SSブログ

陸羽東線・・・快速「風っこ湯けむり紅葉号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2018.11.02 陸羽東線
紅葉狩りに行こうよう!
快速「風っこ湯けむり紅葉号」 撮影
 
 
みなさま、おはようございます ('-'*)オハロ♪。
今日(記事現在)は11月2日の金曜日、ただいまの時刻は午前5時半。私は長町(ながまち)の駅前におります ( ̄、 ̄ )ドコ?。いきなり長町と言われても、どこだかわからない方が多いと思いますし、なぜこんな早朝なのかというと・・・(*´0)ゞ。oOフワァァ…


0001.jpg
まだ夜明け前で薄暗い長町駅。
ここは案内の表示を見ると、
JRと地下鉄が接続する駅のようですね。
(゚ー゚*)ナガマチ?


それは前日の木曜日(11/1)のこと。
個人的な話ながら、ここしばらくは仕事の忙しい日が続いていて、本来ならば翌日の金曜日(11/2)も一日がかりの外勤が予定されていました アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。ところが、訪問先の急な都合でアポイントがキャンセル(日時の変更)となり 乂・∀・`)ナシ、私の金曜の予定はぽっかりと空いてしまったのです ( ̄△ ̄;)エッ…。
ここで、デキる敏腕サラリーマンならばこの空いた時間を有効活用して、資料整理や新たな企画の制作などに充てるのだと思いますが (`・ω・´)キリッ、「なーんだ、今年の文化の日(11/3)は土曜日で、三連休にならないのかよ・・・(´σд`)チェ」などとボヤいていた私からすると、この仕事が空いた金曜は“勝手に連休”とする“渡りに船”的なチャンスじゃありませんか (゚∀゚)オッ!。
「アポが無くなっちゃったので、明日は休みま~す (・ω< )テヘ☆」と言って有給休暇を取得した私は、昼休みに時刻表を広げて撮り鉄の遠征計画をおおまかに立て φ(゚ー゚*)フムフム(仕事ではなく、こういう行動は素早い)、その流れでネット予約したのが、この日当日の夜に都内から出発する、仙台ゆきの夜行高速バスのチケットでした (*・∀・)σ ポチットナ。


0002.jpg
都内から乗った仙台ゆきの夜行バス。
数ある同区間の夜行バスの中では
比較的高めの料金設定でしたが、
快適な三列シートのバスを選びました。
▲18.11.1 品川バスターミナル


移動はつねに鉄道優先の私にしては、ちょっと珍しい夜行バスの利用 (゚.゚*)バス?。これは現地になるべく早く着きたいから選んだ手段でしたが、調べてみると平日の運賃は週末の6、7割程度と格安で、これはおサイフ的にも助かりました (´艸`*)オットク~♪。
ただ、本来は終点の仙台駅東口まで乗るつもりだったのに、予約サイトの“残り1席”の表示に焦って打ち込んだのか \_ヘヘ(д゚;)カタカタ、乗車前に運転手さんから確認された私の降車停留所は仙台駅でなく、途中の長町駅となっています (・△・;)エッ…。長町は東北本線で仙台のひとつ手前(上り方の東京寄り)に位置する駅。たしか
どちらの駅で降りても運賃は一緒なので、運転手さんに言えば仙台駅まで乗せてもらえると思いますが、ここで不意に長町の名が出てきたのは何かの縁かもしれないし、行程への支障はとくに無いことから、私は間違えたそぶりを見せず(「長町までですね」って言われた時に、「えっ!?」って顔をしたかもしれないけれど(笑))、予約したとおり長町でバスを降りました (´σД`)マ、イッカ。遅れることなく定刻の5時30分に到着。

品川バスターミナル2345-(ジェイアールバス東北)-JR長町駅東口0530

・・・と言ったワケで、今回の旅は宮城県仙台市の長町からスタートです。夜行バスを活用した早朝の出発、ここからいったいどこに向かうのでしょうか? …(((/*´∀`)o レッツラゴー♪


