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上越線・・・489系リバイバル「とき」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2010.03.14 上越線
489系
リバイバル「と朱鷺」撮影記
  
ボンネット型特急車両489系が使われていた、急行「能登」。残念ながら3月13日到着分をもって定期運転が終了。その「能登」で使用されていた489系を所属区である金沢へ返却するにあたり、なんと新潟までをリバイバルの特急「とき」として運転されることになりました。単なる「回送」ではなく団体扱いでリバイバル列車を走らせてしまうとは、なかなかニクい演出ですね。貴重なボンネット型が日中に、しかも懐かしい「とき」のマークを掲げて走る・・・上野駅の告知ポスターを見て、これは撮影したいと思っていました。運転区間は上野~新潟なので、都内近郊でも撮影できる列車なのですが、今回はちょっぴり気合いを入れて、プチ遠征してみることに。

3月14日(日)
東京0620-(Maxたにがわ71号)-越後湯沢0732810-(上越1726M)-土樽0826

やはり「とき」なら上越線を走る姿が撮りたい。しかも今の時期なら上越国境を越えれば雪景色が広がります。上越新幹線と在来線を乗り継いでやってきたのは土樽。

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谷川岳への登山口に近い上越線土樽駅。
写真左のボックスは登山者カード提出ポスト。

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駅からは谷川岳の雄大な姿を拝むことができます。
上越線 土樽

土樽駅から歩いて向かった撮影ポイントは、清水(新清水)トンネルの新潟県側出口付近で、川端康成著「雪国」の「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった」で有名な場所。まさにリバイバル「とき」を撮影するにふさわしい場所じゃないですか。さすがに有名ポイントだけあって先客多数でしたが、思ったよりもキャパの広い場所で、余裕で撮影場所を確保できました。

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新潟色の115系。背後のトンネルは左が清水、右が新清水トンネル。
上越線 土合-土樽


ところで今回のリバイバル「とき」、実は途中の通過時刻を全く知りません。私が知っているのは、上野駅に書いてあった上野7時28分頃発、新潟13時10分頃着という大雑把なものだけ。返却回送だった列車を急遽団体で設定したためか、雑誌やネット上にも私の知る限り、時刻は公表されていませんでした。通過はだいたい11時くらいかな・・・なーんて気を抜いていると、トンネルから三つのライトを輝かせ、飛び出してきたのはボンネット!

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雪景色の中を快走するリバイバル「とき」。
やっぱりボンネット型はカッコイイ!!(≧▽≦)

現地通過は10時21分。思っていたよりも30分以上早かった・・・。
今回のヘッドマークは文字スタイル。リバイバル列車にありがちなシール貼り付けではなく、アクリル製の本格的なもので、しっかりと漢字で「朱鷺」の文字まで入っています。

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上写真のトリミングでヘッドマークのアップ。
2010年にこのマークを掲げて走る列車を見られるとは・・・!

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ちなみに後ろはシールのようでした(^_^;)

「やっぱり「ボンネットとき」は489系じゃなく、181系だよ」ってお思いの方も多いでしょうが、489系でもじゅうぶんに往事の面影を重ねることができたと思います。普段は敬遠されがちなランプカバーの無いH02編成、今回は逆にこれが「とき」らしくて良かったのかも知れません(晩年の181系には屋根上ライトが無かったので)。この列車を撮るために新幹線で新潟県まで来たわけですが、じゅうぶんに満足のいく一枚が撮れました。

往きは時間がないために新幹線を利用しましたが、帰りは鈍行旅。久しぶりに湯檜曽のループ線などを堪能し、乗り鉄としても楽しい旅でした。

土樽1216-(上越1734M)-水上12391246-(740M)-高崎13511417-(高崎3170Y)-新宿1559


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