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ONE-shot 542 懐古列車 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 542 懐古列車

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水田や芋畑、麦畑が広がる農地に
まっすぐ敷かれた鉄路を
ディーゼル機関車に牽かれた列車が
コトコトと走りゆく。
コトコト...(((o*・ω・)o


先日の拙ブログでお伝えした
上越線の「新潟駅開業120周年号」
EF64形電気機関車が
6両の客車(旧客)を連ねたもので
それはかつて昭和の国鉄時代に走っていた
電化幹線(本線)の普通列車(客車列車)
を彷彿とさせるイメージでした。
(´ω`*)ナツカシス

いっぽう今回ご紹介する
DE10形ディーゼル機関車が
3両ほどの茶色い客車(50系)を従えて
非電化の単線を進みゆくさまは
これがまた国鉄時代に
地方のローカル線(地方交通線)などで見られた
鈍行列車のような雰囲気を覚えます。
( ̄∇ ̄)シブイ

ちなみにこの列車は
茨城の下館と栃木の茂木の間をむすぶ
真岡鐡道(もおかてつどう)
土休日を中心に運行される
蒸気機関車の観光列車
「SLもおか号」の運行に備えて
それに使用する客車(とSL)を事前に
車庫から始発駅へと送り込む
回送列車を捉えたものなのですが
(いわゆる“送り込み回送”)
( ̄  ̄*)カイソー
世代や趣向によっては
蒸気機関車が牽く本来のSL列車よりも
ディーゼル機関車が務める回送列車のほうに
先述したローカル線の鈍行列車っぽい印象の
味わい深さを感じるファンも少なくないようで
かくいう私もその一人。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!

SL列車のための回送*ではあるものの
令和の現代にこのような懐古感漂う列車が
シーズン中はほぼ毎週末に見られるなんて
嬉しいことです。
人≡∀≡*)アリガタヤ アリガタヤ
*なおSL列車のあとに設定される
入庫のための下り列車では客扱いを実施)


この日の撮影者は私ひとりだけだった跨線橋で
その下を列車が通り過ぎる際に手を振ると
機関車が・・・というか機関士さんが
“ピッ!”という短笛を返してくれました。
ワーイ♪(*´▽`)ノシ


▲24.5.12 真岡鉄道 折本-下館二高







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車体側面の帯色が最近
から白へ塗り替えられた
「SLもおか号」用の50系客車

(゚ー゚*)シロ

白いほうが目立って
いいアクセントになっていると
個人的には思います。
(・∀・)イイネ



上越線・・・新潟駅開業120周年記念号 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2024.05.11 上越線
越後路をゆく客車列車
快速「新潟駅開業120周年記念号」
撮影記
 
 
越後の国は新潟県の中心地に置かれた新潟駅(新潟市中央区)は、1904 年(明治37年)の5月3日に開業してから今年で 120 周年 (*゚▽゚)/゚・:*【祝 120ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。そのメモリアルイヤーを迎えた記念に5月11日(土)と12日(日)には県内の越後湯沢と新潟のあいだを上越線、信越本線経由で、記念列車の快速「新潟駅開業120周年号」が特別運行されるとのこと (・o・*)ホホゥ。
記念列車にはオハ47形などの古い旧型の客車(略して“旧客”)が用いられ (゚∀゚)キューキャク!、またそれを国鉄型電気機関車のEF64形(1000番台)が牽引するという (゚∀゚*)ロクヨン!!、これはまだ上越新幹線ができる前の昭和時代に上越線や信越本線、羽越本線などの県内各線で走っていた昔なつかしい“客車鈍行”(客車を使用した普通列車)を再現したかのような、シブくてエモい編成じゃありませんか!(≧∇≦)エモイッ!
そんな“激アツ”な「120周年号」をぜひともカメラに収めたくて、私は往路の下り列車(越後湯沢→新潟の片道)が運行される週末の土曜日に、新潟県のほうへ向かいました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


5月11日(土)


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上野から乗る高崎線の
高崎ゆき普通列車は
共通運用のE231系よりも
ちょっとだけ座り心地がよいと感じる
E233系のほうでラッキー。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲東北本線 上野


5月の中旬ともなるとだいぶ日の出が早くなり、すでに明るさを感じる早朝の5時半 ('-'*)オハヨ♪。そんな時間に私が都内の上野駅から乗車したのは高崎線の高崎ゆき下り普通列車 ( ̄  ̄*)タカセソ。
え?今旅の目的地は新潟県なのに上越新幹線じゃないのかって?(´・ω`・)エッ? いつもながら何ともセコいお話なのですが、新幹線を利用できないほど切羽詰まったビンボーというワケではないけれど、しがないサラリーマンでけっして裕福とはいえない私は趣味(撮り鉄や乗り鉄など)にかける費用をなるべく抑えたいところ (´Д⊂ボンビー。そこで新幹線を利用する区間を少しでも短くして節約し、“可能な限り”はできるだけ在来線の列車(おもに普通列車)で移動するつもり ノコノコ...(((o*・ω・)o。理由を聞けばみみっちいようですが、普通列車の鈍行旅には新幹線とはまた違った味わいと趣きがあり、鉄道好きとしてはそれも一興かと個人的には思っています (-`ω´-*)ウム。
そんなワケで高崎線の普通列車に揺られて車窓の景色をぼーっと眺めていると、思いがけずちょっと嬉しいことが・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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高崎付近で高崎線の車窓から見えた
EF64形電気機関車(EF64 1053)。
(=゚ω゚)ロクヨン!
その下り方の前面には
「新潟駅開業120周年号」の
ヘッドマークが装着されています。
(゚∀゚)オッ!
▲高崎線 倉賀野-高崎(車窓から)

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走る列車の窓越しに撮った写真を
無理矢理クローズアップしたので
画質はかなり粗いですが
羽ばたく朱鷺があしらわれた
「新潟駅開業120周年号」のヘッドマーク。
(・∀・)イイネ


ロクヨン、イタ━━━━m9゚∀゚)━━━━ッ!!
列車がまもなく高崎に着くところで車窓から私の目に飛び込んできたのは、高崎駅構内の留置線で待機するEF64形電気機関車(単機)じゃありませんか (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
当機はまさにこれから件の「新潟駅開業120周年号」の牽引に充当されるもので、列車自体の営業運行区間は先述のとおり越後湯沢と新潟のあいだですが、それに使われる機関車や客車は群馬県の高崎にある「ぐんま車両センター」に所属しており、そこから回送列車として始発駅の越後湯沢へ送り込まれる模様 ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。そして機関車の下り方の前面には“記念のヘッドマーク”がすでに装着されていて、たまたまそれを車窓から一瞬だけ見ることができました (゚∀゚)オッ!。新潟の象徴といえる朱鷺(トキ)が羽ばたくデザインのヘッドマークは、新潟駅の開業120周年をお祝いするのにふさわしい素敵なものですね (・∀・)イイネ。


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高崎で乗り換えた
上越新幹線の「たにがわ401号」。
(゚ー゚*)タニガワ
現在の上越新幹線には
北陸新幹線と同じE7系が使われています。
▲上越新幹線 高



