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ONE-shot 154 Train Color [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 154 Train Color

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かなり鮮度落ちのネタで恐縮なのですが・・・(^^;)ゞ
今月のアタマ(5/1)に運転された、
東武東上線の開業100周年を祝う記念列車。

それに使用されたのは、二色の年代別復刻色8000系で、
最近話題のセイジクリーム編成(81111F・奥)と、
東武博物館所有で動態保存されている
ロイヤルベージュ+インターナショナルオレンジの
ツートンカラー編成(8111F・手前)が
一本の列車として併結運転されたものでした。


ロイヤルベージュとセイジクリーム。
以前にもこのブログでちょろっと触れたことがありますが、
この二色の東武線を見たときに私が思い浮かべるのは、
「野田線の色は、ゴマ豆腐からタマゴ豆腐になった」
という、私が通っていた学校の先生が何気なく呟いた言葉。
もちろん、復刻色ではなく現行色時代のお話です。
学校が東武野田線の沿線にあったため、
時として雑談にこんな話題も出てきたのですが、
それにしても、ロイヤルベージュが「ゴマ豆腐」で
セイジクリームが「タマゴ豆腐」とは、
今にしても、言い得て妙な例えだと思います。
後に東武線が現在の白を貴重にした色になる頃には、
その先生と会うことも無くなってしまいましたが、
ひょっとしたら、
「野田線の色は、タマゴ豆腐から冷や奴になった」
などと、私の後輩には言っていたのかもしれませんね(笑)

ちなみに先生は鉄ではなく、
単に通勤で野田線を使っていたにすぎなかったハズ。
イメージとしては、ど根性ガエルの町田先生みたいな方でした。
もう、退職しちゃったろうな・・・
σ(・∀・`)ゲンキカナ…。


東武線に限らず、電車の色って、
それぞれの路線で特徴があったんですよね。
鉄と地元民でしか通じない「赤電」とか「青電」なんて通称や、
東海道線の色を「みかん色」や「かぼちゃ色」って呼んだりして。
今、ステンレス車両が増えていることによって、
そういう味のある色の呼び方が減っているように感じます。

14.5.1 東武東上線 北坂戸-高坂(後追い)




個人的な懐古記事が続いてしまって、スミマセン。
PCがぶっ壊れて、新たな写真をアップすることができず、
かろうじてサーバーに残っていたお蔵入りの写真で、
こんな記事にしちゃいました。。。(^^;)




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TWO-shots 153 そんな時代も、あったねと…。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP TWO-shots 153 そんな時代も、あったねと…。

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前記事の651系「草津」を撮った場所のすぐ近くには、
路面電車の都電荒川線が走っています。
(休日)出勤前なのであまり時間は無いけれど、
せっかくなので「草津」撮影の帰りがけに、
少しだけ立ち寄ってみることにしました。
私にとって、久しぶりの都電撮影です。
やってきたのは、最新型の8800形・8805号。

それにしても、
真っ正面から車両だけを撮るのではなく、
もう少し都電らしい、下町風情を感じさせるようなカットが
撮れないものか・・・と、思われることでしょう。
たしかに都電の絵として、これはツマラナイかもしれませんね。

では、何でこんなアングルの写真を紹介したのかというと、
実は以前・・・と言うか、だいぶ昔にも、
私は同じように正面から都電を撮ったことがあったからで、
その時の写真と今回の二枚を比較してみると、
意外と面白いのではないかと考えたのです (・o・*)ホホゥ。



0801.jpg
こちらが以前に正面から撮影した、
都電6000形・6152号。
ん? ずいぶんと古い形のデンシャだし、
写真も画質の悪いモノクロプリント・・・
ひょっとしてあおたけ氏は、意外とお年を召していらっしゃる?
 σ(゚・゚*)ンー…
などと思われるかもしれませんが、
いえいえ、私はたしかに若くはないけれど、
この6000形の全盛時を知るほどの
ベテラン鉄さんではありません(笑)。
実はこの6152号は、80年代後半~90年代にかけて、
一時的に復刻運転されていた時のもの。
リバイバルブームの先駆けと言ったところでしょうか。

もちろんこの時代にはモノクロフィルムよりも
カラーフィルムの方が一般的でしたが、
学生でお金がなかった私は
カラーフィルムの現像代が出せずに、
モノクロフィルムを自分で現像、そしてプリントしていました。
現像液や定着液作りから考えると、撮った絵を見るまで、
実に多くの手間隙がかかったものです。
撮ってから数秒で画像が確認できる、
デジカメ時代の今では、考えられないことですね・・・。
でも今になって見ると、
この雑なモノクロプリントが、6152号にマッチしていて、
悪くないようにも思えます。
 
 
当時としても、すでに現役引退後の復刻車だった6152号と、
現代の最新型である8805号を単純に見比べるのは、
あまり意味のないことなのかもしれません。
でも、写っている車両だけでなく、
自分で現像していた当時のことなどを思い出してみると、
この25年ぶりに撮った都電の正面カットには、
なんだか感慨深いものがありました。

上・14.5.17 都電荒川線 栄町-王子駅前
下・89.6 都電荒川線 町屋駅前-町屋二丁目




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わずかな撮影時間でも、こんなシーンが見られた都電荒川線。
今回はちょこっと立ち寄っただけでしたが、
またじっくりと撮影に訪れてみたくなりました (^^)
 
 
 
 
*前記事では、
故障で入院したPCへのお見舞いコメントを
ありがとうございましたm(_ _)m
診断の結果、やはりHDが損傷しており、
HDDの交換となってしまいました…。
退院は今月末の予定です。
 


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ONE-shot 152 温泉マークだっちゃ。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 152 温泉マークだっちゃ。

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前記事でもご紹介したように、
昨年までの常磐線「スーパーひたち」から、
高崎線の「あかぎ」、「草津」へと
活躍の場を移した特急型車両・651系。
 
しかし前回の吾妻線では、
遠景からの撮影ばかりにこだわってしまい、
「草津」のヘッドマークが解るようなカットを
お見せすることができませんでした。


そこで後日、
あらためて「草津」のマークを掲げた651系を撮ろうと、
近場の撮影ポイントへ軽く出撃。((((o・ω・)o
下り「草津」の通過時刻には逆光となる場所ですが、
LEDマークを際立たせるには好都合です。

やがて定刻に姿を現した651系の鼻先には、
見慣れた「スーパーひたち」ではなく、
特急「草津」の名の通り
目的地の草津温泉をイメージした、
「温泉マーク」が輝いていました。

14.5.17 東北本線 尾久-王子


タイトルに反応するヒト、いるかな~? (^^;)




以下雑記・・・

先週末は本職の方が忙しくて、非鉄のつもりでしたが、
出がけに近場で、ちょこっとだけ撮影してきました。
【◎】ω・´)パチッ!

仕事の方は早々に終わり、昼過ぎには自宅に戻れたので、
この機会にパソコン内に溜まった写真の整理(バックアップ)と、
使っていないようなアプリの削除などを行なっていたところ、
なぜかパソコンがフリーズ Σ(=゚ω゚=;)ナヌッ!?
ムカついて電源ボタンを、
つい "ベシッ" と押したら(強制終了したら)・・・
その後、HDが反応しなくなってしまいました。
l||li _| ̄|〇 il||l
 
慌ててサービスセンターに持ち込んだものの、
パソコンさんは、全治二週間の入院だそうです・・・(つω-`。)ウウ…。
 まあ、写真のバックアップをすべて済ませた後だったのは
不幸中の幸いでしたが、
当分は撮影に出かけても、
長編の記事を書くことができないかも知れません
(´・ω・`)ショボーン。

あ、ちなみにこの「ONE-shot」記事は、
会社のパソコンで書いていたりします・・・(^^;)ゞ
このくらいの短編だったら、就業時間外に書ける・・・か?



