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両毛線・・・特急「あしかが大藤まつり号」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.04.22 両毛線
今年は185系が返り咲き!
特急「あしかが大藤まつり号」撮影
 
 
春から初夏へと季節が移ろうなかで見頃を迎えるのが、優美に垂れ下がる紫や白い花房が印象的な藤の花 (゚ー゚*)フジ。藤の名所として知られる栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」には例年、当園のシンボルとなっている“大藤”の開花に合わせて多くの人が観賞に訪れ、その観光客のアクセスを担う首都圏からの臨時列車もいくつか設定されます (・o・*)ホホゥ。そのひとつが臨時特急の「あしかが大藤まつり号」オマツリ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノオマツリ♪。
数年ほど前までの当列車(の前身にあたる臨時快速)には、183系185系485系など、第一線を退いた国鉄時代の特急型車両、俗にいう“国鉄特急型”が使われることが多く、鉄ちゃん(鉄道ファン)の注目を集める存在となっていましたが (*゚∀゚)=3ハァハァ!、古い国鉄型の退役が相次いだことで昨年にはJR型(JR化後に製造された車両)のE257系5500番台へと置き換えられ(それと同時に快速から特急へと格上げ・・・という名目の値上げ)、国鉄型による「藤まつり号」の時代はついに終わった・・・かに思われました (・∀・`)ウーン…。
ところが、おもに臨時列車用(波動輸送用)だったE257系5500番台が今年(2023年)の3月より定期列車の運用(高崎線の特急「あがぎ」や「草津・四万」)を持つこととなり、臨時列車へ使う余裕がなくなってしまいます (・・?)アリ?。そこで今シーズンの「あしかが大藤まつり号」を託されたのはなんと、一度は退いた国鉄特急型の185系が二年ぶりの大抜擢! エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。しかも以前の快速列車でなく特急列車として格を上げた返り咲きです w(゚o゚*)w オオー!。これは私のような国鉄型好きのマニアにとって、なんとも嬉しい胸熱な展開ではありませんか!(*゚∀゚)=3ハァハァ!
4月の後半から5月の大型連休(GW)にかけて土休日を中心とした特定日(4/22・23、5/3~6)に運行される特急「あしかが大藤まつり号」、私はその運転初日にさっそく当列車の撮影へ赴いてみることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。

(注・いつものごとく本記事には、あしかがフラワーパークの園内や藤の花の様子などは、いっさい出てきませんのであしからず (^^;ゞ)。


4月22日(土)

季節の変わり目で天候がやや不安定なここ数日、きょうの関東は前日の雨から回復傾向にはあるものの、朝の東京はどんよりとした曇り空 (-ω-;*)ドングモリ。ただし天気予報によると栃木や群馬など北関東のほうはおおむね晴れるみたいで (゚∀゚)オッ!、栃木の足利へ向かう「あしかが大藤まつり号」をそのあたりで狙えば、晴天の陽あたりが期待できるかもしれません (☆∀☆)キラーン☆。
そんな私が東京駅からまず乗るのは、上野東京ラインを経て宇都宮線に直通する宇都宮ゆきの快速「ラビット」・・・の予定でした
ラビット(゚ー゚*)セキネ


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東京の7番線ホームから発車する
宇都宮線の快速「ラビット」。
シートの座り心地が個人的に好みな
E233系です。
(o ̄∇ ̄o)ニサンサン♪
▲東海道本線 東京


ところが「ラビット」へ乗り込もうとした私の耳に隣のホームから聞こえてきたのは、「まもなく9番線に回送列車がまいります。この列車はご乗車になれません。」という案内放送 (=゚ω゚=*)ンン!?。そしてそれに合わせて何人かの同業者(鉄ちゃん)がホームでカメラを構えだしたのに気づきます。むむっ、これは“何か”が来るぞ!? (-`ω´-*)ムムム。
いっぽうの「ラビット」は “ぽるるるるる・・・” という発車のベルが鳴っており(当ホームはメロディでなく電子音のベルなの)、予定どおり乗るべきかちょっと迷ったけれど、このあとの行程にはじゅうぶんに余裕があったし、やっぱり回送列車が気になったので「ラビット」は見送ることに バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
そして「ラビット」と入れ替わるようにして、向かいのホームにはこの車両が入ってきました (*゚ロ゚)ハッ!。


