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信越・上越線・・・「485系国鉄色周遊号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2015.05.23 信越本線上越線
T18のラストランは、フカン全燃焼!?
「485系国鉄色周遊号」 撮影
 
  

ゴールデンウィークに臨時快速「足利大藤まつり号」で使用された国鉄特急色の485系・T18編成。その時の撮影記でも触れていますが、新潟車両センターに所属する同編成はもともと、主に信越本線や北陸本線を活躍の場としていた編成で、今年3月の北陸新幹線開業によって特急「北越」や快速「くびき野」が廃止となった現在では運転機会が激減。製造から40年以上が経つ車両自体の老朽化もあり、残念ながら今月(5月)末での引退が決定してしまいました (´・ω・`)ショボーン。先日にお伝えした長野の189系・N101編成に続く国鉄特急色の引退・・・ (つω-`。)サミシ…。最近の拙ブログは国鉄特急型車両のハナシばかりで、あまり興味の無い方にお読みいただくにはいささか恐縮なのですが、それだけ今は同型車にとって最後の大きな変革期を迎えているということなのです ( ´_ゝ`)フーン。子供の頃に上野駅でズラリと並ぶ国鉄特急を見たときの憧れから、今に残る国鉄特急型をできる限り記録している私【◎】]ω・´)パチッ!。189系・N101編成のラストランには行くことができませんでしたが、今回の485系・T18編成の方はなんとしても駆けつけたいところ (`・ω・´)-3フンス!。5月23日と30日の二週に渡って企画された、T18編成引退記念のイベント列車。それぞれの週で運転区間が異なるのですが、私は一週目にあたる「485系国鉄色周遊号」の撮影へと向かうことにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。その名の通りJR東日本の新潟支社管内をぐるりと一周するようなルートで運転されるこの列車。さて、どこで撮ろうかな・・・? σ(゚・゚*)ンー


5月23日(土)

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今回のイベント運転が行なわれるのは新潟県。
東京から上越新幹線「とき」で向かいます。
E2系もだいぶ上越新幹線として定着してきました。
▲東北新幹線 東京

当日、東京駅から乗り込んだのは、朝イチの上越新幹線「とき301号」新潟行き。GWに遠出しなかった私にとって、新幹線へ乗るのは3月の北陸新幹線以来です ワ~イ♪ヽ( ´¬`)ノ シソカソセソ♪。それにしても、最上級のグランクラスを連結した東北新幹線のE5系や北陸新幹線のE7系、真っ赤で派手な装いの秋田新幹線のE6系などと比べると、上越新幹線は東北新幹線のお古と言っていいE2系やE4系が使われていて、ちょっとぞんざいな扱いを受けている感じが否めません σ(・ω・`)ウーン…。せっかく新幹線に乗るのなら、カッチョよくて乗り心地のいい方がワクワクしますよね・・・ (´ω`)マァネ。そんなE2系の上越新幹線に揺られて、私は一路新潟へと北上します バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。

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上越国境のトンネルを抜けて新潟県へ入ると、
米どころらしい広大な水田が車窓に広がります。
この日の新潟は快晴予報で、
絶好の「撮り鉄日和」になりそう。
キョーモ (´▽`*) イイテンキ~♪
▲上越新幹線 浦佐-長岡(車窓から)

さて、今回のターゲットとなる485系T18編成の「485系国鉄色周遊号(以下、周遊号)」。その運転経路は、新潟-(信越本線)-犀潟(さいがた)-(北越急行ほくほく線)-六日町-(上越線)-越後湯沢-(上越線)-宮内-(信越本線)-新津-(羽越本線)-新発田(しばた)-(白新線)-新潟という、まさに新潟県内一周コース (・o・*)ホホゥ。このような面白いルートは乗車できる乗り鉄にはたまらないものだと思いますが (*゚∀゚)=3ハァハァ!、撮る方としては、これがなかなかの徒歩鉄泣かせなのです ( ̄△ ̄;)エッ…。

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これが「485系国鉄色周遊号」の運転経路(ピンクの矢印)。
新潟駅を起点に反時計回りのような形で各線を経由し、
新潟県内を一周します。

上の経路図を一見すると、いろいろなところで何度も撮る事ができそうなルートに思えますが (゚∀゚*)オオッ!、実は都市部の新潟や長岡近郊を除くと、徒歩鉄が移動に使う普通列車の本数が少なくて(各線ともだいたい一時間に一本程度)、お目当ての「周遊号」を先回りすることが難しいのです (゚ペ)ウーン…。なかでも北越急行ほくほく線(犀潟→六日町)への入線などは「周遊号」ルートの目玉のひとつでもあるのですが (゚∀゚*)オオッ!、ほくほく線沿線の撮影地で撮ると徒歩鉄は他路線との掛け持ちができず、この一回しか撮影することができません  ( ̄  ̄;)1カイ…。ワンチャンスに賭ける一発必中って考えもあるけれど、せっかく新潟まで遠征するのに撮影が一回だけじゃもったいない気がします。最低でも別路線で二回は撮りたいところ・・・ (・∀・`)ソーネェ…。ならば、地図上でルートが重なっている信越線の新津と長岡の間だと単純に上下線で一回ずつ二回の撮影ができますが、このあたりは住宅地の多い平野部で編成写真を主体とするような撮影地が多く、できれば風景を広めに入れたいと考えている私のイメージとはちょっと違う σ(・ω・`)ウーン…。さらにこの日の私は後述する別件の用事があって、東側の羽越線や白新線の方までは行くことができないなんていう個人的な理由もあり、撮影地選びにはかなり迷いました "o(-"-;*) ウゥム…。その考え抜いた結果、とりあえず私は上越新幹線を長岡で下車。

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長岡で新幹線から在来線へ乗り換えます。
ノリカエ...((((o* ̄-)o
入線していた普通列車は緑帯の新潟色115系。
▲信越本線 長岡

長岡の在来線は信越本線と、隣駅の宮内から分岐する上越線の二路線が乗り入れていますが、私が乗ったのは信越線の直江津行き上り普通列車。まずは信越線の撮影地で「周遊号」を狙ってみたいと思います (・o・*)ホホゥ。それにしても、同じ上越新幹線から長岡で降りた同業者(らしき方)はけっこう多く見かけたのに σ(・∀・*)オナカマ?、乗り継いだ信越線の車内にはそれほどいませんでした (゚ー゚?)アリ?。やはり「周遊号」のルートを考えると、列車利用よりも長岡でレンタカーを借りるなどした方が多かったのかな・・・? σ(゚・゚*)ンー

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長岡から乗った普通列車は空いていて、
ボックスシートに座ることができました。
車窓を眺めていると、
すれ違ったのはEF510の貨物列車。(゚∀゚)オッ!
関東では見られない赤いゴトー(510)を見ると、
日本海側へ来たことを実感します。
▲信越本線 前川-来迎寺(車窓から)

信越本線というと、今年3月の北陸新幹線開業によって長野と直江津の間が第三セクター転換されるなど、大きな変化があったのは記憶に新しいところ (´ω`)シッテル。かつては群馬の高崎から長野を経て新潟までを一本で結んでいたこの長大路線も、今では高崎~横川、篠ノ井~長野、そして直江津~新潟の三区間に分断され、まさに細切れ状態になってしまいました ( ̄△ ̄;)コマギレ…(路線自体が廃止となったのは横川~軽井沢のみ。その他の区間は三セク転換) 。そして信越線の長い歴史のなかで数多くの特急列車として走ってきた伝統の国鉄特急色車両も、おそらく今回の「周遊号」で見納めとなるのではないでしょうか(新津~宮内は深夜帯に「わくドリ」の583系が通るケド)。そんな信越線での「周遊号」を撮るのに私が降りた駅は、長岡から20分ほどの塚山。

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信越線を塚山で下車 (・ω・)トウチャコ。
ここで降りたのは私の他に
二、三人の同業者でした。
▲信越本線 塚山

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山間の塚山集落にある塚山駅。
周辺にはホタルの生息地があり、
夏には「ホタルまつり」なども行なわれます。
ちなみに駅舎は04年の中越地震で一部が損壊したことから、
05年に新しく建て替えられたもの。
▲信越本線 塚山

東京0608-(上越新幹線 とき301号)-長岡0748~0806-(信越1328M)-塚山0826

この塚山と次駅・長鳥の間にはちょっとした峠(塚山峠)があり、駅から歩ける範囲でも自然豊かな情景が撮れる好撮影地が点在しています (・o・*)ホホゥ。ホントは信越線と言えば、やはり鯨波や青海川あたりの日本海バックで撮りたいな・・・σ(・∀・`)トリタイ… なんて考えていたのですが、「周遊号」が順光で撮れそうな鯨波海岸の有名撮影地などは、すでに朝早くから多くの三脚が林立しているとの情報をSNSの掲示板で知り w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!、海バックは早々に諦めました (´д`;) ダミダコリャ。 いっぽう、私が選んだ塚山の撮影地もこのあたりではメジャーなポイントなのですが、私が到着した時点の先客は田んぼ脇の道路にお二方がいらっしゃるのみでした (*・ω・)ノ゙チワッス♪。

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塚山駅から歩くこと15分ほどで撮影地に到着。
信越線の線路は写真中央の築堤上に敷かれています。

ここは田園風景が広がるなかの一段高い築堤上に線路が敷かれていて、そのままでもスッキリと列車の姿を捉えることができます (・o・*)ホホゥ。でも、このあたり一帯をかなり高い位置から見下ろした、いわゆる俯瞰写真を雑誌やネット上で何度か目にしたことがあり σ(・∀・*)ココ、イイネ、俯瞰ポイント好きの私が目指す最終目的地はそこ・・・のハズでした ( ̄△ ̄;)エッ…。しかし、おそらくこの山の上のどこかから撮っているんだろうな~という、だいたいの目星は付くものの、周囲に上へ登れそうなアプローチが見当たりません。時期的に夏草で埋もれてしまっているのか? (゚ー゚*≡*゚ー゚)キョロキョロ 本来はここでもっと慎重にアプローチをよく探すべきだったのですが、私は最近の俯瞰ポイント探しによる己の過信から、無理矢理に草木をかき分けて直登をし始めてしまいました ザクザク...(((o`・ω・)o。

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夏草に覆われた山・・・
でもこの先に目指す俯瞰ポイントがきっとあるはず!
(`・ω・´)-3フンス!

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道無き道を進むと、
すぐにこのような感じの視界が利く場所がありました。
(゚∀゚)オッ!

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ちょうどE653系の特急「しらゆき」がやってきたので、
試し撮りしてみます 【◎】]ω・´)パチッ!。
新井・上越妙高と新潟の間を結ぶ「しらゆき」は、
北陸新幹線開業後の信越線北部に唯一走る特急列車です。
(信越線”北部”って書かないと、
長野〜篠ノ井の「しなの」は?ってツッこまれそうw)

▲信越本線 塚山-長鳥

斜面を少しよじ登ると視界が開けるところがあったので、タイミングよくやってきた特急「しらゆき」を試し撮り 【◎】]ω・´)パチッ!。たしかに先ほどの道路位置と比べたら高さは若干上がっているけれど、築堤上を走る列車とはほぼ同レベル (゚ペ)ウーン…。これではまだ俯瞰撮影と言えませんよね (^^;)ゞポリポリ。最低限ここからは撮れるという保険のようなものを得て、私は更なる高みを目指して斜面を登ります ザクザク...(((o`・ω・)o。しかし・・・

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行く手を阻むのはうっそうと生い茂る草木。
斜度もかなり急で、体力が奪われます。
ε~ε~ε~(((;*´Д`)ノ ヒィ、ハァ…

生い茂る草木をかき分けて急斜面を登るも ε~ε~ε~(((;*´Д`)ノ ヒィ、ハァ…、木々に阻まれていっこうに下界の景色が見えません ミエナイ…(・д・`; ≡;´・д・)ミエナイ…。そんな状態が続いたまま、ついにはこの山のてっぺんまで到達してしまいました ε-(´o`;A フゥ…。でも、やはり視界はまったく開けない・・・σ(・_・`;)ウーン…。う~ん、木々の生長で視界が利かなくなっちゃったのか? それとも、目指している場所自体がそもそも違うのか? (-公- ;)ウーン いずれにせよ、てっぺんから先へはもう進みようがなく、いったん下山しながら視界が開けそうなところをもう一度こまめに探してみます キョロ(-"-;)≡(;-"-)キョロ。すると半分くらい山を降りてきたところで、左奥の方に木々の合間から明るく日が差しているところが見えました (*=゚ω゚=)ンン!?。ひょっとして、あそこなら視界が開けるのか? 望みをもって近づいてみると・・・ ザクザク...(((o`・ω・)o

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てっぺんから半分くらいの位置まで降りてくると、
登るときには見逃していたこんな場所がありました。

たしかにそこからは、ある程度の眺望が利きました (゚∀゚*)オオッ!。参考にしてきた写真の場所よりはずっと低いけれど、先ほどの「しらゆきポイント」からはさらに高さを増しており、このくらいならば俯瞰撮影と呼んでもよさそうです σ(・∀・`)イイカモ…。ただし、右手前や中央に生えている木々をウマくかわさなければ、列車の編成はスッキリと撮れません (゚ペ)ウーン…。立ち位置をもう少し左に・・・ もうちょい奥から・・・ジリジリ(((((;´д`) なんとか木が入らないようなアングルを試みるも、なかなかウマくいかない・・・(-"-;)ウググ…。も、もうちょっとだけ奥・・・クッ…(((;´Д`)))ノと、足を伸ばした次の瞬間、その足場が崩れて ヽ(゚、。;)ノ ズルッ 私は斜面を数メートルに渡ってずるずると滑り落ちてしまいました!

ヴワアアァァァァァァ━━━━ヾ(;゚曲゚)ノ ━━━━ッ!!!

