八高線・・・DD51訓練列車 撮影記 [鉄道写真撮影記]
パ〇ラッシュ、
僕は見たんだよ、いちばん見たかったメッシの2ゴール*を。
だから僕は今、すご~く幸せなんだ。
でも、もう疲れたよ。
なんだかとっても眠いんだ・・・ZZzz…⊂(-ω-`⊂⌒`つ。
・・・ってな感じで、私は相変わらずW杯のテレビ観戦による寝不足が続いています (*´0)ゞoOフアアァァ…。あまりにも疲れがたまっていたら、週末の鉄活動はパスしようと考えていたところ、幸いにしてW杯の日程は、グループリーグの終了から決勝トーナメントの開始までに中一日の休み(試合が行われない日)があり、それは観戦する私にとっても、いい静養となりました。久しぶりに睡眠十分でスッキリと目覚めることができた土曜の朝は、むしろ調子がいいくらい ゜+.(`・∀・´)シャキリ+.゜。 んじゃあ、せっかくなので撮影へと出かけることにますか。ところが、そんな私のヤル気に反して、外は雨がざーざー降り・・・ザアアァァ…:il!:il|Y_(´д`;))!l|il:|;。一瞬は怯むも、傘をさして駅へ向かいます。こんな日に、いったいどこへ何を撮影に行くのでしょうか。
*私は特にメッシ選手(アルゼンチン)のファンというわけではなく、ここでは元ネタに出てくる「教会の二枚の絵」に、「メッシの一試合2ゴール」をかけただけです…。
6月28日(土)
今回、私が乗る電車は、
中央線の八王子から分岐する八高線。
雨を突いて、205系が入線してきました。
▲中央本線 八王子
雨天の悪天候にもかかわらず私を出撃に駆り立てたのは、とある貴重な列車の運転情報が舞い込んできたからでした。それは、昨年にも一度撮影している、八高(はちこう)線での乗務員訓練運転(通称・八高訓練)。この列車は乗務員のハンドル訓練というおカタイ名目ながら、使用される車両が「DD51ディーゼル機関車+旧型客車(旧客)+DD51」というシブ~い組み合わせで、まさにファン垂涎の列車なのです (゚∀゚*)オオッ!。ただし、これはあくまでもイベント列車などではなく、訓練を目的とした業務列車なので、その運転日や時刻が一般に公表されることはほとんど無く、撮影するのは容易ではありません。ふだんは業務列車などにめっぽう疎い私ですが、昨年に続き今回も、情報通で親切なお仲間さんが、この列車の運転を事前に教えてくださいました(この場を借りて、お礼申し上げますm(_ _)m)。これは多少の雨でも、撮影に行かねばもったいない。
途中の高麗川で、電車の205系(右)から、
ディーゼルカーのキハ110へお乗り換え。
▲八高線 高麗川
八王子と高崎を結ぶ八高線、路線名もその両駅の頭文字を組み合わせたもの ( ̄。 ̄)ヘー。しかし現在は全線を直通して走る列車は一本も無く、途中の高麗川を境にして、南部の電化区間と北部の非電化区間に運転形態が分かれます。今回の私はオーソドックスに起点の八王子から八高線へと入りましたが、訓練運転が行なわれるのは北部の非電化区間なので、高麗川からディーゼルのキハ110へ乗り換えて、さらに北上を続けます。高麗川から先で変わったのは車両だけでなく、車窓風景も一段とのどかになりました (´ー`)マターリ。
雨に濡れる車窓越しに広がるのは、
八高線非電化区間ののどかな田園風景。
▲八高線 竹沢-折原(車窓から)
それにしても、朝から降り続く雨はやむ気配を見せず、時おり激しさを増すほど。駅から撮影地まで歩かねばならない徒歩鉄にとって、これはかなり過酷な状況です ( ̄~ ̄;)ウーン…。行ってみたいと思っていた俯瞰撮影地なども候補にあったのですが、この天候ではあまりムリをせず、なるべく駅に近いところの撮影地を選ぶことにしました。下車したのは、丹荘(たんしょう)。
埼玉県北部の児玉郡にある丹荘駅。
八高線はこの先で神流川を渡り、群馬県へと入ります。
▲八高線 丹荘