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東京の9番線ホームに
上野方よりゆっくりと入線してきた
185系(B6編成)の回送列車。
▲東海道本線 東京


イッパゴ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
回送列車の正体はなんと185系 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
ほんの数年前まで東海道線の特急「踊り子」に使われて、東京駅を毎日発着していた185系。ここで見る当系の姿はやはり今でもしっくりとくる印象を覚えます (・∀・)イイネ。でもこれは「踊り子」じゃありません (´・ω`・)エッ?。
この185系はのちに今回の私の撮影目的でもある「あしかが大藤まつり号」となる編成で、東海道線の大船(おおふな)を始発駅とする当該列車のために、大宮の所属基地(大宮総合車両センター)から事前に送り込む回送列車、いわゆる“送り込み回送”ってやつです (・o・*)ホホゥ。私はたまたまこの時間の東京駅でそれに遭遇したのですね (´ω`)ナルヘソ(送り込みのスジ(時刻)など、事前の情報収集を怠っていたw)。
なおこれにより本日の「あしかが大藤まつり」に使われる185系はこの“斜めストライプ(踊り子色)”のB6編成だと判明。個人的には撮影機会の少ない“横帯ライン(リレー号色)”のA1編成のほうをちょっぴり期待していたんだけどな・・・(^^;)ゞポリポリ。


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「ラビット」の後続となる
宇都宮線の普通列車と並んだ
185系の回送列車。
私はこの普通列車に乗ります。
けっきょく座席が硬いE231系か・・・。
( ̄  ̄;)ニーサンイチ
▲東海道本線 東京


185系の回送列車を眺めたのち、あらためて「ラビット」の後続となる宇都宮ゆき下り普通列車(1522E)へ乗り、都内から栃木県のほうに向かって宇都宮線を北上します ...(((o*・ω・)o。
特急「あしかが大藤まつり号」の往路(東北本線基準で下り列車)は神奈川県の大船を始発駅に、東海道本線、上野東京ライン、宇都宮線(東北本線)、そして両毛線(りょうもうせん)を経由して「あしかがフラワーパーク」のある足利へと至り、群馬県の桐生(きりゅう)を終着駅とする臨時列車(復路となる上り列車も桐生を始発駅に同区間で運行)(・o・*)ホホゥ。その運行経路だけを見れば都心に近い東海道線や宇都宮線の沿線でも撮影が可能な列車ですが、せっかくならば郊外の両毛線まで少し足をのばして、景色が広々としたのどかなロケーションで撮りたいと思います (・∀・)イイネ。先述したように予報だと北関東のほうが天気が良いみたいだし 八(゚- ゚)ハレテ。


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埼玉県の蓮田付近(ヒガハスね)を通過。
このあたりでもまだ空は
どんよりとした雲に覆われています。
この先はホントに晴れてくれるのかなぁ?
σ(・ω・`)ウーン…
▲東北本線 東大宮-蓮田(車窓から)

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栃木県の小山で乗り換えた両毛線は
ロングシート仕様の211系。
ホームがけっこう混んでますね・・・。
みなさんの目的地はやはり
あしかがフラワーパークでしょうか。
▲東北本線(両毛線ホーム)小山


