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大糸線・・・ぶらり鉄?撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.05.02 大糸線
見えるか?北アルプス。
安曇野 “ぶらり鉄” 撮影
 
 
コロナが落ち着いた・・・のか、どうか、わからないけど (゚ペ)ウーン…、三年ぶりに“緊急事態宣言”や“まん延防止等重点措置”などの行動制限が発出されていないゴールデンウイーク(GW)。
それならば私も普段より少し足を延ばして、泊りがけで“鉄旅(鉄道旅行)”に出かけたいところですが (・∀・)イイネ、連休前の仕事がちょっと慌ただしかったことと アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、連休中の天気予報を伺ってモタモタと旅先を決めあぐねていたら σ(゚・゚*)ンー…、乗りたい列車の指定券や、泊まりたい場所の宿はほぼ完売(満席・満室)( ̄△ ̄;)エッ…。交通も宿泊もまだコロナの影響があって、予約状況が伸び悩んでいるとかテレビのニュースでは言っていたのに、これは完全に出遅れた感が否めません (ノO`)アチャー。
しゃーない、GWの旅行は諦めるか (・ε・`)チェ・・・と、連休のはじめは近場(都内近郊)での“撮り鉄”で我慢していました。

駄菓子菓子(だがしかし)、雨が降るなど天候が不安定だった連休の前半に比べ、中盤から後半にかけては天気が好転する見通しで、そうなるともう東京を脱出したい気持ちが抑えられなくなります ((o(・∀・`)o))ウズウズ。指定券がなくても普通列車には乗れる。宿もマイナーな地域で探せば一泊くらいはどうにかなる・・・かな? σ(゚・゚*)ンー…。
撮りたいもの(列車)は何となく考えているけど、しっかりとした計画や旅程を立てることなく、なかば行き当たりばったりの適当な状態で、私は鉄旅に出ることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
いったい、どこへ行って、何を撮るんでしょうね・・・(。A。)アヒャ☆。


5月2日(月)

5月2日は連休の狭間にある平日の月曜日ですが、休暇を取得した私はこの日もお休みです (´▽`*)オヤスミ♪(ちなみにGWは10連休でなく、仕事の都合で5/6だけ出勤だった)。
前日に降り続いていた雨は上がり、予報によると今日の関東甲信地方の天気は西から回復傾向にあって、“曇りのち晴れ”とのこと (゚∀゚)オッ!。早朝に自宅を出るときはまだ曇っていたけど、目的地へ着くころには晴れているといいなぁ。“晴れ運”カモーン щ(゚Д゚щ)カモーン。


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まずはお馴染みの中央線E233系で出発。
立川を始発駅とする大月ゆきです。
▲22.5.2 中央本線 立川

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大月で乗り継いだ甲府ゆき普通列車は
セミクロス仕様の211系。
ボックスシートに座れるのは嬉しい。
(o ̄∇ ̄o)ボックス♪
▲22.5.2 中央本線 大月

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勝沼ぶどう郷付近の車窓から見る、
甲府盆地の眺め。
晴れているけど雲が多めですね・・・。
(゚ペ)ウーン…
▲22.5.2 中央本線 勝沼ぶどう郷-塩山
(車窓から)

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甲府でさらに先へと進む
松本ゆき普通列車に乗り継ぎ。
今度の211系はロングシート仕様ですた。
( ̄  ̄)ロング…
▲22.5.2 中央本線 甲府

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でも、車内は空いていて、
車端部のトイレの脇に一か所だけある
簡易クロスシート(?)に
座ることができました。
この席、足元のピッチが狭いけど、
景色は見やすい。
(・∀・)イイネ

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韮崎を過ぎたあたりから青空が広がり、
進行方向の左には
甲斐駒ケ岳をはじめとした、
南アルプスの雄大な山々が。
(゚∀゚)オッ!
▲22.5.2 中央本線 日野春-長坂
(車窓から)

