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東武日光線・・・6050系復刻色 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2020.02.11 東武日光
嗚呼、懐かしや「アズキ色」!
6050系"リバイバルカラー" 撮影
 
 
首都圏から栃木県の日光へ向かう観光客の利用をおもな目的として、1929年(昭和4年)に開通した東武鉄道の日光線(東武日光線)は、昨年の2019年(令和元年)で90周年の節目を迎え、11月30日にはそれをお祝いする特別な記念列車が運行されています (*゚▽゚)/゚・:*【祝 ・90ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。
しかし運転日の当日は、JRと相鉄の直通運転が開始された日でもあったため σ(゚・゚*)ンー…、私は歴史(鉄道史)的に重みがあるだろうと思った直通運転初日の乗車と記録のほうを選択 コッチ…((((o* ̄-)o。残念ながら東武日光線の記念列車を撮ることはできませんでした (・ε・`)シャーナイネ。

その「日光線90周年記念号」として運転されたのが、最近はこの手のイベントに付き物となっているような気がする、昔の車体色を現代に再現した“復刻色”(リバイバルカラー)の車両で (゚ー゚*)リバイバル、 それはかつて東武伊勢崎線と日光線(や鬼怒川線)を直通する快速列車の6000系に塗られていた、“ロイヤルベージュとロイヤルマルーンのツートンカラー” (・o・*)ホホゥ。ただし、オリジナルの6000系が今は現存しないことから、現行(現役車両)の6050系に同色を施した、いわゆる“なんちゃって復刻色”ってヤツですが ( ̄▽ ̄*)ナンチッテ、たとえ“なんちゃって”であっても、あの色が再現されるとは懐かしいなぁ (´ー`)シミジミ。元ネタとなった6000系の現役時代には、私も何度か乗ったことがあります (*´ω`*)ナツカシス。
・・・と、本来ならここで当時の6000系の写真をバーンとお見せしたいところなのですが、乗った覚えはあっても撮った覚えが無い ( ̄  ̄)トッテナイ。沿線の北千住(きたせんじゅ)や春日部(かすかべ)などで、ちょくちょく当系を見かけていたにもかかわらず、一枚も記録を残していなかった・・・いや待てよ、たしか一枚だけ私の手元に6000系の写真があったっけ (゚∀゚)オッ!。それがコチラ (=゚ω゚=*)ンン!?。


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おもに日光線や鬼怒川線の快速用として、
1964年から1986年まで活躍した6000系。
先代の5700系から引き継いだ
マルーンとベージュのツートンカラーを纏い、
前面スタイルが8000系(未修繕車)に似た
いわゆる“東武顔”が印象的でした。
(ノ∀`)ナツカシス
▲87.11 東武鉄道 杉戸工場


先の途切れている錆びた線路に、ぽつんと一両だけ置かれた6000系(6116号車)。どうみても営業運転の列車ではないので、どこかに展示されている静態保存車? σ(゚・゚*)ンー…・・・かと、思われるかも知れませんが、実はコレ、廃車となって解体待ちの状態なんです (´・ω・`)ショボン。たった一枚だけ残せた6000系の写真がこんな姿だなんて、なんとも切ないですよね (´д`;)アウ…。
その6000系に塗られていたベージュとマルーンのツートンカラーが現行の6050系で復活 (゚∀゚*)オオッ!。まともな6000系の姿を記録できなかった私としては、各地で再現されている他の復刻色車両にも増して、これは胸が熱くなるというもの (*゚∀゚)=3ハァハァ!。できれば(相鉄の直通開始日と重ならなければ)11月の「日光線90周年記念号」で撮りたかったところですが、6050系の当該編成(6162F)は記念列車の運行後も復刻色がそのまま維持され(記念列車のヘッドマークは外されている)、おもに日光線の定期列車に使われているようなので、私はあらためて撮影ができる機会を伺っておりました σ(゚・゚*)ンー…。

そんななか、東武鉄道が先月(1月)に公表したリリースによると、リバイバルカラーの6050系が“大変ご好評をいたただいている”ため ( ̄∀ ̄)ゴコーヒョー…、新たにもう一本の編成(6179F)に塗り替えを実施して二本体制とし、そしてその二本目の復刻色を使った事前募集制のツアー列車(団体臨時列車)を2月11日の祝日(建国記念の日)に運行するとのこと (゚∀゚*)オオッ!。
定期列車だと運が悪ければ、お目当ての編成が車庫でお休みしている(運用に就いていない)なんて場合もありますが、使用する車両を限定した今回のような団体臨時列車なら確実に復刻色を捕獲できる絶好の機会です (☆∀☆)キラーン☆。さらに運が良ければ、定期運用に就いている復刻色一本目のほうも撮れるかも知れないし ( ̄ー+ ̄)ニヤリ。