小山(おやま)で宇都宮線から両毛線の高崎ゆき上り普通列車に乗り換えると、車窓には関東平野らしい広大な田園風景が広がります (´ー`)ノドカ。
両毛線は東北新幹線や宇都宮線と接する栃木県の小山を起点に、栃木、佐野(さの)、足利、桐生、伊勢崎(いせさき)、前橋(まえばし)などを経て、上越線と接する群馬県の新前橋(しんまえばし)にいたる84.4キロの電化幹線。なお、列車は新前橋から上越線へ乗り入れる形で高崎に直通運行をしており、一般的に両毛線は小山と高崎を結ぶ路線とされています ( ̄。 ̄)ヘー(下記路線図を参照)。ちなみに線名に付けられている“両毛”とは、旧国名の“上毛野国(かみつけのくに)”と“下毛野国(しもつけのくに)”を併せた地名で(上毛野と下毛野で両毛)、現在の栃木県南西部(佐野や足利など)から群馬県南東部(館林や太田、桐生、伊勢崎など)に跨がる地域一帯を指すそうです (・o・*)リョーモー。


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「みんなで両毛線に乗ろう!!」
小山の駅構内に掲げられていた
両毛線の路線案内図。
(写真をクリックすると拡大表示されます)

あしかがフラワーパークは
当園の最寄駅として
三年前の2020年に開業しています。


当線は首都圏郊外の亜幹線(主要幹線とローカル線のあいだの位置づけ)らしく、通勤や通学での利用者が多い地域輸送を主体としており、本来であれば土曜の朝の列車など混まずに空いているハズなのですが、今日は小山のホームに列車の入線を待つ列ができるような賑わいぶり (´д`;)人大杉…。その乗客の大半は例の「あしかがフラワーパーク」へ行くものだと思われ、なかには外国のかたも多い様子 ヘロー( ゚ゝ゚)ノ。
ちなみに例年だとフラワーパークの藤はちょうどGWの連休ごろに花のピークを迎えるそうですが、今年は桜と同様に開花がいつもの年より早かったらしく、すでに本日(4/22)の時点で満開宣言が出されていました (*’∀’*)マンカイ!。それが列車の混雑に拍車をかけているのかもしれませんね ( ̄  ̄;)ナルヘソ。


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小山の観光案内所に掲出されていた
あしかがフラワーパークの開花状況。
それによると数日前の4/19の時点で
『うすべに藤 満開です!!
むらさき藤 満開です!!
大藤 見頃です!!』
・・・となっていました。
たぶん今日(4/22)は
大藤も満開です!!・・・かな?
(゚∀゚)アヒャ☆


また両毛線の車内には、フラワーパークを目的地とする観光客に紛れて(?)、私と同じく「あしかが大藤まつり号」の撮影が目的だと思われる同業者(鉄ちゃん)の姿もチラホラと見受けられます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ユキエ。藤を見に行く者も、列車を見に行く者(?)も、地元の利用者のかたにとってはどちらも一緒くたのニワカな余所者(混雑を引き起こす厄介者?)って見方をされていることでしょう (^^;)ゞポリポリ。
そんな混雑した列車で私は席に座ることはできませんでしたが、幸いにも目的地までの乗車時間はさほど長くなく、小山から5駅目の岩舟(いわふね)で下車しました (・ω・)トーチャコ。


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混雑した4両編成の211系に
小山から揺られることおよそ20分。
私が列車を降りたのは岩舟。
(・ω・)トーチャコ
▲両毛線 岩舟

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栃木市岩舟町(旧・岩舟町)に所在する
両毛線の岩舟駅。
アニメの舞台として描かれたこともある
落ち着いたたたずまいの木造駅舎は
建屋の基礎や柱の土台などに
当地で産出された岩舟石が使われています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲両毛線 岩舟


東京0651-(東北1522E)-小山0816~0856-(両毛442M)-岩舟0919

岩舟は江戸時代から昭和期にいたるまで、当地にそびえる岩船山(いわふねやま)より採掘される良質な建築石材(おもに土木の基礎建材)の“岩舟石”で繁栄した町で、最盛期の1950年代には何十軒もの石材店が軒を連ね、石材を運ぶダンプカーが何百台も街なかを往来していたとか。また、明治時代には石材搬出用の人車鉄道や軽便鉄道が敷かれていたというのも鉄ちゃんとしては興味深いところです (・Д・*)ヘェー。しかし1960年代になるとコンクリートの普及により採石が衰退して閉山。現在の岩船山で採石は行なわれていません エーコ(´ω`)セースイ。


