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只見線・・・快速「只見線夏休み号」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2019.08.03 只見線
タラコ、奥会津をゆく
快速「只見線夏休み号」撮影
 
 
8月3日(土)

みなさま、おはようございます ('-'*)オハロ♪。
今日(記事現在)は8月3日の土曜日、ただいまの時刻は午前6時前。私は福島県の会津若松(あいづわかまつ)におります (゚ー゚*)アイヅ。


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鶴ヶ城(若松城)の城下町で、
県内屈指の観光地である会津若松。
その玄関口となる駅舎は
城廓をイメージした造りとなっています。
ちなみに駅前で保存されている動輪(車輪)は、
C57形蒸気機関車に使われていたもの。
( ̄。 ̄)ヘー
▲19.8.3 磐越西線 会津若松


今回の撮影記がいつものように東京からの出発でなく、なぜ会津若松から始まるのかというと σ(゚・゚*)ンー…、本来ならこの日は一泊二日の旅程の二日目にあたるのですが、前日の初日が私の安直な行動による失態で、撮影の成果があまりにも乏しかっため、かろうじて残せた一枚の写真を「PICK UP ONE-shot」のスタイルでご紹介させていただきました【◎】]ω・`)パチャ。

ここであらためて、今旅の目的や初日の顛末をお話しすると・・・
夏期休暇(夏休み)に巡った東北地方や道南地方の鉄道旅では、各地でいろんな列車に乗れたし、美味しい名物もたくさん食べられて、旅を楽しめたけれど (´▽`*)ワ~イ♪、肝心の撮り鉄の成果はちょっと不満の残る内容が多く(天候状態など)σ(・∀・`)ウーン…、なかでも常磐線の広野で狙おうとした651系の普通列車などは、ゲリラ豪雨から逃れるための“勇気ある撤退”によって撮影すらできませんでした (´д`;)アウ…。
そんな不完全燃焼のモヤモヤした気分が収まらないなか (≡"≡;*)モヤモヤ…、まだ私の夏休みが続いていた8月第一週の週末(8/3(土)・4(日))、福島県の会津地方に位置するローカル線の只見線(ただみせん)では、国鉄時代の塗装を復刻した“タラコ色”(朱色の国鉄首都圏色)のキハ47形ディーゼルカーが、臨時快速「只見線夏休み号」として会津若松と会津川口のあいだを特別運行するとのこと (゚∀゚*)オオッ!。


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「只見線夏休み号」の運転告知。
タラコ色キハのイラストが描かれています。
タ~ラコ~♪(・o・*)タ~ラコ~♪
ちなみに只見線の臨時列車は例年だと、
オープンデッキ構造のイベント型車両
「びゅうコースター風っこ」(看板の左写真)
が使われることが多いのですが、
今夏は同車がJR北海道へ貸し出されたため、
タラコでの運行になったのだとか。
( ̄、 ̄*)ナルヘソ


全国屈指の風光明媚な沿線風景で知られる只見線に、ふだんは走らないタラコ色のキハ47形(新潟車)が入線するとは、国鉄型好きの私にとってなんとも胸熱で魅力的な臨時列車ではありませんか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかもその前日(8/2(金))には、当列車に使用されるタラコ編成を車庫のある新津から会津若松へ送り込むため、磐越西線を経由しての回送列車も設定されています(時刻表に掲載されない回送列車は、鉄道の趣味誌で情報を得ています) (・o・*)ホホゥ。
ぶっちゃけ、遠征が続くと懐具合がヒジョーにキビシくなるけれど ヒジョーニ(>∀<;3ゞキビシーッ!、このタラコが好条件で撮れれば、不完全燃焼のフラストレーションが一気に解消できそう (*´v`*)スッキリ。「只見線夏休み号」への参戦(撮り鉄)を決めた私は意気揚々と、まずは営業運転の前日に行なわれる磐越西線での送り込み回送から狙うこととしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


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タラコ色キハ47形の送り込み回送を撮るため、
新潟と福島の県境近くにある日出谷で下車。
里山に囲まれたのどかな集落にある無人駅です。
(´ー`)ノドカ
▲19.8.2 磐越西線 会津若松