11月2日(金)


0004.jpg
長町の上りホームに入ってきた
原ノ町ゆき(常磐線直通)は719系。
(゚∀゚)オッ!
でも、私が乗るのはこの電車じゃありません。
▲18.11.2 東北本線 長町


0005.jpg
いっぽう、下りの仙台ゆきは701系でした。
まずは一駅だけこの電車に乗ります。
▲18.11.2 東北本線 長町


かつては貨物の操車場や機関区があったことで鉄道ファンに知られていた長町も、大規模な再開発によって今や近代的なスタイルの高架駅に変貌。ひんやりとした秋風が吹き抜けるホームで列車を待っていると、私が乗る方とは逆の上り側に719系が入ってきました (゚∀゚)オッ!。新型のE721系への置き換えが進んで数を減らしている当系、もうこの界隈(仙台近郊)からは無くなってしまったものだと思っていたのですが、こうやって姿が見られたのはちょっと嬉しい。これは時間的に長町でバスを降りたから見ることができた、些細な鉄運だったのかもしれません (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
そんな719系を見送り、私は下り列車に乗って仙台へ。そこからさらに東北本線を下る一ノ関ゆき普通列車へ乗り継ぎます ...(((o*・ω・)o。


0006.jpg
仙台で乗り継いだ一ノ関ゆきは
セミクロスシート構造のE721系。
(゚ー゚*)シンガタ
早朝の下り列車は空いていて、
ボックスシートに座ることができました。
▲18.11.2 東北本線 仙台


この列車の終点の一ノ関で盛岡ゆきに乗り継げば、夏に私が訪れた花巻の「マルカンビル大食堂」に行けるのか・・・なんて、ふとアタマに思い浮かびましたが σ(゚・゚*)マルカソ…、さすがに今旅の目的は「マルカンソフト」を食べることではありません。そもそも花巻へ行くつもりならば、都内から盛岡ゆきの高速バスを選んでいますしね。


0007.jpg
岩切付近で迎えた日の出。
太陽が東北新幹線の高架下からお出ましです。
(つ▽≦*)マブシッ!
晴れているけれど雲が多めの空模様かな?
▲18.11.2 東北本線 東仙台-岩切
(車窓から)


仙台から45分、列車は小牛田(こごた)に停車 (゚ー゚*)コゴタ。
当駅は南北方向に伸びる東北本線を軸として、東の海側へ石巻線(いしのまきせん)が、西の山側へ陸羽東線(りくうとうせん)が分岐する鉄道の要衝 (・o・*)ホホゥ。私はここで陸羽東線に乗り換えます。ちなみに、乗っていた東北本線から陸羽東線の接続時間はわずかに2分。あくまでも個人的な感覚ですが、この小牛田での乗り換え(東北本線同士の乗り継ぎや石巻線との接続も含め)は、いつも時間が短くて慌ただしい気がします ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。


0008.jpg
小牛田で右の東北本線から
左の陸羽東線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
接続時間が短いので、
急いで記録写真を撮ります。
【◎】]ω・´)パチッ!

▲18.11.2 東北本線 小牛田


0009.jpg
非電化の陸羽東線で使われるのは、
JR世代のキハ110系気動車(ディーゼルカー)。
正面の窓下に施された紅葉のイラストが
同線オリジナルのチャームポイントです。
(゚ー゚*)ハッパ
▲18.11.2 東北本線 小牛田


記録写真を手早く撮って乗り込んだ陸羽東線の鳴子温泉ゆき普通列車は、平日の朝らしくたくさんの学生さんで混雑していたものの、座らずに立っている方もいて、私はボックスシートの一角に座ることができました ε-(´∀`;)ホッ。大半の学生は小牛田から3駅目の古川(ふるかわ)で降りたので、あえて短い距離を座らずに過ごす方が多いのかもしれませんね (´ω`)ナルヘソ。


