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ONE-shot 504 静寂 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 504 静寂

0610.jpg
宵闇が迫るころ
殺風景な工場地帯の終着駅にて
折り返しの電車が
発車の刻を静かに待っています。
帰宅ラッシュがピークとなる夕方には
お勤めを終えた多くの利用者で
ホームも車内も混雑しますが
今の時間はもう落ち着いた様子

(´ー`)マターリ


京浜工業地帯の片隅に所在する
浜川崎(はまかわさき)は
南武線の本線から枝分かれした
支線(浜川崎支線)の終着駅で、
並行して東京貨物ターミナル方面へと続く
貨物線(東海道貨物線)の脇っちょに
一面だけの旅客用ホームが設けられた
独特な雰囲気を漂わせています

( ̄  ̄*)ハマカワサキ

そのホームに停車しているのは
浜川崎支線の専用編成で
ワンマン仕様の205系1000番台

(゚ー゚*)ニマゴ
当線に合わせた二両という短編成化により
中間車だったものを先頭車へと改造したため
お顔(車両前面)のデザインなどは
オリジナル(基本番台)の同系
大きく異なるけれど
それでも首都圏でわずかな存在となった
“国鉄型車両”(国鉄時代に製造)の
貴重な生き残りです。
(*・`o´・*)ホ─


路線距離4.1キロの支線のみを
単順にピストン運行(往復運行)する
地味な“ルーティンワーク”。
それを黙々とこなす205系にとって
ラッシュのピークが過ぎた折り返し時間は
ホッと一息つけるひと時でしょうか。
ε-(´∇`*)ホッ


▲23.6.10 南武線(浜川崎支線)浜川崎



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川崎市川崎区に所在する浜川崎。
当駅は南武線の浜川崎支線のほかに
鶴見線も発着しているのですが
両線のホームは少し離れた位置にあり、
一般道を横断しなければ乗り換えできないという
ちょっと変わった構造をしています。
(・Д・*)ヘェー
ちなみにこれは南武線側の駅舎で
鶴見線の駅(ホーム)は
写真の左手のほうにあります。
o(- ̄*o))))…コッチ

0612.jpg
南武線のホーム脇に
寂しく放置(?)されていた
保線作業用のモーターカー。
(・ω・)ポツン
蔦が絡まった姿にはどこか
哀愁的な味わい深さが感じられて
ついカメラを向けたくなります。
(^_[◎]oパチリ

0613.jpg
日暮れの浜川崎にたたずむ
ワンマン仕様の205系1000番台。
前任の101系から引き継いで
2002年よりおよそ20年間
浜川崎支線にて使われてきた当系ですが、
先日には後継となる新しい車両が配属され
(新潟地区から転属してきたE127系)、
これにより205系は近いうちに
退役となる模様・・・。
(´・ω・`)ショボン
今回はそれを意識しての記録でした。

ちなみに今回のタイトルの「静寂」は
夜の工場地帯の静けさを表したものだけど、
引退する205系のお別れに
多くの鉄ちゃん(葬式鉄)が集まる前の
“嵐の前の静けさ”でもあるかも?
(^^;ゞポリポリ
同業者のみなさん、
ぜひともマナー良く見送りましょうね。




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オマケの一枚。
浜川崎支線と並行している東海道貨物線では
東京貨物ターミナルや川崎貨物駅を発着地とする
貨物列車が頻繁に通過しますが、
この日はなんと
東京メトロ丸ノ内線用の2000系
EF65形電気機関車(2081号機)の牽引で
輸送されてきました。
(゚∀゚)オッ!
メインの「ONE-shot」(一枚目)を撮ったのと
同じ跨線橋の反対側からパチリ。
薄暗い時間の厳しい撮影条件だったけど
これは撮れただけでもラッキーです。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
前回の「ONE-shot」でご紹介した
西武線(西武多摩川線の新101系)に続き
たまたま二週連続で
“甲種輸送”が見られました。





さ、せっかく川崎まで来たのなら
ご当地のソウルフード(?)
“ニュータンタン”を食べて帰ろうっと。
(〃゚¬゚〃)ジュルリ