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冬休み02・・・「はまかぜ」・「きのさき」 国鉄型特急撮影記 [鉄道旅行記]

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2009.12.27~30 冬休み旅行記 02
はまかぜ」・「きのさき」 国鉄型特急撮影記

12月28日(月)
年末年始の長期休暇を利用しての鉄道旅、福知山で迎えた二日目です

初日は「乗り鉄」でしたが、二日目は「撮り鉄」中心。ホテルで朝食を採った後、駅前のレンタカー屋でクルマを調達します。この日いちばんの目的は、播但線を走る特急「はまかぜ」の撮影。キハ181最後の牙城だった「はまかぜ」も、まもなく新型車両に置き換えられてしまいます。今や国鉄色ではありませんが、キハ82からの流れを汲む国鉄型特急気動車の最後の走りをしっかり記録しておきたいところ。
しかし開店直後の8時にクルマを借りたものの、和田山8時05分発の「はまかぜ2号」の撮影にはとても間に合いません。「2号」は諦めて11時半ごろに下ってくる「1号」を狙うことにします。それでも8時に出発したのは、途中に一箇所行ってみたい場所があったからなんです

それは・・・

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天空の城「竹田城跡」!

播但線・竹田にある山城・竹田城。天守閣など建物は現存せず、石垣しか残っていませんが、高台から眺めるその石垣の雄大さは「日本のマチュピチュ」とも言われています。私は歴史が得意ではないので竹田城の経緯などにはあまり興味がありませんが、この景色は一度見てみたいと思っていたのでした。

竹田城跡を堪能した後、ようやく「はまかぜ」撮影に向かいます。
竹田からクルマで走ること30分。選んだ撮影地は播但線一の難所「生野峠越え」の有名ポイント、長谷~生野にある通称「ハセイク・カーブ」。初めて訪れましたが、いい撮影地ですね。カーブのイン側から標準・広角系、アウト側からは中望遠と、いろいろなアングルで狙うことができます。竹田では日が差していましたが、生野峠に入るとどんよりとした曇り空。シャッタースピードが稼げないので、ブレ率の低いアウト側の中望遠アングルで狙うことにしました。
ところで、今さらながら私は列車の編成長を計算するのがとてもニガテ。とくに架線柱のない非電化路線では、長さがさっぱりわかりません。この日の「はまかぜ」はDJ誌の情報によると、多客期の増結で6両のはず。前走りの普通列車を連写して、慎重に一両単位でアングルを調整します。

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普通列車のキハ41。キハ47を両運化してできた形式で、これも一応国鉄型。
左がスカッたアングルは、「はまかぜ」のアングル確認用に撮ったため。
播但線 長谷-生野

ヨシ、これで6両は入るだろう・・・と確信して望んだ本命・「はまかぜ」。若干遅れ気味で、峠の奥から姿を現しました。慎重にファインダーをのぞきながら・・・って、あれ? 

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エンジンを唸らせ峠を越えるキハ181「はまかぜ」。う、後ろが~・・・

シャッターを切りましたが、編成が入りきらなかった・・・!? 横を通過する「はまかぜ」の両数を数えてみると、…4…5…6…7。7!? デジカメのプレビューを見ても、やはり編成が切れていました。写真のキロが6両目です。呆然としながらDJ誌を確認。
『所定編成・ロ1・ハ3→変更編成・ロ1・ハ5』
やっぱり6両? いや、よく見ると・・・・
『備考・12/25~1/5はロ1・ハ6
・・・7両じゃん orz...。
情報は隅々までよく確認しなくてはいけませんね。痛恨のミスですが、いい教訓になりました。まあ、ブレたり、ピン甘などの失敗ではないので、まだ救われていると考えましょう。気を取り直して次の撮影地に移動します。

福知山方向へ戻り、今度は山陰本線の上夜久野付近で撮影です。ターゲットは前日に乗車した国鉄色(+ピンストライプ)の183系800番台。
ここは本来、午後逆光になる撮影地ですが、この日は曇り空。光線を気にせずにローアングルから迫力ある絵を狙います。国鉄色とアーバン色の二種類ある183系。基本的にこの二種は運用上で区別されていて、詳しい方なら国鉄色が入る運用が解るそう。しかしビジターの私には解らず、まさに運次第でしたが、カーブの奥から見えてきたのは国鉄色!ラッキー!

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夜久野のカーブを行く183系「きのさき」。やっぱり国鉄色はイイですね!
山陰本線 下夜久野-上夜久野

今度は上り列車。いまの「きのさき1号」と梁瀬で交換した「きのさき6号」がすぐにやってきます。ところがここへ来て天気が急激に回復。さっきまで真っ白だった空が青空に変わって日が差してきました。順光ポイントなら嬉しいことなのですが、ここで日が出ると、上り列車は顔にしか光が当たりません。しかし他に撮影地など知らないし、時間もないのでそのまま撮影。

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「きのさき6号」。上写真の逆アンですが、わずか15分で天気が急変。
山陰本線 上夜久野-下夜久野

ここでは「きのさき」の他に「北近畿」も撮る予定でしたが、同業者から次の「北近畿」はアーバン色だと教わり、一旦撤収することにします。「北近畿」を撮らない分の時間をどうするか、遅めの昼食を「道の駅・やくの」で採りながら考えた結果、もう一度播但線で「はまかぜ」を撮る事に決めました。狙いは和田山14時58分発「はまかぜ4号」。スケジュールの都合上16時には福知山へ戻りたいので、和田山付近で撮影です。撮影地は朝の竹田城へ行くときに見つけた田園地帯。

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本日二度目の「はまかぜ」撮影。今度はしっかり編成を入れて・・・。
播但線 和田山-竹田

ここも顔しか光が当たりませんでしたが、順光側から撮影すると背景に高速道路の工事現場が入っちゃうんです(上の写真でもクレーンがちょこっと入ってますね)。光線状態よりも背景を選んだ結果でしたが、顔だけでも光が当たったキハ181はカッコイイ。じゅうぶん満足です。
これでこの日の「撮り鉄」は終了。クルマを福知山で返して、列車移動です。

福知山からは舞鶴線、小浜線を経由して北陸本線の敦賀へ向かいます。
舞鶴線は223系、小浜線は125系に乗車。どちらも近代的なステンレス車両。私が初めて両線に乗ったときはどちらも非電化で、キハ58や47が主力でした。ずいぶんと変わったなぁ・・・。

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舞鶴線の223系。山陰本線 福知山

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小浜線の125系。小浜線 東舞鶴

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そして小浜線といえばこの駅・・・オバマ。

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停車中の125系に表示されたローマ字表記は、まさに「Obama」。

福知山1638-(舞鶴345M)-東舞鶴17221806-(小浜943M)-敦賀1957

久しぶりの小浜線乗車でしたが、日が暮れてほとんど景色は見えませんでした。暗闇の中を走り続けて、午後8時に敦賀着。二日目はここ敦賀で一泊します。この日泊まったホテルの部屋も「ステーションビュー」。さらに前日に続いて、ここでも国鉄色特急車両が見えました。

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敦賀の「ステーションビュー」。485系が停まっているの、わかります?
北陸本線 敦賀


三日目に続きます・・・。



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