復刻色による「日光線90周年記念号」の撮影を諦めてから三ヶ月、ようやく私もあの懐かしい色を拝むことができそうです (*´v`*)ワクワク♪。

(なお、今記事では文中に機器類などのマニアックな話が出て来る箇所がありますが、興味がない方はスッ飛ばしてくださいね(笑))


2月11日(火・祝)


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上野駅で発車を待つ緑帯のE231系。
本日は当駅から常磐線で出発です。
(/*´∀`)o レッツラゴー♪
▲東北本線 上野


記録的な暖冬だという今シーズン、今日も日中は例年以上に暖かくなるようですが、それでも日の出前の早朝は思わず身が縮こまるほど寒い {{{{(*+ω+*)}}}}ブルブル。暖房の効いた電車の車内にありがたみを感じつつ (´∇`*)ヌクイ、まずは上野から常磐線の下り列車で10分ほどの北千住へ行き、そこで東武線に乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o 。


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北千住の東武線ホームに入ってきたのは、
東武スカイツリーラインの南栗橋ゆき区間急行で、
車両は10050系。
▲東武伊勢崎線 北千住


関東の方にはお馴染みの東武鉄道(東武線)は、首都圏の起点を浅草とする伊勢崎線(東武スカイツリーライン)系統と、起点を池袋とする東上線系統の二つに大きく分けられますが ( ̄  ̄*)フタツ、私が北千住から乗った10050系の南栗橋ゆきは伊勢崎線系統の下り急行列車(区間急行)。
そして、おもに北関東方面へ展開する伊勢崎線系統のなかでもさらに路線が枝分かれし、伊勢崎線の途中にある東武動物公園から栃木や日光のほうへ伸びるのが、今回の私の目的路線となる日光線です (゚ー゚*)ニッコーセソ。
ちなみに、伊勢崎線系統と東上線系統の本線と支線を合わせた東武鉄道の現路線数は12(正式名称での分類)、その総距離は463.3キロにもおよび、これは日本の私鉄(JRを除く)で近鉄の501.1キロに次ぐ第二位の距離となっています (#`・д・)っニバンジャダメデスカ!。


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南栗橋ではわずか1分の接続時間で、
日光線の東武日光ゆき普通列車に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
この車両が6050系(現行色)です。
▲東武日光線 南栗橋


日光線は東武動物公園から、栗橋、栃木、新鹿沼(しんかぬま)、下今市(しもいまいち)などの各駅を経て東武日光にいたる、94.5キロの電化複線。なお、途中の下今市では鬼怒川温泉や会津田島(あいづたじま)方面へ伸びる鬼怒川線が分岐し、日光線から直通する列車も多く設定されています (・o・*)ホホゥ。そんな日光線は沿線の地域内輸送や首都圏への通勤通学輸送に加え、日光や鬼怒川への観光客輸送としての役割も大きく、線内運行の普通列車や急行列車のほか、浅草から伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、新宿からJR宇都宮線(湘南新宿ライン)を介して直通する特急列車も頻繁に運転されており、なかでも100系の特急「スペーシア」は当線を代表する花形列車です (´▽`*)スペーシア。
かつて(というか、ほんの数年前まで)は特急列車だけでなく、特別料金が不要の快速列車や快速急行も浅草と東武日光、鬼怒川温泉、会津田島のあいだを直通運転していたのですが、東武スカイツリーラインと地下鉄半蔵門線の直通運転が開始されてからは都心側のダイヤに余裕が無くなったためか、もしくは分かりづらいと指摘されていた列車種別を整理するためか(ちなみに以前の伊勢崎線系統では、急行よりも快速のほうが停車駅の少なかった時期がある)、利用客のニーズに合わせた効率化と明確化を理由に長距離運行の快速や快速急行は廃止されてしまいました (´・ω・`)ショボン。その快速列車に使われていた車両が、現在の日光線で南栗橋以北の普通列車に使われている6050系で、当系の車内は長距離に対応したボックスシート(セミクロス)構造となっており、ロングシートの10050系から乗り継ぐと旅情感がグッと高まります (・∀・)イイネ!。