平屋建ての立派な駅舎がある丹荘。
数年前までは駅員配置の有人駅でしたが、
現在では簡易IC改札機のみがある、無人駅となっています。
▲八高線 丹荘
八王子0908-(八高969E)-高麗川0949~1016-(235D)-丹荘1123
この駅で私が降りたのは初めてでしたが、参考にした撮影地ガイド(お◯ち台通信ね)やスマホの地図を見る限りでは、駅近くに田園地帯が広がっていて、お手軽に撮れそうな感じ。徒歩10分程度で到達できるのですから、雨中の徒歩鉄にはありがたいところです。しかし、田園地帯なのでキャパも広いかと思っていたのですが、実際には手前の障害物や背景の抜け具合などに制限があって、定員は意外と少ない。すでに5~6人の先客がおられ、私はそのスキマから抜かせてもらう形をとりました スツレイ(o*。_。)oシマツ…。この雨の中に集まっただけあって、なんとなく親近感を覚える同業者さんたち。現場は終始まったりムードです。「何か来るの?」と尋ねてきた地元の方に「雨の中で、物好きだねぇ~」と言われると、思わず笑いが巻き起こります (^皿^;)。そんな物好きたちが待ち構えるなか、やがて雨に濡れた路盤の向こうに、ベンガラ色の機関車が見えてきました オッ!(゚∀゚*)キタッ!!。
小雨そぼ降るなか、姿を現したDD51・・・。
唸りをあげて、力強く突き進むDD51 897。
後ろに続くのは、昔懐かしい茶色の旧型客車です。
▲八高線 群馬藤岡-丹荘
DD51+旧客の八高訓練が撮れました~ヽ(´▽`)ノワーイ♪!
う~ん、やっぱり国鉄色DD51と旧客のコンビはシブい!とくに今回の先頭に立った897号機は、高崎に所属する全4機のDD51の中で、唯一お召装備(もしくはそれに準ずる装備)が施されていないノーマル機で、その点もシブさに拍車をかけています (・∀・)シビイッ!(後部はお召機の842号機)。ただ、ちょっぴり残念だったのは、通過直前になって雨が小降りになってしまったこと。どうせならば、雨脚がハッキリと解るくらい強いときに来てくれた方が、迫力あったんだけれどなぁ・・・σ(・∀・`)ザンネン。昨年は客車が5両も連なった豪華編成でしたが、今回は客車2両(オハニ36 11+スハフ42 2234)という模型のようなカワイイ編成。これは列車オンリーの編成写真よりも、情景的に撮った方が良かったように思います σ(゚・゚*)ンー。そこで次の折り返し列車は、風景が広く入る場所へ行ってみることにしました。
丹荘駅へ戻って、今度は上りの高麗川行きに乗り込みます。
余談ながら、こんな立派な屋根のある丹荘駅なのに、
ワンマン列車の乗車口(前一両目の後部扉)は、
屋根の無いところに停まります。
なんだか融通が利かないなぁ・・・(・ε・`)チッ。
些細なことですが、雨の日はイヤなものですよね。
▲八高線 丹荘
丹荘から4つ目の寄居で下車。
最近はこの駅によく来るような気が・・・
(やなぼーさん、おジャマします ^^;)
▲八高線 寄居
丹荘1231-(八高234D)-寄居1259
次に私がやってきたのは、寄居。もうご存知、秩父鉄道、東武東上線との接続駅です。考えてみたら今年に入って、三月に秩父鉄道、四月に東武東上線を撮影しに、たびたび訪れている寄居。今回は八高線の撮影で下車することになりましたが、なんだか効率がいいような、悪いような・・・(^^;)ゞポリポリ。そんな寄居駅を出て、八高線の線路沿いをしばらく歩くと、やがて荒川の河原へと出ることができます。ここが今度の撮影地。
駅から徒歩15分ほどで、荒川の河原へ到達。
上に見えるトラス橋が八高線です。