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岩舟の駅を背にすると
すぐ目の前にそびえたつ
標高172.7メートルの岩船山。
なお、町名や駅名、石材名は“岩舟”、
山名には“岩船”の字が用いられます。
(゚ー゚*)フネ

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採石で栄えた歴史を持つ旧・岩舟町。
駅の近くには岩舟石に関する歴史や
資料などが見学できる
「岩舟石の資料館」が開設されています。
なお岩舟石でできた当館の建物は
1931年(昭和6年)に築造されたもの。
(´ω`*)シブイ


そんな採石によって山肌が削られて特徴的な形となった岩船山は、両毛線の車窓からもその山容を望むことができ、沿線地域のランドマークのひとつとなっています (・o・*)ホホゥ。それを「あしかが大藤まつり号」の背景に写し込むことで両毛線らしさを表したいと思い、ここ岩舟を今回の撮影地に選んでみました (・∀・)イイネ。


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駅から歩いてやってきたのは
こんなところ。
田畑が広がる農地の向こうに
岩船山が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ


駅を出て線路に沿った道を小山のほう(下り方)へ歩き進むと、すぐに広大な農地へと出ることができ、そこからは岩船山の全容がスッキリと一望 (「゚ー゚)ドレドレ。麓を走る両毛線の列車とのバランスを考えながら適当な位置でカメラを構えてみます シャキッ!( >_o)r┬=≡[]。
私が現地に到着したときの空模様はまだ雲が多めでしたが、次第に青空が広がってきて、陽もさすようになってきました。予報どおり天候は回復傾向にあるようです ε-(´∇`*)ホッ。


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ご当地のシンボル岩船山を望みながら
両毛線の普通列車が走りゆきます。
雲が抜けきらずに
ちょっとマンダーラ気味w

▲両毛線 岩舟-大平下

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手前にボカした白いものは
農道わきに咲いていた
ハルジオンかヒメジオンのお花。
ちなみに一部の地域では
“貧乏草”の異名が付けられており
折ったり摘んだりすると貧乏になると
云われているそうな。
(´Д⊂ ボンビー


まずは211系の普通列車で試し撮り (゚ー゚*)ニゲゲ
そろそろ田んぼに水が入る時期ではないかと期待していたものの、このあたりはまだ田おこし前の土の状態 ( ̄  ̄)ツチ。というか、そもそもここは田んぼじゃなくて畑なのかもしれません (。A。)アヒャ☆。そんな彩りに乏しい土色の田畑に少しアクセントを付けたくて、ためしに農道の傍らで群生していたハルジオン(かな?)の白い花を手前にボカしたアングルにしてみました (^_[◎]oパチリ。安直な“花ボケ”は好みがわかれそうですが、穏やかな春っぽい雰囲気も感じられて、個人的な印象では意外と悪くない気がします (゚ー゚*)ボケ。本番の「あしかが大藤まつり号」もこんな感じで撮ろうかな。
でもその本番の前にちょいと一本、次の高崎ゆき上り普通列車(446M)は花ボケのアングルではなく、車両がよくわかるような撮り方をしてみたいと思います。少しだけ場所を移動して迎えた、その普通列車は・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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黄色と緑の“矢絣柄”を帯に施した
ちょっとお洒落な印象の211系が、
里山の新緑にいい感じでマッチします。
▲両毛線 大平下-岩舟