駄菓子菓子(だがしかし)・・・( ̄△ ̄;)エッ…
磐越西線を日出谷(ひでや)で下車して、山の上から俯瞰できる撮影ポイントを目指すも ε=ε=ε=┌(;・_・)┘、通過時刻までに視界の開けたところへたどり着けず 「(・ω・`;)キョロキョロ(;´・ω・)ゞ、無情にもまさかまさかのタイムアップ ガ━━(゚д゚lll)━━ン!!。深い森の木々に遮られてタラコの姿すら見ること無く、撮り逃すハメとなってしまったのです il||li _| ̄|〇 il||lii。ああ、せっかく快晴のいいお天気だったのに、なんともったいない事を・・・(´・ω・`)ショボン。その後、駅近くにある平地の撮影ポイントで新潟色キハ47形の普通列車を一本撮るも、すっかり意気消沈 ε-(-ω-;)ハァ…。これじゃフラストレーション解消どころか、さらに上積みされたような気分です (´д`;)トホホ…。
テンションだだ下がりの状態で日出谷から磐越西線の上り列車に乗り、翌日の只見線に備えて宿泊地の会津若松へとやってきたのでした ...(((
lll_ _)トボトボ。

そして今記事冒頭の挨拶へとつながります (´ω`)ナルヘソ。

(8/2の行程・
東京0704-(上越新幹線 Maxとき303号)-新潟0902~0919-(磐越西3222D)-日出谷1043
日出谷1733-(磐越西236D)-会津若松1900)


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会津若松で食べた前夜の夕食はソースカツ丼。
これは当地の名物でもあるけれど、
翌日のタラコの撮影に向け、
成功のゲンを担いでカツ(勝つ)を食べますた。
p(`・д・´)qカツ!


こうなると、ここは何としても只見線でタラコの営業運転となる「只見線夏休み号」は、しっかりと記録したい・・・いや、記録しなくてはなりません (-`ω´-*)ウム。下がりきったテンションにゲン担ぎのカツ丼を頬張って気合いを入れ直し(前夜の夕食)≠( ̄~ ̄*)モグモグ、いざ只見線の撮影に臨みます (*`・ω・´)-3フンス!。
この気合いが空回りしなきゃいいけれど・・・(^^;)ゞポリポリ


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会津若松のホームで発車を待つ
只見線の普通列車。
白と緑に塗り分けられた、
東北地域色のキハ40形です。
(´▽`*)キハキハ♪
▲19.8.3 磐越西線 会津若松

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只見線の車内で食べる朝食はツナサンド。
そのお供に何気なく買った会津のご当地ヨーグルトが、
固形のヨーグルトを振って飲む感じで、
飲みにくいけどすごく濃厚な美味しさでした。
(゚д゚)ウマー!!
これ、東京じゃ買えないのかな・・・?


会津若松のホームに入線していた只見線の会津川口(あいづかわぐち)ゆき普通列車(423D)は、白と緑に塗り分けられたキハ40形の二両編成。東北地域色(もしくは東北地域本社色)と呼ばれるこの色が、ふだんの当線で使われるキハの通常色です (゚ー゚*)ミドリ。
先頭車(川口方)はロングシート、後方車(若松方)はセミクロス(ロングとボックスが混在)仕様で、先頭は夏休み中の部活(?)へ向かうと思われる学生さんが数人座っている程度のガラガラ状態ですが ( ̄  ̄ )ガラガラ、後方の荷棚にはカメラバックや三脚が目に付き、一見して同業者(鉄ちゃん)とわかるような方々が多く見られます ( ̄  ̄ )テツ。その狙いはもちろん“タラコ”に他ならないでしょう ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ。かく言う私も同様に後方車両のボックスシートへ着席。
この日の初発となる下り列車は、定刻の6時ちょうどに会津若松を発車しました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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会津若松を出た只見線の下り列車は
若松市内を流れる阿賀川(あががわ)を渡り
(新潟では阿賀野川、福島では阿賀川)、
進路を西のほうへ取ります。
ニシ…((((o* ̄-)o
▲19.8.3 只見線 西若松-会津本郷(車窓から)


