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碓氷峠鉄道文化むら・・・EF63重連運転 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.09.30 碓氷峠鉄道文化むら
“アレ”から26年目の秋・・・
EF63形重連運転 撮影
 
 
“アレ”からもう26年になるのか・・・(´ω`)シミジミ。
そう聞くとおおむね40代以上の鉄ちゃんはピンとくるかな?

1997年10月1日、翌年に長野県での冬季五輪開催を控える状況で新たに誕生したのが、東京都心と長野のあいだをダイレクトに結ぶ新幹線(正式には高崎で上越新幹線から分岐)。それは現在の北陸新幹線の一部に含まれるもので(北陸新幹線の初期開業区間)、当時は“長野新幹線”と呼ばれていました(一時は“長野行き新幹線”とも言われていましたっけ)( ̄ω ̄*)ナガノユキ。

でもその華々しい新幹線開業の裏では、数々の困難を伴う長い歴史に終止符を打った鉄路があります。むしろ当時の鉄ちゃん(鉄道趣味愛好者)は長野新幹線よりも、そちらの動向に関心が高かった人も少なくなかったのではないでしょうか (-`ω´-*)ウム。


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ちょうど今ぐらいの時期。
沿線を彩るコスモスに見送られて
峠へと挑む信越本線の下り列車を
補機のEF63形が後押しします。
(´ω`*)
ロクサン…
▲96.9 信越本線 軽井沢-横川
(後追い)


長野新幹線が開業する以前に東京〜長野のメインルートとして使われてきた在来線の信越本線は、新幹線と並行した区間となる高崎と長野のあいだのうち、群馬県側の高崎〜横川(よこかわ)と、長野市近郊の篠ノ井(しののい)〜長野をJRが引き続き運営し(路線名もそのまま信越本線)、軽井沢〜篠ノ井は長野県などが出資する第三セクター鉄道のしなの鉄道(しなの鉄道線)に転換されました (・o・*)ホホゥ。


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横川〜軽井沢の最大勾配は
66.7‰(パーミル)。
一般的な電車や気動車は
自力で上り下りすることができず
補機の力を借りる必要があります。
▲95.6 信越本線 軽井沢-横川


駄菓子菓子(だがしかし)横川と軽井沢のあいだの一駅間(11.2キロ)は、群馬と長野の県境にまたがる碓氷峠(うすいとうげ)を越えるための急勾配が古くから当線の・・・いや、国内の鉄道としてみても屈指の“難所”とされており、ここを通る列車は峠越えを補助する専用の電気機関車(補機)を麓側に必ず連結しなくてはならず、その効率性や採算性、安全面などを協議した結果、当区間は鉄道での存続を断念して路線バスへの転換を決定 (・∀・`)バス…。信越本線の横川〜軽井沢(通称・碓氷線、ファンの間での俗称は“ヨコカル”)は長野新幹線開業の前日となる9月30日をもって廃止となったのです (´・ω・`)ショボン。
その“ヨコカル”の最終日には当区間の乗り納めと、廃止に伴って全機が引退となる補機のEF63形電気機関車(通称・ロクサン)を惜しみ、全国各地からたくさんのファンが集まりました サヨナラ~(´;ω;)ノ~~~。
ちなみに私もその一人です (゚∀゚)アヒャ☆。


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ヨコカルの廃止が近づく97年9月。
補機を務めるロクサンの各機には
ヘッドマークが付けられて
沿線は多くのファンで賑わいました。
パシャ☆(*≧∀ノ[◎]ゝパシャ☆
▲97.9 信越本線 軽井沢-横川

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横川の駅構内や近隣の各所にも
このような垂れ幕が掲げられて
惜別と感謝の気持ちを表しています。
(´・∀・)ノ【アリガト サヨナラ】\(・∀・`)
▲97.9 信越本線 横川

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なお、ロクサンのみならず、
信越本線を走っていた在来線の特急
「あさま」(上野〜長野・直江津)や
「白山」(上野〜金沢)なども
長野新幹線開業の前日をもって
すべて廃止となりました。
(´ω`)ナツカシス
▲97.9 信越本線 横川-軽井


