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わたらせ渓谷鐵道・・・国鉄色DE10「トロッコ」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.09.09 わたらせ渓谷鐵道
国鉄色のDE10形が牽引!
「トロッコわたらせ渓谷号」撮影
 
 
私のような鉄道好きの“鉄ちゃん”にとって“駅”といえば当然のごとく、列車が発着する“鉄道の駅”をまっ先に思い浮かべますが σ(゚・゚*)ンー…、クルマやバイク、自転車などでドライブやサイクリングを愉しまれる方々には、道路沿いにある“道の駅”も馴染みがあるでしょう。
今旅の私がふらっと立ち寄ったのは ...(((o*・ω・)o、群馬県の桐生(きりゅう)から栃木県の足尾(あしお)を経て日光(にっこう)へと抜ける、国道122号線(正式には日光が起点で埼玉県の岩槻が終点らしい)の沿道にある、桐生市黒保根町の「道の駅 くろほね・やまびこ」(゚ー゚*)クロホネ。


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自然豊かな群馬の山里にある
「道の駅 くろほね・やまびこ」。
右手前の産直所も、左奥のお食事処も
シブい佇まいだなぁ。
(´ω`*)シブイ


近年の道の駅は、洗練されたデザインの物産館に小粋なレストランやカフェなどを併設したオサレなものも多いなか(例えば以前に私が富山で訪れた「道の駅 あまはらし」など)、この「くろほね・やまびこ」は地元の農産物を扱う昔ながらの産地直売所といった印象の鄙びた雰囲気 (´ω`*)シブイ。でもそれがまた、渓流の渡良瀬川(わたらせがわ)を擁する自然豊かな里山にマッチして、どこか郷愁感が漂う落ち着いた風情を醸し出しています (´ー`)マターリ。ちなみに“くろほね”とはご当地の地域名(旧・黒保根町)を由来とするもの(“やまびこ”はたぶん山彦のことで、もともと道の駅となる前は“やまびこ”っていう名の産直所だったらしい)。


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“水源の郷くろほね。うまい米。”
(‐д‐´)ホホゥ


そんな「くろほね・やまびこ」は先述したとおり道の駅であって鉄道の駅ではなく、ここに列車が発着することはありません。
では、いったい私はここへ何をしに来たのかというと σ(゚・゚*)ンー…、農産物直売所の店頭に並べられた大小のカボチャを横目に見ながら向かったのは、敷地内に併設されたお食事処(食堂)(*・ω・)ノ゙チワッス。古民家を改装したものだと思われるその味わい深い趣の店内で、おもむろに自販機へ千円札を投入して950円の食券を購入し、それを調理場直結のカウンターへと差し出します。そしてひとこと・・・

「もつ煮定食、お願いします ( -`д-´)キリッ」(yamatonosukeさん風にw)


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自家製粉の手打ち蕎麦、
地元で採れた野菜やきのこの天ぷらなど
惹かれるメニューが並ぶなか
私が選んだのは「もつ煮定食」。
(*-ω-)モツニ


は?いったい何の話をしているのかって? (´・ω`・)エッ?


9月9日(土)


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先日に宇都宮へ行ったときと同じように
東京から乗るE231系の普通列車。
でも今日は高崎線の高崎ゆきです。
▲東海道本線 東京

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高崎で乗り継いだ211系は
両毛線の小山ゆき下り普通列車。
(゚ー゚*)ニゲゲ
▲信越本線 高崎


きのうは台風(13号)の影響で雨が激しかった関東地方 ザアアァァ…:il!:il|个c(´д`;))!l|il:|;。明けてきょうの土曜日は台風一過の晴天を期待したものの、台風由来の湿った空気が居残っていまいちスッキリとしない曇天です σ(・∀・`)ウーン…。
そんな空模様の日に私が撮影目的で訪れたのは、群馬県の桐生と栃木県足尾町の間藤(まとう)をむすぶローカル線(第三セクター鉄道)の「わたらせ渓谷鐡道」。通称 “わ鐡” (゚ー゚*)ワ。