只見線は磐越西線と接する会津若松を起点に、西若松、会津高田(あいづたかだ)、会津坂下(あいづばんげ)、会津柳津(あいづやないづ)、会津宮下(あいづみやした)、会津川口、只見、大白川(おおしらかわ)、入広瀬(いりひろせ)、越後須原(えちごすはら)などを経て、上越線と接する新潟県の小出(こいで)までを結ぶ、135.2キロの非電化ローカル線(地方交通線)(・o・*)ホホゥ。福島と新潟の県境にまたがる深い山あいを只見川や破間川(あぶるまがわ)の渓谷に沿って進む線形は日本屈指の秘境路線とも言われ、その列車の車窓からは四季折々のまさに風光明媚な景色が望めます (・∀・)イイネ。私も何度か全線を通して乗ったことがあり、そのたび車窓風景に魅了されました w(*゚o゚*)wオオー!。
ただし、その自然に溶け込んだような路線環境がゆえ、雪崩や土砂崩れなどの自然災害に見舞われることが少なくなく、近年では2011年7月に強襲した豪雨により線路や橋脚が流失したことで、現在も会津川口と只見のあいだ(27.6キロ)が長期にわたる不通を余儀なくされている状況 (゚ペ)ウーン…(不通区間の復旧にともなう全線開通は2021年度になる見込み)。
そのため私が乗った普通列車も、そして臨時列車の「只見線夏休み号」も、会津若松と会津川口のあいだで運行となります ( ̄、 ̄*)ナルヘソ(不通区間を隔てた下り方は只見と小出のあいだで運行)。


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のどかな田園風景が広がる会津高田付近。
会津若松から会津坂下までは
アルファベットの“U”の字を描くように
会津盆地を大きく迂回して進みます。
(゚ー゚*)ユー
▲19.8.3 只見線 会津高田-根岸(車窓から)

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会津坂下を過ぎると、
車窓風景は次第に山深くなってきました。
(゚∀゚)オッ!
▲19.8.3 只見線 会津坂下-塔寺(車窓から)

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会津坂本の待合室は貨車を再利用したもの。
車掌車からの改造駅舎はたまに見かけますが、
これは有蓋貨車のワム60000のようです。
(^_[◎]oカシャッ!
▲19.8.3 只見線 会津坂本(車窓から)

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会津柳津の柳津町は円蔵寺の門前町で
赤べこ発祥の地として知られる奥会津の観光地。
(゚ー゚*)ベコ
ちなみに駅名標の向こうにチラリと見えるのは
現役時代に只見線や会津線(現・会津鉄道)などで活躍し、
駅前で保存されているSLのC11形244号機です。
▲19.8.3 只見線 会津柳津(車窓から)


私を乗せた下り列車は、序章ともいえる会津盆地の田園風景を過ぎ、やがて山間部へと進んでゆきます ...(((o*・ω・)o。上り勾配で唸りをあげる国鉄型キハのエンジン音がたまらんなぁ・・・(*゚∀゚)=3ハァハァ!
そんな絶景路線との呼び声が高い只見線において、とくに同線のイメージとして誰もがまっ先に思い浮かぶランドマーク的存在、言い方を変えれば超ドッ定番のメジャーな撮影ポイントが、会津桧原(あいづひのはら)と会津西方(あいづにしかた)の駅間にある只見川に架けられた鉄橋の「第一只見川橋梁」(゚ー゚*)イチキョー。
誰もが知るド定番と聞くと面白味が無いように感じられるかも知れませんが σ(・∀・`)ウーン…、ウラを返せば定番だからこそ只見線であることが一目で分かる情景であり、同線にタラコが入線した貴重なシーンを記録するにはやはり外せない撮影地 (-`ω´-*)ウム。私は撮影地の選択に迷うことなく、そこへ向かおうと決めていました m9(`・ω・´)ケテイ!。


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会津桧原を出た下り列車は、
只見川に架けられた第一橋梁を通過。
流れが穏やかな只見川は、
川面が鏡のようになって風景を映します。
(゚∀゚*)オオッ!
▲19.8.3 只見線 会津桧原-会津西方(車窓から)


その第一只見川橋梁を高い位置からきれいに見下ろすことができる“お立ち台スポット”へは、川の西岸に位置する会津西方が最寄駅となり、過去に私も当駅から40分ほど歩いて訪れたことがあるのですが ...(((o*・ω・)o、最近はどうやら会津西方より一駅先にある会津宮下の駅前から、お立ち台スポット近くの“道の駅”まで観光客のための路線バスが運行されているらしい(時期や曜日限定)。それは便利になったものだなぁ ( ̄。 ̄)ヘー。
しかし、お立ち台でいいポジション(撮影位置)を確保するためには、少しでも早く現地に着きたい (゚ペ)ウーン…。同じ列車に乗っている同業者の方々のなかにも、お立ち台を目指す方が少なくないと思われ、言ってしまえばそのみんながライバルです (ΦwΦ)ライヴァル!。そして会津宮下からバスに乗り継ぐ計画を立てているのではないかと思われます σ(゚ー゚*)バス…
(撮影地はほかにもいろいろあるのに、こういう時ってみんなが自分と同じ場所を目指すように思えちゃうんだよね (;¬_¬)ウーム…)
ならば私はあえて会津西方のほうで列車を降りましょう ( ̄△ ̄;)エッ…。