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吾妻線・・・651系「草津」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2014.05.10 吾妻
ダムに沈む情景、第三弾。
651系 特急「草津」 撮影
        
        
          

昨年の春まで常磐線の特急「スーパーひたち」に使用されていた651系特急型車両が、今春のダイヤ改正から高崎線の特急「あかぎ (スワローあかぎ)」「草津」として再デビューをしました (゚∀゚)オッ!。 このことは、かつて常磐線沿線に住んでいて、651系の「スーパーひたち」に愛着があった私にとっても、喜ばしいことではありませんか メデタイ( ̄∇ ̄*)メデタイ。 しかもこの転属に伴い、交直両用車から直流専用車への改造が施されたものの(形式は1000番台に区分)、外観は以前とほぼ変わらず、側窓下にオレンジ色のラインが入れられたのみ。ミルキーホワイトを基調とした「タキシード・ボディ(651系デビュー時のキャッチフレーズ)」は今も健在です (・∀・)イイネ。 1990年のデビューから、24年目の再デビュー。今回はそんな651系の特急「草津」を撮影しに、群馬県の吾妻線を訪れてみることにしました。

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常磐線の「スーパーひたち」から
高崎線の「あかぎ」「草津」へと活躍の場を移した、
651系1000番台。
側窓下のオレンジラインが、新たなチャームポイントです(^^)
これは以前に紹介した、特急「とき」が走った日に
ついでに高崎線で撮ったもの。
14.4.19 高崎線 吹上-行田

それにしても、651系は引退危機のある国鉄型車両ではないのに、わざわざ吾妻線まで遠征して撮影とは、やけに気合いが入っているなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー と思われるかもしれませんが、もちろんそれには大きな理由があるのです。もう、このブログでも何度かご紹介しているように、群馬県北部を走る吾妻線(渋川~大前 55.5キロ)の一部、岩島から長野原草津口までの区間(10.4キロ)は、沿線の八ッ場(やんば)ダム建設によって将来的に水没してしまうため、路線のルート変更を余儀なくされることが決まっています (・o・*)ホホゥ。 その代替ルートとなる高台の新線がいよいよ完成間近で、先頃、ついに今秋には路線の切り替えが行なわれる予定だとの報道がありました(ちなみに、八ッ場ダムの完成は2019年度の予定)。ということは、吾妻川沿いの風光明媚な現行線を走る651系の姿は、デビューからわずか半年限りのシーンとなるわけです。これは常磐線時代からの651系好きとして、放ってはおけない ( ´_ゝ`)フーン。 しかも、発表された新線への移行時期は「今秋」という漠然としたもので、初秋なのか晩秋なのか現時点ではよくわかりません(少なくとも、私が知る限りでは)。山里を行く吾妻線の沿線がもっとも美しいのは、やはり晩秋の紅葉。でも、そこまで現行線が持つかどうかは微妙なところ・・・(-"-;*)ウーン…。 だったら、新緑のコントラストがきれいな今の時期に、651系撮影へ訪れてしまおうと考えたのです (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


5月10日(土)

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スタートは、高崎線へと直通する湘南新宿ライン。
まずは、これで高崎へ向かいます。
▲山手線(湘南新宿ライン) 新宿

私が吾妻線の撮影へ訪れるのは、一昨年の5月、そして昨年の11月に続いて、三年連続三回目。半年前となる前回は紅葉の時期に、日本一短いトンネルとして有名な吾妻線の名所「樽沢トンネル」を俯瞰できる撮影ポイント(岩島~川原湯温泉)を目指しました。そのときは初めて訪れる場所であったことと、駅からの距離がかなり遠かったことなどから、到達時間短縮のために大宮~高崎で上越新幹線を利用しましたが、今回は在来線の普通列車のみを乗り継いでゆきます。

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高崎からは、上越線を経て渋川から吾妻線へと入る、
長野原草津口ゆきの普通列車に乗車。
湘南色の115系です。
▲信越本線 高崎

あらかじめ決めてきた今回の目的地は、川原湯温泉と長野原草津口、両駅間のほぼ中間に位置する「不動大橋」。ここは建設されるダム湖を跨ぐように作られた道路橋上から、将来的に水没してしまう現行線や周囲の里山の風景を、俯瞰で一望することができる撮影ポイントです (・o・*)ホホゥ。 実はこの場所へは、一昨年の同時期にも一度訪れているのですが、そのときは流れ雲に悩まされて、あまりいい結果が得られませんでした。本命の狙いと位置づけていた185系「あまぎ色」の「草津」も、直前で陰られちゃったし・・・ε-(-ω-;)ハア…。 そこで今回はもう一度リベンジを果たすべく、不動大橋からの俯瞰を撮影地に選んだのです (`・ω・´)-3フンス! 。 不動大橋ならば初めての場所ではないだけに、現地までの到達時間は読みやすい。前回の経験からすると、川原湯温泉駅から不動大橋までの距離は徒歩で40~45分ほど。決して近くはないし、キツい急坂も登らなくてはならないけれど、狙いとなる651系「草津31号」が通過するまでには、約一時間(正確には54分)あるので、それまでには余裕で到達することができるでしょう。

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吾妻線の車内で食べる朝食は、
高崎駅で数量限定販売されている
「鶏ごぼう おにぎり」(198円)。
あの「峠の釜めし」で有名な荻野屋謹製です。
片手で手軽に食べられる
峠の釜めしと言ったところでしょうか。
鶏ゴボウの味が染みた炊き込みゴハン、超ウマい!
☆☆☆☆・(゚д゚)ウマー

ところが、私が高崎から乗った長野原草津口ゆきの列車は、途中の渋川駅で発車時刻を過ぎても動かなくなってしまいました ( ̄△ ̄;)エ…?。 これはどうしたことかというと、接続する上越線の列車が遅れているために、それを待ってから発車するのだとか Σ(゚□゚*)ナニー!。 吾妻線の普通列車は、このあと二時間近くも列車の運転間隔が空くため、さすがに接続を無視して発車することはできません。う~ん、二、三分程度の遅れならば問題ないけれど、10分遅れるとちょっとキツいなぁ・・・(´・ω・`;)アセアセ…  などと、気を揉みながら待つも、上越線の列車はなかなか現れず、結局のところ15分も待たされることになってしまいました。吾妻線の列車は17分遅れで渋川を発車・・・(´Д`;)アウ…。

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岩島駅を過ぎると、
左手に真新しい新線(付け替えルート)が姿を表します。
架線柱も立ち並び、もう準備万端と言ったところか・・・。
奥に見えるコンクリート橋は、第二吾妻川橋梁。
▲吾妻線 岩島-川原湯温泉(車窓から)

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これが路線付け替えの概略図。
ちょっと解りづらいですが、
下部に引かれた緑色の線が現行の吾妻線で、
上部の赤い線が代替の新ルート。
水色はダムによる水没区域を表します。
ちなみに新線区間の77%はトンネルになります・・・。

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下車駅の川原湯温泉駅やその周辺の温泉街は、
ダム完成後の水没区域に含まれています。
この駅に列車が来るのも、あと半年。
駅舎の遥か頭上には、ダム湖を跨ぐために建設された、
新しい道路橋が見えます。
▲吾妻線 川原湯温泉

新宿0658-(高崎2600E)-高崎0850~0912-(吾妻529M)-川原湯温泉1044(定刻1026より18分遅れ)

単線ローカルで交換設備も限られている吾妻線に、遅れの回復などが期待できるはずも無く、下車駅の川原湯温泉には定刻の18分遅れで到着 ε-(-ω-;)ハア…。 この時点で、撮影したい「草津31号」の時刻(川原湯温泉11時21分発)までに残された時間は37分・・・。目指す撮影地は、駅から徒歩で45分・・・。
と、いうことは・・・ σ(゚・゚*)ンー
やっぱし・・・ Σ(゚ロ゚;)ハッ!
今回も・・・ (=゚ω゚=;) マ、マジ!?
走るっ!  ダダダッε=ε=ε=┏(;´□`)┛ヒイイィィ.....

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撮影地までの道のり、
まずは頭上にある橋(湖面1号橋)と
同じ高さまで急坂を上がります。
その後、高台にあるバイパス道を進むこと二キロあまり・・・
ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ハァハァ。

それにしても、先日訪れた中央線・四方津での一件といい、なんだか最近は慌てて急坂を駆け上がることが多いような・・・ ハァ...ハァ...(;;´Д`) ゼエ...ゼエ...。 おっかしいなぁ、今回は時間的に余裕のある行程だったハズなのに、まさか乗った列車が、しかも撮影に間に合うか間に合わないかの絶妙な時間に遅れるなんて・・・ (つω-`。)ドボヂデ…。 まるで見えない力によって、無理矢理に走らされている気さえしてきます(んなワケ無いか・・・)。ここでふと思い出したのは、先頃に受けた健康診断の問診票。その項目のひとつに「定期的に適度な運動をしていますか?」というものがあり、私は運動と言っても特に思い浮かばなかったので、「いいえ」にチェックを入れたのですが、駅から遠い撮影地までの徒歩行動は、じゅうぶんに「適度な運動」になっているのではなかろうか・・・ "o(-ω-;*) ウゥム…。 なんて、くだらないことを考えながら進み続けると、やがて山の谷間に架かる長大な橋が見えてきました(駅の上にあったものとは別の橋)。ココが目指していた撮影地の不動大橋こと湖面2号橋です。着いたのは「草津31号」が川原湯温泉を発車する5分前。ふぅ、なんとか間に合った・・・ε-(´∀`;)ホッ。

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不動大橋のたもと、バイパス沿いには、
以前、訪れたときには無かった、
道の駅 八ッ場ふるさと館」なるのもができていました。
トイレや食事などが助かります。