そんなヨコカルの廃止から四半世紀(25年)の節目となった昨年(2022年)には、横川にある碓氷線に関連した保存施設の「碓氷峠鉄道文化むら」でさまざまな記念イベントが催されたそうですが、今年は廃止日の9月30日が週末の土曜日に重なることから(また本年は後述する“碓氷新線開通60周年”の節目でもあります)、やはり同施設にてメモリアルイベントが企画されているとのこと (゚∀゚)オッ!。
そこで今回は26年前の当時を偲びながら、ヨコカルの歴史を今に伝える「碓氷峠鉄道文化むら」を訪れてみようと思います (・∀・)イイネ。


9月30日(土)

あまり天気の記憶はないけど、当時の写真を見ると26年前のヨコカルはどうやら晴れていたっぽい9月30日。でも今年のきょうは秋雨前線の影響で群馬(横川)の予報は“曇り時々雨”。どうもこのところ関東の週末はカラッとした秋晴れになりませんね・・・σ(・ω・`)ウーン…。


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都内の赤羽から乗るE231系は
高崎線の高崎ゆき普通列車。
▲23.9.30 東北本線 赤羽


いつもの私はおもに気分的な理由で、時間に余裕があれば東京や上野などのターミナル駅から乗ることが多い高崎線や宇都宮線の下り列車ですが、今日は予定していた時間より家を出るのがちょっと遅れたため ε=┌(;゚д゚)┘チコク!、新宿から埼京線で赤羽(あかばね)へショートカットし、そこから高崎線の高崎ゆきに乗り込みました ε-(´o`A フゥ…。赤羽からでも席には座れたけど、ボックス席の窓側は空いてなったな(途中の深谷で空いたボックス席に移動w)。


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埼玉から群馬へと北上する
高崎線の車窓より見上げる空は
秋晴れを期待しつつも
スッキリとしない曇天です。
(・ε・`)ドングモリ
▲23.9.30 高崎線 神保原-新町
(車窓から)


都内からおよそ二時間で高崎 ( ̄  ̄)タカサキ。
ここで信越本線の横川ゆきに乗り継ぐのですが、その前に私はちょっと立ち寄りたいところがあります。それは当駅構内のホーム上にあるスタンドスタイルの“駅そば屋さん”
(゚¬゚*)ジュルリ。


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高崎駅の2・4番線ホームにある
駅そば屋さんは
最近はちょっと珍しくなった気がする
昔ながらの“吹きっ晒し”スタイル。
(´w`*)シブイ
ちなみに右奥のほうに見える211系が
これから乗る横川ゆきです。
▲23.9.30 信越本線 高崎


列車を乗り継ぐ合間に、ちょっと遅めの朝ゴハンとして食べる駅そば (o ̄∇ ̄o)オソバ。今記事の流れでは特筆するものではないように思えるところですが、実はこの当駅名物としても知られる駅そばスタンド(高崎そば5号売店)が、店舗の老朽化を理由に来週の10月8日をもって惜しくも閉店してしまうとのこと (´・ω・`)ショボン。


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10/8で閉店してしまう
高崎ホームの駅そば屋さん。
(。´・ε・`。)シュン…
残す営業日はあと5回!
(9/30現在)


多くの路線が乗り入れる高崎という場所柄、またホーム上というその立地から、きょうの私のような乗り換えの合間だけでなく、当駅を発着するSL列車臨時列車などの撮影を待つあいだにサクッと利用していた同好の方々(鉄ちゃん)も多かったのではないでしょうか ( ̄ω ̄*)サクメシ。私もちょくちょく立ち寄らせていただいた馴染みの深いお店です(拙ブログでも過去に何度か、当店で食べたお蕎麦やカレーライスをご紹介しましたっけ)。


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私がいただくのはもちろん
個人的に定番の“コロッケそば”

(380円)。

蕎麦の味もさることながら
ここで食べるという雰囲気がまた
いっそう美味しく感じるのよね。
(゚д゚)ウマー!


