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中央本線・・・185系 団体臨時列車 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2021.07.10 中央本線
「はまかいじ」が復活?
185系 団体臨時列車 撮影
 
 
国鉄の時代より長らく務めてきた特急「踊り子」号の運用から、今春をもって退いた国鉄特急型の185系 (゚ー゚*)イッパゴ。
役目を終えてすでに廃車された編成もありますが (´・ω・`)ショボン、一部は今も残存して臨時列車や団体列車などに使われており、少し前の拙ブログでも臨時快速列車の「鎌倉あじさい号」をご紹介したのが記憶に新しいところ。細々と生き長らえているといった印象は否めないものの、少しでも活躍の場が与えられているのは当系のファンにとって嬉しいものです ε-(´∇`*)ホッ。
そんな185系を使った団体臨時列車(旅行会社企画のツアー列車)が週末の7月10日に、中央本線の新宿と甲府のあいだで往復運行されるとのこと (゚∀゚)オッ!。中央線での185系といえば、一昨年(2019年)まで土休日を中心に横浜と松本のあいだ(横浜線・中央線経由)を走っていた、臨時特急の「はまかいじ」号が思い浮かびますが σ(゚・゚*)ンー…、それ以外の臨時列車や団体列車として185系が中央線に入線するのは、意外と珍しくて貴重な機会です ( ̄。 ̄)ヘー。国鉄特急型好きの私としては、もちろんこれを撮影したい (・∀・)イイネ。
新宿を始発駅として中央線で運行されるこの団体臨時列車(団臨)は、私が住む地元のあたり、いわゆる“ご近所”でも手軽に撮れるものですが ( ̄  ̄*)ジモティー、とりあえず(?)現時点で“緊急事態宣言(3回目)”が解除されているのなら(7/10現在)、できれば都内の住宅密集地でなく、山あいを走る中央本線らしい自然豊かな場所まで足を伸ばしたくなります σ(・∀・`)ウーン…。翌週からはまた東京都に“緊急事態宣言(4回目)”が発出されることが決定し(7/12から適用)、海の日の四連休も、夏休み(お盆休み)も、遠出がままならない状況となりそうななか (-"-;*)ウグ…、せめて宣言の適用前に運転されるこの185系くらいは、都県境を越えた先の撮影ポイントで撮ることを個人的な判断で決めました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。もちろん、常にマスクを着用するのはいうまでもなく、“密”になるような場所へは行かないなど、感染防止対策に高い意識を持って出かけます。


7月10日(土)


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高尾から乗る松本ゆき普通列車は211系。
(゚ー゚*)ニゲゲ
当系にはセミクロス(ボックスシート)と
ロングシートの編成がありますが、
はたして今回は・・・
▲中央本線 高尾

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ああ、ロングシートか。
個人的にちょっと“ハズレ感”。
( ̄  ̄;)ポテロング…


中央線は首都圏の通勤路線というイメージを持っている方が多いかも知れませんが σ(゚・゚*)ンー…、東京からの快速電車が終点となる高尾で松本ゆきの普通列車に乗り継ぐと、その先は車窓に流れる風景が一変 (*゚ロ゚)ハッ!。自然の緑が豊富な山あいを進むようになり、高尾より先(西)の区間が通称で“山線”と呼ばれるのも頷けます ( ̄∇ ̄)ヤマセソ。
そんな山線は中央線沿線のウチ(自宅)からだと、比較的手軽に旅情ある鉄旅が味わえることで、コロナ禍となる前はひと月かふた月に一度くらいの頻度でちょくちょく“乗り鉄”や“撮り鉄”に訪れていたものですが ...(((o*・ω・)o、緊急事態宣言が乱発(?)された今年に入ってからは、なかなかここまで来ることができず(高尾の先で都県境を越えることになるため)、山線の列車に乗るのは昨年の9月に山梨の勝沼へ“シャインマスカット”を買いに行って以来(いや、鉄ブログならば「笹子で四季島を撮って以来」と書くべきかw)、今回が実に10ヶ月ぶりのこと (*´∀`)ノ゙オヒサ。
久しぶりにボックスシートで山線の車窓風景を味わいたかったけど、松本ゆき普通列車の211系は無情にもロングシートの編成ですた ( ̄  ̄;)ロング…。まあ、コロナの感染予防という見方をすれば、対面式のボックスより横座りのロングのほうが、いいような気はするけど。