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桐生で両毛線から乗り換えたのが
今旅の目的路線である
わたらせ渓谷鉄道。
(゚ー゚*)ワテツ
間藤ゆき下り普通列車は
単行のディーゼルカーです。
座席配置がクロスシート仕様の
WKT-520形に当たったのはラッキー。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲わたらせ渓谷鐡道 桐生


わたらせ渓谷鉄道(わたらせ渓谷線)はその線名のとおり、ほぼ全線が渓流の渡良瀬川へ沿うように線路が敷かれていて、列車の車窓からもその風光明媚な自然風景を愉しむことができます (・∀・)イイネ。とくにこれから迎える紅葉シーズンは多くの観光客で賑わうでしょう。


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車窓に渓流の渡良瀬川を映して走る
わたらせ渓谷鉄道。
下り列車なら進行方向の右側が
比較的長く川景色を眺められます。
(・∀・)イイネ
▲わたらせ渓谷鐡道 上神梅-本宿
(車窓から)


そんな沿線環境を活かして週末や行楽シーズンを中心に当線で運行されているのが、客室の一部が窓ガラスのないオープンデッキ構造となった、いわゆる「トロッコ列車」( ̄▽ ̄)トロッコ。
わ鉄のトロッコ列車には二種類あり、ひとつは気動車(ディーゼルカー)タイプで自走式の「トロッコわっしー号」(WKT-550形)。もうひとつが客車方式でディーゼル機関車(DE10形)の牽引によって運転される「トロッコわたらせ渓谷号」(・o・*)ホホゥ。
後者には茶色いトロッコ客車(わ99形)に色を合わせた専用の機関車(DE10 1537)が用意されていて通常はそれを使うことが多いのですが、当機の検査などによるものなのか私には事情が詳しくわからないけど、今夏の運転では専用機でなく予備的な位置づけとなっているもう一台の同型機(DE10 1678)がトロッコの牽引に連日登板しているとの情報をSNSなどで目にしました (゚∀゚)オッ!。実はこちらの予備的な機関車は製造時からのオリジナルである朱色の“国鉄色”を維持しており、国鉄時代の車両が好きな私にとっては気になる存在なんです σ(゚・゚*)ンー…。
はたして、「トロッコわたらせ渓谷号」の始発駅となっている途中の大間々(おおまま)で、運転準備中の当該列車の様子を乗っていた普通列車の窓から見てみると・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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茶色いトロッコ客車の先頭に立つのは
朱色のディーゼル機関車。
(゚∀゚)オッ!
▲わたらせ渓谷鐡道 大間々
(車窓から)


国鉄色のデーテン(DE10)を確認!(*`д´)ゞ ピシッ!
やはりSNSなどで得た情報のとおり、本日の「トロッコわたらせ渓谷号」も専用機ではなく国鉄色のほうが牽引を担当。これには曇天の空模様でも私のテンションは一気に上がります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
その「トロッコわたらせ渓谷号」を沿線の撮影ポイントで撮るべく、先行する普通列車から私が下車したのは本宿(もとじゅく)。


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桐生市黒保根町に所在する
無人駅の本宿。
夏場は木々の葉に遮られて
川面がちょっと見にくいけど
そのホームは渡良瀬川に面しています。
▲わたらせ渓谷鐡道 本宿

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そして本宿のホームは
道路から一段低いところに位置し
斜面に備えられた階段がアプローチとなるため
駅を表す看板が道沿いに立てられています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲わたらせ渓谷鐡道 本宿