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会津若松からキハに揺られて一時間半、
山あいの集落にある会津西方に到着。
(・ω・)トーチャコ
駅はホーム上に待合室が設置されているだけの
簡素な造りです。
▲19.8.3 只見線 会津西方


会津若松0600-(只見423D)-会津西方0725

会津西方で下車したのは私ひとりだけ (・ω・)ポツン。やはりほかの同業者の方は会津宮下からバスでしょうか(だから、みんながお立ち台へ行くとは限らないって・・・^^;)。でも実は宮下でバスに乗るよりも、西方から歩いたほうが、お立ち台には早く到達できるのです エッ!(゚Д゚≡゚Д゚)マジ!?。
というのも、私が乗ってきた列車は西方に7時25分着で、宮下には同29分着。ここでは4分しか変わりませんが、宮下で接続するバスは8時10分発となっていて、40分ほどの待ち時間があります。最終的にお立ち台近くの道の駅(尾瀬街道・みしま宿)へバスが着くのは8時15分ごろ (・o・*)ホホゥ。いっぽう西方から歩いてしまえば、道の駅まではだいたい30分ほど(約2.3キロ)で、順調なら8時前には到着できるのです (゚∀゚)オッ!。このアドバンテージは大きい (☆∀☆)キラーン☆。ちょっと急坂を上るのがキツいけれど、前日の日出谷で18キロも無駄に歩いたことと比べたら、これくらい「屁のつっぱりはいらんですよ」(*`・ω・´)-3フンス!(Oh~、言葉の意味はわからんが、とにかくスゴい自信だ)σ(゚ー゚*)スグル?。何よりも目的地が明確なのは気分的に落ち着きます(苦笑)。
まあ、それでも列車利用の徒歩鉄はクルマ派の機動力に到底及ばず、私が現地へ着いた時点でいいポジションが確保できるかどうかは分からないのですが・・・(´~`*)ウーン…。


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駅から15分ほど歩くと
只見川に架かる道路橋(歳時記橋)を渡ります。
...(((o*・ω・)o
ちなみにここから第一橋梁は見えませんが、
西方と宮下の駅間に位置する
第二橋梁(後出)が望めます。

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お立ち台の近くにある
道の駅「尾瀬街道・みしま宿」。
三島町の西方集落は江戸時代に
塩の道と呼ばれた野沢道の宿場町として
栄えた歴史があるそうです。
( ̄。 ̄)ヘー

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道の駅の先(国道のトンネル脇)に
「ビューポイント遊歩道入口」の看板があります。
ここがお立ち台へのアプローチ。
(゚∀゚)オッ!

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ちなみにこちらは
10年以上前に訪れた時の同地点。
当時はほぼ獣道でした。
ザクザク...(((o`・ω・)o


駅からの道のりを順調に歩き進み、ほぼ目安どおりの所用時間(30分ほど)で道の駅に到達。目論見どおりバスよりも先着できました ъ(゚Д゚)グッジョブ。この道の駅の少し先に、お立ち台へのアプローチとなる細道があります ...(((o*・ω・)o。
私がこの第一橋梁のお立ち台を訪れるのは今回で四度目(そのうちの一回はレンタカーを使用)。最初は今から13年前になる2006年のことで(キハ52やキハ58で運転された「磐西・只見ぐるり一周号」を撮りにきた (´ω`)ナツカシス)、当時のお立ち台はすでに鉄ちゃんにはよく知られた存在だったけれど、あくまでもそのアプローチは山上にある高圧鉄塔の保守用に存在した獣道のようなもので、斜面で足を滑らせながら懸命に上った覚えがあります ズルッ!ミ(ノ;_ _)ノ =3。
その後、この場所は只見線や只見川を望む絶景のビュースポットとしてメディアなどに取り上げられることが多くなり(JR東日本のテレビCMやポスターにも使われました)、それを機に三島町はここを観光用の遊歩道として整備(2012年)。今では鉄ちゃんのみならず、多くの観光客が訪れる名所だと聞きます。とくに紅葉シーズンなどは賑わうようですね ( ̄。 ̄)ヘー。
今回の私は整備後に初めて訪れたのですが、以前と比べたら斜面がずいぶん上がりやすくなったなぁ・・・(´w`*)ラクチン。


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以前は誰かが木に縛りつけた紐を頼りに
よじ登っていたような斜面も・・・
⊂(=゚ω゚=*)ビフォー