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いっぽう右には
八ヶ岳の山容がきれいに望めます。
(゚∀゚*)オオッ!
清々しくて気持ちのいい快晴だけど
ここで列車を降りることができないジレンマも
ちょっと感じます。
σ(・∀・`)ウーン…
▲22.5.2 中央本線 小淵沢-信濃境
(車窓から)


お日さま、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
中央本線の下り普通列車を立川、大月、甲府で乗り継ぎ、都内から山梨のほうへ西進するにつれて ...(((o*・ω・)o、曇りだった天気は次第に雲が抜けて青空が広がるようになってきました (´▽`*)イイテンキ♪。
中央線に乗っていて好天に恵まれると、車窓の左手には甲斐駒ヶ岳をはじめとした南アルプス(赤石山脈)の山々が、そして車窓の右手には八ヶ岳連山の山容がきれいに望めます (゚∀゚*)オオッ!!。この壮観な景色を眺めていると思わず、小淵沢あたりでパッと列車を飛び降りて(下車して)、小海線でも撮りたくなるところですが ((o(゙ε゙)o))ウズウズ、まあ焦らずに、きっとこの先の目的地でも晴れていることを信じて (-`ω´-*)モチツケ、私は松本ゆきの列車に乗り続けます。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・(´・ω`・)エッ?


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中央線から篠ノ井線へ直通して、
信州の城下町、松本に到着。
(゚ー゚*)マツモトキヨシ
▲22.5.2 篠ノ井線 松本

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乗換時間に余裕があったので、
ホームのスタンドにてコロッケそばをいただきます。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
蕎麦が美味しいと定評のある松本の駅蕎麦ですが、
コロッケはふつうだったな・・・。

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松本はJRの篠ノ井線、大糸線のほか、
ローカル私鉄(地方私鉄)の
アルピコ交通松本電鉄・上高地線も発着します
(゚ー゚*)アルピコ
・・・が、当線は昨年夏の台風災害で鉄橋が流失し、
2022年5月現在も一部の区間(松本〜渚)が運休中
今年の6月10日に全線で再開予定)。
そんな上高地線のホームで静かにたたずんでいたのは
昔の車両(モハ10形)の色が再現された3003編成。
台風のとき松本に停車していた当編成は、
被災によって線路が分断されてしまったため
ずっと車両基地に帰ることができません。
そして運転再開へ向けて新たな車両(20100形)
が投入されたことに伴い、
3003編成はこのまま廃車となることが
先日に発表されました・・・。
(´・ω・`)ショボーン
白い色が標準色の上高地線のなかで、
このバーミリオンオレンジに塗られた復刻色は
風景に映える電車だったのに残念です。
合掌・・・(-人- )ナム。
▲アルピコ交通 松本電鉄 上高地線 松本

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上高地線と反対側のホームから発車する
大糸線の信濃大町ゆき普通列車。
次に私が乗るのはこの列車で、
車両はE127系です。
( ̄  ̄*)オーイトセソ
▲22.5.2 篠ノ井線 松本

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大糸線で使われるE127系100番台の座席は
片側がロングシート、
もう片側にボックスシートが配置された
変則的なセミクロス構造で、
これは車窓から北アルプスの景色が
見やすいように考慮されたものだとか。
( ̄。 ̄)ヘー
私はもちろんボックス席に座ります。
でも・・・


松本で私がさらに乗り継いだのは、大糸線(おおいとせん)の信濃大町(しなのおおまち)ゆき普通列車 。
大糸線は篠ノ井線と接する松本を起点に、豊科(とよしな)、穂高(ほたか)、信濃大町、白馬(はくば)、南小谷(みなみおたり)、根知(ねち)などを経て、日本海沿岸に位置する新潟県の糸魚川(いといがわ)へといたる、全長105.4キロのローカル線(地方交通線)で、線名は信濃大町と糸魚川を結ぶ国鉄の路線として建設されたことに由来します (・o・*)ホホゥ(信濃大町〜糸魚川の完成前に、私鉄の信濃鉄道として既存だった松本〜信濃大町も国鉄に編入され、大糸線は現在の松本と糸魚川をむすぶ路線となります)。


