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東海道本線・・・「サンライズエクスプレス」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.06.17 東海道本
朝日を浴びる寝台特急を狙え!
「サンライズエクスプレス」 撮影
 
 
6月17日(土)

真夜中に小声で・・・「こ〜んば〜んは〜」(*´ノд`)ヒソヒソ
ただいまの時刻は草木も眠る“丑三つ時”の午前2時過ぎ (*´O)ゞ.。oOフワァ~…。場所は神奈川県西部の真鶴町(まなづるまち)にある真鶴(まなづる)駅で、東海道本線でいうと小田原の三駅下り方、熱海の二駅上り方に位置します ( ̄  ̄)マナヅル。


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神奈川県真鶴町に所在する
東海道線の真鶴。
深夜でも煌々と明かりが灯っているのは
なんともありがたい!?
(´∇`*)アカルイ
▲東海道本線 真鶴


いったいなんで私は深夜の真鶴にいるのかというと、ついつい飲みすぎて東海道線の熱海ゆき最終電車を寝過ごしてしまい、気が付いたら終点の一歩手前だった!? (ノO`)アチャー・・・ということではありません ヾノ・∀・`)チャウチャウ。そもそも私は帰宅に東海道線を使う沿線民ではないし。
この時間の真鶴にいる理由、それはもちろん“撮り鉄”のため (-`ω´-*)ウム。

6月中旬の今は全国的に梅雨のまっただ中で(梅雨がないといわれる北海道を除く)、曇りや雨のどんよりとした空模様の日が多い時期ですが 、ヽ`、ヽ`个o(・ω・*)アメ`ヽ、`ヽ、この週末の土日(6/17、18)は梅雨前線が南下して日本列島を離れ、北からの高気圧が大きく張り出すため、各地で“晴れ”の予報 (゚∀゚)オッ!。これはいわゆる“梅雨の中休み”ってヤツでしょうか (゚ー゚*)ナカヤスミ。しかもテレビで天気予報を伝える気象予報士さんやお天気キャスターさんがそろって、自信満々に太鼓判を押すほどのスッキリとした“バリ晴れ”(快晴)となるもよう m9(`・ω・´)バリハレ!。また、折しも数日後には“夏至”を控えており(今年の夏至は翌週水曜日の6/21)、いまは一年でいちばん日が長く、日の出がもっとも早い時期でもあります ( ̄艸 ̄*)ゲシゲシ。
日の出が早い“夏至”近くの“土曜日”に、梅雨の中休みで“快晴”予報。これは絶好の条件がそろったじゃないですか!(☆∀☆)キラーン☆


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6/17の真鶴のお天気は
一日じゅう“おひさまマーク”が並ぶ
快晴予報!
そして日の出は4時25分です。


その好条件を活かして“とある列車”を撮りたい私はどうしても、朝日が昇るころに東海道線の真鶴にある撮影ポイントへと赴きたい ((o(゙ε゙)o))ウズウズ。
駄菓子菓子(だがしかし)、クルマを持たなくて基本的に鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する“徒歩鉄”(駅から撮影ポイントまで歩くからそう呼ばれる)の私は、深夜の移動で早朝に真鶴へと到着できるような手段がありません (゚ペ)ウーン…。
そこで今回は思い切って、前夜の金曜日(16日)に都内から東海道線の熱海ゆき下り最終列車(1953E)に乗って西進し、ここ真鶴まで来ちゃいました (・ω・)トーチャコ。つまり終電を降りてから朝になるまで、当地にて夜明かし(徹夜)するということです (゚ー゚*)マルヨ。真鶴に着いたのは0時31分で、翌朝の日の出時刻は4時25分。まあ四時間くらいはどうにか時間をつぶせるっしょ ( ̄  ̄;)ヨジカン…。
なお、真鶴は太平洋の相模湾に突き出した真鶴半島が名所の観光地で、リゾートホテルや温泉旅館などは町内にいくつか点在しているものの、ビジネスホテルやカプセルホテルといった手軽な宿泊施設、もしくはマンガ喫茶などは、地図でざっと探した限りだと近辺に見あたりませんでした (-ω-)ヤドナシ(ラブホはあるみたいだけどw)。