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中央線の車窓名所、
鳥沢〜猿橋の新桂川橋梁から望む風景。
(「゚ー゚)ドレドレ
山に雲が低く垂れ込めているように見えますが、
予報だと今日の天気は晴れるらしい。
▲中央本線 鳥沢-猿橋


まだ梅雨は明けていないものの(7/10現在)、昨日まで降り続いていた雨は上がり、今日の関東地方は“曇り時々晴れ”の予報 (゚∀゚)オッ!。それを受けてか、車内にはハイキングや登山に行かれると思われるアウトドア系の人たちが多く見られ、高尾を発車した時点で列車の座席はほぼ埋まるくらいの乗車率でしたが、ハイキングコースのある藤野(ふじの)や上野原(うえのはら)、さらには富士山や河口湖方面へ向かう富士急行線と接続する大月(おおつき)で大半の客が下車し、その先はガラガラに空きました (´ー`)マターリ。
さて、私の目的地はというと、好天が期待できるならこのまま列車に乗り続けて、小淵沢(こぶちざわ)、諏訪(すわ)、松本へ・・・と、つい進みたくなるところですが、撮影目的の185系は甲府までの運転なので、その手前の撮影ポイントを選ばねばなりません σ(゚・゚*)ンー…。笹子峠の長いトンネルを抜けた先に位置する甲斐大和(かいやまと)で、私は列車を降りました (・ω・)トーチャコ。


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高尾から普通列車で一時間、
山梨県甲州市の甲斐大和で下車。
(・ω・)トーチャコ
駅名は旧・大和村が由来ですが、
大和村は2005年に附近の市町と合併し、
甲州市となりました。
▲中央本線 甲斐大和


高尾0614-(中央427M)-甲斐大和0711


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甲斐大和の駅前に立つ像は、
武田信玄の四男で
武田家最後の将である武田勝頼。
(゚ー゚*)カツヨリ
織田・徳川連合軍との戦いにおいて、
追いつめられた勝頼とその一族は
この地(天目山)で自害したことから、
甲斐大和は「武田家終えんの郷」とされています
(・o・*)ホホゥ。

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ウチのほう(都内の自宅近辺)だと
もう時期が過ぎた紫陽花ですが、
甲斐大和にある小さな神社の境内では
まだきれいに咲き誇っていました。
私が見る今シーズン最後の紫陽花かな。
(´ω`)シミジミ


目指すのは甲斐大和の駅から歩いて20分ほどのところにある丘の上の高台で、そこまでの道のりは急な坂道を上らねばなりませんが、険しい山道を歩くようなキツさはなく、お手軽なハイキングコースといったところ。それでもコロナ禍でなまった私の体はすぐに息が切れ、情けなくも運動不足を痛感します ε〜ε〜ε〜(((;´Д`)ヒィ…ヒィ…。
額にしたたる汗を拭いつつ、荒い息でたどり着いた目的地 ε-(´o`;A フゥ…、そこからはこんな景色が広がっていました (「゚ー゚)ドレドレ。


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上り坂がちょっとキツい
丘の上の農道を歩き進み・・・
...(((o*・ω・)o

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やってきたのはこんな場所。
柵の向こうには中央自動車道があるので
「立ち入り禁止」の札がかけられていますが、
柵の手前からカメラを構えるのは問題ありません。

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万緑の山裾を
白い車体の特急「あずさ」(E353系)が、
颯爽と走りゆきます。
あ、マンダーラになっちまった・・・。
マソダーラ♪ヽ(・ω・。ヽ)(ノ。・ω・)ノマソダーラ♪
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷


甲州の深い山あいを縫うように走る中央本線の列車、それを山裾のわずかな空間に望むことができる、いかにも“山線”らしいスケールの大きな撮影ポイント (゚∀゚*)オオッ!。
ここで撮るお目当ての185系はきっといい絵になるだろうという期待感とともに (・∀・)イイネ、コロナ禍でなかなか遠出ができない状況のなか、このような壮大な自然風景を気持ちが欲していたというのが、私が当地を選んだ大きな理由です (´ω`)ナルヘソ。
天気は予報のとおりに晴れてきたものの、上空はけっこう雲が多い状況で、最初に撮った特急「あずさ」(E353系)は雲影によって情景がマンダーラ(まだら模様)となってしまいました (´д`;)アウ…。そして空がクリアな青空でなく白っぽくなるのなら、アングルへ無理に空やピーク(山のてっぺん)を入れる意味はないかな・・・ σ(゚・゚*)ンー…。


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甲高いブロア音を山間に響かせて、
山岳路線に適したEH200形電気機関車が
タンク車を連ねて現れました。
( ̄  ̄*)ブルサン
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷


しばらくしてやってきたEH200形が牽く貨物列車(81レ)では、アングルから空やピークをカットして、ためしに背景を一面の緑にしてみました (^_[◎]oパチリ。個人的にこのほうがバランスいい気がします。今はまだ車体側面への日当たりが薄いけど、たぶん185系のころにはいい感じになるハズ (゚ー゚*)ハズ。
ところでこの場所、中央線の撮影ポイントのなかではメジャーなほうで、この日も私と同様に185系を撮りに来られる同業者がけっこういるのではないかと想定していたのですがσ(゚・゚*)ンー…(もしも“密”になるような状態なら、別の場所も考えていた)、私が現地に着いた時点での先客はお一人のみ (*・ω・)ノ゙チワッス。その後は185系が通過する直前に、もう一人の方が少し離れたところへ加わった程度で、結果的にここでの撮影者は私を含めて三人だけでした。
「イッパーゴ(185系)にしては、意外と少ないっすね・・・( ̄ω ̄*)スクナイネ」と、同業者の方もおっしゃっていますが、考えてみたらこの場所を通過する185系は先述したように、一昨年まで特急「はまかいじ」として毎週末のように見られていたものなので、今さらここを撮影地に選ぶ人は少なかったのかもしれません ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。やはり185系の入線実績が稀な新宿~立川あたりで撮られる人が多かったのかな? まあ、何にしても今のご時世、人が多く集まるよりは少ないほうが助かります (-`ω´-*)ウム。


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そろそろ185系の通過時刻ですが、
上空には雲が・・・
σ(・ω・`)ウーン…


ここで撮影を始めたころは、雲の流れによって日が当たったり翳ったりを繰り返していましたが ハレル?(゚∀゚≡゚д゚)クモル?、時間が経つにつれてだんだんと空を雲が広く覆うようになり、日の差す時間が短くなってきました。185系のタイミングに合わせて太陽が顔を出す“晴れ運”の降臨を願うけど、これはちょっとキビシい状況かなぁ σ(・ω・`)ウーン…。
そんななかで聞こえてきたのは、山あいに響く185系のモーター音・・・ (*゚ロ゚)ハッ!!。


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イッパゴ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
メインのアングルだと山深い印象の撮影地ですが、
その前に集落をかすめて走る下り列車の姿が
チラッと確認できます(笑)
|д゚)チラ

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「はまかいじ」の運行終了後、
ひさしぶりに甲斐路へ戻ってきた185系。
列車を包むような夏山の緑に
車体のグリーンストライプがマッチします。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷


中央線でイッパーゴが撮れました~! ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
185系の代名詞でもある特急「踊り子」は青い海を背景にしたシーンが似合うけど、緑豊かな山あいを走りゆく185系の姿はまさにかつての特急「はまかいじ」そのもので、これもまた風景にマッチしているではありませんか +。:.(´ω`*)シミジミ.:。+゚。
それだったら現役のときの「はまかいじ」をこの場所でしっかりと記録しておくべきだったのかもしれませんが (´・ω`・)エッ?、おろかにも撮り漏れてしまった“忘れ物”を今回は個人的にリカバリー(回収)できたといったところでしょうか ☆.(○≧ω')ゞ テヘ。いつ全車(全編成)が廃車になってもおかしくはない現状の185系ですから、いま一度ここで撮るチャンスを与えてくれたことに感謝です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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参考としてこれが
一昨年まで中央本線で運転されていた
185系の特急「はまかいじ」。
専用のイラストマークが掲げられていました。
(゚ー゚*)ハマカイジ
ちなみに撮影ポイントは異なりますが、
今回と同区間(甲斐大和~勝沼ぶどう郷)で
撮影したものです。
▲17.5.3 中央本線 甲斐大和‐勝沼ぶどう郷

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そして2021年の夏、
団臨として中央線を走行した185系。
これが最後の入線とならないことを
ファンとしては願うばかりです。
(廃回で通過するかもしれないけど・・・^^;)
▲中央本線 甲斐大和‐勝沼ぶどう郷


残念ながら太陽は雲に隠されたままで、185系の通過時に日差しが回復することは無かったけど (・ε・`)チェ、翳られても山の緑に映える185系はそれほど暗い印象の画にはならなかったので、まあヨシとしますか (+`゚∀´)=b OK牧場!。
ファインダー越しに見送るなか、185系は一路、甲府へ向かって走り去ってゆきました。


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当地は庭石材として使われる
甲州鞍馬石(花崗閃緑岩)の産出地で、
甲斐大和の上りホームには
石灯籠などが置かれています。
そのホームに普通列車が入ってきました。
▲中央本線 甲斐大和

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今度の211系はセミクロス編成でした。
(゚∀゚)オッ!
やっぱりボックスシートに座ると旅情が増します。
しかもすいているので、さらに良し。
(´ー`)マターリ


さて、中央線の新宿と甲府のあいだを一往復する185系の団臨、その復路は夕方の17時過ぎに甲府を発車するため、ひとまず(?)185系の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
でも、せっかく久しぶりに山梨のほうまで来たのに、これだけで帰ってしまうのはちょっともったいない気がします σ(・∀・`)ウーン…。しかも185系を撮影したときには雲が広がっていたのに、甲斐大和から上りの普通列車に乗って笹子峠のトンネルを抜けると、その先はスッキリと晴れているではありませんか ( ̄  ̄;)ハレテル…。う~ん、この好天のもとでもう少し何か撮っていきたいな・・・。
そこで私が次に下車したのは、甲斐大和から上り方向へ三駅目の大月 (゚ー゚*)ミヤコ。中央線と富士急(富士急行線)の乗換駅です。


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JR中央線の大月。
丸太を組んだモダンな山小屋風の駅舎は
アウトドアブームを意識して
近年に多く見られる駅舎のスタイルですが、
当駅舎は1928年(昭和3年)に建造された
歴史あるものです。
(´ω`*)シブイ
ちなみに右奥に見えるのは
大月のシンボル的な存在の岩殿山。
▲中央本線 大月

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いっぽう、こちらは神社・・・でなく、
富士急行線の大月。
信仰対象となる富士山への玄関口として、
駅舎の正面には鳥居が備えられています。
幵 (-人-*)パンパン
▲富士急行大月線 大月

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駅横の踏切から富士急の構内を覗くと、
8500系の「富士山ビュー特急」(左)と
普通列車用の6000系(右)が待機しています。
(゚∀゚)オッ!
▲富士急行大月線 大月
(開いている踏切から撮影)