やがすり、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
私が小山から乗車した電車がそうだったように、両毛線の普通列車に使われている211系の帯色はオレンジと緑、俗にいう“湘南色”が通常のカラーリングなのですが、颯爽と現れたこの編成(A28編成)は黄色と緑の明るい配色で、側面の帯が袴などの和織物で見かける矢羽根をモチーフにした“矢絣(やがすり)”模様となっています (゚ー゚*)ヤガスリ。
これは、生糸や絹織物などの輸送と共に発展してきた両毛線を多くの人に周知し、「両毛線=織物」のつながりを感じてもらえるようにと、当線のラインカラーである黄色と沿線の山々をイメージした緑色、そして織物柄としてわかりやすい矢絣柄を車体帯に採用したもので ( ̄。 ̄)ヘー、わずか一本(一編成)のみのレアな存在 ε-(°ω°*)レア!。しかもこの211系(高崎車両センター所属)は両毛線だけでなく、信越本線(高崎〜横川)や上越線(高崎〜水上)、さらには吾妻線(渋川〜大前)などにも共通で広範囲に使われているため、そのなかから一本の特定編成を捕まえるのは容易なことではありません (-`ω´-*)ウム(見つかる可能性は3%・・・とか!? ( ̄▽ ̄;)マジカ)。


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先頭車を流し撮りしたあと、
後追いは岩船山を背景にしてパチリ。
このくらいの引き画でも
意外と帯色の違いが判るものですね。
(^_[◎]oパチリ
ちなみに黄色と緑のカラーリングを見ると
個人的に応援している
Jリーグ「ジェフ千葉」のチームカラーを
つい思い浮かべてしまいます(笑)
( ̄∀ ̄)ジェフ?
▲両毛線 岩舟-大平下(後追い)


そんな“出会えたらラッキー”な矢絣柄編成を、岩舟の駅から撮影ポイントへ向かって歩いているときに、小山ゆき下り列車(437M)でたまたま目にした私 (*゚ロ゚)ハッ!。折り返しの上り列車で戻ってきたところを待ち構えて撮ることができたのでした (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ。これは嬉しい収穫です (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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ケーンケーンという
鳴き声が聞こえたので振り返ると
そこにいたのはキジオ。
(雉のオス)
こちらもちょっとラッキーな出会い?
(´▽`*)キジオ♪


さて、211系の矢絣柄編成は帯の模様がよくわかるように車両をアップで流し撮りしましたが、「あしかが大藤まつり号」のほうはのどかな景色を広く入れた画にしたいので、ハルジオンの花が咲いていた最初の“花ボケアングル”に戻ります ボケ…((((o* ̄-)o。
二年ぶりに「あしかが大藤まつり号」として両毛線を走る185系 (゚ー゚*)イッパゴ。人気の高い当列車をやはり多くの同業者が待ち構えているものの、広大な農地のあちこちに各々が点在している様子でまったりとした雰囲気 (´ー`)マターリ。私のところはポツンと一人で待っているような感じです (・ω・)ポツン。
そんな穏やかな状況のなか、やがて「あしかが大藤まつり号」の接近を知らせる踏切の警報器が鳴動しました ε-(°ω°*)キタッ!。

・・・が、その時!( ̄△ ̄;)エッ…


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す〜っと現れたのは
チャリンコに乗った少年。
♪〜( ̄、 ̄ )===3 スイスイ〜
ちゃんとヘルメットをかぶっていますね。
オトナも見習わなきゃ・・・。
(4/1より自転車利用者の
ヘルメット着用が努力義務化されています。
私はまだかぶっていないけど・・・^^;)


うはっ、チャリっ! Σ(゚∇゚;ノ)ノ
185系の足音(走行音)が迫るなかで不意に目の前を横切ったのは、自転車に乗った少年くん ♪〜( ̄、 ̄ )===3 スイスイ〜。現地に私が着いてから二時間近くものあいだ、これまでこの農道にはお散歩の高齢ご夫婦くらいしか通らなかったのに、よりによってこのタイミングでまさか自転車がやってくるとは思いもよらずにビックリ Σ(゚□゚*)ナニーッ!。でもなぜかこういうことってけっこうよくあるような、“撮り鉄あるある”(よくある不思議な事象)なんですよね(笑)(´∀`;)アルアル
危うくも事なきを得て自転車が走り去ったのち(チャリ少年が写ったら写ったで面白い画になったかも知れないけどw)、すぐに185系が現れました。