幸いにしてかすり傷と腰を軽く打った程度で済んだものの (>_<。)\アイタタタ…、これがもし断崖絶壁だったら・・・と思うと、ぞっとします ヒイィィ━━il|liノ);゚Д゚(ヽil|li━━ィィィ!!!。いくら俯瞰撮影好きでも、高台や足場の悪い場所へ登る際にはじゅうぶん・・・いや、じゅうにぶんに気をつけなければいけませんね・・・(注意を怠ったことを、ホンっトに反省しています ヾ(_ _*)ハンセイ・・・)。そしてその滑り落ちて止まった場所というのが・・・実はあの「しらゆきポイント」付近でした ∑(゚∇゚;)エッ!?。まさに「ふりだしへ戻る」 (_ _|||)ガクッ。お目当ての俯瞰ポイントが見つけられなかっただけでなく、斜面を滑り落ちてしまったことで、テンションだだ下がりの私 ε-(-ω-lll)ハァ…。もう俯瞰ポイントへ再挑戦する気力は無く、本命の「周遊号」はこの「しらゆきポイント」で撮ることにしました (・ε・`)マ、イッカ。

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「しらゆきポイント」に腰を据えてカメラを構えると、
EF510の貨物列車がやってきました。
「RED THUNDER」の愛称を持つ赤い機関車が
山の緑によく映えます。
▲信越本線 塚山-長鳥

まずは貨物列車などで試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。ほぼアイレベルと同じ高さにある築堤上の列車を画面高さの真ん中に持ってくると平凡な画になってしまいそうだったので、少し下を多くして今の時期らしい水田を広めに入れたアングルにしてみました。このくらいのバランスが私的には好みです (・∀・*)イイジャン。紆余曲折あったけれどなんとかアングルが決まって、あとは「周遊号」の通過を待つだけ ε-(´o`;A フゥ…。そんななか、お一人の同業者が私と同様に斜面よじ上っていらっしゃいました (*・ω・)ノ゙チワッス♪。軽く挨拶をして、やはりさらに上の方を目指そうとしますが、行く手を阻む夏草を見て早々に断念した様子 (´д`;)ダメカ…。その方が賢明ですよね・・・(^^;)ゞポリポリ。私の横にはもう一人分くらいの撮れるスペースがあったので、結局は彼もそこに落ち着きました スツレイ(o*。_。)oシマツ…ヽ(・∀・`)ドゾォ。もっと上へはどう上がるのか? 夏草の時期は撮れないのか? ドーダロ( ´・ω) (ω・` )ワカラン など、二人で話していると適度に時間は流れ、やがて迎えた「周遊号」の通過時刻。里山に響く列車の走行音とともに、築堤上へおなじみの国鉄色485系が姿を見せました オッ!(゚∀゚*)キタッ!。

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さわやかな初夏の風を浴びながら、
通い慣れた信越本線で最後の力走を見せる485系T18編成。
国鉄色に復刻された同編成は、同僚のK1・K2編成とともに、
多くの国鉄型ファンを魅了してきました。

T18の周遊号が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
ギリギリで顔(列車の正面)まで日がまわり、バッチリバリ順でゲット!(σ゚∀゚)σゲッツ!! いつもと同じような感想ですが、田園風景が広がるのどかな里山の風景に昔ながらの国鉄特急色はホントよく合います 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ここを行く国鉄色の485系は特別運転の「周遊号」というよりも、3月まで定期的に走っていた特急「北越」とほとんど変わらないシーンなのですが、ここで一度は国鉄色の「北越」を撮りたいと思いつつも、それが叶わなかった私にとっては、この最後の機会でいい記録を残すことができました。俯瞰ポイントは不完全燃焼(俯瞰だけに、フカン全燃焼? ,;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)クダラネーヨ!!)だったけれど、これはじゅうぶんに満足のいく結果です (*`д´)b OK牧場!。ちなみに後日、件の俯瞰ポイントから撮られたと思われる「周遊号」の写真をネットで見かけました ( ̄△ ̄;)ア…。ということは、この時期でもてっぺん付近に視界が利くところがあり、そこへは他にアプローチできる箇所があったと言うことですよね・・・(まさか、流行りのドローンじゃないよねw)。無理矢理に斜面を直登するのではなく、もっと周囲をよく探すべきでした (^^;)ゞポリポリ。いつかはこの俯瞰ポイントをリベンジしたいところだけれど、T18編成の引退で今後ここまで撮りにこようと思わせるような列車がはたしてあるかなぁ・・・σ(゚・゚*)ドーダロ。そんな塚山での撮影はこれで終了です。

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塚山駅へ戻って再び信越線に乗車。
今度は青い帯の115系でした。
▲信越本線 塚山

さて、先出の経路図で説明したように「周遊号」はこのあと信越線を折り返して戻ってくるわけではなく、犀潟から北越急行ほくほく線へと入ってしまいます σ(゚・゚*)ンー。クルマを利用すれば信越線の塚山からほくほく線のまつだい(松代)あたりまでは簡単にショートカットできて、ほくほく線でも「周遊号」を撮ることができるのだと思われますが、鉄道利用の徒歩鉄だと今から列車を乗り継いでほくほく線へ向かったところで、「周遊号」の通過時刻には到底間に合いません (・ε・`)チェ。徒歩鉄の私がもう一度「周遊号」を撮る手段としては、ほくほく線のあとに「周遊号」が走行する上越線か信越線の長岡以北へ先回りするしかないのです (・o・*)ホホウ。とすると、塚山から乗るのは長岡方面の下り列車・・・のハズなのですが、私が乗ったのは上りの直江津行き ( ̄△ ̄;)エ?。でもこれは何か特別な意味があるワケではなく、実は次の長岡行きは塚山であと一時間も待たねばならないので、それならばすぐにやってくる直江津行きに乗って、少し時間つぶしをしただけ ( ´_ゝ`)ナーンダ。塚山から乗った直江津行きを駅構内に売店のある柏崎で降りて昼食のオニギリを買い オニギリクダサイ(= ̄ω ̄)つ(▲)、15分後にやってくる長岡行きの列車で折り返します イッタリo(- ̄*o)))(((o* ̄-)oキタリ。この列車で長岡のひとつ手前にある宮内まで行き、そこで上越線へ乗り換え 。宮内ではわずか一分という好接続です ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。

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柏崎で昼食を買って、長岡行きへ乗車。
おや、お次は長野色の115系ですか
(゚∀゚)オッ!
ちなみにコイツは色を変えずに
長野から新潟へ転属してきた編成。
▲信越本線 柏崎

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宮内で上越線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
一分接続で次の列車はすでに入線しており、
こんな写真しか記録できませんでした。
【◎】]ω・´)パチッ!。
今度は緑帯の115系。
短時間で三色の同形式に乗れました。
▲信越本線 宮内

こうやって列車の乗り継ぎだけを見るとスムーズに移動しているように思えますが、柏崎から乗った長岡行きは結局のところ塚山で一時間待ったのと同じこと。実はここでの一時間待ちは「周遊号」の運転ダイヤを考えると、かなりイタかった・・・(-"-;)ウググ。というのも、この一時間で「周遊号」はほくほく線を走り抜け、私が宮内を出るのとほぼ同じ頃には上越線の越後湯沢まで到達してしまっているのです エ?(´△`;)マジ!?。「周遊号」が定時で越後湯沢から上越線を下ってくるとすれば、いま私が乗っている上りの水上行き1738M普通列車とは宮内から数えて8駅目の浦佐付近ですれ違ってしまうハズ。なんとしてもその前に撮影地へたどり着かなくてはなりません アセアセヽ(ヽ′□`; 三 ;′□`ノ)ノアセアセ。駅から歩く時間も含めて間に合いそうなところ、しかもこの時間帯に順光となるのは・・・σ(゚ー゚;)ンー…私のアタマのなかには宮内から4駅目の北堀之内から歩いて20分ほどのところにある跨線橋くらいしか思い浮かびませんでした ( ̄△ ̄ )アソコカ。でもそこはけっこうメジャーな撮影地だし、今からギリギリに行って撮影場所が確保できるかなぁ・・・(・ω・`)ドーダロ… そんな一抹の不安を抱えながら下車駅の北堀之内が近づいた時、車窓を通して私の目に留ったのは駅近くの小高い丘 (=゚ω゚=;)ンン?。ひょっとして、あの上から撮れないだろうか・・・? (*゚ロ゚)ハッ!! とにかく私は列車が到着した北堀之内で下車します。この時点で「周遊号」の同駅通過予想時刻までは30分あるかないかに迫っていました (゚□゚;)アワワ。

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魚沼市にある駅、北堀之内。
小駅のまわりには田園風景が広がっています。
やっぱりこのあたりで作られているのは、
有名な魚沼産コシヒカリ・・・かな?
▲上越線 北堀之内

塚山1233-(信越1334M)-柏崎1255
柏崎1312-(信越1333M)-宮内1353~1354-(上越1738M)-北堀之内1416

メジャーな撮影地の跨線橋は駅を出て右手、車窓から見えた丘は左手、一瞬は悩むも時間的に余裕が無いのですぐに決断します ミギ?(゚Д゚≡゚Д゚)ヒダリ?。私は直感を信じて左方向へと小走りを始めました ダダダッ ε=ε=ε=┌(;゚□゚)┘コッチダ! 。時間が無いなかで初めての撮影地へ行くのはかなりのリスクがあるけれど、幸いにしてその丘の手前は田んぼが広がっていて、少なくともオーソドックスな編成写真は撮れそうです (゚∀゚)オッ!。でも、できることならその丘へ上がってそこからの景色を見てみたい・・・σ(・∀・`)ミタイ…。先ほどの塚山で斜面から滑り落ちたにもかかわらず、懲りずにまた高い所へよじ登るのかと思われそうですが ヾ(・д・`;)ダイジョブカ?、ここは山ではなく丘と呼ぶのがふさわしい緩やかな斜面。アプローチの夏草も少なく視界良好で、塚山俯瞰よりはずっと楽に登れます (`・ω・)b ダイジョブダァ。いつ「周遊号」が現れてもいいようにバッグから出したカメラを首からさげて慎重に斜面をてっぺんまで上がると ε~ε~ε~(((;*´Д`)ノ ヒィ、ハァ…、そこから見えた景色は・・・(「゚ー゚)ドレドレ

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駅から歩いて・・・いや、小走りで10分ほど、
車窓から見えた丘の麓に着きました。
このくらいの斜面ならば簡単に登れます。

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小高い丘を行ける限り進んでみると、
上からはこんな景色が広がっていました。
左の方に見える河川は魚野川です。

お、なかなか悪くないじゃん (゚∀゚*)オオッ!!。この土地らしい田園風景に敷かれた上越線の線路と、その向こうには魚野川や上越の山々も臨めます。街道沿いにある赤い屋根のお店が画角に入ってしまったり、積雪対策で架線柱のスパンが極端に短かったりと言う細かいツッコミどころはいくつかあるけれど、線路際の障害物は少ないし、光線状態も順光。時間的なことを考えれば上出来のポイントと言えるでしょう (・∀・ )イイジャン。ここまで到達するのに駅から15分、そして通過予想まではあと15分。なんとか間に合ったよ・・・ε-(´o`;A フゥ…

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丘の上でアングルを模索していたら、
突如、反対の下り方現れたのは
新潟のジョイフルトレイン「NO.DO.KA」。
Σ(・ω・ノ)ノ ヌオッ!
手持ちで咄嗟に撮ったけれど、
列車の顔に架線柱の影を落としちゃったし、
背景の空も切っちまったよ・・・(´д`;)アウ。
▲上越線 北堀之内-越後川口(後追い)

このあたりの上越線も先ほどの信越線同様に普通列車の運転間隔は一時間に一本程度で、「周遊号」の前に試し撮りするような列車はもう無い・・・と思っていたら、不意に下り方からジョイフルトレインの「NO.DO.KA」が現れました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。通過はまったくのノーマークでしたが、あとから調べたところによると、これは新潟と越後湯沢の間で運転されている臨時列車、快速「魚沼芝桜号」の回送だったらしい ( ̄。 ̄)ヘー。わずかな時間で偶然にこれが撮れるなんて、なんだか鉄運を感じます(笑)。そして「NO.DO.KA」が走り去った5分後、今度は上り方からお目当ての国鉄色485系が見えてきました (*°ω°*)キタッ!。

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米どころ魚沼の水田を横目に、
上越線を快走する国鉄色485系T18編成。
私が撮るT18のラストカットは、
シャッターを押す指にも思わず力が入りました。
▲上越線 北堀之内-越後川口

上越線でT18が撮れました~! ワ━━\(≧▽≦)/━━イ♪
日中の上越線を行く国鉄色485系は、まるで上越新幹線開業前に活躍した上野発着の特急「いなほ」や「はくたか」を彷彿とさせるようなシーンです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。近年の同線では定期運行こそ無かったものの、新潟と首都圏を結ぶ臨時快速「ムーンライトえちご」や団体列車として485系は頻繁に走り抜けており、この上越線も485系にとって縁のある線といえるかもしれません。そんな上越線で最後の記録ができたT18編成「周遊号」、ちょっぴり期待していた同列車のヘッドマーク表示は無粋な「団体」文字幕でしたが、光線状態良好のいいロケーションで満足のいく一枚を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。慌ただしくもなんとか信越線と上越線の二カ所で捉えることができた「485系国鉄色周遊号」の撮影はこれで終了です (´w`*)ドツカレサン。ひとつだけ残念だったのは、走行ルートと私が選んだ撮影地の兼ね合いから、撮れた先頭車がどちらもオーソドックスな三ツ目(クロハ481-1029)だったということ。できれば同編成最大の特徴である四ツ目(クハ481-1508)を最後にもう一度撮りたかったな・・・σ(・∀・`)ネー(ちなみに、ほくほく線内が四ツ目先頭でした)。485系T18編成、40年の長きに渡る活躍おつかれさまでした サイナラ…(´;ω;)ノ~~~。

「周遊号」はこのあと、長岡から信越線へ入って新津へ、さらに羽越線で新発田、そして白新線で新潟へ戻るという行程になっていて、今から北堀之内を出ても長岡と新潟の間で新幹線を使えばギリギリ白新線へ先回りすることができるのですが、もう私はそこまで追いかけずに東京へと戻ることにします カエロ...((((o* ̄-)o。実はこの日の夕方に私は都内で、とある約束(・・・というか、自然発生的に集まる?)があるのです ( ´_ゝ`)フーン。撮影後に北堀之内から次の上り列車へ乗れば待ち合わせ時間にはじゅうぶんに間に合うのですが、その上り列車の発車時刻は「周遊号」の通過からわずか15分後!Σ(゚□゚*)ナニッ!  またしても私は撮影地から駅まで走ることとなったのでした ダダダッε=ε=ε=┏(;´□`)┛ヒイイィィ.....
(北堀之内での私の行動をあらためておさらいすると、北堀之内駅着14:16、撮影地まで小走りで14:35頃に到達、14:39に「NO.DO.KA」通過、14:45に「周遊号」通過、走って駅へ戻り、北堀之内駅発15:01・・・と言う、なんとも慌ただしいものでした。^^;)

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ギリギリで上り列車に間に合いました。
ε-(´o`;A フゥ…。
コレを逃すと次の列車は約一時間後です。
▲上越線 北堀之内

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北堀之内から4駅目の浦佐で上越新幹線に乗り換え。
帰りはE4系「Max」でした。
▲上越新幹線 浦佐

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そんな「Max」では
ビールと柿の種で軽めに打ち上げ。
口\( ̄∇ ̄*)カンパイ♪
浦佐駅で買った「こしひかり越後ビール」はその名の通り、
地元米の新潟県産コシヒカリを使用し、
ドイツ伝統のデコクション製法で仕込んだ地ビール。
コシヒカリを使用する事によりスッキリとした喉越しと
軽快なキレのある辛口のビールに仕上がっています。
ちなみにこれは新潟のゆるキャラが描かれた限定缶。

なんとか無事に乗り継ぐことができた帰りの新幹線 ε-(´o`;A フゥ…。車内打ち上げはいつものように駅弁と地酒! (゚∀゚)オッ!・・・ではなく、ビールと柿の種 ( ̄△ ̄;)エッ…。実は私が向かっている都内の待ち合わせ場所と言うのは、お酒が飲めるオサレなカフェ&バーなんです (゚∀゚*)オオッ!!。今日はそこで飲めることを楽しみにして、車内での打ち上げは控えめにしておきました(笑)。

北堀之内1501-(上越1740M)-浦佐1517~1543-(上越新幹線 Maxとき330号)-上野1714~1726-(京浜東北線)-日暮里1730

そのカフェ&バーとは、JRの日暮里駅から徒歩15分、地下鉄千代田線の根津駅から徒歩5分 ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、最近話題の谷根千(やねせん=谷中・根津・千駄木)エリアにある「Cafe&Bar 猫八」さんです ネコ(=ΦωΦ=)ハチ?。ここでは今、ソネブロ仲間で画家の「sonicさん」の作品展「絵巻プレミアム 根津-千駄木-西日暮里」が開かれていて、この日はご本人がいらっしゃるとのこと (゚∀゚*)オオッ!!。そこで私も僭越ながら顔を出すこととしたのです (=゚ω゚)ノ イキマツ!。sonic画伯や馴染みのブロガーさん(hanamura師匠ね)には「18時頃には猫八さんへ着けます」と自然発生的な待ち合わせをしていましたが、私がお店に着いたのは17時45分。なかなかいいタイミングじゃありませんか d(´∀`*)チリバツ!。なんだか慌ただしく時間に追われたような一日でしたが、最後はのんびりと時間を気にせずに心ゆくまで、展示作品、お仲間との会話、そしてお酒を楽しんだのでした イエ~♪(* ̄∇ ̄)/Cロ☆ロD\( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪ 。