中央線の上り列車が大月に着くところで車窓越しに私の目に留まったのは (=゚ω゚=*)ンン!?、富士急行線ホームに停まっていた深紅の特急型車両。8500系の「富士山ビュー特急」です (゚∀゚)オッ!。
しかし、乗っていた中央線の車内放送によると、次の富士急の接続列車は「ビュー特急」でなく、普通列車の河口湖ゆきと案内されているため、ひょっとしたら特急よりも先行して沿線の撮影ポイントにたどり着けるのかもしれません σ(゚・゚*)ンー…。
はたして駅の時刻表を確認すると、「ビュー特急」が大月を発車する時刻は今から約一時間後の11時51分で、その前には11時01分発の普通列車があります (・o・*)ホホゥ。もちろんこんなことは事前に調べてくれば分かることなのですが、中央線の車窓で「ビュー特急」の姿を目にしてから急きょ富士急に立ち寄ってみようかと考えたため、行き当たりばったりでウマく撮影プランが組めたのはちょっと嬉しい展開でした ъ(゚Д゚)ナイス。


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「富士山ビュー特急」より先行する普通列車は
何やら賑やかなアニメのラッピングが施された
「NARUTO×BORUTO富士木ノ葉隠れの里」号。
この富士急6000系は元・JRの205系です。
( ̄∇ ̄*)ニマゴ
▲富士急行大月線 大月


折り返し運転に備えて車内清掃を行っている「富士山ビュー特急」を横目に、先行する河口湖ゆきの普通列車は大月を発車しました ...(((o*・ω・)oオサキ。
富士急行線(大月・河口湖線)は、大月を起点に、都留市(つるし)、三つ峠、下吉田、富士山、富士急ハイランドなどを経て、河口湖に至る、全長26.6キロのローカル私鉄(中小私鉄)路線 ( ̄  ̄*)フジキュー。元・京王5000系の現・1000系や元・JR205系の現・6000系を使用した普通列車での地域輸送を担うほか、沿線に富士山の登山口や富士五湖、富士急ハイランド(遊園地)といった観光地を擁する当線には、観光特急の「フジサン特急(元・小田急20000形の現・8000系)」や「富士山ビュー特急(元・JR371系の現・8500系)」が運行され、さらには中央線からE353系の特急「富士回遊」も乗り入れるなど、ローカル線にしては列車がバラエティーに富んだものとなっています ( ̄。 ̄)ヘー。


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大月を発車した富士急の列車は
すぐに左へ大きくカーブして中央線と分かれ、
南に進路を取ります。
▲富士急行大月線 大月-上大月(車窓から)


私が富士急に乗るのは、2018年の冬以来となる三年ぶり。ちょっと前までは、国鉄型車両の189系が使われた「ホリデー快速 富士山」や、115系の普通列車(中央線からの直通列車)などを撮りに、ちょくちょく訪れていたのですが、その国鉄型の両形式が引退してしまってからはご無沙汰していました (*´∀`)ノ゙オヒサ(115系のあとを引き継いだ211系も、そしていま乗っている富士急の6000系(元・205系)も、いちおう国鉄型なんだけどね・・・)。


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田野倉と禾生のあいだで車窓に見える
この壮大な高架橋は
リニア中央新幹線の試験線。
(゚ω゚*)リニヤモーターカー
最高時速500キロを出すリニアの下を
時速50キロくらいの富士急がくぐります。
ノコノコ...(((o*・ω・)o
▲富士急行大月線 田野倉-禾生(車窓から)


そんな富士急行線でいちばんの見どころは何といっても、条件が良ければ車窓からも拝める雄大な富士山 (゚∀゚*)オオッ!・・・なのですが、天気が好転したとはいえ今日の富士山には雲がかかっていて、その山容はほとんど見えません ( ̄  ̄;)ミエナイ…。それならば富士山はきっぱりと諦めて、いまの時期らしい夏の緑が望める撮影ポイントへ向かうこととしましょう σ(゚・゚*)ンー…。
下車したのは大月から三駅目の禾生(かせい)。