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その道の駅の裏手から眺めた、不動大橋。
この橋は水没予定地域に架かる全長590m、高さ86mの道路橋で、
湖底に沈む国道を代替する県道の一部として整備されたもの。
橋の両端には歩道も併設されていて、
歩行者や自転車も安全に渡ることができます。
(この説明、以前のコピペです・・・^^;)

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不動大橋の上から下を覗き込むと、こんな感じで、
まるで箱庭のような風景が広がっています。
w(゚0゚*)w オォー!!
高所恐怖症の方は、ちょっと苦手かもしれませんね・・・(^^;)。

新緑がきれいな時期の晴天日と言うことで、橋の上には数人の先客がいらっしゃいました (*・ω・)ノ゙コンチャッ。 いろいろなアングルが選べるこの場所、上り方、下り方、アウトカーブ側、インカーブ側と、同業者はそれぞれの好みによって適度に散らばっていますが、アングルを吟味している余裕の無い私は、とりあえずオーソドックスな上り方のインカーブ側から撮影を始めることにします。午前中はこちら側が順光。

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のどかな里山を行く、651系の特急「草津」。
ここから見える谷の景色は、
近い将来にダムの底へと沈んでしまいます・・・。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

不動大橋俯瞰で、651系が撮れました~ ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪。
一昨年同様、日差しを遮る流れ雲に、ちょっとヒヤッとさせられましたが、列車通過時には無事に雲が抜けて、念願の晴天順光で不動大橋俯瞰を撮ることができました。この雄大な情景で651系が撮れたことを考えると、駅から頑張って走ってきた甲斐もあったと言うものです エガッタ( ̄▽ ̄*)エガッタ。これで早くも本命の651系「草津」は撮れてしまいましたが、前述したようにこの橋上からはいろんなアングルを楽しむことができるので、しばらく撮影を続けることにしましょう。

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これは橋の下り方から撮った、上りの普通列車。
吾妻線の普通列車には、湘南色の115系が使われており、
国鉄型好きとしては、もちろんこちらも見逃せません。
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉

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新緑に包まれたトンネルから、
チラッと顔を覗かせた、湘南色115系。
小さく写しても、そのカラーリングは存在感抜群です。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

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逆に景色と同化してしまって、絵にしづらいのが、
臨時列車の快速「リゾートやまどり」。
茶色いボディーカラーは、俯瞰撮影泣かせです・・・
(゚ペ)ウーン…。
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉

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上の「やまどり」と、ほぼ同じ位置から撮った651系。
やはり白いボディは新緑の山によく映えます(^^)。
左上に見える、高い山は白根山・・・かな?

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深い山あいを、縫うように走る651系。
常磐線時代には見られなかったシーンです。
私は今でも上野駅で651系を見ると、
つい「スーパーひたち」だと思ってしまいますが、
いずれは「草津」や「あかぎ」として、
定着してゆくことでしょう。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

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鮮やかなコントラストを見せる新緑の木々。
その木陰のなかを、ライトを輝かせた651系が走り抜けます。
自然豊かな、吾妻線らしい情景。
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉

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午後は、上り方のアウトカーブ側が順光。
こちら側から見ると、
だいぶ木々の緑が濃くなっているように感じます。
新緑シーズンも、間もなく終了でしょうか。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

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651系が大きく弧を描きながら、眼下を通り過ぎます。
吾妻線特急の歴史は、1971年の157系「白根」に始まり、
183系、185系と引き継がれ、
そして現行線最後の今シーズンに投入されたのが、
この651系です。

0121.jpg

上の写真を撮ったあと、急いで橋の反対側へとまわって、
後追いも狙ってみました。
三つ上のカットと同じボジションでの撮影ですが、
列車に日が当たると、だいぶ雰囲気が変わります。
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉(後追い)

同じ橋の上を行ったり来たりしながら o(- ̄*o))))...ウロウロ...((((o* ̄-)o 、トータルで三時間半ほど撮影。大きく移動するようなことが無かったので、キャプションのみで話を進めてしまいました。あらためて撮った写真を見返してみると、個人的に意外と気に入ったのは、木陰のなかを行く651系のカット。ふだんはマンダーラ(木や建物の影で列車がまだら模様になるという、撮り鉄用語。まだら=マンダーラ・・・ね)を嫌う私、ホントは日なたに列車の先頭部が顔を出した瞬間を狙うつもりだったのですが、ファインダー越しに向かってくる651系を眺めていたら、LEDマークを光らせて木陰を行く姿がとてもいい雰囲気だったので (゚∀゚)オッ!、あえてこの位置でシャッターを切ってみました [◎]ω^) パチッ! 。 鉄道写真的にはイマイチでも、新緑のボリュームを考えると、列車はこのくらい控えめでもいいような気がします。・・・というより、他の写真がベッタベタな順光にこだわりすぎたため、このカットが新鮮に見えたのかもしれません (^^;)ゞポリポリ。 何にしても、架け替え前の現行線で651系「草津」を撮るという目的は達成することができました。14時半過ぎの「草津3号」まで撮って、不動大橋での撮影は終了です。

0122.jpg

バイパスから不動大橋を渡った東岸に見えるのは、
新線上に建設され、完成間近の「新川原湯温泉駅(仮称)」。
皮肉なことに、この新川原湯温泉から不動大橋までは、
徒歩で10分程度の距離にある、お手軽撮影地です (^皿^;)。
ただし、当然のことながら、列車でこの新駅を訪れた時、
不動大橋から旧線(現行線)を行く列車の姿を
撮ることはできません・・・。

不動大橋まで来るのに、行きは川原湯温泉駅から歩いて(走って?)きましたが、帰りは長野原草津口駅の方へ出たいと思います。この不動大橋は、両駅間の若干、川原湯温泉側に位置しているのですが、徒歩での到達時間は10分くらいしか差がありません(いずれにせよ、遠いということ・・・ε-(-ω-;) )。だったら同じ道を戻るよりも、違う道を進んだ方が気分的に楽しいというもの。長野原草津口から乗ろうと思っている帰りの列車までは、まだ一時間半もの余裕がありますから、今度はのんびりと歩くことができそうです C= C= C= ┌(* ̄▽ ̄)┘テクテク 。

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代替道路として高台に敷かれた、立派な八ッ場バイパス。
片側二車線、計四車線分の道路幅がとってありますが、
クルマの交通量は少なく、
今のところ片側二車線のみを使用した対面通行です。
使われてない方の車道を、大手を振って歩く徒歩鉄・・・。
(ホントは歩いちゃいけないのかな?)

駅を目指して真新しいバイパス道を歩きながらも、やはり気になるのは並行する線路(現行線)の方。どこか、きれいに列車が撮れるような場所は無いだろうか・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ  なんて、つい考えてしまいます。たいていの場合は、そう簡単に撮影地に適した場所など見つかるものではないのですが、今回は思わず足を止めてしまうような、ちょっと良さげな雰囲気の場所をみつけてしまいました (゚∀゚)オッ!。

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幾重にも重なる新緑樹の傍らをゆく、
115系の普通列車。
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉(後追い)

なーんということでしょう!(加藤みどり風に…) 光に浮かび上がった新緑のボリュームが、ため息の出るような美しさです。逆光なので、列車の顔が黒く潰れてしまっていますが、もしこれがLEDマークを光らせた651系だったら、きっといい絵になるに違いありません (゚∀゚*)オオッ!。 時刻表を見ると、次の651系「草津4号」は長野原草津口発15時40分で、今から約30分後。これはなかなかいいタイミング・・・かと思われるのですが、実は私にとってこのタイミングは、かなりキビシい選択を迫られることになってしまいました ( ̄△ ̄;)エ…。 というのも、理由は後述しますが、できれば私は長野原草津口発16時17分の列車に乗りたいのです。「草津4号」とその列車の時間差は37分。しかし現在地から駅までの到達所要時間はスマホのナビによると、あと45分ほどかかると出ています。

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現在地から長野原草津口までの所要時間は、
スマホのナビによると、徒歩45分・・・。

過去の経験からみても、このナビの精度は意外と高く、所要時間は信頼できるもの。しかも初めて歩く道なので、途中で何があるか解りませんし(予期せぬ工事で迂回とか)、やはり撮影後に30分ちょっとで、3.5キロ先の駅へ到達するのはムリがあるか・・・(´~`;)ウ~ン…。 10分弱の時間短縮ならば、走れば何とかならなくもなさそうですが、正直、もう焦りながら走るのはイヤ・・・モウ (>_< ;)イヤッ。 こういうとき、徒歩鉄ならではのジレンマを感じてしまいますが、間に合わないものは仕方が無いとして、ここは割り切るしかありません。どうしても撮りたければ乗る列車を遅らせるし、どうしても乗りたければ撮るのを諦める。今回の私が選んだのは・・・後者でした。後ろ髪を引かれつつも、カメラをカバンにしまって、再び駅へ向けて歩き出します C= C= C= ┌(´・ω・)┘シャーナイネ…。

