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阿佐海岸鉄道・・・阿佐東線「DMV」 乗車記 [鉄道乗車記]

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2022.08.02 阿佐海岸鉄道 
鉄道界の“二刀流”!?
阿佐東線 “DMV” 乗車
 
 
夏休み(夏期休暇)の鉄道旅、前回からの続きです。
(スミマセン、いつもながら今回もマニアックな長ったらしい記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m。もしくは写真を眺めていただけるだけでも嬉しいです。)

JR全線の普通列車と快速列車が“一日じゅう乗り放題”となる、おなじみの「青春18きっぷ」(一枚で5回まで使用可)を使って (*・∀・)つ[18]、旅の初日(一日目)は東京から東海道本線、山陽本線、さらに伯備線(はくびせん)の列車を細かく乗り継ぎ、14時間もの長旅で岡山県の北部に位置する新見(にいみ)に到達 ( ̄  ̄*)ニーミ。
翌二日目は伯備線での“撮り鉄”(撮影)を目的とし、新見から県境を越えた、鳥取県日南町の上石見(かみいわみ)へ赴きます ...(((o*・ω・)o。のどかな山里風景のなかで線路が大きくカーブする有名撮影ポイント(上石見の大カーブ)にて、EF64形電気機関車が牽引する貨物列車285系の寝台特急「サンライズ出雲」(゚∀゚)オッ!、そしていちばんのお目当てである“国鉄特急色”が復刻された381系の特急「やくも」など (゚∀゚*)オオッ!!、夏の太陽が眩しく照りつける好条件(?)のもとで(暑っちいけどねw)、撮影を存分に満喫 (^_[◎]oパチリ。
そして昼過ぎに撮影を終えると、特急「やくも」(「18きっぷ」とは別料金)と普通列車を乗り継いで伯備線を上り方面へと南下し、終点の岡山にやってきました (゚ー゚*)オカヤマ。

ここまで乗ってきた伯備線のほかに、山陽新幹線、山陽本線、瀬戸大橋線、宇野線、赤穂線,津山線、吉備線(桃太郎線)と、東西南北の各方面へJRの路線が伸びる岡山 σ(゚・゚*)ンー…。そこから私が次に向かうのは・・・ざっくりと方角でいえば、“南” です ミナミチャソ…((((o* ̄∀)o。


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一見するとこの223系は
京阪神地区の「新快速」っぽく見えますが、
岡山で伯備線から乗り換えたのは
瀬戸大橋線の高松ゆき快速「マリンライナー」。
( ̄∇ ̄*)マリンライナー
▲22.8.1 山陽本線 岡山

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「マリンライナー」の車窓から望む瀬戸内海は
晴天のいいお天気で眺めが最高。
四国へいざなう瀬戸大橋は何度渡っても
個人的にテンションが上がります。
ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
ちなみに一般的に呼ばれる“瀬戸大橋線”は
岡山〜高松に付けられた愛称名で、
瀬戸大橋を渡る区間を含む
茶屋町〜宇多津(坂出)の正式路線名は
本四備讃線(ほんしびさんせん)。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.8.1 本四備讃線 児島-坂出(車窓から)

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岡山から一時間弱の55分で
四国の玄関口、高松に到着。
「マリンライナー」(左)はやっぱり
高松方の先頭車(グリーン車)の
5000系(5100形)のほうがカッコいいね。
(o´∀`o)カコイイ
▲22.8.1 予讃線 高松


岡山から瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」に乗車して、香川の高松へ (=゚ω゚)シコク!。
壮大な瀬戸大橋を渡って、四国に上陸しただけでも気分が高揚し (*゚∀゚)=3ハァハァ!、高松の繁華街で名物の“骨付き鶏”なんぞを片手に打ち上げの一杯といきたいところですが (σ´∀`)σイイネ、この日の行程はここで終わりでなく、さらに高松で列車を乗り継ぎます マダ(-`ω´-*)オワラン。


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高徳線の徳島ゆき普通列車は
今やここ四国でも貴重な存在となった
国鉄型気動車キハ40系(キハ47+キハ40)。
(゚∀゚)オッ!
この列車にはけっこう長い時間乗るけど、
それが馴染みある国鉄型キハなのは
個人的にちょっと嬉しい。
(o ̄∇ ̄o)キハ
▲22.8.1 予讃線 高松

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途中の讃岐白鳥では
特急を先行させるために17分間停車。
とっぷりと日が暮れた小駅に
国鉄型キハのアイドル音が響きます。
この時間がゆっくり流れるようなまったり感が
“鈍行旅”の醍醐味だよなぁ・・・。
(´ー`)マターリ
▲22.8.1 高徳線 讃岐白鳥


高松と徳島をむすぶ高徳線(こうとくせん)の徳島ゆき下り普通列車(361D)は、近年の当線で主力となっているJR型の1200形か1500形ディーゼルカーあたりだろうと思っていたら、ホームに停まっていたのはなんと、国鉄型気動車のキハ40系じゃありませんか (゚∀゚)オッ!。乗車する列車の車両運用などとくに調べていなかったけど、国鉄型好きの私にとってこれは嬉しいサプライズです (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。高松から徳島まで行く長距離の普通列車に、まだ当系の運用が残されていたんだなぁ・・・(´ω`)シミジミ(沿線でこの列車を狙っている同業者(撮り鉄)をぽつぽつとお見かけしたので、おそらく国鉄型キハ好きには知られた運用なのでしょうね)。
そんな国鉄型キハの普通列車に高松から揺られること二時間半、14時に改札を入った鳥取県の生山から換算すると7時間かけて、夜の9時過ぎに徳島県の徳島へと到着 (・ω・)トーチャコ。今日の行程はここまでとし、当地にて宿泊します (´w`*)ドツカレサン。


