スイス02・・・ジュネーヴ・コルナヴァン駅 散策記 [あおたけ的 SWISS紀行]
スイス出張の続きです。
長い飛行機移動を経てジュネーヴへとやってきました。落ち着いたら何はともあれ、鉄としてはまず駅へと行ってみたいところ。幸い滞在しているホテルから駅までは徒歩30秒ですし。
ジュネーヴ・コルナヴァン駅。
実は今回滞在したホテルは駅の裏手だったので、表玄関を撮り忘れました(汗)。
これは4年前に撮影したものですが、たぶん大きくは変わってないと思います。
06.06.22 ジュネーヴ・コルナヴァン
ジュネーヴの中央にある駅「コルナヴァン(Cornavin)」。国連(欧州本部)やWHO本部の最寄りであるこの駅、チューリッヒ中央駅のような派手さは無く少々趣に欠ける感はありますが、実用本意のイメージ。国際都市ジュネーヴの玄関であることからスイス国内各地はもとより、イタリアやフランスなどからの列車もやってきます。とくにフランス国境に近いこの駅にはフランス国鉄(SNCF)専用のホームがあり、エース「TGV」の姿も見る事ができます(ちなみに私が滞在したホテルから見えたのはこのSNCF専用ホーム)。駅の正面に掲げられたスイス国鉄を意味する「SBB CFF FFS」はスイスで用いられる独・仏・伊語の略称を連ねたもので、それぞれの語圏で略称が異なります。ここジュネーヴは仏語圏なのでCFF(Chemins de Fer Federaux suisses)と呼ばれるのですが、私は呼びやすいので、チューリッヒなどで使われる独語の略、「えすべーべー」(SBB=Schweizerische BundesBahnen)と呼んでいます。ではそのコルナヴァン駅をちょっと巡ってみましょう。
今年、駅は改装工事中でした。
日本の工事現場ではよく目にする「おじぎびと」、
スイスで見かけるのは珍しいような・・・。
これって、LEGOのキャラクターでしたっけ?
列車のチケットオフィス。
ついでにここで翌日使用する列車のきっぷも買ってゆくことに。
自動券売機もありますが、こちらでは窓口販売がメインで、
乗車当日の発車間際で大行列にハマるとかなり焦ります。
なので、きっぷは前もって買っておく方が賢い。
窓口横のラックには各種の時刻表が。これも貰ってゆきましょう。
購入したきっぷと貰った時刻表。
ジュネーヴ~ヌシャテルの往復、2ndクラスで76CHF。
有効期間は10日。けっこう大きなきっぷです。
他の駅はどうか解りませんが、コルナヴァンではよくいろいろなモノを
配っています。この日はSBBシャツのおねーさんが、ナッツを手渡していました。
滞在中に駅でゲットした戦利品 (^^)。
上の写真で配っていたのは左のカシューナッツ。
他は後日貰ったミントタブレットとシリアルの試供品。
SBBマークが入ったタブレットはちょっと嬉しいかも。
駅構内はさほど広いわけではありませんが、興味深くいろいろなものを眺めていると、案外面白くて飽きません。でもそろそろプラットホームへと上がってみましょうか。ここコルナヴァンにはもちろん改札は無く、駅撮りはフリー(笑)。ただし前述のフランス国鉄ホームへは、乗車券とパスポートが無いと入れません。ホームは4面7線、一部欠き取りホームを含めて1~8番線まであり、1~6がスイス国鉄、7・8がフランス国鉄に分けられます。
スイスの高速電気機関車Re460が牽引するインターシティ(IC)。
正面に書かれた2000の文字は形式ではなく、スイス国鉄が推進する
鉄道網改良計画「バーン2000」を意味します。
10.09.26 ジュネーブ・コルナヴァン
こちらは一代前のRe420。重厚なスイスのプレートがカッチョイイ!
この他にも通勤電車などが次々に入ってきますが、やはり機関車牽引の
客車列車に惹かれます。でも、ジュネーヴでは客車列車が減った気が
します・・・スイスでも客車列車は衰退しているのでしょうか。
機関車と言えば、ホームから見える車両基地にフランスの有名な電気機関車
BB22200の姿もありました。いかにもフランスらしい機関車です。
右はスイス国鉄の新型電車RABe523。
今回は時間の都合で撮影できなかったBB22200の走行シーン。
これも4年前に撮影したものです。
現在は正面右に「SNCF」のマークが入っているのですね。
06.06.22 ジュネーブ・コルナヴァン
フランス国鉄ホームを発車する「TGV Lyria」。
前回ホテルから見た車両は二階建てのDuplexでしたが、これは平屋のReseau。
個人的にはこちらの方が馴染みがあります。
10.09.26 ジュネーブ・コルナヴァン
車両基地には今回初めて目にする車両がありました。
イタリア・チザルピーノのETR610。スタイルはいいのですが、
塗装がTGVっぽいような・・・。
スイスは自転車持ち込み可の列車が多く、
駅でもよく自転車を目にします・・・が、この自転車の
サドルの高さはすごいですね~ (^^;)。
今回の出張ではあまり駅へ行く機会がなく、コルナヴァンをゆっくり回れたのは着いたこの日くらい。日暮れ間近であまりいい写真が撮れなかったのが残念です・・・。
ここで駅のラックに入っていた時刻表類をちょっとご紹介。無料で手に入るこれらは、鉄ならばどれも記念になるオミヤゲかも。
まずは通常の時刻表二種。
この時刻表は主要各駅に常備されているので手に入れておくと便利です。
上の時刻表を開くと、大きい方が駅の時刻表で小さい方が
目的地別掲載の列車時刻表になっています。重宝するのは小さい方で、
目的地への列車・着発時刻が掲載。大きい方の裏面にはその街の地図
があるので街歩きにはいいかも。
こちらは仏・独・伊の各国際列車時刻表。それぞれの代表特急列車が表紙
ですが、上のスイスも含めデザインが統一されているのが面白い。
ジュネーヴ近郊電車の時刻表とスイス国鉄の車内誌「VIA」。
車内誌は読めないので、写真を見るだけ・・・。
・・・続きます。