないタイミングで、浜辺の情景を素敵に演出してくれたと思います (・∀・)イイネ。


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壮大な景色にちんまりと写る列車は
まるで鉄道模型のよう。
それを追ってもう一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ
打ち寄せる白波の表情が
画に動きを与えてくれました。
▲23.12.7 筑肥線 鹿家-浜崎
(後追い)


海岸線を走り去ってゆく青い電車を海越しに見送り、おもに復刻色の103系1500番台を狙った筑肥線の撮影はこれにて終了です (´w`*)ドツカレサン。
なお、来るときは鹿家で下車しましたが、そこからところどころで撮影をしつつ西へ向かって線路沿いを歩き進み、この海岸はもう次駅の浜崎のほうが近い位置となっていました σ(゚・゚*)ンー…。ならば帰りはそちらの駅を利用しましょう コッチ…((((o* ̄-)o。


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佐賀県唐津市東部の
浜玉町(旧・浜玉町)に所在する
筑肥線の浜崎。
(゚ー゚*)アユ
新しくてモダンな駅舎は
昨年(2022年)に改築されたばかりのものです。
*.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*
ちなみに海岸から駅までは
歩いて15分くらい(約1.2キロ)でした。
▲23.12.7 筑肥線 浜崎

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新装駅舎のきれいなコンコースでは
「筑肥線の電化40周年」と
「福吉〜浜崎の開業100周年」を記念して
筑肥線の歴史を写真や資料などで紹介する
展示が行われていました。
(・o・*)ホホゥ
103系に復刻色が施されたのも
この記念企画の一環なんですよね。

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その浜崎駅の近くから
西に向かって長く続いているのが
防風・防潮林として唐津湾沿いに植林された
“虹の松原”と呼ばれる松林。
全長約4.5キロにわたって続く松は、
約100万本と言われており
これはなかなか見ごたえがあります。
(*・`o´・*)ホ─

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浜崎から東唐津へかけて
虹の松原に線路が沿っている筑肥線。
日が落ちた時間でもう薄暗いけど
オマケ程度にここでも
103系が撮れるかな?・・・と
ためしに列車を一本待ってみたら
やってきたのはおもに朝夕に設定され
西唐津と福岡空港の間をダイレクトにむすぶ
地下鉄直通運用の303系でした。
( ̄  ̄*)サンマルサン
▲23.12.7 筑肥線 虹ノ松原-浜崎

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玄界灘の海の幸が豊富なご当地は
先ほどロードサイドで目にした
牡蛎や車海老なども魅力的ですが
唐津の名物といえばやっぱり
近隣の呼子(よぶこ)などで水揚げされる
天然のイカ(アオリイカなど)。
(゚¬゚*)イカニカン

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・・・ということで
きょうの夕食はちょっと贅沢に
海鮮料理屋さんでイカ三昧!
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
いか刺しに、いか天、
いかワタ、いかしゅうまい・・・と
イカづくしを満喫です。
くコ:彡 イカ
新鮮で甘味が感じられる
アオリイカのお造りが絶品!
ふわふわのいかしゅうまいも美味しい♪
旬のご当地名物を味わえるって幸せだなぁ。
イカ(゚д゚)ウマー!


混雑期の年末年始を避け、思い切って12月の上旬に出かけた九州の鉄旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。その初日に私が訪れたのは、飛行機が着陸した福岡空港から地下鉄を経てダイレクトにつながっているという筑肥線でした (゚ー゚*)チクヒセソ。
福岡市地下鉄との直通列車が頻繁に運行されている都市路線的な面を持つ区間から (`・ω・´)キリッ、途中の筑前前原を境にしてローカル線のようなのどかな風情が味わえる区間へと (´ー`)マターリ、変化する様子は “乗り鉄” 的に興味深く楽しめ (・∀・)イイネ、またそのローカル区間で最大の絶景スポットといえる玄界灘の海辺でカメラを構えた “撮り鉄” では (゚- ゚)ウミ、穏やかな好天のもとで青く染まる海とともに国電の生き残りである103系1500番台を赤い現行色と青い復刻色の両方が情景的に写せて (^_[◎]oパチリ、その撮影成果に大満足 ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。一本のみの“復刻色”がきょうの運用に就いていたのはホントに嬉しかったなぁ +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
とくにこれといったトラブルなく、天候と車両運用に恵まれた一日。本日の打ち上げで飲む酒は格別の美味しさでした(笑)〇○。(~▽~*)ウィッ


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日が暮れた浜崎から乗るのは
下りの唐津ゆき普通列車。
タイミング的に青い復刻色が来ないかな
・・・と思うも、
ホームに入ってきたのは赤い現行色でした。
( ̄  ̄*)アカ
▲23.12.7 筑肥線 浜崎


浜崎(浜玉)の町でじっくりとご当地の名物(イカ料理)を味わい、ほろ酔い気分で食事を終えたころにはすっかり暗くなっていました ( ̄  ̄*)マックラ。
浜崎から唐津までは筑肥線の下り列車に乗っておよそ10分ほど。きょうはその唐津に宿を予約しており、当地で一泊することとします (・∀・)イイネ。


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唐津に終着した筑肥線の103系。
人影まばらで静かな夜のホームに
当系のコンプレッサーが発する
独特なアイドル音が響きます。
グルルルルルルルル━━( ̄- ̄ 3)━━━━…
▲23.12.7 唐津線 唐津

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唐津線と筑肥線の
二路線が乗り入れる唐津は
佐賀県唐津市の中心駅。
近代的な現駅舎は
1983年の筑肥線電化開業とあわせて
高架化されたものです。
(゚ー゚*)カラツ
駅前はイルミネーションがきらきら~☆
▲23.12.7 唐津線 唐津


浜崎1845-(筑肥369C)-唐津1855


九州を訪れた初冬の鉄旅、次回に続きます・・・くコ:彡。