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国鉄型キハの“乗り鉄”(乗車)を
存分に堪能して、
やってきたのは徳島の県都・徳島。
トクシマ(゚ー゚*)エリカ
▲22.8.1 高徳線 徳島


生山1408-(特急やくも18号)-新見1437~1450-(伯備856M)-岡山1621~1642-(快速マリンライナー47号)-高松1737~1833-(高徳361D)-徳島2112


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徳島といえばやっぱり阿波踊り。
街のあちこちにモニュメントが見られます。
今夏は三年ぶりに開催されるそうですね。
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪
そして居酒屋で軽く一杯引っ掛けたあとに
シメとしていただいたのは“徳島ラーメン”。
豚バラ肉や生卵のトッピングが特徴的な
とんこつ醤油ベースのご当地ラーメンです。
(゚д゚)ウマー!



8月2日(火)


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立派な駅ビルがそびえたつ徳島駅。
ちなみに徳島県は
県内に電化路線がひとつもなく、
47都道府県のなかで唯一
“電車”(電気で走る列車)が走っていません。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.8.2 高徳線 徳島


徳島で迎えた旅の三日目 ('-'*)オハヨ。
昨日の岡山の時点で次に向かう方角を“南”と指した私ですが ミナミ…((((o* ̄-)o、ここ徳島駅はまだ目的地でなく、さらにもっと南下するため、改札で「青春18きっぷ」に本日の使用印を捺してもらい、今日も早朝の5時半から列車に乗り込みます (*・∀・)つ[18]。
当駅始発で発車を待っていたのは、牟岐線(むぎせん)の阿波海南(あわかいなん)ゆき下り普通列車 ( ̄  ̄)ムギ?。


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徳島から乗る牟岐線の阿波海南ゆきは
一両の単行列車で、
前面のデザインが精悍な印象を受ける
1500形ディーゼルカー。
(`・ω・´)キリッ!
JR四国の車両(JR世代)は
国鉄時代の形式称号に倣わず、
“キハ”や“クハ”などを付けない
4ケタの数字で形式を表します。
この1500形などの1000番台は
普通列車用の一般型気動車。
▲22.8.2 高徳線 徳島


牟岐線は高徳線と接する徳島を起点に、南小松島(みなみこまつしま)、阿南(あなん)、由岐(ゆき)、日和佐(ひわさ)、牟岐(むぎ)などを経て、徳島県の南東部に位置する海部郡海陽町の阿波海南にいたる、全長77.8キロの非電化ローカル線(地方交通線)。
もともと当線は、室戸岬で知られる室戸(むろと)を経て、高知県南国市の御免(ごめん)に繋げる計画でしたが、徳島県内の海部(かいふ)まで開通した時点で国鉄としての建設は凍結(なお、高知県側は御免から奈半利まで建設が進み、現在は第三セクター鉄道の土佐くろしお鉄道・ごめんなはり線が運行)。そして後述する理由により現在は、海部のひと駅手前(徳島寄り)に位置する阿波海南が終点となっています ( ´_ゝ`)フーン。


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徳島郊外の田園風景を進む
牟岐線の車窓。
今日も朝から青空が広がる快晴です。
暑くなりそうだなぁ・・・。
▲22.8.2 牟岐線 阿波橘-桑野
(車窓から)


そんな牟岐線は、徳島県の地図や時刻表の巻頭などに掲載されている路線図をみると、徳島県南東部の海岸に沿って路線が敷かれているような感じで、列車の車窓から海景色がきれいに望めるのではないかと期待してしまいますが (*゚v゚*)ワクワク♪、実際は海岸から少し離れた位置を走るため、海が見えるのは海水浴場の臨時駅として知られる田井ノ浜(たいのはま)付近(由岐〜木岐)や、牟岐を過ぎた先の鯖瀬(さばせ)あたりくらいで、ほんのわずか |ω・)ウミチラ。それ以外は里山や田園の景色が淡々と続きます (´σД`)ナーンダ。


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海水浴客のために開設される
臨時駅の田井ノ浜は
牟岐線の車窓から海景色が望める
貴重な(?)スポット。
(´▽`*)ウミ♪
なお、今夏もコロナ禍の影響で、
当駅の開設は見送られたそうです。
透明度の高いきれいな海なのですが、
ビーチに人影はありませんね・・・。
▲22.8.2 牟岐線 田井ノ浜(臨)
(車窓から)

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駅名の響きがかわいい木岐(きき)。
(o ̄∇ ̄o)キキ
アニメ映画「魔女の宅急便」を連想して
(主人公の名前ねw)、
私の脳内にユーミンの歌が流れます(笑)
▲22.8.2 牟岐線 木岐(車窓から)