知らなかったけど最近では週末の金・土・日のみの営業(7:00~14:00)となっていたらしく、残す営業日は今日を入れてあと5回だけ(9/30現在)。横川へ行くのに高崎で乗り換えるなら、これは寄らないわけにいきません (-`ω´-*)ウム。おそらく私にとってここで食べる最後の一杯に選んだ “コロッケそば” をしみじみと味わわせていただきました ≠( ̄ε ̄*)ズルル。
ごちそうさま、ありがとう、高崎ホームの駅そばスタンド 人´ε`*)ゴッチャンデス。

さ、信越線に乗ろう …((((o* ̄-)o。


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在来線ホームが8番線まであり
列車によって発着番線が変わる高崎で
次の横川ゆきは4番線より発車。
高崎線が反対側の2番線に着いて
当ホームにある駅そばを食べてから
階段を上がらずに効率よく
乗り換えができました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
(なお3番線は八高線用の切り欠きホーム)
▲23.9.30 信越本線 高崎


高崎を起点とする信越本線はもともとその線名のとおり、信州(長野)を経て越後(新潟)へといたる全長327.1キロもの主要幹線でしたが、今記事の冒頭で述べたように北陸新幹線(旧・長野新幹線)の開業によって、部分的に第三セクター鉄道への転換や廃止となった箇所があり、現在の信越本線は“こま切れ”状態 (´д`)コマギレ…。高崎から私が乗った列車も信越本線と名乗ってはいるものの、もう信州にも越後にも線路はつながっておらず、群馬県内の高崎と横川のあいだ(27.9キロ)を結ぶだけとなった、盲腸線(距離が短くて終端が行き止まりの路線)的な存在です。
そんな寂れてしまった印象のある当区間ですが、高崎近郊という立地から通勤や通学に使う地域利用者は多く、またSL列車(SLぐんまよこかわ号)などイベント性の高い臨時列車も休日を中心にちょくちょく運行されていて、路線や沿線の活性化を図っている様子が伺えます (・o・*)ホホゥ。ちなみに今度の「SLぐんまよこかわ号」の運転日は惜しくも明日の日曜日(10/1)。きょう走ってくれたら「碓氷峠鉄道文化むら」へ行くついでに撮れたのになぁ・・・(・∀・`)ウーン…(いっぽう「文化むら」のイベント開催は本日のみ)。
安中(あんなか)、磯部(いそべ)、松井田(まついだ)と北上を続けて、車窓の左手に上毛三山(群馬の三名山)のひとつに数えられる妙義山(みょうぎさん)の山容が望めると、まもなく列車は終点の横川に到着です (・ω・)トーチャコ。


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ゴツゴツとした険しい稜線
特徴的な妙義山ですが、
今日は雲が低くて山頂まで見えませんね。
(≡"≡;*)モヤモヤ
▲23.9.30 信越本線 松井田-西松井田
(車窓から)

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横川の広い構内にはかつて
この先の碓氷峠越えに備える
補機のロクサンが集っていましたが
今はもちろんその姿は見られません。
▲23.9.30 信越本線 横川
(車窓から)

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高崎から30分ほどで横川に到着。
現在の信越本線はここで線路が途切れて
下り方(軽井沢寄り)には
終端を表す車止めが設けられています。
乂・∀・`)イキドマリ
なお下写真の右手に見えるのは
当駅名物でお馴染み
おぎのやさんの「峠の釜めし」売店。
▲23.9.30 信越本線 横川

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群馬県安中市の松井田町に所在する
信越本線の横川。
素朴な趣を感じる木造駅舎です。
ふだんの当駅はさほど利用者は多くなく
落ち着いた雰囲気ですが・・・
(´ー`)マターリ
▲23.9.30 信越本線 横川

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ヨコカルの最終日には
たくさんの人が詰めかけて
まるでお祭りのような賑わいでした。
(´∀`;)人大杉…
ちなみに駅舎を現在のものと見比べると
ちょっとリニューアルしていますね。
▲97.9 信越本線 横川


