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GWの鉄旅 その5・・・「四国鉄道文化館」見学記 [鉄道旅行記]

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2017.04.29~05.01
GWの鉄旅・その5
続・四国の新幹線!?
「四国鉄道文化館見学
 

ちょっと小ネタを挟みましたが、前回からの続きです。
GWに四国の愛媛を旅している私 (´▽`*)シコク~♪。松山で迎えた旅の三日目はまず、伊予灘(瀬戸内海)沿いをゆく予讃線(旧線・愛ある伊予灘線)の普通列車に乗り、やってきたのは松山から一時間ほどの串(くし)という小駅 (゚ー゚*)クシ。ここでの目的は小高い山の上から海が一望できる撮影ポイントにて、観光列車の「伊予灘ものがたり」号を撮ること (*`・ω・´)-3フンス!。急坂が続く道のりはたどり着くのにちょっと苦労したものの ε~ε~ε~((((;′□`)ヒイイィィ…、そこは壮大な素晴らしいロケーションで w(*゚o゚*)wオオー!!、海景色に映える派手な装いの「伊予灘ものがたり」を満足のいく撮影ができました (^_[◎]oパチリ。串での撮影を終えた私は上りの普通列車に乗り、ふたたび(全行程的には三たび?)松山へ (=゚ω゚)ノ タライマ!。さて、ランチタイムを挟み(食べたのは前記事のオマケで紹介した「焼豚玉子カレー」ね)、次はどこへ向かうのか・・・σ(゚・゚*)ンー…。。

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松山のホームで発車を待つ7000系。
単行(一両)の普通列車です。
▲17.5.1 予讃線 松山

松山から次に乗るのは、予讃線の観音寺(かんのんじ)ゆき上り普通列車で、ホームには直流電車の7000系が待機していました (゚∀゚)オッ!。前日に宇和島から松山まで乗ってきた内子線経由の特急「宇和海」、そして今日の午前中に松山から串まで往復した予讃線(旧線)の普通列車と、ともに非電化区間を走るディーゼルカー(気動車・キハ)でしたが (´▽`*)キハキハ~♪、高松から松山を経て宇和島までを結ぶ予讃線のうち、高松と伊予市の間・・・つまり、これから私が進む松山よりも東の区間は電化(直流)されており、そこを走る列車は特急も普通も基本的には電車が使用されています (・o・*)ホホゥ。比較的あたらしい7000系電車は静かでスムーズな走り出しだけれど、個人的には豪快にエンジンを震わせるキハのほうが、旅情を深く感じるなぁ・・・(笑)σ(・∀・`)ウーン…。

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予讃線の普通列車に使われる7000系の車内は
ロングシートとクロスシート(ボックス)が混在した
変則的なセミクロス。
私は窓側席が空いていた山側(進行方向の右)の
ボックスに座りました ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
ホントは海側の方が景色は良いんだけれどね・・・。

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途中駅の菊間で交換したのは
特急「しおかぜ」と「いしづち」の併結列車。
高速でカーブをゆく8000系がカッコいい♪
(o´∀`o)カコイイ!
▲17.5.1 予讃線 菊間(前方の車窓から)

岡山や高松と松山の都市間を結ぶメインルートで、四国の大動脈と言えるこの区間の予讃線は、特急「しおかぜ(岡山~松山)」や「いしづち(高松~松山)」などが頻繁に走る「特急街道」バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。そのため私の乗った普通列車は途中駅にて、特急列車の通過待ちや交換待ちをちょくちょく行ないます (・ω・)ストッピ。ちなみに今回の私は、よく使う「青春18きっぷ」のような使用制限のある乗車券ではなく(今は18シーズンじゃないし)、一般的な普通乗車券を使っているので、別途に特別料金(特急券)を払えば特急に乗ることもできるのですが σ(゚・゚*)ンー…、個人的には特急よりも普通列車でのんびりと、その土地の空気感を味わいながら進むような乗り鉄が好きなので、あえて私は普通列車での移動を選びました (´ー`)マターリ。あ、けっして特急代をケチっているわけじゃないですよ(笑)。