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エンジ色のボックスシートが並ぶ
6050系の車内。
座席脇には飲み鉄に嬉しい(?)、
折りたたみ式のテーブルも備わります。
ъ(゚Д゚)ナイス
ちなみに先代の6000系も同様のクロス仕様で、
復刻色の6050系では6000系のモケットを再現した、
金茶色の座席となっているらしい。
( ̄。 ̄)ヘー

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鹿沼市のあたりを走る日光線の列車、
車窓にはそろそろ日光連山の雄大な姿が
見えるところですが・・・
▲東武日光線 北鹿沼-板荷(車窓から)


旅情を感じるのはボックスシートの座り心地だけでなく、関東平野を北上する日光線の車窓風景も次第にのどかなものとなってきました (´ー`)マターリ。今日の天気は朝から爽やかな青空が広がる快晴で、栗橋のあたりからも遠くの富士山がきれいに望めています (゚∀゚)オッ!・・・が、新鹿沼を過ぎたあたりから見えるハズの日光連山には雲がかかっていて ( ̄△ ̄;)エ…、その山容はほとんど分からないじゃありませんか (´д`;)アウ…。う~ん、できれば日光線らしい沿線風景として、復刻色6050系の背景には日光の山々を入れたいと考えていたんだけどなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。そんな山の状況に一抹の不安を抱えながらも、目的地の撮影ポイントは山が見えなくとも列車自体はスッキリと撮れる場所であることから、私は当初の予定通りにそこへ向かうこととしました ...(((o*・ω・)o。
北千住から列車を乗り継いでちょうど二時間、列車を降りたのは下小代(しもごしろ)。


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栃木県日光市の南部、
鹿沼市との市境近くに位置する下小代。
(゚ー゚*)シモゴシロ
現在の駅舎は2007年に建て替えられたもので、
開業時から残る木造の旧駅舎は、
近くに移設保存されているらしい
(というのを、帰ってきてから知った)。
▲東武日光線 下小代


上野0530-(常磐551H)-北千住0540~0546-(東武伊勢崎線区間急行)-南栗橋0631~0632-(東武日光線)-下小代0746


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撮影ポイントへ向かう道すがら、
地域を見守る道祖神さんにご挨拶。
ほおづえをつくように見えるお姿は
ほっこりとします。
(*´v`*)ホッコリ♪
その向こうを横切っていったのは、
500系の特急「リバティ(Revaty)」。
▲東武日光線 板荷-下小代

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やってきた撮影ポイントはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
手前の川は日光市や鹿沼市を流れる行川で、
川向こうに見える築堤の上が日光線の線路です。


駅から撮影ポイントまでは歩いてわずか10分程度という、徒歩鉄に優しいお手軽な距離 (・∀・)イイネ。
行川(なめがわ)という名の河川のあたりが目的地ですが、ここでは川に架けられた鉄橋を渡る列車でなく(撮れなくはないけれど)、川向こうの築堤上を走る列車を狙います (・o・*)ホホゥ。このアングルは条件が良ければ、その背景に日光連山の女峰山(にょほうさん)がどーんと写し込めるのですが、私がここに到着した時点では・・・σ(゚・゚*)ンー…


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美しく雪化粧した女峰山(標高2,483m)。
でも、上空には雲がかかっており、
まだお化粧の途中なのでしょうか?
σ(・ω・`)ウーン…


先ほどの列車から見たときよりは少しマシになった気がするけれど(気のせい?)、やはり山頂には雲がかかり続けていて、稜線がハッキリとしません σ(・ω・`)ウーン…。快晴なのに山がモヤモヤしているとは、なんとも惜しい状況ですが (≡"≡;*)モヤモヤ…、それでも列車にはキレイに日が当たりそうだし、ひょっとしたら先月の岳南電車(がくなんでんしゃ)を撮ったときの富士山みたいに、時間が経てば雲が流れて山が見えるようになるかも知れない (-`ω´-*)ウム。
私はここに腰を据えて、復刻色6050系の団体列車が通過するのを待つことにしました。


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颯爽と駆け抜けてゆく東武特急のエース、
100系「スペーシア (SPACIA) 」。
そのなかでもこの金色に塗られた編成は、
日光東照宮の四百年式年大祭を記念した
特別塗装の「日光詣スペーシア」です。
(゚ー゚*)キンスペ
▲東武日光線 下小代-板荷