新宿0625-(埼京653K)-赤羽0641~0650-(高崎827M)-高崎0831~0849-(信越127M)-横川0922

もう26年も経てばさすがに、横川と軽井沢のあいだの線路が繋がっていない事実は受け入れていますが (-`ω´-*)ウム、それでもこの横川という地に立つとまだ、構内の側線に“ロクサン”ことEF63形機関車が待機しているのではないかと錯覚してしまいます。この駅・・・いや、この集落一帯には常にロクサンのブロワー音(電気機関車のモーター音)が響いていたっけなぁ (≡∀≡*)トオイメ。
そんな想い出にふけりながら歩き進むと、駅からすぐのところにあるのが「碓氷峠鉄道文化むら」のメインゲート (゚∀゚)オッ!。ちなみに開園は10時からだと思って9時22分に横川へ着く列車に乗ってきた私でしたが、実際はすでに9時からオープンしていました (; ̄▽ ̄)アリャ。入園券を購入してさっそく中へ入りましょう (*・∀・)つ[チケット]。


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横川駅から歩いて数分のところにある
「碓氷峠鉄道文化むら」
開園時間は9:00~17:00
(冬期は16:30まで)
入園料は大人700円・小人400円。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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正門を抜けたところに広がる
エントランスエリア(シンボル広場)。
ここにはかつてEF63形の基地だった
横川運転区がありました。
( ̄。 ̄)ヘー
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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ヨコカル廃止以前の横川運転区
(旧・横川機関区)。
現在の「文化むら」のエントランス付近に
たくさんのロクサンが集っています。
(´ω`*)ナツカシス
なお三角屋根が印象的な中央の検修庫は
今も鉄道展示館として活用されています。
▲97.6 信越本線 横川運転所

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屋外展示場にずらっと並べられているのは
蒸気、電気、ディーゼルの各機関車や
気動車、客車などを中心に
全国から集められた
歴史的に貴重な鉄道車両の数々。
これはなかなか壮観です。
w(゚o゚*)w オオー!
ただし屋外に置かれているのでどうしても
車体の傷みが気になるところか。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら


97年のヨコカル廃止後、横川駅に隣接していた横川運転区(旧・横川機関区)の跡地に建設され、99年に開園した「碓氷峠鉄道文化むら」(゚ー゚*)ムラ。
おもに碓氷峠にまつわる鉄道(碓氷線)の歴史的な資料や、各地から集められた貴重な実物車両の数々を保存し、園内の各エリアにて公開展示されています (*゚ェ゚)フムフム。また、トロッコ列車やミニSLなど乗り物系のアトラクションも充実しており、私のようなコアなマニアのみならず子供連れのファミリーも楽しめる施設となっています (・∀・)イイネ。
そんな園内に保存されている30あまりの車両を、ここでひとつずつひとつずつ丁寧にご説明したいところ (*ФωФ*)フフフ・・・ですが、今記事では当園の紹介でなく、あくまでも“ヨコカルのメモリアル”を主題にして話を進めようと思い、説明はそれに関わるもののみに留めておきましょう ( ´_ゝ`)フーン。

ここからはかなりマニアックな内容なので、興味の薄いかたはサラッと流してください。(^^;)ゞ)


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急勾配が連続する難所の
碓氷峠に鉄道が開通したのは
1892年(明治26年)のこと。
はじめは線路のラックレールに
車両(機関車)の歯車を噛み合わせる
いわゆる「アプト式」と呼ばれる方式を
採用していました。
(゚ー゚*)アプト
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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1912年(明治45年)の電化を経て
ED42形(1号機)は
アプト式の電気機関車として
1934年(昭和9年)に製造。
後述する新線への切り替えによる
アプト式(ラック式の旧線)の廃止まで
ヨコカルを通過する列車の
牽引や補機を務めました。
(´ω`*)シブイ
歴史的にとても価値のある当機は本来
屋内で大切に静態保存されているのですが
きょうは外へ出されていますね。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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時代が昭和の中期になると
単線かつ運行速度の遅いアプト式では
輸送の増加に対応しきれなくなり
1963年(昭和38年)にヨコカルは
複線化に伴って
ラックレールを使用しない方式(粘着式)
の新線へと切り替えられます。
それに対応した出力と重量を備え
峠越え専用の補助機関車として投入したのが
新性能機のEF63形電気機関車。
(o ̄∇ ̄o)ロクサン
「文化むら」の屋外展示場には
先行試作機の1号機が静態保存され
登場時の茶色(ぶどう色2号)を
再現しています。
(゚ー゚*)チャガマ
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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峠越えに挑む列車を手助けするEF63形は
基本的に二機一組の“重連”で運用に就き
下り列車(峠を上る)では後押しを
上り列車(峠を下りる)ではストッパー役として
対象列車の麓側となる横川方に連結されました。
信越本線を代表する特急の「あさま」も
ロクサンの力を借りた列車のひとつです。
(=゚ω゚)ノ゙ヨロ
「文化むら」のエントランスエリアでは
国鉄特急色の189系「あさま」が
来園者を迎えます