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根津の「Cafe&Bar 猫八」で5/31まで開かれている、
sonic画伯の作品展
今回の作品は根津から西日暮里までの散策風景を、
長い絵巻物として描かれています。
これは見応えがあります!
(作家ならびに店主の許可を得て撮影しています)

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左は画伯がブログでおススメされていた
コンビーフとジンジャーハイボールの組み合わせ。
コンビーフの塩分とお酒のアルコールが、
撮影後の疲れた体にしみわたるなぁ・・・(>∀<*)クゥーッ!!。
右はカレーでも有名な猫八さんのグリーンカレーです。
(お店でお会いしたsonicさんブリザドさんhanamura師匠
元・某鉄道アテンダントのJさん、そして猫八さんのマスター&常連の皆様、
楽しいひと時をありがとうございました m(__)m)

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ちなみに、猫八さんから徒歩10分ほどのところにある
池之端児童遊園(池之端二丁目)は、
かつて都電20系統の池之端七軒町電停のあった場所。
ここには都電荒川線で近年まで活躍した
7500形7506号が保存されています
(オリの中だけれど・・・)。
鉄道好きなら、猫八さんのついでに訪れてみるのも
いいかもしれません(^^)。



☆オマケ☆

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今回運転されたT18編成の引退によって、
消滅してしまう四ツ目の485系1500番台(「彩 いろどり」を除く)。
もともとは北海道用として製造された同車でしたが、
私は北海道の特急「いしかり」などは撮ったことがなく、
これは本州転属後に秋田行きの特急「つばさ」として
上野駅へ入線したときのものです。
▲87.4 東北本線 上野

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こちらは1500番台の特急「白鳥」・・・ですが、
実は上写真の「つばさ」と同じ日に撮ったもので、
撮影場所はなんと山手線の秋葉原。
今は上野東京ラインが走るこの場所は87年当時、
上野発着の列車をいったん引き上げるための
留置スペースとして使われており、
午前に「あいづ」として上野に到着した485系は
午後の「つばさ」までここに留置されていたのです。
この日はその留置中に「白鳥」が掲出されていて、
驚いたものでした(笑)
▲87.4 東北本線(山手線) 秋葉原



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懐かしの撮影記・・・両毛線「ベルギーお召し」編 [あおたけ的 懐かしの撮影記]

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あおたけ的、懐かしの撮影記
思川の思い出・・・
両毛線「ベルギーお召し」編
 
  

先日に撮影記をご紹介した、485系の臨時快速「足利大藤まつり号」。いわきと桐生の間を常磐線、水戸線、両毛線経由で運転されたこの列車、私は往路の撮影を水戸線の鬼怒川橋梁で、そして復路の撮影地に選んだのが両毛線の思川(おもいがわ)でした【◎】]ω・´)パチッ!。その記事でもちょろっと触れていますが、この思川に私が撮影へ訪れるのはおよそ20年ぶりのこと ( ´_ゝ`)フーン。20年前の両毛線・・・ひょっとしたらこの時点でピンときた方がいらっしゃるかもしれませんね σ(゚・゚*)ンー…。正確には19年前の1996年10月24日。その日、私が思川へ撮影に訪れた列車とは・・・(*゚ロ゚)ハッ!! そう、あの「伝説」の列車、ロクイチ+一号編成による「ベルギーお召し」です w(゚0゚*)w オォー!!。今回は19年前に両毛線で運転されたこの列車を「懐かしの撮影記」としてご紹介したいと思います (*´ω`*)ナツカシス。ホントは「足利大藤まつり号」の記事にオマケで載せようかとも考えたのですが、ネタがネタだけにオマケ扱いじゃもったいないと思い、別枠の「懐かしの撮影記」にしてみました(笑)。


いまから20年ほど前、平成初期のお話。当時、鉄道ファンに絶大な人気を誇っていた一機の電気機関車がありました (・o・*)ホホゥ。それが「お召し列車(天皇陛下が御公務などで乗られる特別列車)」を牽引する専用機として製造された、EF58形直流電気機関車の61号機(EF58 61)、通称「ロクイチ」。その製造理由や輝かしい経歴だけでなく、丁寧に磨き上げられた車体の美しさにもファンは魅了され 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。、ひとたびこのロクイチが動けば沿線には撮り鉄によるカメラの砲列ができるほどのスター的な人気ぶりです パシャ! Σ【◎】]ω・´)パシャ! Σ【◎】]ω・´)パシャ!。しかし、平成になってからは特別扱いを嫌う今上天皇陛下のご意向によってお召し列車の運転機会は以前よりも激減し、専用機であるロクイチが牽引するお召し列車は昭和時代の1985年(昭和60年)以降、10年以上も運転されていない状態 σ(・ω・`)ウーン…。さらに1953年製の同機は、当時ですでに製造から40年以上が経過しており、車齢的にみてもロクイチのお召し牽引はもう二度と無いだろう・・・というのが多くのファンの見方でした ヾノ・∀・`)ナイナイ。

80年代はまだまだ撮り鉄として駆け出しだった学生時代の私は、ロクイチが牽引するお召し列車(ロクイチお召)を一度も撮ったことがなく、私にとってロクイチお召の撮影は憧れというか、まさに夢のようなものです σ(・∀・`)イイナァ…。しかし先述のような理由から、その実現度はかなり低いのが実情。ロクイチ自体はお召し列車牽引以外にもイベント列車などに駆り出されていて、私はそれを撮って満足するしかありませんでした (・ε・`)シャーナイネ。

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車両基地公開のイベントで、
日章旗を掲げた「お召し装備」で展示された、
「ロクイチ」ことEF58 61。
▲87.4 東海道本線 品川運転所(当時)

そんなロクイチはふだん、東海道線の田町と品川の間にある旧・東京機関区(品川運転所)に常駐していて、東海道線の車窓からもその姿を確認することができました ( ̄。 ̄)ヘー。時は90年代の半ばとなり、社会人数年目で休鉄(撮り鉄休眠)状態だった私ですが、東海道線に乗るときはクセのようにロクイチの姿を目で追っていたものです オッ!(゚∀゚*)イタッ!。ところが、ある日からそれがぱったりと見当たらなくなってしまいました (゚ー゚?)オヨ?。休鉄で学生時代の情報網とは疎遠になっていた私でしたが、さすがにロクイチのことは気がかりで(まさか廃車に? (゚ロ゚;)マサカ! ・・・なんて)、久しぶりに鉄を続けていた友人に連絡を取ってみると(メールが一般化されていない時代でしたから、当然、連絡手段は電話です モシモシピエロ~>(´▽`[]ゝ )、そこで私の耳に入ってきたのは「どうやら10月に両毛線でお召し列車が運転されるらしい。カマ(牽引機)はロクイチだとか・・・」という、ぶっ飛びそうになるほど驚きの情報 Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!。なんと、ロクイチお召が走る!? (゚ー゚;)マジカヨ… でも、このような真実味の薄いガセネタは常に多く流れていて、人づてで聞いたと言う友人はこの時点で半信半疑 (;¬_¬)ウーム…。私も「もしホントだったらスゴいよね ヽ(´∀`;)ハハ 」なんて笑いながら、電話を切りました。しかしその半月後くらいには、両毛線で実施された客車の試運転が雑誌の写真投稿欄に掲載され(たしか89+12系だったかな?)∑(=゚ω゚=;)エッ!?、にわかにあの「夢の列車」の真実味が高まってきたのです マジデ(゚ー゚;)マジナノカヨ…。そしてもうひとつの手がかりは新聞やテレビのニュース。10月某日にベルギーの国王夫妻が来日され、天皇皇后両陛下が栃木県足利市にある史跡・足利学校をご案内するとのこと (`・ω・´;)フムフム。足利と言えば、ウワサの両毛線沿線・・・。ここまで来るともう疑いの余地はなく、どうやらホントに両毛線でお召し列車が走るようです (゚ー゚;)マジダッタンダ…。それでも私はまだ「ロクイチ牽引」というところが信じられませんでしたが (;¬_¬)ウーム…、たとえ他の機関車が牽引しようと、たとえ電車での運転だろうと、お召し列車は走るだけでもスゴいこと。私は友人とともに撮影へ行くことを決め、運転日とされる日の有給休暇を会社に申請しました 口⊂(_ _ )ヨロシコ(運転日は平日の木曜だったんです) 。

結局、私も友人も運転日は掴んだものの詳細な通過時刻はわからぬままでしたが、天皇陛下や国賓が乗られるお召し列車ですから極端な早朝や深夜はありえないでしょう σ(゚・゚*)ンー。初発電車で駆けつけて、朝から沿線で待ち構えていればいつかは通過するはず。そんな心構えで両毛線へと向かいます。小山で東北線から乗り継いだ両毛線の車内は、お召列車の運転を決定づけるかのように多くの同業者でごった返していて w( ̄▽ ̄;)wワオッ!、これは撮影地の混雑も必至。ウワサによると光線状態のいい場所などは数日前からの徹夜組も出ているとか・・・(´д`;)スゲーナ…。そんななかで小山を発車した両毛線が最初に通る撮影ポイントが、小山と思川の間にある田園地帯です (゚∀゚)オッ!。ここは車窓から見た限りではまだ立ち位置にじゅうぶんな余裕がありそうでしたし、この先にある撮影地の混み具合がどれほどなのか解らないので、私たちは安全策を選んで無難な思川で下車しました m9(`・ω・´)ケテイ!。そして駅から歩くこと10分弱、カメラを構えたのが先日の「足利大藤まつり号」を撮った場所の逆アングル(下り側)です (・o・*)ホホゥ。光線状態はあまり良くないけれど、とにかく編成がスッキリと抜ければいいや・・・当時はそんな感じでした (´∀`;)マ、イッカ。この場所に集まった同業者は最終的に30人くらい(だったと思う)となり、近くにいた詳しい方から教わった通過時刻が近づくと、あたりに漂うのは今までに味わったことがないような独特の緊張感・・・(°_°;)ドキドキ。そこで誰かが発した、「来たっ!(゚∀゚;)」の声が今でも記憶の中によみがえります。直線上に見えてきたのはまぎれも無い、日本とベルギー両国の国旗をはためかせたロクイチの勇姿でした (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-!!。

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ベルギー国旗と日の丸を掲げ、
粛々と両毛線を進む、ロクイチ牽引のお召し列車。
▲96.10.24 両毛線 小山-思川

実に11年ぶり、平成初となったロクイチお召。よく見れば光線状態はマンダーラっぽいし、ベルギー国旗が翻ってしまったのは残念でしたが、それでもロクイチが牽引する(新)一号編成という夢のような列車が撮れたことに、私だけでなくまわりの方々からも一斉に歓声が沸き上がりました バンザ━━━\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/━━━イ!! 。当時はとにかく興奮と感動でアタマのなかが真っ白になり ( ゚ρ゚)ポカーン 、両陛下とベルギー国王夫妻が乗られた貴賓車(中間に組み込まれた特別車両)を撮る余裕は無かったみたいですが、ハッと我に返って ∑(〃゚ o ゚〃) ハッ!! なぜか客車列車なのに後追いを撮っています Σ【◎】]ω・´)パチッ!。これも今となってはいい記録かな?(笑)

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振り返って、後ろからも撮影していました。
踏切に集まっているのは撮り鉄ではなく、
歓迎する地元の方々です。
▲96.10.24 両毛線 思川-小山(後追い)

この日のお召し列車は小山と足利の間を一往復する予定で、午前に往路、夕方に復路が運転されます。まさに先日の「足利大藤まつり号」のようなスジ(運転ダイヤ)ですね σ(゚・゚*)タシカニ。「大藤まつり号」のときは往路と復路の間に食事をとったり、東武の撮影へ転戦したりして時間を潰しましたが、このお召し列車のときは復路の通過時刻を同業者から聞いていたものの、往路撮影後すぐに思川駅を挟んだ反対側(栃木寄り)の撮影ポイントへ移動し、場所を確保しておくために通過までジッと待ち続けていました ジ━━━(`・ω・´)━━━ッ。この日は空模様がめまぐるしく変わるような「猫の目天気」(=ΦωΦ=)ニャア。待ち時間には小雨がぱらつくような時間帯もあり ヽ`、┐( ̄o ̄;)アメダ… お召し列車に日が当たってくれるかは微妙な感じです。フィルムを曇り空に対応した高感度のISO400にするか、それとも晴れることを信じて低感度で粒状性の細かいISO80(VELVIA+1ってやつね)にするか悩みましたが (。-`ω´-)ンー、お召し列車が始発駅の足利を発車する頃になると日差しが回復 (゚∀゚)オッ!。私は低感度のフィルムを装填して通過を待つことにしました。そして緊張の瞬間が再び・・・(°_°;)ドキドキ

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秋の夕日に照らされて、
お召し列車の豪華編成が美しく輝きました。
▲96.10.24 両毛線 栃木-思川

雲に遮られること無く、きれいな西日に照らされたお召し列車。まさに最高の条件です! (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-!! ロクイチお召が現代に走るだけでも奇跡的なことなのに、この光に恵まれるとは・・・思わずシャッターレリーズを押す指が震えたものでした (((`・∀・´;)))ブルルッ!。実はこのとき何よりも印象に残ったのは、傍らを走り去る御料車の中央に掲げられた菊の御紋が、一瞬キラリと光ったこと。あのシーンは20年近くたった今も脳裏に深く刻まれています ゚+。*・感。゚(゚ノД`゚)゚。動・*。+゚。

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去りゆくお召列車をまたも後追い撮影。
結果的にこれが私の見る、
最初で最後のロクイチお召でした
▲96.10.24 両毛線 思川-栃木(後追い)

そして私はこの夕方の光線状態を覚えていたことで、同時間帯に運転された先日の「足利大藤まつり号」の復路を思川で撮ろうと決めたのです。あの日から19年・・・「夢の列車」を撮る事ができた、思川の思い出でした (*^^*)


ちなみにロクイチはその後、99年に中央線の大月~原宿で「ルクセンブルクお召し」、さらに01年には東海道・横須賀線の東京~北鎌倉で「ノルウェーお召し」が運転されましたが、前者は仕事の合間を縫って近場の駅へ撮影に出向くも、中央線の201系にモロカブりされて撃沈・・・il||li_| ̄|◯il||li(これは私の撮り鉄史上、もっともショックなカブりでした (つω-`。)グスッ)。後者は海外出張中で撮影に行けませんでした (・ω・`)ザンネン。そしてロクイチはお召し列車以外のイベント列車牽引などでも活躍し続けましたが、08年に重度の故障(台枠の損傷と言われています)が発覚し、事実上の引退・・・(´・ω・`)ショボーン。今はお召し列車を後任の特別車両・E655系に託して、客車の一号編成とともに東京総合車両センター内の特別倉庫(御料車庫)にて保管されています。

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現在は東京総合車両センター内に保管され、
通常、一般には見ることができない「ロクイチ」。
今のところ、公の場に姿を見せたのは、
10年夏の同センター一般公開時が最後となっています。
▲10.8.28 東京総合車両センター

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栄光の「ロイヤルエンジン」EF58 61。
もう二度と、その力強い走りは見られないのでしょうか?
▲06.06.10 高崎線 岡部-本庄



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ONE-shot 183 国鉄色189系 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 183 国鉄色189系

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今年の3月まで信越線の「妙高号」などに使われていた
長野に所属する189系特急型車両のうちの一本、
国鉄特急色で人気が高かったN101編成の引退が決定し、
先日の日曜日(5/17)には篠ノ井線の松本~長野で
最後の「さよなら運転」が行なわれました
サイナラ…(´;ω;)ノ~~~

 
N101は私が今春に信越線へ撮影に訪れた際、
念願だった「雪の妙高山バックで国鉄特急色」という
贅沢な願いを叶えてくれた、思い出深き編成。
個人的には最後のお別れを言いに
長野の篠ノ井線まで撮影に行きたかったところですが、
当日は午後から外せない所用が入っており、
東京を離れることができません。
"o(-"-;*) ウゥム…

 
そこで同日、その代わりにと言っては何ですが、
ちょっと余裕のあった午前中に、
同じ国鉄特急色として残る豊田のM51編成が使われた、
臨時快速「富士芝桜まつり号(千葉〜河口湖)」を狙おうと思い、
私は中央線の高尾へと向かいました。
ε=ε=ε=┌(* ̄  ̄)┘テクテク
 
緑が深まった初夏の小仏峠を行く、国鉄特急色189系。
編成は短いものの、
やはり同車には特急型としての貫禄が感じられます。
 
数年前には長野、豊田の他、大宮や田町などにも何本か残されていて、
目にする機会が多かった国鉄色の183・189系も、
N101編成が引退したことにより、
ついにこのM51編成が最後の一本*となってしまいました。
同編成は今後も機会があればできるだけ
記録に勤しみたいと思います
 

 
 
(* ちなみに国鉄色以外の189系は現在、
同じ豊田に「あずさ色(M50)」と「グレードアップ色(M52)」、
長野に「あさま色(N102)」が在籍しています)

 
15.5.17 中央本線 相模湖-高尾(後追い)
 
 
それにしても、この裏高尾の俯瞰ポイント、
夏草に覆われていて視界がかなり狭められていたなぁ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…。
今度ここに上がるのは紅葉の時期かな?