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ウミガメが見られることで知られる日和佐は
牟岐線の沿線で比較的大きな町。
(゚ー゚*)ヒワサ
ここで特急列車との交換待ちをしますが、
やってきた徳島ゆきの特急「むろと」は、
国鉄時代のカラーリングが復刻された
緑帯のキハ185系じゃないですか!
(*゚ロ゚)ハッ!
これはちょっとラッキー。
ホームでカメラを構えていてよかった。
(^_[◎]oパチリ
▲22.8.2 牟岐線 日和佐

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牟岐線の線名にも付けられている牟岐。
( ̄  ̄)ムギ
1942年(昭和17年)に開業した当駅は、
1973年(昭和48年)に海部へ延伸されるまで
牟岐線の終着駅だった主要駅。
車窓から眺めただけですが、
立派な木造駅舎は開業当時のものだそうです。
(´ω`*)シブイ
▲22.8.2 牟岐線 牟岐(車窓から)


時おりちらっと見える海景色を車窓のアクセントに南下し続け |ω・)ウミチラ、日和佐でも、牟岐でも下車することなく、徳島から二時間半、牟岐線の列車はまもなく終点の阿波海南に着きます アワ( ̄- ̄)カイナン。
駅名に“南”が付く阿波海南、ここが南のほうを目指していたという、私の目的地でしょうか。


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牟岐線の列車が阿波海南に到着するところを
運転室の背後から前方の窓越しに眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
たしかに終点らしく“車止め”は確認できますが、
別の線路がまだ先のほうへ
ひょろひょろっと伸びている?
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南(前方の車窓から)

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牟岐線の終点、阿波海南。
牟岐線のホームは一面一線(棒線構造)で
簡素な造りの終着駅です。
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南


豊富な森林資源と強力な海運で繁栄した歴史のある徳島県海陽町。町の生活圏はおもに海側に形成され、阿波海南はその真ん中あたりに所在する駅ですが、駅の東側に交通量の多い国道が並行しているものの、街なかといった雰囲気ではなく、いっぽうの西側は広大な田畑が広がっており、とくにこれといった特徴のないところで突然に牟岐線が終わっている(終点になっている)印象 σ(゚・゚*)ンー…。


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牟岐線の阿波海南に
JRの正式な駅舎はありませんが、
ホームの東側に併設された
阿波海南駅前交流館という町の施設が
事実上の駅舎(待合室)のような存在。
駅前を発車する赤いのは路線バス?
(゚ー゚*)バス
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南

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阿波海南の構内の一角で
目に留まったのはこんな設備。
(=゚ω゚=*)ンン!?
先のほうに線路が確認できるけど、
いったいこれはなんじゃ?


そんな阿波海南には牟岐線のほかにもう一路線、徳島県の第三セクター鉄道である阿佐海岸鉄道(あさかいがんてつどう)の阿佐東線(あさとうせん)も発着しており、私は当駅でさらにその列車へ乗り継ごうと思います ノリカエ…((((o* ̄-)o。
駄菓子菓子(だがしかし)、駅の構内には牟岐線のホームだけで、阿佐東線のホームが見当たりません <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。駅前ロータリーにはバスの停留所のようなものが置かれており、その先には道路から線路へとアプローチするような、見慣れない設備が確認できるのですが、これっていったい? (・・?)ハテ?
列車の姿がない構内で待つことしばし、やがて阿佐東線の時刻表に記された時間になると、阿波海南の構内に颯爽と現れたのは・・・電車でも、ディーゼルカーでもなく、バス!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?


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阿佐東線の発車時刻にやってきたのは、
さっき見かけた赤いバスじゃないですか。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
ひょっとして、これは・・・
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南


な〜んてしらじらしい、下手な芝居はこのくらいにして (。A。)アヒャ☆、むかし懐かしい“ボンネットバス”を現代版にしたようなスタイルのこのバスは、一般的な道路ではタイヤを使用してふつうに走るのですが、レールが敷かれた軌道上(いわゆる線路)ではなんと、鉄の車輪(鉄輪)を使用して走行できるという、バスと鉄道が合体したような両用型・・・いや、最近の流行り言葉で例えると“二刀流”の車両で バス?(゚д゚≡゚д゚)テツ?、その名も「デュアル・モード・ビーグル(Dual Mode Vehicle)」、通称・DMV!(阿佐海岸鉄道DMV93形)w(゚0゚*)w オォー!!。
阿佐海岸鉄道(阿佐鉄)の阿佐東線では現在、当線で運行する全ての列車にこのDMVが使われており、バス区間と鉄道区間で乗り換える手間を省いた、画期的な“直通運転”が行われているのです (*・`o´・*)ホ─。ちなみにこの方式を営業運転に導入したのは、当鉄道が“日本初”のみならず“世界初” (゚Д゚*)スゲー!(おもな開発はJR北海道)。
そう、南のほうを目指してきた私の目的は、この阿佐東線のDMVに乗ることでした (´ω`)ナルヘソ
(なお、JRの路線でない三セク鉄道の阿佐東線で「18きっぷ」は使用できず、別途に利用区間の乗車券・電子チケット等をあらかじめ用意するか、または車内で直接運賃を払う必要があります)


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素人目に見るとDMVの運転席は
鉄道車両っぽさがなく、
マイクロバスそのものって感じですね。
( ̄  ̄*)バス
秘密の?モードチェンジスイッチが
どこかにあるはずだけど、
私にはよくわかりません。