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さらに線路と並行して進むと、
しばらくして、先ほどの場所で撮るかどうかで迷った、
651系の「草津4号」が通過してゆくのが見えました・・・。
ヾ(´Д`;)アア…
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉(後追い)

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長野原草津口駅が近づいてくると、
目の前に突如として現れたのは、
モダンなスタイルをした新線の橋梁(第三吾妻川橋梁)。

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駅付近には、新線の真新しい高架が伸びています。
半年後には、ここを吾妻線の列車が走ることとなります。

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その新線と現行線が交わる位置にあるのが、長野原草津口駅。
新線への切り替えを前に、
この長野原草津口の駅舎も新たに建て直され、
この駅舎は昨年の7月に完成したばかりです。
▲吾妻線 長野原草津口

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長野原草津口ホームの川原湯温泉方からは
現行線と旧線の分岐点を眺めることができます。
いちばん左にカーブしているのは構内の留置線で、
真ん中が現行線。
右側の付け替え新線の奥には、
先ほどの第三吾妻川橋梁が見えます。
▲吾妻線 長野原草津口

途中で遠目から「草津4号」を撮ったり、新線区間の橋梁などを眺めたりしながら歩いてきたこともあって、長野原草津口駅に着いたのは、乗車予定の列車が入ってくる10分前。これは、ほぼスマホのナビ通りの時間で、やはり新緑ポイントで「草津4号」を撮っていたら、次の列車に乗るのはキビシいところでした。そんな好撮影地での651系撮影を蹴ってまで、私が乗りたかった列車と言うのがコチラ  エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ!?。

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長野原草津口に入ってきたのは、
シックな色合いのジョイフルトレイン、
485系(改)「リゾートやまどり」。
▲吾妻線 長野原草津口

観光シーズンの週末を中心に運転されている、臨時快速列車「リゾートやまどり」。そう、先ほどの不動大橋俯瞰で下り列車を撮り、「絵にならない」と嘆いていたヤツです(笑)。写真的には風景に映えにくい外観を持つこの車両ですが、その魅力はどちらかというと「撮る」よりも「乗る」方にあり、車内はまさにジョイフルトレインの名にふさわしい、豪華な内装になっています (゚∀゚*)オオッ!。

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「リゾートやまどり」の客室内(1号車)。
座席は横二列・一列の三列配置で、
そのシートピッチ(前後の幅)は、余裕たっぷりの1200ミリ!
(2号車はさらに広い1550ミリ)。
数字を言われてもピンと来ないかもしれませんが、
同線を走る651系「草津」の普通車は970ミリ、
JR東日本最上級の座席と言われる、
E5系新幹線の「グランクラス」が1300ミリですから、
その比較で「やまどり」の広さが解るかと思います。
w(゚0゚*)w オォー!!
しかもこの座席幅なのに、ここはグリーン車ではないのです・・・。

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2号車の車端部にあるフリースペースは、
和をイメージした畳敷きのベンチが備わります。

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さらに4号車には子連れのご家族に嬉しい、
「キッズルーム」まであります。

シートピッチの広い横三列配置の座席、そして車端部にはフリースペースのミーティングルームまで備わっていて、なんとも余裕のある優雅な空間が広がっている「やまどり」ですが、実はこの車両、グリーン車ではなく普通車なのです Σ(゚∇゚ノ)ノ エエッ!?。 しかも列車種別は特急ではなく快速。つまり、グリーン券も、特急券も必要ありません。乗車券の他にかかる料金は、座席指定券の520円のみ(全席指定なので、乗車の際には必ず指定券が必要になります)。これはなんともおトクな列車ではありませんか!ヽ(´▽`)ノワーイ♪  さらに、この列車は吾妻線、上越線、高崎線を直通する大宮行きで、乗り換えなしに大宮まで帰れるのも助かります。私は今旅の帰りに、どうしてもコレに乗ってみたくて、事前に指定券も調達済み。それで、新緑ポイントでの「草津4号」を泣く泣く諦めたのでした  (・∀・`)シャーナイネ…。

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車内探訪をしている間に、
列車は先ほどの不動大橋下を通過。
こうやってみると、やっぱり高いなぁ・・・。
(´∀`;)スゴイネ…
▲吾妻線 長野原草津口-川原湯温泉(車窓から)

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そして、鉄にとってたまらないのは、
やっぱり両先頭車(1・6号車)に備わった、
前面展望スペースです (*゚∀゚)=3ハァハァ!

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その展望スペースから眺めた、
日本一短いトンネルこと「樽沢隧道」。
以前にも紹介しましたが、ここは水没こそ免れるものの、
新線への切り替えが行なわれると、
このトンネルを列車で通ることはできなくなります。
ちなみに、車内展望から樽沢トンネルを撮る場合、
このあたりは断続的にトンネルが続くために
先頭車は遮光カーテンを閉めてしまう場合があるので、
最後部から狙うのがよいと思われます。
▲吾妻線 川原湯温泉-岩島(後方の車窓から)

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快適な「リゾートやまどり」の列車旅ですが、
唯一の難点は、吾妻線の沿線で駅弁が手に入らないこと。
この列車は臨時快速なので、車内販売もありません。
仕方なく、長野原草津口の売店で買った、
おつまみ系で飲み鉄を楽しみます・・・(~▽~*)ウィッ。

半年後には見られなくなる吾妻線の名所、日本一短い「樽沢トンネル」の通過シーンを「やまどり」の後方展望からお届けしたところで、今回の撮影記は終了です。

どうも最近の私は、遠景からの情景的な写真が多くなっている傾向にありますが σ(゚・゚*)ンー…、今回の第一目的は列車そのものよりも、ダムの底に消えゆく現行線の情景を記録するところにあり、そういう意味では651系を絡めたことで、現行線のラストシーズンを象徴するような、いい記録を残すことができたと思っています。651系「草津」の編成写真(列車写真)は、また次の機会にビシッと撮ることにしましょう。

いよいよ今秋に迫った吾妻線の新線架け替え。私は半年後の秋にも吾妻線を訪れてみようと考えていますが、果たしてそのときの目的は、架け替え前に間に合った紅葉の現行線を記録する「撮り鉄」としてなのか、それとも、架け替え後の新線を乗り潰すための「乗り鉄」としてなのか、一体どちらになるのでしょうね・・・ (笑) トリテツ? o(゚д゚o≡o゚д゚)o ノリテツ?

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長野原草津口から三時間弱、
終点の大宮に到着した「リゾートやまどり」。
ちなみに愛称の由来になっている「やまどり」は、
群馬県の県鳥だそうです。
▲東北本線 大宮

長野原草津口1617-(快速 リゾートやまどり)-大宮1902


*追記・・・今記事で利用したジョイフルトレイン「リゾートやまどり」ですが、運転時期、運転区間によっては、「快速」ではなく「特急」として運転される場合もあり、そのときには乗車券の他に指定席特急券が必要となります。詳しい運転日、運転区間、種別、料金に関しては、旅行前にJR東日本・高崎支社のHP( http://www.jreast.co.jp/takasaki/yamadori/ )などをじゅうぶんにご確認ください。また、車窓から吾妻渓谷の景色を眺める場合は、一人席側(C席)ではなく、二人席側(A・B席)になります(下り、万座・鹿沢口行きに乗車した時の、進行方向左手)。



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ONE-shot 151 江差線。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 151 江差線。

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去る11日の最終列車をもって営業を終了し、
廃止となった、JR北海道・江差線の木古内江差。
江差線の名は五稜郭木古内で今後も残るものの、
ここは青森と函館を結ぶ津軽海峡線(愛称)の一部であり、
実質、素朴なローカル線としての江差線は、
過去のものとなってしまいました・・・。
 
 
私が今回廃止された区間を訪れたのは、二度ほど。
一度目は、国鉄・JRの全線完乗を目指していた時で、
北海道完乗の旅は、道内最南の路線である、
この江差線からスタートさせました。
終点の江差は、
私が初めて降り立った、北海道の終着駅です。
 
そして二度目は、
寝台特急「北斗星」の撮影をメインに函館を訪れた際、
時間を持て余した午後の暇つぶしに、
函館と江差の間を往復したものでした。
このときはまだ、廃線が発表される前のことで、
のんびりと純粋に、汽車旅を楽しんだ覚えがあります。


廃線決定後、
最後にもう一度、乗りに行きたい・・・
過去の訪問では、
単純に江差まで往復しただけに過ぎなかったので、
今度はどこかの駅で途中下車がしたいな・・・
などと思い続けるも、結局は機を逃してしまい、
三度目の江差線乗車は叶いませんでした。
 