▲▲88.4 信越本線 軽井沢-横川

▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら


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この時刻表は横川駅かな?
右上に「61.3.3改正」とあるので
国鉄末期の1986年のものだと思われます。
特急「あさま」や「白山」のほか
特急「そよかぜ」、急行「妙高」など
いま見ると懐かしさを覚える列車たち。
(´ω`*)ナツカシス
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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2次量産形以降(14号機〜)は
青とクリームが標準色となったロクサン
(13号機以前の茶色ものちに同色へ塗替え)。
やはりこの色のほうが見慣れています。
(´ー`)シックリ
元・検修庫だった鉄道展示館では
1次形の10号機を館内で静態保存。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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そしてそのロクサンの前面には
ファンが熱狂した“あの日”と同じ
ヘッドマークが装着されています。
(゚∀゚*)オオッ!
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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前後で異なるロクサンの表情。
補機として多様な車両との連結を想定した
下りの軽井沢方(②エンド側)は
双頭式連結器やジャンパ線などが装備され
ごちゃごちゃした物々しい印象です。
でもそこがロクサンらしくてカッコいい。
(*’ω’*)カッコヨ♪
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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今は「文化むら」の鉄道展示館となった
横川運転区の検修庫で整備を受ける
現役時代のロクサン。
当時はもちろん
庫内への立ち入りは禁止でしたが
これは一般公開のイベントにて
撮影したものです。
(^_[◎]oパチリ
▲97.8 信越本線 横川運転区

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展示館でロクサンと縦列に置かれている
“ロクニ”ことEF62形電気機関車(54号機)。
(゚ー゚*)ロクニ
電車や気動車と違って動力を持たない
客車の列車がヨコカルを通過する際に
それを牽引する本務機として活躍。
またヨコカル以外の区間や路線でも
ロクニは幅広く使われました。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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なおヨコカルでは
ロクニが牽引する客車列車の場合でも
補機のロクサンが横川方に必ず連結され
下り列車では前のロクニと後ろのロクサンが
客車をあいだに挟む格好の
いわゆる“プッシュプル”スタイルとなります。
プッシュ( ̄▽ ̄)プル
ちなみにこの列車は廃止間際に運行された
12系客車の臨時快速「さよなら碓氷峠号」。
ファンの顔出しがすげえな・・・。
▲97.9 信越本線 横川-軽井沢

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いっぽう上りの客車列車では
本務機となるロクニの前方に
ストッパーとなる重連のロクサンが連結され
なんと電気機関車が三機も連なる
迫力の“三重連”で客車を牽きます。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
この日は和式客車の「江戸」が
峠を下ってきました。
▲97.9 信越本線 軽井沢-横川

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現代の「文化むら」の展示館にて
ロクサンとロクニの連結(開放?)シーンを
イメージしてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
きょうは入換灯や補助灯が点いているので
いっそうリアルさを感じます。
(・∀・)イイネ
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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全25機が製造されたロクサンは
「文化むら」の屋外でも数機が保存されており
きょうはそちらの機体にもそれぞれに
“例のヘッドマーク”が装着されています。
(゚∀゚)オッ!
まるで最終日間近の横川運転区(下写真)を
覗き見ているみたいだなぁ・・・。
▲▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
▲97.9 信越本線 横川運転区

