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TWO-shots 153 そんな時代も、あったねと…。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP TWO-shots 153 そんな時代も、あったねと…。

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前記事の651系「草津」を撮った場所のすぐ近くには、
路面電車の都電荒川線が走っています。
(休日)出勤前なのであまり時間は無いけれど、
せっかくなので「草津」撮影の帰りがけに、
少しだけ立ち寄ってみることにしました。
私にとって、久しぶりの都電撮影です。
やってきたのは、最新型の8800形・8805号。

それにしても、
真っ正面から車両だけを撮るのではなく、
もう少し都電らしい、下町風情を感じさせるようなカットが
撮れないものか・・・と、思われることでしょう。
たしかに都電の絵として、これはツマラナイかもしれませんね。

では、何でこんなアングルの写真を紹介したのかというと、
実は以前・・・と言うか、だいぶ昔にも、
私は同じように正面から都電を撮ったことがあったからで、
その時の写真と今回の二枚を比較してみると、
意外と面白いのではないかと考えたのです (・o・*)ホホゥ。



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こちらが以前に正面から撮影した、
都電6000形・6152号。
ん? ずいぶんと古い形のデンシャだし、
写真も画質の悪いモノクロプリント・・・
ひょっとしてあおたけ氏は、意外とお年を召していらっしゃる?
 σ(゚・゚*)ンー…
などと思われるかもしれませんが、
いえいえ、私はたしかに若くはないけれど、
この6000形の全盛時を知るほどの
ベテラン鉄さんではありません(笑)。
実はこの6152号は、80年代後半~90年代にかけて、
一時的に復刻運転されていた時のもの。
リバイバルブームの先駆けと言ったところでしょうか。

もちろんこの時代にはモノクロフィルムよりも
カラーフィルムの方が一般的でしたが、
学生でお金がなかった私は
カラーフィルムの現像代が出せずに、
モノクロフィルムを自分で現像、そしてプリントしていました。
現像液や定着液作りから考えると、撮った絵を見るまで、
実に多くの手間隙がかかったものです。
撮ってから数秒で画像が確認できる、
デジカメ時代の今では、考えられないことですね・・・。
でも今になって見ると、
この雑なモノクロプリントが、6152号にマッチしていて、
悪くないようにも思えます。
 
 
当時としても、すでに現役引退後の復刻車だった6152号と、
現代の最新型である8805号を単純に見比べるのは、
あまり意味のないことなのかもしれません。
でも、写っている車両だけでなく、
自分で現像していた当時のことなどを思い出してみると、
この25年ぶりに撮った都電の正面カットには、
なんだか感慨深いものがありました。

上・14.5.17 都電荒川線 栄町-王子駅前
下・89.6 都電荒川線 町屋駅前-町屋二丁目




0900.jpg
わずかな撮影時間でも、こんなシーンが見られた都電荒川線。
今回はちょこっと立ち寄っただけでしたが、
またじっくりと撮影に訪れてみたくなりました (^^)
 
 
 
 
*前記事では、
故障で入院したPCへのお見舞いコメントを
ありがとうございましたm(_ _)m
診断の結果、やはりHDが損傷しており、
HDDの交換となってしまいました…。
退院は今月末の予定です。