0010.jpg
小牛田を発車した陸羽東線の列車は
すぐに東北本線と分かれて西に進路を取ります。
ちなみに奥で分岐する線路は
東のほうに向かう石巻線(小牛田~女川)。
▲18.11.2 陸羽東線 小牛田-北浦
(車窓から)


陸羽東線は東北本線と接続する宮城県の小牛田を起点に、東北新幹線と接続する古川、岩出山(いわでやま)、川渡温泉(かわたびおんせん)、鳴子温泉(なるこおんせん)、最上(もがみ)、瀬見温泉(せみおんせん)などの各駅を経て、奥羽本線や山形新幹線と接続する山形県の新庄(しんじょう)に至る、94.1キロの非電化ローカル線(地方交通線)。路線名の陸羽は陸前(宮城)と羽前(山形)を結ぶことに由来し、新庄からさらに西のほうへ伸びる陸羽西線(新庄~余目)に対して、こちらは陸羽東線とされています (・o・*)ホホゥ。また陸羽東線の沿線には、多く温泉地があることと、俳人の松尾芭蕉が奥の細道で歩いたゆかりの地が点在することから、別名の愛称は「奥の細道湯けむりライン」(゚ー゚*)ユケムリ…。


0011.jpg
有備館(駅)はその駅名どおり、
史跡「有備館」への最寄駅。
有備館は岩出山伊達氏により
江戸時代に開設された日本最古の学問所。
回遊式池泉庭園と合わせて
国の史跡・名勝に指定されています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲18.11.2 陸羽東線 有備館(車窓から)


0012.jpg
途中の川渡温泉で車窓から見えたのは、
味わいのある木造車庫 (≧∇≦)シブッ!。
詳細はわかりませんがけっこう古そうです。
現在は保線の施設として活用されている様子。
▲18.11.2 陸羽東線 川渡温泉(車窓から)


そんな陸羽東線を代表する沿線屈指の名所はなんといっても、1000年を越える古い歴史を持つ名湯の鳴子温泉と、温泉郷の奥に位置する景勝地の鳴子峡 (゚ー゚*)ナルゴ。秋が深まりつつある今、温泉から立ち上る湯気が恋しい時期 (σ´∀`)σイイネ♪・・・ではなくて、峡谷の紅葉はちょうど見ごろを迎えているハズ (゚∀゚*)オオッ!。紅葉の時期の鳴子峡はとくに素晴らしい景観だといわれ、陸羽東線を走るキハ110系の車体正面にも、当地の紅葉をイメージしたのではないかと思われるステッカーがシンボルマークとして貼られています(タイトル写真参照)(・o・*)ホホゥ。
そう、今回の私が夜行バスを使って宮城に遠征した目的は、紅葉に彩られた鳴子峡で陸羽東線の列車を撮ることでした (´ω`)ナルヘソ。

小牛田からローカル線らしいのどかな風景を眺めながら、鈍行のディーゼルカーに揺られること約一時間 (´ー`)マターリ。建ち並ぶ温泉旅館が車窓に見えてくると、列車はまもなく鳴子温泉に到着 (・ω・)トーチャコ。


0014.jpg
東鳴子温泉(鳴子御殿湯)と鳴子温泉のあいだをゆく
陸羽東線の列車。
立派な温泉ホテルや旅館が車窓からも見えます。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子御殿湯-鳴子温泉
(車窓から)


0015.jpg
鳴子温泉に到着した陸羽東線。
駅名標には温泉街の写真が添えられています。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉