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横川運転区が愛情をこめて製作した
“さよならヘッドマーク”には
ロクサンのみならず
過去にヨコカルの碓氷線で活躍した
機関車などがデザインされています。
( ̄。 ̄)ヘー
ED41形は先出のED42形と同様
アプト式時代の電気機関車。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

0028.jpg
エントランスの189系「あさま」は
国鉄特急色でしたが
屋外展示場の一角に置かれたほうの同系は
JR化後にリニューアルされたもので
(通称・あさま色)
ロクサンと並んだ様は
晩年の情景を再現しているかのようです。
(゚ー゚*)
アサマ
構内の側線で待機するロクサンを横目に
横川へと到着する特急「あさま」
・・・といった感じの妄想を脳内で展開。
ポヤ〜ン(*≡∀≡)。oO
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら

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ふだんは非公開ですが
きょうの189系は車内や運転台が
一般開放されていました。
(゚∀゚)オッ!
「あさま」の運転士さんはこんな目線で
側線のロクサンを見ていたのかな。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら


私は過去にも何回か見学や観賞に訪れている「碓氷峠鉄道文化むら」ですが、今回はこれまでといくつか違って、いつもは屋内展示されているアプト式電気機関車のED42形が屋外のエントランスエリアに引き出されていたり (゚∀゚)オッ!、通常は非公開の189系「あさま」の車内や運転台が開放されて見学ができたり (゚∀゚*)オオッ!!、さらには園内に数機が保存されているロクサンことEF63形にヨコカル廃止時のヘッドマークが掲げていたりするなど (*゚∀゚*)オオオッ!!!、ちょっとしたプレミアム感を覚えます (☆∀☆)プレミアム☆。
「聖地で味わう特別な一日」と題した本日のイベント、これを個人的にはヨコカル最終日の9月30日というきょうの日付が印象深くて、それに関連したメモリアル企画だと思い込んでいますが (´ω`)ヨコカル…、「文化むら」的には “アプト式で単線だった碓氷線が複線の新線へ切り替えられて近代化を果たした1963年から今年ででちょうど60年目の節目”となる、「碓氷新線開通60周年記念」のほうが当企画の主旨なのだそうです (*゚▽゚)/゚・:*【祝・60ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。
まあいずれにしても、このイベントの内容がいろいろと貴重な機会であることはたしかで (-`ω´-*)ウム、私にとってはとくにロクサンが掲げたヘッドマークを見るとやはり、ヨコカル最終日が思い出されて感慨深いものがあります +。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。良好な保存状態で現役当時と変わらない姿のロクサンを眺めて、「わあ、今にも動き出しそう!」・・・なんてベタなことを言いたくなるところ (´∀`*)ベタ。
すると、妄想にのめり込みすぎたのか ポヤ〜ン(*≡∀≡)。oO、私の耳に「ひゅをぉぉぉ〜〜〜ん」という聞き覚えのある懐かしいブロアー音(機関車のモーター音)が響いてくるような気がするではありませんか (=゚ω゚=*)ンン!?。思わず音の鳴るほうを振り返ってみると、そこには・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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廃止となったはずの鉄路に
甲高いブロア音を響かせて現れたのは
ヨコカルのヌシ、EF63形!
(=゚ω゚)ロクサン!
▲23.9.30 信越本線 軽井沢-横川(?)


