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関西出張鉄03・・・京阪石山坂本線 80型復刻色 撮影記 [鉄道旅行記]

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2016.11.02~05
関西出張鉄03
滋賀・京阪石山坂本線
「80型復刻色」編成 撮影記
 
  

前回からの続きです。
11月の第一週に仕事の出張で訪れることになった関西 シュッチョー…((((o* ̄∀)o。私はそのついで(?)に、仕事への支障が出ない範囲での鉄活動(撮り鉄や乗り鉄)、いわゆる「出張鉄」を楽しんでいます。スケジュールの中日となった11月3日(木)は「文化の日」の祝日 σ(・∀・*)オヤスミ…。そのお休みを活かしてこの日の私は、滋賀の大津でたまたま催されていた京阪大津線の車庫公開イベントを訪れ ε=┌(;゚д゚)┘オケーハソ!、京都の宇治で奈良線を走る国電型の103系を撮り ε=┌(;゚д゚)┘ナラセソ!、そしていま話題の新・鉄道名所である「京都鉄道博物館」の見学 ε=┌(;゚д゚)┘テッパク! ・・・と、慌ただしいながらも鉄道三昧の一日を楽しみました (*⌒∇⌒*)タノシカッタ♪。

これで今回の「出張鉄」には満足し、あらためて翌4日(平日の金曜日)の出張業務へと臨まなくてはいけません ε-(-ω-;)オシゴト…。でも私にはひとつだけ、どうしても心残りなことがあります σ(・ω・`)ウーン…。それは京阪石山坂本線(大津線という括りの一路線)で運行されている記念電車、「80型塗装復刻色」編成の走行シーンが撮れなかったこと (゚ー゚*)フッコク…。前々回の記事でご紹介していますが、3日の私が最初に訪れた京阪大津線でのお目当ては、かつて同線(地上線時代の京津線)で活躍していた、古い80型電車の塗色を現行車両の700形に再現したという、いわゆる「復刻色」の記念電車を撮ること (゚∀゚*)オオッ!!・・・だったのですが、幸か不幸か、この日はちょうど大津線の車両基地公開イベント(大津線感謝祭2016)の日と重なってしまい ( ̄△ ̄;)エ…、車庫の構内に展示してあった同車の姿は拝めたものの、走行シーンを撮ることはできなかったのです (´д`;)アウ…。車庫の公開も貴重な機会ではあるけれど、やはりせっかく大津まで来たのならば、お目当ての復刻色は動いている(走っている)ところが撮りたかったところ・・・σ(・∀・`)ウーン。

そんな復刻色編成は京阪の公式HPにてあらかじめ運行が公表されており、それによると翌4日の同車は通常の平日ダイヤにて朝から運転される予定だとのこと (゚∀゚)オッ!。これはひょっとして朝早く行けば仕事先へ行く前に、一本(一運行)くらいは復刻色を撮ることができるかも・・・(☆∀☆)キラーン☆ またそんな企みを思いついた私は、3日の宿泊地を大津にしてしまいましたψ(*`∇´)ψウケケ(どうせこの時期(観光ジーズン)の京都は空室が少なく、宿代も高いしね・・・)。

というワケで今回は、前日に続いて訪れた、京阪石山坂本線での「80型復刻色」の撮影記です。リベンジというほどではないけれど、お目当ての復刻色が走っているところを今度こそ撮れるのでしょうか? (*`・ω・´)-3フンス!
 

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京阪のHPで公開されている、
「80型塗装復刻色」の運転予定時刻表。
4日の金曜日は平日ダイヤにて運行予定となっています。

 
 

11月4日(金)

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日本最大の湖・琵琶湖の南岸に位置する大津。
私が宿泊したビジネスホテルからも
歩いて湖畔へと出ることができました。
きょう~も、いい天気 ~ (´▽`*)♪

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港に停泊していたのは立派なお船。
マークトウェイン号? ヾ(´∀`;)ソレ、ディ◯ニー
いや、これは琵琶湖の南側(南湖)を周遊する遊覧船で
ミシガン号という船名だそうです。

琵琶湖畔の街・大津で迎えた関西出張三日目(・・・って、前日の二日目は祝日で、遊んでいただけだけれど ^^;)の朝 (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。宿泊していたビジネスホテルでの朝食を軽く済ませて、さっそく「80型復刻色」の撮影へと向かいます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。前々回の記事でも触れていますが、お目当ての復刻色を纏った電車が走るのは、大津市内の石山寺から浜大津を経て、比叡山の麓にある坂本までを結ぶ、石山坂本線(いしやまさかもとせん。以下、石坂線と略)σ(゚ー゚*)イシザカコージ…。同線はその大半の区間がふつうの路線と変わらない専用軌道(ふつうの線路)ですが、途中の浜大津から三井寺(みいでら)のひと駅間のみ、道路上に線路が敷かれた併用軌道(いわゆる路面電車)となっており、それがひとつの特徴となっています (・o・*)ホホゥ。関東での同形態路線を挙げるとしたら、湘南を走る江ノ電が近い感じでしょうか(同線も大半が専用軌道ですが、江ノ島~腰越のひと駅間のみ併用軌道)σ(゚・゚*)エノデソ…。ならばやはり、その特徴的な併用軌道の区間で復刻色を撮りたいところ (・∀・*)トリタイ。そもそも今回の復刻色の元となっている80型はかつて、京都の三条通に線路が敷かれていた併用軌道時代の京津(けいしん)線で活躍した電車ということもあり(詳しくは前々回を参照)、併用軌道の区間で撮ることでよりいっそう当時の面影が感じられるのではないかと思います (σ´∀`)σイイネ。そこで私がホテルから歩いてやってきたのは、併用軌道区間の東側に位置する浜大津。このあたりで撮影ポイントを探してみることにしました...(((o*・ω・)o。

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石山坂本線と京津線の分岐駅・浜大津。
ちょうど京津線の電車が駅を発車するところです。
m9(`・ω・´)シュパーツ!
前日の私は当駅で京津線から石坂線へと乗り換えて、
近江神宮前で開催されていた
大津線車庫の公開イベントへと向かいました。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津

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建ち並ぶ家々を横目に見て、
道路上に線路が敷かれた併用軌道区間を走る
石坂線の600形。
この濃淡の二色に分けられた緑が、
石坂線を走る電車の標準色です。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 三井寺-浜大津(後追い)

線路が敷かれた道を浜大津から三井寺の方へ向かって歩くとすぐに、併用軌道らしい雰囲気が手軽に撮れそうな場所を見つけられました (゚∀゚)オッ!。ただし、前日に続いて朝から秋晴れのいいお天気に恵まれたこの日は、絶好の撮影日和 (´▽`*)イイテンキ♪・・・なのですが、道路脇に家々がひしめき合うような併用軌道での撮影となると、晩秋の低い朝日に照らされた建物の影落ちがかなり煩わしくて、ちょっとアングル選びを悩ませます (´~`;)ウーン。もう少し遅い時間帯ならば、道路までスッキリと日が当たるようになるのではないかと思われますが、このあとに仕事が控えている私には日が高くなるまで待つ余裕はありません 乂`・д・´)ダメッ!。まあ、なんとか影の合間を縫うようなアングルで、カメラを構えてみましょう (・ε・`)シャーナイネ。

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併用軌道上で行き交う、700形(右)と600形。
現在の石坂線はこの二形式が使われています。
ちなみに左の600形(611-612編成)のカラーは、
比叡山のケーブルカーをイメージしたもの。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 三井寺-浜大津

まずは本命の復刻色が来る前に試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。すると、たまたまファインダー内で、600形の坂本ゆきと700形の石山寺ゆきがすれ違ってくれました (゚∀゚)オッ!。これは幸先の良い、ちょっぴりラッキーな一枚 (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。ここは道路に落ちる建物の影落ちに気を使うものの、ウマく影をかわしてシャッターを切れば、電車の正面にはキレイに日が当たります (´▽`*)パリジュン♪。そんな影落ちや光線状態を考慮したこと、さらには京都と滋賀の県境にそびえる如意ヶ嶽(にょいがたけ)の山並みを電車の背景に引き付けたいという意図から σ(゚ー゚*)ニョイ?、ここでは望遠レンズを使い、正面気味のアングルで狙うことにしてみました m9(`・ω・´)ケテイ!。そして道路の片隅で待つこと数分、やがて運転予定時刻表に掲載されていた通りの時間に現れたのは、あのシブい抹茶色の電車・・・キタ──.∵・(゚∀゚)・∵.──ッ!!

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朝日に照らされて道路上に姿を見せた、
「80型復刻色」の701-702編成。

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80型を彷佛とさせる出で立ちとなった700形が、
大文字山を擁する如意ヶ嶽の山並みを背に、
石山坂本線の併用軌道をゆっくりと走りゆきます。

80型復刻色が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
人通りやクルマの通行が少ない朝の併用軌道を静々と進む、かつての80型塗装を纏った700形。もちろん京津線の80型を知る世代としては懐かしさもあるけれど (*´ω`*)ナツカシス、この上品な色の電車がまた、併用軌道と言う独特な街なみによく合うんだよなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そして背景の山並みもどこか京都や大津らしさを思わせる、いい感じになってくれました。このぎゅっとした圧縮感、荷物になるから迷ったけれど、ああやっぱり望遠レンズを持って来といてよかったなぁ・・・ъ(゚Д゚)グッジョブ(←出張に長玉まで持ってくなっ!w)。そして朝の限られた時間ではあるけれど、あらためて走行シーンの撮影に来てよかったなぁ・・・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ(←出張中のクセにっ!w)。秋晴れのキレイな日の光にも恵まれて、これは大満足の一枚となりました マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。

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去りゆく復刻色の後ろ姿をもう一枚。
道路に引かれた線路の曲線美がたまりません。
まわりの情景は異なれども、
カーブをゆくこの色の電車を見ると、
かつての蹴上(けあげ)付近を思い出します。
(ノ∀`)ナツカシス。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津-三井寺(後追い)

お目当てだった復刻色の走行シーンをカメラに収めることができて、とりあえずひと安心 ε-(´∀`*)ホッ。でも実は全線の距離がわずか14キロと、それほど長くはない石坂線。石山寺へ向かった復刻色は30分後に再び、この浜大津へと戻ってきます (=゚ω゚)ノ タライマ!。ちょっとギリギリになるけれど、どうにか仕事の予定には間に合いそうなので σ(・∀・`)ダイジョブ…カナ?、私は未練がましくもう一度だけ、復刻色が折り返して来るのを待ってみることにしました m9っ`Д´)モウイッチョ、イッテミヨー!。そうと決まれば、先ほどの復刻色は正面気味に撮ったので、今度はもう少しサイド(車体側面)がわかるように撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー…。そこで私が次にやってきたのは、浜大津駅へのアプローチとなっているペデストリアンデッキ。

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浜大津駅前の交差点、
京津線との分岐点付近をゆくのは、
乾電池(エボルタ)の広告ラッピングが施された、
600形(605-606編成)。
おや?何やら女の子が描かれた電車が
裏カブりしていますね(笑)
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津付近(後追い)

今朝の最初に通った時から、ちょっと気になっていたデッキからの眺め。ためしに上がってみると (「゚ー゚)ドレドレ、少し高い目線で浜大津駅前の交差点を横切る電車の姿を撮ることができ、なかなか悪くない感じです (・∀・)イイネ!。私は復刻色が折り返して来るまでの待ち時間で、他にもいろいろとアングルを模索してみましたが o(- ̄*o))))...ウロウロ...((((o* ̄-)o、目線の高い俯瞰気味という他よりも変化のある画が気に入り、このデッキの上から復刻色を撮ることに決めました m9(`・ω・´)ケテイ!。しかし・・・( ̄△ ̄;)エッ…

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賑やかな浜大津の駅前を堂々と横切る、
「80型復刻色」の700形。
サイドから眺めると、700形の側扉は片側二カ所で、
三カ所だった80型とは若干の違和感を覚えるものの、
それでもその忠実な塗り分けに懐かしさを覚えます。

も一度、80型復刻色が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
・・・が、たしかに狙い通りのサイドがよくわかるような角度で撮れたことは良かったけれど、思ったよりも車体にかかったケーブルの影がウザいなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン… 。実は試し撮りした「エボルタ」の広告ラッピング車(605-606編成)も、よく見ればケーブルの影が車体にかかっているのですが、その派手なラッピングのデザインであまり目立たなかったんです (゚ー゚;)キヅカナカッタヨ…。しかしシンプルな抹茶色の復刻色では車体にクッキリと影が浮き出てしまい (´д`;)アウ…、これはちょっと残念な一枚になっちゃいました (´・ω・`)ショボン。それでも、先ほどとは違う雰囲気で復刻色が記録できたことは、決して無駄ではない収穫だったと思います ソォ…(´ω`)ネェ…。
 
限られた時間のなかで二回の撮影チャンスに恵まれた復刻色。出来としては満足のいくカットもあれば、そうでなかったものもあったけれど、念願だった同車の走行シーンを撮れたことが嬉しく、とても有意義な仕事前の朝練となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。そろそろ時間がヤヴァイので (;`ロ´)ヤベッ!、これにて京阪石山坂本線の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
 
 
ここからはちょっとオマケ σ(゚ー゚*)オマケ?。
お伝えしてきたように石坂線での私の狙いは、あくまでも「80型復刻色」の700形(701-702編成)でしたが、それ以外にもある意味で「特徴的な編成」の電車が数多く走っている同線 σ(゚・゚*)ンー…。ここでは復刻色が折り返して来るまでの待ち時間などで撮る事ができた各編成を、ちょろっとご紹介したいと思います (^_[◎]oパチリ。ひょっとすると復刻色よりも、こちらの電車を楽しみにしている方のほうが多いのではないでしょうか・・・(笑)

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まずは車体に「鉄道むすめ」がラッピングされた、
700形(709-710編成)(゚ー゚*)テツムス?               。
このラッピング、はじめは京阪の鉄道むすめ、
石山ともか」さん(タイトル写真も参照)のみが
描かれているのかと思ったら、
よくみると青い森鉄道の「八戸ときえ」さんや、
秩父鉄道の「桜沢みなの」さん、
東武の「鬼怒川みやび」さん、「栗橋みなみ」さんなど、
各鉄道のいろいろな方々がいらっしゃいました。
w(゚o゚*)w オオー!!
もう少しサイドから全体図が撮れれば、
イラストがわかりやすかったんですけれどね・・・
(hanamura師匠、スミマセン・・・^^;)。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津付近

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こちらは車庫の公開イベントでも展示されていた
競技かるたが題材のアニメ(マンガ?)、
「ちはやふる」を全面にラッピングした、
700形(704-705編成)(゚ー゚*)チハヤフル。
青と赤のコントラストがキレイなラッピングですね♪
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津付近

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こちらも車庫の公開イベントで展示されていた、
「響け♪ユーフォニアム」を全面にラッピングした、
600形(619-620編成)(゚ー゚*)ユーホ?。
このアニメ、私は見たことが無いのですが、
偶然にも前日に訪れた宇治が物語の舞台だそうで、
奈良線を撮った宇治橋なども聖地のひとつなのだとか。
( ̄。 ̄)ヘー。
(〇〇さん、解説ありがとうございましたw)
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津付近

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そしてもう一編成、これはアニメではなく、
琵琶湖疎水キャンペーンのラッピングが施された、
600形(607-608編成)。
車体にはそのイメージキャラクターの
ゆるキャラと芸人さん(?)が貼られているのですが、
注目すべきはその前面の車番。
よ~く見ると・・・(@_@*)ンン?
▲16.11.4 京阪石山坂本線 三井寺-浜大津

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なんと608号の”6”の数字が、
ゆるキャラの頭の毛になっている!
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
ちなみにこの「О次郎」のアタマのようなキャラクター、
琵琶湖疎水キャンペーンのタイアップ番組を放送する
ABCラジオのキャラで、「エビシー」というらしい。
(゚ー゚*)エビシー…。

 
 

さて、京阪石山坂本線での撮影を終え、私が歩いてやってきたのは ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、JR琵琶湖線(東海道本線)の大津駅。ここから京都方面の下り列車に乗り、私は仕事の訪問先へと向かいます ε-(-ω-;)オシゴト…。ということは今度こそ、これで今回の「出張鉄」はオシマイ・・・でしょうか? σ(・∀・`)オシューマイ?

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琵琶湖線の大津。
新快速も停まる大津市の主要駅です。
ただし繁華街として賑わっているのは京阪の浜大津の方。
その浜大津と大津の間は徒歩で15分程度の距離です。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。
▲16.11.4 東海道本線 大津

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その大津から、まずは下りの普通列車に乗り・・・
▲16.11.4 東海道本線 大津

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隣駅の山科で、
湖西線から直通してきた新快速の姫路ゆきへと乗り継ぎます。
お!新型の225系100番台だ!(゚∀゚)オッ!
▲16.11.4 東海道本線 山科

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そして山科から揺られること30分ちょっと、
新快速を下車したのは、この駅  (・ω・)トーチャコ。
▲16.11.4 東海道本線 大阪

大津0943-(東海道745T)-山科0947~0952-(3433M)-大阪1028

大津から普通列車と新快速を乗り継ぎ、京都を通り越して私がやってきたのは、久しぶりの大阪 (゚ー゚*)オーサカ。そう、実は次の訪問先があるのはこの地なのです。そして今の大阪で気になるものといえば・・・美味しいたこ焼き!?それとも串カツ!? (゚¬゚*)ジュルリ… ではなく、やっぱり「アレ」ですよね σ(゚ー゚*)アレ?。

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大阪と言えば、やっぱりたこ焼き!
さっそく梅田で食べちゃいました。
ああ、大阪のタコ焼きはおっきくてウマいなぁ・・・♪
メチャ(゚д゚)ウマー!
でも、たこ焼きよりも気になる「アレ」とはいったい!?

 
 
 

関西出張鉄、もー少しだけ続きます 。



 



共通テーマ:趣味・カルチャー

関西出張鉄02・・・奈良線103系 撮影記 [鉄道旅行記]

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2016.11.02~05
関西出張鉄02
京都・奈良線
ウグイス色の103系 撮影記
 
  

前回からの続きです。
(スミマセン、あいかわらず今回も長ったらしい記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m。もしくは写真を見ていただくだけでも嬉しいです♪)

11月の第一週に仕事の出張で訪れることになった関西 シュッチョー…((((o* ̄∀)o。私はそのついで(?)に、仕事への支障が出ない範囲での鉄活動(撮り鉄や乗り鉄)、いわゆる「出張鉄」を楽しんでいます ψ(*`∇´)ψウケケ。出張中の身ではありますが、スケジュールの中日となった11月3日(木)は「文化の日」の祝日で私の仕事もお休み。今日は一日、気兼ねなく鉄活動に没頭することができますヽ(´▽`)ノワ~イ♪。そんな私が宿泊地の彦根(滋賀)から最初に向かったのは、京都の山科区や滋賀の大津市内を中心に走る、京阪の大津線(京津線・石山坂本線)(゚ー゚*)オケーハソ。ここでのお目当ては、かつて同線で活躍していた古い電車(80型)の塗色を現行車両(700形)に再現したという、「復刻色」の記念電車を撮ること (゚∀゚*)オオッ!!・・・だったのですが、幸か不幸か、この日はちょうど大津線の車両基地公開イベント(大津線感謝祭2016)の日と重なり、車庫の構内に展示してあった同車の姿は拝めたものの、走行シーンを撮ることはできず (・ω・`)ウーン…。いくらお目当ての復刻色とはいえ、動かない電車をずっと車庫で眺めていても仕方が無いので、私は早々に大津線をあとにしました イコ…((((o* ̄-)。時刻はまだ午前中、さて次はどこへ行くのか・・・σ(゚・゚*)ンー…。

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車庫公開イベントの最寄駅である近江神宮前から
京阪石山坂本線の電車に乗って移動します。
...(((o*・ω・)o
▲16.11.3 京阪石山坂本線 近江神宮前

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近江神宮前からわずかひと駅の皇子山で下車。
この駅間は0.6キロ程度しか無く、
歩いてもいいくらいの距離でしたね・・・。
駅舎の上に見える立派な高架はJR湖西線のもので、
京阪の皇子山と湖西線の大津京、
この両駅は隣接した位置にあります。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲16.11.3 京阪石山坂本線 皇子山

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そんな大津京から湖西線に乗車。
高架のホームに上がると、
ちょうど223系の京都ゆき上り列車が入ってきました。
▲16.11.3 湖西線 大津京

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大津京から山科を経て10分ほど、
列車は終点の京都に到着 (・ω・)トーチャコ。
もちろん、ここから新幹線に乗って
東京へと帰るワケではありません。
▲16.11.3 東海道本線 京都

車庫イベントが行われていた近江神宮前の駅から、石山坂本線の石山ゆき電車に乗って隣駅の皇子山(おうじやま)で下車し、皇子山に隣接する湖西線の大津京からは上り列車に乗り、私がやってきたのは京都 (゚ー゚*)キョート。ちなみに近江神宮前と京都の間の経路は、この皇子山(大津京)乗り換えがいちばん最短で便利なのだと思われますが、朝(往路)の私は京津線の併用軌道(路面電車)区間を味わいたくて、あえて京都~山科~浜大津~近江神宮前の経路を選択しました ( ´_ゝ`)フーン。ま、それはさておき、京都では改札口を抜けること無く、湖西線から別路線へと乗り換えます。コンコースを通って、在来線のいちばん南側に位置する9・10番線ホームへ ノリカヘ…(((o*・ω・)o。そこには関東人の私にとってちょっと懐かしさを感じる、この電車の姿がありました (゚∀゚)オッ!。

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行き止まりの頭端式となっている
京都駅の9・10番ホーム。
そこにはウグイス色の電車が並んでいました。
ああ103系、懐かしいなぁ・・・(ノ∀`)ナツカシス。
▲16.11.3 東海道本線(奈良線) 京都

ヤマノテセン、イタ━━━━ m9´∀`)━━━━ッ!!
わかるヒトにはわかる、あの独特なアイドリング音を響かせて グルルルルルルルル━━( ̄- ̄ 3)━━━━…、頭端式のホームに待機していたのは、国鉄通勤形電車こと「国電」の代名詞とも言える車両、103系です ヽ(´▽`)ノコクデソ~♪。この食パン形の一色塗りという実用本意で単純なスタイルの電車は国鉄時代に大量製造され(その総数は約3,500両!)、関東の首都圏や関西圏を中心に通勤型電車のスタンダードな形式として長きに渡り活躍 (・o・*)ホホゥ。全盛時には首都圏の主要路線である山手線(黄緑)や京浜東北線(水色)、中央線(橙)、総武線(黄)、常磐線(緑)・・・などの各線で使われ、昭和を知る世代ならば路線ごとに色分けされた同系をご記憶されている方も多いのではないでしょうか (*´ω`*)ナツカシス。そんな国電の103系ですが、国鉄からJRへと引き継がれたものの、経年の老朽化により首都圏ではとっくに全車が引退し(首都圏では2006年まで運用された、常磐快速線が最後)、現在の各線では後継となるJR世代のステンレス車(E233系など)が走るようになりました ( ̄。 ̄)ヘー。しかしいっぽうの関西圏では、JR西日本のセコ・・・いや、「モノを大切にする」という立派な精神(?)により、103系には延命目的の大幅なリニューアルが施され (*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…、なんと今でも大阪環状線や大和路線(関西本線)、阪和線、さらには播但線や加古川線などの各線で活躍を継続中 w(*゚o゚*)wオオー!!。国電の103系が現役だなんて関東の鉄ちゃんからすると、驚くべき物持ちの良さ(?)と言えるでしょう (゚ー゚;)スゴイヨネ。これは決して揶揄しているのではなく、国鉄型車両好きの私からすると、103系を日常的に乗ったり撮ったりできるなんて、むしろ羨ましいくらい (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そんな「関西名物」となった103系が今も走っている路線のひとつに、ここ京都を発着する奈良線があります (゚ー゚*)ナラセソ。そう、京都へ来た私の次なる狙いは、この奈良線で103系を撮影することでした (´ω`*)ナルヘソ。ではさっそく、ちょうど奈良線ホームに入線してきた、103系の奈良ゆき普通列車へ乗り込みましょう (´▽`*)ワ~イ♪。

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京都に停車中の奈良線103系。
ベースカラーはかつての山手線と同じウグイス色ですが、
前面窓の大きい低運転台タイプであることと、
窓下に白帯が巻かれていることで、
山手線の103系とはちょっと異なった印象を受けます。
さらにマニアック的に言うと、低運ブタ鼻ライトの顔は、
いかにも関西の103系らしいなぁ・・・(´ω`)シミジミ。
関東での同スタイルはTc-188が思い出されます。
▲16.11.3 東海道本線(奈良線) 京都

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車内は戸袋窓の埋め込みなどが施されているけれど、
基本的には103系らしさが残されています。
あまり懐かしい懐かしいって言い過ぎると、
「コッチじゃ、まだ現役だ!ヾ(#`Д´)ノ」
って、関西の鉄ちゃんに怒られちゃいそうですが、
やっぱり私からするとこの雰囲気は懐かしい(笑)。

奈良線は京都から、同じく府内の観光地として知られる宇治(うじ)を経て、正式には関西本線と接続する木津(きづ)までを結ぶ、34.7キロの電化幹線ですが、木津からは関西本線に二駅ほど直通して奈良へと至るため、基本的には京都と奈良を結ぶ路線としての認知度が高く、地元の通勤通学客のほか、二大古都を巡る観光客の移動手段としても利用されています (・o・*)ホホゥ。そんな奈良線には速達タイプの快速列車「みやこ路快速」と普通列車の二種別があり (゚ー゚*)ミヤコハルミ?、快速には転換クロスシート装備でJR型の221系が使用され、私のお目当てである国鉄型の103系は普通列車に充当。ただし最近ではさすがに古い103系を置き換える動きが進み、普通列車にも221系を使った運用が多くなってきたのだとか (・ε・ )フーン。今回はとくに運用を調べずとも簡単に京都駅で103系を捕まえることができたけれど、先のことを考えるとまさに今が撮り時なのかも知れません (´ω`*)ナルヘソ。”個人的に”懐かしく感じる103系のモーターサウンドに耳を傾け、京都から普通列車に乗ること30分。私が下車したのは宇治。

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宇治に到着した103系 (・ω・)トーチャコ。
二面四線構造の当駅では、
普通列車と「みやこ路快速」の
緩急接続(追い越し)が行なわれます。
▲16.11.3 奈良線 宇治

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世界遺産の平等院鳳凰堂や宇治上神社、
萬福寺や三室戸寺など、
歴史的な名所や観光スポットの多い宇治。
その散策の拠点となる宇治駅には、
国内外からたくさんの観光客が訪れます。
ちなみにこの駅舎の外観は平等院鳳凰堂をモチーフとし、
現代風にアレンジしたものだとか
σ(゚ー゚*)ビョドーイソ…。
▲16.11.3 奈良線 宇治

近江神宮前1047-(京阪石山坂本線)-皇子山1048…大津京1055-(湖西1817M)-京都1105~1119-(奈良627M)-宇治1146

関西を走る奈良線は個人的にあまり馴染みが無く、過去に何度か乗車したことはあるけれど、沿線で本格的に撮影するのはおそらく今回が初めて (゚ー゚*)オハツ。撮影にあたっては事前にネット上の撮影地情報や沿線の地図などをある程度は調べてみたのですが \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、私好みの「駅から歩いて到達できる、順光で抜けが良いキレイな俯瞰ポイント」と言うような都合のいいところは簡単に見つけられず (´∀`;)ソリャソーダロ…、結局は無難に奈良線でもっともポピュラーなお立ち台的撮影地の宇治川鉄橋へと行ってみることにしました (・∀・`)マ、イッカ。

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観光客に混じって駅から北へ歩くこと5分程度
テクテク…ε=ε=ε=┌(*・_・)┘、
欄干に趣のある立派な橋へと出ることができました。
これが宇治観光で有名な宇治川の宇治橋です。
ちなみにこの橋を渡りきったところには、
京阪宇治線の宇治駅が所在しています。

宇治市内を流れる宇治川(正式には淀川の中流部の通称)。そこに架けられている木製の欄干が特徴的な道路橋が、日本最古の橋(日本三古橋の一つ)として知られ、古今和歌集や源氏物語にも登場する「宇治橋」。その歴史は646年(大化2年)に初めて同地へ架けられたという言い伝えがあるそうです (・o・*)ホホゥ。ちなみに現在の橋は1996年に架け替えられたものですが、同橋の歴史の古さを尊重して鑑み、さらには橋が周辺の自然や歴史遺産と調和するように、擬宝珠を冠した木製高覧という伝統的な造りをしているのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。そんな宇治橋に並行して下流側に架けられている鉄道橋が、奈良線の宇治川橋梁です。

1011.jpg

宇治川に架けられた鉄橋を渡りゆく、
「みやこ路快速」の221系。
以前は東海道・山陽本線の花形運用である、
新快速にも使われていた同系ですが、
現在では新快速を後継の223系や225系へと譲り、
最近ではこの奈良線や大和路線、嵯峨野線などで
使われる姿が目立つようになってきました。
それでもそのスタイリッシュなデザインから、
今もファンの人気が高い形式です (・∀・)カコイイ!。
▲16.11.3 奈良線 黄檗-宇治(後追い)

この奈良線の宇治川橋梁はトラスの無いプレートガーダー方式の鉄橋で、列車の姿をスッキリと撮ることができる好撮影地です (・∀・)イイネ。さっそく橋のたもとでカメラを構えると最初にやってきたのは、お目当ての103系ではなく、221系の「みやこ路快速」。先述したように快速列車に使われる形式は221系だということがあらかじめ分かっていたので、これはまず試し撮りと言ったところ【◎】]ω・´)パチッ!。おかげで本命の103系を迎える前に、アングル内での編成長を確認することができました ( ・_・)σ チェック!。それにしても・・・空を見上げると、いつの間にか流れ雲が多くなっており、日差しは晴れたり陰ったりを目まぐるしく繰り返す、まさに猫の目天気 (=ΦωΦ=)ニャア。上写真での221系ではタイミング悪く、列車の通過時に日差しが遮られてしまいました (´д`;)アウ…。今の時間帯のこの場所はちょうど順光になるハズなので、できれば日が差して欲しいなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。そう願うも、次にやってきた普通列車では、やはり雲が抜けきらずに撃沈 orz。しかしこの列車はお目当ての103系ではなく、普通列車なのに221系で運用されていました (゚ー゚?)オヨ?。どこか助かったような(?)、ホッとした気分です ε-(´o`;)ホッ。そしてあらためて迎える次の普通列車。そろそろ通過時刻となる頃にちょうど雲が抜け、鉄橋には眩しい日差しが降り注ぎました (゚∀゚*)オオッ!!。さあ、今が絶好のチャンス! は、早く、ふたたび陰る前に103系よ来てくれ~・・・щ(゚Д゚;щ)カ、カモォォォン!!

1012.jpg

穏やかな秋の陽光に照らされて
鉄橋上へと躍り出た、ウグイス色の103系。
特徴的な甲高いモーター音が
歴史ある宇治の街に響き渡りました。
▲16.11.3 奈良線 黄檗-宇治

バリ順で103が撮れました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
秋晴れの青空に映える、鮮やかなウグイス色の電車。これぞ鋼製塗装車(色付き電車)ならではの強い存在感です (゚∀゚*)オオッ!!。くう~っ、国電型の103系、シブくてカッコいいなぁ・・・(*≧∇≦*)シブイッ!。これがリバイバルではなく、現行の通常編成の通常運用・・・つまりは、ごくあたりまえの日常風景だと言うのですから、国鉄型好きとしてはたまりません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。今回の出張鉄では限られた時間内で、京阪石山坂本線の80型復刻色を撮るべきか、それとも奈良線の103系を撮るべきかで迷い ケーハソ?(゚д゚≡゚д゚)ナラセソ?、結果としては先にご紹介してきたように石山坂本線の方を選んだものの ε=┌(*´∀`)┘オケーハソ!、お目当ての80型復刻色が走っていなかったことで早々に見切りをつけて転戦し ε=┌(;゚д゚)┘ナラセソ!、思いきって奈良線の宇治までやってきたのは良い判断だったようです ъ(゚Д゚)グッジョブ。そして流れ雲にヒヤヒヤしながらも、晴天順光の好条件で103系を撮れたことに、ホッとひと安心 ε-(´∀`*)ホッ。キッチリとした編成写真は一枚でも残せればじゅうぶんなので、今度はアングルを変えて何カットか撮ってみたいと思います。

1013.jpg

河原に降りて、ローアングルで (^_[◎]oパチリ。
この日はけっこう風が強かったからか、
それともふだんからそうなのか分かりませんが、
宇治川はけっこう急な流れで、
激しく波が立つほどでした。
そんな荒々しい宇治川を横目に、
ウグイス色の電車が天空を駆け抜けます。

1014.jpg

平成になって架け替えられたものとはいえ、
同地にて長い歴史を繋いできた宇治橋。
擬宝珠(ぎぼし=タマネギね)を冠する
木製高覧という伝統的な形状をした
その趣ある欄干と列車を絡めてみました。
けっこう観光客などが多く通るこの場所、
人が途切れたほんの一瞬が撮影チャーンス!
(☆∀☆)チャンス! 
・・・なのですが、
やってきた普通列車は103系ではなく、
221系ですた ズルッ!ミ(ノ;_ _)ノ =3。

1016.jpg

んじゃ、も一度トライ (*`・ω・´)-3フンス!。
おっ!103系がキタっ!(゚∀゚)オッ!
ちょうど人の流れも途切れたっ!!(゚∀゚*)オオッ!!
けど・・・
だあああ、陰られた~! ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ピクピク。

1017.jpg

同じく宇治橋の欄干を絡めて、
こんな撮り方もしてみました (^_[◎]oパチリ
(コッチのほうが通行人にカブられるリスクが少ない)。
この欄干の擬宝珠は現橋への架け替えの際、
現存する最古の擬宝珠(寛永13年の刻印があるもの)に、
形状と大きさを合わせて再現したものだそうです。
♪澄んだ空に光るタマネ~ギ~♪ θ( ̄0 ̄*)

アングルを変えるといっても近辺を少し歩き回った程度ですが、河原から川の表情を強調してみたり、宇治橋の欄干を絡めてみたりと、少しは画に変化をつけることを意識して何本かの103系を狙ってみました【◎】]ω・´)パチッ! 。とくに擬宝珠が特徴的な宇治橋の欄干を入れたカットは、古のまち・宇治を走る奈良線らしさが画に表せたのではないでしょうか σ(・∀・*)ドーカナ…。雲の流れで安定しない日差し(実はけっこう陰られて、何本か撃沈だった・・・´д`;)、さらには車両の運用も掴み切れず(実はけっこう普通運用の221系が多かった・・・´д`;)、ちょっと苦労させられたところもあったけれど (´~`;)ウーン、それでもお目当てだったウグイス色の103系を晴天のもとで記録できたことに大満足。宇治まで来た甲斐のある成果が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。なんとも慌ただしいことだけれど、実はこの日の私にはまだ他にも行きたいところがあり、これにて宇治での奈良線撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。駅へと戻ってふたたび移動します ε=┌(;´∀`)┘イソガシーネ。

1018.jpg

宇治の名物と言えば、やっぱりお抹茶。
宇治橋のたもとで抹茶ソフトをいただきました。
この日はいいお天気で気温も高めだったので、
冷たい抹茶ソフトがおいしかったです♪
(゚д゚)ウマー!

1019_1.jpg

そんな宇治のゆるキャラは・・・
チャチャ(茶々)王国の「おうじちゃま」。
( ̄▼ ̄;)オウジチャマ…。
アタマにのっかっている冠は・・・茶筅!?

1019.jpg

宇治から103系の普通列車に乗車。
乗り心地の良い転換クロスの221系(快速)に
乗りたい気もちょっとあったけれど、
やっぱり今は103系に乗っておくべきだよね。
▲16.11.3 奈良線 宇治

1020.jpg

103系に揺られて宇治から30分、
京都へと戻ってきました。
次に私が奈良線を訪れる機会があるとき、
はたして103系はまだ生き残っているのかな?
それとも左の221系に置き換わっているのでしょうか・・・
σ(・ω・`)ドーダロ…。
▲16.11.3 東海道本線(奈良線) 京都

宇治1309-(奈良1632M)-京都1334

1021.jpg

京都にて、ちょっと遅めのお昼ゴハンを。
立ち寄ったのは駅構内のスタンドです。
(*'p')ハラヘター。
ここで私は注文(というか食券の発券)を大失敗。
ふだんは蕎麦派の私ですが、
関西風の昆布だしのつゆには、
蕎麦よりうどんの方が合うんだよね・・・と思い、
アタマのなかでうどんをチョイス σ(゚・゚*)ウロン…。
そしてトッピングは京都らしいものをということで、
目についたニシンの棒煮をチョイス σ(゚ー゚*)ニシン…、
その結果・・・にしん蕎麦ならぬ「にしんうどん」という、
なんとも中途ハンパなモノを注文しちまいました (”ロ”;)ハッ!!。
いくらうどんが美味しい関西でも、
やっぱりニシンには蕎麦のほうがよかったな・・・(ノO`)アチャー。

宇治から奈良線の普通列車に乗車した私は、奈良のほうに進むことはせず、京都へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。JR京都線や琵琶湖線(東海道線)、嵯峨野線(山陰線)、湖西線、近鉄京都線、京都市営地下鉄などの各線が乗り入れる、ターミナル駅の京都。んじゃ、同駅からはまた違う路線に乗り換えて、さらにどこかへ行くのかというと ┌(;゚д゚)┘ノリカ…エ?・・・そうではありません。私は駅構内で軽く食事(にしんうろん・・・^^;)を済ませたのちに改札口を出場 コッチ…((((o* ̄-)o。駅の北側にある烏丸口から徒歩で向かうのは、今の京都で「旬」な名所です。というと、やっぱり京都散策らしい名跡や神社仏閣巡り!? キヨミズデラ?(=゚ω゚=*)キンカクヂ? いえいえ、鉄ちゃんの私が向かうのは・・・もうすでに京都という場所で、ピンと来た方も多いことでしょう σ(゚・゚*)ンー…。そう、それはご存知、今年の春(4月)にオープンしたばかりの新たな鉄道の保存展示施設、「京都鉄道博物館」です (゚∀゚*)オオッ!!。今回の関西出張鉄、京阪石山坂本線や奈良線での撮影も重要だったけれど(いやいや、いちばん重要なのは仕事なんだけれど・・・ヾ(゚∀゚;)ォィォィ)、何といっても私的にいちばん楽しみにしていたのが、初めて訪れることになる「京都鉄博」でした (*゚v゚*)ワクワク♪。埼玉の大宮にある鉄道博物館にも引けを取らない規模だと言う同館、はたしてどんな車両が、どんな形で展示されているのでしょうか? はやる気持ちを押さえつつ、駅から西へ歩くこと20分ほど ε=ε=ε=┌(*・∀・)┘テクテク。水族館が隣接する広い公園(梅小路公園)を抜けた先に、白亜のエントランスが見えてきました (゚∀゚)オッ!。

1022.jpg

いつ見てもその造りに圧倒される、
京都烏丸口の巨大な駅ビル
w( ̄o ̄*)w オオーッ!。
デパートなどの商業施設やホテルのほか、
美術館も併設されています。
▲16.11.3 東海道本線 京都

1023.jpg

駅から京都鉄道博物館までの道案内には、
所々に鉄道のモニュメントが設置されています
これは0系新幹線をモチーフにしたもの。

1024_1.jpg

道すがらの梅小路公園内では、
園内に乗車可能なチンチン電車を走らせており
(かつての京都市電27号車を
リチウムイオン電池動力に改造して動態保存しているもの)、
時間に余裕があればこちらも合わせて楽しむことができます
(´▽`*)チンチンデンサ♪。

1024.jpg

そして・・・
やってきました「京都鉄道博物館」!
ヽ(´▽`)ノワ~イ♪
やはり鉄ちゃんの端くれとしては早々に、
ここは一度訪れてみたかったんですよね。
(でも自費では行こうとしなかったこのセコさ…^^;)。
エントランスはなんだか
紙ヒコーキみたいな形だけれど、
何をイメージしているのかな・・・?