 
 
 ☆オマケ☆
 
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485系や189系など、いわゆる国鉄特急型が好きな私。
先日、知り合いからこんなモノを頂戴しました。
(゚∀゚*)ナニコレ?
大きさが数センチ程度のミニチュア485系、
これはいったい何かと言うと、
スマホなどのイヤホンジャック(イヤホンの穴ね)に差し込む、
ホコリの進入防止を兼ねたアクセサリーだとのこと。
( ̄。 ̄)ヘー
いくつか送られてきたサンプル品のなかに
この485系があったらしい。
(THのWさん、ありがと♪)
でもね・・・(゚ー゚ )アリ?

 
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私の愛用しているiPhone5のイヤホンジャックは、
上ではなくて下にあり、差すと485系は逆さま。
(。A。)アヒャ☆
持ち手の指に引っ掛かるのもなんだか気になるので、
結局は外してしまいました・・・。
(^^;)ゞポリポリ
(THのWさん、ゴメンナサイ)
 


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ひたちなか海浜鉄道・・・旧型キハ 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2015.05.06 ひたちなか海浜鉄道
引退近し・・・なのか!?
湊線 旧型キハ 撮影
 
  

近場で過ごした今年のGWからもう一記事。休み中にパソコンでネットの鉄道ニュースを眺めていたら [ ]o(・_・*)ドレドレ、元・JR東海のローカル線用ディーゼルカー・キハ11形が三両、茨城のローカル私鉄・ひたちなか海浜鉄道へと譲渡され、4月下旬に同鉄道への搬入が完了したとのこと Σ(=゚ω゚=;)ナヌッ!?。事前にそのような譲渡情報をまったく知らなかった私にとって、これはちょっとした衝撃でした (゚ー゚;)マジカ…。というのも、ひたちなか海浜鉄道・湊線と言えば、元・国鉄型気動車キハ20のキハ205をはじめ、実に四両もの旧型キハ(キハ=気動車・ディーゼルカー)が在籍し(そのうち一両は引退運転を済ませた休車扱い) 、のどかな沿線情景と相まって昔懐かしいローカル線の雰囲気が味わえる、鉄道ファンに人気の高い路線です (・o・*)ホホゥ。そこへ送り込まれた三両の元・東海キハ・・・実質的に現在稼働できる状態にある旧型キハの数も三両で、これが置き換えられることは火を見るよりも明らか (;゚ロ゚)ハッ。となれば、古い国鉄型好きとして放ってはおけません σ(・ω・`)ウーン…。ふだんは平日朝の通学時間帯が中心で、最近は休日の運用に就くことが少ない旧型キハですが、このGW中は沿線の観光地「ひたちなか海浜公園」への観光客輸送として列車が増結運転され、旧型キハもその運用に就いていると言います (゚∀゚)オッ!。さらにGWの茨城と言えば、前記事でも紹介した国鉄特急色485系の「足利大藤まつり号」もどこかでついでに狙えそう・・・(゚∀゚*)オオッ!!。そこで私はGWの最終日、前回の水戸線に続いての同方面となりますが、まもなく大きな変革期を迎えることになりそうな、ひたちなか海浜鉄道・湊線を訪れてみることにしました。


5月6日(水・祝)

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目指すは前回と同じ茨城ですが、
今回は上野から常磐線でスタートです。
乗るのは交直両用車のE531系。
▲東北本線 上野

朝6時過ぎに上野から私が乗り込んだのは、常磐線の水戸行き普通列車。茨城への旅と言うと前回の水戸線もそうですが、先月に桜を見に行った水郡線が思い出されます (´ω`)イッタネ。そのときに使ったのが、茨城県内の鉄道路線がほぼ乗り放題になるおトクきっぷ「ときわ路パス(¥2150)」(このきっぷの詳細、発売制限などはその時の記事を参照してください。ちなみに春の発売分は5/10を持って終了しています)。GW中も発売されているこのきっぷを使えば、常磐線もひたちなか海浜鉄道も乗り降り自由で便利かつ、値段的にも大変おトクなので、できれば今回も使いたいところ (゚∀゚*)オオッ!!。しかしこの時間ではまだ、首都圏にいちばん近い発売駅である取手の窓口は開いていません(取手の窓口は7:00~)(・ω・`)マダカ…。ならば、もう少し遅めに出発して、このきっぷを購入してから向かおうかとも考えたのですが、そうすると「大藤まつり号」の撮影には間に合わない・・・(゚ペ)ウーン…。仕方なく私はとりあえず普通乗車券(IC乗車券)で常磐線を下ります(土浦で付属編成の切り離しがあれば5分くらい停まるので、その停車時間中に「ときわ路パス」を窓口へ買いに走ろうかとも考えたのですが、私が乗った列車(325M)は始発駅から10両編成で途中の切り離しが無く、土浦はわずか三分停車でした・・・(・ε・`)チェ )。

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GW最終日のこの日もいいお天気で、
車窓から眺めた筑波山もクッキリ (´∇`*)クッキリ♪。
今年のGWはいいお天気に恵まれましたね。
今さらながら、遠出しなかったことをちょっぴり後悔・・・。
(^^;)ゞポリポリ
▲常磐線 神立-高浜(車窓から)

前記事で紹介したように、485系の臨時快速列車「足利大藤まつり号」は、常磐線のいわきから水戸線を経由し、両毛線の桐生まで運転されます。もうあと何回撮れるか解らない、まさに風前の灯状態となってしまった485系 (・ω・`)ウーン…。同じ茨城のひたちなか海浜鉄道へ向かうついでの「行きがけの駄賃」と言うにはあまりにもったいないこの列車を、まずは撮っていきたいと思います (`・ω・´)-3フンス!。このあとの行程を考えると常磐線内で撮影をした方が効率はいいのですが、やはり水戸線の方が障害物の少ない単線で撮りやすそう σ(゚・゚*)ンー…。そこで私は、友部で常磐線から水戸線へと乗り換えることにしました ノリカエ...((((o* ̄-)o。ちなみにこの友部での接続時間で「ときわ路パス」を購入。取手で買うよりもおトク感は薄くなっちゃうけれど (・ε・`)シャーナイネ、ここから水戸線とひたちなか海浜鉄道、さらに帰りの常磐線(取手まで)をトータルすると、若干は普通乗車券で回るよりもおトクになるハズです ( ̄。 ̄)ヘー。

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友部では「いばらき大使」のタレント、
磯山さやかさん(のパネル)がお出迎え♪
先月の水郡線、そして前回の水戸線に続いて、
また茨城に「来ちゃいました。」(笑)

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友部で水戸線へ乗り換え。
ノリカエ...((((o* ̄-)o
今回は小山に向かう上り列車で撮影地へ向かいます。
▲常磐線 友部

水戸線は友部の構内を出ると、すぐに常磐線と分岐します。前記事で水戸線を説明した際にちょこっと触れましたが、もともと友部やその先の水戸までは常磐線よりも水戸線(の前身の水戸鉄道)として先に開業したもので、この分岐を見ても友部から線路がまっすぐと敷かれているのは水戸線の方です ( ̄。 ̄)ヘー(気になる方は友部付近の地図を参照してみてください)。そんな水戸線で撮る「大藤まつり号」、沿線には焼き物で有名な窯業の町・笠間があり、窯元の煙突などと列車が組み合わせられれば水戸線らしい画になるのですが、なかなかそうウマい撮影ポイントは無いもの  σ(゚・゚*)ンー…。ならば、オーソドックスに列車の編成がきれいに抜けるようなところを探すか・・・と車窓を眺めていると、まさにその名の通り稲田という駅を過ぎたところで、沿線に田園風景が広がり出しました (゚∀゚)オッ!。このあたりは光線状態も良好で撮りやすそう。私はその稲田の次駅、福原で座席から腰を上げました m9(`・ω・´)ケテイ!

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とくに撮影地を決めて来ず、列車に乗って模索していると、
友部から三駅目の稲田あたりで
撮りやすそうな田園風景が車窓から見えました。
σ(・∀・*)ヨサゲ
▲水戸線 稲田-福原(車窓から)

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その田園地帯へ徒歩で手軽に行けそうな福原で
私は下車。
▲水戸線 福原

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初めて降りた福原駅。
一昨年に建て替えられたこの新しい駅舎は、
近隣にある常陸国出雲大社(出雲大社常陸分社)を
モチーフにしているのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
▲水戸線 福原

上野0604-(常磐325M)-友部0743~0752-(水戸736M)-福原0809

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福原駅からものの5分も歩けば、
このような田園風景が広がっています。
う~ん、のどかだ・・・
(´ー`) ノドカ。

駅前の踏切を渡って順光となる南側へまわり、列車で通ってきた稲田方向へ線路沿いの農道を進むと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、すぐに広々とした田園地帯へと出ることができました。ここならば、どこからでもスッキリと列車の編成を撮る事ができそうですが、そのなかでやはり私が目を付けたのは、水が張られた田んぼ (・∀・`)マタ?。今シーズンに何度か期待するも、あまりいい成果が得られていない水田の反射を利用した水鏡ですが、はたして今回はどうでしょう? σ(゚・゚*)ドーダロ?  まずは普通列車で試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!

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やってきた水戸行きの下り普通列車は415系1500番台。
四日前の前回は沿線撮りで415系が撮れなかったので、
ちょっと嬉しい収穫です(^^)
▲水戸線 福原-稲田

お、なかなかいい感じじゃん (・∀・)イイジャン♪。すでに田植えは済んでいるものの、若稲とともに水田には列車の姿がクッキリと映ってくれました。これならば、あと一時間後に通過する485系の「大藤まつり号」も水鏡で撮れそうだ ( ̄▽ ̄*)イケソウ・・・と思いたいのですが ( ̄△ ̄;)エ?、実は時おり風が吹いて水面を揺らすのです ヒュー彡(・ω・`)彡ヒュー。いまの415系は風が止んだ条件の良いときに通過してくれたもの。続く反対方向からの普通列車はと言うと・・・

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風が吹くと水面が揺れて水鏡は滲んでしまいます。
彡(・ω・`)彡ヒューヒュー

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そんななかで次にやってきた、
E531系の小山行き上り普通列車はこんな感じ。
水鏡が先ほどの415系に比べると
水面が揺れてシャープさに欠けますね・・・(゚ペ)ウーン…。
▲水戸線 福原-稲田(後追い)

風が吹いて水鏡が滲んでしまいました (´д`;)アウ。相変わらず晴れ運はいいけれど、風運はちょっと微妙なんだよなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。ただ、車両の姿が解らなくなるほど水面を大きく揺らすような強風ではなく、最低でもいまのE531系くらいには映ってくれそうなので、本命の485系もこの水鏡アングルを遂行。水鏡の映り具合はもう運を天に任せるしかありません 八(゚- ゚)タノム。ちなみに私がここでカメラを構えている方向ですが、小山方面の上り列車に対しては後ろ向き、つまり桐生行きの「大藤まつり号」(往路)は後追いを撮ることになります (゚.゚*)ウシロ?。これは現地の光線状態を優先したものと、さらに後ろ側の顔が前記事で説明した貴重な「四ツ目」のクハ481-1508であることから、後追いでもこちら側からの撮影を選びました (´ε`)フーン。まわりに同業者はおらず、ひとりでのんびりと待ち続けることしばし。やがて「大藤まつり号」の接近を知らせる踏切が鳴りだしました ε-(°ω°*)キタッ!。さあ、水鏡の結果やいかに!?  (*゚v゚*)ドキドキ。

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下り方の直線上に見えてきた485系の「足利大藤まつり号」。
こちら側の田んぼには、まだ水が張られていませんでした。
▲水戸線 稲田-福原

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水田にその姿を落として走り行く国鉄色485系T18編成。
引退が決定している同車の力強い走りが見られました。
▲水戸線 福原-稲田(後追い)

水鏡で四ツ目が撮れました~! ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
完全にぴたっと風が止んだわけではないけれど、ハッキリと水田に映し出された国鉄色485系の姿。「クッキリ」ではなく「ハッキリ」というニュアンスが当てはまるくらいの映りですが、これはじゅうぶんに満足のいく範囲です (*`д´)b OK牧場!。田植えシーズンの水鏡、それを活かした初夏の情景をようやく一枚残すことができました。前回の両毛線ではシルエット気味だった四ツ目の顔も、今回は後追いながらきれいに光が当たり、前回とはまた異なる四ツ目の表情を残せたのも嬉しい 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ひたちなか海浜鉄道のついでとはいえ、水戸線へ「大藤まつり号」の撮影に立ち寄ってヨカッタよ・・ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。これで水戸線での撮影を終えて、本来の目的であるひたちなか海浜鉄道へと向かいます。

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水戸線の下り列車に乗って、友部へ戻ります。
福原のホームには味のある赤煉瓦倉庫がありました。
乗車するE531系と絡めて一枚 (^_[◎]oパチリ。
▲水戸線 福原

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友部で常磐線の勝田行き下り列車へ乗り継ぎます。
ノリカエ...((((o* ̄-)o
もちろんこれもE531系。
▲常磐線 友部

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友部から乗った列車の終点が
ひたちなか海浜鉄道・湊線との接続駅、勝田です。
常磐線ホームと湊線ホームの間には中間改札があり、
ここで湊線の乗車券を購入することができます。
ノリカエ...((((o* ̄-)o
▲常磐線 勝田