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こちらは短い三両編成の500系、
特急「リバティ(Revaty)」。
分割併合ができて汎用性の高い当系の登場も
6050系の快速が廃止された理由の
ひとつだと言われています。
▲東武日光線 下小代-板荷


下小代の時刻表を参照すると、このあたりの日中の普通列車は一時間に一、二本程度の運行本数なのですが、それ以外に首都圏と日光、鬼怒川を結ぶ、「スペーシア」や「リバティ」などの特急列車がけっこう頻繁に通過し、本命(復刻色)までの待ち時間も飽きることはありません (^_[◎]oパチリ。
6両編成の「スペーシア」(100系)はその長さに特急らしい貫禄を感じるけれど、写真のアングル的にはちょっと間延びした印象。とくに背景の山を意識するならば(雲隠れしてるけどさ)、「リバティ」(500系)のような短い編成のほうが収まりいいように思います σ(゚・゚*)ンー…(あくまでも個人的な印象ね)。
そんな列車によって異なる編成の長さ(両数)と背景のバランスなどを考えながら撮影を続けていたところ、やがて姿を現したのはこの車両 (*゚ロ゚)ハッ!。


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ベージュ&マルーンの電車が帰ってきた!
現行色と復刻色の両者が手を取り合って
冬晴れの日光路を走りゆきます。
その姿はひと昔前の快速列車を見ているよう。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲東武日光線 下小代-板荷


アズキ電車、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
冬の澄んだ空気に重厚なモーター音を響かせる、4両編成の6050系。写真に向かって右側(下り方)の2両は明るい白ベースの現行色ですが、左側(上り方)の2両はベージュとマルーンのツートンカラーに塗り分けられたシックな装い。そう、後者の2両こそ、あの6000系の色を再現した復刻色の6050系なのです (゚∀゚*)オオッ!!。
え?4両編成中の2両って、復刻色は半分だけなの? ( ̄△ ̄;)ハンブン? と思われるかもしれませんが、6050系は一本の列車を日光、鬼怒川、会津などの行き先別に途中駅で細かく分割(併合)できるのが特徴のひとつで、短い二両を一つの基本編成としています(先代の6000系も同様)。つまり4両編成の列車は、二本の6050系が組まれたものであり(6176F+6162F)、そのうちの一本(6162F)が復刻色だということ( ´_ゝ`)フーン。
そしていま通過したこの列車は、今回の目的としている復刻色二本目(6179F)を使った団体列車でなく、実は先に塗り替えられた復刻色一本目(6162F)が通常の運用に就いた定期列車なのです (゚ー゚*)テーキ。私が下小代に来る途中ですれ違った復刻色一本目が、おそらく折り返してくるだろうと見込んで待ってみたところ、お目当ての団体列車(復刻色二本目)よりも先にやってきてくれました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。「復刻色二本目を撮りにきて、一本目にも出会うか・・・私は運がいい (´ー`)フッ」。
復刻後に初めて目にしたベージュとマルーンのツートンカラーは、遠目の引き画で見ていることもあって、それはまさに往年の6000系そのもの (≧∇≦)シブイッ!。しかも6000系から6050系へと置き換えが進められた過渡期には両者を併結した編成も頻繁に見られており、これはまるでその時代の快速列車を彷彿とさせるような混色編成でした (ノ∀`)ナツカシス。さしずめ、「この快速列車は、前二両が鬼怒川温泉方面の新藤原ゆき、後ろ二両が東武日光ゆき、途中の下今市で分割します >θ( ̄0 ̄*)」ってイメージでしょうか(笑)(実際の当列車は分割せず、4両すべてが急行列車の東武日光ゆき)。
ちなみにこのシブい復刻色、東武が公表している正式(?)な色名は「ロイヤルベージュとロイヤルマルーン」としていますが (゚ー゚*)ロイヤル、私は子供の頃から6000系(や5700系)の色を「アズキ色(小豆色)」って呼んでいますた ( ̄∇ ̄*)アズキ。何となく和菓子っぽくて美味しそうな見た目をしているでしょ(笑)(゚-、゚)ジュル


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新宿からJR線経由で直通してきた、
253系の特急「日光」。
ひときわ鮮やかな朱と赤の車体色は
日光のシンボルである二社一寺や神橋を
イメージしたカラーリングです。
▲東武日光線 下小代-板荷