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伊予氷見(いよひみ)のホームで見られたのは、
見事・・・というか、
なんだかスゴい形のツツジ(笑)
( ̄▽ ̄;)テンコモリ…。
特急だと一瞬で通過してしまうような小駅ですが、
普通列車ではこんな発見があるのも楽しい。
▲17.5.1 予讃線 伊予氷見(車窓から)

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やがて車窓に見えてきたのは
四国の最高峰・石鎚山 (゚∀゚)オッ!。
午後の列車から南西方向を見ているので、
ド逆光のシルエットです・・・。
▲17.5.1 予讃線 伊予氷見-石鎚山(車窓から)

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ホームに「石鎚山登山口」の標柱が立つ伊予西条。
標高1,982メートル石鎚山が
四国でいちばん高い山って覚えはあったけれど、
西日本(近畿以西)の最高峰でもあるのね。
( ̄。 ̄)ヘー
イメージ的に鳥取の大山の方が高いと思ってますた
(大山は標高1,729mで、西日本第4位らしい)。
▲17.5.1 予讃線 伊予西条

普通列車でノコノコと予讃線を東へ進み ノコノコ...(((o*・ω・)o、松山から二時間ちょっと。車窓の右手に雄大な石鎚山(いしづちやま)のシルエットが見えてくると、列車は間もなく伊予西条(いよさいじょう)に到着。私はここで列車を降りました (・ω・)トーチャコ。同駅のホームでは「石鎚山登山下車駅」と書かれた標柱が目に付きますが、まさか今度は石鎚山から俯瞰撮影でもするのか!? ( ̄△ ̄;)エッ…・・・って、いやいや、さすがに四国最高峰を誇る標高1,982メートルの石鎚山は、私じゃとても登れません (ヾノ・∀・`)㍉㍉(1,400メートル付近まではロープウェイやリフトで上がれるようだけれど)。伊予西条で下車した私の目的は石鎚山でなく、違うところにあります。改札を出た私はその足で、駅に隣接するひとつの建物へとやってきました コッチ…((((o* ̄-)o 。300円の入場券を買ってその館の中に入ると、迎えてくれたのは・・・(゚∀゚)オッ!

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予讃線の伊予西条は
愛媛県東部に位置する西条市の代表駅。
松山からは普通列車で約二時間かかりましたが、
特急列車ならその半分の約一時間です。
▲17.5.1 予讃線 伊予西条

松山1201-(予讃4528M)-伊予西条1406

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駅と隣接するように建つこの館。
ここが目的地?
そして右端に写る銅像はいったい誰??
σ(゚・゚*)ンー…
中へ入ってみると・・・

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木の温もりが感じられる
落ち着いた雰囲気の館内に並べていたのは
二台の鉄道車両。
しかも右に見えるのは新幹線!?
(=゚ω゚=*)ンン!?

シンカンセン、イタ━━━━━m9(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
愛らしい団子っ鼻の流線形に、特徴的な白と青の塗り分け。これは紛れもなく誰もが知る新幹線のパイオニア、0系ではありませんか w(*゚o゚*)wオオーッ!。あの昭和の名車がナゼここに? ひょっとして、これもキハを改造した「ホビトレ」なのか!? (゚∀゚)アヒャ☆・・・って、そんなことは無く、ここにあるのは正真正銘(?)の0系新幹線。ただし動かない静態保存車です (・◯・)シソカソセソ。この新幹線が置かれている場所は「四国鉄道文化館」という、四国にゆかりのある鉄道車両の保存や資料等の公開を目的とした公共施設で、規模はそれほど大きくないけれど鉄道博物館のようなもの (・o・*)ホホゥ。たとえば上写真の右に見える朱色の車両は、国鉄時代におもに四国の各線で活躍していたディーゼル機関車のDF50形(1号機)で、当館で展示するのにふさわしい四国にゆかりのある保存車と言えるでしょう (゚∀゚*)オオッ!!。

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国鉄時代(おもに1950年代後半から70年代)に
北海道を除く各地の非電化路線で活躍していた
電気式ディーゼル機関車のDF50形。
1957年に製造された1号機は
香川の高松機関区に配置され、
おもに予讃本線や土讃本線で
客車列車や貨物列車の牽引に使われました。
凸形が多い日本のディーゼル機関車の中で、
この箱形スタイルがカッコよかったんだよなぁ・・・。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