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梓川を渡ると“是より安曇野”。
(゚ー゚*)アズミノ
本来はこのあたりから
車窓に北アルプスの山々が
見えるハズなんだけど、
く、雲ががが・・・
(´д`;)アウ…
▲22.5.2 大糸線 島高松-梓橋
(車窓から)


大糸線の列車が走り進む“安曇野(あずみの)”と呼ばれる信州中部地域(長野県安曇野市や大町市、松川村一帯)は (゚ー゚*)アズミノ、天候条件が良いとのどかな里山の向こうに、常念岳や五竜岳、槍ヶ岳など、北アルプス(飛騨山脈)の雄大な山並みがどーんと望める、全国でも指折りの“絶景車窓”と言っても過言ではない沿線風景 (゚∀゚*)オオッ!!・・・なのですが、今日は青空の広がる晴天ではあるものの、あいにく北アルプスは雲に覆われていてその姿が見えません (≡"≡;*)モヤモヤ…。


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豊科や穂高など、
その風情ある駅名を聞くだけで
安曇野にそびえる北アルプスを思い浮かべますが、
今日はそれが見えない・・・。
σ(・ω・`)ミエナイ…
▲22.5.2 大糸線 柏矢町-穂高(車窓から)


先ほどの小淵沢付近では、南アルプスや八ヶ岳の山容がきれいに見えていただけに、北アルプスの眺望にも期待感が高まっていたのですが、そう都合よくはいかないものです (・ε・`)チェ。好条件だった南アルプスや八ヶ岳をスルーして北アルプスへ、これは目的地の判断をしくじったかなぁ・・・ "o(-ω-;*) ウゥム…。
でも、もうここまで来てしまったし、今回は「青春18きっぷ」のようなフリーパスではなく普通乗車券を使用しているので、気軽に後戻りすることはできません(戻るには新たにきっぷを買い直さなければならない)。
北アルプスが見えないことでテンションが下がったのはたしかだけど ε=(・д・`*)ハァ…、いまは沿線の田んぼに水が張られている時期で、その反射を活かした撮り方(いわゆる水鏡)ができるかもしれないし、沿線を歩けば安曇野らしい季節の花などを見つけることができるかもしれない (-`ω´-*)ウム。なんだか掴みどころのない目的を漠然と掲げつつ、私は当初の予定通りに安曇沓掛(あずみくつかけ)で列車を降りました (・ω・)トーチャコ。どうせ乗り続けていても、この列車は3駅先の信濃大町までしか行かないし。


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松本から普通列車に乗って50分、
長野県大町市に位置する安曇沓掛で下車。
(・ω・)トーチャコ
駅舎は無く、ホーム上に待合室があるだけという
簡素な造りの無人駅です。
▲22.5.2 大糸線 安曇沓掛


立川0525-(中央563T)-大月0620~0625-(327M)-甲府0713~0724-(425M)-松本0918~0955-(大糸4231M)-安曇沓掛1044

安曇沓掛の駅の近くに広がる田園地帯は、大糸線を走る列車の背景に北アルプスの高峰、爺が岳や鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが写し込める、当線きっての“お立ち台的”な好撮影ポイントです (・∀・)イイネ。
ただし、それはもちろん晴天で山々がきれいに見えていれば・・・のハナシであって (´・ω`・)エッ?、私は過去にも何度か当地へ撮影に訪れているのですが、実はまだ一度も北アルプスがスッキリときれいに見える好条件に恵まれたことはありません σ(・∀・`)ウーン…(列車を降りずに車窓からは何度か、きれいに見えたことがあるんだけどね)。
そして今回もまた、北アルプスにはもくもくと湧きあがった雲がかかっており (≡"≡;*)モヤモヤ…、山バックで列車を撮るのはキビシイだろうと、なかば諦めムードで撮影ポイントに行ってみると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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やってきたのはこんなところ。
のどかな田園風景のなかに
大糸線の線路が伸びています。
(・∀・)イイネ
ここは安曇沓掛の駅から
徒歩で数分程度のお手軽な距離。

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お!雲のスキマから
雪化粧した高峰がちらっと見えている!?
|д゚)チラッ