といったワケで、いまの私は深夜の真鶴にいるのです (´ω`)ナルヘソ。そんな徹夜をしてまで撮りたい列車とは、はたして何なのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


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東京22時52分発の下り1953Eは
小田原以西の熱海まで行く最終列車。
( ̄  ̄*)シューデン
ただしこのあとの東京発にはまだまだ
小田原ゆきや国府津ゆきなどもあるので
終電らしい慌ただしさは
あまり感じられません。

▲23.6.16 東海道本線 東京


東京2252-(東海道1953E)-真鶴0031


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真鶴駅のすぐ近くには
24時間営業のコンビニがあり、
深夜でも食料などの調達には
困りませんでした。
アイテテ(´∀`*)ヨカッタ
そこで購入したものを見ると・・・
“ひとり飲み会”状態!?
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


目的地となる真鶴の撮影ポイントはまわりを里山の自然に囲まれたような環境で、そこにはおそらく街灯などなく夜は真っ暗なのではないかと思われます ( ̄  ̄;)マックラ…。そんな暗闇に私みたいな人がいたらかなり怪しまれるだろうし アイツ(;¬д¬)アヤシイ、凶暴なサルなどの野生動物に出くわすのも怖いので ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ 、現地(撮影地)で夜を明かすことはせずに、終電後も煌々と照明が灯っていた駅舎脇のベンチにひとり座って時間をつぶすこととしました (・ω・)ポツン。駅前ならば深夜に人がベンチで佇んでいても「ああ、あの人は終電を乗り過ごしちゃったのね。m9(^Д^)プギャー」と見られるくらいで、たぶん大して怪しまれないでしょう(いちおう駅前ロータリーの一角には交番もあるし)。
スマホを弄ぶくらいしかやることがなく、夜が明けるまでの待ち時間は退屈で長く感じたけど _ノ乙(、ン、)_ ヒマダ、とくに問題なく時間はゆっくりながらも進みゆき、やがて東の空がわずかに白みはじめた3時半ごろ、私は駅をあとにして歩き出します ...(((o*・ω・)o。


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道すがら眺めた
夜明け前の真鶴海岸(岩海岸)。
ざざ〜っ・・・という
浜に打ち寄せる波の音だけが
闇に響きます。
(゚- ゚)ウミ

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浜辺から坂道を上がって
山のほうへ。
空はうっすらと青く見えますが
あたりはまだまだ暗い。

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坂を進んだ丘の上からは
東の空にきれいな朝焼けが望めました。
爽やかな朝の空気が気持ちいいなぁ。
(○´∀`)ノオハヨン♪


駅から目的地へ行くには途中まで国道(の歩道)を進むのが最短距離ですが、早々に着いてもまだ列車の写真が撮れるような明るさではなく、とくに急いで向かう必要はないため σ(゚・゚*)ンー…、少し遠回りになるけど浜辺や漁港などが見られる海岸沿いの道を選択 コッチ…((((o* ̄-)o。
ちなみに、暗くて石碑とかは目に留まらなかったけど、真鶴の岩海岸は石橋山の合戦に敗れた源頼朝が山中に身を隠したのち、この海岸の浜から安房国(千葉の房総)へ船出して追手から逃れたという歴史の舞台で、“頼朝ゆかりの地”だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな岩海岸から今度は山・・・というか、小高い丘のほうへと蛇行して伸びる上り坂を進み、素直に国道を通れば25分のところを40分もの時間をかけて目的地に到着 (・ω・)トーチャコ。時刻は4時を過ぎたところ。


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やってきたのはこんな場所
(「゚ー゚)ドレドレ
・・・って、
西のほうの眺めはまだ暗くて
景色がよくわかりませんね。
(≡”≡;*)ミエナイ
ここは東海道線のメジャーな撮影ポイントだけど
さすがにこの時間は誰もいない。