長町0545-(東北1421M)-仙台0551~0600-(521M)-小牛田0645~0647-(陸羽東1723D)-鳴子温泉0746

鳴子温泉(駅)は鳴子観光の拠点となる玄関口であるとともに、陸羽東線の運行上の要所でもあり、途中駅ながら上下線ともに当駅止まりとなる列車が多い (・o・*)ホホゥ。私が小牛田から乗ってきた列車(1723D)も鳴子温泉止まりで、本来ならば目的地の鳴子峡には次駅の中山平温泉から向かうほうが近いのですが(約2キロ、徒歩25分)、鳴子温泉より先へ進む下り列車は運転本数がグッと減ってしまい、次はなんと二時間半後(4727D)までありません ( ̄  ̄;)ニジカン…。これだったら次の列車を待つよりも、鳴子温泉から歩いちゃったほうが早く鳴子峡に着くことができます。その距離は約4キロ、徒歩50分 ( ̄  ̄;)ヨン㌔…。ちょっとハードだけれど歩けなくはないか・・・と、覚悟を決めて駅を出たところ、私の目に留ったのは一台のタクシー (=゚ω゚=*)ンン!?。


0016.jpg
鳴子温泉郷の玄関口、鳴子温泉駅。
立派な白亜の駅舎には、
駅機能や観光案内所のほか、
足湯や小劇場なども併設されています。
( ̄。 ̄)ヘー

お、タクシーが停まってるね・・・。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉


ローカル線の撮影では客待ちのタクシーなど停まっていない辺鄙な無人駅で下りることも少なくなく、今回の陸羽東線もローカル線ってイメージが私のアタマのなかで先行していたのですが、この観光地の鳴子温泉では駅にタクシーが常駐していたのです (゚∀゚)オッ!。何も好きで50分も歩こうとしているわけではない私、ここは迷わずタクることを選択 (=゚ω゚)ノ ヘイ!。
運ちゃんによると鳴子峡の紅葉具合は、先週末から今週のアタマくらいまでがいちばんのピークではあったものの、今年は色付いてから台風や強風に襲われることが無く、落葉せずにまだまだいい状態を保っているのだとか (・o・*)ホホゥ。これは現地に着く前から期待が高まります (*゚v゚*)ワクワク♪。
徒歩で50分と見込んでいた距離をタクシーは10分足らずで走り ブーン!ε=ε=ε=凸、私は峡谷が一望できる観光施設(レストハウス)の横で降ろしてもらいました。さて、紅葉はどおかな? (「゚ー゚)ドレドレ


0018.jpg
タクシーを降りたのは、
鳴子峡の散策路の入口。
(・ω・)トーチャコ
朝の8時なのでまだ観光客の姿は少なめです。


0019.jpg
紅葉に彩られた鳴子峡。
(´▽`*)キレイ♪
レストハウス横のこの場所からも見事な眺めですが、
陸羽東線は見えません。
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ


0021.jpg
上写真で見えていた白い橋に向かいます。
...(((o*・ω・)o

この橋の上が陸羽東線を望める撮影ポイント。


鳴子峡を訪れる一般の観光客の方は渓谷沿いの散策路のほうに進むのだと思われますが、私が向かったのは谷を一跨ぎする大深沢橋(通称・鳴子大橋)コッチ…((((o* ̄-)o。この橋の上からは峡谷の雄大な景観と、そこに収まる陸羽東線の鉄橋が一望できるのです (゚∀゚*)オオッ!。先にいらした何人かの同業者さんに挨拶をして (*・ω・)ノ゙チワッス♪、さっそく私も横でカメラを構えます。


0023.jpg
さっきまで日が射していたのに
(ひとつ前の橋に向かう写真を参照)、
一気に雲が広がったお空。
(´д`;)アウ…
これにはしょんぼり・・・か?