上空はたしかに依然として雲が多いものの、その雲の流れによっては時おりちらっと |д゚)チラッ、北アルプスの高峰のひとつで標高2,670 mの爺が岳(じいがたけ)が、山頂まで見えるじゃありませんか (*゚ロ゚)ハッ!。北アルプスの全容がスッキリと望めてはいないけど、まったく見えないと思っていただけに、“爺さま(爺が岳)”が顔を覗かせてくれただけでも嬉しい (゚ー゚*)ジサマ。
もっと雲が取れて・・・などと贅沢は言わないから、せめて列車が通過するタイミングで、この爺が岳だけでもどうにか見えていてほしいもの。線路脇に居られる石仏(大黒さまかな?)に、「山が見えますように・・・」と、つい手を合わせて祈っちゃいます 八(゚- ゚)オネガイ
(ちなみに、もしアルプスの山が見えなかったら、この石仏と列車を絡めて撮ろうかとも考えていた)。


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撮影ポイントのそばに佇む石仏。
右手に小槌を持たれているので、
彫られているのは大黒さまのようですね。
(゚ー゚*)ダイコクテン
このあたりを南北にのびる千国街道はかつて
日本海側から内陸へと塩(や物資)を運ぶ
“塩の道”として重要視されていたことから、
沿道には七福神や道祖神などの石仏が
いまも多く見られます。
( ̄。 ̄)ヘー


そしてこの場所で狙うのは、普通列車が主体の大糸線においてアクセントとなっているような存在の、特急「あずさ5号」 (* ̄0 ̄)θ<ハチジチョウドノ~♪。
「あずさ」といえば、おもに首都圏と松本をむすぶことで知られる中央本線(中央東線)の特急列車ですが、「5号(下り)」と「46号(上り)」の一往復だけは、中央線(篠ノ井線)から大糸線の南小谷まで乗り入れて運行されています (・o・*)ホホゥ。
私が安曇沓掛まで乗ってきた普通列車(4231M)のわずか20分後に続行で通過する「あずさ5号」。雲隠れしそうな“爺さま”のご機嫌を伺いつつ (`・v・´;)ドキドキ、カメラのアングルを整えていると、やがて列車の接近を知らせる踏切の警報器が鳴動しました。
わちゃ、このタイミングかよ・・・エッ!(゚Д゚;≡;゚Д゚)マジ!?


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一日に一往復だけ安曇野を駆ける
E353系の特急「あずさ」を
雲のスキマから爺が岳が覗き見します。
|∀・)チラッ
▲22.5.2 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛
(後追い)


あああ、翳られた il||li _| ̄|◯ il||l。
もし北アルプスの全体が望めていれば、山々を広く入れたアングルにするしたところですが、かろうじて爺が岳だけが見えている状況なのでそれに絞った構図とし、背後からくるE353系の「あずさ」を後追いでパチリ【◎】]ω・´)パチッ!。
“爺さま”は雲隠れせずに、あたたかく見守ってくれた(?)ものの ( *´灬`* )ホッホッホッ、列車のほうが流れ雲によって太陽が隠され、翳られてしまいました (-ω-;*)クルクモル。あ~あ、このタイミングで「あずさ」が来ちゃうなんて、ツイてないなぁ・・・(´д`;)トホホ…。ちなみに通過した直後にすぐ日差しが復活したのは、よくある事象の“撮り鉄あるある”ってヤツですね(苦笑)(。A。)アヒャ☆


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“爺さま”は見えているけど、
上空はこんな感じで、
けっこう雲が多いんです。
(-ω-;*)クルクモル…


次に通過するのは、いまの「あずさ5号」とこの先の信濃大町で交換する(行き違う)、上りの普通列車(5234M)で約20分後。「あずさ」を撮ったところから少しだけ場所を変えて、次はその普通列車を狙います コッチ…((((o* ̄-)o。
やはり晴れたり曇ったり(日が差したり翳ったり)を短いスパンで繰り返すなか (´~`;)ウーン…、今度こそ列車も山も日が差した状態で撮れることを願いますが・・・八(゚- ゚)タノム