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春風に揺れる野花の向こうを
車体のグリーンストライプが印象的な
特急列車が駆け抜けます。
二年ぶりに岩船山の麓へ帰ってきた
185系の「あしかが大藤まつり号」。
 (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ

▲両毛線 岩舟-大平下(後追い)


岩船山バックでイッパーゴ(185系)が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
国鉄特急型らしい豪快なモーター音(MT54電動機)を響かせて、無骨な山容の岩船山を背景に両毛線を走りゆく185系の特急「あしかが大藤まつり号」。葉の緑が濃くなりつつある晩春の里山風景に、緑のストライプを施した白い車体が明るく映えます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。手前にボカしたハルジオンの白い花も185系の車体色にマッチしている・・・かな? (-∀-。)ウ・・・ウン。ま、ほんわかとした春らしい雰囲気でいいじゃない (+`゚∀´)=b OK牧場!
ドン曇りだった朝の東京を出発する時点では、栃木の岩舟がホントに晴れてくれるのか半信半疑だったけど (
;¬_¬)アヤシイ、行ってみれば青空が広がり日差しにも恵まれて、気分よくお目当ての列車を記録することができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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しゃがみこんで撮っていた
花ボケのアングルから、
立ち上がってもう一枚
185系と岩船山をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
岩船山って個人的にもっと
岩肌がむき出しの印象があったけど
こうやって見るとけっこう
緑に包まれているんだなぁ。
▲両毛線 岩舟-大平下(後追い)


岩船山の麓を足利のほうへ向かって走り去る「あしかが大藤まつり号」。その後ろ姿をお見送りして往路の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。当列車はこのあと午後に桐生から大船へ向かう復路が設定されており、私はそれに備えて次の撮影ポイントへ移動しようと思います ...(((o*・ω・)o。
ちなみに、できればこの間に何かご当地の名物などをお昼ゴハンに食べたいところなのですが (・∀・)イイネ(例えば隣町の佐野らーめんとか (゚
¬゚)ジュルリ)、たしか以前に私が岩舟を訪れたとき、駅の近辺で食事がとれるようなお店は無かったように記憶していたため(実際に今回もとくに見当たらなかった)、きょうはあらかじめ小山駅のコンビニで軽食(NewDAYSのおにぎりね)を買ってきました。ちょっと侘しいけどランチはそれで適当に済ませます (・ε・`)シャーナイネ。


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岩舟駅から西のほうへ歩いて
数分ほどのところにある
岩船山高勝寺への参道入口。


田畑が広がる撮影ポイントをあとにして次に私が目指すのは、これまで麓から見上げていた岩船山の山上 ( ̄  ̄)ヤマ。
えっ、あの切り立った山に登るなんて、ロッククライミングでもするつもりなのか!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?・・・と思われそうですが(思わないかw)、実は岩船山の山の上には高勝寺(こうしょうじ)さんという山寺があり、そこへの参道となる石段が麓から山の斜面に沿って設けられていて、およそ600もの段数があるものの意外と手軽に上へと登ることができるのです (・o・*)ホホゥ。


0031.jpg
山上にある高勝寺へと続く
およそ600段の石段。
多少のキツさはあるけれど
ε-(´o`;A フゥ…
今の季節は緑が爽やかで
気持ちよく進めます。


江戸時代から採石で町の繁栄に貢献した岩船山ですが、本来はいにしえより亡き人の魂が当地に集まる霊山として崇拝され、岩船山を山号に持つ天台宗の高勝寺(岩船山大智院高勝寺)は奈良時代の宝亀8年(775年)に開基した歴史ある寺院 (*・`o´・*)ホ─。また、日本三大地蔵のひとつに数えられる名刹としても知られ、とくに子授や安産の地蔵信仰で多くの参拝者が訪れるそうです。


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地蔵菩薩の霊夢を見て当地を訪れた
伯耆国大山寺の僧である弘誓坊によって
奈良時代の宝亀8年(775年)
に創建され、
“関東の高野山”ともよばれた高勝寺
( ̄。 ̄)ヘー
仁王像が構える朱塗りの立派な山門は
江戸時代の享保2年(1742年)に
建造されたもので、
規模の大きさは県内一を誇ります。