鳴子の天気は予報だと「晴れ時々曇り」となっていましたが、今のところは晴れと曇りを短いスパンで繰り返す不安定な状況で、まさに猫の目天気(まあ、予報的には合っているんですね)(=ΦωΦ=)ニャア。「自称・晴れ男」と豪語するいつもの流れだと、私は晴れることを願っている・・・のかと思いきや、実はそれほど晴れを強く望んでいない ( ̄△ ̄;)エ?。というのも、紅葉は日が当たって鮮やかに発色するとたしかにキレイだけれど、曇りや雨のしっとりとした雰囲気もまた風情があるというもの (´ー`)シミジミ。なので、今回に限っては晴れでも曇りでもいいと思うし、どちらかというと天候よりも紅葉の色付き具合のほうが気になっていました σ(゚・゚*)ンー…。たとえ雲ひとつ無い快晴であっても、すでに落葉した寂しい状態だったら鳴子峡まで来た意味ないもんね・・・(´∀`;)タシカニ。

上空は青空よりも雲がかなり優勢となった状況のなか、やがて山あいにキハ(ディーゼルカー)が鳴らす警笛音が響きます (゚∀゚)オッ!。


0024.jpg
自然が作り出した錦絵の中を
ローカル線の普通列車が静々と進みゆく。
列車の通過時にのみ見られる完成された情景。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉-中山平温泉


うおおおお、こ、これはすげぇ!
(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!
いや、昨今の若者風に言えば、これはヤバすぎぃ~!
(ノ゚Д゚)ノ ヤッベエエエェェェェ━━━!!
眼下にぶわっと広がる、紅葉に彩られた圧巻の渓谷美。そのなかで白い点のごとく、慎ましやかに存在する陸羽東線のキハ110系(写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示されます)。自然の雄大さがダイレクトに感じられて、まさに息をのむような絶景ではありませんか! ポカ~(o゚Д゚o)~ン…。しかもこれが観光鉄道やケーブルカーなどではなく一般路線の普通列車であり、ふだんの日常に利用されている方がいらっしゃるはずですから、都会が生活圏の私とはあまりにかけ離れた感覚がなんとも不思議にさえ思えちゃいます (゚ー゚;)スゴイネ。
あれこれ要素を入れすぎて散漫な画にならぬよう、「写真は引き算だ」なんて格言をよく聞くけれど (-`ω´-*)ウム、ここでは私が見たままの壮大さと迫力、そして感動を余すところ無く表したいと思い、広角レンズ(28ミリ単焦点)を使ってできるかぎり広めの構図で撮影【◎】]ω・´)パチッ!。列車の姿はちんまりとしちゃうけれど、まずはこの画を残したかった。

ちなみにこの場所を通る陸羽東線は、鳴子温泉から先(下り方)の運行本数が少ない区間に位置し(鳴子温泉~中山平温泉)、先述したように次の下り列車は二時間後なのですが、実は逆の上り列車(722D)は私がここに到着した20分後に通過 (゚∀゚)オッ!。もしも駅から歩いていたらとても間に合わなかったので、これはタクシー代(1,300円)を払った価値があったかな?(笑)ъ(゚Д゚)グッジョブ。


0025.jpg
しばらくすると覆っていた雲が流れて、
上空は青空が広がってきました。
(゚∀゚)オッ!


0026.jpg
秋色の峡谷に燦々と日が降り注ぐなか、
新庄へ向かう下り列車が
鉄橋をゆっくりと通過します。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉-中山平温泉


女心のように(?)きまぐれな秋の空 (゚ー゚*)オレンジロード。一本目の上り列車では厚めの雲が広がっていたのに、次の下り列車が来るころには青空が回復して太陽が顔を覗かせてくれました (つ▽≦*)マブシッ!。ここは列車に対して終日ほぼ逆光で車体側面には光があたらないけれど、紅葉のほうは日を浴びて鮮やかに発色しています (´▽`*)キレイ♪。今回は晴れても曇ってもいいなんて先に述べましたが、両方の条件で列車が撮影できたのはラッキー (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
アングルは先ほど(一本目)より少し狭め、これでレンズの焦点距離は50ミリくらい(こちらはズームレンズを使用)。列車の姿が見えるのは峡谷のわずかなスキマの鉄橋を渡るほんの一瞬のように思えますが |∀・)チラ、実は紅葉シーズンにここを通過する列車は乗客へのサービスで速度をかなり落とすため ノロノロ...(((o*・ω・)o、通過時刻をちょっと注意していれば撮り逃すことはありません (^_[◎]oパチリ。