では、さっそく開かれた側扉から車内に入りますが、阿波海南ではまず線路手前のロータリーに置かれた停留所より“バスの状態(バスモード)”で乗車し、発車時刻になるとDMVはゆっくりと、道路と線路の境にガイド(縁石)が設置された、“モードインターチェンジ”へと進みます ...(((o*・ω・)o。
そこで行われる、バスから鉄道へ“モードチェンジ”する様子を、車内と車外からの二元中継(?)で見て行きましょう (*゚v゚*)ワクワク♪(実際は乗車すると降車して外からの様子をみることはできず、これはそれぞれ別の時間の列車を撮ったものです)。


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バスモードのDMVは
停留所のあった道路(ロータリー)から
線路との境界である“インター”へ、
ゆっくりと慎重に進みます。
...(((o*・ω・)o
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南

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両脇にガイド(縁石)が設置された
“インター”の上で停止。
ここで“モードチェンジ”が行われます。
(`・д・´ノ)ノ チェイング!
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南

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特徴的なボンネットの下から、
鉄輪(前輪)が出て・・・
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
直後に後輪も鉄輪がセッティングされます。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南


阿波海南の構内に設置された“インター”で一時停止し、バスモードから鉄道モードへ“チェンジ”してゆくDMV モード(`・д・´ノ)ノ チェンジ!。ボンネットの下から鉄輪が出てくるギミック(仕掛け)など、これは外から眺めていると面白いものだなぁ・・・(*’▽’)オモロ-。モードチェンジに要する時間は約15秒で、そのあいだに車内では“阿波踊りのお囃子”がスピーカーから流れるというのが、なんともご当地の徳島っぽい!? チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪。
そして鉄道モードに変身(?)したDMVはあらためて、阿佐東線の下り列車として鉄路を進み、阿波海南をあとにします (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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チェンジを終えて鉄道モードとなったDMV。
エンジンの動力を後輪に伝える、
後輪駆動の“二駆”で推進します。

おおお、バスが線路を走っとる!
こうやって見るとけっこうコミカルですね。
(゚∀゚)アヒャ☆
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 阿波海南
(後追い)


阿佐海岸鉄道で唯一の路線である阿佐東線は、牟岐線と接する阿波海南から、海部、宍喰(ししくい)の二駅を経て南下し、県境を越えた高知県安芸郡東洋町に位置する甲浦(かんのうら)にいたる、全長10.0キロの非電化路線 (・o・*)ホホゥ。
もともと当線は、室戸、御免方面へ建設が進められていた牟岐線の工事凍結区間のうち、牟岐線の終点だった海部から甲浦までの8.5キロ区間を、地域の要望により徳島県が経営する第三セクター鉄道(阿佐海岸鉄道)として1992年(平成4年)に開業したものでした ( ̄。 ̄)ヘー。しかし、沿線人口が少ない上に路線距離も短い当線は、開業以来一度も黒字を計上できない赤字続きで、廃線も取りざたされる苦しい状況に陥ります (´д`;)アウ…。
そんななかで阿佐鉄は、従来の鉄道車両(一般型気動車)と比較して燃料費や保守費など運用コストが軽減でき、利用者数に見合ったコンパクトな運行が可能な、マイクロバスサイズの“DMV”の導入を検討 σ(゚・゚*)ディーエムブイ…。鉄路と道路を直通できる利便性による地域の活性化や、室戸岬に向かう観光需要の期待、また、このDMVのシステムが“世界初”と言う話題性なども後押しして、一般型車両からDMVへの転換にともなう設備工事は一気に進められます (*`・ω・´)-3フンス!。


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順調にレールの上を走るDMV。
前方に見えてきたのは海部名物(?)の
「町内トンネル」。
開業時は小高い山に掘られたトンネルでしたが、
その後の宅地造成で山が削られてしまい、
このような姿となったそうです。
( ̄▽ ̄)トマソン…
▲22.8.2 阿佐東線 阿波海南-海部
(前方の車窓から)


その際にネックとなったのが、牟岐線との接続駅(当時の終点)で、阿佐東線の起点である海部 ( ̄  ̄*)カイフ。高架構造の当駅は道路と直結させることが困難で、バスと鉄道のモードを切り替える“モードインターチェンジ”が設置できず、大掛かりな改修工事には多額の費用がかかります ( ̄ヘ ̄)ウーン…。
そこで阿佐鉄は、牟岐線で海部の一駅手前(徳島方)に位置して国道沿いの地上駅である、阿波海南を道路と鉄路の接続点(モードインターチェンジの設置場所)に検討 アワ( ̄- ̄)カイナン。牟岐線の阿波海南〜海部を阿佐東線へ編入(移管)する旨をJR四国に打診し、了承が得られたため、DMVの鉄道モード区間が阿波海南〜甲浦に決定(なお、牟岐線の阿波海南〜海部は、阿佐海岸鉄道への譲渡という形で廃止)。
そして工事が完了した昨年(2021年)の12月より、阿佐東線は現在のDMVによる運行が開始されました (*゚▽゚)/゚・:*【祝 DMV】*:・゚\(゚▽゚*)。