復刻色一本目が連結された4両編成の急行列車を撮ったあと、カメラに装着したズームレンズを望遠側に回してアングルを調整し直します ボーエン( >_o)r┬=≡]。というのも、本来のお目当てである復刻色二本目の団体列車は、当該編成のみが単独で運行する短い2両編成なので、アングルもそれに合わせたものとしたのです。構図内で中途ハンパに編成を切ってしまった上写真の特急「日光」は、編成の長さを計る定規代わりというワケ ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。でも、列車の編成全体を入れることに拘らず、山容とのバランスを考えたら、こんなアングルもアリかもしれません σ(゚・゚*)ンー…。
その背景に写る女峰山の様子ですが、撮影を始めたころに比べると、山にかかる雲がだいぶ薄くなってきました (゚∀゚)オッ!。あともうチョイできれいに山頂が見えるかな・・・って、ところにやってきたのが、本日二本目の“アズキ色” (*゚ロ゚)ハッ!。


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令和の時代によみがえった
ベージュ&マルーンの電車を
美しく雪化粧した女峰山が迎えます。
単独の編成もまた良し!
▲東武日光線 下小代-板荷


6000系復刻色が(も一度)撮れました〜!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
こちらが本日のメインである、復刻色二本目(6179F)を使った団体臨時列車で、短い2両の単独編成が女峰山を背景にしたアングルへバランスよく収まりました (・∀・)イイネ。ベージュとマルーンというシックな車体色ではあるものの、きれいな順光の日あたりに恵まれたことで色が沈まず、いい感じに冬山風景と馴染んでくれた6000系・・・もとい、復刻色の6050系。ああ、シブいなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。こっちの単独編成のイメージは、快速列車の間合いで日光線の普通列車運用に就く6000系ってところかな? (*´ω`*)ナツカシス。
背景の山にかかる雲はスッキリ取れたわけではないけれど、うっすらとでも稜線が見えるような状態になっただけでもありがたい (-`ω´-*)ウム。はじめは山がキレイに見えていたのに雲がかかってしまった・・・という状況より、はじめはあまり見えなかったのに雲が薄くなってくれた・・・ってほうが、たとえ同じような結果になったとしてもポジティブに捉えられますよね ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。日光連山の女峰山を背にして走りゆく“アズキ色”の6050系、個人的にはじゅうぶんに満足のいく結果が残せました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
・・・って、しみじみと余韻に浸っている場合ではありません (´・ω`・)エッ?。実はいまの団体列車が下り方向(日光方面)へ走り去ったわずか10分後には、逆方向の上り普通列車(新栃木ゆき)として、先ほどの復刻色一本目(6162F)がここへ戻って来るのです エッ!(゚Д゚≡゚Д゚)マジ!?。それを今度は別アングルで撮りたいと考えた私は、急いで線路のある築堤に近づきます ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。


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穏やかな冬晴れのもと
力強い走りを見せるアズキ色の6050系。
機器類がびっしりと詰まったその床下には
制御電動車らしいたくましさを感じます。
▲東武日光線 下小代-板荷


遠目だと6000系っぽさを覚えたアズキ色の電車ですが、アップで眺めたその横顔は当然ながらやはり“なんちゃって復刻色”の6050系 ( ̄▽ ̄*)ナンチッテ。それでもこのツートンカラーは6050系にも意外と似合っているように思えて、個人的にはあまり違和感がありません (・∀・)イイネ。そしてこの角度から撮ると印象的に写る、無骨なミンデンドイツ型台車(国産のミンデンドイツ方式台車)がまた、いかにもひと昔前の東武の車両らしくてシビれるなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
実は6050系のうちの半数以上は、先代の6000系から主電動機や抵抗器、台車、コンプレッサーなど多くの機器類を流用して製造されており、車体や制御器は新製しているものの完全な別形式でなく、6000系の更新車として扱われることもあります ( ̄。 ̄)ヘー。この復刻色一本目に抜擢された6162編成(6162+6262)も該当編成で(6119+6219からの更新車)、ミンデンドイツ型台車などは6000系から引き継いだもの。当編成に宿る先代の魂はきっと、かつて自分が纏っていたツートンカラーの復刻を喜んでいるのではないでしょうか (-`ω´-*)ウム。そして個人的にも、あの廃車置き場で見た6000系の寂しい姿から30年あまり、活き活きと走るツートンカラーの列車を見られたことに感慨深さを覚えました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
ちなみに復刻色二本目である6179編成は(6179+6279)は、6000系からの置き換え完了後に増備された完全な新造車で、台車などの形式が更新車と異なっています(更新車と新造車で運用が分かれているのか私にはよくわからないのですが、野岩鉄道や会津鉄道への直通に対応した新造車が復刻色二本目に選ばれたらしい)。


