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京葉線・・・港の201系 俯瞰撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2010.08.07
京葉線
港の201系 俯瞰撮影
  

夏休み旅行記を長々と続けてしまったのでちょっと飛んでしまいましたが、外房線で快速「白い砂」を撮影した日、千葉方面へ行ったついでにこんなところにも寄ってきました(「白い砂」の方はタイムリーにお伝えしたくて、夏休み旅行記の前に紹介しています)。

8月7日
蘇我1213-(京葉線1210A)-千葉みなと1217

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千葉港のポートパークにある「千葉ポートタワー」。

やってきたのは千葉港のシンボル「千葉ポートタワー」。高さ125メートルの展望施設です。その名の通り東京湾に面した港に立っているので、ここからの眺望は抜群。近場の幕張新都心はもちろん、東京湾越しに都内のビル群や、晴れた日には遠く富士山まで望めるとのこと。そんな湾岸ビュースポットのポートタワーですが、東京湾とは反対側の市街地方面を望むと、高架を走る京葉線の姿をスッキリと捉えることができます。そう、私がここへ来た理由はポートタワーから京葉線の俯瞰撮影をするためでした。そして今、京葉線での狙いといえば、やはりブルーの201系。
京葉線に残された201系は既に4本(10両編成を1本換算)。201系には6連と4連に分割できるという強みがあり、外房・東金線直通運用などでかろうじて生きながらえていますが、増備が続いているE233系に分割編成が出てくれば、201系はすぐにでも運用を離脱することでしょう。夏場は湿度が高く、景色が霞んでしまうことが多いので、あまり俯瞰撮影向きの季節ではないのですが、そんな悠長なことは言っていられない状況になってきました。まあ、空気が澄んでいる冬場まで201系が持ちこたえてくれたなら、また訪れればいいこと。無くなってから後悔するより、状況が悪くてもとりあえず201系をここから撮影しておきたかったのです。
ところが、エレベーターで地上112メートルにある4階の展望台(ポートタワーは一見ガラス張りのビルにも見えますが、中は骨組みだけの展望施設。なので、最上階の展望台でも階数は4階です)へと上がってみると、思ったほど空気は濁っておらず視界良好。天気も良く、この時期にしてはかなりの好条件です。これは幸いとさっそくカメラを構えて、最初の一本でアングルを見定めようとしたところ、なんとその一本目にやってきたのは201系!

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一筋の青い線となって、湾岸沿いの高架を行く201系。
京葉線 蘇我-千葉みなと(後追い)

このポートタワーからの俯瞰撮影、最大の魅力は手前に千葉港を入れられること。港に停泊する船と青い201系、いかにも京葉線らしい画になります。201系俯瞰シリーズでは、以前都庁から撮影した「都心を行く201」、鳥沢の桂川橋梁を撮影した「山間を行く201」があり、そこにもうひとつ「海沿いをゆく201」が欲しかったのです。でも中央線は海とは無縁の路線なので、中央線の201系と海のコラボは基本的にムリ。そこで海編には京葉線の201系にご登場願ったというわけ。むしろ青い201系の方が海編に相応しいとも思いますし。
それにしても、練習ナシの一発目が201系とはツイているのかいないのか・・・。編成長が掴みきれず、スッキリと編成全体を抜くことができませんでした。「白い砂」の回でも書きましたが、この日使ったCFカードには少々問題があったので、連射せず慎重に一枚切りを選択したのですが、列車の位置はもう一スパン手前がベストだったみたい・・・。
千葉みなとの次駅は終点の蘇我。今下った201系はすぐに折り返してきます。

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再び同ポイントからの201系。
京葉線の201系には、やはり港の風景が似合います。
京葉線 蘇我-千葉みなと

今度はしっかり編成を抜くことができました。でも、細かいことを突き詰めていくと、先に撮った下り列車(後追い)の方が防音壁に足回りが隠れない。もどかしいけど、下り列車を上り列車の位置で止めるのがここでのベストアングルのようです。ちょっとややこしいので、実践してみると・・・。

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次にやってきたのは209系。
ステンレスの209系はちょっと目立ちづらいですね・・・。
京葉線 蘇我-千葉みなと(後追い)

こんな感じ(って、ブログサイズの写真じゃ解らないか・・・)。下りは手前に一路線分の余裕があるので、足回りが隠れないんですよね。さらに海の面積を多めに取った二枚目から、一枚目同様に空を入れるアングルに戻しました。この方が奥行きが出ていいかも。このアングルをしっかりと頭に入れて(人の多い展望台で三脚の使用は不可なので、アングルが固定できないのです)、もう一度201系を待つことにします。

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房総特急の255系。遠景でも黄色のアクセントが目立ちます。
京葉線 蘇我-千葉みなと(後追い)

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蘇我方面にカメラを振ると、こんな情景も撮影できます。
E257系とE233系のすれ違い。奥の高架は京成千原線。
京葉線 蘇我-千葉みなと

しかし・・・待てども待てども201系は現れない。実はこの日、私は201系の運用を調べずに来てしまいました。調べなくても一時間に一本くらいはやってくるだろうという甘い考えだったのですね。その一本が最初に来てしまい、あとはずっと待ち続けるだけ。しかも、そろそろ初めに撮った201系が東京から折り返してきてもいい頃なのに、来るのは205系やE233系などのステンレス車ばかり。どうやら先ほどの201系は、折り返し海浜幕張止まりの運用に就いてしまった模様。そうなると、京葉線の末端部分であるこの辺りには当分姿を現しません。結局二時間ほど待ってみましたが現れず、痺れを切らして撤収することにしました。まあ、完璧ではないにせよ、一往復でも撮れただけ良かったのかな・・・。
意外と手強かった京葉線の201系。今度はしっかりと運用を把握して、リベンジに臨みたいと思っています。

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ポートタワー、東京湾側の眺望。
右にうっすらと見えるのは新名所・東京スカイツリー。

千葉みなと1447-(京葉線1406A)-東京1527



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