しかし、その左隣に並べられた0系新幹線は一見、新幹線がまったく通っていない四国には何の縁もゆかりも無いように思えます σ(゚・゚*)ンー…。でも実は、瀬戸内海を越えた四国の地で保存されているこの0系には、大きな存在意義があるのです。というのも、愛媛県の旧制西条中学校出身で西条の市長を務めた経歴を持つ、第4代国鉄総裁の「十河信二(そごうしんじ・1884~1981)」は、その情熱的な性格と卓越した手腕で「夢の超特急計画」を推進し、東海道新幹線の建設および完成を実現させた、「新幹線の父」「新幹線の生みの親」などと呼ばれるエラい人(出身地は西条に近い中萩村(現・新居浜市))(・o・*)ホホゥ。そんな西条にゆかりのある十河氏の功績を讃えて、伊予西条駅に隣接した「鉄道歴史パークinSAIJO」の敷地内には「十河信二記念館」が建てられ、四国文化鉄道館では同氏が尽力した東海道新幹線の0系が展示されているのです (´ω`)ナルヘソ。ちなみに、ここでちょっと思い返していただきたいのは、前日に私が予土線で撮った新幹線型の「鉄道ホビートレイン」。そう、あの「ホビトレ」が0系新幹線の形を模しているのは、十河氏が愛媛の出身だということも理由のひとつだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。そこで私は「ホビトレ」を撮った流れ(というか、どうせ東京への帰り道のルート上だし)で、この「四国文化鉄道館」に保存されている0系にも会いに、立ち寄ったのでした (=゚ω゚)ノ ヤア!。

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四国鉄道文化館の玄関前に建つ、
「新幹線の父」こと十河信二氏の胸像。
(゚ー゚*)ソゴーサソ
今や全国に広がった新幹線網があるのは、
このお方の功績によるものだと言っても
過言ではありません。
アリガタヤ(-人-*)アリガタヤ

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館内で展示されている0系の先頭車・21-141。
1976年に製造された大きな窓が特徴の21次車です。
各地で数多く保存されている0系ですが、
「新幹線の父」にちなんだ四国の地で見る同系は、
気分的にまた違った趣を感じます。
(´ー`)シミジミ
ただしこの保存車は一両丸々のフルモデルでなく、
前方三分の一程度のカットモデルなのが、
ちょいと残念。

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0系のオリジナル座席というと
青いモケットの転換式クロスシートが
懐かしく感じますが、
この21次車は簡易リクライニング仕様でした。
(゚ー゚*)簡リク
個人的にこの座席は0系というより、
東北・上越新幹線の200系の印象が強いです。

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展示車両は運転席にも入ることができます。
(´▽`*)ワ~イ♪
意外とシンプルな0系の運転台で目を引くのは、
やっぱりアナログチックなメーター類。
詳しくはよく知らないけれど、
今の新幹線はやっぱりデジタル計器なのかな?
σ(゚・゚*)ンー…

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モノサシのような横軸のスピードメーターがシブい!
(≧∇≦)シブイッ!
子供の頃、新幹線の最高速度は
210キロって覚えたっけ。
(ノ∀`)ナツカシス
ちなみに現在の新幹線の最高速度は
東海道新幹線が285キロ、山陽新幹線が300キロ、
東北新幹線は320キロ、
そして四国新幹線(ホビトレ)が85キロです(笑)


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現在はすべての編成が引退し、
もう走る姿は見られない初代新幹線の0系。
(ホビトレは除くw)。
これは東海道新幹線からの引退が迫った時期の0系で、
団子っ鼻(連結器カバー)には記念の装飾が施されています。
▲▲99.9 東海道新幹線 小田原
▲99.9 東海道新幹線 掛川

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末期には短い6両編成で山陽新幹線を走っていた0系。
東海道新幹線からの撤退後も、
山陽新幹線では「こだま」として使われていましたが、
こちらも2008年に全車が引退。
(´w`*)ドツカレサン
▲08.7.28 山陽新幹線 岡山-相生