ロクサン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
曇天のもとでヘッドライトを煌煌と点したロクサンが、軽井沢のほうからゆっくりと慎重に峠道を下りてくる!?…(((=゚ω゚)ノ゙ヤア。 はたしてこれは夢か幻か・・・ ( ゚д゚)・・・(つд⊂)ゴシゴシ・・・(;゚д゚)ロクサン
な~んて、ヘタな大根芝居はこのくらいにして ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、実は「文化むら」では廃止となったヨコカルの一部に残された線路(約500メートル)を使い、なんと一般の方によるEF63形電気機関車(ロクサン)の運転体験が行なわれているのです (・o・*)ホホゥ。体験といってもイベントやアトラクションではなく、当園にて学科と実技の講習(受講料3万円)を受けて修了試験に合格した者のみが運転できるという本格的なもの(体験料7000円)( ̄。 ̄)ヘー。なお、それに使われるロクサンはいまも現役当時と同様の稼働できる状態にあり、いわゆる“動態保存”の扱いとなっています(11、12、24、25号機の4機)コイツ(`・д・´;)ウゴクゾ。
私には技能的にも料金的にも運転体験への参加は到底ムリな話ですが ヾノ・∀・`)ムリムリ、体験をされている方が操って園内の一角を往復運転する“動くロクサン”は間近に眺めることができます (「゚ー゚)ドレドレ(入園すれば見学は無料w)。ブロア音を響かせていたのは、この運転体験のロクサンだったのですね (´w`)ナルヘソ。


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きょうの運転体験は
25号機と11号機による重連仕業!
ε-(°ω°*)ジューレン!
なお、一般の方が重連を操作するには
運転体験で50回以上の実績が
必要だそうです。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)


しかも、ふだんの運転体験は一機のロクサンによる“単機”で行なわれることが多いのですが、イベントデーのきょうは二機が連なった“重連”(11+25号機)ε-(°ω°*)ジューレン!。 先述したように補機を務める際のロクサンは二機で一組が基本仕様ですから、単機ではどこか物足りなさが否めず(贅沢を言ってスミマセンw)、重連であってこそまさに“真のロクサン”と言えるでしょう (-`ω´-*)ウム。さらに本日は体験運転に使われる機体(横川方の25号機)もヘッドマーク付き (・∀・)イイネ。
きょうの私が「碓氷峠鉄道文化むら」を訪れたいちばんのお目当ては、この重連となった運転体験のロクサンを撮ることでした。現役当時を思い浮かべながら、いろいろなアングルで狙ってみます (*`・ω・´)-3フンス!



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二機のロクサンが手を組み
四基のパンタグラフを振りかざした様は
体験運転とは思えない迫力!
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
・・・ですが
運転席に座るのは一般の方なので
制服姿とは限りません。
この回の機関士(体験者)は
黄色いシャツのお兄さん(笑)
(゚∀゚)アヒャ☆
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)

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赤色の尾灯を点けた後ろ姿を狙うと
下り列車を後押ししているような
シーンに見えます。
ドスコイ (ノ・3・)ノ
ちなみにヘッドマークに記された
“シェルパ(sherpa)”とは
高峰での登山をサポートする
道先案内人を意味するものだそうで
補機として峠越えを手助けするロクサンには
「峠のシェルパ」という
愛称が付けられていました。
( ̄ω ̄*)シェルパ
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)

0034_1.jpg
ヨコカルの廃止時には
ロクサンの製造初期を復刻したような
茶色の塗装が施されていた25号機
もともとは青色)。
(゚ー゚*)チャガマ
ラストナンバー(最終製造機)だからか
当機はほかの機体と異なる
固有番号入りの特別なヘッドマークを
実際の最終日にも掲げていました。
( ̄。 ̄)ヘー
▲97.9 信越本線 軽井沢

0035.jpg
留置線で待機する24号機(左)と
その脇をかすめて本線で働く25号機
・・・といった感じのイメージ。
(^_[◎]oパチリ
なお24号機のほうも
体験運転に使われる動態保存機です。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)

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0038.jpg
“峠のシェルパ” 今なお健在!
(*`・ω・´)キリッ!
わずかな距離の運転体験であっても
当機の力強い走りが見られるのは
当時を知るファンとして嬉しいかぎりです。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
運転速度は遅いけど
慎重にカメラを振ってみました。
手前に植栽された木の赤い葉を添えて。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)

0039_1.jpg
廃止前のヨコカルでも私は
流し撮りにトライしていましたが
このころはまだ列車とのシンクロに
未熟さを感じます。
え?今もたいして変わらないって?w
(´・ω`・)エッ?
▲97.7 信越本線 軽井沢-横川