0027.jpg
同じ場所からの撮影ですが、
次の列車はタテ位置で切り取ってみました。
このほうが列車に存在感があるかも知れませんね。
JR世代のキハ110系ですが、
ステンレス無塗装ではなく鋼製の塗装車なので
風景に沈まなくてありがたい。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉-中山平温泉


さて、これまで通過したのはキハ110系の普通列車ばかりでしたが (゚ー゚*)キハ、沿線に多くの温泉観光地を擁し、車窓から望む自然風景がきれいな陸羽東線では、半定期的に一往復だけ仙台と新庄のあいだを結ぶ観光列車の快速「リゾートみのり」が設定されており、車両や列車種別の変化が乏しい当線においてちょっとしたアクセント的な存在となっています (・o・*)ホホゥ。しかも今の紅葉シーズンには、その「リゾートみのり」にトロッコ風気動車の「びゅうコースター風っこ」が併結され、快速「風っこ湯けむり紅葉号」として特別運行 (゚∀゚*)オオッ!。これが今回のメインターゲットとなる列車です (*`・ω・´)-3フンス!。
今日は天気にあまり拘らないとは言ったものの、できればこの「風っこ」は曇りのしっとりとした雰囲気よりも、楽しげな観光列車らしく行楽日和をイメージする日の当たった明るい状態で撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー…。はたして空模様のゴキゲンはいかがでしょうか 八(゚- ゚)ハレテ。
平日の金曜日にも関わらず、そこそこ多くの同業者(鉄ちゃん)と、それ以上にもっと多くの観光客がギャラリーとして集まった橋の上で待つことしばし(別に構わないけれど、「なにが来るんですか?」と「いつ来るんですか?」の質問に何度答えたことか・・・^^;)。やがて普通列車とは違う緑色の顔をした列車が、トンネルのなかからひょっこりと顔を出しました |゚ω゚)ノ゙ヒョッコリ。


0028.jpg
風っこ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


0029.jpg
錦秋のステージに躍り出た、
臨時快速「風っこ湯けむり紅葉号」。
沿線の自然がゆたかな陸羽東線において、
紅葉は一年を通して最高のハイライト。
車窓から眺める秋景色に乗客は魅了されます。
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉-中山平温泉


紅葉の鳴子峡で、「風っこ」が撮れました~! ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
遠目にも分かる大きな側窓を備えた、トロッコ風気動車の「びゅうコースター風っこ」。この列車から眺める紅葉の渓谷はきっと最高の眺めだと思われ、乗客の歓声がここまで聞こえてきそうです w(*゚o゚*)wオオー!。
同車はジョイフルトレイン(観光列車)への改造や塗装変更が施されているものの、もともとは国鉄型一般気動車のキハ48形であり(改造後も形式は改変されずキハ48のまま)、前面などは種車の面影を色濃く残しています (´▽`*)キハキハ~♪。なのでこれも国鉄型車両の一員に数えていい存在で、紅葉に彩られた鳴子峡で国鉄型キハ(いちおう)が撮れたことは、国鉄型好きの私にとって嬉しい収穫となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。まあ、ぶっちゃけ、かなりの遠景で列車を小さく撮っているので、画的にはキハ110系の普通列車と大差ないんだけれどね (゚∀゚)アヒャ☆。


0030.jpg
既報どおり当列車は
「風っこ」と「リゾートみのり」の併結で、
編成の後方にシックなブラウンの
「リゾートみのり」が繋がっていました。
でも「みのり」の色はあまり風景に映えないね・・・。
先頭が「風っこ」でよかったよ。
ε-(´∇`*)ホッ



