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信越本線・・・「トワイライトエクスプレス」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2014.07.12 信越本
嗚呼、黄昏の日本海・・・
 「トワイライトエクスプレス」撮影
 
  

5月末、鉄道界にひとつの残念なニュースが発表されました。それは、大阪と札幌の間を結んでいる寝台特急「トワイライトエクスプレス」の廃止が決定・・・ガ━━(゚д゚lll)━━ン!! 。理由としては、使用している車両(24系客車)の老朽化や、北海道新幹線開業に向けた青函トンネルの工事で定期的な運行が難しいことなどが挙げられ、来春を持って運行を終了するとのこと (つω-`。)グスッ…。まあ、前々からファンの間ではウワサされていたので、大きな衝撃を受けるほどではありませんでしたが、いざ正式に発表されると、やはり寂しいものがあります。廃止までに残された猶予は現段階で9ヶ月。日本海側を縦断して走る「トワイライト」は、関東に住む私にとって決して撮りやすい列車ではないけれど、機会があれば一枚でも多くの記録を残したいと思っています (`・ω・´)-3フンス!。

そんな「トワイライトエクスプレス」を象徴するハイライトシーンと言えば、何といってもその名のとおり、トワイライトタイム(=黄昏時)に通過する日本海沿いの信越本線。この「トワイライトタイムのトワイライトエクスプレス」は、廃止前にぜひとも記録しておきたい一枚です (゚∀゚*)オオッ!!。しかしこのシーン、実は思っているほど簡単に撮れるものではないのです。というのも、日本海を背景にして撮れることで有名な信越線の米山や鯨波付近、このあたりを「トワイライト」が定時に通過するのは午後6時半頃で(下り・札幌行き)、夏場でなければ日があたりません。もちろん晴天が必須条件。私は以前に一度、5月のゴールデンウィークに鯨波でこのミッションにトライしてみたものの、そのときはまさに日没ギリっギリでした。それはそれでいい雰囲気にはなったけれど、列車自体は暗くなってしまい、できればもう少し明るさが残って欲しかった・・・(´~`;)ウーン…。そこで今回、あの時よりも日の長い今の時期にもう一度、「トワイライトタイムのトワイライトエクスプレス」をチャレンジしてみることにしました。


7月12日(土)

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東京駅から乗るのは上越新幹線。
二階建て新幹線のE4系「Max」が入線してきました。
▲東北新幹線 東京

東京から「トワイライトエクスプレス」の走る日本海側へ抜けるには、いろいろなルートがありますが、新潟県の長岡へ向かうのが手っ取り早い。そこで私は早朝の6時半に東京を出る、上越新幹線の「Maxたにがわ401号」へと乗車。ところで、前述したように今回の狙いは夕暮れ時のハズ。それにしてはちょっと・・・いや、かなり出発が早すぎます σ(゚・゚*)ンー…。これならば新幹線を使わずとも、在来線の普通列車を乗り継いで行ったって、「トワイライト」の通過時刻にはじゅうぶんに日本海側の撮影地へ辿り着けます。それでも、あえてこの早い時間の上越新幹線へ乗ったのは、もちろん理由があってのこと。せっかくなので、行きしなにちょこっと寄り道して撮りたい列車があったのです ( ´_ゝ`)フーン。勘の鋭いお仲間さん(鉄)ならば、私の乗った新幹線が新潟行きの「とき」ではなく、越後湯沢止まりの「たにがわ」ってところで、ピンと来たかもしれません。まず私が下車したのは、湯沢の一コ手前にある上毛高原。

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上越国境の群馬県側にある駅、上毛高原。
谷川岳へのアクセスポイントになっているこの駅には、
多くの登山者やハイカーの姿がありました。
谷川岳は前週に山開きが行われたばかりで、
登山口へ向かうバスの停留所には、長蛇の列が・・・。
▲上越新幹線 上毛高原

