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スイスⅡ 05・・・チューリッヒ中央駅 撮影記 SBB編 [あおたけ的 SWISS紀行]

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2011.01.23~29 スイスⅡ 05
チューリッヒ中央駅 撮影SBB編

出張で訪れているスイス。04からの続きです。
チューリッヒ中央駅 (Zurich HB)のメインホールにある16本もの長距離列車ホーム(3~18番線)。ずらっと並んだ頭端式のプラットホームには、隣接するヨーロッパの各都市から様々な列車が発着しますが、その中心となるのはもちろんスイス国鉄(SBB)の車両。そこでまず今回は、私が滞在中に撮影できたSBBの車両達を紹介したいと思います。
SBBの長距離列車(IC.IR.RE)は、今でもその大半が機関車に引かれて(または押されて)走る客車列車で、ここチューリッヒHBの長距離列車ホームでも、ひっきりなしにSBBの赤い電気機関車(罐=カマ)が見られます。電車タイプの長距離列車は「ICN」に使用されているRABDe500くらい。そんなチューリッヒHBで見られるカマのなかでも趣味的に面白いのは、新型で高速性能のRe460と、従来型で汎用性のあるRe420の二種類。やはり一台一台それぞれに個性のあるカマモノは電車よりもずっと面白くて、SBBの長距離列車を紹介とは言いながらも、私はこの二機種の撮影に没頭してしまいました。
まずはRe460から。今回のスイス旅でもジュネーヴチューリッヒの空港線を利用した際にちょくちょく顔を出していた同機。概要はWikiさんを参照していただくことにして、撮り鉄的にこのカマの面白みとして上げられるのが、カラフルにラッピングされた広告機の存在。側面に窓などが無いRe460は広告ラッピングに適しているのか、近代的な形で車両自体に固体差が少ない同機にとってはバリエーションを表すひとつになっています。在籍機の半数近くが何かしらの広告機になっているので、「ネタガマ」として扱われるわけでは無いのですが、同じカマでも色々な種類があると見ているほうは楽しいですよね。日本では広告ラッピングの電車など撮影を避けたい気持ちになりますが、このRe460のラッピングはなかなかオシャレでいい被写体になります。ちなみにタイトル写真左側のカマはクルマの広告機です。

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これはモンディーンの時計が描かれた広告機。
赤い塗装が基本のRe460、だいぶイメージが変わりますね。
スイス国鉄 チューリッヒ中央駅 (Zurich HB)

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Re460のなかで気になったのがこのカマ「SBB Historic」。
SBBの広告なのか、記念のスペシャルマーキングなのかわかりませんが、
メタリックのロゴがちょっとカッコイイ (゚∀゚)!

続いてRe420(スイス国鉄方式の旧形式名はRe4/4II )。スイス国旗のエンブレムが誇らしいこのカマ。広告機がバリエーションのRe460に対して、こちらの面白みは「汎用性」。客貨両用で「スイスのEF65」的なこのカマは、IRやREなどの準優等列車から近郊列車のSバーン仕業、さらにドイツ方面をはじめとした国際列車の牽引などにも充当され、それに伴いパンタなどの細部にも変化が見られます(詳しい概要は、やはりWikiさんを参照してください)。今回訪れた際には、重連仕業や配給輸送(?)、Cargoカラー機などを見ることができました。

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Re420の重連だ!・・・と思って喜んだのですが、次ム(次位無動力)ですね。
でも、ひし形パンタ機先頭の重連は迫力あります。
スイス国鉄 チューリッヒ中央駅 (Zurich HB)

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これはRe420の貨物機、Re421(SBB-Cargo)が牽引する旅客列車。
ちょっと珍しい組み合わせですが、JRFのカマが旅客を引くほどレアではありません。

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18番線の端っこには、ピッカピカの入れ換え用機関車Ee922が停まっていました。
ちっこいけどディーゼルではなく、れっきとした電気機関車です。

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そのEe922はRe420に牽引されていきました。・・・新車の配給輸送?

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SBBの入れ換え機といえば、ロッド式のEe930が活躍していましたが、
Ee922に置き換えられてしまうのでしょうか。
このカワイイ電気機関車、けっこう好きだったんですけどね・・・。
06.03.29 スイス国鉄 チューリッヒ中央駅 (Zurich HB)

説明カット的な停車中の編成写真ばかりを並べてきましたが、そろそろ飽きてきた頃でしょう。そこで、ここからはホームの先端部へ行って、入線してくる列車などを狙ってみることにします。ちょうど日が傾いて、いい光線が列車を照らしはじめました。

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チューリッヒ中央駅、午後4時過ぎ。
ドーム内で停車中の列車に、冬の斜光が注がれます。
スイス国鉄 チューリッヒ中央駅 (Zurich HB)

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チューリッヒHBを後にするインターシティ(IC)。
オール二階建て客車のIC2000が一直線に連なる姿は迫力満点。

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夕陽が照らす、たくさんの線路。
列車はいくつもの分岐器を通って、一つのホームを目指します。

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日が沈んだチューリッヒを出発してゆくのはベルン行きの「IR」。
そういえば、今回はあまり電車形のRABDe500を撮らなかったなぁ・・・。

あっという間に時間は過ぎてしまい、気がつけば日没・・・。
やっぱりチューリッヒHBでの撮り鉄は楽しい♪ 仕事が無ければ、一日中居ても飽きないような気がします (って、仕事の出張で来ているんですけどね・・・ ^_^; )

今回紹介し切れなかった国際列車たちは、また次回に・・・。もう一回だけチューリッヒHB編を続けさせてください。m(_ _)m


・・・続きます



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