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東海道新幹線・・・夜の新幹線を流してみよう!撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2009.11.3・6・8 東海道新幹線
夜の新幹線を流してみよう!撮影記

今回も500系ネタ。
前回の浜松遠征より少し前の11月3日(火・祝)。東京着17時13分の500系「のぞみ28号(28A)」を狙うため、以前にも訪れた浜松町駅前の展望台「シーサイド・トップ」へやってきました。地上40階のこの場所に来た理由は、ひょっとすると高いところならば午後5時過ぎでもかすかに夕暮れと500系を絡めた写真が撮れるかもと、淡い期待を持ったからでした・・・が、やはり500系が姿を現す頃には完全に日が落ちて、展望台からは完全な夜景のパノラマが広がっていました。しかたなく、無謀にも40階からのスローシャッター流しに挑戦。

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日は落ちたものの、まだかすかに明るさが残る頃に撮った300系
東海道新幹線 品川-東京(浜松町付近)

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28A。かろうじてホームの明かりを拾っていますが、半分は真っ暗
ISO500 1/13sec

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折り返しの51Aはホームの明かりすら無く、さらに遅いシャッターで完全にブレブレ。
ISO500 1/6sec 東海道新幹線 東京-品川(浜松町付近)

と、まあ結果は散々でしたが、なんだか夜の新幹線ってカッコイイ。500系に限らず、300系も700系も。トシがばれそうですが、私は90年代のJR東海のCM「シンデレラエクスプレス」、「クリスマスエクスプレス」に感銘を受けた世代。夜の新幹線ってロマンがありますよね・・・。そんな思いから「シーサイドトップ」の帰り、夜の新幹線がキレイに流し撮りできるところはないかとちょっと歩いてみると、浜松町と新橋の間でなかなか良さそうなところを発見。試しに一発N700系を流してみると・・・おっ!

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N700系で肩に力が入ってなかったとはいえ、自分でもビックリするぐらいキレイに決まった!
ISO640 1/6sec 東海道新幹線 東京-品川(浜松町付近)

この場所、背後のビルの屋上に大きな青いネオンサインが掲げられていて、これが新幹線のボンネットをクッキリ浮かび上がらせます。背景に流れる明かりも適度に賑やかで、適当に見つけたにしてはベストなポイントじゃないですか。そしてカメラのプレビューに映るN700系を眺めながら思いました。ああ、500系もここで撮ればよかったと。
この日の時点で、500系の28A・51A撤退までは一週間ありました。まだチャンスはある・・・。しかし会社を定時に退社しても5時過ぎに浜松町へは着けず、意外と撮影機会がないまま日は過ぎてゆきます。なんとか出先からの直帰でこのポイントへ来られたのは、撤退まであと4日となった6日の金曜日でした。
さっそく前回と同様に手持ちでカメラを構えます。ISO640でもちょっと粒子の粗さが気になったので今回はISO500に設定。多少アンダー目でもシルエットがハッキリすればカッコよく写るだろう。
ところが500系の前に何本か練習するも、まったくキレイに止め切れません。振りがシンクロしない、タテぶれする、水平が取れない・・・。ブレブレ写真を量産。1/6secなので当然といえば当然なのですが、何しろこの前のN700系が忘れられない。あれはビギナーズラックだったのか? 結局ほとんどまともに止められないまま28Aの時間・・・。

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なんとか500系とはわかるけど、やはりブレブレ・・・。 ISO500 1/6sec
上の写真と同じ場所ですが、平日はオフィスや店の明かりがあってさらに賑やかな背景に。

ただでさえ成功率が低いのに、500系による緊張感でアタマが真っ白になっちゃいました。やみくもにカメラを振るだけじゃ成功しません。はあ・・・。
おっと、気落ちしている場合じゃない。20分後には51Aとなった500系がやってきます。今度こそ集中、集中。写真では明るく見えますが、実際はホントに暗い。新幹線はヘッドライトの明かりだけが頼りなんです。再び現れた500系の「目」だけをそらさずにカメラを振る!

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あああああ! カツカツだああああ・・・orz  しかも若干右下がり・・・orz orz

完璧なタイミング・・・のはずでした。レリーズしながら手ごたえがあったんです。振りがライトとシンクロしたと。でも予想以上に500系の「鼻」は長かった・・・。水平も取れていませんが、こうもカツカツじゃトリミングによるゴマカシもきかない。なまじキレイに止められただけにショックが大きいなぁ・・・(´・ω・`)

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気落ちして、気分が乗り切っていないところに現れたKYなDY・・・って、おい。

翌日の土曜日は、この「浜松町流し」に後ろ髪引かれながらも、同じ28Aを浜松で迎撃(浜松と浜松町・・・ややこしいな)。最終日の月曜は平日、しかも残業が決定しているので、わたしにとっての「浜松町流し」ラストチャンスは8日の日曜でした。

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日が落ちる前から1/6secで特訓。N700系とは相性がいいのかしら
ISO100 1/6sec

この日は試しに一脚に据えて流してみます。確かにタテぶれは押さえられるけど、手持ちよりも自由が利きにくく、シンクロしにくい。手持ちと一脚、一長一短。二時間ほど練習して成功率は3割ってところ。500系の緊張を考えると成功率は50/50ってところか。やがて二日前のデジャヴを見るがごとく500系の28Aが登場。

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あ~、またもカツカツ(T_T) やはりあの切れ長の「目」に惑わされるのかな・・・
ISO500 1/6sec

再び折り返しの51Aを待ちます。私が撮影できる最後の500系による51A。今度こそカツカツにならないように先端に余裕を持って構えると・・・

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う~んダメダメですね。完全に萎縮しちゃって、恐々流してるって感じがありありです。

残念ながら、納得のいく写真で締めくくることは出来ませんでした。
でも、500系と対峙した数日間はなんだかとても楽しかった。そしてファインダー越しに追った夜の500系のサイドビューはとても美しかった・・・。
今後臨時などで夜の500系が撮れる機会があればまた挑戦してみたいけど、果たして再びこの場所で撮れることはあるのでしょうか。


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