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田植えの始まった水田に滲む、
大糸線のE127系。
山肌の残雪が形作る「雪形」は
古くから農作業をはじめるサインとされ、
安曇野から望む北アルプスの山々には
常念岳の「常念坊」や白馬岳の「代掻き馬」など、
20以上もの雪形があるそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
おそらく爺が岳にも雪形があるのでしょうね。
▲22.5.2 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛


ああ、また翳られちった・・・il||li _| ̄|◯ il||l。
安曇野の田園に軽やかなジョイント音を響かせて走りゆくE127系の普通列車、その車体にはう~~~っすらと微かな薄日はあたっているけど、日差しの明るさはあまり感じられず (・ω・`)ウーン、また、ためしに写し込んでみた水田の水鏡(反射)も微風で滲んでおり (≡"≡;*)ボワンボワン、全体的になんだかビミョーな一枚となりました ( ̄  ̄;)ビミョー。ここでも“爺さま”が見えていただけに、太陽が隠されたのは残念 (´д`;)トホホホホ。
考えてみたら私は石仏に、「山が見えますように」って手を合わせたけど、「翳られませんように」とは願わなかった気がするなぁ・・・ (`ロ´;)ハッ!。ま、いつも“晴れ運”に恵まれるわけでなく、こういう“しょっぱい結果”のときもあるからこそ、この趣味(撮り鉄)は好条件で撮れた時の嬉しさが大きいんですけどね (-`ω´-;)ウ、ウム。

ちょっと不完全燃焼だけど ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、ここから状況が大きく好転するとは考えにくいし、さらに旅を進めようとも思っているので σ(゚・゚*)ンー…、撮影はこれにて切り上げることとしました (´w`*)ドツカレサン。
北アルプスが望める安曇沓掛のお立ち台、「今度来るときは、いい条件で撮れますように」・・・と石仏に都合のいいお願いをして、私は駅へと戻ります ...(((o*・ω・)o。


2024.jpg
安曇沓掛のホームに入ってきた
大糸線の南小谷ゆき下り列車。
このタイミングでもやはり翳られて、
もしも引き続き撮影地で
この列車を狙っていたとしたら、
また「あああ・・・」なんて
ガッカリしていたことでしょう。
ヽ(´д`;)アアア…
▲22.5.2 大糸線 安曇沓掛

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大糸線に乗って車窓から眺める爺が岳。
(゚ー゚*)ジサマ
撮影していたときより、
さらに雲が多くなってきたような・・・。
▲22.5.2 大糸線 安曇沓掛-信濃常盤
(車窓から)

2026.jpg
信濃大町は大糸線の主要駅で、
当駅発着の列車も多く設定されています。
また、「立山黒部アルペンルート」の
長野県側の拠点にもなっており、
オンシーズンには多くの観光客が
当駅を利用します。
▲22.5.2 大糸線 信濃大町

2027.jpg
北大町のあたりも
北アルプスを背景にして大糸線の列車が撮れる
有名な撮影ポイントですが、
今日はご覧のとおり、
あまりいい条件ではありません。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
▲22.5.2 大糸線 北大町-信濃木崎
(車窓から)

2028.jpg
稲尾を出ると車窓の左手に望めるのは、
仁科三湖のひとつ木崎湖。
列車は湖畔を走ります。
(゚∀゚)オッ!
▲22.5.2 大糸線 稲尾-海の口
(車窓から)

2029.jpg
スキーをはじめ、ウインタースポーツで
その名が知られる白馬。
長野オリンピックで金メダルをとった
スキージャンプ団体が印象深いですね。
(´・д・`;)フ、フナキ~
そしてかつてはスキーシーズンになると
首都圏や関西圏から当地まで、
スキー客専用列車の「シュプール号」が
数多く運行されていました。
(´ω`)ナツカシス
▲22.5.2 大糸線 白馬(車窓から)

2030.jpg
白馬を過ぎると大糸線の列車は、
姫川に沿って走るようになります。
車窓から眺める川景色。
(゚ー゚*)ヒメ
▲22.5.2 大糸線 白馬大池-千国
(車窓から)