東京0636-(上越新幹線 Maxたにがわ401号)-上毛高原0753

上毛高原は上越新幹線の単独駅で、上越線など在来線との接続はありません。しかし、駅前の道をしばらく進むと、やがて眼下に上越線の線路を見下ろすことができる、高台のポイントへと出ることができるのです (゚0゚*)オォ!。そこが私の最初に目指した撮影地。俯瞰ポイントと言うと、たいていは平地から急坂や山道を登って到達するところが多いものですが、ここはもともと高台にある上毛高原の駅からほぼ平行移動でアクセスできるため、徒歩鉄にとってはありがたいお手軽な撮影ポイントと言えるでしょう スイスイ~ε=ε=ε=(* ̄3 ̄)~♪。

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上毛高原駅から歩くこと15分ほど。
木々の間から視界が開け、上越線の線路が見渡せます (゚∀゚)オッ!。

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モーター音を周囲に響かせながら現れたのは、
上越線を走る115系の普通列車。
湘南色ですが・・・
この光線状態では、よく解りませんね (-ω-;*) ウゥム…
▲上越線 後閑-上牧

ここでの狙いは、私が昨年にも一度撮影している、上越線の臨時快速「一村一山」号。この列車は年に数回(二回?)だけ、上野と土合(どあい)の間に運転されるちょっと変わった臨時列車ですが、なんとそれに使われるのは今や貴重な国鉄特急色の485系 (゚∀゚*)オオッ!。しかも、どうやら今回が485系で運転される最後の機会になりそうなのです(9月に設定されている同列車は、185系での運転)。これは国鉄型好きとして、見逃すわけにはいかないというもの  (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

ところがこの撮影地、ご覧のとおり今の時間帯はモロにド逆光。景色にまったく列車の姿が映えません (´Д`;)アウ…。いくら「トワイライト」撮影のついでに立ち寄ったお手軽ポイントとはいえ、もう少し光線状態を考えるべきだったか・・・(・ω・`)ゞウーン。当然のごとく、まわりに同業者はゼロ。

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次に通過した普通列車は、二連の107系。
白いボディカラーの107系ならば、
逆光でも少しはマシになるかと思いましたが、
この程度です・・・(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ。
▲上越線 上牧-後閑

それでも「一村一山」の通過時刻が迫っていることもあり、今さら徒歩鉄に撮影地を変える余裕はありません。ここは仕方なく、逆光でも撮影を強行します (・ε・`)シャーナイネ。絞りはTTL(カメラの内蔵露出計)の出た目から二段開け。こういうとき、試し撮りをプレビュー画面やヒストグラムで確認できるデジカメって、ホントに便利ですよね (^皿^;)ゞシシシ。もう485系ってことが解ればいいや・・・くらいの、ダメダメな気持ちで迎えた「一山一村」の通過時刻。はたして逆光撮影の結果は・・・

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夏靄に霞む山々を背景に、緑濃い上州路をゆく、
国鉄特急色485系の「一村一山」号。
上越線の485系と言うと、
かつての特急「はくたか(初代)」や「いなほ」、
「鳥海」などが思い起こされます。
▲上越線 後閑-上牧(後追い)

ま、こんなもんでしょうな (´ω`)ウン。もちろん逆光には逆光の良さがあるし、それを生かすも殺すも撮影者のウデ次第だと思います。しかし、どう見ても今回の結果はイマイチ。あらためて光の持つ重みを思い知らされました ε-(-ω-;)ハァ。でも、こういう限られたキビシい条件のなかで撮影するのも、鉄道写真撮影の楽しさなのかもしれません(思いっきり、負け惜しみだね m9(^Д^)プギャー)。ところで、なんだか不吉なウワサのある、この新潟の国鉄色485系・K1編成。これが私の撮る最後の勇姿とならないことを願っています・・・(´p・ω・q`)ガンバレ!。

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上毛高原から乗るのは、またしてもE4系「Max」。
「Maxとき」と「Maxたにがわ」の併結編成です
(つまり、16両編成(8+8)の後ろ8両が、
途中の越後湯沢で切り離されるってことね)。
▲上越新幹線 上毛高原