おっと、なんだか新幹線特集のようになってしまいましたが、ここは四国鉄道文化館 ( ゚o゚)ハッ!。ぶっちゃけ、他のメジャーどころの博物館(大宮とか、京都とか、リニアとか)でも展示されている0系より、本来はここでしか見られない四国にゆかりのある車両のほうに注目すべきなんですよね (^^;)ゞポリポリ。0系と同じフロアにあったDF50は先にご紹介したので、さらに順路を進んで他の展示車両などを見て回りましょう (「゚ー゚)ドレドレ。

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壁には特急列車のヘッドマークや、
車両の側面に掲げられる行先標(サボ)が
所狭しと展示されています。
どれもマニアにはたまらない
貴重な「お宝」だなぁ・・・ (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

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四国鉄道文化館は伊予西条の構内(本線)を挟み、
北館と南館に分けられています。
0系やDF50があったのは北館、
そしてこちらが続いて入館する南館です
(入場券は両館共通)。
写真右手の建物がその南館で、
左の方に写っているのは予讃線の8000系と7000系。

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当館唯一の屋外展示で目を引くのが、
あまり見覚えの無いスタイルのこの車両。
パッと見は韓国の特急(?)のように見えますが・・・
 ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?
これは旅客営業用の車両ではなく、
フリーゲージトレイン(軌間可変電車)
と呼ばれる試験車両(GCT01-201)。
同車はその名が示すように、
新幹線などで使われている標準軌(の線路)と
一般的なJRの在来線などに使われている狭軌(の線路)、
その異なる軌間に自車の車輪の間隔を変換して対応し、
新幹線と在来線などを直通して走れるという、
まさに夢のような機能を搭載した車両なのです
(下の写真はフリーゲージトレインの台車)。
( ̄。 ̄)ヘー
同車は予讃線でも走行試験が行なわれたことから、
試験終了後(次期試験車への置き換え後)は
この四国鉄道文化館にて保存されています。
ちなみにフリーゲージトレイン(展示車両の後継車)は現在、
九州の路線で試験が続けられており、
九州新幹線・長崎ルートでの実用を目指しています。

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南館の館内に保存されている
蒸気機関車のC57形44号機(右)と、
国鉄急行形気動車のキハ65。
C57 44はおもに北海道などで活躍し、
車両自体が四国にゆかりがあるわけではないのですが、
十河信二氏の偉業を讃えた国鉄が、
現役最後の5両に残ったうちの一機である44号機を、
退役後に西条市へ恒久的に貸し出した(譲渡)
という経緯からここに展示されているのだそうです。
言わばこれも十河氏にゆかりのある車両。

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やはり私はSLよりも、
こちらのキハ65(-34)のほうに惹かれます。
(´▽`*)キハキハ~♪
キハ65は国鉄時代の1969年から70年代にかけて製造され、
強力な駆動用エンジンと冷房用の電源エンジンを搭載し、
おもに山岳路線の急行用として活躍。
四国にも数多く配置され、
全盛時には四国島内各線の急行列車に使われました。
私も予讃線の「うわじま」や土讃線の「あしずり」
高徳線の「阿波」など、何度か乗ったことがあります。

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これは急行列車の削減により
普通列車に使用されていたころのキハ65。
JR化後は水色の四国色が一般的となりましたが、
引退前には国鉄急行色への復刻も施されました。
ちなみに館内に展示されているキハ65 34がその復刻色です。
残念ながら私は復刻色を撮る機会がなかったけれど・・・。
▲08.10.11 予讃線 千丈-八幡浜

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往年の急行形らしく、
ボックスシートがズラリと並ぶキハ65の車内。
ああ、このアコモ改良された四国特有の座席、
懐かしいねぇ・・・(´ω`)ナツカシス。
上段下降・下段上昇式のユニット窓も
キハ65の特徴です。

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そして南館にはもう一機、
拙ブログにもちょくちょく登場する、
変則凸形が特徴的なDE10形ディーゼル機関車。
(゚ー゚*)デーテン
構内の入換えから本線での旅客、貨物列車の牽引まで、
全国各地で幅広い活躍を見せる汎用機で、
四国にも多く配置されました。
ここに展示されているのは
700機あまりが製造されたなかの
栄えあるトップナンバー(1号機)で、
同機は1966年の製造から1987年の廃車まで、
一貫して四国で使用されたそうです。

