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東北本線・・・EF81「北斗星」 さいたま界隈撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2010.06.04・05・07 東北本線
EF81北斗星 さいたま界隈撮影
  

EF81からEF510への牽引機交代を目前に控えている「北斗星」。そんな「北斗星」を集中的に撮影だ!・・・ってわけではないのですが、たまたま金・土・月の三日間、仕事で大宮へ通うことになりました。大宮での仕事は10時からで、現地直行の許可も得ています。ならばちょっと早めに行って、大宮を9時12分に通る「北斗星」を撮らないテはありません。しかも、できれば三日間それぞれ違う場所で撮りたいところ。私にはそれほど撮影地のバリエーションは思い浮かばないのですが、なんとか無理やりに三箇所での「北斗星」撮影を試みてみました。

6月4日(金)
まず初日に向かったのは、ご存知「ヒガハス(東大宮-蓮田)」。この日は天気が良く、さらに初日でテンションも上がっていたせいか、こんな所まで来てしまいました。もちろん今回も徒歩鉄。仕事前なのに蓮田駅から撮影地までの約1.5キロを往復歩くって、もう「ついで」の域を超えていますよね・・・(^_^;)。時間的には9時05分頃に通過する「北斗星」、さらに同15分頃の5582レまで撮ってから、
蓮田9時35分発の1180Yに乗れば10時に大宮は問題ナシ。「北斗星」が20分以上遅れたらアウトですが、今の時季なら突発的な事故でもない限り、大幅に遅れることはないでしょう。前回ヒガハスを訪れたときには、95号機をサイドから流し撮りしましたが、今回は短玉ズーム(24~105)しか持ってきてないこともあり、オーソドックスな「お立ち台アングル」からの撮影。この付近には約20人ほどが集まっていました。平日なのにテツが多いなぁ・・・ひょっとして今日の「北斗星」はネタガマか? ちなみに今回はカマ番指定で撮影に来たわけではないので、あえてカマ番を調べずに現地入りすることにしました。星ガマなのか、カシガマなのか、ひょっとして虹ガマ・・・? 何が来るのかは撮影時までのお楽しみ。ネットなどで調べればすぐにわかる時代ですが、たまにはこんな楽しみ方もアリでしょう。さて、通過時刻にに見えてきたカマは・・・赤い。どうやら星ガマのようです。

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EF81星ガマ牽引の「北斗星」。ヒサシ付きの133号機!
10.6.4 東北本線 蓮田-東大宮

あちゃ~裏カブリ orz...。ヒガハスで「北斗星」を裏カブリされたのは初めて。複々線など線路密集区間での裏カブリは気にしない方ですが、さすがにヒガハスでの裏カブリはちょっとショックだなぁ・・・。定刻だと思っていたけど、若干遅れ気味だったのかな? 気になっていたカマは、田端区パーイチで唯一のヒサシつきである133号機。でも、この時季のヒガハスは面に光が当たらないので、あまりその特徴がわかりませんね。
続いてロクヨン牽引の5582レ。これも来るまでカマ番は解りませんでしたが・・・

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5582レは、原色の1006号機!

原色、しかもピカピカの1006号機の登場に、「北斗星」の裏カブリで落ち気味だった気分も少し回復できました。これでヒガハスでの撮影は終了。すぐに蓮田駅へ向かい、無事10時前には待ち合わせ場所である「まめの木」に着くことができました。ところで、仕事の先方が指定してきた待ち合わせ場所の「まめの木」とは何ぞや? と思っていたのですが、このモニュメントのことでした。大宮ではいちばんポピュラーな待ち合わせ場所らしい。

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大宮駅南北改札の真ん中にある「まめの木」。

ここからは金曜日の帰りに撮ったおまけ。東北線・高崎線のジャンクション駅、さらに大宮工場が併設されていることもあって、いろいろな鉄道ネタを提供してくれる大宮駅。とくに下調べしてこなくても、何かしら来るのではないかと期待してしまう駅ですが、この日もこんな列車たちに会えました。

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停車中だったのは京葉線E233系の配給輸送。
機関車側から撮らなければただの回送列車なのですが、
すぐに発車してしまったため、ケツ打ちが精一杯でした。
10.6.4 東北本線 大宮

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大宮工場(車両所)から出場してきたのは、EF641007。
更新色ですが、この日二度目のピカピカなロクヨン。
10.6.4 東北本線 大宮

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同じくロクヨン配給。11番線に転線してきたところでもう一枚。牽引はPF1092
10.6.4 東北本線 大宮


6月5日(土)
土曜日は本来なら休みなのですが、この日は休日出勤。大宮仕事の二日目です。前日は大宮の先にあるヒガハスまで行きましたが、この日は大宮の手前にあたる浦和周辺での撮影を考えていました。南浦和から蕨方向へ線路沿いをの道を歩き、ちょうど京浜東北線・浦和電車区の真横にあたる場所がこの日の撮影ポイント。