「一村一山」の撮影後、上毛高原から再び上越新幹線を下ります。今度こそ目指すは日本海沿いの信越線。でもそこへ行くのに、ここからは二つのルートがあります ( ̄。 ̄)ヘー。ひとつは、上越新幹線で長岡まで出て、そこから信越線の上り普通列車(直江津方面行き)で向かう、左回りルート。そしてもうひとつは、越後湯沢で北越急行・ほくほく線に乗り変えて、直江津経由で信越線の下り普通列車(長岡方面行き)で向かう、右回りルート ドッチ?(゚Д゚≡゚Д゚)キョロキョロ。距離的にはオーソドックスな長岡経由の方が短いけれど、乗り継ぎの関係もあって、目的地への到着時間はどちらもさほど変わらない。そこで私は後述する理由で、ほくほく線経由の方を選んでみました(ちなみに今回は「週末パス」というフリーきっぷを使っているので、乗車券はどちらでも同じ。ただし新幹線特急料金は長岡までの方が高い)。

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越後湯沢から乗り継いだのは、
北越急行ほくほく線の快速列車・直江津行き。
待機していた車両はHK100形で、
車内はボックスシート主体のセミクロス構造です。
▲上越線 越後湯沢

ほくほく線は上越線の六日町から分岐し、十日町を経て信越線の犀潟へと至る、第三セクター路線。ほくほく線自体の区間は六日町~犀潟ですが、起終点の駅でそれぞれにJRへの乗り入れが行なわれており、運転形態としては越後湯沢と直江津を結ぶ路線とされています。そんなほくほく線には、越後湯沢と金沢を結ぶ、特急「はくたか」も頻繁に運転されているのですが、私が乗るのは特急ではなく快速列車。ここは急ぐ旅ではないので、のんびりとローカル線気分を味わいましょう (´ー`)マターリ。乗客は全座席の半分くらいがさらっと埋まる程度。ローカル線の旅はこのくらいの空き具合がいいやね(混んでいるのはイヤだけど、あまりに空き過ぎていると、その路線の将来が不安になる・・・)。

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ほくほく線の車窓に広がるのは
魚沼丘陵の広大な田園風景。
かの有名な魚沼産コシヒカリの産地です。
▲北越急行ほくほく線 くびき付近(車窓から)

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ほくほく線はトンネル区間が多く、実に全線の70%近くを占めます。
なかには交換設備(信号場)のあるトンネルもあり、
私の乗った列車も、トンネル内で「はくたか」と交換しました。
▲北越急行ほくほく線 しんざ-十日町(薬師峠信号場)
(後方の車窓から)

ところで、私がほくほく線経由を選んだ理由ですが、それは鉄道趣味人らしく車両の好みや車窓風景の良さ・・・ではなく、実はお昼ゴハン ( ̄△ ̄;)エ? 。というのも、できればこの移動中にどこかでお昼をとろうと思っていた私。そこで候補に挙ったのが、長岡名物の「洋風カツ丼」か、直江津駅で売られている駅弁のどちらかでした(´д`)ハア。ちょっと迷ったものの、ふと思い返してみると、最近はとんと駅弁を食べていないような気がします。このブログで確認したところ、なんと最後に駅弁を食べたのは三月の福井出張帰りで、もう四ヶ月もご無沙汰しているではありませんか!(σo ̄)ホォホォ。車中の駅弁こそ、乗り鉄の醍醐味!そこで今回のお昼は、直江津で駅弁を買うことに決め、ルートをほくほく線経由にしたのです(´ι _` )アッソ。

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越後湯沢から乗り通すこと一時間半、
直江津に到着したほくほく線の快速列車。
乗り心地よく、快適でした(^^)
▲信越本線 直江津

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お待ちかね!(´▽`*)ワ~イ♪
久々の駅弁は、直江津駅の「かにずし(¥950)」。
酢飯の上にカニのほぐし身と錦糸卵が散らされ、
煮椎茸、甘酢生姜、レモンの輪切りが添えられています。
寿司弁なのであたりまえなのですが、
個人的には、ちょっとお酢の酸味が強かったかな。
日本酒が飲みたくなっちまったよ・・・。
☆☆・・・