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ホームへ入ってきた湊線の列車は、
レールバスタイプのキハ37100形。
ちなみに形式の3710は「ミナト」の語呂合わせです。
前面にウサギのイラストが描かれたこの車両は、
子供に人気のアニマルトレイン。
(´▽`*)アニマルキハ~♪
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 勝田

水戸線と常磐線を乗り継ぎ、福原から45分ほどでひたちなか海浜鉄道・湊線(以下、湊線)の起点駅、勝田へとやってきました。ここで接続した湊線の列車は、レールバスタイプ(軽快気動車)のキハ37100形+3710形の二連。あれ?旧型キハじゃないじゃん (゚ー゚?)アリ?・・・と思うなかれ。実は日中の湊線は二運用、つまり全区間で二本の列車が走っていて、この日は一本がレールバスタイプのキハ3710、そしてもう一本がお目当ての旧型キハ編成です ( ̄、 ̄ )ソーナンダ(湊線の週末列車運用はHPで事前に確認することができます)。せっかくならば旧型キハの方に乗りたかったという気持ちもありますが、乗ったら撮れない列車移動の徒歩鉄的にはキハ3710で移動して、沿線で旧型キハを捉える方が撮影効率はいい ( ´_ゝ`)フーン。ではさっそく撮影ポイントへ向かうため、このキハ3710に乗車します。GWのこの時期は湊線沿線の阿字ケ浦にある国営ひたちなか海浜公園のネモフィラ畑がちょうど見頃になるそうで、そこへ訪れる観光客で湊線はかなり混雑すると聞いていたのですが (´Д`;)人大杉…カ?、私の乗った列車はそれほどでもありませんでした ε-(´o`;)ホッ。パッと見、カメラや三脚を持った同業者(鉄ちゃん)の姿もチラホラ程度。やはり今日は連休最終日なので、混雑は落ち着いているのかな? σ(゚・゚*)ンー

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キハ3710形の前面には
「Nemophila Access」のヘッドマークが
掲げられていました。
(゚∀゚)オッ!
ネモフィラ畑で有名なひたちなか海浜公園は、
湊線の終点・阿字ケ浦からバスで10分、
もしくは徒歩で20分。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 勝田

ひたちなか海浜鉄道・湊線は、常磐線の勝田から漁港のある那珂湊(なかみなと)を経て、海水浴場で有名な阿字ケ浦(あじがうら)までを結ぶ、全長14.3キロの短いローカル私鉄。全線が単線非電化で、列車はディーゼルカーで運転されています (・o・*)ホホゥ。この湊線を私が訪れるのは、やはり旧型キハを撮りに来た2012年10月以来、二年半ぶりのこと。本当はもっと旧型キハを撮りにちょくちょく訪れたいところなのですが、最近は意外と週末の休日に旧型キハが動いていないことが多くて、ちょっと訪れる機会を逸していました オヒサ!(=゚ω゚)ノ。今回のGWの多客による増結運用は、そんな旧型キハを撮る絶好の機会です。ちなみにGW明けの5月17日(日)には湊線の那珂湊でイベントが開催され、旧型キハ運転も行なわれる予定で、せっかくならばそちらへ行こうかとも考えたのですが、同方面でGW中に運転される先ほどの485系「大藤まつり号」もこの機会に合わせて撮りたかったこともあり、私はあえてこのGW最終日を選びました。

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湊線の名物と言えば、以前にも紹介した、
各駅にちなんだものが文字絵になっている
この面白い駅名板
(゚∀゚)オッ!
金上は近くに自衛隊の駐屯地があることから、
飛行機と戦車がモチーフです (´▽`*)オモロイ♪
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 金上(車窓から)

勝田を発車した湊線はしばらく県道に沿って住宅街のなかを走りますが、勝田から二つ目の金上を過ぎると風景は一変して、車窓に広大な田園が広がるようになります (゚∀゚)オッ!。その田園地帯のなかにある小駅が今回の目的地である中根。列車が同駅へ着くと私のほかに、車内で見かけた数人の同業者さんも皆ここで下車した感じで (*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ、それだけこの中根の周辺は湊線のなかでも定番中の定番と言える撮影地なのです ( ̄。 ̄)ヘー。

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勝田から三つ目の中根で下車。
中根の駅名板は近隣にある史跡・虎塚古墳にちなんだ
矛と前方後円墳がモチーフになっています。
(・o・*)ナルヘソ
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 中根

福原1019-(水戸739M)-友部1038~1043-(常磐347M)-勝田1104~1117-(湊線125)-中根1126

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中根の駅は、すぐ目の前に田園風景が広がるような、
徒歩鉄に嬉しいお手軽撮影地です。

私がいま乗ってきた阿字ケ浦行きの下り列車は、中根の二つ先にある那珂湊で勝田行きの上り列車と交換するダイヤになっており、次の上り列車、つまり旧型キハの編成はあと10分ちょっとで中根へやってきます Σ(=゚ω゚=;)ナニュ!?。これは効率がいい・・・というより、あまり時間に余裕がありません ε=┌(;゚д゚)┘イソゲッ!。でも撮影地の田んぼは中根の駅前と言っても過言ではない近さなので、慌てなくともじゅうぶん間に合います ヾ(´∀`;)ダイジョブ。私は駅から歩いて5分ほどの農道の一角に腰を据えました。

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激しく波打つ水田を横目に、
のんびりと走る湊線の旧型キハ。
上り方の先頭に立ったのは国鉄標準色風のキハ205で、
中間の二両目は準急色のキハ2004でした。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

湊線の旧型キハが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ キハキハ~♪
ふだんの日中は一両の単行運転が主体の湊線ですが、この日は先述したようにGWの多客による増結で、旧型のキハ205+キハ2004、さらにレールバスタイプのキハ3710形が併結された三連での運転でした w(゚o゚)w オオー!。先頭に立つ国鉄標準色風のキハ205は、1965年に製造された元・国鉄キハ20系で、国鉄・JR西日本から岡山の水島臨海鉄道を経て、1996年にひたちなか海浜鉄道の前身である茨城交通へ譲渡されたもの。塗装が実際の国鉄標準色よりも若干淡い色あいなのですが(だから国鉄標準色”風”ね)、懐かしい国鉄ローカルの雰囲気はじゅうぶんに感じられます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そして二両目に組み込まれたキハ2004は、1966年に製造された元・留萌鉄道(北海道)のキハ2000形で、同鉄道廃止後の1969年に茨城交通へ同僚のキハ2005(後出)とともに譲渡されたもの。こちらはかつての国鉄準急型気動車を彷彿とさせる、ベージュのシブい塗装が施されています。゜+.(o´∀`o)シブイ!゜+.゜。そんな貴重な旧型キハが増結運用で一度に二両も見られるなんて、嬉しいじゃありませんか ∩(´∀`)∩ワァイ♪。正直、画的に見ると最後部のキハ3710が併結されずに旧型キハのみの編成だったらもっとスッキリとしたところですが σ(゚・゚*)ンー…、新旧キハの組み合わせも現代に生きる旧型車の使われ方を表しているようで個人的には決してキライでなく、むしろこのような珍ドコ編成には湊線らしい楽しさが感じられます (・∀・`)マ、インジャネ?。私は同線で過去に単行の旧型キハしか撮ったことが無かったので、この三連運行はいい記録になりました (⌒∇⌒*)ヨカッタ♪

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三連の最後部(阿字ケ浦寄り)はキハ3710形。
このキハ3710-01はシックなカラーリングなので、
旧型との組み合わせも意外と違和感が無いように思います。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 金上-中根(後追い)

それにしても、このあたりの田んぼも先ほどの「大藤まつり号」を撮った水戸線の福原と同様に水がキレイに張られていたものの、ここは海が近いせいか福原よりもずっと強く風が吹いていて ビュー彡(゚д゚;)彡ビュー、もう笑っちゃうくらいに水面が激しく波打っています アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。これではとても水鏡など望めません ┐(゚~゚o)┌ ダミダコリャ。何も水鏡ばかりにこだわることは無いけれど、でもどうせなら私にはこんな状況でちょっと試してみたい撮り方がありました (・o・*)ホホゥ。まずは旧型キハの編成ではなく、キハ3710形編成の方で試し撮りしてみます【◎】]ω・´)パチッ!

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水上を滑るかのように軽快な走りを見せる、
キハ37100形の「アニマルトレイン」。
この車両、車体側面にはいろいろな動物の
楽しいイラストが描かれていますが・・・
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

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どうも私はこの描かれた動物のお顔を見ると、
(゚∀゚)アヒャ☆ の顔文字を
思い浮かべてしまうんですよね・・・
(とくにトラやイヌの表情が・・・w)。
作者さん、ゴメンナサイ (^^;)ゞポリポリ。

実は列車の動きに合わせた流し撮りならば、たとえ風で水面が揺れていても、多少は列車の姿が水鏡に映ってくれるのです (゚∀゚*)オオッ!!。ただしこれはシャッタースピードをかなり遅めに設定しなくてはならずに手ぶれのリスクがあるのと、水鏡を狙ったいすみ鉄道や前回の「大藤まつり号」では他にいい撮り方があったので実践しませんでしたが、今回はこの方法で旧型キハの編成を狙いたいと思います (`・ω・´)-3フンス!。まあたとえ失敗しても一日一往復の「大藤まつり号」と違い、湊線の旧型キハならば上下の列車で一時間に一本はやってくるので、肩の力を抜いて気楽にトライしてみます(ぶっちゃけ、一本目はまったくカメラの振りがあわずに失敗しました ^^;)。

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爽やかな五月晴れのもと、
水を引いた田んぼに古豪キハの淡い車体が、
クッキリと映し出されました。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

お、なんとか止まったぞ(写し止められた)(゚∀゚)オッ!。三両の編成全体を斜めから広角レンズで流し撮りしているので、先頭のキハ205にしかカメラの振りは合わず、なんだかちょっとジオラマモードのような写真になってしまいましたが σ(゚・゚*)ンー…、個人的にはいちばんの狙いである国鉄色風のキハ205がクッキリと写ってくれれば、それでOK牧場  (*`д´)=b OK牧場!。試し撮りしたキハ3710の時よりも少し立ち位置を変えて、水鏡もなるべくきれいに映り込むようにしてみました。パキッとした記録写真ではないけれど、一枚くらいはこんな遊び心のあるカットがあってもいいかな・・・ (・∀・)イイジャン♪

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ラストにもう一本、
今度は一転して線路端から正面気味に
「Nemophila Access」の鮮やかなマークが掲げられた、
キハ205の顔を狙ってみました。
旧型キハによる「ネモフィラ増結」は、
今シーズンが最後になるのでしょうか・・・。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 中根-金上

ひたちなか海浜公園のネモフィラ畑がお目当ての観光客に対応した、GWの「ネモフィラ増結」。せっかくなので最後はキハ205に掲げられた「Nemophila Access」のヘッドマークがよく解るように正面気味から記録して【◎】]ω・´)パチッ!、中根での旧型キハ撮影は終了です。旧型キハの編成はあと数往復運転されるのですが(観光客が落ち着く17時半以降は、別の編成へ差し替えられる予定)、撮影はここで切り上げて、ちょっと別の場所へ移動したいと思います ...((((o* ̄-)o。

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正面気味に撮った旧型キハ編成が、
勝田で折り返して中根に戻ってきました。
先頭はキハ3710ですが、二・三両目が旧型キハです。
乗るならもちろんそちらを選びます。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 中根

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私が乗車したのは二両目のキハ2004。
なんと、この車両は床材が木の板張りなんです!
w(゚o゚)w オオー!
(三両目のキハ205は通常のリノリウム)
床が板張りの車両に乗るなんて、
いったいいつ以来だろう・・・ (´ー`)トオイメ。
(富士急の6000系(元205)なども、板張りっちゃあ板張りなんですけどね ^^;)
油の染みた床板は鉄道マニアとして、
思わずくんかくんかと匂いを嗅ぎたくなります。
( ̄・・ ̄)クンカクンカ

中根から乗車したのは、勝田で折り返してきた旧型キハ編成 (゚∀゚)オッ!!。午後遅くで観光客が一段落した下り列車は空いており、旧型キハのその懐かしい雰囲気とのんびりとした走りも相まって、車内にはどこかまったりとした空気が流れています (´ー`)マターリ。全線フリーの「ときわ路パス」を持っていることだし、このまま終点の阿字ケ浦まで乗り通しちゃおうか・・・とも思ったのですが、それよりも私には気になるモノがあったので、途中の那珂湊で下車しました。

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次に私が降りたのは中根から二駅目の那珂湊。
わずか5分程度の旧型キハ旅でした。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊

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那珂湊は湊線全線のほぼ中間に位置し、
ひたちなか海浜鉄道の本社や車両基地がある
同線の主要駅。
その名の通り漁港に近く、
市場などを訪れる観光客で駅が賑わいます。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊

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そんな那珂湊の文字絵駅名板。
モチーフになっているのは、
「那」の字が駅近くの史跡・反射炉、
「珂」の字が車両基地の車両、
そして「湊」の字のニャンコは、
同駅に住み着いたマスコットの駅猫、
「おさむ」と「ミニさむ」を表しています。
(=ΦωΦ=)ニャア

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でも、残念ながらこの日のおさむくんは
不在のようでした・・・(・∀・`)ザンネン。

中根1447-(湊線135)-那珂湊1453

私が那珂湊で降りた理由は、マスコットの駅猫・おさむくんに会いにきた (=ΦωΦ=)ニャア・・・わけではなく(いなかったし)、同駅に併設された車両基地(湊機関区)を覗くため (・o・*)ホホゥ。この基地では湊線で使用されている車両の整備などが行われており、運用から外れていた残り二両の旧型車、急行色のキハ2005とスカ色のキハ222(休車中)の姿も構内にありました (゚∀゚)オッ!。もちろんこの二両に会うのも私が那珂湊を訪れた目的のひとつですが、それよりも気になるのは奥の方に留置されている「白い車両」 。構内の西側にある踏切付近から眺めると、その姿がよく見えました (「゚ー゚)ドレドレ。

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那珂湊の構内に留置されていた旧型キハ。
このキハ2005は、先ほどのキハ2004同様、
1966年に製造された元・留萌鉄道のキハ2000形で、
同鉄道廃止後の1969年に当時の茨城交通へ
キハ2004とともに譲渡。
現在は国鉄急行色風塗装に窓下へ三本のヒゲが入れられ、
かつての島原鉄道キハ20に似たような
出で立ちとなっています。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊

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こちらは元・羽幌炭礦鉄道(北海道)のキハ222で、1962年製。
やはり同鉄道の廃止を受けて、1971年に譲渡されてきました。
北海道で活躍していたころの名残である旋回窓が特徴で
ファンに人気がありましたが、
現在は車体の老朽化などにより一線を退いています。
塗装は国鉄気動車の旧標準色風・・・というより、
スカ色(横須賀色)を思わせる紺と白のツートンカラー。

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そして検修庫の方へ目をやると、
そこには数台の白い車両が・・・
(゚0゚;)ハッ。
ちなみに左手前の首都圏色(タラコ)キハは、
国鉄から鹿島臨海鉄道を経て湊線へやってきた
キハ200(元・キハ20)ですが、すでに車籍はありません。

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検修庫前に集う「白い三連星」!?
∑(゚∇゚ノ)ノ ヌヲォッ!
これが東海地方からやってきた転入生、キハ11です。
東海時代の同車は主に高山線や太多線、
第三セクターの東海交通事業・城北線などで
使用されていました。

構内の検修庫前に揃って留置されていたのは、JR東海と東海交通事業からの譲渡で先月にこの那珂湊へ搬入された、三両のキハ11形(キハ11-123、203、204)w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。そう、コイツらが旧型キハの置き換え用とされるウワサの転入生です フッ (´ー`)┌ ヨロシコ。遠目に見たところ、まだ湊線向けの改造や整備は行われていないようで、額にはJRマークが残り、塗装もJR東海カラーのまま。これは茨城の那珂湊ではなく、まるで岐阜の美濃太田(東海時代の所属基地)を見ているような面白い光景です (゚.゚*)ミノオータ?。でも、そんな錯覚を楽しむより、やはり旧型キハの置き換えが迫っているのだという事実の方に、私は強い衝撃を受けました σ(・ω・`)ウーン…。

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那珂湊の重鎮、
日本初のステンレス製気動車・ケハ601(廃車体)は、
搬入されたキハ11を目にして、何を思うのか・・・。

さて、車両基地でキハ11の姿を確認することが那珂湊での第一目的でしたが、やはりここまで来たら駅から徒歩圏内にある漁港の観光市場(おさかな市場)も覗いてみたいところ (゚∀゚*)オオッ!!。何せ朝から今まで何も食べていなかったので、もうオナカがペコペコです (´ρ`;)ハラヘタヨー。新鮮な海鮮丼なんかにありつけたら最高だなぁ・・・なんて淡い期待を持ちながら、駅から徒歩15分ほどの市場へ o~((((( ´ρ`)~ フラフラ~。ところが時刻はすでに夕方4時近くになっていて、たどり着いた市場の食堂に貼られていたのは無情なこの一言・・・(゚∇゚;)エッ!?