私は地元の利用者ではない、
単なる観光客の一人に過ぎないけれど、
今まで日本各地の鉄道路線を乗り潰してきて、
それぞれに乗車時の思い出があります。
それだけに、
廃線となって鉄路が消えてしまうのは、
思い出までもが幻となるようで、
淋しいです・・・。
 
08.5.1 江差線 江差
 
 
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さようなら、江差線。
 
 


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中央本線・・・189系臨時「あずさ」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2014.05.03
中央本線
今年のGWは「安・近・国」!?
189系 臨時「あずさ」 撮影
  

 

今年のゴールデンウィーク(GW)、日の巡り合わせはあまり良くないものの、私も人並みの連休を取ることができました。休みの直前には友人や同僚からいつものごとく、「GWの列車旅は、どこへ行くの?ヾ(・∀・) 」と尋ねられましたが、残念ながら時間はあっても先立つモノが無ければ旅行には出られず、遠征の予定は特にナシ。今年は増税前の駆け込みで、決して安くはないカメラを買ってしまった私。もうしばらくは、節約が必要です ε-(ーωー;)フゥ…。ぶっちゃけ、ムリをすれば旅行に出かけられないこともないけれど、せっかくならば懐具合を気にしながらの旅はあまりしたくないし、旅先ではできるだけ美味しいモノなども食べたい。そう考えると、休みだからと言って料金設定の高いGWに、何も無理をしてまで遠出することもないか・・・と、思ったのです (´~`;)ウーン…。そこで今年のGW、私は「安・近・短」ならぬ、「安・近・国」 (゚Д゚)ハァ?。 その意味は、「安く」て「近い」ところで、私の好きな「国鉄特急型車両」を撮る・・・です (゚∀゚)アヒャ☆。

超多客期のGWともなれば、車両の数が足りなくなり、古い国鉄型にも臨時列車としての出番が回ってきます。そんな各地で設定される国鉄型の臨時列車、行けるものならば、青森の弘前で運転される583系の快速「弘前さくらまつり号」や、九州の大分で運転される485系の特急「にちりん」などを撮りたいところですが、前述したように今の私では、とてもそこまで行くことができない。しかし足元をよく見なおせば、私が沿線に住んでいる中央本線(東線)でも、国鉄特急型の183・189系を使用した臨時列車の運転が組まれています (゚∀゚)オッ!。 とくにGW後半の4連休初日となる5月3日には、下り列車を中心に多くの国鉄型が走る予定で、これを狙わない手はありません (゚∀゚*)オオッ!!。 関東近郊の中央線で撮れる国鉄特急型は、まさに私にとっての「安・近・国」。しかも今はちょうど山の新緑がきれいな季節で、通称「山線」と呼ばれる中央線の山岳区間(高尾以西)を撮るのに、とてもいい時期です (・∀・)イイネ。 新緑萌ゆる初夏の中央線へ、私は国鉄特急型を求めて出かけてみました。


5月3日(土)

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今回使用するきっぷは、「休日おでかけパス」。
首都圏近郊のJRが乗り降り自由で2670円です。
今回の目的路線である中央線は、大月までがフリー区間。
実はウチの最寄り駅から大月までは片道1200円で、
単純に往復するだけではモトが取れませんが、
途中下車ができることと、
さらに私はこの日の夜に別件で、埼玉へ行く用事があったので、
このフリーきっぷを選びました。

鉄道や飛行機、高速道路など、各交通機関の下りが混雑のピークとなった、4連休初日のこの日。中央本線でも多くの特急や快速列車が増発され、私がお目当てとしている国鉄特急型の189系は、上下合わせて7本もの列車が日中に運転される予定になっています(特急5、快速2、回送を除く)。それらを全部・・・とはいかないまでも、できるだけ効率よく撮って行きたいところ (・o・*)ホホゥ。 こういう場合、上下線が撮れるポイントでず~っと粘っていれば、全列車を一網打尽にできるのですが、さすがにそれでは面白くないし、同じ所で待ち続けるのもツラい (゚ペ)ウーン…。 私は少しずつ列車で移動しながら、なるべくいろいろな場所で189系を撮ってゆくことにしました。

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豊田始発の大月行きで中央線を下ります。
この時間の電車に乗るのは、
昨年の暮れに富士急を訪れて以来ですが、
その時に比べると、ずっと日の出が早くて明るいです。
▲中央本線 豊田

そこで、さっそく早朝から行動を開始し、初めにやってきたのは山あいにある駅、四方津(しおつ)。この駅の西側に架かる鉄橋を見下ろす高台の撮影ポイントから、まずは189系豊田車で運転される、特急「あずさ71号」を狙いたいと思います。ところが、豊田から乗ってきた大月行きの電車を、予定通りに四方津で下車すると、そこには予想外のモノが・・・ (゚ω゚=)ンン!?。

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大月へ向けて、四方津を発車してゆくE233系を見送ります。
おや?隣に停まっているのは・・・国鉄特急色の車両!?
Σ(゚∇゚ ;)エッ!?
▲中央本線 四方津

豊田0548-(中央1327M)-四方津0622

なんと、私が降りたホームの反対側には、まさにこの日のお目当てである、国鉄特急色の189系が停車しているではありませんか! Σ(゚□゚*)ナヌッ!!  いったい、この列車は何なんだ!?エッ(゚Д゚≡゚Д゚)ナニコレ!?  考えられるのは、甲府発の上り臨時特急「かいじ186号」の送り込み回送かと思われます。しかしこの回送列車の運転時刻は、参考にしている鉄道情報誌によると「豊田0513→大月0557」となっており、四方津は早朝の5時40分ごろに通過してしまっているハズ。これだとウチからは初電に乗っても間に合わないため、ハナっから撮影は諦めていたのです。ところが実際には、この四方津に189系は「回送」表示で停車している・・・(-`ε´-;)ンー…

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四方津に停車中の国鉄色189系。
豊田に所属するM51編成です。表示は「回送」。
いったい、なぜこの時間のココにいるのだ!?
▲中央本線 四方津

中央線に遅れが出ている様子は無く、鉄道情報誌に掲載されていた時間が間違っていたのか、それとも掲載後に運転時刻の変更があったのかは、私が知る由もないけれど、とにかく言えるのは、いまここに私の撮りたい国鉄色189系がいるということ σ(・∀・`)トリタイ…。しかし、回送であるこの列車の正確な発車時刻が解りません。お目当ての撮影地までは駅から徒歩で約20~30分の道のりで、ふつうに考えれば、さすがにそこまでの時間は持たない(停車していない)と思われます。ならばいっそのこと、ここですぐに発車してくれた方がキッパリと諦めがつくというもの。いちばん切ないのは、撮影地へ急いだものの、たどり着いた瞬間にカメラを出す間もなく、目の前を走り去ってしまうこと。いわゆる鉄用語の「見る鉄」ってヤツです =3=3 ヾ(´Д`;)アアア、マッテェ…。じゃあ、発車するまで駅で見届けるか? でも、ひょっとしたら・・・30分くらいの長時間停車で、急げば撮影地に間に合うのかもしれない(回送列車や臨時列車等では時間調整のため、稀にそういうことがあります)。そうだったら逆に、駅で発車を待ち続けたことを後悔するでしょう。いや、むしろその方がずっと悔しい "o(-_-;*) ウゥム…。 いつ動くか解らないのならば、一か八か、間に合う方に賭けてみるべきか。「諦めたら、そこで試合終了だよ・・・( ̄。 ̄ )ボソッ」 という天の声が、どこからか聞こえてきたような気もして Σ(゚0゚;)ハッ! 、私は小走りに撮影地へと進み始めました ダダダッε=ε=ε=┏(# ゚Д゚)┛ウオオォォォォー!! 。 もうこうなったら、ダメで元々。間に合ったら超ラッキーの気持ちです。

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お稲荷さんを横目に見ながら、急坂を駆け上がります。
ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ハァハァ
まさに心臓破りの過酷なコース!
気分はまるで「一人感謝祭」です(なんのこっちゃ・・・)。

しかし撮影地までの道のりは平坦ではなく、急坂の連続でかなりキツイ! ε~ε~ε~((((*′□`;)ノ ヒイイィィ..... しかも道は線路沿いではなく、少し離れたところにあるため、途中で列車の姿がほとんど確認できないのもツラいところ。急いではいるけれど、はたして189系はまだ四方津に停車しているのだろうか。それとも、もう発車してしまったのだろうか・・・(・m・`)ウーン…。そんななか、やがて姿は見えずとも、列車が鉄橋を渡る音が周囲に響き渡りました Σ(・o・`;)アッ! 。 ああ、やっぱしムリだったのか・・・(´Д`|||)アウウ…。その音とともに、私の走りは一気にペースダウン。それでもなんとか気力を振り絞って、眺望の利く最低限の高さまではたどり着きました ハァ...ハァ...(;;´Д`) ゼエ...ゼエ... 。いちおう駅の方向を眺めてみますが、クリーム色の特急列車は・・・見えない・・・ キョロ(ω・`)) (( ´・ω)キョロ