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直江津から次に乗るのは、信越線の長岡行き普通列車。
日本海をイメージしたブルーの115系です。
この列車も空いており、
気兼ねなく車内で駅弁を食べることができました。
▲信越本線 直江津

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私の乗った普通列車は、
途中の柿崎で特急「北越3号」を退避。
駅弁を食べながら車窓越しに眺めていると、
≠( ̄~ ̄ )モグモグ
やってきたのは貴重な485系原型スタイルのT編成!
Σ(゚O゚;アッ!!
できればコレは撮影地で撮りたかったなぁ・・・。
▲信越本線 柿崎(車窓から)

さて、直江津で乗り換えた信越線の下り列車。しばらく走るとやがて車窓左手に日本海が広がります ウミ━━ヽ(=´▽`=)ノ━━ッ!。この先、柿崎、米山、笠島、青海川、鯨波と、海を背景に列車を撮ることができる絶景の名スポットが続き、前回に日本海バックで「トワイライト」を狙った四年前は青海川と鯨波の間にある撮影地を訪れましたが、今回は米山で下車。

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信越線の米山は、ホームが日本海に面した駅で、
左の防風柵の向こうに海が広がります。
▲信越本線 米山

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現在は無人駅の米山。
近くにそびえる名峰・米山が駅名の由来です。
(同駅から登山口までは、徒歩一時間)。
▲信越本線 米山

上毛高原1010-(Maxとき311号)-越後湯沢1022~1039-(北越急行3822M)-直江津1201~1216-(信越1335M)-米山1252

付近に名スポットがいくつか点在するなかで米山を選んだのは、駅から徒歩でもムリをせずに行ける範囲に、日本海と信越線の線路が一望できる俯瞰ポイントがあるからでした。そこは正式には聖ヶ鼻(ひじりがはな)という名の日本海に突き出た小さな岬の上にある展望台で、撮り鉄の通称は「米山俯瞰」。私がここを訪れるのは今回が初めてですが、過去にはソネブロ仲間の「やまびこさん」や「gardenwalkerさん」などが同地で素晴らしい写真を撮影されていて、私も一度は訪れてみたいと思っていた念願の撮影地なのです。子供たちが涼しげに泳ぐ海水浴場を横目に、汗をだくだく流しながら丘の上へと続く坂道を上り切ると ε~ε~ε~(;;´□`;)ハァハァ、そこには期待に違わぬ雄大な海景色が広がっていました w(*゚o゚*)wオオー!。う~ん、気持ちイイ!(・∀・)イイッ!

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聖ヶ鼻展望台こと、米山俯瞰からの眺め。
右手に日本海、左手に米山の集落、
そして中央から左へゆるいカーブを描くのが、
信越本線の線路です。

ところが、一息ついてからよ~く眼下を眺めてみると・・・(@_@*)ンン!? なんと砂浜の一角に、この景色に不釣り合いな「ユンボ(小型のショベルカー)」が見えるではありませんか! Σ(゚□゚(゚□゚*)ナナナ、ナニーッ!! 何でこんなところにユンボが・・・orz 本格的な海水浴シーズンを前に護岸工事でも行なわれているのか? しかもコレがまた、いい位置にいるんですよね・・・(´д`;)トホホ…。

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砂浜に鎮座している、緑色のユンボくん・・・(・ω・`) 。

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ここでのファーストショットはEF510牽引の貨物列車でした
(ホントは裏カブりの485系「北越」を狙っていたのは、
ナイショの話 ^^;)。
▲信越本線 米山-笠島