着くころに空はだいぶ明るくなりましたが、丘の上から見下ろす谷間の景色はまだほとんど真っ暗で、山裾のあたりに敷かれているハズの線路もよくわかりません (≡”≡;*)ミエナイ。日の出まではあと30分近くあります。
そんななか、踏切の警報機が鳴動して赤色灯の点滅を目視で確認 (゚∀゚)オッ!。型落ちでスペックの古い私の愛機(デジカメ)が設定できる最高値の“ISO25600”という超高感度でとりあえずシャッターを切ってみたところ、ザラッザラに粒子が粗いもののかろうじて眼下を走りゆく貨物列車(1055レ)が写りました【◎】]ω・)パチャ。


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ISO25600という超高感度で撮影してみると
黎明の薄明かりに浮かび上がったのは
体をうねらせた“大蛇”の姿?
~>゜)〜〜〜〜〜 ニョロリ
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川
(後追い)


まるで蛇のごとく長い編成の貨車を左右にくねらせて進みゆく貨物列車 ~(( ̄ー ̄))~クネクネ。これぞまさに“S字カーブ”(文字的には“逆S”だけど)というダイナミックな線形を高い視点で見下ろせるのがこの撮影ポイントの魅力で、なんとも壮観な眺めではないですか w(*゚o゚*)wオオー!。今の時間はまだ薄暗くて撮影に厳しい条件ですが(これはこれで意外と悪くない雰囲気だけど)、日が昇って明るくなった景色を望むのが楽しみです (*゚v゚*)ワクワク♪。


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夜明けの東海道を高速で駆け上がる
「スーパーレールカーゴ」。
佐川急便さんの専用貨物列車で
それに使われるM250系は
国内で唯一の“貨物電車”です。
(゚ー゚*)デンシャ
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


SRC、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
日の出が迫り、刻々と景色が明るくなってゆくなか、次にS字カーブを滑走してきたのは「スーパーレールカーゴ」(SUPER RAIL CARGO=SRC)というカッコいい愛称を持つ佐川急便専用の高速貨物列車(50レ) バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
現在の日本国内で運行されている一般的な貨物列車は、先頭の電気機関車やディーゼル機関車が貨車を引っ張る“動力集中方式”と呼ばれる形で運転されているものがほとんどなのですが ( ̄  ̄*)カモレ、この「SRC」に使われるM250系は機関車の牽引によるものではなく、基本的に固定された16両編成中の両端(前後)4両が電動車(残りの12両は6ユニットの付随貨車)となっている“動力分散方式”の車両で、これはいわゆる“電車”に分類されます (*・`o´・*)ホ─。事業用車両(工事列車など)を除くと日本で唯一の“貨物専用電車” ( ̄  ̄*)カモデン?。


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高感度での撮影なので
画質が粗いけど
M250系の先頭の動力車(Mc250形)を
クローズアップ。
車体の正面(前面)には
「SAGAWA」のヘッドマークが
貼られています。
( ̄  ̄*)サガワ


そんなちょっと珍しい貨物電車の「SRC」は、東京と大阪(東京貨物ターミナル~安治川口)のあいだで一日一往復の定期運転(基本的に日曜運休)を行なっているのですが、その運行時間は上下列車ともに発駅が23時過ぎ、着駅が翌朝の5時過ぎという深夜帯で、撮り鉄にとっては撮れる場所や時期が限られる撮影難易度の高い列車のひとつです (゚ペ)ウーン…。ちなみにここ真鶴の通過時刻は4時15分。
先ほどISO25600の感度で撮った最初の貨物列車よりはだいぶ明るくなったものの、やはりまだ画質に粗さを感じるISO5000の感度で撮るのがやっとの状況 【◎】]ω・)パチャ。それでもこのS字カーブの名所で「SRC」が撮れたことは、私にとって貴重な記録となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。


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黄緑色のコンテナで統一された
見事な編成美を魅せるのは
福山通運さんの専用貨物列車
「福山レールエクスプレス号」。
長い編成がS字にぴったり収まった!
(゚∀゚)ドンピシャ!
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