開館当初は入場規制が行なわれるほど、多くの来場者で賑わったという京都鉄博 (´д`;)人大杉…。オープンから半年ほどが経った今では、だいぶ落ち着いたとは聞いているけれど、今日はお天気に恵まれた祝日ということもあり、ひょっとするとかなり混み合っているのかも・・・σ(゚・゚*)ドーダロ… との心配を多少は抱えていましたが、たしかに家族連れなどで賑わってはいたものの、祝日ということを考えると思ったほどの混雑ではありませんでした ε-(´∀`*)ホッ。エントランスで1,200円の入場券(一般)を買って、さっそく中へと入りましょう (*゚v゚*)ワクワク♪。ここでは展示車両の一両一両を細かく説明することはせず、私個人の思い入れによる独断と偏見で、気になった車両のみをピックアップしてご紹介したいと思います(笑)。展示車両の細かいスペックが知りたい方は、京都鉄博の公式HPを参照されたし (´∀`;)マルナゲ…。

1025.jpg

まずはエントランスと本館の間にある、
「プロムナードエリア」。
この写真を見てもお分かりのように、
祝日にしてはさほどの混雑ではありません。
ここで目を引くのは、当館にしか保存されていない、
初代・湘南電車の80系(中央)。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
(←展示車両に対する、私の興奮度合いを表しますw)

1026.jpg

同じくプロムナードエリアの展示から。
かつてブルートレインの編成中に連結されていた
20系客車の食堂車、ナシ20 (。゜▽゜)ナッシー?。
このナシ20の車内では軽食がいただけるそうで、
厨房に見えるコックさん(?)の姿は、
現役時代さながらの雰囲気です。
(*゚∀゚)=3ハァ!

1027.jpg

続いては大きな屋根に覆われた屋外スペースの
「トワイライトプラザ」。
EF58 150の「あさかぜ」(左)と
EF81 103の「トワイライトエクスプレス」という、
夢の並びがここに実現! (゚∀゚*)オオッ!!
ちなみに上屋は2代目の京都駅で使用されていたものだそうです。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!ハァハァ!

1028.jpg

私の世代ではスーパースター的な存在だった、
「ゴハチ」ことEF58形電気機関車。
東のロクイチ、西のイゴマルなんて言われ、
この150号機は西の横綱級の人気を誇っていました。
。゜+.イゴマル(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
私は現役末期(JR化後)の茶色時代しか
同機を撮ったことが無かったけれど、
鉄博へ保存する際に青へ塗り戻されたのね。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!ハァハァ!

1029.jpg

EF81 103の後方に連なっているのは、
寝台特急「トワイライトエクスプレス」で活躍した
食堂車のスシ24と、展望スイートのスロネフ25。
スロネフのテールランプが点灯しているところが、
現役さながらの臨場感があって、個人的にツボでした。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!

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そして「本館」のメインステージで肩を並べる、
国鉄特急型の583系「月光」(左)と489系「雷鳥」。
(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!
拙ブログでご存知のように
国鉄時代の特急列車に強い憧れを持つ私にとって、
この展示はもうたまりません!
(*°ω°)-3 ムフーッ!!!(←興奮度Max!)

1031.jpg

吹き抜け構造の2階から眺めた両形式、
この角度もまた、いいなぁ・・・。
(*°ω°)-3 ムフーッ!!!
そういや今夏に青森で、
似たような角度から583系を撮ったような(笑)。

1032.jpg

ブルドックことキハ81は、
活躍していた時代(昭和30~40年代)の
雰囲気とともに展示されています。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
キハ81よりも、ミゼット(手前の小型車)の方に
懐かしさを感じる方もいらっしゃるのでは?

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寝台特急「富士」のヘッドマークが凛々しい、
EF66 35 (・∀・*)ロクロク。
同機の晩年は貨物機(JR貨物に所属)でしたが、
やっぱりこの機関車には
東海道ブルトレのヘッドマークが似合います。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!

1034.jpg

こちらは「出雲」のマークを掲げた、
ディーゼル機関車のDD51 756。
DD51が・・・っていうよりも、
DD51の「出雲」が個人的には懐かしい。
廃止前には山陰本線の名所・余部鉄橋まで
同列車を撮りに行ったっけなぁ・・・
(´ー`)シミジミ(←だいぶ興奮が落ち着いた)

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ちなみに、京都鉄博に展示されている機関車は、
EF58の「あさかぜ」やEF66の「富士」など
常にヘッドマークが取り付けられているのかと思ったら、
これは現在開催中の企画展と連携した
特別な期間限定のものらしい。
たまたまヘッドマーク付きの展示が見られたなんて、
ちょっとラッキー♪ (o ̄∇ ̄o)ラキー♪

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その企画展が
「THE SLEEPER TRAIN ~寝台列車の軌跡~」。
寝台列車の歴史や種類を伝えるパネルや模型、
さらには実際に使われていた寝台車のベッドや
数多くのヘッドマークなどが紹介されていて、
なかなか内容の濃い展示でした。
ブルトレ好きの方、必見です ☆彡

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そして撮り鉄にとって京都鉄博の楽しみのひとつが、
屋上にあたる3階の「スカイテラス」。
ここから南側を望むと、
東海道新幹線やJR京都線をゆく様々な列車が眺められ、
しかも背景には東寺の五重塔が写し込めるという、
京都らしい鉄道写真が手軽に撮れる撮影スポットです。
(^_[◎]oパチリ。
京都を発車したばかりのN700系「のぞみ」が
西へ向けて颯爽と横切ってゆきました。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲16.11.3 東海道新幹線 京都-新大阪

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在来線のJR京都線を走りゆくのは、
京都から新大阪や天王寺を経て、関西空港まで結ぶ
空港アクセス特急の「はるか」。
同列車には専用の281系が使用されています。
σ(゚ー゚*)ウナバラハルカ?
▲16.11.3 東海道本線 京都-西大路

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さらに同テラスから東側を望むと、
こちらには嵯峨野線(山陰本線)の列車を
京都タワーをバックにして撮る事ができます。
(^_[◎]oパチリ。
西日を浴びて通過する、287系の特急「まいづる」。
ああ、あの列車に乗って
舞鶴へカニを食べに行きたいなぁ・・・σ(・∀・`)イキタイ…。
▲16.11.3 山陰本線 京都-丹波口

1043.jpg

館内巡りで最後にやってきたのが、
蒸気機関車がズラリと並んだ扇形(せんけい)車庫。
中央には転車台も備わっています。
このエリアは京都鉄博の前身である、
梅小路蒸気機関車館の雰囲気がそのまま残された感じです。
私が覗いた時間はちょうどタイミング良く、
C61 2による、転車台の回転ショーが行なわれていました。

1044.jpg

黄金色に輝く、くろがねの機体・・・。
これは演出による効果ではなく、
本当の夕陽が照らしています。
いい雰囲気だなぁ (´ー`)シミジミ。
日没が迫り、そろそろ閉館が気になる時間です。

まだ日が高かった14時頃に入場した京都鉄博。私のお目当てはあくまでも静態保存(一部のSLなどは動態保存)されている数々の車両をじっくりと眺めることであり φ(゚ー゚*)フムフム、運転シミュレータなどの体験型ブースなどには立ち寄らず、館内での飲食にも時間を割かなかったのですが、それでも気が付けばいつの間にか太陽は西のほうへと沈みゆき、まもなく閉館の17時半を迎えることとなりました Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!オワリ!?。そんな時間を忘れるくらいに楽しめた京都鉄博。ここは私にとって、「U◯J」よりも「ひ◯パー」よりもずっと魅力的な、関西一のアミューズメントパークでした(笑)(*⌒∇⌒*)タノシカッタ♪。とりあえず今回の訪問で見たいものはひと通り見ることができたけれど、また機会があればぜひ見学に訪れたいと思います (=゚ω゚)ノ マタネ!。

さて、閉館時刻が迫り、館内は次第に人影が疎らになってきました (゚o゚*)オッ!。もちろん私も退館しなくてはならないのですが、あと少しだけ時間が残されています σ(゚・゚*)ンー…。そこで私は退館するためにエントランスフロアへと戻りながらも、日中は人が多くてあまりウマく撮れなかった場所をもう一度まわり、おもに引き画の撮影を試みてみました (^_[◎]oパチリ。最後にそのカットをいくつかご紹介いたしましょう。

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本館
TEC521-1・クハネ581-35・クハ489-1

1047.jpg

トワイライトプラザ
EF58 150・EF81 103

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プロムナード(西側)
TEC22-1・DD54 33・クハ103-1

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プロムナード(東側)
C62 26・クハ86001・TEC21-1

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ミュージアムショップ
旧・二条駅舎


気持ちのいい秋晴れに恵まれた祝日。せっかく近江神宮へ行ったのに、神社へ御参りをせずに京阪大津線の車庫を訪れて、せっかく宇治へ行ったのに、平等院鳳凰堂を見ずに奈良線の103系を撮って、せっかく秋の京都へ来たのに、神社仏閣巡りをせずに京都鉄道博物館を見学・・・ふつうの方からすると、なんとも理解しがたい散策(?)に見えるかも知れませんね(笑)。でもこれが鉄ちゃんである、私なりの旅の楽しみ方だと思っています ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。出張中ながらも祝日のお休みを利用し、滋賀や京都での鉄分補給を存分に満喫した一日となりました (´w`*)ドツカレサン。

1050.jpg

梅小路公園内には京都市電の保存車を利用した
軽食屋さん(左)がありました(右はお土産屋さん)。
帰りがけにスー◯ードライを軽く一杯♪
凵Dヽ(>∀<*)プハーッ!!


さ、明日(翌4日) は平日の金曜日で、私には出張業務の続きが待っています ε-(ーωー;)オシゴト…。夕暮れの京都鉄道博物館をあとにし、これにて今回の出張鉄はオシマイ・・・か?( ̄△ ̄;)エッ…。
 
 
・・・続きます!?
 
 
 
 
 


☆オマケ★
 

京都鉄博で見た583系繋がり・・・というワケではないのですが、先週末の土曜日(11/12)に東京の尾久車両センターで催された一般公開、今年は秋田車両センターに所属する583系(N1/N2編成)がゲスト展示されるとのことで、所用のついでにちょろっと覗いてきました (「゚ー゚)ドレドレ。

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(一部お顔の分かる方に、修正を入れさせていただいています)

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懐かしい特急「みちのく」の絵幕を掲げて展示された583系、隣には多目的車両の「リゾートエクスプレスゆう」も並べられました (゚∀゚*)オオッ!!。架線の無いところでの展示にはちょっと違和感を覚えましたが σ(゚ー゚*)キハ583…?、貴重な583系の編成写真が記録できたいい機会だったと思います (^_[◎]oパチリ。それにしても583系の人気はやはり高くて、ものすっごい数のギャラリーですた・・・(´д`;)人大杉…。



共通テーマ:趣味・カルチャー

関西出張鉄01・・・京阪大津線感謝祭 見学記 [鉄道旅行記]

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2016.11.02~05
関西出張鉄01
滋賀・京阪大津線
「大津線感謝祭2016」見学記
 
  

先に前回の「ONE-shot」でちょろっとお伝えしましたが、私は11月の第一週にお仕事の出張で関西方面へ行くことになりました シュッチョー…((((o* ̄∀)o 。今回は数日に渡って何件かの訪問先を回らなくてはならないのですが、この週は3日の木曜日が文化の日で祝日なのが仕事的には厄介なところ σ( ̄∀ ̄ )ウーン…。できればそこを外してスケジュールを組むのが「敏腕サラリーマン」だと思うのですが (。+`・ω・´)キリッ、私はと言えば・・・「お!3日が祝日なら、そこにウマく絡めて仕事の予定を入れれば、延泊して出張鉄ができるじゃん!」などと企んでしまう不届き者 アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ(ホントは先方の都合を優先した日程なのよ)。ふだん東京に住んでいる私の鉄活動は、どうしてもJR東日本の管内や関東の私鉄が多く、「東高西低」になりがちです σ(゚・゚*)ンー…。そこでこの機会に、かねてから関西方面で気になっていた、いくつかの路線や鉄道スポットを訪ねてみることにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。あ、もちろんあくまでも「仕事最優先」の日程でね・・・(;¬_¬) ホントカ…!?。


11月2日(水)

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東京駅から東海道新幹線のN700系で
一路、西へ。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
乗るのは「のぞみ」ではなく
米原に停車する「ひかり」です。
▲16.11.2 東海道新幹線 東京

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米原で新幹線から琵琶湖線に乗り継ぎ、
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
久しぶりとなる223系の乗り心地を味わって、
出張先の彦根にやってきました
(・ω・)トーチャコ。
さ、オシゴト、オシゴト・・・。
▲16.11.2 東海道本線 彦根

祝前日の2日、出張業務で最初に訪れたのは、琵琶湖の東岸に位置する滋賀県の彦根(ひこね)市 (゚ー゚*)ヒコネ。平日のこの日はもちろんお仕事なのですが(というか、本来はそれが主目的 w)、優秀な(?)私は用件を滞り無く順調に進ませ (`・ω・´)シャキーン!、夕方の4時前には訪問先をあとにすることができました (*=゚ω゚=)ノ ンジャッ!。ならばこの余った時間を利用して、私にはちょっと行ってみたいところがあります。彦根と言えば・・・やっぱり彦根城? σ(゚ー゚*)オシロ?。いえいえお城見物ではなく、彦根から琵琶湖線(東海道本線)の近江塩津ゆき下り列車へと乗り、私がやってきたのは同じ滋賀県内にある長浜。

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彦根から琵琶湖線で20分ほどの長浜で下車
(・ω・)トーチャコ。
ここは愛称的には琵琶湖線ですが、
正式には北陸本線の駅です。
▲16.11.2 北陸本線 長浜

彦根1548-(東海道3472M)-長浜1610

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長浜の駅前でお出迎えをしてくれたのは、
長浜市の石田町で生まれた戦国武将
石田三成がモデルになっているという、
ゆるキャラの「三成くん」
(゚ー゚*)ミッチャソ?。

長浜には現存する日本最古の駅舎である初代の長浜駅舎が保存されており、それを活用した鉄道の展示施設が、現・長浜駅に隣接する「長浜鉄道スクエア」です (・o・*)ホホゥ。閉館時間は17時で、最終入場は16時半まで。私が列車で長浜駅に着いたのは16時10分で時間的にはギリギリだったけれど ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!、どうにか開館時間内に間に合いました ε-(´∀`;)ホッ。ここはそれほど広い施設ではないので、閉館まで40分程度の見学時間があればじゅうぶんでしょう (*`д´)=b OK牧場!。関西出張鉄のプロローグ(?)として、まずはココをさらっと巡りたいと思います (「゚ー゚)ドレドレ。

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長浜駅の西側に隣接し、
駅から徒歩数分程度のところにあるのが、
鉄道の保存展示施設「長浜鉄道スクエア」。
そのエントランスとなる本館は、
現存する日本最古の駅舎、旧・長浜駅舎で、
その完成は今から130年前の1882年(明治15年)。
まだ江戸時代の様子を残していた当時としては、
とてもめずらしい洋風建物だったそうです。
( ̄。 ̄)ヘー。

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長浜鉄道スクエアは敷地内に、
旧・長浜駅舎、長浜鉄道文化館、北陸線電化記念館
の三館で構成されており、
鉄道文化館ではおもに近江地方の鉄道にまつわる
資料や物品、模型等が展示されています。

0006.jpg

そしてやはり鉄道の保存施設として
個人的にいちばんのお目当てと言えば実車の展示
(☆∀☆)キラーン☆。
北陸線電化記念館の館内には、
長浜を通る北陸本線に縁の深い、
デゴイチことD51形蒸気機関車(793号機)と、
ED70形交流電気機関車(1号機)が並べられています
(゚∀゚*)オオッ!!。

0007.jpg

ED70は1957年に北陸本線(田村~敦賀)の
交流電化にあわせて製造された
日本初の量産型交流用電気機関車で、
しかも世界初の60Hz交流機と言う貴重な形式。
ちなみに現存するのはこの長浜の1号機のみです。
白いおヒゲを蓄えた愛嬌のあるお顔、
う~ん、カッコいいなぁ・・・。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

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実車の傍らの壁には、
ED70が現役時代のポスター(雑誌の表紙の複製?)が、
展示されていました (≧∇≦)シブイッ!。
これは北陸本線が電化されて間もない頃のようです。

瀟洒な佇まいをした旧・長浜駅舎も興味深いところではありますが φ(゚ー゚*) フムフム、私のいちばんのお目当ては、現存するのが一機のみで、ココでしか会うことができないという、日本初の量産型交流用電気機関車ED70 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そのパイオニアのお姿を一目見られただけでも、最終入場の間際に慌ただしく駆けつけた甲斐があるというものです (´ω`*)ヨカッタ。時間帯のせいか終始貸し切り状態だった館内を30分ほど見学して、私は長浜からこの日の宿泊地である彦根へと戻りました (=゚ω゚)ノ タライマ!。ちなみにその際、彦根で近江鉄道ホームにたまたま停まっていたのが、先にご紹介した「赤電」の復刻色です (^_[◎]oパチリ。

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2006年に改築された現・長浜駅舎(4代目)は
初代の旧駅舎を模した造りになっています。
( ̄。 ̄)ヘー。
▲16.11.2 北陸本線 長浜

長浜1657-(東海道3507M)-彦根1722

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彦根のシンボル、彦根城。
すでに観覧時間(17時まで)は過ぎていたので、
城廓内には入れなかったけれど、
外堀の外からライトアップされた天守閣が望めました
(゚∀゚)オッ!。
やなぼーさん、いかがですか?

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外堀の多聞櫓(たもんやぐら)の
白壁と石垣に映し出されていたのは、
彦根藩主だった井伊家の家紋「彦根橘」。

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そしてやはり彦根と言えば、
その知名度が全国区の人気ゆるキャラ
「ひこにゃん」(´▽`*)ヒコニャソ~♪。
ホンモノ(?)には会えませんでしたが、
街のいたるところでマスコット的に
その姿を見かけることができました。

 
 
 


11月3日(木・祝)

彦根で迎えた翌二日目 (。・∀・)ノオハロ。先述したようにこの日は文化の日の祝日で、出張中の身とはいえ私もお仕事はお休み。今日は(も?)気兼ねなく思う存分に鉄活動を楽しめますヽ(´▽`)ノワ~イ♪。そんな私がさっそく彦根から乗り込んだのは、京都や大阪方面へと向かう琵琶湖線の下り新快速 (゚ー゚*)シソカイソク。関東ではあまり聞き慣れない種別の「新快速」は快速よりも上の速達列車で、優等種別の「急行」を思わせるような俊足ぶりを発揮します バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ(ちなみに関東のJRだと、快速より上は「特別快速=特快」って種別が一般的)。

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彦根から琵琶湖線の新快速に乗車。
同列車に使われる223系や225系は、
乗り心地のいい転換クロスシートを装備しています。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
▲16.11.3 東海道本線 彦根

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いったん京都に立ち寄ってから、
次に下車したのは山科。
京都から山科までは、
湖西線普通列車の117系に乗りました。
▲16.11.3 東海道本線 山科

彦根0807-(東海道3225M)-京都0858
京都0914-(東海道1812M)-山科0919

彦根から新快速で50分、まずは京都にいったん立ち寄り、そこで仕事道具や着替え類などを構内のコインロッカーへとぶち込みます オリャ!(*`∀´ノ)ノ⌒口。手荷物はカメラ機材のみの「撮り鉄モード」となった私はふたたび列車に乗り、京都から彦根方向へひと駅戻った山科(やましな)で下車 イッタリo(゚д゚o≡o゚д゚)oキタリ。山科は東海道本線(琵琶湖線)と琵琶湖の西岸を走る湖西線の分岐駅であるほか、JR駅に隣接して京都市営地下鉄東西線の山科駅、さらには次に私が乗る、京阪京津線の京阪山科駅が所在しています (゚ー゚*)ケーハソ。個人的に京阪電車へ乗るのはかなり久しぶりのこと (*´∀`)ノ゙オヒサァ!。

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京阪山科のホームに入ってきたのは、
地下鉄東西線にも乗り入れる
京阪京津線の800系。
▲16.11.3 京阪京津線 京阪山科

京阪山科から乗った京阪京津(けいしん)線は、京都市山科区の御陵(みささぎ)から滋賀県大津市の浜大津までを結ぶ7.5キロの大手私鉄路線で、御陵からは京都市営地下鉄東西線への直通運転も行なわれています (・o・*)ホホゥ。そんな京津線で最大の見所はなんといっても、大津市内の上栄町から浜大津にかけての併用軌道区間(いわゆる路面電車)で、地下鉄にも直通する4両編成の電車が道路上を走るという、全国的に類の無い非常に珍しい光景がここでは見られます w(*゚o゚*)wオオー!。

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山科から10分ほどの上栄町を出ると、
電車は突如、道路上へと飛び出します。
w( ̄▽ ̄*)wワオッ!!。
この区間は何度通過しても面白い。
(´▽`*)タノスィ♪
▲16.11.3 京阪京津線 上栄町-浜大津(車窓から)

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ちなみにこの場所を外から見るとこんな感じ。
長い編成の800系電車が、
堂々と道路上(併用軌道)を走りゆきます。
w(*゚o゚*)wオオー!
▲16.11.4 京阪京津線 浜大津-上栄町

ホントはこの併用軌道区間を運転室背後からの前面展望で眺められたら楽しかったのですが (σ´∀`)σイイネ、私が乗った電車はすでに多くの同業者(?)で前面展望の立ち位置が押さえられており (´д`;)アウ…、私は仕方なく側窓からふつうにその情景を眺めました (・ε・`)シャーナイネ。それにしても同列車に一見して同業者(鉄ちゃん)だとわかる方が多く乗っているのは、いったいなぜか・・・σ(゚・゚*)ンー… それは追々わかることとなります ( ̄△ ̄;)エ?。京津線の電車は併用軌道区間を走り抜け、まもなく終点の浜大津に到着。

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駅から電車が道路上へと発車する浜大津。
ここも見慣れないと、なんだか不思議な光景です。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津

出張ついでに彦根から列車を乗り継いでやってきた浜大津。では今回の私の撮影目的は、併用軌道上を走る特異な京津線の電車なのかと言うと・・・そうではありません (゚ー゚?)オヨ?。この浜大津には京津線のほかにもう一線の路線が乗り入れていて、私のお目当てはそちらにあります (・o・*)ホホゥ。それは同じ京阪の石山坂本線。

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京津線と同じく、
浜大津付近では併用軌道を走る、
石山坂本線の電車。
ただしこちらは短い二両編成です。
▲16.11.4 京阪石山坂本線 浜大津付近

京阪石山坂本(いしやまさかもと)線は、大津市の石山寺から浜大津を経て、比叡山の麓にある同市の坂本までを結ぶ14.1キロの路線で、地元大津市民の生活の足になっているほか、沿線には石山寺や三井寺、西教寺、日吉大社、大津港、比叡山などいくつかの観光地が存在することから、観光客の移動手段としても重宝されています ( ̄。 ̄)ヘー。そんな石山坂本線でつい先日から走り始めたのが、とある記念企画で復刻されたという、ちょっと懐かしい色の電車。いわゆる「復刻色」ってヤツです (・∀・`)マタ~?。以前にご紹介した東武の「セイジクリーム」といい、前記事の近江鉄道の「赤電」といい、どこもかしこも復刻色、復刻色で、まさに昨今の鉄道界は「復刻色ブーム」のまっただなかといっても過言ではありません フッコク♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノフッコク♪。そんなに昔の色がいいのか?と言う意見も聞こえてきそうですが σ(゚・゚*)ンー…、やはり個人的には懐かしい色の電車が現代に蘇るのは嬉しいことだし、それをきっかけにして当時の想い出が振り返れるのも楽しいと思います (´ー`)シミジミ。そして今や新造される車両の大半がステンレスやアルミの無塗装だからこそ、このような色で遊べる電車が趣味的に注目されているのかも知れませんね (´ω`*)ナルヘソ。おっと、閑話休題。そんな石山坂本線での復刻色ですが、実はこの電車は事前に運転日や運用が京阪のHPで公開されています (・o・*)ホホゥ。それによると今日3日は・・・[]o(・_・*)ドレドレ

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京阪のHPで公開されている、
復刻色電車の運転予定時刻表。
【平日】は平日ダイヤ、
【土・休】は休日ダイヤを表します。
んで、祝日の3日は・・・ (`ロ´;) ハッ!

点検日ぢゃん・・・orz。つまり今日の復刻色は、運用に入っていない(運転されていない)ようです。ああ何てこったい、はるばる大津までやってきたと言うのに、お目当ての電車が動いていないとは、なんてアンラッキーなんだ・・・(´д`;)トホホ…。やはり出張のついでに撮り鉄をするなどという不純(?)な行動に天罰が下ったのか?それにしても、せっかくの記念電車を祝日に動かさないだなんて、京阪さんもイケズだなぁ (・ε・`)イケズゥ~。・・・な~んて、浜大津で途方に暮れて立ち尽くすようなことはなく、いくらふだんの詰めが甘い私だって、この運行予定表くらいは事前に下調べをしてきており、今日は復刻色が走っていないのはあらかじめ知っていました ( ̄ー ̄ )シッテタヨ。んじゃ、なんであえて大津へ来たのかと言うと、たしかに復刻色は運行されずに車庫(車両基地)で留まっているのですが正確には点検ではなく、実は今日はその車庫で年に一度の一般公開イベントが催され、どうやらそこに件の復刻色が展示されるようなのです エ?(=゚ω゚=*)マジ!?。そのイベントの開催告知をHPの運行予定表からの流れで目にした私 (゚o゚*)オッ!。お目当ての復刻色は動いていないけれど、車庫の公開で展示はされている・・・これは幸か不幸かよく分からないような状況ですが ラッキー?(゚∀゚≡゚Д゚)アンラッキー?、とりあえず私はその車庫公開のイベント「大津線感謝祭」へと行ってみることにしました イッテミヨ...(((o*・ω・)o。ちなみに「大津線」とは、同じ管轄の京津線と石山坂本線を合わせた総称です。そしてこの「感謝祭」が行なわれるから、京津線の前面展望かぶりつきには同業者が多かったのですね・・・(´ω`*)ナルヘソ。

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浜大津で京津線から
石山坂本線の坂本ゆきに乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
二両編成の電車はイベントへ向かうと思われる
同業者やファミリーで混雑していました。
▲16.11.3 京阪石山坂本線 浜大津

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石山坂本線の電車に揺られて、
やってきたのは近江神宮前。
同駅はその駅名通り、
「競技かるた」の殿堂として知られる、
近江神宮の最寄駅でもあります。
( ̄。 ̄)ヘー
近江神宮までは「歩いて約5分だよ!」。
▲16.11.3 京阪石山坂本線 近江神宮前

京阪山科0933-(京津線)-浜大津0946~0949-(石山坂本線)-近江神宮0956

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そして近江神宮前の駅に隣接するのが、
大津線の車両基地、錦織車庫。
駅からは「歩いて約1分だよ!」(笑)。
▲16.11.3 京阪 錦織車庫

浜大津から坂本方向へ4駅ほど進んだ近江神宮前が、大津線の車両基地である錦織(にしこおり)車庫の最寄駅 σ(゚ー゚*)エアK?。とくに狙ったわけではないのですが駅に到着したのは9時56分で、公開イベントはちょうど10時の開場時間を迎えたところ (・∀・)ピッタシ!。さっそく私も列に並んで入場します。今日は秋晴れのいいお天気に恵まれた祝日で、まさに絶好の行楽日和 (´▽`*)イイテンキ♪。会場は家族連れを中心に多くの人たちで賑わっていましたが、列は滞ることなく進んですんなりと中へ入ることができました。それでは公開された車両基地構内の様子を見てゆきましょう。いったいどんな車両が展示されているのかな? (「゚ー゚)ドレドレ

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入場者をステキな笑顔でお出迎えしてくれたのは、
「びわ湖大津観光大使」のお二方。
(*'∀'*) (*'∀'*)コンニチワ♡
艶やかな袴姿がよくお似合いですね。
(´▽`*)キレイ♪

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まずは構内牽引車でお馴染みの
アントくん(アント77型)。
hanamura師匠が好きな作業車は、
このアントくんしか見かけませんでした。

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これは競技かるたを題材とした人気アニメ(マンガ?)、
「ちはやふる」のイラストがラッピングされた、
700形(704-705F)σ(゚ー゚*)チハヤフル?。
近江神宮は競技かるたの殿堂とのことなので、
同線にピッタリのラッピングかも知れませんね。
▲16.11.3 京阪 錦織車庫

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こちらもアニメ(マンガ?)のラッピングが施された
600形(619-620F)。
楽器と女子高生が描かれていたので、
人気アニメの「けいおん!」かと思ったら違うようで、
「響け!ユーフォニアム」って作品らしい σ(゚ー゚*)ユーホ?
ソネブロ仲間のたじまーるさんが好きそうな感じだけれど、
どうなのかなぁ・・・。

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車内にはこんな方がご乗車されていました。
側扉の内側も凝っていますね・・・。

構内の展示でまず目を引いたのは (=゚ω゚=*)ンン!?、「ちはやふる」や「響け!ユーフォニアム」といった、華やかなイラストが描かれたアニメのラッピング電車たち σ(゚ー゚*)モエデソ?。実はここ数年の石山坂本線では、このようなアニメなどのラッピングが施された電車が数多く運行されており、同線は鉄ちゃんのみならずアニメファンの注目も集めているらしい ( ̄。 ̄)ヘー。私は最近のアニメをほとんど見ないので、なんともコメントのしようがないのですが(スミマセン (^^;)ゞポリポリ)、鉄ちゃんとして私がふだん訪れるような車両基地公開(先日の川越車両センター公開など)とはちょっと違う、なんだか別の熱い雰囲気を感じました ε-(°ω°*)ムフーッ! ε-(°ω°*)ムフフーッ!。でも、電車にこのようなイラストが描かれることは個人的には決してキライではなく、楽しくていいと思います (・∀・)イイジャン。ところでアニメ電車はさておき、私的なお目当てである例の復刻色はどこかしらん? <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ(・・・って、ホントは「ユーフォニアム」電車よりも手前に展示されていたのですが、話の流れからあとに引っ張りました ^^;)。

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検修庫の向こうに佇んでいたのは、
シブい色をした700形・・・(゚∀゚)オッ!。

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これが私のお目当てで、
かつての80型塗装を纏ったという、
復刻色の700形(701-702F)、
「80型誕生55年記念 80型塗装車」です。
w(*゚o゚*)wオオーッ!
嬉しいことにちょうど光線状態のいい場所に
展示されていました。

80型塗装、イタ━━━━ m9´∀`)━━━━ッ!!。
楽しげなイラストのアニメラッピングとは異なる、なんともシブ~い抹茶色の電車 (≧∇≦)シブイッ!。これこそが、かつて活躍していた80型電車の誕生55周年を記念して、現行の700形に施された「80型塗装車」です。ああこの色の京阪電車、懐かしいなぁ・・・(ノ∀`)ナツカシス。

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今から19年前の1997年に
併用軌道時代の京津三条付近で撮影した、
京津線の700形と80型 (ノ∀`)ナツカシス。
もちろん注目すべきは右に写っている80型なのですが、
なんと偶然にも左の700形は、
今回の復刻色に選ばれた701-702編成でした
 w(*゚o゚*)wオオーッ!。
97.8 京阪京津線 東山三条-京津三条

今回の復刻色の元となった京阪80型は・・・と、その前に、まずは先ほど私が京阪山科から浜大津まで乗ってきた京津線のお話をしたいと思います。現在の京津線は御陵と浜大津を結ぶ路線で、御陵からは京都市営地下鉄の東西線を経て、京都の市街地中心部へと乗り入れています。そのため京津線には併用軌道の区間があるにも関わらず、地下鉄への直通に対応した車両(800系)が使用されているのは先に説明した通り (・o・*)ホホゥ。でも実はこの京津線、地下鉄が開業する1997年より以前は、京都市内を流れる鴨川の東岸に位置していた京津三条(現・地下駅の三条京阪)を起点とし、御陵までは三条通の道路上(併用軌道)を路面電車のような形態で走っていたのです ( ̄。 ̄)ヘー。もちろんその当時の京津線は現在のような4両編成の電車ではなく、石山坂本線と同様の短い二両編成。そしてその時代に使われていた電車が80型でした ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。現在の京津線は地下鉄直通の各駅停車のみですが、当時は三条から浜大津へ直通する準急列車(東山三条と蹴上を通過)と、三条から途中の四宮(山科の次駅)で折り返す普通列車の二種別があり、おもに80型は普通列車用に使用され、準急用の600形や700形とは塗装が異なっていました(上写真参照)。地下鉄の開業で三条通の併用軌道区間は廃止となり、それと同時に600形と700形は石山坂本線へと活躍の場を移し、80型はすべてが廃車に。その80型の塗装が今回、同型の誕生55周年を記念して700形の701-702編成に復刻されたのです (゚∀゚*)オオッ!!。関東に住む私はそれほど京阪に縁が深いワケではありませんが、それでも併用軌道の廃止直前には何度か京津線へ乗りに行っており、この80型塗装には一抹の懐かしさを感じます (ノ∀`)ナツカシス。

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秋晴れの青空に映える80型塗装車。
抹茶色が施された700形、
なかなか似合っているじゃありませんか。
(*´ω`*)イイネ!
正面には80型のイラストが描かれた
記念のヘッドマークが掲げられています。
(タイトル写真も参照)

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日陰側の701号。
まさか上写真の約20年後に、
こんな形で同車を撮ることになろうとは、
思ってもみなかったなぁ・・・。

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ちなみに通常の700形は
現在も20年前・・・というか、
デビューした92年から
ほぼ変わらない姿を保っています
(オデコの京阪マークが変わったくらい)。
こちらは標準塗装の703-704編成。

ちなみにこの錦織車庫にはたしか、80型の82号が当時の姿を留めて保存されているハズで σ(゚・゚*)ンー…、今回の車両基地公開ではそれがどこかに展示されるのではないかという密かな期待を持っていたのですが・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ、残念ながら姿はどこにも見当たらず(ひょっとして、もう今は同車庫に現存しないのかな?)。あったのはカットされた81号のアタマのみでした (´д`;)サラシクビ…。

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カットモデルとして現存する、80型81号。
アタマのみの寂しい姿ですが、
塗装などは美しくて、保存状態は良好です。

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検修庫内では、車両の部品などを展示。
係の方がお子さまに連結器の仕組みを説明しています。
右は600形や700形に搭載されている、
直流複巻電動機。

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踏切装置が展示されると言うのも珍しいですね。
ふだんはまず見ることが無い、
遮断機の内部が公開されていました。
( ̄。 ̄)ヘー

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そしてこちらは鉄道部品の販売コーナーに並べられた、
京阪電車のヘッドマークの数々。
臨時快速特急「洛楽(らくらく)」のマークなど、
ちょっと欲しい気もするけれど σ(・∀・*)イイナァ…、
お値段は50,000円・・・(゚Д゚;ノ)ノ タカッ!
ちなみに右の「メーテル(松本零士の世界展)」は80,000円、
そして左下のエアパッキンに包まれている
「ユーフォニアム」のマークは86,400円ですた (゚ー゚;)ハチマソ…。

ざっと構内を巡ってみた、錦織車庫の「大津線感謝祭」。お目当てだった懐かしの「80型復刻色」の700形に会うことができたのは良かったけれど、やはりこの電車は車庫で展示されているところよりも、走っている姿を沿線で撮りたいものですね・・・σ(・∀・`)ウーン。そう考えると、イベントでの展示だったとはいえ、同車が運用に入っていなかったのは、結果として個人的にちょっとアンラッキーだったように思います (・ω・`)ザンネン。今回の車両基地公開を振り返ると、いちばんの収穫は「びわ湖大津観光大使」さんの笑顔だったかな?(笑)。私は錦織車庫の見学を一時間ほどで終え、早くも移動することにしました テッシュー…((((o* ̄-)o。

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石山坂本線の電車へ乗り、
近江神宮前をあとにします。
▲16.11.3 京阪石山坂本線 近江神宮前


さて時刻はまだ午前中で、これから撮り鉄をするにも、観光をするにも、じゅうぶんな時間が残されています。んじゃ、次に向かうのは・・・やはり今が旬のあの場所か!? σ(゚・゚*)ンー…


次回に続きます。



共通テーマ:趣味・カルチャー

夏休み03・・・新津鉄道資料館 見学記 [鉄道旅行記]

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2016.08.02~05
夏休み03
愛しのあのコへ会いに・・・w
新潟市新津鉄道資料館 見学記
 
  

前回からの続きです。
(スミマセン、あいかわらず今回も長ったらしい記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思います m(_ _)m。もしくは写真を見ていただくだけでも嬉しいです。)

夏の休暇を利用した鉄道旅、今夏の私は普通列車専用のフリーきっぷ「東日本&北海道パス」を使って、東北地方を巡っています イクゼ(/*´∀`)o トーホク♪。東京から秋田へと向かっていた初日は、大雨で列車が運転を見合わせるという予期せぬアクシデントに見舞われてしまいましたが (´д`;)トホホ…、秋田で迎えた翌二日目は、男鹿(おが)線の撮影からはじまり (^_[◎]oパチリ、観光列車の「リゾートしらかみ」で五能(ごのう)線の車窓に広がる海景色を眺め (´▽`*)キレイ♪、青森ではかねてから一度は見てみたかった夏祭りの「ねぶた祭り」を堪能し w(*゚o゚*)wオオー!、さらにそのねぶた祭りの開催に合わせて運転された臨時特急「ねぶたまつり号」に乗り、国鉄特急型の名車・583系の重厚な走りを味わうという (*゚∀゚)=3ハァハァ!、まさに鉄三昧の充実した一日を過ごしました マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。そして秋田県の大館(おおだて)で迎えた三日目は、その583系の「ねぶたまつり号」を奥羽(おうう)本線の羽後飯塚にて撮影【◎】]ω・´)パチッ!。無難な列車写真ではあるものの、晴天に恵まれてまずまずの成果が得られました。

これで、「ねぶた祭りを観たい!(ねぶたまつり号に乗りたい!撮りたい!!←コッチがメイン?w)」と言う、今旅における私の目的はほぼ達成 ε-(´∇`*)ホッ。あとは今いる秋田から鈍行列車を乗り継いで、東京へと帰るだけなのですが・・・カエロ…((((o* ̄-)o、やはり乗り鉄として、往きと帰りで同じルートを通るのは面白くありません σ(゚・゚*)ンー…(そもそも往きは大雨による影響で、途中から秋田新幹線を使っちゃったしね・・・^^;)。そこで私が秋田から乗ったのは、往きに乗ってきた奥羽本線(秋田新幹線)ではなく、羽越本線の普通列車です (゚ー゚*)ウエンツ?。

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秋田で待機する羽越本線の上り普通列車。
ちなみにこの酒田ゆき546M列車ですが、
実は私が羽後飯塚から乗ってきた
奥羽本線の秋田ゆき1654M列車が、
秋田で約30分停車ののちに化けたものです。
▲16.8.4 奥羽本線 秋田

秋田を発車した酒田(さかた)ゆきの普通列車は、すぐに奥羽本線から右に分かれて、南西方向の日本海側へと進路を取ります …(((*・o・)ノ Go!。羽越(うえつ)本線は、信越本線と分岐する新潟県の新津(にいつ)を起点に、新発田(しばた)、村上、あつみ温泉、鶴岡、酒田(さかた)、象潟(きさかた)、羽後本荘(うごほんじょう)など、日本海に面した各都市を経て、秋田で奥羽本線と合流する、全長271.7キロ、全線電化の幹線で(今回の私は起終点が逆の秋田から新津方向へと進んでいます)、路線名の「羽越」は秋田の旧国名「羽後」と新潟の旧国名「越後」の頭文字を組み合わせたもの (・o・*)ホホゥ。また同線は、日本の物流の大動脈である日本海縦貫線(近畿から北陸を経て東北まで、日本海沿いに敷設された各線を合わせた総称)の一部を担っており、地域輸送の旅客列車のみならず、長距離の貨物列車も頻繁に運転されています ( ̄。 ̄)ヘー。

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車窓から日本海が望める羽越本線。
(´▽`*)ウミ~♪
前日に乗った五能線ほどではないけれど、
小砂川と女鹿(めが)の間あたりは、
なかなかきれいな眺めです。
(・∀・)イイネ
▲16.8.4 羽越本線 小砂川-女鹿(後方の車窓から)

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いっぽう、反対を向いた内陸側の車窓に見えるのは、
山形県と秋田県に跨がる名峰・鳥海山(標高2,236m)。
(゚∀゚)オッ!
その美しい山容から「出羽富士」とも呼ばれますが、
この日は残念ながら山頂が雲隠れ・・・。
▲16.8.4 羽越本線 吹浦-遊佐(車窓から)

そんな日本海沿いをゆく羽越本線、ロングシートの701系では車窓風景がちと見にくいのが難点ですが (・ε・`)チェ、幸いにして車内はガラガラに空いているので、私は景色のいいところにさしかかると立って車窓を眺め (´▽`*)キレイ♪、そうでもないところでは席に座って過ごします (´ー`)マターリ。もっとも、秋田から途中の酒田までの車窓は意外と海がスッキリと見えるところが少なく、立って眺めたのは下浜から道川までの間と、秋田と山形の県境に位置する上浜から吹浦(ふくら)までの間くらいでした ( ´_ゝ`)フーン。右手に日本海、左手に鳥海(ちょうかい)山を臨みながら列車は順調に南下し、秋田から二時間弱で終点の酒田。ここでさらに先へと進む列車に乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o 。

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秋田から乗ってきた列車は酒田まで。
ここでホームを挟み、
右の列車から左の列車へ乗り換えます。
o(- ̄*o))))...コッチ
▲16.8.4 羽越本線 酒田

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酒田の駅名標には山形のゆるキャラ、
「きてけろくん」が貼られています。
σ(゚ー゚*)キテケロ?
その向こうに停車しているのは、
これから私が乗る新津ゆきの普通列車で、
使用車両はディーゼルカーのキハ110。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲16.8.4 羽越本線 酒田

酒田に待機していた新津ゆきの普通列車は、ディーゼルカーのキハE120+キハ110の二連 (´▽`*)キハキハ~♪。車内を見ると後方のキハ110の方が空いていたので、私はそちらのボックスシートに腰を下ろします ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。それにしても、全線が電化されているハズの羽越本線なのに、なぜこの列車は電車ではなくディーゼルカー(気動車)で運転されているのかというと σ(゚・゚*)ンー…、前日に乗った男鹿線や五能線のような非電化路線へ直通する列車と言うわけではなく、羽越本線にはこの先に異なる電化方式(交流・直流)の転換点、いわゆるデッドセクション(死電区間)が存在し、そこを通過できる交直流両用の万能電車は製造費、維持費ともにコストがかかるため、おもに同線の村上と酒田の間を走る普通列車には、電化方式を問わないディーゼルカーが使用されているのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。ちなみにディーゼルカーで運行されているのは普通列車のみで、速達性が求められる特急「いなほ」には交直両用型電車のE653系が、また貨物列車の牽引には交直両用型電気機関車のEF510が使われています(同線を走るEF81はもう引退したんだっけ? σ(゚・゚*)ンー…)。電車より速度が劣り、所要時間もかかるディーゼルカーですが、のんびりとした鈍行列車の旅を楽しみたい私としては、味のあるディーゼルカーのほうが旅情をより深く感じられるし  (´ー`)マターリ、なによりも701系のようなロングシートではなく、キハ110は景色の見やすいボックスシートなのが嬉しい (・∀・)イイネ。しかも今の時期は、酒田を17時22分に発車するこの832Dという列車が、実に絶妙な運転時間でして、しばらく進むと車窓に広がったのは・・・こんなに素晴らしい景色 (*゚0゚)ハッ!!。

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日没迫る午後6時過ぎ、
海沿いを走る列車の窓に夕陽が輝きます。
▲16.8.4 羽越本線 小波渡-五十川(車窓から)

ああ、美しい・・・☆。*゚+.*.。 ジ━(*’∀’*)━ン +..。*゚+☆。列車は酒田から一時間の小波渡(こばと)を過ぎたあたりから海岸沿いを走るようになり、車窓にはちょうど頃合いよろしく、日本海へと沈みゆく夕陽がきれいに望めます。快晴の今日は、まさに絶好の夕陽日和でいい染まり具合  (´▽`*)キレイ♪。それを展望台などではなく、キハ(ディーゼルカー)のエンジン音と車輪が奏でるジョイント音を聴きながら、列車のボックスシートで眺められるなんて、乗り鉄にとって最高の瞬間です ボカァ(´ω`人)シヤワセダナァ。そしてこの素晴らしい景色を眺めながらの一杯・・・もちろん「飲み鉄」としても抜かりはありません ( ̄ー ̄*)フッフッフ…。お酒やビールは先ほど乗り継いだ酒田で、そして酒田には駅弁が売っていないと言う事前情報を聞いていたため、お弁当は秋田で仕入れてきました (゚∀゚*)オオッ!!。う~ん、我ながらこの周到ぶりはグッジョブ(笑)ъ(゚Д゚)グッジョブ、オレ。こうしてしばらくの間、私は至福のひと時に酔いしれます Oo。(~▽~*)ウィッ。

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事前に秋田で買ってきた駅弁は、
秋田県産のあきたこまちを使用した幕の内弁当、
「あきたこまち弁当(1,000円)」。
鮭の塩焼、エビフライ、シュウマイ、玉子焼き、
舞茸の天ぷら、蒲鉾、煮物、漬け物・・・など、
オーソドックスな幕の内はおかずが豊富で、
飲み鉄のお供にピッタリ。(゚д゚)ウマー!
☆☆☆・・
お酒は酒田のメジャーな地酒、初孫。
ほのかに酸味を感じる辛口酒です。
Uヽ(>∀<*)クゥーッ!