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まずは183系の集約臨が通過。解りづらいですが、6X2の12両編成です。
10.6.5 東北本線 南浦和-蕨

本来この周辺には、南浦和駅近くのローアングルや蕨寄りのS字などが有名なポイントに挙げられるのですが、どちらも線路沿いに高い柵があり、脚立が必須の撮影地。さすがに仕事先へ脚立持参で行くわけにはいかないので、脚立不要の撮影地を考えると、ここくらいしか思い浮かびませんでした。もちろんこの場所にも高い柵はあるのですが、ここは柵沿いにガードレールが併設されており、あまり大きい声では言えませんが、そのガードレールによじ登ることによって柵をクリアすることが出来るのです。足回りのホチキスや編成後方にかかる架線柱など、あまりいいポイントとはいえないのですが、先頭車の首振り具合がちょっとお気に入りの場所。前日同様にカマ番は調べてきませんでしたが、やってきたのはこの日も赤。

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本命の「北斗星」は、この日も星ガマの88号機。

天気予報では晴れだったのに、日が差すことなくドン曇り。まあ、晴れれば面にしか日が当たらない場所なので、これでよかったのかも。
最近は走行距離調整などで「北斗星」にカシガマが入ることが多いと聞いていたのですが、二日連続の星ガマ。やはり「北斗星」には正調専用機の星ガマがいちばん似合うとは思いながらも、撮影する三日のうち一回くらいはカシガマが入らないかな・・・な~んて思っていたら、オフだった日曜日がカシガマの99号機だったみたい。ツイているのか、いないのか・・・。

6月7日(月)
週明けの月曜日も大宮仕事のついでに「北斗星」撮影。向かった撮影地は、北浦和~浦和にある通称「新浦和橋」アングル。もちろんこの日も脚立は持ってきていません。この撮影地から脚立不要で撮れる場所は一人か二人限定。先客がいたら諦めて大宮の駅先端でもいいやと思っていたのですが、北浦和へ向かう京浜東北線の車内から撮影地を覗くと、先客は脚立を使用したハイアングルの方が一人だけ。脚立不要アングルは空いていました。さすがに月曜から撮影に来る人も少ないか。しかもネタガマではないし・・・っと、実はこの日のカマ番は知っていました。前日に何気なく閲覧した鉄道系ブログで、土曜日の1レ(下り・北斗星)を牽引する星ガマ96号機の写真を見てしまったのです。カマ番を知ってしまったことで、何となく楽しみが半減した気分。これで私が通った三日はすべて星ガマということになりました。
さて、無事に場所を確保できた新浦和橋での撮影、最初に狙うのは、土曜日にもやってきた183系の集約臨。

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「修学旅行」の絵幕を掲げる183系。この日も6X2の12両編成です。
10.6.7 東北本線 北浦和-浦和


国鉄特急全盛時を思い起こさせる、迫力の特急色12連! しかも「修学旅行」の絵幕!! これは以前紹介した「初詣」絵幕同様、表示されるのは運次第とも言われています(現に土曜日は「団体」表示でしたし)。光線状態も良好で、嬉しい一枚が撮れました
以前この新浦和橋では、「北斗星」撮影を試みるも大幅な遅れが生じ、一時間半待ったあげく京浜東北線にカブられたという苦い経験があります。でも、今日は絵幕の183が撮れたからきっとツイているはず。そんな心構えで臨んだ本命「北斗星」。今回は定時で、京浜東北線とのカブリも回避できたのですが・・・

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予定通り、星ガマ96号機で現れた北斗星。順光に赤が映えます。


上の写真、183系のと比べると、早切りで若干ピントも甘い。実はこれ、連写で狙った置きピン位置の一枚前の写真。ピントのあったベスト位置は見事に影落ちしてしまいました・・・。置きピン付近にイヤな影が落ちているなと思いながらも、単焦点では大きく動かすこともできず、一本前の普電では大丈夫だったので、そのまま撮影したのですが、見事に撃沈・・・。良好な撮影条件だけにもったいないことしたなぁ・・・(´・ω・`)

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北浦和駅前にあった、浦和レッズのマスコット「レディア」像。
記念に一枚撮影。おや?偶然後ろに写った列車は・・・!?
(注・ホンットに偶然なんです ^^;)


これで三日間の「北斗星」撮影は終了です。なんとなくどれも不完全燃焼なカットばかりになってしまいましたが、仕事ついでに限られた時間・機材で撮ったにしては、まあまあの結果が得られたとも思っています。もう間もなくEF510の牽引が開始されると噂されている「北斗星」。私にとって今回の撮影がEF81「北斗星」の撮り納めになってしまうのでしょうか・・・



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