懐かしく感じる急行形のキハ65から、特殊な存在の試験車「フリーゲージトレイン」まで、なかなか充実したラインナップ (*゚∀゚)=3ハァハァ!・・・ではあるのですが、あえて言うならば、当館ならではの「四国らしさ」を感じるような車両、とくに旅客車両が少なくて、個人的にはちょっと物足りなかったというのが正直な感想 σ(・∀・`)ウーン…。やっぱり国鉄からJRにかけて特急用として活躍していたキハ181系あたりが、欲しかったところだなぁ・・・,;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)ゼータクイウナ!。でも国鉄時代の四国はそれほど特殊な「専用形式」が多い地域ではなかったので、四国らしさを感じるような車両がここに所蔵されるのは、JRの第一世代が引退してからになるのかもしれませんね。展示車の候補としては・・・新型の2600系(特急型気動車)に置き換えられることになりそうな、2000系試作車の「TSE」あたりでしょうか σ(゚・゚*)ンー…(あくまでも私の勝手な妄想です(笑))。展示車両の変更などが行われたら(四国鉄道文化館は本線(予讃線)と線路が繋がっていて、展示車両の入換えが可能)、またぜひ訪れてみたいと思います。

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これは四国の鉄道の歴史を紹介するコーナーにあった、
各線の開業を表した路線図(の一部)。
愛媛県のあたりを中心に切り取ってみましたが、
こうやって見ると
今旅で巡った予土線や予讃線の旧線など、
各線の歴史が分かって、なかなか面白いものです。
(・o・*)ホホゥ
ちなみに愛媛で最初に開業した鉄道は、
私が港のある高浜から松山の市内まで乗った伊予鉄道で、
その開業は明治時代のこと。
いっぽう、国鉄(現・JR)の路線が敷かれたのは大正時代で、
その最初は「ホビトレ」で紹介した予土線の宇和島と近永の間
(図では宇和島~吉野生でひとつの区切りとなっていますが、
予土線の前身の宇和島鉄道は宇和島~近永が1914年に開業し、
その後1923年に吉野生まで延伸しています)。

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気温が上がり、夏のような暑さを感じたこの日。
(´Д`υ)アツー。
館内の見学を終えて外へ出たら、
思わずアイスが食べたくなっちゃいました(笑)
西条の名水と伊予柑を使ったという、
アイスキャンディが美味しい♪
(≧∀≦)ヒャッコイ☆

一時間半ほどで四国鉄道文化館や十河信二記念館の見学を終えたのち、次に乗る列車の時刻を見計らって伊予西条の駅に戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。これで私が今旅で訪れたかった場所はすべて巡ることができ、あとはもう東京へ帰るのみです カエロ…((((o* ̄-)o。往きは東京から広島まで飛行機を使いましたが、帰りはもちろん鉄道。自宅の最寄駅に着くまで、残りの乗り鉄も存分に楽しみたいと思います (´▽`*)ワ~イ♪。ただし今度は時間の都合で普通列車ではなく、伊予西条から乗るのは特急の「しおかぜ」。この列車で一気に本州の岡山へと向かいます バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。さらば、四国!バイチャ!( ゚д゚)ノシ。

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ホームに入ってきた特急「しおかぜ」は、
偶然にも「アンパンマン列車」でした。
(゚∀゚)オッ!
これに乗って伊予西条をあとにします。
▲17.5.1 予讃線 伊予西条

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車内の天井にもキャラクターが描かれている
「アンパンマン列車」。
これは子供が喜びそうですね♪
()’〇’()アソパソマソ!