河原から見上げると、そこには立派な八高線のトラス橋(鉄骨を組んだ、△▽△形の鉄橋)が架かっています。対岸の緑も相まって、なかなかいい雰囲気 (・∀・)イイネ。しかし、まわりを鉄骨で囲ってあるトラス橋は、あまり撮り鉄に好まれないタイプの鉄橋です。たしかに列車主体に考えると、サイドにかかる鉄骨が目障りかもしれません。でもこの鉄橋、実は手前側がトラス橋ではなく、スッキリとしたプレートガーダー橋(何も無い、板のような鉄橋)になっていて、先頭の機関車一両分がキレイに抜けてくれるのです (゚0゚*)オォー!。これならば目障りだと感じていたトラス橋の方も、いいアクセントになってくれそう。車窓から眺めていて、一度はこの場所で撮影してみたいと思っていたのです。できることなら、青空が広がる晴天日に撮りたかったところですが、はたして曇り空でもいい絵になってくれるだろうか・・・。
汽笛一声を響かせ、鉄橋上に躍り出た訓練列車。
DD51が牽く短い旧客編成は、
まるで国鉄時代のローカル線を思い起こさせます。
▲八高線 折原-寄居
鉄橋を渡る八高訓練が撮れました~!ヽ(*⌒∇⌒*)ノ ワーイ!!
計ったようにピッタリと鉄橋上に納まった、機関車二両、客車二両の訓練列車。この短い編成を撮るのに、ここはベストポイントだったのかもしれません。曇天で鉛色の空はあまり入れたくなかったので、川を多めに配した低い目線のアングルにしてみましたが、川面の表情が意外といい感じになってくれました(右足のスニーカーは、ずぶずぶに浸水しちゃったけれど・・・^^;)。こんなシーンが拝めたのですから、雨の中でも出撃した甲斐があったというものです :*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。
往路は列車主体の編成撮り、復路は風景を多く入れた情景撮りと、満足のいく結果を残すことができた八高訓練。これで撮影は終了です。せっかく寄居まで来たのだから、久しぶりに名物である今井屋のカツ丼でも食べていくか ( ̄▽ ̄*)イイネ♪・・・と、駅まで戻ってみると、そこで目に飛び込んできたのはこの電車 ・・・∑(=゚ω゚=) ンン!?
東武東上線ホームに待機していたのは、
東上線開業100周年を記念した、
セイジクリーム復刻色の8000系81111F。
よく見ると、100周年の記念マークが
以前のモノと違うデザインになっています。
▲東武東上線 寄居
せーじくん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
そう、以前にもこのブログで紹介した、セイジクリーム色の東武8000系(81111F)。私にとって思い入れのあるこの色の電車を見た途端、つい改札を入って東上線ホームへと向かってしまいました ε=ε=ε=(ノ≧∇≦)ノセージクーン! 。おかげで、今井屋のカツ丼を食いそびれちゃった・・・Σ(´□`;)ハゥ…。天気がよければ、このセイジクリームの沿線撮影に転戦するところですが、この日は素直に東上線経由で都内へと戻りました。
せーじくんを撮っていると、
隣の秩父鉄道ホームには、
これまた「秩父鉄道100周年」のマークを掲げた、
元・都営三田線の5000系が入ってきました。
偶然にも「100周年マーク」編成が並んだ!(゚∀゚*)オオッ!
以前は乗車機会がなくて車内を紹介できませんでしたが、
復刻色編成の座席には、8000系デビュー当時のものを模した、
ゴールド色のモケットが採用されています。
元・沿線民からするとこれも懐かしい・・・
。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス…。
寄居1333-(東武東上線Y1374)-小川町1348~1353-(快速4118)-池袋1500
前回の「ONE-shot」で紹介した、青梅線での「鎌倉あじさい号」に続き、今回の「八高訓練」も雨天での撮影となりました。今は梅雨時で、日本の四季を表現する上で欠かせない時期ではあるけれど、そろそろ青空が恋しくなりますよね。でも、関東の梅雨明けはもうちょっと先のようで、W杯の決勝戦が行なわれる頃になるのかな?