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「酢メシ終了」・・・orz

酢めしやネタ切れにつき「本日終了」の札が掲げられたお店ばかり (´・ω・`)ショボーン。まあ、もう夕方ですから、仕方のないところでしょうか・・・(あと、この日は祝日とはいえ水曜日なので、定休日のお店も多かった)。華やかな海鮮丼の絵を期待していた皆さん、スミマセン。結局、残念ながら私は何も食べずに、那珂湊をあとにするのでした・・・ …(((|||_ _) トボトボ。

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那珂湊からの帰りに乗った上りの勝田行きは、
元・三木鉄道(兵庫県)のミキ300形。
同鉄道の廃止により、2009年に湊線へとやってきました。
譲渡後も三木鉄道時代の塗装および車両番号のままで
活躍しています。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 那珂湊

譲渡された東海キハの搬入を知って驚き ∑(=゚ω゚=;)マジ!?、急きょ撮影へと訪れたひたちなか海浜鉄道・湊線 ε=┌(;゚д゚)┘イッチャエ! 。まさに典型的な「おくり鉄(葬〇鉄ね)」ですが、ちょうどGWの増結運行でお目当ての旧型キハを撮ることができたのは、今後の同車の動向を考えると大きな収穫だったと思います。このニュースを聞いた同業者が沿線に多く集まるかと思っていたのですが意外とその数は少なくて、のんびりと久しぶりの湊線撮影を楽しむことができました (´ー`)マターリ。やはり皆さんは17日のイベントを狙っているのかな・・・

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ミキ300に揺られて、起点の勝田へ戻ってきました。
ちなみに勝田の文字絵駅名板は、
ひたちなか海浜鉄道のシンボルマークである日の出と
工業の街として栄える勝田駅前のビル群が
モチーフになっています。
▲ひたちなか海浜鉄道湊線 勝田

その後、GWが明けた今月7日には同鉄道から、旧型キハの代替としてキハ11形を導入することが正式に発表されました。現時点で運用開始日は未定ですが、旧型キハには冷房が搭載されていないので、少なくとも夏の暑さが本格化するまでにはキハ11を営業に就かせたいところだと思います (゚ペ)ウーン…。旧型キハの置き換えは残念ですが、一般利用者への旅客サービス向上を考えると冷房車の導入は当然のことですよね (・∀・`)ソーヨネ。それでもやはりファンの一人としては、一台くらい旧型キハをイベント用に動態で残してくれないかな・・・との期待を持ってしまいます。昭和の面影を色濃く残し、鉄道ファンを魅了し続けてきた湊線の旧型キハ。果たしてその運命はどうなるのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…

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那珂湊で海鮮丼にありつけなかった私、
水戸駅で購入した駅弁は「磯べん(¥1050)」。
その名につられて買ったけれど、
メインはタコの炊き込みゴハンでした。
タコめしは先日のいすみ鉄道を訪れたときに、
食べたばっかりなんですよね・・・(^^;)
でも、おかずにアンコウの天ぷらやアサリの佃煮なども味わえて、
その名の通り磯の香りを堪能できた駅弁でした (゚д゚)ウマー!。
☆☆☆・・

那珂湊1550-(湊線240)-勝田1605~1614-(常磐568M)-水戸1621~1631-(440M)-上野1834



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水戸線・両毛線・・・「足利大藤まつり号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2015.05.02 水戸線両毛線
GWの北関東に”四つ目”がとおる!
485系「足利大藤まつり号」 撮影
 
  

今年の大型連休(GW)は、近場の関東近郊でまったりと過ごしていました (´ー`)マターリ。遠出をしなかった理由は前記事(ONE-shot)でも触れたように、GW前の仕事が例年よりもちょっと慌ただしくて、事前に旅行の計画を立てそびれてしまったということもあるのですが "o(-"-;*) ウゥム…、実は今年のGWに設定された数多くの臨時列車のなかで、個人的にもっとも撮りたいと注目した列車が関東近郊で運転されることも、遠出をしなかった理由の一つでもあります ( ̄。 ̄)ヘー。魅力的な列車が近場で走るのならば、何も遠出することは無いか・・・といったところ σ(゚ー゚*)アンキンタン?。そんな私が撮りたいと思う魅力的な列車とは、福島のいわきから、常磐線、水戸線、両毛(りょうもう)線を経由して、群馬の桐生(きりゅう)まで、GW中の土休日に一日一往復運転される臨時の快速列車「足利大藤まつり号」です (・o・*)ホホゥ。この列車はその名の通り、ちょうどGWに見ごろを迎える藤の花の名所、「あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)」への観光客輸送を目的として設定されたものですが、撮り鉄的に注目すべきはその使用車種。ここ数年の同列車にはE653系(勝田車・元「フレッシュひたち」用車両)が使われていて、さほどファンの注目度は高くなかったのですが、なんと今年の運転には新潟の国鉄特急色485系・T18編成が大抜擢! w(゚0゚*)w オォー!!  水戸線や両毛線に国鉄色485系が入線するのはとても珍しく、国鉄型ファンの私としては見逃せません ε-(°ω°*)ムフーッ!。しかも、このT18編成はもともと信越本線や北陸本線で主に活躍していた編成なのですが、北陸新幹線の開業により特急「北越」や快速「くびき野」が廃止となった現在では運転機会が激減 (・ω・`)シンパイ… 。ひょっとすると私にとって今回が同編成を撮る最後の機会となってしまうかもしれず、これはキッチリと記録しておきたいところです (`・ω・´)-3フンス!。というわけで、連休中の天気予報でもっとも安定した空模様が見込まれていた5月2日の土曜日、私は485系「足利大藤まつり号」の撮影に北関東へと向かいました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


5月2日(土)

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赤羽から宇都宮線(東北線)の普通列車へ乗車。
上野東京ライン経由の宇都宮線・・・
もう関東近郊では正式な東北本線という名称が
あまり聞かれなくなりました。
▲東北本線 赤羽

予報通りの晴天となった当日、都内の赤羽から宇都宮線の下り列車へ乗って北上します。先述したように、常磐線、水戸線、両毛線を経由し、茨城、栃木、群馬の北関東三県を大回りするようなルートの「大藤まつり号」。それをどこで捉えるかですが、常磐線での撮影も485系時代の特急「ひたち」を彷彿とさせて魅力的ではあるものの、できれば今回は485系の入線が珍しい水戸線か両毛線の沿線で撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー。両線とも個人的にはそれほど馴染み深いわけではなく、沿線の撮影地もあまり知らないのですが、以前に水戸線へ乗った際に通過した結城付近の鉄橋が車窓から見ていて撮りやすそうだと感じたので オッ!(゚∀゚*)イイジャン!、とりあえずそこを目指してみることにしました。

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小山で宇都宮線から水戸線へ乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
水戸線ホームに待機していたのは交直両用車の415系。
水戸線にはこの小山と次駅の小田林の間に、
直流と交流の電流が切り替わるポイント、
いわゆるデッドセクション(死電区間)があります。
▲東北本線 小山

水戸線は東北本線の小山(おやま)から、結城(ゆうき)、下館(しもだて)、笠間を経て、常磐線の友部(ともべ)までを結ぶ、全長50.2キロの電化幹線 (・o・*)ホホゥ 。友部は常磐線で水戸の三つほど手前(上り方)に位置する駅で、水戸線と言う線名を名乗りながらも路線自体は水戸へと到達していないのですが (゚ー゚?)オヨ?、もともと水戸線の前身である水戸鉄道は1889年に小山と水戸の間で開業し、その名の通り水戸へ初めて到達した鉄道路線でした。しかしその後、東京方からの常磐線が友部まで延伸された際に友部~水戸は常磐線に編入され、小山~友部がそのまま定着していた水戸線の名で残ったというわけ。ちなみに現在でも常磐線に直通して水戸まで行く運用は多く存在し、形態的には水戸線の名で正しいのかもしれません ( ̄。 ̄)ヘー。そんな水戸線へ都内からアプローチするには、小山側の宇都宮線と友部側の常磐線の選択肢があるのですが、今回の目的地である鉄橋は小山寄りにあるので宇都宮線を経由してきました。小山で水戸線へ乗り換えて下り列車に乗ること15分、その鉄橋を渡ってすぐのところにある川島で私は下車 (・ω・)トウチャコ。

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茨城県筑西市伊佐山にある川島駅。
同駅の歴史年表によると
1889年に地域名の「稲佐山」と言う駅で開業するも、
わずか一ヶ月後に現駅名の「川島」に改称されています。
このひと月でいったい何があったのでしょう・・・σ(゚・゚*)ンー
▲水戸線 川島

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そんな川島駅の北側には、
セメント工場の貨物専用線跡が残っていました。
同駅を発着していた貨物列車は97年に廃止。
▲水戸線 川島

赤羽0726-(東北1534E)-小山0832~0849-(水戸737M)-川島0903

川島は住宅街にある何の変哲もない郊外型の小駅ですが、駅前には数件の宿屋やビジネスホテルが目につきます σ(゚・゚*)ンー。はじめはこれから私が訪れる川での釣り客などが利用するのかとも思ったのですが、このあたりには大きな工場が点在しているので、そちらのビジネス需要が高そう ( ̄。 ̄)ヘー。そんな街の様子を眺めながら駅前の道を西の方向へ歩みを進めると、迷うことなくすぐに川を跨ぐ鉄橋が見えてきました (゚∀゚)オッ!。ここを流れる川は上流に温泉があることで有名な鬼怒川(きぬがわ)です。

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川島駅から歩くこと10分ほどで鬼怒川に出ました。
ちなみに駅は写真の右方向(東側)にあり、
手前の河原へはものの数分ほどで到達できますが、
対岸へ渡るには南側に架かる道路橋を渡らなくてはなりません。

この鬼怒川に架かる水戸線の鉄橋(鬼怒川橋梁)はトラスの無いスッキリとしたプレートガーダー橋で、橋の長さにくわえて橋脚の高さもあり、なかなかいい画になりそうです (・∀・)イイネ。こんなお立ち台的な撮影地ですから、さぞかし多くの同業者がいらっしゃるものだと思っていたのですが、実際はパラパラと目に付く程度 σ(゚ー゚*)アリ?。連休初日(5/2)の今日は中央線で国鉄型の189系が臨時の特急「あずさ」や「かいじ」で多く運転されるので(いわゆる「あずさまつり」)、みんなそっちに流れたのかな? 実は私も当初、2日は「あずさ」の撮影へ行き、「大藤まつり」は別日にしようかとも考えていたのですが、事前の天気予報ではこの2日だけがまったく雲印のないド快晴予報だったので、いちばん撮りたい「大藤まつり」の方をこの日に充てました。まあ、中央線の「あずさまつり」は去年のGWに参戦しているし・・・σ(・∀・`)マ、イッカ(GU色のM52「あずさ」は撮りたかったけれど・・・^^;)。予報通りに雲ひとつない青空が広がる鬼怒川のほとりで、さっそくカメラを構えます。

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轟音を立てて長い鉄橋を渡るのは、
E531系の普通列車。
現在の水戸線では415系、E501系、E531系の
三車種が使用されています。
できれば415系かE501系を撮りたかったところですが、
待ち時間内に通過した三本の普通列車は
いずれもE531系でした。
▲水戸線 川島-東結城

まずはE531系の普通列車で試し撮り 【◎】]ω・´)パチッ!。南側から見ているので光線状態は良好です。このあたりの鬼怒川は流れが穏やかなので、クッキリとはいかなくとも多少は川面に列車の姿がもわもわっと映り込み (゚ー゚*)モワモワッ?、それがなかなか面白いアートをしているのでアングルに川面を大きく入れてみました。ちなみにこのようなアングルを見ると、以前の多摩川の時と同様にまた素足で川のなかへ入ったな・・・と思われるかもしれませんが ヽ(´∀`;)ハイッタネ 、流れは穏やかでもここは水深がかなりあり、場所によっては首くらいまで浸かってしまいそうなので (*´・д・)ハイレナイヨ…、実際は川岸から突き出た消波ブロックの上から撮っています。

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撮影しているのはこんなところ。
消波ブロックの上から
手前の岸が入らないようにして撮っています。

近くで釣りをしていた同い年くらいのおにーさんに「何が釣れるの? ヽ(゚ω゚*)ツレル?」と訊くと、ヘラブナやコイだとのこと。今度は逆に「何が来るの? (*´ω`)ノ ナニ?」と訊かれたので、とりあえず485系を「むかしの特急列車」と答えたのですが、たぶん理解していないですよね。お互いに興味があるのかないのか、そんなたわいのないやり取りをしつつ待っていると、やがて鉄橋上にその「むかしの特急列車」が現れました (゚∀゚*)キタッ!。

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川面にその姿を映して、
青空に架かる鉄橋を渡りゆく、
国鉄特急色485系の「足利大藤まつり号」。

鬼怒川鉄橋でヨンパーゴが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
空抜けの485系、やっぱり国鉄特急色は青空によく映えますね 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。このシーンが水戸線らしいかと言われれば微妙なところではあるのですが、いいロケーションであってもなかなか撮るネタのなかったこの鬼怒川橋梁で、485系が撮れただけで個人的には満足。川面の揺らぎが先ほどの普通列車よりも治まった感じで、何となく485系っぽく映ってくれたのはラッキーでした (´¬`)ラキー♪。これで「大藤まつり号」の往路撮影は終了です。撮影後、釣りをしながら列車を眺めていたおにーさんに「むかし見たことない?ヽ(゚∀゚*)ナイ? 」って訊いたら、「とくに覚えがないけど、色が古っぽいね (*´ω`)フルイネ」との感想でした。

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駅へ戻って水戸線へ乗車。
入ってきたのは先ほど鉄橋で撮った
E531系の折り返しです。
▲水戸線 川島