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復刻色6162Fと現行色6176Fの連結面。
ここで両者の台車に注目してみると、
その違いがよくわかるかと思います。
6000系更新車の6162Fはミンデンドイツ型台車、
新製車の6176FはSUミンデン型台車。
▲東武日光線 下小代-板荷


雪山バックに続いて、車両を主体としたカットも撮れた、6000系復刻色の6050系 (^_[◎]oパチリ。ちょっと慌ただしかったけれど短時間で効率よく記録することができました ъ(゚Д゚)グッジョブ。私は勝手にアズキ色って呼んでいたけれど、見ようによってはチョコレート色にも見えるベージュとマルーンの美味しそうな(?)復刻色。ファンにとってはひと足早い(撮影日は2/11)バレンタインチョコを東武線からいただいたのかもしれません ("▽"*)チョコ。


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下小代から乗る普通列車は6050系。
この6169Fは6000系からの更新車です。
▲東武日光線 下小代


さて、復刻色二本目(6179F)を使った団体臨時列車の実態は「リバイバルカラー直通列車で行く南会津、フリータイム満喫日帰りの旅」という長いツアー名で、当編成は日光線から鬼怒川線、さらには第三セクター鉄道の野岩鉄道、会津鉄道へ直通し、最終的に福島県会津地方の会津田島に到達するのですが、私はさすがにそこまで深追いをしようとは思いません。下小代での成果で6000系復刻色の撮影はもうじゅうぶんです (+`゚∀´)=b OK牧場!。
でも、現時刻はまだ午前10時過ぎなので、これでおウチに帰ってしまうのはちょっともったいない σ(゚・゚*)ンー…。そこでこの機会にもうひとつ、東武日光線とは別の路線へ立ち寄ってみることとしました ...(((o*・ω・)o。


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日光線の車窓から眺める日光連山。
山全体がかなり見えるようになりましたね。
σ(゚・゚*)ンー…
▲東武日光線 明神-下今市(車窓から)

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下今市を出たところで、
日光線から右手のほうへ分岐する単線が
鬼怒川温泉方面の鬼怒川線。
復刻色の団体列車はあっちに行きますた。
▲東武日光線 下今市-上今市(車窓から)

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下小代から下り方向へ三駅、
普通列車に10分ちょっと揺られて、
やってきたのは上今市。
当駅は日光市の杉並木公園に隣接し、
駅舎にギャラリーが併設されています。
▲東武日光線 上今市


下小代1019-(東武日光線)-上今市1031


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上今市の駅のすぐ脇にあるのが、
有名な日光杉並木。
江戸時代に徳川家康の家臣だった松平正綱が
日光東照宮に寄進するため植栽したもので、
日光・例幣使・会津西の三街道、全長37kmの両側に
現在でも約12,500本もの杉が立っているのだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
歴史深い趣のある並木道ですが、
スギ花粉症の私としてはちょっと恐怖を覚えます・・・。
ヒイイィィィ((((((((lll゚Д゚))))))))


下小代から下りの東武日光ゆき普通列車に乗った私が次に下車したのは、鬼怒川線で定期的に運行されているSL列車(SL大樹)の起点である下今市 (゚∀゚)オッ!・・・のひとつ先で、観光地・日光の玄関口である終点の東武日光 (゚∀゚)オッ!・・・のひとつ手前にある、ちょっと地味な印象の上今市(かみいまいち)って無人駅です ( ̄  ̄*)ジミ…。
ここから歩いて、日光連山が望める有名な鉄道の撮影ポイントへ向かってみたいと思いますが ...(((o*・ω・)o、ただし、その撮影対象となる路線はいま乗ってきた東武日光線でなく、日光線は日光線でもJRのほう (゚ー゚*)尺。東武日光線のついでに立ち寄る別路線とは、宇都宮と日光のあいだを結ぶJR日光線でした (´ω`)ナルヘソ。
目的地となる撮影ポイントは、JR日光線でいうと今市(いまいち)と日光の駅間に位置しているものの、そこにいちばん近い最寄駅は東武日光線の上今市で、駅から15分程度で到達することができる、徒歩鉄に優しいお手軽な距離 (・∀・)イイネ。