高崎では上越新幹線の「たにがわ401号」越後湯沢ゆきに乗り換え (゚ー゚*)タニガワ。
できれば高崎からも在来線の上越線に乗り継ぎたかったところですが、上越線はとくに群馬と新潟の県境をまたぐ水上(みなかみ)と越後湯沢のあいだの運行本数が少なくてそこがネックとなり σ(゚・゚*)ンー…、私が目的地とする「120周年号」の撮影ポイントへ着くのは当該列車が通過するギリギリの時間となってしまうため、ここは高崎から越後湯沢まで新幹線に助けてもらいましょう バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
なお、これから私が向かう目的地の駅までスマホのアプリなどでふつうに路線の経路検索をすると、東京から新潟県の浦佐(うらさ)まで上越新幹線を使うルートが推奨され、その場合は乗車券のほかに必要な新幹線特急券が通常料金の自由席で3,740円かかりますが (*゚ェ゚)フムフム、新幹線に乗車する区間を高崎〜越後湯沢に短縮すれば新幹線自由席特急券は1,870円。ちょうど半分で済みます ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ(参考までに
自由席特急券は東京~湯沢の場合だと2,850円、高崎~浦佐だと2,640円)。


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快晴の青空に映える
上毛三山のひとつ榛名山。
(´▽`*)イイテンキ♪
国境(県境)のトンネルを抜けた先の
新潟県でも晴れているといいなぁ。
▲上越新幹線 高崎-上毛高原(車窓から)

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上越国境にそびえる
谷川岳を列車名の由来とする「たにがわ」は
越後湯沢が終点です。
( ̄  ̄*)ユザワ
一車両に乗客が数人程度という
ガラガラにすいた状態でした。
▲上越新幹線 越後湯沢


高崎から越後湯沢まで上越線の普通列車だったら水上で乗り継いでおよそ二時間かかるところを新幹線はわずか30分弱。あたりまえだけどさすがに速いなぁ (´ω`)ハヤイネ。
そしてセコい私は越後湯沢からふたたび在来線を利用することとして、上越線の長岡ゆき下り普通列車に乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o。


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本日運行される
快速「新潟駅開業120周年号」
下りの始発駅に設定されている越後湯沢。
発車の際にはお見送りイベントが
行われるようですね。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみに当駅の発車時刻は11時ちょうど

▲上越線 越後湯沢


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越後湯沢から乗る上越線の長岡ゆきは
鴇色(薄ピンク)の帯が巻かれたE129系。
ボックスシートの一角に座れました。
▲上越線 越後湯沢

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新潟県も快晴で
車窓に流れる山々の緑が爽やか。
(´▽`*)サワヤカ♪
上越線に沿って流れるのは
谷川岳の西麓を源とする魚野川。
その豊富な水量と高い水質が
魚沼地域の米づくりを支えます。
▲上越線 越後湯沢-石打(車窓から)

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魚沼のシンボル的な存在で
お酒の銘柄としても知られる八海山。
( ̄  ̄*)ハッカイサン
好天のきょうはその山なみも
きれいに見えています。
▲上越線 六日町-五日町(車窓から)

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当地ではその八海山に浮かぶ“雪形”を
田おこしの目安にしているといわれますが
沿線の田んぼで水が張られているのは
ざっと見てまだ半分くらいかな。
σ(゚・゚*)ンー…
▲上越線 五日町-浦佐(車窓から)


上越線を北上する普通列車から車窓の景色を眺めていると、このあと当線を走る「120周年号」に備えて、沿線の各所ではすでにカメラを構えて待機する同業者(撮り鉄)の姿がぽつぽつと見られます (゚ー゚*)テツ(思ったよりまだ少ないのは、おそらく湯沢の手前で送り込みを撮ってからクルマで追っかけてくる人が多いからだろうな・・・)。
さて私はどこで撮るのかというと、先ほどたまたま見かけることができた“記念ヘッドマーク”はなかなかいいデザインで、それがしっかりとわかるような列車主体の撮り方(編成写真)にも惹かれるけれど (*'▽')ヘッドマーク、どちらかというと車両派(編成派)より情景派(?)の私としては、“新潟駅の開業120周年”をお祝いする記念列車なら新潟(県)らしさが表れた景色で撮りたいところ ( ̄ω ̄)ニーガタ。新潟は言わずと知れた国内有数の米どころなので、広大な田園風景で撮ろうかなぁ・・・なんて漠然と考えていたのですが ( ̄  ̄*)タンボ、駄菓子菓子(だがしかし)車窓から沿線の様子を見たかぎりではまだ水を張る“代掻き”の作業をしていない田んぼが意外と多く感じられて、茶色い土田(土色の田んぼ)ではあまりいい絵にならなそうだと懸念してしまいます (゚ペ)ウーン…。
それならば田園風景にこだわらず、今のところきれいに山容が見えている八海山(はっかいさん)をはじめとした越後三山(八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳)の山なみを背景にしてみようかなと思い σ(゚・゚*)ンー…、私が列車を降りたのは越後川口(えちごかわぐち)。


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越後川口は上越線と
長野県の豊野から当駅までをむすぶ
飯山線の接続駅。
(゚ー゚*)
カワグチヒロシ
なお当地域を含むこのあたりは
「錦鯉養殖発祥の地」とされ
駅舎の壁面に“錦鯉”が描かれています。
コーンニーチハ━━━━w(°∀°)w━━━━ッ!
 ウルセーヨ!(*`Д´)つ))

▲上越線 越後川口


上野0543-(高崎823M)-高崎0729~0735-(上越新幹線 たにがわ401号)-越後湯沢0802~0902-(上越1729M)-越後川口0954

旧・北魚沼郡川口町の中心駅で、市町村合併により現在は長岡市の東川口地区に所在する越後川口 (゚ー゚*)カワグチ(私はずっと当駅の所在地を長岡市でなく、隣接する小千谷市だと思っていた)。
当地はその地名のとおり本流の信濃川と支流の魚野川が交わるところに位置し(魚野川の河口=川口が地名由来)、かつては両河川の水運で栄えた歴史があるそうです (・o・*)ホホゥ。また魚野川に路線が沿う上越線と信濃川(千曲川)に路線が沿う飯山線(豊野〜越後川口)の接続駅として鉄道好きに知られるところ (´ω`)ナルヘソ。
そんな川口の集落を抜けて線路に沿った道を下りの長岡方向へ歩き進むこと20分ほどで、目的地の「120周年号」を狙う撮影ポイントに到達です (・ω・)トーチャコ・・・が、以前に訪れたときは空き地だったハズのその場所は工事用の資材置き場とされており(一時的なもの?)、その手前には柵が設けられて立ち入りができなくなっています ( ̄△ ̄;)エッ…。ならばためしに定番位置の裏手にある山林の斜面をちょいとよじ登ってみると (*`・ω・´)-3フンス!、そこからはどうにか望んでいたアングルの絵が撮れそう ε-(´o`A フゥ…。


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やってきたのはこんなところ
・・・ですが
そこは資材置き場となっていて
立ち入りができなくなっています。
(゚ー゚?)オヨ?

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それならば裏山をよじ登ってみると
その上からは越後の山々と
上越線の線路が望めました。
(「゚ー゚)ドレドレ


木々のスキマの視界が利くところから眺めた景色は、まん中に川口の集落と上越線の線路が見え、手前(下)のほうに田園が広がり、そして奥には越後三山の山なみが一望できて、これはなかなか壮観じゃありませんか (・∀・)イイネ。山なみはやや霞み気味ではあるけれど、気温が高くなりつつある今の時期にしては条件がいいほうでしょう (*`д´)=b OK牧場!。ただし田んぼはここもまだほとんど水が入っておらずに茶色い土田の状態です ( ̄  ̄*)チャイロ。


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雄々しい越後の山を望みて
上越線を軽やかに駆ける
E129系の普通列車。
背後にそびえる越後三山は
向かって左から越後駒ケ岳(標高2,003m)、
中ノ岳(2,085m)、八海山(1,778m)です。
▲上越線 越後川口-小千谷