東京0620-(高崎1822E)-高崎0815~0836-(両毛439M)-桐生0928~1006-(わたらせ渓谷717D)-本宿1037

続行でやってくる「トロッコわたらせ渓谷号」の通過までは、あと30分ほど。
あまり時間に余裕はないけれど、目的地の撮影ポイントは本宿の駅から線路に沿った国道を上り方向へ歩いてわずか5分という、列車利用の“徒歩鉄”に嬉しい近さ ...(((o*・ω・)o。そこなら焦らずともじゅうぶん間に合います ъ(゚Д゚)ナイス。


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駅から5分・・・もかからずに
やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
並行する国道の路肩から
わ鐵の線路と渡良瀬川が見下ろせます。


ここは駅近のお手軽な場所ではあるものの、国道の路肩から少し高い目線でカーブする線路とその向こうに流れる渡良瀬川を望める、なかなかの好撮影地 (・∀・)イイネ。夏場は木々の葉が生い茂って川面がスッキリと見えないのは惜しいところですが、緑が豊かなのも今の時期らしい風情と捉えるべきか (´ω`)ウン。
きょうは台風明けの曇天という出撃を決断しにくい微妙な天候だからか同業者は誰もおらず、ここでは私ひとりで「トロッコわたらせ渓谷号」を迎えます (・ω・)ポツン。


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山里の渓流に沿って
のんびり進むトロッコ列車。
晩夏の濃緑に映える
朱色のディーゼル機関車が
その牽引を務めます。
▲わたらせ渓谷鐡道 上神梅-本宿


国鉄色デーテン(DE10)のトロッコが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
せせらぎをかき消すようにエンジン音を響かせて、朱色のDE10形を先頭にした「トロッコわたらせ渓谷号」が川べりのカーブをゆっくりと進みゆきます ノコノコ...(((o*・ω・)o。ふだんの専用機による色が統一された編成もけっして嫌じゃないけど、個人的にやっぱり国鉄色のディーゼル機関車は落ち着いた印象でいいものだなぁ +。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。
4両編成の客車のうち真ん中の二両がオープンデッキ構造のトロッコ車両となっているのですが(前後はふつうの客車)、この角度で見るとそれがあまり目立たず(あえて狙ったアングル?)、国鉄色のDE10形が茶色っぽい客車を従える様はまるで、昭和の国鉄時代に旧型客車で運行されていた地方のローカル列車(客車列車、ローカル客レ)を思わせるような、懐かしい趣が感じられるではありませんか ( ̄  ̄*)キャクレ。う〜んシブい。
ちなみに背景の右側へ写り込んだ国道はけっこう交通量が多いのに、このときはタイミングよくクルマが一台も通らなかったのは、ちょっとしたラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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“ピッ!”っと短笛を鳴らして
鉄橋にさしかかるところを
引いたアングルにしてもう一枚。
(^_[◎]oパチリ
このくらいの角度で眺めるDE10形は
長さが違う前後のボンネットによる
アンバランスな凸形スタイルが
際立って見えますね。
( ̄  ̄*)デーテン
▲わたらせ渓谷鐡道 上神梅-本宿


日が差さないあいにくの曇天だけど、このシブい印象の編成には案外マッチした空模様のようにも思えるし、もし晴れたとしても今の時間帯のこの場所はおそらく逆光となるハズなので、これはこれでよかったのかもしれません (-`ω´-*)ウム。何よりこの山里風景という穏やかなロケーションで国鉄色のDE10形が牽く列車を撮れたことが、国鉄型好きの私としては満足でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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[道の駅 くろほね・やまびこ]
この先2キロか・・・。
σ(゚・゚*)ンー…