0039.jpg
重連を強調しようと
二機の連結面をローアングルでパチリ。
ロクサンの機重による地響きが
間近に伝わります。
((((;゚∀゚))))ブルルッ!
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)

6323.jpg
そういえばこれも現役当時に
似たようなアングルで撮っていたなと。
σ(゚・゚*)デジャヴ?
ちなみにこのカット
ロクサンの向こうにちょろっと覗く
煉瓦造りの丸山変電所跡が
撮影者のこだわりポイントですた(笑)
▲95.5 信越本線 軽井沢-横川

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0041.jpg
運転体験を終えて小休止に入るロクサンを
入換作業員(当園スタッフの方)が誘導。
このようなシーンも動態保存機ならではの
自然な臨場感を覚えます。
(・∀・)イイネ
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)

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はやくも秋色となった木の下で
次の体験者を静かに待つロクサン。
(´ー`)マターリ
過酷な峠越えを控えて
側線に待機していた現役時代よりも
その表情は心なしか
穏やかになった気がしました。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら
(運転体験線)


“ダダダダダダン、ダダダダダダン”と重々しく地を踏む、二機のロクサンによる重連の迫力にもう大興奮 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
これまで私が過去に「文化むら」へ来園した時の運転体験はいつも単機での実施だったため ( ̄  ̄)タンキ、個人的に重連のロクサンを撮るのは、まさにあの“ヨコカル最終日”以来となるのか・・・σ(゚・゚*)ンー…。そう考えるといっそう感慨深いものがあります。実際はわずか数百メートルほどの運転体験線ですが、私のアタマのなかではもうすっかり碓氷の峠越えへ果敢に挑むロクサンを撮っているイメージで 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜、現役のときと変わらない当機の勇姿をカメラのファインダー越しに見ると、26年という時の流れが信じられないような錯覚に陥りました (´ω`)シミジミ。
今さらながらヨコカルが廃止されたのは鉄ちゃんのひとりとして惜しく、とても残念なことだったけど (´・ω・`)ショボン、ゆかりある横川という地にヨコカルの歴史を後世につたえる「碓氷峠鉄道文化むら」が開園し、もともとの検修庫を活かした臨場感ある展示方法の静態保存や、運転体験に使用する動態保存機として“動くロクサン”が見られるとは、ホントにありがたいことだと感じています ☆感謝(*´ー`人)感謝☆。


0043.jpg
コスモス越しに見るロクサン。
26年前と同じ秋の風を感じました。
(゚- ゚)アキ

ちなみにこの写真は今年のものですが
ススキ越しにロクサンをボカした
今記事トップのタイトル写真
実は26年前の撮影です。
▲23.9.30 碓氷峠鉄道文化むら


あの日からちょうど26年目となる9月30日に訪れた「碓氷峠鉄道文化むら」。
時おり雨がぱらつくぐずついた空模様だったけど、ヨコカルを懐かしむ過去の想い出と現代での妄想にどっぷりと浸れた、充実の一日が楽しめました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

さ、“アレ”を食べて帰ろう (゚¬゚〃)ジュルリ。


0044.jpg
退園後にいただくお昼ゴハンはもちろん
横川名物「峠の釜めし」(¥1,300)。
駅前にある「おぎのや」さんの
本店でいただきます。
(o ̄∇ ̄o)カマメシ♪
こちらのお味も26年前・・・
いや、それ以前からずっと変わらず
安定した美味しさでした。
(゚д゚)ウマー!

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ヨコカルの撮影ポイントで
列車を眺めながら食べた釜めし。
友達とおふざけで撮ったこんな写真も
今となっては貴重な記録・・・かな?(笑)
(。A。)アヒャ☆
97.4 信越本線 軽井沢-横川

0045.jpg
横川のホームに入ってきた
信越本線の高崎ゆき普通列車。
現在の当区間(高崎〜横川)は
ロングシートの211系で賄われているので
さすがに車内で釜めしは
ちょっと食べづらいよね・・・。
(^^;)ゞポリポリ
▲23.9.30 信越本線 横川


横川1510-(信越146M)-高崎1541~1611-(高崎2849Y)-新宿1759