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上今市駅から歩き進むと、
その先の田園で望めるのは日光連山の山々。
(゚∀゚*)オオッ!
写真に向かって左から、男体山(2,486m)、
大真名子山(2,375m)、小真名子山(2,323m)、
そして下小代からも見えた女峰山です。


東武の復刻色を撮った下小代の撮影ポイントでは、列車の背景に女峰山しか写し込めなかった日光連山ですが(実際は鉄目線のアングルに拘らなければ、男体山なども同地からもちょろっと見えていた)、この場所では男体山(なんたいさん)や女峰山、大真名子山(おおまなこやま)などの山々が一望できる壮観な眺めで w(゚o゚*)w オオー!!、さらには先ほどまで悩まされていた山頂付近の雲も今はほとんど消えてくれました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
そんな好条件の撮影地で撮ろうと思いついたのが、JR日光線を走るこの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。


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雄大にそびえる日光の山々を背にして、
下野(しもつけ)の地を軽やかに駆け抜ける、
JR日光線の観光列車「いろは」。
▲日光線 日光-今市


いろは、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!
ステンレス車らしい軽やかな足取りで日光山麓を走り抜けていったのは、JR日光線で使われている一般型(元・通勤型)車両のうちの一本(一編成)を、観光列車仕様にリニューアル(改造)した、その名も日光名所のひとつとなっている「いろは坂」を愛称の由来とした、205系のいろは(´▽`*)イロハ♪。その正面には期間限定で、日光の社寺の世界遺産登録20周年を記念した、特別なデザインのヘッドマークが掲げられています ニッコー( ̄∇ ̄*)ケッコー。


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「いろは」の前後に付けられていたのは、
「世界遺産 日光の社寺 登録20周年」
を記念した大きなヘッドマーク
(3月中旬まで掲出予定)。
太陽と墨字(?)は何を意味するのか
私にはよく分からないのですが、
「いろは」に合っていて
いいデザインじゃないですか。

(・∀・)イイネ


ぶっちゃけ、観光仕様の車両ではあるものの、半定期的に運行されている「いろは」など大したネタでなく σ(゚・゚*)ンー…、個人的にはこれだけを撮りにわざわざJR日光線を訪れる気にはならないのですが(「いろは」や205系のファンの方、スンマセン 人( ̄ω ̄;)スマヌ)、今日のように至近の東武日光線で別ネタ(復刻色の運行)があり、さらにロケーション的にも日光連山がきれいに見える好条件とあらば、ちょっと立ち寄って「いろは」を記録するのにちょうどいい機会でした (^_[◎]oパチリ。しかも、ついで程度の撮影と言っておきながら、雪山を背にして順光で捕らえた「いろは」は、あらためて見ると案外カッコいいじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
これはナイスな寄り道だったと思います ъ(゚Д゚)グッジョブ。


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ちなみにこれは以前に乗車した際、
「いろは」の車内を撮影したもの。
もともとはロングシート仕様の205系ですが、
当編成はクロスシートに改造されています。


撮影後に急ぎ目で上今市の駅へ戻ると、タイミングよくホームに下り列車が入ってきました (゚∀゚)オッ!。逃すと次の列車は一時間後ですから、間に合ってよかった ε-(´∇`*)ホッ。
そしてせっかくここまで来たのならば、あとひと駅だけ進んで終点の東武日光に到着 (・ω・)トーチャコ。これから東照宮などの社寺を巡る余裕は無いけれど、鉄ちゃん的に一見の価値がある、JR日光駅の駅舎などを見ていきましょうかね ...(((o*・ω・)o。


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観光地日光の玄関口、東武日光。
ホーム構造は終着駅らしく、
3面5線を有する頭端式で、
駅舎の外観は山小屋をイメージした
三角屋根が特徴となっています。
駅前の噴水は凍っていた・・・。
▲東武日光線 東武日光


上今市1143-(東武日光線)-東武日光1149


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東武日光駅から南東のほうへ250メートル、
歩いて数分ほどのところに位置するのが、
先ほどの「いろは」が走るJR日光線の日光駅。
開業から二代目の駅舎として
1912年(大正元年)に建てられた現駅舎は
白亜の洋館を思わせる、
ハーフティンバー様式の木造建築で、
大正ロマンを感じる佇まいとなっています。
(´ω`)シブイ
▲日光線 日光