さて、撮影を終えて時刻は11時過ぎ。ちょっと早いけどお昼時 (›´ω`‹)ハラヘタ・・・ですが、田舎のローカル線では下車した駅や訪れた場所の近くに飲食店や商店などがまったく見あたらず、ときには食事にありつけないなんて場合もよくあること (´д`;)アウ…。そこで今回はいちおう事前に本宿の撮影ポイント付近で何か食べられそうなお店がないか調べてみたところ \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、実はすぐ近くにラーメン屋さんが一軒と、さらに国道を2キロほど進んだあたりに「道の駅」があることを確認 (・o・*)ホホゥ。これなら“食事難民”にならなくて済みそうです ε-(´∇`*)ホッ。
しかもその「道の駅」のお食事処(食堂)は、豚のモツとコンニャクを自家製の味噌で煮込んだ“もつ煮”が名物らしく、それを食べた人の感想も評価が高い ホシ('ω')ミッツデス。これは魅力的で思わずヨダレが出てしまいます (゚
¬゚)ジュルリ。この道の先に美味しいものがあるとわかれば、2キロくらいは大した距離じゃありません。たかだか歩いて20分くらいでしょう ...(((o*・ω・)o。


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「道の駅 くろほね・やまびこ」のお食事処は
重厚な造りの古民家風・・・というか
おそらく古民家を改装したものだと思われ、
二重になった三角屋根や
店内の立派な梁などに目が留まります。
(´ω`*)シブイネ


・・・で、やってきたのが今記事冒頭の「道の駅 くろほね・やまびこ」(゚ー゚*)クロホネ。
んで、オーダーしたのが名物だという“もつ煮定食”です (゚
¬゚*)モツニ。
店内の高い天井に張り巡らされた立派な梁などを見上げながら待っていると、それは程なくして私の前に運ばれてきました オマタヘ(((*゚▽゚)つ_▼▽_。御飯とお吸い物(?)や副菜とともにお盆へ並べられた、大きなどんぶりの“もつ煮込み”から漂う味噌の甘い匂いが空腹の胃袋を刺激します (゚A゚;)ゴクリ。
さっそく七味をパッと振ってひと口・・・う、ウマい! (*°▽°*)ウンマ!。


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「道の駅 くろほね・やまびこ」名物の
“もつ煮定食(950円)”
どんぶりいっぱいに盛られたもつ煮は
甘めの味噌が優しいお味で
ご当地産の“くろほね米”を炊いた
つやつやの御飯によく合います。
これは箸が止まりません!
(もちろんビールにも合う合うw)
モツニ(゚д゚)ウマー!


牛や豚などの畜産業が盛んな地域で、食肉の加工行程から大量に出るホルモン(内臓)を無駄なく消費しようと、はじめはおもに地元の方を中心に食べられていたという群馬の“もつ煮”ですが、当地を通るトラックドライバーなどの口コミでその美味しさが全国的に広まり、今では県を代表する名物のひとつとなっています (・o・*)ホホゥ。また群馬の“もつ煮”は野菜をほとんど使わずにモツとコンニャクだけで作るのが特徴だそうで、私がいただいたものもそのとおりシンプルな具材でした ≠( ̄〜 ̄*)モグモグ。


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副菜はサラダやお新香のほか
白菜のお吸い物だと思っていた椀物は
自家製粉の手打ちそば(十割?)を使った
温かいお蕎麦でした。
(・∀・)オソバ
また煮付けたコンニャクも自家製で
弾力のある食感が美味しい。
( ̄〜 ̄*)コンニャク

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隣接する産直所で販売されている
自家製のコンニャクは1kg 570円。


ちなみに群馬の“もつ煮”といえば、上越線の沿線で同県渋川市の津久田(つくだ)にも美味しいと評判の名店があり、当線でSL列車(SLぐんまみなかみ号)などを撮りに訪れる鉄ちゃんのあいだでもちょくちょく話題に上がるのですが ヽ(゚ω゚)ウマイヨ、そのお店は最寄駅の津久田から5キロ以上もの距離があり(橋が遠い川の対岸)、私のような徒歩鉄だとなかなか気軽には食べに行けません (´Д⊂ ムリポ。
いっぽう今回の「道の駅 くろほね・やまびこ」ならば、本宿から2キロ、下り方隣駅の水沼(みずぬま)からは1キロのところに位置した歩ける距離で、わ鐵の撮影ついでに立ち寄って念願の“もつ煮”を美味しくいただくことができました ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。