フクツーも、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
「SRC」の通過から10分後(4時25分)に続いてやってきたのは、やはりこれも運送会社の貸し切り専用貨物で、福山通運の「福山レールエクスプレス号」(52レ)(゚ー゚*)フクツー。
こちらは貨物電車の「SRC」と違い、電気機関車の牽引による一般的なスタイルの貨物列車で ( ̄  ̄*)カモレ、黄緑に統一された長大なコンテナ車の先頭に立つ青いEF210形電気機関車が力強くてカッコいい 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。希少な存在の「SRC」に物珍しさはあるけれど、個人的にはやはり機関車が牽引する貨物列車のほうが見慣れた落ち着き感を覚えます (-`ω´-*)ウム。
いま、物流業界の労働時間制限が設定されることで、トラックドライバーの人手不足などを懸念するという話題(いわゆる2024年問題)をニュースでよく耳にしますが σ(゚・゚*)ンー…、佐川急便の「SRC」や福山通運の「福山レールエクスプレス」、そのほかにも西濃運輸の「カンガルーライナー」など、効率的に大量輸送ができるメリットで広がりをみせている運送会社の貸し切り貨物列車(“ブロックトレイン”と呼ぶそうです)は、今後いっそうその存在価値が高まるのではないでしょうか ブロック(`・∇・´)トレイン。


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明るくなったところで
あらためて撮影ポイントからの景色を
見渡してみましょう。
(「゚ー゚)ドレドレ
真ん中の小高い丘は
源義家に従えた荒井実継の居城があった
真鶴町の荒井城趾公園
その右奥にちらりと見える相模湾の海面は
熱海のあたり。
さらにその向こうで左手に伸びるのは
伊豆半島北部のシルエットです。
( ̄。 ̄)ヘー

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背景に少しずつ日が当たりはじめたころ
東京方面へ向かう上りの初発列車が通過。
E231系とE233系を併結したこの編成は
私が昨夜に乗った熱海ゆき終電の
折り返し運用かな?
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


撮影ポイントの立ち位置は丘の斜面を背にして西のほうを向くため、東から昇る朝日の状況を直接は見ることができないけど σ(゚・゚*)ンー…、真鶴を4時44分に発車する東海道線の高崎ゆき(上野東京ライン経由で高崎線に直通)上り初発列車(1822E)が通過するころには、ようやく線路脇の法面に日が当たりだしました (゚∀゚)オッ!。
夏至間近のきょうの太陽はここからぐんぐん高度を上げて、みるみるうちに辺り一帯へ日差しを降り注いでゆきます (つ▽≦*)マブシッ!。私の“お目当ての列車”が通過するときには線路まで日差しが届いて、車体をきれいに照らしてくれるでしょうか 八(゚- ゚)オネガイ。


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日が昇ったら今度は
“影落ち”との戦いが始まります。
EF210形が牽く貨物列車(5062レ)は
見事なまでに“まんだーら”
(明暗のまだら模様)。
“o(-ω-;*)マソダーラ…
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


ところで、当地にて撮影を開始してから今の時間まで、写真をお見せした以外にも上下線で何本もの貨物列車がここを通過してゆきました ( ̄  ̄*)カモレ。関東圏と関西圏をむすぶ東海道本線は言わずと知れた“日本の大動脈”ですが、現在の深夜帯の当線は物流を担う貨物列車が主役と言っていいでしょう。
でも私の世代で東海道線の夜行列車といえばやはりまっ先に思い浮かぶのは、「富士」や「さくら」、「はやぶさ」、「みずほ」、「あさかぜ」、「瀬戸」に「出雲」・・・など、かつて数多く存在した「ブルートレイン」と呼ばれる寝台特急列車たち (・∀・)ブルトレ!。それらが九州や四国、中国地方などの各地から次々と上ってきて、朝の東海道線(東京口)は賑わったものです (´ω`*)ナツカシス。しかし飛行機や新幹線の拡充により長距離列車は時代にそぐわないとされ、列車の効率化や車両の老朽化などを理由に寝台特急は全国的に衰退 ヽ(´д`;)アア…。ほとんどの夜行列車は惜しくも廃止されてしまいました (´・ω・`)ショボン。
そのような寂しい状況になったなか、青い車体の「ブルートレイン」ではないけれど、今もかろうじて(?)東海道線に残されているのが、東京と山陰地方の出雲市をむすぶ寝台特急「サンライズ出雲」と、東京と四国の高松をむすぶ寝台特急「サンライズ瀬戸」。両列車は途中の岡山で分割と併合が行なわれ、東京を発着する時点では実質一本の列車(サンライズ出雲・瀬戸)として運行されています (゚ー゚*)サンライズ。
実はその寝台特急「サンライズエクスプレス」こそ、きょうの私が撮りたい“お目当ての列車”にほかなりません  (-`ω´-*)ウム。上りの東京ゆき「サンライズ」が真鶴を通過するのは5時50分ごろ(停車する熱海が5時45分発)。都内のウチ(自宅)からだと初発列車に乗ってもこの撮影ポイントへは到底間に合わず (´Д⊂ムリポ、真鶴の駅で徹夜をするくらいしか撮れる方法が思いつきませんでした (^^;)ゞポリポリ。