しばらくして線路上にやってきたのはE129系の下り普通列車。
上越新幹線が開業(1982年)する以前は首都圏と新潟をつなぐ大動脈として、エル特急「とき」をはじめとする様々な特急列車や急行列車が数多く行き交っていた上越線ですが、現在のこのあたり(越後湯沢〜長岡)の定期旅客列車は一時間〜一時間半に一本程度の普通列車が設定されているだけで、まさに栄枯盛衰の理(ことわり)を覚えます (´ω`)シミジミ。
ちなみにきょうの行程で私は高崎から越後湯沢まで新幹線を利用しましたが、もしも高崎で上越線の普通列車に乗り継いでいたとしたら、いま撮影した下り列車(1731M)で来ることになって越後川口の到着は11時24分。いっぽう撮影目的の快速「新潟駅開業120周年号」は越後湯沢が11時00分発、長岡を12時00分着となっており(途中駅は通過)、越後川口の通過はだいたい11時40分くらいではないかと思われるので、撮影地まで歩くことを考えたら11時24分着では余裕がなく、新幹線の活用は大きな価値があったといえるでしょう ъ(゚Д゚)ナイス。
そんな普通列車が通過してからおよそ15分後、魚野川の鉄橋を渡る際か、もしくは越後川口の駅を通過する際かはわかりませんが、列車の姿が見える前に機関車が鳴らしたホイッスル(汽笛)の音が私の耳に届きました ピイィィィ━━━━( ̄- ̄ 3)━━━━━ッ…。


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晩春風情の越後路を進みゆく
懐かしい趣の客車列車を
八海の峰から“馬”が見おろします。
(゚ー゚*)ウマ?
▲上越線 越後川口-小千谷

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雄大な越後の山々を背にして
開業から120年目を迎えた新潟駅を目指す
快速「新潟駅開業120周年号」。
客車列車のリズミカルなジョイント音が
のどかな山里にこだまします。
▲上越線 越後川口-小千谷


山バックでロクヨン旧客が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
立夏を過ぎて暦の上ではもう初夏だけど山々の残雪に晩春の風情を覚えるなか、越後三山を背景とした山里の舞台に颯爽と躍り出た記念列車の快速「新潟駅開業120周年号」(゚∀゚*)オオッ!。
国鉄型電気機関車のEF64形が先頭に立って6両の旧型客車を従えるその様はまさしく、昭和の国鉄時代に走っていた“客車鈍行”を思わせる味わい深い懐古感を漂わせています 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。世代的に私は客車鈍行が運転されていた時代の上越線に乗ったことはありませんが(東北本線や常磐線、羽越本線などでは乗っているけど)、おそらく当時もこんな感じの列車が日常的に走っていたのでしょう (*´ω`*)ナツカシス(その時代の牽引機はEF15かEF58あたりかな? ツララ切りで庇の付いたゴハチは“上越形”などとも言われたし)。そんな懐かしさを感じるレトロな列車は新潟駅の開業120周年をお祝いするのにふさわしいものだと思います (*゚▽゚)/゚・:*【祝 120ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。


0022.jpg
ロクヨン(EF64形)が牽く旧客は
昭和のころに各地で走っていた客車鈍行を
令和の時代に再現したもの!?
客車が青と茶の混色というところも
凝っていますね。
(´ω`*)シブイ
▲上越線 越後川口-小千谷


撮影は最初の一枚目を山なみの右側に位置する魚沼のシンボル的な存在の八海山を意識したものとし、二枚目では壮大な越後三山の全容を入れたアングルとしてみました (^_[◎]oパチリ(三枚目は列車の編成記録かな)。
ちなみに雪解けがすすむ晩春に八海山の峰へ現れる“雪形”といわれる模様は、馬のように見えるその形より「田掻き馬」などと呼ばれ、むかしから魚沼地域において田おこしや代掻きをはじめる(米づくりをはじめる)目安にされていると云われます ( ̄。 ̄)ヘー。そんな“田掻き馬”が写し込めたのも今の季節を表す嬉しいワンポイントでした (゚ー゚*)ウマ。
記念列車ならではの特別なヘッドマークはわかりづらい・・・というか、じぇんじぇんわからないけど (。A。)アヒャ☆、個人的には遠景でもこの壮観なロケーションで“ロクヨン+旧客”が撮れたことに大満足です (+`゚∀´)=b OK牧場!。


0790.jpg
これが八海山の雪形の「田掻き馬」。
残雪がもうだいぶ溶けすすんでいるけど
かろうじて“馬”にみえる
・・・かなぁ?
( ̄▽ ̄;)ウ…マ?


さて、いちばんのお目当てだった「120周年号」は難なく無事に撮れましたが、すぐには撤収せずにもう少しだけ同地で待機します。
普通列車ですら運行本数があまり多くないこの区間で、「120周年号」が下ってからおよそ20分後という近接した時間に今度は上りのほうへ向かってやってきたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


0023.jpg
米どころにうまい酒あり。
八海の田掻き馬は現れたけど
まだ代掻きが始まっていない米どころを
越後の酒をコンセプトとした観光列車が
のんびりと走りゆきます。
▲上越線 越後川口-小千谷(後追い)


シュクラ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
遠景だとちょっとわかりにくいけど(最近そんなんばっかしw)白と藍色に塗り分けられた3両編成の列車は、ディーゼルカーのキハ40系気動車(キハ40形およびキハ48形)を種車に特別仕様へ改造された、観光列車の快速「越乃Shu*Kura(こしのシュクラ)」(゚ー゚*)シュクラ。


0024.jpg
ひとつ前の写真の
列車の部分をクローズアップ。
「越乃Shu*Kura」の車体色は
正式には藍色ではなく
 “藍下黒(あいしたぐろ)”と呼ばれる
越後の伝統色と
雪をイメージした白を組み合わせたもので
これは“凛とした新潟の風土”を
表現しているのだそうです。
(*・`o´・*)ホ─


当列車は米どころで“地酒王国”でもある新潟の酒をコンセプトとした観光列車で、その愛称は越後の酒蔵と豊かな自然をイメージしたもの(越乃=越後、Shu=酒、Kura=蔵、*=米・雪・花)。車内では厳選した5種の銘柄が味わえる利き酒コーナーを設置し、地元の食材にこだわったおつまみや軽食などとともに地酒が楽しめるという、お酒好きにはたまらない魅力的なイベント列車です (・∀・)イイネ。
そんな「越乃Shu*Kura」は週末や休日を中心に、上越妙高(じょうえつみょうこう)と十日町(とおかまち)のあいだを、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン、信越本線、上越線、飯山線経由で運行されており (*゚ェ゚)フムフム(日によって列車名、運行経路が変わる場合もあり)、上越線と飯山線の接続駅である越後川口には12時ちょうどにやってくるため、私は「120周年号」のあとも居残ってそれを待ち構えたのでした (^_[◎]oパチリ。観光列車用に改造されているとはいえ「越乃Shu*Kura」のキハ40系も貴重な国鉄型車両の生き残りですから、撮れるときにその記録を残しておきたいもの。ぶっちゃけ「120周年号」のオマケみたいな扱いだけど、これも嬉しい収穫となりました ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。


0025.jpg
越後川口から飯山線へ乗り入れて
十日町へと向かう「越乃Shu*Kura」。
その去りゆく姿を見送ります。
バイチャ( ゚д゚)ノシ
ちなみにこれまでのカットでは
フレームアウトしていたけど
右下のほうにちらりと見える川は
日本一の長さを誇る信濃川。
先日にはその上流の水源に近いところで
小海線の列車を撮りましたっけ。
▲上越線 越後川口-小千谷(後追い)