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今度は海側の席(進行方向の左)に座れました。
車窓に映るのは、
海に浮かぶ島の神社に橋が架けられている、
名所の津島神社
毎年、夏の大祭の二日間のみ、
橋を渡って島に行くことが許されます。
( ̄。 ̄)ヘー
▲17.5.1 予讃線 詫間-津島ノ宮(臨)(車窓から)

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予讃線を東に向かって走り続けると、
やがて行く先に見えてきたのは、
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋。
まもなく列車この橋を渡って四国を離れます。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
▲17.5.1 本四備讃線 宇多津-児島(車窓から)

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瀬戸大橋を渡る列車から望む、
西日に照らされた瀬戸内海。
瀬戸は日暮れて、夕波小波・・・♪
σ(゚ー゚*)ルミコ?
▲17.5.1 本四備讃線 宇多津-児島(車窓から)

15時半に伊予西条を発車する予讃線の普通列車から乗り継いで行っても、岡山で最終の東京ゆき新幹線には余裕で間に合うのですが σ(゚・゚*)ンー…、私が特急「しおかぜ」を選んだのは、まだ日のある明るいうちに瀬戸大橋線(本四備讃線)の瀬戸大橋を渡りたかったから (゚∀゚*)オオッ!!。車窓から眺める西日に照らされた瀬戸内海は、四国旅を締めるのにふさわしいハイライトと言えるでしょう (σ´∀`)σイイネ~♪。そんな車窓風景を堪能しつつ本州へ渡り、伊予西条から二時間弱で列車は終点の岡山に到着 (・ω・)トーチャコ。乗り換えの案内放送で「東京ゆきの「のぞみ」は23番線・・・」などと聞くと、旅の終わりを実感します σ(・∀・`)ウーン…。この岡山で最後の乗り換えとなりますが、指定券を取った次の列車までには、まだちょっと時間に余裕がありそう・・・σ(゚・゚*)ンー…。んじゃ、一杯いきますか(笑)。

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岡山に着いた「アンパンマン列車」。
到着の直前にはアンパンマンのマーチと、
アンパンマンの声で車内放送が入りました
(乗り換え案内などは車掌さん)。
()’〇’()アソパソマソ!
▲17.5.1 山陽本線 岡山

伊予西条1526-(予讃線・特急しおかぜ22号)-岡山1711

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岡山でたまたま遭遇したのは、
湘南色を復刻(というか存続?)した115系。
しかも「吉永」ゆきですって(笑)
σ(゚ー゚*)ガハク?
でも、これには乗りません。
▲17.5.1 山陽本線 岡山

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旅を名残り惜しむかのように、
駅近くの飲み屋さんで打ち上げ~!
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノC凵☆
手前は瀬戸内で獲れたサワラの塩たたき、
奥は焼きママカリの酢漬けです。
どちらもビールやお酒に合って最高にウマい!
Uヽ(>∀<*)クゥーッ!!

岡山駅近くの飲み屋で軽く(?)旅の打ち上げをし カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノC凵☆、ほろ酔い気分で駅へ戻ってきた頃にはすっかり日が暮れていました (*~▽~)ウィッ。岡山から東京へは、もちろん東海道・山陽新幹線の「のぞみ」・・・ではなく、私が向かったのは在来線の山陽本線ホーム コッチ…((((o* ̄-)o。決して酔っていてホームを間違えたワケではありません (*~▽~)ウィ?。そこに入ってきたのはこの列車 (*゚0゚)ハッ!。

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とっぷりと日が暮れた岡山にて発車を待つ、
285系の「サンライズエクスプレス」。
夜行列車ならではの独特なオーラが漂います。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲17.5.1 山陽本線 岡山