安曇沓掛から乗ったのは、下りの南小谷ゆき普通列車。
天候はあいかわらず・・・というか、先ほどにも増して雲が優勢となり、車窓から眺める北アルプスも、仁科三湖(にしなさんこ)も、空がどんよりとしていて景色がパッとしません ( ̄  ̄;)ドングモリ。この状況をみると、安曇沓掛で撮影していたときは、まだマシなほうだったのかなぁ・・・なんて思えたり σ(・∀・`)ウーン…。
そんなアンニュイな空模様のもとを淡々と走り続けてきた下り列車は、やがて南小谷に到着。


2031.jpg
列車の終点、南小谷に到着。
(・ω・)トーチャコ
隣のホームには先ほど安曇沓掛で撮った、
特急「あずさ」のE353系が
折り返しに備えて留置されていました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲22.5.2 大糸線 南小谷

2032.jpg
南小谷の駅舎は
当地の歴史風情をイメージした
蔵造り建築風のなまこ壁となっており、
待合室の一角には
畳敷きのスペースがあります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.5.2 大糸線 南小谷


安曇沓掛1206-(大糸5333M)-南小谷1320

南小谷は大糸線の途中駅ですが、JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間の境界駅となっており、先へ進むにはここで列車を乗り換えなくてはならないのですが ノリカエ…((((o* ̄-)o、非電化区間(南小谷~糸魚川)は列車の運行本数が極端に少なく(現在は一日に7本)、次の糸魚川ゆき下り列車は約一時間半後(14時43分発) ( ̄△ ̄;)エッ…。それまで、この周囲で時間をつぶさねばなりません。
駅前の国道(千国街道)を北のほうへ数分ほど歩き進めば、江戸時代に“塩の道”こと千国街道の番所が置かれ、宿場町としてにぎわった、小谷村(おたりむら)の歴史などを紹介する「小谷村郷土館」があり、一般的にはここを見学するのがおススメですが (・∀・)イイネ、鉄ちゃんの私はこの待ち時間のあいだにちょいと、糸魚川のほうから南小谷に向かってやってくる、大糸線のディーゼル列車を撮影してみることとしました ( ̄  ̄*)トリテツ。


5003.JPG
南小谷の駅近くにある「小谷村郷土館」。
一時間くらい待ち時間があるのなら、
ここを見学するのもいいかもしれませんね。
(・∀・)イイネ!
開館時間:9時00分~16時30分
入場料金:300円(中学生以下無料)
休館日:火曜日(冬期休館)

2034.jpg
でも、私がやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
南小谷の駅のすぐ横には姫川が流れており、
この川と大糸線の列車を絡めて撮れそう。
ちなみに右のほうに見える列車は、
南小谷の駅に停まっているE353系。
▲22.5.2 大糸線 南小谷

2035.jpg
荒々しく波立つ姫川の流れに沿って
ゆっくりと慎重に鉄路を踏みしめる、
キハ120形ディーゼルカー。
大糸線は幾度となく
この姫川の氾濫に巻き込まれた
苦い過去があります。
▲22.5.2 大糸線 中土-南小谷


曇天で空色が冴えないため、河原へ下りて川面を大きく入れたアングルで狙ってみた、大糸線非電化区間のキハ120形気動車(ディーゼルカー) (^_[◎]oパチリ。
麗しき“姫”の名が付けられているものの、その激流から日本有数の“暴れ川”として知られる姫川の荒々しい流れと、曇天の川景色に意外と映えるオレンジ色の帯が巻かれたキハ120形が、なかなかいい雰囲気じゃないですか (o´∀`o)カコイイ。
列車待ちのあいだに、駅近の手軽なところから撮影した一枚にしては、大糸線らしさが表れた面白い画が残せたと思います ъ(゚Д゚)ナイス。