「新潟駅開業120周年号」に続いて「越乃Shu*Kura」も短時間のあいだに効率よく撮ることができ、これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
来るときは「120周年号」へ間に合わせるために途中で新幹線を利用したけど、帰りはとくに急ぐ必要はないので上越線の普通列車を乗り継いでのんびりと東京のほうへ向かうとします ...(((o*・ω・)o。せっかくなのでお昼ゴハンには越後湯沢あたりで新潟名物の“タレかつ丼”でも食べて行こうっと (゚¬゚〃)ジュルリ。


0026.jpg
越後川口の駅へ戻ると
構内の側線にはレール運搬車の
キヤE195系が留置されていました。
(゚ー゚*)キヤ
駅舎の脇からパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲上越線 越後川口

0027.jpg
越後川口から乗る上り普通列車は
越後湯沢ゆき。
高崎方面に接続する水上ゆきは
このあとさらに一時間半後なので
とりあえず湯沢に向かいます。
...(((o*・ω・)o
▲上越線 越後川口

0028.jpg
途中の小出(こいで)は
全国屈指の秘境路線として知られる
只見線(会津若松〜小出)との接続駅。
只見線カラーとして定着した
東北地域本社色(復刻?)のキハ110系が
ホームに停車していました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
全線運行再開後はまだ乗れていないので
機をみて訪れたいところです。
▲上越線 小出(車窓から)

0029.jpg
越後湯沢で昼食
お土産の買い物を済ませてから
後続の水上ゆきに乗ります。
湯沢〜水上はとくに運行本数が少ないため
18きっぷシーズンなどは混み合いますが
きょうはガラガラにすいていました。
(´ー`)マターリ
▲上越線 越後湯沢

0030.jpg
車窓に自然の爽やかな緑を眺めながら
新潟限定ビイルの「風味爽快ニシテ」で
今旅の打ち上げ。
カンパイ♪(〃゚∇゚)ノ[★]
うん、気分は爽快っ(笑)


新潟駅の開業120周年を記念して運行された旧型客車による「新潟駅開業120周年号」を撮りに訪れた上越線の越後川口 ...(((o*・ω・)o。
新潟駅のお祝いならばもっと新潟市に近いあたりで記録するのが本来の筋なのかもしれませんが、魚沼地域にそびえたつ越後三山の眺めもまた自然豊富な新潟県らしい景色だと思い、その情景にて昔の上越線で走っていた鈍行客車のような趣の列車を撮影できたことは個人的にいい記録となりました (^_[◎]oパチリ。山が霞んでしまうことも多い今の時期に八海山の雪形の「田掻き馬」が見えるくらいに山なみが望めて、まずまずの天候に恵まれたのではないでしょうか ъ(゚Д゚)ナイス。
できれば「120周年号」や「越乃Shu*Kura」の撮影とあわせて、一泊二日くらいの旅程で信越地方のほかの路線などもめぐりたかったところだけど、あした日曜日の私はどうしても外せない用事があり、今回は「120周年号」の撮影が主体の日帰り旅としました ( ̄  ̄*)ヒガエリ。それでも撮影以外に上越線の列車から眺めた車窓風景などもたのしめて、週末にいい鉄旅ができたと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0031.jpg
南下する上越線の列車は
国境(県境)の清水トンネルへ入り
新潟県をあとにします。
1931年(昭和6年)開通の歴史ある
石積の隧道口がシブい。
▲上越線 土樽-土合(車窓から)

0032.jpg
水上で接続した高崎ゆきは211系。
( ̄  ̄*)ニゲゲ
4両編成の最後部は遠足帰りかと思われる
たくさんのキッズで賑わっていましたが
前のほうはすいていました。
▲上越線 水上


越後川口1257-(上越1734M)-越後湯沢1351
越後湯沢1507-(上越1736M)-水上1548~1553-(744M)-高崎1657~1712-(高崎2853Y)-新宿1908







☆オマケのロクヨン旧客★

ロクヨンセン(EF64形1000番台)が牽く
旧客のイベント列車といえば
今から30年以上も前の1992年12月に私は
こんな列車を撮影していました。
( ̄  ̄*)ロクヨンセン

1010.jpg
機体側面のどデカいJRロゴに
奇抜なインパクトを感じる当機は
JR貨物の試験塗装が施された1010号機で
ふだんの当機はおもに
貨物列車の牽引に従事していましたが
このときは趣味系団体が主催する
クリスマスイベントの貸切列車に抜擢され
旧型客車との組み合わせが実現。
(*・`o´・*)ホ─
似合う似合わないはさておき
貴重な記録なのではないでしょうか。
(*´ω`*)ナツカシス

ちなみに試験塗装を終えた当機は
ほかの同型機と変わらぬ一般色となり
(いわゆる牛乳パックと呼ばれる貨物色
今年の2月をもって退役(廃車)。
(´・ω・`)ショボン
またこれを撮った
高崎線の吹上と行田の間にある撮影地も

近年は周囲の宅地化が進んで
もうこのようには撮れなくなりました。


ONE-shot 541 目に青葉。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 541 目に青葉。

0503.jpg
風薫る初夏の候
活き活きとした若葉に包まれた鉄路を
連休でたくさんの行楽客をのせた
“二列車併結”(かいじ+富士回遊)の
特急列車が颯爽と走り抜けてゆく。

列車での移動中も
スマホやタブレットなどを
手放せない方が多いと思われますが
(かくいう私も然りw)
ちょっと車窓に流れる自然風景を眺めると
その優しい緑に目が喜ぶと思います。
グリン♪(o ̄∇ ̄o)グリーン♪


▲24.5.3 中央本線 四方津-上野原



GWの連休中
先日に撮影へ訪れた小海線では
八ヶ岳がきれいに見える好条件だったものの
山あいはまだ冬枯れの木々が目立ち
新緑を望むには早かった印象。
σ(・∀・`)ウーン…
そこで数日後に私はふたたび
初夏らしい新緑風景を求めて中央線を下り
山梨県の上野原(うえのはら)へ赴いてみると
小海線の沿線より標高が低いこのあたりでは
山林が爽やかな新緑に包まれていました。
(´▽`*)サワヤカ♪

0504.jpg
ちなみに連休中は増発で
臨時の特急列車が運行される中央線。
今回の撮影でいちばんの目的としたのは
その臨時列車に使われる
E257系5000番台の特急「あずさ」で
(上写真)
車体側面の窓まわりに施された緑色のラインは
新緑風景とマッチしそうに思ったのですが
実際に撮ってみたら意外と印象が薄く感じます。
( ̄  ̄*)ニゴナナ

それよりも臨時列車でなく定期列車だけど
E353系の基本編成と付属編成による
特急「かいじ」と「富士回遊」の
併結列車のほうが
その連結面を写し込ませることができて
個人的に画が面白く感じられたので
そちらを今回の「ONE-shot」に選びました。
(・∀・)イイネ
(見た目は12連の「あずさ」といっしょだけどw)



小海線・・・キハ110系「HIGH RAIL 1375」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2024.04.28 小海線
高原に爽緑を求めて・・・
キハ110系「HIGH RAIL 1375」
撮影記
 
 
最大で10連休という人もおられたと聞く今年のゴールデンウィーク(GW)(´ω`*)レンキュー。私のお仕事も何日かの連休(暦どおり)となりましたが、満席状況の新幹線や飛行機とか、街や駅で想定される混雑など、またインバウンド需要と繁忙期価格で強気に跳ね上げられた宿泊施設の高さをみちゃうと、なんだか泊りがけの旅行に出かける気が萎えてしまって σ(・∀・`)ウーン…、ここ数年(とくにコロナ禍以降)のGWの過ごし方はおもに東京近郊の近場路線で“乗り鉄”や“撮り鉄”をたのしむ程度としています ( ̄  ̄*)アンキンタン。
とはいうものの、いざ連休に入って天気が好天になると予報で伝えられれば (*'∀'*)ハレ、やはり鉄ちゃんとして“旅心”がうずくもの ((o(゙ε゙)o))ウズウズ。いまの時期に自然豊かな山のほうへ列車で向かったら、車窓に流れる新緑風景が爽やかだろうなぁ (・∀・)イイネ・・・なんて思うとその欲求が抑えられず、GW前半の三連休の中日にあたる今日(4/28)は東京近郊より少しばかり遠くに足を延ばしてみることとしました ...(((o*・ω・)o。