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なんということでしょう~!
匠によって(?)斜面は
オサレな階段状に整備されました。
アフター(*=゚ω゚=)⊃
これなら足を滑らせること無く、
自然の緑を愛でながら歩く余裕も生まれます。
(゚∀゚)アヒャ☆

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たどり着いたお立ち台ポイントは
こんな感じのところ。
眼下に只見川と只見線の鉄橋が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
空はちょっと雲が多いかな・・・。


整備されて階段状になった斜面を上りきったところが、目的地のお立ち台ポイント ε-(´o`;A フゥ…。
そこに立って景色を見渡せば、奥会津の山々に囲まれて蛇行する只見川と、それを跨ぐ只見線のアーチ橋(バランスドアーチ橋)が一望でき、まさに日本屈指の鉄道絶景と呼ばれるのにふさわしい壮大な眺めです w(*゚o゚*)wオオーッ!!。これを見ると上ってきた疲れが吹き飛ぶよなぁ・・・。゜+.(´∀`人)スバラスィ!゜+.゜。
そして私が着いた時点でのお立ち台は、やはりクルマで訪れたと思われる先客がすでに多かったけれど(徹夜した方もいるとか?) 、立ち位置はまだまだじゅうぶんに余裕があり、私は“個人的にベストだと思うポジション”を無事に確保できました ε-(´∇`*)ホッ。ちなみに、少し経ってバスで来られたと思われる方々が同地に何人か加わりましたが、それでも場所の確保はぜんぜん大丈夫だったので、ちょっとでも早く・・・は、私の取り越し苦労だったかな? (´σД`)ナーンダ。 ま、歩いたことでいい運動になったし、バス代の節約にもなりました(笑)(´∀`;)セコイ…


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芸術的な美しいアーチを描いて
只見川に架けられた只見線の第一橋梁。
その橋上をキハ40形の普通列車が
川面に姿を落としてゆっくりと渡ります。
▲19.8.3 只見線 会津桧原-会津西方


お立ち台に到着してから最初に鉄橋を渡ったのは、東北地域色のキハ40形。下りの普通列車(425D)です。
ここを通過する只見線の定期列車は一日にわずか6往復(上下6本ずつ)、時間帯によっては5時間も列車の間隔が空き、ローカル線のなかでもとくに運行本数の少ないほうですが ( ̄  ̄;)スクナイ…、本命のタラコによる「只見線夏休み号」が通過するまでには、上下一本ずつの普通列車がやってきます (゚∀゚)オッ!。この素晴らしい景色のなかでは普通列車も貴重な被写体のひとつ。しかも穏やかな只見川の川面はパキッとした水鏡となり、列車も鉄橋もキレイに映り込みました。これは嬉しい好条件 (・∀・)イイネ。
ところで、山肌を切り開いたお立ち台ポイントのキャパはまあまあ広く、細かいこだわりを持たなければどこからでもだいたい似たような構図が得られます(まさにド定番ポイントw)(^_[◎]oパチリ。そのなかにあって、私の確保した立ち位置が“個人的にベストなポジション”だと思う理由(あくまでも個人的にね)、それは第一橋梁の見え方・・・でなく、まったく別の方を向いたところに答えがあります ( ̄△ ̄;)エ?。今の下り列車が第一橋梁を通過したのち、私は同じ場所ですぐに左を向きました (ω・*)彡クルッ。
すると・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


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西方の集落を通り過ぎ、
今度は別の鉄橋で只見川を渡る普通列車。
東北地域色の白い車体が橋上に確認できます。
▲19.8.3 只見線 会津西方-会津宮下


なんと、その方向には別の鉄橋が存在し、先ほどの普通列車が走って行くのが見えるではありませんか!(゚∀゚*)オオッ!!
こちらの鉄橋は会津西方と会津宮下の駅間に位置する「第二只見川橋梁」で (゚ー゚*)ダイニ、ちょっと遠くてわかりづらいのですが、第一橋梁とはまた趣が異なるデッキトラス式のガーダー橋。まわりには西方の集落にある家々も望めて、なかなかいい眺めじゃないですか (・∀・)イイネ。
そう、私の“個人的にベストなポジション”とは、第一橋梁で撮ったあとに同じ列車を第二橋梁でも撮れるという、「一粒で二度おいしい」立ち位置 ( ̄▽ ̄*)グリコ?。それが可能なのはお立ち台のなかでも限られており、そこが抑えられたのはラッキーです (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
あとは本命のタラコが通過する正午ごろまで、同地でひたすら待ち続けるのみ (-`ω´-*)ウム。