まあ、慣れないヘタな“食リポもどき”(?)はこのくらいにして・・・(^^;)ゞポリポリ、ごちそうさまでした 人´ε`*)ゴッチャンデス。


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「道の駅 くろほね・やまびこ」から
1キロほどのところに位置する駅で
本宿と同じく桐生市黒保根町に所在する
わ鐡の水沼。
奥の屋根には“温泉マーク”が見えるけど・・・
(゚∀゚)オッ!
▲わたらせ渓谷鐡道 水沼

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あれ?本日休館とな?
(・・?)アリ?


道の駅での食事を満喫した私が次にやってきたのは、鉄道駅の水沼 ( ̄  ̄)ミズヌマ。
ここからすぐにわ鐵の列車へ乗って移動するのではなく、当駅には日帰り入浴が楽しめる温泉施設(水沼駅温泉センター)が併設されており (゚∀゚)オッ!、少し時間に余裕があることからひとっ風呂浴びていこうかという、撮り鉄のあとに食事から入浴へと流れるナイスなプランを考えていたのですが ъ(゚Д゚)ナイス、駄菓子菓子(だがしかし)土曜日にも関わらずその入口には、「本日休館」と書かれた紙が貼られています (・・?)アリ?。どうやらホントのところは今日だけの休館ではなく、経営的な事情により先月からしばらく休業(閉館?)となっているようで、何にしても残念ながら利用することができませんでした (・ε・`)チェ。
ちなみに思い返せば今夏の7月に訪れた岐阜の明知鉄道でも、駅前温泉として知られる花白温泉がボイラー故障が理由で臨時休館していたっけ。このところの私はどうも温泉との相性が良くないみたいだなぁ "o(-ω-;*)ウゥム。


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「温泉のある駅・水沼」
せっかく立派な温泉施設が併設されているので
できることなら再開してほしいものですね。
σ(・∀・`)ウーン…
カッパくんもまたお風呂に入れることを
待っているでしょう・・・。


温泉へ入れずに“ナイスなプラン”はもろくも崩れちゃったけど気を取り直して、ここ水沼から歩ける範囲でもう一カ所、私には行きたいところがあります・・・というか、本来はそこが今旅いちばんの目的地 (-`ω´-*)ウム。
先ほど食べた“もつ煮定食”をスタミナの源にして快調に歩き進むのは、集落のまわりを囲む里山のひとつに伸びる上り坂 ...(((o*・ω・)o。その登った先にあるのが、わ鐵の線路を高い位置から見下ろすことができる、いわゆる俯瞰ポイントの撮影地です (´ω`)ナルヘソ。


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とくに苦労することなく
坂道を上がってやってきたのは
こんなところ。
え〜っと、線路が見えるかなぁ?
(「゚ー゚)ドレドレ


さほど高くはない里山の中腹付近でわずかに開けた眺望 (゚∀゚)オッ!。
ひょっとしたら今の時期は鬱蒼と生い茂る草木で視界が遮られて、下界にある線路が望めないかもしれないとの不安はありましたが (゚ペ)ウーン…、たどり着いた現地から目を凝らすと眼下にはかろうじて、壮大な情景のなかだと細々として見える非電化単線の線路が確認できました m9っ`∀´)ミッケ!。これならどうにか列車が撮れそう ε-(´∇`*)ホッ。
そしてこの場所から狙うのはもちろん、例の国鉄色ディーゼル機関車が牽く「トロッコわたらせ渓谷号」にほかなりません ( ̄▽ ̄)トロッコ。昼前に足尾ゆき「トロッコわたらせ渓谷3号」で下っていった当該編成が終点で折り返し、上りの大間々ゆき「トロッコわたらせ渓谷4号」として15時過ぎにこのあたりを通過します (*゚ェ゚)フムフム。


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お、厚い雲が流れはじめて
うっすらと日が差すようになってきたぞ。
(゚∀゚)オッ!