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なんとか鉄橋が見える高さまで上がってきました。
左の方に見える赤い鉄橋が中央線の下り線です。
上り線は奥のコンクリート橋。

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反対側の四方津駅方向を眺めてみます。
一見すると列車の姿は見えない・・・か? r(´・ω・`;)ンー…

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いや、上写真を最大限にクローズアップしてみると、
こんなものが見えました!ハッ∑(゚ロ゚〃)

・・・かと思われましたが、よ~~~~~く目を凝らしてみると (@_@;)ンンン!? 、 ホームの屋根の隙間から、国鉄型優等車両独特の分散式クーラー(AU13E形)が見えるではありませんか!エッ!(゚〇゚;)マヂ!?  これこそまさに国鉄特急型の証!・・・ということは、まだ189系は発車しておらずに、四方津駅にいるってことです!! なんと、間に合っちゃいました~!!!\(*T▽T*)/ヤターッ!! どうやら先ほど聞こえてきた列車音は、四方津を6時36分に発車した115系の普通列車(427M)だったみたい。 急いでカメラに望遠レンズをセットして、鉄橋の方へ狙いを定めます。息を整える間もなく、数分後には189系が鉄橋上に姿を現わしましました (゚∀゚)キタッ!  。

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緑に囲まれた赤い鉄橋を渡る、国鉄色189系。
おや?奥の橋にも列車が顔を出しましたね・・・。
▲中央本線 四方津-梁川

鉄橋俯瞰で、国鉄色189系が撮れました~!ワ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ イ♪
ああ、ダメ元でも、諦めずに走ってヨカッタよ・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。しかも驚いたことに、一段高い上り線には、E233系の姿までが同時にフレームイン!w(゚0゚*)w オォー! 人によっては「なーんだ、E233系の裏カブりじゃん・・・」と思われるかもしれませんが、この上下線セパレート区間による列車の離合、とくに先頭車同士がバッチリのタイミングは、模型チックな情景を好む私にとって、とても嬉しいサプライズです ワーイ♪ヽ(゚ー゚*ヽ)(ノ*゚ー゚)ノワーイ♪。これがE233系でなく115系だったら・・・なんて贅沢は、決して言いません(笑) (´∀`;)イッテンジャン…。 189系に間に合っただけでなく、離合シーンも撮れたことで、私のテンションは一気に上がりました。それにしても、疲れた・・・ ε=( ̄。 ̄;)フゥ 。結局、189系の発車時刻は6時40分で、私は駅を出てから15分ほどでここまでたどり着いたことになります。

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傍らにあった道しるべによると、
下り坂でも、駅までは徒歩30分とのこと・・・(^^;)アラ…

一息ついたのち、さらにもう少しだけ坂を上がります。撮影地的には、今の回送列車を撮ったところでもじゅうぶんにいい場所なのですが、実は赤い鉄橋の手前には並行して道路橋が架けられており、運悪くトラックやバスなどの大型車がそこを通ると、今の位置ではフレームインしてしまう恐れがあるのです ∑(・ω・ノ)ノヌヲッ!?。 なので、道路を走るクルマが影響しないくらい、できるだけ高さを稼いでおきたい。そして、ここでの本来の狙いは、約一時間後にやってくる「あずさ71号」です。

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先ほどよりも、もう少しだけ高い位置へ上がってきました。
ここが本来の目指していたポイントです。
眼下の下り線を行くのは、長野色115系の普通列車。
▲中央本線 四方津-梁川

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タテ位置もいいかな・・・なんて、アングルを模索していると、
轟音とともに現れたのは、EH200牽引の貨物列車 (゚∀゚)オッ!。
貨物は休日運休になる列車が多いと聞きますが、
連休でも運転されている貨物列車があるのですね。
相変わらず貨物情報は甘々です・・・(^^;)ゞポリポリ。

この撮影地では、ボリュームある山の緑をなるべく多く入れたい。本命の「あずさ」を、ヨコ位置で撮るかタテ位置で撮るかで、アングルを悩みましたが、目線の高さが若干違うものの、先ほど国鉄色189系をヨコ位置で一回撮っていることもあり、今度はタテ位置で狙うことにしました。そう考えると、朝の回送列車に間に合ったのは大きいな・・・などと思いながら迎えた、「あずさ71号」の通過時刻。

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山間の鉄橋上に躍り出た、189系の特急「あずさ」。
意外にも「あずさ色」での運転でしたが、
これもまた山の緑によく映えます。

189系「あずさ」、キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
・・・けど、あれ?国鉄色じゃないの~??σ(・_・?)アレ? たしかに情報誌に掲載されていた「あずさ71号」の使用車両欄には、「189系豊田車で運転」としか表記されておらず、「あずさ色」のM50編成が入っても不思議ではないのですが、三本ある189系豊田車のうち、唯一の「あずさ色」であるこの編成は(残り二本は国鉄色)、「ホリデー快速 富士山1号(2号)」に使われることが多く、私はてっきり「あずさ色」は「ホリ快 富士山」、「国鉄色」は「あずさ」だとばかり、思い込んでいました。ちょっと意表をつかれた感じ。でもまあ、国鉄色は朝に回送が撮れたし、「あずさ色」も国鉄特急型撮影のバリエーションだと考えれば、決して悪くもないか。そもそも「あずさ色」なんだから、「あずさ」に入って何が悪い! ヾ(*`ε´*)ノブーッ って、ところでしょうか(笑)
しかしそうすると、この約二時間後に下ってくる「ホリ快 富士山1号」には、必然的に国鉄色の編成が入るということになります(M51は朝の回送だったので、M52だね)。「ホリ快」に国鉄色が入るのならば、私にはこの機会に撮ってみたいと思っていた別の場所がありましたσ(゚・゚*)ンー…。 そこで急きょ予定を変更して、移動することに・・・あ、でもその前に、この朝の時間帯に何本か続けてやってくる、スカ色の115系(山スカ)を撮ってからいきましょう。

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上り線をゆく、山スカ115系(528M)。
この下り線をカットしたアングルは、
以前に紅葉の時期でも撮影してご紹介しています。
山深い雰囲気が感じられて、けっこう好きなアングルです(^^)
▲中央本線 梁川-四方津

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そして下り線には、JRマークの無い山スカが・・・(゚0゚)ハッ!
復刻色の長ナノC1編成、キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
(523M)
先月の上野原での桜鉄に続き、二度目の遭遇です。
でもこのポイントだと、JRマークの有無は解っても、
6両固定という特徴は解りませんね・・・(^^;)
▲中央本線 四方津-梁川

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続いて、15分後の1453Mも山スカの運用。
同じ山スカでも、この豊田車にはJRマークがあります。
3+3の分割編成ということが解るように、併結面を撮ってみました。
この列車は大月分割されて、前の三両が富士急へ乗り入れます
(後ろの三両は大月止まり)。

結果的に国鉄色と「あずさ色」の二色の189系が撮れ、さらに山スカ115系も復刻色の長野C1編成までやってきてくれて、一カ所目の四方津ではじゅうぶんすぎるほどの収穫がありました エガッタ( ̄▽ ̄*)エガッタ。 今度は焦らずにゆっくりと坂道を下って、四方津駅へと戻ります。むしろ急坂は、下り坂の方が慌てるとアブナイ。

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朝は慌てていて撮り損なったので、
あらためて四方津駅をパチリ (^_[◎]oパチ。
四方津といえば、その名の通り、
ソネブロ仲間「しおつさん」のお膝元です。
実はこの日、朝の189系回送を、
しおつさんも駅の周辺で目撃していたようです。
▲中央本線 四方津

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四方津駅から下り列車に乗って移動します。
入ってきたのは長野色115系。
さすがにGWだけあって、車内は混雑していました。
w( ̄△ ̄;)wオオゥ
▲中央本線 四方津

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四方津から15分の大月で、富士急へ乗り換え。
待機していたのは元・JR205系の現・6000系です。
富士山方面へ向かうこの電車も、もちろん混雑。
中央線からの乗り換え客を待っていて、
3分ほどの遅れで発車しました。
▲富士急行 大月

四方津から下りの中央線へ乗って大月へ。さらにそこで富士急行線に乗り換えます...((((*・ω・) ノリカエ~。 この日は中央線を走る189系の臨時特急を中心に撮影する予定だったのですが、先ほどの「あずさ71号」に「あずさ色」が入り、このあとの「ホリ快 富士山1号」は国鉄色で運転されることがわかったため、ちょっと寄り道することにしたのです (・o・*)ホホゥ。「ホリ快 富士山」は、大月駅で中央線から富士急線へと乗り入れる臨時列車で、それを撮るために私がやってきたのは、大月から15分ほどの都留市。