そんな歴史的にも信仰的にも趣深い高勝寺さんへ軽くお参りをしたのち (-人-〃)ムニャムニャ、境内の周囲など山上の一帯を少し散策してみるとところどころに視界が開けた箇所があり、そこから岩舟の街なみや田園風景などが広く望めます (゚∀゚)オッ!。
両毛線も見えるかな? σ(゚・゚*)ンー…


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山上から見えた岩舟駅。
(゚ー゚*)エキ
駅のむこう側は田畑が広がっていて
環境ののどかさがわかります。
▲両毛線 岩舟

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こちらは駅が見えるほうとは
別の個所から見た眺め。
(「゚ー゚)ドレドレ
高い建物があるのは小山市かな?
かなり遠くまで見渡せます。

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眼下に広がる田園風景、
そこに敷かれた両毛線の線路を
211系の普通列車が
コトコトと走ってゆきます。

...(((o*・ω・)o
▲両毛線 大平下-岩舟


お!両毛線、み~っけ! m9っ`∀´)ミッケ!
山上の一角から木々の枝をかわすようにして覗くと
(「゚ー゚)ドレドレ、先ほどまで私が撮影していた田畑のあたりが眼下に広く一望でき、そこにまっすぐと伸びる両毛線の線路もしっかりと確認できます (゚∀゚*)オオッ!。これは気持ちのいい壮観な眺めで、私好みの“俯瞰撮影スポット”じゃありませんか (・∀・)イイネ。復路の「あしかが大藤まつり号」はここで撮ることに迷わず決定 (-`ω´-*)ウム。
ちなみに北西から南東のほうを向いて立っているこの場所、ためしに撮ってみた211系の普通列車を見ると、車体側面への陽あたりがまだ弱い感じですが、午後遅い15時近くに通過する本番の「あしかが大藤まつり号」では、もう少しいい条件の光線状態になるのではないかと思われます σ(゚・゚*)ンー…。
気温や湿度が上って空気が霞みがちな今の時期、乾燥した冬場ほどのクリアな視界ではないけれど、それでも穏やかな晴天はまずまずの好条件
(+`゚∀´)=b OK牧場!。高台からの展望をのんびりと眺めながら、お目当ての列車が来るのを待ちます (*´v`*)ワクワク♪。
そんななか、やがて麓のほうからかすかに聞こえてきたのは、やはり185系らしいモーターの唸り
ε-(°ω°*)キタッ!


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江戸時代から昭和にかけての
長きにわたる採石の歴史で
山肌が荒々しく削られた岩船山。
かつて石材の輸送にも使われた両毛線を
今日は藤まつりに合わせた
臨時の特急列車が走ってゆきます。
▲両毛線 岩舟-大平下


岩船山俯瞰でイッパーゴが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
山上より岩壁越しにとらえてみた、麓を走る185系の「あしかが大藤まつり号」
(^_[◎]oパチリ。見晴らしのいい眺望に加えて、手前へ写し込んだ切り立つ山肌には凄みのある迫力も感じられ w(゚o゚*)w オオー!、採石の歴史を持つ岩船山らしさが表れせたのではないでしょうか (・∀・)イイネ
そして列車への光線状態はいい具合の陽当りとなり、それに照らされた185系の白い車体は遠景でもじゅうぶんに存在感があります
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ちなみに私ははじめ今回の「あしかが大藤まつり号」には、使用頻度が少なくてレア度が高い“横帯ライン(リレー号色)”のA1編成を期待していたのですが σ(・∀・*)リレー…、いま実際に山上からの俯瞰で当列車を見ていると“斜めストライプ(踊り子色)”が遠目でもいいアクセントとなっており、きょうの撮影ではこちらの塗分けのB6編成でよかったようにあらためて感じました ъ(゚Д゚)ナイス。