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改札や窓口のある一階から続く
ノスタルジックな木製の階段を上がると、
二階に広がるのはダンスホールのような空間。
(=゚ω゚=*)ンン!?
ここはかつての国鉄時代に
一等車(現・グリーン車)の待合室として使われた、
特別室の「ホワイトルーム」で、
現在は自由に見学することができます。
天井の煌びやかなシャンデリアが目を引きますね。
+(0゚・∀・)キラキラ+

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そのホワイトルームの窓からは、
東武日光を発車してゆく
東武線の6050系が見えました。
(゚∀゚)オッ!
ちなみに手前の赤い屋根の部分が
JR日光線のホームです。


現役時代に乗った覚えはあるけれど撮った覚えがなく、唯一残せた写真が解体直前の寂しい姿・・・(´・ω・`)ショボン。個人的にずっと切ない思いを抱いていた東武6000系でしたが、昨今のリバイバルブーム(?)にのって、懐かしいカラーが現代に復活 (゚∀゚*)オオッ!!。実際は現行の6050系に施した“なんちゃって復刻色”ではあるけれど、雪化粧した日光の山を背景に走る情景や、かつての快速列車を彷佛とさせる現行色との併結編成、築堤上を颯爽と駆け抜ける勇姿など、私の記憶に残る6000系の面影を感じながら撮影を存分に楽しむことができました (^_[◎]oパチリ。
さらに、好条件での日光連山バックでJR日光線の「いろは」を記録し、歴史深い趣を感じる日光駅の駅舎も見られ、日光名所の「二社一寺」(日光東照宮、二荒山神社、輪王寺)は訪れませんでしたが、鉄分豊富な「二社一駅」(東武とJRの二社と日光駅舎)を巡れたことで ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、関東近郊のお手軽な鉄旅ながらも充実した一日だったと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

さ、駅弁を買って、帰りの列車に乗りますか・・・カエロ…((((o* ̄-)o。


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帰りも東武線の普通列車や急行列車を
乗り継いで都内へ戻ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
途中の新栃木まで乗るのは6050系。
▲東武日光線 東武日光

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そして6050系と言えば、
大型テーブル付きのボックスシート。
お昼ゴハンは久しぶりに
車内で駅弁をいただくこととしましょう。
(゚¬゚)ジュルリ
東武日光の売店で購入したのは
「湯波ばら寿司(¥800)」。
筍や椎茸、人参、枝豆などを混ぜた五目寿司に
日光名物の湯波巻き(ゆばまき)を加えた、
見た目にもにぎやかで楽しいお弁当です。
ちなみに日光では“湯葉”でなく
“湯波”と書くのだそうな。
(゚д゚)ウマー! ☆☆☆・・


東武日光1230-(東武日光線)-新栃木1327~1337-(東武日光線)-南栗橋1416~1421-(東武伊勢崎線急行)-北千住1508~1529-(常磐1198M)-東京1549






☆オマケのアズキ色★


今回の復刻色の元となった6000系のほかに
もうひとつ忘れてならないアズキ色・・・
もとい、ロイヤルベージュとロイヤルマルーンの
ツートンカラーに塗られた東武線と言えば、
もともと特急用として製造されたのち、
晩年は快速急行や団体専用車として使われた、
1951年(昭和26年)製の5700系。
(゚ー゚*)ゴーナナ

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見るからに懐古感が漂うシブい電車、
実際に記事内で紹介した6000系よりも
先輩なのですが、

6000系が6050系への更新によって
早々に姿を消したのに対し、

この5700系は1991年(平成3年)まで
40年もの長きに渡って活躍。

そのため
6000系はまともに記録できなかった私でしたが

5700系のほうは何度か撮影機会がありました。
(^_[◎]oパチリ

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今回6050系に復刻されたアズキ色は
6000系をイメージしたものではあるけれど、
あの色を見ると5700系のことを思い出される方も
東武ファンのなかには多いのではないでしょうか。
(ノ∀`)ナツカシス

ちなみに5700系は現在、
特急仕様(二枚窓)に復元されたものと、
先頭部のみのカットモデルが、
共に「東武博物館」で展示されています。

▲▲88.5 東武野田線 新柏-柏
▲89.10 東武鬼怒川線 鬼怒川公園