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海岸に奇岩が立ち並ぶのも、
このあたりの見所です。(゚∀゚*)オオッ!!
シルエットを眺めるのも面白い。
▲16.8.4 羽越本線 五十川-あつみ温泉(車窓から)

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山形と新潟の県境付近に位置する
府屋(ふや)のあたりで、
日没を迎えました。
ああ、陽が沈む・・・ヽ(´д` )アア…。
▲16.8.4 羽越本線 府屋-勝木(車窓から)

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日本海沿いを南下した列車は新潟県へと入り、
沖合に見えてきたのは佐渡(さど)島です。
(゚ー゚*)サドガシマ。
▲16.8.4 羽越本線 今川-桑川(車窓から)

でも、このような美しい情景を車窓から眺めていると、乗り鉄的には大満足なのですが、撮り鉄的には列車に乗っていないで、夕陽と列車を沿線で撮りたいなぁ・・・とのジレンマを感じます (´~`*)ウーン…。今回は乗り鉄に徹したけれど、いつか機会があれば撮影にも訪れようと、沈み行く夕陽を眺めながら心に期するのでした (・∀・`)マタネ。小波渡から村上までの60キロ、海沿いに敷かれた線路を約一時間かけて走り、暮れなずむ美しい夕空を車窓に映し続けてきた列車は、ちょうど山形と新潟の県境付近で日没を迎え、やがてとっぷりと日が暮れた20時半に新潟市近郊の新発田(しばた)へと到着 (゚ー゚*)シバタ。新発田は新津方面へ向かう羽越本線と、同駅を始発にして新潟方面へ向かう白新線の分岐駅です。ここで私は酒田から三時間乗り続けた羽越本線のディーゼル列車を降り、白新線へと乗り換えました ノリカエ…((((o* ̄-)o。

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新発田に到着した羽越本線の新津ゆき。
二両編成の先頭はキハE120でした。
▲16.8.4 羽越本線 新発田

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新発田で白新線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
同線専用の0番線ホームには
E129系の普通列車が待機しています。
▲16.8.4 羽越本線 新発田

白新(はくしん)線は、新潟と新発田の間を結ぶ27.3キロの電化幹線で、新潟市近郊の通勤・通学路線と言う色合いが濃い路線。また、新潟市中心部と県の北部へと伸びる羽越本線を繋ぐ、バイパス的な役割も担っています (・o・*)ホホゥ。同線の車窓には米どころの新潟らしく、広大な田園風景が臨めますが、今の時間はただの暗闇でしかありません ( ̄  ̄;)マックラケ。そんな白新線の普通列車に揺られて40分ほど、私がやってきたのはターミナル駅の新潟 (・ω・)トーチャコ。

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白新線で新潟に到着 (・ω・)トーチャコ。
ちなみにこの列車は新潟が終点ではなく、
ここから越後線へと直通する内野ゆきです。
▲16.8.4 信越本線 新潟

新潟に着いたのは21時ちょっと過ぎ。今からでも上越新幹線の東京ゆき最終列車「Maxとき350号」には余裕で間に合うけれど σ(゚・゚*)ンー…、鈍行きっぷの「東日本&北海道パス」を持つ私が新幹線へ乗ることはありません (´ω`)ソーダロネ。秋田県の大館からスタートし、奥羽本線と羽越本線を南下してきた三日目、今宵はこの新潟で泊まります (´w`*)ドツカレサン。

秋田1516-(羽越546M)-酒田1708~1722-(832D)-新発田2024~2029-(白新1678M)-新潟2108

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ネオンサインが光る夜の新潟駅。
こちらは万代町や古町などの
繁華街側に面した万代口駅舎です。
▲16.8.4 信越本線 新潟

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三日目は新潟で打ち上げ~。
☆ロD\( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪
まずは新潟限定ビールの風味爽快ニシテ(右写真)。
手前はお通しで、小松菜のおひたしと冬瓜のジュレです。
そのほか新潟名物の栃尾揚げや、
新鮮なサザエのお造りなどを注文 。(゚д゚)ウマー!
お酒は魚沼地区の「魚沼で候」という
純米酒をお店の方に勧められました。
香りが良くて、米の旨味が感じられる
和食に合うお酒です。
Uヽ(>∀<*)クゥーッ!

 

8月5日(金)

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宿泊したホテルは新潟駅の目の前で、
お部屋の窓からは高架工事中の新潟駅構内を
眺めることができました (゚∀゚)オッ!。
在来線の高架化は2021年度の予定。
▲16.8.5 信越本線 新潟

一夜明け、新潟で迎えた四日目の朝  ('-'*)オハロ♪。前日の大館に続き、この日もホテルで朝食をいただいてから、ゆっくり目のチェックアウトです (´ー`)ノンビリ。東北から新潟まで南下してきたことにより、もう東京へは鈍行列車でも余裕で(?)帰れる範囲となりました (´∀`;)ヨユウ…ネェ。でもせっかくならば、私にはこの機会にちょっと寄り道して行きたいところがあります (゚ー゚*)ドコ?。新潟は上越新幹線のほか、新津、長岡方面の信越本線、吉田、柏崎方面の越後線、そして前日に新発田から乗ってきた白新線の三路線が集約する駅ですが、そのなかで私が乗ったのは、信越本線の長岡ゆき普通列車。

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新潟から乗る信越本線の長岡ゆきは、
前日の白新線でも乗ったE129系。
ほんの数ヶ月前までは国鉄型の115系が
多く見られた新潟地区ですが、
今ではすっかりE129系ばかりになってしまいました。
σ(・ω・`)ウーン…。
▲16.8.5 信越本線 新潟

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ちなみにこちらは長岡ゆきの隣のホームに停まっていた、
白新線の村上ゆき普通列車(927M)で、
私がこの日の新潟で見た、唯一の115系でした。
(゚∀゚)オッ!
▲16.8.5 信越本線 新潟

信越本線はもともと、群馬県の高崎から長野を経て新潟までを結び、路線名は長野の旧国名「信濃」と新潟の旧国名「越後」の頭文字を取ったものですが、北陸新幹線の開業などにより路線が分断(第三セクター路線への移管や一部区間の廃止)され、新潟地区の信越本線は現在、他県へまたがらずに県西部の直江津から長岡を経て新潟までを結ぶのみとなっています(信越本線はその他、群馬県内や長野県内にも一部が残存)( ̄。 ̄)ヘー。そんな信越本線の普通列車で新潟から20分、私が降りたのは新津 (゚ー゚*)ニーツ。

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信越線の長岡ゆきを新津で下車。
おや? 右の方に何かが顔を覗かせていますね・・・。
|∀・)チラッ。
▲16.8.5 信越本線 新津

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到着したホームの隣に回送で停車していたのは、
タラコ色+国鉄急行色+新潟色という、
三連のキハ47+48 (゚∀゚*)オオッ!!。
羽越本線か磐越西線の列車かな?
国鉄型好きとしてはコレの走行シーンを
沿線で撮りたかったところですが、
残念ながら同編成はしばらくして、
構内の車庫(新津運輸区)に引き上げちゃいました。
σ(・∀・`)ザンネン…
▲16.8.5 信越本線 新津

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新潟市秋葉区に位置する新津駅。
2003年に改築された駅舎は、
大きな三角屋根が特徴の橋上駅です。
/(゚д゚)\サンカク
▲16.8.5 信越本線 新津

新潟0849-(信越432M)-新津0908

新津というと、前日に私が酒田から乗って夕陽を眺めた、羽越本線のディーゼル列車が終点だった駅。ここは信越本線のほかに羽越本線、そして当駅から会津若松方面へと伸びる磐越西(ばんえつさい)線の三路線が乗り入れる鉄道の要衝であり、さらには構内に車両基地の新津運輸区が隣接し、また近隣に国鉄時代からの新津工場、現在ではJR東日本の車両製造工場(総合車両製作所新津事業所)があるなど、新津は鉄道に深い関わりのある土地で、古くから「鉄道のまち」として知られています (・o・*)ホホゥ。

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鉄道のまち・新津。
マンホールにはSLが描かれており (゚∀゚)オッ!、
名所や歴史をモチーフにした道のタイルにも
かつてこの地を走っていた
特急「とき」の姿が見られました (゚∀゚*)オオッ!!。

そんな鉄道のまち・新津には、その歴史や文化を学び伝える鉄道の資料館があり、私が新津で下車したのはそこを訪れることが目的でした (゚∀゚*)オオッ!!。個人的に「ちょっと気になる展示物」があって、かねてから一度は見学したいと思っていた新津の鉄道資料館。でも正直、ここだけのために東京からわざわざ上越新幹線を使ってまで行くほどのところではありません σ(・∀・`)ウーン。そこで何かのついでに行けないかと考えていたところ、今回の東北からの帰りに立ち寄ることを思いついたのです (´ω`)ナルヘソ。ではさっそく・・・と、いきたいところですが、実はこの資料館の場所はちょっぴり遠くて、駅から徒歩30分弱(約2.3キロ)( ̄  ̄;)トオイ…。歩けない距離ではないけれど、炎天下のもとではちょっとキツいよね・・・(´~`;)ウーン…。でも、そんな徒歩鉄の強い味方となってくれるのが、駅近くの地域交流センターで貸し出しをしているレンタサイクル σ(゚ー゚*)チャリ?。しかも無料で使えると言うのが、嬉しいじゃありませんか ヽ(´¬`)ノ ワ~イ 。身分証(運転免許証ね)を提示して無事に自転車が借りられ、心地よ・・・くはない、真夏の生暖かい風に吹かれて走ること15分 ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~、やってきました「新潟市新津鉄道資料館」。

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新津のメインストリートを抜け、
閑静な住宅街の一角にあるのが
新潟市新津鉄道資料館」。
開館時間は9:30~17:00(最終入場は16:30)、
入場料は大人300円、小人100円です。
休館日は火曜日と年末年始。

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駅からここまでの足としてお借りした
秋葉区地域交流センターのレンタサイクル。
♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~。
あとから知ったのですが、
新津駅構内には鉄道資料館の分室(案内所)があり、
そこでも無料で自転車が借りられるのだそうです。

一見すると、なんだか学校のようなシブ~い建物の鉄道資料館 (≧∇≦)シブイッ!。大宮や京都の鉄道博物館のような立派なものをイメージされていた方には、ちょっと意外な外観だったかも知れませんが σ(゚・゚*)ンー…、ここはもともと国鉄職員の訓練施設(新潟鉄道学園)だったそうです ( ̄。 ̄)ヘー。二階建ての館内は一階がメインの展示スペースで、「鉄道のまち、新潟・新津の歴史をたどる」をテーマに四つの展示ゾーンからなり、地域色の濃い鉄道文化を紹介しています (・o・*)ホホゥ(二階はおもに企画展示室)。ではその館内のほんの一部(かなり個人的趣向が強い)を見てみましょう(ちなみに館内は個人で楽しむ分には撮影可だそうです。ただし細かい資料などは極力写さないようにしています。また企画展示は全面的に撮影不可)。

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館内の展示コーナーはこんな感じ。
一昨年にリニューアルされたばかりと言うこともあり、
外観の印象ほど、シブさや狭さは感じません。
壁面には鉄ちゃん的なお宝がいぱーい!
(☆∀☆)キラーン☆

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「出羽」と「鳥海」のヘッドマークだ!!
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
ともにかつて首都圏と東北地方の日本海側を
上越・信越・羽越本線経由で結んでいた
ブルートレイン(寝台特急)で、
新津も通っていました。
「出羽」には乗ったことないけれど、、
「鳥海」には一度だけあるな・・・。
165系の急行「佐渡」も懐かしいね。

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これは上越新幹線の開業前に、
首都圏と新潟を結んでいた上越線の名特急
「とき」のヘッドマーク (゚∀゚*)オオッ!!。
平仮名の下に小さく「朱鷺」の漢字が入れられていたのが、
このボンネット型文字マークの特徴でしたよね。
その向こうに見えるのは、上越新幹線に使われた
200系の団子っ鼻(連結器カバー)。

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1986年の国鉄末期に新津駅の構内で、
掲示されていた時刻表。
寝台特急「出羽」や急行「とがくし」、
さらには新潟発着の特急「雷鳥」や、
青森と大阪を結んでいたロングラン特急「白鳥」など、
懐かしい列車名が見られます (ノ∀`)ナツカシス。
ちなみに現在の新津で見られる定期特急列車は、
新潟と上越妙高を結ぶ、特急「しらゆき」のみ。

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懐かしいと言えばこちら (=゚ω゚=*)ンン!?。
ボタンを押すと発券される、昔のきっぷの自動券売機。
そうそう、こんな丸いボタンだったよね・・・。
ICカードはおろか、自動改札も普及していなかった時代。
この券売機で買ったきっぷに
有人の改札口でパチンとハサミを入れてもらい、
電車に乗っていたんです (ノ∀`)ナツカシス。

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かわいいスタイルの保線車両(モーターカー?)が
展示されていました (´▽`*)カワユス♪。
なんだかむかしの牛乳屋さんみたい。
運転台はいたってシンプルな構造です。

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館内には運転シミュレータもあります (゚∀゚)オッ!。
運転台は200系新幹線のもの・・・かな?
そして画面はなぜか新潟の路線ではなく、
中央(快速)線の201系 ( ̄△ ̄;)ナンデ。
私も一駅分だけ体験させていただきました。
ただいま西荻窪に停車ちう・・・(゚∀゚)アヒャ☆

ハリキって(?)開館時間の9時半に入場した私 (*`・ω・´)-3フンス!。学校が夏休みの時期だけれど、平日ということもあってか、ほかに入場者の姿はなく貸切状態です (・ω・)ポツン…。嬉しいことに元・国鉄マンだったという案内係の方に付いていただき(誰もいないからヒマなのかも・・・^^;)、丁寧な説明をマンツーマンで受けながら貴重な資料を眺め、電車のシミュレータなども楽しみながら館内を一巡 φ(゚ー゚*) フムフム。個人的にはやはりブルートレインや特急列車のヘッドマークを見ると、思わず目が輝いちゃいます (*゚∀゚)=3ハァハァ!。ところで、資料や部品、機器などの細かい展示物は充実している館内ですが、鉄道展示施設の花形ともいえる実車の保存はないのかというと・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ もちろんこの新津鉄道資料館でも数台の車両を所蔵しています (゚∀゚*)オオッ!!。さすがに学校っぽい造りの本館内には入りきらず、車両が展示されているのは屋外にある二カ所の展示スペース ...(((o*・ω・)o オソト。

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本館に隣接する形の
北側展示エリアに置かれていたのは、
東北・上越新幹線の開業時から活躍し、
緑の新幹線としてお馴染みの200系新幹線と、
かつては新津機関区に所属し、
羽越本線などで活躍した蒸気機関車、
C57形の19号機。

屋外に展示されている静態保存車も、2013年まで上越新幹線で活躍した200系や、かつては地元の新津機関区に籍を置いていたC57形蒸気機関車の19号機など、新潟や新津に縁のある車両たちです エスエル(´▽`*)シソカソセソ。そんな屋外展示車両のなかに、私が一目会いたいと思っていた一両があります σ(・∀・`)アイタイ…。それが先述した私の「気になる展示物」であり、この新津鉄道資料館を訪れたいちばんの目的。そのお目当てとは・・・ (*゚0゚)ハッ!!。

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本館から少し離れた、
駐車場脇にあるのが南側展示エリア。
新潟の豪雪にも耐えられるような、
立派な屋根のもとに佇んでいたのは・・・。
(=゚ω゚=*)ンン!?

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クリームと赤のツートンカラー、
いわゆる国鉄特急色に塗られた485系!
(゚∀゚*)オオッ!!
同館で昨年から保存し、展示されているのは
元・新潟車両センター所属のT18編成の先頭車で、
四つ目が特徴のクハ481-1508です。

ヨンパーゴ、イタ━━━━m9(゚∀゚)━━━━ッ!!
そう、拙ブログをご覧いただいている方ならば、もうお馴染み(?)のこの車両。国鉄時代の特急型電車を代表する名車、485系です w(*゚o゚*)wオオー!。同系と言えば、二ヶ月前の今年6月に現役最後の原型車(仙台のA1/A2編成)が引退し、そのラストランを福島や宮城へ私も撮影しに行ったのが記憶に新しいところ サヨナラ~(´;ω;)ノシ~~~。この新津に保存されている485系は、その時のラストランに使われた編成のものではなく、昨年の北陸新幹線開業によって廃止された特急「北越」などに使われ、新潟の車両センターに所属していた編成(新潟のT18編成)のうちの一両です ( ̄。 ̄)ヘー。引退して廃車(車籍抹消)となり、静態保存となった今も、正面には現役時代と同様に「北越」のヘッドマークが誇らしげに掲げられていました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

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これは展示車両のクハ481-1508が
現役だった頃に撮った、特急「北越」。
「北越」は新潟と金沢の間を、
信越本線、北陸本線を経由して結んでいた特急列車でしたが、
昨年三月の北陸新幹線開業により廃止。
最後まで国鉄型の485系が定期的に使われた特急として、
ファンの人気が高かった列車でした。
▲10.4.30 信越本線 茨目-安田

まだ新幹線網がそれほど発達していなかった時代に、東北や北陸、九州など、在来線の特急列車として全国各地を走り、かつては国鉄特急の顔として活躍した485系  (゚ー゚*)ヨソパーゴ。ほんの一時期ではありますが、北海道で使われたこともありました(ちなみに展示車のクハ481-1508は、もともと北海道用)。その功績をたたえ、メジャーどころの鉄道博物館では、485系やその派生形式の489系などが、ちゃんと展示されています。しかし、それらの博物館に保存されているのは、同じ485系という形式の括りでも、初期のボンネット型先頭車ばかり σ(゚ー゚*)ボンチャソ…。大宮も、京都も、門司港(の各博物館)でも、み~んな鼻の長いボンネットです (´д`)ハァ。もちろんボンネット型だって私は好きですし、同系の経歴の観点から見れば、博物館で初期形を展示する意味は大きいと思います。でも、485系と言えば幕式のイラストマークを掲げた後期の平面形先頭車の印象が強いと言う方も少なくないと思われ、また近年まで現役で活躍したこの顔に馴染みのある若い方も多いハズ σ(゚・゚*)ンー…。そんな平面形で唯一、現在も完全な原形をとどめているのが、この新津のクハ481-1508なのです ( ̄。 ̄)ヘー(ちなみに平面形では門司港の九州鉄道記念館に、前頭部のみのカットモデルが「RED EXPRESS色」で現存)。そう考えると、この一両はわざわざ新津まで足を運んででも見る価値のある、貴重な存在と言えるでしょう (´ω`)ナルヘソ(さっきは「新幹線に乗ってまで来るところではない」って言っていたけれど・・・^^;)。

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現役時代の同車に思いを馳せ、
正面気味にお顔を撮影。
(^_[◎]oパチリ。
残念ながら晴れた日は建物の映り込みが
ちょっと目立ちますね・・・。
撮影に訪れるならば曇りの日の方がいいのかな。

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485系とともに南側展示エリアで保存されているのは、
おもに上越線や只見線、信越本線などで
冬季の除雪作業にあたっていた
DD14形ディーゼル機関車の332号機。
いわゆるラッセル車というヤツで、
雪国・新潟の鉄路を支えた一機です。

C57形蒸気機関車、200系新幹線、DD14形ラッセル機、そして485系国鉄特急型電車。この四種が現在の同館で展示されている静態保存車両です。ご当地に縁のある車両と言う括りながらも、なかなか充実した展示ラインナップではありませんか (・∀・)イイネ!。何といっても私としては、485系の先頭車、クハ481-1508に再会できたことに感激です・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。屋内・屋外ともに展示物の見学を存分に満喫した、新津鉄道資料館訪問となりました (´w`*)ドツカレサン。

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ちなみに訪れた日の資料館では夏休み企画として、
実物車両展示エリアを巡る、
スタンプラリーが行なわれていました (゚∀゚)オッ!。
頑張ってコンプリートしたら、
(と言っても南北の二カ所だけれど)、
485系「北越」のポストカードがもらえますた。
[ホクェッ]ヽ(´¬`) ワ~イ♪。

鉄道資料館をあとにして、ふたたび自転車にまたがる私。新津での目的は資料館を訪れることでしたが、私には新津でもう一カ所だけ、この機会に立ち寄ってみたい場所があります (゚ー゚*)ドコヨ?。資料館から自転車を漕ぐこと10分ほど、私が次にやってきたのは資料館のある新潟市秋葉区と、隣接する阿賀野(あがの)市の間を流れる、阿賀野川に架かる道路橋。実はここには道路橋に並行して羽越本線の鉄橋が架けられており、撮り鉄にとっては有名な撮影ポイントなのです (゚∀゚*)オオッ!!。今日はとくに珍しい列車が通るわけではないけれど、今後のためのちょっとした下見と言った感じで、ためしに訪れてみました (´ω`)ナルヘソ。

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鉄道資料館から自転車を漕いで、
阿賀野川に架かる橋の上へとやってきました。
右のほうに見えるのが羽越本線の鉄橋です。

いちおう普通列車の時刻を事前に調べてきており、あと15分くらいで鉄橋を通過するハズ。可能性的にはかなり低いけれど、先ほど新津へ着いた時に見かけた、国鉄色のキハが来てくれないかな・・・σ(・∀・*)ドーカナ… などと思いながらカメラを構えてみると、通過予定時刻よりもだいぶ早く、橋の向こうに列車のヘッドライトが見えてきました。あり?時刻表を見間違えたかな?(・・?)アリ?。いや、普通列車のキハじゃないぞ・・・(=゚ω゚=*)ンン!?

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スッキリと晴れ渡った夏空のもと、
轟音を響かせて阿賀野川橋梁を渡りゆく、
EF510牽引の貨物列車。
▲16.8.5 羽越本線 新津-京ヶ瀬

カモレ、キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ッ!!
長~い阿賀野川の鉄橋に躍り出たのは、これまた長~い編成の貨物列車 w(*゚o゚*)wオオー!。先頭に立つ赤いゴトーさん(EF510)が青空に映えて、なかなかいいアクセントになっているじゃありませんか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。日本海縦貫線の一部を担う羽越本線での貨物列車は、それほど珍しい存在じゃ無いと思われますが、貨物の時刻などを調べていない貨物オンチの私からすると、たまたま撮れたのはラッキーな収穫でした (´¬`)ラキー♪。ところで、いっぽうの普通列車はというと、やってきたのはお目当ての国鉄色キハ!  (゚∀゚*)オオッ!!・・・な〜んてことはなく、昨日の私が羽越本線で乗ったのと同系のキハ110でした (・∀・`)ナーンダ。ま、そんなもんだよね (^^;)ゞポリポリ。

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続いてやってきた普通列車はキハ110。
単行列車が軽やかに鉄橋を駆け抜けてゆきました。

予期せぬ貨物列車と予定通りの普通列車を撮リ終えて、炎天下の橋上から撤収 ( ̄0 ̄*)シューリョー。これで私の新津での目的・・・・いや、今旅における、すべての目的を果たすことができました (´w`*)ドツカレサン。さ、自転車で新津駅へと戻り、鈍行列車を乗り継いで東京に帰りましょう カエロ…((((o* ̄-)o。もうさすがに立ち寄るところはありません(笑)。

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新津に入ってきた信越線の長岡ゆき普通列車、
ちょっぴり115系を期待するも、E129系でした。
でもこのE129系の黄色とピンクの帯色、
70系時代の新潟色っぽい感じがしますね。
▲16.8.5 信越本線 新津

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長岡で乗り継いだ上越線の水上ゆき普通列車も
同じくE129系 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
ホントに新潟地区の115系は
風前の灯になってしまったのね・・・。
(´・ω・`)ショボーン。
▲16.8.5 信越本線 長岡

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米どころの魚沼地区をゆく上越線の車窓。
向こうにはお酒の名前で知られる名峰、
八海山の姿が見えますが、山頂は雲隠れ・・・。
(≡"≡;*)モヤモヤ…。
今旅では岩木山も、鳥海山も、スッキリとはせず、
あまり山運には恵まれなかった気がします。
てっぺんまでキレイに見えた印象があるのは
豪雨後に新幹線の車窓から眺めた、
盛岡での岩手山くらいか。
▲16.8.5 上越線 八色-浦佐(車窓から)

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新潟と群馬の県境にある清水トンネルを抜けた列車は
上越線名物の湯檜曽ループを通過 σ(゚ー゚*)ループ?。
ループ線は高低差のある区間を
ぐるりと弧を描くようにして勾配を緩和する線形で、
眼下にはこれから同列車が走る線路を
見下ろすことができました。
▲16.8.5 上越線 土合-湯檜曽(車窓から)

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水上ではさらに先へ進む、
高崎ゆきの普通列車(左)へ乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
車両はお馴染みの湘南色115系。
やはりこの電車に乗るとどこか落ち着きを感じます。
ε-(´∇` )ホッ。
でもこの高崎地区の115系も
リニューアルされた211系の投入により、
急速に置き換えが進んでいる様子・・・。
▲16.8.5 上越線 水上

新津から信越本線と上越線の普通列車を乗り継ぎ、北関東に位置する群馬県の水上(みなかみ)までやってきました (゚ー゚*)グンマー。ここまで来ると、もう旅は最終盤。あとは水上に待機している高崎ゆきの普通列車に乗り、高崎でさらに高崎線へと乗り次げば、都内へと帰れる (=゚ω゚)ノ タライマ!・・・のですが、実は旅の最後にもうひとつだけ、ちょっとした軽い鉄ネタを仕込んで(?)おきました エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。水上からの普通列車を終点の高崎まで乗らず、私が下車したのは途中の沼田 (゚.゚*)ヌマタ?。沼田は上越線のみの単独駅で、乗り換え路線などはありません。いったいなぜこんなところで降りたのかというと・・・高崎ゆきの列車を見送ったホームの向こう側に停まっていたのは、こんな電車 (=゚ω゚=*)ンン!?。

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国立公園・尾瀬の玄関口として知られる沼田。
そのホームにはシックな茶色い電車が
発車を待っていました。
▲16.8.5 上越線 沼田

やまどり、イタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!
そう、この電車は以前にも一度、私が群馬の吾妻(あがつま)線を訪れた際に乗車し、拙ブログでご紹介したことがある、観光用多目的車両(いわゆるジョイフルトレイン)の「リゾートやまどり」(´▽`*)ヤマチャソ。通常は団体専用列車などに使われる機会が多い同車ですが、この日は沼田を最寄駅とする玉原(たんばら)高原にて、ちょうどラベンダーの花が見頃を迎えているらしく、首都圏からの観客輸送を担うために、この「やまどり」が期間限定の臨時列車として運転されていたのです。その名も「たんばらラベンダー号」(笑)。

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団体列車のほか、臨時列車などにも使われる
ジョイフルトレインの「リゾートやまどり」。
今回は臨時快速「たんばらラベンダー号」
としての運転です。

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以前にもご紹介していますが、
「やまどり」のウリは何といっても、
景色を眺めやすい大きな窓と、
この広いピッチのリクライニングシート。
座席の配置は横2列・1列の3列で、
これは1列側の一人用座席。
▲16.8.5 上越線 沼田

シートピッチの広い横3列配置の座席、そして車端部にはフリースペースのミーティングルームまで備わっていて、なんとも豪華な内装の「やまどり」ですが w(゚o゚*)w オオー!!、実はこの車両、グリーン車ではなく普通車なのです Σ(゚∇゚ノ)ノ エエッ!?。 しかも「たんばらラベンダー号」の列車種別は、特急ではなく快速。つまり、今旅での私が五能線で利用した「リゾートしらかみ」と同様、乗車にはグリーン券も特急券も必要ありません。乗車券の他にかかる料金は、座席指定券の520円のみ(全席指定なので、乗車の際には必ず指定券が必要になります)。これはなんともおトクな列車ではありませんか!(´艸`*)オットク~♪。ここ沼田と首都圏の上野をダイレクトに結ぶ、臨時快速「たんばらラベンダー号」。旅のラストはこの列車で締めることにしました (σ´∀`)σイイネ~♪。

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快速の「たんばらラベンダー号」は、
乗車券に指定券(520円)を足すだけで乗車可能。
もちろん「青春18きっぷ」や「東日本&北海道パス」も
乗車券として利用できます (´艸`*)オットク~♪。
同列車の車内検札印は
「リゾートやまどり」がデザインされた、
オリジナルのものでした (゚∀゚)オッ!。

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「やまどり」の大きな窓から眺めるのは
上越線に沿う利根川の流れ。
▲16.8.5 上越線 岩本-津久田(車窓から)

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そんな乗り心地のよい「やまどり」の車内で、
今旅の打ち上げ~ [★]ヽ( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪
いただく駅弁は長岡の「喜作弁当(¥1,050)」
ご飯は長岡産のコシヒカリで、
おかずは神楽南蛮の鶏団子に塩鮭、なす味噌煮、
金平蓮根、油揚げとぜんまい煮など、
それらが籐で編んだお弁当箱にぎっしり詰まった
幕の内弁当です。☆☆☆・・
ちなみに、水上や沼田には駅弁が売っていないので、
これも事前に長岡で仕入れてきました。
ъ(゚Д゚)グッジョブ

 

休暇を取得したものの、なかなか予定が定まらなかった今年の夏休みで、ふと思い立ったのが青森の「ねぶた祭り」 σ(゚ー゚*)ネブタ…。一度はあの勇壮な祭りをこの目で直に見てみたい・・・そんなところから、旅の計画が組み上がりました。主目的が祭りの見物と、それにともなって運行された臨時列車(583系の「ねぶたまつり号」)に乗ることだったため、例年に比べると撮り鉄(撮影)面で少し物足りないところがあったかも知れませんが、乗り鉄としては1都10県、実に10路線もの車窓風景を眺めることができ、思う存分に鉄旅を満喫 (*⌒∇⌒*)マンゾク♪。これでふだんの仕事疲れが、すっかり癒されたように思います(笑)。ただ・・・やっぱり初日に大雨で列車が運転見合わせとなってしまい、急きょ新幹線を使わざるを得なくなってしまったのは、フトコロ的にもイタかったし、お目当ての特急「ねぶたまつり号」以外は、すべて鈍行列車で巡るというところに旅のこだわりを持っていた私にとって、ちょっと残念な結果となってしまいました σ(・∀・`)ウーン…。でもこのような予期せぬアクシデントは、旅行記的に見ると変化が付いて面白かったのかな?(笑)アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。長々とした旅行記にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。沼田から乗った「たんばらラベンダー号」は、まもなく終点の上野に到着です (´w`*)ドツカレサン。

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旅の終わりにふさわしく、
頭端式の上野駅地平ホーム(15番線)に到着した、
「たんばらラベンダー号」(・ω・)トーチャコ。
ふるさとの東北に思いを馳せる啄木の歌碑が
東北帰りの私を出迎えてくれました。
▲16.8.5 東北本線 上野

新津1227-(信越438M)-長岡1322~1348-(上越1736M)-水上1546~1553-(746M)-沼田1609~1622-(快速 たんばらラベンダー号)-上野1836




 



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夏休み02・・・583系「ねぶたまつり」号 乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.08.02~05
夏休み02
らっせーらー!らっせーらー!!
特急「ねぶたまつり」号 乗車記
 
  

前回からの続きです。
(スミマセン、あいかわらず今回も長ったらしい記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m。もしくは写真を見ていただくだけでも嬉しいです♪)

夏の休暇を利用した鉄道旅、今夏の私は東北地方を巡っています イクゼ(/*´∀`)o トーホク♪ 。安価な普通列車専用のフリーきっぷ「東日本&北海道パス」を使ったセコい鈍行旅を企てるも (´艸`*)オットク~♪、旅の初日早々に東北地方を襲った局地的な大雨の影響で、乗る予定だった東北本線の普通列車が仙台近郊の小牛田(こごた)で運転を見合わせるという予想外のアクシデントに見舞われてしまい Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?、結局は仙台から新幹線を使うハメに・・・(´д`;)トホホ…。新幹線には乗ることができない「東日本&北海道パス」、あらためて買うことになった乗車券と新幹線特急券はかなりイタい出費となってしまいましたが (・ε・`)シャーナイネ、大雨の影響を受けなかった新幹線により、どうにか初日の夜に目的地の秋田へと到達することができました (・ω・)トーチャコ。そして一泊したのちに迎えた二日目の朝は、秋田市の追分と男鹿半島の男鹿を結ぶ、非電化ローカル線の男鹿線を訪れ (゚ー゚*)オガセソ、朝の通勤・通学時間帯に設定されている同線の名物、長編成のディーゼル列車を撮影 (^_[◎]oパチリ。お目当てだったキハ40の5両編成に加え、白鳥という珍客(?)も現れて、天候状態はビミョーだったものの、まずまずの成果を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。その後、男鹿線を終点の男鹿まで往復し、再び秋田へと戻ってきた私。さて次に私が向かうのは・・・? (゚ー゚*)ドコ?

乗ってきた男鹿線の列車を降り、秋田駅の構内で待つことしばし。やがてホームに入ってきたのは、大きな前面窓が特徴のこの列車 (=゚ω゚=*)ンン!?。

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秋田のホームで発車を待つのは、
ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を
組み合わせた駆動システムの、
ハイブリッド気動車・HB-E300系。
列車名は「リゾートしらかみ3号」です。
(´▽`*)リゾシラ♪。
▲16.8.3 奥羽本線 秋田

りぞしら、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!
そう、私が次に乗るのは、秋田と青森の両県にまたがる日本海沿いのローカル線・五能(ごのう)線を走り、その大きな窓から雄大な海景色が眺められるという、クルージング式・観光列車の草分け的存在、快速「リゾートしらかみ」号です (゚∀゚*)オオッ!!。撮り鉄だけでなく乗り鉄も楽しみたいと考えている今旅、ここからはこのリゾート列車に揺られて、きれいな五能線の車窓風景をのんびりと味わい、日頃の仕事疲れを私なりに癒したいと思います ヽ(´▽`)ノワーイ♪。これぞ夏休みの正しい過ごし方・・・か? (´ー`)マターリ。

秋田を定刻に発車した「リゾートしらかみ3号」は、しばらく奥羽本線を下り、途中の東能代(ひがしのしろ)から五能線へと入りました。

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「リゾートしらかみ3号」の始発駅は秋田ですが、
五能線の起点は奥羽本線と分岐する東能代。
列車はここで進行方向を変えて五能線に入ります。
▲16.8.3 奥羽本線 東能代

五能線は秋田県にある奥羽本線の東能代から、能代(のしろ)、岩館(いわだて)、深浦、鯵ヶ沢(あじがさわ)、五所川原(ごしょがわら)などの各駅を経て、青森県の川部(かわべ)で再び奥羽本線に合流する、全長147.2キロにもおよぶ非電化ローカル線です (・o・*)ホホゥ。なんといっても五能線といえば、日本海の海岸沿いを長い距離に渡って走る風光明媚なロケーションが最大の魅力で、とくに奇岩が海岸に立ち並ぶ深浦あたりの景色は日本屈指の鉄道風景とも賞されます (゚∀゚*)オオッ!!。そんな五能線で運転されている観光列車が、いま私の乗っている「リゾートしらかみ」。同車の大きな窓からは、その美しい車窓風景を余すところなく楽しむことができます (´▽`*)キレイ♪。ちなみに、「リゾートしらかみ」は全車指定席ではあるものの、特急列車ではなく快速列車なので、普通乗車券(「東日本&北海道パス」や「青春18きっぷ」などの格安きっぷも含む)のほかに、520円の座席指定券を加えるだけで乗車が可能なオトク列車です (´艸`*)オットク~♪。

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東能代から約一時間の岩館を出ると、
車窓の左手には日本海の海景色が広がります。
天気もよく、素晴らしい眺め♪
(´▽`*)イイテンキ♪
▲16.8.3 五能線 岩館-大間越(車窓から)

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車窓に青い海を眺めながら、
お昼ゴハンをいただくことにしましょう
≠( ̄
~ ̄ )モグモグ
乗車前に買ってきたのは秋田の駅弁、
「海三昧(¥880)」。
あきたこまち米を使った味付ご飯の上に、
焼きホタテやいくらの醤油漬け、
タコのしょっつる煮、しそわかめ、
ちりめんじゃこなどを乗せた、
海鮮丼のような楽しいお弁当です (゚д゚)ウマー!。
☆☆☆・・

ところで、この「リゾートしらかみ」ですが、私は過去に何度か乗っており、拙ブログで乗車記をご紹介したこともあります(2011年11月の記事、「五能線 「リゾートしらかみ」乗車記」を参照)。同じ路線でも季節ごとに車窓風景は変化し、何度乗っても楽しめる「リゾートしらかみ」ではあるけれど、ここであらためて以前と同じような乗車記をお伝えすることは無いし σ(゚・゚*)ンー…、ただでさえ「長ったらしい」とご指摘を受けることが多い拙ブログの旅行記 ;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)ナガイワ!、乗車時間が実に5時間にもおよぶ「リゾートしらかみ」のレポートをずっとし続けると、なかなか今旅の「本題」にたどり着けません ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。なので、今回は粗雑な扱いで恐縮ながら、「リゾートしらかみ」の部分は簡潔に済ませたいと思います m(_ _)m スンマソン。そう、実はこの日いちばんのメインイベントは、「リゾートしらかみ」に乗ることではないのです。ぶっちゃけ「リゾしら」は、夕方までの時間つぶしと言ったところ・・・かな? (^^;)ゞポリポリ

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深浦を出た「リゾートしらかみ」は、
五能線随一の絶景ポイントに差し掛かります。
日本海の荒波に削られた奇岩の数々は、
いつ見ても迫力満点!
w(゚o゚*)w オオー!!!
▲16.8.3 五能線 深浦-広戸(車窓から)

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途中の鯵ヶ沢と五所川原の間では、
車内で津軽三味線の演奏が行なわれます。
心地よい三味線の音色に耳を傾けながら、
流れゆく津軽の車窓風景を眺めるのもまた、
「リゾートしらかみ」ならではの楽しみ方

ベンベンベン ( ̄∀ ̄ 3)
ベンベンベン…

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沿線最大の街、五所川原を出ると、
「リゾートしらかみ」の旅も残りわずか。
このあたりからは晴れていると車窓の右手に
津軽のシンボル・岩木山の姿が見えるハズなのですが・・・
残念ながら今日は雲隠れ (≡"≡;*)モヤモヤ…。
沿岸は晴れていたのに、内陸の方は雲が多めです。
▲16.8.3 五能線 鶴泊-板柳(車窓から)

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秋田を発車して実に5時間、
五能線を走り続けてきた「リゾートしらかみ」は、
再び奥羽本線と合流する駅、青森県の川部に到着。
(・ω・)トーチャコ。
同列車はこのあと奥羽本線の上りへ乗り入れて
最終的に弘前まで行きますが、私はこの川部で降ります。
▲16.8.3 奥羽本線 川部

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川部では弘前ゆきの「リゾしら」とは反対の方向へ進む、
奥羽本線の青森ゆき下り普通列車(右)に乗り換えます。
ノリカエ…((((o* ̄-)o 。
▲16.8.3 奥羽本線 川部

五能線ならではの雄大な海景色を長い時間に渡って車窓から楽しんだ私は、五能線と奥羽本線が接続する川部で「リゾートしらかみ」を降り、そこから奥羽本線の下り普通列車に乗り換えました ノリカエ…((((o* ̄-)o 。まだ帰宅ラッシュには早い午後4時前だと言うのに、けっこう混雑している青森ゆきの普通列車。あたりを見回せば車内には浴衣や法被などを纏った、にぎやかな衣装の方があちこちに目立ちます (=゚ω゚=*)ンン!?。というのも今日を含めたここ数日、終点の青森では夜に「大きなお祭り」が催されており、夕方のこの列車が混雑しているのは、そのお祭りへ向かう方々が大勢乗っているためです σ(゚ー゚*)オマツリ?。そして何を隠そう、実は私の今旅におけるいちばんの目的も、そのお祭りを見に行くことに他なりません。盛夏の時期に青森で行なわれる「大きなお祭り」といえば・・・σ(゚・゚*)ンー…もう多くの方がご存知、かの有名な「ねぶた祭り」です!(゚∀゚*)オオッ!!

