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「能登」「あけぼの」・・・熊谷で朝練 撮影記 [鉄道旅行記]


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2010.04.30~05.02 GW旅行記 05
能登」「あけぼの」 熊谷で朝練 撮影記
  

Wに行った撮影旅行記、前回からの続きです。

長野1930-(あさま548号)-高崎2020

長野から東京行きの新幹線(上写真)に乗ったものの、途中の高崎で下車。それにはもちろん理由があります。実はこの日の宿を高崎線の熊谷に予約しておきました。東京に住んでいる私、今からでもじゅうぶんに自宅へ帰れる時間なのですが、なぜ埼玉の熊谷に泊まるのかというと、翌日早朝に高崎線を走る寝台特急「あけぼの」、そして485系化された臨時急行「能登」を撮影したいためでした。この両列車、朝練がてらクルマで撮影に行かれる方が多いと思いますが、クルマを持たない私には地元駅を初発で出かけても、撮影できるのは大宮付近が限界。それならそれで南浦和や東十条など、間に合う範囲の場所で撮影すればよいのですが、一度くらいはスッキリとした写真を高崎線内で撮ってみたい。そこで考えたのが、この熊谷泊という方法。ホテル代がもったいないと思われますが、長野からの帰りなら途中下車扱いで熊谷に降りられるので交通費的な負担は無いし、安宿ならレンタカーを借りて来るよりも安く済むんです。本当は去年の北陸へ行った帰りに同計画を考えたのですが、やはり関東近郊で一泊するのはもったいないと躊躇し、やめてしまいました。今思えば、昨年なら今年廃止された「北陸」や489系「能登」、さらに「あけぼの」だってロクヨンの一般型が記録できていたはず・・・。そう考えると、ちょっと悔いが残ります。そんなわけで今年こそは熊谷泊を決行することに。

高崎2034-(高崎3944M)-熊谷2115

熊谷へ行くのに高崎から高崎線へ乗り継いだのは、長野新幹線から熊谷に停まる上越新幹線への接続が悪すぎて、なんと40分待ちだったため。待ち時間を考えると高崎線に乗ったほうが早く着けるというワケでして・・・。ただでさえ本数の少ない長野新幹線なのだから、接続ぐらいスムーズに設定してほしいものですね。同じ特急料金で熊谷まで行けるはずだったのに高崎で降りた事を考えると、ちょっと損した気分。


5月2日(日)
急行「能登」の熊谷発は5時23分。4時半に駅前のホテルを出て、徒歩で通称・クマギョウと呼ばれる撮影地へ。5時前には到着しましたが、撮影地にはすでに三脚の林ができており、20人くらいがスタンバイ。それでも隣にいた方によると、この日は「TDR臨などがないだけ、空いているほう」なのだそう。前日には秋田の583系が運転されて大混雑だったとか。さらに「明日の489系はもっと混むだろうね・・・」とも言っておられました。つまりこの日は「能登」「あけぼの」以外、何も来ないハズレの日ということ。でも空いていた分、朝練初心者の私には良かったのかな・・・? 「能登」通過の数分前に太陽が顔を出し、いい光線が線路を照らし出しました。

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485系臨時急行「能登」。
前日に鯨波で撮ったK1編成が順調に流れてきました。
高崎線 熊谷-行
 

ようやく485系「能登」初撮影。489系の撤退は寂しいけれど、485系の「能登」もなかなかカッコイイですね。国鉄色車が使われているのが嬉しいところ。しかし縁起でもないけど、臨時化されてしまった以上いつ完全に消えてもおかしくない「能登」、485系での運転が短命に終わらなければよいのですが・・・(臨時列車は「エルム」のようにいつの間にか・・・ってケースもありますし) 。

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続いて、もうひとつの本命「あけぼの」。双頭連結器装備の1032号機が牽引。

ロクヨン「あけぼの」を順光で撮れたのは初めて。EF81「あけぼの」は遠征先の青森で順光撮影したことがあったけど、EF64は関東近郊の早朝じゃないと撮れないですから、むしろ私にとってはこっちの姿の方が貴重なのかもしれません。そういえば、同じようなことを「北陸」の引退時にも書きましたっけ。

これにて朝練終了。当然皆さんはクルマで早々と去り、私は一人、とぼとぼとホテルまで歩いて戻ります。帰り道には秩父鉄道のガード下をくぐるのですが、ここで一本狙ってみると、やってきたのは1000系のリバイバル旧塗装。昨年、秩父鉄道へ行ったときに唯一撮れなかった編成です。

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青空バックに旧塗装の1000系ゲット!でも・・・か、影が~(T_T)
秩父鉄道 持田-熊谷

架線柱の影がモロに落ちて大撃沈・・・orz。練習電なしに一発勝負だと、たまにこういうポカをやらかします。掲載を見送ろうかとも思いましたが、ヘッドマークが付いており、「5・15 わくわく鉄道フェスタ」と書かれているので、行かれる方の参考になればと思って載せました。

さて、せっかく泊まったホテル。ビンボー性の私は、宿泊者無料の朝食バイキングをたらふく食べて、チェックアウト時間ギリギリまで部屋で過ごしてから熊谷を後にするのでした。

熊谷1021-(湘南新宿ライン2160Y)-新宿1128

これでGWの撮影記は終了です。「北越」と「能登」、今回は結果的に新潟の国鉄色485系を追った連休となりました。やはり国鉄色の485系はいいですね。


 
☆おまけ☆
翌日には、熊谷で同業者さんが話していた489系のTDR臨(回送)の撮影に行ってきました。私が撮影した東浦和付近も大混雑でしたが、きっと前日に行った熊谷の撮影地も、朝から賑わったのでしょうね。

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久しぶりに撮影、489系ボンネット
10.05.03 武蔵野線 東川口-東浦和



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