さて次の狙いは、いま撮った「大藤まつり号」の復路(桐生発いわき行き)になります。と言っても、一日一往復運転の同列車は終点に着いてもすぐに折り返してくるわけではなく、フラワーパーク見学の利用者に合わせた復路は夕方に設定されていて、始発駅の桐生を出るのは16時20分 ( ̄△ ̄;)エッ…。現時刻からはあと6時間もあり、だいぶ時間をつぶさねばなりません ( ̄  ̄;)6ジカン…。そこで同じ水戸線の沿線で、私には以前からちょっと気になっていた場所があったので、この機会に立ち寄ってみることにしました (・o・*)ホホゥ 。撮影後に戻った川島から再び友部方面の下り列車へ乗って、私が次に降りたのは下館。

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川島から二駅目の下館で下車。
▲水戸線 下館

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ひとつ上の写真で
左端にチラ写りしていたディーゼル機関車は、
|∀・)チラッ
真岡鐵道に所属するDE10 1535。
同鉄道で運転されるSL列車の回送牽引などに
使われています。
▲真岡鐵道 下館

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茨城県筑西(ちくせい)市の中心駅・下館。
この駅に私が降り立つのは昨年3月以来のこと。
▲水戸線 下館

川島1052-(水戸743M)-下館1059

下館には私が乗ってきた水戸線のほか、中小私鉄の関東鉄道常総線(取手~下館)、第三セクター路線の真岡鐵道真岡線(下館~茂木)の三路線が乗り入れています。では、そのいずれかの路線で撮り鉄、もしくは乗り鉄をして時間をつぶすつもりか ノリテツ?(゚∀゚≡゚∀゚)トリテツ?
・・・というと、実はそうではありません  ( ̄△ ̄ )エッ?。関鉄常総線は、数年前まで国鉄型の旧型キハ(キハ100形・もと国鉄キハ30)が運転されていて撮影を楽しめたのですが、今では新型に置き換えられてしまって個人的には魅力が半減 σ(・ω・`)ウーン…。

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以前は休日を中心に
キハ100形が運転されていた関鉄常総線ですが、
今ではキハ2000やキハ5000になってしまいました。
▲関東鉄道常総線 下館

いっぽう真岡鐵道の方は、同鉄道の目玉であるSL列車の運転時刻には間に合わず(あとで見たほかの方のHPによると、この下館で先ほどの485系と真岡のSLがホームを隔てて顔合わせしたらしい)、さらにこのGWはちょうど沿線にある焼き物の街・益子(ましこ)で「陶器まつり」が行なわれていて、編成の短い真岡鐵道のディーゼルカーは混雑し、とてものんびりと乗り鉄を楽しめるような雰囲気ではなさそうです (´Д`;)人大杉…。

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真岡鐵道は益子の陶器まつりで列車が混雑。
乗車券の購入に長い列ができています・・・。
▲真岡鐵道 下館

でも、私が下館に立ち寄った目的は常総線でも真岡鐵道でもなく、実は駅の近くに以前からちょっと気になっていた「とあるお店」があるのです σ(゚・゚*)トアル?。駅の北口へ出た私は線路沿いを西の方向へ進み ...((((o* ̄-)o、下館へ乗り入れる三路線がそれぞれに分かれる手前の踏切を渡ると、すぐにそのお店は見えてきました (゚∀゚)オッ!。

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民家の軒先に掲げられているのは
踏切注意や水戸行の行先板、
ワンマンカーの締切看板など・・・
いったいここは何? σ(゚・゚*)ンー…

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店内にも鉄道部品の数々が。
数々の鉄道部品が並べられています。
(゚Д゚*)スゲー!!
骨董屋・・・かな?
(店頭、店内の写真は許可を得て撮っています)

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先ほど撮影した鬼怒川橋梁を通過する
EF81 81牽引のお召列車(85年運転)の写真・・・。
( ̄  ̄*)パイパイ…。
これは店主が撮られたものでしょうか?

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さらに「こんなものもあるよ」って出してきたのは、
硬券の日付印字機じゃありませんか!
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

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壁にもSLのポスターやカレンダーが
たくさん吊られています。
ん?左端は・・・(=゚ω゚=;)ンン!?

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薬師丸ひろこ・・・( ̄△ ̄;)ナンデ?。

店頭の軒先や店内にところ狭しと並べられているのは列車の行先板(サボ)や駅の看板、さらには信号機や踏切の赤色灯など、鉄道部品の数々 w(゚0゚*)w オォー!!。ここは鉄道部品などの放出品を扱う骨董屋でしょうか? σ(゚ー゚*)コットーヤ? 実は私がこのお店を訪れるのは二度目で、一度目は一年ちょっと前になる昨年3月のこと。当時のブログにも書きましたが、この日の私は益子のギャラリーカフェで行なわれていたソネブロ仲間・sonicさんの個展を見に行く途中で、偶然にも下館駅前でそのsonicさんご本人とばったりお会いしたのです Σ(゚∀゚;ノ)ノ オオッ!。同じ水戸線で下館へ着き、次に乗る真岡鐵道の列車までは約30分待ち・・・そのときにsonicさんが、「駅近くに以前からずっと気になっているお店があるのですが、ちょっと行ってみませんか? ヽ(´∪`*)」と連れて行ってくださったのが、この軒先に鉄道看板がぶら下がったお店でした w( ̄o ̄*)w オオー!。しかしその時は開店前で看板も暖簾も出てなくて何のお店なのかよく解らず、失礼ながら引き戸の窓から中を覗き見してみると[窓]д ̄) チラッ、そこにいた店主さんが気づいて扉を開けてくれました  |・∀・)ノ ドゾー。そして開店前にもかかわらず中に入れていただいてお話を聞いた結果、ここは骨董屋ではなく、なんと「焼きそば屋」であることが判明 (゚∇゚ ;)エッ!?。

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鉄道部品が並べられたこのお店、
実は焼きそば屋さんでした。
暖簾に「焼そば」の文字が見えますね。
最近、テレビのバラエティ番組に出たらしいので、
もうご存知の方も多いのではないでしょうか。

ただ、その時はまだ開店前だと言うことで、名物の焼きそばを食べることができませんでした(でも、お茶を入れていただいた)。そこで今回、「大藤まつり号」の撮影ついでに再び寄らせてもらうことにしたのです (*´∀`)ノ゙チワッス。前回閉まっていた引き戸は開けっぴろげ状態で、暖簾をくぐって中を覗くとあの時の店主さんではなく女性の方(奥さまかな? 女将さん?)が応対してくれました (・∀・)ノ ドゾー。昼前と言うこともあってか、ほかに客はナシ。さっそく焼きそばを注文しますが、とくにメニューは見当たらず「焼きそば、どのくらい食べる?」という女将さんの一言 ヽ(´ω`)ドンダケ? 。どのくらいと言われても、初めての私は量や値段がサッパリ解りません エッ!?(゚д゚;≡;゚д゚)エッ!? 。訊くと「ふつうは男性で300円、女性や子供で200円。オナカ減っていたら400円。大食漢なら500円からその上」とのこと ヽ(´ω`)ドンダケ?。ならばここはとりあえず無難にノーマルそうな300円にしてみました (;´∀`)フツーデ…。それにしても、焼きそばの専門店とはちょっと珍しい気がしますが、最近のB級グルメ的な流行りではなく「なんだか知らないけど、この辺はむかしっから焼きそば屋さんが多い」んだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。そんなハナシをしていると、注文した焼きそばが出来上がりました。運ばれてきて驚いたのは、その量!∑(`□´;)ナニッ!!

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このお店で提供されるのは、昔ながらのソース焼きそば。
広角レンズによるパースがついているのではなく、
実際にけっこうな量が盛られています。
これでなんと300円!w(゚0゚*)w オォー!!
具はキャベツだけで肉はないけれど、
文句を言ってはいけません(笑)
味の方は焼きそば用のソースを使っているとのことで、
意外とあっさりとしていて美味しい (゚д゚)ウマー。

皿一杯に盛られた焼きそばは、ふつうのお店で言うところの大盛りサイズです w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。注文時に一瞬、400円のもアタマによぎったけれど、300円のにしておいてヨカッタ・・・ ε-(´∀`;)ホッ(ちなみに、あとでご家族連れがやってきて、高校生くらいのおにーちゃんが500円のを注文していたけれど、300円の倍近いとてつもない量でした)。焼きそばでオナカがじゅうぶんに満たされ ()´З`)=3 マンプク! 、店内の撮影など親切に応対してくださったことにお礼を言って アリガトン(*^^)/、お店をあとにします。真岡鐵道の撮影などで下館へ来る機会があれば、また寄ってみよう・・・。

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下館から再び水戸線で移動です。
入ってきたのはやはりE531系。
E531系ならばボックスシートがあるので、
乗り鉄的には415系やE501系よりイイかも。
▲水戸線 下館

念願だった謎の焼きそば屋さんで食事をしたのち、下館から次に私が乗ったのは水戸線の小山行き上り列車。この日のメインである「大藤まつり号」ですが、往路を水戸線内で撮ったので、復路は両毛線の沿線で狙ってみたいと思います σ(゚・゚*)ンー。その両毛線と水戸線の接続駅は、朝に宇都宮線から水戸線へと乗り換えた小山。ややこしい書き方をしましたが、要は小山が宇都宮線、水戸線、両毛線、三路線の接続駅だと言うことです (´ε`)フーン。

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朝に乗り換えた小山に戻ってきました。
小山は東北新幹線、宇都宮線、水戸線、両毛線の
四路線が乗り入れるターミナル。
このなんとも中途半端な構図の写真は、
上の新幹線ホームに姿が見えた、
E2系新幹線をE531系と一緒に写し込みたかったのです。
▲東北本線 小山

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小山の両毛線ホームは新幹線の高架下に位置し、
昼間でもちょっと薄暗い雰囲気です。
水戸線と異なり全線が直流電化の両毛線、
停車していたのはおなじみの近郊形直流電車115系。
▲東北本線 小山

両毛線は東北本線の小山から栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎を経て、上越線の新前橋までを結ぶ、全長84.4キロの電化幹線 (・o・*)ホホゥ。新前橋は上越線で高崎の三つほど手前(下り方)に位置する駅ですが、運行上は新前橋から上越線に乗り入れて高崎まで直通しているため、一般的には小山と高崎を結ぶ路線として案内されています。ちなみに両毛線の「両毛(りょうもう)」とは、上毛野国(上野(こうずけ)、現在の群馬県)と下毛野国(下野(しもつけ)、現在の栃木県)を併せた地域のことを指します ( ̄。 ̄)ヘー。

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小山駅に貼られていた両毛線の路線図ポスター。
ここは栃木だけれど・・・ぐんまちゃん? (゚ー゚*)オヨ?
さのまるは・・・?σ(・ω・`)サノマル…

そんな両毛線の沿線で撮ろうと考えている「大藤まつり号」の復路ですが、下館で焼きそばを食べたくらいではあまり時間がつぶれず、まだまだ通過までにはあと四時間もあります ( ̄  ̄;)4ジカン…。それまで今度は両毛線の方で時間をつぶそうとすると、佐野へ行って名物の佐野ラーメンでも食べるか? (゚∀゚)オッ!・・・って、さっき焼きそばを食べたばっかだし  (´ω`)ソーダネ。んじゃ、「大藤まつり号」の運転理由にもなっている「あしかがフラワーパーク」へ藤の花を見に行くか? (゚∀゚)オッ! とも考えたのですが、連休中の名所と言うことでやはり混雑が懸念されます (゚ペ)ウーン…。ではあと四時間をどうするかと、小山で両毛線の列車を一本見送ってエキナカのカフェでいろいろ模索した結果、あるひとつの案・・・と言うか、撮りたいものが浮上しました (゚0゚)ハッ!。私が撮るものと言えばもちろん「とある列車」なのですが σ(゚・゚*)トアル?。、今からならちょうどその列車の運転時刻に間に合いそう。私は小山から両毛線に乗り、二駅目の栃木で下車。

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両毛線を降りたのは栃木。
一般常識ですが、栃木県の県庁所在地は
栃木ではなく宇都宮です(笑)
▲両毛線 栃木

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栃木は両毛線と東武日光線の接続駅。
私はここで東武線へと乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
南栗橋行きの普通列車は10030系。
▲東武日光線 栃木

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栃木から二駅目の静和で降りました。
ここが目的地? σ(゚・゚*)ンー
▲東武日光線 静和

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先々月に訪れた伊勢崎線の和戸と同様、
典型的な郊外の東武スタイル(木造平屋造り)である
静和の駅舎。
▲東武日光線 静和

下館1159-(水戸746M)-小山1220~1307-(両毛454M)-栃木1318~1341-(東武日光線246)-1349

栃木で両毛線から東武日光線へと乗り換えて ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、やってきたのは静和。そう、私が時間つぶし目的の撮影に選んだのは、この東武日光線です σ(゚・゚*)トーブ?。なんでここにきて東武線へ転戦したのかというと実は今、浅草と東武日光・鬼怒川温泉を結ぶ東武日光線の看板特急「スペーシア」(100系)に、今年の日光東照宮400年式年大祭と来年の日光山開山1250年を記念した特別塗装車、その名も「日光詣スペーシア」が運転されているのです (・o・*)ホホゥ。通常「スペーシア」のボディカラーは白が基調ですが、この「日光詣スペーシア」が纏っているボディカラーは、なんとゴージャスに光り輝く金色!(☆∀☆)キラーン☆ ファンの間では「金スペ(金曜スペシャルではなく、金色スペーシアね (゚∀゚)アヒャ☆)」とも呼ばれるコイツは一度、ハナシの種に実車を見てみたいと思っていました σ(・∀・`)ミタイネ。そこで時刻を調べてみると、この日は栃木発15時07分の特急「きぬ126号」で運転されており、13時から16時頃まで両毛線沿線で時間を潰さなくてはならない私にとって、これは絶妙のタイミング (゚∀゚*)オオッ!!。さらに、栃木から上り方へ二駅目にある静和は駅の近くに田園が広がっていて、手軽に撮ることができると言うのも好都合です (゚∀゚*)オオッ!!。ここでなんとか「金スペ」をカッチョよく撮って、東武好きのhanamura師匠に喜んでもらいたいなぁ・・・。

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静和駅から線路沿いに北へ10分ほど歩くと、
このような田園風景に出ることができます。
いまの時期に青々としているのは稲ではなく麦です。
▲東武日光線 新大平下-静和

静和駅から歩いて10分ほどの農道から、まずはためしに空と麦畑を大きく入れたカットを撮ってみました【◎】]ω・´)パチッ!。青々とした麦畑が初夏らしくて悪くはないのですが、やはりせっかく特別塗装の「金スペ」ですから、もう少し車両を大きめにしてしっかりと見せたいところ σ(゚・゚*)ンー。しかし、よく見ると線路端には細かい雑草がけっこう生えていて、オーソドックスな編成撮りではちょっと列車の足回りがウルサくなってしまいそうです (゚ペ)ウーン…。ならばこの雑草を消してしまいましょう ( ̄△ ̄ )エッ?。消すと言っても線路脇の鉄道敷地内に生えているものを私が勝手に伐採することはできません。ではどうするのかというと、こうするのです (`・ω・´)-3フンス!。

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ノーマルな「スペーシア」がやってきました。
通常のボディカラーは白を基調にして、
東京スカイツリーのライトアップをイメージした
メタリックブルー(粋)やメタリックパープル(雅)、
スペーシアカラーのオレンジ(サニーコーラルオレンジ)
の色帯が入ります ( ̄。 ̄)ヘー。
この編成はブルー帯の「粋」編成。
▲東武日光線 新大平下-静和(後追い)