四方津0841-(中央527M)-大月0857~0904-(富士急11)-都留市0919

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モダンな外壁の都留市駅。
都留市の中心部にある富士急の主要駅で、
以前は特急列車も停車していましたが、
二駅先に乗降客数で上回る都留文科大学前駅が開業すると、
特急通過駅になってしまいました・・・。
▲富士急行 都留市

実はこの都留市駅の近くには、線路脇できれいな芝桜を育てている個人の畑があり、それをご主人のご厚意で一般にも公開しているらしい。その芝桜と国鉄特急色の「ホリ快 富士山」を絡めてみようというのが、急きょ決まった本日二カ所目の撮影です。駅から徒歩で北へ進むこと数分、民家の路地裏を抜けると、そこには目にも鮮やかな芝桜畑が見えてきました (゚∀゚)オッ!。

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作物畑の向こうに見える、一面の芝桜。
その手前にいらっしゃる方が、ここのご主人です。
ひとこと挨拶を交わしてから、芝桜の方へと進みます。
スツレイ(o*。_。)oシマツ…

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これは見事な二色の芝桜!(´▽`*)キレー♪
ハートの形にかたどられているのがオチャメです。
これを見ると、思わず・・・「萌え萌え~キュン♡」

線路脇一面に広がる紅白の芝桜、さらにその奥には黄色い菜の花畑。この情景は見事の一言です w(゚0゚*)w オォー。 ただし、ハート形ってところに、純情派が多い(?)鉄ちゃんは躊躇してしまうのか、同業者の数は思ったよりも少なめです (^^;)ゞポリポリ。どちらかというと鉄よりも一般の方のほうが多い感じ。

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海外から観光でやってきたという女の子たちに、
撮影を頼まれたので、
「私のカメラでもYou達を撮っていい?」と聞くと、
笑いながらポーズをとってくれました (^_[◎]oパチリ

ここではとくに禁止などはされていませんが、いちおう個人所有の土地なので、三脚は立てずに手持ちでカメラを構えます。30分後に通過する「ホリ快 富士山」の前に、一本でも試し撮りがしたいな・・・などと思っていると、現れたのは意外なこの列車 (゚ω゚=)ンン!?。

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ハート形の芝桜畑を横目に走るのは、
E257系幕張車の臨時快速「山梨富士号」。
はるばる千葉からやってきた珍客です。
▲富士急行 赤坂-都留市

なんと、ふだんは房総方面の特急列車で使用されている、E257系500番台(幕張車)ではありませんか w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。 これはGW期間中に千葉と河口湖をダイレクトに結ぶ、臨時快速の「山梨富士号」で、まったくのノーマークだった私は、ちょっとビックリです。アングル的に見ると、5連のE257系はぴったりフレーム内に収まりましたが、6連の189系はキビシそう。でも、ここは芝桜の風景重視で、列車の編成を入れることにはこだわらないことにしました。それにしても、近くの踏切が鳴ると、芝桜畑の中にいた方たちが、我々を気遣っていったん畑の外へ出てくださるのが、なんともありがたいような、申し訳ないような気持ちで、恐縮してしまいます <(_ _*)>スンマセン(ちなみに撮影者は、誰も「どいて!」などと言ったりはしていません)。そんななか、再び踏切が鳴り出し、畑の向こうからは国鉄特急色が見えてきました (゚∀゚)キタッ!。

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189系の「ホリ快 富士山」が、芝桜をかすめて走り抜けます。
この鮮やかな芝桜アートは、
富士山へ向かう乗客の目にも留まったことでしょう。

芝桜畑で国鉄色189系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
ハートにかたどられた二色の芝桜。この萌え萌えキュン♡な情景が、果たして国鉄色189系に合うのかどうかは、正直、疑問符が付くところではあるけれど、まあ芝桜も晩春から初夏の風物詩ではありますし、たまにはこういうシャレの利いたコラボもいいのではないでしょうか (^^;)ゞポリポリ 。ちなみに、富士急を走る国鉄特急色189系は、GWに限らずふだんの週末でも小山始発の「ホリ快 富士山3号」などでも見られるのですが、それほど富士急の撮影に行くことが多くない私にとっては、この機会に芝桜とのコラボを撮っておきたかったのです。

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ハートの芝桜とシブい115系とのコラボは・・・
イマイチ合わない?
この列車は、先ほど四方津の鉄橋で撮った、
富士急直通列車の折り返しです(4542M)。

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やっぱり、このポップな風景に一番似合うのは、
富士急2000系の「フジサン特急」かもしれませんね~(^▽^)
芝桜を眺めて、フジサンキャラたちも楽しそう!?

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そんな「フジサン特急」に描かれたフジサンキャラですが、
今、富士急では「キャラ選挙」が開催中。
全151山の中から選ばれた50山が、
夏に営業を開始する新型特急(元・小田急RSE)に
描かれるのだそうです(笑)
▲富士急行 都留市

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ちょうどお昼時だったので、ここでゴハンを食べてゆくことに。
都留市の駅前商店街にあったうどん屋さん。
富士急沿線のうどん屋さんということで、
ひょっとしたら、富士吉田名物の「吉田うどん」かな?
と、思ってお店に入ってみるも、ふつうのうどんでした(^^;)
でも、安くて美味しかったし、ま、いいか。(゚д゚)ウマー

芝桜を撮るために富士急へ立ち寄りましたが、ここからは再び中央線の方へと戻ります。この寄り道の間に、189系で運転される上りの特急「かいじ186号」は撮り逃してしまったものの、189系はまだ午後の下りに三本もの特急「あずさ」が残っています。次に目指す撮影地は、大月からさらに中央線を三駅ほど下った、甲斐大和。

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都留市の駅は自動券売機が見当たらなかったので、
窓口での硬券かな!?・・・なんて期待したものの、
ずいぶんと大きな乗車券(軟券)を発券されちゃいました。
スマホは大きさの比較対象です・・・(^^;)
ちなみに目的地の甲斐大和は、「おでかけパス」の範囲外なので、
別途に乗車券が必要なのです。

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行きと同じ6000系で都留市をあとにします。
この日は元・京王5000系の現・1000系には
乗れなかったな・・・σ(・∀・`)ザンネン。
▲富士急行 都留市

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大月で中央線の下り列車に乗り換えます。
やはりこちらも朝と同じ、長野色115系。
▲中央本線 大月

富士急からの接続は良く、スムーズに中央線へと戻ることができました。しかし、次に通過する189系の特急「あずさ79号」は、なんと私が大月から乗った普通列車(539M)のわずか9分続行 ( ̄△ ̄;)エッ…。目指す甲斐大和の撮影地は、やはり駅から徒歩で20~30分ほどの距離で、朝の四方津では奇跡的に間に合いましたが、今度はどう考えても間に合いっこありません (゚ペ)ウーン…。ならばもうここは割り切って、次の「あずさ79号」は甲斐大和での駅撮りを選択しました m9(`・ω・´)ケテイ!。

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甲斐大和に到着。
私が乗ってきた普通列車は、
ここで特急「スーパーあずさ15号」を退避します。
▲中央本線 甲斐大和

都留市1209-(富士急18)-大月1226~1248-(中央539M)-甲斐大和1306

甲斐大和の上り方先端はカーブしていて、スッキリと編成が抜けるような撮り方はできませんが、望遠レンズを使えばアウトカーブをゆくところを正面気味に狙うことができそうです (・∀・)イイネ。 望遠レンズにテレコンを噛ませ、無理矢理に焦点距離を伸ばして、待ちかまえます。程なくして駅の通過案内が流れ、「あずさ」の絵幕を掲げた国鉄色189系が姿を現しました (゚∀゚)オッ!。

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カーブを高速で駆け抜ける国鉄色の189系。
その顔には「あずさ」のヘッドマークが輝きます。
▲中央本線 甲斐大和

絵幕入りの「あずさ」が撮れました~ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
妥協案とも言える駅撮り面タテですが、今回はサイド気味から狙うアングルが多かったので、一枚くらいは正面気味に撮ったものがあっても良かったのかもしれません。ただ、豊田の189系は特急シンボルマークが外されてしまっているのが、やはり残念です (・ε・`。)ムゥ…。ちなみにこの「あずさ79号」に使われた189系は、朝に四方津駅で見かけた回送列車と同じM51編成。あの後に同車は、甲府からの「かいじ186号」として上京し、さらに折り返して、この「あずさ79号」で下ってきたのです。う~ん、働き者だねぇ・・・ (´∀`;)オツカレサン。