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貴重な普通列車のうちのもう一本、
上り列車(426D)はヨコ位置にしてみました。
(^_[◎]oパチリ
奥会津の深い山あいに
鉄橋を渡るキハの足音が響きます。
ああ、いい情景だなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ
ちなみにこの第一橋梁に塗られた上品な薄紫色は、
三島町特産の桐の花をイメージしたものだとか。
▲19.8.3 只見線 会津桧原-会津西方(後追い)


空は朝に少し雲が沸いていたものの、次第にスッキリとした晴天に安定 (´▽`*)イイテンキ♪・・・ということは、真夏の太陽がギラギラと容赦なく照りつけ、眺望が良いぶん日陰が少ないお立ち台では、かなり辛いものがあります。ちなみにこの日の気温は30度越え(35度近かったとか) 。゚(;′□`A)゚。アヂィィ・・・。まだ同業者の数がそれほど多くない時間帯には、かぶっていた帽子に加えて折りたたみの雨傘を日傘にして日差しを凌いでいましたが 个o(▼ω▼*)カサ、時間が経つにつれて私の後方からもカメラを構える方が増えてきたため、傘を畳んで日差しに耐えます 。゚(;′□`A)゚。アヂィィ・・・。
そんな快晴の天候状況なので、雲による影落ちの心配はあまり無さそうだけど、ちょっと気がかりなのが先ほどまでクッキリと鉄橋を反射していた川面の水鏡。少し風が出てきたのか、時おり滲むようになってきました (´д`)アウ…。できれば川面にタラコを映してほしいよなぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…。


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きれいな水鏡を見せていた只見川ですが、
少しでも風が吹いて川面が波立つと、
それは滲んでしまいます。
ヽ(´д`;)アア…
タラコが通過するときにはどうだろう・・・。


お立ち台に着いてから約4時間 ( ̄  ̄;)ヨジカン…、一度だけお手洗いと水分補給のために下山(?)して道の駅へ行ったものの、ほぼ炎天下にさらされる灼熱地獄の修行を受け続け アヂ(;゜;Д;゜;)アヂ、ようやく「只見線夏休み号」の通過時刻が迫ってきました σ(゚・゚*)ソロソロ…。そのころには同業者もかなりの数となり、一堂が固唾をのんで第一橋梁上にタラコが現れるのを今か今かと注視します (°_°;)ゴクリ。
やがて、列車が姿を現す前に聞こえてきたのは、第一橋梁を渡る際にキハが鳴らした警笛の音・・・(*゚ロ゚)ハッ!。興奮で鳥肌が立つ一瞬です {{{(°∀°;)}}}ゾクゾクッ!。


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タラちゃん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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夏山の緑が囲むアーチ橋の舞台に
むかし懐かしい国鉄時代の色を復刻した、
タラコ色のディーゼルカーが躍り出ました。
只見川も水面を落ち着かせて列車を迎えます。
▲19.8.3 只見線 会津桧原-会津西方


イチキョー(第一橋梁)でタラコが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
♪い〜まは山なか、いまは川(ホントの歌詞は浜)、い〜まは鉄橋渡るぞと♪・・・令和元年の夏に只見線で展開された、昭和時代の国鉄ローカル線を思わせるような郷愁感あふれる一コマ w(*゚o゚*)wオオー!!。自然豊かで壮大なロケーションだけでも素晴らしいのに、ここで国鉄首都圏色(タラコ色)のキハ47形が撮れるなんて感無量の思いです ・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。私が初めて只見線に乗った時は、まだこの色のキハだったよなぁ・・・(´ー`)シミジミ(たしかタラコのキハ40+急行色のキハ58という編成の列車で乗り潰した)。
橋上からの風景を乗客に見せるためのサービスでしょうか、ゆっくりとした速度で姿を現した「只見線夏休み号」ノコノコ...(((o*・ω・)o。低速なのをいいことに思わず何枚も連写してしまいたくなるところですが  パシャパシャ(*≧∀ノ[◎]ゝパシャパシャ、早切りしすぎるとベストな位置でバッファメモリが一杯(カメラの記録機能に余裕が無くなってシャッターが切れなくなる)になってしまう恐れがあるので (´д`;)アウ…、ここははやる気持ちを抑えつつ慎重に、橋上の列車とそれを映した川面の水鏡がきれいに収まったところでシャッターを切ります【◎】]ω・´)パチッ!。心配していた水鏡の反射は、よく見ると若干の滲みがあるけれど、これくらいはじゅうぶんに満足のできる範ちゅうで、いい状態に恵まれました (+`゚∀´)=b OK牧場!。
思い通りの画が撮れて、満足・・・っと、余韻に浸るのはまだ早く (;`ロ´)ハッ!、第一橋梁で撮ったあとは先ほどの普通列車と同様、すぐに左のほうを向きます (ω・´*)彡クルッ。