4月28日(日)


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4時40分発の高尾ゆき。
本日の下り初発列車が
ホームに入ってきました。
オレンジ色の帯でおなじみの
中央線E233系です。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲中央本線 三鷹


早朝の4時半ですでに明るくなり始めている空を見上げて季節の進みを感じるなか (´ω`)シミジミ、自宅の最寄駅から中央線の下り初発列車(始発電車)で出発すると、高尾、大月、甲府の各駅にて普通列車を乗り継ぎ、甲州、信州へと続く“甲斐路(かいじ)”の鉄路をひたすらに西進します ...(((o*・ω・)o。
きょうのお天気は予報どおりの快晴となり、はやくも高尾を過ぎたあたりから車窓に映る、山々の緑が目に優しい (´▽`*)サワヤカ♪



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中央線は東京近郊の高尾を過ぎると
それまでの街風景から一変して
自然の緑に包まれます。
( ̄  ̄*)ヤマセン
(これは近日の別日に撮影したもの)
▲24.5.3 中央本線 藤野-上野原

0003.jpg
いつも通勤で利用するE233系ですが
都心方向とは逆の下り列車に乗って
車窓から山々を眺めると
通勤型電車でも旅情感が高まります。
(・∀・)イイネ
▲中央本線 四方津-梁川(車窓から)

0004.jpg
大月で甲府ゆき普通列車に乗り継ぎ。
ロングシート仕様の211系でした。
( ̄  ̄*)ニゲゲ

▲中央本線 大月

0005.jpg
勝沼ぶどう郷付近で車窓に望む
甲府盆地の壮観な眺め。
清々しい晴天となったきょうは
南アルプスもきれいに見えます。
(゚∀゚)オッ!
▲中央本線 勝沼ぶどう郷-塩山(車窓から)


ところで中央線沿線の都内M市にある今の私の住まいは ( ̄  ̄*)エム?、仕事場への経路や時間など通勤をいちばんに重視したうえで、個人的な環境の良さなども感じて選んだ場所なのですが σ(゚・゚*)ンー…、趣味の“鉄旅”で考えるととくに甲信方面(山梨・長野)へのアクセスが他方面に比べてとても便利で、なおかつ朝早い時間帯の中央本線を下れるというアドバンテージはかなり大きい (・∀・)イイネ。
たとえば地元駅から初発の下り列車に乗ると、普通列車のみの利用で甲府に6時40分、松本には8時半、長野へも10時前には到達できるのです(ちなみに甲府や諏訪、松本には朝一番の特急「あずさ71号(臨時)」や「あずさ1号(定期)」よりも早い時間に着ける)ъ(゚Д゚)ナイス。そんな理由もあって私が今回のようにふらっと鉄旅に出るときは、中央本線を下る(山梨方面へ向かう)ことが多い傾向にあります。


0006.jpg
甲府で松本ゆきへ乗り継ぎ。
こちらの211系は
前3両(松本方)がロングシート仕様
後ろ3両がセミクロスシート仕様を
併結した6連でした。
クロスシート…((((o* ̄-)o
▲中央本線 甲府

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0008.jpg
韮崎を過ぎたあたりから
車窓の左には南アルプス連峰(上)が
右には八ヶ岳連山(下)が間近に望めます。
これぞ中央本線(中央東線)の醍醐味。
(・∀・)イイネ
▲▲中央本線 日野春-長坂(車窓から)
▲中央本線 長坂-小淵沢(車窓から)


そんな中央本線の普通列車で山梨県を横断するように乗り進み ...(((o*・ω・)o、その車窓から南アルプスや八ヶ岳の雄大な山なみが望めると (「゚ー゚)ドレドレ、やがて停車したのは四方を甲信の山々に囲まれた立地で“高原への玄関口”などといわれる山梨県北杜市の小淵沢(こぶちざわ)。
ここで私はさらに小海線(こうみせん)の小諸(こもろ)ゆき下り普通列車へ乗りかえます ノリカエ…((((o* ̄-)o。高原観光地の清里(きよさと)や野辺山(のべやま)などへ向かう行楽客で混むこともある当線ですが、まだ特急「あずさ」からの接続がないこの時間(7時半)の列車は車内がガラガラに空いていました (´ー`)マターリ。余裕でボックス席を確保です。


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小淵沢から乗る小海線の小諸ゆき。
非電化路線の当線で使われるのは
ディーゼルカーのキハ110系気動車です。
(゚ー゚*)キハ
▲中央本線 小淵沢


個人的にちょくちょく“乗り鉄”や“撮り鉄”へと訪れて、拙ブログの記事でも過去に何度か取り上げている路線ですが、あらためてざっくりとご紹介すると、小海線は中央本線と接するここ小淵沢を起点に、八ヶ岳東麓の高原にある清里や野辺山、千曲川沿いに町を拓いた小海や中込(なかごみ)、佐久盆地に所在する北国街道沿いの岩村田(いわむらた)、北陸新幹線と交差する佐久平(さくだいら)などの各駅を経て、しなの鉄道線(旧・信越本線)と接する小諸を終点とする、路線距離78.9キロの非電化ローカル線(地方交通線)(゚ー゚*)コーミセン。
標高の高いところを走る日本屈指の高原路線として知られる当線には「八ヶ岳高原線」の愛称が付けられており、国内の普通鉄道(ロープウェイやケーブルカー、トロリーバスなどを除く一般路線)のなかで、“標高の高い駅ベスト9”までがこの小海線の沿線にあります (*・`o´・*)ホ─。ちなみに“ベスト3”は、1位・野辺山(標高1345.7m)、2位・清里(1274.7m)、3位・甲斐大泉(1158.2m)の順で、山梨と長野の県境をまたいで連続する三駅。
その高原地帯へ向けて、小淵沢を発車した小海線の列車は弧を描くように大きなカーブ(名所の小淵沢カーブ)を進んだのち上り勾配へと差しかかり、徐々に標高をあげてゆきます
...(((o*・ω・)o


0011.jpg
壮大な曲線の先に八ヶ岳を望む
小海線名所の“小淵沢カーブ”。
( ̄  ̄*)
カーブ
ここは私も何度か撮影へ訪れている
当線屈指の“撮り鉄スポット”ですが
きょう(4/28)の時点ではまだ
田んぼに水が張られていませんでした。
▲小海線 小淵沢-甲斐小泉
(車窓から)

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爽やかな高原の新緑を
列車の窓越しに味わいます。
(´▽`*)サワヤカ♪
鉄ちゃん流の森林浴?(笑)
▲小海線 甲斐小泉-甲斐大泉
(車窓から)

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標高3位の甲斐大泉では
ホームで華やかに咲き誇る
満開の花桃が迎えてくれました。
(*'∀'*)キレイ♪
たまたまこういう彩りが見られると
嬉しいですね。
▲小海線 甲斐大泉
(車窓から)

0014.jpg
続いて標高2位の清里。
私のような昭和世代には
避暑地または別荘地として知られ、
当地がブームとなった頃には
芸能人もお店を構えていましたっけ。
(´ω`)ナツカシス
▲小海線 清里(車窓から)

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これは清里のホームに掲げられていた
“JR駅の標高くらべ ベスト10”
先述したとおり1位から9位までが
小海線の駅です。
(*゚ェ゚)フムフム
▲小海線 清里(車窓から)