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関東平野に響きわたる
MT54型電動機の甲高い咆哮。
視界が抜けていれば

その姿をずっと見ていられるのも
俯瞰眺望の楽しさです。
小山のほうへ向かって走り続ける
185系を追うようにして
何枚かパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲両毛線 大平下-岩舟(後追い)


広大な田園風景を淡々と進みゆく185系の特急「あしかが大藤まつり号」...(((o*・ω・)o。ありきたりな表現だけど、山上から眺めている様子はまるでミニチュアの鉄道模型を見ているかのような面白さがあります (*'∇')タノシイ♪。
メインのカットを撮り終えたあともずっと目で追い続け、その姿が見えなくなったところで本日の撮影は終了としました
(´w`*)ドツカレサン


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撤収して高勝寺さんの境内を横切ると
そこにいらっしゃったのは
リアル眠り猫?
(=ΦωΦ=)ニャア
あたたかい陽気となって、
お昼寝するにも気持ちのいい時期ですね。
(´ー`)マターリ

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岩舟の駅に戻り、
両毛線の小山ゆきで帰ります
(お!幕車の211系だ)。
この列車もやはり
大半がフラワーパークからの帰りだと思われる
多くの乗客で混雑していました。
(´д`;)人大杉…
▲両毛線 岩舟


「あしかがフラワーパーク」の藤の花が見ごろとなるのに合わせて運行される、この時期恒例の臨時特急「あしかが大藤まつり号」 (゚ー゚*)オーフジ。
今シーズンは二年ぶりに当列車へ返り咲いた国鉄特急型の185系を、岩峰際立つ山容が特徴的な岩船山と絡めた両毛線らしいロケーションで記録でき
(^_[◎]oパチリ、また、その待ち時間に現れてくれた自転車少年・・・じゃなくて、矢絣柄の211系にたまたま出会えたのもラッキーで嬉しい副産物でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。沿線の田んぼにまだ水は入れられていなかったけど、早くも初夏を思わせる日差しが照り付ける陽気のもと、好条件で存分に両毛線の撮影を満喫することができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
そんな「あしかが大藤まつり号」ですが、はたして来シーズンの使用車両はどうなるのでしょうね σ(゚・゚*)ンー…。今年に引き続き185系が使われるのか、それともJR型の別形式になるのか? イッパゴ?(゚д゚≡゚д゚)ニゴナナ?。ひょっとしてその運用のカギを握るのは、若干の塗装変更を含むリニューアルが進められていて、いま注目が高まっている「成田エクスプレス」用のE259系・・・かも? ( ̄  ̄*)ネックス…(「大藤まつり」にE259系の直接登板は無くても、当系の一部を波動用に回すことでE257系などに余裕ができるのではないかと、個人的にはあくまでも勝手に予想しています)。来シーズンの「あしかが大藤まつり号」も楽しみにしたいと思います。


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小山で両毛線から乗り換えた
宇都宮線と湘南新宿ラインを直通する
逗子ゆきの快速列車。
E231系か・・・。
( ̄  ̄;)ニーサンイチ
▲東北本線 小山


さて、ひととおり両毛線での撮影を終えて帰路についた私。
ちなみに今旅は都内と岩舟の往復するのに、首都圏近郊のJRの特定範囲が一日じゅう乗り降り自由となる、おトクなきっぷの「休日お出かけパス」を使用しています(両毛線は小山~足利が利用可能な区間) (*・∀・)つ[パス] 。せっかくならばそれをもう少し活用すべく、宇都宮線の上り列車を大宮で途中下車して、きょうの撮影の打ち上げに駅の近くにある居酒屋でちょいと一杯ひっかけていくことにしました (゚∀゚)アヒャ☆。
撮り鉄を満喫したあとのビールと焼きとりはサイコーですね(笑)プハーッ!(*>∀<)oC凵

岩舟1507-(両毛449M)-小山1525~1605-(東北4535Y)-大宮1645
大宮1834-(湘南新宿ライン2853Y)-新宿1908