きょうはこれまでずっと厚い雲に覆われた曇天の空模様でしたが (-ω-;*)ドングモリ、ここにきて少しずつ上空の雲が薄くなってきたみたいで、時おりほんのわずかながら雲間から太陽が顔を覗かせるようになりました (゚∀゚)オッ!。これは日差しが期待できるというほどではないけれど、タイミングがよければワンチャンあるかも!?(☆∀☆)ワンチャン☆。いまの時間帯のこの場所はおそらく順光となるハズなので、もし晴れてくれたら嬉しいなぁ 八(゚- ゚)ハレテ。
そんな状況のなかで待つことしばし、やがて「トロッコわたらせ渓谷号」が水沼の駅を発車する際に鳴らされる、DE10形機関車の汽笛の音が耳に届きました ピィィィ───( ̄- ̄ 3)───ッ…。ここから列車が見える箇所はわずかなので、通過のタイミングを逸しないよう集中します (*`・ω・´)-3フンス!。


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箱庭のような情景のなかで目を引く
朱色のディーゼル機関車に牽かれて
渡良瀬川沿いの深い森を抜ける
「トロッコわたらせ渓谷号」。
地形を活かした山里の棚田は
もうすっかり秋色です。
(゚- ゚)アキ
▲わたらせ渓谷鐵道 水沼-本宿


秋の棚田でトロッコが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
まだ夏の名残りを感じる深い緑に包まれた山里の一角で、美しき黄金色の輝きを放つ稲田。その傍らに敷かれた緩いカーブを朱色のDE10形が牽くトロッコ・・・いや、ローカル線の客車列車(という表現でも間違いではない)がコトコトとかすめてゆきます コトコト...(((o*・ω・)o。けっして抜けがよいとはいえない狭い視界のなかで展開される、初秋の田舎風情をぎゅっと凝縮した鉄道情景の素晴らしさに穏やかな感動を覚えます。ああ、いいねぇ・・・ホント、こういうロケーションに国鉄色の車両(DE10形に限らず)はしっくりとマッチするものだよなぁ +。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。ちなみにこのあたりの田んぼで作られるお米がおそらく、先ほどの「道の駅」でお昼ゴハンに美味しくいただいた、ご当地米の“くろほね米”と呼ばれるものなのでしょうね
(´ω`)ナルヘソ「水源の郷くろほね。うまい米。」・・・か。
そしてわずかな望みを抱いていた太陽の日差しは、完全に雲が抜けた状態の“バリ晴れ”ではなかったものの、列車が通過するタイミングで陰影が出るくらいの薄日は差して、一帯の景色に明るさを、DE10形の朱色に鮮やかさを与えてくれました (゚∀゚*)オオッ!。ずっと曇り空だったことを考えれば、薄日でも嬉しくてじゅうぶんに満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。

山あいにちらりと姿を見せて走り去った「トロッコわたらせ渓谷号」。これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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撮影を終えて水沼からわ鐵に乗車。
桐生ゆきの上り普通列車は
ロングシート仕様のWKT500形でした。
( ̄  ̄)ロング
▲わたらせ渓谷鐵道 水沼