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混んでいた車内で立って過ごし、
川部から50分で終点の青森に到着

私が青森駅を訪れるのは
昨年夏休みの北海道帰りに通って以来、
ちょうど一年ぶりです。
(=゚ω゚)ノ オヒサ!。
▲16.8.3 奥羽本線 青森

秋田1040-(リゾートしらかみ3号)-川部1533~1538-(奥羽661M)-青森1623

ねぶた祭り(青森ねぶた祭)」は、「ねぶた」と呼ばれる武者などを模した人型の大きな燈籠が山車となって街なかを練り歩き、そのまわりで「はねと」と呼ばれる踊り子たちが場を盛り上げる、青森地域の歴史深い伝統的な夏祭りで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています (・o・*)ホホゥ。開催は毎年、曜日に関係なく8月の2日から7日までの6日間で、期間中には観光客が300万人も訪れるという人気ぶり。青森の夏は「ねぶたの夏」と言っても過言ではないほど、街中が熱気に包まれるのだそうです マツリダ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマツリダ♪。そんなねぶた祭りを、かねてから一度は現地でじかに見てみたいと思っていた私 σ(・∀・*)ミタイ。しかし、一昨年の急行「はまなす」撮影&竜飛岬観光、そして昨年の北海道帰りに立ち寄った奥津軽いまべつ駅見学と、ここ数年は夏休みに青森近辺を訪れることが多かったものの イクゼ(/*´∀`)o トーホク♪、どうしても私の休暇がねぶた祭りの開催日と合わず、一昨年も、昨年も、開催を告知するポスターを青森駅前で指をくわえて眺めるのみでした (・ε・`)チェ。でも、今年は仕事の関係で休暇の取得日が例年よりも少しだけ遅くなり、ウマくねぶた祭りの日程と合わせることができたのです (゚∀゚*)オオッ!!。今夏の旅先にまたもや青森を選んだのには、そんな理由があったからでした (´ω`)ナルヘソ。そして「リゾートしらかみ」に乗車して車窓を楽しむという、乗り鉄らしい時間の潰し方(?)をし、夕方のいい頃合いに青森へとやってきた私 (・ω・)トーチャコ。初めて見ることになるねぶた祭りは、観覧できる場所や混雑具合などがよくわからず σ(゚・゚*)ンー…、少し時間に余裕を持って会場付近に到着しましたが、開催日のなかでも平日にあたるこの日は私が思っていたほどの混雑ではなく、沿道からでもじゅうぶんに「ねぶた」の練り歩きを見ることができそうです ε-(´∀`*)ホッ。さあ、私にとって三年越しの念願が叶った、ねぶた祭り見物。青森の夏の夜に浮かび上がった「ねぶた」の舞いを、ご覧ください・・・。

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日暮れを迎えたころ、

会場となる青森駅近くの新町通りに、
灯りを点した「ねぶた」が姿を現しました!
ドキキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪
この時点ではまだスタンバイですが、
合図の花火が打ちあがると、
大きな太鼓の音が響き、
一斉に「ねぶた」の練り歩きが始まります。
w(*゚o゚*)wオオーッ!。

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三国志・虎牢関「関羽と呂布」
(さんごくし・ころうかん「かんうとりょふ」)

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茨木童子と渡辺綱
(いばらぎどうじとわたなべのつな)

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海神と山幸彦
(わだつみとやまさちひこ)

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蝦夷ヶ島 夷酋と九郎義経
(えぞがしま いしゅうとくろうよしつね)
この作品が今年の「ねぶた大賞」受賞作です。

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素戔嗚尊八岐大蛇退治
(すさのおのみことやまたのおろちたいじ)

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箭根森八幡
(やのねもりはちまん)

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企業スポンサーなどが付く「大型ねぶた」に対して、
地域の有志で参加する「担ぎねぶた」の数々。
こちらもメインの大型ねぶたに負けない迫力があります。
(゚Д゚*)スゲー!!。

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さらには、こんなカワイイ「子供ねぶた」も出陣。
(´▽`*)カワユス♪
新城小学校ってことは、
奥羽線の津軽新城駅近くにある小学校かな?

らっせらー!らっせらー!!ラセラー♪ ヘ(゚ω゚ヘ)三(ノ ゚ω゚)ノ ラセラー♪(「ねぶた」のまわりで踊る「はねと」の掛け声)。いや~、これはスゴイ!スゴいぞ!ねぶたまつり!! (ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!。巨大な「ねぶた」が躍動する圧巻のド迫力に、感動!興奮!!大熱狂!!!ε-(°ω°*)ムフーッ!!。鉄道以外の撮影ではあまりのめり込むことがない私ですが、思わず沿道から身を乗り出してカメラのシャッターを切りまくり パシャ パシャ Σ【◎】]ω・´)パシャ パシャ。はじめはビール片手に軽~い記録程度のつもりだったのに、いつしかねぶた祭りの熱い世界にすっかり引き込まれてしまいました (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そんな「ねぶた」の魅力が、私の拙いウデの写真で、少しでも伝わると嬉しいです。初めてのねぶた祭り見物、うん大満足!(´w`*)マンゾク♪

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ねぶた祭りを満喫し、
祭りの興奮が冷めやらぬなか、
今度は舌の方でも青森の魅力を味わいます。
鮪やヒラメ、イカ、赤エビなどの魚介類を
お寿司でいただきました

シースー(゚д゚)ウマー!。
お酒はまずビールでのどを潤し、
その後に地酒の田酒(でんしゅ)を少々・・・。

さて、「ねぶた」の練り歩きはまだ続いていますが、私はひと足早く見物を切り上げて会場をあとにし、祭りの終了で混み合う前に居酒屋で寿司なんぞを摘みながらちょいと地酒を一杯 (~▽~*)ウィッ。そして私にはさらに、この日の青森でもう一カ所、できれば寄りたいと思っていた場所がありました (゚ー゚*)ドコ?。でも時刻はすでに夜の9時過ぎ。こんな時間にいったいどこへ行くのかというと・・・居酒屋を出たのち、青森駅から線路沿いをしばらく歩いてやってきたのは ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、ねぶた祭りのお囃子がだいぶ遠くに離れたところにある、市街地外れの跨線橋 (゚.゚*)コセンキャウ?。ここが私の訪れたかった目的地であり、その跨線橋に上がってみると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?

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祭りの見物後に
青森駅から歩いてやってきた跨線橋。
おや?その橋の下に見えるのは、
ひょっとして・・・(*゚0゚)ハッ!!

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ヤードの照明に浮かび上がった583系が、
跨線橋の真下でテールランプを灯し、
静かに佇んでいました。
▲16.8.3 盛岡車両センター青森派出所
(旧・青森車両センター)

ゴッパーサン、イタ━━━━━m9(゚∀゚)━━━━━ッ!!
なんとそこにいたのは、拙ブログでもちょくちょくご紹介していてお馴染み(?)の、国鉄寝台特急型車両・583系じゃありませんか!w(*゚o゚*)wオオーッ!。なぜこんなところに貴重な583系が、しかもテールランプやヘッドマークの灯りを点けた通電状態で停まっているのかというと ┐(°o°)┌ ホワイ?、この跨線橋の下に広がるのはJR東日本の車両基地である、盛岡車両センター青森派出所(旧・青森車両センター)で、現在ではおもに奥羽本線や津軽線などで使用される車両が留置される施設なのです (・o・*)ホホゥ。ちなみに、ほんの数年前までの同所は、青函トンネルを通っていた在来線の特急「スーパー白鳥」や「白鳥」、急行「はまなす」の本州側の基地を担い、さらには青森発着の寝台特急「あけぼの」や「日本海」などに使われるブルートレイン客車も所属するなど、かつては様々な車両で賑わいを見せていましたが、北海道新幹線が開業した今ではそれらの車両がみんな去ってしまい、広い構内はだいぶ寂しい状態となってしまいました (´・ω・`)ショボン。そんな車両基地にぽつんと佇んでいる一本の583系、実はここ数日の同車は先ほどまで私が熱狂していた、ねぶた祭りを訪れる観客輸送の臨時列車に充てられていて、祭りが始まる前の夕方に青森へ到着してから、祭りが終わって青森を発車するまでの間、この車両基地にしばらく留置されているのです (・w・*)ナルヘソ。場内での停車位置がどのあたりなのか、はたして跨線橋から撮れるのかなど、不確かなところも多かったのですが σ(゚・゚*)ンー…、ためしにこの場所を訪れてみたところ、ラッキーにもちょうど撮りやすい位置に583系は停まっていてくれました
(´¬`)ラキー♪。

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斜め上から583系の端正なお顔をアップで。
(^_[◎]oパチリ。
ボンネット上の運転席まわりが青く塗られている、
その特徴がよく分かる角度ですね。

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さらに引いてもう一枚。
(^_[◎]oパチリ。
無数の線路が並ぶなか、ひとり出番を待つ583系。
背景の照明塔が夜の車両基地らしさを表しており、
583系に合う実にいい雰囲気です。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
それにしても旧・青森車両センター
(青森運転所と呼んだ方が馴染みのある方も多いかな?)、
寂しくなったもんだなぁ・・・(´・ω・`)ショボン。

おそらく私以外にも、ここへ何人かの同業者が留置中の583系を撮りに訪れたのではないかと思われますが、私がいたこの時間には誰もおらず (・ω・)ポツン、大好きな583系を独り占め状態 (´▽`*)ゴッパーサソLOVE♡。まるで真夏の夜の夢と言った感じの贅沢なひと時に、じっくりと心ゆくまで撮影を楽しみます (^_[◎]oパチリ。・・・とは言っても、アングルが限られる跨線橋上での撮影ですから、実際にはそれほど時間をかけず、あまり画に変化のないカットを数枚だけ撮って満足し、私は来た道を青森駅へと戻りました モドロ…((((o* ̄-)o 。ねぶた祭り見物と583系の撮影を堪能した青森の夜 ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪、このあとは駅近くの宿にチェックイン・・・(´w`*)ドツカレ… といきたいところですが、実は今夜の宿泊地は青森ではないのです ( ̄△ ̄;)エ?。何せこのねぶた祭りの時期の青森はどこの宿も満室。たとえ空いていたとしても、宿泊料金の設定が高すぎて泊まれやしません(ふだんの4~5倍に跳ね上がるとか・・・)(ヾノ・∀・`)ムリムリ。夜10時をまわった青森、だいぶ夜も更けてきましたが、私はここからふたたび列車で移動したいと思います (*・o・)ノ Go!。

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お祭り終了後の青森駅の発車案内板には
「ねぶたモーリー」や「はねと号」、
さらには特急「ねぶたまつり」など、
ねぶた祭りにちなんだ臨時列車の愛称が並びます。
(゚∀゚)オッ!。

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こちらが発車案内板に表示されていた、
青い森鉄道の「ねぶたモーリー」(右)と、
奥羽本線の「はねと号」(左)ですが、
とくにヘッドマークなどの装飾はありません・・・。
(・ε・*)ツマンナイノ。
背景の橋は青森港に架かる、青森ベイブリッジ。
▲16.8.3 奥羽本線 青森

ねぶた祭りが行われている期間中はお祭りに合わせて、夜の遅い時間帯でも数多くの臨時列車が設定されており、青森駅の発車案内板を見ると (「゚ー゚)ドレドレ、青森県内の野辺地(のへじ)や弘前へ向かう普通列車に加え、なかには秋田まで行く特急列車の表示も確認できます (・o・*)ホホゥ。その秋田ゆきの臨時特急「ねぶたまつり2号」こそ、私がこれから乗る列車であり σ(゚ー゚*)ネブタマツリ…、ここまでの話の流れでピンときた方も多いと思われますが、同列車に使用される車両は・・・(*゚0゚)ハッ!! そう何を隠そう、あの車両基地で待機していた583系なのです! w(*゚o゚*)wオオーッ!!

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先ほどの車両基地から回送され、
青森駅のホームに入線した583系。
この列車は秋田ゆきの臨時特

「ねぶたまつり2号」です。
▲16.8.3 奥羽本線 青森

ゴッパーサン、キタ─.。.:*・(゚∀゚)゚・*:.。.-ッ!!
夜の青森駅で発車を待つ583系の姿は、まるで青函連絡船と接続していた国鉄時代にタイムスリップしたような情景ではありませんか (´∀`*)イイネ~♪。かつては青森を発着していた寝台特急「ゆうづる」や「はくつる」、その間合いの昼行特急「はつかり」や「みちのく」など、昼夜を問わずに特急列車として活躍した583系ですが (ノ∀`)ナツカシス、夜行列車の衰退や車両自体の老朽化といった理由から退役が相次ぎ、現在に残された同系は秋田の車両センターに所属する一本(秋アキ・N1/N2編成)のみ。それゆえにファンの高い注目を集めることとなっています (☆∀☆)キラーン☆。そんな同編成は定期運用を持たず、現在はおもに臨時列車や団体列車用として使われ、とくに最近では旅行会社が企画する事前募集制のツアー列車(団体列車)で運転されるケースが目立ちます。私がちょくちょく首都圏近郊で撮影する583系は、大半がそのツアー列車の類い ( ̄。 ̄)ヘー。それに対して、ふつうに駅の窓口できっぷ(乗車券や指定券・特急券など)を買って乗れる一般の臨時列車(いわゆる多客臨)で583系が運転されることはあまり多くなく、私のような団体ツアーよりも個人旅を好む者にとっては、なかなか同編成へ乗る機会に恵まれませんでした σ(・ω・`)ウーン…。しかし、ねぶた祭りの開催に合わせ、毎年恒例で583系が運用される「ねぶたまつり」号は、ツアー列車でなく一般の臨時列車 (゚∀゚)オッ!。しかも栄えある特急列車としての運転です (゚∀゚*)オオッ!!。先述したねぶた祭りの見学と同様、例年の私は休暇の日程が合わずに、乗ることも撮ることもできなかった583系の臨時特急「ねぶたまつり」でしたが、今年は乗車できるチャンスが巡ってきました。
私はこの機会にぜひとも583系の乗り心地を味わいたいと思い、今夏の旅程に特急「ねぶたまつり」の乗車プランを組み込んだのでした (´ω`)ナルヘソ。ちなみに特急列車の「ねぶたまつり」には、私が手にする「東日本&北海道パス」で乗ることはできませんので、あらためて利用区間の乗車券と特急券を購入しています (*・∀・)⊃[キップ]。不測の事態で乗ることになった秋田新幹線とは違い、名車の583系に乗れるのならば、この出費はまったく無駄ではありません。

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かつての寝台特急に思いを馳せて、
青森駅の駅名標とともに・・・。

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夜の青森を発つ臨時列車へ、
旅人がひとり、乗り込みました。

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ホームの灯りに照らされて、
艶やかに浮かぶ、583系の青い帯。
側面に掲げられた二つの☆は
三段式電車寝台を表します。

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車内へ入ると、
そこには幅の広いボックスシートが、
ズラリと並びます。
青いモケットがまた懐かしい・・・。

胸を躍らせて、さっそく583系の車内に足を踏み入れると ドキドキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪、そこに並んでいたのは昭和の香りを色濃く残す、なんともレトロなスタイルのボックスシート (≧∇≦)シブイッ!。あれ?ベッドのある寝台列車じゃないの・・・? (゚ー゚?)アリ? と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、583系は寝台と座席が用途によって転換できる兼用構造となっていて、今回の特急「ねぶたまつり」は寝台特急ではなく座席特急としての運転です (・∀・`)ナーンダ。できることならば私としても寝台列車としての583系に乗って、このまま車中で一夜を明かしたいところですが、残念ながらそこまでの贅沢な願いは叶いませんでした。やっぱり寝台の583系を体験するには、ツアー列車に申し込まなくては無理かな・・・ (・・`)ゞウーン。それでも、この幅の広い特徴的なボックスシートは、特急「はつかり」などの現役時代を知る者としてとても懐かしく、これに座れるだけでも私としては興奮モノです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

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一見、窮屈そうに見えるボックスシートですが、
その幅は1,060mm、シートピッチは余裕の1,970mm!
w(゚o゚*)w オオー!!
リクライニング機構は無いものの、
角度のついた深い背ずりと合わせて、
ゆったりと寛ぐことができます。
(´ー`)ユターリ。
ちなみに寝台仕様時には、
この向かい合わせの二席(4人分)を使って、
一人用の下段のベッドとなります。
( ̄。 ̄)ヘー。

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そしてふと上を見上げると、
荷棚上の高い天井部に収納されているのは
中段と上段のベッド。
寝台仕様時には座席部の下段と合わせて
三段ベッド構造となります。
( ̄。 ̄)ヘー。

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参考までに、
これは以前に急行「きたぐに」で乗った、
寝台仕様の583系車内。
ベッドは上・中・下の三段。
これがまた狭いんだ(笑)

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車端部には寝台列車用車両らしく、
広めの洗面台が二基、備えられています。
(お手洗いも二室装備)。

列車の構成は自由席車2両(1、2号車)、指定席車4両(3~6号車)の6両編成。自由席の状況は解りませんが、私の席が指定された5号車はガラっガラで、乗客の姿はまばら ( ̄  ̄;)ガラガラ…。これは喜んでいいものかどうか解らないけれど、贅沢にも広いボックスシートをひとりで占有です ヽ(´∀`*)ノ ラックチーン♪。やはりいくら観光客の多いねぶた祭りでも、青森を22時半に発車する特急列車を利用される方は少ないのかもしれませんね。弘前までの臨時列車ならば、特急料金がかからない普通列車の「はねと号」が先行して運転されているし・・・(´ω`)ナルヘソ。そして意外にも583系目的の同業者(鉄ちゃん)も少なめで、同じ号車の車内で一見してお仲間だとわかるのは (*・ω・)人(・ω・*)ナカーマ、私の後ろの座席でいそいそと車内放送を録音している青年くらい・・・かな?(笑)。そんな乗車状況で、特急「ねぶたまつり2号」は定刻の22時27分、ゆっくりと青森をあとにしました m9(`・ω・´)シュパーツ!。

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静かに扉が閉まり、出発進行。
この折り戸も583系の特徴のひとつです。

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車窓に通過駅の灯りを流し、
夜の奥羽本線をひた走る583系。
この雰囲気はかつての夜行急行
「津軽」を彷佛とさせます。
(*´ω`*)ナツカシス。
このカットは懐かしさを誇張したお遊びで、
モノクロモードにしてみました。

久しぶりに味わう、国鉄特急型らしい重みのある力強い走り 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。私が583系に乗るのは、今から6年前の2010年に同系最後の定期列車として残っていた、北陸本線の急行「きたぐに」の寝台に大阪から富山まで乗って以来のこと。そして座席特急としての583系となると、98年に盛岡から八戸まで乗った東北本線の特急「はつかり」以来、18年ぶりのこととなります (ノ∀`)ナツカシス。余談ながらこの八戸まで583系の「はつかり」に乗ったあと、私は八戸線を終点の久慈(くじ)まで乗り通して、JRの全線完乗を達成したんですよね・・・。「ねぶたまつり2号」の車窓は夜であまり風景が見えないこともあり、私はそんな思い出を583系に揺られながら振り返っていました (´ー`)シミジミ。

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写真にはぜんぜん乗客の姿が見えませんが、
貸切列車と言うワケではありません。
向こうのボックス席には
若い女性のグループがいらっしゃいました。
この客層を見ると、
鉄ちゃん向けのイベント運行ではなく、
一般の臨時列車らしい自然さが感じられます(笑)。

列車は青森から50分ほど走り、23時過ぎに弘前へ停車 (゚ー゚*)ヒロサキ。ここで後ろの録音青年を含む数人が下車し |…λλλ、代わりに同じくらいの数の客が同駅から乗ってきました |λλλ…。こんな時間に弘前から秋田ゆきの臨時特急へ乗る客がいるのはちょっと意外でしたが σ(゚・゚*)ンー…、実はこの日は弘前でもねぷた祭りが催されていて、乗ってきたのはその観光客なのかも知れません ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。青森県内の各地で行なわれるねぶた祭りは、地域によってそれぞれに特色があり、先ほど私が青森市内で見た「青森ねぶた」、そしてこの弘前で開かれる「弘前ねぷた」(「ね""た」ではなく、「ね""た」ね)(゚ー゚*)プ、さらには昼過ぎに五能線の「リゾートしらかみ」で通った五所川原の「立佞武多(たちねぷた)」などが有名なところ(その他の地域にも多数あり)。今旅の私は青森ねぶたを見に行きましたが、機会があれば弘前や五所川原のねぷた祭りも見てみたいですね σ(・∀・*)ミタイ

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途中の弘前で「ねぶたまつり2号」は7分停車。
反対のホームへ回って編成写真を撮る余裕がありました。
(^_[◎]oパチリ 。
サクッと撮って、ふたたび車内へ戻ります。
▲16.8.3 奥羽本線 弘前

さて、秋田ゆきの臨時特急「ねぶたまつり2号」に乗っている私ですが、このまま終点まで乗り通すのかと言うと、そうではありません ( ̄△ ̄;)エ?。いや、ホントは秋田までずっと乗りたかったところなのですが、前記事でもちょろっと触れたように、この日から秋田では伝統の夏祭り「竿燈(かんとう)祭り」が行なわれていて σ(゚ー゚*)カントー?、ねぶた祭りの青森と同様、秋田の宿がいっさい空いていなかったのです (ヾノ・∀・`)㍉㍉。青森のねぶた、弘前のねぷた、秋田の竿燈・・・と、夏の東北はお祭りだらけ ワッショイ♪ ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノ ワッショイ♪。そんななかでこの特急「ねぶたまつり」の停車駅で唯一、私が泊まれる宿を取れたのは、青森と秋田の県境近くに位置する大館(おおだて)でした (゚ー゚*)オーダテ。583系は漆黒の闇に包まれた県境の矢立峠を越え、日付が変わる直前の23時52分、大館に到着 (・ω・)トーチャコ。

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終点の秋田まで乗りたかった
583系の「ねぶたまつり2号」ですが、
私は大館で下車します・・・。
(・ε・`)シャーナイネ。

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大館をあとにして、
秋田へ向かう「ねぶたまつり2号」。
ちなみに同列車が終点の秋田に到着するのは
午前1時25分です。
▲16.8.3 奥羽本線 大館

青森2227-(奥羽本線 特急ねぶたまつり2号)-大館2352

後ろ髪を引かれながら大館で下車し、ホームにて見送る583系の赤いテールランプ・・・サイナラ~(´・ω・)ノ~~~。。それでも、青森から大館までの一時間半も583系の特急列車に乗ることができ、しかも本来は四人がけのボックスシートをひとりで独占して、その懐かしい走りを存分に味わうことができたのですから、もうじゅうぶんに満足です マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。こんな貴重な乗車経験ができるなんて、はるばる青森まで来てホントによかったなぁ ・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。・・・って、あれ?今旅の私の目的は、ねぶた祭りを見ること?それとも「ねぶたまつり」号に乗ること? σ(゚・゚*)ンー…。はたしてどっちがメインだったのでしょうね(笑)。

 

 

8月4日(木)

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翌朝の大館駅。
大館には奥羽本線のほか、
同駅と岩手県の盛岡
(路線区間は好摩まで)を結ぶ、
花輪線が発着しています。
▲16.8.4 奥羽本線 大館

秋田県の大館で迎えた三日目の朝 ('-'*)オハロ♪ 。前夜は特急「ねぶたまつり2号」で大館に着いたのが23時52分。その後、ホテルにチェックインし、眠りについたのは午前1時過ぎでした ZZZzz…⊂(-ω-`⊂⌒`つ(ちょうど「ねぶたまつり2号」が秋田に終着する頃かな?)。翌朝は起きることができたら大館7時07分発か、8時05分発の列車に、もし起きられなかったら10時36分発に乗ろう・・・なんて考えていましたが、朝6時に掛けた目覚ましを無意識で止めて、起きたのは7時半 (*´0)ゞ。oOフワァァ…。急げば8時の列車には間に合うけれど、私はもう10時半の列車に乗ることを決め、ホテルの無料の朝食を食べてゆっくりと駅へ向かいました ダラダラ…ε~ε~ε~(((;´∀`)。ちなみに7時、8時ときて、次が10時半まで列車の間隔が空くのは、朝の通学時間帯を重視した地方の列車では、よくあることです ( ´_ゝ`)フーン。

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大館の駅前に佇むのは、忠犬ハチ公。
▽・ェ・▽ コンニチワン♪。
ハチ公の像というと、
東京の渋谷駅前のものが有名ですが、
秋田犬であるハチ公のふるさとはここ大館で、
大館の駅前にもハチ公の像が建てられているのです。
(余談ながら某黄色いJリーグチームのマスコットキャラも秋田犬で、
サポとしてはこの像に手を合わせずにはいられません・・・^^;)

そんなゆるゆるの出発となったこの日の目的はというと、昨夜に乗車した583系の臨時特急「ねぶたまつり」の走行シーンを奥羽本線の沿線で撮ること (゚∀゚*)オオッ!!。もちろん、私が乗った青森から秋田への上り「ねぶたまつり2号」は深夜時間帯の運転ですから、撮影の狙いとなるのは明るいうちに秋田から青森へと向かって走る、下りの「ねぶたまつり1号」です (゚ー゚*)イチゴー。もし早起きできれば、お目当ての「ねぶたまつり」の前に何カ所かの撮影地を吟味し、あわよくばそこで貨物列車の一本でも撮れないかな・・・などと考えていたのですが、実際は遅い時間の出発となったので、「ねぶたまつり」の撮影地選びは下見無しの一カ所に絞らなくてはなりません σ(゚・゚*)ンー…。

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「北海道&東日本パス」を持つ私、
大館から乗るのはもちろん普通列車です。
10時過ぎに発車する上り列車は空いていました。
▲16.8.4 奥羽本線 大館

大館を発車した秋田ゆきの上り普通列車は市街地を抜けると、すぐに広大な田園風景のなかを走るようになります (゚o゚)オッ!。このあたりならば撮影地の下見などしなくても、どこでも撮れそうじゃん・・・と、一見するとそう思えるのですが σ(゚・゚*)ドーダロ、この夏場の時期はたとえ広々とした抜けの良さそうな場所であっても、線路際に鬱蒼と生い茂る夏草などが邪魔となり、意外とスッキリと列車の全景を撮れるところが少ないのです (´Д⊂ダメポ。加えて、午後に北東の方向へと進む奥羽本線の下り列車は、光線状態があまりよくないのも悩みどころ (゚ペ)ウーン…。この日の天気予報は晴れ時々曇りで、極力、逆光のポイントは避けたいのですが、どこかにいい場所はないかなぁ・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。

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車窓を眺めながら、撮れそうなところを探します。
地図上ではスッキリと撮れそうに見える田園地帯ですが、
実際は線路際のブッシュが深くて

撮るのがちょっとキビシい・・・(・ε・`)チェ。
▲16.8.4 奥羽本線 下川沿-早口(車窓から)

本来ならば、せっかく東北の青森や秋田まで遠征してきたのですから、その地方らしい風景のなかで撮りたいと思うも、なかなか条件に合うところが見いだせず (・ω・`)ウーン…、結局は「抜けがよくて光線状態がいい」というだけの、最終的な保険のつもりで事前にチェックしていた撮影地へと向かうことになりました (・ε・`)シャーナイカ。大館から一時間ちょっと、私が降りたのは羽後飯塚(うごいいづか)。

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羽後飯塚で下車 。
(・ω・)トーチャコ。
当駅は男鹿線の分岐駅・追分から下りへ二駅目に位置し、
前日に撮影で訪れた男鹿線の天王駅と同じ
秋田県潟上市内にあります。
▲16.8.4 奥羽本線 羽後飯塚

大館1036-(奥羽1650M)-羽後飯塚1159

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木造平屋の駅舎が建つ羽後飯塚ですが、
なんだかまわりの様子が慌ただしいですね・・・。
σ(゚・゚*)ンー… 。
▲16.8.4 奥羽本線 羽後飯塚

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張り紙を見ると、
どうやら駅舎の改築工事が行なわれるらしい。
ここも新しく建て直されちゃうのね。

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駅から歩いて10分ほど、
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク
このようなスッキリとしたポイントへと
出ることができました。

米どころの秋田らしく、駅前からすでにのどかな田園風景が広がっている、羽後飯塚の周辺 (´ー`)ノドカ…。気になる線路際の雑草ですが、このあたりは比較的しっかりと除草が施してあるらしく、いつでもスッキリと撮ることができるという (・∀・)スッキリ、お立ち台的な有名ポイントして知られている場所です ( ̄。 ̄)ヘー。田園地帯の直線区間はメリハリが無く、ちょっと画的な面白味には欠けるけれど、583系がキレイに撮れるのならば贅沢は言いません (・∀・`)マ、イッカ。昼過ぎのこの時間帯は「ねぶたまつり1号」などの下り列車に対し、正面は列車の顔が陰る半逆光(サイド光)で、後追いが順光になります(つまり上り列車が順光)σ(゚・゚*)ンー… 。個々の好みによって意見が分かれそうなところですが、せっかくのいいお天気なので、私は順光となる後ろ側から狙うこととしました m9(`・ω・´)ケテイ!。

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夏空のもとをE751系の特急「つがる」が
颯爽と走り抜けてゆきました。
▲16.8.4 奥羽本線 羽後飯塚-大久保(後追い)

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おや?E751系の先頭部の側面をよく見ると・・・
そこにいたのは、青森のゆるキャラ「いくべぇ」。
(゚∀゚)オッ!。
今は青森・函館観光キャンペーンの期間中なので、
それをPRしているのですね。
(´▽`*)イクベー♪。

まずはE751系の特急「つがる」で試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。とりあえず標準系のレンズで空を広く入れたアングルにしてみました。真っ青な夏空と緑の稲、そして白とオレンジのツートンカラーを纏ったE751系のコントラストが、なかなかいい感じです (・∀・)イイネ!。画的にはこのくらいのアングルが個人的な好みなのですが、ひょっとすると背景に写る夏雲を強調したら、もっと夏っぽい季節感がでるかな・・・? σ(゚・゚*)ドーダロ… とも思い、ためしに次の列車はこんな感じにしてみました

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夏雲を背にして現れたのは、
五能線から直通してきた
「リゾートしらかみ・くまげら編成」。
インパクトのあるお顔のカラーリングは、
白神山地に生息する野鳥のクマゲラの赤い頭と、
日本海に沈む夕陽をイメージしています。
▲16.8.4 奥羽本線 羽後飯塚-大久保

続いてやってきたのは、「リゾートしらかみ・くまげら編成」(゚∀゚)オッ!。「リゾートしらかみ」には前日(今記事の冒頭)に私が乗った、HB-E300系の青い「青池編成」のほか、同じくHB-E300系で緑色の「ブナ編成」、そしてこのキハ40を改造したオレンジ色の「くまげら編成」の三種があります (´▽`*)リゾシラ♪。そんな「リゾしら・くまげら」を今度は中望遠で撮影 【◎】]ω・´)パチッ!。編成写真的にはこのくらいの方が自然に感じる方も多いと思いますが、やっぱり個人的にはもう少し背景に広がりがある方が好きかな・・・σ(・∀・`)ウーン。あまり迷うこと無く、最初に「つがる」を撮った時くらいのアングルへと戻します m9(`・ω・´)ケテイ!。ここはスッキリと列車が撮れるお立ち台とは言うものの、首都圏近郊のように多くの同業者が集まることは無く、日陰の無い炎天下の田園でカメラを構えているのは私ひとりだけ (・ω・)ポツン…(ほかにもう一人くらいは来るかな?って思ってたんですが、誰も来なかった・・・^^;)。通りがかった農家のおばちゃんに「暑かろうに、倒れるなや~ ヽ(´w`*)」と笑われながら待つことしばし (´Д`υ)アッツー。、やがて陽炎のむこうに三つのヘッドライトを輝かせた583系の姿が見えてきました (゚∀゚)キタ!。

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陽炎が揺らめくなか、遠くに見えてきた583系・・・

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眩しい夏の日差しを浴びて、
一路、青森を目指す、
583系の特急「ねぶたまつり」号。
表示は味気ない「臨時」幕ですが、
栄えある特急列車としての晴れ舞台です。
▲16.8.4 奥羽本線 羽後飯塚-大久保(後追い)

583系の「ねぶたまつり」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ
夏空のもとを颯爽と走り抜ける583系、やっぱり晴天順光下で見るツートンカラーの国鉄特急色は、一段と鮮やかに感じます (つ▽≦*)マブイッ!。夜の艶やかな583系もステキだけれど、太陽の光を全身に浴びた583系もカッコいい!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。どんなシチュエーションでも絵になるなんて、さすがは昼夜兼用特急型!・・・なんちって (゚∀゚)アヒャ☆。E751系の「つがる」から40分ほどの時間が経ち、光線状態は車体側面までキッチリと日が回るようになった、まさにバリ順。でも背景に写る夏雲は、「つがる」のときの方がいい感じでしたね・・・σ(・∀・`)ウーン…。まあ、車両主体の無難な画ではありますが、個人的には前日に自分が乗った列車をキッチリと記録できたことに満足しています (*`д´)=b OK牧場!。これで583系「ねぶたまつり」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。

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上り列車に乗って羽後飯塚をあとにします。
次にこの駅で降りることがあるとしたら、
その時には新駅舎になっているのですね。
▲16.8.4 奥羽本線 羽後飯塚

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羽後飯塚から30分ほどで秋田に到着 。
(・ω・)トーチャコ。
同駅で降りるのは今旅三度目ですが、
一度目は秋田新幹線「こまち」のE6系、
二度目は男鹿線のキハ40、
そして三度目は奥羽線の701系となりました。
▲16.8.4 奥羽本線 秋田

羽後飯塚1418-(奥羽1654M)-秋田1444

男鹿線の撮影後、五能線の「リゾートしらかみ」で秋田を発ち (/*´∀`)o レッツラゴー♪、青森でねぶた祭りを観て w(*゚o゚*)wオオー!!、特急「ねぶたまつり」号に乗り (´▽`*)ワ~イ、大館へ泊まって Zzz…⊂(-ω-`⊂⌒`つ、奥羽本線で「ねぶたまつり」号を撮影し (^_[◎]oパチリ、二日がかりでふたたび秋田へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。ちなみに旅の行程としては、男鹿線を撮影したあとに「リゾートしらかみ」へ乗らず、奥羽本線に転戦して583系の「ねぶたまつり1号」を撮ることも考えたのですが(時間的にはじゅうぶんに可能)σ(゚・゚*)ンー…、できれば撮り鉄と乗り鉄を織りまぜて、旅に少しでも変化を付けたかったことと、あとは二日目の宿泊地が大舘以外に選べなかった苦肉の策で、結果的にこのような形でまわりました (´w`)ナルヘソ。

さて、青森でのねぶた祭り見物が第一の目的としていた今旅。それを達成し、あとはここから東京へ帰るだけ・・・か?