「風っこ」には日が当たることを望んでいたのですが、気まぐれな空にはふたたび雲が広がり出し、残念ながら通過時は太陽が隠されてしまいました (・ε・`)チェ。今日は晴れでも曇りでもいいなんて曖昧な心構えだったから、やっぱり「晴れ運」が発動しなかったのかな? (^^;)ゞポリポリ。
それでも、見事に色付いた紅葉のなかで「風っこ」が撮れたし、普通列車は晴れと曇りで記録を残すことができたので、トータルでは大満足、大満喫 (´ー`)マンゾク。むかしから全国屈指の紅葉風景の鉄道名所として知られ、鉄道誌のグラビアなどでよく目にしていた陸羽東線の鳴子峡。いつかは自分も紅葉がピークの時に訪れたいという、私の長年の願いが叶えられました。
ああ、宮城まで足をのばした甲斐があったなぁ・・・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。

これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


0031.jpg
撮影後は鳴子峡のレストハウスで
食事をとろうと思っていたのですが、
何台もの大型バスで訪れた多くの観光客で、
ちょうどお昼時の店内は大混雑・・・。
(´д`;)人大杉…。
私が食べられたのは、
出店の玉コンニャクくらいですた。
タマコン(゚д゚)ウマー!


0032.jpg
帰りはいい時間に路線バスがありました。
これに乗って鳴子峡をあとにします。
▲18.11.2 ミヤコーバス 鳴子峡中山平口


鳴子峡中山平口1323-(ミヤコーバス紅葉号)-中山平温泉駅1328


0033.jpg
バスが着いたのは
小さな無人駅の中山平温泉(駅)。
駅近くにある中山平温泉も、
鳴子温泉郷に含まれる温泉のひとつです。
▲18.11.2 陸羽東線 中山平温泉


0034.jpg
中山平温泉の駅前には
蒸気機関車のC58 356が静態保存されていました。
辺りに説明板などは見あたりませんでしたが、
かつて陸羽東線で活躍したSLでしょうか。
σ(゚・゚*)ンー…


鳴子峡に来るときは鳴子温泉の駅からタクシーを使いましたが、紅葉シーズンの鳴子では鳴子温泉駅~鳴子峡~中山平温泉駅のあいだを結ぶ路線バスの「紅葉号」が臨時運行されており(朝の到着時にはまだバスの便が無かった)(・o・*)ホホゥ、帰りはこのバスを利用して中山平温泉の駅に出てみます ...(((o*・ω・)o。
鳴子温泉駅のほうに戻らなかったのは、とくに中山平温泉へ行きたかったわけではなく、せっかくならば今度は列車に乗って車窓から鳴子峡の紅葉を眺めたいと思ったから (・∀・)イイネ。バスは列車の時刻に合わせて運行されているようで、運転本数の少ない区間の陸羽東線ですが、20分ほどの待ち時間で鳴子温泉ゆきの上り列車がホームに入ってきました。


0035.jpg
キハ110系二連の鳴子温泉ゆき普通列車。
車内は適度に空いていて
進行左側のボックス席に座ることができました。
でも、ビュースポットでは前方にかぶりつきます(笑)
m(・∀・)mカブリツキ♪
▲18.11.2 陸羽東線 中山平温泉


0038.jpg
0037.jpg
味のあるレンガ積みのトンネルを抜けると、
そこに広がるのは錦繍の衣を纏った山々。
ああ、絶景かな絶景かな。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
▲18.11.2 陸羽東線 中山平温泉-鳴子温泉
(前方の車窓から)


0036.jpg
左窓に目をやると渓谷の向こうに、
撮影ポイントとなった鳴子大橋が見えました。
あんなところから撮っていたんだね・・・。
▲18.11.2 陸羽東線 中山平温泉-鳴子温泉
(車窓から)