ディーゼル機関車が牽く観光列車の「トロッコわたらせ渓谷号」を撮りに訪れた、山里のローカル線「わたらせ渓谷鉄道」(゚ー゚*)ワテツ。
国鉄型の古い車両が好きな私にとって、オリジナルの国鉄色を纏うDE10形の貴重な登板にテンションが上がったのもさることながら ε-(°ω°*)デーテン!、事前に食事処を探していて目に留まった「道の駅 くろほね・やまびこ」の“もつ煮”にも惹かれるものがあり ジュルリ、ぶっちゃけ今回は「トロッコ」の撮り鉄よりも“もつ煮”を食べるほうの楽しみが上回ったというのが正直なところかもしれません (。A。)アヒャ☆。そのお味は期待を裏切らないおいしさでした (゚д゚)ウマー!。
もちろん本来の目的である「トロッコわたらせ渓谷号」も晩夏から初秋へとうつろう時期に、その季節感が表れた情景のなかで国鉄色のDE10形を記録することができて (^_[◎]oパチリ、個人的に満足のいく成果が残せたと思っています (-`ω´-*)ウム。とくに復路で高台から眺めた箱庭のような情景が印象的で、そこに薄日でも差してくれたのは曇天ベースの一日で嬉しい誤算でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。まあ、唯一残念だったのは温泉に入れなかったことでしょうか。タオルも持参してきたのになぁ (^^;)ゞポリポリ。
これから深まりをみせる秋には錦の紅葉が、そして春には桜や花桃が沿線を彩る“わ鐵”。風光明媚な四季折々の情景を楽しみにして、またぜひとも撮影に訪ねたいところです (・∀・)イイネ。


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桐生でわ鐵から乗り継いだ
両毛線の小山ゆき下り普通列車(右)は
わずか4分という好接続。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
往きは高崎経由でしたが
帰りは小山経由で都内へ戻ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
▲両毛線 桐生


水沼1557-(わたらせ渓谷724D)-桐生1636~1640-(両毛455M)-小山1738~1742-(東北1627E)-赤羽1848~1850-(湘南新宿ライン2853Y)-新宿1908






☆オマケ☆


今回の私が旅した「わたらせ渓谷鐵道」(゚ー゚*)ワテツ。
その前身はJR東日本の“足尾線”で、旧・国鉄特定地方交通線(いわゆる赤字ローカル線)に選定されて廃止の危機に直面した当線を、県や沿線自治体などが出資する第三セクター鉄道として存続させ、現在のわたらせ渓谷鐵道が1989年(平成元年)に引き継いだものです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
JR足尾線としての最終日となった89年3月28日に特別運行された「さようなら列車」サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~、その先頭をつとめた牽引機がやはりディーゼル機関車のDE10形で ( ̄  ̄*)デーテン、あれから34年もの月日が経った今日に見た「トロッコわたらせ渓谷号」を牽く国鉄色の同型機(DE10 1678)には、個人的に感慨深いものがありました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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春雨がそぼ降るなか
国鉄色のDE10形1682号機が先頭に立った
「さようなら足尾線」の特別臨時列車。
後ろに従える客車は
和式客車(お座敷客車)の「くつろぎ」です。
(゚ー゚*)タカビー
▲89.3 足尾線 沢入

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こちらはもともとの国鉄色でなく
イベント用の旧型客車(後ろ)に合わせて
茶色(ぶどう色2号)に塗り替えられた
DE10形1705号機が牽引する特別臨時列車。
駅ホームでの手堅い撮影だけど
「さようなら足尾線」のヘッドマークが
いい記録になりました。
パシャ☆(*≧∀ノ[◎]ゝ
▲89.3 足尾線 足尾

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わ鐵への転換を控えた
JR足尾線最終日の足尾駅。
タラコ色の国鉄型気動車が走るのも
この日かぎりです。

多くのファンが集まったけど
どこかまったりとした雰囲気。
(´ー`)マターリ
わ鐵の開業を祝って上げられた

“アドバルーン”が

今ではちょっと懐かしさを感じますね(笑)
(o ̄∇ ̄o)アドバルーン
▲89.3 足尾線 足尾


この当時の私はどちらかというと“撮り鉄”よりも“乗り鉄”のほうをメインに行動していたけど、もし今の私だったら駅のホームでなく沿線の撮影ポイントにて「さようなら列車」を狙っただろうな・・・ ( ̄▽ ̄*)トリテツ