 
 
・・・続きます


共通テーマ:趣味・カルチャー

夏休み01・・・男鹿線 キハ40撮影記 [鉄道旅行記]

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2016.08.02~05
夏休み01
行くぜ、秋田!
男鹿線 キハ40 撮影記
 
  

残暑お見舞い申し上げます 。゚(A´▽`;)q オアツーゴザイマス

前記事の冒頭でもちょろっと触れたように、仕事の都合でお盆の時期には休む事ができない私は今年も皆さんよりひと足早く、8月の第一週目に数日間の夏休みを取りました (´▽`*)ナツヤスミ♪(・・・というより、半ば強制的に取らされた ^^;)。せっかくまとまった休みがあるのならば、どこかへ泊りがけでの鉄旅(鉄道旅行)にでも出かけたいところ。では、どこへ行こうか・・・σ(゚・゚*)ンー…、この旅先を決めるのに今夏はけっこう悩みました。というのも、ご存知のように私の旅はおもに鉄道写真を撮りに行くことが目的で (^_[◎]oパチリ、お目当てとなる列車が撮れるのならば飛行機や新幹線を使っての遠征もいとわないのですが ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!、今夏の休み中には個人的にそこまで気合いを入れて撮りたいと思うような列車が、パッと思い浮かばないんです σ(・ω・`)ウーン…。旅に出てしまえば何かしらの成果が得られるかもしれないけれど、慢性的にフトコロ事情が決して裕福ではないワタクシ (つω-`。)ボンビー、目的が定まらない中で何もムリをして飛行機や新幹線に乗って遠出することはありません。それならば、この費用を本当に撮りたい列車があるときに使った方が賢明というものです (´ω`)タシカニ。でも、そうかといって夏休みにずっと自宅に引きこもって、だらだらと過ごしてしまうのは勿体ないよね・・・ドッカ(・∀・`)イキタイ…。ぶっちゃけ、カネはないけどヒマはある (゚∀゚)アヒャ☆。そこで私はいつものごとく(?)、運賃が安く済んで、行程に自由度が高い、鈍行列車(在来線の普通・快速列車)を乗り継ぐ旅へと出かけることにしました m9(`・ω・´)ケテーイ!。となると、切符はいつもの「アレ」でしょうか?σ(゚ー゚*)18?。一見するとなんのアテもなく行き当たりばったりで、ふらりと出かけるように見えるかもしれませんが、いちおうそれなりに大雑把な計画は立てています(笑)(;¬_¬)ホントニィ?。果たして今夏の私はどこへ行くのか、そして目的は何なのか、鉄あり (゚∀゚)オッ!、食あり (゚∀゚*)オオッ!!、アクシデントも・・・あり!? ( ̄▽ ̄;)エ? のグダグダな「ボンクラ旅」。相変わらずの長い記事ですが、どうぞ気軽にお楽しみいただけたらと思います (=゚∇゚)ノ ヨロシコ


8月2日(火)

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旅は東京駅からスタート。
ファーストランナーはおなじみのE231系です。
この電車に乗るということは、
東海道線?宇都宮線?高崎線? σ(゚・゚*)ンー…。
車内は空いており、余裕でボックス席に座れました。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
▲16.8.2 東海道本線 東京

夏休み初日の朝、私が立っていたのは東京駅の在来線ホーム。言わずと知れた首都の玄関口で、旅の出発地にふさわしい駅といえるでしょう (゚∀゚*)オオッ!!。そんな東京から乗るのは、西へ向かう東海道本線?それとも北へ向かう東北本線(宇都宮線)や高崎線?いや、意表をついて房総(千葉)方面の総武本線か!? エ?(゚Д゚≡゚Д゚)ドレ?・・・などとさまざまな選択肢があるなか、私の待つホームに入ってきたのは、宇都宮線の宇都宮ゆき快速「ラビット」 ラピッド(゚ー゚*)ラビット。そう、私が目指す旅先は、東北本線での東北地方です (゚∀゚*)オオッ!!(・・・って、記事のタイトルを見ればわかるんだけれどね (^^;)ゞポリポリ)。列車は定刻の6時42分に東京を出発し、一路北へ・・・ (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

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鈍行旅最初の乗り継ぎは宇都宮。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ。
わずか2分の接続でホームに待機していた
普通列車の黒磯ゆき(635M)は、
ロングシートの205系。
▲16.8.2 東北本線 宇都宮

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黒磯で普通列車の郡山ゆき(2131M)に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ。
ボックスシートを装備した電車を期待するも、
ロングシートの701系ですた・・・(・ε・`)チェ。
▲16.8.2 東北本線 黒磯

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東京を出るときは雨模様でしたが、
北上するにつれて青空が広がっていました。
(゚∀゚)オッ!。
列車は栃木と福島の県境に架かる
鉄道名所の黒川橋梁を通過中。
▲16.8.2 東北本線 豊原-白坂(車窓から)

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郡山では普通列車の福島ゆき(1137M)に乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ。
今度の電車はボックスシート装備(セミクロス)の
E731系(左)でした。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
やっぱり鉄旅はボックスシートの方が
景色を見やすくていいやね。
▲16.8.2 東北本線 郡山

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車窓に映る、もくもくの入道雲。
夏ですね~♪ (´▽`*)ナツ~♪
▲16.8.2 東北本線 日和田(車窓から)

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福島からは仙台ゆきの快速「仙台シティラビット5号」。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ。
この列車、時刻表上では福島始発になっているのですが、
実際は郡山始発の福島ゆき普通列車(1139M)が
福島でそのまま快速に化けるのね・・・(゚ー゚?)オヨ?
そうとは知らずに私は福島で乗り継いじゃいましたが、
どうにか719系の片面クロス席に座れました。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
▲16.8.2 東北本線 福島

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福島の手前の日和田では青空が見えていたのに、
宮城県との県境付近では空模様が急変。
一気に土砂降りの激しい雨となりました。
ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。
なんだか不安定な天気だなぁ・・・。
▲16.8.2 東北本線 貝田-越河(後方の車窓から)

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先日に485系の「ひばり」を撮りに訪れ、
ロストコンデジの”第一弾”をやらかした
ヾ(_ _*)ハンセイ・・・、
越河(こすごう)を通過。
同駅に快速は停まりません。
▲16.8.2 東北本線 越河(車窓から)

宇都宮線の快速「ラビット」から始まり、宇都宮、黒磯、郡山、福島と、乗り継いだ東北本線の各列車はここまで遅れることなく、私は順調に北上を続けています …((((*・o・)ノ Go!Go!。ただ、ちょっと気掛かりなのは、なんだか不安定な空模様 (゚ペ)ウーン…。北関東から福島にかけては青空のいい天気だったのに (´▽`*)イイテンキ♪、福島と宮城の県境付近にある国見峠付近では、まるでバケツをひっくり返したような土砂降りの雨に見舞われてしまいました ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。今日は屋外での撮影予定はなく、列車に乗って移動するだけなので、雨が降っても構わないけれど、あまりに強い雨だと列車が止まらないか不安になります (・ω・`)ダイジョブカナ…。そして峠を越えた盆地(仙台平野)では再び雨がやみ、曇り空の仙台には定時の13時55分着 (・ω・)トーチャコ。時間的にちょっとオナカが空きましたね・・・ (*´p`)ハラヘタヨー。

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東京から五時間半、
杜の都・仙台までやってきました。
仙台ではこの週末(8/6~8)に七夕まつりが開催され、
駅にも七夕飾りが見られます 。
 (´▽`*)タナボタ~♪。

仙台といえば個人的に、この一年間で三、四回ほど来ているのですが、どうも毎回タイミングが合わなくて食べられなかったものがあります σ(゚・゚*)ンー…。それは仙台名物の牛タン ギュータン♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノギュータン♪。街中の名店などでなく、駅構内に入っている店舗でいいから食べたいと思うも (゚¬゚)ジュルリ…、いつも混んでいて持ち時間内に入れなかったんですよね (´Д⊂ムリポ。今回の仙台での乗り継ぎ時間は40分。果たしてどうかというと・・・(「゚ー゚)ドレドレ、平日の14時ということもあり、駅構内に構える四店舗のうちの一店舗にすんなりと入ることができました (=゚ω゚)ノ ラッシャィ♪。正直、残りの三店舗には行列が出来ているというところに、ちょっとした引っかかりを感じるけれど、限られた乗り継ぎ時間内ですから贅沢は言えません (*`д´)=b OK牧場!。念願だった仙台での牛タンランチです♪ ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪

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乗り継ぎの合間に
ちょっと贅沢な牛タンランチ♪
ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
塩味(上)と味噌味のハーフをチョイスしました。
肉厚の牛タンが食べごたえあって美味しい!
(゚д゚)ウマー!
これはビールが進みます★

移動は地道に鈍行列車の乗り継ぎ チンタラ チンタラ...(((o*・ω・)o、そのぶんランチは豪勢に牛タン ギュータン♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノギュータン♪。このギャップが何とも言えず、たまりません(笑)ψ(`∇´)ψウケケケケ。 昼から中ジョッキをあおったこともあり、すっかりご機嫌のワタクシ  (~▽~*)ウィッ。さあ、北へ向かう鈍行の乗り継ぎ旅を再開しましょう (/*´∀`)o レッツラゴー♪。引き続き仙台から乗るのは、小牛田(こごた)ゆきの普通列車 (゚ー゚*)コゴタ。この列車も遅れることなく定刻に仙台を発車しました。ところが・・・( ̄△ ̄;)エ…。

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小休止ののち、乗り継ぎ旅を再開。
仙台から乗る小牛田ゆきの普通列車(2549M)は、
ボックスシート装備のE721系です。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
▲16.8.2 東北本線 仙台

ふたたび降りだした雨が列車の窓をたたくも ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、さっきの国見峠での土砂降りほどではない強さのなか、仙台から45分で列車は終点の小牛田に到着。ここでは15分ほどの接続で、さらに東北本線を先へと進む一ノ関ゆきの普通列車に接続するハズなのですが・・・ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、発車時刻が近づいてもホームに列車は入ってこず、なんだか様子がおかしい (゚ー゚?)オヨ?。

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到着した小牛田は東北本線のほか、
石巻、女川方面へ向かう石巻線と、
鳴子温泉、新庄方面へと向かう陸羽西線の
三路線が乗り入れる鉄道の要衝です。
(・o・*)ホホゥ。
▲16.8.2 東北本線 小牛田

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小牛田の側線には石巻線の貨物列車が待機中。
国鉄色のDE10と色のそろったコンテナが
整った編成美を見せています。
(゚∀゚)オッ!。
乗り継ぎの合間にこれが撮れたのは、
ラッキー・・・か?
▲16.8.2 東北本線 小牛田

折り返しの列車がちょっと遅れているのかな・・・?σ(゚・゚*)ンー… 程度のことに思いながら、この待ち時間を利用して石巻線の貨物列車などを撮っていると (^_[◎]oパチリ、しばらくして駅の構内には「ただいま大雨の影響により、東北本線の小牛田~一ノ関と、陸羽東(りくうとう)線の全線は運転を見合わせております。今のところ運転再開の見込みが立っていません >θ( ̄0 ̄*)」との案内放送が流されました ( ̄△ ̄;)エッ…。な、なんですとー!? Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!! 大雨で列車が止まり、小牛田から先に進めなくなっちまったよ・・・il||li _| ̄|◯ il||l。

0019.jpg

乗る予定だった一ノ関ゆきの普通列車は、
大雨の影響で運転を見合わせているとのこと・・・。
il||li _| ̄|◯ il||l。
テロップでは小牛田の4駅先の石越~となっていますが、
いずれにせよ小牛田から発車できる下り列車がありません。

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ためしにJR東日本のアプリを使って調べてみた、
現在(8/2 16:00)の運行状況。
一本前の下り列車は石越で足止めを食らっている様子
(平常運行時は青い矢印で、赤は運転見合わせを表す)。
そして次の下り列車は小牛田で上り列車が折り返すものなのですが、
その小牛田へ向かう上り列車の矢印はありません。
つまり動いていないということ・・・(´д`;)トホホ…。

いずれ大雨のピークが治まれば、運転再開となるのかもしれません (・ω・`)ウーン…。しかし、私が乗りたい下り列車は、次の上り列車がこの小牛田で折り返す運用なのですが、その上り列車は現時点で90分遅れにもかかわらず、まだ始発駅の一ノ関も出発できない状況だとのこと (´д`;)アウ…。このままだと私はいったいいつ小牛田を出られるのかわかりません "o(-"-;*) ウゥム…。しかも追い打ちをかけるように、東北地方全体の運行状況を調べてみると、画面上の路線図はこんな感じ・・・(=゚ω゚=;)ンン!?。

0021.jpg

東北地方各線の運行状況。
白は平常、黄色は遅延、赤は運転見合わせを表
します。
ありゃま、赤や黄色だらけじゃないか!!
w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

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そしてこちらは現時点での降水量。
見事に仙台以北の東北本線が雨に包まれています。
ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。

東北地方各線での相次ぐ遅延や運転見合わせを示す路線図。たとえは悪いですが、これはまるであの震災の日を思い起こさせるような運行状態です (´д`;)アア…。放送だと東北本線は小牛田と一ノ関の間で運転を見合わせているとのことでしたが、この運行情報を見ると一ノ関から先の北上(きたかみ)までも同様に動いていないみたい。こいつはマイッタなぁ・・・(ノO`;)アチャー。ここでこの日の私が目指していた目的地を明かしてしまうと、東北本線で小牛田から一ノ関、盛岡と乗り継ぎ、そこから田沢湖線に乗り換えて大曲(おおまがり)、そしてさらに奥羽本線へ乗り換えて、最終的には秋田まで行くつもりでいます(皮肉なことですが、上の運行状況を路線図代わりに見てくださいね)σ(・ω・`)アキタ…。順調ならば普通列車のみで行くことがじゅうぶんに可能だったのですが・・・この状況ではまったく先が見えなくなってしまいました (´д`;)トホホ…。ちなみに秋田へと向かうのに、福島から山形を通る奥羽本線を経由しなかったのは、ただ単に仙台での牛タンが食べたかったからに過ぎないのですが、もしも奥羽本線に乗っていたとしても、この時間に新庄まではたどり着けておらず、山形県内のどこかで足止めを食らっていたことでしょう 乂`・д・´)ダメッ!。そして気が付けば先ほど乗ってきた郡山や福島のあたりの東北本線も運転見合わせに・・・(゚д゚;)アラマ…。そんな八方ふさがりのなかにありながら '`ゥヽ(ヽ′□`; 三 ;′□`ノ)ノゥ'`、この小牛田と仙台の間はほぼ平常通りに運転している様子で、実際に先ほどここまで私が乗ってきた列車は、涼しい顔をして定刻に仙台へと折り返してゆきました ♪~( ̄、 ̄ )===3 センダイ〜。こうなると単なる乗換駅に過ぎない小牛田で待ち続けるよりも、大都市の仙台に戻った方がまだ策はあるかも・・・(゚ペ)ウーン…。あくまでも自己判断ですが、最悪、仙台と小牛田の間も運転見合わせなんてことになってしまわないうちに、これは仙台まで戻った方が良さそうです (・ε・`)シャーナイネ。私は次に小牛田で折り返す、仙台ゆきの上り列車へと乗り込みました。ああ、ここまで順調に来ていたのになぁ・・・(´・ω・`)ショボーン。

東京0642-(東北3620E)-宇都宮0818~0820-(635M)-黒磯0910~0938-(2131M)-郡山1039~1106-(1137M)-福島1154~1240-(3575M)-仙台1355~1434-(2549M)-小牛田1520

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まさかの小牛田から仙台へ逆戻り・・・orz
途中の松島では青空も見えていたのに、
どうしてこの先は大雨なんだよ・・・(・ε・`)チェッ。
▲16.8.2 東北本線 松島-塩釜(車窓から)

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14時に牛タンを食べた三時間後、
仙台へと帰ってきますた・・・(=゚ω゚)ノ タライマ!。
▲16.8.2 東北本線 仙台

小牛田1618-(東北2556M)-仙台1705

小牛田から乗った仙台行きの上り列車は、途中で晴れ間ものぞくなかを走り、若干の遅れはあったものの17時過ぎに仙台へと到着 (・ω・)トーチャコ。どうにか仙台までは戻ってこられましたが・・・私の旅気分はテンションだだ下がり。すっかり意気消沈です ε= (´∞` ;) ハァー…。もう旅行を取りやめて、仙台から新幹線に乗っておウチへ帰ろうかな・・・ (´Д⊂オウチカエル…。でもこのままだとボクの夏休みの思い出は、仙台で牛タンを食べただけになっちゃいます (-ω-;*) ウゥム…。とりあえず仙台でいま一度、各線の運行状況を確認してみると (「゚ー゚)ドレドレ、どうやら当駅を発着する東北新幹線、そして秋田新幹線はほぼ平常通りに運転している模様 (゚o゚*)オッ。田沢湖線が運転見合わせとなっていたのに、同じ線路を走る秋田新幹線が正常なのは不思議な感じがしますが (・・?)アリ?、とにかく現時点ではそんな状況です。そこで私はもう在来線での移動をあきらめて、仙台から先へ進むのに新幹線を利用することとしました (・ε・`)シャーナイネ。

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状況が状況なだけに仕方なく、
仙台からは秋田新幹線の「こまち」に乗車。
(・ε・`)シャーナイネ。
カッコいいE6系新幹線に乗れるのは嬉しいけれど、
なんとも複雑な気分です・・・。
(´~`;)ウーン。
▲16.8.2 東北新幹線 仙台

ちなみに今旅で私が使っているきっぷですが、実はおなじみの「青春18きっぷ」ではなく、JR東日本とJR北海道の普通列車が一週間乗り放題となる、フリーきっぷの「東日本&北海道パス」σ(゚ー゚*)パス?。今旅では北海道に渡る予定は無いのですが、JR東日本管内を巡るだけでも、5回有効で11,850円(一日あたり2,370円)の「18きっぷ」より、連続する7日間で10,850円(フルに使えば一日あたり1,150円、5日間ならば2,170円)の「東日本&北海道パス」のほうが、さらにオトクなんです w(゚o゚*)w オオー!!。実は昨年の稚内(わっかない)から東京までの鈍行旅で私は「18きっぷ」を使ったのですが、同行程ならば「東日本&北海道パス」のほうが安いのでは?と、同じソネブロ仲間のやまびこさんに教えていただいたのです (・o・*)ホホゥ。そこで今回はこちらのきっぷを使ってみることにしました(ちなみに私は任意で決められる一週間の有効期間を7/30(土)~8/5(金)とし、7/30に運転された小海線の旧客を撮影に行った際(前記事)にも、クルマに同乗させていただいた以外の区間では、このきっぷを活用しています (´艸`*)オットク~♪)。そしてこの「東日本&北海道パス」ですが、乗車券の効力としては「18きっぷ」と同様に在来線の普通列車・快速列車しか乗ることができず、新幹線や特急へ乗るにはあらためて乗車券と特急券が必要になります。と、いうことは、仙台から新幹線に乗った私は、予定外のかなり大きな出費を強いられることに・・・(´д`;)アウ…。

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今回使っているきっぷは「東日本&北海道パス(¥10,850)」。
7日間の有効期間内にJR東日本とJR北海道の普通列車、
さらには第三セクターの青い森鉄道やIGRいわて銀河鉄道などが
乗り放題となります(道南いさりび鉄道は使用不可)。
ただし、新幹線や特急には乗れません。

それでも状況によっては、仙台から北上か盛岡まで新幹線を使い、そこから在来線の北上線や田沢湖線に乗り継げれば、新幹線代の出費を最小限に食い止めることができます (・o・*)ホホゥ。しかし、あの色づいた運行状況を見てしまうと、またいつどこで止まってしまうかの不安が私には拭いきれません (゚ペ)ウーン…。運行情報で北上線は運転見合わせではなく、あくまでも遅延となっているけれど、その遅れ具合がよくわからないし、万が一に山あいの小駅などでふたたび大雨で運転見合わせなどとなってしまっては、夕暮れ迫る時間的にもキビシいものがあります (・ω・`)キビチイ…。いっぽう、盛岡から大曲まで行く田沢湖線の普通列車は、盛岡発18時13分が最終列車で、いまからでは新幹線を使っても間に合いません (´Д⊂ダメポ。さらには運転見合わせによる立ち往生での精神的な疲れもあり、もう私はあれこれと策を練るのをやめ、秋田新幹線の「こまち」で一気に目的地の秋田を目指すこととしました パトラッシュ(-д-`)モウツカレタヨ・・・。仙台から秋田までの乗車券と指定席特急料金(「こまち」は全席指定)の合計は10,710円。この出費はボンビーな私にとって大きな痛手・・・(つω-`。)イタイ…。ちなみに東京から秋田まで通しで新幹線に乗った場合は18,140円。まあ、仙台まで在来線で移動したことにより、ちょっとだけ新幹線代が安くなったと考えることにしよう。そうじゃなきゃ、やっていられません ヽ(`Д´#)ノウワァァァン!!!。

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途中で雨が強く降る区間も通過しましたが、
盛岡では雲間からまぶしい西日が・・・(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。
ちなみに右の方に見える山は、名峰・岩手山です。
▲16.8.2 東北新幹線 新花巻-盛岡(車窓から)

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在来線へと直通するミニ新幹線方式の秋田新幹線は、
盛岡を出ると田沢湖線へと入ります。
写真は途中の田沢湖駅で見かけた、

田沢湖のゆるキャラ三兄弟?
σ(゚ー゚*)フーアーユー?
▲16.8.2 田沢湖線 田沢湖

仙台から一気に東北新幹線を駆け抜け バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、盛岡で在来線の田沢湖線に入った秋田新幹線の「こまち27号」は、危惧していた雨の影響をまったく受けることなく、途中の大曲では鈍行の乗り継ぎで乗る予定だった普通列車をあっさり追い抜いて、ほぼ定刻通りに目的地の秋田へと到着 (・ω・)トーチャコ。やっぱり新幹線は速いねぃ (´ω`)ソリャソーダ。それにしても朝の東京出発時には、まさか秋田で新幹線ホームに降り立つとは思ってもみなかったなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。移動だけで終わったこの日は、ここ秋田で一泊です。なんだかお天気に翻弄された、グダグダな旅の出だしとなっちゃいました (´w`*)ドツカレサン。

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仙台から秋田新幹線の「こまち」で二時間半、
ようやく秋田に着きました。
(・ω・)トーチャコ。
夜のホームにE6系の赤が鮮やかに浮かび上がります。
▲16.8.2 奥羽本線 秋田

仙台1752-(秋田新幹線こまち27号)-秋田2018

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秋田では竿灯(かんとう)がお出迎え。
(゚∀゚)オッ!。
竿灯まつりは、竿燈全体を稲穂に、
連なる提灯を米俵に見立てて五穀豊穣を祈る、
秋田の伝統的なお祭りです。
( ̄。 ̄)ヘー。
私が訪れた翌日(8/3~6)から開催。

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新幹線という予定外の出費があったので、
打ち上げは控えめに・・・ ?
☆■ヾ(・∀・`)カンパイ…
名物の比内地鶏をつまみながら、
秋田の地酒、白瀑の白神伝説をいただきました。


8月3日(水)

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朝の秋田駅。
前日の盛岡で車窓から見た夕日に
今日の晴れを期待したのですが、
どうもスッキリとしない曇り空です・・・。
σ(・ω・`)ウーン…。
▲16.8.3 奥羽本線 秋田

秋田で迎えた二日目の朝 ('-'*)グモニ♪ 。初日は東京から秋田までの移動だけで一日を費やしてしまいましたが、二日目はさっそく朝から撮影に出かけたいと思います (/*´∀`)o レッツラゴー♪。秋田は奥羽本線(福島~青森)と羽越本線(新潟~秋田)という二大本線の分岐駅で(秋田新幹線も路線上は奥羽本線に含まれます)、どちらの本線もおもに"電車"が走る電化幹線です (´▽`*)モハモハ~♪。しかし、そんな秋田のホームで聞こえてきたのは、カラカラカラカラ・・・という、ディーゼルカー(キハ)のアイドリング音 (=゚ω゚=*)ンン!?。その音の主こそが私の今旅最初の目的であり、本線用の701系電車に交じって停車していたのは、拙ブログでもおなじみのこの車両 (゚∀゚)オッ!。

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白地に緑のラインが入ったキハ40(左)が、
ステンレス電車の701系(右)と肩を並べて
秋田のホームに佇んでいました
(´▽`*)キハキハ~♪

▲16.8.3 奥羽本線 秋田

そう、北は北海道から南は九州まで、いまも全国各地で広く活躍し、ローカル線の顔ともいえる存在の国鉄型気動車、キハ40系(キハ40、キハ48)(´▽`*)キハキハ~♪。なーんだ、キハ40か・・・σ(・∀・`)ナーンダ… などというなかれ、この秋田の地を走るキハ40の列車は、ちょっと他の路線とは一味違うのです (・o・*)ホホゥ。その味(特徴)についてはのちほどご紹介することとして、そもそもなんで電化幹線の駅である秋田にディーゼルカーのキハがいるのかと言うと、この列車は奥羽本線で秋田から下りに三駅目の追分(おいわけ)で分岐する、非電化のローカル線、男鹿(おが)線へと直通する列車で (゚ー゚*)オガセソ?、同線の列車は追分から奥羽本線へと乗り入れて、すべてが秋田発着となっているのです ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみに男鹿線のキハ40は白地に緑のラインが入った同線オリジナルカラー(男鹿線色)。この緑は秋田杉の葉をイメージしたカラーなのかな? σ(゚・゚*)ンー…。国鉄色では無いけれど、この羽根を広げたような前面の塗り分けは、どこか国鉄特急型の485系583系っぽい気がして(コアなファンの間では、キハ82系っぽいという意見がよく聞かれます)、個人的にキライなカラーリングではありません (・∀・)イイネ!。

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秋田と男鹿を結ぶ男鹿線は
「男鹿なまはげライン」の愛称があり、
サボ(行先標)には「なまはげ」が描かれています。
ワルイゴイネガ-(▼皿▼)  (▽皿▽)ナグゴハイネガー。

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車内には直角のボックスシートがズラリと並びます。
どこに座ろうかと迷うのは、空いている列車ならではの贅沢。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
ちなみに男鹿線のキハ40には通勤通学時の混雑に対応した、
オールロングシート仕様(改造)の車両も存在します。

私が乗り込んだのは、秋田を早朝の5時39分に発車する、男鹿ゆきの下り初発列車 (゚ω゚;ノ)ノ ハヤッ!。ローカル線で5時半に初発(始発)が出るとはかなり早い方で、それに乗る私も早起きを強いられました (*´O)ゞ.。oOフワァア…。ちなみに男鹿線の列車は極端に運転本数が少ないというワケではなく、おおむね一時間~一時間半に一本程度は列車があります。ならば何もムリをして初発に乗らなくてもいいじゃん・・・と思われますが、私はどうしてもこの初発列車に乗りたかったのです (゚.゚*)ナンデ?。秋田を出た男鹿ゆきのディーゼル列車はしばらく奥羽本線上を走り、追分から男鹿線へと入りました。

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秋田の次駅、土崎(つちざき)付近で
車窓の右手に見えるのは、
JR東日本の工場である、秋田総合車両センター。
(゚∀゚)オッ!。
オールドファンには「土崎工場」というほうが、
ピンと来るかも知れませんね。
構内にはかつて「いなほ」や「北越」で活躍した、
485系(3000番台)が留置されていました。
残念ながら、おそらく廃車になるものと思われます・・・。
▲16.8.3 奥羽本線 秋田-土崎(車窓から)

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秋田から三つ目の追分が
奥羽本線と男鹿線の分岐駅で、
男鹿方面へ向かう男鹿線の起点駅。
ただし男鹿線の列車はすべて秋田へと直通します。
▲16.8.3 奥羽本線 追分(車窓から)

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奥羽本線と男鹿線は追分を出てもすぐには分かれず、
分岐点は追分から約二キロの地点。
男鹿線は左へとカーブし、奥羽本線と離れます。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
▲16.8.3 男鹿線 追分-出戸浜(車窓から)

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男鹿線の駅名標は
なまはげと男鹿半島の入道崎が描かれた、
オリジナルデザインのもの。
(´▽`*)カコイイ♪
▲16.8.3 男鹿線 出戸浜(車窓から)

男鹿線は秋田市の追分と、日本海に突き出た男鹿半島の男鹿市にある男鹿の間を結ぶ、26.6キロの非電化ローカル線(地方交通線)。先述したように列車はすべて追分から奥羽本線へ乗り入れて秋田発着となっています (・o・*)ホホゥ。終着駅の男鹿は男鹿半島の玄関口とも言える観光の拠点で、かつては東京からの夜行急行「おが」なども臨時で同駅まで乗り入れていた時代がありましたが、現在の観光客は秋田市内からの観光バス利用が高く、男鹿線は観光客輸送よりも地元の通勤・通学路線と言った面の方が強いように感じます ( ̄。 ̄)ヘー。その輸送スタイルが顕著に表れているのが、先ほどちょろっと触れた他のローカル線とはひと味違う男鹿線の特徴で、実は朝夕の通勤・通学時間帯に運行される列車の編成が、ディーゼルを使う非電化のローカル線にしてはちょっと長いのです σ(゚ー゚)ナガイ?。私はその長い編成のキハが撮りたいために、早起きをして朝方の下り列車へと乗り込んだのでした (´ω`)ナルヘソ。秋田からキハに揺られて40分、下車したのは天王(てんのう)。

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列車を降りたのは天王という、
ちょっと高貴な印象を受ける名の駅。
w(゚o゚)w オオー!。
でも、造りは簡素な無人駅です。
駅名の由来は駅開業時に所在した
天王村(現在の潟上市天王)のよるもので、
その村名自体は村内におかれた
東湖八坂神社の別名「牛頭天王社」に由来します。
( ̄。 ̄)ヘー。
▲16.8.3 男鹿線 天王

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造りは簡素でも、
ローカル線にしては異様に長い
男鹿線のホーム・・・。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
▲16.8.3 男鹿線 天王

秋田0539-(男鹿1121D)-天王0613

全線単線の男鹿線、私が乗ってきた男鹿ゆきの下り1121D列車は、天王から二駅先の脇本で秋田ゆきの上り1122D列車と交換します。その上りの1122Dこそ男鹿線最長編成を誇る名物列車で、私はそれを撮影地で撮りたいと考えているのですが、列車が来るまでにはあと20分程度しか時間がありません σ(゚ー゚;)20プン…。地図を見ながら訪れる初めての撮影地、果たして間に合うかしらん・・・との不安があったものの ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!、実際には駅からふつうに歩いても、10分程度で目的地の川の土手へと到達することができました。な~んだ、近いじゃん♪ ε-(´∀`;)ホッ。

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駅から西の方向へ歩くこと10分、
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク
幅の広い川に架かる、
長いコンクリート橋のたもとにやってきました。
おや?白鳥さんだ・・・(=゚∇゚)ノチワッ。

私が撮影地に選んだのは、男鹿線屈指のお立ち台と言える、有名ポイントの八郎川橋梁 σ(゚ー゚*)タコハチロー? 。ちなみに橋梁名は八郎川となっていますが、流れる川は八郎潟からから日本海へと注ぐ、船越水道(馬場目川)です ( ̄。 ̄)ヘー。河口近くの広い川幅に架かる、長さ350メートルもの立派なコンクリート橋、ここならばどんなに長い編成でもスッキリと撮る事ができます (゚∀゚*)オオッ!!。むしろこの橋が長すぎて、列車の方の長さも過度に期待を与えてしまっている気がするのですが、男鹿線の通勤・通学列車はあくまでも「非電化ローカル線としては長い方」\_( ゚ロ゚) ココ重要!・・・と言うことを踏まえてご覧ください (^^;)ゞポリポリ。そんなお目当ての最長編成・1122D列車は、私が撮影地に着いてから程なくして、向こう岸に姿を現しました (゚∀゚)オッ!。

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八郎川橋梁を悠然と渡り行くのは、
キハ40が5両も連なった、
男鹿線名物の1122D。
長い編成の列車が、
秋田へ向かう多くの通勤通学客を運びます。
▲16.8.3 男鹿線 船越-天王

5連のキハ40が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
ローカル線を走るキハ40は、たいてい単行か二両くらいが基本、長くても三両程度で運行されることが多いなか、この男鹿線の通勤通学時間帯に走る上りの1122Dは、なんと迫力のキハ40×5! w(*゚o゚*)wオオーッ!
。これはなかなか壮観な眺めではないですか (´▽`*)キハキハキハキハキハ~♪ 。そりゃ、首都圏の通勤電車などは15両編成なども珍しくないけれど、ここでは国鉄型ディーゼルカーのキハ40が5両も連なっているところがポイントで、ファンにとっては興奮モノなんです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。ひと昔前は男鹿線以外にも各地のローカル線で見られた通勤・通学時の長編成キハですが、近年は少子化で通学する学生の数が減っていることもあり、地方で極端に長い編成というのはあまり見られなくなってしまいました。国鉄型キハで5連以上が見られるのは、今や男鹿線と山陰本線くらいでしょうか(他にもあるのかな?)σ(゚・゚*)ンー…。そしてこの男鹿線ですが、実は蓄電池方式の新形式車両・EV-E801系烏山線の「アキュム」のような車両ね)の導入が決定しており、来年の春にはその第一編成が運行を開始する予定となっています (・o・*)ホホゥ。そうなると、すぐにキハ40の全車が新型に置き換えられるということは無いとしても、この先順調に新型が増備されれば、キハによる5連もいつまで見られるか分からず、撮れるときに撮っておきたい・・・σ(・∀・`)トリタイ…ということで、今夏の私は秋田まで足を伸ばして撮影に訪れたのです ( ´_ゝ`)フーン。ちなみに朝方の男鹿線で5連が運転されるのは、早朝6時台の1122Dの一本のみ(あとは夕方の下り1137D)。それで私はなんとしても前日に秋田入りをし、当日の初発列車へと乗らねばならなかったのでした (´ω`)ナルヘソ。本来は晴れると朝方が順光になるハズのこの場所、曇り空で日差しに恵まれなかったのは残念だったけれど (・ε・`)チェ、お目当てのキハ40×5が記録できたことに満足しています (*`д´)=b OK牧場!。

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次の上り1124Dはキハ40×4。
川面にその姿を写して橋を渡ります。
あ、桁下に白鳥さんが入ってくれますた。
( ̄▽ ̄*)ア…。

最長の5連は1122Dの一本だけですが、通勤・通学時間帯の男鹿線はしばらく長い編成の列車が続くので、もう少し同地での撮影を続けます (^_[◎]oパチリ。次にやってきた上り1124Dは4連。これでもローカル線の列車としてはじゅうぶんに長い編成です (´▽`*)キハキハキハキハ~♪ 。そしてこのカットにたまたま写り込んでくれたのは、先ほどから川面を行ったり来たりしている、一羽の白鳥さん ♪( ̄、 ̄ )===3 スイ♪。せっかくならば一枚くらい、列車と白鳥を絡められないかな・・・σ(゚・゚*)ンー…  なんて思っていると、やがて白鳥さんは川辺に上がり、羽繕いをし始めました (゚∀゚)オッ!。そのままの場所で動かなければ、アングル的になかなかいい位置です ソノママ(°∀°;)ソノママ…。そんななかでタイミングよくやってきたのは、下り列車の男鹿ゆき1123D・・・。

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川辺で静かに佇む白鳥さん、
その向こうで轟音を響かせるキハ40×4。
▲16.8.3 男鹿線 船越-天王(後追い)

撮り鉄ならぬ、「鳥鉄」ってか!? アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。白鳥さんと男鹿線のキハ40、思いがけず面白いコラボが撮れました (^_[◎]oパチリ。ただ、川辺に立つ白鳥さんはどうしても、水鳥らしい"おみ足"のたくましさに目がいきますね・・・(〃∇〃)キャッ♪。やはり白鳥は立ち姿よりも、水面で優雅に浮かぶ姿のほうが画になるように思います (^^;)ゞポリポリ。

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飛び去る白鳥さん、
デルモになってくれてありがとう♪
(=゚∇゚)ノ アリガ㌧♪

さて、上下何本かの列車を撮っているうち、最初に撮った5連の1122Dの頃に比べると徐々に空模様が好転してきて、40分後の1124D(三枚上の写真)では列車にこそ日が当たらなかったものの、背景は青空になりました (゚∀゚)オッ!。そして太陽方向に固まっていた雲も流れつつあり、このぶんならばさらに一時間後に来る次の1126Dでは、ウマく日が当たってくれるかも知れません σ(゚・゚*)ドーダロ…。ちなみにその1126Dは、朝方の通勤・通学に対応した長編成の最後の運用です。一本くらいはキレイに日の当たった状態でキハを記録したいところですが、晴れたり陰ったりを繰り返すなかで迎えた1126Dの通過時刻。果たしてその結果はと言うと・・・(°_°;)ドキドキ

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眩しい日の光に照らされて、
夏空のもとを快走する男鹿線のキハ40×4。
やっと夏らしい一枚が撮れました。
▲16.8.3 男鹿線 船越-天王

オヒサマ、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ッ!!
ラストチャンスの4連を、なんとか晴れた状態で撮る事ができ
ました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。やっぱり明るい太陽の日差しを浴びた長編成の列車は一段と迫力が増して見え、さらには背景に写る雲の形も夏らしくていい感じです (σ´∀`)σイイジャン。この日差しがお目当ての5連でも欲しかったところではありますが、たとえ4連であれ、一枚でも日当り良好のバリ順で通勤・通学時間帯の男鹿線キハ40を記録に残せたことは、個人的に大きな収穫となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。小牛田での運転見合わせ、余計な新幹線代の出費など、いろいろなアクシデントもあったけれど、やっぱり秋田まで来ることができてヨカッタよ・・・・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。朝方最後の4連運用が秋田へ向けて去ってゆくのを見送り、男鹿線の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。とりあえずこれで撮影の目的は達成したけれど、せっかくここまで来たのならば、久しぶりに男鹿線を終点まで乗って行こうと思います (*・o・)ノ Go!。

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八郎川橋梁での撮影を終えて、
天王駅へと戻ってきました。
通勤通学の時間帯が終わり、
ホームに入ってきた下りの男鹿ゆきは、
ローカル線らしく短い二連
のキハ40。
(´▽`*)キハキハ~♪

▲16.8.3 男鹿線 天王

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天王を出るとすぐに、
先ほどまで撮影していた八郎川橋梁を渡ります。
右の車窓から眺める水門の向こうは、
干拓によって陸地化されたことで知られる湖の
八郎潟です
σ(゚ー゚*)カスガハチロー?
▲16.8.3 男鹿線 天王-船越(車窓から)

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近年は駅舎の簡素化が進むローカル線ですが、
脇本には昔ながらの立派な
木造駅舎が残されていました。
(゚∀゚)オッ!。
▲16.8.3 男鹿線 脇本(車窓から)

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田園が広がるのどかな里山を行く男鹿線。
(´ー`)マターリ。
同線は男鹿半島を走るも、
車窓から海はほとんど見えません。
▲16.8.3 男鹿線 脇本-羽立(前方の車窓から)

日本海に突き出た男鹿半島の南側を進む男鹿線ですが、車窓から海が望めるような景色のいい箇所はほとんどなく、のどかな里山の田園という地味な風景が続きます (´ー`)ノドカ…。でも、どこか半島特有の最果て感のような雰囲気が漂っているように感じられると、列車はまもなく終点の男鹿に到着です。

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天王から20分ほどで終点の男鹿に到着。
(・ω・)トーチャコ。
全線で26.6キロ、全9駅(追分〜男鹿)の男鹿線、
秋田からでも一時間程度で男鹿へ到達できます。
▲16.8.3 男鹿線 男鹿

天王0821-(男鹿1125D)-男鹿0840

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男鹿駅は開業時からの木造駅舎ですが、
数年前に「なまはげの訪れる古民家」をイメージし、
入口付近などをリニューアル。
外壁の一部には地元の寒風山で採掘される

男鹿石が使われています。
( ̄。 ̄)ヘー。
▲16.8.3 男鹿線 男鹿

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そして男鹿の名物と言えば何といっても、
伝統的な民俗行事の「なまはげ」。
(゚∀゚*)オオッ!!
駅舎内にはなまはげを紹介するコーナーが、
さらに駅前にはなまはげの銅像が建っています。
「悪いコはいねがー」「泣ぐコはいねがー」。
ワルイゴイネガ-(▼皿▼) (▽皿▽)ナグゴハイネガー

私が男鹿を訪れるのは、乗り潰し目的で男鹿線の全線に乗って以来、20数年ぶりのこと (*´∀`)ノ゙オヒサ。そのときは同日中に乗り潰す予定をしていた秋田内陸縦貫鉄道(角館~鷹巣)との乗り継ぎ時間の関係から、男鹿に到着後はすぐに折り返して秋田へと戻らねばならず、次に来るときにはゆっくりと男鹿半島を巡ってみたいなぁ・・・σ(・∀・`)ナァ…なんて思いながら、男鹿を去ったものでした バイチャ!( ゚д゚)ノシ。しかし、二度目に訪れた今回も、残念ながら次なる別の目的が控えていることから、20年前と同様に乗ってきた列車ですぐに折り返す「トンボ帰り」です (・ω・`)ゞウーン。できればもう少し私も、ひとつの場所に時間を割いて滞在し、じっくりとその土地の魅力を味わうような「大人の旅」をすべきだとは思うのですが (´ω`)ソォネ、個人的にはせっかく秋田まで来たのならば観光をするより、この機会に別の路線にも訪れて、乗りたい、撮りたい・・・と思ってしまうのは、鉄ちゃんの悲しい性でしょうか (^^;)ゞポリポリ。そんなワケで男鹿での滞在時間は、折り返す列車が発車するまでのわずか10分間 (゚∇゚;ノ)ノ ミジカッ!。駅前に建つ「なまはげ」像を撮り【◎】]ω・)パチッ!、駅舎内の「なまはげ」紹介ブースなどを眺めていたら φ(゚ー゚*) フムフム、すぐに列車の発車時刻となってしまいました ε=┌(;´∀`)┘アセアセ。次にまた男鹿へ来る機会があれば、今度こそは・・・(ry

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男鹿から折り返し列車に乗り通して、
ふたたび秋田へ戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!。
スタイリッシュな秋田新幹線のE6系と並ぶ、
武骨な男鹿線のキハ40。
▲16.8.3 奥羽本線 秋田

男鹿0850-(男鹿1128D)-秋田0946

ほんのわずかな滞在で折り返し、男鹿から秋田へと戻ってきた私 (=゚ω゚)ノ タライマ!。なんとも慌ただしい男鹿線の乗り鉄でしたが、終点の男鹿まで行ったのはあくまでもオマケのようなもの (゚ー゚*)オマケ…。私にとって今回の男鹿線訪問でいちばんの目的は、朝に運転される通勤・通学対応の長編成キハを八郎川橋梁にて撮ることであり【◎】]ω・´)パチッ!、その目的を無事に達成できたことには満足しています ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。それにしても、丸一日かけて東京から鈍行列車を乗り継ぎ、しかも結果的には秋田新幹線という余計な出費を払ってまで、わざわざ私が秋田へとやってきたのは、この男鹿線のキハ40を撮ることだけが目的なのか・・・?σ(゚・゚*)ンー…。いやいや、男鹿線のキハ40はまだ旅の序章に過ぎません。実は今旅における真の目的はというと・・・エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?