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清里と野辺山の駅間に位置する
標高1,375メートルの“JR線 最高地点”には
それを表す標柱が沿線に立てられており
“乗り鉄”としては見逃せないスポットです。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲小海線 清里-野辺山(車窓から)

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長野県南牧村に所在し
標高の高い駅1位の野辺山。
“JR線最高駅 野辺山”と記された
ホーム上の標柱が誇らしい。
(゚∀゚*)オオッ!
ちなみに駅前の標柱には今も
“国鉄最高地点”の文字が残されています。
(´ω`)コクテツ

▲小海線 野辺山(車窓から)


標高886メートルの小淵沢をスタートし、甲斐小泉、大泉、清里と、八ヶ岳山麓の勾配をせっせと上り続けてきた列車はやがて山梨から長野への県境を越えたあたり(清里と野辺山の駅間)に位置する、標高1,375メートルの“JR線 最高地点”へと到達 (゚∀゚)オッ!。その標柱を車窓の左手に確認すると、標高だけでなく私のテンションも上がります(笑)(*゚∀゚)=3ハァハァ!。


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野辺山の次駅で標高4位の信濃川上。
当駅が所在する長野県川上村は
まさにその地名どおり
日本一の長流である信濃川にいたる
千曲川の源がある里です。
(・o・*)ホホゥ
▲小海線 信濃川上(車窓から)

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信濃川上から先の小海線は
千曲川に沿って線路が敷かれています。
この川の流れが長野や新潟の県内を経て
やがて日本海へといたるのですね。
( ̄  ̄*)チクマ
▲小海線 信濃川上-佐久広瀬(車窓から)


そんな高原の自然環境に恵まれた小海線は今の時期、列車の車窓から新緑をたのしむのにうってつけのローカル線といえるでしょう (・∀・)イイネ。日に照らされて輝く初々しい若葉が眩しいっ (つ▽≦*)マブイッ!。
さらに“バリ晴れ”(雲ひとつない快晴)のきょうは沿線から望む八ヶ岳の山容もクッキリと見える好条件で (゚∀゚*)オオッ!、これはどこかで山を背景に列車を“撮り鉄”したいもの (o ̄∇ ̄o)トリテツ。そこで私はかねてより気に留めていた当線の撮影ポイントを目指してみようと思います σ(゚・゚*)ンー…。
標高がピークとなった野辺山からさらに二駅ほど乗り進み、列車を降りたのは佐久広瀬(さくひろせ)(・ω・)トーチャコ。


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長野県南牧村に所在する佐久広瀬。
(゚ー゚*)ヒロセスズ
一面の片式ホームに待合室があるのみの
簡素な造りの無人駅で
ホームに通じているのは手前に見える
あぜ道のような細い小径だけ。
(´ー`)マターリ
そんなのどかな雰囲気の当駅ですが
標高は1,082メートルで5位にランクイン。
▲小海線 佐久広瀬


三鷹0440-(中央467T)-高尾0514~0515-(1375M)-大月0551~0554-(323M)-甲府0641~0646-(423M)-小淵沢0725~0745-(小海223D)-佐久広瀬0832

駅のホームが千曲川に面した佐久広瀬は、まわりを山々に囲まれる農村集落の一角に設けられた無人の小駅で、乗ってきた列車がディーゼルエンジンを震わせて走り去ったあとは、川のせせらぎと鳥のさえずりくらいしか聞こえません
(´ー`)マターリ。お、どこかでウグイスが鳴いているね (゚- ゚)ホケキョ。
けっして当地の長閑さを揶揄するわけでなく、街なかだとどこへ行っても人が多いと感じるGWに、このような駅へひとりで降り立つのはとても贅沢なことに思います (-`ω´-*)ウム。
さて、ここから私が目指す撮影地まではけっこう距離があるのですが、小海線のなかでもこの佐久広瀬が含まれる野辺山と小海のあいだの区間はとくに列車の運行本数が少なくて(小淵沢~野辺山、小海~小諸はそれぞれ区間運行の列車が設定されている)、次の小淵沢方面へ向かう上り列車は8時半の今からおよそ一時間半後の9時50分(226D)、小諸方面へ向かう下り列車はおよそ二時間半後の10時56分(225D)なので、焦らずに景色などを味わいながら歩みを進めましょう ε=ε=ε=┌(*・∀・)┘。


0023.jpg
まずは歩きはじめに
広瀬集落の入口で鎮座する
道祖神さんにご挨拶。
(*・ω・)ノ゙チワッス
私には詳しくわからないけど
“馬頭尊”と彫られていました。

0024.jpg
標高が高いこのあたりはいま
道端の山桜がちょうどきれいに満開。
(*'∀'*)キレイ♪

鉄道写真じゃないけど
つい足をとめてカメラを構えちゃいます。
(^_[◎]oパチリ

0025.jpg
歩き進む道の先には
ところどころで八ヶ岳が望めます。
( ̄∇ ̄)
ヤツ
いまのところ雲がかからず
このいい条件のまま
私が撮影地で列車を迎えるまで
保っていてほしいと願うばかり。
八(゚- ゚)オネガイ

0026.jpg
ふつうの道路から林道へ。
コッチ…((((o* ̄-)o
列車の車窓からだけでなく
今度はちゃんと(?)
歩いて森林浴を楽しみます。
(´▽`*)サワヤカ♪


0027.jpg
さらにこんな山道を上がってゆきます。
ザクザク...(((o`・ω・)o
アップダウンは激しいけど険しくはなく
道はしっかりしていて歩きやすい。
お天気が良くてよかった。


駅から集落を抜ける一般道を歩くこと2.5キロ、林道に入って1キロくらい、さらに距離はよくわからないけど山道を登ることおよそ30分、その道のりはだいたい想定していたペースの所要時間と運動量といった感じか ...(((o*・ω・)o。なお林道から山道にかけてはイノシシやクマなど野獣の存在が気がかりなので、持ってき忘れた熊鈴の代わりにスマホで音楽をガンガンにかけてこちらの存在を示しながら慎重に進みます (((・Α・川)))ビクビク。
そして最後に待っていたいちばんキツい急登を、ふだん運動不足の私が息を切らしながら這い上がると・・・ε~ε~ε~(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…


0028.jpg
駅から歩くこと一時間
やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
奥にそびえる八ヶ岳連山と
手前には小海線の線路が見える
・・・でしょうか?
センロ?(゚д゚≡゚д゚)ドコ?

0029.jpg
目を凝らすと線路はココっ!
m9っ`∀´)ミッケ!
トンネルから出てきたところが
わずかに確認できます。


木々のスキマからパッと視界が開けた箇所からは、真正面に悠然とそびえる八ヶ岳連山の美しい山なみがスッキリと一望 (゚∀゚)オッ!。そして下のほうに目を落とせば、そこには木々に遮られつつもかろうじて小海線の線路が見えています (゚∀゚*)オオッ!!。佐久広瀬と次駅の佐久海ノ口(さくうみのくち)の駅間に位置することから、撮り鉄に通称で“海ノ口俯瞰”などと呼ばれるこの場所、これは素晴らしい眺めのダイナミックな俯瞰撮影ポイントじゃありませんか ・:*:・(´∀`人 スバラシイ!・:*:・。う~ん気持ちいいっ!
ただ・・・ここは山あいで日照時間が短いからでしょうか、思ったより山肌の新緑は進んでおらず、まだまだ冬枯れ状態の茶色いところがけっこう広く目立ちます
σ(・∀・`)ウーン…。私のなかではもう少し爽やかな緑の山を期待していたんだけどなぁ・・・。自然の状況をよむのは難しいものがありますね (^^;)ゞポリポリ。
それでも八ヶ岳のクリアな見え方は完ぺきといえる絶好の条件で、たとえ新緑はイマイチであっても、ここまで足を運んだ甲斐はじゅうぶんにあります (+`゚∀´)=b OK牧場!。
ではさっそくカメラを構えて、まもなくやってくる上り列車(226D)を迎えましょう シャキッ!( >_o)r┬=≡[ ](。