では、いま南小谷に到着したキハ120形が折り返す、糸魚川ゆき下り列車に乗って、さらに先へと進みましょう ...(((o*・ω・)o。


2036.jpg
JR西日本管轄の非電化区間で使われるのは、
キハ120形ディーゼルカー。
セミクロス(ボックスシート)と
オールロングシートの両仕様がある当形ですが、
大糸線で使われる300番台は
セミクロス仕様です。
(o ̄∇ ̄o)ボックス
▲22.5.2 大糸線 南小谷

2037.jpg
電化区間から非電化区間となり、
電車からディーゼルに乗り換えましたが、
車窓には引き続き、姫川が寄り添います。
その流れは本当に豪快。
▲22.5.2 大糸線 中土-北小谷
(車窓から)

2038.jpg
南小谷ではぽつぽつと
わずかに小雨が降っていましたが、
長野と新潟の県境に位置する
真那板山(まないたやま)トンネルを抜けると、
眩しく日が差していました。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲22.5.2 大糸線 平岩-小滝
(車窓から)


ボックスシートに座り、ディーゼルエンジンの唸りを聞きながら、車窓に山景色や川景色を眺めるローカル線の旅。
個人的に今年のGW前は仕事のほうで、例年以上の忙しさや気疲れを覚えていましたが ε-(ーωー;)フゥ…、焦らずにのんびりと走るディーゼル列車に揺られていると(険しい線形をゆく非電化区間の大糸線は慎重に走るため、速度がホントに遅いw)、そのフラストレーションがしゅわしゅわと気泡のように弾けていく感じです (・∀・)シュワシュワ??。
期待していた北アルプスの眺望はあまりいい条件ではなかったし、撮影した列車がタイミング悪く翳られてしまったのもアンラッキーだったけど σ(・∀・`)ウーン…、鉄道に乗ることが好きな“乗り鉄”でもある私は、たとえ“撮り鉄”のほうがウマくいかなかったとしても、いつもの生活圏を離れた列車に揺られているだけで癒しや満足感が得られ、都内から普通列車だけを乗り継いだ10時間の鉄旅は、ここまで来てよかったと思えるものでした +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


2039.jpg
途中の根知で交換した上り列車を
後ろの窓越しにパチリ。
(^_[◎]oパチリ
新緑が萌える爽やかな季節になりましたね。
▲22.5.2 大糸線 根知
(後方の車窓から)


とはいえ、やはりせっかくカメラ機材を背負って鉄旅へ出かけてきたのに、撮影の成果がアンラッキーな“影落ち撃沈”だけでは、“撮り鉄”として煮えきらないのも本音 (-`ω´-*)ウム。
姫川に沿って走り続けてきた大糸線の列車は、まもなく終点の糸魚川に到着します (・ω・)トーチャコ。大糸線の旅はこれで終わるけど、私はいま一度、納得のいく“撮り鉄”の成果を求めて、ここから別の路線に向かうこととしました (*`・ω・´)-3フンス!。


2040.jpg
南小谷から一時間、
列車は終点の糸魚川に到着しました。
(・ω・)トーチャコ
利用者の減少により、
廃止も検討されているという
大糸線北部の非電化区間。
数年に一度程度しか乗らない私には、
なんとも言えないところですが、
あくまでも個人的な希望としては、
どうにか存続を願うばかりです・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲22.5.2 大糸線 糸魚川


南小谷1443-(大糸429D)-糸魚川1545


2041.jpg
糸魚川は新潟県糸魚川市の中心駅で、
北陸新幹線、大糸線、
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン
(元・北陸本線)
の各列車が発着する鉄路の要衝です。
( ̄  ̄*)イトイガワ
▲22.5.2 北陸新幹線 糸魚川

2042.jpg
糸魚川駅構内のアルプス口にある
糸魚川ジオステーション ジオパル」には、
2010年まで大糸線で使われていた
国鉄型気動車のキハ52形(キハ52 156)が
展示、保存されており、車内に入ることも可能。
(´▽`*)キハ♪
ちなみに右のほうに見えるのは、
「トワイライトエクスプレス」のA寝台個室
「スイート」を木材で再現したモックアップ。




GWの鉄旅、次回に続きます ...(((o*・ω・)o。