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リニアの高架をくぐった先にある
山梨県都留市の禾生で列車を降りました。
当駅は漢字を見てもパッとは読めない
ちょっとした難読駅名ですね。
(゚ー゚*)カセー
▲富士急行大月線 禾生


甲斐大和0955-(中央534M)-大月1012~1101-(富士急13)-禾生1111

富士山には雲がかかっていても、私の頭上に雲は無く、夏の日差しが容赦なく照り付けます p(;′□`A)アヂィィィ・・・。徒歩鉄にはキビシい暑さですが、幸いにも目的地の撮影ポイントは駅から歩いて10分程度で到達できるお手軽な距離。線路沿いの道を進むと、涼し気な川の流れる音が聞こえてきました (=゚ω゚=*)ンン!?。


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やってきたのはこんなところ。
(・ω・)トーチャコ
桂川に架かる富士急の鉄橋を
並行する道路橋の歩道から望めます。
奥のほうに見える白い線のようなものは
先ほどくぐったリニアの高架橋。

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まずやってきた列車は・・・
あれ?富士急の電車でなくJRの211系?
(゚ー゚?)オヨ?
これは中央線へ直通運転する普通列車で、
JRの車両が使われています。
ちなみに数年前までこの運用には
スカ色の115系が使われていました。
▲富士急行大月線 田野倉-禾生(後追い)


アユ釣りで知られる清流の桂川、そこに架けられた富士急行線のガーダー橋(鉄橋)はまわりを自然の緑に囲まれて、ちょっとした渓谷のような雰囲気です (・∀・)イイネ。
私が撮影ポイントに着くと、息をつく間もなくすぐに中央線へ直通する211系の上り普通列車(1454M)が通過 ( ̄  ̄*)ニゲゲ。とりあえずパッとカメラを構えて撮ってみましたが (^_[◎]oパチリ、もう少し川の流れを見せて清涼感のある画にしたいところですね・・・ σ(゚・゚*)ンー…。それを踏まえてアングルを立てなおし、お目当ての「富士山ビュー特急」を迎えます 。
このあたりの線形は急なカーブが多くて、たとえ“特急”であってもゆっくりとした低速で橋上に姿を見せました ...((((=゚ω゚)ノ゙ヤア。


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風に揺れる木々のざわめきや
渓流のせせらぎをかき消すように、
煉瓦色に塗られた流線形の特急列車が
轟音を響かせて鉄橋を渡りゆく。
▲富士急行大月線 田野倉-禾生


あさぎりビュー特急が撮れました~! ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
里山の深い緑に映える煉瓦色の8500系「富士山ビュー特急」。当系の先頭部は、正面から見るとぼてっとしたタマゴのような印象ですが (゚ー゚*)ボテ、横から眺めると意外とシャープな流線形をしており (`・ω・´)キリッ!、いまの時間帯(正午ごろ)はまだ列車の車体側面まで日が当たらなかったものの、前面のみが照らされたことで、むしろ当系の特徴的なデザインが際立ったように思います 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
そしてアングルは背景の山よりも、手前に川の流れを大きく入れたくて、タテ位置の構図にしてみました (^_[◎]oパチリ。さっき211系を撮ったアングルより、少しは清涼感が増したかな?


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その名の通り
大きな窓からの眺めが自慢の
「富士山ビュー特急」。
ふつうの指定席、自由席のほか、
車内でご当地のスイーツなどが味わえる、
「スイーツプラン」なども設定されており
(現在は休止中)、
コロナが落ち着いたらぜひ、
乗車も楽しんでみたいものです。
▲富士急行大月線 田野倉-禾生


鉄橋を渡って走り去った「富士山ビュー特急」。これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
富士急の沿線には、ほかにもっと魅力的な撮影ポイントが数多くあるけれど、今回は185系のついでにちょろっと当線へ立ち寄ったつもりなのであまり路線の奥までは進まずに(富士山は雲隠れしていたしね)、大月から近いこの禾生くらいの場所が個人的にちょうど適度でした (o ̄∇ ̄o)オテガル。それでも緑が濃い夏らしい風景のなかで撮れた「富士山ビュー特急」は、手軽な場所ながら満足のいく結果が得られたと思います (+`゚∀´)=b OK牧場!。