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「福山レールエクスプレス号」のように
同色で揃えられたコンテナには
整然とした編成美を感じますが、
いろいろなコンテナを積載するのもまた
貨物列車らしい楽しさがあります。
(・∀・)カラフル
先頭車(機関車)に落ちた影が抜けるまで
あともうちょい・・・か。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


そんな「サンライズ」を待つ真鶴のS字カーブは、時間の経過とともに太陽の位置がだいぶ高くなって線路際まで日が当たるようになってきましたが、いま通過した貨物列車(70レ)を見ると先頭の機関車のあたりにはまだ木々の影が車体に落ちています ( ̄ヘ ̄)ウーン。「サンライズ」がやってくるまであと数分ほどで、それまでに影が抜けるかどうかキワドいところ・・・。はたしてウマいこと影落ちを回避できるのでしょうか σ(・ω・`)カゲ…。
熱海の発車時刻を過ぎて真鶴へと迫りくる「サンライズ」、高度を上げる夏至間近の太陽でじりじりと線路から後退してゆく影、そんな刻一刻の状況に緊張感が高まるなか ドキドキ(`・∀・´;)ハラハラ…、やがて列車の接近を知らせる踏切の警報音が鳴りだしました。件の列車は遅れることなく定時運行のようです ε-(°ω°*)キタッ!。


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サンライズ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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しなやかに編成をくねらせる
14連の「サンライズ出雲・瀬戸」。
~(( ̄ー ̄))~クネクネ
285系のカラーリングって遠景だと、
“国鉄特急色”っぽくも見えるよね

▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


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はるか山陰や四国を発ち
夜を徹して走り続けてきた
寝台特急「サンライズエクスプレス」。
車中で目覚めた旅人を
初夏の眩しい朝日が迎えます。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


真鶴俯瞰でサンライズが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
わずかに望める海を背にして、濃さを増す水無月の緑に包まれながら慎重にS字カーブを進みゆく、285系の寝台特急「サンライズエクスプレス」。その愛称のとおり日の出(Sunrise)をイメージした明るくも上品な車体色(朝靄のベージュと朝焼けの赤)が朝日に照らされて鮮やかに映えます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ああ、いいねぇ・・・望み通りの画が撮れたことに感無量の思い (´ー`)シミジミ。
直前まで際どいところだった影落ちは、ホントにギリッギリのところで抜けてくれて、先頭車に干渉しない絶妙なタイミング ъ(゚Д゚)ナイス。先行する貨物列車(70レ)から「サンライズ」までのわずか数分間は、その影の動きにドキドキしながらもシビれるようなスリルが味わえました ε-(´∀`*)ホッ。
丘の上から豪快なS字カーブを臨めるこの場所で車体に日を浴びた「サンライズ」を撮れるのは、一年でいちばん日が長い夏至のあたりの今の時期に限られます
( ̄艸 ̄*)ゲシゲシ(もちろん定時運行を基本として)。梅雨時でスッキリと晴れる日が少ないなかで、“梅雨の中休み”という最高の好天に当たった週末 (☆∀☆)チャンス!。これは“絶対に晴れる”という天気予報を信じて、前夜から真鶴で徹夜をした甲斐のある大満足の成果が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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「サンライズ」のわずか3分後
後を追うようにしてやってきた66列車。
ここまでEF210形ばかりだったなか、
EF66形(100番台)が牽引を務める
ちょっと貴重な貨物列車です。
(゚ー゚*)サメ