0030.jpg
雪残る雄々しき高峰に見守られて
芽吹きはじめた晩春の山あいを
鈍行列車がゆるゆると歩みを進めます。
ノコノコ...(((o*・ω・)o
▲小海線 佐久海ノ口-佐久広瀬


海ノ口俯瞰で小海線が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
トンネルから出てくるまで姿が見えなくて走行音も聞こえず、接近する気配が感じられない上り列車 シーー( ̄、 ̄*)ーーン。現れる瞬間を逃さないように緊張が高まるなか (`・v・´;)ドキドキ、山間部のローカル線らしいゆっくりとした慎重な速度で二連のキハ110系がトンネルを抜けてきました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。とくに珍しい列車や車両ではない、まさに“ごくふつうの普通列車”だけど
( ̄  ̄*)フツー、これが数時間に一本という運行の少なさを考えれば貴重な列車です (-`ω´-*)ウム。それをこのロケーションで撮れたことが嬉しい。
背後に連なる八ヶ岳は山なみを構図にすべて入れると列車の存在が薄くなるかな・・・と思い、連山の両脇をカットしたタテ位置のアングルとして少しでも列車を大きくみせようとしたのですが σ(゚・゚*)ンー…、構図的には悪くないものの真ん中を占める“枯れ茶”部分の印象がかなり強いように感じます カトー(・∀・`)チャ。山と列車の収まりが適度なバランスとなった今のカットをこれはこれでよしとして、一時間後にやってくる次の下り列車(225D)はちょっとアングルを変えてみます。


0032.jpg
眼下に下り列車の接近を確認!
(`・ω・´)キリッ!
▲小海線 佐久海ノ口-佐久広瀬
(後追い)

0033.jpg
八ヶ岳山塊の“八”が意味する由来には
「頂が八つあるように見える」とか
「八百万のごとくたくさんの山が集まっている」
などといった諸説があるそうですが
ここからはいくつの山が見えているでしょうか。
その岳麓に小海線の列車が
ジョイント音(列車の走行音)を響かせます。
▲小海線 佐久海ノ口-佐久広瀬
(後追い)


前触れなくトンネルから飛び出すような上り列車に対して、下り列車のほうは通過する直前に列車の近づいてくる音が聞こえるし ガタン( ̄- ̄ 3゙)ゴトン…、撮影にはあまり適さないものの立ち位置のすぐ真下を走る姿を確認することもできるため (「゚ー゚)ドレドレ、気持ち的にかなり余裕をもって撮影に臨めます (^_[◎]oパチリ。
アングルを変えるといっても、タテ位置からヨコ位置にした程度のことですが ( ̄  ̄*)ヨコ、先ほどより写る範囲を広くしたことでおのずと列車の存在は小さくなっちゃうけど、両サイドの山裾の緑(木々)を入れたことにより、真ん中の“枯れ茶”部分の重たさが少しは緩和されたのではないかと思います (´ω`)ナルヘソ(あくまでも個人的な印象w)。また自然の雄大さと列車のちっぽけさの対比が面白く表れているようにも感じられ、私としてはけっこう満足のいく一枚となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。


0034.jpg
ここでちょいとブレイク。
出発したのが早朝の始発だったし
佐久広瀬は駅のまわりや集落に
商店などがまったくないので
(飲料自販機すら見当たらない)
きょうは自分で握った“ゴマむすび”を
ふたつ持参してきました。
オニギリ(*´゜ v゜`)p(▲)q
ちなみにおにぎりの中身は牛煮
(前夜の肉じゃがのあまりものw)


さて、ここまでに上りと下りの列車をそれぞれ一本ずつ、タテ位置とヨコ位置のアングルで撮れました (^_[◎]oパチリ。
先述したようにこの区間(野辺山~小海)の小海線は運行本数が少なくて、佐久広瀬の駅に掲げてあった時刻表によるといま通過した10時56分の下り列車の次は、上りが二時間半後の13時31分(230D)、下りは三時間半後の14時31分(229D)までやってこないことになっています
( ̄  ̄;)ニジカンハン…


0035.jpg
佐久広瀬の時刻表。
日中の運行はとくに少なくて
時間帯によっては三時間以上も
列車の間隔が開きます。
(・∀・`)スクナイ…
これによると次にくるのは
13時31分の小淵沢ゆき(上り)か。


でも実は (´・ω`・)エッ?、行楽シーズンの小海線には土休日を中心に臨時運行の“観光列車”が小淵沢と小諸のあいだで設定されており、普通列車とは異なる特別仕様の車両を使用するその列車の名は「HIGH RAIL 1375(ハイレール イチサンナナゴ)」(゚ー゚*)ハイレールモモコ
当列車の種別は快速列車(全席指定)で、通過してしまう佐久広瀬の時刻表には記されていませんでしたが 、ひとつ手前(上り方)の停車駅である信濃川上(しなのかわかみ)の発車時刻を運行情報アプリ(どこトレね)で参照すると []o(・_・*)ドレドレ、次に下ってくる小諸ゆきの快速「HIGH RAIL 1号」は11時44分発で、そうすると佐久広瀬を通過するのは11時50分ごろでしょうか (゚∀゚)オッ!。普通列車の来ない空白となる時間をウマく埋めてくれます ъ(゚Д゚)ナイス。
しばらくすると私の耳にふたたび、気動車のエンジン音と列車が響かせるジョイント音が聞こえてきました ε-(°ω°*)キタッ!。


0036.jpg
峻険なる赤岳を向こうに望み
悠久なる千曲の流れに沿って走る
観光列車「HIGH RAIL 1375」
その車窓に映る自然風景を眺めながら
ちょっとプレミアムな小海線の旅を
乗客は優雅に愉しまれていることでしょう。
(・∀・)イイネ
▲小海線 佐久海ノ口-佐久広瀬
(後追い)


ハイレールが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
白地に緑色をアクセントとした普通列車用の一般的なキハ110系との色の違いが少しはわかればと思い、もう一度タテ位置の構図に戻してさらに最初の一枚目よりも幾分まわりをカット ( ̄  ̄*)タテ。それを踏まえて背景の山なみは向かって左側に見える八ヶ岳最高峰の赤岳(標高2,899メートル)を主体としたアングルにしてみました (゚ー゚*)アカダケ。
それでもやはり列車の写りは小さいし、ぶっちゃけグレーと青というカラーリングの「HIGH RAIL」用キハ110系は遠景に映えづらいんですけどね(むしろふつうのキハ110系のほうがまだわかりやすいw)(。A。)アヒャ☆。


0037.jpg
ひとつ前の写真の
列車の部分をクローズアップ。
「HIGH RAIL 1375」用のキハ110系は
八ヶ岳高原から望む
夜空の天体をイメージして
車体色にはグレーシルバーと
スペースブルーが施されています。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