・・・続きます。



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北海道06・・・石勝線 夕張支線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.03.26~28 北海道06
最終日はキハでのんびり乗り鉄。
石勝線 夕張支線 乗車記
 
  

ちょっと間が空いてしまいましたが 人( ̄ω ̄;)スマヌ、北海道新幹線の開業に合わせた北海道の鉄道旅、前回からの続きです。

二泊三日の旅程で組んだ今回の北海道旅では、初日に北海道新幹線道南いさりび鉄道(旧・JR江差線)を乗り潰したのち、函館から札幌へ移動 サポロ…((((o* ̄-)o。翌二日目には一日一往復となってしまった札沼(さっしょう)線の末端部の乗車と、昨年末に開業した札幌市電の延伸区間である都心線(西4丁目~すすきの)を乗り潰し。そんな三つの未乗車路線(区間)を潰したことにより、今旅における私のミッションはすべて完遂しました ミッチョンd(`・ω・´)コンプ!。でも、なぜかもう一日残っている、旅の日程・・・ (゚ー゚?)オヨ?。実は事前の計画どおりに実際の旅が進まなかったところがあり、ぶっちゃけ、一日余ってしまったというのが本当のところなんです (^^;)ゞポリポリ。というのも当初の計画では二日目に、札幌から新十津川まで札沼線に乗り、路線バスで函館本線の滝川へ出たあと(ここまでは実際に計画どおりの行動)、さらに函館本線の下り列車で深川へと移動し、そこから留萌(るもい)本線に乗車するつもりでした σ(゚ー゚*)ルモイ? 。留萌本線は函館本線と接続する深川を起点に、天塩地方の中規模都市・留萌を経て、日本海側の港町・増毛(ましけ)までの66.8キロを結ぶ非電化ローカル線 (・o・*)ホホゥ。そしてもうご存知の方も多いかと思われますが、同線の末端部である留萌と増毛の間(16.7キロ)は利用者僅少により、今年の12月6日をもって廃止されることが決まってしまいました (´・ω・`)ショボーン。私が訪れた3月末はまだ、正式発表前ではあったものの(JR北海道から廃止が公表されたのは4/8)、同線の部分廃止は以前からかなり現実味を帯びていて、これは乗れるときに乗っておかなくては・・・と思っていたのです (゚ペ)ウーン…。そこで私は旅の二日目を廃線危機にある札沼線と留萌本線の乗車に宛て、そして三日目に札幌市電を乗り潰し、夕方の飛行機で新千歳空港から東京へ帰るという計画を立ててみました (・o・*)ホホゥ。ところが、春先というこの時期の留萌本線、しかも廃止が濃厚な留萌と増毛の間は、沿線で雪崩の危険性があることから、しばらく運転を取りやめているとのこと・・・( ̄△ ̄;)エッ…。

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運行情報に掲載されていた留萌本線の運休
(3/28現在のキャプチャ)。
利用者の減少に加え、
このような過酷な自然環境下を走る同線は
保守費用の面でも厳しい立場にあります。

そんな情報が流れているなか、今年は暖冬で北海道の雪解けも早いことから、どうにか3月末までには運転が再開されるといいなぁ・・・σ(・ω・`)ドーダロ…と、私は勝手な希望をこめて、当初の計画どおりに二泊三日の旅程を遂行すべく、勤め先に月曜日(旅の三日目)の有給申請を出し、宿や帰りの飛行機の手配などを進めました \_ヘヘ(- ̄*)カタカタ。しかし願いは実らず、結局は当日になっても運休は解除ならず・・・(_ _|||)ガクッ。もちろん安全運行を考えると運休は致し方ないことです。でも、私が留萌本線の末端部を廃止前に訪れるのは、おそらくこれが最後の機会になっていたのではないかと思うと、やはり残念でなりません・・・(´・ω・`)ザンネン。

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私は過去に一度だけ、
乗り潰し目的で訪れた留萌本線。
同線の末端部にあたる留萌~増毛の16.7キロは
今年12月での廃止が決定しています。
廃止前に再乗車したかったところですが、
雪崩警戒で区間運休となっており、
今回の乗車は叶いませんでした。
(ちなみに現在はもちろん運行を再開しています。)
▲93.12 留萌本線 増毛

そんなワケで滝川から先の旅程が白紙状態となった二日目は、特急「オホーツク」を撮影してから函館本線で札幌へと戻り、当初は翌日に予定していた札幌市電の乗り潰しを前倒ししたのでした (´ω`)ナルヘソ。これにより空いてしまった三日目。新千歳から飛行機が飛ぶ午後4時まで、何をしよっかな・・・σ(゚・゚*)ンー… 。札幌観光?食べ歩き?飲み歩き?(σ´∀`)σイイネ~。いやいや、やっぱり鉄ならば・・・エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。


3月28日(月)

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初日、二日目に続き、三日目もスッキリとした快晴。
青空に赤煉瓦の北海道庁(旧庁舎)が映えます。
(´▽`*)イイテンキ~♪

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札幌から乗るのは左の網走ゆき特急「オホーツク」!
(゚∀゚*)オオッ!!
・・・ではなく、右の千歳線、苫小牧ゆき普通列車。
(´σД`)ナーンダ
▲16.3.28 函館本線 札幌

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千歳線は札幌から三駅目の平和を出ると
函館本線と分かれます サイナラ~(=゚ω゚)ノシ
(路線上の正式な分岐駅は苗穂)。
ちなみに左の方は、前日に訪れた滝川方面。
▲16.3.28 千歳線 平和-新札幌(車窓から)

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苫小牧ゆきを降りたのは、千歳。
全線にわたって電化されている千歳線ですが・・・
おや?ディーゼルカーのキハ40(右)が
停まっとるぞ? (=゚ω゚=*)ンン!?
▲16.3.28 千歳線 千歳

初日、二日目と朝早い出発だった今旅ですが、三日目はホテルでモーニングを食べられるくらいの余裕がありました。そもそもこの日は札幌市電を巡る予定だったので、朝食付きの宿泊プランを選んでいたんです (´ー`)ノンビリ。ゆっくり目の時間にホテルを出て、札幌駅から乗ったのは千歳線の普通列車。千歳線と言えばその名でもわかるように、新千歳空港の方へ向かう路線です。あれ?もう空港へ向かっちゃうの? (゚ー゚?)オヨ?・・・かというと、そうではありません。私は空港の手前にある千歳で下車。同駅の別ホームには、今旅で何度もお世話になっていてお馴染みの、北海道色キハ40の姿がありました (゚∀゚)オッ!。その車体側面には【千歳⇔夕張】のサボ(行き先板)が掲げられています。

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快速列車や特急列車が頻繁に行き交う
長い高架ホームの千歳駅にぽつんと佇む
単行のキハ40 (´▽`*)キハキハ~♪。
その行き先は夕張となっています。
▲16.3.28 千歳線 千歳

そう、この千歳始発の夕張(ゆうばり)ゆきが、次に私の乗る列車 (゚.゚*)ユーバリ?。昨晩にホテルの部屋で飲みながら時刻表を開き、三日目の行動を考えていたところ σ(゚・゚*)ンー…、夕張ならば普通列車で往復しても、飛行機の出る16時までに新千歳空港へ余裕を持って着けることが可能だとわかったのです (゚∀゚)オッ!。札沼線や留萌本線と同じように、夕張へ行く夕張線(正式な路線名称は後述)も、個人的にかなりご無沙汰となっている路線 (=゚ω゚)ノ オヒサ!。久しぶりに乗ってみたいところだし、同線の自然豊かな沿線風景や古い駅舎などは適度な旅情も味わえます (・∀・)イイネ!。実は折り返し列車の都合で、夕張での滞在時間はわずかに8分間しか無いのですが ( ̄△ ̄;)エ…、私としてはそこへ向かうまでの車窓が楽しめれば、それでじゅうぶん (*`д´)=b OK牧場!。目的地へ行くというよりは、乗っていることに意味がある。これぞ乗り鉄的な三日目の使い方ではありませんか!( ´_ゝ`)フーン…・・・と、ふつうの方からしたら呆れるようなことを自画自賛しつつ、私は夕張ゆきのキハへと乗り込みました。10時38分、キハはエンジンを震わせて、定刻に千歳を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

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千歳を発車した直後の夕張ゆき。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
単行のキハに乗客は片手で数えられる程度でした。
ま、こんなもんでしょう・・・。

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千歳の次駅は南千歳。
ここは千歳線の本線と新千歳空港へ向かう支線、
そして私が乗っている夕張ゆきの列車が進む、
石勝(せきしょう)線の分岐駅です。
(・o・*)ホホゥ。
ホームには石勝線の起点を示す0キロ碑が
建てられています (゚∀゚)オッ!。
▲16.3.28 千歳線 南千歳(車窓から)

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前面展望で見た三線の分岐点。
m(・∀・)m カブリツキ♪
左の電化路線が千歳線の本線、
真ん中の非電化路線が石勝線、
右の地下トンネルへ伸びているのが、
千歳線の新千歳空港支線です。
▲16.3.28 千歳線 南千歳(前方の車窓から)

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千歳線と分岐した石勝線は非電化の単線。
キハ旅にふさわしいローカルなムードが漂います。
(´ー`)ノドカ。
ただし札幌と道東を結ぶ特急列車が頻繁に走る同線は
地方交通線(いわゆるローカル線)ではなく、
幹線扱いとなっています ( ̄。 ̄)ヘー。
▲16.3.28 石勝線 南千歳-追分(前方の車窓から)

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南千歳を出てしばらく進んだところでは、
レンタカーの営業所や駐車場が多く見られます。
σ(゚ー゚*)クルマ…。
新千歳空港でレンタカーを借りる際は、
このあたりまで送迎バスで連れて来られるんですよね。
私も何度か経験があります(笑)
▲16.3.28 石勝線 南千歳-追分(車窓から)

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そんなレンタカー地帯を過ぎると、
車窓には北海道らしい広々とした風景が広がります。
キモチ(´▽`*)イイ~♪
♪はて~し~ない~、おお~ぞら~と~♪
▲16.3.28 石勝線 南千歳-追分(車窓から)

千歳の次駅、南千歳を出た夕張ゆきの列車は、千歳線と分かれて石勝(せきしょう)線へと入ります σ(゚ー゚*)セキショー?。石勝線は南千歳から、室蘭本線と接続する追分(おいわけ)や、スキーリゾートで有名なトマムなどを経て、根室本線の新得(しんとく)までを結ぶ132.4キロの本線と、本線の途中にある新夕張から分岐して夕張へと至る18.2キロの支線(夕張支線)からなる全線非電化の幹線で、千歳線と根室本線の間を繋ぐ本線は札幌などの道央圏と帯広や釧路などの道東を結ぶバイパス的な役割を持っていることから、特急列車が頻繁に運転されています (・o・*)ホホゥ。ちなみに路線名は旧国名の石狩と十勝を結ぶことが由来。

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石勝線を地図で示すとこんな感じ。
(・o・*)ホホゥ。
南千歳~新得の本線と、
新夕張~夕張の支線からなります。
(クリックすると少し大きく見られます)

そんな石勝線の歴史は意外と浅く、現在の形になったのは今から35年前の1981年のこと。んじゃ、それ以前はまったく路線がなかったのかと言うとそうではなく、石勝線となる90年近くも前の1892年には、すでに追分と夕張の間(上記地図参照)が北海道炭礦(たんこう)鉄道として開業しており、のちの国有化(国鉄)で夕張線と名付けられました。明治時代から石炭採掘の炭鉱で栄えた夕張は、その石炭を輸送する手段として鉄道の開業も早かったのですね。そう、実は現在の支線に当たる方がずっと歴史は古いんです ( ̄。 ̄)ヘー。しかし石炭から石油へのエネルギー革命や海外炭の普及、さらには度重なる爆発事故などによって夕張炭鉱は衰退。1980年代には炭鉱のほとんどが閉山となり、夕張線も廃線危機に追いやられました (´・д・`;)ハラハラ…。ところがそのほぼ同時期、トンネル掘削技術の進歩によって、夕張の東側にそびえる日高山脈を貫く長大なトンネルが完成。道央と道東を結ぶ新たルートとして整備され、千歳空港(現・南千歳)と追分の間、そして新夕張~新得の間に新規の路線が開業し、既存の夕張線区間(追分~新夕張)も含めて石勝線となったのです (・Д・*)ヘェー。ちょっと面白い歴史ですよね。

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比較的新しい南千歳と追分の間は
トンネルが断続的にあります。
トンネルとトンネルの間にある信号場では、
帯広から札幌へ向かう、特急「スーパーとかち」と交換。
キハ261系が高速で駆け抜けてゆきました。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲16.3.28 石勝線 南千歳-追分(西早来信号場)
(後方の車窓から)

私の乗った列車は、後年に開業した南千歳と追分の間を順調に走行中 …((((*・o・)ノ Go!Go!。ちなみにこの17.6キロの間に途中駅はいっさい無く、なんとも長~いひと駅間です ( ̄  ̄;)ナガ… (交換設備のある信号場は設置)。実はこの石勝線、17.6キロ程度の駅間距離で驚くのはまだ甘く、今旅での私は通りませんが、この先の新夕張~占冠(しむかっぷ)の駅間はなんと34.3キロ、続く占冠~トマムは21.3キロ、トマム~新得は33.8キロもあるんです Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?。山に囲まれたこのあたりは開業時から沿線に民家が少なく、駅を設置する必要が無かったのだとか (゚ー゚;)ナルヘソ…。夕張ゆきの列車は途中の信号場で交換待ちの停車はあったものの、南千歳から22分もかけてようやく次駅の追分に到着です。

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追分の手前で近づいてきたのは、
室蘭本線の線路。
(゚∀゚)オッ!
▲16.3.28 石勝線 南千歳-追分(車窓から)

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ちょっと長めの停車時間がある追分。
この間に夕張ゆきの普通列車は
後続の特急「とかち」に道を譲ります。
ε=(=゚ω゚)ノ オサキ!。
▲16.3.28 室蘭本線 追分

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その駅名が示すように、
室蘭本線と石勝線が分岐する追分。
かつてはここが夕張線の起点でした。
ちなみにこの追分に隣接していた追分機関区は
最後まで蒸気機関車が残されていた機関区として
オールドファンには有名で、
追分駅近くの安平超鉄道資料館には、
D51などが保存されているそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.28 室蘭本線 追分

夕張ゆきの列車は、追分で後続の特急を先に通すため12分ほど停車 (´ー`)ノンビリ。その停車時間で駅舎や構内などをちょろっと眺めてから再び車内へと戻ると、なんと乗客はゼロ (゚∇゚;)エッ!?。千歳を発車した時点では5、6人の乗客がいたのですが、みんな追分で下車したか、特急列車に乗り継いでしまったようです。私ひとりの貸切列車とは、なんとも贅沢なような、寂しいような、ビミョーな気分・・・(^^;)ゞポリポリ。追分を発車した列車はここから、明治時代に開業した旧・夕張線区間へと入りました。ただし開業年に差があるとはいえ、現在はこの区間も高速で走る特急列車などに対応した整備が施されており、乗り心地的には変わりありません。

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追分でみんな降りてしまい、
夕張ゆきの乗客は私ひとりだけに・・・。
(・ω・)ポツン…。

ところで石勝線の特急と言えば余談ながら、もうひとつ同線には変わった特徴がありまして (゚∀゚*)ナニナニ?、石勝線(本線)の新夕張と新得の間には普通列車が一本も運行されておらず、この間を走るのは特急列車のみ ( ̄△ ̄;)エッ…。これでは乗るたびに特急料金がかかって大変なように思われますが、JRは特例としてこの新夕張~新得の区間利用に限っては特急料金を徴収せず、普通乗車券のみで特急に乗れることを認めているのです ( ̄。 ̄)ヘー。この特例は普通列車乗り放題でお馴染みの「青春18きっぷ」にも適用され、「18きっぱー」には同切符だけで特急に乗れるオトクな区間(?)として知られています (´艸`*)オットク~♪。私も過去に一度だけ、「18きっぷ」で同区間の特急に乗ったことがありました。

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追分の次駅・川端でも、
上りの特急と交換で7分停車。
今度はキハ283系の「スーパーおおぞら」でした。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲16.3.28 石勝線 川端(後方の車窓から)

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そんな川端には、
ホームの横に旧型客車の姿がありました。
(゚∀゚)オッ!。
どうやら駅に隣接したゴルフ場で
待合室などに活用されていたみたいですが、
現在このゴルフ場は閉鎖されたようです。
▲16.3.28 石勝線 川端(車窓から)

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川端を出ると車窓には
夕張川が眺められるようになります。
このあたりはなかなか景色がいい。
(´▽`*)イイネ♪。
▲16.3.28 石勝線 川端-滝ノ上(車窓から)

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そんな車窓風景を眺めながらいただくのは、
札幌駅で買ってきた「味めぐり四色どんぶり(¥1080)」
イクラ、カニ、ウニ、サケが酢飯にのった、
見た目にも華やかなどんぶりです (゚д゚)ウマー!。
☆☆☆☆・
キハに揺られながら、海鮮丼とクラシックで飲み鉄。
これぞまさに至福のひと時。
。゜+.(o´∀`o)シヤワセ゜+.゜。

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普通列車なのに、駅を通過・・・
(゚ー゚?)オヨ?
これは先日のダイヤ改正で廃止となった
十三里(とみさと)駅。
交換設備があることから現在は信号場となっています。
ちなみに同線の東追分も同様の扱いとなりました。
▲16.3.28 石勝線 滝ノ上-新夕張(車窓から)

追分の次駅、川端から先は夕張川に沿って走るようになり、車窓風景に変化が出てきました (゚∀゚)オッ!。ガラガラの車内(っていうか一人だけ・・・)なので、列車が鉄橋を渡って川の見える方向が右に左にと変わるたび、私もビール片手に右へ左へ席を移動して風景を眺めます アッチo(゚д゚o≡o゚д゚)oコッチ。このあたりの景色は特急「おおぞら」などからも何度か見ているけれど、普通列車のゆっくりとした速度で眺めるのがまた、飲み鉄にはちょうどいい感じなんですよね (´ー`)マターリ。ビールを一缶飲み干した頃、列車は本線と支線が分岐する新夕張に着きました。

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追分から40分ほどで新夕張。
ここから列車は夕張支線へと入ります。
石勝線開業前の同駅は紅葉山(もみじやま)の駅名で、
夕張方面へ向かう夕張線の本線(現・夕張支線)と、
登川方面へ向かう登川支線の分岐駅でした。
( ̄。 ̄)ヘー。
▲16.3.28 石勝線 新夕張

山に囲まれたこのあたりで、比較的しっかりとした街が形成されている新夕張。同駅からは2、3人の地元客が乗って来られて (*・ω・)ノ゙チワッス、貸切状態は解消されました 。他に乗客がいる方が、気持ち的にやっぱりホッとします ε-(´∀`*)ホッ。分岐点の主要駅ながらもここでは二分程度の停車時間で、夕張ゆきのキハは新夕張を発車 m9(`・ω・´)シュパーツ!。ここから先がかつて炭鉱でにぎわった夕張線時代を色濃く残す区間となり、正式には石勝線の支線だけれど、今も夕張線と呼ぶ方が多いのだとか。

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前方から眺めた本線と支線の分岐点。
右が新得方面の本線で、
左が夕張方面の支線です。
私が乗っているキハが進むのは、もちろん左。
o(- ̄*o))))…コッチ。
▲16.3.28 石勝線 新夕張-沼ノ沢
(前方の車窓から)

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夕張川を渡って東へ向かう本線を右に見て、
支線のほうは川沿いに北上します。
▲16.3.28 石勝線 新夕張-沼ノ沢(車窓から)

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ここまでの本線も単線ではあったものの、
特急が通らない支線に入ると、
どこかのどかさが増したように思います。
正面に見える山は・・・夕張岳?
それとも冷水山かな・・・?
σ(゚・゚*)ンー…
▲16.3.28 石勝線 新夕張-沼ノ沢
(前方の車窓から)

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新夕張の次駅は沼ノ沢。
同駅からはかつて、真谷地(まえやち)炭鉱へ向かう
北海道炭礦汽船の真谷地炭鉱専用線が分岐しており、
基本的に石炭輸送の貨物線だったものの、
便乗扱いで客車が運行された時期もあったのだとか。
同線は前谷地炭鉱の閉山に伴い、1987年に廃止。
▲16.3.28 石勝線 沼ノ沢(車窓から)

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沼ノ沢から二駅進んだ清水沢。
同駅からもかつては、
三菱大夕張炭鉱・南大夕張炭鉱へ伸びる
三菱石炭鉱業・大夕張鉄道が分岐。
同線は正式に旅客営業も行っており、
道路が未整備だった時代に
沿線地域の重要な足となっていました。
貨客混合列車の運行や客車内にダルマストーブが
設置されていたことなどから
鉄道ファンに人気の高い路線でしたが、
三菱南大夕張炭鉱の合理化に伴い、1987年に廃止。
清水沢の駅舎とホームの間にはいまも、
広大な側線跡が見られます。
▲16.3.28 石勝線 清水沢(車窓から)

新夕張で新得へ向かう本線と分かれ、夕張川に沿って北上する夕張ゆき …((((*・o・)ノ Go!Go!。支線は本線よりも駅間が短く(本線の駅間が長いのは、廃駅があったことなどにもよるけれど)、ちょこちょことこまめに停まる印象です。かつては北海道炭礦汽船の真谷地炭鉱専用線が分岐していた沼ノ沢、そして三菱石炭鉱業の大夕張鉄道が分岐していた清水沢など、最盛期には石炭を満載した多くの貨車が頻繁に入れ替え作業を行っていたであろう広大な側線やヤードの跡が今でも見られ、もちろん汽車や貨車の姿などは無いものの、かつての繁栄を静かに物語っています (´ω`)シミジミ。私は門外漢ですが、廃線マニアや近代史好きの方ならば、このあたりをじっくり散策してみると面白いかもしれませんね。清水沢を出ると夕張支線は夕張川と分かれ、その支流の志幌加川に沿った渓谷を進みます (゚∀゚)オッ!。ここは同線の中で最も急な上り勾配となり、キハはあえぐようにエンジンを震わせるも、速度は30キロ程度といったところ。まさに亀のような歩みです ノロノロ…ε~ε~ε~((((*'~')。

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清水沢を出た列車は上り勾配へと差し掛かり、
車窓には自然豊かな渓谷が眺められます。
(゚∀゚)オッ!。
▲16.3.28 石勝線 清水沢-鹿ノ谷(車窓から)

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前方に見えてきた鹿ノ谷トンネルは、
口が二つ・・・(゚ー゚?)オヨ?
実は石炭輸送最盛期の夕張線は一時、
複線だった時代があり、
使われていない左のトンネルはその名残り。
( ̄。 ̄)ヘー。
単行のキハが一日に5往復しか走らない現在からは
考えられないようなことですね。
▲16.3.28 石勝線 清水沢-鹿ノ谷(車窓から)

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そんなトンネルを抜けたところにあるのが、鹿ノ谷。
この駅からもかつては北海道炭礦汽船の夕張鉄道が分岐。
夕張鉄道は夕張の石炭を小樽へ運ぶために敷設された鉄道で、
夕張(本山)から室蘭本線の栗山を経て、
函館本線の野幌までを結んでいました。
同鉄道は旅客営業にも力を入れ、
一時は急行列車の運転も行われていたそうです。
新夕張炭礦、平和炭鉱の閉山に伴い、1975年に廃止。
ちなみに同鉄道のキハ250は茨城の鹿島鉄道に譲渡され、
2000年代まで活躍をつづけました。
▲16.3.28 石勝線 鹿ノ谷(車窓から)

渓谷の勾配を上り切ってトンネルを抜けた列車は、かつての炭鉱最盛期の当時には幹部用の住居が建ちならぶ高級住宅地だったという鹿ノ谷の集落を車窓に見ながら進みます ( ̄。 ̄)ヘー。鹿ノ谷の次は終点の夕張。すると突然、進行方向の右手の山すそには、なんとも立派な白亜のリゾートホテルが見えてきました (゚∇゚;)エッ!?。そのホテルの真横にあるのが夕張駅です。列車は一面の簡素なホームへ静かに停車 (・ω・)トーチャコ。

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定刻の12時26分、終点の夕張に到着。
(・ω・)トーチャコ。
ひなびた終着駅かと思いきや、
すぐ横には立派なリゾートホテルが見えます。
(゚ー゚?)オヨ?。
▲16.3.28 石勝線 夕張

札幌0940-(千歳2746M)-千歳1030~1038-(石勝2629D)-夕張1226

ローカル線の終着駅というと、閑散としたひなびた小駅か、もしくは逆にその町の中心的な存在で、駅前がそこそこ賑わっているような感じが多いのですが、この夕張の駅前で目立つのは、車窓からも見えた瀟洒なリゾートホテル ( ̄△ ̄;)エッ…。今までの同線のローカルな雰囲気を打ち消すような、ちょっと異質ともいえる情景です σ(゚・゚*)ンー…。実はもともとの夕張駅(二代目)は、ここからさらに0.8キロほど北に進んだ街の中心部にあったのですが、斜陽となった炭鉱に代わる産業として市が期待するリゾート開発に伴い、駅はスキー場やレジャー施設が併設されたリゾートホテルの前へ1990年に移転。それが現在の夕張駅です (゚ー゚;)ナルヘソ…。

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リゾートホテルの前に立つ、教会風の夕張駅舎。
ちなみに私が初めて夕張支線に乗ったのは91年で、
すでに同駅はこの場所にありました。
今回の訪問はそれ以来25年ぶり。
(=゚ω゚)ノ オヒサ!。
▲16.3.28 石勝線 夕張

たしかに今の夕張駅はリゾートホテルに直結したような好立地・・・ではありますが、はたしてスキーリゾートに列車で、しかもローカル線の普通列車を利用する方がどれだけいるのだろう?個人的には以前の街なかにあった方が、利用価値が高かったように思われるのですが・・・σ(゚・゚*)ンー…。。まあ、こういう経緯がある駅っていうのも、趣味的には面白いんですけれどね (´ω`)マァネ。ちなみに夕張駅から街の中心部までは徒歩で15分ほど。時間に余裕があれば街へ行って、石炭博物館などを見学してみたかったところですが σ(・∀・`)イキタイ…、私は飛行機の出発時刻の関係から、すぐに折り返し列車で千歳へ戻らねばならず、夕張で与えられた時間はわずかに8分だけ ( ̄  ̄;)8フン…。到着した列車や駅舎などの記録撮影をしていたら、あっという間に発車時刻を迎えてしまいました アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ。次の列車は4時間後ですから、乗り遅れるわけにはいきません ε=┌(;゚д゚)┘ノリマツ!。ああ、せめて駅前の喫茶店で、名物の夕張メロンソフトクリームくらいは食べたかったなぁ・・・σ(・∀・`)ザンネン…。

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夕張の終端部を記録し (^_[◎]oパチリ、
急いで列車に戻ります。
ε=(;゚ω゚)ノノリマツ!。
次に来る機会があれば今度は
夕張の街まで足を運びたいところです。
▲16.3.28 石勝線 夕張

札幌から普通列車で片道二時間半、現地の滞在はわずか8分、帰りは千歳までまた二時間・・・。なんとも酔狂な時間の使い方ですが (^^;)ゞポリポリ、北海道らしい自然豊かな車窓風景に加え、歴史的にも面白い経緯を持つ石勝線夕張支線の旅は、ただ列車に揺られているだけでもじゅうぶんに楽しめました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ちなみにこの夕張支線も廃止が決定した留萌本線の末端部や、一日一往復となってしまった札沼線の末端部と同様に、利用客僅少で廃止が取りざたされている路線のひとつ (゚ペ)ウーン…。お伝えしたように乗客が私一人なんて区間もあり、今後の存続にはかなり厳しい状況だと思われますが、個人的にこれが最後の乗車機会とならず、また同線の旅ができる日があることを願っています。

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帰りの列車でも追分では、
24分の停車時間がありました。
(´ー`)ノンビリ。
左が私の乗る石勝線の千歳ゆきで、
右は室蘭本線の岩見沢発苫小牧ゆき。
▲16.3.28 室蘭本線 追分

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夕張から二時間、南千歳まで戻ってきました。
私はここで下車し、千歳ゆきのキハを見送ります。
夕張までの往復お疲れさまですた。
(´w`*)ドツカレサン。
▲16.3.28 千歳線 南千歳

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そして南千歳からは
新千歳空港行きの快速「エアポート」へ乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
この列車が今旅のラストランナーです。
▲16.3.28 千歳線 南千歳

夕張で折り返し、再び来た道を戻る千歳ゆきの上り列車。万が一列車が大幅に遅れて、飛行機に間に合わなかったらどうしよう・・・(´・д・`;)ハラハラ…との心配は杞憂で、列車は遅れることなく千歳線と接続する南千歳まで帰ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。あとは新千歳空港行きの快速「エアポート」に一駅乗るだけ。これで今回の北海道旅はおしまいです (´w`*)ドツカレサン。

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南千歳を発車した「エアポート」は
すぐに地下へと潜ります。
また来る日まで、さよなら北の大地・・・
バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
▲16.3.28 千歳線 南千歳-新千歳空港
(後方の車窓から)

夕張1234-(石勝2628D)-南千歳1413~1424-(快速エアポート136号)-新千歳空港1427


北海道新幹線の開業日、その初乗りから始まった、二泊三日の北海道鉄道旅。いちばんの目的であった北海道新幹線では、東京からの新幹線で青函トンネルを抜けた瞬間の感動は大きく、また函館や北斗など街をあげての歓迎イベントは観光客のひとりとして嬉しいものがありました ・:*:・(*ノ∀`*)カンゲキ!・:*:・。そして北海道新幹線に合わせて巡った、道南いさりび鉄道や札幌市電の乗り潰し、さらには札沼線や夕張支線の再訪など、新幹線あり、特急列車あり、新型電車あり、ローカルなキハあり、路面電車あり・・・と、バラエティに富んだ乗り鉄旅を存分に満喫 (*⌒∇⌒*)マンキツ♪。今旅ではあまり撮り鉄の方には力を入れていなかったものの、旅の途中で効率よく国鉄型キハ183系の「オホーツク」が撮れたのも、個人的には大きな収穫でした (^_[◎]oパチリ。私にとって北海道はなかなか行くことができない遠い地。セコイ私はこの渡道機会にできるだけいろいろな路線を訪れてしまったことから、旅行記の方もついつい長引いてしまいました m(・ε・)mスンマソ-ン。旅行した3月の北海道はまだ所々に残雪が見られる春先でしたが、いまではもうすっかり初夏。冬枯れだった豊ヶ丘の林も爽やかな新緑のシーズンを迎えていることでしょう。長々と綴ってきた拙い旅行記に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました <(_ _*)>アリガ㌧。

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空港では飛行機の時間までに余裕があったので、
最後に食堂街で札幌ラーメンをいただきました。
濃厚な味噌ラーメンが美味しい~♪
(゚д゚)ウマー!

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札幌からの飛行機は
早い時期に格安で予約できたAIRDO。
飛行機の機種はよーわかりませんが、
こんな飛行機に乗りますた。
それにしても今旅は
三日間ともいいお天気だったなぁ・・・。

札幌・新千歳1600-(ADO028)-東京・羽田1740



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北海道05・・・札幌市電 都心線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.03.26~28 北海道05
450㍍の新区間を乗り潰し!
札幌市電 都心線 乗車記
 
  

北海道新幹線の開業に合わせた北海道の鉄道旅、前回からの続きです。

北海道新幹線道南いさりび鉄道(旧・JR江差線)の乗り潰しを終えたのち、函館から函館本線の特急「北斗」に乗って次に私がやってきたのは、北海道最大の都市・札幌 (´▽`*)サッポロ~♪。旅の二日目はその札幌を起点とし (*・o・)ノ Go!、先日のダイヤ改正で末端部の運転本数が一日にわずか一往復のみとなってしまった、札沼(さっしょう)線に乗車。その終着駅である新十津川(しんとつかわ)からは路線バスを使って函館本線の滝川へと抜け、途中で同線を走る特急「オホーツク」などを撮りながら、夕方に再び札幌へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。この札沼線乗車&「オホーツク」撮影だけでも、函館から札幌まで足を延ばした甲斐のある成果なのですが、実は私が札幌に来た理由が他にもう一つあります エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。というか、実は札沼線や「オホーツク」よりも、そちらの方が重要な目的 (`・ω・´)ジューヨー。もうご察しの方もいらっしゃるかと思いますが、その目的を果たすべく私は列車で到着した札幌駅を出て、碁盤の目状になっている駅前の通りを南の方向へと歩き出しました テクテク…C= C= C=┌(* ̄ー ̄)┘。あれ?鉄旅なのに札幌駅を離れちゃうの? (゚ー゚?)オヨ?。

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目的地への道すがら、前を通ったのは、
札幌のシンボル的な存在の「札幌時計台」。
(゚∀゚)オッ!
明治11年(1878年)に建てられた歴史ある時計台で、
現存する棟時計としては日本最古。
国の重要文化財に指定されています。

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時計台を横目に見てさらに進むと、
次に見えてきたのは、大通公園にそびえたつ、
高さ147.2メートルの「さっぽろテレビ塔」。
(゚∀゚)オッ!
とくに狙ったわけではないのですが、
通りがかった時刻がちょうど【4:44】(午後)の
ゾロ目ですた・・・(´д`;)444…。

札幌駅からその目的地までは一キロちょっとの距離で、地下鉄や路線バスを利用して行くこともできるのですが、私はあえて徒歩を選択。道中には時計台や大通公園のテレビ塔などを間近に眺め、レンガ造りの北海道庁舎も遠目にチラっと見ることができて、ちょっとした観光が楽しめます (´∀`*)イイネ~。札幌の街を歩くの久しぶりだなぁ・・・(´ω`)シミジミ。大通公園を抜けて賑やかな繁華街をさらに進むと、やがて見えてきたのは、通りを路面電車が往来するこの光景 (゚∀゚)オッ!。

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カーブを切って広い交差点に現れた路面電車は
道幅の広い大通りへと進入します。
▲16.3.27 札幌市電 西4丁目-狸小路

街路樹が立ち並ぶ札幌市中心部のメインストリート、札幌駅前通を颯爽と走りゆくのは、札幌市電の路面電車 (´▽`*)チンチンデンサ。北海道には前々回にちょろっと紹介した函館市と、この札幌市の二都市に市電が走っていて、市民や観光客の重要な足として活躍しています (・o・*)ホホゥ。そしてこの札幌市電こそ、今回の私が札幌を訪れたいちばんの目的であります。

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札幌市中心部の繁華街を行く札幌市電。
たまたまやってきたのは、
ボーカロイド・初音ミク(バーチャルアイドル)との
コラボで人気の「雪ミク電車」でした (゚∀゚)オッ!。
ちなみに同企画の電車を私は
三年前にも撮影しています。
▲16.3.27 札幌市電 西4丁目付近

札幌市電(札幌市交通局軌道線)は、札幌で最大の繁華街や歓楽街がある同市中央区の中心部を走る路面電車で、大通公園にほど近い位置にある西4丁目(停留場)を起点に、西15丁目(同)までの一条線、西15丁目から中央図書館前(同)までの山鼻西線、中央図書館前からすすきの(同)までの山鼻線、そしてすすきのから西4丁目までの都心線、この四路線からなる全長8.9キロをぐるりと周回する循環(環状)線です (・o・*)ホホゥ。正式には四路線に分けられますが、たいていは全区間を総称して札幌市電と呼ばれることが多い。

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札幌市中央区内をぐるりとまわる札幌市電。
グルグル‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/››グルグル。
一周の所要時間は概ね50分。
料金は均一制で170円(大人)です。

そんな札幌市電ですが、実はつい最近まで現在の循環運転ではなく、西4丁目~中央図書館前~すすきのの間をU字形(C字形?)で往復運行していました ( ̄。 ̄)ヘー。すすきのと西4丁目の間の札幌駅前通はクルマの交通量が多く、路面電車を走らせるのは難しいとされてきたのです。同区間はわずか450メートルしか離れておらず、徒歩で5分程度の距離。でも、利用者にとってはこの間を歩かなくてはならないのは、何とももどかしいところ。冬場には雪だって積もりますし・・・(゚ペ)ウーン…。そのような意見が反映され、札幌市は三車線のうちの歩道側一車線を路面電車用とすることで(サイドリザベーション方式)、同区間を結ぶ市電の延伸を決定 m9(`・ω・´)ケテイ!。昨年12月、新たに都心線として開業し、札幌市電の路線図は晴れてU形から循環スタイルのO形になったのです (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。ちなみに同区間は過去にもつながっていた時代があり(1918年から1973年まで)、交通量の増加とともに廃止となった経緯があることから、今回の延伸は新規開業というよりも、正しくは復活というべきなのかもしれません └(`・∀・´)┘フッカツ!!。

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交通量の多い札幌駅前通りに、
サイドリザベーション方式(道路の端に軌道を確保した方法)
で開業した札幌市電の都心線。
この方式により利用者は車道を渡らず、
歩道から安全に乗降することができます (・∀・)イイネ!。
停車している電車は
札幌市電らしい丸みを帯びたスタイルの240形。
▲16.3.27 札幌市電 狸小路

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都心線のすすきのと西4丁目の間には、
狸小路(たぬきこうじ)という中間駅も設けられました。
狸小路電停はその名の通り、札幌を代表するアーケード街
「狸小路商店街」の最寄駅です (゚ー゚*)タヌキ。
▲16.3.27 札幌市電 狸小路

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都心線の開業により、
すすきの交差点のランドマーク的な存在、
ニッカの「ヒゲのおじさん」の前を
市電が横切るようになりました。
(´▽`*)オジサソ♪。
▲16.3.27 札幌市電 狸小路-すすきの

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こちらは都心線の開業に先駆けて、
2013年に導入された低床式の新型車両A1200形。
その愛称は「ポラリス」。
モノトーンのエクステリアはインパクトがあります。
▲16.3.27 札幌市電 すすきの

さて、日本の旅客鉄道路線の全線完全乗車(完乗)を目指している私 (`・ω・´)-3フンス!。札幌市電も過去に何度か乗ったことがあるのですが、昨年12月20日に開業した都心線のすすきの~西4丁目は、まだ未乗のままでした。本来なら開業後、すぐにでも乗り潰しに行きたかったところですが σ(・∀・`)ノリタイ…、札幌の地は遠くて気軽には行けず、しかもその未乗距離はわずか450メートル ( ̄  ̄;)450㍍…、それだけのために札幌へ行くのはさすがに躊躇せざるをえませんでした (´~`;)ウーン。そこで今回、私は北海道新幹線の初乗りで渡道するにあたり、ついでに函館から札幌まで足を延ばして、この札幌市電の新区間も乗り潰す計画を立ててきたのです (゚∀゚*)オオッ!!。ついでと言えるほど函館と札幌の距離は決して近くないけれど(函館本線の特急で約4時間・・・^^;)、またの機会を伺うよりは効率がいいと言えるでしょう (´ω`)ソォネ。都心線の開業から三ヶ月、ようやく念願の札幌市電訪問です ヽ(゚ω゚*)オマタヘ。

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昨年の12月に開業した、
すすきの~狸小路~西4丁目が私の未乗区間。
その距離は449メートルです(笑)

では、さっそく都心線の乗り潰しにかかるため、やってきたのはすすきの電停 (゚ー゚*)ススキノ。先述したように私が未乗なのは新線区間のわずか450メートルなので、ここから内回り(先に紹介した路線図の左回り)の電車に乗って二駅先の西4丁目を目指せば、乗り潰しはわずか数分程度で終わってしまいます ( ̄0 ̄*)シューリョー。もちろんそれでも完乗したことにはなるけれど、なんだかちょっとあっけない σ(・∀・`)ウーン。そこで、札幌市電に乗るのは個人的に久しぶりということもあるし、新たな運転形態となった循環運転も実感したいと思い、ここはあえてすすきのから逆方向へ進む外回り(路線図の右回り)の電車に乗り、一周してすすきのへと戻ってくることにしました (・o・*)ホホゥ。こうすることで、お目当ての未乗区間(西4丁目→すすきの)を最後のクライマックスに持ってくるという楽しみ方もできます (´ω`*)ナルヘソ。

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乗り潰しのスタート地点に選んだのはすすきの電停。
都心線の開業により、既存の同電停もリニューアル。
以前の二面一線構造(Y字構造の折り返し駅)から、
内回り外回りの相対式二面二線構造となり、
西側の資生館小学校前方には留置線も設けられました。
▲16.3.28 札幌市電 すすきの

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すすきののホーム(電停)に入っていたのは、
A1200形の「ポラリス」(゚∀゚)オッ!。
この偶然の巡り合わせはラッキー・・・か?
▲16.3.28 札幌市電 すすきの