サンライズ、キタ━━☆゚・*:。.:(゚∀゚*)゚・*:..:☆━━━ッ!!
そう、実は今旅の最後を飾る列車は、東京ゆきの寝台特急「サンライズ出雲」(゚∀゚*)オオッ!!。私にとってはかなり久しぶりとなる夜行、しかも個室のお部屋を備えた寝台列車です ヽ(´▽`)ノワーイ♪。「サンライズエクスプレス」は、衰退が著しい昨今の夜行列車において、今も定期列車として残る唯一の寝台特急で、東京と山陰の出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」と、東京と四国の高松を結ぶ「サンライズ瀬戸」の二列車が、東京と岡山の間を併結して走ります (・o・*)ホホゥ。それならば岡山からではなく、高松から「サンライズ瀬戸」に乗ればよかったんジャマイカ?σ(゚・゚*)ンー… と思われそうですが、先述したように、できれば私は明るいうちに瀬戸大橋の車窓風景を眺めたかったのと、あとはそもそも連休中で「サンライズ瀬戸」のほうが既に満席だったのです (´ω`)ナルヘソ。そこで選んだのが岡山からの「サンライズ出雲」、しかも私が乗るのは連休中に増発された臨時列車の「サンライズ出雲92号」で、こちらはすんなりと寝台券(指定券)を取る事ができました (σ゚∀゚)σゲッツ!!。ちなみに岡山~東京で比較すると、「サンライズ(寝台利用)」よりも新幹線の方が安くて速いのですが、寝台列車に乗る機会というのも今ではなかなか無いことなので、今回はちょっと奮発しちゃいました (*°ω°)-3 ムフーッ!(と言ってもB寝台の「シングル」だけれど ^^;)。これぞ乗り鉄憧れ(?)の「旅の終りは個室寝台車」です(←解るヒトには解るw)。

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車内に入ると、
通路の両側にお部屋があります。
「サンライズ」の寝台は基本的に、
すべてが個室構造
(座席扱いの「ノビノビ座席」を除く)。

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これが一人用個室寝台の「シングル(B寝台)」。
決して広くはないけれど、
なかなか快適なお部屋です。
ああ、ここに住みたいなぁ・・・(笑)
σ(・∀・`)イイナァ…。
ちなみに私が「サンライズ」に乗るのは、
これが4度目。

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編成にはシャワールームも設置されていて、
シャワーカードを購入すると利用できます。
(´▽`*)シャワ~♪
一回の利用でお湯が出るのは6分間、
お湯を止めるとタイムカウントが止まるので、
だいたい利用時間は15~20分くらいでしょうか
(最大利用時間は30分)。

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お部屋の灯りを消すと、
車窓には夜景がきれいに映し出されます。
ウイスキーなんぞを片手に眺めるのは、
まさに至福のひと時・・・(´ー`)マターリ。
お、星が見える。
▲17.5.1 山陽本線 ?-?(車窓から)

GWの連休を利用して出かけた、広島と四国の鉄道旅。乗り鉄としては今年の3月に延伸した可部線を乗り潰したい。撮り鉄としては以前から気に留めていた「四国の新幹線」こと予土線の「鉄道ホビートレイン」を撮りたい。そんな二つの目的を、ただ単に「東京から見て、同じ西の方」というだけで組み合わせてみたのが、今旅の大まかなプランでした σ(゚・゚*)ニシ…。さらには、予讃線の「伊予灘ものがたり」も撮りたい、「四国鉄道文化館」にも寄りたい、できればレンタカーも使いたい・・・と言ったものまで加わり、あれこれ欲張った結果として、相変わらず慌ただしい旅になったことは否めませんが アセアセヾ(≧∇≦;)〃三ヾ(;≧∇≦)〃アセアセ、メインの鉄道だけでなく、飛行機、船、クルマ(レンタカー)と、まさに陸海空のさまざまな乗り物を使ったことで、なかなか変化に富んだ面白い旅になったのではないかと思っています (゚∀゚)アヒャ☆。そして旅行中はおおむね晴天に恵まれて、とくに自然豊かな四国での撮り鉄は、気持ちよく楽しめました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。めいっぱい遊んだぶん、フトコロ具合はかなり寂しくなっちゃったけれど(飲み食いし過ぎだって? ^^;)、大満喫、大満足の鉄旅でした♪

 

5月2日(火)

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一夜明けて目が覚めると
(・・・って、ほとんど寝ずに窓を眺めていたけれど)
(*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…、
車窓からキレイな朝日を拝むことができました。
(つ▽≦*)マブシッ!
列車は東海道本線の名所、
みかん山の石橋鉄橋(玉川橋梁)を通過中。
▲17.5.2 東海道本線 根府川-早川(車窓から)

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定刻の6時23分、
「サンライズ出雲92号」は終点の東京に到着。
私の旅は終わりました。
(´w`*)ドツカレサン。
▲17.5.2 東海道本線 東京

岡山1949-(寝台特急サンライズ出雲92号)-東京0623








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