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阿佐海岸鉄道が運行するDMVの路線図。
両端の実線がバスモードでの運転区間で、
阿波海南〜甲浦の点線が
鉄道モードの運転による阿佐東線です。
そのうちの阿波海南〜海部が
DMV化以前にはJR牟岐線だった区間。


そんな“世界初”の目新しいDMVというシステムは、その車両や運行形態にももちろん関心と興味を惹かれますが (*・`o´・*)ホ─、日本国内の旅客鉄道路線の“全線完乗”を常に目指している(いまのところ鋼索線を除いて達成済み)私にとって気になるのは、DMV化によってJRから阿佐鉄へと移管された阿波海南〜海部(1.4キロ)の扱い σ(゚・゚*)ンー…。
牟岐線と阿佐東線の両線はすでに起点から終点まで完乗した路線で、件の阿波海南と海部の間も牟岐線では何度か通っているけど、そこが阿佐鉄となったのならばあらためて、過去とは別の路線区間として乗り直したいところ (-`ω´-*)ウム。DMVへの初乗車よりも、当該区間をもう一度乗りつぶすほうが、私の今旅の目的としては大きいかも知れません。


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DMV化以前は
ここを終点とする牟岐線と
起点とする阿佐東線の
接続駅だった海部。
( ̄  ̄*)カイフ
構内にはDMVに置き換えられた、
一般型気動車のASA-100形が
留置(保存?)されていました。
▲22.8.2 阿佐東線 海部(車窓から)

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ちなみにこの写真は、
私が阿佐東線を初乗車した際に撮った
30年前(1992年)の海部。
(´ω`)ナツカシス
当時は写真の左(東側)が牟岐線、
右(西側)が阿佐鉄のホームで、
両ホームは構内踏切で行き来していました
(その踏切から撮ったもの)。
▲92.8 牟岐線 海部


阿波海南から鉄道モードのDMVが進むこと6分、列車はまもなく海部に停車 ( ̄  ̄*)カイフ。これで元・牟岐線だった、阿佐鉄への編入区間は晴れて完乗となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。
とはいえ、ここまで来たらたった一駅乗っただけで下車することはせず、せっかくなのでもう少しDMVの乗車を楽しみたいと思います (・∀・)イイネ。


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カーブを切り、トンネルも抜けて、
鉄路を快調に進むDMV。
車体が小さくて席数に限りがあり、
立っての利用はできないDMVは
基本的に座席が指定制です
(空きがあればその場での利用も可能)。
私は前方の景色が見やすいように
運転席背後の“1B”席を選びました。
m(・∀・)m カブリツキ
▲22.8.2 阿佐東線 海部-宍喰
(前方の車窓から)

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先ほどの牟岐線と同様、
海岸に近いところを走りながら、
車窓から海景色が見える区間が少ない
阿佐東線。
海部と宍喰のあいだに望む那佐湾が
いちばんのビュースポットです。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.8.2 阿佐東線 海部-宍喰
(車窓から)

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旧・宍喰町(合併により現在は海陽町)の
中心駅だった宍喰。
(゚ー゚*)シシクイ
当線唯一の有人駅で、
阿佐鉄の本社や車両基地も
近隣に所在しています。
▲22.8.2 阿佐東線 宍喰
(前方の車窓から)

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宍喰の車両基地に佇んでいたのは
海部のASA-100形と同様に
DMV化で職を失ったASA-300形。
(´・ω・`)ショボン
当車は災害で廃線となってしまった
宮崎県の高千穂鉄道から譲渡された車両です。
▲22.8.2 阿佐東線 宍喰-甲浦
(前方の車窓から)


車輪(鉄輪)が車体の前後に二軸(4輪)しかない、いわゆる“二軸車”のような構造のDMVは、車両の構造にさほど詳しくない私が見てもサスペンションが効いているようには思えず σ(゚・゚*)ンー…、席に座っているとレールの継ぎ目が尾てい骨に直接“ゴツンゴツン”と響くような、お世辞にも決して乗り心地のいいものではありませんが ゴツン(((°∀°;)))ゴツン、個人的には何となくかつて青森県の野辺地を走っていた、南部縦貫鉄道のレールバス(キハ100形)に似たような懐かしい印象を受けました ( ̄  ̄*)レールバス。言ってみればDMVも“レールバス”そのものだしね(笑)。
まあ、DMVの鉄道区間である阿佐東線は10キロ程度の短い距離なので、この乗り心地でも許せるところか (-`ω´-*)ウミュ。


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県境のトンネルを抜けると
線路の先に見えてきたのは、
鉄道区間である阿佐東線の終点で、
高知県安芸郡東洋町に所在する甲浦。
(゚ー゚*)カンノウラ
▲22.8.2 阿佐東線 甲浦
(前方の車窓から)

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甲浦構内の旧ホームに設置された、
“モードインターチェンジ”で停止するDMV。
今度は鉄輪を収納し、タイヤで車体を支え、
鉄道モードからバスモードに切り換わります。
このときも車内に流れるのは“阿波踊り”(笑)
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪
▲22.8.2 阿佐東線 甲浦
(前方の車窓から)

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バスモードになったDMVは
高架にある旧ホームからスロープを下って、
地平にある甲浦停留所に到着。
下写真の右手に見えるのが甲浦の駅舎で
その向こうの高架上に見えるのが旧ホームです。
▲22.8.2 阿佐東線 甲浦
(前方の車窓から)