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電車が掲げる表示は【循環】。
循環運用は基本的に終点となる行き先が無いため、
進行方向は内回り、外回りで分けられます。
私が乗るのはすすきのから資生館小学校前方向へ進む、
外回りの電車 ソトマワリ…((((o* ̄-)o。

すすきのの外回りホームで待っていると、やってきたのは新型車のA1200形「ポラリス」(´▽`*)ポラリス♪。とくに狙ったわけではなくたまたま当たっただけなのですが、これは乗り潰しで利用するにはちょうどいい電車かも知れません σ(゚・゚*)ンー…。というのも、他形式の電車がロングシートオンリーなのに対して、この「ポラリス」は一部座席がクロスシートとなっており、しかも窓が大きくて外の景色が見やすいのです (゚∀゚*)オオッ!!。個人的には味のある古い電車(220形や240形など)にも惹かれるところではありますが、今回はこの偶然やってきた「ポラリスくん」に乗り潰しを託します (=゚ω゚)ノ ヨロシコ!。すすきのから乗った時点での車内は混雑しており、しばらくは立って過ごしていたものの、すすきのから五つめか六つめくらいの電停でけっこうな下車客があって、私はお目当てのクロスシート、しかも最前列の席に座ることができました クロスシート(σ゚∀゚)σゲッツ!!。前面窓の大きな「ポラリス」の外観からして、これは最前列席からの前面展望も期待できるというもの (*゚v゚*)ワクワク♪。しかし、実際に座ってみると・・・(=゚ω゚=;)ンン!?。

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空いた車内で最前列席をキープ!
クロスシート(σ゚∀゚)σゲッツ!!
でも、期待していた前方の眺めはこんな感じ・・・。

う~ん、イマイチ r(゚ペ)アリ?。ちょっとゴチャゴチャしているし、窓を支えるピラーも太くて、思ったほど前方の展望はよくありませんでした (≡"≡;*)ミニクイ…。これならば旧型車のロングシートで前方の端っこ(最前列席)に座った方が眺望は利くのかもしれませんね σ(・ω・`)ウーン…。それでもこの「ポラリスくん」、側窓の大きさはダテでなく、横の景色はとても見やすい (゚∀゚*)オオッ!!。新型の低床車は音が静かで揺れも少なく、快適な乗り心地です (・∀・)イイネ!。

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前面展望は日光の手前(イマイチ(今市)ね・・・^^;)
だった「ポラリスくん」ですが、
大きな側窓からの眺めは最高です (゚∀゚*)オオッ!!。
道路に光るレール・・・
う~ん、路面電車だなぁ~(いみふ)。
▲16.3.28 札幌市電 中央図書館前-電車事業所前
(車窓から)

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大きな窓越しに、すれ違う電車を狙ってみました。
(^_[◎]oパチリ
向こうからやってきた内回り電車は「雪ミク電車」。
雪ミク電車の車内放送は、ミクの声優さんが
務めているのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.28 札幌市電 西15丁目-中央区役所前
(車窓から)

碁盤の目状に道が敷かれた街で循環運転を行なう札幌市電。すすきのを出た外回りの電車は、次駅の資生館小学校前から西7丁目通を南下 ミナミ…((((o* ̄-)o、幌南小学校前を過ぎたところで道道453号線に入って西へ向かい ニシ…((((o* ̄-)o、進行方向の正面に藻岩(もいわ)山が迫ってくる電車事業所前付近で今度は進路を北へ取って、住宅やマンションが建ち並ぶ福住桑園通を一気に北上 キタ…((((o* ̄-)o。西15丁目付近で南1条通に入ると東へ向かい ヒガシ…((((o* ̄-)o、しばらく進むと元は終点(起点)だった西4丁目が近づいてきました。南へ行って、西へ行って・・・とは、なんとも雑な乗車記ですが、ぶっちゃけ街中を走る路面電車の車窓は、特筆するようなところが少ないんですよね・・・(^^;)ゞポリポリ。このすすきのから外回り経由の西4丁目までは、過去に乗車済み。そして西4丁目から先が都心線の未乗区間です ワクワク♪(*゚v゚*)ドキドキ♪。日が暮れてだいぶ薄暗くなってきたけれど、路面電車はこのくらいの明るさも街の灯が目立って、なかなか悪くない雰囲気。

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西4丁目からいよいよ未乗の新線区間へと入ります。
ワクワク♪(*゚v゚*)ドキドキ♪
南1条通から札幌駅前通へ入る交差点で信号待ち。
ここは今記事の最初に市電を撮影したカーブです。
▲16.3.28 札幌市電 西4丁目付近(車窓から)

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交差点を右折して、広い札幌駅前通りへ。
メインストリートなだけに看板のネオンが煌びやかです。
▲16.3.28 札幌市電 西4丁目付近(車窓から)

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駅前通りを南方向へ進むと、まもなく狸小路。
車窓の左右に見えるアーチ形の電飾が、
狸小路商店街のアーケード入口です  (゚ー゚*)タヌキ。
▲16.3.28 札幌市電 狸小路付近(車窓から)

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狸小路を出ると次は私の降りるすすきのなので、
ここからは席を立って前方を眺めます。
m(・∀・)m カブリツキ♪
こうやって見ると「ポラリスくん」の前面窓は広い。
▲16.3.28 札幌市電 狸小路付近(車窓から)

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やがて正面左にはあの「ヒゲのおじさん」が見えてきました。
ヾ(´▽`*)オジサ~ソ♪
▲16.3.28 札幌市電 狸小路-すすきの(車窓から)

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ニッカの看板を横目に、すすきの交差点を右折。
車道の中央に時計塔が立っているのも、
同交差点の特徴ですね σ(゚ー゚*)トケイ…。
▲16.3.28 札幌市電 すすきの付近(車窓から)

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交差点を曲がり切ると、すすきのに到着。
(・ω・)トーチャコ
電車はふたたび西を向きました。
▲16.3.28 札幌市電 すすきの(車窓から)

電車は西4丁目を出るとすぐに南1西4交差点を右折し、道幅の広い三車線の札幌駅前通へと入ります (*・o・)ノ Go!。先述したようにサイドリザベーション方式で敷かれたこの区間、電車が走るのは三車線のいちばん歩道側です (・o・*)ホホゥ。いままでは賑やかな表通りを走らず、個人的にはちょっと地味な印象のあった札幌市電ですが (-ω-;)ジミ…、このメインストリートの駅前通を颯爽と走る姿は、北海道最大の都市・札幌の路面電車として、実に堂々たるものでした 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。やっぱり都市部の路面電車は、賑やかな街並みのなかをゆく姿が似合いますよね (´ω`)シミジミ。ネオンのまばゆい札幌駅前通りを南下し、狸小路を経てすすきの交差点を右折すると、電車はまもなく出発地のすすきのに到着 (・ω・)トーチャコ。これで札幌市電の延伸区間、都心線は完乗ですヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。

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外回り線を一周して
すすきのに戻ってきた「ポラリスくん」。
お疲れさまでした (´w`*)ドツカレサン。
▲16.3.28 札幌市電 すすきの

すすきの1718-(札幌市電外回り172F)-すすきの1810

かつて日本各地の都市に多数の路線が存在した路面電車は、戦後の急激なモータリゼーションの発展・・・つまり自動車の普及で交通量が増えてきたことにより、道路を走る路面電車は邪魔者として次々に廃止へと追いやられてしまいました (´・ω・`)ショボーン。しかし近年、電気で走る路面電車は環境に優しく、また「ポラリス」のような低床式電車はお年寄りや体の不自由な方でも乗り降りしやすいことから、その存在や活用法が見直されつつあり、ここ数年では廃止されること無く、むしろ新規路線や既存線の延伸など開業の方が相次いでいます (゚∀゚*)オオッ!!。個人的には昨年の同時期に、数百メートル延伸された富山市の富山地鉄軌道線を乗り潰しに訪れたのが記憶に新しいところ (´ω`)ノッタネ。このような路面電車の復権は鉄道好きにとって、とても嬉しく喜ばしいとことで、たとえわずか数百メートルであっても、延伸は大歓迎です! ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪ ・・・って、そんななか、今回の札幌市電・都心線を乗り潰したことにより、私はようやく日本の旅客鉄道全線(鋼索線を除く)の完乗タイトルを防衛したのかと思いきや ( ̄△ ̄;)エッ…、なんとも奇遇(?)なことに、私が札幌市電を乗り潰したその前日の3月27日、今度は福井県を走る福井鉄道・福武(ふくぶ)線が福井駅前の再開発にともない、それまでの福井駅前電停から福井駅に直結した電停へと延伸されました Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。その距離は・・・143メートル ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。私の全線完乗への飽くなき道は、さらに続く・・・。

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とりあえず札幌市電の完乗を祝して、
狸小路商店街にある居酒屋さんで打ち上げです。
☆凵ヽ( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪
キャペリンではない本場のシシャモや道産の新鮮なお刺身、
たらの芽とアスパラの天ぷらなどをいただきました。
(゚д゚)ウマー!

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実はこのお店の決め手となったのはビールの銘柄。
ミーハーな観光客の一人としてはやっぱり、
「サッポロクラシック(北海道限定ビール)」が
飲みたいものなのですが σ(・∀・`)★…、
意外とキ◯ンやスー◯ードライを推奨する店が多く、
けっこう探しちゃいました・・・(^^;)ゞポリポリ。

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さっきは【4:44】だったテレビ塔の時刻、
飲み終えて宿へ戻る頃には8時近くになっていました。
~(~▽~*)~ウィッ


初日に北海道新幹線と道南いさりび鉄道を、そして二日目には札幌市電と、三つの未乗路線を乗り潰し、これで今旅のミッションはすべて完遂です ミッチョン(`・ω・´)コンプ!。でも、なぜかもう一日残っている旅の日程・・・ (゚ー゚?)オヨ?。最終日となる三日目に、私はいったいどこで何をするのか? 実はこの札幌で飲んでいた時点でも、ハッキリと決まっていなかったりして・・・ (^^;)ゞポリポリ。


・・・続きます。



共通テーマ:趣味・カルチャー

北海道04・・・札沼線 乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.03.26~28 北海道04
初発が最終の一日一往復!?
札沼線 乗車記
 
  

北海道新幹線の開業に合わせた北海道の鉄道旅、前回からの続きです。

JR江差線から転換された第三セクター路線「道南いさりび鉄道(函館(五稜郭)~木古内)」の乗り潰しを終えたのち、函館から函館本線の特急「北斗」に乗って4時間。私が次にやってきたのは、北海道最大の都市、札幌でした (´▽`*)サッポロ~♪。前回までお伝えしてきたように、私にとって今旅いちばんの目的は北海道新幹線の初乗りに他なりません (*゚▽゚)/゚・:*【祝・ホッカイドーシソカソセソ】*:・゚\(゚▽゚*)。でも、はるばる北海道まで来たのですから、新幹線で東京と函館の間を往復するだけじゃもったいない。この機会にもう少し北海道での撮り鉄、乗り鉄を楽しんでいきたいところです (´ω`)ソォネ。しかしご存知のように北海道新幹線の開業によって、寝台特急の「北斗星」や「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」、夜行急行の「はまなす」などがすべて廃止となり、正直、撮り鉄的なネタはだいぶ乏しくなってしまった感は否めません σ(・ω・`)ウーン…。となると個人的な趣味として今旅は、撮り鉄よりも乗り鉄の方に重点を置くこととなります。それを踏まえて、私にはちょっと気になる路線がありました (゚ー゚*)ドコ?。それはこの札幌から列車が出ている、札沼(さっしょう)線。一般的には「学園都市線」という愛称の方が浸透しつつある、札幌近郊の通勤路線です σ(゚ー゚*)サッショセソ。この札沼線へ私は二年前の2014年に札幌を訪れた際にも、当時引退間近だった国鉄型の711系を撮影しに来ているのですが (^_[◎]oパチリ、そのときは時間的な都合で(というか、出張の合間だったしね・・・^^;)、途中駅の石狩太美(いしかりふとみ)までしか進むことができませんでした 乂`・д・´)ココマデ!。でも実は札沼線の「真の魅力」は、それよりも先の区間にあると言っても過言ではないのです (・o・*)ホホゥ。私は過去に札沼線の全線(現区間)を乗り通しているけれど、機会があればもう一度、終点まで乗ってみたいと思っていました ( ´_ゝ`)フーン…。それと最近、この札沼線の末端部には、衝撃的な出来事もありましたし・・・(゚ー゚*)ナニ?。そこで、札幌で迎えた旅の二日目はまず、この札沼線を訪れてみたいと思います (/*´∀`)o レッツラゴー♪。あれ?札幌での目的、読者予想とはちょっと違っていたかな?(・・?)アリ?(笑)


3月27日(日)

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前夜の22時に着いた札幌駅、
早くも翌朝の6時すぎに出発です。
(*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。
▲16.3.27 函館本線 札幌

朝の札幌駅、釧路ゆきの「スーパーおおぞら」や網走ゆきの「オホーツク」(゚∀゚)オッ!、稚内ゆきの「スーパー宗谷」など (゚∀゚*)オオッ!!、魅力的な行き先の特急列車を羅列した発車案内板のなかに、私が乗る札沼線(学園都市線)の石狩当別(いしかりとうべつ)ゆき普通列車の表示も地味にありました ( ̄、 ̄)アッタ。同列車が発車するのは構内のいちばん北側にある10番線。二年前に訪れた時はこのホームに国鉄型の711系が偶然停まっていて Σ(゚O゚;アッ!、それを見た私は大興奮したことを思い出しますが (*゚∀゚)=3ハァハァ!、711系はその年に全車が引退。今回、同ホームに待機していたのは、とくに珍しくない731系+721系の併結編成でした ( ̄  ̄*)731…。731系はロングシート、いっぽうの721系は転換クロスシートということで、私は迷わず後方の721系へと乗り込みます コッチ…((((o* ̄-)o。

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札幌の10番線ホームで発車を待つ、
札沼線の石狩当別ゆき普通列車。
前3両がロングシートの731系、
後ろ3両が転換クロスシートの721系、
その二形式を併結した6連です。
もちろん私が乗るのは721系の方。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
▲16.3.27 函館本線 札幌

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列車は札幌が始発駅でしたが、
札沼線の正式な起点は次駅の桑園で、
同駅を発車後に函館本線と分岐します。
(=゚ω゚)ノシ サイナラ~
▲16.3.27 札沼線 桑園-八軒(車窓から)

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多くの長距離列車が発着する札幌駅、
嬉しいことに朝早くから駅弁屋さんが開いていました。
ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
朝食に選んだのは、「やまべ鮭寿し(¥600)」。
「やまべ」とは渓流魚のヤマメのことで、
白身のやまべと赤身の鮭が押寿司で詰められています。
やまべのお味は身が引き締まっている印象。
(゚д゚)ウマー!
朝からシースーとは豪勢なこってすが、
お値段は意外とリーズナブル♪
☆☆☆・・

札幌を定刻に発車した石狩当別ゆきの普通列車は、次駅の桑園(そうえん)を出ると、右に大きくカーブして函館本線と分かれ、札沼線へと入ります (゚∀゚)オッ!。二年前にもご紹介していますが、ここであらためて・・・(というか、説明文は前回のほぼコピペ ^^;)、札沼線は札幌市の桑園から、当別町の石狩当別などを経て、新十津川(しんとつかわ)町の新十津川までを結ぶ、全長76.5キロのローカル(地方交通)線です (・o・*)ホホゥ。札沼線という線名は、札幌と留萌本線の石狩沼田(いしかりぬまた)を結んでいたことから付けられたものですが、1972年に新十津川と石狩沼田の間が廃止されて線名が実情と合わなくなっていたことに加え、沿線に北海道教育大学や北海道医療大学、公私の高校など数多くの学校があることから、1991年より「学園都市線」という愛称が付けられ、近年ではこちらの呼び名が一般化されています(私は今でも札沼線と呼んでいますが・・・)。そしてこの路線の特徴として挙げられるのが、途中の石狩当別で大きく変わる運転体系。札幌~石狩当別が札幌近郊の住宅街を走る電化路線で運転本数も多く、通勤・通学客の需要が高いのに対し、石狩当別~新十津川は自然豊かな風景のなかを単行の気動車(ディーゼルカー)が一日に数往復するだけといった、ローカル色の濃い区間となっています ( ̄。 ̄)ヘー。前回訪れた時の私は、交流電車の711系を沿線で撮影するのが目的だったため、電化区間内の途中にある石狩太美で下車しましたが、今回はさらにその先へと乗り進み ((((*・o・)ノ Go!Go!、電車区間と気動車区間の境界駅、石狩当別までやってきました。札幌から乗ってきた電車は、とりあえずここが終点です。

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札幌郊外の石狩太美まで来ると、
車窓にはだいぶ積雪が目立つようになりました。
(゚∀゚)オッ!
ちなみに以前、711系を撮影したのは
田園(というか雪原)が広がるこのあたり。
▲16.3.27 札沼線 石狩太美-石狩当別(車窓から)

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札幌から40分ほど進んだ石狩当別。
ここから先へゆくのに
ホーム右手の731+721系電車から、
左手のキハ40形気動車へと乗り換えます。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
▲16.3.27 札沼線 石狩当別

札沼線の電化区間は石狩当別の次駅・北海道医療大学までなのですが、札幌方面から来る電車の半数以上はこの石狩当別止まり(三分の一程度が北海道医療大学まで直通)、また新十津川方面の列車はすべてが石狩当別発着となっており、運行体系的には同駅が境界駅となっています ノリカエ…((((o* ̄-)o。ひとつの路線で電化と非電化の区間が混在し、途中駅での乗り換えを余儀なくされる・・・一般の方からすると、めんどっちいだけかもしれませんが (゚д゚)マンドクセー、鉄ちゃんの私はこのように形態が変化する路線(とくにローカル線)がけっこう好きで、この札沼線のほか、青森の津軽線(境界駅・蟹田)や関東の八高線(同・高麗川)、信州の大糸線(同・南小谷)、兵庫の播但線(同・寺前)、九州の豊肥本線(同・肥後大津)・・・などなど、ホームを挟んで電車とキハ(気動車)がお互いに接続を取りあう姿を見ると、思わず萌えてしまいます (*゚∀゚)=3ハァハァ!(何フェチ?)。ちなみに全線を電化しないのは、境界駅以降の区間にその電化設備が見合うだけの列車本数が無い、つまりは利用者が少ないからであり、電車区間から気動車区間へと乗り継ぐと、これがホントに同じ路線なのかと疑いたくなるほど エッ?(゚д゚≡゚д゚)エッ?、一気にひなびたような感覚を受けることもしばしば。今回も石狩当別で6両編成の電車から乗り継いだ単行のキハに、乗客は私を含めて4人だけでした σ(・ω・`)スクナイ…。石狩当別より先へと進む浦臼(うらうす)ゆきの普通列車は、わずか3分の接続で発車 (*・o・)ノ Go!。

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札沼線の非電化区間を担当するのは、
もうお馴染みの北海道色キハ40ですが、
(´▽`*)キハキハ~♪
この400番台(401)は雪深い札沼線用に
エンジンの出力が増強されたタイプで、
塗り分けや色合いがノーマルな北海道色とは
若干異なっています
(正面貫通扉に帯が入っていないなど)。
▲16.3.27 札沼線 石狩当別

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石狩当別で接続した浦臼ゆき。
単行列車の車内に、乗客は私を入れて4人だけ。
σ(・ω・`)スクナイネ…。
私以外は地元の方のようです。

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石狩当別の次は北海道医療大学。
札沼線は札幌(桑園)から当駅までが電化区間です。
線内でICカード乗車券(Kitacaなど)が使えるのも、
また、駅のナンバリング(右下の丸数字”G14”)が
実施されているのも、この駅まで。
▲16.3.27 札沼線 北海道医療大学(車窓から)

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非電化区間となって最初の駅、石狩金沢は
車掌車のヨ3500を改造した「貨車駅」。
(゚∀゚)オッ!
昨年夏に宗谷本線を訪れたときにも紹介していますが、
北海道のローカル駅ではこの貨車を改造した待合室を
よく見かけます。
▲16.3.27 札沼線 石狩金沢(車窓から)

ステンレスの電車から国鉄型のキハへと乗り換え、一気にのどかな雰囲気となった札沼線 (´ω`*)ノドカ。その変化は車両のみならず、車窓は住宅地が減って山々や農村風景が広がり、駅は東京近郊を思わせるような立派な駅舎に変わって、貨車の廃車体を再利用した「貨車駅」などが現れるようになりました (≧∇≦)シブイッ!。乗降客はほとんどいなくて寂びれているけれど、旅情的にはグッと増した感じです (´ー`)マターリ。先述したように石狩太美までは二年前に乗っている私ですが、それより先の区間へ足を踏み入れるのは、93年に同線の乗り潰し目的で訪れて以来、実に23年ぶりのこと (=゚ω゚)ノ オヒサ!。のどかで自然豊かなところをゆく札沼線の非電化区間ですが、ぶっちゃけ、険しい山岳越えや雄大な海沿いをゆくような北海道の他路線と比べると、平坦で車窓の変化に乏しい札沼線は地味な印象で、20年以上前に初乗りした時の記憶もおぼろげです σ(゚・゚*)ンー…。覚えていることと言ったら、どこかの途中駅で上下列車の交換をホームに降りて撮ったことくらい【◎】]ω・)パチッ!。札沼線の非電化区間で列車の交換が可能なのは、当時も今も石狩月形(いしかりつきがた)の一駅のみ。今回はダイヤ的に当駅での列車交換はありませんでしたが、車窓から見るホームには何となく20年前の面影があるような無いような・・・σ(゚・゚*)ンー…。ちなみに石狩当別からの乗客のうち一人はここで下車し、車内に残ったのは三人となりました ( ̄  ̄;)サンニン…。

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石狩月形は島式ホームの一面二線構造で、
札沼線非電化区間で唯一の交換可能駅。
同駅より新十津川方がスタフ閉塞式で、
その取り扱い業務(タブレットの交換)のために
駅員が常駐していますが、
列車は車内集札方式(ワンマン列車)のため、
改札業務などは行なっていません。
▲16.3.27 札沼線 石狩月形(車窓から)

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そしてこちらが23年前に訪れたとき
石狩月形で撮影した列車の交換風景。
(^_[◎]oパチリ
よく見ると駅員さんがタブレットを持っていますね。
当時の車両はキハ40ではなく、
急行形のキハ56をローカル線向けに両運転台化した、
キハ53(500番台)が使われていました。
この頃の私は撮り鉄よりも乗り鉄に力を入れていましたが、
今となってはこういう些細なスナップも
貴重な一枚ですよね。(ノ∀`)ナツカシス
▲93.12 札沼線 石狩月形

ところで、いま私が乗っている列車(5423D)は途中の浦臼止まりで、終着駅の新十津川まで行きません。次の新十津川ゆきはこの一本あとの列車(5425D)なので、それまではどこかの駅で後続列車を待つだけの余裕があるということになります (・o・*)ホホゥ。その事はあらかじめ計画してきたことで、途中下車する駅も決めていました (゚ー゚*)ドコ?。交換駅の石狩月形を出た列車は、並走していた国道から離れ、少し山深い雰囲気のところを進むようになります。そんな情景のなかにあるのが、小さな無人駅の豊ヶ岡(とよがおか)。私はこの駅で列車を降りました (((=゚ω゚)ノ オリマツ!。

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石狩月形の隣駅、豊ヶ岡。
下車したのは私ひとり・・・って、
もともと乗客は3人しかいなかったけれど。
▲16.3.27 札沼線 豊ヶ岡

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豊ヶ岡はまわりを林に囲まれた静かな無人駅。
人の気配はまったく感じられません。
(・ω・)ポツン。
こんなところで降りた目的は・・・?
▲16.3.27 札沼線 豊ヶ岡

札幌0621-(札沼531M)-石狩当別0659~0702-(5423D)-豊ヶ岡0741

私が下車駅に選んだ豊ヶ岡は、簡素なホームと山小屋のような待合室のほかには目立つものが何もないといった感じの、林の中にひっそりと佇む小駅。列車が走り去ってしまうと、野鳥のさえずりくらいしか聞こえません ( ̄  ̄ )シズカ…。この秘境っぽい雰囲気こそが同駅の魅力であり、実は「情景派の撮り鉄」にはけっこう知られた存在の有名な駅なのです ( ̄。 ̄)ヘー。ここで撮られた数々の傑作や秀作を目にし、私もかねてから機会があれば一度は訪駅してみたいと思っていました σ(・∀・`)イキタイ…。もちろん、やってきたからと言って、必ずしも皆が傑作写真を撮れるわけではないけれど・・・(笑)。

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駅へと通ずるのは、未舗装の細い道。
そしてその傍らに佇む、木造の待合室。
ここで列車を待っていると、
時間がゆっくりと流れるように感じます。
何も無いけれど、贅沢なひと時。
(´ー`)マターリ
▲16.3.27 札沼線 豊ヶ岡

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待合室内に掲げられた時刻表を見ると、
この豊ヶ岡に停まる列車は一日に上下6本ずつ。
決して多くはないけれど、
上下の列車をウマく組み合わせば、
適度な滞在時間を得ることができます。

林に囲まれた豊ヶ丘、やはり撮り鉄としてはこの自然豊かな情景に、列車の姿も写し込みたいところ (・∀・)イイネ!。そこで時刻表を見ると(上写真参照)、いま私が乗ってきたのは当駅7時42分の浦臼ゆき下り列車(5423D)で、次に乗るのは8時47分の新十津川ゆき(5425D)。その間には逆方向の上り列車に8時28分の石狩当別ゆき(5424D)があるので (゚∀゚)オッ!、これを撮影したいと思います。なかなかナイスなスケジュールじゃないですか ъ(゚Д゚)グッジョブ。駅から伸びる細い未舗装の道を進むと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、すぐに舗装された車道へと出ることができ、その道が札沼線の線路とオーバークロスする跨線橋がお目当ての撮影地。

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駅から伸びる細い道を進むと、
3月の終わりでもまだ高い雪壁に囲まれています。
雨や雪でなく、いいお天気で良かった。
(´▽`*)イイテンキ♪

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慣れない雪道に足を取られながらも、
駅から歩くこと5分程度で撮影ポイントに到達。
(・ω・)トーチャコ
この写真では目立ちませんが、
直線上の右側に豊ヶ岡のホームが見えます。

ここは跨線橋上から直線の線路や豊ヶ岡のホームをスッキリと臨むことができる、お立ち台的な撮影ポイントです (゚∀゚*)オオッ!!。私にとって初めてとなるこの場所、よく写真で見かける定番のアングルは豊ヶ岡のホームを臨む上り方(石狩当別の方向)ですが、反対側の下り方(新十津川の方向)も意外と悪くなさそうな感じですσ(゚・゚*)ンー…。そこで、まずは下り方で向かってくる列車の正面側を撮り、そのあとで上り方へ移動して後追いも撮ることにしました m9(`・ω・´)ケテイ!。ちょっと慌ただしいけれど、後者の方は豊ヶ岡の駅に停車しているところを狙うことになるので、じゅうぶんに両側を撮るだけの余裕があります (´ω`)ナルヘソ。まだまだ残雪は多いものの、暖かさを感じる春の日差しを受けて待つことしばし、やがて静かな秘境駅にキハのエンジン音が聞こえてきました (゚∀゚)キタッ!。

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冬枯れの木々が立ち並ぶ林の向こうから、
エンジンを唸らせて姿を現した、
単行のキハ40。
雪解けが進む路盤に冬の終わりを感じます。
北国も春はもうすぐ。
▲16.3.27 札沼線 札比内-豊ヶ岡

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ゆっくりと歩みを進めるキハを
ファインダー越しに追ってもう一枚。
【◎】]ω・´)パチッ!
この上り列車は先ほど私が乗ってきた下りが
終点の浦臼で折り返してきたものです。

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人影のない豊ヶ岡に上り列車が到着。
降りる人も乗る人もいないけれど、
列車は毎日決まった時間にやってきます。
いつまでも残したい、この鉄路・・・。
▲16.3.27 札沼線 豊ヶ岡(後追い)

豊ヶ岡でキハが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
跨線橋から眺める豊ヶ岡の発着シーン。ここでは、真冬の豪雪、初夏の新緑、秋の紅葉といった四季の変化に加え、朝靄や夕焼け、そして闇に閉ざされた夜景など、時間帯によっても様々な情景が展開され、先述した傑作写真の数々は、その条件をウマく活かして表現されたものが印象深く残っています。でも、私が訪れたこの日の条件は、雪解けが進む路盤に冬枯れの林を背景にした中途半端な時期、快晴に恵まれたのは嬉しいけれど、日はだいぶ高く上がってしまい、光線状態も平凡でした σ(・∀・`)ウーン。それでも個人的な思いとして、一度は訪れたかった念願の地・豊ヶ岡で、キハを一本でも撮れただけで今回は満足です (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。もしまた訪れる機会があれば、今度は秋の夕暮れ時などに撮影してみたいものですね。これで豊ヶ丘での撮影を終え、次の下り列車でさらに先へと進みます …((((o* ̄-)o。

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跨線橋で撮影した上り列車と、
隣駅の石狩月形で交換してきた新十津川ゆきの下り列車。
正面貫通扉にも帯が入っているのを見てわかるように、
今度の車両は400番台ではなく、
ノーマルなキハ40(1824)でした。
まあ、パッと見はあんまし変わんないけど・・・。
▲16.3.27 札沼線 豊ヶ岡

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乗車したキハの車内は・・・おや?
先ほどの列車よりはだいぶ人が乗っていますね。
(゚ー゚?)オヨ?

豊ヶ岡から乗った新十津川ゆきの列車(5425D)は、やはり単行のキハ40 (´▽`*)キハキハ~♪。しかし先ほど豊ヶ丘まで乗ってきた列車が三、四人程度の地元客しか乗っていなかったのに対し、この列車はワンボックスごとに一人か二人の客が座っていて、思ったよりも乗車率が高い (=゚ω゚=*)ンン!?(それでも全部で10人ちょっとだけれど ^^;)。そしてその客層の大半は一見して鉄ちゃん、いわゆる乗り鉄さんです ナカ━(*・ω・)人(・ω・*)━マ。かく言う私もその一人なのですが、なぜゆえこの列車に乗り鉄の姿が多いのかと言えば・・・その答えの前に、先ほどの豊ヶ岡で見た時刻表を、もう一度振り返ってみましょう m9(・ω・)プレイバック!。

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豊ヶ岡の発着時刻表。
上り方面の行き先はすべて石狩当別。
かたや下りの方は・・・

この時刻表で注目すべきは下り方面(右側)の行き先 (=゚ω゚=*)ンン!?。6本ある列車のうちの5本は途中の浦臼どまりで、豊ヶ丘発8時47分の一本、まさに今の私が乗っている5425D列車のみが、末端まで進む新十津川ゆきとなっています σ(゚・゚*)タシカニ。んじゃ、他の列車は浦臼で新十津川ゆきに乗り継げるのか ε=┌(*゚д゚)┘ノリカエ!?・・・と言うと、そうではありません。新十津川ゆきの列車は札沼線全体で見てもこの5425D列車だけ ( ̄△ ̄;)エ?。つまり、浦臼から先の新十津川まで行く列車は、一日にたったこれ一本ということになるのです Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。逆に新十津川発の上り列車はこの5425D列車の折り返しとなる、石狩当別ゆき5426D列車の一本だけ Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!。かねてから利用者が極端に少ないと指摘されていた、札沼線の末端区間にあたる浦臼と新十津川の間は、一日に三往復あった列車が今回のダイヤ改正でさらなる減便が強行され、ついに一往復だけの究極的な超閑散区間となってしまったのです 工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?。かつて乗り潰し難易度が高いとされていた、岩泉線や深名(しんめい)線(ともに現在は廃止)でさえ一日に三往復はあったし、今までに私が実際に乗ったなかで最も定期旅客列車の運転本数が少なかったのは、南海電鉄和歌山港線の和歌山港~水軒(すいけん)の一日二往復(この区間も現在は廃止)でした。私は乗ることができなかったけれど、一日に一往復だけの路線となると、1984年に廃止された静岡県の清水港線(清水~三保)以来となるのではないでしょうか (゚ー゚;)スゴイネ…。

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豊ヶ岡から20分で浦臼に到着。
大半の列車はここで折り返してしまい、
これより先へ進む列車は一日に一本のみとなります。
浦臼発9時06分が下りの初発であり、最終列車・・・
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
▲16.3.27 札沼線 浦臼

そんな一日一往復の究極路線となった札沼線に興味を持つ乗り鉄さんたち(私を含む)が、この新十津川ゆきには数多く乗車しているというワケなのでした ( ̄  ̄;)ナルヘソ。ちなみに、当然ながらこの新十津川ゆき5425D列車は、浦臼より先へ進むこの日の初発列車(始発列車)であると同時に、最終列車(終電)でもあります w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。朝の9時台に出る最終列車・・・これが札幌近郊でステンレス電車が頻繁に走る「学園都市線」と同一路線だなんて、とても思えませんよね・・・(´∀`;)ハハ…。

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一日一往復の区間に位置する南下徳富。
駅は雪原と化した広大な田畑に囲まれています。
(´ω`*)ノドカネ
▲16.3.27 札沼線 南下徳富

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このあたりの車窓には、
雄大な樺戸山地が広がります。
(゚∀゚*)オオッ!!。
札沼線のクライマックス的な風景。
(´▽`*)キレイ♪
▲▲16.3.27 札沼線 鶴沼-於札内
▲16.3.27 札沼線 南下徳富-下徳富
(ともに車窓から)

利用客が少なくて一日に一往復しか列車が走らない路線の沿線とは、いったいどんな辺鄙なところなんだ・・・(゚ペ)ウーン… と思われるかもしれませんが、車窓には民家や商店の集まった集落などが見られるし、交通量のある立派な国道(275号線)も線路に並行していて、意外にも豊ヶ岡のような秘境的な雰囲気は感じられません σ(゚・゚*)ンー…。むしろこの国道があるからこそ、地元の方はあまり列車に乗らなくなってしまったのでしょうね・・・( ̄、 ̄ )ナルヘソ。札沼線が廃線(区間廃止)とならないのは、この付近が豪雪地帯で国道が通行止となった場合の代替交通手段として鉄路が求められているからか、それとも沿線自治体との廃線交渉が折り合わないからなのか、私に詳しい事情は解りませんが、とにかく現在はたとえ一日一往復でも、札沼線は新十津川まで毎日運行されています (´p・ω・q`)ガンバレ!。

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味のある木造駅舎が残る下徳富。
この下徳富と次駅・新十津川の間にはかつて
中徳富という駅がありましたが、
利用者僅少に伴い、2006年に廃止されました。
▲16.3.27 札沼線 下徳富(車窓から)

浦臼を出て、鶴沼(つるぬま)、於札内(おさつない)、南下徳富(みなみしもとっぷ)、下徳富(しもとっぷ)、そして新十津川と、末端部の一往復区間にあるのは浦臼を除いて全5駅(浦臼~新十津川 13.8キロ)。車窓の左手に樺戸(かばと)山地のピンネシリ(賓根知山のアイヌ語読み)などを眺めながら (゚ー゚*)ピンネシリ、浦臼よりのんびりと進むこと22分。列車はまもなく終点の新十津川に到着です (・ω・)トーチャコ。

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札沼線の終着駅、新十津川
進んできた鉄路がここで途絶えます。
ちなみにかつての札沼線は、
この先へも線路が延びていて、
留萌本線の石狩沼田まで結んでいました。
▲16.3.27 札沼線 新十津川(前方の車窓から)

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一日一本の下り列車が新十津川に到着。
(・ω・)トーチャコ
このあと同車は一日一本の上り列車として
折り返します。
▲16.3.27 札沼線 新十津川

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先述した乗り潰し以来、23年ぶりに訪れた新十津川。
おぼろげな記憶ながら、駅の雰囲気は
当時とまったく変わらないように思います。
(´ω`*)ナツカシス
ちなみに新十津川駅のある新十津川町は、
奈良県十津川村からの集団移住者によって、
開拓されたことから付けられた地域名だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.27 札沼線 新十津川

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これが23年前
新十津川に着いたときに撮ったもの。
【◎】]ω・)パチッ!
フィルムがもったいなかったからなのか、
駅舎などは撮っておらず、
写っていたのはこのキハ53の一枚だけでした。
積雪の中に佇む国鉄急行色が映えるなぁ・・・。
▲93.12 札沼線 新十津川

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北海道らしい煙突が目立つ新十津川の木造駅舎。
ただし無人駅なので、
煙突から煙が出ることはありません。
駅舎の向こうには到着したキハの姿が見えます。
この駅に列車がやってくるのは、一日一回。
▲16.3.27 札沼線 新十津川

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下り9時28分着、上り9時40分発・・・
一日に一本ずつという究極の時刻表。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!

豊ヶ岡0847-(札沼5425D)-新十津川0928

新十津川へ9時28分に到着した列車は、12分間の小休止をしたのち、9時40分に石狩当別ゆきとして折り返します。これが当駅にとっての初発列車であり、最終列車でもあることから、現在の新十津川は「日本一早い最終列車の発駅」になっています w(゚0゚*)w オォー!! (改正前は夜にも列車があった)。日本一早い終電というと記憶にも新しい、1月末に廃止された阪堺電車(大阪)の住吉公園駅(平日の最終は8時24分)が思い出されますが (´ω`)アッタネ、その廃止からわずかふた月後、奇遇にも同年内に新たな最終列車記録が生まれました(この二ヶ月間の最終列車記録はどこだったんだろうね・・・^^;)。そんな珍記録を持つ新十津川で、車両や駅舎、時刻表などの記録撮影を手早く済ませると (^_[◎]oパチリ、私は上り列車の発車まで残り5分となったところで駅を出て、線路に沿った道を歩き出しました ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。そう、せっかくいいお天気で雪山がキレイに見えていることだし、ちょっくら沿線の撮影ポイントで列車の走行シーンを撮ってみようと思うのです (・∀・)イイネ!。駅から歩いて5分くらいのところで、列車を撮るのに適した抜けの良い場所を見つけたと同時に、ちょうど傍らの踏切が鳴りだしました (゚∀゚)オッ!。一日のうちでこの踏切が鳴るのも、上下の列車が通過する二回だけなんだよなぁ・・・。

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スッキリとした青空のもと、
雪化粧した樺戸山地を背にゆく札沼線のキハ40。
右の方に写る山がシンボル的存在の
ピンネシリ(標高1,100メートル)です。
ピンネシリとはアイヌ語で「男山」を意味するのだそうな。
▲16.3.27 札沼線 下徳富-新十津川(後追い)

ピンネシリバックで札沼線が撮れましたヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
雄大な樺戸山地の山々がクッキリと見える素晴らしい好条件、これを乗りながら車窓越しに眺めていて、ぜひ列車と絡めて撮りたいと思っていました 。゜+.(o´∀`o)キレイ!゜+.゜。走りゆく車両は単なる北海道色のキハ40だけれど、ここを通る列車が一日にわずか一往復だけということを考えると、なんだか貴重な一枚のように思えてきます (´ω`)シミジミ。・・・って、ええっ!?一日一本の上り列車を見送っちゃって、どどど、どーするの!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!?。な~んて心配はご無用 ( ̄△ ̄;)エ?。おそらく乗り潰しなどをされているディープな乗り鉄の方ならば、もう多くがご存知のことと思われますが、この札沼線の新十津川にはとある裏ルート(?)というか、抜け道が存在するのです σ(゚ー゚*)タルルート?。雪原で去りゆく列車を見送った私は駅に戻らず、やってきたのは駅から10分弱(撮影ポイントからは15分程度)のところにある、新十津川町役場 c(゚.゚*)ヤクバ?。その前にはこんな地図が掲げられていました (=゚ω゚=*)ンン!?。

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新十津川町役場の前にあった地図。
画面中央の上にあるのが札沼線の新十津川駅。
そして石狩川を挟んで、下の方に目をやると、
もう一本の鉄道路線がありますね・・・。
右の方には駅らしきものもある様子。

この地図の上部に敷かれている鉄道路線が札沼線。そして下の方には、もう一本の鉄道路線があることがわかります σ(゚・゚*)ンー…。実はこの線は札幌と旭川を結ぶ大幹線の函館本線で、地図の右側に確認できるのが同線の滝川(たきかわ)。特急も停まる比較的大きな駅です (・o・*)ホホゥ。このあたりの札沼線と函館本線は石狩川を挟むようしてに敷かれており、新十津川と滝川の両駅間は4キロ程度の距離。歩くにはちょっとしんどいけれど、新十津川町役場と滝川駅の間には路線バスが運行されていて、それを利用することで楽に滝川へと抜けることができるのです (゚∀゚*)オオッ!!。これが知る人ぞ知る、札沼線乗り潰しの裏ルート (´ω`)ナルヘソ。私は23年前に訪れた時もこのワザを使いました。バスは概ね一時間に一本の割合で運行され、9時40分発の列車を見送ったあとに乗れる次のバスは、町役場前10時10分発とちょうどいいタイミングです ъ(゚Д゚)グッジョブ(3.27現在。4月よりバスの時刻が改正されています。改正後に札沼線からの接続がいいのは、同停留所9時50分発)。

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新十津川駅から歩いて7~8分のところにある、
町役場の前から滝川方面行きのバスに乗車。
滝川までは15分ほど、運賃は230円です。
(´▽`*)バスバス~♪
▲16.3.27 北海道中央バス 新十津川役場

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北海道を代表する大河、石狩川を渡って、
新十津川町から滝川市へと入ります。
タキカワニ…イ━━p(゚д゚) ━━ン!!