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山里の集落をゆく「只見線夏休み号」。
緑に映えるタラコ色のキハは、
遠景でも抜群の存在感があります。
▲19.8.3 只見線 会津西方-会津宮下

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続いて第二橋梁を通過。
列車はこの先を只見川に沿って走り、
現在の終点(不通区間手前)となっている
会津川口へと至ります。
▲19.8.3 只見線 会津西方-会津宮下


ニキョー(第二橋梁)でもタラコが撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
第一橋梁と第二橋梁、その間でさらに西方の集落をゆく姿も望めたので (゚∀゚)オッ!、「一粒で三度おいしい」撮影ができました (^_[◎]oパチリ。集落のカットはオマケ的なショットだったつもりですが、俯瞰好きとしてはなかなかいい画が得られて、これは嬉しい副産物 (・∀・)イイネ。
そして第二橋梁はその手前で線路が少し南向きにカーブするため、時間的にちょっと光線状態(日あたり)がキビシいか・・・と思っていたものの σ(゚・゚*)ンー…、かろうじて車体の手前側面にも日が当たってくれて、タラコ色を引き立ててくれました タ~ラコ~♪(・o・*)タ~ラコ~♪。この画も悪くない (・∀・)イイネ。
「一粒で三度」なんて欲張ると、思いがけず大きなポカをやらかして、「三兎追うものは一兎をも得ず」に陥ってしまうこともありがちですが ( ̄▽ ̄;)アルアル、今回はどうにか三発をいずれも失敗せず無難に撮る事ができました ε-(´∇`*)ホッ。同じ立ち位置からで安直だけれど、この三枚の成果により、前日に味わった痛恨の見送り(実際は見ることもできなかった)の悔しさが少しは緩和された気分です (´ω`*)ヨカッタ。あらためて、ここまで来た甲斐があったというものですし、いいポジション(立ち位置)が確保できてラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。

これで「只見線夏休み号」の撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。ふたたび歩いて会津西方の駅へと戻ります。距離は変わらないけれど、帰りの道のりはおもに下り坂なので楽ですし、満足のいく撮影ができたことで足取りも軽い ♪~( ̄、 ̄*)===3。前日の帰り道は下り坂でも足取りが重かったもんなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。


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会津西方から乗るのは、
上りの会津若松ゆき。
ここでも当駅からの利用者は
私ひとりだけですた。
まあ、同業者の方はまだ居残るよね。
(=゚ω゚)ノ゙オサキ
▲19.8.3 只見線 会津西方

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あらためて第一橋梁を通過する際に
車窓から眺めた只見川の風景。
向こうの山上に見える鉄塔がお立ち台のあたり。
こうやって見るとけっこうな高さで、
我ながらよく歩いて行ったなぁ・・・。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲19.8.3 只見線 会津西方-会津桧原(車窓から)


さて、午前に往路として会津川口へ下っていった「只見線夏休み号」は、午後に復路として会津若松ゆきの上り列車が設定されています (・o・*)ホホゥ。せっかくここまで来たのならば、ふつうはその復路も撮っていく・・・ものだと思われますが σ(゚・゚*)ンー…、私はもうお立ち台からの撮影で前日のリベンジも含めてじゅうぶんに満足できたし、それに運行本数の少ない只見線で復路の撮影までしてから帰ると、「18きっぷ」による普通列車の乗り継ぎでは帰宅するのがだいぶ遅くなってしまいます ノコノコ…(((*・ω・)つ[18]。撮り鉄も乗り鉄も無理なく適度に楽しむことをモットーとしている私としては、もう復路を撮らずに早めの列車で帰京することとしました。
駅弁でも食べながら、のんびりと帰りましょ (・∀・)イイネ。


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磐越西線と接続する会津若松に到着。
こちらの東北地域色のキハ40形は
乗ってきた只見線の列車ですが・・・
▲19.8.3 磐越西線 会津若松

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ホームを挟んだ反対側に停車していた
磐越西線の新津ゆき普通列車(233D)は、
国鉄急行色(風)のキハ47形ですた。
(゚∀゚)オッ!
これもまたいい色だなぁ・・・。
(´ー`)シミジミ
▲19.8.3 磐越西線 会津若松