とりあえず、やってきた貨物列車を試し撮りしてみましたが・・・う~む、やっぱりユンボが気になるよなぁ・・・(-"-;*)ウムムム…(ああ、脳内フォトショでユンボを消したい・・・と思うけれど、きっとアノお方はこういうモノは消さないだろな ^^;)。どうしよう、まだ「トワイライト」の通過時間まではたっぷり余裕があるし、今から駅へ戻って青海川か鯨波あたりに移動するか? でも、念願だったこの米山俯瞰での「トワイライト」は捨てがたい。何といっても「トワイライト」に残された夏は、もう今年だけだし・・・(・ω・`)ウーン。私はしばらく悩みつつも、思い切って移動する踏ん切りがつかず、結局はここへ留まることに。ならば、少しでもユンボが目立たないような画角や構図を、自分なりに模索してみます。

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長めのレンズで、ユンボを切ってみました。
やってきたのは485系R編成の「北越」。
背後に写る跨線橋が米山駅です。

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逆に今度は広めのレンズで、風景を大きく入れてみました。
これによって、ユンボも画面上で多少は小さくなります。
走る車両は、上越線でよく見かける緑帯の115系。

望遠を使ってユンボをカットした方は、たしかにスッキリするけれど、列車は正面の顔と編成の屋根しか見えません。せっかくの「トワイライト」なのにサイド(側面)が見えないのは、ちょっともったいない気がします。とすると、ユンボを小さめに見せようとした狙いで撮った、広めの画角か? こちらは列車のサイドは見えるけれど、全体的なゴチャゴチャ感が否めない。どちらも一長一短といったところですが、個人的にはやっぱり列車のサイドは見せたいかなぁ 。ウマくすれば西日も当たりそうだし・・・σ(゚・゚*)ンー。そこで基本的には、広めの画角で構えてみることにしました。

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撮影地脇の斜面には、見事な地層が見られました。
とくにこういうものに詳しいわけではないのですが、
なんだか歴史的なサイエンスロマンを感じます。
(ちょっとミルフィーユっぽいね (´д`) )

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日が傾きかけた頃、先ほど柿崎で見た485系T編成が、
「北越8号」として戻ってきました ヽ(´▽`)ノワーイ♪。
後追いではありますが、ここでT編成が撮れたのは嬉しい収穫。
▲信越本線 米山-笠島(後追い)

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続いて現れたのはこの列車。
キハ40・48を改造したイベント車両「越乃Shu*Kura」。
なんとこの列車は新潟の酒をコンセプトとした観光列車で、
車内では地酒のきき酒などが楽しめるそうです。
一度は乗ってみたいところですねぇ・・・σ(・∀・`)イイナァ…。

今や貴重になった485系使用の定期特急「北越」や、イベント列車の「越乃Shu*Kura」などを撮りながら、本命「トワイライトエクスプレス」の通過をひたすらに待ち続けます マダカナ~((o(゙ε゙)o))ウズウズ。ところが、「越乃Shu*Kura」まではきれいに当たっていた西日がここにきて、時おり雲に隠されるようになってきました ( ̄△ ̄;)エ…。晴天日に本命だけが、まさかの曇り撃沈!? これってまさに「撮り鉄あるある」のひとつなんですが、それだけは勘弁してほしいもの・・・(′□`; )アウウウ…。祈るような気持ちで、雲の流れを見つめます 八(゚ω ゚;) タノム!!。

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「トワイライト」の定時通過まであと数分、
西日にたなびく薄雲・・・日差しは持つか!?

やがて、はるか遠くの海岸線に二つのヘッドライト見えてきました ε-(°ω°;)キタッ! 。かろうじて列車に日は当たっていますが、薄雲の間からこぼれる程度の弱々しいもの。それでも、その光を頼りにして、私はファインダーに集中します。徐々に近づいてくる、ダークグリーンの寝台列車・・・。

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穏やかな黄昏時の日本海を横目にして、
海岸線を進む「トワイライトエクスプレス」。
▲信越本線 米山-笠島

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ダークグリーンの車体に西日を受けて、颯爽と走り抜けます。
臨時列車ながら、現時点で日本一の走行距離を誇る「トワイライト」。
その姿には堂々とした貫禄が感じられました。