A6運用の66レだから
ロクロク(EF66)の牽引なのか?(笑)
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川

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貨物列車をもう一本。
こちらの牽引機は安定のEF210形
(でも実は901号機だったらしい)

(゚ー゚*)クマイチ

S字を描く編成が
きれいな光線状態で撮れました。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


いちばんのお目当てだった「サンライズ」が無事に撮れたあとも、先頭の機関車に影が落ちていない好条件での貨物列車を撮っておきたくて、さらに少しだけ撮影を延長 (^_[◎]oパチリ。EF66形(66レ)とEF210形(5082レ)というそれぞれの機関車が牽く二本の貨物列車を撮って(EF65形の5086レが運休だったのは残念)、本日の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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私はS字カーブを強調したアングルで
「サンライズ」や貨物列車を撮りましたが、
景色を広く入れたこんな構図も
壮観な眺めで悪くありません。

(・∀・)イイネ
もう少し海が見えるといいんだけどね。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川

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そして角度的にちょっと
列車とは絡めづらいけれど
相模湾の海上に浮かぶ初島
きれいに望めました。
(゚ー゚*)ハツシマ
初島へは熱海港から
フェリーで渡ることができます。

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帰りは素直に国道を歩いて戻ってきた
真鶴駅。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ

夜の写真だとよくわからなかったけど
真鶴半島などへの観光拠点となる当駅は
平屋造りの趣ある駅舎です。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴

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東海道線(の前身の熱海線)の
真鶴駅が開業したのは
1922年(大正11年)ですが、
それ以前はこの案内板の絵のように
なんと人力で軌道上の客車を押すという
“人車軌道”が存在していました。
(・o・*)ホホゥ

明治29年に全線が開業し、
小田原と熱海を真鶴経由でむすんでいた
「豆相(ずそう)人車鉄道」
ちなみに駕籠だと
6時間かかっていたところを
2~3人の人力により
4時間で走っていたそうです。
当鉄道は軽便鉄道化されたのち、
大正12年の関東大震災の被災により廃止。

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人力でなく“電気で走るハコ”に乗って
真鶴をあとにします。
カエロ…((((o* ̄-)o

E231系の普通列車は
上野東京ライン経由で宇都宮線へ直通する
上りの宇都宮ゆき。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴


梅雨の中休み・・・というか、梅雨とは思えないくらいのバリ晴れ(快晴)となった週末の土曜日 (´▽`*)バリハレ♪。いまの時刻はまだ朝の8時前だし、せっかくならばここからさらに近県のほかの路線(例えば伊豆急とか、伊豆箱根鉄道とか)にでも転戦したいところで、おそらく若い頃はそうしていたでしょう ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。駄菓子菓子(だがしかし)けっしてもう若くはない私に徹夜明けは思いのほか体力的にキツくて、さらに撮り鉄を続けようという気力が湧きません (´Д⊂ムリポ。なんとも情けないけど、ここは年相応に(?)無理はせず、おとなしく帰宅してお昼寝しようと思います ((つェ=。)ネモイ…(ホント土曜日でヨカッタ)。
きょうは朝日に照らされた「サンライズ」が撮れただけで、じゅうぶんに“梅雨の中休み”の恩恵を受けられました。


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少しでも節約のため
小田原で小田急線に乗換えます。
新宿ゆきの上り急行電車は
にっこり顔の5000形。
(*⌒―⌒*)ニコチャン

ちなみに真鶴から新宿まで
JRだと1,690円ですが、
小田原から小田急を利用すると
1,150円で500円以上も安い
(JR240円+小田急910円)。
▲23.6.17 小田急小田原線 小田原


真鶴0740-(東海道1564E)-小田原0753~0806-(小田急小田原線急行)-新宿0934