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ちなみに、そのさらに隣のホームでは
「走るカフェ」がコンセプトの観光列車で、
スイーツやコーヒーなどが車内で提供される、
719系の「フルーティアふくしま」も見られました。
(゚ー゚*)フルーティア
▲19.8.3 磐越西線 会津若松

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でも、私が乗る郡山ゆきはふつうの普通列車。
( ̄  ̄*)フツー
二両編成のE721系は会津若松の時点で
座席がほぼ埋まるくらいの乗車率でした。
途中の猪苗代からけっこう混んだな・・・。
▲19.8.3 磐越西線 会津若松

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ここでホントは
会津のご当地駅弁を食べたかったところですが、
会津若松では駅弁がすべて完売・・・
orz

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仕方なく、駅ナカコンビニ(NEWDAYSね)の
チープ(?)なおむすび弁当を買いますた
(これも最後のひとつだった・・・)。
(・ε・`)シャーナイネ
でも、意外とおかずが豊富な内容で、
ビールのお供にマッチしていました。
≠( ̄~ ̄*)モグモグ
(今回は気まぐれに糖質70パーオフのグリーンラベル)

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磐越西線の車窓に望むのは、
会津の名峰・磐梯山の雄大なお姿。
(゚∀゚)オッ!
485系や583系の「あいづライナー」が無くなってから、
このあたりに撮影へ来ることも減ったなぁ・・・。
▲19.8.3 磐越西線 磐梯町-翁島(車窓から)


夏休みに東北地方と道南地方を巡ったばかりでジリ貧にもかかわらず (つω-`。)ボンビー…、タラコ色のキハ47形で運行される「只見線夏休み号」を撮りたいという欲望に勝てず (*゚∀゚)=3ハァハァ!、思いきって足を運んでしまった只見線 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。前日の磐越西線では通過時刻までに撮影ポイントが見つけられずに、まさかの見送りとなってしまいましたが (´д`;)トホホ…、当日の只見線ではお決まりの“ド定番ポイント”ではあるものの、お目当てのタラコ色キハを晴天順光+水鏡の好条件で撮ることができ【◎】]ω・´)パチッ!、結果的には満足のいく記録を残すことができました ε-(´∇`*)ホッ。もちろん前日の安易な判断と行動は大きな反省点ではあるけれど、終わりよければすべてヨシ・・・かな? ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪
8年前に襲った豪雨災害の影響で、いまだ不通区間の残る只見線。今回の私は久しぶりに同線を訪れましたが、不通区間が復旧して全線が開通したら、またあらためて乗り通してみたいと思っています (=゚ω゚)ノ゙マタネ。


0051.jpg
郡山で磐越西線から東北本線へ乗り換え。
接続したのは新白河ゆき上り普通列車。
郡山の時点では混雑していて座れなかったけれど、
二駅目の須賀川で席が空きました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲19.8.3 東北本線 郡山

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新白河で接続した黒磯ゆきはキハ110系。
賛否・・・というか
否の意見が多く聞かれる新白河の乗り継ぎですが、
あくまでも個人的には
ここでキハ(ディーゼル)に乗れるのは、
なんだか面白くてキライじゃないです。
(´▽`*)キハキハ♪
▲19.8.3 東北本線 新白河

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黒磯で乗り継いだ宇都宮ゆきは205系。
お、オリジナル顔(元・埼京線)の
Y12編成じゃん。
(゚∀゚)オッ!
▲19.8.3 東北本線 黒磯

0054.jpg
そして宇都宮では
上野ゆきの快速「ラビット」に乗り継ぎ。
ラビット(゚ー゚*)セキネ
E231系よりシートの座り心地がいい
E233系(写真)に当たると、
ちょっぴりラッキーを感じます。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲19.8.3 東北本線 宇都宮


会津西方1303-(只見428D)-会津若松1425~1504-(磐越西1234M)-郡山1619~1627-(東北2148M)-新白河1706~1710-(4144D)-黒磯1733~1744-(670M)-宇都宮1836~1841-(3554M快速ラビット)-赤羽2000~2005-(埼京1910K)-新宿2020






※末筆で失礼ではございますが、
台風15号の猛威によって被災された方には
心よりお見舞い申し上げます。
とくに千葉県や神奈川県では
断水や停電、建物の倒壊、交通網の寸断、通信障害など
被害は想像以上に甚大で心痛な思い。
一日も早くふだんの生活に戻れますように願っています。