「トワイライトタイムのトワイライトエクスプレス」が撮れました~!ヽ(≧▽≦)ノワ~イ!
薄雲がかかりながらも、なんとか日差しが持ちこたえてくれて、車体側面を照らしてくれました。完璧な明るさではないけれど、私的にはこれでじゅうぶんに満足。ああ、日本海側まで来てヨカッタよ・・・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。結局は欲張って、ズームリングを回しながら望遠と広めの二カットにチャレンジ。今回はどうにかウマくいきましたが、気持ちに余裕が無くなるので、もうこんな撮り方はやめよう・・・。やっぱり私には一発必中がいいようです(^^;)ゞポリポリ。

予期せぬユンボの存在に戸惑い、通過直前には沸き出した雲にヒヤヒヤさせられながらも、念願の米山海岸で捉えることができた「トワイライトエクスプレス」。廃止まで一年を切っている今、この列車を象徴するようなシーンで、一枚でも抑えられた事は大きいと思います。「日本最長距離・豪華寝台特急」の勇姿が見られるのもあとわずか。廃止後に悔いの残らぬように記録を残したいところです。

これにて撮影は終了。ところが、線路沿いの道を米山駅へ向かって歩いていると不意に列車の走行音が聞こえてきて、傍らを通過したのは・・・なんと国鉄特急色の485系ではありませんか!∑(=゚ω゚=;) ナニュ!? それはT18編成が登板した快速「くびき野」で、私はまったくのノーチェックでした。あと数分、撮影地で粘っていれば撮れたのに、惜しいことをしたなぁ・・・(・ε・`)チェ。そういえば昨年の秋にも、直江津駅で国鉄色T18編成の「北越」をノーチェックで撮り逃したことがあったっけ。いつもツメが甘いんですよね・・・ ┐(´~`)┌ ヤレヤレ

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日没後の米山駅。
ホームからコバルトブルーの海を眺めていると、
まばゆい光を放つ普通列車が入ってきました。
(ハイビー撃沈!(つ▽≦;)マブシッ!)
コレに乗って、米山をあとにします。
▲信越本線 米山

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帰りは長岡から上越新幹線へ乗車。
この日、三度目となるE4系「Max」ですが、
初めて新色の「鴇色(ときいろ)」編成に当たりました。
ちなみに鴇色とは、
トキの羽のような、わずかに灰色がかった淡紅色(ピンク)
なのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
▲上越新幹線 長岡

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恒例の車内ひとり打ち上げは、長岡で購入した駅弁
「にしんかずのこさけいくら親子めし(¥1100)」
その名のとおり、ニシンと数の子、鮭とイクラという
二組の親子が、四つの飯モノになっています。
見た目に華やかで、味も悪くないのですが、
全部が飯モノなので、ツマミにはどうかなぁ・・・
☆☆☆・・
お供は新潟限定の「風味爽快ニシテ」と、
駅構内の北海道フェアで売られていた、
北海道限定の「サッポロクラシック」。
これは豪華な★ツートップです!口ヽ(>∀<*)クゥーッ!!

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さらに嬉しいことに、「風味爽快ニシテ」の缶には、
新潟の観光列車「SLばんえつ物語」や「きらきらうえつ」、
そして先ほど撮った「越乃Shu*Kura」のイラストが
描かれていました (゚∀゚)オッ!。

しばらくはW杯のテレビ観戦などを優先していたこともあって、久しぶりとなった今回のプチ遠征。撮影の方はちょっぴりグダグダなところもあったけれど、やっぱり駅弁を食べながら列車に揺られる旅は楽しくて、心も癒されます。W杯が終わって、ちょっと「あまロス」ならぬ「W杯ロス」気味の私。それを脱するには、やはりもうひとつの趣味である鉄道に気持ちを持っていくしか無さそうです(他に無いのか!? ヾ(´∀`;) )。

米山1937-(信越1349M)-長岡2035~2043-(上越新幹線Maxとき350号)-東京2228

 

 

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W杯、ドイツ優勝おめでとー!
とりあえず手頃な写真が見当たらなかったので、
ドイツビールで乾杯! 口\(^ー^*) チン♪



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