サイドからの流し撮りでカメラをヨコに振れば、タテ方向に生える線路端の雑草はほとんど目立たなくなります  (゚∀゚*)オオッ!!(なんだか久しぶりに流し撮りをした気がするなぁ・・・^^;)。上写真の「スペーシア(金スぺに対して白スぺ?)」は、狙いの「金スペ」とは逆方向に進む下り列車の最後部を後追いで撮ったものですが、本番前に一本でも同形式で試し撮りができてヨカッタ ε-(´∀`)ホッ。光線状態も良好でいい感じじゃん (´w`*)イイジャン♪・・・なんて思っていました。ところが、いざ本番の「金スペ」はというと・・・( ̄△ ̄;)エ…。栃木の定刻発車から7分後、やがて下り方から日に照らされて神々しい光を放つ金色の「スペーシア」が近づいてくるのが見えました  キンスペキタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!。初めて目にする「金スぺ」、これはなかなか強烈なインパクトですが、臆することなくリラックスしてその鼻先をファインダーに捉えます 【◎】]ω・´)パチッ!。

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金色にかがやく「日光詣スペーシア」が、
麦畑を横目に快走。
ふつうの白い「スペーシア」にはない、
威圧感のようなものがありました。
▲東武日光線 新大平下-静和

金スペが撮れました~! (☆∀☆)キラーン☆
イメージをガラリと変えるシックな配色は精悍な雰囲気で、なかなかカッコいい!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。・・・のですが、なんだか車両の前面にクッキリと出てしまった架線ケーブルの影落ちがヒドいなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。先ほどの「白スペ」は白飛びして影が目立たなかったのではなく、これは手前にある下り線(白スぺが走行)と奥にある上り線(金スぺが走行)の差によるもの。撮影地を模索している間に「金スペ」と同じ上り線の「スペーシア」を撮り逃してしまい ヽ(´д`;)アア…、下り線の「白スぺ」を後追いで試し撮りしたものの、上り線の影落ちは認識できなかったんですよね・・・。上り線でも箱形車両の普通列車では影の出かたが異なるし・・・。電化複線によるケーブルの影落ちはなかなか回避しにくいものですが、ここまでヒドいのならば最初の普通列車で撮ったような引き画の方が影が目立たなくてよかったのかもしれません  (´・ω・`) ショボーン。せっかくの「金スペ」は、ちょっと残念な結果になってしまいました(師匠、スミマセン)。

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続けざまに後方も撮ってみましたが、
当然ながらこちらも影落ちは回避できず・・・。
▲東武日光線 静和-新大平下(後追い)

でも、カメラの振りはウマくシンクロした(流せた)し、「大藤まつり号」の合間の限られた時間で一本しかない「金スペ」が効率よく撮れたのですから、まあヨシとしましょうか (´ω`)ソーネ。「金スぺ」の撮影を終えて、再び両毛線へと戻ることにします ...((((o* ̄-)o モドロ。

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東武日光線の下り列車で静和を後にします。
▲東武日光線 静和

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栃木へ戻ってきました。
右側に停まっているのは東武宇都宮線の8000系。
日光線と宇都宮線の分岐駅はひとつ先の新栃木ですが、
大半の列車はこの栃木発着となっています。
▲東武日光線 栃木

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栃木からは両毛線へ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
両毛線の普通列車には現在、
115系、107系、211系の三車種が使われていますが、
今度の列車も先ほどと同じ115系でした。
▲両毛線 栃木

焼きそばを食べたり ≠( ̄~ ̄ )モグモグ、東武線で「金スぺ」を撮ったり【◎】]ω・´)パチッ! と、上下列車でかなりの運転間隔が空いてしまったために、なんだか影が薄くなってしまった感のある485系の「大藤まつり号」ですが、あくまでも本日のメインはこの列車です ( ̄▼ ̄;)ソーデシタ。両毛線内での撮影地は栃木と小山の間にある駅、思川(おもいがわ)のあたりをあらかじめ考えていました (・o・*)ホホゥ。ここは以前・・・と言っても、もう20年近く前に一度だけ撮影へ訪れたことがあるのですが、今回の小山から栃木へ向かう際に車窓からそのあたりの様子を眺めていたところ、今も変わらずスッキリと撮ることができそうだったので、あっさりとここに決定 m9(`・ω・´)ケテイ!。

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栃木と小山に挟まれた小駅、思川で下車。
「おもいがわ」ってなんだかいい駅名ですね。
(*´v`*)オモイガワ
▲両毛線 思川

静和1530-(東武日光線247)-栃木1537~1541-(両毛457M)-思川1545

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以前に訪れたときの思川は古い木造駅舎でしたが、
今ではこのような簡素なスタイルに改築されていました。
ちなみにこの駅舎に改札機能はなくただの待合室状態。
券売機や改札(といっても簡易IC改札機)は、
駅舎とホームをつなぐ跨線橋上にあります。
▲両毛線 思川

思川の駅を背にして東の小山方向へ進むと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、すぐに広い田園地帯へと出ることができます。それにしても撮り鉄って田んぼが好きだよなぁ・・・ヽ(´∀`*)アンタモスキネ~♪ と思われるかもしれませんが、東京近郊で長い列車の編成が障害物に阻まれず、きれいな日差しが当たるようなところというと、田園地帯か川をまたぐ鉄橋くらいしかないのが実情。でも、田水や青田、稲穂など、田園風景ほど四季折々に表情を変えてくれるシチュエーションもなく、ウマく撮れれば季節のいい記録になります ( ´_ゝ`)フーン…。そんなことを考えながら撮影ポイントを模索しつつ歩いていると、定期の普通列車がない時間に近くの踏切が鳴り出し、現れたのは185系 (=゚ω゚=;)ンン!?。

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湘南ブロック色の185系が
水田に姿を落としながら、
小山の方向へと走り去ってゆきました。
▲両毛線 小山-思川(後追い)

この185系は上野発着の臨時快速列車「足利藤まつり号」(2号)。「あしかがフラワーパーク」へアクセスする臨時列車は、私が狙っているいわき発着の485系「足利"大"藤まつり号」のほかに、首都圏からも宇都宮線、両毛線経由で数本が運転されているのです (・o・*)ホホゥ。しかしこの「大」が付かない「藤まつり号」、数年前まで国鉄特急色の183系が特別マークで運転されていたのですが、今では「臨時」幕の185系に置き換えられてしまい、ちょっと魅力に欠けるんですよね・・・ σ(・ω・`)ウーン…。ここでの通過も私はまったくのノーマークでした (^^;)ゞポリポリ。ところで、そんなとっさに撮った185系のカットを見てみると解るように、田んぼにはきれいに水が張られているものの、けっこう強めの風が吹いていてクッキリとした水鏡は拝めそうもありません 彡(・ω・`)彡ヒューヒュー。この田園を撮影地に選んだ時にはできれば水鏡も期待していただけに、これはちょっぴり残念。先日のいすみ鉄道と言い、私は晴れ運には恵まれるけれど、風運はあまりよくないのかも・・・σ(゚・゚*)ドーダロ。ならば今回も水鏡はあきらめて、上写真よりももっと列車の姿をしっかり見せようと思い、撮影ポイントを線路側へ寄ってみました。

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私がやってきたのは、
踏切で両毛線を跨ぐ比較的広めの農道で、
ここは上り方と下り方の両側を撮ることができます。
これは上り方の小山方向を見たところ。
水田が広がっています。
▲両毛線 小山-思川

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上り方で115系の普通列車を撮ってみました。
こちらは前面、サイドともに日の当たる、
いわゆる「バリ順」状態です (゚∀゚*)オオッ!!。
こういう機会に湘南色115系が撮れるのは嬉しい収穫。
ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ ♪
▲両毛線 小山-思川

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いっぽう、これは同ポイントから
下り方の思川方向を見たところ。
こちらに広がるのは麦畑。
▲両毛線 思川-小山

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下り方で115系の普通列車を撮ってみました。
前面は黒くつぶれるけれど、
サイドを照らす斜光が意外といい感じ?
 (・∀・)イイネ
▲両毛線 思川-小山

最終的に私が選んだのは、田園に伸びる直線を上り方と下り方のどちらでも狙えるようなポイント。光線状態は上り方がバリ順(バリバリ順光)で、下り方が半逆光。お目当ての「大藤まつり号」の復路は上り列車なので、半逆光の下り方からやってきます (・o・*)ホホゥ。ここでいつもの私ならば、たとえ後追いになっても光線状態のいい上り方を選んでいたかもしれません (`・ω・´)バリジュン!。しかし今回「大藤まつり号」に限っては、光線状態の良し悪しにかかわず、私はどうしても後追いではなく上り列車を正向きで撮りたいと考えていました (゚ー゚?)ドーシテ?。というのも、国鉄特急型ファンにはもう常識ともいえることなのですが、今回の「大藤まつり号」に登板した新潟の485系T18編成は、先頭車両と最後部車両で同じ485系ながらも顔が若干異なるのです ( ̄。 ̄)ヘー。非鉄の方にはちょっとマニアックなハナシになりますが、通常の485系はヘッドライト(前照灯)が前面腰部の両サイドに一灯ずつと屋根上に一灯の全部で三灯。「大藤まつり号」のT18編成も往路で先頭(桐生方)になったクロハ481-1029はノーマルな三灯ライトでした(さっきの鉄橋写真じゃ、わからないけど ^^;)。ところが、復路で先頭(いわき方)となるクハ485-1508のヘッドライトは、腰部は変わらないものの屋根上が二灯となっており、全部で四灯 σ(゚・゚*)ヨッツ?。ファンの間では「四ツ目」の愛称があるこの1508は、もともと北海道での運転を前提として製造された車両(485系1500番台)で、降雪時の視認性向上のためにヘッドライトが通常の三灯から四灯へと増強されているのです ( ̄。 ̄)ヘー。ただし485系の北海道での活躍期は短く、四ツ目の先頭車はわずか4編成分8両しか製造されず、各地でその活躍が見られた485系の最盛期においても、四ツ目はちょっとレアな車両としてファンに認識されていました。そして現在、その四ツ目最後の生き残りが「大藤まつり号」のT18編成に組まれている1508なのです ( ̄、 ̄)ナルヘソ(1500番台の車両自体は、大幅に改造された長野のジョイフルトレイン「彩(いろどり)」として現存)。その1508は半逆光の下り方の先頭。顔は黒くつぶれちゃうけれど、ひょっとしたら暗部にウマく四ツ目のライトが浮かび上がってくれるかもしれません。「大藤まつり号」の思川通過時刻は17時半。西へだいぶ日が傾いたころ、直線上に特徴的な四ツ目の姿が見えてきました ε-(°ω°*)キタッ!。本日のラストカットにして、これがいちばんのお目当てです ワクワク(*゚v゚*)ドキドキ。

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麦畑のむこうにから、
西日に車体を輝かせて485系が現れました。
背景の跨線橋は思川駅です。
▲両毛線 思川-小山

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単線の両毛線をゆっくりと走る四ツ目の485系。
同車最大の特徴である四灯のヘッドライトが、
夕空のもとに浮かび上がりました。
▲両毛線 思川-小山

西日に照らされた四ツ目が撮れました~!ワ━━ヽ(*≧▽≦*)ノ━━イ!!
車両自体がレアってこともあるけれど、やっぱりビジュアル的に見ても四ツ目の485系は北海道用車両らしい厳めしさが感じられて、カッコいい・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ヘッドマークの表示が「臨時」幕なのはちょっと無粋ですが、四ツ目で白無地の文字幕を見ると、かつて北海道で走っていた国鉄時代の特急「いしかり」を思い浮かべてしまいます・・・っていうと、さすがに妄想しすぎでしょうか (^^;)ゞポリポリ(でも編成は同じ6連だし)。顔に光が当たらない半逆光ながらも四ツ目の特徴がしっかりと解るように写ってくれて、個人的には大満足です ・:*:・(゚ノ∀`゚)エガッタ・:*:・。。さらに、直前の露出確認のつもりで試し撮りした思川通過時の引き画カット(最初の一枚)も、麦畑や奥の住宅街が意外といい雰囲気でお気に入りの一枚になりました。

0050.jpg

振り返って、後追いも撮る余裕がありました。
西日で顔を赤く染めた485系が走り去ってゆきます。
この写真を見ると解るように、
こちらのヘッドライトはノーマルな三灯(屋根上一灯)です。
▲両毛線 小山-思川(後追い)

単線だということもあり、思ったよりもゆっくりと通過した「大藤まつり号」。四ツ目側を撮った後に順光側となる後追いの方も撮る余裕があり【◎】]ω・´)パチッ! 、結果的には一粒で二度おいしい撮影となりました (゚ー゚*)グリコ?。遠ざかる485系の後を見送って、撮影は終了です  (´w`*)ドツカレサン。

0051.jpg

久しぶりに撮影へ訪れた思川で
いい成果を得ることができました。
西日に車体を輝かせた211系に乗って
帰ることにしましょう。
▲両毛線 思川

とくに遠征の計画を立てなかった今年のGWですが、北関東という近場で国鉄色の485系、しかもレアな四ツ目を撮れたというのは、むしろ国鉄特急型好きからすると贅沢なことだったのかもしれません ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。上下の列車間隔があいてしまう「足利大藤まつり号」のダイヤは当初、どうやって時間をつぶすかが悩みどころでしたが σ(゚・゚*)ンー、ガチガチな鉄道撮影だけでなく下館の焼きそば屋さんに寄れたところなど、むしろ楽しい時間つぶしだったようにも思います。お天気も一日を通してすっきりとした青空に恵まれて、存分に撮影を満喫したGWの北関東旅でした。

思川1735-(両毛463M)-小山1749~1759-(東北3552M快速ラビット)-上野1910


ところで、今回の「足利大藤まつり号」に使用された新潟の485系T18編成ですが、やはり北陸新幹線開業による運用の減少と車両自体の老朽化を理由に、今月末での引退(さよなら運転)が発表されてしまいました (´・ω・`)ショボーン。信越線や羽越線で行われるさよなら運転の撮影に、私が行けるかは今のところは微妙な感じ (゚ペ)ウーン…。そう考えると今回の「大藤まつり号」で四ツ目を記録できたことは本当に大きいと思います。T18編成が引退すると、純粋な国鉄型の485系(リニューアルの3000番台を除く)は、仙台のA1/A2編成九州のDo32編成だけになるのか・・・。



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ONE-shot 182 新緑の候 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 182 新緑の候

0501.jpg
今年のゴールデンウィークは
事前に旅行の計画を立てそびれてしまい、
遠出をせずに近場での鉄道撮影を楽しんでいます。
σ(゚ー゚*)アンキンタン?
 
 
小田急線を山の上から見下ろせるこの場所は、
何か特別に珍しい列車が通るわけではないけれど、
天気が良くて、時間に余裕があるときに
一度は訪れてみたいと思っていた撮影ポイント。
 
早くも真夏を思わせるようなキビシイ日差しのなか、
最寄り駅から約一時間の道のりを
汗だくになりながらひたすらに登り続けると、
ε~ε~ε~(((;*´Д`)-3 ヒィ、ハァ
たどり着いた頂上付近では
見事なまでの新緑風景とともに
この時期らしい爽やかな風が迎えてくれました。
 ~(´∀ `;~)スズスィー♪
 
最近は水郡線やいすみ鉄道など
運転本数の少ないローカル線の撮影が続いたこともあってか、
大手私鉄路線で20分に一本程度の小田急線は、
次々と列車がやってくるように感じます。
入れ食い状態で何種類かの電車が撮れましたが、
パチ! 【◎】]ω・´)パチッ!!
やっぱりこの新緑風景には
バーミリオンオレンジのロマンスカー(LSE)が、
いちばん鮮やかに映えますね。
(´▽`*)アザヤカ♪

 
15.5.1 小田急小田原線 渋沢-新松田(後追い)
 


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