阿波海南からおよそ20分、徳島と高知の県境をトンネルで抜けた列車は、阿佐東線の終着駅である甲浦に停車 (゚ー゚*)カンノウラ。
甲浦の“モードインターチェンジ”は、DMV化以前に一般型車両の列車が使用していた、高架線上の旧ホームに設置されており、ここで下り列車は鉄道モードからバスモードへ(上り列車はその逆へ)、“モードチェンジ”します モード(`・д・´ノ)ノ チェンジ!。なお、現在の旧ホームは一般の人の立ち入りが禁止されているため、モードチェンジを間近に見ることはできず、チェンジの様子を見学するなら阿波海南のほうがよいでしょう \_( ゚ロ゚)ココ重要。
ちなみに甲浦も海部と同様に高架構造の駅ですが、まわりの敷地に余裕があったこちらは、高架の終端部に地平へアプローチするスロープが接続されていて、バスモードとなったDMVはそれを介して駅前ロータリーの一角にある停留所まで下り(旧ホームは使用せず、DMVの乗降はここで行う)、やがて一般道へと出ます ...(((o*・ω・)o。


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バスモードで一般道を走るDMV。
引き続き前方を眺めていますが、
もうふつうのバスと変わらない感じ。
( ̄  ̄*)バス
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 甲浦-海の駅東洋町
(前方の車窓から)

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白浜海水浴場内に所在する
海の駅東洋町停留所は、
DMVバスモードの海南宍喰線と
室戸、安芸方面へつながる路線バスの
接続停留所となっています。
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 海の駅東洋町
(車窓から)

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海辺の国道を走るDMV。
阿佐東線の線路より海に近くて、
車窓からの眺めがいい。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.8.2 DMV海南宍喰線
海の駅東洋町-道の駅宍喰温泉
(車窓から)

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DMVバスモードの海南宍喰線、
その終点は海沿いの国道にある
道の駅宍喰温泉(停留所)。
まわりにある施設の造りには
ご当地らしい南国ムードが感じられます。
(o ̄∇ ̄o)リゾート
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 道の駅宍喰温泉


バスモードのDMVは甲浦からさらに10分ほど道路を走り、高知県からふたたび徳島県側へ戻るような形で、道の駅宍喰温泉(みちのえきししくいおんせん)の停留所に到着 (・ω・)トーチャコ。鉄道区間の阿佐東線だけでなく、とりあえずDMVの運行路線のひとつである、DMV海南宍喰線を終点まで乗ってみました(なお、もうひとつの運行路線で、室戸方面へ向かうDMV海南室戸線は現在、土休日に一往復のみの運行)。
停留所名になっている「道の駅・宍喰温泉」は、海陽町南部の観光の拠点となる商業施設で、隣接するホテルでは温泉の日帰り入浴もできるそうですが (・∀・)イイネ、私が着いた9時は午前の“朝風呂タイム”(6:00〜9:00)が終わった直後で、惜しくも温泉に浸かることはできませんでしたが (・∀・`)ザンネン、初めてのDMVに乗るという目的を達成したことだけで、ここまで来た意味がありました (+`゚∀´)=b OK牧場!。

徳島0531-(牟岐4523D)-阿波海南0803~0820-(阿佐鉄DMV103便)-道の駅宍喰温泉0851


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停車中に運転士さんに断って
ちょっとDMVの床下を覗かせてもらったら、
イヤン(*ノ▽ノ)エッチ
バスモードの際に収納されている
後部の鉄輪が確認できました。
▲22.8.2 DMV海南宍喰線 道の駅宍喰温泉

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波の音を聞きながら
海沿いの国道を走る赤いDMV。
道の駅宍喰温泉で折り返して、
阿波海南方面に向かいます。
▲22.8.2 DMV海南宍喰線
道の駅宍喰温泉-海の駅東洋町


さて、“乗り鉄”としてDMVの乗車を楽しめたけど、今度は“撮り鉄”としてDMVを撮ってみたいところ (・∀・)イイネ。でも、道の駅宍喰温泉で折り返すDMVをためしに海沿いの国道でサクッと狙ってみたけど (^_[◎]oパチリ、これじゃ見た目がほとんど“ただのバス”ですよね ( ̄  ̄;)バス。DMVの特徴が表れたカットを撮るなら、やっぱり線路を走る鉄道区間じゃなきゃつまらない (´〜`)ウーン。
そこで私が歩いて向かったのは、阿佐東線の宍喰駅 ...(((o*・ω・)o。先ほど乗ったDMVは宍喰から道の駅宍喰温泉までのあいだに、甲浦と海の駅東洋町を経由する“まわり道”をしていましたが、実は「道の駅・宍喰温泉」は、宍喰の駅から歩いても15分程度のところにあり、宍喰の集落を抜けると意外と簡単に行くことができるのです (・o・*)ホホゥ。


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宍喰駅周辺の案内図。
右上の海沿いに位置するのが
「道の駅・宍喰温泉」で、
宍喰駅は左のほうに記されています。
その最短距離は950メートル。
あら、意外と近いのね。
( ̄▽ ̄)チカイ