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上下線を跨ぐ橋の上にある、甲斐大和駅舎。
甲斐大和は、93年に初鹿野から改称された駅名。
武田勝頼一族が自害した天目山が駅北東にあり、
ホームには「武田氏終えんの郷」の看板が設置されています。
▲中央本線 甲斐大和

「あずさ79号」は時間の関係から駅撮りで済ませてしまいましたが、さらに一時間後には、やはり189系(長野車)を使った「あずさ81号」があり、そちらは本来の撮ろうと思っていた撮影地で、狙いたいと思います。四方津の撮影地と同様に、また急な坂道を上がり ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ヒィ、ハァ 、駅から20分強でたどり着いたのが、この日三カ所目の撮影地。急坂を上がった・・・ってことでもお解りのように、やはりここも高台からの俯瞰です。私はホント、機動性の無い徒歩鉄なのに、俯瞰好きで困っちゃいます・・・(^^;)ゞポリポリ。

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徒歩鉄ならではの、こんな細い道を通り・・・...(((o*・ω・)o

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たどり着いたのは、見晴らしのいい高台。
新緑の山々がキレイです (´▽`*)キレ~♪
眼下を通過してゆくのは、E257系の特急「かいじ」。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷

中央線らしい山深い雰囲気が、手軽に撮れるこの撮影ポイント。本当は秋の紅葉シーズンに撮りに来たいと考えていた場所だったのですが、昨秋はそれが叶わず、この新緑シーズンに初めて訪れることとなりました。紅葉のような色鮮やかさは無いけれど、新緑の爽やかさは感じられます キモチ(・∀・)イイッ!。 それにしても、有名な撮影地にもかかわらず、先客の同業者は二人だけ。実は次の「あずさ81号」は、今まで撮ってきた豊田の189系とは異なる長野の189系で、こちらには特急シンボルマークと「あずさ」の絵幕がしっかりと付いているのです。それで、おそらく遠景よりも、接近戦を選んだ方が多かったのかもしれません。この高台から見える線路際の撮影地にも、何人かの同業者が見えました。私も一瞬は悩みましたが σ(゚・゚*)ンー…、せっかくここまで来たのなら、やっぱり列車主体よりも俯瞰で情景的に撮りたい。

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この区間は上下線のセパレート区間で、
定番アングルでは下り線を行く列車しか撮れません。
上り列車は、かろうじて駅付近をゆく姿が臨める程度。
あ、山スカ復刻色のC1編成だ…( ̄△ ̄;)ア…。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷(後追い)

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復刻色のC1編成は上りできれいに撮れなかったけれど、
豊田の山スカ115系が下り線に来てくれました(543M)。
今回の各撮影地では189系とともに、
山スカが撮れているのも、嬉しい収穫 ヽ(´▽`)ノワーイ♪
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷

お会いした同業者さんの一人は「バイク鉄」で、ここでの撮影後は小淵沢のキャンプ場でビバークして、翌日は群馬の上信電鉄を訪れるのだとか(・o・*)ホホゥ。そういう「バイク鉄」も優雅で楽しそうですね・・・(・∀・)イイネ。でも、「悪天候に見舞われた時のバイクはサイアクですよ」とのこと (^^;)ソーナンダ。 そんなお話をしている間に待ち時間は過ぎ、「あずさ81号」の通過時刻となりました。

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新緑萌ゆる中央線をゆく、一筋の国鉄特急型。
まるで国鉄時代の特急「あずさ」を彷彿とさせる情景です。
臨時とはいえ、今でもこのようなシーンを見ることができるのは、
奇跡的と言えるかもしれません。

甲斐大和俯瞰でも、189系が撮れました~!ヾ(*´∀`*)ノ ワ~イ♪
あえて、ここまであまり意識しないようにしていましたが、この日はお目当ての撮影地で、すべて日当たり良好の順光に恵まれました。やはり晴天順光下で見る国鉄特急色はひときわ美しいです(^^)。これで駅撮りも含めると、4本の国鉄色、1本の「あずさ色」189系が撮れ、大満足の成果を得ることができました。実はさらにこの一時間後にも、国鉄色189系(長野車)による「あずさ83号」があるのですが、私はそれを撮らずに撮影地をあとにして、甲斐大和から上りの中央線へと乗りこみます。

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甲斐大和駅へ戻ると、乗車予定の列車はすでに停車中。
上り列車も、ここで特急の退避を行うことが多いようです。
▲中央本線 甲斐大和

乗車したのは立川行きの普通列車。都合よく、この列車の終点まで一気に乗り通します 〇Oo((_ _))Zzz…。ということは、これで撮影は終了・・・に、本来はなるところなのですが、私には最後にもう一カ所だけ、寄ってみたいところがありました。それはこの電車の終点、立川と日野の間に架かる、中央線の多摩川橋梁。首都圏からほど近い、中央線のお手軽撮影地です。なぜ山線の帰りに、わざわざその多摩川橋梁へ寄るのかというと、ここでキーポイントになるのが、先ほどの萌え萌え・・・もとい、芝桜ポイントで撮った、189系の「ホリデー快速 富士山1号」。前述したように、本来は「あずさ色」のM50編成が入ることが多い同列車ですが、この日は国鉄色のM52編成で運転されました。できればこのチャンスに、折り返しの「2号」も撮っておきたい。しかも、この時期の多摩川橋梁は、スッキリ晴れれば「夕日ギラリ」が望めるかもしれないと考えたのです (゚∀゚*)オオッ!。

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終点の立川に到着。
115系の普通列車はその昔、
新宿まで定期で乗り入れていた時代がありましたが、
現在の最東端はこの立川まで。
しかも立川まで来る115系は一日5往復のみです。
▲中央本線 立川

甲斐大和1430-(中央552M)-立川1551

ただ・・・実はこの日の夕方に、私は埼玉の大宮で飲み会の約束があり(twingo583さん、「鉄飲み会」楽しかったです!)、事前に計画はしていたものの、多摩川橋梁で「ホリ快 富士山2号」を撮る余裕がありませんでした。そこでここからの写真は、翌日(5/4)にあらためて出直してきたものになります。幸いなことに、前日運用の流れからか、翌日の「ホリ快 富士山2号」も国鉄色で運転されていました。中央線を立川で降り、歩いて多摩川の土手にやってきたのは、「ホリ快」通過の30分前。いい具合に西日が鉄橋を照らしています。しかも、ここでまたしても、嬉しいサプライズがありました!(゚∀゚*)エッ!? それは「ホリ快」の直前に通過した、この列車・・・

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夕暮れの多摩川橋梁を渡りゆくのは、
115系復刻色のC1編成!
ここでも再び遭遇することができました!
▲14.5.4 中央本線 日野-立川

山スカC1、キタ━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━ッ!!!!
なんと、運用や時刻をまったく調べてこなかったのに、たまたま復刻色のC1編成が撮れてしまいました!しかも数少ない115系の立川運用、これはラッキーです ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪。そしてそのわずか4分後、今度は鉄橋上に国鉄特急色の姿が見えてきました。う~ん、なんて贅沢な数分間なんだ・・・

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西日を浴びて輝く、国鉄特急色189系。
晴天に恵まれたGWは、
東京でもこんなにきれいな空が広がっていました。

エロ光に照らされた、189系が撮れました~!ワ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ イ♪
完全にギラリとする角度にはならなかったものの、それでも国鉄色がいい色に輝いてくれたので、大満足です・:*:・(´▽`*)カコイイ・:*:・。ちなみに国鉄色は通常、「ホリ快 富士山4号」の方に入りやすいのですが、「4号」だと多摩川橋梁通過時刻は19時20分ごろで、夏でも日は持たないんです。そこで、この「2号」に入ったチャンスをモノにしたかったのでした。また日の長いうちに機会があれば、撮りに来たいところです。

これでGWの中央線特急撮影記は終了です。
節約の「安・近・国」で撮影した中央線の臨時列車でしたが、今回は車両の巡りあわせも良く、いろいろな角度から国鉄特急色の189系を撮ることができました。一日(正確には一日半)でこれだけの収穫があるのならば、遠征に出なくてもじゅうぶんですよね (^^;)ゞポリポリ。でも・・・ホンネはやっぱり、連休は遠出をして、鉄道撮影はもとより、美味しい地のモノを堪能するような旅がしたかったな・・・σ(・∀・`)ネー。 それにしてもこのGWは、遠征に出かけなかった分、飲み会続きで酒量が多かった気がしています(苦笑)。う~ん、ひょっとして飲み代を切り詰めれば、遠征できたんじゃなかろうか・・・(゚ロ゚;)ハッ。

(連休中にお会いしたブログ仲間の皆様、楽しいひと時をありがとうございました。鉄ネタではなく、写真もじぇんじぇん撮っていなかったので、記事で紹介できないことをお許しくださいませ・・・m(_ _)m )



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