さ、ハイキングや富士山帰りの行楽客で混む前に、まだ空いている時間の列車で帰るとするか・・・カエロ…((((o* ̄-)o。


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禾生のホームに入ってきた
大月ゆき上り普通列車。
その6000系の前面には
富士山のヘッドマークが掲げられています。
(=゚ω゚=*)フジ?
▲富士急行大月線 禾生

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帰りの電車の車窓から、
先ほどの撮影ポイントを眺めます。
手前の橋が立ち位置で、
背後の高架は中央道の河口湖線。
▲富士急行大月線 禾生-田野倉(車窓から)

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富士急の“プチ撮影”を終えて、
中央線と接続する大月に戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
あらためてヘッドマークをよく見ると、
「富士山駅誕生10周年記念」と書かれています。
富士吉田市にある富士山(駅)は
富士山観光の玄関口としての知名度を上げるため、
2011年に「富士吉田」から改名されています。
▲富士急行大月線 大月


禾生1214-(富士急16)-大月1230


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その富士吉田の名物が
日本一硬いうどん(?)といわれる、
コシの強い“吉田うどん”。
それが食べられるお店が大月にもあり、
昼食にいただきます。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
うどんのコシの強さだけでなく、
馬肉煮や茹でキャベツが乗せられるのも
吉田うどんの特徴。
暑い日に汗をかきながら食べる、
熱くて硬いうどん、ウマいなぁ・・・。
(゚д゚)ウマー!


団体臨時列車として中央本線に入線した185系を撮りに、少し足を延ばして訪れた山梨県の甲斐大和 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。梅雨明け間近の不安定な空模様で、185系は惜しくも日当たり不十分だったけど σ(・∀・`)ウーン…、それでも今後の動向が気になる当系の記録としては大事な一枚が残せたと満足しています (´ω`*)ヨカヨカ。また、帰りがけには少しだけ富士急行線にも寄ることができて、「富士山ビュー特急」が撮れたことだけでなく、目に優しい木々の緑と自然の美味しい空気、清流のせせらぎが聞こえるのどかな山里の情景は、いろいろと制限が多いコロナ禍でのいいリフレッシュになりました (´ー`)マターリ。
この時は“緊急事態宣言”が一時的に解除されていたとはいえ、都県境をまたいでの移動にちょっとためらうところはありましたが、先日にご紹介した秩父鉄道の「聖火リレー列車」と、今回の185系団臨だけは、行ってよかったと思っています (-`ω´-*)ウム。


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大月から乗る中央線の高尾ゆき普通列車。
この211系はロングシートでした・・・。
( ̄  ̄;)ポテロング…
▲中央本線 大月


大月1315-(中央1456M)-高尾1351

この山梨へ行った翌日(7/11)には関東甲信地方で梅雨明けが発表されたものの (゚∀゚)オッ!、翌々日(7/12)からは東京に“4度目の緊急事態宣言”が発出 (´д`;)アウ…。都民の私は残念ながら今夏も遠出の旅行を断念せざる終えない状況となってしまいましたが(未使用の「青春18きっぷ」を払い戻してきたよ・・・(・ε・`)シャーナイネ)、基本的な感染予防対策やワクチンの接種など自分にできることをやって、今はとにかく事態が収束するのを焦らずに待つしかないですよね ( ̄ω ̄;)ワクチンカカリチョー。ワクチンを打っていても、今の都市圏の爆発的な感染拡大は怖いもんなぁ・・・ ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ。


*この記事は7月10日現在の様子をもとに作成したものであり、コロナ禍における状況の著しい変化に内容が伴っていない場合があるかもしれませんが、どうかご了承ください m(_ _)m。