中山平温泉を出た上り列車はしばらくするとトンネルに入り、そのなかで減速。そしてゆっくり進んでトンネルを抜けると、そこでパッと広がるのが紅葉に包まれた鳴子峡の絶景 w(*゚o゚*)wオオーッ!。
走る列車を外(撮影ポイント)から見るのもいいですが、列車に乗って車窓から眺める紅葉風景もまた一興 (´∀`人)スバラスィ。ゆっくりとしたサービス運転とはいえ、この景色が車窓に映し出されるのはトンネルとトンネルに挟まれた短い鉄橋を渡るわずかなあいだで、時間にするとほんの数十秒ほどですが、それがまたドラマチックに感じられます +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
ビュースポットの鉄橋を渡り終えてふたたびトンネルの暗闇へ入った列車はそこで加速し、まもなく鳴子温泉に到着しました (・ω・)トーチャコ。この列車は当駅止まりだし、ここまできたのなら温泉に浸かって行きましょうかね (σ´∀`)σイイネ〜♪。

中山平温泉1357-(陸羽東728D)-鳴子温泉1404


0039.jpg
鳴子温泉に戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ
鳴子の名物は伝統工芸の「鳴子こけし」。
鳴子こけしは、首を回すとキイキイと鳴ることが
特徴なのだそうです。
駅に並べられたこけしさんたちと
陸羽東線のキハを絡めて、一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉


0040.jpg
0041.jpg
そして鳴子と言えばやっぱり、
全国屈指の名湯との呼び声が高い「鳴子温泉郷」。
(゚ー゚*)ナルコチャソ…
駅前に掲げられていた幟には、
「温泉番付・東の横綱」というフレーズが見られ、
里山の麓からは源泉の湯気が立ち上ります。


0043.jpg
0044.jpg
駅近くにある共同浴場の「滝の湯」さんに寄りました。
滝の湯は温泉神社(写真の左に見える鳥居の奥)の御神湯として、
なんと1000年もの歴史を持つ、鳴子を代表する古湯。
( ̄。 ̄)ヘー
浴室内の写真を撮るわけにはいきませんが、
白濁したお湯が張られた板張りの浴槽は、
懐古な雰囲気が味わえる味わい深いお風呂でした。
入浴料が150円というのも良心的です。
ああ、あったまるなぁ・・・。
-----(*^o^A ホッ-----
紅葉シーズンの週末はとくに混み合うそうですが、
平日の今日は空いていてラッキー♪


急きょ休みが取れた日に思い立って夜行バスへ乗り ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!、紅葉狩り(撮影)目的で訪れた陸羽東線の鳴子。
鳴子峡では期待どおりの素晴らしい紅葉風景のなかで列車が撮れ、さらには立ち寄り湯ながら歴史ある名湯温泉にも浸かることができて、心身ともにふだんの仕事疲れが癒された、いい一日となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。とくに平日だったことで、撮影地も温泉もストレスとなるような混雑で無かったのはありがたかったな・・・。


0045.jpg
ひとっ風呂あびて、駅に戻ってきました。
ここから乗るのは上り列車?下り列車?
▲18.11.2 陸羽東線 鳴子温泉


0046.jpg
湯上がりの一杯を列車に揺られて味わえるのは、
飲み鉄として至福のひと時。
カンパイ♪(〃゚∇゚)ノ[☆]
ちなみに手前のお菓子やミカンは
私が鳴子で買ったものではなく、

温泉場でなぜか仲良くなった、
観光客のおばちゃま・・・いや、
おねーさまたちからいただいたものです(笑)
(*'∀'*)アリガ㌧



存分に満喫した陸羽東線の旅。でも明日は(も?)仕事が休みの土曜日ですから、これだけで東京に帰っちゃうのはちょっともったいない σ(゚・゚*)ンー…。そこで私はここからさらに、紅葉狩りの旅を続けることにしました m9(`・ω・´)ケテイ!。
はたして次はどこへ行くのか・・・?



・・・続きます。



共通テーマ:趣味・カルチャー