“天空にいちばん近い列車”をコンセプトに2017年から小海線で運行している「HIGH RAIL 1375」(゚ー゚*)ハイレールリンゴ。その愛称は小海線の特徴である標高の高さを示した「HIGH(ハイ)」と、そこに敷かれた線路の「RAIL(レール)」、そして私が来るときにも列車で通った“JR線最高地点の標高「1375」メートル”の数字を組み合わせたもので、窓のほうに座席を向けたペアシートやファミリー向けのボックスシート、また半球のドーム型天井に星空を映し出すギャラリールームなどを装備し、専属のアテンダントさんも乗務する、乗って楽しい“リゾートトレイン”(観光列車)です (・o・*)ホホゥ。
景色にあまり映えない色だなんて無粋なことを言っちゃったけど、普通列車ばかりでしかも本数が少ない小海線(の閑散区間)において、ちょっとオシャレな(?)「HIGH RAIL」は乗って楽しむだけでなく、“撮り鉄”としても撮影に変化のあるいいアクセントとなりました (^_[◎]oパチリ。
なお、今旅はとくに「HIGH RAIL」をいちばんの狙い(撮影目的)としたものではないのですが、撮影したなかの印象的な列車のひとつとして本記事の表題を「HIGH RAIL 1375撮影記」としています(実質は単なる「小海線撮影記」ですねw)。
そんな
「HIGH RAIL」が走り去ると次の列車まではまた一時間半も開くため、私は撮影をここで切り上げて下山することにしました (´w`*)ドツカレサン。その一時間半後の小淵沢ゆき上り列車(230D)に乗って帰ろう。


0038.jpg
穏やかな陽気のもと
線路脇の小径にたくさん咲いた
タンポポに迎えられて
やってきたのはキハE200形。
環境にやさしい
ハイブリッド方式の車両です。
(*'∀'*)タンポポ

▲小海線 佐久海ノ口-佐久広瀬


列車へ乗るために佐久広瀬の駅へ戻ると、そのホームのすぐ先で私の目を惹いたのは、たくさんのタンポポで黄色く彩られた農道 (=゚ω゚=*)タンポポ。これから乗る列車をこのタンポポといっしょに手早くサクッと撮影し パシャ☆(*≧∀ノ[◎]ゝ、すぐさまホームへ急ぐと乗り遅れることなく間に合いました ε-(´∇`*)ホッ。駅近で手軽に撮ったものだけど、季節感あふれるちょっと嬉しいオマケの一枚 (・∀・)イイネ。
なお、この列車に使われていたのはこれまでのキハ110系でなく、ディーゼルエンジンで発電した電気と蓄電池に充電した電気を効果的に利用して走行する、“ハイブリッド方式車両”のキハE200形 (゚ー゚*)ハイブリッド。燃料消費量のほか、窒素酸化物と粒子状物質の排出量を低減するとともに、駅での停車時にはアイドリングストップによりエンジン騒音を抑制。“環境負荷低減”をコンセプトとする環境に優しい車両です ( ̄。 ̄)ヘー



0039.jpg
野辺山では対向列車(下り)との
交換待ちで6分ほど停車。
ホームにある“標高最高駅”の標柱を
キハE200形とともにパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲小海線 野辺山


だ、当形はいかにも最近の車両らしく車体がステンレス製の無塗装となっており(それもまた軽量化による環境負荷低減につながるんだけど)( ̄  ̄*)ステンレス、先ほど撮影していた場所のような俯瞰からの遠景では鋼製で塗装車のキハ110系に比べて車体が目立ちにくいため(グレーの「HIGH RAIL」とどっこいどっこいか?w)σ(゚・゚*)ンー…、それも踏まえて私はE200形が運用に就くこの上り列車(230D)まで待たずに山上のポイントを撤収したのでした (´ω`)ナルヘソ。
ちなみに乗り心地のほうはキハ110系より快適かな(個人的な印象)。


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キハE200形の窓越しに見る八ヶ岳。
きょうはほとんど雲に隠されることなく
そのお姿がきれいに見えていました。
( ̄∇ ̄)ヤツ
隣のボックス席に座るお姉さんも
山にスマホを向けていますね。
パシャ☆(*≧∀ノ[◎]ゝ
▲小海線 野辺山-清里(車窓から)


晩春から初夏へ移ろう季節に、爽やかな新緑風景を求めて出かけた小海線の鉄旅 (゚ー゚*)コーミセン。
中央本線の沿線や小海線の清里、野辺山あたりで車窓から眺めた新緑はきれいで眩しかったものの (´▽`*)サワヤカ♪、撮影に訪れた佐久広瀬の“海ノ口俯瞰”では新緑を見るのにまだ早かった印象 σ(・∀・`)ウーン。それでも芽吹き始めた里山の奥にそびえる八ヶ岳連山の雄大な山なみは壮観のひとことで (゚∀゚*)オオッ!、そのような情景を走りゆく小海線の列車が撮れたことにじゅうぶんな満足感が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ひょっとすると海ノ口俯瞰の茶色かった斜面が緑に染まるころには、八ヶ岳の尾根の残雪がもう消えているかもしれないので、もしかしたらこれはこれでいいタイミングだったのかも知れません (-`ω´-*)ウム。
また、海ノ口俯瞰だけでなくその道中に通った、素朴な佐久広瀬の駅や山桜が彩る広瀬の集落の穏やかさにも気分が和みました (´ー`)マターリ。当地へはまた秋の紅葉がきれいな時期にでも再訪したいですね。


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往きとは逆に
野辺山から清里、甲斐大泉と
下り勾配で徐々に標高を下げて
小海線の列車は終点の小淵沢に到着。
(´w`*)ドツカレサン
▲中央本線 小淵沢

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中央線へ乗り換える合間に
小淵沢で駅そばをいただきます。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
時間的に“山賊そば”などの
人気メニューが売切れとなったなか
きょうの私が選んだのは“馬肉そば”。
甲信地方は馬肉を食する文化が根付いていて
名物のひとつとされています。
馬肉のスタミナで歩き疲れも回復!
(゚д゚)ウマー!(馬だけにw)

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小淵沢から乗る中央線は
当駅始発の高尾ゆき上り普通列車。
都内の高尾まで乗り換えなく
一本で行くことができます。
途中で三本もの特急に抜かれるけどねw
(。A。)アヒャ☆
▲中央本線 小淵沢


佐久広瀬1331-(小海230D)-小淵沢1424~1450-(中央540M)-高尾1714~1729-(1784T中央特快)-三鷹1800



ONE-shot 540 風薫る [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 540 風薫る

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風薫る初夏の候
のどかな田園をのんびりと走る
ローカル線の列車が
その姿を水田に落とします。
植えられた早苗が育つまでの
わずかなひと時に見られる
鏡の世界。
ミズ(・∀・)カガミ

そんな水が張られた田んぼや
まわりの木々の新緑で
初夏という季節感は表れていますが
撮り鉄的に(?)
細かいところを意識すると
列車の側窓が所々で開けられており
こんなところにも
暖房や冷房を必要としない
いまの時期らしさを覚えます。

開いた窓から車内へ入り込むそよ風に
乗客の方たちはきっと
爽やかさを感じたことでしょう。
彡 (ー`*)キモチイイ♪ 彡


▲24.4.20 小湊鐡道 上総鶴舞-上総久保



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国鉄の時代に製造された
ディーゼルカー(キハ40系)で
昭和レトロな雰囲気の鉄旅が味わえる
小湊鐡道の観光急行列車
(トロッコ列車の代替による臨時運行)。
私が撮影に訪れた日は
白と緑の只見線色(東北地域色)と
タラコ色(国鉄首都圏色)の
コンビでした

(=゚ω゚)ノ゙ヤア

沿線で田植えを進める
農家のお父さんが
ちょっと作業の手をとめて
ひと休みがてら列車を見送ります。
イップク(´’З’)y-┛~~~。o.


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田園の一角に設えた小駅
(上総川間)に
普通列車が入ってくると
待合室からホームへ出てきたのは
4人組の男子。
みんなで仲良くお出かけかな

オデケケ♪(o ̄∇ ̄o)オデケケ♪





おべんと おべんと♪