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先ほどはDMVで通った宍喰。
(゚ー゚*)シシクイ
高架駅のエントランスに施された、
空と海のタイルアートが印象的です。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰

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先述したように当駅は
阿佐東線で唯一の“有人駅”ですが、
駅長さんは“人”でなく“海老”!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エビッ!?
町内の宍喰漁港で捕れた伊勢海老が
宍喰の名物駅長を務められています。
おいしそ・・・いや、おつかれさまです。
(゚-、゚)ジュルリ
ちなみに前任者はメダカだったそうな・・・。


できれば駅の構内でなく、沿線(駅間)で撮影ポイントを見つけたいところでしたが σ(゚・゚*)ンー…、阿佐東線は牟岐線から移管された阿波海南のあたりをのぞくと、ほとんどの区間が高架線(もしくはトンネル)なので、地平からカメラを構えると見上げる恰好のアングルとなり、これではDMVが走行するレール面(線路)がよくわかりません (゚ペ)ウーン。それならば高架線をスッキリ撮る手段として割り切り、今回は宍喰駅のホームから列車を狙う“駅撮り”を選択 (・∀・)エキドリ。有人の窓口で入場券を購入し、ホームにてDMVを撮影する旨を駅員さん(海老駅長の部下にあたるのか?w)に伝えてから、改札を入ります (*・∀・)つ[キップ]。
私がカメラを構えたのは、DMV化以前に一般型車両が発着していた、旧ホームの上り方(阿波海南方)先端 (「゚ー゚)ドレドレ。


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高架上にある宍喰のホーム。
上写真は構内の下り方に位置する
DMVに対応した低床ホームで、
下は構内の上り方に残されている
一般型車両が使用していた旧ホーム。
改札階へつながるエレベーターや
ホーム上の待合室は旧ホームにあるため、
現在もそれを利用することができます。
(・o・*)ホホゥ
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰

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高架橋に敷かれた線路の上を、
軽快に進みゆく鉄道モードのDMV。
のどかな南国の山里で
“営業運転・世界初”の列車が輝きます。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


線路を走るDMVが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
ホームの端から狙った手軽な“駅撮り”ではあるものの、そこからは今の季節らしい濃緑の山々が広く望め、それを背景にして高架線を進みゆく鮮やかな赤いDMV(DMV933)が、いい感じに撮れました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。この角度ならば線路を走る様子もよくわかります (+`゚∀´)=b OK牧場!。
ホームに敷かれた黄色い線(点字ブロック)から出ず、線路に近づきすぎないようじゅうぶんに注意すれば、ここはDMVを撮るのになかなかいい撮影スポットじゃないですか ъ(゚Д゚)ナイス。これはじゅうぶんに満足のいく一枚となりました。


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宍喰の構内に入線したDMVは
旧ホームをスルーして
DMV用の低床ホームにて扉を開きます。
ちなみにDMVはふつうのバスといっしょで
(もともとふつうのバスを改造したもの)、
客室扉は進行方向の左側にしかありません。
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


さてさて、入場券を買ってホームに入り、そこで甲浦方面ゆきの下り列車を撮影をした私ですが (^_[◎]oパチリ、実はこのあとに反対方向からやってくる、阿波海南方面ゆき上り列車の指定乗車券を購入しており、そのままホームで待ちます。それならば乗車するこちらの列車も、ホームへ入線してくるところを撮影してみましょうか (・∀・)イイネ。
先ほど撮ったのは高さのある旧ホームの先端からでしたが、反対側はDMVに対応した低床ホームとなっており、こっちは低い目線で列車が狙えそう ( ̄  ̄*)ローアン。


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コトコトといった二軸車らしい
単調な足音をレールに響かせて、
今度は黄緑色のDMVがやってきました。
この色も爽やかでいいですね。
(´ー`)サワヤカ
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


お!このアングルも迫力があって悪くないね (゚∀゚*)オオッ!
低床ホームに備えられた構内踏切の柵の内側にて、しゃがんで狙ってみたローアングルからのDMV (^_[◎]oパチリ。宍喰のホームに向かってゆっくりと近づいてくるところをギリギリまで慎重に引き付けてみましたが、この角度ならボンネットの下の鉄輪(前輪)がよく見えて、DMVの車両構造が分かりやすいカットになりました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ちなみに、これまではずっと赤いDMVばかりを見てきたので、阿佐東線のDMVは赤い車両と言う印象をお持ちになったかもしれませんが (゚ー゚*)アカ、DMVことDMV93形には三台三色、三愛称のバリエーションがあり、さっきの赤いヤツはDMV933の「阿佐海岸維新」号、今やってきたこの黄緑色はDMV932の「すだちの風」号、そして今旅では見かけなかった水色はDMV931の「未来への波乗り」号となっています ( ̄。 ̄)ヘー(クルマ用のナンバープレートが、そのまま車号表記なのかな?w)。


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入線してきたところを撮った
黄緑色の「すだちの風」号に
宍喰から乗車します。
ε=(=゚ω゚)ノ゙ノリマス!
▲22.8.2 阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰


「18きっぷ」を手に南へ進路を取り、徳島から牟岐線を終点まで乗り通した先で会うことができた、阿佐海岸鉄道・阿佐東線の「デュアル・モード・ビーグル」、DMV (゚ー゚*)ディーエムブイ。
全国各地の地方ローカル線が利用者数の減少や維持費の負担により、なかには鉄道を廃止してバスへの転換が示唆される路線もあるなか、鉄道とバスの機能を合わせ持ったDMVに注目が高まるところですが σ(゚・゚*)ンー…、今旅の私はローカル線問題の云々などあまり深く考えず、単に“世界初”の実用化となったDMVを実際に見てみたい、乗ってみたい、撮ってみたいというミーハーな興味と、先述したJRから阿佐鉄へ転換した区間(阿波海南〜海部)の再乗車を目的に、DMVとなった阿佐東線を気軽に楽しんでみました ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。もし将来的に、この“見た目がほとんどバス”というDMVが各地のローカル線を走るようになったとしたら、鉄ちゃんとしての個人的にそれはちょっとフクザツな気持ちになることは否めないですが(それでも鉄道路線として存続するならアリなのかなぁ・・・)σ(・∀・`)ウーン…、今はまだ物珍しくて面白く、わざわざ(?)徳島の南端(&ちょろっと高知w)まで足を運んででも、会いに来てよかったと思えるものでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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牟岐線で阿波海南に着いたときとは逆に
今度は阿佐東線の前方車窓から
牟岐線のホームのほうを眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
DMV化以前はレールがまっすぐと伸び、
牟岐線とつながっていました。
バラスト(砂利)が白くてきれいな部分が
移管で新たにレールを敷き直した箇所ですね。
▲22.8.2 阿佐東線 阿波海南
(前方の車窓から)

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そして阿波海南の“インター”にて
鉄道モードからバスモードへチェンジ。
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪
▲22.8.2 阿佐東線 阿波海南
(前方の車窓から)

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バスモードで道路を走り、
上り方(北側)の終点である
阿波海南文化村(停留所)に到着。
(・ω・)トーチャコ
▲22.8.2 DMVバスモード区間 阿波海南文化村


宍喰1030-(阿佐鉄DMV008便)-阿波海南文化村1047

宍喰から乗った鉄道モードのDMVは阿佐東線を上り方向へ進み、やがて牟岐線との接続駅である阿波海南に停車 アワ( ̄- ̄)カイナン。今日の私が最初にDMVへ乗った時は鉄道区間(阿佐東線)の起点である当駅から下り列車を利用しましたが、DMVは阿波海南側にもバスモードで運行する区間があり、今度は阿波海南で降りずにそのまま乗り続けます ...(((o*・ω・)o。モードインターチェンジでバスモードとなったDMVはさらに一区間、4分ほど走って、阿波海南文化村(あわかいなんぶんかむら)の停留所に終着 (・ω・)トーチャコ。
停留所名になっている文化・観光施設の「阿波海南文化村」は、美術刀剣として知られる海部刀や古墳の出土品などが展示されている博物館、藍染や陶芸、木工などの体験ができる工芸館、さらには“半田そうめん”や“阿波尾鶏”などのご当地名物が味わえる飲食館(三幸館)が敷地内にあり (・o・*)ホホゥ、今日のお昼ゴハンはこの館内でいただこうかと考えていたのですが (・∀・)イイネ、入場しようとした私の行く手を阻んだのは、門の前にどんっと置かれた「休館日」の立て看板 ズルッ!ミ(ノ;_ _)ノ =3

・・・駅に戻るとするか(文化村から阿波海南の駅までは歩いて15分くらい)。


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観光施設の阿波海南文化村は
休肝日・・・もとい「休館日」。
(´д`;)アウ…
ああ、ここでお昼ゴハンに
ご当地名物の“すだちそうめん”などを
食べたかったのになぁ。
(・ε・`)チェ

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阿波海南の駅近くで目に付いたお店は
全国チェーンの弁当屋かコンビニくらい。
昼食にそのどちらかを選ぶとしたら・・・
お弁当屋さんの焼肉弁当になりますた。
( ̄▽ ̄;)ホカベソ
昨日の生山に続いて二日連続、
とくにご当地名物ではないお弁当。
なんだか今旅はあまり食に運が無い気がします。
(^^;)ゞポリポリ

0072.jpg
夏らしい雲が印象的な空のもと、
阿波海南のホームで発車を待つ
牟岐線の徳島ゆき上り普通列車は、
単行の1200形。
▲22.8.2 牟岐線 阿波海南

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今日のような暑さだと
神奈川の湘南海岸あたりなら
多くの人で賑わいそうだけど、
田井の浜のビーチには午後になっても
ちらほらと人影が見られる程度でした。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.8.2 牟岐線 田井ノ浜(臨)
(車窓から)

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牟岐線をひた走る1200形に揺られて、
ふたたび徳島へと戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲22.8.2 高徳線 徳島


阿波海南から牟岐線の上り普通列車に乗って、あまり海の見えない海沿いをのこのこと北上し ...(((o*・ω・)o、往きと同じくやはり二時間かけて、朝に出発した徳島へと帰着しました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
徳島はいま乗ってきた牟岐線のほか、昨日に高松から乗った高徳線や、徳島線、鳴門線(なるとせん)の列車なども発着します。さて、ここから次はどこに行きましょうか σ(゚・゚*)ンー…。


夏休みの鉄旅、次回に続きます。
チャンカチャンカ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノチャンカチャンカ♪