新十津川町役場を出たバスは、町内を巡ったのちに石狩川を渡って滝川市へと入り、滝川駅に隣接したバスターミナルにはわずか15分で到着 (・ω・)トーチャコ。ぶっちゃけ、こんな便利なバスルートがあるということも、札沼線末端部の存在価値が薄れて、衰退した要因なんでしょうけれどね・・・(´~`;)ウーン。

新十津川役場1010-(北海道中央バス)-滝川ターミナル1024

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滝川市の中心にある滝川駅。
同駅は特急列車が停まる函館本線の主要駅であるとともに、
当駅と道東の根室の間を結ぶ根室本線の起点駅でもあります。
( ̄。 ̄)ヘー。
ただし現在、根室本線の優等列車は滝川を経由せず、
石勝線(南千歳~新得)を通るルートが主流となっているため、
当駅を発着する根室本線は一日に数本の
普通列車と快速列車のみ。
▲16.3.27 函館本線 滝川

バスを降り、滝川駅で次に乗る列車の時刻を確認しようとしたところ (「゚ー゚)ドレドレ、私の目に留まったのは「特急オホーツク2号 札幌ゆき」の表示 (゚∀゚)オッ!。「オホーツク」は札幌と網走(あばしり)の間を函館本線、石北(せきほく)本線経由で結んでいる特急で、この列車には今や希少な存在になってきた国鉄特急型気動車のキハ183系が定期で使われています ( ̄。 ̄)ヘー。時刻表によると、その特急「オホーツク」があと20分ほどで滝川に到着するもよう (゚∀゚*)オオッ!!。国鉄形好きの私としてはこれを見逃せず、どこかで撮りたいところです ε-(°ω°*)ムフーッ!。滝川に撮影地のアテなどはないけれど、とりあえず私は線路沿いに歩いてみることにしました ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。駅近くの踏切あたりで手軽に撮れないかしらん・・・と思うも、障害物が多くてNG (´Д`;)ダミダ…。でも、その踏切に立って線路の先の方を眺めると、少し離れたところに抜けの良さそうな場所が見えるではありませんか (゚∀゚)オッ!。到着までの残り時間は10分を切っていたけれど、ためしにそこへ賭けて小走りで向かうと ε=ε=ε=┌( ゚Д゚)┘ダダダッ!!、到達と同時に列車の接近を知らせる踏切が鳴りだし、直線上にキハ183系の白い顔が見えてきました (*゚ロ゚)モウキタ!。手早くカメラを構えます【◎】]ω・´)サッ!。

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長駆、網走から札幌へと向かう、
特急「オホーツク2号」が
滝川の街を走り抜けます。
先頭に立つスラントノーズのキハ183を
春の暖かな陽光が照らしてくれました。
▲16.3.27 函館本線  江部乙-滝川

オホーツクが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
なんとかギリギリで通過に間に合った「オホーツク」ε-(´∀`;)ホッ。適当に歩き回って見つけた撮影ポイントにしては、意外と障害物が少なくて編成の抜けもよく (゚∀゚)オッ!、さらに光線状態はバリバリの順光と (゚∀゚*)オオッ!!、なかなかいい場所に巡り合えたのではないでしょうか (´¬`)ラキ~♪。番台別に数種のバリエーションがあるキハ183系ですが、この列車の先頭に立っていたのがオリジナルとも言えるスラントノーズの200番台(0番台の出力増強改造車)だったのは個人的に嬉しく(「オホーツク」の上り方はみんなこの顔なのかな?)、滝川での乗り継ぎの合間に、いい収穫が得られました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。国鉄特急型のキハ183系、あらためて見るとゴツくてカッコいいなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

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撮影ポイントの近くでは、
こんな味のあるレンガ倉庫を見かけました。
「No1☆酒」がいいですね~!(゚∀゚)アヒャ☆
倉庫の中身はやっぱり酒かな?

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ちなみに、前日に函館で買った
北海道新幹線開業記念カップ酒の製造元は、
新十津川町にある金滴酒造さん
(実は先ほどの新十津川町役場前の地図にも
酒蔵の場所が記されています)。
レンガ倉庫の壁面にある金滴商事さんとも
関連があるのかな・・・同じ酒繋がりだし。
σ(゚・゚*)ドーダロネ

「オホーツク」を撮り終えて、ふたたび駅に戻ろうと思いますが、時間はちょうどお昼時 (*'p')ハラヘター。実は撮影地を探して歩きまわっているとき、この滝川の駅付近にはあちこちにやたらと焼肉店が多いことに気づきました (゚ー,゚*)ニク…。町をあげての名物なのかはわかりませんが、あの有名なジンギスカン店の本店も滝川にあるそうです ( ̄。 ̄)ヘー。そこで、せっかくならここでお昼ゴハンを食べていこうと思い、雰囲気の良さそうな一軒(某ジョイフルトレインと同じ名前w)へと入りました (*`ω´)ラッシャィ♪。店内に漂う焼肉の匂い、う~んたまらんねぇ・・・(゚¬゚*)ジュルルル…。

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お店の名物だという
ホルモンとジンギスカン(+BEER)を注文。
このジンギスカンがもう、むっちゃくちゃウマかった!
(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!!!
旅先で美味しいものに出会えるのは
幸せなことですね~。
☆:・゚.*(´▽`*)シヤワセ*:☆

想像以上にジンギスカンがウマいこのお店 チョー(゚д゚)ウマー!!、私はたまたま少し早めの時間にすんなりと入れましたが、その後に続々とお客さんがやってきます。ひょっとしたらけっこうな人気店だったのかもしれませんね σ(゚・゚*)ンー。そんなお店での一人焼肉、一人飲みを堪能し、満腹となって駅へと戻ります ()´З`)=3 マンプク!。滝川のホームには次に乗る列車が、すでに入線していました。

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滝川に停車していた次の列車は、
やはりおなじみの北海道色キハ40。
道内のいたるところで目にする印象のキハ40ですが、
来年度からは同車の後継として、
JR東日本と共同開発した電気駆動式の新型気動車
各線へ順次投入される予定になっています。
▲16.3.27 函館本線 滝川

待機していたのはおなじみのディーゼルカー、キハ40 (´▽`*)キハキハ~♪。キハに乗るということは非電化のローカル線へ向かうのかと思われそうですが、この列車が走るのは電化されている函館本線 (・・?)アリ?。実はこのあたりの同線は利用者が少なく、日中の普通列車は短編成での組成が可能な気動車を使用しているのです ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみに、私が乗ったこの上り普通列車の岩見沢ゆきは滝川を発車した時点で、二両中の後方車両にいた乗客は私ひとりだけでした (・ω・)ポツン…。札幌と旭川などの都市間を結ぶ特急「スーパーカムイ」などは、長編成でもそこそこの乗客が見られますが、普通列車の実情は幹線の函館本線でもこんな感じなのですね・・・(・ω・`)ウーン…。

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滝川からキハに揺られて50分の岩見沢、
ここで右のキハ40から左の731系電車に
乗り換えます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
▲16.3.27 函館本線 岩見沢

滝川から乗った列車の終点・岩見沢で、キハ40から731系電車の小樽ゆき普通列車へ乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。このあたりまで上ってくると札幌近郊の都市圏となり、721系や731系などの電車を使った普通列車は、運転本数も編成の両数も増えます (´ε`)フーン。予定ではこの乗り継いだ小樽ゆきの普通列車で、次の目的がある札幌へと戻るつもりだったのですが、その前にもう一カ所だけ立ち寄りたくなった場所がありました (゚ー゚*)ドコ?。私が次に下車したのは札幌の一つ手前の駅、苗穂(なえぼ)。

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札幌の手前で降りた苗穂は
JRの苗穂工場や苗穂運転所などが隣接している、
鉄道好きにはおなじみの駅で、
ホームや跨線橋などからもその様子を眺めることができます。
この日、構内の手前に留置されていたのは、
「北斗星」などに使われていたブルートレイン(24系)。
▲16.3.27 函館本線 苗穂

滝川1236-(函館924D)-岩見沢1324~1335-(3438M)-苗穂1415

苗穂はJRの工場や車両基地が隣接されている、ディープな「鉄スポット」ですが (゚∀゚)オッ!、今回の私が下車した目的はそれではありません ( ̄△ ̄;)エ?。実は札幌へ向かう列車の中で時刻表を眺めていたところ、私が乗っている普通列車の約30分後にもう一本、特急「オホーツク」があることが分かったのです (゚∀゚)オッ!。「オホーツク」は先ほどの滝川でも撮りましたが、貴重な国鉄型が使われている特急列車なだけに、撮影機会があるならば記録をなるべく残しておきたいところ (`・ω・´)-3フンス!。同列車は一日4往復と決して運転本数が多くないけれど、滝川で撮った「2号」の後に、焼肉を食べていたり、普通列車での~んびりと移動していたりしたら、もう次の「4号」(2号の三時間後)がやってくる時間になっていたのですね (^^;)ゞポリポリ。そして札幌に近いところで「オホーツク」をスッキリ撮れるような場所として思い浮かんだのが、苗穂の駅近くに架かる豊平(とよひら)川のコンクリート橋でした (´ω`)ナルヘソ。

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札幌の市内を流れる豊平川。
そこに架かるコンクリート橋が撮影地です。
まずやってきたのは733系の普通列車。
▲16.3.27 函館本線 苗穂-白石(後追い)

まずは733系の普通列車で試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。空を広く入れた・・・というより、鉄道橋の向こう側に架かる道路橋を隠す意図があって、河川敷から橋上の列車を低めに見るアングルにしてみたのですが、ここにきて少し雲が広がりだしてきちゃいました (´д`;)アウ…。曇りでは寒々しいので、できれば日が差してほしいところだけれど、どうかなぁ・・・(・ω・`)ウーン…。風によって雲の流れは速く、晴れたり曇ったりを目まぐるしく繰り返すなかで、「オホーツク」の通過時刻を迎えました ε-(°ω°*)キタッ!。

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北の大地の広い空のもと、
雲間からの日差しを受けて豊平川橋梁を渡りゆく
キハ183系の「オホーツク」。
編成の最後部は珍車のキハ183-104でした。

豊平川で「オホーツク」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
通過の直前に雲間から太陽が顔を覗かせて (つ▽≦*)マブシッ!、どうにか日差しを受けた状態で撮ることができた「オホーツク」ε-(´∀`;)ホッ。この時間帯は列車の顔(後方)にまで日が当たらないけれど、それでもやっぱり晴れてくれた方が絵的に気持ちいい キモチ(・∀・)イイ!。そしてこの「オホーツク4号」の網走方に連結されていた先頭車は (゚0゚*)ハッ、中間車から先頭車へ改造された経歴を持ち、現在はこの一両のみが生き残っているというレアな珍車、キハ183系100番台のキハ183-104ではありませんか w(*゚o゚*)wオオー!。その希少性とユニークな顔立ちから、ファンには「白ボウズ」なんてアダ名が付けられている同車 (゚ー゚*)シロボーズ…。コイツに偶然出会えるなんて、これはちょっと嬉しい鉄運です (´¬`)ラキ~♪。いま通過した「オホーツク4号」の「白ボウズ編成」は札幌に到着後、すぐに「オホーツク5号」として折り返してきますので、今度はもう少し「白ボウズ」の特徴がわかるように撮ってみたいと思います【◎】]ω・´)パチッ!。

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札幌で折り返し、
今度は「白ボウズ」ことキハ183-104を先頭に、
一路、道東の網走を目指す、特急「オホーツク」。
キハ183系100番台は全部で4両が
国鉄時代に中間車から改造されて誕生しましたが、
現在生き残っているのはこの104だけ。
▲16.3.27 函館本線 苗穂-白石

白ボウズが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
線路と並行して架かる道路橋からの流し撮り、ちょっとシンクロ率が甘いけれど、「白ボウズ」と呼ばれるオデコの広い特徴的な顔立ちはお解りいただけるかと思います (゚Д゚)ボーズガビョーブニボーズニビョーブノ…。でも、たしかに「白ボウズ」は希少でレアな存在ではあるけれど、やはりキハ183系は滝川で撮ったスラントノーズ(0番台・200番台)のほうが、個人的にはカッコよく感じるなぁ・・・σ(・∀・`)ウ~ン。国鉄特急型気動車を今も定期的に使い続ける、特急「オホーツク」。今回は札沼線への乗車ついでに、滝川や苗穂の豊平川など比較的手軽な電化区間での撮影となりましたが、やはり機会があれば一度は非電化区間で山深い雰囲気のところを行く、石北本線の沿線で撮ってみたいものですね。これで豊平川での「オホーツク」撮影を終え、苗穂から札幌へと戻ります …((((o* ̄-)o サポロ…。

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苗穂から列車に乗って一駅、
この日の朝に札沼線で出発した
札幌へと帰ってきました。
▲16.3.27 函館本線 札幌

苗穂1536-(函館196M)-札幌1540

札幌を起点としたショートトリップ。近郊のステンレス型電車から始まり、のどかな風景をゆく非電化区間のディーゼル、そして最終的には一日に一往復しか列車が運転されない究極の区間へと移り変わる札沼線ならではの魅力を、豊ヶ丘や新十津川での撮影を交えながら存分に満喫。さらには、抜け道のバスルートを使って函館本線へと転戦し、国鉄特急型の「オホーツク」を撮り、お昼には最高に美味しかったジンギスカンも食べることができて、とても充実した旅となりました マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。一日一往復となってしまった札沼線の末端区間がいったいいつまで残るのか、正直、かなり危機的な状況にありますが (・ω・`)ウーン…、機会があればまたぜひ乗車や撮影に訪れたいと思っています。


さて、札幌へと戻ってきた私。次なる目的こそ、やっぱりアレでしょうか? σ(゚・゚*)ンー…。引っ張って申し訳ありませんが 人( ̄ω ̄;)スマヌ、もう少しだけ続きます。

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北海道03・・・道南いさりび鉄道 乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.03.26~28 北海道03
がんばれ!並行在来線!
道南いさりび鉄道 乗車記
 
  

前回からの続きです。

青森県の新青森と北海道の新函館北斗(しんはこだてほくと)の間で新規に開業した北海道新幹線 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。日本の旅客鉄道全路線の完全乗車(完乗)を目指している私は、さっそく開業初日の3月26日に東京から新函館北斗まで乗り通して バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、北海道新幹線を完乗。まずは乗り鉄としてひとつめの目的を達成しました ヽ(´▽`*)ノ カンジョー♪。しかし、この日の私が乗らなくてはならないのは、北海道新幹線だけではありません ( ̄△ ̄;)エ?。その北海道新幹線の開業にともない、元のJRから経営を分離された在来線の一部(いわゆる並行在来線)が、(北海)道や沿線の市町などで経営する第三セクター方式の鉄道(三セク路線)として新たに生まれ変わり、北海道新幹線と同日に開業・・・というか、再スタートを切りました (・o・*)ホホゥ。それが、函館市の五稜郭(ごりょうかく)と木古内(きこない)町の木古内を結ぶ江差(えさし)線を引き継いだ、「道南いさりび鉄道」です (゚ー゚*)イサリビ… 。そして次なる私の目的とは、この三セク路線の乗り潰しでした (゚∀゚*)オオッ!!。JR時代の江差線は過去にもう何度も乗っているけれど、経営する会社や路線名が変わったら、やはり自分のなかでそれは別の線だという意識があり σ(゚・゚*)ンー…、全線完乗にこだわる者として、あらためての乗り直しは重要なミッションです (`・ω・´)-3フンス!。それに、せっかく開業日に函館へ来たのなら、乗って応援してあげたいじゃないですか p(`・∀・´)q ガンガレ!。そんなワケで今回は、新たに再スタートを切った、道南いさりび鉄道へ乗ってみたいと思います (/*´∀`)o レッツラゴー♪
 
 

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JR函館本線の函館駅、
ここから道南いさりび鉄道の旅がスタートです。
▲16.3.26 函館本線 函館

函館駅前の広場でブルーインパルスの祝賀飛行(前記事参照)を眺めていた私が改札口を通ったのは、乗る予定の列車が発車する3分前 ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。行き先と発車番線を確認してホームへ向かうと、そこには見慣れたJR北海道色のディーゼルカー、キハ40が単行(一両)でぽつんと停まっていました (=゚ω゚=*)ンン!?。あれ?これが道南いさりび鉄道? (゚ー゚?)オヨ?。

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函館駅に停車中の木古内ゆき。
新生、道南いさりび鉄道の列車のハズですが、
見た目はそのまま、JR北海道のキハ40。
σ(゚・゚*)ンー…
▲16.3.26 函館本線 函館

JRを引き継いだ三セク路線のなかには、開業とともに新たな車両を導入してイメージアップにつなげる会社もありますが、ほとんどの場合はJR時代からその路線で使われていた車両をそのまま引き継ぎ(JRからの譲渡)、時を経て徐々に自社のカラーに染めていく(オリジナルカラー化や、のちの新車投入)といったケースが多い ( ̄。 ̄)ヘー。この道南いさりび鉄道も、もともと江差線などで使われていたキハ40形気動車(単行形のディーゼルカー)をJR北海道から9両購入し、それがそのままの形で新会社でも使われているのです ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。そのうち2両の同形式には内装、外装ともに大幅なリニューアルが施されているのですが、残念ながら私の乗る列車はそれに当たらず (´д`)ハズレ…、JR時代のキハ40そのまんま。これではせっかく新路線への乗車も、気分的にあまり新鮮味がありません (・ε・`)ナーンダ。でも、その北海道カラーの車体をよ~く見てみると (@_@*)ンンン?、銘板だけは【道南いさりび鉄道】に付け替えられていました ( ̄▽ ̄*)ア…。

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新鮮味の無いJR北海道色のキハ。
でも、よく見ると銘板が「道南いさりび鉄道」に・・・。
ちなみにこのキハ40 1812、他の銘板によると
製造は昭和56年に宇都宮の富士重工、
その後平成18年にJRの五稜郭車両所で改造
(特別保全工事かな?)が施行されています

(´▽`*)キハキ
ハ~

そんな北海道色のキハ40が使われた普通列車の木古内ゆきは、函館を定刻の15時13分に発車 m9(`・ω・´)シュパーツ!。上空ではまだブルーインパルスの演技が行なわれているらしく、沿線の道などでは空を見上げている多くの方が目につきます ヾ(´▽`*)ブルー♪。ちなみにそのブルーインパルスを見ていて乗車がギリギリになってしまった私、単行列車の座席はすべて埋まっていて、立ちんぼを余儀なくされることになってしまいました (・ε・`)シャーナイネ。どこか途中で座れるかな・・・?

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立って車窓越しに眺めた五稜郭の駅名標。
函館ではなく、この五稜郭が
道南いさりび鉄道の起点です。
オレンジ色のラインで示された
道南いさりび鉄道の次駅は七重浜。
▲16.3.26 函館本線 五稜郭(車窓から)

函館の次の駅は五稜郭。始発駅は函館だったこの列車ですが、道南いさりび鉄道の起点駅は五稜郭で、函館と五稜郭の間はJR函館本線に乗り入れという形を取っています (・o・*)ホホゥ。なので、この五稜郭を出た時点から道南いさりび鉄道の乗り潰しが始まるわけですが・・・列車は発車時刻を過ぎても動きません (・・?)アリ?。案内放送によると、接続を取る函館本線の上り列車が56分ほど遅れているため、その接続を待つとのこと。結局はその乗り換え客の移動などに時間を要して、五稜郭は8分ほどの遅れで発車。ちょっと出ばなをくじかれた感じです (゚ペ)ウーン…。

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函館で買った道南いさりび鉄道の連絡きっぷ。
函館~五稜郭はJR線、
五稜郭~木古内が道南いさりび鉄道です。
ちなみにふつうの運賃計算だと、
JR210円+いさりび鉄道960円で、
合計1,170円となるのですが、
函館~木古内を通して買うと割引が適用され、
その運賃額は1,100円。
それでもJR時代の同区間840円より、
260円もの値上げになってしまいました・・・。
( ̄ヘ ̄;)ウーン

では、あらためて・・・、道南いさりび鉄道・道南いさりび鉄道線は、北海道新幹線の開業によりJR北海道から並行在来線として経営分離された、元・江差線の五稜郭と木古内の間(37.8キロ)を引き継ぐ、全線単線の三セク路線です (・o・*)ホホゥ。ちなみに会社名も路線名も同じ、道南いさりび鉄道(線)で、江差線の名は事実上消滅。沿線の海に浮かぶイカ釣り漁船の漁り火(いさりび)に由来した新線名はちょっと長いけれど、通称で「いさりび鉄道」や「いさりび線」などと呼んでいいのかな? σ(゚・゚*)ンー…。そういや、地元紙には「いさ鉄」って書いてあったな・・・んじゃ、私もそう呼ぶとするか (´▽`*)イサテツ♪

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江差線を引き継いだ、
道南いさりび鉄道の路線図。
移管にあたっての新駅開業などはなく、
JR時代と変わらない全12駅です。

この元・江差線は、北海道新幹線開業前の津軽海峡線(青森~函館の愛称)で北海道側の区間を担っていた電化路線であり、それこそつい先日の3月中旬まで、青函トンネルを通過する本州連絡列車の特急「スーパー白鳥」や「白鳥」、急行「はまなす」、寝台特急の「カシオペア」なども同線を通過していました。しかし新幹線の開業でそれらの列車はすべて廃止。現在のいさりび鉄道の旅客列車は、ディーゼルカーの普通列車のみが運行されています (´▽`*)キハキハ~♪。ただし新幹線開業後も、本州と北海道をむすぶ貨物列車は同線を経由しての運転が継続されていて、旅客列車がディーゼルカーのみでも、電化設備(交流20,000ボルト)は貨物列車用に活用されています ( ̄。 ̄)ヘ-。この貨物列車の通過による線路使用料などは、同鉄道にとって旅客収益以上の大きな収入源です。

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ここだけちょっと順不同となりますが、
途中の渡島当別では青函トンネルを通ってきた、
本州連絡の貨物列車と交換。
(゚∀゚)オッ!
牽引機は新幹線用の交流電圧にも対応した、
EH800形電気機関車です。
同線の貨物列車は以前、
ED79やEH500などが使用されていましたが、
現在ではこのEH800に統一。
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 渡島当別
(車窓から)

五稜郭を出て函館本線と分かれ、渡島半島を東に向けて進む「いさ鉄」の木古内ゆき普通列車 …((((*・o・)ノ Go!Go!。この日は函館でイベントがあったから混雑しているのもひとつの要因だと思いますが、函館近郊の上磯(かみいそ)まではもともと利用客が多い区間で、函館~上磯には区間運転の列車も設定されています。函館から20分ほど、そんな上磯で何人かの方がまとまって下車し、私は席に座ることができました (´¬`)ラキー♪。そして上磯を出てからしばらくすると、列車は津軽海峡沿いの海景色がきれいなところを走るようになります (゚∀゚)オッ!。

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五稜郭から5つめの上磯を出ると、
車窓の左手には津軽海峡の海景色が広がります。
青い空と青い海が気持ちいい~ (´▽`*)キモチイイ♪
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 上磯-茂辺地
(車窓から)

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海越しの近い位置に見えるのは、
函館のシンボルで、標高334メートルの函館山。
(゚∀゚)オッ!
てっぺんに見える展望台までは麓からロープウェイで上れ、
そこから見る夜景が函館観光の定番ですよね (^^)
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 上磯-茂辺地
(車窓から)

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そして海越しの遠くに見えるのは、本州の青森県下北半島。
(゚∀゚*)オオッ!!
こうやって見ると、本州と北海道は意外と近く感じます。
青函トンネルは建設時に下北半島ルートも検討されたそうですが、
下北ルートは竜飛ルートに比べて距離は短いものの、
水深が深く、地質調査でも海底の地盤が
掘削に適さないという結論が出たことから、
青函トンネルは現在の竜飛ルートに決まったそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 上磯-茂辺地
(車窓から)

津軽海峡を間近に眺められる車窓風景が、いさ鉄の醍醐味。この日は気持ちのいい快晴に恵まれて、海の向こうには本州の下北半島までクッキリと見えています (´▽`*)ウミ~♪。そう言えば、昨年夏の北海道旅で江差線に乗ったときには激しい土砂降りの雨で、いま眺めている区間の車窓はかろうじて海が見える程度だったっけ・・・ ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。そしてそれが私にとって、江差線時代最後の乗車となりました。今となってはそんな土砂降りも印象深い思い出だけれど、いさ鉄開業初日の今日は晴れてくれてよかったよ・・・ε-(´∀`*)ホッ。

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のんびりと海沿いをゆく、いさ鉄の列車。
この海景色を眺めながら走る、
最近流行りの「レストラン列車」みたいなものが、
早くも企画されているそうです。
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 上磯-茂辺地
(車窓から)

上磯の次は茂辺地(もへじ)。私が乗っている上り列車の木古内ゆきは、この駅で函館ゆきの下り列車と交換することになっています (゚∀゚)オッ!(ちなみに、いさ鉄は津軽海峡線時代と変わらず、函館方面へ行く列車が下り、木古内方面へ行く列車が上りです)。時刻表では15時45分に上下の列車がほぼ同時に着く予定なのですが、先ほどの五稜郭での接続待ちで発生した遅延により、木古内ゆきは8分遅れで到着。反対のホームには既に交換する対向列車が待っていました (=゚ω゚)ノ オマタヘ!。その列車は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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茂辺地で交換した函館ゆきは、
シックな濃紺のキハ40。
なんだか私が乗っているキハよりも、
アッチの方がカッコいいぞ!?
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 茂辺地
(車窓から)

「ながまれ号」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
この濃紺の車両が先述した、いさ鉄に9両あるJR北海道から譲渡されたキハ40のうち、内装外装ともにリニューアルが施されたというオリジナルカラーの2両で、その名も「ながまれ号」σ(゚ー゚*)ナガマレ? 。「ながまれ」とは、道南地域の方言で「ゆっくりして」とか「のんびりして」の意味があり、内装にはくつろげる空間づくりとして道南の名産・道南杉が使われ、外観は日没後の函館山のシルエットに津軽海峡に煌めく漁火、道南の街の灯りと星空をイメージしているのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。同車は団体列車や観光列車へ優先的に運用されますが、余裕があるときは通常の普通列車としても運転されていて、まさに対向の下り列車がそれ (゚∀゚*)オオッ!!。できればアッチに乗りたかったな・・・σ(・∀・`)イイナァ…。ちなみに一本早い木古内ゆきの列車だったら、この「ながれま号」に乗れたワケですが、そうすると函館での滞在がわずか40分程度となってしまい(「ながまれ号」が使われた一本前の木古内ゆき(124D)は、函館13:29発)、海鮮丼を食べることも、市電の「箱館ハイカラ號」を撮ることも、そしてブルーインパルスを眺めることもできなかったことを考えると、乗れなかったのは残念ですが、まあ仕方が無いか・・・(・ε・`)シャーナイネ。

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海沿いの線路を突き進むディーゼルカー。
運賃箱と出入口が前方にあるワンマン列車なので、
乗降客の妨げにならぬよう、
前面展望のかぶり付きは極力避けるべきなのですが、
駅間距離の長い区間だったので、一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 渡島当別-釜谷
(前方の車窓から)

渡島当別(おしまとうべつ)、釜谷、泉沢、札苅(さつかり)と津軽海峡を横目に見ながら西へ走りつづけ、函館から一時間。やがて車窓の右手からは、私が午前中に通過した北海道新幹線の高架が近づいてきました (゚∀゚)オッ!。それが見えると、まもなく終点の木古内です。すると乗客の一部の方がちょっとそわそわし、到着前に早くも席を立って運賃箱の横へと並び出します エ?(゚Д゚≡゚ω゚)ナンダナンダ?。というのも、この木古内行きの列車は現時点で約9分遅れ。北海道新幹線との接続駅である木古内では本来、6分の接続で下りの新函館北斗ゆき「はやぶさ19号」が、16分の接続で上りの東京ゆき「はやぶさ30号」があるのですが、このままだと乗り換え時間がかなりタイトになりそう(下りは待っていてくれるのかな?)。それで接続される方は焦っているのですね・・・(゚ー゚;)ナルヘソ…。私は新幹線に乗らないので、乗り継ぎ客が落ち着いてから下車。これで道南いさりび鉄道は完乗です ヽ(´▽`*)ノ カンジョー♪

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車窓の右手に新幹線の高架が見えてくると、
まもなく終点の木古内。
木古内はいさ鉄と北海道新幹線の接続駅です。
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 木古内

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木古内に到着 (・ω・)トーチャコ
昨年の夏以来9ヶ月ぶりの下車です。
車両は変わらぬ北海道色キハ40でしたが、
駅名標は新たな「いさ鉄バージョン」になっていました

(゚∀゚)オッ!
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 木古内

函館1513-(道南いさりび鉄道126D)-木古内1623(定刻16:14の9分遅れ)

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津軽海峡線時代のホーム(左)は、そのままの状態。
先日まではここに特急「スーパー白鳥」などが発着していましたが、
今は貨物列車が通過するだけです・・・。
▲16.3.26 海峡線 木古内

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北海道新幹線の開業でリニューアルされた木古内駅。
こちらは道南いさりび鉄道側の南口駅舎です。
木古内は上磯郡木古内町にある、北海道最南端の駅。
( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 木古内

このあとの私は、いま乗ってきたいさ鉄の折り返し列車に乗って、ふたたび函館へと戻る計画。本来は木古内での折り返し時間が18分ほどあったので、ちょっと駅の構内を見て回ろうと思っていたのですが、件の遅れで滞在時間はわずか10分足らずとなってしまいました r(゚ペ)アリャマ。とりあえず完乗の証明として駅名標を撮り (^_[◎]oパチリ、あとはいさ鉄側の南口駅舎とJR側(北海道新幹線)の北口駅舎のそれぞれを眺められればいいか σ(゚・゚*)ンー…・・・と、南口から北口へ足早に巡っていたところ、その途中で私の目に留ったのは (=゚ω゚=*)ンン!?、新幹線の改札脇で販売されていた、木古内駅の北海道新幹線開業記念入場券 (゚∀゚)オッ!。そう、前記事でお伝えした、新函館北斗と同様の硬券記念きっぷです。幸いにしてこの木古内では、新函館北斗のような長い列は無く、並んでいる方はわずかに二人のみ (´¬`)ラキー♪。短時間でなんとか購入することができましたが、滞在時間はそこでタイムアップ (`・ω・´)ソコマデ!。列車の発車時刻が迫り、駅舎の外へ出て北口の記録写真を残すことはできませんでした。まあ今回はいさ鉄の乗り潰しが目的だから、いさ鉄側の南口が撮れていればいいか (・ε・`)シャーナイネ・・・と割り切ってホームへ戻り、函館ゆきの列車に乗り込んだのは出発の2分前 ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。またもやギリギリでしたが、今回は座ることができました ε-(´∀`;)ホッ。

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列車の遅れにより、
木古内の滞在はわずかに8分だけ。
慌ただしく構内を巡り、
ε=ε=ε=(ノ*д*)ノアセアセ
ふたたび乗ってきたのと同じ車両で
函館に戻ります。
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 木古内

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新函館北斗に続き、
木古内でも手に入れることができた
北海道新幹線開業記念の硬券入場券。
左が大人用で、描かれているのは
北海道新幹線H5系といさ鉄キハ40。
右は小児用で木古内駅の駅舎。
自分の目では眺められなかったけれど、
新幹線側の北口はこんな立派な駅舎なんですね(笑)

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嬉しいことに木古内から乗車の際には、
いさ鉄開業記念の頒布品をいただいちゃいました

ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧

袋に入っていたのは、
道南いさりび鉄道のパンフレット類の他、
ポストカード(左)や缶バッチ(下)、
さらには木古内銘菓の塩バターラスク(左上)など。

JR江差線を引き継いだ、道南いさりび鉄道。ぶっちゃけ、新会社になったからと言って、いきなり車窓風景が大きく変わることはないですし、車両もJR時代とまったく変わらない、キハ40。なので、終点まで乗り通してもあまり新鮮味を覚えなかった σ(゚・゚*)ンー…・・・というのが、正直な感想です (^^;)ゞポリポリ。でも、そんな変化に乏しいということはあらかじめ解っていたことであり、その上で新しくなった駅名標やきっぷの券面に表記された新会社名やロゴマーク、また、「道南いさりび鉄道をご利用いただきまして・・・」と流れる案内放送など、所々に見られた小さな変化に、三セク転換をわずかながら実感することができました。それだけで今回の乗り潰し・・・というか、乗り直しは、個人的に満足です (*⌒∇⌒*)マンゾク♪。

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函館へ戻る列車に乗ったのは夕刻。
傾いた西日で線路が輝いていました。
▲16.3.26 道南いさりび鉄道 渡島当別-釜谷
(後方の車窓から)

「並行在来線」や「経営分離」「三セク化」などというキーワードが出てくると、分離された在来線の経営が心配だとか、地元の利用者が不便になるのではないかと言った意見や議論をよく聞きます。でも個人的には鉄道ファンとしてあまりマイナスなイメージを植え付けず、むしろ美しい車窓風景や個性的な取り組みなどのプラス要素を取り上げて、少しでも新生した三セク鉄道を応援したいもの p(`・∀・´)q ガンガレ! 三セク!!。このいさ鉄もお伝えしてきたように、車窓から津軽海峡や函館山が眺められる、とてもステキな魅力のあるローカル線です (´▽`*)ウミ~♪。もし北海道新幹線で函館へ行く際に少し余裕のある旅程が組めるのならば、往復とも新函館北斗経由での乗り継ぎにするのではなく、往きか帰りのどちらかで函館と木古内の間のルートを、いさ鉄経由にしてみるのもいいのではないでしょうか (・∀・)イイネ!。時間は少しかかるけれど、のどかな風景のなかをゆっくりと走るローカル線のディーゼルカーに、きっと癒されることと思います (´ー`)マターリ。

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函館と木古内の間
同じキハ40 1812で往復して約二時間。
出発地の函館に帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲16.3.26 函館本線 函館

木古内1632-(道南いさりび鉄道133D)-函館1731

さて、列車の遅れなどでちょっと慌ただしいところもあったけれど、無事に函館へと戻り、いさ鉄の乗り潰しを完了 (´w`*)ドツカレサン。私が計画していた本日のミッション(北海道新幹線の初乗車、お昼の海鮮丼、ブルーインパルスの記録、いさ鉄の乗り潰し・・・etc)はコンプリートです ミッチョン(*`ω´)ゞ コンプ!。んじゃ、今日は函館で宿泊か・・・と、思いきや、実はそうではありません ( ̄△ ̄;)エッ…。いさ鉄の列車で函館に着いた私は改札口を出ず、そのまま連絡通路を通って別のホームへ・・・コッチ…((((o* ̄-)o。そこに待機していたのは、新函館北斗を経由する札幌ゆきの特急「北斗19号」σ(゚ー゚*)ホクト…。えっ、ひょっとしてコレに乗って新函館北斗で北海道新幹線へと乗り次ぎ、もう東京へ一直線!? (゚∇゚;)エッ!?。まさかの函館日帰りなのか!?Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!

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右奥に見える函館山に見送られ、
函館から乗るのは、特急「北斗」。
(゚∀゚*)オオッ!!
車両は国鉄時代末期に製造されたキハ183系です。
ちなみに左にチラリと見えているのは、
|∀・)チラッ
キハ281系の「スーパー北斗」。
▲16.3.26 函館本線 函館

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夕暮れ迫る北の大地。
この日はホントに一日じゅうよく晴れて、
北海道新幹線といさ鉄の開業を
お祝いしているかのようなお天気でした。
ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪
▲16.3.26 函館本線 七重-新函館北斗(車窓から)

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函館から20分ほど、
車窓の左手に近づいてきたシルエットは、
北海道新幹線の高架です。
ちなみに函館~新函館北斗は、特急「北斗」でも、
前記事で紹介した「はこだてライナー」でも、
所要時間はさほど変わりませんが、
特急「北斗」へ乗るには特急券が必要となります。
▲16.3.26 函館本線 七重-新函館北斗(車窓から)

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まもなく新函館北斗です。
ここで東京ゆき新幹線の最終列車、
「はやぶさ38号(新函館北斗18時36分発)」に乗り継げば、
東京には23時04分に着くことができます。
まさかの函館日帰り!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?
▲16.3.26 函館本線 新函館北斗(車窓から)

いやいや、さすがにせっかく北海道までやってきたのですから、日帰りはないっしょ ヾノ・∀・`)イヤイヤ。そもそも東京へ帰るつもりならば、いさ鉄の乗り潰し後にわざわざ函館へ戻って来ず、木古内で新幹線に乗り換えていましたし (´ω`)ソウネ。私を乗せた「北斗19号」は夕暮れの新函館北斗を発車し、函館本線を北上 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚Д゚)つ。長万部(おしゃまんべ)からは室蘭本線へと入りました。いったい私はどこへ向かっているのかと言うと・・・σ(゚ー゚*)ドコ?

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落ち着いたところで、軽いお食事をば。
ここで取り出したのは何を隠そう、
函館のご当地バーガー店・ラッキーピエロの
一番人気メニュー「チャイニーズチキンバーガー」!
w(*゚o゚*)wオオー!
実はお昼に函館の街を歩いた際、
祝 北海道新幹線セット」をテイクアウトしていたのです
(セットのポテトとミルクコーヒーは
ブルーインパルスを待っている間に食べちゃったw)。
冷めてもウマい"チャイチキ"、
駅弁じゃなく、たまには車内で食べるバーガーも、
ビールに合ってオツなものです。
(゚д゚)ウマー!!

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そしてこちらがオマケに付いてきた、
「祝 新幹線バッジ」。
H5系新幹線とともにラッキーピエロのキャラ(?)が
描かれている、カワイイ缶バッジです。
「夢の新幹線が函館にやってきた! (*≧∇≦*)」

もう車窓は真っ暗で、進行方向右手に広がっているハズの噴火湾の海景色などはほとんどわからないけれど ( ̄  ̄;)マックラ…、洞爺(とうや)、伊達紋別(だてもんべつ)、東室蘭、苫小牧(とまこまい)と順調に進み、室蘭本線から今度は千歳線へと入った「北斗19号」。そして函館から乗り続けること約4時間、列車は終点の札幌に到着 (・ω・)トーチャコ。そう、私の次なる目的地はこの札幌でした ヽ(´▽`)ノサッポロ♪。

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札幌に着いた「北斗19号」。
(・ω・)トーチャコ
自由席はずっとガラガラの状態で、
道中をのんびりと過ごすことができました。
▲16.3.26 函館本線 札幌

函館1751-(函館本線 北斗19号)-札幌2148

0032.jpg

北海道最大の都市、札幌。
その玄関口である札幌駅は、
大きな駅ビルが併設されている
立派な造りです。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲16.3.26 函館本線 札幌

0033.jpg

北海道に上陸した新幹線、
もちろんこの札幌でも盛り上がりが感じられ、
コンコースには横断幕が張られていました。
(゚∀゚)オッ!
▲16.3.26 函館本線 札幌

朝の7時前に東京を発って、到着時刻は夜の10時。北海道新幹線に4時間半、「はこだてライナー」に20分、ローカル線のいさ鉄に2時間、そして特急「北斗」に4時間と、さまざまな列車に乗りまくったような長い一日が、この札幌で終わりました (´w`*)ドツカレサン。さて、私が函館から足を伸ばしてやってきた札幌。そこでの目的とは、いったい何なのか・・・σ(゚・゚*)ンー… 。もうすでに、ピンと来ている方も多い・・・かな?(笑)

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札幌での晩ご飯は、やっぱり札幌ラーメン。
(´▽`*)メンラー♪
ただ、もう時間が遅くて名店などはすでに終了。
駅近くで開いていたお店へ適当に飛び込みました。
とくにこれと言ったインパクトは無く

味はまあまあと言ったところ
(´ω`)マアマアネ

 
 
   

北海道旅、二日目に続きます。
 
 
 

 
 
 
 

 
熊本県で発生した大地震で被災された方々に、
心よりお見舞いを申し上げます。
これ以上被害が拡大せず、
一日も早く平穏な日々が戻ることを願っています。
頑張れ、熊本! 頑張れ、九州!!
ガ ン o(`・ω・´)o バ レ
 
 
 



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